【日帰り】の登山コースガイド

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検索結果851件中  541-560件
  • 杣谷道から摩耶山へ

    杣谷道から摩耶山へ

    杣谷は別名「カスケードバレイ」といい、急峻な六甲南面ならではの、多くの小滝が連続する谷でした。残念ながら現在ほとんどの滝は砂防堰堤に姿を変え、かつての面影はありませんが、それでもせせらぎを間近に感じながらの道は爽やかで心地よいです。何度か流れを渡る沢沿いのコースなので、大雨の後などは増水して渡れないこともあります。天候には充分注意して下さい。 幕末の頃、兵庫開港にともない、参勤交代の西国大名が外国人とトラブルを起こさないように港を迂回する「徳川道」が作られました。明石付近から山中を通り、再び西国街道に合流するのは今の御影公会堂のあたりです。この道は完成の二日後に幕府が倒れ、公式には一度も使われることのなかった奇遇な道ですが、現在はハイキングコースとして多くの人に親しまれています。 阪急六甲駅から北西にバス道を進み、「六甲登山口」交差点を西へ。護国神社前を過ぎ、川を渡った次の角を山側へ曲がります。急な登り坂の突きあたりが登山道入口で、砂防堰堤の脇から杣谷の右岸を登る道へと入っていきます。 杣谷入口から杣谷峠までは標高差400m近い登りですが、飛び石で流れを渡ったり、ちょっとした岩場を越えたり、小さな滝が出てきたりと変化に富み、飽きることがありません。後半は階段が続きくたびれますが、杣谷峠で長峰山からの道と合流、奥摩耶ドライブウェイ、アゴニー坂を経由して摩耶山に向かいます。 摩耶山掬星台からは、まやビューラインのほか、山寺尾根、天狗道、桜谷など多くのコースも選べますが、ここでは最も短い上野道を下ります。 掬星台北側を西へ進むとすぐ四つ辻、灯籠脇から南へ石段を下るのが上野道・青谷道です(東は天狗道、北は桜谷となります)。 摩耶山史跡公園から長い石段を下ります。最初の踊り場を右へ入ると「旧摩耶の大杉さん」があります。昭和51年に天上寺が火災で全焼したあと、大火の影響か、次第に樹勢が衰えて枯死してしまった杉の大木です。 山門を過ぎた先で直進する青谷道と分かれ、上野道は南東へ分岐します。森の中を下り、右手に展望が開けたベンチのある広場を過ぎるとまた左右に道が分かれますが、直進するとビューライン虹の駅、右に折れると駅を通らず下る道で下部で合流します。 五鬼城山展望公園まで下ると、眼下に街並みが迫ってきます。園内下部で道が左右に分かれますが、東へ進むと摩耶ケーブル駅に出ます。
    杣谷は別名「カスケードバレイ」といい、急峻な六甲南面ならではの、多くの小滝が連続する谷でした。残念ながら現在ほとんどの滝は砂防堰堤に姿を変え、かつての面影はありませんが、それでもせせらぎを間近に感じながらの道は爽やかで心地よいです。何度か流れを渡る沢沿いのコースなので、大雨の後などは増水して渡れないこともあります。天候には充分注意して下さい。 幕末の頃、兵庫開港にともない、参勤交代の西国大名が外国人とトラブルを起こさないように港を迂回する「徳川道」が作られました。明石付近から山中を通り、再び西国街道に合流するのは今の御影公会堂のあたりです。この道は完成の二日後に幕府が倒れ、公式には一度も使われることのなかった奇遇な道ですが、現在はハイキングコースとして多くの人に親しまれています。 阪急六甲駅から北西にバス道を進み、「六甲登山口」交差点を西へ。護国神社前を過ぎ、川を渡った次の角を山側へ曲がります。急な登り坂の突きあたりが登山道入口で、砂防堰堤の脇から杣谷の右岸を登る道へと入っていきます。 杣谷入口から杣谷峠までは標高差400m近い登りですが、飛び石で流れを渡ったり、ちょっとした岩場を越えたり、小さな滝が出てきたりと変化に富み、飽きることがありません。後半は階段が続きくたびれますが、杣谷峠で長峰山からの道と合流、奥摩耶ドライブウェイ、アゴニー坂を経由して摩耶山に向かいます。 摩耶山掬星台からは、まやビューラインのほか、山寺尾根、天狗道、桜谷など多くのコースも選べますが、ここでは最も短い上野道を下ります。 掬星台北側を西へ進むとすぐ四つ辻、灯籠脇から南へ石段を下るのが上野道・青谷道です(東は天狗道、北は桜谷となります)。 摩耶山史跡公園から長い石段を下ります。最初の踊り場を右へ入ると「旧摩耶の大杉さん」があります。昭和51年に天上寺が火災で全焼したあと、大火の影響か、次第に樹勢が衰えて枯死してしまった杉の大木です。 山門を過ぎた先で直進する青谷道と分かれ、上野道は南東へ分岐します。森の中を下り、右手に展望が開けたベンチのある広場を過ぎるとまた左右に道が分かれますが、直進するとビューライン虹の駅、右に折れると駅を通らず下る道で下部で合流します。 五鬼城山展望公園まで下ると、眼下に街並みが迫ってきます。園内下部で道が左右に分かれますが、東へ進むと摩耶ケーブル駅に出ます。
  • 旧摩耶道から摩耶山へ

    旧摩耶道から摩耶山へ

    真っ白な布を垂らしたように見える雄大な布引の滝は、平安の昔から多くの和歌にも詠まれてきた屈指の名瀑です。この滝で修業をした役行者が開いた「滝勝寺」という寺がかつて近くの熊内にあり、摩耶山天上寺と“兄弟寺”として両方に詣でる風習があったそうです。その参詣道だったのが旧摩耶道。一時廃れていましたが、地元の毎日登山会の人々によって整備されました。 JR新神戸駅の南側を東へ。1つ目の橋を北へ進み、新幹線の跨線橋を渡り、右手にある灯籠を東へ入ります。瀟洒な住宅街の西端に出たところで左折して階段を登ります。雷声寺境内へ続く石段を登ります。一番上の段まで行くと右手に不動尊が祀られていて、その右脇から登山道となります。 雷声寺からの山道は、はじめは傾斜がきつく、尾根上に出ると緩やかで歩きやすい道になります。山腹をしばらく進むと、学校林道分岐。ここから先、行者堂跡までは多少のアップダウンはありますが、ほぼ水平に道がつけられています。 建物跡を過ぎ行者堂跡地の広場に出ます。ここで青谷道と合流し、摩耶山史跡公園への登りが始まります。 階段が多く大変ですが、深い樹林の中なので森林浴を楽しみながら登れます。上野道と合流するとほどなく旧天上寺山門に着きます。長い石段の登り途中、左手に「旧摩耶の大杉さん」という巨木があります。枯れていてもなお存在感がある大きな杉の木です。 大杉さんからひと登りで摩耶山史跡公園。かつて天上寺のあった場所で、本堂跡の基壇などわずかに往時の痕跡が残っています。振り返ると、樹林の間から街並みが見下ろせ、進行方向には摩耶山頂が借景のように望めます。史跡公園から先は、掬星台へダイレクトに続く右の道と、奥之院跡から摩耶山頂を経由する左の道のどちらも取ることができます。下りは「まやビューライン」を利用、ロープウェーとケーブルカーを乗り継いで下山します。
    真っ白な布を垂らしたように見える雄大な布引の滝は、平安の昔から多くの和歌にも詠まれてきた屈指の名瀑です。この滝で修業をした役行者が開いた「滝勝寺」という寺がかつて近くの熊内にあり、摩耶山天上寺と“兄弟寺”として両方に詣でる風習があったそうです。その参詣道だったのが旧摩耶道。一時廃れていましたが、地元の毎日登山会の人々によって整備されました。 JR新神戸駅の南側を東へ。1つ目の橋を北へ進み、新幹線の跨線橋を渡り、右手にある灯籠を東へ入ります。瀟洒な住宅街の西端に出たところで左折して階段を登ります。雷声寺境内へ続く石段を登ります。一番上の段まで行くと右手に不動尊が祀られていて、その右脇から登山道となります。 雷声寺からの山道は、はじめは傾斜がきつく、尾根上に出ると緩やかで歩きやすい道になります。山腹をしばらく進むと、学校林道分岐。ここから先、行者堂跡までは多少のアップダウンはありますが、ほぼ水平に道がつけられています。 建物跡を過ぎ行者堂跡地の広場に出ます。ここで青谷道と合流し、摩耶山史跡公園への登りが始まります。 階段が多く大変ですが、深い樹林の中なので森林浴を楽しみながら登れます。上野道と合流するとほどなく旧天上寺山門に着きます。長い石段の登り途中、左手に「旧摩耶の大杉さん」という巨木があります。枯れていてもなお存在感がある大きな杉の木です。 大杉さんからひと登りで摩耶山史跡公園。かつて天上寺のあった場所で、本堂跡の基壇などわずかに往時の痕跡が残っています。振り返ると、樹林の間から街並みが見下ろせ、進行方向には摩耶山頂が借景のように望めます。史跡公園から先は、掬星台へダイレクトに続く右の道と、奥之院跡から摩耶山頂を経由する左の道のどちらも取ることができます。下りは「まやビューライン」を利用、ロープウェーとケーブルカーを乗り継いで下山します。
  • 大師道から森林植物園へ

