【九州・沖縄】の登山コースガイド
九州・沖縄
検索結果85件中
21-40件
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小瀬田から愛子岳へ
- 日帰り
- 8時間55分
- 12.4km
小瀬田から愛子岳へ
- 日帰り
- 8時間55分
- 12.4km
標高差約1200mの急登を登る足の筋力を必要とするコースです。早めのスタートで余裕をもった計画をたてましょう。 小瀬田バス停でバスを降り、県道を渡って、愛子岳登山口入口の看板から小瀬田林道を45分ほど歩いて行くと、杉林を右へ入る分かれ道があり、愛子岳歩道入口の看板があります。しっかりとした看板のため分かりやすいです。車も登山口までは入る事ができ、5台ほど駐車できます。 登山道に入るとはじめは緩やかな傾斜が続き、大きなタブノキやスダジイが残っています。標高200mごとに植生案内板があり、歩いた目安になります。赤い肌のヒメシャラをながめつつ登ると、標高600mぐらいから天然の杉が現れます。標高950m付近までは急登が続きますが、主稜線に入ると傾斜が緩やかになり広い尾根になってきます。標高900m付近には切り株「しるべの木」があります。屋久杉の切り株で、ハイノキなどが着生しています。 その後、湿度を感じる苔むした森を歩いていくと、標高約980m地点に水場の小さな看板があります。登山道から外れて40mほど下ると水場があります。水量が少ない水場で涸れている日が多いので、水は多めに準備しましょう。 水場を過ぎしばらく歩くとだんだん樹木が小さくなっていき、愛子岳山頂の岩肌が正面に見えてきます。標高約1050m付近までくると再び急登のはじまりです。ロープ場が所々出てきますのでストックはしまった方が登りやすいです。岩場のロープ場で雨天時は滑りやすく、また強風時はさえぎるものがないので注意が必要です。登山道が分かりにくいので、道沿いのピンクテープをしっかり確認しながら山頂を目指してください。また冬期の山頂部は岩の表面が凍結している可能性があるので十分な注意と装備が必要になります。 愛子岳山頂につくと祠があり一品法寿大権現が祀られています。現在も岳参りという、山の神をお参りに来る行事が行われています。愛子岳の山頂からは、宮之浦岳、永田岳、黒味岳などの奥岳をはじめ太忠岳、石塚山も見ることができます。また海岸の方向も展望が開けているので登山口がある小瀬田集落や遠くは種子島も望む事ができます。山頂は平坦になっているので穏やかな日には昼食をとるのに気持ちのよい場所です。 下りは同じ道を引き返します。木の根や粘土質の土があるためスリップには十分気を付けて下さい。標高差約1200mの急登を登る足の筋力を必要とするコースです。早めのスタートで余裕をもった計画をたてましょう。 小瀬田バス停でバスを降り、県道を渡って、愛子岳登山口入口の看板から小瀬田林道を45分ほど歩いて行くと、杉林を右へ入る分かれ道があり、愛子岳歩道入口の看板があります。しっかりとした看板のため分かりやすいです。車も登山口までは入る事ができ、5台ほど駐車できます。 登山道に入るとはじめは緩やかな傾斜が続き、大きなタブノキやスダジイが残っています。標高200mごとに植生案内板があり、歩いた目安になります。赤い肌のヒメシャラをながめつつ登ると、標高600mぐらいから天然の杉が現れます。標高950m付近までは急登が続きますが、主稜線に入ると傾斜が緩やかになり広い尾根になってきます。標高900m付近には切り株「しるべの木」があります。屋久杉の切り株で、ハイノキなどが着生しています。 その後、湿度を感じる苔むした森を歩いていくと、標高約980m地点に水場の小さな看板があります。登山道から外れて40mほど下ると水場があります。水量が少ない水場で涸れている日が多いので、水は多めに準備しましょう。 水場を過ぎしばらく歩くとだんだん樹木が小さくなっていき、愛子岳山頂の岩肌が正面に見えてきます。標高約1050m付近までくると再び急登のはじまりです。ロープ場が所々出てきますのでストックはしまった方が登りやすいです。岩場のロープ場で雨天時は滑りやすく、また強風時はさえぎるものがないので注意が必要です。登山道が分かりにくいので、道沿いのピンクテープをしっかり確認しながら山頂を目指してください。また冬期の山頂部は岩の表面が凍結している可能性があるので十分な注意と装備が必要になります。 愛子岳山頂につくと祠があり一品法寿大権現が祀られています。現在も岳参りという、山の神をお参りに来る行事が行われています。愛子岳の山頂からは、宮之浦岳、永田岳、黒味岳などの奥岳をはじめ太忠岳、石塚山も見ることができます。また海岸の方向も展望が開けているので登山口がある小瀬田集落や遠くは種子島も望む事ができます。山頂は平坦になっているので穏やかな日には昼食をとるのに気持ちのよい場所です。 下りは同じ道を引き返します。木の根や粘土質の土があるためスリップには十分気を付けて下さい。 -
永田集落から永田歩道へ
- 1泊2日
- 21時間25分
- 26.1km
永田集落から永田歩道へ
- 1泊2日
- 21時間25分
- 26.1km
永田バス停から永田川の左岸を上流に歩いて行くと、横河渓谷の入口に到着です。横河渓谷入口には車が10台程度駐車可能です。横河渓谷入口からところどころ未舗装の林道を登っていくと永田歩道入口に着きます。ウラジロが茂る入口を登り始めるとしばらくは杉の植林地が続きます。登山道が不明瞭なため道迷いに注意が必要です。5月~9月まではヤマビルが出ます。 尾根に出ると道が分かりやすくなり急登がはじまります。時折やせ尾根があるため注意が必要です。標高840m付近まで登ると左に水呑沢が近づいている場所で水を汲む事ができます。照葉樹林の森が続く急登を登っていくと1200m付近に岳の辻の看板が出てきます。ここからは穏やかな尾根歩きがはじまります。尾根を右に巻きはじめた標高1240m付近、左手に分かりにくいですが倒木上に更新した七本杉を見る事ができます。雨が多い屋久島では、倒木上でも水に困る事なく樹木が育ち、また生きている樹木にも様々な樹木が着生という生き方をしています。 尾根を巻き鞍部に出ると標高1230m付近にしっかりとした水場が出てきます。気持ちのよい尾根歩きが続き標高1330m付近、右に姥ヶ岩屋があり、雨宿りや緊急時のビバークに利用できます。 尾根沿いに登りがはじまり標高1400m付近右手に、ねじれた木肌が特徴の左捲大桧を見る事ができます。左捲大桧を過ぎ尾根を登りきると桃平広場(標高1460m)に到着です。 巨岩が美しい涸れ沢を横断していくと、尾根沿いに大きなヤマグルマが多くでてきます。下りがはじまると七ツ渡シと呼ばれる渡渉点エリアが現れます。1つ目は岩を伝い10mほどの沢を渡り、次はしばらく進むとナメラの渡渉点が現れます。屋久島のなかでも美しい沢の代表格です。この2つの渡渉点は増水時渡れなくなります。 七ツ渡シを過ぎ、沢沿いの岩場のトラバースを過ぎると鹿之沢小屋はもうすぐです。トイレの横を過ぎて小さな沢を渡ると鹿之沢小屋に着きます。鹿之沢小屋から永田岳までは淀川登山口から花山歩道へ(コースガイド)を参照して下さい。 永田岳からは、往路を引き返します。永田歩道の下りは、岳の辻から下の登山道で落ち葉でスリップしやすい箇所やトラバースする箇所があるため雨天時は特に注意が必要です。永田バス停から永田川の左岸を上流に歩いて行くと、横河渓谷の入口に到着です。横河渓谷入口には車が10台程度駐車可能です。横河渓谷入口からところどころ未舗装の林道を登っていくと永田歩道入口に着きます。ウラジロが茂る入口を登り始めるとしばらくは杉の植林地が続きます。登山道が不明瞭なため道迷いに注意が必要です。5月~9月まではヤマビルが出ます。 尾根に出ると道が分かりやすくなり急登がはじまります。時折やせ尾根があるため注意が必要です。標高840m付近まで登ると左に水呑沢が近づいている場所で水を汲む事ができます。照葉樹林の森が続く急登を登っていくと1200m付近に岳の辻の看板が出てきます。ここからは穏やかな尾根歩きがはじまります。尾根を右に巻きはじめた標高1240m付近、左手に分かりにくいですが倒木上に更新した七本杉を見る事ができます。雨が多い屋久島では、倒木上でも水に困る事なく樹木が育ち、また生きている樹木にも様々な樹木が着生という生き方をしています。 尾根を巻き鞍部に出ると標高1230m付近にしっかりとした水場が出てきます。気持ちのよい尾根歩きが続き標高1330m付近、右に姥ヶ岩屋があり、雨宿りや緊急時のビバークに利用できます。 尾根沿いに登りがはじまり標高1400m付近右手に、ねじれた木肌が特徴の左捲大桧を見る事ができます。左捲大桧を過ぎ尾根を登りきると桃平広場(標高1460m)に到着です。 巨岩が美しい涸れ沢を横断していくと、尾根沿いに大きなヤマグルマが多くでてきます。下りがはじまると七ツ渡シと呼ばれる渡渉点エリアが現れます。1つ目は岩を伝い10mほどの沢を渡り、次はしばらく進むとナメラの渡渉点が現れます。屋久島のなかでも美しい沢の代表格です。この2つの渡渉点は増水時渡れなくなります。 七ツ渡シを過ぎ、沢沿いの岩場のトラバースを過ぎると鹿之沢小屋はもうすぐです。トイレの横を過ぎて小さな沢を渡ると鹿之沢小屋に着きます。鹿之沢小屋から永田岳までは淀川登山口から花山歩道へ(コースガイド)を参照して下さい。 永田岳からは、往路を引き返します。永田歩道の下りは、岳の辻から下の登山道で落ち葉でスリップしやすい箇所やトラバースする箇所があるため雨天時は特に注意が必要です。 -
