【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
201-220件
-
国宝五重塔をめぐり羽黒山頂へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 7.1km
国宝五重塔をめぐり羽黒山頂へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 7.1km
鶴岡からの定期バスは宿坊の建ち並ぶ手向の集落を抜け、社務所のある羽黒センターに着きます。往来の激しい入口から出羽三山神社の随身門をくぐって一歩入ると、ここからは杉木立に包まれた静かな道になります。苔むした道を下り橋を渡り進むと、左手、玉石の先に五重塔が建っています。近くには樹齢1000年を超えるといわれる爺杉があります。この谷の底から長い石畳の登り坂の参道となります。 一ノ坂を過ぎ二ノ坂を登ると左手に茶店が現れ、力餅などが食べられます。平坦な杉木立の中を行き、三ノ坂にかかる手前に南谷分岐があります。右に進むと南谷別院跡があり、広大な庭園から往時の面影を感じることができます。10分ほどたどれば着けるので、往復してみるのもいいでしょう。三ノ坂を登り切り、左手に斎館の道を見て進むと広々とした羽黒山頂に出ます。帰路は山頂部のバスターミナルに出て有料道路と平行するように荒沢寺への参道を下ります。荒沢寺からは山麓を周遊するようにして林道をたどり、起点の羽黒センターに出ます。鶴岡からの定期バスは宿坊の建ち並ぶ手向の集落を抜け、社務所のある羽黒センターに着きます。往来の激しい入口から出羽三山神社の随身門をくぐって一歩入ると、ここからは杉木立に包まれた静かな道になります。苔むした道を下り橋を渡り進むと、左手、玉石の先に五重塔が建っています。近くには樹齢1000年を超えるといわれる爺杉があります。この谷の底から長い石畳の登り坂の参道となります。 一ノ坂を過ぎ二ノ坂を登ると左手に茶店が現れ、力餅などが食べられます。平坦な杉木立の中を行き、三ノ坂にかかる手前に南谷分岐があります。右に進むと南谷別院跡があり、広大な庭園から往時の面影を感じることができます。10分ほどたどれば着けるので、往復してみるのもいいでしょう。三ノ坂を登り切り、左手に斎館の道を見て進むと広々とした羽黒山頂に出ます。帰路は山頂部のバスターミナルに出て有料道路と平行するように荒沢寺への参道を下ります。荒沢寺からは山麓を周遊するようにして林道をたどり、起点の羽黒センターに出ます。 -
鉢子から古道をたどり羽黒山頂へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 8.1km
鉢子から古道をたどり羽黒山頂へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 8.1km
鉢子集落の外れに車道を利用した駐車帯があり、この羽黒古道鉢子登山口から歩き始めます。車道を横断して、民家の脇の道を上がっていきます。右手に水神様の湧水が現れ、少し進むと左手に地蔵堂があり、まもなく皇野分岐に出ます。左手に折れ羽黒古道に入ります。左手の瀬を渡って行者塚、古道に戻り、道脇の稚児塚などを過ぎて車道の終点に出ると山道に。ミズバショウのある湿地を過ぎて、みはらしの丘でひと休み。北方に鳥海山が望めます。林道を横断し杉とブナの混交林になると、出羽三山神社に出ます。標識がないので出口を確認しておきましょう。ここからは賑やかな雰囲気となります。山頂部にある斎館では、予約制で精進料理をいただけます。 羽黒山大鐘、三神合祭殿、鏡池を見て三ノ坂の上部に出ます。ここを下りきると分岐に出ます。本道から離れて、左に入ると南谷別院跡に出ます。ここからは山腹をトラバースするようにブナ林の山道をたどり、荒沢寺への参道に出て左に折れ、再び羽黒山頂を目指します。バスターミナルに出て、左ルートで蜂子皇子墓、羽黒大鐘に出ます。ここからは往路を羽黒古道鉢子登山口まで下ります。鉢子集落の外れに車道を利用した駐車帯があり、この羽黒古道鉢子登山口から歩き始めます。車道を横断して、民家の脇の道を上がっていきます。右手に水神様の湧水が現れ、少し進むと左手に地蔵堂があり、まもなく皇野分岐に出ます。左手に折れ羽黒古道に入ります。左手の瀬を渡って行者塚、古道に戻り、道脇の稚児塚などを過ぎて車道の終点に出ると山道に。ミズバショウのある湿地を過ぎて、みはらしの丘でひと休み。北方に鳥海山が望めます。林道を横断し杉とブナの混交林になると、出羽三山神社に出ます。標識がないので出口を確認しておきましょう。ここからは賑やかな雰囲気となります。山頂部にある斎館では、予約制で精進料理をいただけます。 羽黒山大鐘、三神合祭殿、鏡池を見て三ノ坂の上部に出ます。ここを下りきると分岐に出ます。本道から離れて、左に入ると南谷別院跡に出ます。ここからは山腹をトラバースするようにブナ林の山道をたどり、荒沢寺への参道に出て左に折れ、再び羽黒山頂を目指します。バスターミナルに出て、左ルートで蜂子皇子墓、羽黒大鐘に出ます。ここからは往路を羽黒古道鉢子登山口まで下ります。 -
枝折峠から越後駒ヶ岳へ
- 日帰り
- 11時間10分
- 14.3km
枝折峠から越後駒ヶ岳へ
- 日帰り
- 11時間10分
- 14.3km
枝折峠の南にある登山口からスタートします。頂上との標高差は1000m未満ですが、距離が長いので頂は遠くに見えるでしょう。灌木の中をしばらく登ると、左下の北ノ又川沿いに銀山平湖畔より集団移転した民宿などのログハウスの集落が見えてきます。温泉もあるので帰りに汗を流してもよいでしょう。貸切のログハウスもあるので、登山の基地にはもってこいです。 なだらかな登りが続き、林に入ったところで枝折大明神の小祠に到着します。この祠は5〜6人くらい収容可能なので避難小屋としても利用できます。ここには「銀の道」の標識があり、この道は大湯から銀山平に抜ける道でとして車道が出来るまで人々の生活道路として利用されていました。見晴らしの良い明神峠を過ぎ幾つかのピークを登り下りすると道行山分岐です。天候が良ければピークまで登り、守門、未丈、荒沢、中、兎などの展望を楽しむのもよいでしょう。春にはシャクナゲ、夏にはコメツツジの花が群生して咲いています。 ここから小倉山までは一旦下りになりますが、登山道はぬかるんでいるところが多く歩きにくいので注意が必要です。視界のきかない灌木帯を過ぎると小倉山に到着します。ふり返れば枝折峠が遠くに見え、歩いてきた距離を実感できるでしょう。 灌木の生い茂る視界のきかない緩斜面を登りしばらくすると百草ノ池のある平坦地に出ます。この池の周り一帯は一時裸地化し、池も埋没しそうでしたが、地元の山の関係者の努力により水辺にハクサンコザクラが咲く元の池に戻り、水面に荒沢岳を映すようになりました。 ここから登山道は背丈の低い灌木帯となり、見晴らしの良い急登になります。前駒のピークに着くと道はゆるい岩稜へと変わります。岩場の急登を登り終わると駒ノ小屋に到着です。小屋には5月中旬から10月中旬まで不定期ですが管理人が駐在します。 ここから頂上までは、真夏まで豊富な残雪があり、様々な彩りを添えたお花畑と、残雪のコントラストが見事です。花を堪能しながら30分ほど登ると越後駒ヶ岳頂上に到着します。 視界が良ければ越後三山の八海山、中ノ岳をはじめとし、守門岳、浅草岳、平ヶ岳、燧ヶ岳、会津朝日岳、遠くは北アルプス連峰、飯豊連峰も一望できます。 かつては山岳信仰の対象で、昭和30年代には多くの信者が登りましたが、その後減少し現在賑わう登山者の中に信者の姿を見ることはありません。頂上にある猿田彦大神像が往時を偲ばせるのみです。 下山は往路を枝折峠まで戻ります。枝折峠の南にある登山口からスタートします。頂上との標高差は1000m未満ですが、距離が長いので頂は遠くに見えるでしょう。灌木の中をしばらく登ると、左下の北ノ又川沿いに銀山平湖畔より集団移転した民宿などのログハウスの集落が見えてきます。温泉もあるので帰りに汗を流してもよいでしょう。貸切のログハウスもあるので、登山の基地にはもってこいです。 なだらかな登りが続き、林に入ったところで枝折大明神の小祠に到着します。この祠は5〜6人くらい収容可能なので避難小屋としても利用できます。ここには「銀の道」の標識があり、この道は大湯から銀山平に抜ける道でとして車道が出来るまで人々の生活道路として利用されていました。見晴らしの良い明神峠を過ぎ幾つかのピークを登り下りすると道行山分岐です。天候が良ければピークまで登り、守門、未丈、荒沢、中、兎などの展望を楽しむのもよいでしょう。春にはシャクナゲ、夏にはコメツツジの花が群生して咲いています。 ここから小倉山までは一旦下りになりますが、登山道はぬかるんでいるところが多く歩きにくいので注意が必要です。視界のきかない灌木帯を過ぎると小倉山に到着します。ふり返れば枝折峠が遠くに見え、歩いてきた距離を実感できるでしょう。 灌木の生い茂る視界のきかない緩斜面を登りしばらくすると百草ノ池のある平坦地に出ます。この池の周り一帯は一時裸地化し、池も埋没しそうでしたが、地元の山の関係者の努力により水辺にハクサンコザクラが咲く元の池に戻り、水面に荒沢岳を映すようになりました。 ここから登山道は背丈の低い灌木帯となり、見晴らしの良い急登になります。前駒のピークに着くと道はゆるい岩稜へと変わります。岩場の急登を登り終わると駒ノ小屋に到着です。小屋には5月中旬から10月中旬まで不定期ですが管理人が駐在します。 ここから頂上までは、真夏まで豊富な残雪があり、様々な彩りを添えたお花畑と、残雪のコントラストが見事です。花を堪能しながら30分ほど登ると越後駒ヶ岳頂上に到着します。 視界が良ければ越後三山の八海山、中ノ岳をはじめとし、守門岳、浅草岳、平ヶ岳、燧ヶ岳、会津朝日岳、遠くは北アルプス連峰、飯豊連峰も一望できます。 かつては山岳信仰の対象で、昭和30年代には多くの信者が登りましたが、その後減少し現在賑わう登山者の中に信者の姿を見ることはありません。頂上にある猿田彦大神像が往時を偲ばせるのみです。 下山は往路を枝折峠まで戻ります。 -
