日本の高い山ランキング15選 標高や特徴、登山の注意点を紹介
日本で最も高い山は、標高3,776mの富士山です。2位は3,193mの北岳、3位には3,190mの奥穂高岳と間ノ岳が並びます。
日本の高い山の多くは、北アルプスと南アルプスに集中しています。ただし、山の高さだけで登山の難易度が決まるわけではありません。登山口からの標高差や行動時間、岩場の有無などによって、必要な体力や技術は異なります。
この記事では、国土地理院の「日本の主な山岳標高一覧」をもとに、日本の高い山15地点をランキング形式で紹介します。各山の特徴と登山時の注意点もあわせて確認しましょう。
※標高と山名は、国土地理院「日本の主な山岳標高一覧(2026年3月31日版)」に基づいています。複数の峰を持つ山は、個別の山頂や峰を1地点として数えています。
目次
日本の高い山ランキング15選

日本で最も高い山は富士山です。2位以下には、北アルプスと南アルプスの山々が多く並びます。
ランキングでは、国土地理院の表記をもとに、個別の山頂や峰を1地点として順位を整理しています。
| 順位 | 山名・山頂名 | 読み方 | 標高 | 山域 | 都道府県 |
| 1位 | 富士山(剣ヶ峯) | ふじさん(けんがみね) | 3,776m | 富士山 | 山梨県・静岡県 |
| 2位 | 北岳 | きただけ | 3,193m | 南アルプス | 山梨県 |
| 3位 | 奥穂高岳 | おくほたかだけ | 3,190m | 北アルプス | 長野県・岐阜県 |
| 同率3位 | 間ノ岳 | あいのだけ | 3,190m | 南アルプス | 山梨県・静岡県 |
| 5位 | 槍ヶ岳 | やりがたけ | 3,180m | 北アルプス | 長野県 |
| 6位 | 東岳(悪沢岳) | ひがしだけ(わるさわだけ) | 3,141m | 南アルプス | 静岡県 |
| 7位 | 赤石岳 | あかいしだけ | 3,121m | 南アルプス | 長野県・静岡県 |
| 8位 | 涸沢岳 | からさわだけ | 3,110m | 北アルプス | 長野県・岐阜県 |
| 9位 | 北穂高岳 | きたほたかだけ | 3,106m | 北アルプス | 長野県・岐阜県 |
| 10位 | 大喰岳 | おおばみだけ | 3,101m | 北アルプス | 長野県・岐阜県 |
| 11位 | 前穂高岳 | まえほたかだけ | 3,090m | 北アルプス | 長野県 |
| 12位 | 中岳 | なかだけ | 3,084m | 北アルプス | 長野県・岐阜県 |
| 同率12位 | 荒川岳(中岳) | あらかわだけ(なかだけ) | 3,084m | 南アルプス | 静岡県 |
| 14位 | 荒川岳(前岳) | あらかわだけ(まえだけ) | 3,068m | 南アルプス | 長野県・静岡県 |
| 15位 | 御嶽山(剣ヶ峰) | おんたけさん(けんがみね) | 3,067m | 御嶽山 | 長野県 |
日本の高い山ランキング1位から5位
日本の高い山ランキング1位から5位には、富士山、北岳、奥穂高岳、間ノ岳、槍ヶ岳が並びます。いずれも標高3,180m以上の高峰ですが、山域や登山ルート、必要な体力・技術はそれぞれ異なります。
1位 富士山

富士山は、山梨県と静岡県にまたがる日本最高峰です。最高地点の剣ヶ峯は標高3,776mで、日本を代表する独立峰として知られています。2013年には「富士山―信仰の対象と芸術の源泉」として世界文化遺産に登録されました。
登山道は複数あり、ルートによって出発地点や所要時間、混雑状況が異なります。登山口の標高が高いため、高山病にも注意が必要です。無理にペースを上げず、適度に休憩と水分を取りながら登りましょう。
2位 北岳

