【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
601-620件
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木の香ランドから女岳
- 日帰り
- 0時間45分
木の香ランドから女岳
- 日帰り
- 0時間45分
JR筑肥線大入駅から歩き出し国道202号から加茂川に設置されたゆらりんこ橋を経て二丈渓谷をたどる。渓谷沿いには遊歩道があり、滝を探勝して真名子にある木の香ランドにたどり着く。アプローチは長いが、かつては地元の小学生が通学路として利用したという道である。 旧二丈町が整備した木の香ランドは二丈岳の麓にあり、研修棟などを備えた森林公園。この施設を起点にして女岳、浮嶽の登山をする。 木の香ランドからキャンプ場に向かうと、まもなく右へ渡るつばき橋がある。これを渡り植林帯を抜けて雷山浮嶽林道に出る。そこが第二の登山口になる。杉林の中を登り尾根に上がると荒川峠からの登山道に合流し、右に向かい尾根を登ると自然林となり大きな岩を回り込んでまもなく女岳頂上に着く。頂上は明るく、北側の海岸線が望める。西に下れば木々の間に浮嶽を見て、30分で西側の登山口(荒谷峠)に出る。JR筑肥線大入駅から歩き出し国道202号から加茂川に設置されたゆらりんこ橋を経て二丈渓谷をたどる。渓谷沿いには遊歩道があり、滝を探勝して真名子にある木の香ランドにたどり着く。アプローチは長いが、かつては地元の小学生が通学路として利用したという道である。 旧二丈町が整備した木の香ランドは二丈岳の麓にあり、研修棟などを備えた森林公園。この施設を起点にして女岳、浮嶽の登山をする。 木の香ランドからキャンプ場に向かうと、まもなく右へ渡るつばき橋がある。これを渡り植林帯を抜けて雷山浮嶽林道に出る。そこが第二の登山口になる。杉林の中を登り尾根に上がると荒川峠からの登山道に合流し、右に向かい尾根を登ると自然林となり大きな岩を回り込んでまもなく女岳頂上に着く。頂上は明るく、北側の海岸線が望める。西に下れば木々の間に浮嶽を見て、30分で西側の登山口(荒谷峠)に出る。 -
荒谷峠から浮嶽
- 日帰り
- 1時間0分
荒谷峠から浮嶽
- 日帰り
- 1時間0分
JR筑肥線大入駅から歩き出し、国道202号から加茂川に設置されたゆらりんこ橋を経て二丈渓谷をたどります。渓谷沿いには遊歩道があり、滝を探勝しながら真名子にある木の香ランドにたどり着きます。アプローチは長いですが、かつては地元の小学生が通学路として利用したという道です。 旧二丈町が整備した木の香ランドは二丈岳の麓にあり、研修棟などを備えた森林公園です。この施設を起点にして女岳や浮嶽の登山を行います。 木の香ランドからキャンプ場に向かうと、まもなく右へ渡るつばき橋があります。これを渡り、植林帯を抜けて雷山浮嶽林道に出ると、そこが第二の登山口となります。杉林の中を登り尾根に上がると荒川峠からの登山道に合流し、右に向かい尾根を登ると自然林となり、大きな岩を回り込んでまもなく女岳頂上に着きます。頂上は明るく、北側の海岸線が望めます。西に下れば木々の間に浮嶽を見て、30分で西側の登山口(荒谷峠)に出ます。JR筑肥線大入駅から歩き出し、国道202号から加茂川に設置されたゆらりんこ橋を経て二丈渓谷をたどります。渓谷沿いには遊歩道があり、滝を探勝しながら真名子にある木の香ランドにたどり着きます。アプローチは長いですが、かつては地元の小学生が通学路として利用したという道です。 旧二丈町が整備した木の香ランドは二丈岳の麓にあり、研修棟などを備えた森林公園です。この施設を起点にして女岳や浮嶽の登山を行います。 木の香ランドからキャンプ場に向かうと、まもなく右へ渡るつばき橋があります。これを渡り、植林帯を抜けて雷山浮嶽林道に出ると、そこが第二の登山口となります。杉林の中を登り尾根に上がると荒川峠からの登山道に合流し、右に向かい尾根を登ると自然林となり、大きな岩を回り込んでまもなく女岳頂上に着きます。頂上は明るく、北側の海岸線が望めます。西に下れば木々の間に浮嶽を見て、30分で西側の登山口(荒谷峠)に出ます。 -
道原から九州自然歩道を経て福智山
- 日帰り
- 2時間50分
道原から九州自然歩道を経て福智山
- 日帰り
- 2時間50分