    大師道から森林植物園へ

    六甲山は明治以降に開かれたハイカラな山という印象を持っている人が多いようですが、じつは古い歴史を秘めた場所も少なくありません。天上寺のある摩耶山と並んで、古い歴史があるのが再度山です。弘法大師空海が、遣唐使として旅立つ前に無事を祈願するために訪れ、帰国後に再度訪れたとの故事から「再度山」と名づけられたそうです。その再度山にあるのが古刹大龍寺で、参道として利用されてきた道が「大師道」と呼ばれています。 地下鉄県庁前駅、JR・阪神電鉄の元町駅から徒歩約15分の「花と緑のまち推進センター」西側にある公園の西角に大師道起点の石板があります。山手大の南東角に「丁石」がひっそりと建ち、この道が参道であることを示しています。しばらくは傾斜のかなりきつい舗装路です。住宅が途切れ、公衆トイレ前の橋を渡り左岸を進みます。少し開けた河原の向かいには燈籠茶屋がありましたが2023年末に閉店となりました。 燈籠茶屋跡を過ぎるといよいよ山道らしい雰囲気になり、丁石を数えながら登っていくと舗装路に出て猩々池のほとりに出ます。Cafe&Bar Takibi Nekoの前を過ぎると、いよいよ大龍寺までの最後の登りです。 大龍寺の仁王門下を横切る全山縦走路に入って再度越から再度公園を目指しますが、お寺でお詣りしてから境内を通り抜け再度山の頂を越えて行くこともできます。 再度山の西側を南北に通るのが再度越で、全山縦走路を経由して行く場合、明瞭なコル地形の分岐を北へ右折します。下りきったところにあるのが修法ヶ原池で、周辺一帯が再度公園。広々とした休憩ポイントです。 ログハウス「風楽山荘」前から車道を北へ進み、広場の端を西へ。仙人谷から洞川湖の東側を通り、車道に出たら左折し、学習の森に入って北へ進みます。再度ドライブウェイに出ると、森林植物園西口です。正門前より神戸電鉄北鈴蘭台行きの無料送迎バスが出ています。三宮へは桜森町バスセンターからみなと観光バスが便利です。詳しくは園の案内を参照してください。4~11月の土日祝日は神戸三宮駅からの神戸市バスが運行しているのでこれを使うのもいいでしょう。
    六甲山は明治以降に開かれたハイカラな山という印象を持っている人が多いようですが、じつは古い歴史を秘めた場所も少なくありません。天上寺のある摩耶山と並んで、古い歴史があるのが再度山です。弘法大師空海が、遣唐使として旅立つ前に無事を祈願するために訪れ、帰国後に再度訪れたとの故事から「再度山」と名づけられたそうです。その再度山にあるのが古刹大龍寺で、参道として利用されてきた道が「大師道」と呼ばれています。 地下鉄県庁前駅、JR・阪神電鉄の元町駅から徒歩約15分の「花と緑のまち推進センター」西側にある公園の西角に大師道起点の石板があります。山手大の南東角に「丁石」がひっそりと建ち、この道が参道であることを示しています。しばらくは傾斜のかなりきつい舗装路です。住宅が途切れ、公衆トイレ前の橋を渡り左岸を進みます。少し開けた河原の向かいには燈籠茶屋がありましたが2023年末に閉店となりました。 燈籠茶屋跡を過ぎるといよいよ山道らしい雰囲気になり、丁石を数えながら登っていくと舗装路に出て猩々池のほとりに出ます。Cafe&Bar Takibi Nekoの前を過ぎると、いよいよ大龍寺までの最後の登りです。 大龍寺の仁王門下を横切る全山縦走路に入って再度越から再度公園を目指しますが、お寺でお詣りしてから境内を通り抜け再度山の頂を越えて行くこともできます。 再度山の西側を南北に通るのが再度越で、全山縦走路を経由して行く場合、明瞭なコル地形の分岐を北へ右折します。下りきったところにあるのが修法ヶ原池で、周辺一帯が再度公園。広々とした休憩ポイントです。 ログハウス「風楽山荘」前から車道を北へ進み、広場の端を西へ。仙人谷から洞川湖の東側を通り、車道に出たら左折し、学習の森に入って北へ進みます。再度ドライブウェイに出ると、森林植物園西口です。正門前より神戸電鉄北鈴蘭台行きの無料送迎バスが出ています。三宮へは桜森町バスセンターからみなと観光バスが便利です。詳しくは園の案内を参照してください。4~11月の土日祝日は神戸三宮駅からの神戸市バスが運行しているのでこれを使うのもいいでしょう。
  • トゥエンティクロスから摩耶山へ

    トゥエンティクロスから摩耶山へ

    摩耶山へのコースには、前述の旧摩耶道をはじめ、全山縦走路でもある稲妻坂・天狗道、黒岩尾根など多くの選択肢があります。ここでは、その中でも距離は長めですが、変化に富んで歩くのが楽しいトゥエンティクロスを紹介します。 本コースは布引の滝から源流を目指して歩く沢筋の道で、飛び石で川を何度か渡ります。メジャーコースなので歩きやすく整備されていますが、雨天後は増水すると通れなくなることもあるので、状況をよく見て、無理のないように歩きましょう。 JR新神戸駅が起点ですが、国内でも新幹線の駅が登山口になっているところは珍しいかもしれません。改札階の1フロア下、バス乗り場のある階で駅舎東側に出て、新幹線の高架下をくぐって山側へ進みます。少し登って砂子橋というレトロな橋を渡り左へ。左右2ルートありますが、雌滝へ立ち寄るなら左側へ。 布引の滝を詠んだ和歌の歌碑が並ぶ道を進んで行くと、ひときわ大きな雄滝が現れます。迫力ある滝を眺めながら滝の右側を登ると「おんたき茶屋」です。店の前を通り抜け、下から登って来る道と合流した先に景色のいい「みはらし展望台」があります。 上流へ向かうと、しばらくは平坦な道となり、やがて布引ダムの下へ。国の重要文化財にも指定されていて歴史を感じるダムです。 ダムの右側を登り、貯水池に沿ってさらに上流へ。しばらく歩くと「櫻茶屋」という茶店があり(土、日、祝日の営業)、この付近は市ヶ原と呼ばれています。広々としていて、良い休憩ポイントです。この先、分岐がいくつも続きますが、道標がしっかりしているので、確認しながら「トゥエンティクロス」方面へ進みましょう。全山縦走路、地蔵谷、黒岩尾根などの分岐を過ぎ、川沿いを歩きます。飛び石も何度かあって楽しいところです。 森林植物園東口の分岐を過ぎ、左からヌケ谷道が合流する分岐を東へ。この先は「徳川道」となり、桜谷分岐までなだらかで歩きやすい道が続きます。 桜谷分岐から、本流に沿って続く徳川道と分かれ、右手の支流となる桜谷道を登ります。南東に向かってのびる沢道を登って行くと、摩耶自然観察園に導かれます。お釈迦様誕生の際に龍神が産湯を運んだといわれる湧水「産湯の井」や、あじさい池など散策が楽しい自然公園で、園内を抜けて摩耶山掬星台に出ます。
    摩耶山へのコースには、前述の旧摩耶道をはじめ、全山縦走路でもある稲妻坂・天狗道、黒岩尾根など多くの選択肢があります。ここでは、その中でも距離は長めですが、変化に富んで歩くのが楽しいトゥエンティクロスを紹介します。 本コースは布引の滝から源流を目指して歩く沢筋の道で、飛び石で川を何度か渡ります。メジャーコースなので歩きやすく整備されていますが、雨天後は増水すると通れなくなることもあるので、状況をよく見て、無理のないように歩きましょう。 JR新神戸駅が起点ですが、国内でも新幹線の駅が登山口になっているところは珍しいかもしれません。改札階の1フロア下、バス乗り場のある階で駅舎東側に出て、新幹線の高架下をくぐって山側へ進みます。少し登って砂子橋というレトロな橋を渡り左へ。左右2ルートありますが、雌滝へ立ち寄るなら左側へ。 布引の滝を詠んだ和歌の歌碑が並ぶ道を進んで行くと、ひときわ大きな雄滝が現れます。迫力ある滝を眺めながら滝の右側を登ると「おんたき茶屋」です。店の前を通り抜け、下から登って来る道と合流した先に景色のいい「みはらし展望台」があります。 上流へ向かうと、しばらくは平坦な道となり、やがて布引ダムの下へ。国の重要文化財にも指定されていて歴史を感じるダムです。 ダムの右側を登り、貯水池に沿ってさらに上流へ。しばらく歩くと「櫻茶屋」という茶店があり(土、日、祝日の営業)、この付近は市ヶ原と呼ばれています。広々としていて、良い休憩ポイントです。この先、分岐がいくつも続きますが、道標がしっかりしているので、確認しながら「トゥエンティクロス」方面へ進みましょう。全山縦走路、地蔵谷、黒岩尾根などの分岐を過ぎ、川沿いを歩きます。飛び石も何度かあって楽しいところです。 森林植物園東口の分岐を過ぎ、左からヌケ谷道が合流する分岐を東へ。この先は「徳川道」となり、桜谷分岐までなだらかで歩きやすい道が続きます。 桜谷分岐から、本流に沿って続く徳川道と分かれ、右手の支流となる桜谷道を登ります。南東に向かってのびる沢道を登って行くと、摩耶自然観察園に導かれます。お釈迦様誕生の際に龍神が産湯を運んだといわれる湧水「産湯の井」や、あじさい池など散策が楽しい自然公園で、園内を抜けて摩耶山掬星台に出ます。
  • 妙法寺から馬の背を経て塩屋へ

