【中級者向け】の登山コースガイド
中級者向け
検索結果603件中
361-380件
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広河原から白根御池を経て北岳へ
- 1泊2日
- 10時間45分
- 10.1km
広河原から白根御池を経て北岳へ
- 1泊2日
- 10時間45分
- 10.1km
広河原インフォメーションセンター前にある広河原バス停で下車し、北沢峠への林道ゲートの脇を抜け、上流へ少し歩いて野呂川に架かる吊橋を渡ります。対岸には旧広河原山荘の跡地があり、山荘の左手から大樺沢左岸を登ります。大樺沢支流の小さな沢を渡るとすぐに白根御池小屋分岐です。ここを右に進み、右手に沢を見下ろしながら、沢から遠ざかった尾根上の登山道を延々と登ります。標高1880m付近の第一ベンチ、標高2160m付近の第二ベンチは休憩の目安となるでしょう。 第二ベンチを過ぎた標高2200m付近から道は山腹を巻くような形で南へ向かうようになります。崩壊地の上を通過し、沢を横切ってさらに南下すると白根御池小屋に到着です。雪崩での倒壊後2006年に新築された綺麗な小屋です。白根御池周辺はキャンプ指定地になっており、バットレスや八本歯の稜線を展望できます。 白根御池から小太郎尾根までの標高差約500mの区間は草スベリと言われており、急坂の連続です。草スベリ下部はバイケイソウやミヤマシシシウドなどの草本が主体です。グングンと標高を上げてダケカンバやミヤマハンノキなどの林を抜け、左から右俣コースと合わせるあたりは、大きなお花畑となっていて、シーズンにはシナノキンバイの大群落の中にハクサンイチゲ、コイワカガミ、イワウメ、キバナノコマノツメなどを見ることができます。さらにひと登りすれば、小太郎尾根分岐に出ます。ここで一気に展望が開けます。甲斐駒ヶ岳から早川尾根、鳳凰三山、さらに仙丈ヶ岳も一望できます。足元のイワウメ、キバナシャクナゲなども楽しみながら岩稜を進んでいくと北岳肩ノ小屋に到着します。北岳肩ノ小屋は標高3000m、北岳頂上が間近に望めます。キャンプ指定地は小屋から一段下がったところであります。肩ノ小屋からさらに岩のごつごつした急坂を登り、右から両俣からのコースを合わせます。稜線の西側斜面を登り、最後の岩峰の右側を巻くといよいよ北岳山頂です。山頂からの展望は申し分ありません。目の前の甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、間ノ岳から白根南嶺の山々、鳳凰三山、そしてもちろん富士山をはじめ、中央アルプス、北アルプスも遠望できます。 下山は、往路で使用した道を戻るか、小太郎尾根分岐下部から右俣コースを降りる、もしくは八本歯コル経由の左俣コースでもいいでしょう。詳しくは大樺沢から北岳へ(コースガイド)を参照して下さい。広河原インフォメーションセンター前にある広河原バス停で下車し、北沢峠への林道ゲートの脇を抜け、上流へ少し歩いて野呂川に架かる吊橋を渡ります。対岸には旧広河原山荘の跡地があり、山荘の左手から大樺沢左岸を登ります。大樺沢支流の小さな沢を渡るとすぐに白根御池小屋分岐です。ここを右に進み、右手に沢を見下ろしながら、沢から遠ざかった尾根上の登山道を延々と登ります。標高1880m付近の第一ベンチ、標高2160m付近の第二ベンチは休憩の目安となるでしょう。 第二ベンチを過ぎた標高2200m付近から道は山腹を巻くような形で南へ向かうようになります。崩壊地の上を通過し、沢を横切ってさらに南下すると白根御池小屋に到着です。雪崩での倒壊後2006年に新築された綺麗な小屋です。白根御池周辺はキャンプ指定地になっており、バットレスや八本歯の稜線を展望できます。 白根御池から小太郎尾根までの標高差約500mの区間は草スベリと言われており、急坂の連続です。草スベリ下部はバイケイソウやミヤマシシシウドなどの草本が主体です。グングンと標高を上げてダケカンバやミヤマハンノキなどの林を抜け、左から右俣コースと合わせるあたりは、大きなお花畑となっていて、シーズンにはシナノキンバイの大群落の中にハクサンイチゲ、コイワカガミ、イワウメ、キバナノコマノツメなどを見ることができます。さらにひと登りすれば、小太郎尾根分岐に出ます。ここで一気に展望が開けます。甲斐駒ヶ岳から早川尾根、鳳凰三山、さらに仙丈ヶ岳も一望できます。足元のイワウメ、キバナシャクナゲなども楽しみながら岩稜を進んでいくと北岳肩ノ小屋に到着します。北岳肩ノ小屋は標高3000m、北岳頂上が間近に望めます。キャンプ指定地は小屋から一段下がったところであります。肩ノ小屋からさらに岩のごつごつした急坂を登り、右から両俣からのコースを合わせます。稜線の西側斜面を登り、最後の岩峰の右側を巻くといよいよ北岳山頂です。山頂からの展望は申し分ありません。目の前の甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、間ノ岳から白根南嶺の山々、鳳凰三山、そしてもちろん富士山をはじめ、中央アルプス、北アルプスも遠望できます。 下山は、往路で使用した道を戻るか、小太郎尾根分岐下部から右俣コースを降りる、もしくは八本歯コル経由の左俣コースでもいいでしょう。詳しくは大樺沢から北岳へ(コースガイド)を参照して下さい。 -
広河原から北岳、間ノ岳、農鳥岳を経て大門沢へ
- 2泊3日
- 18時間45分
- 24.1km
広河原から北岳、間ノ岳、農鳥岳を経て大門沢へ
- 2泊3日
- 18時間45分
- 24.1km
広河原から北岳については大樺沢から北岳へ(コースガイド)または広河原から白根御池を経て北岳へ(コースガイド)を参照してください。 北岳山頂から南へ痩せた岩稜を下っていきます。吊尾根分岐から北岳山荘までの間には高山植物が多く繁っているので楽しみながら進みましょう。ハイマツ帯に入り平坦になると北岳山荘に着きます。なお、少し遠回りとなりますが、吊尾根分岐から一度八本歯のコル分岐まで東に降りた後、北岳山荘へトラバースルートを進むと高山植物(シーズンには固有種であるキタダケソウも)をよりしっかり観察できます。 北岳山荘から南西に緩やかに登ると中白根山に着きます。標高は3055mとここも3000m峰です。振り返れば北岳が凛とした姿を見せてくれます。さらに広い尾根をたどっていくと間ノ岳です。 間ノ岳山頂は広く荒天時には迷いやすいので注意しましょう。南東へ主稜線の岩道をペンキ印に導かれながら下り、三国平からの巻道を合わせて小ピークを巻けば農鳥小屋に着きます。 農鳥小屋から西農鳥岳へ、次第に急坂になっていく登山道をジグザグに登ります。大きな岩稜を右から巻いて急登すると、西農鳥岳の山頂に出ます。標高は200名山の農鳥岳より高い3051mです。ここからいくつかの岩頭の右側を巻いていくと平坦な農鳥岳山頂に着きます。 農鳥岳から広い尾根道を辿って下ります。やがて稜線の東側を巻くように進んでいくと大門沢下降点です。ここには鐘を吊した鉄製の遭難碑があります。広く平らになっているので、ガスの時には注意しましょう。大門沢には、はじめハイマツ帯を大きく蛇行しながら下っていきます。やがてお花畑を過ぎ針葉樹林の中に入ります。右手にガレ沢が近づき、左手に沢の音を聞きながら進めば大門沢小屋に着きます。ここのキャンプ指定地からは、富士山を望むことができます。 大門沢小屋を出てすぐに丸木橋で左岸に渡りますが、間もなく右岸に戻り樹林の中に入っていきます。小尾根を巻き八丁坂と呼ばれる道をジグザグに下りきって大古森沢を渡ります。さらに小古森沢を通過すると、最初の吊橋となります。これを渡ると発電所の取水口があります。沢沿いの登山道を下り、吊橋を2度渡ると間もなく大門沢登山道入口となります。 ここから車道歩きとなり30分ほどで広河内橋となります。さらに早川沿いの県道を30分ほど進めば奈良田バス停に到着します。広河原から北岳については大樺沢から北岳へ(コースガイド)または広河原から白根御池を経て北岳へ(コースガイド)を参照してください。 北岳山頂から南へ痩せた岩稜を下っていきます。吊尾根分岐から北岳山荘までの間には高山植物が多く繁っているので楽しみながら進みましょう。ハイマツ帯に入り平坦になると北岳山荘に着きます。なお、少し遠回りとなりますが、吊尾根分岐から一度八本歯のコル分岐まで東に降りた後、北岳山荘へトラバースルートを進むと高山植物(シーズンには固有種であるキタダケソウも)をよりしっかり観察できます。 北岳山荘から南西に緩やかに登ると中白根山に着きます。