鱒渕ダムを起点にして福智山に登るコースで、九州自然歩道にも含まれています。バスで道原終点下車後、ダムまで2.4km進み、ダムに上がって湖面にかかる吊橋を渡り、湖畔のサイクルロードをたどって登山口に着きます。 九州自然歩道の案内板から左に入り、広い道を進んで山側に分かれる道に出会い、これに入ります。平坦な路を5分で強羅の橋を渡ると急な登りが始まり、頭上に直線的に延びる道が見えます。登りきって小さな流れを越えるとすぐにホッテ谷分れがあります。ホッテ谷新道は右に上り、歩庭平を経て縦走路の烏落につながります。 自然歩道の標識に従って直進し、谷筋を登り、小さな尾根と小さな谷を横切りながら徐々に高度を稼いで尾根に上がります。アカガシの林で説明の案内を見て尾根をたどります。いちど尾根を外れ、流れを渡って登ると幅広いコルにあがり、左に行けば鈴ヶ岩屋があります。 この辺りは福智平と呼ばれ、山頂からその裾野にかけていちめんにススキ原が広がり、秋には日差しを受けて輝くじゅうたんの趣があります。その中を登り、低いクマザサに覆われた山頂に着きます。360度の眺望が得られ、南側のススキの原や北に伸びる広大な森林は印象的です。 北に下れば上野越、八丁辻の道と分かれ、さらに下ると山小屋「荒宿荘」があり、たぬき水の水場があります。そのまま下って烏落に着くと、東へホッテ谷、西に内ヶ磯への道が分かれ、北には尺岳へ縦走路が延びています。鱒渕ダムを起点にして福智山に登るコースで、九州自然歩道にも含まれています。バスで道原終点下車後、ダムまで2.4km進み、ダムに上がって湖面にかかる吊橋を渡り、湖畔のサイクルロードをたどって登山口に着きます。 九州自然歩道の案内板から左に入り、広い道を進んで山側に分かれる道に出会い、これに入ります。平坦な路を5分で強羅の橋を渡ると急な登りが始まり、頭上に直線的に延びる道が見えます。登りきって小さな流れを越えるとすぐにホッテ谷分れがあります。ホッテ谷新道は右に上り、歩庭平を経て縦走路の烏落につながります。 自然歩道の標識に従って直進し、谷筋を登り、小さな尾根と小さな谷を横切りながら徐々に高度を稼いで尾根に上がります。アカガシの林で説明の案内を見て尾根をたどります。いちど尾根を外れ、流れを渡って登ると幅広いコルにあがり、左に行けば鈴ヶ岩屋があります。 この辺りは福智平と呼ばれ、山頂からその裾野にかけていちめんにススキ原が広がり、秋には日差しを受けて輝くじゅうたんの趣があります。その中を登り、低いクマザサに覆われた山頂に着きます。360度の眺望が得られ、南側のススキの原や北に伸びる広大な森林は印象的です。 北に下れば上野越、八丁辻の道と分かれ、さらに下ると山小屋「荒宿荘」があり、たぬき水の水場があります。そのまま下って烏落に着くと、東へホッテ谷、西に内ヶ磯への道が分かれ、北には尺岳へ縦走路が延びています。 -
七重の滝から山瀬越を経て尺岳
- 日帰り
- 3時間50分
七重の滝から山瀬越を経て尺岳
- 日帰り
- 3時間50分
七重の滝は、文字通り滝が連なる渓谷で、沢登りの対象にもなっていますが、渓谷沿いに登山道があり、次々に現れる滝を眺めながら登るコースです。一方で岩場やクサリ場も多いため、注意が必要になります。 七重の滝登山口は、バスで道原終点下車後、ダムまで2.4km進み、ダムに上がって湖面にかかる吊橋を渡り、湖畔のサイクルロードをたどった登山口から西へ100m進んだところで、山瀬林道の入り口に標識があります。林道に入り、まもなく右にカーブするところで林道を外れ直進し、すぐに川を渡ります。谷沿いに進み、300mほどで流れを渡ると、まもなく滝見吊橋が現れ、正面に滝が現れ、七重の滝が始まります。 右岸の広場から斜面にクサリのある岩場を登り、小尾根に上がり込みます。これから右手に二の滝、三の滝と名付けられた滝が現れ、斜面のトラバースや、クサリ場も2箇所出てきます。最後の大滝を過ぎると、橋を渡り、てっぺん広場に出て、山瀬林道から延びてきた水平歩道に合流します。上流に進んで豊前越、山瀬越の分岐点(山瀬)に着きます。左に行けば豊前越まで30分、山瀬越は右に取り、林道を横切って上がり込むと峠に着きます。 尺岳へは縦走路を右(北)に進み、あまり起伏もなく、尺岳平に着きます。尺岳平は広い草地の広場で、休憩舎があり憩うことができます。広場の北側の踏み跡をたどって尺岳山頂までひと息です。尺岳山頂には岩の上に小ぶりの祠があり、ヤマトタケルノミコトを祀っています。七重の滝は、文字通り滝が連なる渓谷で、沢登りの対象にもなっていますが、渓谷沿いに登山道があり、次々に現れる滝を眺めながら登るコースです。