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検索結果343件中  261-280件
  • 奥庭と御庭~御中道

    奥庭と御庭~御中道

    五合目から六合目付近を一周するかつての行者道が御中道です。随所で分断している現在、スバルライン五合目から御庭の間は、自然解説の案内板も設置された人気の遊歩道となっています。 御庭(奥庭)バス停で下車。まずは御庭とともに天狗が飛び遊んだという伝説が残る自然の庭園、奥庭に立ち寄ります。簡易舗装の坂道を下り、奥庭荘から北端の奥庭展望台をへて遊歩道を一周します。御庭(奥庭)バス停に戻って富士スバルラインを横断、「御中道 御庭」の標識で石畳道を登り、御中道に上がります。一帯は御庭と呼ばれ、強風や積雪の影響を受けたカラマツやコメツガが印象的な樹形を見せます。御庭入口駐車場への分岐点を過ぎて寄生火山(側火山)列に沿う小噴火口跡を傍らにします。スバルライン五合目までは平坦路で、眺めのよい砂礫地と樹林帯が交互に現れます。7~8月を中心に花も多く、秋には新雪を戴いた山頂部とともにカラマツの黄やナナカマドの紅葉が鮮やかに彩ります。
    五合目から六合目付近を一周するかつての行者道が御中道です。随所で分断している現在、スバルライン五合目から御庭の間は、自然解説の案内板も設置された人気の遊歩道となっています。 御庭(奥庭)バス停で下車。まずは御庭とともに天狗が飛び遊んだという伝説が残る自然の庭園、奥庭に立ち寄ります。簡易舗装の坂道を下り、奥庭荘から北端の奥庭展望台をへて遊歩道を一周します。御庭(奥庭)バス停に戻って富士スバルラインを横断、「御中道 御庭」の標識で石畳道を登り、御中道に上がります。一帯は御庭と呼ばれ、強風や積雪の影響を受けたカラマツやコメツガが印象的な樹形を見せます。御庭入口駐車場への分岐点を過ぎて寄生火山(側火山)列に沿う小噴火口跡を傍らにします。スバルライン五合目までは平坦路で、眺めのよい砂礫地と樹林帯が交互に現れます。7~8月を中心に花も多く、秋には新雪を戴いた山頂部とともにカラマツの黄やナナカマドの紅葉が鮮やかに彩ります。
  • 御殿場口新五合目から二ツ塚下塚(下双子山)

    御殿場口新五合目から二ツ塚下塚(下双子山)

    御殿場口新五合目のやや上方、愛らしい二つコブを見せるのが富士山の寄生火山のひとつである二ツ塚(双子山)です。大石茶屋で富士登山道から左に分かれ、鉄杭とロープに従って砂礫のスロープをたどります。急斜面を登り切ると二ツ塚(双子山)分岐の標識が立つ鞍部状。左へひと登りで二ツ塚下塚(下双子山)の山頂です。上塚をへて間近に仰ぐ富士山頂をはじめ360度の眺望が広がります。 山頂から西側に下って(視界が悪いときは道迷いに注意)山腹をたどり、四辻(二合)で左折して須山口下山歩道に入ります。幕岩への分岐で須山御胎内方面と分かれ、やや荒れた急斜面を下って明るい沢床に降り立ちます。見上げる幕岩は富士山噴火の溶岩やスコリアと呼ばれる噴出物が積み重なった懸崖をなしています。幕岩から溶岩流の沢床をわずかに下ると、涸滝状の崖上で行く手を阻まれます。ここで新五合目への標識に従って左に折れ、樹林が美しい山腹道に移ろいます。長々とした水平道が下りに変わると、砂礫地に出合います。わずか先が御殿場口新五合目の第1駐車場です。
    御殿場口新五合目のやや上方、愛らしい二つコブを見せるのが富士山の寄生火山のひとつである二ツ塚(双子山)です。大石茶屋で富士登山道から左に分かれ、鉄杭とロープに従って砂礫のスロープをたどります。急斜面を登り切ると二ツ塚(双子山)分岐の標識が立つ鞍部状。左へひと登りで二ツ塚下塚(下双子山)の山頂です。上塚をへて間近に仰ぐ富士山頂をはじめ360度の眺望が広がります。 山頂から西側に下って(視界が悪いときは道迷いに注意)山腹をたどり、四辻(二合)で左折して須山口下山歩道に入ります。幕岩への分岐で須山御胎内方面と分かれ、やや荒れた急斜面を下って明るい沢床に降り立ちます。見上げる幕岩は富士山噴火の溶岩やスコリアと呼ばれる噴出物が積み重なった懸崖をなしています。幕岩から溶岩流の沢床をわずかに下ると、涸滝状の崖上で行く手を阻まれます。ここで新五合目への標識に従って左に折れ、樹林が美しい山腹道に移ろいます。長々とした水平道が下りに変わると、砂礫地に出合います。わずか先が御殿場口新五合目の第1駐車場です。
  • 鉄砲木ノ頭から高指山~富士岬平

