北アルプス縦走おすすめコース9選!初心者でも安心な稜線ルート

山々の尾根筋をつないで歩く縦走登山。広がる景色を眺めながら、ひとつの山行で複数の山を巡れることが魅力です。なかでも北アルプスは、雄大な稜線歩きに憧れる登山者が多いエリアとして知られています。

一方で、標高の高さや険しい岩場から、「初心者には難しそう」と感じる方もいるでしょう。北アルプスには、ロープウェイを利用して登り始められるコースや、山小屋を拠点に無理のない日程を組めるコースもあります。ルートごとの難易度を確認し、自分の体力と経験に合った計画を立てることが大切です。

この記事では、登山アプリ「ヤマチズ」のユーザーにも人気の高い山域から、北アルプスで縦走に挑戦したい方におすすめの9コースを紹介します。コースの特徴を比べながら、自分に合った行き先を探してみてください。

2026年9月18日 更新

北アルプス縦走の魅力と初心者が知っておきたい基礎知識

北アルプスで縦走を楽しむ前に、まずは縦走の意味と、その魅力を押さえておきましょう。

縦走とは?

縦走とは、尾根や稜線をたどり、複数の山やピークをつないで歩く登山スタイルです。一つの山頂を往復する登山とは違い、歩みを進めるにつれて景色が変わる楽しさがあります。

北アルプス縦走の魅力

稜線から雄大な景色を楽しめる

視界の開けた稜線では、周囲に連なる山々を見渡せます。長い稜線を歩きながら景色を楽しめるのは、縦走ならではの魅力です。

一度の山行で変化に富んだ景色に出会える

複数のピークを越える達成感に加え、高山植物が咲く道や迫力ある岩稜など、区間ごとに異なる景色を楽しめます。

初めての北アルプス縦走は、ルート選びが大切

北アルプスには、ロープウェイなどを利用して標高を上げられるルートや、途中に山小屋があるルートもあります。一方で、歩行時間が長い道や岩場が続く道もあるため、初めてなら体力と経験に合ったコースを選びましょう。天候や山小屋の営業状況を確認し、余裕のある行程を組むことが大切です。

北アルプス縦走おすすめコース9選

以下では、それぞれのコースの行程や見どころ、登山前に確認したいポイントを紹介します。9コースの特徴を比較したうえで、気になるルートを詳しく見ていきましょう。

コース名 主な山域 難易度の目安 日程・歩行時間 特徴・おすすめポイント
白馬岳・小蓮華山 白馬連峰 初級 1泊2日 / 約11時間 高山植物と爽快な稜線歩き。白馬大池や白馬岳周辺の山小屋を利用できる
唐松岳~五竜岳 後立山連峰 中級(ステップアップ) 1泊2日 / 約10時間30分 ゴンドラを利用して登山を開始。牛首などの岩場・鎖場を通る
鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳 後立山連峰 初級 1泊2日 / 約11時間 柏原新道から爺ヶ岳へ登り、鹿島槍ヶ岳を目指す稜線ルート
立山連峰周回 立山連峰 初級(入門) 日帰り~1泊2日 / 約7時間30分 室堂から雄山・別山を巡り、剱岳を望む
燕岳~大天井岳~常念岳 常念山脈 中級(ステップアップ) 2泊3日 / 約15時間 槍ヶ岳を望む稜線と、燕岳・常念岳それぞれの景色を楽しめる
燕岳~蝶ヶ岳 常念山脈 中級(体力必須) 2泊3日~3泊4日 / 約20時間 槍・穂高連峰の展望を楽しみながら歩くロングルート
常念岳~蝶ヶ岳 常念山脈 初級~中級 1泊2日 / 約11時間 常念岳と蝶ヶ岳から、槍・穂高連峰の展望を楽しめる
針ノ木岳~蓮華岳 後立山連峰 中級(ステップアップ) 日帰り~1泊2日 / 約9時間30分 針ノ木大雪渓と蓮華岳周辺のコマクサが見どころ
焼岳(中の湯~上高地) 焼岳周辺 初級(入門) 日帰り / 約5時間30分 活火山の荒々しい景観を体感。下山後は上高地散策も楽しめる

※難易度・歩行時間は目安です。同じコースでも、雪渓や登山道の状態、宿泊地、天候によって必要な体力・技術は変わります。特に白馬大雪渓を通るコースや鹿島槍ヶ岳まで歩くコースは、各日の行程と最新の登山情報を確認してから計画してください。