八海山(大崎口コース)
- 日帰り
- 14時間0分
- 17.6km
八海山(大崎口コース)
- 日帰り
- 14時間0分
- 17.6km
龍谷寺前でバスを降り里宮へ。10月に火渡り大祭が行われる霊風園を右に見て、そばのおいしい宮野屋の前を通り、鳥居をくぐり少し下ると里宮です。 里宮で登山の無事を祈り参拝し、登山道へ。杉林の中のゆるやかな坂を行き、視界がきかないがよく整備された雑木林の急坂を行くと、アルミの階段とクサリが出てきます。そこを越えゆるい坂を少し行けば岳峡山荘跡のある広場に着き二合目です。早春になればカタクリの花が一面に咲きます。 松の巨木の尾根を行き、急坂を登るとゆるい坂となり、雑木林を抜け杉の木のある広場に着けば金剛霊泉です。この泉は八海山中で一番の清冽な湧水です。道は西に行き、尾根上には霊泉小屋があります。地元救助隊の手できれいに整備された小屋です。小屋をあとに松の木と雑木林の急坂を行き主稜に出て、少し行けば展望が開け三合目の見晴しへ。前方には八ッ峰の岩峰群が見えるはずです。手前の薬師岳には、残雪期に駒姿と呼ばれる雪形が現われます。 ブナ林や雑木林のゆるい坂を行きます。八海山スキー場の展望台を右に見て行くと四合目です。ようやく八海山が近くに見えます。少し行くと下り道となり、大倉口コースとの合流点になる四合半の出合へ。整備されたゆるい坂を行き、モリアオガエルの生息地、コギ池の入口を右に見て、ブナ林の急坂に出ます。胎内くぐりへの道を分け急坂を登りきると六合目女人堂で、霊神碑が立っています。少し下りゆるい坂を行くと祓川となり水場があります。水を十分補給し、浅草登りと呼ばれる薬師岳の急坂を登ると、低灌木帯へ。クサリ場を登りきると、八合目薬師岳です。 九合目の千本檜小屋へは少し下り、水場の案内板を左に見て、ひと登りで着きます。ここから山頂、入道岳までは、八ッ峰と呼ばれる鋸歯状の岩峰で、クサリ場が連続してあるところを通過しなければなりません。千本檜小屋の管理人に、天気およびコースなどをよく聞き行動を決めた方が無難です。荒天時には迂回路を使用しましょう。恐怖と緊張で八ッ峰を越え、ササの尾根道を行けば入道沢源頭の山、入道岳頂上です。 下山は往路に戻り、大日岳の基部を左に下り新開道コースを左に見て、迂回路を経て千本檜小屋に戻ります。途中四合半出合で、大倉口コースに間違って入らないように注意しつつ、龍谷寺前バス停へと下ります。足に自信が無ければ、八海山スキー場のロープウェーを利用した方が賢明です。龍谷寺前でバスを降り里宮へ。10月に火渡り大祭が行われる霊風園を右に見て、そばのおいしい宮野屋の前を通り、鳥居をくぐり少し下ると里宮です。 里宮で登山の無事を祈り参拝し、登山道へ。杉林の中のゆるやかな坂を行き、視界がきかないがよく整備された雑木林の急坂を行くと、アルミの階段とクサリが出てきます。そこを越えゆるい坂を少し行けば岳峡山荘跡のある広場に着き二合目です。早春になればカタクリの花が一面に咲きます。 松の巨木の尾根を行き、急坂を登るとゆるい坂となり、雑木林を抜け杉の木のある広場に着けば金剛霊泉です。この泉は八海山中で一番の清冽な湧水です。道は西に行き、尾根上には霊泉小屋があります。地元救助隊の手できれいに整備された小屋です。小屋をあとに松の木と雑木林の急坂を行き主稜に出て、少し行けば展望が開け三合目の見晴しへ。前方には八ッ峰の岩峰群が見えるはずです。手前の薬師岳には、残雪期に駒姿と呼ばれる雪形が現われます。 ブナ林や雑木林のゆるい坂を行きます。八海山スキー場の展望台を右に見て行くと四合目です。ようやく八海山が近くに見えます。少し行くと下り道となり、大倉口コースとの合流点になる四合半の出合へ。整備されたゆるい坂を行き、モリアオガエルの生息地、コギ池の入口を右に見て、ブナ林の急坂に出ます。胎内くぐりへの道を分け急坂を登りきると六合目女人堂で、霊神碑が立っています。少し下りゆるい坂を行くと祓川となり水場があります。水を十分補給し、浅草登りと呼ばれる薬師岳の急坂を登ると、低灌木帯へ。クサリ場を登りきると、八合目薬師岳です。 九合目の千本檜小屋へは少し下り、水場の案内板を左に見て、ひと登りで着きます。ここから山頂、入道岳までは、八ッ峰と呼ばれる鋸歯状の岩峰で、クサリ場が連続してあるところを通過しなければなりません。千本檜小屋の管理人に、天気およびコースなどをよく聞き行動を決めた方が無難です。荒天時には迂回路を使用しましょう。恐怖と緊張で八ッ峰を越え、ササの尾根道を行けば入道沢源頭の山、入道岳頂上です。 下山は往路に戻り、大日岳の基部を左に下り新開道コースを左に見て、迂回路を経て千本檜小屋に戻ります。途中四合半出合で、大倉口コースに間違って入らないように注意しつつ、龍谷寺前バス停へと下ります。足に自信が無ければ、八海山スキー場のロープウェーを利用した方が賢明です。 -
八海山(屏風道コース)下山(新開道コース)
- 日帰り
- 11時間30分
- 12.1km
八海山(屏風道コース)下山(新開道コース)
- 日帰り
- 11時間30分
- 12.1km
山口バス停で下車後、右に阿寺山コースを見て八海神社里宮のある大木の杉林を抜けます。ゆるい坂の車道を行くと日本大学八海山セミナーハウスが左横に見えます。さらに車道を進むと二合目へ。登山カードポストの脇から屏風沢へと下りて屏風道が始まります。 稲荷大明神と小祠がある所が大岩で三合目です。ここから涸れ沢を何箇所か横切って進むと生金沢に出ます。雑木林の小尾根を行くと四合目の看板がある広場に到着です。左へ進むと五合目へ向かう登山道です。ここから頂上まで水場はありません。息もつかせぬ急坂が八合目上まで続きます。清滝をあとに尾根を少し登ると鳥居があり稲荷様を左に見て尾根に取り付きましょう。クサリを手掛りに木の根などを足掛りに、つま先上がりの急坂を慎重に行くと、ようやく六合目です。 岩稜はさらに厳しくなり、大きな松が現れ右に行くと少し広い場所へ。ノゾキの松で七合目であり摩利支天が祀られています。尾根を少し行きトラバースしながら沢に到着します。30mほど沢を登り右へトラバースして尾根を行くと八合目です。八ッ峰の岩峰群が右手に見えます。八合目を過ぎ大岩の下に行けば、長いクサリが縦と横についています。小ピークに着くと前方に千本檜小屋が見え、よく整備された道が続きます。ゆるやかな坂を、八ッ峰を眺めながら進むと小屋に着き、九合目の千本檜小屋です。 屏風道は八海山のコースの中では最短で、危険な反面眺めの良いコースですが、下山は厳禁です。 八ツ峰を下るとすぐに三山縦走路と新開道への分岐が現れます。この分岐を下ります。足場が悪く急こう配です。アルミ梯子が架かっていますが垂直の岩場が滑りやすいので気をつけること。100mほどおりると八ツ峰迂回路と新開道の分岐が現れます。トラバースして下りますが、ここも岩が滑り易く足場が悪いうえに垂直に5m位急落しているところがあり非常に危険です。ここを抜けると尾根にでます。少し降りた平らなところが九合目です。 ここから緩やかな下りが続き少し登り返した所が七合目のカッパン倉です。さらに下ると稲荷清水の四合目到着です。三合目からはさらに緩やかな傾斜を経て二合目屏風道の登山口へ出ます。その後は往路を山口バス停まで戻ります。山口バス停で下車後、右に阿寺山コースを見て八海神社里宮のある大木の杉林を抜けます。ゆるい坂の車道を行くと日本大学八海山セミナーハウスが左横に見えます。さらに車道を進むと二合目へ。登山カードポストの脇から屏風沢へと下りて屏風道が始まります。 稲荷大明神と小祠がある所が大岩で三合目です。ここから涸れ沢を何箇所か横切って進むと生金沢に出ます。雑木林の小尾根を行くと四合目の看板がある広場に到着です。左へ進むと五合目へ向かう登山道です。ここから頂上まで水場はありません。息もつかせぬ急坂が八合目上まで続きます。清滝をあとに尾根を少し登ると鳥居があり稲荷様を左に見て尾根に取り付きましょう。クサリを手掛りに木の根などを足掛りに、つま先上がりの急坂を慎重に行くと、ようやく六合目です。 岩稜はさらに厳しくなり、大きな松が現れ右に行くと少し広い場所へ。ノゾキの松で七合目であり摩利支天が祀られています。尾根を少し行きトラバースしながら沢に到着します。30mほど沢を登り右へトラバースして尾根を行くと八合目です。八ッ峰の岩峰群が右手に見えます。八合目を過ぎ大岩の下に行けば、長いクサリが縦と横についています。小ピークに着くと前方に千本檜小屋が見え、よく整備された道が続きます。ゆるやかな坂を、八ッ峰を眺めながら進むと小屋に着き、九合目の千本檜小屋です。 屏風道は八海山のコースの中では最短で、危険な反面眺めの良いコースですが、下山は厳禁です。 八ツ峰を下るとすぐに三山縦走路と新開道への分岐が現れます。この分岐を下ります。足場が悪く急こう配です。アルミ梯子が架かっていますが垂直の岩場が滑りやすいので気をつけること。100mほどおりると八ツ峰迂回路と新開道の分岐が現れます。トラバースして下りますが、ここも岩が滑り易く足場が悪いうえに垂直に5m位急落しているところがあり非常に危険です。ここを抜けると尾根にでます。少し降りた平らなところが九合目です。 ここから緩やかな下りが続き少し登り返した所が七合目のカッパン倉です。さらに下ると稲荷清水の四合目到着です。三合目からはさらに緩やかな傾斜を経て二合目屏風道の登山口へ出ます。その後は往路を山口バス停まで戻ります。 -
巻機山(井戸尾根コース)
- 日帰り
- 10時間5分
- 15.7km
巻機山(井戸尾根コース)
- 日帰り
- 10時間5分
- 15.7km