北岳は山梨県の南アルプスに位置する、標高3,193mの日本第2位の高峰です。間ノ岳、農鳥岳とともに白根三山を構成し、山頂付近では北岳の固有種であるキタダケソウも見られます。
代表的な登山口は広河原です。山頂までの標高差が大きく急登も続くため、体力に合わせて余裕のある行程を組みましょう。間ノ岳へ続く稜線では雄大な展望を楽しめる一方、悪天候時は強風や視界不良に注意が必要です。
3位 奥穂高岳

奥穂高岳は、長野県と岐阜県の境に位置する標高3,190mの山です。北アルプスの穂高連峰で最も高く、山頂からは周囲の山々を見渡せます。
主な登山ルートには、上高地から涸沢と穂高岳山荘を経由するルートや、新穂高温泉から登るルートがあります。山頂付近には急な岩場や鎖、はしごがあるため、滑落に注意が必要です。岩場を安全に通過できる技術と、長い行程を歩ける体力が求められます。
同率3位 間ノ岳

間ノ岳は、南アルプスに位置する標高3,190mの山です。北岳、農鳥岳とともに白根三山を構成し、奥穂高岳と並んで日本第3位の高さです。
山頂は北岳と農鳥岳を結ぶ稜線上にあり、北岳とあわせて縦走する登山者も多く見られます。登山口からの行程が長いため、複数日にわたる計画が基本です。森林限界を超えた稜線では天候の影響を受けやすいため、早出を基本に余裕のある行程を組みましょう。
5位 槍ヶ岳

槍ヶ岳は、北アルプスに位置する標高3,180mの山です。鋭くとがった山頂部が特徴で、その印象的な姿は北アルプスを代表する景観の一つです。
上高地や新穂高温泉などから複数の登山ルートがありますが、いずれも山頂までの行程が長く、十分な体力が必要です。山頂直下には急な岩場や鎖、はしごがあり、混雑時には通過に時間がかかることもあります。行動時間に余裕を持って計画しましょう。

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日本の高い山ランキング6位から10位
6位から10位には、南アルプスの東岳(悪沢岳)と赤石岳、北アルプスの涸沢岳、北穂高岳、大喰岳が並びます。いずれも標高3,100mを超え、登山口からの長い行程や岩場への対応が必要な山です。
6位 東岳(悪沢岳)

東岳は、南アルプス南部に位置する標高3,141mの山で、悪沢岳の名でも知られています。荒川岳の中岳、前岳とともに荒川三山を構成し、山頂からは南アルプスの広大な山並みを見渡せます。
登山口から山頂までの距離が長く、荒川三山や赤石岳と組み合わせた複数日の縦走が一般的です。登山口への交通手段が限られるため、バスの運行状況や山小屋の営業期間を事前に確認しましょう。
7位 赤石岳

赤石岳は、南アルプス南部に位置する標高3,121mの山です。赤石山脈の名称の由来になったとされ、山頂付近には開放感のある稜線が広がります。
登山口からの行程が長いため、山小屋を利用した複数日の計画が基本です。東岳や荒川岳と縦走する場合は長時間の行動となるため、荷物の重さや天候の変化を考慮し、無理のない行程を組みましょう。
8位 涸沢岳

涸沢岳は、奥穂高岳と北穂高岳の間に位置する、標高3,110mの山です。穂高岳山荘から山頂までは比較的短い行程ですが、周辺には岩場があります。
涸沢岳から北穂高岳へ続く縦走路は、岩場や切れ落ちた場所が続く難度の高いルートです。涸沢岳の山頂を往復する場合と北穂高岳まで縦走する場合では、必要な経験や技術が大きく異なります。予定する区間の難易度を事前に確認しましょう。
9位 北穂高岳

北穂高岳は、穂高連峰の北部に位置する標高3,106mの山です。山頂からは槍ヶ岳や大キレット、穂高連峰の険しい山並みを見渡せます。
涸沢から山頂へ向かうルートには急な岩場があり、落石や滑落に注意が必要です。さらに、北穂高岳から涸沢岳や南岳へ続く縦走路は難度が高く、岩稜帯を安全に通過できる経験と技術が求められます。標高や距離だけでなく、予定するルートの難易度も確認しましょう。
10位 大喰岳

