【岐阜県】の登山コースガイド
岐阜県
検索結果48件中
41-48件
-
平瀬から三方崩山へ
- 日帰り
- 8時間10分
- 11.1km
平瀬から三方崩山へ
- 日帰り
- 8時間10分
- 11.1km
三方崩山は麓の平瀬の人たちに親しまれてきた山で道が整備されています。平瀬から「しらみずの湯」と「道の駅飛騨白山」を通り、道路の向かいの林道(道標あり)へ入って行きます。マイカーなら道の駅の駐車場から出発か、車高があれば林道終点まで行けます。 登山口はコンクリートの階段で、トチノキやサワグルミの多い道を高度差200mほど登りきると、ブナばかりの林となります。しばらく行くとブナの大木が次々と現れ、緩やかな歩きやすい道から少し急な登りの連続する道に変わり、1624m地点で初めて山頂が望めます。この付近から林が切れて四方の見晴らしが楽しめ、6月ならイワカガミ、ツマトリソウ、アカモノなどが咲いています。やがて標高2000m前後で両側が切れ込んだヤセ尾根とガレ場の繰り返しの、歩行に注意のいる場所の通過となり、乗り切って三方崩山山頂に着きます。下山は足元に注意して往路を戻ります。三方崩山は麓の平瀬の人たちに親しまれてきた山で道が整備されています。平瀬から「しらみずの湯」と「道の駅飛騨白山」を通り、道路の向かいの林道(道標あり)へ入って行きます。マイカーなら道の駅の駐車場から出発か、車高があれば林道終点まで行けます。 登山口はコンクリートの階段で、トチノキやサワグルミの多い道を高度差200mほど登りきると、ブナばかりの林となります。しばらく行くとブナの大木が次々と現れ、緩やかな歩きやすい道から少し急な登りの連続する道に変わり、1624m地点で初めて山頂が望めます。この付近から林が切れて四方の見晴らしが楽しめ、6月ならイワカガミ、ツマトリソウ、アカモノなどが咲いています。やがて標高2000m前後で両側が切れ込んだヤセ尾根とガレ場の繰り返しの、歩行に注意のいる場所の通過となり、乗り切って三方崩山山頂に着きます。下山は足元に注意して往路を戻ります。 -
南竜ヶ馬場から石徹白へ
- 1泊2日
- 12時間30分
- 25.1km
南竜ヶ馬場から石徹白へ
- 1泊2日
- 12時間30分
- 25.1km
南竜ヶ馬場から石徹白に至るこの道は、石徹白道または南縦走路と呼ばれていますが、平安時代に開かれたとされる三禅定道の一つ、美濃禅定道なのです。ほぼ古道通りに歩かれ続けてきたことがこの道の特徴であり、途中の天池にある六兵衛室跡や別山平にある別山室跡の石垣、様々ないわれや伝説の地など、白山信仰の歴史を感じながら歩けるのも大きな魅力です。また、南竜ヶ馬場から別山、三ノ峰と、次々に現れるお花畑にも目を奪われることでしょう。 別当出合から南竜ヶ馬場までは砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)、南竜ヶ馬場から別山の間は、南竜ヶ馬場から別山・市ノ瀬道へ(コースガイド)を参照してください。 別山山頂からの素晴らしい展望を楽しんだら、別山平に下ります。別山平は、本コースの中でも絶好の撮影ポイントでしょう。ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲き競う草原を前に、端正な別山と主峰部を望むことができます。また、御手洗池のほとりには別山室跡の石垣が残り、昔は信仰・登拝の上でも重要な場所だったに違いありません。ここから三ノ峰にかけてもお花畑が続き、三ノ峰山頂は、別山から白山主峰部までが一望できる好展望台です。山頂から少し下った草原の中に避難小屋が建っており、鳩ヶ湯新道(P26)が分岐しています。 小屋からは東寄りに進み、二ノ峰との鞍部に下って登り返した平坦地に水呑釈迦堂跡を示す標柱や石があります。ここから東へ数分下ると細流がありますが、渇水時期は涸れているでしょう。