六日町駅から終点の清水バス停がスタートです。下車後集落を見ながら行くと、まもなく右手の杉林の中へ近道があります。杉林を抜け山小屋の点在する雑木林の広い道を行くと、前方に頂稜が望め、左の沢筋に天狗岩が鋭く見えます。駐車場の料金所の前を過ぎ、米子沢の橋を渡ると桜坂です。林道の終点で駐車場になります。登山カードを出し出発しましょう。 少し歩くと沢コースの道標が左にあります。さらに進むと右に井戸尾根コースの道標が。雑木林の中をゆるく登れば三合目です。少し行くと井戸の壁と呼ばれる急坂です。雑木林の中のジグザグ道を汗をしぼりながら登ると展望が開け、五合目の焼松といわれる小平地に出ます。正面に米子沢のスラブと滝が連なって眺められます。雑木とブナの混成した檜穴ノ段の急坂を登り、尾根が広くゆるい坂になれば、六合目の展望台へ。ここはブナ林の一角が開け割引岳、天狗岩の展望が良好です。 井戸尾根を登りシャクナゲと灌木が現れだすと、少し視界が開けます。傾斜のゆるい坂を進みシャクナゲ、ハイマツ、チシマザサなどが高山の様相を呈してきます。ニセ巻機山への道が眼前に見えます。4月頃の白一色の雪原、春夏の緑、秋の紅葉と、このあたりから巻機山の素晴らしさが始まります。シャクナゲとチシマザサの道をピークまで行けば前巻機山(ニセ巻機)の頂上であり、前方に本峰巻機山の頂上がたおやかな姿を見せ待っています。近年、ニセ巻機山から山頂一帯の自然破壊が進んでいますが、ボランティアの手によって修復保護が行われています。 木道を鞍部へと下ると、巻機山避難小屋(無人)があります。水場は東へ少し下り米子沢源頭にあります。周りには花々が咲いているので足を踏み入れないように注意しましょう。小屋からゆるい坂を進みやや平坦になると、池塘が点在し目を楽しませます。さらに階段状の木道を花々を眺めながら稜線上に出ると巻機山の標識が。正面に越後三山、平ヶ岳などが見えます。緑のジュウタン状の草原と花々が安らぎを与えてくれます。夏はタテヤマリンドウ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラ、イワイチョウなどが咲き競います。 池塘、花々が迎えてくれる巻機本山を経て牛ヶ岳へと向えば、眼下には利根川源流が望まれ、北へと向って延びる利根川分水嶺の、丹後山、大水上山、平ヶ岳が一望できます。余裕があれば、割引岳頂上を踏み往路を清水バス停へと下山します。沢ルートは危険なので、くれぐれも下山しないようにして下さい。六日町駅から終点の清水バス停がスタートです。下車後集落を見ながら行くと、まもなく右手の杉林の中へ近道があります。杉林を抜け山小屋の点在する雑木林の広い道を行くと、前方に頂稜が望め、左の沢筋に天狗岩が鋭く見えます。駐車場の料金所の前を過ぎ、米子沢の橋を渡ると桜坂です。林道の終点で駐車場になります。登山カードを出し出発しましょう。 少し歩くと沢コースの道標が左にあります。さらに進むと右に井戸尾根コースの道標が。雑木林の中をゆるく登れば三合目です。少し行くと井戸の壁と呼ばれる急坂です。雑木林の中のジグザグ道を汗をしぼりながら登ると展望が開け、五合目の焼松といわれる小平地に出ます。正面に米子沢のスラブと滝が連なって眺められます。雑木とブナの混成した檜穴ノ段の急坂を登り、尾根が広くゆるい坂になれば、六合目の展望台へ。ここはブナ林の一角が開け割引岳、天狗岩の展望が良好です。 井戸尾根を登りシャクナゲと灌木が現れだすと、少し視界が開けます。傾斜のゆるい坂を進みシャクナゲ、ハイマツ、チシマザサなどが高山の様相を呈してきます。ニセ巻機山への道が眼前に見えます。4月頃の白一色の雪原、春夏の緑、秋の紅葉と、このあたりから巻機山の素晴らしさが始まります。シャクナゲとチシマザサの道をピークまで行けば前巻機山(ニセ巻機)の頂上であり、前方に本峰巻機山の頂上がたおやかな姿を見せ待っています。近年、ニセ巻機山から山頂一帯の自然破壊が進んでいますが、ボランティアの手によって修復保護が行われています。 木道を鞍部へと下ると、巻機山避難小屋(無人)があります。水場は東へ少し下り米子沢源頭にあります。周りには花々が咲いているので足を踏み入れないように注意しましょう。小屋からゆるい坂を進みやや平坦になると、池塘が点在し目を楽しませます。さらに階段状の木道を花々を眺めながら稜線上に出ると巻機山の標識が。正面に越後三山、平ヶ岳などが見えます。緑のジュウタン状の草原と花々が安らぎを与えてくれます。夏はタテヤマリンドウ、ニッコウキスゲ、ハクサンコザクラ、イワイチョウなどが咲き競います。 池塘、花々が迎えてくれる巻機本山を経て牛ヶ岳へと向えば、眼下には利根川源流が望まれ、北へと向って延びる利根川分水嶺の、丹後山、大水上山、平ヶ岳が一望できます。余裕があれば、割引岳頂上を踏み往路を清水バス停へと下山します。沢ルートは危険なので、くれぐれも下山しないようにして下さい。 -
金城山(滝入コース)
- 日帰り
- 8時間55分
- 12km
金城山(滝入コース)
- 日帰り
- 8時間55分
- 12km
このコースは五合目まで沢沿いを登り渡渉も数回あり、降雨時や増水時には十分注意が必要です。 五十沢小学校前バス停から金城集落を抜け林道を行くと、杉林の中に登山口の案内板があります。左の水無コースを横目に右の滝入コースに入ってすぐ、大きな岩がゴロゴロと転がっている沢を渡りましょう。通常あまり水はありませんが降雨時は増水するので要注意です。左岸の杉林を抜けて沢沿いを行くとまもなく、二合目(大滝の下)となり右岸へ。この先には崩落箇所があり、ヤブ漕ぎがあります。 大滝を急登で巻き、トラバースぎみの道を沢へスリップしないよう注意しながら登ります。この沢はあまり大きくはないですが意外と滝が多いです。四合目の少し先で左岸に移り本沢から支沢へ。しばらくして、急な尾根に取り付きます。五合目付近で展望も開けてきます。 六合目で坂戸山から山頂に続く主稜に出て気持ちの良いゆるい坂の尾根歩きです。 七合目を通過すると、ハシゴ坂とよばれる急登を経て観音山コースとの分岐となります。兎平を過ぎ最後の急登を行けば岩峰の山頂です。石棚沢側に深く切れ落ちているので足元に十分注意して下さい。山頂からの展望は良く魚沼盆地が足元に、また遠くには巻機山や谷川連峰の山並みが望めます。 下山は往路を五十沢小学校前バス停まで引き返します。水無コースは急なうえ、大変滑りやすいので下山には、利用しないようにしましょう。このコースは五合目まで沢沿いを登り渡渉も数回あり、降雨時や増水時には十分注意が必要です。 五十沢小学校前バス停から金城集落を抜け林道を行くと、杉林の中に登山口の案内板があります。左の水無コースを横目に右の滝入コースに入ってすぐ、大きな岩がゴロゴロと転がっている沢を渡りましょう。通常あまり水はありませんが降雨時は増水するので要注意です。左岸の杉林を抜けて沢沿いを行くとまもなく、二合目(大滝の下)となり右岸へ。この先には崩落箇所があり、ヤブ漕ぎがあります。 大滝を急登で巻き、トラバースぎみの道を沢へスリップしないよう注意しながら登ります。この沢はあまり大きくはないですが意外と滝が多いです。四合目の少し先で左岸に移り本沢から支沢へ。しばらくして、急な尾根に取り付きます。五合目付近で展望も開けてきます。 六合目で坂戸山から山頂に続く主稜に出て気持ちの良いゆるい坂の尾根歩きです。 七合目を通過すると、ハシゴ坂とよばれる急登を経て観音山コースとの分岐となります。兎平を過ぎ最後の急登を行けば岩峰の山頂です。石棚沢側に深く切れ落ちているので足元に十分注意して下さい。山頂からの展望は良く魚沼盆地が足元に、また遠くには巻機山や谷川連峰の山並みが望めます。 下山は往路を五十沢小学校前バス停まで引き返します。水無コースは急なうえ、大変滑りやすいので下山には、利用しないようにしましょう。 -
銀山平から荒沢岳へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 9km
銀山平から荒沢岳へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 9km
登山口までのアプローチは、小出駅より車でシルバーラインのトンネルに入り、17号明神トンネルの途中で右折して銀山平に出るルートと、トンネルには入らず大湯を経て枝折峠を越えて銀山平に下るルートの2つが存在します。シルバーラインを利用する方が一般的で便利ですが、枝折峠を経ていくルートは残雪期と紅葉の頃が美しく、ぜひ通ってみたいルートです。 銀山平の船着場から石抱橋へ延びている国道を20分ほど歩くと、登山口となる村杉です。駐車場と公衆トイレがあり、その脇から登山口に入り前山を目指して雑木林の中を進むとまもなく小ピークが現れ、前山に到着します。眼下に奥只見湖の湖面を見ながら、山の静けさを楽しみましょう。この先からはブナ林を見ながらの尾根歩きです。春にはタムシバの白い花、シャクナゲの淡いピンクの花、足元にはイワウチワ、イワカガミの可憐な花、夏にはクルマユリを何輪か見ることができ、汗ばんだ体にひとときの清涼感を添えてくれます。3つほどのピークを越してコルに下ると、前嵓の基部です。 前嵓はこの山のルート最大の難所。クサリ、鉄製の階段はあるが慎重に行動して下さい。前嵓に取り付いてすぐにクサリ場が始まります。いくつかのクサリ場を通過して尾根に出ると、目の前に前嵓特有の鋸歯状の大岩壁が現れます。登山道はこの大岩壁の基部へ30m下ってからトラバースします。クサリがあるのでルートはわかりますが、足元に注意して下さい。トラバースが終わると、尾根へ向かって急な登りとなります。岩場にはクサリがあり足場も悪くないので、見た感じほど難しくはありません。草付きの岩登りを終えると尾根に出ます。 ここから山頂まではコメツガ、ハイマツ、また所々にシャクナゲの混生した灌木の尾根道です。東側は中荒沢が、西側は蛇子沢が深く切れ落ち込んで高度感が湧いてきます。灌木は低くなり、急登の岩場を過ぎて主稜となります。西へ進み岩峰をふたつ越すと荒沢岳山頂。山頂は狭いながら素晴らしい展望です。