千尋滝展望台から本富岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 5.2km
千尋滝展望台から本富岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 5.2km
本富岳の登山道は過去には正面からの登山道がありましたが、上部の崩壊により廃道になりました。現在は万代杉、モッチョム太郎の巨木を通る登山道になっています。 本富岳への登山道は千尋滝展望台へ向かう所から始まります。車を駐車場に駐車する人は売店奥の駐車スペースに車を停めましょう。もしスペースがない時は売店に勤務してる人に駐車場所を聞いてみて下さい。 登山前、もしくは登山後に千尋滝をぜひご覧ください。屋久島が大きな岩(花崗岩)の島である事が実感できる素晴らしい滝です。 登山道へ入るとすぐに急斜面が始まります。5分程で支流を渡りますが、この水は飲むことができます。しばらく水場がなく急斜面が続きますのでしっかりボトルに水を補給しておきましょう。もともとこの登山道は「尾之間歩道」の上部に連絡する「原歩道」だったのですが、「原歩道」は現在は廃道となってます。本富岳への分れからは荒廃しているので間違って踏み込まないように注意して下さい。 この急斜面を登ると小さな尾根を越えて、苔に覆われた美しい沢に出ます。周りにはヒメシャラも多く、ひと休みするにはよい所です。ここから急斜面を10分程登ると巨大な万代杉に到着、樹齢3000年とも言われる巨木です。万代杉の右側を巻いて尾根上をしばらくたどり、尾根から外れて右の谷に入って支流を渡ります。ここからモッチョム太郎まではすぐですが、登山道から10m下方にあるため、見逃しやすいですので注意して下さい。江戸時代の試し切りの跡がくっきり残っていて、伐採の歴史を感じる事ができます。 ここからさらに登り続けると本富岳の主稜線に達します。この主稜線にそって、しばらく歩くと最高到達点である神山展望台に達します。ここからは本富岳山頂や麦生、原集落が一望できます。 この先は岩稜の尾根をロープを伝って登ったり、下ったりの連続です。周りの植生もヤクザザが目立ち始め、アカマツも出てきます。足場に気を付けて歩いていくと本富岳山頂に至ります。山頂からは太平洋、尾之間集落、屋久島南部の海岸線がきれいに見渡せます。山頂から尾之間集落側にロープがあり、その下には祠もあるのでお参りをしてから下山しましょう。 復路は同じ道を千尋滝展望台まで引き返します。本富岳の登山道は過去には正面からの登山道がありましたが、上部の崩壊により廃道になりました。現在は万代杉、モッチョム太郎の巨木を通る登山道になっています。 本富岳への登山道は千尋滝展望台へ向かう所から始まります。車を駐車場に駐車する人は売店奥の駐車スペースに車を停めましょう。もしスペースがない時は売店に勤務してる人に駐車場所を聞いてみて下さい。 登山前、もしくは登山後に千尋滝をぜひご覧ください。屋久島が大きな岩(花崗岩)の島である事が実感できる素晴らしい滝です。 登山道へ入るとすぐに急斜面が始まります。5分程で支流を渡りますが、この水は飲むことができます。しばらく水場がなく急斜面が続きますのでしっかりボトルに水を補給しておきましょう。もともとこの登山道は「尾之間歩道」の上部に連絡する「原歩道」だったのですが、「原歩道」は現在は廃道となってます。本富岳への分れからは荒廃しているので間違って踏み込まないように注意して下さい。 この急斜面を登ると小さな尾根を越えて、苔に覆われた美しい沢に出ます。周りにはヒメシャラも多く、ひと休みするにはよい所です。ここから急斜面を10分程登ると巨大な万代杉に到着、樹齢3000年とも言われる巨木です。万代杉の右側を巻いて尾根上をしばらくたどり、尾根から外れて右の谷に入って支流を渡ります。ここからモッチョム太郎まではすぐですが、登山道から10m下方にあるため、見逃しやすいですので注意して下さい。江戸時代の試し切りの跡がくっきり残っていて、伐採の歴史を感じる事ができます。 ここからさらに登り続けると本富岳の主稜線に達します。この主稜線にそって、しばらく歩くと最高到達点である神山展望台に達します。ここからは本富岳山頂や麦生、原集落が一望できます。 この先は岩稜の尾根をロープを伝って登ったり、下ったりの連続です。周りの植生もヤクザザが目立ち始め、アカマツも出てきます。足場に気を付けて歩いていくと本富岳山頂に至ります。山頂からは太平洋、尾之間集落、屋久島南部の海岸線がきれいに見渡せます。山頂から尾之間集落側にロープがあり、その下には祠もあるのでお参りをしてから下山しましょう。 復路は同じ道を千尋滝展望台まで引き返します。 -
池めぐり自然探勝路から白鳥山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.2km
池めぐり自然探勝路から白鳥山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.2km
えびのエコミュージアムセンターから、池めぐり自然探勝路を進みます。橋を渡り三叉路を右折、整備された石段の同探勝路をしばらく登るとえびの展望台です。韓国岳から裾野に広がるえびの高原の全容が見渡せます。さらに石段を登り、アカマツ林を超えるとやがて平らな道になり白鳥山南登山口分岐に着きます。直進すると5分ほどで白紫池ですが、分岐を左に折れ山頂へ進みます。約15分ほど登ると白紫池や六観音御池、韓国岳を望める二湖パノラマ展望台に到着です。さらに樹林帯を進みガレ場となり視界が開けるとやがて白鳥山山頂で、目の前には韓国岳を望む絶景が広がります。ここからほぼ平坦な道となり白鳥山北展望台を過ぎ、下っていくと白鳥山北登山口の分岐に着きます。 帰りはえびのエコミュージアムセンターへ戻りますが、白鳥山北登山口から池めぐり深勝路を進み、六観音御池へ足を伸ばすのもおすすめです。えびのエコミュージアムセンターから、池めぐり自然探勝路を進みます。橋を渡り三叉路を右折、整備された石段の同探勝路をしばらく登るとえびの展望台です。韓国岳から裾野に広がるえびの高原の全容が見渡せます。さらに石段を登り、アカマツ林を超えるとやがて平らな道になり白鳥山南登山口分岐に着きます。直進すると5分ほどで白紫池ですが、分岐を左に折れ山頂へ進みます。約15分ほど登ると白紫池や六観音御池、韓国岳を望める二湖パノラマ展望台に到着です。さらに樹林帯を進みガレ場となり視界が開けるとやがて白鳥山山頂で、目の前には韓国岳を望む絶景が広がります。ここからほぼ平坦な道となり白鳥山北展望台を過ぎ、下っていくと白鳥山北登山口の分岐に着きます。 帰りはえびのエコミュージアムセンターへ戻りますが、白鳥山北登山口から池めぐり深勝路を進み、六観音御池へ足を伸ばすのもおすすめです。 -
甑岳周回コース
- 日帰り
- 2時間30分
- 3.6km
甑岳周回コース
- 日帰り
- 2時間30分
- 3.6km
甑岳登山口(露天風呂跡地側)からの案内板に従い自然林の中を進みます。池めぐり自然探勝路からのコースと出会ったら、坂道を下って木橋を渡り、郷土の森入口の道標を直進します。付近はいくつもの尾根が重なり合う平地のため、ガスがかかると迷いやすいので要注意です。 やがて登りにさしかかると甑岳への取り付きです。ここからは獣道など多数あるので登山用目印の赤テープを見失わないように高度を稼ぎます。急坂を登りガレ場を抜けると甑岳山頂です。韓国岳が迫り、風向きによっては硫黄山の白煙や硫黄の匂いもします。 時間があれば火口縁(直径約600m)を周回してみましょう。初夏にはミヤマキリシマ、ミツバツツジ、ヤマツツジ。秋の木々の紅葉は登山客の目を楽しませてくれます。火口内はススキの草原で池塘と呼ばれる湿原があり、高山植物に加え、湿地帯特有の食虫植物のモウセンゴケなどを見る事が出来ます。帰りは往路を辿り甑岳登山口へ戻ります。甑岳登山口(露天風呂跡地側)からの案内板に従い自然林の中を進みます。池めぐり自然探勝路からのコースと出会ったら、坂道を下って木橋を渡り、郷土の森入口の道標を直進します。付近はいくつもの尾根が重なり合う平地のため、ガスがかかると迷いやすいので要注意です。 やがて登りにさしかかると甑岳への取り付きです。ここからは獣道など多数あるので登山用目印の赤テープを見失わないように高度を稼ぎます。急坂を登りガレ場を抜けると甑岳山頂です。韓国岳が迫り、風向きによっては硫黄山の白煙や硫黄の匂いもします。 時間があれば火口縁(直径約600m)を周回してみましょう。初夏にはミヤマキリシマ、ミツバツツジ、ヤマツツジ。秋の木々の紅葉は登山客の目を楽しませてくれます。火口内はススキの草原で池塘と呼ばれる湿原があり、高山植物に加え、湿地帯特有の食虫植物のモウセンゴケなどを見る事が出来ます。帰りは往路を辿り甑岳登山口へ戻ります。 -
えびのエコミュージアムセンターから韓国岳へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.8km