二ノ峰はピーク直下の西側を巻き、一ノ峰を越えると福井・岐阜の県境尾根が分かれます。このあたりから眼下に池塘が点在する笠場湿原が見られます。雲岩・ももすり岩を経て、最後のピーク銚子ヶ峰に登ります。歩いてきた別山からの峰々をはじめ、願教寺山や野伏ヶ岳、経ヶ岳、荒島岳、能郷白山などの山々が見渡せます。 銚子ヶ峰を下ると、母御石と呼ばれる大岩があります。白山を開いた泰澄大師の母が泰澄を追ってここまで来たが、神の怒りにふれて息絶えたという伝説の地です。一面のササ原を下って神鳩ノ宮避難小屋に着きます。古くは修験の行者道と禅定道が合わさる場所で、神鳩社があったことを物語る小さな祠が立っています。南東へ100mほど下れば水が得られます。ここから、かむろ杉や雨宿りの岩屋、おたけり坂といったいわれのある旧跡を過ぎ、ブナ林を抜けると、いとしろ大杉が立つ今清水社跡に出ます。階段を下れば、駐車場や休憩舎が整備された石徹白登山口に着きます。あとは、白山中居神社が坐す上在所まで、車道を1時間40分です。南竜ヶ馬場から石徹白に至るこの道は、石徹白道または南縦走路と呼ばれていますが、平安時代に開かれたとされる三禅定道の一つ、美濃禅定道なのです。ほぼ古道通りに歩かれ続けてきたことがこの道の特徴であり、途中の天池にある六兵衛室跡や別山平にある別山室跡の石垣、様々ないわれや伝説の地など、白山信仰の歴史を感じながら歩けるのも大きな魅力です。また、南竜ヶ馬場から別山、三ノ峰と、次々に現れるお花畑にも目を奪われることでしょう。 別当出合から南竜ヶ馬場までは砂防新道から御前峰・観光新道下山(コースガイド)、南竜ヶ馬場から別山の間は、南竜ヶ馬場から別山・市ノ瀬道へ(コースガイド)を参照してください。 別山山頂からの素晴らしい展望を楽しんだら、別山平に下ります。別山平は、本コースの中でも絶好の撮影ポイントでしょう。ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲き競う草原を前に、端正な別山と主峰部を望むことができます。また、御手洗池のほとりには別山室跡の石垣が残り、昔は信仰・登拝の上でも重要な場所だったに違いありません。ここから三ノ峰にかけてもお花畑が続き、三ノ峰山頂は、別山から白山主峰部までが一望できる好展望台です。山頂から少し下った草原の中に避難小屋が建っており、鳩ヶ湯新道(P26)が分岐しています。 小屋からは東寄りに進み、二ノ峰との鞍部に下って登り返した平坦地に水呑釈迦堂跡を示す標柱や石があります。ここから東へ数分下ると細流がありますが、渇水時期は涸れているでしょう。二ノ峰はピーク直下の西側を巻き、一ノ峰を越えると福井・岐阜の県境尾根が分かれます。このあたりから眼下に池塘が点在する笠場湿原が見られます。雲岩・ももすり岩を経て、最後のピーク銚子ヶ峰に登ります。歩いてきた別山からの峰々をはじめ、願教寺山や野伏ヶ岳、経ヶ岳、荒島岳、能郷白山などの山々が見渡せます。 銚子ヶ峰を下ると、母御石と呼ばれる大岩があります。白山を開いた泰澄大師の母が泰澄を追ってここまで来たが、神の怒りにふれて息絶えたという伝説の地です。一面のササ原を下って神鳩ノ宮避難小屋に着きます。古くは修験の行者道と禅定道が合わさる場所で、神鳩社があったことを物語る小さな祠が立っています。南東へ100mほど下れば水が得られます。ここから、かむろ杉や雨宿りの岩屋、おたけり坂といったいわれのある旧跡を過ぎ、ブナ林を抜けると、いとしろ大杉が立つ今清水社跡に出ます。階段を下れば、駐車場や休憩舎が整備された石徹白登山口に着きます。あとは、白山中居神社が坐す上在所まで、車道を1時間40分です。 -
上小池から鳩ヶ湯新道・三ノ峰へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10.1km
上小池から鳩ヶ湯新道・三ノ峰へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10.1km