標高は3055mとここも3000m峰です。振り返れば北岳が凛とした姿を見せてくれます。さらに広い尾根をたどっていくと間ノ岳です。 間ノ岳山頂は広く荒天時には迷いやすいので注意しましょう。南東へ主稜線の岩道をペンキ印に導かれながら下り、三国平からの巻道を合わせて小ピークを巻けば農鳥小屋に着きます。 農鳥小屋から西農鳥岳へ、次第に急坂になっていく登山道をジグザグに登ります。大きな岩稜を右から巻いて急登すると、西農鳥岳の山頂に出ます。標高は200名山の農鳥岳より高い3051mです。ここからいくつかの岩頭の右側を巻いていくと平坦な農鳥岳山頂に着きます。 農鳥岳から広い尾根道を辿って下ります。やがて稜線の東側を巻くように進んでいくと大門沢下降点です。ここには鐘を吊した鉄製の遭難碑があります。広く平らになっているので、ガスの時には注意しましょう。大門沢には、はじめハイマツ帯を大きく蛇行しながら下っていきます。やがてお花畑を過ぎ針葉樹林の中に入ります。右手にガレ沢が近づき、左手に沢の音を聞きながら進めば大門沢小屋に着きます。ここのキャンプ指定地からは、富士山を望むことができます。 大門沢小屋を出てすぐに丸木橋で左岸に渡りますが、間もなく右岸に戻り樹林の中に入っていきます。小尾根を巻き八丁坂と呼ばれる道をジグザグに下りきって大古森沢を渡ります。さらに小古森沢を通過すると、最初の吊橋となります。これを渡ると発電所の取水口があります。沢沿いの登山道を下り、吊橋を2度渡ると間もなく大門沢登山道入口となります。 ここから車道歩きとなり30分ほどで広河内橋となります。さらに早川沿いの県道を30分ほど進めば奈良田バス停に到着します。 -
北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 8.2km
北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 8.2km
北沢峠バス停から林道を山梨県側に500mほど進み、指導標に従って左側に北沢へと下ります。まもなく左手の岩に、甲斐駒・仙丈ヶ岳の開拓に力を尽くした竹沢長衛のレリーフがあらわれ、その先に長衛小屋があります。河原はキャンプ指定地です。 キャンプ指定地上流部で北沢にかかる橋を渡って栗沢山への分岐を右に見送り、左へ北沢沿いに登っていくと仙水小屋に着きます。小屋前には水場があります。周辺はキャンプ指定地になっています。 さらに進んで樹林帯を抜け、ハイマツのある岩塊の中、V字型の地形の底付近の登山道を進むと仙水峠に着きます。峠には多くのケルンが積まれており、また摩利支天が大きく聳える姿を見ることができます。 仙水峠からは急坂が続きます。針葉樹林を経てハイマツやダケカンバの林を抜けると森林限界となり、展望が開けるとまもなく駒津峰の山頂です。小広い山頂は展望がきき休憩にも適しています。 駒津峰からハイマツ帯の中の稜線上の道を進んでいくと、やがて六方石と呼ばれる巨岩が現れます。六方石の右側を巻くと、頂上への直登コースと巻道コースとに分かれます。直登コースは岩場が主体なので初心者は避けたほうがよいでしょう。分岐を右に巻道コースを進みます。岩場を下り、さらに続く坂を下りきると砂地の斜面をトラバース気味に進むようになります。砂に足を取られて登りづらいところですが頑張りましょう。摩利支天分岐から左へ山頂を目指します。ザラ場を着実に登っていくとやがて黒戸尾根分岐を示す指導標に出会います。ここまでくれば山頂はすぐです。駒ヶ岳神社本社を左に見送れば甲斐駒ヶ岳山頂となります。山頂には威力不動尊の石祠と1等三角点が設置してあります。眺望は言うまでもありません。大いに満喫しましょう。 山頂から来た道を戻ります。時間があれば、摩利支天に行くのもいいでしょう。片道10分ほどで行くことができます。谷底からそそり立つ摩利支天を実感できます。頂上には鉄剣も奉納されており、往時盛んだった山岳信仰の様子が伺えます。 駒津峰まで戻り、双児山に向かいます。前方に見える北岳や仙丈ヶ岳を楽しみながら背の低いハイマツ帯の中を下っていきます。やがて樹林帯となり駒津峰と双児山との鞍部を過ぎて登り返せば双児山となります。南東側の展望が開けています。双児山山頂を後にするとまもなく樹林帯に入ります。ここから単調な下りを進みます。登山道がジグザグになれば北沢峠バス停はもうすぐです。北沢峠バス停から林道を山梨県側に500mほど進み、指導標に従って左側に北沢へと下ります。まもなく左手の岩に、甲斐駒・仙丈ヶ岳の開拓に力を尽くした竹沢長衛のレリーフがあらわれ、その先に長衛小屋があります。河原はキャンプ指定地です。 キャンプ指定地上流部で北沢にかかる橋を渡って栗沢山への分岐を右に見送り、左へ北沢沿いに登っていくと仙水小屋に着きます。小屋前には水場があります。周辺はキャンプ指定地になっています。 さらに進んで樹林帯を抜け、ハイマツのある岩塊の中、V字型の地形の底付近の登山道を進むと仙水峠に着きます。峠には多くのケルンが積まれており、また摩利支天が大きく聳える姿を見ることができます。 仙水峠からは急坂が続きます。針葉樹林を経てハイマツやダケカンバの林を抜けると森林限界となり、展望が開けるとまもなく駒津峰の山頂です。小広い山頂は展望がきき休憩にも適しています。 駒津峰からハイマツ帯の中の稜線上の道を進んでいくと、やがて六方石と呼ばれる巨岩が現れます。六方石の右側を巻くと、頂上への直登コースと巻道コースとに分かれます。直登コースは岩場が主体なので初心者は避けたほうがよいでしょう。分岐を右に巻道コースを進みます。岩場を下り、さらに続く坂を下りきると砂地の斜面をトラバース気味に進むようになります。砂に足を取られて登りづらいところですが頑張りましょう。摩利支天分岐から左へ山頂を目指します。ザラ場を着実に登っていくとやがて黒戸尾根分岐を示す指導標に出会います。ここまでくれば山頂はすぐです。駒ヶ岳神社本社を左に見送れば甲斐駒ヶ岳山頂となります。山頂には威力不動尊の石祠と1等三角点が設置してあります。眺望は言うまでもありません。大いに満喫しましょう。 山頂から来た道を戻ります。時間があれば、摩利支天に行くのもいいでしょう。片道10分ほどで行くことができます。谷底からそそり立つ摩利支天を実感できます。頂上には鉄剣も奉納されており、往時盛んだった山岳信仰の様子が伺えます。 駒津峰まで戻り、双児山に向かいます。前方に見える北岳や仙丈ヶ岳を楽しみながら背の低いハイマツ帯の中を下っていきます。やがて樹林帯となり駒津峰と双児山との鞍部を過ぎて登り返せば双児山となります。南東側の展望が開けています。双児山山頂を後にするとまもなく樹林帯に入ります。ここから単調な下りを進みます。登山道がジグザグになれば北沢峠バス停はもうすぐです。 -
黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳へ
- 1泊2日
- 12時間0分
- 11.5km
黒戸尾根から甲斐駒ヶ岳へ
- 1泊2日
- 12時間0分
- 11.5km
登山口の尾白川渓谷駐車場までは、マイカーか韮崎駅からタクシーで向かいます。竹宇駒ヶ岳神社の社殿の横から登山道に入り、尾白川に架かる吊橋を渡って、山腹に取りつき尾白川渓谷道を分け、十二曲りの急坂を登ると再び渓谷周遊路を分けます。ひと登りすると道は左へ山腹を巻くようにつけられていますが、尾根上に出たところから尾根をたどって登るようになります。 樹林帯の中の坂を登っていくと、笹ノ平分岐となり、横手駒ヶ岳神社からの道と合わせます。さらにクマザサの中を進むと、八丁登りと呼ばれる長い登りが続いています。平坦な前屏風ノ頭を越えると、刃渡りの岩場となります。ここは尾根が急に細くなり、道の両側が左右の谷に深く落ちこんでいます。鎖も張られていますが、注意して進みましょう。 一度樹林帯に入り、鎖場を超え、はしごを登り切ったところが刀利天狗です。ここには「黒砥山刀利天狗」の碑や祠が設置されています。ここから黒戸山北面を巻き終えると、鞍部の少し手前の五合目小屋跡に出ます。 鞍部からすぐ屏風岩の登りとなります。要所には梯子と鎖が付けられているので安心です。やがて樹林帯を抜けると七丈第一小屋に着きます。30mほど先に七丈第二小屋があり、キャンプ指定地はさらに一段上にあります。 キャンプ指定地の脇を抜け、ところどころに梯子や鎖の設置された道を登っていくと、次第にハイマツやダケカンバが目立つようになり、やがて八合目の石鳥居(倒壊)に着きます。