【鹿児島県】の登山コースガイド
鹿児島県
検索結果13件中
1-13件
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ヤクスギランドから太忠岳へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 6.2km
ヤクスギランドから太忠岳へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 6.2km
太忠岳は、安房集落の岳参りの山で、山頂に特徴的な花崗岩の柱、天柱石がそそりたっています。 太忠岳の登山口はヤクスギランドです。休憩を除いて往復6時間ほどかかるルートなので余裕をもってタクシーやレンタカーで登山口にむかいましょう。安房から車で約35分ほどかかります。 ヤクスギランド入口(森泉)〜蛇紋杉まではヤクスギランド周遊(コースガイド)を参照して下さい。太忠岳ルートはトイレがないので携帯トイレを持っていくと安心です。蛇紋杉(倒木)から尾根を乗り越えるまでは小花山とよばれる杉の天然林と苔が美しい森が続きます。小花山は霧が出ると迷いやすい谷なので注意が必要です。尾根を乗り越えて下り、少し登り尾根に戻ると天文の森に入ります。天文の森の看板のあたりでヤクスギランド入口から太忠岳山頂までの約半分の行程になります。天文の森は天文年間に伐採された後に育った天然林で、杉林が美しい所です。 天文の森の看板から5分ほど歩くと樹齢約2000年のシャカ杉に着きます。シャカ杉の水場は汲みやすいです。シャカ杉を過ぎ、苔むした森を過ぎると急な尾根歩きになり、モミやツガの巨木が育つ森が続きます。急登を登りきると標高約1390m付近に大きな岩屋(岩が屋根状になっている)が現れます。風もあたらないので、雨の時にお昼ご飯を食べるのに最適な場所です。岩屋を過ぎると尾根を外れて、山の斜面を大きく左へ横断するように登っていきます。1470m付近まで登ると石塚山との分岐につきます。太忠岳山頂へは右の尾根を伝っていきます。尾根筋は木の根が滑りやすく、ロープ場もあるため注意が必要です。また11月~3月は積雪や凍結していることもあるので十分な装備が必要になります。石塚山との分岐から山頂までは、ヤクシマシャクナゲもあるので5月下旬~6月上旬はピンク色の花が美しいです。 尾根をつたい幾つかロープ場を過ぎ、山頂手前で尾根を右に下ると天柱石が突然目の前に現れます。約40mの岩は迫力があります。下りきると天柱石の右に平らな露岩が広がっています。露岩の上に登るには約5mのロープを伝って登ります。ロープを登り岩場を右に少しトラバースすると露岩の上に登りやすいです。 太忠岳山頂からは愛子岳や種子島が一望でき展望が素晴らしいです。晴れた日は露岩でお昼を食べるのがおすすめです。 帰りは同じ道を戻ります。シャカ杉近くまでは急な下りが続くので時間に余裕を持って下り始めてください。太忠岳は、安房集落の岳参りの山で、山頂に特徴的な花崗岩の柱、天柱石がそそりたっています。 太忠岳の登山口はヤクスギランドです。休憩を除いて往復6時間ほどかかるルートなので余裕をもってタクシーやレンタカーで登山口にむかいましょう。安房から車で約35分ほどかかります。 ヤクスギランド入口(森泉)〜蛇紋杉まではヤクスギランド周遊(コースガイド)を参照して下さい。太忠岳ルートはトイレがないので携帯トイレを持っていくと安心です。蛇紋杉(倒木)から尾根を乗り越えるまでは小花山とよばれる杉の天然林と苔が美しい森が続きます。小花山は霧が出ると迷いやすい谷なので注意が必要です。尾根を乗り越えて下り、少し登り尾根に戻ると天文の森に入ります。天文の森の看板のあたりでヤクスギランド入口から太忠岳山頂までの約半分の行程になります。天文の森は天文年間に伐採された後に育った天然林で、杉林が美しい所です。 天文の森の看板から5分ほど歩くと樹齢約2000年のシャカ杉に着きます。シャカ杉の水場は汲みやすいです。シャカ杉を過ぎ、苔むした森を過ぎると急な尾根歩きになり、モミやツガの巨木が育つ森が続きます。急登を登りきると標高約1390m付近に大きな岩屋(岩が屋根状になっている)が現れます。風もあたらないので、雨の時にお昼ご飯を食べるのに最適な場所です。岩屋を過ぎると尾根を外れて、山の斜面を大きく左へ横断するように登っていきます。1470m付近まで登ると石塚山との分岐につきます。太忠岳山頂へは右の尾根を伝っていきます。尾根筋は木の根が滑りやすく、ロープ場もあるため注意が必要です。また11月~3月は積雪や凍結していることもあるので十分な装備が必要になります。石塚山との分岐から山頂までは、ヤクシマシャクナゲもあるので5月下旬~6月上旬はピンク色の花が美しいです。 尾根をつたい幾つかロープ場を過ぎ、山頂手前で尾根を右に下ると天柱石が突然目の前に現れます。約40mの岩は迫力があります。下りきると天柱石の右に平らな露岩が広がっています。露岩の上に登るには約5mのロープを伝って登ります。ロープを登り岩場を右に少しトラバースすると露岩の上に登りやすいです。 太忠岳山頂からは愛子岳や種子島が一望でき展望が素晴らしいです。晴れた日は露岩でお昼を食べるのがおすすめです。 帰りは同じ道を戻ります。シャカ杉近くまでは急な下りが続くので時間に余裕を持って下り始めてください。 -
淀川登山口から楠川へ
- 1泊2日
- 18時間20分
- 26.4km
淀川登山口から楠川へ
- 1泊2日
- 18時間20分
- 26.4km
淀川登山口は元々は尾之間集落より始まる尾之間歩道の延長上にあたります。安房集落より山へと続く車道、屋久島公園安房線ができてからは宮之浦岳への最短登山口としてたくさんの方に利用されるようになりました。 安房の集落から車で約55分程で淀川登山口に到着します。バスを利用する方は淀川登山口の手前「紀元杉バス停」から50分程歩いて登山口まで行く事になります。淀川登山口には休憩所とトイレがありますが宿泊は禁止されており、水場や自動販売機はありません。また尾之間集落方面に続く登山道の入口もありますので、宮之浦岳方面に向かう方は間違わないように注意しましょう。 淀川登山口から尾根を歩き始めます。10分程歩くと左手に淀川大杉が見えてきます。看板もないため見逃しやすいですが、非常に迫力のある屋久杉です。ここから淀川小屋までの道はモミ、ツガなどの巨木の森です。非常に美しい森なので足元に気を付けながら是非じっくり眺めてください。小屋の手前は急な下り坂になっていますが、下りきると世界遺産登録エリアに入る看板が出てきます。ここまできたら淀川小屋までもうすぐです。小屋は40人ほどが宿泊可能で、トイレ、携帯トイレブース、水場もあります。ここからしばらくは水場がないのでしっかり水を補給しておきましょう。 小屋を出発し、淀川にかかる橋を渡ると本格的な登山が始まり、急な登りが続きます。尾根上にたどりつくと傾斜も緩やかになりはじめ、周りの木々も徐々に背の低いものが増えてきます。そこをしばらく歩くと左側に高盤岳トーフ岩の展望所、少し先の右側には黒味岳をきれいに眺める事ができる展望所があります。ここから急坂を下ると小花之江河、さらに10分ほど歩くと花之江河に至ります。花之江河は島の東南部の集落から始まる各登山道(花之江河登山道・尾之間歩道・湯泊歩道・栗生歩道)の合流ポイントです。ここから宮之浦岳への登山道が一本に集約されます。花之江河登山道へ少し進むと携帯トイレブースが設置されています。ここは天候によっては道を間違える方が多いのでしっかり案内板を確認しましょう。 花之江河から20分程歩いたら黒味岳分れです。黒味岳へは往復1時間半程かかるので時間、脚力に余裕のある方は屋久島で6番目に高い山に挑戦してみてください。山頂からは宮之浦岳の主稜線を眺める事ができます。 黒味岳分れに戻り黒味岳東斜面をトラバースします。ロープがかかる道を進み、小さい沢を渡ると投石平の広場に到着です。晴天時は宮之浦岳、永田岳を眺める事ができ、気持ち良い風が通るよい休憩ポイントになりますが、悪天候時は風が強く、霧がかかると道迷いしやすい所なので注意して下さい。また、ここから数分歩くと投石岩屋なので雨天時はここで休憩した方が雨を凌ぐ事ができます。ここも道迷いに注意です。ここから投石岳の急坂を15分程登ると森林限界の世界に入ります。ここからは投石岳・安房岳・翁岳の中腹をトラバースします。6月上旬はヤクシマシャクナゲが咲き乱れ、天空のお花畑になります。宮之浦岳残り1km地点の水場が山頂までの最後の水場になります。