    鉄砲木ノ頭から高指山~富士岬平

    三国山ハイキングコース入口バス停から旭日丘側に架かる橋を渡り、山側に分かれる道に入ります。パノラマ台への標識で左折、ついで右折すると木々が美しい山道となります。県道に出て右にたどれば、ドライブ客にも人気の展望地、パノラマ台です。トイレ脇から登山道に取付き、富士山と山中湖を背にカヤトの斜面をたどります。傾斜が強くなれば、ひと頑張りで鉄砲木ノ頭(明神山)です。山頂台地の中央には、山中諏訪神社奥宮が祀られています。県境稜線をなす高指山への道は、三角点の脇から延びています。やや道が荒れた箇所もある急下降をへて切通峠へ。この先は明るい尾根歩きに転じます。東海自然歩道をあわせて短く急登すれば高指山山頂。バラシマ峠をへて、かわいらしい富士展望ピーク、富士岬平に立ちます。振り返ると鉄砲木ノ頭から篭坂峠へ続くたおやかな山稜が望まれます。ここで県境稜線と分かれ、左(西)に下ります。別荘地を抜け下り、国道413号・道志みちに出て左折、車の往来に注意をして山中湖平野バス停を目指します。
    三国山ハイキングコース入口バス停から旭日丘側に架かる橋を渡り、山側に分かれる道に入ります。パノラマ台への標識で左折、ついで右折すると木々が美しい山道となります。県道に出て右にたどれば、ドライブ客にも人気の展望地、パノラマ台です。トイレ脇から登山道に取付き、富士山と山中湖を背にカヤトの斜面をたどります。傾斜が強くなれば、ひと頑張りで鉄砲木ノ頭(明神山)です。山頂台地の中央には、山中諏訪神社奥宮が祀られています。県境稜線をなす高指山への道は、三角点の脇から延びています。やや道が荒れた箇所もある急下降をへて切通峠へ。この先は明るい尾根歩きに転じます。東海自然歩道をあわせて短く急登すれば高指山山頂。バラシマ峠をへて、かわいらしい富士展望ピーク、富士岬平に立ちます。振り返ると鉄砲木ノ頭から篭坂峠へ続くたおやかな山稜が望まれます。ここで県境稜線と分かれ、左(西)に下ります。別荘地を抜け下り、国道413号・道志みちに出て左折、車の往来に注意をして山中湖平野バス停を目指します。
  • 石割山から石割山稜

    石割山から石割山稜

    石割ハイキングコース入口バス停から平野側にわずかに戻り、丁字路を北に進むと、参道の登り口となる赤い鳥居が現れます。長い石段から東屋の建つ富士見平に上がり、幅広の作業道をたどった先に石割神社が祀られています。社殿背後の巨岩が御神体で、「石」の字に割れていることが石割の起源といいます。神社からは笹が覆う急登をへて西面に開けた石割山山頂に飛び出します。山頂からの石割山稜は、滑りやすい急下降から始まります。傾斜が緩んだ先、肩状をなす台地が平尾山で、目指す大平山への山稜に富士が重なります。平尾山をへて大窪山を越えると、明るくのびやかな山稜の先に大平山が望まれます。コース中、最も気持ちのよい所です。中継施設が建つ大平山からは小さな突起を越え、ホテルマウント富士と湖畔を結ぶ車道に出ます。湖畔に出た所が大出山入口バス停。富士山山中湖(ホテルマウント富士入口)バス停まで出ればバスの本数も増えます。
    石割ハイキングコース入口バス停から平野側にわずかに戻り、丁字路を北に進むと、参道の登り口となる赤い鳥居が現れます。長い石段から東屋の建つ富士見平に上がり、幅広の作業道をたどった先に石割神社が祀られています。社殿背後の巨岩が御神体で、「石」の字に割れていることが石割の起源といいます。神社からは笹が覆う急登をへて西面に開けた石割山山頂に飛び出します。山頂からの石割山稜は、滑りやすい急下降から始まります。傾斜が緩んだ先、肩状をなす台地が平尾山で、目指す大平山への山稜に富士が重なります。平尾山をへて大窪山を越えると、明るくのびやかな山稜の先に大平山が望まれます。コース中、最も気持ちのよい所です。中継施設が建つ大平山からは小さな突起を越え、ホテルマウント富士と湖畔を結ぶ車道に出ます。湖畔に出た所が大出山入口バス停。富士山山中湖(ホテルマウント富士入口)バス停まで出ればバスの本数も増えます。
  • 三ツ峠登山口から三ツ峠山~河口湖駅

    三ツ峠登山口から三ツ峠山~河口湖駅

    開運山を最高点に御巣鷹山、木無山の3山でなる三ツ峠山は、古来、修験道で栄えた篤き信仰の山です。山頂へ通じる道は6本余。ここでは最短路である裏口(裏登山道とも)と呼ばれる登山道を登り、河口湖東端まで延びる府戸尾根をたどって河口湖駅を目指します。 天下茶屋行きハイキングバスを三ツ峠登山口バス停で下車。バス停先のY字路を直進し、清八林道に出合って左折すれば登山道入口です。三ツ峠山上へは山小屋の荷上げ車両も通る幅広の山道で、明瞭かつ危険箇所もありません。ジグザグの急坂をへて傾斜が緩んだ先、稜線直下の分岐点では開運山へと左に進みます。四季楽園の裏手から稜線に上がると、屏風岩を従えた開運山が堂々たる風格で仰がれます。富士見山荘(閉鎖中)前から木組みの階段を登り切れば、開運山山頂です。時間が許せば御巣鷹山に立ち寄るのもいいでしょう。 四季楽園前まで戻ったなら木無山の台地を越し、三ツ峠山荘前をへて季節の花も多い平坦な稜線を進みます。木無山の西端部の府戸尾根・母ノ白滝分岐点で母ノ白滝コースを右に分けると、顕著に下り始めます。やや単調な樹林の尾根道も、送電鉄塔の建つ台地で富士をはじめ周辺展望が開けます。新倉山分岐をへて霜山を過ぎ(左手の小突起に三角点あり)、西川新倉林道を横断した先で分岐に出合います。右は河口湖・富士山パノラマロープウェイ富士見台駅へ続く山腹道、左は天上山をへて富士見台駅に至る尾根道です。河口湖を俯瞰する富士見台駅からは、アジサイ散策路と名づけられた歩道を天上山護国神社に下ります。神社下の丁字路を左折すれば、河口湖駅まであとわずかです。
    開運山を最高点に御巣鷹山、木無山の3山でなる三ツ峠山は、古来、修験道で栄えた篤き信仰の山です。山頂へ通じる道は6本余。ここでは最短路である裏口(裏登山道とも)と呼ばれる登山道を登り、河口湖東端まで延びる府戸尾根をたどって河口湖駅を目指します。 天下茶屋行きハイキングバスを三ツ峠登山口バス停で下車。バス停先のY字路を直進し、清八林道に出合って左折すれば登山道入口です。三ツ峠山上へは山小屋の荷上げ車両も通る幅広の山道で、明瞭かつ危険箇所もありません。ジグザグの急坂をへて傾斜が緩んだ先、稜線直下の分岐点では開運山へと左に進みます。四季楽園の裏手から稜線に上がると、屏風岩を従えた開運山が堂々たる風格で仰がれます。富士見山荘(閉鎖中)前から木組みの階段を登り切れば、開運山山頂です。時間が許せば御巣鷹山に立ち寄るのもいいでしょう。 四季楽園前まで戻ったなら木無山の台地を越し、三ツ峠山荘前をへて季節の花も多い平坦な稜線を進みます。木無山の西端部の府戸尾根・母ノ白滝分岐点で母ノ白滝コースを右に分けると、顕著に下り始めます。やや単調な樹林の尾根道も、送電鉄塔の建つ台地で富士をはじめ周辺展望が開けます。新倉山分岐をへて霜山を過ぎ(左手の小突起に三角点あり)、西川新倉林道を横断した先で分岐に出合います。右は河口湖・富士山パノラマロープウェイ富士見台駅へ続く山腹道、左は天上山をへて富士見台駅に至る尾根道です。河口湖を俯瞰する富士見台駅からは、アジサイ散策路と名づけられた歩道を天上山護国神社に下ります。神社下の丁字路を左折すれば、河口湖駅まであとわずかです。
  • 足和田山から三湖台