大喰岳は、北アルプスの槍ヶ岳と中岳の間に位置する標高3,101mの山です。槍ヶ岳から南岳方面へ続く稜線上にあり、縦走の途中で登られることが多くあります。
山頂周辺は標高3,000mを超える稜線が続き、風雨を遮る場所は限られます。槍ヶ岳から往復する場合も、必要な行動時間と天候を確認し、余裕のある計画を立てましょう。

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日本の高い山ランキング11位から15位
11位から15位には、北アルプスと南アルプスの山々に加え、御嶽山が入っています。いずれも標高3,000mを超える高峰で、岩稜歩きや長い行程、天候の急変などに備えた登山計画が必要です。
11位 前穂高岳

前穂高岳は、穂高連峰の東部に位置する標高3,090mの岩峰です。奥穂高岳とは吊尾根で結ばれており、上高地からは重太郎新道を通って山頂を目指します。
重太郎新道は急登が続き、岩場や鎖、はしごを通過する箇所があります。前穂高岳から奥穂高岳へ縦走する場合は行動時間がさらに長くなるため、十分な体力と岩場を安全に通過する技術が必要です。
12位 中岳(北アルプス)

中岳は、北アルプスの槍ヶ岳と南岳を結ぶ稜線上に位置する標高3,084mの山です。単独で登られるよりも、槍ヶ岳から大喰岳、南岳へ向かう縦走の途中で通過することが多くあります。
この区間は標高3,000m前後の稜線歩きが続き、途中にはアップダウンもあります。地図上の距離だけでなく、累積標高差とコースタイムを確認して計画を立てましょう。
同率12位 荒川岳(中岳)

荒川岳の中岳は、南アルプス南部に位置する標高3,084mの峰です。東岳、前岳とともに荒川三山を構成し、3つの峰を結ぶ縦走路上にあります。
荒川三山の縦走は行程が長いため、山小屋を利用した複数日の計画が一般的です。標高の高い稜線では天候の影響を受けやすいため、早出を基本に余裕のある行程を組みましょう。
14位 荒川岳(前岳)

荒川岳の前岳は、南アルプス南部に位置する標高3,068mの峰です。東岳、中岳とともに荒川三山を構成し、中岳に近接しています。
3つの峰は近接していますが、登山口から荒川三山までの行程は長くなります。峰の間の距離だけで判断せず、登山口から下山地点までのコースタイムと累積標高差を確認して計画を立てましょう。
15位 御嶽山(剣ヶ峰)

御嶽山は長野県と岐阜県にまたがる活火山で、最高峰の剣ヶ峰は標高3,067mです。富士山に次いで日本で2番目に高い火山であり、古くから信仰の山としても知られています。
火山活動の状況によって、噴火警戒レベルや立入規制、登山道の通行状況が変わることがあります。登山前に、気象庁や自治体が発信する最新情報を確認しましょう。

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日本の高い山はどの地域に多い?

日本の標高上位15地点のうち、北アルプスに7地点、南アルプスに6地点が位置しています。残る2地点は富士山と御嶽山で、標高上位の山・峰が北アルプスと南アルプスに集中していることが分かります。
北アルプスには、奥穂高岳、槍ヶ岳、涸沢岳、北穂高岳など、穂高連峰や槍ヶ岳周辺の高峰が並びます。岩場や鎖、はしごを通過するルートも多く、同じ山でも山頂を往復する場合と稜線を縦走する場合では難易度が大きく異なります。
南アルプスには、日本第2位の北岳をはじめ、間ノ岳、東岳(悪沢岳)、赤石岳などがあります。山域が広く、登山口から山頂までの距離が長い山も多いため、山小屋を利用した複数日の登山や縦走が中心となります。登山口へ向かうバスなどの交通情報も事前に確認しておきましょう。
富士山と御嶽山は、北アルプス・南アルプスには属さない火山です。富士山は日本最高峰、御嶽山は富士山に次いで日本で2番目に高い火山であり、いずれもランキング上位に入っています。
高い山ほど登山は難しい?