えびのエコミュージアムセンターから韓国岳へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.8km
えびのエコミュージアムセンターから遊歩道を伝って歩き出します。硫黄山から噴き出る硫黄の匂いや、噴気の轟音を聞きながら歩くと、3合目下分岐にて従来の硫黄山からの登山ルートに合流します。展望所からは硫黄山の噴気がはっきり確認でき、さらに進んでいくとやがて樹木も低くなり視界がひろがります。 緩やかな登りですが、ガレ場が多く足を取られるため、浮石には要注意です。眼下にえびの高原の建物やえびの岳、白鳥山、硫黄山の白煙、不動池などが見え始めると、やがて広々とした5合目に到着です。韓国岳登山道休憩所もあるので休憩をして体調を整えましょう。 6合目から先は石も小さくなり歩きやすくなるため、周囲の展望を楽しみながら進みます。登山道は火口側に柵、谷側にも柵やロープが張られ迷うことはありませんが、風が強いときは帽子など飛ばされないよう気を付けましょう。韓国岳山頂は広々とした岩稜で、左側が大きく口を開けた噴火口です。連山最高峰からの展望は素晴らしく、韓国岳から霧島山系の全山の風景とともに、眼下には大浪池が望めます。南東側には獅子戸岳や白煙を上げる新燃岳、ぽっかり口を開けた御鉢の火口や天を突きさすような高千穂峰、その先には志布志湾も見ることができます。南側には桜島や開聞岳、北側には宮崎県の市房山や石堂山、北西には長崎県の普賢岳も確認できます。 帰路は大浪池を目指します。ゴロゴロしたガレ場から木道の階段を一気に下ります。階段を下るとやがて大浪池周回コースとえびの高原への分岐点である韓国岳避難小屋に着きます。大浪池口へと向かいつつ大浪池外輪沿いを進んでいきます。えびの高原への分岐点から一時間弱歩くと大浪池口に出るので、そこから大浪池登山口バス停へ向かいます。 時間と体力に余裕があれば、韓国岳から東へ琵琶池を通って獅子戸岳まで行ってみましょう。韓国岳から琵琶池方面へ下るルートは2015年に整備され、ブナやミズナラの樹林帯を通るコースになっており歩きやすいです。また獅子戸岳山頂からの新燃岳は、火口を埋め尽くした溶岩や流れ出た噴出物が見られ、幾筋も立ち上る白煙を目前にすると自然の驚異に言葉を失います。以降は大幡山を経由してひなもり台へ下ります。なお新燃岳への登山道は立入規制がされています。えびのエコミュージアムセンターから遊歩道を伝って歩き出します。硫黄山から噴き出る硫黄の匂いや、噴気の轟音を聞きながら歩くと、3合目下分岐にて従来の硫黄山からの登山ルートに合流します。展望所からは硫黄山の噴気がはっきり確認でき、さらに進んでいくとやがて樹木も低くなり視界がひろがります。 緩やかな登りですが、ガレ場が多く足を取られるため、浮石には要注意です。眼下にえびの高原の建物やえびの岳、白鳥山、硫黄山の白煙、不動池などが見え始めると、やがて広々とした5合目に到着です。韓国岳登山道休憩所もあるので休憩をして体調を整えましょう。 6合目から先は石も小さくなり歩きやすくなるため、周囲の展望を楽しみながら進みます。登山道は火口側に柵、谷側にも柵やロープが張られ迷うことはありませんが、風が強いときは帽子など飛ばされないよう気を付けましょう。韓国岳山頂は広々とした岩稜で、左側が大きく口を開けた噴火口です。連山最高峰からの展望は素晴らしく、韓国岳から霧島山系の全山の風景とともに、眼下には大浪池が望めます。南東側には獅子戸岳や白煙を上げる新燃岳、ぽっかり口を開けた御鉢の火口や天を突きさすような高千穂峰、その先には志布志湾も見ることができます。南側には桜島や開聞岳、北側には宮崎県の市房山や石堂山、北西には長崎県の普賢岳も確認できます。 帰路は大浪池を目指します。ゴロゴロしたガレ場から木道の階段を一気に下ります。階段を下るとやがて大浪池周回コースとえびの高原への分岐点である韓国岳避難小屋に着きます。大浪池口へと向かいつつ大浪池外輪沿いを進んでいきます。えびの高原への分岐点から一時間弱歩くと大浪池口に出るので、そこから大浪池登山口バス停へ向かいます。 時間と体力に余裕があれば、韓国岳から東へ琵琶池を通って獅子戸岳まで行ってみましょう。韓国岳から琵琶池方面へ下るルートは2015年に整備され、ブナやミズナラの樹林帯を通るコースになっており歩きやすいです。また獅子戸岳山頂からの新燃岳は、火口を埋め尽くした溶岩や流れ出た噴出物が見られ、幾筋も立ち上る白煙を目前にすると自然の驚異に言葉を失います。以降は大幡山を経由してひなもり台へ下ります。なお新燃岳への登山道は立入規制がされています。 -
高千穂河原から中岳へ
- 日帰り
- 2時間20分
- 4.4km
高千穂河原から中岳へ
- 日帰り
- 2時間20分
- 4.4km
中岳山頂は、2011年1月に新燃岳が300年ぶりのマグマ噴火をして以来、2017年まで繰り返し噴煙を上げており登山規制が続いています。しかし中岳の中腹の約1230m地点あたりまで立入可能となっており(以降は立入禁止の看板が登山道に設置)、ミヤマキリシマなどの草花や景色は楽しめるようになりました。なお新燃岳が噴火する前は、ミヤマキリシマと言えば中岳山頂登山が代名詞で多くの登山客で賑わっていました。しかし今は火山灰に覆われ草木の姿すら見ることができません。一日も早い新燃岳の鎮静化と、緑多き中岳の勇姿がみられることを願うばかりです。 中岳中腹探勝路へは高千穂河原ビジターセンターからスタートします。高千穂河原ビジターセンター横の橋を渡り、石段が積み重ねられ比較的整備された登山道を登っていきます。およそ20分でつつじコースとの分岐となるもみじコース分岐にさしかかります。春はハルリンドウやクサボケ、初夏になるとミヤマキリシマ、秋はコミネカエデやウリハダカエデ、コハウチワカエデなどの紅葉が登山者の目を楽しませてくれます。 歩いていく中で探勝路の脇にくぼ地がありますが、これは2011年1月の新燃岳マグマ噴火で火山弾が衝突して出来たクレーターです。また、高千穂峰を目指す登山者たちが、御鉢を登っているのが肉眼で確認することもできます。コンクリートでできた椅子やテーブルなどの休憩場所もたくさん設置されているので、存分に散策を楽しみましょう。 帰りは往路を戻ります。 また一方で、高千穂河原にはビジターセンターや火山噴火時の避難壕があるので、時間に余裕があればそちらにも足を伸ばしてみましょう。ビジターセンターで得た、神宮の森散策路の草花の情報を持って歩くと一段と楽しいはず。初夏はミヤマキリシマが咲きセッコクやキリシマテンナンショウ、コガクウツギや野鳥の観察も可能です。秋は多くのカエデ類やツタ類が紅葉します。このように季節に合わせた森林浴を楽しみましょう。 二つのコースとも約1~2時間あれば軽装で楽しむことが出来ます。高千穂河原近くには、新燃岳の噴火による置き土産として20分ほどで行ける鹿ヶ原(2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで放映、撮影された場所)があり、春のミヤマキリシマの季節には多くの観光客が訪れ花々を満喫しています。中岳山頂は、2011年1月に新燃岳が300年ぶりのマグマ噴火をして以来、2017年まで繰り返し噴煙を上げており登山規制が続いています。しかし中岳の中腹の約1230m地点あたりまで立入可能となっており(以降は立入禁止の看板が登山道に設置)、ミヤマキリシマなどの草花や景色は楽しめるようになりました。なお新燃岳が噴火する前は、ミヤマキリシマと言えば中岳山頂登山が代名詞で多くの登山客で賑わっていました。しかし今は火山灰に覆われ草木の姿すら見ることができません。一日も早い新燃岳の鎮静化と、緑多き中岳の勇姿がみられることを願うばかりです。 中岳中腹探勝路へは高千穂河原ビジターセンターからスタートします。高千穂河原ビジターセンター横の橋を渡り、石段が積み重ねられ比較的整備された登山道を登っていきます。およそ20分でつつじコースとの分岐となるもみじコース分岐にさしかかります。春はハルリンドウやクサボケ、初夏になるとミヤマキリシマ、秋はコミネカエデやウリハダカエデ、コハウチワカエデなどの紅葉が登山者の目を楽しませてくれます。 歩いていく中で探勝路の脇にくぼ地がありますが、これは2011年1月の新燃岳マグマ噴火で火山弾が衝突して出来たクレーターです。また、高千穂峰を目指す登山者たちが、御鉢を登っているのが肉眼で確認することもできます。コンクリートでできた椅子やテーブルなどの休憩場所もたくさん設置されているので、存分に散策を楽しみましょう。 帰りは往路を戻ります。 また一方で、高千穂河原にはビジターセンターや火山噴火時の避難壕があるので、時間に余裕があればそちらにも足を伸ばしてみましょう。ビジターセンターで得た、神宮の森散策路の草花の情報を持って歩くと一段と楽しいはず。初夏はミヤマキリシマが咲きセッコクやキリシマテンナンショウ、コガクウツギや野鳥の観察も可能です。秋は多くのカエデ類やツタ類が紅葉します。このように季節に合わせた森林浴を楽しみましょう。 二つのコースとも約1~2時間あれば軽装で楽しむことが出来ます。高千穂河原近くには、新燃岳の噴火による置き土産として20分ほどで行ける鹿ヶ原(2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで放映、撮影された場所)があり、春のミヤマキリシマの季節には多くの観光客が訪れ花々を満喫しています。 -