    妙法寺から馬の背を経て塩屋へ

    東西に長い六甲山地の一番西端の山塊は「須磨アルプス」と呼ばれ、海に近く独特の明るい雰囲気です。横尾山で標高312m、そのほかのピークは200m台の低山ですが、荒々しい岩場や、海を見渡す絶景ありと、魅力的なコースです。ここでは東から西へ縦走し、最後は海へ向かって下るプランを紹介します。 地下鉄妙法寺駅から出発。改札を出て左手に進み、バス道を南へ。道が右に大きくカーブして、右手に横尾小学校があるT字路を左へ。突き当りの市営横尾住宅の端から、東山への登山道が始まります。 つづら折りの山道を登って行くと、馬の背が一望できる東山に着きます。ここからいよいよ露岩帯へと入ります。 馬の背は風化花崗岩のやせ尾根で、幅の狭いところは一本橋のようにも見えます。スリリングですが、非日常的な風景が印象的で、海を望む眺望も素晴らしい箇所です。狭い場所では行き違いができないので、ゆずりあって慎重に歩きましょう。 露岩帯を過ぎ、階段を登りきったあたりで振り返ると、馬の背の全景と、高取山のすっきりとした姿が一望できます。その先は樹林帯になり、ところどころ岩場を登りつつ横尾山へ。狭い山頂ですが、三角点があり、南側には海も見えます。 コルに下って登り返して栂尾山へ。展望台があり、淡路島から神戸の街並みまで一望できます。 栂尾山の直下で須磨離宮公園方面への道が分岐しますが、ここでは右の全山縦走路へ。やがて最初の難関とされる「400段階段」。実際には途中から横にそれるので350段ほどですが、正面には遮るもののない眺望が広がります。 陸橋を渡って高倉台の団地を通り抜けると、今度は登りの階段です。上にはおらが茶屋があり、建物の屋上は展望台になっています。ここを過ぎるとウバメガシの樹林帯となり、鉄拐山へ。このピークを通らず、北側を水平にショートカットもできます。 源平合戦の「一ノ谷」を示す看板を過ぎると最後の旗振山。かつて大阪の米相場を旗振りによって伝えられていた山というだけあって眺望がよく、明石海峡が目の前に迫ります。ここから須磨浦公園駅に下れますが、本来の全山縦走路をさらに西へ。毘沙門天・山王神社前を経由して塩屋川沿いからJR塩屋駅へと下ります。駅の北側にある商店街のカフェやカレーもお薦めです。
    東西に長い六甲山地の一番西端の山塊は「須磨アルプス」と呼ばれ、海に近く独特の明るい雰囲気です。横尾山で標高312m、そのほかのピークは200m台の低山ですが、荒々しい岩場や、海を見渡す絶景ありと、魅力的なコースです。ここでは東から西へ縦走し、最後は海へ向かって下るプランを紹介します。 地下鉄妙法寺駅から出発。改札を出て左手に進み、バス道を南へ。道が右に大きくカーブして、右手に横尾小学校があるT字路を左へ。突き当りの市営横尾住宅の端から、東山への登山道が始まります。 つづら折りの山道を登って行くと、馬の背が一望できる東山に着きます。ここからいよいよ露岩帯へと入ります。 馬の背は風化花崗岩のやせ尾根で、幅の狭いところは一本橋のようにも見えます。スリリングですが、非日常的な風景が印象的で、海を望む眺望も素晴らしい箇所です。狭い場所では行き違いができないので、ゆずりあって慎重に歩きましょう。 露岩帯を過ぎ、階段を登りきったあたりで振り返ると、馬の背の全景と、高取山のすっきりとした姿が一望できます。その先は樹林帯になり、ところどころ岩場を登りつつ横尾山へ。狭い山頂ですが、三角点があり、南側には海も見えます。 コルに下って登り返して栂尾山へ。展望台があり、淡路島から神戸の街並みまで一望できます。 栂尾山の直下で須磨離宮公園方面への道が分岐しますが、ここでは右の全山縦走路へ。やがて最初の難関とされる「400段階段」。実際には途中から横にそれるので350段ほどですが、正面には遮るもののない眺望が広がります。 陸橋を渡って高倉台の団地を通り抜けると、今度は登りの階段です。上にはおらが茶屋があり、建物の屋上は展望台になっています。ここを過ぎるとウバメガシの樹林帯となり、鉄拐山へ。このピークを通らず、北側を水平にショートカットもできます。 源平合戦の「一ノ谷」を示す看板を過ぎると最後の旗振山。かつて大阪の米相場を旗振りによって伝えられていた山というだけあって眺望がよく、明石海峡が目の前に迫ります。ここから須磨浦公園駅に下れますが、本来の全山縦走路をさらに西へ。毘沙門天・山王神社前を経由して塩屋川沿いからJR塩屋駅へと下ります。駅の北側にある商店街のカフェやカレーもお薦めです。
  • 塩屋~妙法寺

    塩屋~妙法寺

    JR塩屋駅から北側の商店街を抜け、毘沙門堂への案内を目印に進みます。山道から階段の登りが続き、視界が開けて右手に鉢伏山が見えます。ふんすいランドを抜けると旗振山の山頂。義経道の分岐を過ぎ、三俣の分岐点があります。鉄拐山を後にしばらく平地を歩くと公園に入り、高倉台の団地へ続く階段を下ります。 高倉台団地を抜け、今度は約400段の階段を登り、栂尾山の山頂へ。デッキからの展望は抜群です。 ここから「須磨アルプス」と呼ばれる稜線歩きになり、横尾山を過ぎると岩稜の風景が広がります。名勝馬の背を経て東山へ。東山の北側を降り、住宅街に出て妙法寺駅へ向かいます。 妙法寺駅手前、信号を渡り、植え込みの柵が終わる箇所に全山縦走路の看板があり、高取山へ向かう場合は、ここを右に曲がります。
    JR塩屋駅から北側の商店街を抜け、毘沙門堂への案内を目印に進みます。山道から階段の登りが続き、視界が開けて右手に鉢伏山が見えます。ふんすいランドを抜けると旗振山の山頂。義経道の分岐を過ぎ、三俣の分岐点があります。鉄拐山を後にしばらく平地を歩くと公園に入り、高倉台の団地へ続く階段を下ります。 高倉台団地を抜け、今度は約400段の階段を登り、栂尾山の山頂へ。デッキからの展望は抜群です。 ここから「須磨アルプス」と呼ばれる稜線歩きになり、横尾山を過ぎると岩稜の風景が広がります。名勝馬の背を経て東山へ。東山の北側を降り、住宅街に出て妙法寺駅へ向かいます。 妙法寺駅手前、信号を渡り、植え込みの柵が終わる箇所に全山縦走路の看板があり、高取山へ向かう場合は、ここを右に曲がります。
  • 妙法寺~鵯越