また残り1km付近に携帯トイレブースが設置されています。新高塚小屋までは携帯トイレブースもないので注意して下さい。 ここから宮之浦岳山頂までの最後の急坂の始まりです。500m進むと栗生岳山頂。さらに急坂を登り続けると宮之浦岳山頂が見えてきます。山頂は双耳峰となっていて西峰が山頂となってます。宮之浦岳山頂は九州の最高峰です。天候に恵まれると太平洋、東シナ海だけでなく、九州南部の開聞岳、種子島、口之永良部島を見渡す事ができます。 山頂からわずかに永田岳方面に降りると大きな岩があり裏側に周り込むと祠(天正14年建立 一品宝壽大権現)があります。ここから宮之浦岳の北斜面の急坂を下ると焼野三叉路で、永田岳と新高塚小屋方面の分岐点です。ここを右に進みます。ここから平石を経て、平石岩屋までは多少のアップダウンはあるものの、屋久島の天上世界を存分に楽しむことができます。平石岩屋の岩を登ると宮之浦岳、永田岳を一望できる最高の休憩場所です。ここから急坂を下ると徐々に森林限界の世界から森の世界へと変わっていきます。 低木の森をしばらく歩くと宮之浦渓谷の開けた景色が広がり巨大な岩、ビャクシン岳(坊主岩)が目の前に突然現れます。ここから尾根を東側に乗り超えると第二展望台です。今度は屋久島一番の流域面積を誇る安房川の谷を見渡せます。さらに高度を下げると第一展望台を経て新高塚小屋に到着します。この小屋は40人ほどが宿泊できる小屋となっており、水場、トイレ、携帯トイレブースも設置されています。屋久島の避難小屋では一番混雑する小屋なので譲り合って利用しましょう。ここからさらに2kmほど下ると高塚小屋もありますが、宿泊者数が17名となってます。 高塚小屋~楠川分れまでは荒川登山口から縄文杉へ(コースガイド)を参照して下さい。 楠川分れから白谷雲水峡の辻峠までは高度差が約300mあり徐々に傾斜がきつくなっていきます。白谷雲水峡内には渡渉点があるので、楠川分れに着いた時点で白谷側から水が流れてきていたら渡渉できない可能性もあります。その時は無理をせずに荒川口の方へ下山しましょう。 白谷雲水峡の楠川歩道をそのまま下り続けると屋久島の北東に位置する楠川集落まで下山できます。江戸時代に平木(屋久杉の瓦)を運ぶ道として利用された道です。途中、白谷広場駐車場から続く林道分岐点に出ますが、ここを横切りそのまま登山道を下山します。白谷内とは違い登山者がほとんどいなくなりますが、登山道はしっかり整備されています。しばらく下ると三本杉です。ここから徐々に谷に降りていきますが、足元が滑りやすくなるので注意しましょう。杉の人工林に出ると楠川歩道入口までもうすぐです。入口を過ぎるとより整備された林道に出ます。ここまでは車が入ってこれます。ここからタクシーを利用すると楠川集落まで10分程です。淀川登山口は元々は尾之間集落より始まる尾之間歩道の延長上にあたります。安房集落より山へと続く車道、屋久島公園安房線ができてからは宮之浦岳への最短登山口としてたくさんの方に利用されるようになりました。 安房の集落から車で約55分程で淀川登山口に到着します。バスを利用する方は淀川登山口の手前「紀元杉バス停」から50分程歩いて登山口まで行く事になります。淀川登山口には休憩所とトイレがありますが宿泊は禁止されており、水場や自動販売機はありません。また尾之間集落方面に続く登山道の入口もありますので、宮之浦岳方面に向かう方は間違わないように注意しましょう。 淀川登山口から尾根を歩き始めます。10分程歩くと左手に淀川大杉が見えてきます。看板もないため見逃しやすいですが、非常に迫力のある屋久杉です。ここから淀川小屋までの道はモミ、ツガなどの巨木の森です。非常に美しい森なので足元に気を付けながら是非じっくり眺めてください。小屋の手前は急な下り坂になっていますが、下りきると世界遺産登録エリアに入る看板が出てきます。ここまできたら淀川小屋までもうすぐです。小屋は40人ほどが宿泊可能で、トイレ、携帯トイレブース、水場もあります。ここからしばらくは水場がないのでしっかり水を補給しておきましょう。 小屋を出発し、淀川にかかる橋を渡ると本格的な登山が始まり、急な登りが続きます。尾根上にたどりつくと傾斜も緩やかになりはじめ、周りの木々も徐々に背の低いものが増えてきます。そこをしばらく歩くと左側に高盤岳トーフ岩の展望所、少し先の右側には黒味岳をきれいに眺める事ができる展望所があります。ここから急坂を下ると小花之江河、さらに10分ほど歩くと花之江河に至ります。花之江河は島の東南部の集落から始まる各登山道(花之江河登山道・尾之間歩道・湯泊歩道・栗生歩道)の合流ポイントです。ここから宮之浦岳への登山道が一本に集約されます。花之江河登山道へ少し進むと携帯トイレブースが設置されています。ここは天候によっては道を間違える方が多いのでしっかり案内板を確認しましょう。 花之江河から20分程歩いたら黒味岳分れです。黒味岳へは往復1時間半程かかるので時間、脚力に余裕のある方は屋久島で6番目に高い山に挑戦してみてください。山頂からは宮之浦岳の主稜線を眺める事ができます。 黒味岳分れに戻り黒味岳東斜面をトラバースします。ロープがかかる道を進み、小さい沢を渡ると投石平の広場に到着です。晴天時は宮之浦岳、永田岳を眺める事ができ、気持ち良い風が通るよい休憩ポイントになりますが、悪天候時は風が強く、霧がかかると道迷いしやすい所なので注意して下さい。また、ここから数分歩くと投石岩屋なので雨天時はここで休憩した方が雨を凌ぐ事ができます。ここも道迷いに注意です。ここから投石岳の急坂を15分程登ると森林限界の世界に入ります。ここからは投石岳・安房岳・翁岳の中腹をトラバースします。6月上旬はヤクシマシャクナゲが咲き乱れ、天空のお花畑になります。宮之浦岳残り1km地点の水場が山頂までの最後の水場になります。また残り1km付近に携帯トイレブースが設置されています。新高塚小屋までは携帯トイレブースもないので注意して下さい。 ここから宮之浦岳山頂までの最後の急坂の始まりです。500m進むと栗生岳山頂。さらに急坂を登り続けると宮之浦岳山頂が見えてきます。山頂は双耳峰となっていて西峰が山頂となってます。宮之浦岳山頂は九州の最高峰です。天候に恵まれると太平洋、東シナ海だけでなく、九州南部の開聞岳、種子島、口之永良部島を見渡す事ができます。 山頂からわずかに永田岳方面に降りると大きな岩があり裏側に周り込むと祠(天正14年建立 一品宝壽大権現)があります。ここから宮之浦岳の北斜面の急坂を下ると焼野三叉路で、永田岳と新高塚小屋方面の分岐点です。ここを右に進みます。ここから平石を経て、平石岩屋までは多少のアップダウンはあるものの、屋久島の天上世界を存分に楽しむことができます。平石岩屋の岩を登ると宮之浦岳、永田岳を一望できる最高の休憩場所です。ここから急坂を下ると徐々に森林限界の世界から森の世界へと変わっていきます。 低木の森をしばらく歩くと宮之浦渓谷の開けた景色が広がり巨大な岩、ビャクシン岳(坊主岩)が目の前に突然現れます。ここから尾根を東側に乗り超えると第二展望台です。今度は屋久島一番の流域面積を誇る安房川の谷を見渡せます。さらに高度を下げると第一展望台を経て新高塚小屋に到着します。この小屋は40人ほどが宿泊できる小屋となっており、水場、トイレ、携帯トイレブースも設置されています。屋久島の避難小屋では一番混雑する小屋なので譲り合って利用しましょう。ここからさらに2kmほど下ると高塚小屋もありますが、宿泊者数が17名となってます。 高塚小屋~楠川分れまでは荒川登山口から縄文杉へ(コースガイド)を参照して下さい。 楠川分れから白谷雲水峡の辻峠までは高度差が約300mあり徐々に傾斜がきつくなっていきます。白谷雲水峡内には渡渉点があるので、楠川分れに着いた時点で白谷側から水が流れてきていたら渡渉できない可能性もあります。その時は無理をせずに荒川口の方へ下山しましょう。 白谷雲水峡の楠川歩道をそのまま下り続けると屋久島の北東に位置する楠川集落まで下山できます。江戸時代に平木(屋久杉の瓦)を運ぶ道として利用された道です。途中、白谷広場駐車場から続く林道分岐点に出ますが、ここを横切りそのまま登山道を下山します。白谷内とは違い登山者がほとんどいなくなりますが、登山道はしっかり整備されています。しばらく下ると三本杉です。ここから徐々に谷に降りていきますが、足元が滑りやすくなるので注意しましょう。杉の人工林に出ると楠川歩道入口までもうすぐです。入口を過ぎるとより整備された林道に出ます。ここまでは車が入ってこれます。ここからタクシーを利用すると楠川集落まで10分程です。 -