標高が高い山ほど、必ず登山の難易度が高くなるわけではありません。難易度は、登山口からの標高差や歩行距離、コースタイム、登山道の状態、岩場や鎖場の有無などによって変わります。
同じ山でも、選ぶルートや季節によって難易度は異なります。山頂の標高だけで判断せず、実際に歩くルートの情報を確認することが大切です。
標高差とコースタイムを確認する
山頂の標高が同じでも、登山口の標高によって実際に登る高さは異なります。山頂と登山口の標高差に加え、ルート全体の上り下りを合計した累積標高差も確認しましょう。
北岳や槍ヶ岳、南アルプス南部の山々は、登山口から山頂までの行程が長く、複数日にわたる計画が基本です。コースタイムに休憩時間を加え、日没前に目的地へ到着できる余裕のある行程を組みましょう。
過去に登った山の距離や標高差、行動時間と比較すると、自分の体力や経験に合ったルートか判断しやすくなります。
岩場などの危険箇所を確認する
奥穂高岳や北穂高岳、前穂高岳などには、急な岩場や鎖、はしごを通過するルートがあります。岩場では落石や滑落の危険があるため、必要な装備を準備し、自分の経験で安全に通過できるか慎重に判断しましょう。
登山道の通行状況は、積雪や災害などの影響によって変わることがあります。登山前に、自治体や山小屋などが発信する最新情報も確認してください。
高山病と天候の急変に備える
標高の高い山では、高山病の症状が現れることがあります。頭痛や吐き気、強い疲労感などを感じた場合は、無理に登り続けず、状況に応じて標高を下げる判断が必要です。
高山では平地より気温が低く、風も強くなります。夏でも低体温症につながることがあるため、防寒着や雨具を携行しましょう。天候が悪化した場合に備え、引き返す場所や時刻も事前に決めておくことが大切です。
地図でルートと現在地を確認する
登山前に地図を見て、分岐や危険箇所、山小屋、水場、エスケープルートを確認しておきましょう。登山中も分岐を通過するたびに現在地を確認すると、道迷いの防止につながります。
登山地図アプリ「ヤマチズ」では、登山ルートやコースタイムを確認しながら登山計画を作成できます。地図を事前にダウンロードすれば、電波が届かない場所でも地図の閲覧とGPSによる現在地の確認が可能です。
スマートフォンの電池切れや故障に備え、モバイルバッテリーと紙の登山地図も携行しましょう。

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日本の高い山に関するよくある質問

日本の高い山について、よくある質問に回答します。日本で一番高い山や富士山に次いで高い山、標高3,000mを超える山の数などを確認していきましょう。
日本で一番高い山は?
日本で一番高い山は、山梨県と静岡県にまたがる富士山です。最高地点の剣ヶ峯は標高3,776mあります。
富士山以外で一番高い山は?
富士山以外で最も高い山は、南アルプスに位置する標高3,193mの北岳です。日本全体では2番目に高い山です。
日本で3番目に高い山は?
日本で3番目に高い山は、標高3,190mの奥穂高岳と間ノ岳です。同じ標高のため、2座が同率3位となります。
日本に標高3,000mを超える山はいくつある?
国土地理院の「日本の主な山岳標高一覧」をもとに個別の山頂や峰を数えると、日本には標高3,000mを超える地点が21地点あります。本記事では、そのうち標高上位15地点を紹介しています。
日本で一番高い火山は?
日本で最も高い火山は、標高3,776mの富士山です。御嶽山は標高3,067mで、富士山に次いで日本で2番目に高い火山です。
日本の高い山を知って登山計画に役立てよう

日本で最も高い山は標高3,776mの富士山です。2位は北岳、3位には奥穂高岳と間ノ岳が並び、標高上位の多くは北アルプスと南アルプスに位置しています。
ただし、山の標高だけで登山の難易度は決まりません。登山口からの標高差やコースタイム、岩場などの危険箇所を地図で確認し、自分の体力と経験に合った計画を立てましょう。
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