白馬岳・小蓮華山

高山植物の宝庫として名高い白馬岳と、爽快な尾根道が続く小蓮華山を巡るルートです。ロープウェイを利用して標高約1,900mまでアプローチできるため、初めて北アルプスの山小屋泊縦走に挑戦する方にもおすすめです。

おすすめポイント

  • ● ロープウェイで標高約1,900mまで上がれるため、体力を温存してスタートできる
  • ● 小蓮華山から白馬岳へ続く、開放感のある稜線歩きとお花畑
  • ● 白馬大池や白馬岳周辺の山小屋を利用して行程を組める

おすすめコース

栂池自然園 → 白馬乗鞍岳 → 白馬大池 → 小蓮華山 → 白馬岳 → 白馬大雪渓 → 猿倉
日程の目安 1泊2日
総歩行時間 約11時間
トイレ・水場 栂池ヒュッテ、白馬大池山荘、白馬山荘、村営頂上宿舎、猿倉荘
主な危険箇所 白馬乗鞍岳付近の大きな岩場、白馬大雪渓(雪面の滑り・落石)

栂池自然園から大きな岩が重なる白馬乗鞍岳を越え、静かな湖畔が広がる白馬大池へ向かいます。小蓮華山から白馬岳へ続く稜線では、足元に咲く高山植物や雄大な山並みを眺めながら爽快な尾根歩きを楽しめます。

白馬岳周辺の山小屋に宿泊し、翌日は白馬大雪渓を経て猿倉へ下山します。雪渓上は足元が滑りやすいため軽アイゼンを装着し、落石の音に十分耳を澄ませながら慎重に通過しましょう。なお、近年の融雪進行により大雪渓が通行止めとなっている場合は無理をせず、往路(栂池自然園方面)を引き返すピストン下山を選択してください。

※大雪渓の通行状況や必要な装備は、出発前に最新の登山情報で確認してください。

唐松岳~五竜岳

八方尾根から唐松岳に登り、五竜岳へと歩きつなぐコースです。ゴンドラとリフトを利用して登山を始められ、稜線からは立山連峰や後立山連峰の山並みを望めます。

おすすめポイント

  • ● ゴンドラとリフトを利用し、八方尾根から登り始められる
  • ● 唐松岳から五竜岳へ続く、迫力ある稜線を歩ける
  • ● 唐松岳頂上山荘や五竜山荘を利用できる

おすすめコース

八方池山荘 → 唐松岳 → 五竜山荘 → 五竜岳 → 遠見尾根 → アルプス平
日程の目安 1泊2日
総歩行時間 約10時間30分
トイレ・水場 八方池山荘、唐松岳頂上山荘、五竜山荘など。水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 唐松岳~五竜岳間の岩場、五竜岳山頂付近の岩場・鎖場

八方池山荘から木道や階段が整備された八方尾根を登り、唐松岳を目指します。八方池を過ぎて標高を上げると視界が一気に開け、白馬連峰や五竜岳などのダイナミックな山並みが広がります。

唐松岳から五竜山荘へ向かう稜線には「牛首(うしくび)」と呼ばれる険しい岩場があり、鎖が設置されたトラバース道が続きます。岩や鎖をしっかり握り、三点支持を守って落ち着いて通過しましょう。五竜山荘で宿泊し、翌日に五竜岳へ登った後は、遠見尾根を通ってアルプス平へ下山します。

※五竜岳山頂付近には岩場や鎖場があります。唐松岳だけを往復する登山より難易度が上がるため、岩場歩きの経験を積んでから計画しましょう。

鹿島槍ヶ岳~爺ヶ岳

扇沢から爺ヶ岳へ登り、鹿島槍ヶ岳を目指すコースです。爺ヶ岳から続く伸びやかな稜線と、美しい双耳峰を持つ鹿島槍ヶ岳の山容を楽しめます。

おすすめポイント

  • ● 柏原新道から爺ヶ岳へ登り、展望のよい稜線を歩ける
  • ● 歩くにつれて大きく見えてくる鹿島槍ヶ岳の姿が印象的
  • ● 種池山荘や冷池山荘など、山小屋で過ごす時間も楽しめる

おすすめコース

扇沢 → 柏原新道 → 種池山荘 → 爺ヶ岳 → 冷池山荘 → 鹿島槍ヶ岳(南峰)→ 往路を戻る
日程の目安 1泊2日
総歩行時間 約11時間
トイレ・水場 種池山荘、冷池山荘など。水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 柏原新道の急な箇所、爺ヶ岳~鹿島槍ヶ岳間の長い稜線