福井県側から唯一の登山道であり、春から秋まで、三ノ峰への日帰り登山によく利用されています。大野市街からのタクシーまたはマイカーの利用となります。登り口の上小池駐車場には、トイレがあります。 駐車場から林の中を下り、小池公園からの車道に出た所に刈込池自然研究路の登り口があります。ここから10分ほど車道を歩き、案内板のある登り口から階段を登ります。左の沢が近づいてきたら、すぐ上がベンチのある山越邸跡です。杉の植林地を抜け、ブナなどの広葉樹林のなか、傾斜が増すに従い刈込池のある幅ヶ平や願教寺山などが望まれ、六本檜に着きます。数本の檜が立ち並び、赤兎山・杉峠方面からの道が合流します。 ブナ林を抜けるとササ原の道となり、行く手に剣ヶ岩が立ちはだかります。岩の左を通り、ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く急斜面を登ります。標高1900mあたりの小平地にはベンチと道標があり、眼前の三ノ峰から別山、白山主峰部まで見渡せます。 ガレ場もある急登を終えると、左に折れてトラバース道となり、三ノ峰避難小屋に着きます。東の方に残雪があれば水が得られます。三ノ峰山頂までは10分たらず、秀麗な別山の左に御前峰、大汝峰、七倉山と続く主峰部が一望できます。帰りは、往路を戻ります。時間と体力が許すなら、刈込池自然研究路巡りがおすすめです。福井県側から唯一の登山道であり、春から秋まで、三ノ峰への日帰り登山によく利用されています。大野市街からのタクシーまたはマイカーの利用となります。登り口の上小池駐車場には、トイレがあります。 駐車場から林の中を下り、小池公園からの車道に出た所に刈込池自然研究路の登り口があります。ここから10分ほど車道を歩き、案内板のある登り口から階段を登ります。左の沢が近づいてきたら、すぐ上がベンチのある山越邸跡です。杉の植林地を抜け、ブナなどの広葉樹林のなか、傾斜が増すに従い刈込池のある幅ヶ平や願教寺山などが望まれ、六本檜に着きます。数本の檜が立ち並び、赤兎山・杉峠方面からの道が合流します。 ブナ林を抜けるとササ原の道となり、行く手に剣ヶ岩が立ちはだかります。岩の左を通り、ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く急斜面を登ります。標高1900mあたりの小平地にはベンチと道標があり、眼前の三ノ峰から別山、白山主峰部まで見渡せます。 ガレ場もある急登を終えると、左に折れてトラバース道となり、三ノ峰避難小屋に着きます。東の方に残雪があれば水が得られます。三ノ峰山頂までは10分たらず、秀麗な別山の左に御前峰、大汝峰、七倉山と続く主峰部が一望できます。帰りは、往路を戻ります。時間と体力が許すなら、刈込池自然研究路巡りがおすすめです。 -
温見峠から能郷白山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 4.5km
温見峠から能郷白山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 4.5km
白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。 -
ひるがの高原から大日ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 14.7km
ひるがの高原から大日ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 14.7km