この台地は、御来迎場としてかつて講中が日の出を拝する霊場でした。眺望は開けており、眼前には駒ヶ岳山頂の岩肌が白く輝いて見えます。ここからは、花崗岩のザレと鎖のついた岩場が連続しており、確実に進んでいくと2965.5mの東峰に着きます。ここは大己貴命を祀る駒ヶ岳神社本社の石祠が立っています。 さらに左から北沢峠からの道を合わせて少し登れば、1等三角点の設置された標高2967mの甲斐駒ヶ岳山頂に着きます。展望は申し分ありません。八ヶ岳、北アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父など存分に楽しみましょう。ここにも石祠があり威力不動尊が祀られています。 甲斐駒ヶ岳山頂から北沢峠までは北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ(コースガイド)を参照して下さい。登山口の尾白川渓谷駐車場までは、マイカーか韮崎駅からタクシーで向かいます。竹宇駒ヶ岳神社の社殿の横から登山道に入り、尾白川に架かる吊橋を渡って、山腹に取りつき尾白川渓谷道を分け、十二曲りの急坂を登ると再び渓谷周遊路を分けます。ひと登りすると道は左へ山腹を巻くようにつけられていますが、尾根上に出たところから尾根をたどって登るようになります。 樹林帯の中の坂を登っていくと、笹ノ平分岐となり、横手駒ヶ岳神社からの道と合わせます。さらにクマザサの中を進むと、八丁登りと呼ばれる長い登りが続いています。平坦な前屏風ノ頭を越えると、刃渡りの岩場となります。ここは尾根が急に細くなり、道の両側が左右の谷に深く落ちこんでいます。鎖も張られていますが、注意して進みましょう。 一度樹林帯に入り、鎖場を超え、はしごを登り切ったところが刀利天狗です。ここには「黒砥山刀利天狗」の碑や祠が設置されています。ここから黒戸山北面を巻き終えると、鞍部の少し手前の五合目小屋跡に出ます。 鞍部からすぐ屏風岩の登りとなります。要所には梯子と鎖が付けられているので安心です。やがて樹林帯を抜けると七丈第一小屋に着きます。30mほど先に七丈第二小屋があり、キャンプ指定地はさらに一段上にあります。 キャンプ指定地の脇を抜け、ところどころに梯子や鎖の設置された道を登っていくと、次第にハイマツやダケカンバが目立つようになり、やがて八合目の石鳥居(倒壊)に着きます。この台地は、御来迎場としてかつて講中が日の出を拝する霊場でした。眺望は開けており、眼前には駒ヶ岳山頂の岩肌が白く輝いて見えます。ここからは、花崗岩のザレと鎖のついた岩場が連続しており、確実に進んでいくと2965.5mの東峰に着きます。ここは大己貴命を祀る駒ヶ岳神社本社の石祠が立っています。 さらに左から北沢峠からの道を合わせて少し登れば、1等三角点の設置された標高2967mの甲斐駒ヶ岳山頂に着きます。展望は申し分ありません。八ヶ岳、北アルプス、南アルプス、富士山、奥秩父など存分に楽しみましょう。ここにも石祠があり威力不動尊が祀られています。 甲斐駒ヶ岳山頂から北沢峠までは北沢峠から甲斐駒ヶ岳へ(コースガイド)を参照して下さい。 -
北沢峠から藪沢を経て仙丈ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間50分
- 8.9km
北沢峠から藪沢を経て仙丈ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間50分
- 8.9km
北沢峠バス停から林道を250mほど長野県側に進み、指導標に従って左の登山道を下っていくと再び林道と出会い、大平山荘に着きます。山荘の右を通り、そこから樹林帯の中を藪沢へと向かって進みます。まもなく、鋸岳榛の木展望台と記された場所からは甲斐駒ヶ岳北西の鋸岳が見事です。再び樹林帯に入り、やがてジグザグに切られた急坂を登るようになります。尾根を乗り越え、右に沢の音を聞きながら藪沢へと進みます。(大滝の展望台への道は通行できません。)藪沢沿いに左岸登っていくと丸木橋で左岸へと導かれます。振り返ると甲斐駒ケ岳がⅤ字谷の向こうに大きく聳えています。少しずつお花畑も見られるようになり、小仙丈ヶ岳コース5合目からの登山道と合わせた場所から沢を離れて右手斜面をひと登りすればダケカンバ林の中に馬の背ヒュッテが現れます。この周辺からは植生保護柵が張られ、以前見られたお花畑が回復しつつあります。馬の背ヒュッテからひと登りで馬ノ背との鞍部に出ます。時間があればここから北へ、馬ノ背まで足を延ばしてもいいでしょう。高山植物が多彩です。 馬ノ背との鞍部から南西に稜線上を登っていきます。ハイマツの向こうに大きなカール地形を抱えた仙丈ヶ岳が見えるようになり、点在するお花畑のなかの登山道を進みます。 稜線を外れ、藪沢カールを目指すようになり、藪沢源流部に着けば仙丈小屋はもうすぐです。源流部には水場もありますが、夏から秋を中心に枯れることもあるので、馬の背ヒュッテやその前の藪沢を遡行している段階で補給しておくと安心です。 仙丈小屋はカールの下端に位置しています。小屋から山頂へ向かって、カールの右寄りのガラ場を登ります。西側から地蔵尾根ルートを合わせるとひと登りで仙丈ヶ岳山頂に到着します。山頂部はやや狭いですが、眺望は一級品です。十分に堪能しましょう。 下山は小仙丈ヶ岳方面に進みます。藪沢カールを左側に見下ろしながら、やがて右側に小仙丈カールを眺めながら緩やかに下ります。仙丈小屋へのルートを分けハイマツ帯を下って、露岩帯を再び登ると小仙丈ヶ岳です。振り返れば小仙丈カールの向こうの仙丈ヶ岳が見事です。小仙丈ヶ岳から、尾根上をはじめジグザグに下り、やがて樹林帯の中の登山道を進めば、大滝ノ頭五合目となります。ここで薮沢小屋から馬ノ背に通じる登山道を左に見送ります。展望のない原生林のなかの登山道をひたすら下れば、北沢峠へと到着します。北沢峠バス停から林道を250mほど長野県側に進み、指導標に従って左の登山道を下っていくと再び林道と出会い、大平山荘に着きます。山荘の右を通り、そこから樹林帯の中を藪沢へと向かって進みます。まもなく、鋸岳榛の木展望台と記された場所からは甲斐駒ヶ岳北西の鋸岳が見事です。再び樹林帯に入り、やがてジグザグに切られた急坂を登るようになります。尾根を乗り越え、右に沢の音を聞きながら藪沢へと進みます。(大滝の展望台への道は通行できません。)藪沢沿いに左岸登っていくと丸木橋で左岸へと導かれます。振り返ると甲斐駒ケ岳がⅤ字谷の向こうに大きく聳えています。少しずつお花畑も見られるようになり、小仙丈ヶ岳コース5合目からの登山道と合わせた場所から沢を離れて右手斜面をひと登りすればダケカンバ林の中に馬の背ヒュッテが現れます。この周辺からは植生保護柵が張られ、以前見られたお花畑が回復しつつあります。馬の背ヒュッテからひと登りで馬ノ背との鞍部に出ます。時間があればここから北へ、馬ノ背まで足を延ばしてもいいでしょう。高山植物が多彩です。 馬ノ背との鞍部から南西に稜線上を登っていきます。ハイマツの向こうに大きなカール地形を抱えた仙丈ヶ岳が見えるようになり、点在するお花畑のなかの登山道を進みます。 稜線を外れ、藪沢カールを目指すようになり、藪沢源流部に着けば仙丈小屋はもうすぐです。源流部には水場もありますが、夏から秋を中心に枯れることもあるので、馬の背ヒュッテやその前の藪沢を遡行している段階で補給しておくと安心です。 仙丈小屋はカールの下端に位置しています。小屋から山頂へ向かって、カールの右寄りのガラ場を登ります。西側から地蔵尾根ルートを合わせるとひと登りで仙丈ヶ岳山頂に到着します。山頂部はやや狭いですが、眺望は一級品です。十分に堪能しましょう。 下山は小仙丈ヶ岳方面に進みます。藪沢カールを左側に見下ろしながら、やがて右側に小仙丈カールを眺めながら緩やかに下ります。仙丈小屋へのルートを分けハイマツ帯を下って、露岩帯を再び登ると小仙丈ヶ岳です。振り返れば小仙丈カールの向こうの仙丈ヶ岳が見事です。小仙丈ヶ岳から、尾根上をはじめジグザグに下り、やがて樹林帯の中の登山道を進めば、大滝ノ頭五合目となります。ここで薮沢小屋から馬ノ背に通じる登山道を左に見送ります。展望のない原生林のなかの登山道をひたすら下れば、北沢峠へと到着します。 -
夜叉神峠から鳳凰三山を経て御座石鉱泉へ
- 1泊2日
- 12時間45分
- 17.4km
夜叉神峠から鳳凰三山を経て御座石鉱泉へ
- 1泊2日
- 12時間45分
- 17.4km