淀川登山口から花山歩道へ
- 1泊2日
- 13時間55分
- 16.9km
淀川登山口から花山歩道へ
- 1泊2日
- 13時間55分
- 16.9km
淀川登山口〜焼野三叉路までは淀川登山口から楠川へ(コースガイド)を参照して下さい。 宮之浦岳から焼野三叉路まで下りると右が新高塚小屋への登山道になり、左が永田岳への登山道になります。焼野三叉路から永田岳手前の鞍部までは、登山道が陥没している箇所が多数あるので踏み外しに注意が必要です。鞍部から永田岳山頂までは急登が続くので焦らず登ります。鞍部から30分ほどで永田岳山頂と鹿之沢小屋の分岐に着きます。右に山頂、左が鹿之沢への登山道です。右に細い道を15mほど歩き、左の岩場に取り付くとロープがあり登って右にいくと永田岳山頂です。永田集落方向の展望が素晴らしいです。 永田岳から鹿之沢小屋までは急な下りが続くので注意が必要です。また登山道が陥没している箇所も多数あります。ローソク岩展望台を過ぎてしばらくすると、森林限界のエリアからシャクナゲの森に入っていきます。沢の音が聞こえはじめると、鹿之沢小屋に到着です。鹿之沢小屋は花山歩道側の沢が良い水場で水量豊富です。花山歩道は水場が花山広場以外ないので鹿之沢小屋で多めに汲んでおいてください。トイレが3、4分離れているので夜は道迷いに注意です。また、積雪時は小屋の扉が雪に埋まり内側から扉が開かなくなる可能性もあります。 トイレを通過していくと、永田歩道に下っていく道になります。花山歩道へは鹿之沢小屋の裏手に続く道を進みます。はじめの5分はいくつか沢を徒渉するので増水時は注意が必要です。急登を標高1640m付近まで登りきると尾根歩きのはじまりです。ここからが原生自然環境保全地域になります。快適な尾根の森歩きで下っていくと標高1480m付近の露岩の展望台からの風景が気持ちよいです。 途中滑りやすい急坂を下っていくと、標高1330m付近に大きなハリギリがあります。ここからなだらかな巨木の森歩きがつづき、花山広場に到着します。右に降りると水場があります。花山広場周辺は迷いやすいので注意が必要です。 花山広場から登山口までは急な下りと数箇所トラバースがあり、根や落ち葉が滑るので注意が必要です。また5~9月はヤマビルに注意が必要です。花山歩道入口から県道(大川林道入口)までは未舗装の林道なので、送迎可能なタクシー会社が少ないため早めの予約が必要です。歩くと約2時間かかるので、歩く場合には時間に余裕を持って大川の滝バス停を目指しましょう。淀川登山口〜焼野三叉路までは淀川登山口から楠川へ(コースガイド)を参照して下さい。 宮之浦岳から焼野三叉路まで下りると右が新高塚小屋への登山道になり、左が永田岳への登山道になります。焼野三叉路から永田岳手前の鞍部までは、登山道が陥没している箇所が多数あるので踏み外しに注意が必要です。鞍部から永田岳山頂までは急登が続くので焦らず登ります。鞍部から30分ほどで永田岳山頂と鹿之沢小屋の分岐に着きます。右に山頂、左が鹿之沢への登山道です。右に細い道を15mほど歩き、左の岩場に取り付くとロープがあり登って右にいくと永田岳山頂です。永田集落方向の展望が素晴らしいです。 永田岳から鹿之沢小屋までは急な下りが続くので注意が必要です。また登山道が陥没している箇所も多数あります。ローソク岩展望台を過ぎてしばらくすると、森林限界のエリアからシャクナゲの森に入っていきます。沢の音が聞こえはじめると、鹿之沢小屋に到着です。鹿之沢小屋は花山歩道側の沢が良い水場で水量豊富です。花山歩道は水場が花山広場以外ないので鹿之沢小屋で多めに汲んでおいてください。トイレが3、4分離れているので夜は道迷いに注意です。また、積雪時は小屋の扉が雪に埋まり内側から扉が開かなくなる可能性もあります。 トイレを通過していくと、永田歩道に下っていく道になります。花山歩道へは鹿之沢小屋の裏手に続く道を進みます。はじめの5分はいくつか沢を徒渉するので増水時は注意が必要です。急登を標高1640m付近まで登りきると尾根歩きのはじまりです。ここからが原生自然環境保全地域になります。快適な尾根の森歩きで下っていくと標高1480m付近の露岩の展望台からの風景が気持ちよいです。 途中滑りやすい急坂を下っていくと、標高1330m付近に大きなハリギリがあります。ここからなだらかな巨木の森歩きがつづき、花山広場に到着します。右に降りると水場があります。花山広場周辺は迷いやすいので注意が必要です。 花山広場から登山口までは急な下りと数箇所トラバースがあり、根や落ち葉が滑るので注意が必要です。また5~9月はヤマビルに注意が必要です。花山歩道入口から県道(大川林道入口)までは未舗装の林道なので、送迎可能なタクシー会社が少ないため早めの予約が必要です。歩くと約2時間かかるので、歩く場合には時間に余裕を持って大川の滝バス停を目指しましょう。 -
小瀬田から愛子岳へ
- 日帰り
- 8時間55分
- 12.4km
小瀬田から愛子岳へ
- 日帰り
- 8時間55分
- 12.4km
標高差約1200mの急登を登る足の筋力を必要とするコースです。早めのスタートで余裕をもった計画をたてましょう。 小瀬田バス停でバスを降り、県道を渡って、愛子岳登山口入口の看板から小瀬田林道を45分ほど歩いて行くと、杉林を右へ入る分かれ道があり、愛子岳歩道入口の看板があります。しっかりとした看板のため分かりやすいです。車も登山口までは入る事ができ、5台ほど駐車できます。 登山道に入るとはじめは緩やかな傾斜が続き、大きなタブノキやスダジイが残っています。標高200mごとに植生案内板があり、歩いた目安になります。赤い肌のヒメシャラをながめつつ登ると、標高600mぐらいから天然の杉が現れます。標高950m付近までは急登が続きますが、主稜線に入ると傾斜が緩やかになり広い尾根になってきます。標高900m付近には切り株「しるべの木」があります。屋久杉の切り株で、ハイノキなどが着生しています。 その後、湿度を感じる苔むした森を歩いていくと、標高約980m地点に水場の小さな看板があります。登山道から外れて40mほど下ると水場があります。水量が少ない水場で涸れている日が多いので、水は多めに準備しましょう。 水場を過ぎしばらく歩くとだんだん樹木が小さくなっていき、愛子岳山頂の岩肌が正面に見えてきます。標高約1050m付近までくると再び急登のはじまりです。ロープ場が所々出てきますのでストックはしまった方が登りやすいです。岩場のロープ場で雨天時は滑りやすく、また強風時はさえぎるものがないので注意が必要です。登山道が分かりにくいので、道沿いのピンクテープをしっかり確認しながら山頂を目指してください。また冬期の山頂部は岩の表面が凍結している可能性があるので十分な注意と装備が必要になります。 愛子岳山頂につくと祠があり一品法寿大権現が祀られています。現在も岳参りという、山の神をお参りに来る行事が行われています。愛子岳の山頂からは、宮之浦岳、永田岳、黒味岳などの奥岳をはじめ太忠岳、石塚山も見ることができます。また海岸の方向も展望が開けているので登山口がある小瀬田集落や遠くは種子島も望む事ができます。山頂は平坦になっているので穏やかな日には昼食をとるのに気持ちのよい場所です。 下りは同じ道を引き返します。木の根や粘土質の土があるためスリップには十分気を付けて下さい。標高差約1200mの急登を登る足の筋力を必要とするコースです。早めのスタートで余裕をもった計画をたてましょう。 小瀬田バス停でバスを降り、県道を渡って、愛子岳登山口入口の看板から小瀬田林道を45分ほど歩いて行くと、杉林を右へ入る分かれ道があり、愛子岳歩道入口の看板があります。しっかりとした看板のため分かりやすいです。車も登山口までは入る事ができ、5台ほど駐車できます。 登山道に入るとはじめは緩やかな傾斜が続き、大きなタブノキやスダジイが残っています。標高200mごとに植生案内板があり、歩いた目安になります。赤い肌のヒメシャラをながめつつ登ると、標高600mぐらいから天然の杉が現れます。標高950m付近までは急登が続きますが、主稜線に入ると傾斜が緩やかになり広い尾根になってきます。標高900m付近には切り株「しるべの木」があります。屋久杉の切り株で、ハイノキなどが着生しています。 その後、湿度を感じる苔むした森を歩いていくと、標高約980m地点に水場の小さな看板があります。登山道から外れて40mほど下ると水場があります。水量が少ない水場で涸れている日が多いので、水は多めに準備しましょう。 水場を過ぎしばらく歩くとだんだん樹木が小さくなっていき、愛子岳山頂の岩肌が正面に見えてきます。標高約1050m付近までくると再び急登のはじまりです。ロープ場が所々出てきますのでストックはしまった方が登りやすいです。岩場のロープ場で雨天時は滑りやすく、また強風時はさえぎるものがないので注意が必要です。登山道が分かりにくいので、道沿いのピンクテープをしっかり確認しながら山頂を目指してください。また冬期の山頂部は岩の表面が凍結している可能性があるので十分な注意と装備が必要になります。 愛子岳山頂につくと祠があり一品法寿大権現が祀られています。現在も岳参りという、山の神をお参りに来る行事が行われています。愛子岳の山頂からは、宮之浦岳、永田岳、黒味岳などの奥岳をはじめ太忠岳、石塚山も見ることができます。また海岸の方向も展望が開けているので登山口がある小瀬田集落や遠くは種子島も望む事ができます。山頂は平坦になっているので穏やかな日には昼食をとるのに気持ちのよい場所です。 下りは同じ道を引き返します。木の根や粘土質の土があるためスリップには十分気を付けて下さい。 -