    妙法寺~鵯越

    妙法寺駅から高速道路を越えて妙法寺へ。小学校交差点を直進し、カーブ手前を右へ。住宅街の細道には要所に小さな道標があるので見落とさないよう進みます。畑の脇を登り、公園手前を右に進み山道へ。急登を登りきると西側の展望がすばらしい荒熊神社に出ます。道標に従って進み、全山縦走路の石碑がある高取神社入口を右折、神社には入らず外側を歩きます。しばらく進むと石道に合流し、安井茶屋横広場のトイレの北側を下ります。高取山を下って鷹取橋東詰交差点へ。ここからは複雑な住宅街を進むので道標をしっかり確認のこと。 特に注意が必要なのは、西丸山町3丁目(幼稚園の横を通る)と、大日丘町2丁目のY字路を右に進む箇所です。※住宅街では電柱に白黒のサインが巻かれています。
    妙法寺駅から高速道路を越えて妙法寺へ。小学校交差点を直進し、カーブ手前を右へ。住宅街の細道には要所に小さな道標があるので見落とさないよう進みます。畑の脇を登り、公園手前を右に進み山道へ。急登を登りきると西側の展望がすばらしい荒熊神社に出ます。道標に従って進み、全山縦走路の石碑がある高取神社入口を右折、神社には入らず外側を歩きます。しばらく進むと石道に合流し、安井茶屋横広場のトイレの北側を下ります。高取山を下って鷹取橋東詰交差点へ。ここからは複雑な住宅街を進むので道標をしっかり確認のこと。 特に注意が必要なのは、西丸山町3丁目(幼稚園の横を通る)と、大日丘町2丁目のY字路を右に進む箇所です。※住宅街では電柱に白黒のサインが巻かれています。
  • 鵯越~市ヶ原

    鵯越~市ヶ原

    鵯越駅の東側から平坦な山道を歩き、舗装路を左へ進みます。しばらく進み右に下る小道へ。川沿いの舗装路で、高架橋をくぐると水道局の施設があります(トイレ借用可)。施設の外周に添うように進み、舗装路終点の階段を登って山道へ。やがて整備された道になり、ダムの下の橋を越えると菊水山の取付です。 菊水山は全山縦走路の難関の1つで、山頂まで急登の階段が続きます。山頂にあるアンテナ下のデッキからはこれまで歩いてきた山並みが見えます。 分岐に注意して下り、天王吊橋を渡って鍋蓋山へ。はじめは急登ですが、鍋蓋山山頂が近づくとなだらかになり、神戸の市街地が一望、六甲山と海の景色が広がります。 鍋蓋山からは、緩やかなアップダウンで大龍寺山門前へ。ドライブウェイを横断し、舗装路を下ると市ヶ原です。
    鵯越駅の東側から平坦な山道を歩き、舗装路を左へ進みます。しばらく進み右に下る小道へ。川沿いの舗装路で、高架橋をくぐると水道局の施設があります(トイレ借用可)。施設の外周に添うように進み、舗装路終点の階段を登って山道へ。やがて整備された道になり、ダムの下の橋を越えると菊水山の取付です。 菊水山は全山縦走路の難関の1つで、山頂まで急登の階段が続きます。山頂にあるアンテナ下のデッキからはこれまで歩いてきた山並みが見えます。 分岐に注意して下り、天王吊橋を渡って鍋蓋山へ。はじめは急登ですが、鍋蓋山山頂が近づくとなだらかになり、神戸の市街地が一望、六甲山と海の景色が広がります。 鍋蓋山からは、緩やかなアップダウンで大龍寺山門前へ。ドライブウェイを横断し、舗装路を下ると市ヶ原です。
  • 市ヶ原~摩耶山

    市ヶ原~摩耶山

    市ヶ原を過ぎると摩耶山まではトイレも水場もないので注意しましょう。北に進み、堰堤を巻く階段を登り切った分岐を右に進みます。稲妻坂を登り、ここからは縦走路で一番厳しい登りともいわれるパートの天狗道を登ります。 ハーブ園への分岐を経て、学校林道分岐を過ぎると反射板が現れます。ここは本区間の中間点です。アップダウンを繰り返し露岩帯の登りを進み摩耶山山頂を目指します。大きなアンテナが現れ、掬星台へ到着します。神戸市街地の眺めが良い場所でカフェやトイレもあり、ケーブルカー・ロープウェイで下山も可能です。
    市ヶ原を過ぎると摩耶山まではトイレも水場もないので注意しましょう。北に進み、堰堤を巻く階段を登り切った分岐を右に進みます。稲妻坂を登り、ここからは縦走路で一番厳しい登りともいわれるパートの天狗道を登ります。 ハーブ園への分岐を経て、学校林道分岐を過ぎると反射板が現れます。ここは本区間の中間点です。アップダウンを繰り返し露岩帯の登りを進み摩耶山山頂を目指します。大きなアンテナが現れ、掬星台へ到着します。神戸市街地の眺めが良い場所でカフェやトイレもあり、ケーブルカー・ロープウェイで下山も可能です。
  • 摩耶山~記念碑台

    摩耶山~記念碑台

    掬星台北東側の階段を下って北に進み「オテル・ド・摩耶」跡の前を通り抜け階段を登ると摩耶山天上寺の裏手へ、また少し登った後、アゴニー坂を下り車道を渡って歩道を右に進みます。 穂高湖の入口を過ぎ、杣谷峠で再び現れる穂高湖の入口にトイレがあります。5分ほどで神戸市立自然の家そうぞうのすみかに到着、横断歩道を渡りバス停の前から、階段を登ります。サウスロードとの分岐を三国池方面へ。階段を登り切ると左手に東屋、そしてドライブウェイに出ます。カーブ途中なので横断に注意が必要です。三国池手前を右に進むとすぐ舗装路に出ますが、ここからは別荘地の中となるので、道標をしっかり確認して進みましょう。 別荘地を抜けると丁字ヶ辻に出ます。ここからしばらく歩道がないので自動車に注意して下さい。YMCAを過ぎると「藤原商店」があり食べ物、飲み物の購入が可能です。郵便局を経て記念碑台へ。記念碑台には六甲山の開祖A.H.グルーム氏の像があります。
    掬星台北東側の階段を下って北に進み「オテル・ド・摩耶」跡の前を通り抜け階段を登ると摩耶山天上寺の裏手へ、また少し登った後、アゴニー坂を下り車道を渡って歩道を右に進みます。 穂高湖の入口を過ぎ、杣谷峠で再び現れる穂高湖の入口にトイレがあります。5分ほどで神戸市立自然の家そうぞうのすみかに到着、横断歩道を渡りバス停の前から、階段を登ります。サウスロードとの分岐を三国池方面へ。階段を登り切ると左手に東屋、そしてドライブウェイに出ます。カーブ途中なので横断に注意が必要です。三国池手前を右に進むとすぐ舗装路に出ますが、ここからは別荘地の中となるので、道標をしっかり確認して進みましょう。 別荘地を抜けると丁字ヶ辻に出ます。ここからしばらく歩道がないので自動車に注意して下さい。YMCAを過ぎると「藤原商店」があり食べ物、飲み物の購入が可能です。郵便局を経て記念碑台へ。記念碑台には六甲山の開祖A.H.グルーム氏の像があります。
  • 記念碑台~六甲山最高峰

    記念碑台~六甲山最高峰

    記念碑台の交差点を対角に渡り、六甲山小学校前を過ぎ二俣の分岐を右へ。神戸ゴルフ倶楽部の敷地内の間にある道を通り抜けます。車道を渡り、みよし観音、石切道分岐を過ぎてしばらく階段を登るとガーデンテラスへ出ます。コースはガーデンテラスの中を通り、突きあたりの道標を右へ。15分ほどで極楽茶屋跡に出ます。 ここからはドライブウェイを縫うようにアップダウンを繰り返し縦走路を進み六甲山最高峰に到着します。車道の横断が何箇所かあるのでくれぐれも注意して下さい。 最高峰から東へ下ると一軒茶屋、トイレ、自販機があります。この先は、宝塚まではトイレ、飲料補給場所がなく、ここが最終の補給ポイントとなります。※間違えて有馬温泉へ下りないように注意。
    記念碑台の交差点を対角に渡り、六甲山小学校前を過ぎ二俣の分岐を右へ。神戸ゴルフ倶楽部の敷地内の間にある道を通り抜けます。車道を渡り、みよし観音、石切道分岐を過ぎてしばらく階段を登るとガーデンテラスへ出ます。コースはガーデンテラスの中を通り、突きあたりの道標を右へ。15分ほどで極楽茶屋跡に出ます。 ここからはドライブウェイを縫うようにアップダウンを繰り返し縦走路を進み六甲山最高峰に到着します。車道の横断が何箇所かあるのでくれぐれも注意して下さい。 最高峰から東へ下ると一軒茶屋、トイレ、自販機があります。この先は、宝塚まではトイレ、飲料補給場所がなく、ここが最終の補給ポイントとなります。※間違えて有馬温泉へ下りないように注意。
  • 六甲山最高峰~大谷乗越