夜叉神峠登山口から幅広の登山道を夜叉神峠に向かいます。五本松といわれる巨木や炭焼き釜跡などがあるカラマツ林の中を1時間ほど登ると稜線に出ます。ここが本来の夜叉神峠ですが、さらに北へほんの少し登った小屋のある平地を普通夜叉神峠としています。ここから見る白根三山は実に見事です。 鳳凰三山へは北へ尾根上のカラマツ林を進んでいきます。大崖頭山西肩には鉄製の杖立峠表示があり、ここから尾根の西側を北上すると山火事跡である、明るいダケカンバの林となります。再び針葉樹林の中に入り、緩やかになった斜面を登っていくと苺平に着きます。さらに、辻山の北東斜面を巻きながら進んでいくと明るく開けた南御室小屋に到着します。この先の薬師岳小屋に水場はないのでここで十分に補給しておきましょう。 南御室小屋裏から登りはじめると道は二手に分かれるので左に進み、更に登って森林限界を超えるとまもなく砂払岳です。一気に広がった展望の良い山頂には、巨岩が立ち並んでいます。ここからザレ場を下ると、ハイマツとダケカンバ林の中の2017年に改装となった薬師岳小屋に着きます。 薬師岳小屋からハイマツの中をくぐり、白砂の道を一登りすれば、広い頂に幾つかの花崗岩の塔がある薬師岳山頂です。白根三山、八ヶ岳、富士山など、展望を満喫しましょう。 薬師岳山頂から白砂と花崗岩の気持ちの良い稜線を北へ進んで行くと、観音岳に到着します。ここは鳳凰三山の最高峰であり、正面の地蔵岳のオベリスクがいよいよ間近になっています。 観音岳を後にし、岩と砂の斜面を注意しながら下って行きます。鳳凰小屋への近道を右に過ごし、赤抜沢ノ頭山頂で白鳳峠から早川尾根へのルートを分けて、賽ノ河原へと下ると、ここには数多くの子授け地蔵が祀られています。 賽ノ河原から鳳凰小屋へと下ります。最初、砂礫の斜面、やがてダケカンバなどの樹林帯を下って行くと鳳凰小屋です。 鳳凰小屋から右に青木鉱泉に向かうルートを分け、御座石鉱泉に向かう尾根上の道を進みます。道ははじめドンドコ沢側に着いていますが、尾根筋を超えて北側を巻くように下ります。やがてコメツガ林の中、ササが目立つようになると平坦な燕頭山の山頂となります。展望は望めません。 燕頭山から急坂を下って旭岳頂上の石柱を見送り、やがて傾斜が緩やかになったところが西ノ平で、林道を横断します。再び東へ向かう急な坂を下っていくと御座石鉱泉に到着します。夜叉神峠登山口から幅広の登山道を夜叉神峠に向かいます。五本松といわれる巨木や炭焼き釜跡などがあるカラマツ林の中を1時間ほど登ると稜線に出ます。ここが本来の夜叉神峠ですが、さらに北へほんの少し登った小屋のある平地を普通夜叉神峠としています。ここから見る白根三山は実に見事です。 鳳凰三山へは北へ尾根上のカラマツ林を進んでいきます。大崖頭山西肩には鉄製の杖立峠表示があり、ここから尾根の西側を北上すると山火事跡である、明るいダケカンバの林となります。再び針葉樹林の中に入り、緩やかになった斜面を登っていくと苺平に着きます。さらに、辻山の北東斜面を巻きながら進んでいくと明るく開けた南御室小屋に到着します。この先の薬師岳小屋に水場はないのでここで十分に補給しておきましょう。 南御室小屋裏から登りはじめると道は二手に分かれるので左に進み、更に登って森林限界を超えるとまもなく砂払岳です。一気に広がった展望の良い山頂には、巨岩が立ち並んでいます。ここからザレ場を下ると、ハイマツとダケカンバ林の中の2017年に改装となった薬師岳小屋に着きます。 薬師岳小屋からハイマツの中をくぐり、白砂の道を一登りすれば、広い頂に幾つかの花崗岩の塔がある薬師岳山頂です。白根三山、八ヶ岳、富士山など、展望を満喫しましょう。 薬師岳山頂から白砂と花崗岩の気持ちの良い稜線を北へ進んで行くと、観音岳に到着します。ここは鳳凰三山の最高峰であり、正面の地蔵岳のオベリスクがいよいよ間近になっています。 観音岳を後にし、岩と砂の斜面を注意しながら下って行きます。鳳凰小屋への近道を右に過ごし、赤抜沢ノ頭山頂で白鳳峠から早川尾根へのルートを分けて、賽ノ河原へと下ると、ここには数多くの子授け地蔵が祀られています。 賽ノ河原から鳳凰小屋へと下ります。最初、砂礫の斜面、やがてダケカンバなどの樹林帯を下って行くと鳳凰小屋です。 鳳凰小屋から右に青木鉱泉に向かうルートを分け、御座石鉱泉に向かう尾根上の道を進みます。道ははじめドンドコ沢側に着いていますが、尾根筋を超えて北側を巻くように下ります。やがてコメツガ林の中、ササが目立つようになると平坦な燕頭山の山頂となります。展望は望めません。 燕頭山から急坂を下って旭岳頂上の石柱を見送り、やがて傾斜が緩やかになったところが西ノ平で、林道を横断します。再び東へ向かう急な坂を下っていくと御座石鉱泉に到着します。 -
青木鉱泉から鳳凰三山へ
- 1泊2日
- 13時間5分
- 15.8km
青木鉱泉から鳳凰三山へ
- 1泊2日
- 13時間5分
- 15.8km
青木鉱泉本館前の庭から左へ指導標に導かれてドンドコ沢登山道に出ます。工事中の迂回路を経て、山腹を巻くように登り、一度ジグザグ道で標高を稼いだ後、再び山腹を巻くように進みます。指導標から5分ほどで南精進ヶ滝展望台に着きます。二段に分かれた落差70mほどの滝は岩を大きくえぐり、見ごたえがあります。(展望台を経ずに進むコースもあります。)急坂となった道を、グングン登っていくと、鳳凰ノ滝への指導標が2か所あります。鳳凰ノ滝は上部の指導標から左へ10分程度ですが、近づくのはさらに時間がかかります。登山道に戻り、尾根の南側に戻ると白糸ノ滝が見えてきます。ここから枝沢を渡り、針葉樹の中を進んでいくと五色ノ滝への分岐です。滝の近くまでは3~4分です。五色ノ滝分岐から急坂を登り、ザレ場をいくつか過ぎて林を抜けると、ドンドコ沢源流の河原歩きとなります。正面に地蔵岳のオベリスクも見えます。御座石鉱泉からのルートと合流するのは鳳凰小屋前です。 鳳凰小屋から地蔵岳へ向かいます。小屋からすぐ急坂の中の樹林帯を抜けると、歩きづらい白ザレの斜面となります。ここを登りきると子授け地蔵の並ぶ賽ノ河原です。下方には地蔵岳の表示板もあり、オベリスクが最も近くに眺められる場所です。ここからハイマツとダケカンバの中の道を登ると、素晴らしい眺めの赤抜沢ノ頭に着きます。南東に進路を変えて、岩尾根を進んでいきます。鳳凰小屋への分岐を左に見送り、ハイマツと白砂のコントラストが美しい稜線を登りきると観音岳山頂です。この鳳凰三山最高点もまた360度の展望を満喫できます。ハイマツ帯のなだらかな稜線上の道を右手に北岳を見ながら進みます。気持ちの良い稜線上の道をすこし登りかえすと薬師岳山頂です。広い山頂には、白砂の中に巨岩が積み増さなり、庭園のようにも見えます。相変わらず素晴らしい眺めです。なお、2017年に建て替えられた薬師岳小屋は砂払岳との鞍部にあります。 大パノラマを十分満喫したら、夜叉神峠に向かう縦走路を右手に分け、東へ、標高差1600mほどを一気に下る中道に入ります。ダケカンバ林を経て、針葉樹林をグングン下っていくと標高2390m程に御座石と名付けられた大岩があります。展望のない樹林帯の中の道なので一つの目安となるでしょう。長く単調な樹林帯の中の道を延々と下っていき、林道を横切りさらに尾根上のジグザグ道を下っていくと、ようやく中道登山道入口に着きます。ここから林道をたどって青木鉱泉に戻ります。青木鉱泉本館前の庭から左へ指導標に導かれてドンドコ沢登山道に出ます。工事中の迂回路を経て、山腹を巻くように登り、一度ジグザグ道で標高を稼いだ後、再び山腹を巻くように進みます。指導標から5分ほどで南精進ヶ滝展望台に着きます。二段に分かれた落差70mほどの滝は岩を大きくえぐり、見ごたえがあります。(展望台を経ずに進むコースもあります。)急坂となった道を、グングン登っていくと、鳳凰ノ滝への指導標が2か所あります。鳳凰ノ滝は上部の指導標から左へ10分程度ですが、近づくのはさらに時間がかかります。登山道に戻り、尾根の南側に戻ると白糸ノ滝が見えてきます。ここから枝沢を渡り、針葉樹の中を進んでいくと五色ノ滝への分岐です。滝の近くまでは3~4分です。五色ノ滝分岐から急坂を登り、ザレ場をいくつか過ぎて林を抜けると、ドンドコ沢源流の河原歩きとなります。正面に地蔵岳のオベリスクも見えます。御座石鉱泉からのルートと合流するのは鳳凰小屋前です。 鳳凰小屋から地蔵岳へ向かいます。小屋からすぐ急坂の中の樹林帯を抜けると、歩きづらい白ザレの斜面となります。ここを登りきると子授け地蔵の並ぶ賽ノ河原です。下方には地蔵岳の表示板もあり、オベリスクが最も近くに眺められる場所です。ここからハイマツとダケカンバの中の道を登ると、素晴らしい眺めの赤抜沢ノ頭に着きます。南東に進路を変えて、岩尾根を進んでいきます。鳳凰小屋への分岐を左に見送り、ハイマツと白砂のコントラストが美しい稜線を登りきると観音岳山頂です。この鳳凰三山最高点もまた360度の展望を満喫できます。ハイマツ帯のなだらかな稜線上の道を右手に北岳を見ながら進みます。気持ちの良い稜線上の道をすこし登りかえすと薬師岳山頂です。広い山頂には、白砂の中に巨岩が積み増さなり、庭園のようにも見えます。相変わらず素晴らしい眺めです。なお、2017年に建て替えられた薬師岳小屋は砂払岳との鞍部にあります。 大パノラマを十分満喫したら、夜叉神峠に向かう縦走路を右手に分け、東へ、標高差1600mほどを一気に下る中道に入ります。ダケカンバ林を経て、針葉樹林をグングン下っていくと標高2390m程に御座石と名付けられた大岩があります。展望のない樹林帯の中の道なので一つの目安となるでしょう。長く単調な樹林帯の中の道を延々と下っていき、林道を横切りさらに尾根上のジグザグ道を下っていくと、ようやく中道登山道入口に着きます。ここから林道をたどって青木鉱泉に戻ります。 -