北を見れば越後駒ヶ岳、浅草岳、遠く飯豊連峰を望むことができます。東には会津の山々が広がり、南には平ヶ岳、燧ヶ岳、西には丹後山、巻機山などの上越国境の山脈が目に入ってきます。 下山は同じルートを登山口まで下りますが、登り同様かそれ以上に前嵓のクサリ場、岩場では慎重に足を運ぶことを念頭に。下山後に汗を流すなら、登山口から車で5分くらいの所に白銀の湯があります。登山口までのアプローチは、小出駅より車でシルバーラインのトンネルに入り、17号明神トンネルの途中で右折して銀山平に出るルートと、トンネルには入らず大湯を経て枝折峠を越えて銀山平に下るルートの2つが存在します。シルバーラインを利用する方が一般的で便利ですが、枝折峠を経ていくルートは残雪期と紅葉の頃が美しく、ぜひ通ってみたいルートです。 銀山平の船着場から石抱橋へ延びている国道を20分ほど歩くと、登山口となる村杉です。駐車場と公衆トイレがあり、その脇から登山口に入り前山を目指して雑木林の中を進むとまもなく小ピークが現れ、前山に到着します。眼下に奥只見湖の湖面を見ながら、山の静けさを楽しみましょう。この先からはブナ林を見ながらの尾根歩きです。春にはタムシバの白い花、シャクナゲの淡いピンクの花、足元にはイワウチワ、イワカガミの可憐な花、夏にはクルマユリを何輪か見ることができ、汗ばんだ体にひとときの清涼感を添えてくれます。3つほどのピークを越してコルに下ると、前嵓の基部です。 前嵓はこの山のルート最大の難所。クサリ、鉄製の階段はあるが慎重に行動して下さい。前嵓に取り付いてすぐにクサリ場が始まります。いくつかのクサリ場を通過して尾根に出ると、目の前に前嵓特有の鋸歯状の大岩壁が現れます。登山道はこの大岩壁の基部へ30m下ってからトラバースします。クサリがあるのでルートはわかりますが、足元に注意して下さい。トラバースが終わると、尾根へ向かって急な登りとなります。岩場にはクサリがあり足場も悪くないので、見た感じほど難しくはありません。草付きの岩登りを終えると尾根に出ます。 ここから山頂まではコメツガ、ハイマツ、また所々にシャクナゲの混生した灌木の尾根道です。東側は中荒沢が、西側は蛇子沢が深く切れ落ち込んで高度感が湧いてきます。灌木は低くなり、急登の岩場を過ぎて主稜となります。西へ進み岩峰をふたつ越すと荒沢岳山頂。山頂は狭いながら素晴らしい展望です。北を見れば越後駒ヶ岳、浅草岳、遠く飯豊連峰を望むことができます。東には会津の山々が広がり、南には平ヶ岳、燧ヶ岳、西には丹後山、巻機山などの上越国境の山脈が目に入ってきます。 下山は同じルートを登山口まで下りますが、登り同様かそれ以上に前嵓のクサリ場、岩場では慎重に足を運ぶことを念頭に。下山後に汗を流すなら、登山口から車で5分くらいの所に白銀の湯があります。 -
守門岳(大白川コース)
- 日帰り
- 6時間0分
- 6.5km
守門岳(大白川コース)
- 日帰り
- 6時間0分
- 6.5km
スキー場内の道を車で行くと大白川(大原)登山口は山菜栽培地の一角にあります。栽培地を横切り登山道に入ると、いきなり胸を突くような急登が始まります。あたりはブナの大木が点在し、正面が開けるようになるとエデシ尾根へ。次第にヤセ尾根になり、豊富な雪渓が残る大雲沢を右に見ながらひたすら登って行くと、尾根が広がり平坦な道になります。左に尾根を絡むようにして、上祝沢源流である滝ノ倉沢へと少し下ります。沢から低灌木が生える斜面になり、気持ちのよい草原となって小烏帽子の頂稜に出ます。 左から大池登山口からの登山道が合流して核心部が終わり、ここから先はお花畑のある広い尾根道になります。守門岳が北東方向に見えてくるとやや尾根は狭まり、道は左に少し折れてそのまま真っ直ぐ頂上まで続きます。右に開けた大雲沢の展望を楽しみながら急坂をたどると、すぐに頂上へ飛び出します。2等三角点のある守門岳山頂は意外に狭く、石祠がいくつかあり、信仰の山としての名残をとどめています。下山は往路を大白川(大原)登山口まで戻ります。スキー場内の道を車で行くと大白川(大原)登山口は山菜栽培地の一角にあります。栽培地を横切り登山道に入ると、いきなり胸を突くような急登が始まります。あたりはブナの大木が点在し、正面が開けるようになるとエデシ尾根へ。次第にヤセ尾根になり、豊富な雪渓が残る大雲沢を右に見ながらひたすら登って行くと、尾根が広がり平坦な道になります。左に尾根を絡むようにして、上祝沢源流である滝ノ倉沢へと少し下ります。沢から低灌木が生える斜面になり、気持ちのよい草原となって小烏帽子の頂稜に出ます。 左から大池登山口からの登山道が合流して核心部が終わり、ここから先はお花畑のある広い尾根道になります。守門岳が北東方向に見えてくるとやや尾根は狭まり、道は左に少し折れてそのまま真っ直ぐ頂上まで続きます。右に開けた大雲沢の展望を楽しみながら急坂をたどると、すぐに頂上へ飛び出します。2等三角点のある守門岳山頂は意外に狭く、石祠がいくつかあり、信仰の山としての名残をとどめています。下山は往路を大白川(大原)登山口まで戻ります。 -
守門岳(二口コース)下山(保久礼コース)
- 日帰り
- 8時間15分
- 11.9km
守門岳(二口コース)下山(保久礼コース)
- 日帰り
- 8時間15分
- 11.9km
猿倉橋を渡るとすぐに道標があり、右の本高地沢の林道へと入っていきます。やや急登から始まりますが、ブナ林の中は歩きやすい道です。やや平坦になってくると、護人清水に到着します。ここから先は水がないので十分用意しておきましょう。 ブナ林の中の登りが続き、山腹を南に絡むようにして山稜上に出ると、ようやく展望が開けます。谷内平からは正面にブナ林の大きな尾根が延び、登りの辛さを思い知らされます。岩混じりの痩せた尾根を巡り、やがて滝見台へ。飛沫を上げる滝の展望が楽しめます。ここを過ぎて、さらにブナ林の中の単調な登りでひとしきり汗をかくと、低灌木のゆるやかな道となり、大岳分岐に飛び出ます。眼前にどっしりとした大岳がそびえて見えます。左に大岳コースを分けて右折すると、やがて池塘とお花畑がある青雲岳の山上楽園となります。ここまでくれば守門岳山頂は目の前です。 下山は青雲岳から大岳へ足を延ばし、保久礼小屋経由で猿倉橋まで下るのが良いでしょう。また保久礼小屋を基点とすれば、大岳までは快適なファミリー向けコースとなります。猿倉橋を渡るとすぐに道標があり、右の本高地沢の林道へと入っていきます。やや急登から始まりますが、ブナ林の中は歩きやすい道です。やや平坦になってくると、護人清水に到着します。ここから先は水がないので十分用意しておきましょう。 ブナ林の中の登りが続き、山腹を南に絡むようにして山稜上に出ると、ようやく展望が開けます。谷内平からは正面にブナ林の大きな尾根が延び、登りの辛さを思い知らされます。岩混じりの痩せた尾根を巡り、やがて滝見台へ。飛沫を上げる滝の展望が楽しめます。ここを過ぎて、さらにブナ林の中の単調な登りでひとしきり汗をかくと、低灌木のゆるやかな道となり、大岳分岐に飛び出ます。眼前にどっしりとした大岳がそびえて見えます。左に大岳コースを分けて右折すると、やがて池塘とお花畑がある青雲岳の山上楽園となります。ここまでくれば守門岳山頂は目の前です。 下山は青雲岳から大岳へ足を延ばし、保久礼小屋経由で猿倉橋まで下るのが良いでしょう。また保久礼小屋を基点とすれば、大岳までは快適なファミリー向けコースとなります。 -
ネズモチ平から浅草岳へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 7.7km
ネズモチ平から浅草岳へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 7.7km
ネズモチ平には大駐車場(70台)が整備されており、これより上の林道は車両進入禁止です。駐車場より10分ほどでネズモチ平登山口に着きます。登山道は左の杉林に入っていきます。 小沢をぬって湿地帯をしばらく行くと、ブナの原生林です。やがて岩稜の急登を過ぎ、雑木林に変わると稜線も近づいてきます。灌木と竹ヤブを抜けると前岳に到着です。ここで桜ゾネ広場からの登山道と、鬼ヶ面からの縦走路とが合流します。左折すると木道が整備されており、浅草岳の山頂が前方に見えます。木道が終わりひと登りで山頂へ。浅草岳山頂からは平ヶ岳、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳などが見え、足元には田子倉湖、鬼ヶ面の岩壁、背後には守門岳と、素晴らしい展望です。 桜ゾネ広場への下りは前岳を直進し、ガレ場を通り嘉平与ボッチを経て、雑木林の中をひたすら下ります。展望のきかないままブナ林に出ると、しばらくして桜ゾネ広場に出ます。林道を約2kmほど歩いて、ネズモチ平の大駐車場に着きます。ネズモチ平には大駐車場(70台)が整備されており、これより上の林道は車両進入禁止です。駐車場より10分ほどでネズモチ平登山口に着きます。登山道は左の杉林に入っていきます。 小沢をぬって湿地帯をしばらく行くと、ブナの原生林です。やがて岩稜の急登を過ぎ、雑木林に変わると稜線も近づいてきます。灌木と竹ヤブを抜けると前岳に到着です。ここで桜ゾネ広場からの登山道と、鬼ヶ面からの縦走路とが合流します。左折すると木道が整備されており、浅草岳の山頂が前方に見えます。木道が終わりひと登りで山頂へ。浅草岳山頂からは平ヶ岳、会津駒ヶ岳、燧ヶ岳などが見え、足元には田子倉湖、鬼ヶ面の岩壁、背後には守門岳と、素晴らしい展望です。 桜ゾネ広場への下りは前岳を直進し、ガレ場を通り嘉平与ボッチを経て、雑木林の中をひたすら下ります。展望のきかないままブナ林に出ると、しばらくして桜ゾネ広場に出ます。林道を約2kmほど歩いて、ネズモチ平の大駐車場に着きます。 -
田子倉から浅草岳へ
- 日帰り
- 6時間35分
- 8km
田子倉から浅草岳へ
- 日帰り
- 6時間35分