枕木登山口から栗野岳へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 4.5km
枕木登山口から栗野岳へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 4.5km
1988年に廃止された旧国鉄山野線の枕木で作られた枕木登山口から歩き始めます。駐車場も広く、トイレも設置されていますが水場はありません。枕木階段を登りつくと大きな木製の枕木展望台があり桜島、鹿児島空港、紫尾山、開聞岳や湧水町の町並み、冬場は川内川に沿って立ち上がる川霧を見る事が出来ます。 ここから登山道に入りゆっくりとした登りが続きます。秋のアケボノソウやマツカゼソウ、霧島に多いフモトスミレなどが登山者を迎え入れてくれます。しばらく歩くと麓の周遊ルートにぶつかるので分岐を山頂に向かいます。登山道はジグザグに蛇行はしているものの、もみじ群生地あたりまでほぼ直登で急斜面が続くのでゆっくり登りましょう。ピーク1029mの岩場あたりまで春はシキミやハイノキなどの白い花が咲き誇ります。秋は赤や黄色の色に染まったコシアブラ、シロモジやカエデの紅葉は実に美しく、登山者を包み込んでくれます。 もみじ群生地は霧島山系に多いコミネカエデ、イロハカエデ、コハウチワカエデなどのカエデの群生地。ここまで登ると後は平らで歩きやすい常緑樹の原生林に入ります。 周りの木々が低くなると、見晴台は目前です。山頂への分岐を直進するとほどなく視界が開け360度の展望がある見晴台に到着です。東に韓国岳、白煙を上げる硫黄山、えびの岳、白鳥山、遠く北東に市房山。南に桜島や開聞岳などが確認できます。ここからさらに山頂を目指し温泉側登山口への周回コースを辿ってみましょう。 見晴台から往路を下り始めると、ほどなく山頂への分岐に着きます。ここを右に折れ、しばらく歩いて鞍部を経由し、ここから急坂を登ると栗野岳第2峰に到着です。ここは見晴台より狭いものの標高が高いため、展望は最高です。 2峰からは視界のない常緑樹の中を進みますが、周りにはミヤマシキミ(春は白い花、秋は赤い実)や夏から秋はミカエリソウやフモトスミレ、ツルリンドウなどの花や実を見ることができます。約20分も歩くと、栗野岳山頂との分岐点。10分程度で栗野岳山頂に到着ですが、樹林帯の中で展望はありません。この分岐から西方向に延びる尾根を下り、第一展望台を過ぎると周りには赤褐色した木肌のヒメシャラの大木が目に飛び込んできます。急勾配で木の根が張った道をぐんぐん下ると雑木林からやがてヒノキ林に変わり、栗野岳八幡地獄から噴き出す硫黄の臭いがしてきます。さらに木の根に注意しながら高度を下げるとやがて県道が見え、温泉側登山口の車道に到着です。1988年に廃止された旧国鉄山野線の枕木で作られた枕木登山口から歩き始めます。駐車場も広く、トイレも設置されていますが水場はありません。枕木階段を登りつくと大きな木製の枕木展望台があり桜島、鹿児島空港、紫尾山、開聞岳や湧水町の町並み、冬場は川内川に沿って立ち上がる川霧を見る事が出来ます。 ここから登山道に入りゆっくりとした登りが続きます。秋のアケボノソウやマツカゼソウ、霧島に多いフモトスミレなどが登山者を迎え入れてくれます。しばらく歩くと麓の周遊ルートにぶつかるので分岐を山頂に向かいます。登山道はジグザグに蛇行はしているものの、もみじ群生地あたりまでほぼ直登で急斜面が続くのでゆっくり登りましょう。ピーク1029mの岩場あたりまで春はシキミやハイノキなどの白い花が咲き誇ります。秋は赤や黄色の色に染まったコシアブラ、シロモジやカエデの紅葉は実に美しく、登山者を包み込んでくれます。 もみじ群生地は霧島山系に多いコミネカエデ、イロハカエデ、コハウチワカエデなどのカエデの群生地。ここまで登ると後は平らで歩きやすい常緑樹の原生林に入ります。 周りの木々が低くなると、見晴台は目前です。山頂への分岐を直進するとほどなく視界が開け360度の展望がある見晴台に到着です。東に韓国岳、白煙を上げる硫黄山、えびの岳、白鳥山、遠く北東に市房山。南に桜島や開聞岳などが確認できます。ここからさらに山頂を目指し温泉側登山口への周回コースを辿ってみましょう。 見晴台から往路を下り始めると、ほどなく山頂への分岐に着きます。ここを右に折れ、しばらく歩いて鞍部を経由し、ここから急坂を登ると栗野岳第2峰に到着です。ここは見晴台より狭いものの標高が高いため、展望は最高です。 2峰からは視界のない常緑樹の中を進みますが、周りにはミヤマシキミ(春は白い花、秋は赤い実)や夏から秋はミカエリソウやフモトスミレ、ツルリンドウなどの花や実を見ることができます。約20分も歩くと、栗野岳山頂との分岐点。10分程度で栗野岳山頂に到着ですが、樹林帯の中で展望はありません。この分岐から西方向に延びる尾根を下り、第一展望台を過ぎると周りには赤褐色した木肌のヒメシャラの大木が目に飛び込んできます。急勾配で木の根が張った道をぐんぐん下ると雑木林からやがてヒノキ林に変わり、栗野岳八幡地獄から噴き出す硫黄の臭いがしてきます。さらに木の根に注意しながら高度を下げるとやがて県道が見え、温泉側登山口の車道に到着です。 -
開聞岳登山口から開聞岳へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 8.4km
開聞岳登山口から開聞岳へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 8.4km
かいもん山麓ふれあい公園内にある、開聞岳登山口からスタートします。同公園には登山者用の広い駐車場とトイレも完備されており、管理棟内では有料で温水シャワーも利用可能です。登山コースでは水の補給はできないので、必ず準備をしていきましょう。管理棟から登山道表示板に従い公園内を進むと車道へと道が変わり、15分ほどで2合目に着きます。登山コースはここから一本道ですが、鬱蒼とした樹林帯は天候次第では昼間でも薄暗くなるので、午前中の登山行動が原則です。午後から入山すると、下山時に暗くて足場が見えにくくなり危険をともないます。ヘッドランプ(懐中電灯)は、登山時には必ず携行しましょう。歩き始めて約15分で2.5合目、開聞山麓自然公園からの林道と交差します。この付近からは火山礫や木の根などでスリップしやすいので注意しましょう。 螺旋状の緩やかな登りが右に巻きながら最後まで続きます。2.5合目から約45分で5合目の展望台に到着です。池田湖や長崎鼻方面から大隅の山々も展望でき、ベンチも置かれているので休憩していきましょう。足元の木の根や露岩に気遣いながら進むと7合目に到着。ここを過ぎると岩場歩きになります。雨の日や早朝の濡れた時などはスリップしないよう気を付けましょう。山伏たちの修行の場であったといわれる仙人洞が、重なり合った大きな岩の間に大きく口を開いています。次第に樹高も低くなり、東シナ海方面の展望が開けていきます。足元に目を移せば開聞岳が海からいきなり俊立している様子を実感できます。9合目付近になると巨岩があらわれ急坂の岩場が続きます。ロープが固定され、ハシゴも設置された岩場を通りすぎると、岩と木々の間に枚聞神社の奥宮である御嶽神社の小さな鳥居と祠があります。この鳥居をすぎると開聞岳山頂です。 山頂からの展望は苦しい登りを一瞬忘れさせてくれるほど素晴らしく、霧島山系や高隈山系、薩摩半島の野間岳、条件が良ければ南に屋久島や硫黄島も望めます。休息や昼食をとれる場所も十分あるので心ゆくまで景色を楽しみましょう。 帰りは岩場や火山礫などでスリップしないように注意しながら往路を引き返します。 開聞山麓には様々なレジャー施設や観光ポイントが整っているので、下山後に長崎鼻・池田湖などの景勝地やフラワーパーク見学、砂むし風呂を楽しむのも良いでしょう。かいもん山麓ふれあい公園内にある、開聞岳登山口からスタートします。同公園には登山者用の広い駐車場とトイレも完備されており、管理棟内では有料で温水シャワーも利用可能です。登山コースでは水の補給はできないので、必ず準備をしていきましょう。管理棟から登山道表示板に従い公園内を進むと車道へと道が変わり、15分ほどで2合目に着きます。登山コースはここから一本道ですが、鬱蒼とした樹林帯は天候次第では昼間でも薄暗くなるので、午前中の登山行動が原則です。午後から入山すると、下山時に暗くて足場が見えにくくなり危険をともないます。ヘッドランプ(懐中電灯)は、登山時には必ず携行しましょう。歩き始めて約15分で2.5合目、開聞山麓自然公園からの林道と交差します。この付近からは火山礫や木の根などでスリップしやすいので注意しましょう。 螺旋状の緩やかな登りが右に巻きながら最後まで続きます。2.5合目から約45分で5合目の展望台に到着です。池田湖や長崎鼻方面から大隅の山々も展望でき、ベンチも置かれているので休憩していきましょう。足元の木の根や露岩に気遣いながら進むと7合目に到着。ここを過ぎると岩場歩きになります。雨の日や早朝の濡れた時などはスリップしないよう気を付けましょう。山伏たちの修行の場であったといわれる仙人洞が、重なり合った大きな岩の間に大きく口を開いています。次第に樹高も低くなり、東シナ海方面の展望が開けていきます。足元に目を移せば開聞岳が海からいきなり俊立している様子を実感できます。9合目付近になると巨岩があらわれ急坂の岩場が続きます。ロープが固定され、ハシゴも設置された岩場を通りすぎると、岩と木々の間に枚聞神社の奥宮である御嶽神社の小さな鳥居と祠があります。この鳥居をすぎると開聞岳山頂です。 山頂からの展望は苦しい登りを一瞬忘れさせてくれるほど素晴らしく、霧島山系や高隈山系、薩摩半島の野間岳、条件が良ければ南に屋久島や硫黄島も望めます。休息や昼食をとれる場所も十分あるので心ゆくまで景色を楽しみましょう。 帰りは岩場や火山礫などでスリップしないように注意しながら往路を引き返します。 開聞山麓には様々なレジャー施設や観光ポイントが整っているので、下山後に長崎鼻・池田湖などの景勝地やフラワーパーク見学、砂むし風呂を楽しむのも良いでしょう。 -