    足和田山から三湖台

    羽根子山への登山道は、道の駅かつやまの西側に位置する三差路から直登コースと緩やかな回遊コースの2経路が整備されています。一湖台とも呼ばれる羽根子山で河口湖俯瞰の後は、大嵐天神社の小鞍部をへて尾根伝いに登っていきます。林道に出合って右折、ひと登りで東面の眺望がよい肩状に上がります(「知事様」の標石あり)。この先で登山道に移り、左から東海自然歩道を合わせた先が展望舎の建つ足和田山(五湖台)山頂です。三湖台へは、作業道と交錯して続きます。小突起はあるものの穏やかな雑木の尾根道です。三湖台の北端には展望デッキが設けられ、鬼ヶ岳・十二ヶ岳の急峻な山肌や、眼下に広がる青木ヶ原樹海が印象的に望まれます。紅葉台に建つレストハウスの右脇から尾根を下り、国道をトンネルで越せば青木ヶ原樹海です。数多くの溶岩洞窟を有するこの地にあって鳴沢氷穴、富岳風穴とも一般入洞(有料)が可能な洞穴として貴重です。国道上に出た所が風穴・富岳風穴バス停です。
    羽根子山への登山道は、道の駅かつやまの西側に位置する三差路から直登コースと緩やかな回遊コースの2経路が整備されています。一湖台とも呼ばれる羽根子山で河口湖俯瞰の後は、大嵐天神社の小鞍部をへて尾根伝いに登っていきます。林道に出合って右折、ひと登りで東面の眺望がよい肩状に上がります(「知事様」の標石あり)。この先で登山道に移り、左から東海自然歩道を合わせた先が展望舎の建つ足和田山(五湖台)山頂です。三湖台へは、作業道と交錯して続きます。小突起はあるものの穏やかな雑木の尾根道です。三湖台の北端には展望デッキが設けられ、鬼ヶ岳・十二ヶ岳の急峻な山肌や、眼下に広がる青木ヶ原樹海が印象的に望まれます。紅葉台に建つレストハウスの右脇から尾根を下り、国道をトンネルで越せば青木ヶ原樹海です。数多くの溶岩洞窟を有するこの地にあって鳴沢氷穴、富岳風穴とも一般入洞(有料)が可能な洞穴として貴重です。国道上に出た所が風穴・富岳風穴バス停です。
  • 女坂峠から三方分山~パノラマ台

    女坂峠から三方分山~パノラマ台

    精進バス停で下車。マイカー利用なら山田屋ホテル前バス停付近の県営駐車場を起点に周回可能です。バス停から湖面を背に山側(北側)に延びるかつての古道、旧中道往還をたどります。杉の巨樹が目を引く精進諏訪神社を過ぎ山道へ移ろうと、石積も残る道が沢沿いから山肌を巻くように続きます。つづら折れの急斜面で尾根上に出れば、女坂峠(阿難坂峠)は間近です。女坂峠からは稜線歩きとなり、最低鞍部から山頂部への急斜面に取付きます。緩やかな頂稜をたどった先が、木々に囲まれた三方分山山頂です。南面の切り開きからは、大室山を従えた子抱き富士が眺められます。山頂からは精進山をへて精進峠(三ツ沢峠)に降り立ち、いくつかの突起を越えて根子峠に至ります。雑木の斜面を登り返した先がパノラマ台です。その名の通り素晴らしい眺望が広がります。パノラマ台からは、根子峠に戻りパノラマ台下バス停に下ります。バスの時間を確認のうえ、烏帽子岳から本栖湖に下るのもお勧めです。
    精進バス停で下車。マイカー利用なら山田屋ホテル前バス停付近の県営駐車場を起点に周回可能です。バス停から湖面を背に山側(北側)に延びるかつての古道、旧中道往還をたどります。杉の巨樹が目を引く精進諏訪神社を過ぎ山道へ移ろうと、石積も残る道が沢沿いから山肌を巻くように続きます。つづら折れの急斜面で尾根上に出れば、女坂峠(阿難坂峠)は間近です。女坂峠からは稜線歩きとなり、最低鞍部から山頂部への急斜面に取付きます。緩やかな頂稜をたどった先が、木々に囲まれた三方分山山頂です。南面の切り開きからは、大室山を従えた子抱き富士が眺められます。山頂からは精進山をへて精進峠(三ツ沢峠)に降り立ち、いくつかの突起を越えて根子峠に至ります。雑木の斜面を登り返した先がパノラマ台です。その名の通り素晴らしい眺望が広がります。パノラマ台からは、根子峠に戻りパノラマ台下バス停に下ります。バスの時間を確認のうえ、烏帽子岳から本栖湖に下るのもお勧めです。
  • 本栖湖から竜ヶ岳