永田集落から永田歩道へ
- 1泊2日
- 21時間25分
- 26.1km
永田集落から永田歩道へ
- 1泊2日
- 21時間25分
- 26.1km
永田バス停から永田川の左岸を上流に歩いて行くと、横河渓谷の入口に到着です。横河渓谷入口には車が10台程度駐車可能です。横河渓谷入口からところどころ未舗装の林道を登っていくと永田歩道入口に着きます。ウラジロが茂る入口を登り始めるとしばらくは杉の植林地が続きます。登山道が不明瞭なため道迷いに注意が必要です。5月~9月まではヤマビルが出ます。 尾根に出ると道が分かりやすくなり急登がはじまります。時折やせ尾根があるため注意が必要です。標高840m付近まで登ると左に水呑沢が近づいている場所で水を汲む事ができます。照葉樹林の森が続く急登を登っていくと1200m付近に岳の辻の看板が出てきます。ここからは穏やかな尾根歩きがはじまります。尾根を右に巻きはじめた標高1240m付近、左手に分かりにくいですが倒木上に更新した七本杉を見る事ができます。雨が多い屋久島では、倒木上でも水に困る事なく樹木が育ち、また生きている樹木にも様々な樹木が着生という生き方をしています。 尾根を巻き鞍部に出ると標高1230m付近にしっかりとした水場が出てきます。気持ちのよい尾根歩きが続き標高1330m付近、右に姥ヶ岩屋があり、雨宿りや緊急時のビバークに利用できます。 尾根沿いに登りがはじまり標高1400m付近右手に、ねじれた木肌が特徴の左捲大桧を見る事ができます。左捲大桧を過ぎ尾根を登りきると桃平広場(標高1460m)に到着です。 巨岩が美しい涸れ沢を横断していくと、尾根沿いに大きなヤマグルマが多くでてきます。下りがはじまると七ツ渡シと呼ばれる渡渉点エリアが現れます。1つ目は岩を伝い10mほどの沢を渡り、次はしばらく進むとナメラの渡渉点が現れます。屋久島のなかでも美しい沢の代表格です。この2つの渡渉点は増水時渡れなくなります。 七ツ渡シを過ぎ、沢沿いの岩場のトラバースを過ぎると鹿之沢小屋はもうすぐです。トイレの横を過ぎて小さな沢を渡ると鹿之沢小屋に着きます。鹿之沢小屋から永田岳までは淀川登山口から花山歩道へ(コースガイド)を参照して下さい。 永田岳からは、往路を引き返します。永田歩道の下りは、岳の辻から下の登山道で落ち葉でスリップしやすい箇所やトラバースする箇所があるため雨天時は特に注意が必要です。永田バス停から永田川の左岸を上流に歩いて行くと、横河渓谷の入口に到着です。横河渓谷入口には車が10台程度駐車可能です。横河渓谷入口からところどころ未舗装の林道を登っていくと永田歩道入口に着きます。ウラジロが茂る入口を登り始めるとしばらくは杉の植林地が続きます。登山道が不明瞭なため道迷いに注意が必要です。5月~9月まではヤマビルが出ます。 尾根に出ると道が分かりやすくなり急登がはじまります。時折やせ尾根があるため注意が必要です。標高840m付近まで登ると左に水呑沢が近づいている場所で水を汲む事ができます。照葉樹林の森が続く急登を登っていくと1200m付近に岳の辻の看板が出てきます。ここからは穏やかな尾根歩きがはじまります。尾根を右に巻きはじめた標高1240m付近、左手に分かりにくいですが倒木上に更新した七本杉を見る事ができます。雨が多い屋久島では、倒木上でも水に困る事なく樹木が育ち、また生きている樹木にも様々な樹木が着生という生き方をしています。 尾根を巻き鞍部に出ると標高1230m付近にしっかりとした水場が出てきます。気持ちのよい尾根歩きが続き標高1330m付近、右に姥ヶ岩屋があり、雨宿りや緊急時のビバークに利用できます。 尾根沿いに登りがはじまり標高1400m付近右手に、ねじれた木肌が特徴の左捲大桧を見る事ができます。左捲大桧を過ぎ尾根を登りきると桃平広場(標高1460m)に到着です。 巨岩が美しい涸れ沢を横断していくと、尾根沿いに大きなヤマグルマが多くでてきます。下りがはじまると七ツ渡シと呼ばれる渡渉点エリアが現れます。1つ目は岩を伝い10mほどの沢を渡り、次はしばらく進むとナメラの渡渉点が現れます。屋久島のなかでも美しい沢の代表格です。この2つの渡渉点は増水時渡れなくなります。 七ツ渡シを過ぎ、沢沿いの岩場のトラバースを過ぎると鹿之沢小屋はもうすぐです。トイレの横を過ぎて小さな沢を渡ると鹿之沢小屋に着きます。鹿之沢小屋から永田岳までは淀川登山口から花山歩道へ(コースガイド)を参照して下さい。 永田岳からは、往路を引き返します。永田歩道の下りは、岳の辻から下の登山道で落ち葉でスリップしやすい箇所やトラバースする箇所があるため雨天時は特に注意が必要です。 -
千尋滝展望台から本富岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 5.2km
千尋滝展望台から本富岳へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 5.2km
本富岳の登山道は過去には正面からの登山道がありましたが、上部の崩壊により廃道になりました。現在は万代杉、モッチョム太郎の巨木を通る登山道になっています。 本富岳への登山道は千尋滝展望台へ向かう所から始まります。車を駐車場に駐車する人は売店奥の駐車スペースに車を停めましょう。もしスペースがない時は売店に勤務してる人に駐車場所を聞いてみて下さい。 登山前、もしくは登山後に千尋滝をぜひご覧ください。屋久島が大きな岩(花崗岩)の島である事が実感できる素晴らしい滝です。 登山道へ入るとすぐに急斜面が始まります。5分程で支流を渡りますが、この水は飲むことができます。しばらく水場がなく急斜面が続きますのでしっかりボトルに水を補給しておきましょう。もともとこの登山道は「尾之間歩道」の上部に連絡する「原歩道」だったのですが、「原歩道」は現在は廃道となってます。本富岳への分れからは荒廃しているので間違って踏み込まないように注意して下さい。 この急斜面を登ると小さな尾根を越えて、苔に覆われた美しい沢に出ます。周りにはヒメシャラも多く、ひと休みするにはよい所です。ここから急斜面を10分程登ると巨大な万代杉に到着、樹齢3000年とも言われる巨木です。万代杉の右側を巻いて尾根上をしばらくたどり、尾根から外れて右の谷に入って支流を渡ります。ここからモッチョム太郎まではすぐですが、登山道から10m下方にあるため、見逃しやすいですので注意して下さい。江戸時代の試し切りの跡がくっきり残っていて、伐採の歴史を感じる事ができます。 ここからさらに登り続けると本富岳の主稜線に達します。この主稜線にそって、しばらく歩くと最高到達点である神山展望台に達します。ここからは本富岳山頂や麦生、原集落が一望できます。 この先は岩稜の尾根をロープを伝って登ったり、下ったりの連続です。周りの植生もヤクザザが目立ち始め、アカマツも出てきます。足場に気を付けて歩いていくと本富岳山頂に至ります。山頂からは太平洋、尾之間集落、屋久島南部の海岸線がきれいに見渡せます。山頂から尾之間集落側にロープがあり、その下には祠もあるのでお参りをしてから下山しましょう。 復路は同じ道を千尋滝展望台まで引き返します。本富岳の登山道は過去には正面からの登山道がありましたが、上部の崩壊により廃道になりました。現在は万代杉、モッチョム太郎の巨木を通る登山道になっています。 本富岳への登山道は千尋滝展望台へ向かう所から始まります。