北沢峠から早川尾根縦走
- 1泊2日
- 10時間5分
- 11.8km
北沢峠から早川尾根縦走
- 1泊2日
- 10時間5分
- 11.8km
北沢峠バス停から林道を南東に500mほど進んで、指導標に従い北沢に下っていくと長衛小屋があります。小屋の手前左手には、甲斐駒、仙丈ヶ岳の開拓に尽力した竹沢長衛のレリーフがあります。長衛小屋前の北沢を渡って栗沢山への直登コースを右に見送り、樹林帯の中の仙水小屋を過ごしてゴーロ状の斜面の下部を進んでいくと、仙水峠に到着します。 仙水峠からは、摩利支天が眼前に迫ってきます。ここから南へ、甲斐駒を背に栗沢山への急坂をのぼります。低灌木帯からハイマツ帯に変わり、岩礫上の道を進めば、ようやく栗沢山の頂上です。ここは岩が積み重なっており、先程北沢で分岐した西尾根ルートと合流します。 栗沢山からしばらくは岩の上のルートを進みます。周囲の展望はよく、小ピークを数個乗り越し、ハイマツ、ダケカンバなどの気持ちの良い稜線を進んでいくとアサヨ峰山頂です。 山頂からの展望はすばらしく、甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳、更に遠く北アルプス、八ヶ岳、鳳凰三山そして富士山などを望めます。 山頂から東へハイマツの中の岩稜を進みます。小ピークを越えながら下って行き、ミヨシノ頭を越えて2553m岩峰から急下降して再び登り返し、さらに小さな登降を繰り返しながら2463.4m早川尾根ノ頭を過ぎれば、すぐに早川尾根小屋です。ここはキャンプ指定地にもなっており、水場もあります。 早川尾根小屋から、南南東へなだらかに下って行き、傾斜が急になるとまもなく広河原峠に到着です。時間がなければ、ここから南アルプス林道へ下ると良いでしょう。 広河原峠から、南東へ樹林帯の中を登っていきます。標高2510m付近には、登山道が崩壊したためできた迂回路があり、赤テープに導かれて進みます。これを過ぎればすぐに赤薙沢ノ頭に到着します。ここから緩やかに尾根を下ると白鳳峠です。 余裕があれば高嶺にピストンしましょう。ここも展望は素晴らしく、歩いてきた早川尾根がほぼ一望できます。 白鳳峠から広河原への道を下っていくとすぐに樹林帯が切れてゴーロ状の斜面となります。これを過ぎ、再び樹林帯に入れば、下って行くほど斜面は急になっていきます。鉄ハシゴなども設置されているので、焦らず着実に下って行きましょう。ようやく南アルプス林道に降り立てば、林道を15分ほどで広河原に到着します。北沢峠バス停から林道を南東に500mほど進んで、指導標に従い北沢に下っていくと長衛小屋があります。小屋の手前左手には、甲斐駒、仙丈ヶ岳の開拓に尽力した竹沢長衛のレリーフがあります。長衛小屋前の北沢を渡って栗沢山への直登コースを右に見送り、樹林帯の中の仙水小屋を過ごしてゴーロ状の斜面の下部を進んでいくと、仙水峠に到着します。 仙水峠からは、摩利支天が眼前に迫ってきます。ここから南へ、甲斐駒を背に栗沢山への急坂をのぼります。低灌木帯からハイマツ帯に変わり、岩礫上の道を進めば、ようやく栗沢山の頂上です。ここは岩が積み重なっており、先程北沢で分岐した西尾根ルートと合流します。 栗沢山からしばらくは岩の上のルートを進みます。周囲の展望はよく、小ピークを数個乗り越し、ハイマツ、ダケカンバなどの気持ちの良い稜線を進んでいくとアサヨ峰山頂です。 山頂からの展望はすばらしく、甲斐駒、仙丈ヶ岳、北岳、更に遠く北アルプス、八ヶ岳、鳳凰三山そして富士山などを望めます。 山頂から東へハイマツの中の岩稜を進みます。小ピークを越えながら下って行き、ミヨシノ頭を越えて2553m岩峰から急下降して再び登り返し、さらに小さな登降を繰り返しながら2463.4m早川尾根ノ頭を過ぎれば、すぐに早川尾根小屋です。ここはキャンプ指定地にもなっており、水場もあります。 早川尾根小屋から、南南東へなだらかに下って行き、傾斜が急になるとまもなく広河原峠に到着です。時間がなければ、ここから南アルプス林道へ下ると良いでしょう。 広河原峠から、南東へ樹林帯の中を登っていきます。標高2510m付近には、登山道が崩壊したためできた迂回路があり、赤テープに導かれて進みます。これを過ぎればすぐに赤薙沢ノ頭に到着します。ここから緩やかに尾根を下ると白鳳峠です。 余裕があれば高嶺にピストンしましょう。ここも展望は素晴らしく、歩いてきた早川尾根がほぼ一望できます。 白鳳峠から広河原への道を下っていくとすぐに樹林帯が切れてゴーロ状の斜面となります。これを過ぎ、再び樹林帯に入れば、下って行くほど斜面は急になっていきます。鉄ハシゴなども設置されているので、焦らず着実に下って行きましょう。ようやく南アルプス林道に降り立てば、林道を15分ほどで広河原に到着します。 -
能勢電鉄妙見口駅から妙見山へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 9.4km
能勢電鉄妙見口駅から妙見山へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 9.4km
能勢電鉄妙見口駅改札を出て右へ進み、国道に出て信号を渡ります。保育園の前を通り、道なりに田畑の中を進み、道標を左へ。橋を渡ると、林道が始まります。右手にトーテムポールと「大阪みどりの百選」の標柱が現れ、青いフェンスが終わると堰堤の上の広場に到着。卵や角のオブジェをすぎると、幾度も渡渉を繰り返します。岩場の谷を進み傾斜がなだらかになると県道に出ます。県道を左へ進むと左手に入る登山道が現れ、これより急登です。車道を渡り石段、木の根が多い登りを上がると石の鳥居に到着。砂利道に出て右折すると大阪自然環状道の看板があり、左手が妙見山上です。山頂は本堂を過ぎ山門を越え、信徒会館星嶺を過ぎた左手の小高いところにあります。 下りは陣馬、鳥居を過ぎると正面に大きな駐車場があり、その奥に上杉尾根の取付きがあります。里山の雑木林の中を楽しみながら進むと南方向の景色が開ける場所があります。里山の気持ちのいい道です。終盤の疲れが出る頃にガレているところがあるので注意を。信号を渡り、もと来た集落を下って妙見口駅に到着です。能勢電鉄妙見口駅改札を出て右へ進み、国道に出て信号を渡ります。保育園の前を通り、道なりに田畑の中を進み、道標を左へ。橋を渡ると、林道が始まります。右手にトーテムポールと「大阪みどりの百選」の標柱が現れ、青いフェンスが終わると堰堤の上の広場に到着。卵や角のオブジェをすぎると、幾度も渡渉を繰り返します。岩場の谷を進み傾斜がなだらかになると県道に出ます。県道を左へ進むと左手に入る登山道が現れ、これより急登です。車道を渡り石段、木の根が多い登りを上がると石の鳥居に到着。砂利道に出て右折すると大阪自然環状道の看板があり、左手が妙見山上です。山頂は本堂を過ぎ山門を越え、信徒会館星嶺を過ぎた左手の小高いところにあります。 下りは陣馬、鳥居を過ぎると正面に大きな駐車場があり、その奥に上杉尾根の取付きがあります。里山の雑木林の中を楽しみながら進むと南方向の景色が開ける場所があります。里山の気持ちのいい道です。終盤の疲れが出る頃にガレているところがあるので注意を。信号を渡り、もと来た集落を下って妙見口駅に到着です。 -