白山山系を源とする四大河川のうち、唯一、太平洋に流れ下る長良川と日本海に注ぐ庄川および九頭竜川の分水嶺をなすのが大日ヶ岳。そのうち、長良川と庄川の分水嶺をたどるのが、ここで紹介するひるがの高原コースです。起点となるひるがの高原には、そのことを示す分水嶺公園やミズバショウの咲く湿原植物園、スキー場などがあり、四季を通じて多くの人が訪れています。バス利用の場合は、国道のひばりヶ丘バス停で下車しますが、車は簡易水道施設のある通称「水道山」登山口まで入ることができます。 駐車場の先に標識があり、シラカバの混ざる雑木林の中を緩く登ります。送電線の鉄塔を過ぎ、杉林を抜けるとブナやミズナラの林となります。胸突八丁と呼ばれる坂は、段差のある階段状ではありますが、名前ほどの急坂でもありません。これを登れば傾斜は緩くなり、郡上市・高山市の境界尾根に出ます。西に進み、1356m三角点を見て一ぷく平に着きます。立派なブナに囲まれた広場で、休憩するのに最適です。 断続的に続くブナ林から、やがてダケカンバや低木がまばらに生えるササ原の道となり、小さなアップダウンを経て、標高1630mの展望台に着きます。間近に迫る山頂や白山が一望でき、初夏にはマイヅルソウやゴゼンタチバナ、アカモノなどの花も見られます。ここからは、ひと登りで大日ヶ岳山頂に到着です。 山頂には、大日如来の石仏や石碑、方位盤などが所狭しと置かれ、白山をはじめ荒島岳や能郷白山、北アルプスなどの大展望が楽しめます。とくに印象的なのは、白山主峰の御前峰と肩を並べるように堂々と稜線を広げる別山の山容でしょう。大日ヶ岳もまた、白山と同様、泰澄大師が開山したと伝承され、美濃馬場を拠点とする修験の霊山だったことを実感します。帰りは、往路を下ります。 なお、桧峠からのコースは、修験者の修行のための道であったとされ、行場であった鎌ヶ峰一帯の雰囲気や展望などが魅力です。ウイングヒルズスキー場のゴンドラリフトが利用できれば、終点から山頂まで2時間10分ほどです。また、ダイナランドスキー場からの道は、スキー場の駐車場登り口から標識に従ってゲレンデの中を登ります。αライナー(リフト)終点から、さらに尾根沿いの管理用道路を登って登山道に入り、高鷲スノーパークのゴンドラ山頂駅への分岐や前大日を越えて山頂に達します。登り口から2時間30分ほどです。白山山系を源とする四大河川のうち、唯一、太平洋に流れ下る長良川と日本海に注ぐ庄川および九頭竜川の分水嶺をなすのが大日ヶ岳。そのうち、長良川と庄川の分水嶺をたどるのが、ここで紹介するひるがの高原コースです。起点となるひるがの高原には、そのことを示す分水嶺公園やミズバショウの咲く湿原植物園、スキー場などがあり、四季を通じて多くの人が訪れています。バス利用の場合は、国道のひばりヶ丘バス停で下車しますが、車は簡易水道施設のある通称「水道山」登山口まで入ることができます。 駐車場の先に標識があり、シラカバの混ざる雑木林の中を緩く登ります。送電線の鉄塔を過ぎ、杉林を抜けるとブナやミズナラの林となります。胸突八丁と呼ばれる坂は、段差のある階段状ではありますが、名前ほどの急坂でもありません。これを登れば傾斜は緩くなり、郡上市・高山市の境界尾根に出ます。西に進み、1356m三角点を見て一ぷく平に着きます。立派なブナに囲まれた広場で、休憩するのに最適です。 断続的に続くブナ林から、やがてダケカンバや低木がまばらに生えるササ原の道となり、小さなアップダウンを経て、標高1630mの展望台に着きます。間近に迫る山頂や白山が一望でき、初夏にはマイヅルソウやゴゼンタチバナ、アカモノなどの花も見られます。ここからは、ひと登りで大日ヶ岳山頂に到着です。 山頂には、大日如来の石仏や石碑、方位盤などが所狭しと置かれ、白山をはじめ荒島岳や能郷白山、北アルプスなどの大展望が楽しめます。とくに印象的なのは、白山主峰の御前峰と肩を並べるように堂々と稜線を広げる別山の山容でしょう。大日ヶ岳もまた、白山と同様、泰澄大師が開山したと伝承され、美濃馬場を拠点とする修験の霊山だったことを実感します。帰りは、往路を下ります。 なお、桧峠からのコースは、修験者の修行のための道であったとされ、行場であった鎌ヶ峰一帯の雰囲気や展望などが魅力です。ウイングヒルズスキー場のゴンドラリフトが利用できれば、終点から山頂まで2時間10分ほどです。また、ダイナランドスキー場からの道は、スキー場の駐車場登り口から標識に従ってゲレンデの中を登ります。αライナー(リフト)終点から、さらに尾根沿いの管理用道路を登って登山道に入り、高鷲スノーパークのゴンドラ山頂駅への分岐や前大日を越えて山頂に達します。登り口から2時間30分ほどです。 -