    本栖湖から竜ヶ岳

    本栖湖バス停先、駐車場の一角から本栖湖岸へ下ります。湖岸沿いの県道をたどりキャンプ場入口で左折、「竜ヶ岳登山道入口」の標識に従ってキャンプ場内を抜けます。舗装道を横断して三叉路に出合い、これを左へ進むと登山道入口です。登山道は植林の急登から始まります。雑木林に変わって小ピークを越え、富士山側に開けたスロープを登ると石仏が祀られた台地です。富士に臨んで東屋が建ち休憩にも適しています。山頂へはスズタケの急斜面につづら折れに登山道が続きます。登るにつれ高度感のある展望が広がるので、それほど苦にはならないでしょう。傾斜が緩んで北面ルートの分岐点を過ぎ、ひと登りで広々とした竜ヶ岳山頂です。山頂からは往路を戻り、分岐点から木々の美しさが際立つ北面を下ります。急斜面の下り道なので、足元には十分に注意しましょう。周遊歩道の丁字で左に折れ、階段状を下れば湖岸道路出合です。キャンプ場入口で往路を合わせ、本栖湖バス停へ向かいます。
    本栖湖バス停先、駐車場の一角から本栖湖岸へ下ります。湖岸沿いの県道をたどりキャンプ場入口で左折、「竜ヶ岳登山道入口」の標識に従ってキャンプ場内を抜けます。舗装道を横断して三叉路に出合い、これを左へ進むと登山道入口です。登山道は植林の急登から始まります。雑木林に変わって小ピークを越え、富士山側に開けたスロープを登ると石仏が祀られた台地です。富士に臨んで東屋が建ち休憩にも適しています。山頂へはスズタケの急斜面につづら折れに登山道が続きます。登るにつれ高度感のある展望が広がるので、それほど苦にはならないでしょう。傾斜が緩んで北面ルートの分岐点を過ぎ、ひと登りで広々とした竜ヶ岳山頂です。山頂からは往路を戻り、分岐点から木々の美しさが際立つ北面を下ります。急斜面の下り道なので、足元には十分に注意しましょう。周遊歩道の丁字で左に折れ、階段状を下れば湖岸道路出合です。キャンプ場入口で往路を合わせ、本栖湖バス停へ向かいます。
  • 長者ヶ岳から天子ヶ岳

    長者ヶ岳から天子ヶ岳

    休暇村富士行きのバスを田貫湖南バス停で下車し、バス停の丁字を右に折れて舗装道を進みます。途中からは左に並行するサイクリング道に移るのもよいでしょう。湖岸に出て右手の坂道を上がると長者ヶ岳登山口です。植林帯の急登から始まり、これが緩んで休暇村分岐に出ます。尾根はこの先で左方向へカーブし、美しい広葉樹林を抜けて長者ヶ岳山頂に達します。東面が開けた山頂からは日本最高点、剣ヶ峰から深く切れ込む大沢崩が印象的です。山頂からは主稜線を西へたどります。鞍部で東海自然歩道を右に分け、ツツジが多い岩まじりのヤセ尾根を登り返します。ゆるゆると山頂台地を進んだ先に、木々に囲まれて天子ヶ岳山頂があります。一段下ると休憩にも適した広場状となっています。西側に小祠が祀られ、東側には富士山展望地があります。山頂からは広場状を突っ切り、緩やかな左カーブを描いて東側斜面に移ります。露岩まじりの急下降から、桜並木のスロープをへて林道を横断します。天子ヶ岳登山口で舗装道に降り立ち、立石の交差点をへて白糸滝バス停を目指します。
    休暇村富士行きのバスを田貫湖南バス停で下車し、バス停の丁字を右に折れて舗装道を進みます。途中からは左に並行するサイクリング道に移るのもよいでしょう。湖岸に出て右手の坂道を上がると長者ヶ岳登山口です。植林帯の急登から始まり、これが緩んで休暇村分岐に出ます。尾根はこの先で左方向へカーブし、美しい広葉樹林を抜けて長者ヶ岳山頂に達します。東面が開けた山頂からは日本最高点、剣ヶ峰から深く切れ込む大沢崩が印象的です。山頂からは主稜線を西へたどります。鞍部で東海自然歩道を右に分け、ツツジが多い岩まじりのヤセ尾根を登り返します。ゆるゆると山頂台地を進んだ先に、木々に囲まれて天子ヶ岳山頂があります。一段下ると休憩にも適した広場状となっています。西側に小祠が祀られ、東側には富士山展望地があります。山頂からは広場状を突っ切り、緩やかな左カーブを描いて東側斜面に移ります。露岩まじりの急下降から、桜並木のスロープをへて林道を横断します。天子ヶ岳登山口で舗装道に降り立ち、立石の交差点をへて白糸滝バス停を目指します。
  • 十里木高原から越前岳~黒岳