車を駐車場に駐車する人は売店奥の駐車スペースに車を停めましょう。もしスペースがない時は売店に勤務してる人に駐車場所を聞いてみて下さい。 登山前、もしくは登山後に千尋滝をぜひご覧ください。屋久島が大きな岩(花崗岩)の島である事が実感できる素晴らしい滝です。 登山道へ入るとすぐに急斜面が始まります。5分程で支流を渡りますが、この水は飲むことができます。しばらく水場がなく急斜面が続きますのでしっかりボトルに水を補給しておきましょう。もともとこの登山道は「尾之間歩道」の上部に連絡する「原歩道」だったのですが、「原歩道」は現在は廃道となってます。本富岳への分れからは荒廃しているので間違って踏み込まないように注意して下さい。 この急斜面を登ると小さな尾根を越えて、苔に覆われた美しい沢に出ます。周りにはヒメシャラも多く、ひと休みするにはよい所です。ここから急斜面を10分程登ると巨大な万代杉に到着、樹齢3000年とも言われる巨木です。万代杉の右側を巻いて尾根上をしばらくたどり、尾根から外れて右の谷に入って支流を渡ります。ここからモッチョム太郎まではすぐですが、登山道から10m下方にあるため、見逃しやすいですので注意して下さい。江戸時代の試し切りの跡がくっきり残っていて、伐採の歴史を感じる事ができます。 ここからさらに登り続けると本富岳の主稜線に達します。この主稜線にそって、しばらく歩くと最高到達点である神山展望台に達します。ここからは本富岳山頂や麦生、原集落が一望できます。 この先は岩稜の尾根をロープを伝って登ったり、下ったりの連続です。周りの植生もヤクザザが目立ち始め、アカマツも出てきます。足場に気を付けて歩いていくと本富岳山頂に至ります。山頂からは太平洋、尾之間集落、屋久島南部の海岸線がきれいに見渡せます。山頂から尾之間集落側にロープがあり、その下には祠もあるのでお参りをしてから下山しましょう。 復路は同じ道を千尋滝展望台まで引き返します。 -
えびのエコミュージアムセンターから韓国岳へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.8km
えびのエコミュージアムセンターから韓国岳へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.8km
えびのエコミュージアムセンターから遊歩道を伝って歩き出します。硫黄山から噴き出る硫黄の匂いや、噴気の轟音を聞きながら歩くと、3合目下分岐にて従来の硫黄山からの登山ルートに合流します。展望所からは硫黄山の噴気がはっきり確認でき、さらに進んでいくとやがて樹木も低くなり視界がひろがります。 緩やかな登りですが、ガレ場が多く足を取られるため、浮石には要注意です。眼下にえびの高原の建物やえびの岳、白鳥山、硫黄山の白煙、不動池などが見え始めると、やがて広々とした5合目に到着です。韓国岳登山道休憩所もあるので休憩をして体調を整えましょう。 6合目から先は石も小さくなり歩きやすくなるため、周囲の展望を楽しみながら進みます。登山道は火口側に柵、谷側にも柵やロープが張られ迷うことはありませんが、風が強いときは帽子など飛ばされないよう気を付けましょう。韓国岳山頂は広々とした岩稜で、左側が大きく口を開けた噴火口です。連山最高峰からの展望は素晴らしく、韓国岳から霧島山系の全山の風景とともに、眼下には大浪池が望めます。南東側には獅子戸岳や白煙を上げる新燃岳、ぽっかり口を開けた御鉢の火口や天を突きさすような高千穂峰、その先には志布志湾も見ることができます。南側には桜島や開聞岳、北側には宮崎県の市房山や石堂山、北西には長崎県の普賢岳も確認できます。 帰路は大浪池を目指します。ゴロゴロしたガレ場から木道の階段を一気に下ります。階段を下るとやがて大浪池周回コースとえびの高原への分岐点である韓国岳避難小屋に着きます。大浪池口へと向かいつつ大浪池外輪沿いを進んでいきます。えびの高原への分岐点から一時間弱歩くと大浪池口に出るので、そこから大浪池登山口バス停へ向かいます。 時間と体力に余裕があれば、韓国岳から東へ琵琶池を通って獅子戸岳まで行ってみましょう。韓国岳から琵琶池方面へ下るルートは2015年に整備され、ブナやミズナラの樹林帯を通るコースになっており歩きやすいです。また獅子戸岳山頂からの新燃岳は、火口を埋め尽くした溶岩や流れ出た噴出物が見られ、幾筋も立ち上る白煙を目前にすると自然の驚異に言葉を失います。以降は大幡山を経由してひなもり台へ下ります。なお新燃岳への登山道は立入規制がされています。えびのエコミュージアムセンターから遊歩道を伝って歩き出します。硫黄山から噴き出る硫黄の匂いや、噴気の轟音を聞きながら歩くと、3合目下分岐にて従来の硫黄山からの登山ルートに合流します。展望所からは硫黄山の噴気がはっきり確認でき、さらに進んでいくとやがて樹木も低くなり視界がひろがります。 緩やかな登りですが、ガレ場が多く足を取られるため、浮石には要注意です。眼下にえびの高原の建物やえびの岳、白鳥山、硫黄山の白煙、不動池などが見え始めると、やがて広々とした5合目に到着です。韓国岳登山道休憩所もあるので休憩をして体調を整えましょう。 6合目から先は石も小さくなり歩きやすくなるため、周囲の展望を楽しみながら進みます。登山道は火口側に柵、谷側にも柵やロープが張られ迷うことはありませんが、風が強いときは帽子など飛ばされないよう気を付けましょう。韓国岳山頂は広々とした岩稜で、左側が大きく口を開けた噴火口です。連山最高峰からの展望は素晴らしく、韓国岳から霧島山系の全山の風景とともに、眼下には大浪池が望めます。南東側には獅子戸岳や白煙を上げる新燃岳、ぽっかり口を開けた御鉢の火口や天を突きさすような高千穂峰、その先には志布志湾も見ることができます。南側には桜島や開聞岳、北側には宮崎県の市房山や石堂山、北西には長崎県の普賢岳も確認できます。 帰路は大浪池を目指します。ゴロゴロしたガレ場から木道の階段を一気に下ります。階段を下るとやがて大浪池周回コースとえびの高原への分岐点である韓国岳避難小屋に着きます。大浪池口へと向かいつつ大浪池外輪沿いを進んでいきます。えびの高原への分岐点から一時間弱歩くと大浪池口に出るので、そこから大浪池登山口バス停へ向かいます。 時間と体力に余裕があれば、韓国岳から東へ琵琶池を通って獅子戸岳まで行ってみましょう。韓国岳から琵琶池方面へ下るルートは2015年に整備され、ブナやミズナラの樹林帯を通るコースになっており歩きやすいです。また獅子戸岳山頂からの新燃岳は、火口を埋め尽くした溶岩や流れ出た噴出物が見られ、幾筋も立ち上る白煙を目前にすると自然の驚異に言葉を失います。以降は大幡山を経由してひなもり台へ下ります。なお新燃岳への登山道は立入規制がされています。 -
高千穂河原から中岳へ
- 日帰り
- 2時間20分
- 4.4km
高千穂河原から中岳へ
- 日帰り
- 2時間20分
- 4.4km
中岳山頂は、2011年1月に新燃岳が300年ぶりのマグマ噴火をして以来、2017年まで繰り返し噴煙を上げており登山規制が続いています。しかし中岳の中腹の約1230m地点あたりまで立入可能となっており(以降は立入禁止の看板が登山道に設置)、ミヤマキリシマなどの草花や景色は楽しめるようになりました。なお新燃岳が噴火する前は、ミヤマキリシマと言えば中岳山頂登山が代名詞で多くの登山客で賑わっていました。しかし今は火山灰に覆われ草木の姿すら見ることができません。一日も早い新燃岳の鎮静化と、緑多き中岳の勇姿がみられることを願うばかりです。 中岳中腹探勝路へは高千穂河原ビジターセンターからスタートします。高千穂河原ビジターセンター横の橋を渡り、石段が積み重ねられ比較的整備された登山道を登っていきます。およそ20分でつつじコースとの分岐となるもみじコース分岐にさしかかります。春はハルリンドウやクサボケ、初夏になるとミヤマキリシマ、秋はコミネカエデやウリハダカエデ、コハウチワカエデなどの紅葉が登山者の目を楽しませてくれます。 歩いていく中で探勝路の脇にくぼ地がありますが、これは2011年1月の新燃岳マグマ噴火で火山弾が衝突して出来たクレーターです。また、高千穂峰を目指す登山者たちが、御鉢を登っているのが肉眼で確認することもできます。コンクリートでできた椅子やテーブルなどの休憩場所もたくさん設置されているので、存分に散策を楽しみましょう。 帰りは往路を戻ります。 また一方で、高千穂河原にはビジターセンターや火山噴火時の避難壕があるので、時間に余裕があればそちらにも足を伸ばしてみましょう。