- 8km
国道252号只見沢橋東を北へ入った所に広い駐車場があり、そこに田子倉只見沢登山口があります。 しばらくは只見沢左岸のブナ林の中を登ります。小さな支尾根を越えると、道木沢と幽ノ倉沢の渡渉となります。夏には仮設の橋が架かりますが、飛び石伝いの所もあり増水時は注意が必要です。沢を過ぎしばらく急登すると、道はやや平坦になり大久保沢の水場に到着します。水場からしばらくは沢伝いのなだらかな道ですが、次第に支尾根にかかり、ブナの原生林から灌木帯に変わります。尾根が開け浅草岳が正面に見え、支尾根はやがて狭くなり中先尾根主稜へと続きます。西側を巻いて尾根の上に出ると、一度に展望が開け田子倉眺メに出ます。ヤセ尾根の急登は続きますが高度は稼げ、剣ヶ峰から鬼ヶ面眺メへと進み、重右ェ門岩を回り込むといよいよ山頂への急登になります。湖見峠まで喘ぎ喘ぎ登ると急登も終わり、山頂へは草付きの緩斜面となります。やがて右の入叶津からの道と合流してすぐ浅草岳山頂です。下山は往路を田子倉只見沢登山口まで戻ります。国道252号只見沢橋東を北へ入った所に広い駐車場があり、そこに田子倉只見沢登山口があります。 しばらくは只見沢左岸のブナ林の中を登ります。小さな支尾根を越えると、道木沢と幽ノ倉沢の渡渉となります。夏には仮設の橋が架かりますが、飛び石伝いの所もあり増水時は注意が必要です。沢を過ぎしばらく急登すると、道はやや平坦になり大久保沢の水場に到着します。水場からしばらくは沢伝いのなだらかな道ですが、次第に支尾根にかかり、ブナの原生林から灌木帯に変わります。尾根が開け浅草岳が正面に見え、支尾根はやがて狭くなり中先尾根主稜へと続きます。西側を巻いて尾根の上に出ると、一度に展望が開け田子倉眺メに出ます。ヤセ尾根の急登は続きますが高度は稼げ、剣ヶ峰から鬼ヶ面眺メへと進み、重右ェ門岩を回り込むといよいよ山頂への急登になります。湖見峠まで喘ぎ喘ぎ登ると急登も終わり、山頂へは草付きの緩斜面となります。やがて右の入叶津からの道と合流してすぐ浅草岳山頂です。下山は往路を田子倉只見沢登山口まで戻ります。 -
赤倉沢から会津朝日岳へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 10.6km
赤倉沢から会津朝日岳へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 10.6km
国道252号から只見で国道289号に入り、黒谷川万才橋西詰より黒谷林道に入り、白沢経由で会津朝日岳の赤倉沢登山口があります。 登山道は沢を渡り赤倉沢沿いにつけられています。植林地や雑木林の間を進み、途中小さな沢を数箇所渡ると「赤倉沢越」の道標があります。ここで右岸に渡渉しますが、増水時には十分に注意が必要です。しばらく傾斜のゆるい坂を進みひと汗かく頃に三吉ミチギの水場に着きます。 樹林帯のツヅラ折れ道は下から見たほどの急登ではなく、知らずに高度を上げていきます。展望のきかないブナの混生林を登って行き、灌木帯に出ると登山道の右側にようやく展望が開けます。ここが人見ノ松です。奥会津の山並みが眺められ、休憩には最高のポイントです。さらにひと登りで叶ノ高手となります。ここでようやく会津朝日岳を目にすることができます。 いったんは熊ノ平まで高度を下げます。途中に、朝日岳の大クロべを目にします。幹周りが5mに達する大クロべは威厳を感じさせ、幾年月も風雪に耐え、堂々と成長したその姿は神秘的でさえあります。この先は、木の根は入り組んでいるので注意しながら進み、山腹を巻くようにつけられた道を行くと、熊ノ平です。熊ノ平周辺は大きなブナの木が多くあり、新緑・紅葉時は見事です。 約10人収容の避難小屋は西側に上ったところにあり、雨天や疲れたときなどに利用するとよいでしょう。道は急になりますが、じきに傾斜がゆるみバイウチノ高手です。目の前には山頂へ岩場が広がり、その中を登って行きます。見た目ほど傾斜はきつくないが浮き石があるので、落石に注意して登りましょう。背丈の低い松の木が現れると視界がー気に開け絶好の展望となります。裏側は白戸川洗戸沢源頭の絶壁です。 さらに進むと3等三角点のある会津朝日岳山頂に立つことが出来ます。上信越国境の山並みや、会津駒ヶ岳、浅草岳、守門岳、会越国境の御神楽岳、飯豊連峰などの展望を楽しめます。 展望を楽しんだら下山ですが、岩場の落石には十分に注意が必要です。交通の便が良くなく、アクセスも時間がかかり、そう多くの登山者が訪れない会津朝日岳ですが、それだけに踏み荒らされていません。手付かずの自然を満喫でき、動植物の宝庫であり、花の咲く時期はニッコウキスゲなどの花々が迎えてくれます。また秋の紅葉も素晴らしいです。下山は往路を赤倉沢登山口まで戻ります。国道252号から只見で国道289号に入り、黒谷川万才橋西詰より黒谷林道に入り、白沢経由で会津朝日岳の赤倉沢登山口があります。 登山道は沢を渡り赤倉沢沿いにつけられています。植林地や雑木林の間を進み、途中小さな沢を数箇所渡ると「赤倉沢越」の道標があります。ここで右岸に渡渉しますが、増水時には十分に注意が必要です。しばらく傾斜のゆるい坂を進みひと汗かく頃に三吉ミチギの水場に着きます。 樹林帯のツヅラ折れ道は下から見たほどの急登ではなく、知らずに高度を上げていきます。展望のきかないブナの混生林を登って行き、灌木帯に出ると登山道の右側にようやく展望が開けます。ここが人見ノ松です。奥会津の山並みが眺められ、休憩には最高のポイントです。さらにひと登りで叶ノ高手となります。ここでようやく会津朝日岳を目にすることができます。 いったんは熊ノ平まで高度を下げます。途中に、朝日岳の大クロべを目にします。幹周りが5mに達する大クロべは威厳を感じさせ、幾年月も風雪に耐え、堂々と成長したその姿は神秘的でさえあります。この先は、木の根は入り組んでいるので注意しながら進み、山腹を巻くようにつけられた道を行くと、熊ノ平です。熊ノ平周辺は大きなブナの木が多くあり、新緑・紅葉時は見事です。 約10人収容の避難小屋は西側に上ったところにあり、雨天や疲れたときなどに利用するとよいでしょう。道は急になりますが、じきに傾斜がゆるみバイウチノ高手です。目の前には山頂へ岩場が広がり、その中を登って行きます。見た目ほど傾斜はきつくないが浮き石があるので、落石に注意して登りましょう。背丈の低い松の木が現れると視界がー気に開け絶好の展望となります。裏側は白戸川洗戸沢源頭の絶壁です。 さらに進むと3等三角点のある会津朝日岳山頂に立つことが出来ます。上信越国境の山並みや、会津駒ヶ岳、浅草岳、守門岳、会越国境の御神楽岳、飯豊連峰などの展望を楽しめます。 展望を楽しんだら下山ですが、岩場の落石には十分に注意が必要です。交通の便が良くなく、アクセスも時間がかかり、そう多くの登山者が訪れない会津朝日岳ですが、それだけに踏み荒らされていません。手付かずの自然を満喫でき、動植物の宝庫であり、花の咲く時期はニッコウキスゲなどの花々が迎えてくれます。また秋の紅葉も素晴らしいです。下山は往路を赤倉沢登山口まで戻ります。 -
本名御神楽から御神楽岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 11.7km
本名御神楽から御神楽岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 11.7km
御神楽岳登山口は、国道252号本名ダム北詰めから三条林道(林道本名室谷線)に入り、約8.5kmのところにあります。 駐車場は、登山口の500m手前にあるみかぐら橋近くに10台分、登山口に5台分あります。みかぐら橋から登山口までは一部悪路です。登山道は御神楽岳登山口の看板横から始まり、林を抜けると霧来沢沿いの登山道をしばらく行きます。水量豊富な乙女の滝が現れ、右から高巻きます。クサリを頼りに川まで降り、再度クサリを頼りにへつり、さらに沢沿いを進み、草場に出ます。6月には、ニリンソウの群落も見られます。ブナ、ナラの巨木もあり、しばらく快適な沢沿いの道を行きます。途中、八丁洗板(ナメ床沢)があります。水辺で一息入れましょう。丸木橋の鞍掛沢を渡渉します。快適な道もここまで。沢から別れこのコース一番の急坂に取り付きます。つづら折れから高度をぐんぐんと稼ぎ、木の根の多い登山道に変わり、杉山ヶ崎の尾根上に出ます。杉山ヶ崎を過ぎると、本名御神楽の峰が望めます。 ここからは、展望を楽しみながら尾根を忠実にたどります。熊打場を過ぎると岩場になり、クサリとロープがあります。ここを登り切ると一休みできるビューポイントとなります。近くには一等三角点のある貉ヶ森山、遠くには平ヶ岳などが望めます。傾斜が緩やかになると、ブナ林に囲まれた御神楽岳管理舎(避難小屋)に着きます。小屋には10名ほど泊まれます。水場まで200mの標識があります。往復15分位で冷たい清水が得られます。小屋を過ぎると低木に変わり、ひと登りで石祠のある本名御神楽山頂に着きます。山頂は狭いながら360度の眺めが楽しめ、ようやく御神楽岳本山が望めます。一休みして目的の御神楽岳を目指します。標高差は120mです。登山道は、石祠の少し下から一度下ります。本名御神楽から御神楽岳までは左側は低木の藪、右側は切れ落ちており足元には充分気を付けて行きましょう。50分程で着きます。 御神楽岳山頂からは360度の展望です。磐梯山、飯豊、那須連峰に越後三山、佐渡島まで見渡せ、蝉ヶ平コースの雄大な岸壁と尾根に感動します。帰りは足元に気を付けて往路を御神楽岳登山口まで引き返します。 例年6月の第一日曜日に山開きがあります。これに合わせて林道と登山道が整備されます。6月から7月は新緑、残雪、高山植物、10月は紅葉が楽しめます。8月沢沿いでは、アブ対策が必要です。 (調査、執筆:木田 勉)御神楽岳登山口は、国道252号本名ダム北詰めから三条林道(林道本名室谷線)に入り、約8.5kmのところにあります。 