    十里木高原から越前岳~黒岳

    富士駅発のバスで十里木高原下車。御殿場駅からバスの場合は十里木で下車し、徒歩約10分で十里木高原です。両路線ともに登山に使えるバス便が限られます。登山口となる十里木高原バス停前にはトイレや駐車場があり、見上げるとカヤトの斜面に階段状の登路が延びています。これをひと登りで十里木高原展望台。ついで2つの中継塔を過ぎ、三角点が置かれた馬ノ背見晴台に達します。目前に迫る富士山南面は、宝永火口の巨大な窪みに目を引かれます。左手には南アルプス南部の高峰や安倍川東山稜が続きます。登山道は馬ノ背見晴台の先で顕著に傾斜を強めます。露岩まじりの雨裂状など、やや荒れた感のある急登です。「平坦地」標識が立つ展望地をへて勢子辻からの道を合せ、山頂への最後の登りとなります。ブナやミズナラなどの樹林が美しく、ツツジも多い所です。登り着いた越前岳山頂では、南側に駿河湾の大展望が加わります。富士山側(北側)は木々に遮られ、山頂部のみ顔を出します。 山頂からは東へ延びる尾根をたどります。富士見台からの富士山は、かつて五十銭紙幣の図案に採用された景観です。富士見台からは急峻な下りに変わります。位牌岳へ続く主稜線を望む北白ガレンのガレ場をかすめ、鋸岳展望台をへて尾根が平坦となれば富士見峠です。天候と時間が許せば黒岳を往復しましょう。富士見峠から短い急登を登り切った所で直角に右へ折れ、緩やかな鞍部をへて雑木が美しい斜面をたどれば黒岳です。山頂台地の北側からは富士山、南側からは箱根方面が望見されます。黒岳から富士見峠に戻り、山神社へと下ります。急峻かつ足元が悪い箇所もあるので慎重に下りましょう。山神社入口で大沢沿いの舗装道に降り立ちます。左へたどった国道上が愛鷹登山口バス停です。
    富士駅発のバスで十里木高原下車。御殿場駅からバスの場合は十里木で下車し、徒歩約10分で十里木高原です。両路線ともに登山に使えるバス便が限られます。登山口となる十里木高原バス停前にはトイレや駐車場があり、見上げるとカヤトの斜面に階段状の登路が延びています。これをひと登りで十里木高原展望台。ついで2つの中継塔を過ぎ、三角点が置かれた馬ノ背見晴台に達します。目前に迫る富士山南面は、宝永火口の巨大な窪みに目を引かれます。左手には南アルプス南部の高峰や安倍川東山稜が続きます。登山道は馬ノ背見晴台の先で顕著に傾斜を強めます。露岩まじりの雨裂状など、やや荒れた感のある急登です。「平坦地」標識が立つ展望地をへて勢子辻からの道を合せ、山頂への最後の登りとなります。ブナやミズナラなどの樹林が美しく、ツツジも多い所です。登り着いた越前岳山頂では、南側に駿河湾の大展望が加わります。富士山側(北側)は木々に遮られ、山頂部のみ顔を出します。 山頂からは東へ延びる尾根をたどります。富士見台からの富士山は、かつて五十銭紙幣の図案に採用された景観です。富士見台からは急峻な下りに変わります。位牌岳へ続く主稜線を望む北白ガレンのガレ場をかすめ、鋸岳展望台をへて尾根が平坦となれば富士見峠です。天候と時間が許せば黒岳を往復しましょう。富士見峠から短い急登を登り切った所で直角に右へ折れ、緩やかな鞍部をへて雑木が美しい斜面をたどれば黒岳です。山頂台地の北側からは富士山、南側からは箱根方面が望見されます。黒岳から富士見峠に戻り、山神社へと下ります。急峻かつ足元が悪い箇所もあるので慎重に下りましょう。山神社入口で大沢沿いの舗装道に降り立ちます。左へたどった国道上が愛鷹登山口バス停です。
  • しらびそ峠から尾高山・奥茶臼山へ

    しらびそ峠から尾高山・奥茶臼山へ

    南アルプス主脈の三伏峠から兎岳間を歩くと、西側の山並が非常に気になりますが、その一番高い山が奥茶臼山です。コースは標高差約650mのアップダウンのある尾根道で、途中視界が効かないので、焦らずに歩くのがポイントです。 しらびそ峠に車を停め、展望台から大沢岳・兎岳間の壁の様な展望を楽しみます。登山口から綺麗な植林帯を登ってしばらく行くと、下草と古木の雰囲気のある森になります。前尾高山の手前にはビューポイントが2箇所あります。以降、前尾高山を含めて4つのピークを踏むアップダウンが連続します。尾高山からは踏み跡が薄く、中級コースです。岩本山の先ではルートが蛇行しており、帰路は特に注意してください。奥茶臼山の手前で樹林が薄くなり、立ち枯れの先の原っぱから見る荒川岳から赤石岳への稜線が印象的です。奥茶臼山山頂は展望はなく、前茶臼山側に下った伐採地から荒川岳方面の展望が開けます。
    南アルプス主脈の三伏峠から兎岳間を歩くと、西側の山並が非常に気になりますが、その一番高い山が奥茶臼山です。コースは標高差約650mのアップダウンのある尾根道で、途中視界が効かないので、焦らずに歩くのがポイントです。 しらびそ峠に車を停め、展望台から大沢岳・兎岳間の壁の様な展望を楽しみます。登山口から綺麗な植林帯を登ってしばらく行くと、下草と古木の雰囲気のある森になります。前尾高山の手前にはビューポイントが2箇所あります。以降、前尾高山を含めて4つのピークを踏むアップダウンが連続します。尾高山からは踏み跡が薄く、中級コースです。岩本山の先ではルートが蛇行しており、帰路は特に注意してください。奥茶臼山の手前で樹林が薄くなり、立ち枯れの先の原っぱから見る荒川岳から赤石岳への稜線が印象的です。奥茶臼山山頂は展望はなく、前茶臼山側に下った伐採地から荒川岳方面の展望が開けます。
  • 梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段へ