扇沢から柏原新道を登り、種池山荘を経て爺ヶ岳へ向かいます。稜線に出ると視界が開け、立山・剱岳を望みながら歩けます。

爺ヶ岳から冷池山荘を経て、鹿島槍ヶ岳の南峰へ。山頂からは、歩いてきた稜線を見渡せます。下山は往路を戻るため、帰りの時間と体力も見込んで計画しましょう。

※爺ヶ岳までの登山と、鹿島槍ヶ岳まで足を延ばす行程では、必要な体力が異なります。宿泊地を決め、各日の歩行時間を確認してください。

立山連峰周回

室堂から雄山へ登り、立山連峰の稜線を歩いて別山を巡るコースです。室堂まで乗り物でアクセスでき、稜線からは剱岳をはじめとする大きな山並みを望めます。

おすすめポイント

  • ● 標高約2,450mの室堂まで乗り物でアクセスできる
  • ● 雄山から別山へ、3,000m級の山並みを眺めながら歩ける
  • ● 別山付近から剱岳の迫力ある姿を望める

おすすめコース

室堂 → 一ノ越 → 雄山 → 大汝山 → 富士ノ折立 → 真砂岳 → 別山 → 室堂
日程の目安 日帰り~1泊2日
総歩行時間 約7時間30分
トイレ・水場 室堂周辺、一ノ越山荘など。稜線上の施設と水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 雄山付近の岩場、稜線上の強風、長い下り

室堂から一ノ越へ向かい、岩の多い道を登って雄山へ。山頂から大汝山、富士ノ折立へと進む間も、立山連峰の雄大な景色が続きます。

真砂岳を経て別山へ向かう区間では、剱岳の展望も見どころです。別山から室堂へ下れば周回は完了。日帰りの場合は、帰りの交通機関の時刻から逆算して行動しましょう。

※室堂まで乗り物でアクセスできますが、周回全体は長い山行です。天候や体調に不安がある場合は、雄山までの往復に変更することも検討してください。

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燕岳~大天井岳~常念岳

燕岳から大天井岳を経て、常念岳へ向かう縦走コースです。燕岳周辺の白い花崗岩の景色から、槍・穂高連峰を望む稜線へと、歩くにつれて景観が変わります。

おすすめポイント

  • ● 燕岳から大天井岳へ向かう稜線で槍ヶ岳を望める
  • ● 常念岳から槍・穂高連峰の大きな展望を楽しめる
  • ● 燕山荘、大天荘、常念小屋などを利用できる

おすすめコース

中房温泉 → 燕岳 → 大天井岳 → 常念岳 → 一ノ沢
日程の目安 2泊3日
総歩行時間 約15時間
トイレ・水場 合戦小屋、燕山荘、大天荘、常念小屋など。営業状況と水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 合戦尾根の長い登り、大天井岳~常念岳間の長い稜線、常念岳周辺の岩が多い道

中房温泉から合戦尾根を登り、燕山荘を経て燕岳へ。山頂周辺では、白い花崗岩がつくる独特の景色を楽しめます。その後は大天井岳方面へ進み、稜線から槍ヶ岳を望みながら歩きます。

大天井岳から常念岳へ向かうにつれ、槍・穂高連峰の見え方も変化します。常念岳に登った後は、常念乗越から一ノ沢へ下山。登山口と下山口が異なるため、交通手段も事前に確認しましょう。

※一般に「表銀座縦走」は、燕岳・大天井岳を経て槍ヶ岳へ向かうルートを指します。ここで紹介するのは、大天井岳から常念岳へ進む行程です。

燕岳~蝶ヶ岳

燕岳から大天井岳、常念岳を経て蝶ヶ岳まで歩きつなぐロングコースです。稜線上では槍・穂高連峰をさまざまな角度から眺められます。複数日の山小屋泊に慣れた方のステップアップに適しています。

おすすめポイント

  • ● 常念山脈を歩きながら、槍・穂高連峰の展望を楽しめる
  • ● 燕岳・常念岳・蝶ヶ岳で、それぞれ異なる景色に出会える
  • ● 蝶ヶ岳から穂高連峰を正面に望める

おすすめコース

中房温泉 → 燕岳 → 大天井岳 → 常念岳 → 蝶ヶ岳 → 三股
日程の目安 2泊3日~3泊4日
総歩行時間 約20時間
トイレ・水場 燕山荘、大天荘、常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテなど。営業状況と水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 長距離歩行による疲労、常念岳周辺の岩が多い道、天候の影響を受ける稜線