    六甲山最高峰~大谷乗越

    最高峰から東へ、(※トイレ横の石畳の道は魚屋道で、有馬温泉への道なので間違わないように注意して下さい。)一軒茶屋からは車道の脇を進み、後鉢巻山のトンネルを通って石の宝殿へ、鳥居茶屋跡を左手に見て車道を進みます。カーブNO.113の看板を過ぎて左へ、ここが東六甲縦走路の起点で、山道に入ります。 しばらく樹林の気持ちの良い道が続きますが、水無山を過ぎてしばらくすると風化花崗岩のえぐられた道が続きます。大平山を過ぎ急な下りで足を滑らせないように注意しながら、大谷乗越へと下ります。
    最高峰から東へ、(※トイレ横の石畳の道は魚屋道で、有馬温泉への道なので間違わないように注意して下さい。)一軒茶屋からは車道の脇を進み、後鉢巻山のトンネルを通って石の宝殿へ、鳥居茶屋跡を左手に見て車道を進みます。カーブNO.113の看板を過ぎて左へ、ここが東六甲縦走路の起点で、山道に入ります。 しばらく樹林の気持ちの良い道が続きますが、水無山を過ぎてしばらくすると風化花崗岩のえぐられた道が続きます。大平山を過ぎ急な下りで足を滑らせないように注意しながら、大谷乗越へと下ります。
  • 大谷乗越~宝塚

    大谷乗越~宝塚

    大谷乗越からはなだらかなトレイルを進みます。行者山への分岐のほか左右に小道の分岐がいくつかあるので確認して進みます。一日で全山縦走をする場合、このあたりは暗くなってくる時間帯なので、間違わないように注意して下さい。 岩倉山を過ぎて下りきると塩尾寺に着きます。塩尾寺から宝塚までは舗装路です。住宅街までは急な下りです。紅葉谷の橋は越えずに川の左岸を下ります。信号を渡って宝来橋を渡ると、ようやくゴールの阪急宝塚駅です。
    大谷乗越からはなだらかなトレイルを進みます。行者山への分岐のほか左右に小道の分岐がいくつかあるので確認して進みます。一日で全山縦走をする場合、このあたりは暗くなってくる時間帯なので、間違わないように注意して下さい。 岩倉山を過ぎて下りきると塩尾寺に着きます。塩尾寺から宝塚までは舗装路です。住宅街までは急な下りです。紅葉谷の橋は越えずに川の左岸を下ります。信号を渡って宝来橋を渡ると、ようやくゴールの阪急宝塚駅です。
  • 香貫山から徳倉山へ

    香貫山から徳倉山へ

    沼津駅から大平行、沼商(沼津商業高校の略)行のバスに乗り黒瀬バス停で下車。甲羅本店の先に香貫山への登山口があり、桜や松の茂る道を登ると車道に出ます。左へ上がれば五重の塔がある香陵台で眼下に狩野川と沼津の街が広がり、春は桜の名所です。香貫山は公園として整備されています。山頂へは登山道がふたつありますが、どちらを行っても合流し山頂へと導いてくれます。西側にある展望台は富士山を始め箱根の山々、沼津港や千本松原が望めます。 山頂を巻くように車道を進み、桜台を抜けると長い丸太の階段を下り再び車道に出ます。ゴルフ練習場を過ぎ、その先で近道を下って舗装道路に出ます。左に少し行き、切通しの八重坂峠を抜けたところから急坂をロープを頼りに登りきると横山山頂に着きます。松や女竹の道を下り、左から沼津商業高校からの登山道と合わさると横山峠です。 反対側に取り付き、もう一つの道を横断すると灌木の急登が始まり徳倉山の登りです。その形から象山と呼ばれ徳倉山山頂は象の頭にあたります。北に沼津市街と富士山、南にこれから向かう鷲頭山、大平山、さらに奥沼津アルプスが望めます。 手すりのついた急な階段を下ります。その後は象の背中の緩やかな道になります。樹林が開けると“千金岩”と書かれた大岩があり正面に鷲頭山が立ちはだかって見えます。右手には大瀬崎へと続く海岸線、その上には伊豆の山々も望めます。 ロープのある急坂を下ると志下坂峠に到着。登り返すとカヤの草原に出て、しばらくは緩やかな登り下りが続きます。好天に恵まれれば駿河湾越しに静岡市の三保半島、安倍奥の山々、さらに雪をいただいた荒川三山、赤石岳など南アルプス南部の山々も望むこともできます。途中、ピークらしからぬ志下山を過ぎると志下峠に着きます。かつての海底火山のなごりと思われる“ぼたもち岩”があり、ぼたもち峠の別名もあります。左は御前帰への下山路ですが、今回は、右へ下ります。足元が悪いので注意しながら下り、市街地に出れば角に銀行のある県道に出ます。右手の志下公会堂前バス停で沼津駅行のバスを待ちます。
    沼津駅から大平行、沼商(沼津商業高校の略)行のバスに乗り黒瀬バス停で下車。甲羅本店の先に香貫山への登山口があり、桜や松の茂る道を登ると車道に出ます。左へ上がれば五重の塔がある香陵台で眼下に狩野川と沼津の街が広がり、春は桜の名所です。香貫山は公園として整備されています。山頂へは登山道がふたつありますが、どちらを行っても合流し山頂へと導いてくれます。西側にある展望台は富士山を始め箱根の山々、沼津港や千本松原が望めます。 山頂を巻くように車道を進み、桜台を抜けると長い丸太の階段を下り再び車道に出ます。ゴルフ練習場を過ぎ、その先で近道を下って舗装道路に出ます。左に少し行き、切通しの八重坂峠を抜けたところから急坂をロープを頼りに登りきると横山山頂に着きます。松や女竹の道を下り、左から沼津商業高校からの登山道と合わさると横山峠です。 反対側に取り付き、もう一つの道を横断すると灌木の急登が始まり徳倉山の登りです。その形から象山と呼ばれ徳倉山山頂は象の頭にあたります。北に沼津市街と富士山、南にこれから向かう鷲頭山、大平山、さらに奥沼津アルプスが望めます。 手すりのついた急な階段を下ります。その後は象の背中の緩やかな道になります。樹林が開けると“千金岩”と書かれた大岩があり正面に鷲頭山が立ちはだかって見えます。右手には大瀬崎へと続く海岸線、その上には伊豆の山々も望めます。 ロープのある急坂を下ると志下坂峠に到着。登り返すとカヤの草原に出て、しばらくは緩やかな登り下りが続きます。好天に恵まれれば駿河湾越しに静岡市の三保半島、安倍奥の山々、さらに雪をいただいた荒川三山、赤石岳など南アルプス南部の山々も望むこともできます。途中、ピークらしからぬ志下山を過ぎると志下峠に着きます。かつての海底火山のなごりと思われる“ぼたもち岩”があり、ぼたもち峠の別名もあります。左は御前帰への下山路ですが、今回は、右へ下ります。足元が悪いので注意しながら下り、市街地に出れば角に銀行のある県道に出ます。右手の志下公会堂前バス停で沼津駅行のバスを待ちます。
  • 鷲頭山から大平山へ