中根平登山口から人形山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 11.4km
中根平登山口から人形山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 11.4km
山名の由来は山腹に現れる手をつないだ二つの人形の雪形で、母親の病気回復のお礼に山に登り、白山権現に参った帰りに遭難した幼い姉妹の悲しい伝説があります。南砺市上梨の対岸にある田向から林道を行くと、建物が数棟ある中根平を過ぎてまもなく人形堂の祠がある中根平登山口です。杉植林地が続き、登って行くとブナも混じるようになり、第一休憩所の広場に出ます。すぐにブナ林となり、やがて大きなサラサドウダンのある第二休憩所に着きます。 ダケカンバが混じるようになり、背の低い林を登って行くと開けた場所に出ます。鳥居のある所が宮屋敷跡で、古くは白山権現が祀られていたとされています。この先、展望がきく緩やかな尾根歩きで、三角形の三ヶ辻山から人形山への尾根が近づいてきます。鞍部から高度差100mほど登りきると梯子坂乗越の分岐です。二つの小ピークを越えてすぐ人形山山頂で、南側に広場があり、白山から大門山へ続く山並み、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山ほかの眺めが楽しめます。帰りは往路を戻ります。山名の由来は山腹に現れる手をつないだ二つの人形の雪形で、母親の病気回復のお礼に山に登り、白山権現に参った帰りに遭難した幼い姉妹の悲しい伝説があります。南砺市上梨の対岸にある田向から林道を行くと、建物が数棟ある中根平を過ぎてまもなく人形堂の祠がある中根平登山口です。杉植林地が続き、登って行くとブナも混じるようになり、第一休憩所の広場に出ます。すぐにブナ林となり、やがて大きなサラサドウダンのある第二休憩所に着きます。 ダケカンバが混じるようになり、背の低い林を登って行くと開けた場所に出ます。鳥居のある所が宮屋敷跡で、古くは白山権現が祀られていたとされています。この先、展望がきく緩やかな尾根歩きで、三角形の三ヶ辻山から人形山への尾根が近づいてきます。鞍部から高度差100mほど登りきると梯子坂乗越の分岐です。二つの小ピークを越えてすぐ人形山山頂で、南側に広場があり、白山から大門山へ続く山並み、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山ほかの眺めが楽しめます。帰りは往路を戻ります。 -
桂湖から大笠山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 11km
桂湖から大笠山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 11km
桂湖は、この地にあった合掌集落の桂が廃村した後にできた境川ダムの人造湖で、湖畔にはオートキャンプ場などがあります。1等三角点のある大笠山の魅力は山頂からの展望で、近くに笈ヶ岳、その右後方に白山の峰々、またアルプスや金沢など平野部も見えます。 登山口からまもなくでオバタキ谷を頑丈な吊橋で渡り、鉄製の階段やクサリ場のある岩壁の急斜面を登ります。いったん緩やかになり、再び林の中の登りの連続となり、標高1200m付近に穴の開いた檜の巨木を見て登って行くと天ノ又(前笈ヶ岳)に着きます。標識のある三角点は右側へ少し入ったところです。