駐車場は、登山口の500m手前にあるみかぐら橋近くに10台分、登山口に5台分あります。みかぐら橋から登山口までは一部悪路です。登山道は御神楽岳登山口の看板横から始まり、林を抜けると霧来沢沿いの登山道をしばらく行きます。水量豊富な乙女の滝が現れ、右から高巻きます。クサリを頼りに川まで降り、再度クサリを頼りにへつり、さらに沢沿いを進み、草場に出ます。6月には、ニリンソウの群落も見られます。ブナ、ナラの巨木もあり、しばらく快適な沢沿いの道を行きます。途中、八丁洗板(ナメ床沢)があります。水辺で一息入れましょう。丸木橋の鞍掛沢を渡渉します。快適な道もここまで。沢から別れこのコース一番の急坂に取り付きます。つづら折れから高度をぐんぐんと稼ぎ、木の根の多い登山道に変わり、杉山ヶ崎の尾根上に出ます。杉山ヶ崎を過ぎると、本名御神楽の峰が望めます。 ここからは、展望を楽しみながら尾根を忠実にたどります。熊打場を過ぎると岩場になり、クサリとロープがあります。ここを登り切ると一休みできるビューポイントとなります。近くには一等三角点のある貉ヶ森山、遠くには平ヶ岳などが望めます。傾斜が緩やかになると、ブナ林に囲まれた御神楽岳管理舎(避難小屋)に着きます。小屋には10名ほど泊まれます。水場まで200mの標識があります。往復15分位で冷たい清水が得られます。小屋を過ぎると低木に変わり、ひと登りで石祠のある本名御神楽山頂に着きます。山頂は狭いながら360度の眺めが楽しめ、ようやく御神楽岳本山が望めます。一休みして目的の御神楽岳を目指します。標高差は120mです。登山道は、石祠の少し下から一度下ります。本名御神楽から御神楽岳までは左側は低木の藪、右側は切れ落ちており足元には充分気を付けて行きましょう。50分程で着きます。 御神楽岳山頂からは360度の展望です。磐梯山、飯豊、那須連峰に越後三山、佐渡島まで見渡せ、蝉ヶ平コースの雄大な岸壁と尾根に感動します。帰りは足元に気を付けて往路を御神楽岳登山口まで引き返します。 例年6月の第一日曜日に山開きがあります。これに合わせて林道と登山道が整備されます。6月から7月は新緑、残雪、高山植物、10月は紅葉が楽しめます。8月沢沿いでは、アブ対策が必要です。 (調査、執筆:木田 勉) -
しらび平から木曽駒ヶ岳・宝剣岳へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 8.9km
しらび平から木曽駒ヶ岳・宝剣岳へ
- 日帰り
- 4時間35分
- 8.9km
千畳敷の駅舎に降り立つと目の前にはそそり立つ岩峰、宝剣岳、足元に広がる千畳敷のお花畑、爽やかな涼風、そこはすでに高山の一角です。自覚症状は少ないですが、ロープウェイで一気に高所に移動した事で、身体はまだ順応していません。歩き出す前にここでゆっくりと準備をしましょう。しばらく千畳敷のお花畑の中を左右の高山植物を観察しながらゆっくり歩きます。剣ヶ池へ下る散策コースを右に分け八丁坂にかかると次第に傾斜がきつくなりコースもジグザグになります。このあたりから乗越浄土までの間は落石に十分注意しながら登りましょう。 オットセイ岩を左に見るころが一番つらいところ。登山者も多く休むところもありません。鉄パイプを利用したステップまで来たらもう少し。振り返るとホテル千畳敷がはるか下に見えます。乗越浄土に出ると正面に中岳、左には宝剣岳が手の届きそうなところに、宝剣山荘、天狗荘も目の前に見えてきます。宝剣山荘のトイレは有料ですが環境保全のためにも用のある人はここで済ませておきましょう。 中岳へはコマクサの増殖地の前を過ぎるとすぐに中岳の巻き道の分岐となります。巻き道は便利だが危険もともなうのでおすすめできません。巻き道を左に分けハイマツの間をゆるやかに登ると巨岩の立ち並ぶ中岳です。ここで初めて駒ヶ岳本峰を見る事が出来ます。 ここから頂上山荘めがけて下ります。頂上山荘前は中央アルプスでは唯一のキャンプ指定地。利用する人は頂上山荘もしくは宝剣山荘に申し込みましょう。水は6月下旬までだと雪渓がありますが(年によって違う)、以後は山荘から供給を受ける事になります。頂上山荘付近はいくつもの道が交差しガスに巻かれたときなどには注意しましょう。石間の道をひと登りでハイマツの上に出て右に回り込むと木曽駒ヶ岳頂上です。頂上には伊那側と木曽側それぞれに駒ヶ岳神社があり、それぞれの地方の山岳信仰に対する歴史を物語ります。 復路は同じコースで帰るのが一番早いですが、馬ノ背方面へ少し下り頂上山荘に帰るコースがおすすめです。ここには特産のヒメウスユキソウ、オヤマノエンドウなどの可憐な花々を見ながら雲上散歩が楽しめます。 宝剣山荘まで戻ったら山荘に荷物を預け宝剣岳を往復しましょう。天狗岩を右に見て北稜に取り付き少し登るとすぐ鎖場です。登り下りの人で混み合うので譲り合いながら慎重に通過しましょう。頂上から出ている小さな稜を乗り越え、鎖に導かれてトラバースし稜線に出て左に回り込むと宝剣岳頂上です。 下りも頂上直下を右に回り込み北稜に戻ります。以前霧の中を下山するとき、この回り込みに気が付かず遭難した例があるので注意しましょう。千畳敷の駅舎に降り立つと目の前にはそそり立つ岩峰、宝剣岳、足元に広がる千畳敷のお花畑、爽やかな涼風、そこはすでに高山の一角です。自覚症状は少ないですが、ロープウェイで一気に高所に移動した事で、身体はまだ順応していません。歩き出す前にここでゆっくりと準備をしましょう。しばらく千畳敷のお花畑の中を左右の高山植物を観察しながらゆっくり歩きます。剣ヶ池へ下る散策コースを右に分け八丁坂にかかると次第に傾斜がきつくなりコースもジグザグになります。このあたりから乗越浄土までの間は落石に十分注意しながら登りましょう。 オットセイ岩を左に見るころが一番つらいところ。登山者も多く休むところもありません。鉄パイプを利用したステップまで来たらもう少し。振り返るとホテル千畳敷がはるか下に見えます。乗越浄土に出ると正面に中岳、左には宝剣岳が手の届きそうなところに、宝剣山荘、天狗荘も目の前に見えてきます。宝剣山荘のトイレは有料ですが環境保全のためにも用のある人はここで済ませておきましょう。 中岳へはコマクサの増殖地の前を過ぎるとすぐに中岳の巻き道の分岐となります。巻き道は便利だが危険もともなうのでおすすめできません。巻き道を左に分けハイマツの間をゆるやかに登ると巨岩の立ち並ぶ中岳です。ここで初めて駒ヶ岳本峰を見る事が出来ます。 ここから頂上山荘めがけて下ります。頂上山荘前は中央アルプスでは唯一のキャンプ指定地。利用する人は頂上山荘もしくは宝剣山荘に申し込みましょう。水は6月下旬までだと雪渓がありますが(年によって違う)、以後は山荘から供給を受ける事になります。頂上山荘付近はいくつもの道が交差しガスに巻かれたときなどには注意しましょう。石間の道をひと登りでハイマツの上に出て右に回り込むと木曽駒ヶ岳頂上です。頂上には伊那側と木曽側それぞれに駒ヶ岳神社があり、それぞれの地方の山岳信仰に対する歴史を物語ります。 復路は同じコースで帰るのが一番早いですが、馬ノ背方面へ少し下り頂上山荘に帰るコースがおすすめです。ここには特産のヒメウスユキソウ、オヤマノエンドウなどの可憐な花々を見ながら雲上散歩が楽しめます。 宝剣山荘まで戻ったら山荘に荷物を預け宝剣岳を往復しましょう。天狗岩を右に見て北稜に取り付き少し登るとすぐ鎖場です。登り下りの人で混み合うので譲り合いながら慎重に通過しましょう。頂上から出ている小さな稜を乗り越え、鎖に導かれてトラバースし稜線に出て左に回り込むと宝剣岳頂上です。 下りも頂上直下を右に回り込み北稜に戻ります。以前霧の中を下山するとき、この回り込みに気が付かず遭難した例があるので注意しましょう。 -
上松Aコースから木曽駒ケ岳へ
- 日帰り
- 8時間40分
- 12.2km
上松Aコースから木曽駒ケ岳へ
- 日帰り
- 8時間40分
- 12.2km
木曽谷から木曽駒ヶ岳への道は、古くから御嶽山信仰登山と合わせて登られていたようでいくつかのルートがあります。ここで紹介する上松Aコースと呼ばれる道は、上高地などで行われる「ウェストン祭」で有名なウォルター・ウェストンが木曽駒ヶ岳登山の際に登り、伊那市へ下山したとされる登山道です。 登山口へはマイカーもしくはタクシーを利用して入ります。休業中の敬神キャンプ場のすぐ上に駐車場があります。歩き始めは砂防工事が行われている滑川沿いを案内表示に従って進みます。林道に出て右に折れると敬神ノ滝小屋(会員制・利用不可)があります。小屋の奥から森の中へと登山道が伸びています。この先水場がほとんどないので、ここで補給しましょう。 展望のきかない樹林帯の急登を黙々と歩き続け少し視界が開けるようになると五合目の金懸小屋につきます。無人の避難小屋ですがきれいで快適な小屋です。この少し先に「金剛水」と呼ばれる水場がありますが、涸れていることもあるので注意が必要です。 一息入れ、再び歩き出すと胸突き八丁の急登に差し掛かります。展望もきかず苦しい登りが続き、木々の隙間から見える山々を心の支えに登り七合目を過ぎ、森林限界が近づくと八合目はもうすぐです。八合目では山頂を巻く横手道の分岐もありますが、天気が良ければ素晴らしい展望の木曽前岳山頂をお勧めします。この辺りは展望だけでなく足元の高山植物も大変きれいなところです。 山頂から少し下ると青い屋根の玉乃窪山荘があります。山荘の前を過ぎ、信仰の登山道であることが納得できる石像に見守られながらもう一登り。今度は赤い屋根の頂上木曽小屋が見えてくれば木曽駒ヶ岳山頂はもうすぐです。すれ違う人もまばらだった登山道とは打って変わって、山頂にはきっと沢山の人がいることでしょう。富士山や北岳をはじめとする国内の3000M峰をほとんど見ることができる素晴らしい眺望が待っています。 ここからの帰り道は、マイカーの方は引き返すのがベストですが、JRや高速バス利用の方は駒ヶ岳ロープウェイを経由してJR駒ケ根駅方面へ下山することもできます。 