    鷲頭山から大平山へ

    志下公会堂前バス停を出発し、志下峠を目指します。志下峠からは、以前は直登していましたが植生保護と土壌流失防止のため左へ巻きながら登ります。中将石と言われる大岩の下に一体の石仏が祀られています。中将とは源平の戦いで敗れた三位中将重衡(平清盛の五男)のことで、捕らえられ伊豆のこの地に流されたといわれています。山麓には、重衡ゆかりの地名も残されています。歴史のロマンに触れられるのも里山の楽しみの一つです。 鷲頭山の登りは沼津アルプス最大の難所。ロープをたどり慎重に登ります。急登が緩やかになると小鷲頭山です。富士山と眼下の沼津の街と駿河湾の眺めは格別です。もうひと登りで沼津アルプスの最高峰鷲頭山山頂です。鷲頭神社の奥宮と桜の木が迎えてくれます。 展望を楽しんだら石灯篭の間を通ってアオキの茂る道を下ります。これから登る大平山のピラミダルな姿が望めます。滑りやすいので注意して下ると多比峠に到着。変則な峠を右上に登ります。この付近からウバメガシの林を行きます。途中の岩場から振り返ると鷲頭山が高くそびえて見えます。 多比口峠は十字路で、ここから右へ下山すると沼津駅行のバス停に出ることができます。さらに登ると大平山山頂です。ここから奥沼津アルプスに入ります。大平山までは要所に道標が整備されていますが、ここからはほぼ稜線づたいにテープなどの目印に注意しながら進みましょう。 かつての海底火山が隆起し侵食されたやせた岩稜が続きます。途中稜線コースと巻道コースに分かれますが先で合流します。はしごやロープがあるので慎重に行動しましょう。所々で左右の展望が開けます。左は田方平野が広がり富士山が望め、右は伊豆三山など伊豆の山々が連なって見えます。 新城分岐は三差路で大嵐山へは案内板を確認しながら右に進みます。小さなアップダウンを繰り返すと樹の間から大嵐山が目の前に高く望めます。ジグザクの急登を登ると柵が見え、狭い柵の間を抜けると望遠鏡やベンチのある大嵐山山頂に着きます。地元では麓の地名をとって日守山とも呼んでいます。正面に愛鷹山越しの富士山が大きく山裾を広げ、眼下には狩野川が蛇行して見え、右に箱根の山から伊豆スカイライン沿いの山々が望めます。 ここから下山し大平バス停から沼津駅行のバスを利用します。
    志下公会堂前バス停を出発し、志下峠を目指します。志下峠からは、以前は直登していましたが植生保護と土壌流失防止のため左へ巻きながら登ります。中将石と言われる大岩の下に一体の石仏が祀られています。中将とは源平の戦いで敗れた三位中将重衡(平清盛の五男)のことで、捕らえられ伊豆のこの地に流されたといわれています。山麓には、重衡ゆかりの地名も残されています。歴史のロマンに触れられるのも里山の楽しみの一つです。 鷲頭山の登りは沼津アルプス最大の難所。ロープをたどり慎重に登ります。急登が緩やかになると小鷲頭山です。富士山と眼下の沼津の街と駿河湾の眺めは格別です。もうひと登りで沼津アルプスの最高峰鷲頭山山頂です。鷲頭神社の奥宮と桜の木が迎えてくれます。 展望を楽しんだら石灯篭の間を通ってアオキの茂る道を下ります。これから登る大平山のピラミダルな姿が望めます。滑りやすいので注意して下ると多比峠に到着。変則な峠を右上に登ります。この付近からウバメガシの林を行きます。途中の岩場から振り返ると鷲頭山が高くそびえて見えます。 多比口峠は十字路で、ここから右へ下山すると沼津駅行のバス停に出ることができます。さらに登ると大平山山頂です。ここから奥沼津アルプスに入ります。大平山までは要所に道標が整備されていますが、ここからはほぼ稜線づたいにテープなどの目印に注意しながら進みましょう。 かつての海底火山が隆起し侵食されたやせた岩稜が続きます。途中稜線コースと巻道コースに分かれますが先で合流します。はしごやロープがあるので慎重に行動しましょう。所々で左右の展望が開けます。左は田方平野が広がり富士山が望め、右は伊豆三山など伊豆の山々が連なって見えます。 新城分岐は三差路で大嵐山へは案内板を確認しながら右に進みます。小さなアップダウンを繰り返すと樹の間から大嵐山が目の前に高く望めます。ジグザクの急登を登ると柵が見え、狭い柵の間を抜けると望遠鏡やベンチのある大嵐山山頂に着きます。地元では麓の地名をとって日守山とも呼んでいます。正面に愛鷹山越しの富士山が大きく山裾を広げ、眼下には狩野川が蛇行して見え、右に箱根の山から伊豆スカイライン沿いの山々が望めます。 ここから下山し大平バス停から沼津駅行のバスを利用します。
  • 伊豆三山を縦走し駿河湾の三津長浜へ

    伊豆三山を縦走し駿河湾の三津長浜へ

    三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り大仁駅で下車。改札口を出たところに城山の登山口への案内地図があるので確認し、注意しながら登山口を目指します。城山の南壁を見ながら行くと案内板のある登山口に着きます。ここから山道で途中南壁に入る道がありますが、落石などがあるためクライマー以外は立入らないこと。石仏とベンチのある城山峠に出たら城山を往復します。やせ尾根なので足元に注意をしながらウバメガシの林を過ぎると城山山頂に出ます。眼下に狩野川の流れ、富士山、箱根から天城山方面の展望が開けます。 峠まで戻り緩やかな道を行き、七つ岩と言われる巨石を過ぎると林道に出ます。少し左に葛城山への登り口があり杉や檜の緩やかな道が続きます。葛城山分岐から葛城山へは、途中舗装された林道を緩やかに下ると右に葛城山登山口の標識があります。ジグザクの急登を登ると山頂の一角に到着。伊豆長岡温泉からのロープウェイ山頂駅があり観光客で賑わっています。三角点のある葛城山山頂には展望台があり、富士山を始め天城山、駿河湾など360度の展望が楽しめます。源頼朝像、葛城神社、足湯もあり、初夏は花の公園になります。来た道を下ってもよいですが、下りはコースを変えて板状節理が見事な竜神岩のある巻き道から林道に出て葛城山分岐に戻ります。 分岐を右に登り発端丈山に向かい、杉や檜の林を過ぎると益山寺分岐。左に10分程で益山寺に着きます。修禅寺より古い寺とされ、境内には観音堂、三十三観音、県指定天然記念物の大カエデ、伊豆市指定の大イチョウがあり秋には紅葉・黄葉が見事です。 分岐に戻り発端丈山に向かいます。松林のきつい登りですが、桜の木も多くその季節には楽しめます。分岐から25分程で発端丈山の山頂に到着。正面には、富士山、東には先に登った葛城山が望め、西には駿河湾が光っています。展望を楽しんだら長浜へ下ります。山頂から少し下ると分岐。長浜へは左の急坂を下ります。下り始めるとさらに展望が開け、内浦湾に浮かぶ淡島の上、沼津の街越しに富士山が裾野を大きく広げ、このコース一番の絶景です。松の灌木が繁ったジグザグの道を下るとコンクリート製の展望台があるが、こちらは樹間に駿河湾と富士山がわずかに望める程度です。さらに下るとミカン畑に出て、住本寺を過ぎると長浜の集落、駿河湾沿いの県道に出ると左に長浜バス停があり、沼津駅行のバスが出ています。
    三島駅から伊豆箱根鉄道に乗り大仁駅で下車。改札口を出たところに城山の登山口への案内地図があるので確認し、注意しながら登山口を目指します。城山の南壁を見ながら行くと案内板のある登山口に着きます。ここから山道で途中南壁に入る道がありますが、落石などがあるためクライマー以外は立入らないこと。石仏とベンチのある城山峠に出たら城山を往復します。やせ尾根なので足元に注意をしながらウバメガシの林を過ぎると城山山頂に出ます。眼下に狩野川の流れ、富士山、箱根から天城山方面の展望が開けます。 峠まで戻り緩やかな道を行き、七つ岩と言われる巨石を過ぎると林道に出ます。少し左に葛城山への登り口があり杉や檜の緩やかな道が続きます。葛城山分岐から葛城山へは、途中舗装された林道を緩やかに下ると右に葛城山登山口の標識があります。ジグザクの急登を登ると山頂の一角に到着。伊豆長岡温泉からのロープウェイ山頂駅があり観光客で賑わっています。三角点のある葛城山山頂には展望台があり、富士山を始め天城山、駿河湾など360度の展望が楽しめます。源頼朝像、葛城神社、足湯もあり、初夏は花の公園になります。来た道を下ってもよいですが、下りはコースを変えて板状節理が見事な竜神岩のある巻き道から林道に出て葛城山分岐に戻ります。 分岐を右に登り発端丈山に向かい、杉や檜の林を過ぎると益山寺分岐。左に10分程で益山寺に着きます。修禅寺より古い寺とされ、境内には観音堂、三十三観音、県指定天然記念物の大カエデ、伊豆市指定の大イチョウがあり秋には紅葉・黄葉が見事です。 分岐に戻り発端丈山に向かいます。松林のきつい登りですが、桜の木も多くその季節には楽しめます。分岐から25分程で発端丈山の山頂に到着。正面には、富士山、東には先に登った葛城山が望め、西には駿河湾が光っています。展望を楽しんだら長浜へ下ります。山頂から少し下ると分岐。長浜へは左の急坂を下ります。下り始めるとさらに展望が開け、内浦湾に浮かぶ淡島の上、沼津の街越しに富士山が裾野を大きく広げ、このコース一番の絶景です。松の灌木が繁ったジグザグの道を下るとコンクリート製の展望台があるが、こちらは樹間に駿河湾と富士山がわずかに望める程度です。さらに下るとミカン畑に出て、住本寺を過ぎると長浜の集落、駿河湾沿いの県道に出ると左に長浜バス停があり、沼津駅行のバスが出ています。
  • 伊東駅から馬場の平へ