    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
    梅ヶ島温泉からバラの段に登り、下りにかつての交易路をたどる周回コースです。八紘嶺登山口までは梅ヶ島温泉から八紘嶺へ(コースガイド)を参照してください。八紘嶺登山口から約25分の八紘嶺と安倍峠の分岐を右折します。植林帯を過ぎた先の尾根道は、初夏はシロヤシオツツジの花、秋にはブナやカエデ、ツツジの紅葉が美しいところです。石仏がたたずむ安倍峠にはオオイタヤメイゲツの純林が広がります。バラの段まではやや傾斜がきつく、特にバラの段山頂直下はロープがあり、下りでは注意が必要です。バラの段山頂は正面に富士山がそびえ、眼下には富士川と身延町が広がっています。下山時、安倍峠からは逆川沿いにかつて金を運んだ、駿府と甲州を結んだ古道をたどります。沢沿いに踏み跡とテープを追い、細い流れを右左に渡ります。車道に出てから10分程で八紘嶺登山口に着きます。往路と同じ道を梅ヶ島温泉まで戻ります。
  • 静岡県民の森から笹山へ

    静岡県民の森から笹山へ

    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
    静岡県県民の森は県政100年を記念して整備された、自然に親しむ総合レクリエーション施設です。笹山への尾根道は標識なども整備され、初心者も安心して歩けるコースです。 スタートは県民の森センターの先、大無間山と南アルプス南部の大パノラマの広がる展望所。アツラ沢ノ頭はいきなりの登り坂ですが、以降は起状の少ない尾根道が続きます。左にレクリエーション広場を見て、なだらかにピークを越えると井川峠です。この先は登山道がやや不明瞭で、急な小さなピークを越えると、再びゆったりした樹木の豊かな尾根になります。途中右に登山道から離れガレの上端に立つと富士山と安倍奥東山稜の大パノラマが広がります。その先は落葉時期は登山道が不明瞭になります。笹山へは短い非常に急な登りで、山頂付近からは左に井川湖、後ろには富士山の展望があります。帰路は林道を戻ります。
  • 山犬段から高塚山へ

    山犬段から高塚山へ

    山犬段への林道は2024年現在通行止めのため、入山時に可否を確認してください。林道通行止の場合は、三ッ星天文台から大札山経由の長い稜線歩きになり、山犬段に一泊が必要です。山犬段から蕎麦粒山へのゆったりした登りは、太いブナが林立する静かな道。蕎麦粒山の山頂では眼前に大札山、そして富士山から伊豆半島へかけての遠望を楽しみます。 三ッ合山山頂までは、シロヤシオの大群生が随所に見られ、5月末から6月初旬にかけての開花時期は、この世の楽園とも言えるほどの美しい世界が広がります。また三ッ合山山頂部にはオオイタヤメイゲツの大木が見られ、新緑や黄葉時期は素晴らしい雰囲気を醸し出しています。高塚山はバイケイソウが群生する静かな山頂です。蕎麦粒山から山犬段への下りは、灌木も無くどこでも歩けてしまうのでルートに注意してください。なお、山犬段は静岡の自然100選です。
    山犬段への林道は2024年現在通行止めのため、入山時に可否を確認してください。林道通行止の場合は、三ッ星天文台から大札山経由の長い稜線歩きになり、山犬段に一泊が必要です。山犬段から蕎麦粒山へのゆったりした登りは、太いブナが林立する静かな道。蕎麦粒山の山頂では眼前に大札山、そして富士山から伊豆半島へかけての遠望を楽しみます。 三ッ合山山頂までは、シロヤシオの大群生が随所に見られ、5月末から6月初旬にかけての開花時期は、この世の楽園とも言えるほどの美しい世界が広がります。また三ッ合山山頂部にはオオイタヤメイゲツの大木が見られ、新緑や黄葉時期は素晴らしい雰囲気を醸し出しています。高塚山はバイケイソウが群生する静かな山頂です。蕎麦粒山から山犬段への下りは、灌木も無くどこでも歩けてしまうのでルートに注意してください。なお、山犬段は静岡の自然100選です。
  • 寸又峡温泉から沢口山周遊

    寸又峡温泉から沢口山周遊

    寸又峡温泉バス停の先にある茶屋の裏を行くと、沢口山の日向山コース登山口になります。稜線部は所々右側が切り立った岩場の縁で、また急登箇所があるので注意が必要です。2箇所ある展望所、イワカガミの群生、そして太い針葉樹の森を楽しみます。 富士見平の先にある鹿のヌタ場には、周囲6.5mもあるミズナラの大木が、あたかも沢口山の主のように根を張っています(2019年ナラ枯れに遭い、枝が落ちてしまいました)。沢口山山頂では朝日岳や南アルプス南部の大展望が待っています。 山頂からルートに注意し右折して富士見平に戻り、猿並平コースを下ると長島ダム方向の展望が、さらに下ると左に寸又川を囲む深南部の山々を望む素晴らしい展望箇所があります。以降尾根を忠実に下り、送電鉄塔の先標高700m付近で尾根を離れて折り返し水平道を行くと、寸又峡の温泉街の中程に出ます。
    寸又峡温泉バス停の先にある茶屋の裏を行くと、沢口山の日向山コース登山口になります。稜線部は所々右側が切り立った岩場の縁で、また急登箇所があるので注意が必要です。2箇所ある展望所、イワカガミの群生、そして太い針葉樹の森を楽しみます。 富士見平の先にある鹿のヌタ場には、周囲6.5mもあるミズナラの大木が、あたかも沢口山の主のように根を張っています(2019年ナラ枯れに遭い、枝が落ちてしまいました)。沢口山山頂では朝日岳や南アルプス南部の大展望が待っています。 山頂からルートに注意し右折して富士見平に戻り、猿並平コースを下ると長島ダム方向の展望が、さらに下ると左に寸又川を囲む深南部の山々を望む素晴らしい展望箇所があります。以降尾根を忠実に下り、送電鉄塔の先標高700m付近で尾根を離れて折り返し水平道を行くと、寸又峡の温泉街の中程に出ます。
  • キタダカ道から蓬莱山