中房温泉から燕岳へ登り、大天井岳、常念岳を経て蝶ヶ岳へ向かいます。歩く区間によって槍・穂高連峰の見え方が変わるのも、長い縦走ならではの楽しみです。

常念岳から蝶ヶ岳までにも登り下りが続きます。蝶ヶ岳から穂高連峰を望んだ後は、三股へ下山。複数日にわたるため、悪天候時にどこで行動を止めるかも考えておきましょう。

※今回紹介する中でも特に長いコースです。歩行時間は合計だけでなく、各日の行程に分けて確認してください。

常念岳~蝶ヶ岳

常念岳と蝶ヶ岳を歩きつなぎ、槍・穂高連峰の展望を楽しむコースです。常念岳から望む槍ヶ岳と、蝶ヶ岳から望む穂高連峰。ふたつの山から異なる景色を味わえます。

おすすめポイント

  • ● 常念岳と蝶ヶ岳、ふたつの展望スポットを巡れる
  • ● 燕岳から歩き始めるコースより区間を短くできる
  • ● 常念小屋と蝶ヶ岳ヒュッテを利用して行程を分けられる

おすすめコース

一ノ沢 → 常念乗越 → 常念岳 → 蝶ヶ岳 → 三股
日程の目安 1泊2日
総歩行時間 約11時間
トイレ・水場 常念小屋、蝶ヶ岳ヒュッテなど。水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 常念岳周辺の岩が多い道、常念岳~蝶ヶ岳間の登り下り

一ノ沢から常念乗越へ登り、常念岳を目指すルート。常念乗越や山頂からは、槍ヶ岳をはじめとする北アルプスの山々を見渡せます。

常念岳からはアップダウンのある道を進み、蝶ヶ岳へ。山頂では穂高連峰を正面に望めます。景色を楽しんだ後は三股へ下山します。

※1泊2日の行程でも、常念岳と蝶ヶ岳の間には登り返しがあります。宿泊する山小屋を決めたうえで、各日の歩行時間を確認してください。

針ノ木岳~蓮華岳

針ノ木峠を拠点に、針ノ木岳と蓮華岳の両方を訪ねるコースです。針ノ木大雪渓の迫力ある景観に加え、蓮華岳周辺では季節の高山植物も楽しめます。

おすすめポイント

  • ● 針ノ木大雪渓の迫力ある景色を楽しめる
  • ● 針ノ木岳と蓮華岳、それぞれ異なる展望を味わえる
  • ● 蓮華岳周辺では、時期が合えばコマクサに出会える

おすすめコース

扇沢 → 針ノ木峠 → 針ノ木岳 → 針ノ木峠 → 蓮華岳 → 針ノ木峠 → 扇沢
日程の目安 日帰り~1泊2日
総歩行時間 約9時間30分
トイレ・水場 扇沢、針ノ木小屋など。営業状況と水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 針ノ木大雪渓の雪面・落石、針ノ木岳周辺の岩が多い道

扇沢から針ノ木峠へ登り、まずは針ノ木岳を往復。峠に戻ってから、反対側の蓮華岳へ向かう行程です。針ノ木岳からの展望と、蓮華岳周辺の高山植物をひとつの山行で楽しめます。

両方の山を訪ねる場合は、針ノ木峠から各山頂への往復時間をそれぞれ見込んでおきましょう。また、針ノ木大雪渓の雪の状況によって必要な装備や通過ルート(夏道・秋道など)が変わるため、出発前に最新のルート情報を確認してください。

※この行程は、スバリ岳・赤沢岳などを経て周回する「針ノ木サーキット」とは異なります。

焼岳(中の湯~上高地)

中の湯側から焼岳に登り、上高地へ下るコースです。噴気や荒々しい岩肌など、火山ならではの景観を間近に感じられます。複数の山頂をつなぐ縦走ではありませんが、山を越えて別の登山口へ抜けるルートです。

おすすめポイント

  • ● 噴気が上がる焼岳ならではの火山景観を見られる
  • ● 中の湯から登り、上高地側へ下る変化のある行程を楽しめる
  • ● 下山後に上高地散策も楽しめる