    伊東駅から馬場の平へ

    伊東駅より車道を、ホタルで知られている丸山公園まで行きます。ここから雑木林の歩道に入ります。昭和20年代の後半、パルプ材採取の目的で植えられ伐採されずに残っているユーカリの大木などを見ながら登ると程なく檜林に入り、さらに進むと江戸城築城石の看板があり、傍らに加賀藩前田家の印と言われる刻印がある大きな石があります。石に向かい左下を見ると矢穴を穿ち石を割った丁場跡があります。割った石は海岸まで下ろされ、海路江戸まで運ばれました。休憩ついでに見学し往時を偲ぶのも良いかもしれません。 ゆるやかな坂を登りきると健康回復公園大平の森からの分岐点に差しかかります。頂上は目の前ですが伊東市街を見下ろす展望のポイントです。大平山山頂は3等三角点が設置されていますが周りの樹木が大きいので景色は望めません。先に進むと北側が開け箱根山や富士山が望める展望ゾーンです。この辺りから樹齢50年は越すと思われる桜の大木が目立ちますが、これは花見のために植えられたものと考えられます。また、あまり広い範囲ではありませんが、関東地方以西に自生すると言われているヒメシャラも目に付きます。自然林と檜林が混ざる稜線を進むと四辻(柏峠)に到着。そのまま進むと東西の斜面が切り立った箇所があります。この下を明治時代に掘られた伊豆最古のトンネルと言われる柏トンネルが通っていますが、現在では崩落して西側の入口のみが残っています。柏峠道は伊東と中伊豆を結ぶ交通の要衝でした。断崖を避けた脇道を下ると旧柏峠です。 西側は県道59号へ通じていますが、直進し馬場の平へ向かいます。送電線の鉄塔がある辺りから歩道はなだらかになりほどなく車道へ出ます。車道をほぼ直角に折れ曲がり右斜面を登ると馬場の平です。馬場の平は火山噴火でできたなだらかな平原で、南西から東方向に天城連山、遠笠山、矢筈山、大室山、小室山から伊東市街まで望める素晴らしい眺望箇所です。北西の方角には一部ですが富士山の雄姿を見ることができます。 再び車道まで下り少し進み反対側の歩道へ入ると柏峰です。そのまま歩道を歩き檜林、雑木林を経て下ると車道へ出ます。しばらく下ると水道分岐です。ここで伊東駅へ行く道と分かれ南伊東駅へ向かいます。20分弱で南伊東駅に到着します。
    伊東駅より車道を、ホタルで知られている丸山公園まで行きます。ここから雑木林の歩道に入ります。昭和20年代の後半、パルプ材採取の目的で植えられ伐採されずに残っているユーカリの大木などを見ながら登ると程なく檜林に入り、さらに進むと江戸城築城石の看板があり、傍らに加賀藩前田家の印と言われる刻印がある大きな石があります。石に向かい左下を見ると矢穴を穿ち石を割った丁場跡があります。割った石は海岸まで下ろされ、海路江戸まで運ばれました。休憩ついでに見学し往時を偲ぶのも良いかもしれません。 ゆるやかな坂を登りきると健康回復公園大平の森からの分岐点に差しかかります。頂上は目の前ですが伊東市街を見下ろす展望のポイントです。大平山山頂は3等三角点が設置されていますが周りの樹木が大きいので景色は望めません。先に進むと北側が開け箱根山や富士山が望める展望ゾーンです。この辺りから樹齢50年は越すと思われる桜の大木が目立ちますが、これは花見のために植えられたものと考えられます。また、あまり広い範囲ではありませんが、関東地方以西に自生すると言われているヒメシャラも目に付きます。自然林と檜林が混ざる稜線を進むと四辻(柏峠)に到着。そのまま進むと東西の斜面が切り立った箇所があります。この下を明治時代に掘られた伊豆最古のトンネルと言われる柏トンネルが通っていますが、現在では崩落して西側の入口のみが残っています。柏峠道は伊東と中伊豆を結ぶ交通の要衝でした。断崖を避けた脇道を下ると旧柏峠です。 西側は県道59号へ通じていますが、直進し馬場の平へ向かいます。送電線の鉄塔がある辺りから歩道はなだらかになりほどなく車道へ出ます。車道をほぼ直角に折れ曲がり右斜面を登ると馬場の平です。馬場の平は火山噴火でできたなだらかな平原で、南西から東方向に天城連山、遠笠山、矢筈山、大室山、小室山から伊東市街まで望める素晴らしい眺望箇所です。北西の方角には一部ですが富士山の雄姿を見ることができます。 再び車道まで下り少し進み反対側の歩道へ入ると柏峰です。そのまま歩道を歩き檜林、雑木林を経て下ると車道へ出ます。しばらく下ると水道分岐です。ここで伊東駅へ行く道と分かれ南伊東駅へ向かいます。20分弱で南伊東駅に到着します。
  • 池代から長九郎山へ

    池代から長九郎山へ

    長九郎登山口バス停より左手の持草川に沿って池代林道を進みます。ルート上には番号入りの案内標柱があるので、確認しながら進みましょう。持草川にかかる御座木橋の右手前に3番標柱があります。ここから登山道が始まり、まず岩を削った階段を登り、炭焼窯跡や山神社の祠を過ぎたら石がゴロゴロしている急なジグザグ道を注意して進みます。登りきると先ほどの池代林道に出ます。この先、右に緩やかな林道歩き。滝や深く切れ込んだ渓谷を眺めながら安田橋を渡り、池代新橋の手前のゲートをくぐると左側に9番標柱が設置されています。 沢に沿って進み、わさび沢を左右に見ながら堰堤を越え、上流に向うと大きな岩(13番標柱)が行く手を遮ります。左に回り、対岸の14番標柱へは河床の大きな石を選んで渡って行きます。増水時には引き返すことも覚悟しておきましょう。 鎖の柵に沿って登り、80年程前の硫黄採掘土置場を過ぎ、人工林内を進むと急なルートは再び林道に出ます。林道を横断して直登するとカンス林道に出ます。右に進んで20番標柱を左、ここから長九郎シャクナゲ希少個体群保護林に入ります。沢の氾濫で転石が多いので足元に十分注意して進みましょう。人工林からブナやヒメシャラの林に変わり、明るい自然林の鞍部に出るとそこが三方平分岐(24番標柱)です。山頂へは左へ緩やかな登りで、山の神や石仏が安置されたルートを進み「長九郎山ふれあいの森」の看板を右へ、シャクナゲ林をくぐりながら直登すると長九郎山山頂に到着。 帰りは展望台の下から西の林間を下ります。頂上から30分程で長九郎林道と交差、八瀬峠(31番標柱)です。林道を横断して富貴野山・宝蔵院方向へは右斜めに登ります。 ガレた山肌を横切り、勾配の急な下り、その先は人工林内を出合(35番標柱)に向います。「富貴野山・宝蔵院450m」の道標からは平坦な人工林です。宝蔵院に近づくと霊場・古刹にふさわしい杉並木を下ります。境内には弘法大師の開基とされる古刹、開山堂や180体の石仏群が往時を物語っています。参道を出て左に進むと富貴野山駐車場です。交通手段が無いのでタクシーを予約しておくか、船田バス停まで門野地区を抜けて約2時間の車道歩きとなります。バスの運行については東海バス松崎営業所にお問い合わせください。
    長九郎登山口バス停より左手の持草川に沿って池代林道を進みます。ルート上には番号入りの案内標柱があるので、確認しながら進みましょう。持草川にかかる御座木橋の右手前に3番標柱があります。ここから登山道が始まり、まず岩を削った階段を登り、炭焼窯跡や山神社の祠を過ぎたら石がゴロゴロしている急なジグザグ道を注意して進みます。登りきると先ほどの池代林道に出ます。この先、右に緩やかな林道歩き。滝や深く切れ込んだ渓谷を眺めながら安田橋を渡り、池代新橋の手前のゲートをくぐると左側に9番標柱が設置されています。 沢に沿って進み、わさび沢を左右に見ながら堰堤を越え、上流に向うと大きな岩(13番標柱)が行く手を遮ります。左に回り、対岸の14番標柱へは河床の大きな石を選んで渡って行きます。増水時には引き返すことも覚悟しておきましょう。 鎖の柵に沿って登り、80年程前の硫黄採掘土置場を過ぎ、人工林内を進むと急なルートは再び林道に出ます。林道を横断して直登するとカンス林道に出ます。右に進んで20番標柱を左、ここから長九郎シャクナゲ希少個体群保護林に入ります。沢の氾濫で転石が多いので足元に十分注意して進みましょう。人工林からブナやヒメシャラの林に変わり、明るい自然林の鞍部に出るとそこが三方平分岐(24番標柱)です。山頂へは左へ緩やかな登りで、山の神や石仏が安置されたルートを進み「長九郎山ふれあいの森」の看板を右へ、シャクナゲ林をくぐりながら直登すると長九郎山山頂に到着。 帰りは展望台の下から西の林間を下ります。頂上から30分程で長九郎林道と交差、八瀬峠(31番標柱)です。林道を横断して富貴野山・宝蔵院方向へは右斜めに登ります。 ガレた山肌を横切り、勾配の急な下り、その先は人工林内を出合(35番標柱)に向います。「富貴野山・宝蔵院450m」の道標からは平坦な人工林です。宝蔵院に近づくと霊場・古刹にふさわしい杉並木を下ります。境内には弘法大師の開基とされる古刹、開山堂や180体の石仏群が往時を物語っています。参道を出て左に進むと富貴野山駐車場です。交通手段が無いのでタクシーを予約しておくか、船田バス停まで門野地区を抜けて約2時間の車道歩きとなります。バスの運行については東海バス松崎営業所にお問い合わせください。
  • 岩科学校から長者ヶ原へ