ロープウェイ方面へは登ってきた道とは反対方向へ下り、中岳を超えて宝剣山荘の前を過ぎ、乗越浄土から千畳敷カールへと下ります。ロープウェイから先は中央道駒ヶ根ICを経由してJR駒ヶ根駅行きのバスが出ています。木曽谷から木曽駒ヶ岳への道は、古くから御嶽山信仰登山と合わせて登られていたようでいくつかのルートがあります。ここで紹介する上松Aコースと呼ばれる道は、上高地などで行われる「ウェストン祭」で有名なウォルター・ウェストンが木曽駒ヶ岳登山の際に登り、伊那市へ下山したとされる登山道です。 登山口へはマイカーもしくはタクシーを利用して入ります。休業中の敬神キャンプ場のすぐ上に駐車場があります。歩き始めは砂防工事が行われている滑川沿いを案内表示に従って進みます。林道に出て右に折れると敬神ノ滝小屋(会員制・利用不可)があります。小屋の奥から森の中へと登山道が伸びています。この先水場がほとんどないので、ここで補給しましょう。 展望のきかない樹林帯の急登を黙々と歩き続け少し視界が開けるようになると五合目の金懸小屋につきます。無人の避難小屋ですがきれいで快適な小屋です。この少し先に「金剛水」と呼ばれる水場がありますが、涸れていることもあるので注意が必要です。 一息入れ、再び歩き出すと胸突き八丁の急登に差し掛かります。展望もきかず苦しい登りが続き、木々の隙間から見える山々を心の支えに登り七合目を過ぎ、森林限界が近づくと八合目はもうすぐです。八合目では山頂を巻く横手道の分岐もありますが、天気が良ければ素晴らしい展望の木曽前岳山頂をお勧めします。この辺りは展望だけでなく足元の高山植物も大変きれいなところです。 山頂から少し下ると青い屋根の玉乃窪山荘があります。山荘の前を過ぎ、信仰の登山道であることが納得できる石像に見守られながらもう一登り。今度は赤い屋根の頂上木曽小屋が見えてくれば木曽駒ヶ岳山頂はもうすぐです。すれ違う人もまばらだった登山道とは打って変わって、山頂にはきっと沢山の人がいることでしょう。富士山や北岳をはじめとする国内の3000M峰をほとんど見ることができる素晴らしい眺望が待っています。 ここからの帰り道は、マイカーの方は引き返すのがベストですが、JRや高速バス利用の方は駒ヶ岳ロープウェイを経由してJR駒ケ根駅方面へ下山することもできます。 ロープウェイ方面へは登ってきた道とは反対方向へ下り、中岳を超えて宝剣山荘の前を過ぎ、乗越浄土から千畳敷カールへと下ります。ロープウェイから先は中央道駒ヶ根ICを経由してJR駒ヶ根駅行きのバスが出ています。 -
伊奈川渓谷から越百山へ
- 日帰り
- 11時間0分
- 13.3km
伊奈川渓谷から越百山へ
- 日帰り
- 11時間0分
- 13.3km
中央アルプスの南に位置する越百山は、百名山を踏破し次への区切りにと登る人たちが増え、隠れた名山となっています。 これまでは木曽側から、飯島町からとそれぞれの良さを持つ対照的な登山道がふたつありました。しかし、近年飯島町からの登山道は整備困難となり、通行止め措置がとられたため、現在は木曽側からの登山道のみとなっています。 国道19号から伊奈川渓谷に入り、伊奈川ダムを越え、今朝沢との合流点に駐車場があります。今朝沢橋を渡り左に空木岳方面、右に越百山方面への標識に導かれ、林道を歩き出しましょう。単調な林道を行き、福栃橋を渡ったところが登山道入口となっています。 福トチ沢沿いに入りすぐの堰堤から、シャクナゲ尾根の斜面を下のコルめがけて登ります。さすがにここは木曽であり、百年を越える木曽檜と広葉樹の混交林が続きます。登山道沿いに細い水がパイプから出ているところを過ぎると、すぐに下のコルに出ます。シャクナゲ尾根の名称が付いていますが、登山道沿いはまばらに見られるだけで意外と少なく、樹木の生長にともない衰退してしまったのではないかと思われます。 はっきりとした尾根道をたどると、ほどなく上のコルに出ますが、標識の字が消えてしまい判別できません。途中展望台の案内板がありますが、ここも樹木の威勢がよく、見通しはききません。 眺望のきかない尾根道が続き、御嶽山見晴台を過ぎるとすぐ上に水場分岐の案内板があり、横を行くと水場は意外と近くにあります。このような標高で水場があるのは助かります。 ここからこのコース一番の急登が始まり、シラビソの根をまたぎ右に左にとジグザグに高度をかせぎます。 「福栃山の横巻き」の看板から尾根を巻くように登り、少し下ると越百小屋の横に出ます。眼前に丸みを帯びた越百山が迫り、左に目をやると南駒ヶ岳と仙涯嶺がそびえます。小屋からシラビソの林をしばらく行くと、やがて森林限界を越え、ハイマツ帯に。視界が開け、足元には赤と黄色の越百小屋が、振り返ると御嶽山、乗鞍岳が、そして遠くには北アルプスまで一望できます。ひと登りで白砂とハイマツの越百山頂上です。 復路は往路を引き返します。中央アルプスの南に位置する越百山は、百名山を踏破し次への区切りにと登る人たちが増え、隠れた名山となっています。 これまでは木曽側から、飯島町からとそれぞれの良さを持つ対照的な登山道がふたつありました。しかし、近年飯島町からの登山道は整備困難となり、通行止め措置がとられたため、現在は木曽側からの登山道のみとなっています。 国道19号から伊奈川渓谷に入り、伊奈川ダムを越え、今朝沢との合流点に駐車場があります。今朝沢橋を渡り左に空木岳方面、右に越百山方面への標識に導かれ、林道を歩き出しましょう。単調な林道を行き、福栃橋を渡ったところが登山道入口となっています。 福トチ沢沿いに入りすぐの堰堤から、シャクナゲ尾根の斜面を下のコルめがけて登ります。さすがにここは木曽であり、百年を越える木曽檜と広葉樹の混交林が続きます。登山道沿いに細い水がパイプから出ているところを過ぎると、すぐに下のコルに出ます。シャクナゲ尾根の名称が付いていますが、登山道沿いはまばらに見られるだけで意外と少なく、樹木の生長にともない衰退してしまったのではないかと思われます。 はっきりとした尾根道をたどると、ほどなく上のコルに出ますが、標識の字が消えてしまい判別できません。途中展望台の案内板がありますが、ここも樹木の威勢がよく、見通しはききません。 眺望のきかない尾根道が続き、御嶽山見晴台を過ぎるとすぐ上に水場分岐の案内板があり、横を行くと水場は意外と近くにあります。このような標高で水場があるのは助かります。 ここからこのコース一番の急登が始まり、シラビソの根をまたぎ右に左にとジグザグに高度をかせぎます。 「福栃山の横巻き」の看板から尾根を巻くように登り、少し下ると越百小屋の横に出ます。眼前に丸みを帯びた越百山が迫り、左に目をやると南駒ヶ岳と仙涯嶺がそびえます。小屋からシラビソの林をしばらく行くと、やがて森林限界を越え、ハイマツ帯に。視界が開け、足元には赤と黄色の越百小屋が、振り返ると御嶽山、乗鞍岳が、そして遠くには北アルプスまで一望できます。ひと登りで白砂とハイマツの越百山頂上です。 復路は往路を引き返します。 -
摺古木自然園から安平路山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 15.6km
摺古木自然園から安平路山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 15.6km
タクシーかマイカーでの入山となります。飯田駅もしくは南木曽駅から大平宿までは問題無いですが、東沢林道は路面が悪く車高のある四輪駆動車が無難です。登山口の大平宿は昭和45年に集団離村し無人となりました。その後地元飯田山岳会などが中心となり「大平宿を残す会」を発足し集落をそのまま保存する運動を起こし、現在も会が維持管理しています。会に申し込めば利用することも可能です。 東沢林道に入り黒川沿いに進みましょう。間もなく舗装も途切れカラマツ林を行き、入沢橋を渡ると飯田市水源取入口です。林道はここからまだまだ長く続きます。林道終点には摺古木自然園休憩舎があり、ここで前泊すると日帰りが出来ます。登山道に入りすぐに急な登りです。次第に傾斜もゆるくなり風穴山を巻くように続きます。小沢を幾つか渡り、アザミ岳を眺めながら登ると分岐へ。右は摺古木山へ直接登る道、分岐を左に進み摺古木展望台へ向かいます。 左に巻きながら登ります。早朝などは朝露で濡れてしまうので、雨具を着用しましょう。高層湿原となっている山稜を行くと2135mのピークとなり、樹林の中では数少ない展望地です。東へ進みシャクナゲのピークを越えササの中を登ると摺古木山です。樹林の山頂ですが1等三角点があります。 山頂を後に急な下りを白ビソ山へ。ササ原と樹林が続く平坦な尾根を進みます。似たようなところが多く白ビソ山頂も案内板に注意していないといつのまにか通り過ぎてしまいます。ササの海に切り開かれた道は整備が進み、実に歩きやすくなりました。 白ビソ山からゆるやかに下り開けたところに安平路避難小屋があります。しっかりとしたログキャビンで快適な小屋です。水場は安平路山へ向かい10分ほどの伊那側に。水場から急な坂を登り尾根に出て左に曲がると、樹林に囲まれた安平路山頂です。 帰路は往路を引き返します。タクシーかマイカーでの入山となります。飯田駅もしくは南木曽駅から大平宿までは問題無いですが、東沢林道は路面が悪く車高のある四輪駆動車が無難です。登山口の大平宿は昭和45年に集団離村し無人となりました。その後地元飯田山岳会などが中心となり「大平宿を残す会」を発足し集落をそのまま保存する運動を起こし、現在も会が維持管理しています。会に申し込めば利用することも可能です。 東沢林道に入り黒川沿いに進みましょう。間もなく舗装も途切れカラマツ林を行き、入沢橋を渡ると飯田市水源取入口です。林道はここからまだまだ長く続きます。林道終点には摺古木自然園休憩舎があり、ここで前泊すると日帰りが出来ます。登山道に入りすぐに急な登りです。次第に傾斜もゆるくなり風穴山を巻くように続きます。小沢を幾つか渡り、アザミ岳を眺めながら登ると分岐へ。右は摺古木山へ直接登る道、分岐を左に進み摺古木展望台へ向かいます。 左に巻きながら登ります。早朝などは朝露で濡れてしまうので、雨具を着用しましょう。高層湿原となっている山稜を行くと2135mのピークとなり、樹林の中では数少ない展望地です。東へ進みシャクナゲのピークを越えササの中を登ると摺古木山です。樹林の山頂ですが1等三角点があります。 山頂を後に急な下りを白ビソ山へ。ササ原と樹林が続く平坦な尾根を進みます。似たようなところが多く白ビソ山頂も案内板に注意していないといつのまにか通り過ぎてしまいます。ササの海に切り開かれた道は整備が進み、実に歩きやすくなりました。 白ビソ山からゆるやかに下り開けたところに安平路避難小屋があります。しっかりとしたログキャビンで快適な小屋です。水場は安平路山へ向かい10分ほどの伊那側に。水場から急な坂を登り尾根に出て左に曲がると、樹林に囲まれた安平路山頂です。 帰路は往路を引き返します。 -