登山口から市房山へ
- 日帰り
- 5時間45分
- 6.4km
登山口から市房山へ
- 日帰り
- 5時間45分
- 6.4km
市房山キャンプ場前から川沿いに車道を歩き、祓川橋(令和2年豪雨により被災。現在は仮設道が設けられています。)を渡ると鳥居があり、市房神社参道を進むことになります。登山口には登山届用の箱が設置されているので、必ず記入してから出発しましょう。出発してから約10分ほどで沢に架けられた橋を渡り、緩やかな傾斜の道を進むと市房神社駐車場からの道と合流します。ここから杉の大木を見ながら進むと3合目(八丁坂登り口)です。大きな石段と木の根が階段状になった参道を約15分ほど登れば4合目の市房神社に到着です。市房神社の拝殿内部は避難小屋も兼ねています。神社の横に水場がありますが、雨量の少ない時期は涸れることもあるので、水はあらかじめ持参していきましょう。 市房神社の裏手を登っていくと、急傾斜道で丸太の階段と岩と木の根がむき出しになった歩きにくい道となり、梯子や残地ロープを使いながらの苦しい登りが延々と続きます。5合目の仏岩から6合目の馬ノ背の間はヤセ尾根で、道の両側とも崖なので十分気を付けて歩きましょう。市房神社から約1時間で6合目(馬ノ背展望台)です。巨岩があり眺めがいいので休憩には最適です。先へ進むとやがて傾斜は緩やかになり、ヒメシャラやブナの木がひときわ目立つ7合目を過ぎると道は歩きやすく見通しも良くなります。鹿の防御ネットも張られていますが、年々枯れ木が多く見られるようになりました。9合目を過ぎると展望も良くなり、山頂が近づくにつれこれまでの疲労が一気に吹き飛ぶはずです。いよいよ眼前に山頂が見えはじめると1等三角点の広大な市房山山頂です。眼下には湯山から市房ダム、東側に石堂山、南側に霧島山、北に九州山地の雄大な山容を眺めることができます。山頂からの下山は往路を戻ります。 なお心見ノ橋経由での二ツ岩への縦走路については、崩壊し危険のため立入禁止です。今にも崩壊しそうな岩稜を慎重に進むと、約3分ほどでチョックストーンが山肌に挟まった「心見ノ橋」と呼ばれる場所に行き着きますが、そこから先は登山道にロープが張られています。市房山キャンプ場前から川沿いに車道を歩き、祓川橋(令和2年豪雨により被災。現在は仮設道が設けられています。)を渡ると鳥居があり、市房神社参道を進むことになります。登山口には登山届用の箱が設置されているので、必ず記入してから出発しましょう。出発してから約10分ほどで沢に架けられた橋を渡り、緩やかな傾斜の道を進むと市房神社駐車場からの道と合流します。ここから杉の大木を見ながら進むと3合目(八丁坂登り口)です。大きな石段と木の根が階段状になった参道を約15分ほど登れば4合目の市房神社に到着です。市房神社の拝殿内部は避難小屋も兼ねています。神社の横に水場がありますが、雨量の少ない時期は涸れることもあるので、水はあらかじめ持参していきましょう。 市房神社の裏手を登っていくと、急傾斜道で丸太の階段と岩と木の根がむき出しになった歩きにくい道となり、梯子や残地ロープを使いながらの苦しい登りが延々と続きます。5合目の仏岩から6合目の馬ノ背の間はヤセ尾根で、道の両側とも崖なので十分気を付けて歩きましょう。市房神社から約1時間で6合目(馬ノ背展望台)です。巨岩があり眺めがいいので休憩には最適です。先へ進むとやがて傾斜は緩やかになり、ヒメシャラやブナの木がひときわ目立つ7合目を過ぎると道は歩きやすく見通しも良くなります。鹿の防御ネットも張られていますが、年々枯れ木が多く見られるようになりました。9合目を過ぎると展望も良くなり、山頂が近づくにつれこれまでの疲労が一気に吹き飛ぶはずです。いよいよ眼前に山頂が見えはじめると1等三角点の広大な市房山山頂です。眼下には湯山から市房ダム、東側に石堂山、南側に霧島山、北に九州山地の雄大な山容を眺めることができます。山頂からの下山は往路を戻ります。 なお心見ノ橋経由での二ツ岩への縦走路については、崩壊し危険のため立入禁止です。今にも崩壊しそうな岩稜を慎重に進むと、約3分ほどでチョックストーンが山肌に挟まった「心見ノ橋」と呼ばれる場所に行き着きますが、そこから先は登山道にロープが張られています。 -
垂桜コース登山口から大篦柄岳へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.3km
垂桜コース登山口から大篦柄岳へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.3km
垂水市街地側から県道71号を大隅湖方向に進み、堀切峠の手前約2kmの田仕明バス停跡を右折し垂桜集落を経て、大野原林道を約4km進むと垂桜コース登山口に着きます。林道は荒れた個所もあるので車での走行の場合は注意して下さい。 登山口から照葉樹林帯の緩やかな尾根を歩きます。七岳分岐から登りにかかり、3合目を過ぎるとロープが設置された急坂となり、花崗岩で出来た5合目の展望台に出ます。展望台からの垂水市街地、鹿児島湾(錦江湾)と桜島、薩摩半島の眺めは素晴らしいです。 ここからさらに急坂を登ると、北東に延びる主稜線に出ます。ここには杖捨祠があり、「ここから先は杖を使うような急坂はない」という意味で、多くの杖が置かれています。スズタケが現れると、ほどなく大箆柄岳山頂です。山頂からは、美しい照葉樹林の稜線が連なる高隈山系、桜島と鹿児島湾(錦江湾)を挟んで鹿児島市街地から開聞岳、金峰山など南薩の山々から北薩の紫尾山や霧島連山まで、大パノラマが展開します。 帰りは往路を引き返しても良いですが、時間と体力の余裕があれば山頂からスズタケの中を南に小篦柄岳を目指しても良いでしょう。約25分ほどで小篦柄岳分岐に着くので、山頂まで往復しましょう。小篦柄岳山頂には洞が祀られています。ここからは南方向の妻岳や二子岳、御岳を望めます。 小篦柄岳分岐に引き返し、スズタケや照葉樹林帯を南に進むとスマン峠に着きます。樹林帯の中で展望はありませんが、ベンチがあり休憩できます。垂桜コース登山口から御岳方向への縦走路は九州自然歩道となっていますが、ここから西方向の一九坂を下っていきます。急坂が続くので転倒などに注意しましょう。途中に水場もあり、登りにこのコースを使う時は絶好の休憩地です。 傾斜が緩やかになると、ほどなくスマンコース登山口です。周辺の植生や風景を楽しみながら、平坦な林道を通って垂桜コース登山口に戻りましょう。垂水市街地側から県道71号を大隅湖方向に進み、堀切峠の手前約2kmの田仕明バス停跡を右折し垂桜集落を経て、大野原林道を約4km進むと垂桜コース登山口に着きます。林道は荒れた個所もあるので車での走行の場合は注意して下さい。 登山口から照葉樹林帯の緩やかな尾根を歩きます。七岳分岐から登りにかかり、3合目を過ぎるとロープが設置された急坂となり、花崗岩で出来た5合目の展望台に出ます。展望台からの垂水市街地、鹿児島湾(錦江湾)と桜島、薩摩半島の眺めは素晴らしいです。 ここからさらに急坂を登ると、北東に延びる主稜線に出ます。ここには杖捨祠があり、「ここから先は杖を使うような急坂はない」という意味で、多くの杖が置かれています。スズタケが現れると、ほどなく大箆柄岳山頂です。山頂からは、美しい照葉樹林の稜線が連なる高隈山系、桜島と鹿児島湾(錦江湾)を挟んで鹿児島市街地から開聞岳、金峰山など南薩の山々から北薩の紫尾山や霧島連山まで、大パノラマが展開します。 帰りは往路を引き返しても良いですが、時間と体力の余裕があれば山頂からスズタケの中を南に小篦柄岳を目指しても良いでしょう。約25分ほどで小篦柄岳分岐に着くので、山頂まで往復しましょう。小篦柄岳山頂には洞が祀られています。ここからは南方向の妻岳や二子岳、御岳を望めます。 小篦柄岳分岐に引き返し、スズタケや照葉樹林帯を南に進むとスマン峠に着きます。樹林帯の中で展望はありませんが、ベンチがあり休憩できます。垂桜コース登山口から御岳方向への縦走路は九州自然歩道となっていますが、ここから西方向の一九坂を下っていきます。急坂が続くので転倒などに注意しましょう。途中に水場もあり、登りにこのコースを使う時は絶好の休憩地です。 傾斜が緩やかになると、ほどなくスマンコース登山口です。周辺の植生や風景を楽しみながら、平坦な林道を通って垂桜コース登山口に戻りましょう。 -
御岳登山口から御岳へ
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