    キタダカ道から蓬莱山

    JR志賀駅から国道161号を過ぎ、木戸の樹下神社前に行く。左右どちらからでも登れるが、ここは左を行くとしよう。新しい住宅地を過ぎ、湖西道路のトンネルをくぐると道路下の舗装道であるが、南側山手に林道の入口がある。これは、びわ湖バレイの駐車場につづく道で、300mほど上ると右への分かれ道がある。この道は広いが勾配がきつい。盤所橋からの道との合流点を過ぎ、この林道を詰めたところが大きな堰堤で、ここを高巻くと昔からの登山道となる。 谷から尾根近くの天狗杉まではつづら折れが幾度となく繰り返される。天狗杉はひときわ大きな杉の木で休憩によい。ここを過ぎると道は狭くなる。花崗岩が見え隠れし、南の展望を得た後、道が北斜面に巻き込むとクロトノハゲが現れる。クロトノハゲは花崗岩とそのザレ場である。なお、ここから木戸峠への道は崩落が多く通行止のため地図から削除した。 クロトノハゲからはさらにもうひと息打見山に向かって進み、平坦部から左にトラバースしてロープウェイ下をくぐり抜ける。この辺りから琵琶湖の展望が広がってくる。天命水から打見山頂上はすぐ、頂上から少し下ると笹平である。蓬莱山へは笹平からゲレンデの端を登る。なお、打見山には琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」がつくられた。
    JR志賀駅から国道161号を過ぎ、木戸の樹下神社前に行く。左右どちらからでも登れるが、ここは左を行くとしよう。新しい住宅地を過ぎ、湖西道路のトンネルをくぐると道路下の舗装道であるが、南側山手に林道の入口がある。これは、びわ湖バレイの駐車場につづく道で、300mほど上ると右への分かれ道がある。この道は広いが勾配がきつい。盤所橋からの道との合流点を過ぎ、この林道を詰めたところが大きな堰堤で、ここを高巻くと昔からの登山道となる。 谷から尾根近くの天狗杉まではつづら折れが幾度となく繰り返される。天狗杉はひときわ大きな杉の木で休憩によい。ここを過ぎると道は狭くなる。花崗岩が見え隠れし、南の展望を得た後、道が北斜面に巻き込むとクロトノハゲが現れる。クロトノハゲは花崗岩とそのザレ場である。なお、ここから木戸峠への道は崩落が多く通行止のため地図から削除した。 クロトノハゲからはさらにもうひと息打見山に向かって進み、平坦部から左にトラバースしてロープウェイ下をくぐり抜ける。この辺りから琵琶湖の展望が広がってくる。天命水から打見山頂上はすぐ、頂上から少し下ると笹平である。蓬莱山へは笹平からゲレンデの端を登る。なお、打見山には琵琶湖を一望できる「びわ湖テラス」がつくられた。
  • 北比良峠から武奈ヶ岳周遊

    北比良峠から武奈ヶ岳周遊

    北比良峠から武奈ヶ岳を登った後、ワサビ峠、中峠、金糞峠を経て八雲ヶ原に至る周回コースである。武奈の頂上や西南稜からの遠眺、途中のブナ林や深谷の雰囲気が味わえるだろう。 北比良峠から八雲ヶ原へは西に下るか、北に進み比良ロッジ跡を回り込んで下る。ただロッジ跡への連絡道は途中大きく陥没しており通行注意。連絡道東斜面には天巧磨崖仏があり、余裕があれば見ておくとよい。往復15分である。この付近一帯、かつてはロープウェイの山上駅やスキー場だったが、今は年毎に変貌しつつあるのを目の当たりにできる。八雲ヶ原ではゆっくり湿原を散策したい。季節の湿地植物や池の生物が観察できよう。このあとゲレンデ跡を通り、武奈ヶ岳の登りに入る。武奈ヶ岳へはイブルキノコバを経て頂上に行く。ここ数年の大雨で道が荒れ、崩落箇所も数箇所あるので気をつける。 頂上からは西南稜をワサビ峠まで下りる。下りの坂からは京都北山方面、比良南部の展望がきくが、岩場があり、ザレ場もあるので気を付けて下りよう。ワサビ峠の下りは急だが、そこから中峠、そして金糞峠は落ち着いた雰囲気の味わえる道だ。金糞峠からは奥ノ深谷源流の渓流美を楽しみながら八雲ヶ原に戻るが、稜線沿いを北比良峠に歩くのもよい。
    北比良峠から武奈ヶ岳を登った後、ワサビ峠、中峠、金糞峠を経て八雲ヶ原に至る周回コースである。武奈の頂上や西南稜からの遠眺、途中のブナ林や深谷の雰囲気が味わえるだろう。 北比良峠から八雲ヶ原へは西に下るか、北に進み比良ロッジ跡を回り込んで下る。ただロッジ跡への連絡道は途中大きく陥没しており通行注意。連絡道東斜面には天巧磨崖仏があり、余裕があれば見ておくとよい。往復15分である。この付近一帯、かつてはロープウェイの山上駅やスキー場だったが、今は年毎に変貌しつつあるのを目の当たりにできる。八雲ヶ原ではゆっくり湿原を散策したい。季節の湿地植物や池の生物が観察できよう。このあとゲレンデ跡を通り、武奈ヶ岳の登りに入る。武奈ヶ岳へはイブルキノコバを経て頂上に行く。ここ数年の大雨で道が荒れ、崩落箇所も数箇所あるので気をつける。 頂上からは西南稜をワサビ峠まで下りる。下りの坂からは京都北山方面、比良南部の展望がきくが、岩場があり、ザレ場もあるので気を付けて下りよう。ワサビ峠の下りは急だが、そこから中峠、そして金糞峠は落ち着いた雰囲気の味わえる道だ。金糞峠からは奥ノ深谷源流の渓流美を楽しみながら八雲ヶ原に戻るが、稜線沿いを北比良峠に歩くのもよい。
  • グリーンパーク想い出の森から蛇谷ヶ峰