能勢電鉄妙見口駅から大堂越を経て妙見山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 7.5km
能勢電鉄妙見口駅から大堂越を経て妙見山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 7.5km
能勢電鉄妙見口駅改札を出て左へ、旧妙見の森ケーブル黒川駅跡の左の道へ入ります。橋を渡り、沢を越えて長い登りを終えると砂防堰堤に到着。しばらくすると右手に「台場クヌギ」の森が現れます。地域の名産品「菊炭」を作るための切り株から細い幹が出たクヌギです。(※先の道中に炭焼き窯の跡があります)次に針葉樹の谷間を登ります。杉林を登りきった鞍部が大堂越です。南東方向の木の根が露出したジグザクの急登を進みます。林道のヘアピンカーブに合流、左手登り方向へ進みます。旧リフト妙見山駅跡を経てすぐ左手の階段を上がり妙見山上へ向かいます。能勢妙見山ブナ林は北摂に残る唯一の林で、200本以上のブナがお寺の境内に広がっていて、ブナ守の会の皆さんが保全活動をされています。信徒会館星嶺の前を通り左手の坂の上に山頂三角点があります。 下山は山上駐車場の南端に取り付きのある上杉尾根を使います。下り始めと後半に急斜面もありますが、展望の良い場所もあるので、休憩をとりつつ丁寧に下ります。石灯篭や茶屋跡の看板などがあり、歴史を感じることができます。国道を渡り妙見口駅へ戻ります。能勢電鉄妙見口駅改札を出て左へ、旧妙見の森ケーブル黒川駅跡の左の道へ入ります。橋を渡り、沢を越えて長い登りを終えると砂防堰堤に到着。しばらくすると右手に「台場クヌギ」の森が現れます。地域の名産品「菊炭」を作るための切り株から細い幹が出たクヌギです。(※先の道中に炭焼き窯の跡があります)次に針葉樹の谷間を登ります。杉林を登りきった鞍部が大堂越です。南東方向の木の根が露出したジグザクの急登を進みます。林道のヘアピンカーブに合流、左手登り方向へ進みます。旧リフト妙見山駅跡を経てすぐ左手の階段を上がり妙見山上へ向かいます。能勢妙見山ブナ林は北摂に残る唯一の林で、200本以上のブナがお寺の境内に広がっていて、ブナ守の会の皆さんが保全活動をされています。信徒会館星嶺の前を通り左手の坂の上に山頂三角点があります。 下山は山上駐車場の南端に取り付きのある上杉尾根を使います。下り始めと後半に急斜面もありますが、展望の良い場所もあるので、休憩をとりつつ丁寧に下ります。石灯篭や茶屋跡の看板などがあり、歴史を感じることができます。国道を渡り妙見口駅へ戻ります。 -
森上バス停から三草山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 8km
森上バス停から三草山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 8km
森上バス停から少し南へ戻り、長谷川沿いを西へ進みます。三草山登山口・棚田駐車場(有料)の右手の坂道を登ると慈眼寺があります。慈眼寺を右へ、丁字の分岐を左にしばらく農地間の舗装路を登ります。峠に至るといよいよ山道に。稜線に出るとオートバイ止めの杭がありここを西へ。急な斜面が始まると山頂は間もなくです。三草山からは川西方面が望め、広くて休憩に適しています。 山頂から西へ15分ほど下るとサイノカミ峠に到着。峠には能勢路最古の年号が刻まれた道標、庚申塔があり、南に下れば屏風岩、西へ進めば滝王山です。地図上では六叉路のように見えますが、降りてきた道の右手から二つ目を下ります。日本の棚田百選「長谷の棚田」を眺め山里の風景を楽しみながら森上バス停に戻ります。バスの待ち時間がある際は道の駅 能勢(くりの郷)に立ち寄り、平野口よりバス乗車にて能勢電鉄山下駅を目指すのも良いでしょう。森上バス停から少し南へ戻り、長谷川沿いを西へ進みます。三草山登山口・棚田駐車場(有料)の右手の坂道を登ると慈眼寺があります。慈眼寺を右へ、丁字の分岐を左にしばらく農地間の舗装路を登ります。峠に至るといよいよ山道に。稜線に出るとオートバイ止めの杭がありここを西へ。急な斜面が始まると山頂は間もなくです。三草山からは川西方面が望め、広くて休憩に適しています。 山頂から西へ15分ほど下るとサイノカミ峠に到着。峠には能勢路最古の年号が刻まれた道標、庚申塔があり、南に下れば屏風岩、西へ進めば滝王山です。地図上では六叉路のように見えますが、降りてきた道の右手から二つ目を下ります。日本の棚田百選「長谷の棚田」を眺め山里の風景を楽しみながら森上バス停に戻ります。バスの待ち時間がある際は道の駅 能勢(くりの郷)に立ち寄り、平野口よりバス乗車にて能勢電鉄山下駅を目指すのも良いでしょう。 -
能勢温泉から剣尾山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 9.7km
能勢温泉から剣尾山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 9.7km
バスの場合は森上バス停で下車、浮峠を経て金谷橋へ。玉泉寺の横を通りキャンプ場を左手に見ながら登っていくとトイレがあります。ここからが登山道です。階段を進んでいくと巨岩が現れ、大日如来が祀られています。奈良時代に役行者が開いたとされる行者山は道中に行場が現れ、中にはボルトが打たれている岩もあります。岩場を上り切ったところが行者山の山頂です。ここからは雑木林の中の整備された登山道を進みます。六地蔵で右手から道が合流。月峯寺跡を過ぎ急坂を登ると剣尾山の山頂です。三角点はなく大きな岩が点在していて、天気が良ければ大阪平野、京都・亀岡方面が望めます。 山頂からは進路を北にとり、京都府との境界で二又の分岐を左手へ進み、30分ほどで横尾山です。山頂をさらに西へ、鹿除けのネット沿いに尾根を下り、21世紀の森へ(この森は近年整備されていないので、道迷いに注意)。下りきると、能勢温泉に至ります。マイカーの場合は能勢温泉のハイカー用有料駐車場を事前に申し出て利用するのがよいでしょう。バスの場合は森上バス停で下車、浮峠を経て金谷橋へ。玉泉寺の横を通りキャンプ場を左手に見ながら登っていくとトイレがあります。ここからが登山道です。階段を進んでいくと巨岩が現れ、大日如来が祀られています。奈良時代に役行者が開いたとされる行者山は道中に行場が現れ、中にはボルトが打たれている岩もあります。岩場を上り切ったところが行者山の山頂です。ここからは雑木林の中の整備された登山道を進みます。六地蔵で右手から道が合流。月峯寺跡を過ぎ急坂を登ると剣尾山の山頂です。三角点はなく大きな岩が点在していて、天気が良ければ大阪平野、京都・亀岡方面が望めます。 山頂からは進路を北にとり、京都府との境界で二又の分岐を左手へ進み、30分ほどで横尾山です。山頂をさらに西へ、鹿除けのネット沿いに尾根を下り、21世紀の森へ(この森は近年整備されていないので、道迷いに注意)。下りきると、能勢温泉に至ります。マイカーの場合は能勢温泉のハイカー用有料駐車場を事前に申し出て利用するのがよいでしょう。 -
新家バス停から旧参道を経て勝尾寺へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 9.1km
新家バス停から旧参道を経て勝尾寺へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 9.1km