    岩科学校から長者ヶ原へ

    松崎バス停から八木山行きに乗り約9分、重文・岩科学校バス停で下車。重文・岩科学校は明治13年に建造されたもので、社寺風建築“なまこ壁”を活かした建物は全国的にも珍しいものです。 岩科川を上流に向って中野橋を渡り、左折して田んぼに沿って進みます。最初の農道を右折して数軒先の民家を過ぎると左側の高垣は清眼山真福寺です。舗装された農道の入口付近、右隅の石の祠に祀られている石仏2体は“イボ地蔵”と呼ばれています。舗装された勾配の緩い農道はゴロタ石が覆っていて歩きにくいため注意が必要です。舗装の終点近には炭焼き小屋があります。 この先は檜林内の石畳を登ります。急な切通を右折すると指川峠です。峠をすぎて常緑樹が繁る緩やかで広い古道をしばらく進むと、八木山からの舗装された林道に出ます。合流部手前の開けた広場からは西海岸と駿河湾越しの富士山が絶景です。その先、しばらく舗装された道を進むと、石畳の山道は静寂な人工林となります。丸太階段を急登すると大峠です。峠の祠には石仏1体が安置されています。 暗沢山へは左側の平坦な道を進み、舗装された管理用道路に出て、左折して登りあげアンテナ施設に向います。施設の間を10mほど進むと、そこが暗沢山山頂です。東方向に天城連山、北方向に富士山や南アルプスと眼下に松崎の街並みが望める絶景ポイントです。 来た道を大峠に戻ります。岩科からの道を右に見て直進してほどなく、長者ヶ原展望休憩所に到着します。この先、北西方向から南西方向に延びる山稜は蛇石火山(140~130万年前)の外輪部分を高通公園に向って進みます。平坦な山稜を15分程で石仏2体が安置される小峠です。山口と雲見への分岐点となっています。石部への分岐標柱を過ぎると歩経路は左に直角に曲がります。途中、尾根道を外さないように下ると、丸太階段が現れ、まもなく天神原からの町道に出ます。右折して国道136号に向かい国道を横断して高通山コースとの合流点、高通公園です。この先は、舗装された旧道を下り花沢園地から登りあげてオートキャンプ花沢より富士見農園バス停に向かいます。バスの本数が非常に少ないため、時間が合わなければ、35分程歩いて雲見入谷バス停を目指します。
    松崎バス停から八木山行きに乗り約9分、重文・岩科学校バス停で下車。重文・岩科学校は明治13年に建造されたもので、社寺風建築“なまこ壁”を活かした建物は全国的にも珍しいものです。 岩科川を上流に向って中野橋を渡り、左折して田んぼに沿って進みます。最初の農道を右折して数軒先の民家を過ぎると左側の高垣は清眼山真福寺です。舗装された農道の入口付近、右隅の石の祠に祀られている石仏2体は“イボ地蔵”と呼ばれています。舗装された勾配の緩い農道はゴロタ石が覆っていて歩きにくいため注意が必要です。舗装の終点近には炭焼き小屋があります。 この先は檜林内の石畳を登ります。急な切通を右折すると指川峠です。峠をすぎて常緑樹が繁る緩やかで広い古道をしばらく進むと、八木山からの舗装された林道に出ます。合流部手前の開けた広場からは西海岸と駿河湾越しの富士山が絶景です。その先、しばらく舗装された道を進むと、石畳の山道は静寂な人工林となります。丸太階段を急登すると大峠です。峠の祠には石仏1体が安置されています。 暗沢山へは左側の平坦な道を進み、舗装された管理用道路に出て、左折して登りあげアンテナ施設に向います。施設の間を10mほど進むと、そこが暗沢山山頂です。東方向に天城連山、北方向に富士山や南アルプスと眼下に松崎の街並みが望める絶景ポイントです。 来た道を大峠に戻ります。岩科からの道を右に見て直進してほどなく、長者ヶ原展望休憩所に到着します。この先、北西方向から南西方向に延びる山稜は蛇石火山(140~130万年前)の外輪部分を高通公園に向って進みます。平坦な山稜を15分程で石仏2体が安置される小峠です。山口と雲見への分岐点となっています。石部への分岐標柱を過ぎると歩経路は左に直角に曲がります。途中、尾根道を外さないように下ると、丸太階段が現れ、まもなく天神原からの町道に出ます。右折して国道136号に向かい国道を横断して高通山コースとの合流点、高通公園です。この先は、舗装された旧道を下り花沢園地から登りあげてオートキャンプ花沢より富士見農園バス停に向かいます。バスの本数が非常に少ないため、時間が合わなければ、35分程歩いて雲見入谷バス停を目指します。
  • 西伊豆歩道今山コース

    西伊豆歩道今山コース

    浦上バス停下車。標識を確認して階段を下り、港の左側の広い道を進みます。藤高造船所入口を左方向に進み、田子5.45km標識が登山口です。人工林を過ぎて岩盤を削った石段を登ると網谷崎分岐の尾根に到着します。網谷崎へは右に進んで東屋を過ぎ、鎖の付いた急な階段を下り、丸太階段に変わるとゴロタ石の浜に到着します。この先はルート表示がなく、左側のハマボウ林をくぐり堰堤に沿って右手の白い灯台を目指します。今山へは、来たルートを網谷崎分岐まで戻り、大田子バス停方向に向かいましょう。右側に駿河湾を望みながら進むと緩やかな尾根に到着します。今山分岐を直進して大田子方向に向かいます。丸太階段を下ると東屋があり、田子湾を一望できます。水道施設が見えれば、まもなく舗装された道路に出ます。コースの終点大田子バス停までは30分の農道歩きです。
    浦上バス停下車。標識を確認して階段を下り、港の左側の広い道を進みます。藤高造船所入口を左方向に進み、田子5.45km標識が登山口です。人工林を過ぎて岩盤を削った石段を登ると網谷崎分岐の尾根に到着します。網谷崎へは右に進んで東屋を過ぎ、鎖の付いた急な階段を下り、丸太階段に変わるとゴロタ石の浜に到着します。この先はルート表示がなく、左側のハマボウ林をくぐり堰堤に沿って右手の白い灯台を目指します。今山へは、来たルートを網谷崎分岐まで戻り、大田子バス停方向に向かいましょう。右側に駿河湾を望みながら進むと緩やかな尾根に到着します。今山分岐を直進して大田子方向に向かいます。丸太階段を下ると東屋があり、田子湾を一望できます。水道施設が見えれば、まもなく舗装された道路に出ます。コースの終点大田子バス停までは30分の農道歩きです。