ビジターセンターで得た、神宮の森散策路の草花の情報を持って歩くと一段と楽しいはず。初夏はミヤマキリシマが咲きセッコクやキリシマテンナンショウ、コガクウツギや野鳥の観察も可能です。秋は多くのカエデ類やツタ類が紅葉します。このように季節に合わせた森林浴を楽しみましょう。 二つのコースとも約1~2時間あれば軽装で楽しむことが出来ます。高千穂河原近くには、新燃岳の噴火による置き土産として20分ほどで行ける鹿ヶ原(2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで放映、撮影された場所)があり、春のミヤマキリシマの季節には多くの観光客が訪れ花々を満喫しています。中岳山頂は、2011年1月に新燃岳が300年ぶりのマグマ噴火をして以来、2017年まで繰り返し噴煙を上げており登山規制が続いています。しかし中岳の中腹の約1230m地点あたりまで立入可能となっており(以降は立入禁止の看板が登山道に設置)、ミヤマキリシマなどの草花や景色は楽しめるようになりました。なお新燃岳が噴火する前は、ミヤマキリシマと言えば中岳山頂登山が代名詞で多くの登山客で賑わっていました。しかし今は火山灰に覆われ草木の姿すら見ることができません。一日も早い新燃岳の鎮静化と、緑多き中岳の勇姿がみられることを願うばかりです。 中岳中腹探勝路へは高千穂河原ビジターセンターからスタートします。高千穂河原ビジターセンター横の橋を渡り、石段が積み重ねられ比較的整備された登山道を登っていきます。およそ20分でつつじコースとの分岐となるもみじコース分岐にさしかかります。春はハルリンドウやクサボケ、初夏になるとミヤマキリシマ、秋はコミネカエデやウリハダカエデ、コハウチワカエデなどの紅葉が登山者の目を楽しませてくれます。 歩いていく中で探勝路の脇にくぼ地がありますが、これは2011年1月の新燃岳マグマ噴火で火山弾が衝突して出来たクレーターです。また、高千穂峰を目指す登山者たちが、御鉢を登っているのが肉眼で確認することもできます。コンクリートでできた椅子やテーブルなどの休憩場所もたくさん設置されているので、存分に散策を楽しみましょう。 帰りは往路を戻ります。 また一方で、高千穂河原にはビジターセンターや火山噴火時の避難壕があるので、時間に余裕があればそちらにも足を伸ばしてみましょう。ビジターセンターで得た、神宮の森散策路の草花の情報を持って歩くと一段と楽しいはず。初夏はミヤマキリシマが咲きセッコクやキリシマテンナンショウ、コガクウツギや野鳥の観察も可能です。秋は多くのカエデ類やツタ類が紅葉します。このように季節に合わせた森林浴を楽しみましょう。 二つのコースとも約1~2時間あれば軽装で楽しむことが出来ます。高千穂河原近くには、新燃岳の噴火による置き土産として20分ほどで行ける鹿ヶ原(2018年のNHK大河ドラマ「西郷どん」のオープニングで放映、撮影された場所)があり、春のミヤマキリシマの季節には多くの観光客が訪れ花々を満喫しています。 -
枕木登山口から栗野岳へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 4.5km
枕木登山口から栗野岳へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 4.5km
1988年に廃止された旧国鉄山野線の枕木で作られた枕木登山口から歩き始めます。駐車場も広く、トイレも設置されていますが水場はありません。枕木階段を登りつくと大きな木製の枕木展望台があり桜島、鹿児島空港、紫尾山、開聞岳や湧水町の町並み、冬場は川内川に沿って立ち上がる川霧を見る事が出来ます。 ここから登山道に入りゆっくりとした登りが続きます。秋のアケボノソウやマツカゼソウ、霧島に多いフモトスミレなどが登山者を迎え入れてくれます。しばらく歩くと麓の周遊ルートにぶつかるので分岐を山頂に向かいます。登山道はジグザグに蛇行はしているものの、もみじ群生地あたりまでほぼ直登で急斜面が続くのでゆっくり登りましょう。ピーク1029mの岩場あたりまで春はシキミやハイノキなどの白い花が咲き誇ります。秋は赤や黄色の色に染まったコシアブラ、シロモジやカエデの紅葉は実に美しく、登山者を包み込んでくれます。 もみじ群生地は霧島山系に多いコミネカエデ、イロハカエデ、コハウチワカエデなどのカエデの群生地。ここまで登ると後は平らで歩きやすい常緑樹の原生林に入ります。 周りの木々が低くなると、見晴台は目前です。山頂への分岐を直進するとほどなく視界が開け360度の展望がある見晴台に到着です。東に韓国岳、白煙を上げる硫黄山、えびの岳、白鳥山、遠く北東に市房山。南に桜島や開聞岳などが確認できます。ここからさらに山頂を目指し温泉側登山口への周回コースを辿ってみましょう。 見晴台から往路を下り始めると、ほどなく山頂への分岐に着きます。ここを右に折れ、しばらく歩いて鞍部を経由し、ここから急坂を登ると栗野岳第2峰に到着です。ここは見晴台より狭いものの標高が高いため、展望は最高です。 2峰からは視界のない常緑樹の中を進みますが、周りにはミヤマシキミ(春は白い花、秋は赤い実)や夏から秋はミカエリソウやフモトスミレ、ツルリンドウなどの花や実を見ることができます。約20分も歩くと、栗野岳山頂との分岐点。10分程度で栗野岳山頂に到着ですが、樹林帯の中で展望はありません。この分岐から西方向に延びる尾根を下り、第一展望台を過ぎると周りには赤褐色した木肌のヒメシャラの大木が目に飛び込んできます。急勾配で木の根が張った道をぐんぐん下ると雑木林からやがてヒノキ林に変わり、栗野岳八幡地獄から噴き出す硫黄の臭いがしてきます。さらに木の根に注意しながら高度を下げるとやがて県道が見え、温泉側登山口の車道に到着です。1988年に廃止された旧国鉄山野線の枕木で作られた枕木登山口から歩き始めます。駐車場も広く、トイレも設置されていますが水場はありません。枕木階段を登りつくと大きな木製の枕木展望台があり桜島、鹿児島空港、紫尾山、開聞岳や湧水町の町並み、冬場は川内川に沿って立ち上がる川霧を見る事が出来ます。 ここから登山道に入りゆっくりとした登りが続きます。秋のアケボノソウやマツカゼソウ、霧島に多いフモトスミレなどが登山者を迎え入れてくれます。しばらく歩くと麓の周遊ルートにぶつかるので分岐を山頂に向かいます。登山道はジグザグに蛇行はしているものの、もみじ群生地あたりまでほぼ直登で急斜面が続くのでゆっくり登りましょう。ピーク1029mの岩場あたりまで春はシキミやハイノキなどの白い花が咲き誇ります。秋は赤や黄色の色に染まったコシアブラ、シロモジやカエデの紅葉は実に美しく、登山者を包み込んでくれます。 もみじ群生地は霧島山系に多いコミネカエデ、イロハカエデ、コハウチワカエデなどのカエデの群生地。ここまで登ると後は平らで歩きやすい常緑樹の原生林に入ります。 周りの木々が低くなると、見晴台は目前です。山頂への分岐を直進するとほどなく視界が開け360度の展望がある見晴台に到着です。東に韓国岳、白煙を上げる硫黄山、えびの岳、白鳥山、遠く北東に市房山。南に桜島や開聞岳などが確認できます。ここからさらに山頂を目指し温泉側登山口への周回コースを辿ってみましょう。 見晴台から往路を下り始めると、ほどなく山頂への分岐に着きます。ここを右に折れ、しばらく歩いて鞍部を経由し、ここから急坂を登ると栗野岳第2峰に到着です。ここは見晴台より狭いものの標高が高いため、展望は最高です。 2峰からは視界のない常緑樹の中を進みますが、周りにはミヤマシキミ(春は白い花、秋は赤い実)や夏から秋はミカエリソウやフモトスミレ、ツルリンドウなどの花や実を見ることができます。約20分も歩くと、栗野岳山頂との分岐点。10分程度で栗野岳山頂に到着ですが、樹林帯の中で展望はありません。この分岐から西方向に延びる尾根を下り、第一展望台を過ぎると周りには赤褐色した木肌のヒメシャラの大木が目に飛び込んできます。急勾配で木の根が張った道をぐんぐん下ると雑木林からやがてヒノキ林に変わり、栗野岳八幡地獄から噴き出す硫黄の臭いがしてきます。さらに木の根に注意しながら高度を下げるとやがて県道が見え、温泉側登山口の車道に到着です。 -
開聞岳登山口から開聞岳へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 8.4km
開聞岳登山口から開聞岳へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 8.4km