阪急石橋阪大前駅・西口改札からバス「阪急石橋阪大前駅 92」に乗り新家バス停で下車。鳥居が見える勝尾寺口交差点へ。北へ進み帝釈寺北交差点を過ぎると農道になりY字の分岐を左へ。獣害防止柵を越えると山道が始まります。雑木林の中を登ると、ベンチが現れ古山道と旧参道の分岐C-1に至る。分岐を右に旧参道を進みます。谷をトラバースして尾根を上がるとC-2、やや急な登りに。八天石像が現れれば、勝尾寺まではすぐです。勝尾寺(「勝つ」を「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ」と捉え、受験・厄除け・病気・スポーツなど「人生のあらゆる場面で勝つ寺」と親しまれている/勝尾寺HP)はダルマで有名なお寺です。 勝尾寺を後に南へ階段を上り、2つめの道を右に(C-13)、下ると「しらみ地蔵」があります。南へ進みG-21を右へ、谷山谷ルートを進みます。G8を南西へ、谷沿いの道を進むと才ヶ原口に出て、才ヶ原林道を南西に進みます。みのお山荘の西側を下り、車道と合流。右手の聖天展望台へ入り、さらに下って滝道へ。左へ歩くと箕面駅に到着です。阪急石橋阪大前駅・西口改札からバス「阪急石橋阪大前駅 92」に乗り新家バス停で下車。鳥居が見える勝尾寺口交差点へ。北へ進み帝釈寺北交差点を過ぎると農道になりY字の分岐を左へ。獣害防止柵を越えると山道が始まります。雑木林の中を登ると、ベンチが現れ古山道と旧参道の分岐C-1に至る。分岐を右に旧参道を進みます。谷をトラバースして尾根を上がるとC-2、やや急な登りに。八天石像が現れれば、勝尾寺まではすぐです。勝尾寺(「勝つ」を「自分と向き合い、自分の弱い心に打ち勝つ」と捉え、受験・厄除け・病気・スポーツなど「人生のあらゆる場面で勝つ寺」と親しまれている/勝尾寺HP)はダルマで有名なお寺です。 勝尾寺を後に南へ階段を上り、2つめの道を右に(C-13)、下ると「しらみ地蔵」があります。南へ進みG-21を右へ、谷山谷ルートを進みます。G8を南西へ、谷沿いの道を進むと才ヶ原口に出て、才ヶ原林道を南西に進みます。みのお山荘の西側を下り、車道と合流。右手の聖天展望台へ入り、さらに下って滝道へ。左へ歩くと箕面駅に到着です。 -
神峰山口バス停からポンポン山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 11.4km
神峰山口バス停からポンポン山へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 11.4km
神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。神峰山口バス停すぐの信号を渡った集落の中に道標があります。獣害防止柵の扉を開けて進むと、高速下に山門が現れ神峯山寺に到着します。ここから本山寺までは、長いアスファルトの道をひたすら進みます(道中「東海自然歩道は舗装路をすすみます」と書いてあり、自然歩道とはなんぞや?と自問自答…)。 本山寺の山門で道は二手に分かれます。右は登山道、左は本山寺を経ます。本コースの山道歩きはここから、天狗杉を過ぎると針葉樹の中を抜けて進みます。ここからポンポン山までの道は歩きやすく森を楽しみながら進みましょう。山頂を足で踏み鳴らせばポンポンと音がしたことから名付けられたユニークな名前のポンポン山。東側の展望が開けています。山頂からは東へ進み、大原野森林公園への分岐の後、すぐに釈迦岳と東海自然歩道の分岐があります。ここを左、東海自然歩道を進みます。下り終えると車道に出ます。右折して善峯寺へ下山したあたりから、阪急バスで東向日駅へ出られます。冬季は善峯寺からのバスは運休のため、もう20分先へ下った小塩バス停から乗車します。 -
赤熊バス停から半国山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 8.5km
赤熊バス停から半国山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 8.5km
亀岡市の西部に位置する標高774mの山です。 赤熊バス停をスタートすると三叉路に。真ん中の砂利道を歩きます。獣害のゲートを越え林道を進むと、終点にお地蔵さんがあるので、安全祈願をして登山道に入ります。しばらくはせせらぎ沿い。降雨で道がえぐられた箇所を迂回しながら音羽の滝へ。歩きやすい山道となり、途中「烏帽子山」の分岐がありますが左の道を進み、うしつなぎ広場に到着。ここが半国山と烏帽子山の鞍部です。左折して南の方角へひと登りで半国山山頂です。亀岡盆地や愛宕山が見渡せます。下山は少し下って東へ進み金輪寺へ。山頂からすぐの斜面は滑りやすいので注意。大岩を過ぎ、Y字の分岐を右手へ。1kmほどで近畿自然歩道と城跡の分岐点です。近畿自然歩道はあまり整備されていないため、少し登り返す城跡方面へ進みます。金輪寺を5分ほど下ると妙見の展望台があり園部方面が望めます。獣よけのゲートを出ると宮川神社です。集落を道なりに進むとバス道に出て、宮前バス停からバスで亀岡駅へと戻ります。亀岡市の西部に位置する標高774mの山です。 赤熊バス停をスタートすると三叉路に。真ん中の砂利道を歩きます。獣害のゲートを越え林道を進むと、終点にお地蔵さんがあるので、安全祈願をして登山道に入ります。しばらくはせせらぎ沿い。降雨で道がえぐられた箇所を迂回しながら音羽の滝へ。歩きやすい山道となり、途中「烏帽子山」の分岐がありますが左の道を進み、うしつなぎ広場に到着。ここが半国山と烏帽子山の鞍部です。左折して南の方角へひと登りで半国山山頂です。亀岡盆地や愛宕山が見渡せます。下山は少し下って東へ進み金輪寺へ。山頂からすぐの斜面は滑りやすいので注意。大岩を過ぎ、Y字の分岐を右手へ。1kmほどで近畿自然歩道と城跡の分岐点です。近畿自然歩道はあまり整備されていないため、少し登り返す城跡方面へ進みます。金輪寺を5分ほど下ると妙見の展望台があり園部方面が望めます。獣よけのゲートを出ると宮川神社です。集落を道なりに進むとバス道に出て、宮前バス停からバスで亀岡駅へと戻ります。 -
明智越(JR亀岡駅から保津峡駅へ)
- 日帰り
- 3時間10分
- 8.7km
明智越(JR亀岡駅から保津峡駅へ)
- 日帰り
- 3時間10分
- 8.7km
JR亀岡駅からは保津橋を渡り保津交差点を越え、一つ目の信号を右へ、かさや商店の右側の道を進みます。タケモ醤油、文覚寺を過ぎて右手の道へ(道標あり)。保津町の集落をゆるやかに登ると防火そうの標識があり、左手にコンクリート敷の道があります。ここからが明智越のハイキングコースです。かつて保津城があったとされる場所を過ぎ、山上部へ上がりきったところに峯の堂跡(第56代清和天皇を祀っている塚状の円丘)の案内板が設置されています。ここからはなだらかに道が続きます。 光秀が三七草を清めて鎧につけたと言われる土用の霊泉を過ぎるとY字の分岐があり、方角に注意してください。右手へ進んでいくと、所々左手に愛宕山を見ることができます。高瀬山への分岐から急な下りに変わり、高圧線をくぐって少しなだらかになってくると丹波散策の道の道標があります。川を越え、ここからJR保津峡駅まではアスファルトの道で小1時間。脚力のある方はそのまま落合橋〜六丁峠〜小倉山を経て、嵐山まで歩くのも良いでしょう。JR亀岡駅からは保津橋を渡り保津交差点を越え、一つ目の信号を右へ、かさや商店の右側の道を進みます。タケモ醤油、文覚寺を過ぎて右手の道へ(道標あり)。保津町の集落をゆるやかに登ると防火そうの標識があり、左手にコンクリート敷の道があります。ここからが明智越のハイキングコースです。かつて保津城があったとされる場所を過ぎ、山上部へ上がりきったところに峯の堂跡(第56代清和天皇を祀っている塚状の円丘)の案内板が設置されています。ここからはなだらかに道が続きます。 光秀が三七草を清めて鎧につけたと言われる土用の霊泉を過ぎるとY字の分岐があり、方角に注意してください。右手へ進んでいくと、所々左手に愛宕山を見ることができます。高瀬山への分岐から急な下りに変わり、高圧線をくぐって少しなだらかになってくると丹波散策の道の道標があります。川を越え、ここからJR保津峡駅まではアスファルトの道で小1時間。脚力のある方はそのまま落合橋〜六丁峠〜小倉山を経て、嵐山まで歩くのも良いでしょう。 -
唐櫃越(JR馬堀駅から阪急上桂駅へ)
- 日帰り
- 3時間50分
- 12km
唐櫃越(JR馬堀駅から阪急上桂駅へ)
- 日帰り
- 3時間50分
- 12km