羽広から経ヶ岳へ
- 日帰り
- 8時間0分
- 14.4km
羽広から経ヶ岳へ
- 日帰り
- 8時間0分
- 14.4km
経ヶ岳は、中央アルプス最北端に単独ぎみに存在する山で、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳、南アルプスにちょうど囲まれています。 伊那営業所からバスに乗り羽広で下車し、西へ向かうと仲仙寺に到着します。 伊那市考古資料館を左に見て参道を上がり、この先の、本堂へ続く石段の右側の道を進みます。すぐに林道にぶつかり少し上の分岐を右へ進むと本格的な登山道です。 特別支援学校生が設置したピットや合目標識に従い、カラマツの間を進んでいきます。落ち葉を踏みながらのゆるやかな傾斜の歩きやすい道です。地元の中学生も登る山で、危険箇所はありません。木々の間からは、わずかに下の町が見え、やがて四合目に出ます。右前方向からの大泉の道と合流し、左上方向へ。四合目から五合目にかけてはササが茂っており、滑って転ばないように注意しましょう。この間も比較的ゆるやかな傾斜の道が続きます。 五合目、六合目を過ぎ、はっきりした尾根筋を次第に傾斜を増しながら登って行くと、やがて七合目手前で急登に、小さなピークに出ると七合目です。このあたりからやっと展望が良くなってきます。周りの木がまばらになると立派な石碑の立つ台地に出て、そこが八合目です。先には、経ヶ岳山頂が見えます。 八合目は、このコースでは一番の展望で、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山、遠く北アルプスが一望できます。頂上では余り展望は良くないので、ここで楽しんでいきましょう。八合目から少し登り、広く刈り込まれた明るいササの道を気持ちよく進み、木が増えて急な登りの手前で、右からの黒沢山の道と合流します。黒沢山への道はササが多く、不明瞭です。合流して、ひと登りしたところのピークが九合目で、石仏や石碑がいくつかある奥ノ院跡です。そして、ゆるやかにアップダウンしながら、シラビソの林を抜けて行くと、山頂に到着です。石仏や石碑のある山頂は、周りを木々に囲まれ、展望はあまり良くありません。 下山は同じ道を羽広まで戻ります。経ヶ岳は、中央アルプス最北端に単独ぎみに存在する山で、中央アルプス、御嶽山、乗鞍岳、北アルプス、八ヶ岳、南アルプスにちょうど囲まれています。 伊那営業所からバスに乗り羽広で下車し、西へ向かうと仲仙寺に到着します。 伊那市考古資料館を左に見て参道を上がり、この先の、本堂へ続く石段の右側の道を進みます。すぐに林道にぶつかり少し上の分岐を右へ進むと本格的な登山道です。 特別支援学校生が設置したピットや合目標識に従い、カラマツの間を進んでいきます。落ち葉を踏みながらのゆるやかな傾斜の歩きやすい道です。地元の中学生も登る山で、危険箇所はありません。木々の間からは、わずかに下の町が見え、やがて四合目に出ます。右前方向からの大泉の道と合流し、左上方向へ。四合目から五合目にかけてはササが茂っており、滑って転ばないように注意しましょう。この間も比較的ゆるやかな傾斜の道が続きます。 五合目、六合目を過ぎ、はっきりした尾根筋を次第に傾斜を増しながら登って行くと、やがて七合目手前で急登に、小さなピークに出ると七合目です。このあたりからやっと展望が良くなってきます。周りの木がまばらになると立派な石碑の立つ台地に出て、そこが八合目です。先には、経ヶ岳山頂が見えます。 八合目は、このコースでは一番の展望で、中央アルプス、南アルプス、八ヶ岳、御嶽山、遠く北アルプスが一望できます。頂上では余り展望は良くないので、ここで楽しんでいきましょう。八合目から少し登り、広く刈り込まれた明るいササの道を気持ちよく進み、木が増えて急な登りの手前で、右からの黒沢山の道と合流します。黒沢山への道はササが多く、不明瞭です。合流して、ひと登りしたところのピークが九合目で、石仏や石碑がいくつかある奥ノ院跡です。そして、ゆるやかにアップダウンしながら、シラビソの林を抜けて行くと、山頂に到着です。石仏や石碑のある山頂は、周りを木々に囲まれ、展望はあまり良くありません。 下山は同じ道を羽広まで戻ります。 -
尾越から南木曽岳へ
- 日帰り
- 7時間45分
- 13.1km
尾越から南木曽岳へ
- 日帰り
- 7時間45分
- 13.1km
南木曽岳は独立峰で金時岩、弘法岩、カブト岩など名前の付く岩が多い事からもわかる通り急峻な岩峰です。現在では登山道も整備されコース沿いには木曽五木と呼ばれる木々が生い茂り、中でも、ネズコ、コウヤマキの巨木が多く見られます。 南木曽駅から保神行きのバスに乗り尾越で下車、蘭集落を通り南木曽山麓蘭キャンプ場の案内に従い進みます。集落を過ぎ額付川沿いに登ると蘭キャンプ場です。中央に管理棟があり少し先に、山荘あららぎがあります。さらに登ると第一バンガロー村が、下ると第二オートキャンプ場があり広大なキャンプ施設となっています。 キャンプ場を後にし、川沿いを登り続けると、南木曽岳山麓避難小屋に到着します。駐車場とトイレが併設されその奥にゲートがあり、一般車はここまでとなります。南木曽駅からタクシーだと25分ほど、帰りの予約もできます。 ゲート横から遊歩道に入り、コウヤマキなど樹木の案内を見ながら進み、再び林道へ。南木曽岳を正面に見ながら登り、林道が大きく右カーブするところから山道に入ります。小さな沢を渡りしばらくすると、下山道分岐に到着です。南木曽岳は、はっきりした周回コースとなっています。向かって左は登り専用となり岩場、鎖場を通り、頂上、避難小屋、摩利支天を経由してここに戻ってくる最後まで飽きさせないコースです。 しばらくは沢沿いに登り金時の洞窟、喉の滝の案内板を見ながら進みます。檜やネズコの立ち並ぶ尾根に出ると、傾斜が急になり第一のクサリ場、第二のクサリ場と続き息つく間もありません。右上にカブト岩を見ると、神戸からの道と合流しササの尾根をひと登りで南木曽岳頂上です。三角点はあるものの樹林に囲まれ地形的にもはっきりしない地味な山頂です。すぐ先に見晴台があり、木曽の山々の奥に御嶽山がどっしりと構えその雄大さを見せています。 眺望を楽しんだら先に進みましょう。まばらになった樹間を抜けるとのびやかなササの高原となります。ササの海に浮かぶように建つ南木曽岳避難小屋の周辺には、大きな花崗岩が点在し独特な景観をつくり出しています。ササの海を回り摩利支天をめざします。摩利支天は分岐点から5分ほど、岩に這い上がれば蘭の里、南木曽温泉、恵那山などが望めます。 下山道も急です。足元に気を配りながら下山道分岐まで戻り、林道に出て往路を尾越までたどります。南木曽岳は独立峰で金時岩、弘法岩、カブト岩など名前の付く岩が多い事からもわかる通り急峻な岩峰です。現在では登山道も整備されコース沿いには木曽五木と呼ばれる木々が生い茂り、中でも、ネズコ、コウヤマキの巨木が多く見られます。 南木曽駅から保神行きのバスに乗り尾越で下車、蘭集落を通り南木曽山麓蘭キャンプ場の案内に従い進みます。集落を過ぎ額付川沿いに登ると蘭キャンプ場です。中央に管理棟があり少し先に、山荘あららぎがあります。さらに登ると第一バンガロー村が、下ると第二オートキャンプ場があり広大なキャンプ施設となっています。 キャンプ場を後にし、川沿いを登り続けると、南木曽岳山麓避難小屋に到着します。駐車場とトイレが併設されその奥にゲートがあり、一般車はここまでとなります。南木曽駅からタクシーだと25分ほど、帰りの予約もできます。 ゲート横から遊歩道に入り、コウヤマキなど樹木の案内を見ながら進み、再び林道へ。南木曽岳を正面に見ながら登り、林道が大きく右カーブするところから山道に入ります。小さな沢を渡りしばらくすると、下山道分岐に到着です。南木曽岳は、はっきりした周回コースとなっています。向かって左は登り専用となり岩場、鎖場を通り、頂上、避難小屋、摩利支天を経由してここに戻ってくる最後まで飽きさせないコースです。 しばらくは沢沿いに登り金時の洞窟、喉の滝の案内板を見ながら進みます。檜やネズコの立ち並ぶ尾根に出ると、傾斜が急になり第一のクサリ場、第二のクサリ場と続き息つく間もありません。右上にカブト岩を見ると、神戸からの道と合流しササの尾根をひと登りで南木曽岳頂上です。三角点はあるものの樹林に囲まれ地形的にもはっきりしない地味な山頂です。すぐ先に見晴台があり、木曽の山々の奥に御嶽山がどっしりと構えその雄大さを見せています。 眺望を楽しんだら先に進みましょう。まばらになった樹間を抜けるとのびやかなササの高原となります。ササの海に浮かぶように建つ南木曽岳避難小屋の周辺には、大きな花崗岩が点在し独特な景観をつくり出しています。ササの海を回り摩利支天をめざします。摩利支天は分岐点から5分ほど、岩に這い上がれば蘭の里、南木曽温泉、恵那山などが望めます。 下山道も急です。足元に気を配りながら下山道分岐まで戻り、林道に出て往路を尾越までたどります。