おすすめコース

中の湯登山口 → 焼岳(北峰)→ 焼岳小屋 → 上高地
日程の目安 日帰り
総歩行時間 約5時間30分
トイレ・水場 登山口周辺、焼岳小屋、上高地周辺など。営業状況と水の補給可否は事前に確認
主な危険箇所 山頂付近の岩場、上高地側の急な下り、火山活動に伴う規制箇所

中の湯登山口から樹林帯を登り、焼岳の北峰を目指します。標高を上げるにつれて白い噴気が立ち上る荒々しい岩肌が見え、山頂からはエメラルドグリーンの火口湖や北アルプスの山並みが広がります。

山頂を訪れた後は焼岳小屋を経て上高地側へ下ります。小屋から下る道中にはほぼ垂直の長いアルミ製梯子や鎖場が続くため、手袋を着用して慎重に下りましょう。上高地に到着した後は平坦な木道の散策も楽しめますが、帰りのバスの時刻を確認し、日没前に余裕をもって下山しましょう。

※焼岳は火山活動や登山道の状況によって通行できる範囲が変わります。出発前に最新の規制情報を確認してください。

北アルプス縦走で初心者が知っておくべきよくある質問

Q1. 初めての北アルプス縦走では、どのようなルートを選べばよいですか?

A. アクセスが分かりやすく、無理のない場所に山小屋があり、行程を変更できるルートを選びましょう。

乗り物で標高を上げられる場合も、その先の歩行時間や岩場の有無を確認することが大切です。まずは短い山小屋泊のルートから始め、経験を積んで歩く距離を延ばしましょう。

Q2. ロープウェイなどで一気に標高を上げる場合、どんなことに注意すればよいですか?

A. 到着後は体調を確かめ、無理のないペースで歩き始めましょう。

高所へ短時間で移動すると、頭痛や吐き気、だるさなどが起こることがあります。症状が出た場合は無理に標高を上げず、体調に応じて行程を変更してください。帰りのロープウェイやバスの最終時刻も事前に確認しておきましょう。

Q3. 初めて山小屋に泊まる場合、何を確認しておけばよいですか?

A. 予約方法に加え、山小屋まで明るいうちに到着できるかを確認しましょう。

山小屋ごとに営業期間や予約方法が異なります。水の補給可否も調べ、休憩や歩行の遅れを見込んで行程を組んでください。小屋が点在するルートでも、小屋と小屋の間が長い場合があります。

Q4. 1日の歩行時間やペースは、どのように決めればよいですか?

A. 標準コースタイムに休憩時間を加え、山小屋へ明るいうちに到着できる行程を組みましょう。

初めての縦走では、1日ごとの行程を詰め込みすぎないことが大切です。歩くペースが予定より遅れた場合に備え、手前の山小屋で行動を終える選択肢も確認しておきましょう。

Q5. 天候が悪化したときに備え、エスケープルートはどう確認すればよいですか?

A. 引き返せる地点と、行程を短縮できる場所を事前に確認しましょう。

地図に下山道があっても、その道が長く険しい場合があります。途中の下山道も歩行時間や難易度を調べ、天候や体調が悪化したときは稜線の先へ進む前に行程を見直してください。

Q6. 稜線上で道に迷わないために、何を準備すればよいですか?

A. 分岐や下山道を事前に把握し、電波が届かない場所でも使える地図を用意しましょう。

霧で視界が悪くなると、整備された登山道でも方向を見失うことがあります。紙の地図に加え、登山アプリ「ヤマチズ」の地図を事前にダウンロードしておけば、電波の届かない場所でもGPSで現在地を確認できます。スマートフォンの電池切れに備え、モバイルバッテリーも携行しましょう。

北アルプスの縦走計画を立てて憧れの稜線へ

室堂から歩く立山連峰の周回コースから、燕岳・大天井岳を経て常念岳へ向かう稜線ルートまで、北アルプスにはさまざまな縦走コースがあります。

まずは日程や体力に合うコースを選び、経験を積みながら憧れの稜線を目指しましょう。計画を立てる際は「ヤマチズ」でルートやコースタイム、高低差を確認しておくと、各日の行程をイメージしやすくなります。登山道や山小屋、交通機関の最新情報も出発前に確認し、余裕を持って縦走を楽しんでくださいね!

『山と高原地図』シリーズは、1965年より毎年発行、登山を楽しむ方に長く親しまれ続けているロングセラー登山地図。 深田久弥による「日本百名山」をすべて収録し、主要な山岳エリアを網羅しています。 山と高原地図Webでは、登山、トレッキング、ハイキングに関する情報や、おすすめの登山ギアについて紹介していきます!
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