かいもん山麓ふれあい公園内にある、開聞岳登山口からスタートします。同公園には登山者用の広い駐車場とトイレも完備されており、管理棟内では有料で温水シャワーも利用可能です。登山コースでは水の補給はできないので、必ず準備をしていきましょう。管理棟から登山道表示板に従い公園内を進むと車道へと道が変わり、15分ほどで2合目に着きます。登山コースはここから一本道ですが、鬱蒼とした樹林帯は天候次第では昼間でも薄暗くなるので、午前中の登山行動が原則です。午後から入山すると、下山時に暗くて足場が見えにくくなり危険をともないます。ヘッドランプ(懐中電灯)は、登山時には必ず携行しましょう。歩き始めて約15分で2.5合目、開聞山麓自然公園からの林道と交差します。この付近からは火山礫や木の根などでスリップしやすいので注意しましょう。 螺旋状の緩やかな登りが右に巻きながら最後まで続きます。2.5合目から約45分で5合目の展望台に到着です。池田湖や長崎鼻方面から大隅の山々も展望でき、ベンチも置かれているので休憩していきましょう。足元の木の根や露岩に気遣いながら進むと7合目に到着。ここを過ぎると岩場歩きになります。雨の日や早朝の濡れた時などはスリップしないよう気を付けましょう。山伏たちの修行の場であったといわれる仙人洞が、重なり合った大きな岩の間に大きく口を開いています。次第に樹高も低くなり、東シナ海方面の展望が開けていきます。足元に目を移せば開聞岳が海からいきなり俊立している様子を実感できます。9合目付近になると巨岩があらわれ急坂の岩場が続きます。ロープが固定され、ハシゴも設置された岩場を通りすぎると、岩と木々の間に枚聞神社の奥宮である御嶽神社の小さな鳥居と祠があります。この鳥居をすぎると開聞岳山頂です。 山頂からの展望は苦しい登りを一瞬忘れさせてくれるほど素晴らしく、霧島山系や高隈山系、薩摩半島の野間岳、条件が良ければ南に屋久島や硫黄島も望めます。休息や昼食をとれる場所も十分あるので心ゆくまで景色を楽しみましょう。 帰りは岩場や火山礫などでスリップしないように注意しながら往路を引き返します。 開聞山麓には様々なレジャー施設や観光ポイントが整っているので、下山後に長崎鼻・池田湖などの景勝地やフラワーパーク見学、砂むし風呂を楽しむのも良いでしょう。かいもん山麓ふれあい公園内にある、開聞岳登山口からスタートします。同公園には登山者用の広い駐車場とトイレも完備されており、管理棟内では有料で温水シャワーも利用可能です。登山コースでは水の補給はできないので、必ず準備をしていきましょう。管理棟から登山道表示板に従い公園内を進むと車道へと道が変わり、15分ほどで2合目に着きます。登山コースはここから一本道ですが、鬱蒼とした樹林帯は天候次第では昼間でも薄暗くなるので、午前中の登山行動が原則です。午後から入山すると、下山時に暗くて足場が見えにくくなり危険をともないます。ヘッドランプ(懐中電灯)は、登山時には必ず携行しましょう。歩き始めて約15分で2.5合目、開聞山麓自然公園からの林道と交差します。この付近からは火山礫や木の根などでスリップしやすいので注意しましょう。 螺旋状の緩やかな登りが右に巻きながら最後まで続きます。2.5合目から約45分で5合目の展望台に到着です。池田湖や長崎鼻方面から大隅の山々も展望でき、ベンチも置かれているので休憩していきましょう。足元の木の根や露岩に気遣いながら進むと7合目に到着。ここを過ぎると岩場歩きになります。雨の日や早朝の濡れた時などはスリップしないよう気を付けましょう。山伏たちの修行の場であったといわれる仙人洞が、重なり合った大きな岩の間に大きく口を開いています。次第に樹高も低くなり、東シナ海方面の展望が開けていきます。足元に目を移せば開聞岳が海からいきなり俊立している様子を実感できます。9合目付近になると巨岩があらわれ急坂の岩場が続きます。ロープが固定され、ハシゴも設置された岩場を通りすぎると、岩と木々の間に枚聞神社の奥宮である御嶽神社の小さな鳥居と祠があります。この鳥居をすぎると開聞岳山頂です。 山頂からの展望は苦しい登りを一瞬忘れさせてくれるほど素晴らしく、霧島山系や高隈山系、薩摩半島の野間岳、条件が良ければ南に屋久島や硫黄島も望めます。休息や昼食をとれる場所も十分あるので心ゆくまで景色を楽しみましょう。 帰りは岩場や火山礫などでスリップしないように注意しながら往路を引き返します。 開聞山麓には様々なレジャー施設や観光ポイントが整っているので、下山後に長崎鼻・池田湖などの景勝地やフラワーパーク見学、砂むし風呂を楽しむのも良いでしょう。 -
垂桜コース登山口から大篦柄岳へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.3km
垂桜コース登山口から大篦柄岳へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.3km
垂水市街地側から県道71号を大隅湖方向に進み、堀切峠の手前約2kmの田仕明バス停跡を右折し垂桜集落を経て、大野原林道を約4km進むと垂桜コース登山口に着きます。林道は荒れた個所もあるので車での走行の場合は注意して下さい。 登山口から照葉樹林帯の緩やかな尾根を歩きます。七岳分岐から登りにかかり、3合目を過ぎるとロープが設置された急坂となり、花崗岩で出来た5合目の展望台に出ます。展望台からの垂水市街地、鹿児島湾(錦江湾)と桜島、薩摩半島の眺めは素晴らしいです。 ここからさらに急坂を登ると、北東に延びる主稜線に出ます。ここには杖捨祠があり、「ここから先は杖を使うような急坂はない」という意味で、多くの杖が置かれています。スズタケが現れると、ほどなく大箆柄岳山頂です。山頂からは、美しい照葉樹林の稜線が連なる高隈山系、桜島と鹿児島湾(錦江湾)を挟んで鹿児島市街地から開聞岳、金峰山など南薩の山々から北薩の紫尾山や霧島連山まで、大パノラマが展開します。 帰りは往路を引き返しても良いですが、時間と体力の余裕があれば山頂からスズタケの中を南に小篦柄岳を目指しても良いでしょう。約25分ほどで小篦柄岳分岐に着くので、山頂まで往復しましょう。小篦柄岳山頂には洞が祀られています。ここからは南方向の妻岳や二子岳、御岳を望めます。 小篦柄岳分岐に引き返し、スズタケや照葉樹林帯を南に進むとスマン峠に着きます。樹林帯の中で展望はありませんが、ベンチがあり休憩できます。垂桜コース登山口から御岳方向への縦走路は九州自然歩道となっていますが、ここから西方向の一九坂を下っていきます。急坂が続くので転倒などに注意しましょう。途中に水場もあり、登りにこのコースを使う時は絶好の休憩地です。 傾斜が緩やかになると、ほどなくスマンコース登山口です。周辺の植生や風景を楽しみながら、平坦な林道を通って垂桜コース登山口に戻りましょう。垂水市街地側から県道71号を大隅湖方向に進み、堀切峠の手前約2kmの田仕明バス停跡を右折し垂桜集落を経て、大野原林道を約4km進むと垂桜コース登山口に着きます。林道は荒れた個所もあるので車での走行の場合は注意して下さい。 登山口から照葉樹林帯の緩やかな尾根を歩きます。七岳分岐から登りにかかり、3合目を過ぎるとロープが設置された急坂となり、花崗岩で出来た5合目の展望台に出ます。展望台からの垂水市街地、鹿児島湾(錦江湾)と桜島、薩摩半島の眺めは素晴らしいです。 ここからさらに急坂を登ると、北東に延びる主稜線に出ます。ここには杖捨祠があり、「ここから先は杖を使うような急坂はない」という意味で、多くの杖が置かれています。スズタケが現れると、ほどなく大箆柄岳山頂です。山頂からは、美しい照葉樹林の稜線が連なる高隈山系、桜島と鹿児島湾(錦江湾)を挟んで鹿児島市街地から開聞岳、金峰山など南薩の山々から北薩の紫尾山や霧島連山まで、大パノラマが展開します。 帰りは往路を引き返しても良いですが、時間と体力の余裕があれば山頂からスズタケの中を南に小篦柄岳を目指しても良いでしょう。約25分ほどで小篦柄岳分岐に着くので、山頂まで往復しましょう。小篦柄岳山頂には洞が祀られています。ここからは南方向の妻岳や二子岳、御岳を望めます。 小篦柄岳分岐に引き返し、スズタケや照葉樹林帯を南に進むとスマン峠に着きます。樹林帯の中で展望はありませんが、ベンチがあり休憩できます。垂桜コース登山口から御岳方向への縦走路は九州自然歩道となっていますが、ここから西方向の一九坂を下っていきます。急坂が続くので転倒などに注意しましょう。途中に水場もあり、登りにこのコースを使う時は絶好の休憩地です。 傾斜が緩やかになると、ほどなくスマンコース登山口です。周辺の植生や風景を楽しみながら、平坦な林道を通って垂桜コース登山口に戻りましょう。 -