御岳登山口から御岳へ
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
御岳は垂桜コース登山口から大箆柄岳を経て北から縦断している九州自然歩道の南端にあります。1等三角点のピラミッド型の美しい山容をしていて、高隈山系の中で最も気軽に登ることができる山でもあります。 鹿屋市営鳴之尾牧場を眼下に見下ろす御岳登山口からのコースを紹介します。 国道220号を垂水から鹿屋市方向へ進み、古江バイパスの途中から鳴之尾林道に入り鳴之尾牧場を目指します。牧場手前の三叉路に「御岳登山口」の道標があり、ここを右へ進みしばらく行くと、西側の眼下に赤い三角屋根の鳴之尾牧場が見えてきます。やがて登山口案内板のある5合目に着くので、この周辺に車を駐車してここから出発しましょう。林道終点からは手すりの付けられたコンクリートの階段で急坂の登りとなります。30分ほどでテレビ塔に到着です。テレビ塔の隣に934mの標点のある小さなピークで忠兵衛ヶ岳の山名の標石があります。春になるとこのあたりと9合目の北側斜面で、アケボノツツジの花を、秋になると高隈山系固有のタカクマホトトギスの黄色い花を楽しむことができます。一息入れて展望を楽しんだら、ここからいったん樹林の中を下ります。すぐに登りになり、途中の急坂では鎖やロープが数ヵ所に設置されています。振り返ると、東側に笠之原台地 が、南側には鹿屋市街地と大隅の山々を眺めることができます。8合目にある水場で喉を潤し、次第に平坦な稜線に出ると、9合目で上祓川からのコース(現在は廃道のため立ち入らない事)に到着です。御岳山頂を見ながら最後の急坂を登ると、高隈竜王大権現が祀られた石碑の立つ御岳山頂に到着です。眺望をさえぎるものはなく、360度の展望が広がっています。帰りは往路を引き返します。御岳は垂桜コース登山口から大箆柄岳を経て北から縦断している九州自然歩道の南端にあります。1等三角点のピラミッド型の美しい山容をしていて、高隈山系の中で最も気軽に登ることができる山でもあります。 鹿屋市営鳴之尾牧場を眼下に見下ろす御岳登山口からのコースを紹介します。 国道220号を垂水から鹿屋市方向へ進み、古江バイパスの途中から鳴之尾林道に入り鳴之尾牧場を目指します。牧場手前の三叉路に「御岳登山口」の道標があり、ここを右へ進みしばらく行くと、西側の眼下に赤い三角屋根の鳴之尾牧場が見えてきます。やがて登山口案内板のある5合目に着くので、この周辺に車を駐車してここから出発しましょう。林道終点からは手すりの付けられたコンクリートの階段で急坂の登りとなります。30分ほどでテレビ塔に到着です。テレビ塔の隣に934mの標点のある小さなピークで忠兵衛ヶ岳の山名の標石があります。春になるとこのあたりと9合目の北側斜面で、アケボノツツジの花を、秋になると高隈山系固有のタカクマホトトギスの黄色い花を楽しむことができます。一息入れて展望を楽しんだら、ここからいったん樹林の中を下ります。すぐに登りになり、途中の急坂では鎖やロープが数ヵ所に設置されています。振り返ると、東側に笠之原台地 が、南側には鹿屋市街地と大隅の山々を眺めることができます。8合目にある水場で喉を潤し、次第に平坦な稜線に出ると、9合目で上祓川からのコース(現在は廃道のため立ち入らない事)に到着です。御岳山頂を見ながら最後の急坂を登ると、高隈竜王大権現が祀られた石碑の立つ御岳山頂に到着です。眺望をさえぎるものはなく、360度の展望が広がっています。帰りは往路を引き返します。 -
大隅青少年自然の家キャンプ場から横岳へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 9.7km
大隅青少年自然の家キャンプ場から横岳へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 9.7km
垂水市から国道220号を鹿屋市方向に向かい、古江バイバス途中の交差点を左折します。国立大隅育少年自然の家への道標に従って大隅青少年自然の家キャンプ場へ向かいます。キャンプ場の駐車場から50mほど先の炊事横が登山口です。 登山口から、とんがり山への直登ルートと、南西側を巻くルートがありますが、時間的に大差はありません。直登ルートの急坂を超え、少し下ると横岳と万滝への五差路の分岐点に着くので、ここから固定されたローブを利用しながら横岳へ急坂を登っていきます。30分ほどで629mピークに着くので、尾根道から草の生い茂った急坂を登っていくと、白山林道に出会います。 林道から尾根に取り付くと、所々に取り付けられたロープを頼りに急坂を登っていきます。照葉樹林帯の中で展望はありません。しばらく行くと、白山神社と横岳方面を結ぶ稜線の分岐点に合流します。樹林帯の中ではあるものの広くて休態には最適な場所です。ここ周辺にはヤブツバキやミカエリソウなどが多く見られ、時期によって花々を楽しむ事が出来ます。山頂へは緩やかな稜線のピークを2つ越します。急坂の先が横岳山頂です。山頂には大きな祠とアセビの木があります。高隈の山々が展望できて、これまでの疲れを癒してくれることでしょう。 横岳からの下りは急傾斜で、取り付けられたロープや立木にぶら下がりながら下ることになります。雨の日などは滑りやすいので転倒には充分気を付けて進みましょう。 平岳への分岐点(鞍部)から南方向に樹林帯を下ると白山林道に出会います。林道を左方向へ進むと、高須川上流の水場に着きます。ここから500mくらい先が万滝への万滝下降口です。万滝へは急坂の登山道を一気に下ることになりますが、雑草などで足元の見えにくい箇所もあるので慎重に進みます。落差54mの万滝に圧倒されながら、降り注ぐマイナスイオンを浴びて休憩をしましょう。 滝を眺めたら、右岸に渡り高須川沿いの小道を下ります。途中花里集落への分岐点がありますが、そのまま山腹を右に巻きながら、木製の梯子を登り、小さな起伏を登り下りしながら進むと五差路に到着です。とんがり山を直登か南西側を巻くルートを使い大隅青少年自然の家キャンプ場に戻ります。垂水市から国道220号を鹿屋市方向に向かい、古江バイバス途中の交差点を左折します。国立大隅育少年自然の家への道標に従って大隅青少年自然の家キャンプ場へ向かいます。キャンプ場の駐車場から50mほど先の炊事横が登山口です。 登山口から、とんがり山への直登ルートと、南西側を巻くルートがありますが、時間的に大差はありません。直登ルートの急坂を超え、少し下ると横岳と万滝への五差路の分岐点に着くので、ここから固定されたローブを利用しながら横岳へ急坂を登っていきます。30分ほどで629mピークに着くので、尾根道から草の生い茂った急坂を登っていくと、白山林道に出会います。 林道から尾根に取り付くと、所々に取り付けられたロープを頼りに急坂を登っていきます。照葉樹林帯の中で展望はありません。しばらく行くと、白山神社と横岳方面を結ぶ稜線の分岐点に合流します。樹林帯の中ではあるものの広くて休態には最適な場所です。ここ周辺にはヤブツバキやミカエリソウなどが多く見られ、時期によって花々を楽しむ事が出来ます。山頂へは緩やかな稜線のピークを2つ越します。急坂の先が横岳山頂です。山頂には大きな祠とアセビの木があります。高隈の山々が展望できて、これまでの疲れを癒してくれることでしょう。 横岳からの下りは急傾斜で、取り付けられたロープや立木にぶら下がりながら下ることになります。雨の日などは滑りやすいので転倒には充分気を付けて進みましょう。 平岳への分岐点(鞍部)から南方向に樹林帯を下ると白山林道に出会います。林道を左方向へ進むと、高須川上流の水場に着きます。ここから500mくらい先が万滝への万滝下降口です。万滝へは急坂の登山道を一気に下ることになりますが、雑草などで足元の見えにくい箇所もあるので慎重に進みます。落差54mの万滝に圧倒されながら、降り注ぐマイナスイオンを浴びて休憩をしましょう。 滝を眺めたら、右岸に渡り高須川沿いの小道を下ります。途中花里集落への分岐点がありますが、そのまま山腹を右に巻きながら、木製の梯子を登り、小さな起伏を登り下りしながら進むと五差路に到着です。とんがり山を直登か南西側を巻くルートを使い大隅青少年自然の家キャンプ場に戻ります。 -
竃門神社から宝満山(正面登山道)
- 日帰り
- 2時間0分
竃門神社から宝満山(正面登山道)
- 日帰り
- 2時間0分