    グリーンパーク想い出の森から蛇谷ヶ峰

    くつき温泉てんくうやバンガローのあるグリーンパーク想い出の森、次はここから蛇谷ヶ峰に登るコースである。ここから東南方面へバンガローの並ぶ道を500mほど進むと舗装路から地道に変わり木立の間に銀色のタンク様の施設が見えてくる。ここを過ぎた左手に小尾根に上がる登山口がある。目立たないが道標があるので注意して見つけよう。小尾根を進み釜ノ谷の渡渉点を過ぎると、道は傾斜を増し、地図上の557m地点へ着く。途中、今までの木道に変わって、新しくジグザグ道がつくられ、尾根側に安全に上り下りができるようになった。557m地点は旧朽木いきものふれあいの里跡からの道との合流点でもあり、道標があって広く休憩に適している。 この出合から急登を頑張れば、カツラの谷分岐(カツラ谷へ行く場合は柏集落へ下山する)を経て、さわらび草原道との出合広場に着く。ベンチもあり、休憩に適する。さわらび草原道は朽木スキー場に通じている。ここから蛇谷ヶ峰の頂上はすぐである。前にも書いたが頂上からは安曇川方面をはじめ、北琵琶湖から湖北の山々、そして北陸方面まで一望でき、素晴らしい。
    くつき温泉てんくうやバンガローのあるグリーンパーク想い出の森、次はここから蛇谷ヶ峰に登るコースである。ここから東南方面へバンガローの並ぶ道を500mほど進むと舗装路から地道に変わり木立の間に銀色のタンク様の施設が見えてくる。ここを過ぎた左手に小尾根に上がる登山口がある。目立たないが道標があるので注意して見つけよう。小尾根を進み釜ノ谷の渡渉点を過ぎると、道は傾斜を増し、地図上の557m地点へ着く。途中、今までの木道に変わって、新しくジグザグ道がつくられ、尾根側に安全に上り下りができるようになった。557m地点は旧朽木いきものふれあいの里跡からの道との合流点でもあり、道標があって広く休憩に適している。 この出合から急登を頑張れば、カツラの谷分岐(カツラ谷へ行く場合は柏集落へ下山する)を経て、さわらび草原道との出合広場に着く。ベンチもあり、休憩に適する。さわらび草原道は朽木スキー場に通じている。ここから蛇谷ヶ峰の頂上はすぐである。前にも書いたが頂上からは安曇川方面をはじめ、北琵琶湖から湖北の山々、そして北陸方面まで一望でき、素晴らしい。
  • マキノ高原から赤坂山

    マキノ高原から赤坂山

    マキノ高原へはJRマキノ駅からコミュニティバスに乗るか、車で行く。冬はスキー場になるが、その他の季節は広大なオートキャンプ場になっている。駐車場から温泉横を通り、ゲレンデの舗装道を登って行くと、正面に坂が見えるが、そこへは入らず、もう一つ奥の坂から入る。坂には階段が付けられている。この階段の坂道は結構続き、このコースで実は一番きつい。この坂を登りきってしばらく行ったところに小さな広場があり、ここで一服、態勢を立て直す。 ここからはゆるやかな坂となり、そのまま武奈の木平まで行ける。左にカーブし、わずかの急坂を登ったところが武奈の木平で、看板と休憩舎がある。ここからは赤坂山手前の鉄塔や明王ノ禿が樹間から見え、休憩によい。 そして石畳のある水平道から砂防ダムを経て稜線へと進み、尾根を巻くつづら折れの道を鉄塔に向かって登る。石畳はこの道が若狭とマキノを結んで物資の輸送に使われた昔日の賑わいを彷彿とさせる。途中、鉄塔への脇道を入ると、湖西方面、赤坂山の展望が良い。ここから頂上までは草原道で、粟柄越を頂上方向に進み、石仏を右に見て頂上はすぐである。頂上からの展望は抜群である。なお明王ノ禿を経て三国山へは1時間、さらにマキノ林道から白谷まで2時間半程度であるが、下りてからの長い林道歩きは疲れた足には少しつらい。
    マキノ高原へはJRマキノ駅からコミュニティバスに乗るか、車で行く。冬はスキー場になるが、その他の季節は広大なオートキャンプ場になっている。駐車場から温泉横を通り、ゲレンデの舗装道を登って行くと、正面に坂が見えるが、そこへは入らず、もう一つ奥の坂から入る。坂には階段が付けられている。この階段の坂道は結構続き、このコースで実は一番きつい。この坂を登りきってしばらく行ったところに小さな広場があり、ここで一服、態勢を立て直す。 ここからはゆるやかな坂となり、そのまま武奈の木平まで行ける。左にカーブし、わずかの急坂を登ったところが武奈の木平で、看板と休憩舎がある。ここからは赤坂山手前の鉄塔や明王ノ禿が樹間から見え、休憩によい。 そして石畳のある水平道から砂防ダムを経て稜線へと進み、尾根を巻くつづら折れの道を鉄塔に向かって登る。石畳はこの道が若狭とマキノを結んで物資の輸送に使われた昔日の賑わいを彷彿とさせる。途中、鉄塔への脇道を入ると、湖西方面、赤坂山の展望が良い。ここから頂上までは草原道で、粟柄越を頂上方向に進み、石仏を右に見て頂上はすぐである。頂上からの展望は抜群である。なお明王ノ禿を経て三国山へは1時間、さらにマキノ林道から白谷まで2時間半程度であるが、下りてからの長い林道歩きは疲れた足には少しつらい。
  • 瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分

    瓜生山から比叡山へ

    • 6時間25分
    京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。
    京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。