御岳登山口から御岳へ
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
御岳登山口から御岳へ
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
御岳は垂桜コース登山口から大箆柄岳を経て北から縦断している九州自然歩道の南端にあります。1等三角点のピラミッド型の美しい山容をしていて、高隈山系の中で最も気軽に登ることができる山でもあります。 鹿屋市営鳴之尾牧場を眼下に見下ろす御岳登山口からのコースを紹介します。 国道220号を垂水から鹿屋市方向へ進み、古江バイパスの途中から鳴之尾林道に入り鳴之尾牧場を目指します。牧場手前の三叉路に「御岳登山口」の道標があり、ここを右へ進みしばらく行くと、西側の眼下に赤い三角屋根の鳴之尾牧場が見えてきます。やがて登山口案内板のある5合目に着くので、この周辺に車を駐車してここから出発しましょう。林道終点からは手すりの付けられたコンクリートの階段で急坂の登りとなります。30分ほどでテレビ塔に到着です。テレビ塔の隣に934mの標点のある小さなピークで忠兵衛ヶ岳の山名の標石があります。春になるとこのあたりと9合目の北側斜面で、アケボノツツジの花を、秋になると高隈山系固有のタカクマホトトギスの黄色い花を楽しむことができます。一息入れて展望を楽しんだら、ここからいったん樹林の中を下ります。すぐに登りになり、途中の急坂では鎖やロープが数ヵ所に設置されています。振り返ると、東側に笠之原台地 が、南側には鹿屋市街地と大隅の山々を眺めることができます。8合目にある水場で喉を潤し、次第に平坦な稜線に出ると、9合目で上祓川からのコース(現在は廃道のため立ち入らない事)に到着です。御岳山頂を見ながら最後の急坂を登ると、高隈竜王大権現が祀られた石碑の立つ御岳山頂に到着です。眺望をさえぎるものはなく、360度の展望が広がっています。帰りは往路を引き返します。御岳は垂桜コース登山口から大箆柄岳を経て北から縦断している九州自然歩道の南端にあります。1等三角点のピラミッド型の美しい山容をしていて、高隈山系の中で最も気軽に登ることができる山でもあります。 鹿屋市営鳴之尾牧場を眼下に見下ろす御岳登山口からのコースを紹介します。 国道220号を垂水から鹿屋市方向へ進み、古江バイパスの途中から鳴之尾林道に入り鳴之尾牧場を目指します。牧場手前の三叉路に「御岳登山口」の道標があり、ここを右へ進みしばらく行くと、西側の眼下に赤い三角屋根の鳴之尾牧場が見えてきます。やがて登山口案内板のある5合目に着くので、この周辺に車を駐車してここから出発しましょう。林道終点からは手すりの付けられたコンクリートの階段で急坂の登りとなります。30分ほどでテレビ塔に到着です。テレビ塔の隣に934mの標点のある小さなピークで忠兵衛ヶ岳の山名の標石があります。春になるとこのあたりと9合目の北側斜面で、アケボノツツジの花を、秋になると高隈山系固有のタカクマホトトギスの黄色い花を楽しむことができます。一息入れて展望を楽しんだら、ここからいったん樹林の中を下ります。すぐに登りになり、途中の急坂では鎖やロープが数ヵ所に設置されています。振り返ると、東側に笠之原台地 が、南側には鹿屋市街地と大隅の山々を眺めることができます。8合目にある水場で喉を潤し、次第に平坦な稜線に出ると、9合目で上祓川からのコース(現在は廃道のため立ち入らない事)に到着です。御岳山頂を見ながら最後の急坂を登ると、高隈竜王大権現が祀られた石碑の立つ御岳山頂に到着です。眺望をさえぎるものはなく、360度の展望が広がっています。帰りは往路を引き返します。 -
大隅青少年自然の家キャンプ場から横岳へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 9.7km
大隅青少年自然の家キャンプ場から横岳へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 9.7km
垂水市から国道220号を鹿屋市方向に向かい、古江バイバス途中の交差点を左折します。国立大隅育少年自然の家への道標に従って大隅青少年自然の家キャンプ場へ向かいます。キャンプ場の駐車場から50mほど先の炊事横が登山口です。 登山口から、とんがり山への直登ルートと、南西側を巻くルートがありますが、時間的に大差はありません。直登ルートの急坂を超え、少し下ると横岳と万滝への五差路の分岐点に着くので、ここから固定されたローブを利用しながら横岳へ急坂を登っていきます。30分ほどで629mピークに着くので、尾根道から草の生い茂った急坂を登っていくと、白山林道に出会います。 林道から尾根に取り付くと、所々に取り付けられたロープを頼りに急坂を登っていきます。照葉樹林帯の中で展望はありません。しばらく行くと、白山神社と横岳方面を結ぶ稜線の分岐点に合流します。樹林帯の中ではあるものの広くて休態には最適な場所です。ここ周辺にはヤブツバキやミカエリソウなどが多く見られ、時期によって花々を楽しむ事が出来ます。山頂へは緩やかな稜線のピークを2つ越します。急坂の先が横岳山頂です。山頂には大きな祠とアセビの木があります。高隈の山々が展望できて、これまでの疲れを癒してくれることでしょう。 横岳からの下りは急傾斜で、取り付けられたロープや立木にぶら下がりながら下ることになります。雨の日などは滑りやすいので転倒には充分気を付けて進みましょう。 平岳への分岐点(鞍部)から南方向に樹林帯を下ると白山林道に出会います。林道を左方向へ進むと、高須川上流の水場に着きます。ここから500mくらい先が万滝への万滝下降口です。万滝へは急坂の登山道を一気に下ることになりますが、雑草などで足元の見えにくい箇所もあるので慎重に進みます。落差54mの万滝に圧倒されながら、降り注ぐマイナスイオンを浴びて休憩をしましょう。 滝を眺めたら、右岸に渡り高須川沿いの小道を下ります。途中花里集落への分岐点がありますが、そのまま山腹を右に巻きながら、木製の梯子を登り、小さな起伏を登り下りしながら進むと五差路に到着です。とんがり山を直登か南西側を巻くルートを使い大隅青少年自然の家キャンプ場に戻ります。垂水市から国道220号を鹿屋市方向に向かい、古江バイバス途中の交差点を左折します。国立大隅育少年自然の家への道標に従って大隅青少年自然の家キャンプ場へ向かいます。キャンプ場の駐車場から50mほど先の炊事横が登山口です。 登山口から、とんがり山への直登ルートと、南西側を巻くルートがありますが、時間的に大差はありません。直登ルートの急坂を超え、少し下ると横岳と万滝への五差路の分岐点に着くので、ここから固定されたローブを利用しながら横岳へ急坂を登っていきます。30分ほどで629mピークに着くので、尾根道から草の生い茂った急坂を登っていくと、白山林道に出会います。 林道から尾根に取り付くと、所々に取り付けられたロープを頼りに急坂を登っていきます。照葉樹林帯の中で展望はありません。しばらく行くと、白山神社と横岳方面を結ぶ稜線の分岐点に合流します。樹林帯の中ではあるものの広くて休態には最適な場所です。ここ周辺にはヤブツバキやミカエリソウなどが多く見られ、時期によって花々を楽しむ事が出来ます。山頂へは緩やかな稜線のピークを2つ越します。急坂の先が横岳山頂です。山頂には大きな祠とアセビの木があります。高隈の山々が展望できて、これまでの疲れを癒してくれることでしょう。 横岳からの下りは急傾斜で、取り付けられたロープや立木にぶら下がりながら下ることになります。雨の日などは滑りやすいので転倒には充分気を付けて進みましょう。 平岳への分岐点(鞍部)から南方向に樹林帯を下ると白山林道に出会います。林道を左方向へ進むと、高須川上流の水場に着きます。ここから500mくらい先が万滝への万滝下降口です。万滝へは急坂の登山道を一気に下ることになりますが、雑草などで足元の見えにくい箇所もあるので慎重に進みます。落差54mの万滝に圧倒されながら、降り注ぐマイナスイオンを浴びて休憩をしましょう。 滝を眺めたら、右岸に渡り高須川沿いの小道を下ります。途中花里集落への分岐点がありますが、そのまま山腹を右に巻きながら、木製の梯子を登り、小さな起伏を登り下りしながら進むと五差路に到着です。とんがり山を直登か南西側を巻くルートを使い大隅青少年自然の家キャンプ場に戻ります。