西鉄太宰府駅から登山口の竃門神社まで、コミュニティバス「まほろば号」で約10分、終点の内山で下車します。徒歩で行く場合は、太宰府天満宮境内を通り、本殿裏から30分ほどで到着します。 竃門神社境内を抜けると、汐井川沿いに式部稲荷があり、ここが1合目となります。鳥居をくぐり、宝満山登山道の急な登りを抜けると車道に出ます。300mほど進むと車道と別れ、池の西側を通り、やがて山道に入ります。車道を横切り、堀切状の道を進むと左手に高圧線鉄塔が現れ、車道(内山林道)の終点の広場に到着します。自然石の石段を登り、一の鳥居(2合目)に到達します。 しばらくゆるやかな尾根道を進みますが、急なジグザグ道(羊腸の径と呼ばれています)を越えると、3合目の休堂跡に到着し、ここには水場があります。ここからは急な石段が連続するため、ゆっくりと登ることが大切です。両側に覆う杉の大木に目を向けて呼吸を整え、高まる心拍数を抑えるのが登りのコツです。 5合目には殺生禁断の石碑が建っており、6合目は吉田屋敷跡です。その後に続く「百段ガンギ」は規則的な石段で、まさに胸突き八丁です。この石段を登り切ると広場があり、湧水(阿伽の井)があります。 少し傾斜がゆるくなった石段を登ると、芭蕉句碑があり、主稜上の中宮跡に出ます。点在する礎石は往時の伽藍をしのばせるもので、竃門山の大きな石碑があり、目を凝らすと宝満山頂が望めます。 すぐに8合目で女道と分かれます。女道は山腹を巻いてキャンプ場に続きます。正面登山道はまっすぐに登り、巨大な岩の下を通ります。 ここから山頂にかけて、傾斜はあまりきつくありませんが、岩の露頭を巧みに利用し、巨岩の間を縫って進む道は、宝満山が修験の道場であった雰囲気を感じさせます。袖すり岩、馬蹄石を通ると、まもなく山頂に到着します。山頂には上宮の祠が建ち、360度の眺望が開けます。福岡市街から博多湾が見渡せ、古処山、英彦山、そして九重や阿蘇の連山も望むことができます。間近に脊振山や九千部山の大きな山容が印象的です。西鉄太宰府駅から登山口の竃門神社まで、コミュニティバス「まほろば号」で約10分、終点の内山で下車します。徒歩で行く場合は、太宰府天満宮境内を通り、本殿裏から30分ほどで到着します。 竃門神社境内を抜けると、汐井川沿いに式部稲荷があり、ここが1合目となります。鳥居をくぐり、宝満山登山道の急な登りを抜けると車道に出ます。300mほど進むと車道と別れ、池の西側を通り、やがて山道に入ります。車道を横切り、堀切状の道を進むと左手に高圧線鉄塔が現れ、車道(内山林道)の終点の広場に到着します。自然石の石段を登り、一の鳥居(2合目)に到達します。 しばらくゆるやかな尾根道を進みますが、急なジグザグ道(羊腸の径と呼ばれています)を越えると、3合目の休堂跡に到着し、ここには水場があります。ここからは急な石段が連続するため、ゆっくりと登ることが大切です。両側に覆う杉の大木に目を向けて呼吸を整え、高まる心拍数を抑えるのが登りのコツです。 5合目には殺生禁断の石碑が建っており、6合目は吉田屋敷跡です。その後に続く「百段ガンギ」は規則的な石段で、まさに胸突き八丁です。この石段を登り切ると広場があり、湧水(阿伽の井)があります。 少し傾斜がゆるくなった石段を登ると、芭蕉句碑があり、主稜上の中宮跡に出ます。点在する礎石は往時の伽藍をしのばせるもので、竃門山の大きな石碑があり、目を凝らすと宝満山頂が望めます。 すぐに8合目で女道と分かれます。女道は山腹を巻いてキャンプ場に続きます。正面登山道はまっすぐに登り、巨大な岩の下を通ります。 ここから山頂にかけて、傾斜はあまりきつくありませんが、岩の露頭を巧みに利用し、巨岩の間を縫って進む道は、宝満山が修験の道場であった雰囲気を感じさせます。袖すり岩、馬蹄石を通ると、まもなく山頂に到着します。山頂には上宮の祠が建ち、360度の眺望が開けます。福岡市街から博多湾が見渡せ、古処山、英彦山、そして九重や阿蘇の連山も望むことができます。間近に脊振山や九千部山の大きな山容が印象的です。 -
本道寺から宝満山(シラハケ道)
- 日帰り
- 2時間5分
本道寺から宝満山(シラハケ道)
- 日帰り
- 2時間5分
西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。正面の道の終点に2台分の駐車スペースがあり、ここが登山口となります。 小さな流れに沿って進み、標識に従い私道を横切ります。右の尾根に上がればシラハケ道があり、杉林の中を抜けていきます。50分ほどで谷の中の百日断食記念碑に出ます。 宝満山は左の尾根をたどります。剣の窟の上部か谷(猫谷川支流)を横切りながら登っていくと、水場の下に出てキャンプ場に着きます。ログハウス調のキャンプセンター(楞伽院山荘)は水場も近く、バイオトイレを備えた避難小屋です。 広場を通り抜け、坂道を登ると縦走路に出ます。ここから稚児落しの岩場になります。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。正面の道の終点に2台分の駐車スペースがあり、ここが登山口となります。 小さな流れに沿って進み、標識に従い私道を横切ります。右の尾根に上がればシラハケ道があり、杉林の中を抜けていきます。50分ほどで谷の中の百日断食記念碑に出ます。 宝満山は左の尾根をたどります。剣の窟の上部か谷(猫谷川支流)を横切りながら登っていくと、水場の下に出てキャンプ場に着きます。ログハウス調のキャンプセンター(楞伽院山荘)は水場も近く、バイオトイレを備えた避難小屋です。 広場を通り抜け、坂道を登ると縦走路に出ます。ここから稚児落しの岩場になります。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。 -
本道寺から宝満山(猫谷川新道)
- 日帰り
- 2時間45分
本道寺から宝満山(猫谷川新道)
- 日帰り
- 2時間45分
西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。堤谷入口で林道を左折し、徒歩10分で林道脇に猫谷川新道の表示が現れます。 猫谷川入口からスタートして、ゆるやかに進み、やがて渓流に沿って登ります。2合目で大谷尾根への道が分かれると、小さな滝が現れ始め、やがて花乱の滝、養老の滝と本格的な滝となります。登山道は流れに沿って登り、徐々に傾斜を増し、岩場ではハシゴやクサリで乗り越えます。 滝下には平地があり、休憩もできますが、5合目の上部は先年の豪雨で土石流に埋まり、変貌しています。ルートがわかりにくいところもあり、また落石にも注意が必要です。左岸に渡って登ると、剣の窟を経てシラハケ尾根からの道に合流します。 左に進み、すぐ先で標識に従って分岐を右に登ると尾根を越えて金の水、そのまま右の尾根を登り自然林の中を進むと普池の窟に着きます。10人が入れる洞窟で、仏像が安置されています。これから左へ尾根を巻いてコルに出ると縦走路に出ます。右に行けば10分で仏頂山となります。宝満山はコルから左に縦走路を進み、10分で稚児落しの岩場に着きます。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。堤谷入口で林道を左折し、徒歩10分で林道脇に猫谷川新道の表示が現れます。 猫谷川入口からスタートして、ゆるやかに進み、やがて渓流に沿って登ります。2合目で大谷尾根への道が分かれると、小さな滝が現れ始め、やがて花乱の滝、養老の滝と本格的な滝となります。登山道は流れに沿って登り、徐々に傾斜を増し、岩場ではハシゴやクサリで乗り越えます。 滝下には平地があり、休憩もできますが、5合目の上部は先年の豪雨で土石流に埋まり、変貌しています。ルートがわかりにくいところもあり、また落石にも注意が必要です。左岸に渡って登ると、剣の窟を経てシラハケ尾根からの道に合流します。 左に進み、すぐ先で標識に従って分岐を右に登ると尾根を越えて金の水、そのまま右の尾根を登り自然林の中を進むと普池の窟に着きます。10人が入れる洞窟で、仏像が安置されています。これから左へ尾根を巻いてコルに出ると縦走路に出ます。右に行けば10分で仏頂山となります。宝満山はコルから左に縦走路を進み、10分で稚児落しの岩場に着きます。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。 -
昭和の森から宝満山
- 日帰り
- 2時間40分
昭和の森から宝満山
- 日帰り
- 2時間40分
西側から宝満山へ登るには、宇美町の昭和の森が起点となります。夏期にはキャンプ場もあり、西鉄バスで極楽寺行きのバスに乗り、障子岳バス停で下車後、10分ほど歩いて昭和の森の道路に入ります。昭和の森一帯は、三郡山を筆頭に南の宝満山、西の砥石山といった個性的な山々に囲まれ、変化に富んだ登山道が各頂に向かって延びています。また、過去に大規模な土石流による地形の変化も記録されており、多様な自然景観を楽しむことができます。 ゲート手前の駐車場から右手の貯水施設の右側にある歩道を進み、河原谷の林道に合流します。林道から山道に入り、流れに沿って進みます。かつての炭焼き跡を通り過ぎると、間もなく宝満山への標識が現れ、右へ流れを渡って尾根に取り付きます。斜面を巻きながら登り、尾根に上がると「うさぎ道」に合流します。(下れば北谷や内山方面に続きます。) ここからは急な登りがジグザグに続き、登り詰めると仏頂山の直下に出ます。右(南)に進むと、10分ほどで宝満山の山頂に達します。山頂では、稚児落しのクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることができます。 なお、河原谷を直上すれば分岐から30分ほどで難所ヶ滝に到達します。厳冬期には結氷し、多くの見物者が訪れる場所です。また、難所ヶ滝に寄らずに谷を登り切ると、縦走路に出て右に登ることで、仏頂山を経由して宝満山に行くことができます。西側から宝満山へ登るには、宇美町の昭和の森が起点となります。夏期にはキャンプ場もあり、西鉄バスで極楽寺行きのバスに乗り、障子岳バス停で下車後、10分ほど歩いて昭和の森の道路に入ります。昭和の森一帯は、三郡山を筆頭に南の宝満山、西の砥石山といった個性的な山々に囲まれ、変化に富んだ登山道が各頂に向かって延びています。また、過去に大規模な土石流による地形の変化も記録されており、多様な自然景観を楽しむことができます。 ゲート手前の駐車場から右手の貯水施設の右側にある歩道を進み、河原谷の林道に合流します。林道から山道に入り、流れに沿って進みます。かつての炭焼き跡を通り過ぎると、間もなく宝満山への標識が現れ、右へ流れを渡って尾根に取り付きます。斜面を巻きながら登り、尾根に上がると「うさぎ道」に合流します。(下れば北谷や内山方面に続きます。) ここからは急な登りがジグザグに続き、登り詰めると仏頂山の直下に出ます。右(南)に進むと、10分ほどで宝満山の山頂に達します。山頂では、稚児落しのクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることができます。 なお、河原谷を直上すれば分岐から30分ほどで難所ヶ滝に到達します。厳冬期には結氷し、多くの見物者が訪れる場所です。また、難所ヶ滝に寄らずに谷を登り切ると、縦走路に出て右に登ることで、仏頂山を経由して宝満山に行くことができます。 -