明智光秀が京へ向かったとされる道「唐櫃越」。JR馬堀駅の改札を出て南へ進み、ローソンの角を東へ、その突き当たりを左折します。トロッコ亀岡駅手前の三本木橋を渡り右折し、砂利道を川上に進み2つ目の橋を左折、如意寺の前を過ぎると山道になります。住宅地からわずかな距離で標高が約300m上がるので、なかなかの急登です。稜線に出て右、みすぎ山からは牛松山や愛宕山が望めます。山頂からすぐに砂利道はアスファルトに変わり、しばらくは舗装路です。ところどころに小道があるので間違えて入らぬように注意。沓掛山標識を確認し、左に入る山道を進みます。2018年の大雨による倒木で迂回する場所が多いので、沓掛山の山頂までは必ず方角と道の確認をおこたらないこと。山頂すぐ手前に分岐があり、左へ進むと沓掛山山頂です。 先ほどの分岐まで戻り、桂方面を目指します。長岡京方面の眺望を楽しんでから下山します。桂坂野鳥遊園への分岐を過ぎると下りが続きます。終盤は竹林となります。苔寺へ進む標識が見えると里まではすぐ。直進して東海自然歩道と交差、さらに直進して阪急上桂駅に到着です。明智光秀が京へ向かったとされる道「唐櫃越」。JR馬堀駅の改札を出て南へ進み、ローソンの角を東へ、その突き当たりを左折します。トロッコ亀岡駅手前の三本木橋を渡り右折し、砂利道を川上に進み2つ目の橋を左折、如意寺の前を過ぎると山道になります。住宅地からわずかな距離で標高が約300m上がるので、なかなかの急登です。稜線に出て右、みすぎ山からは牛松山や愛宕山が望めます。山頂からすぐに砂利道はアスファルトに変わり、しばらくは舗装路です。ところどころに小道があるので間違えて入らぬように注意。沓掛山標識を確認し、左に入る山道を進みます。2018年の大雨による倒木で迂回する場所が多いので、沓掛山の山頂までは必ず方角と道の確認をおこたらないこと。山頂すぐ手前に分岐があり、左へ進むと沓掛山山頂です。 先ほどの分岐まで戻り、桂方面を目指します。長岡京方面の眺望を楽しんでから下山します。桂坂野鳥遊園への分岐を過ぎると下りが続きます。終盤は竹林となります。苔寺へ進む標識が見えると里まではすぐ。直進して東海自然歩道と交差、さらに直進して阪急上桂駅に到着です。 -
JR藍本駅から虚空蔵山へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 6.3km
JR藍本駅から虚空蔵山へ
- 日帰り
- 3時間0分
- 6.3km
三田市と丹波篠山市の間にそびえる標高596mの山です。JR藍本駅から南の踏切を過ぎると道標があり右へ。舞鶴若狭自動車道をくぐるとすぐ登山道となります。虚空蔵堂までは参道で整備されています。石段を登り切ると聖徳太子創建と伝わる虚空蔵堂に到着です。丹波篠山の山々は全体的に登り始めがきつい山が多く、本コースも虚空蔵堂を過ぎると急な登りが続きます。陶器の里からの道と合流後もしばらくは急な登りです。山頂手前に現れる大岩からの展望が山頂よりも良く、南に六甲山や丹生山が見えます。 虚空蔵山山頂をあとに北進し、しばらく細い稜線を進みます。八王子山への下りはきついので足元に注意を。鞍部にいたると高圧線の下をくぐり分岐となります。右手は貯水池を経由して草野へ。縦走は左手へ進み、八王子山を目指します。八王子山山頂からの分岐は方向に注意。登り返しもきつい稜線を歩きます。油井の集落からJR草野駅まではアスファルト道です。マイカーの場合は草野駅または藍本駅横にある有料駐車場を利用し、一区間の電車利用がおすすめです。三田市と丹波篠山市の間にそびえる標高596mの山です。JR藍本駅から南の踏切を過ぎると道標があり右へ。舞鶴若狭自動車道をくぐるとすぐ登山道となります。虚空蔵堂までは参道で整備されています。石段を登り切ると聖徳太子創建と伝わる虚空蔵堂に到着です。丹波篠山の山々は全体的に登り始めがきつい山が多く、本コースも虚空蔵堂を過ぎると急な登りが続きます。陶器の里からの道と合流後もしばらくは急な登りです。山頂手前に現れる大岩からの展望が山頂よりも良く、南に六甲山や丹生山が見えます。 虚空蔵山山頂をあとに北進し、しばらく細い稜線を進みます。八王子山への下りはきついので足元に注意を。鞍部にいたると高圧線の下をくぐり分岐となります。右手は貯水池を経由して草野へ。縦走は左手へ進み、八王子山を目指します。八王子山山頂からの分岐は方向に注意。登り返しもきつい稜線を歩きます。油井の集落からJR草野駅まではアスファルト道です。マイカーの場合は草野駅または藍本駅横にある有料駐車場を利用し、一区間の電車利用がおすすめです。 -
JR古市駅から白髪岳へ
- 日帰り
- 4時間55分
- 12.5km
JR古市駅から白髪岳へ
- 日帰り
- 4時間55分
- 12.5km
JR古市駅を南へ、旧街道を進むと「辻の立石」と呼ばれる石標があります。踏切を渡り、車道沿いを進むと小さな案内板があり右手に入り住山地区を目指します。しばらく進むとY字路に到着。ここを左に進みます。砂利道を進むと大きな案内板があり、この案内板の左の道が白髪岳への登山道の始まりです。歩き出すと二手に道が分かれ(のちに合流します)左手の谷沿いを進みます。風穴のすぐ先でさきの山道と合流、ここから稜線までがかなりの急登です。大きな岩をトラバースすると、360度見渡せる展望の良い白髪岳山頂に到着。 北側の下りはきつく、道も荒廃しているので注意が必要です。しばらく緩やかな道を進み鐘掛の辻に到着、松尾山山頂を目指します。ここから山頂までの距離は近いものの急登です。松尾山(高仙寺山)山頂は城跡と開けた台地があり休憩に最適です。山頂からは南へ下ります。道中、千年杉、仙ノ岩を経て急な道を下りきると卵塔群があります。真っ直ぐ南に下る道は住山へ続きますが、ここを左手に進み、高仙寺跡を経由、不動の滝を通って沢沿いの道を下り住山へと戻ります。住山からは来た道を戻りJR古市駅へと歩きます。JR古市駅を南へ、旧街道を進むと「辻の立石」と呼ばれる石標があります。踏切を渡り、車道沿いを進むと小さな案内板があり右手に入り住山地区を目指します。しばらく進むとY字路に到着。ここを左に進みます。砂利道を進むと大きな案内板があり、この案内板の左の道が白髪岳への登山道の始まりです。歩き出すと二手に道が分かれ(のちに合流します)左手の谷沿いを進みます。風穴のすぐ先でさきの山道と合流、ここから稜線までがかなりの急登です。大きな岩をトラバースすると、360度見渡せる展望の良い白髪岳山頂に到着。 北側の下りはきつく、道も荒廃しているので注意が必要です。しばらく緩やかな道を進み鐘掛の辻に到着、松尾山山頂を目指します。ここから山頂までの距離は近いものの急登です。松尾山(高仙寺山)山頂は城跡と開けた台地があり休憩に最適です。山頂からは南へ下ります。道中、千年杉、仙ノ岩を経て急な道を下りきると卵塔群があります。真っ直ぐ南に下る道は住山へ続きますが、ここを左手に進み、高仙寺跡を経由、不動の滝を通って沢沿いの道を下り住山へと戻ります。住山からは来た道を戻りJR古市駅へと歩きます。 -
火打岩周遊コース
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
火打岩周遊コース
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
火打岩の駐車場(20台ほど)から少し下ると住宅の間に火打岩コース入口があります。稜線までは道は整備されていてわかりやすいですが傾斜がきついので注意。稜線に出ると右折、鳥居堂跡、ヨートギ谷の分岐(日本列島西南限の絶滅危惧種・クリンソウ自生地)を経て、大岳寺跡を過ぎるときつい登りです。東屋と簡易トイレが見えると御嶽の山頂まではすぐです。御嶽(三嶽)山頂にはアンテナ塔と三角点、切り株の方位板があります。 山頂から東へ、大タワまでの長い下りは段差のある階段でくたびれます。大タワには公衆トイレがあります(水道、自販機はない)。車道を越え、フォレストアドベンチャーの間を抜け小金ヶ嶽へ。下りの鎖場に差し掛かるあたりから岩場が続きます。山頂手前には10mほどの鎖場があります。小金ヶ嶽山頂は展望が良く北側の見晴らしが良いです。南への下りはしばらくなだらかな道で、福泉寺跡からさらに長い下りが続きます。倒木や岩に注意しつつ丁寧に進みましょう。ぼたん鍋で有名ないわやを経て、車道を下ると火打岩の集落へ到着します。※5月頃はヒカゲツツジが見ごろです。火打岩の駐車場(20台ほど)から少し下ると住宅の間に火打岩コース入口があります。稜線までは道は整備されていてわかりやすいですが傾斜がきついので注意。稜線に出ると右折、鳥居堂跡、ヨートギ谷の分岐(日本列島西南限の絶滅危惧種・クリンソウ自生地)を経て、大岳寺跡を過ぎるときつい登りです。東屋と簡易トイレが見えると御嶽の山頂まではすぐです。御嶽(三嶽)山頂にはアンテナ塔と三角点、切り株の方位板があります。 山頂から東へ、大タワまでの長い下りは段差のある階段でくたびれます。大タワには公衆トイレがあります(水道、自販機はない)。車道を越え、フォレストアドベンチャーの間を抜け小金ヶ嶽へ。下りの鎖場に差し掛かるあたりから岩場が続きます。山頂手前には10mほどの鎖場があります。小金ヶ嶽山頂は展望が良く北側の見晴らしが良いです。南への下りはしばらくなだらかな道で、福泉寺跡からさらに長い下りが続きます。倒木や岩に注意しつつ丁寧に進みましょう。ぼたん鍋で有名ないわやを経て、車道を下ると火打岩の集落へ到着します。※5月頃はヒカゲツツジが見ごろです。