この先、笈ヶ岳や大笠山、大門山などを時々見ながらのアップダウンの繰り返しが連続し、旧避難小屋の広場に出ます。水場は北側の谷への踏み跡を行くとありますが、7月上旬頃まで残雪で利用できないことがあります。 ササの多い階段を登るとニッコウキスゲの咲く奈良岳への分岐に出て、避難小屋を通ってベンチのある大笠山に着きます。帰りは足元に注意し、とくに最後のクサリ場と階段は慎重に下りましょう。桂湖は、この地にあった合掌集落の桂が廃村した後にできた境川ダムの人造湖で、湖畔にはオートキャンプ場などがあります。1等三角点のある大笠山の魅力は山頂からの展望で、近くに笈ヶ岳、その右後方に白山の峰々、またアルプスや金沢など平野部も見えます。 登山口からまもなくでオバタキ谷を頑丈な吊橋で渡り、鉄製の階段やクサリ場のある岩壁の急斜面を登ります。いったん緩やかになり、再び林の中の登りの連続となり、標高1200m付近に穴の開いた檜の巨木を見て登って行くと天ノ又(前笈ヶ岳)に着きます。標識のある三角点は右側へ少し入ったところです。この先、笈ヶ岳や大笠山、大門山などを時々見ながらのアップダウンの繰り返しが連続し、旧避難小屋の広場に出ます。水場は北側の谷への踏み跡を行くとありますが、7月上旬頃まで残雪で利用できないことがあります。 ササの多い階段を登るとニッコウキスゲの咲く奈良岳への分岐に出て、避難小屋を通ってベンチのある大笠山に着きます。帰りは足元に注意し、とくに最後のクサリ場と階段は慎重に下りましょう。 -
八合目登山口から白木峰・小白木峰へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 10.2km
八合目登山口から白木峰・小白木峰へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 10.2km
標高1600mに届かずとも、高山植物の咲く高原が広がり北アルプスなどの展望が楽しめる山で、人気があります。国道472号、471号を進み、大長谷川上流で21世紀の森への林道を上がって行くと、標高1320mの八合目登山口に着きます。花や紅葉の時期には駐車場がすぐ満車になるので、下の方に駐車して歩くことになります。 急な道を登って行くと車道に出ますが、少し右手から再び登山道を登って行き、もう一度車道を横切ると木道が現れ白木峰の山頂に着きます。なだらかな山頂付近には池溏が多く、ウラジロヨウラク、ニッコウキスゲ、ワタスゲなどのお花畑の中を木道を歩いて浮島の池まで往復してから小白木峰へ向かいましょう。木道が終わり小さな祠を過ぎると下りです。少しぬかるんでいる所がありますが、歩きやすい道で迷うこともありません。小白木峰の少し手前と少し先に池溏があり、すぐ東側にベンチのある展望所があります。帰路は白木峰に戻り往路を下山します。他に南側から万波高原の小坂谷と大長谷第四発電所取水口からの道があります。標高1600mに届かずとも、高山植物の咲く高原が広がり北アルプスなどの展望が楽しめる山で、人気があります。国道472号、471号を進み、大長谷川上流で21世紀の森への林道を上がって行くと、標高1320mの八合目登山口に着きます。花や紅葉の時期には駐車場がすぐ満車になるので、下の方に駐車して歩くことになります。 急な道を登って行くと車道に出ますが、少し右手から再び登山道を登って行き、もう一度車道を横切ると木道が現れ白木峰の山頂に着きます。なだらかな山頂付近には池溏が多く、ウラジロヨウラク、ニッコウキスゲ、ワタスゲなどのお花畑の中を木道を歩いて浮島の池まで往復してから小白木峰へ向かいましょう。木道が終わり小さな祠を過ぎると下りです。少しぬかるんでいる所がありますが、歩きやすい道で迷うこともありません。小白木峰の少し手前と少し先に池溏があり、すぐ東側にベンチのある展望所があります。帰路は白木峰に戻り往路を下山します。他に南側から万波高原の小坂谷と大長谷第四発電所取水口からの道があります。