若杉山・三郡山・宝満山縦走
- 日帰り
- 7時間45分
若杉山・三郡山・宝満山縦走
- 日帰り
- 7時間45分
若杉山へは、JR篠栗駅から南に進み、篠栗街道を渡り、篠原郵便局の横を通り、馬手池を見ながら若杉集落を抜ける道を進みます。この道は篠栗四国霊場の参道でもあります。登山口から50分で若杉楽園キャンプ場に到着し、さらに40分で無線中継所がある若杉山頂に着きます。山頂からの眺望はありませんが、縦走路を少し下ったところに岩場があり、これから進む縦走路が見渡せます。 ショウケ越までは県道60号にかかる陸橋が通行止めのため、手前から北側に下り、車道を横断して尾根に登り返す必要があります。鬼岩谷ピーク(774m)までの登りが最大の難関で、砥石山(828m)を越えると、一度下ります。その後は、三郡山まで小規模な起伏が続き、徐々に高度を上げていきます。最初のピーク(前砥石)は草地で、眺望が得られる数少ない場所です。やがて内住峡、大分への登山道が分かれ、昭和の森に下る道も分岐します。三郡山(935.7m)からは、四方の眺望が楽しめます。 三郡山からは、一旦航空監視レーダーの道路に下り、頂上を巻いて進むとすぐにフェンス脇に案内標識があります。転石の多い下りを終えた後、自然林に覆われた穏やかな道となり、ブナ林も現れます。縦走路脇には水を得られる場所もあります。頭巾山の分岐を過ぎ、河原谷のコルに到着すると、あとは仏頂山を登り、宝満山までひと息です。宝満山からは、正面登山道を下ります。若杉山へは、JR篠栗駅から南に進み、篠栗街道を渡り、篠原郵便局の横を通り、馬手池を見ながら若杉集落を抜ける道を進みます。この道は篠栗四国霊場の参道でもあります。登山口から50分で若杉楽園キャンプ場に到着し、さらに40分で無線中継所がある若杉山頂に着きます。山頂からの眺望はありませんが、縦走路を少し下ったところに岩場があり、これから進む縦走路が見渡せます。 ショウケ越までは県道60号にかかる陸橋が通行止めのため、手前から北側に下り、車道を横断して尾根に登り返す必要があります。鬼岩谷ピーク(774m)までの登りが最大の難関で、砥石山(828m)を越えると、一度下ります。その後は、三郡山まで小規模な起伏が続き、徐々に高度を上げていきます。最初のピーク(前砥石)は草地で、眺望が得られる数少ない場所です。やがて内住峡、大分への登山道が分かれ、昭和の森に下る道も分岐します。三郡山(935.7m)からは、四方の眺望が楽しめます。 三郡山からは、一旦航空監視レーダーの道路に下り、頂上を巻いて進むとすぐにフェンス脇に案内標識があります。転石の多い下りを終えた後、自然林に覆われた穏やかな道となり、ブナ林も現れます。縦走路脇には水を得られる場所もあります。頭巾山の分岐を過ぎ、河原谷のコルに到着すると、あとは仏頂山を登り、宝満山までひと息です。宝満山からは、正面登山道を下ります。 -
奉幣殿から英彦山上宮(表参道)
- 日帰り
- 2時間0分
奉幣殿から英彦山上宮(表参道)
- 日帰り
- 2時間0分
日田彦山線BRTひこぼしライン彦山駅から英彦山神宮下バス停で下車します。 参道を登って奉幣殿に到着します。この広場から階段を登ると、中岳の表参道の出だしに差し掛かります。ここでは急な石段が尾根を巻きながら登り、このコースで最も苦しい場所となります。石段の中腹には休憩舎(野鳥観察小屋)があり、縦横に枝を伸ばす杉の巨木が次々と現れるので、楽しみながら登ることができます。石段を登りつめたコルの岩場にはクサリがありますが、それほど困難な場所ではありません。尾根に上がると道は平坦になり、五合目には再建された中津宮(中宮)があります。この先、千本杉は朽ちて姿を消してしまいました。七合目の産霊社はその面影を残しています。 これより先は、中岳山頂の上宮修復工事に伴い登山道が規制されています(2022年8月から2025年12月まで)。その範囲は中岳山頂から南岳、及び北岳の間であり、北西尾根も立ち入ることができません。 上宮は江戸期の再建から200年の風雪を経ており、数年後には新たな壮観を楽しむことができることを期待しています。この措置に伴い、山頂直下のバイオトイレも使用できません。日田彦山線BRTひこぼしライン彦山駅から英彦山神宮下バス停で下車します。 参道を登って奉幣殿に到着します。この広場から階段を登ると、中岳の表参道の出だしに差し掛かります。ここでは急な石段が尾根を巻きながら登り、このコースで最も苦しい場所となります。石段の中腹には休憩舎(野鳥観察小屋)があり、縦横に枝を伸ばす杉の巨木が次々と現れるので、楽しみながら登ることができます。石段を登りつめたコルの岩場にはクサリがありますが、それほど困難な場所ではありません。尾根に上がると道は平坦になり、五合目には再建された中津宮(中宮)があります。この先、千本杉は朽ちて姿を消してしまいました。七合目の産霊社はその面影を残しています。 これより先は、中岳山頂の上宮修復工事に伴い登山道が規制されています(2022年8月から2025年12月まで)。その範囲は中岳山頂から南岳、及び北岳の間であり、北西尾根も立ち入ることができません。 上宮は江戸期の再建から200年の風雪を経ており、数年後には新たな壮観を楽しむことができることを期待しています。この措置に伴い、山頂直下のバイオトイレも使用できません。 -
奉幣殿から三呼峠を経て南岳
- 日帰り
- 2時間25分
奉幣殿から三呼峠を経て南岳
- 日帰り
- 2時間25分
表参道の尾根の裾をたどるような道で、尾根と谷が織り成す複雑な地形の中に、英彦山の自然の奥深さを感じることができるコースです。 前記の奉幣殿から一段上ったところから右へ分かれる道に入ります。ほぼ平坦に続く道は、杉林の中を進み、九大生物学研究所、次いで学問社の道と合流し、さらに虚空蔵口を経て奉幣殿から900m地点で玉屋神社への道が分岐します。左に上がるとすぐに梵字岩の登り口があり、岩壁に阿弥陀仏など三仏の梵字が残っています。尾根を回り込むと、弘法大師伝説のある苔むした衣ヶ池があります。四王寺谷の分岐を過ぎ、谷沿いを登って三呼峠のコルを越えると、鬼杉から上がってきた道と合流し、南岳に向かう道となります。 標識のある岩稜を左に行き、ひとしきり急登すると材木岩に出ます。鬼が放置したという伝説のある、柱状節理の岩が積み重なるところです。石段で越えると尾根に出て、正面に岩場が現れます。岩場にはクサリがあり、三点支持で登り、クサリは補助的に使うのが安全です。さらにこの上にもクサリ場があり(右に分かれる道は、岩場を避けて大きく回り込んで南岳の北側に出ます)、越えればまもなく南岳山頂に到着します。 また、玉屋神社を経由し鬼杉への道は、静寂境を進みます。英彦山信仰の原点といわれる玉屋神社は、岩壁に一体化した社で、鬼杉は樹齢1200年の国の天然記念物です。表参道の尾根の裾をたどるような道で、尾根と谷が織り成す複雑な地形の中に、英彦山の自然の奥深さを感じることができるコースです。 前記の奉幣殿から一段上ったところから右へ分かれる道に入ります。ほぼ平坦に続く道は、杉林の中を進み、九大生物学研究所、次いで学問社の道と合流し、さらに虚空蔵口を経て奉幣殿から900m地点で玉屋神社への道が分岐します。左に上がるとすぐに梵字岩の登り口があり、岩壁に阿弥陀仏など三仏の梵字が残っています。尾根を回り込むと、弘法大師伝説のある苔むした衣ヶ池があります。四王寺谷の分岐を過ぎ、谷沿いを登って三呼峠のコルを越えると、鬼杉から上がってきた道と合流し、南岳に向かう道となります。 標識のある岩稜を左に行き、ひとしきり急登すると材木岩に出ます。鬼が放置したという伝説のある、柱状節理の岩が積み重なるところです。石段で越えると尾根に出て、正面に岩場が現れます。岩場にはクサリがあり、三点支持で登り、クサリは補助的に使うのが安全です。さらにこの上にもクサリ場があり(右に分かれる道は、岩場を避けて大きく回り込んで南岳の北側に出ます)、越えればまもなく南岳山頂に到着します。 また、玉屋神社を経由し鬼杉への道は、静寂境を進みます。英彦山信仰の原点といわれる玉屋神社は、岩壁に一体化した社で、鬼杉は樹齢1200年の国の天然記念物です。