一方で岩場やクサリ場も多いため、注意が必要になります。 七重の滝登山口は、バスで道原終点下車後、ダムまで2.4km進み、ダムに上がって湖面にかかる吊橋を渡り、湖畔のサイクルロードをたどった登山口から西へ100m進んだところで、山瀬林道の入り口に標識があります。林道に入り、まもなく右にカーブするところで林道を外れ直進し、すぐに川を渡ります。谷沿いに進み、300mほどで流れを渡ると、まもなく滝見吊橋が現れ、正面に滝が現れ、七重の滝が始まります。 右岸の広場から斜面にクサリのある岩場を登り、小尾根に上がり込みます。これから右手に二の滝、三の滝と名付けられた滝が現れ、斜面のトラバースや、クサリ場も2箇所出てきます。最後の大滝を過ぎると、橋を渡り、てっぺん広場に出て、山瀬林道から延びてきた水平歩道に合流します。上流に進んで豊前越、山瀬越の分岐点(山瀬)に着きます。左に行けば豊前越まで30分、山瀬越は右に取り、林道を横切って上がり込むと峠に着きます。 尺岳へは縦走路を右(北)に進み、あまり起伏もなく、尺岳平に着きます。尺岳平は広い草地の広場で、休憩舎があり憩うことができます。広場の北側の踏み跡をたどって尺岳山頂までひと息です。尺岳山頂には岩の上に小ぶりの祠があり、ヤマトタケルノミコトを祀っています。 -
内ヶ磯から福智山
- 日帰り
- 2時間40分
内ヶ磯から福智山
- 日帰り
- 2時間40分
内ヶ磯側からの登山口は福智山ダム(2004年竣工)建設によって大きく変化しました。直方駅から内ヶ磯までは車かタクシーを利用します。内ヶ磯貯水池の縁を進むと新しいダムが立ちはだかります。ダム下から階段を上がり、ダム堤に出ます。車を利用する場合、ダム湖の周回道は右回りの一方通行で、駐車場は数台分なので、ダム下の駐車場を利用します。 湖畔を進み、最奥の三軒屋橋から頓野林道に入ります。林道が山側に曲がる地点では谷沿いの道を選び、セゼリ谷の音を聞きながら林を行きます。大塔の別れで道はふたつに分かれ、右は薙野を経て上野越に行きます。左を取ると豪快な大塔滝まで25分です。滝からは右の急な斜面を登ります。道は谷に沿って上り、やがて林が開け、細くなった流れを渡って右岸の尾根の中腹に上がります。道はそのままトラバースしてまもなく烏落に着きます。標高723mの広いコルで、尺岳、福智山の縦走路が通り、東はホッテ谷新道です。ここから南へ、正面に見える山頂に向かってまっすぐに登ります。山小屋荒宿荘を経て20分で山頂に着きます。内ヶ磯側からの登山口は福智山ダム(2004年竣工)建設によって大きく変化しました。直方駅から内ヶ磯までは車かタクシーを利用します。内ヶ磯貯水池の縁を進むと新しいダムが立ちはだかります。ダム下から階段を上がり、ダム堤に出ます。車を利用する場合、ダム湖の周回道は右回りの一方通行で、駐車場は数台分なので、ダム下の駐車場を利用します。 湖畔を進み、最奥の三軒屋橋から頓野林道に入ります。林道が山側に曲がる地点では谷沿いの道を選び、セゼリ谷の音を聞きながら林を行きます。大塔の別れで道はふたつに分かれ、右は薙野を経て上野越に行きます。左を取ると豪快な大塔滝まで25分です。滝からは右の急な斜面を登ります。道は谷に沿って上り、やがて林が開け、細くなった流れを渡って右岸の尾根の中腹に上がります。道はそのままトラバースしてまもなく烏落に着きます。標高723mの広いコルで、尺岳、福智山の縦走路が通り、東はホッテ谷新道です。ここから南へ、正面に見える山頂に向かってまっすぐに登ります。山小屋荒宿荘を経て20分で山頂に着きます。 -
内ヶ磯から福智山
- 日帰り
- 2時間15分
内ヶ磯から福智山
- 日帰り
- 2時間15分
内ヶ磯側からの登山口は福智山ダム(2004年竣工)建設によって大きく変化しました。直方駅から内ヶ磯までは車かタクシーを利用します。内ヶ磯貯水池の縁を進むと新しいダムが立ちはだかります。ダム下から階段を上がり、ダム堤に出ます。車を利用する場合、ダム湖の周回道は右回りの一方通行で、駐車場は数台分なのでダム下の駐車場を利用します。 湖畔を進み、最奥の三軒屋橋から頓野林道に入ります。林道が山側に曲がる地点では谷沿いの道を選び、セゼリ谷の音を聞きながら林を行きます。大塔の別れで道はふたつに分かれ、右は薙野を経て上野越に行きます。左を取ると豪快な大塔滝まで25分です。滝からは右の急な斜面を登ります。道は谷に沿って上り、やがて林が開け、細くなった流れを渡って右岸の尾根の中腹に上がります。道はそのままトラバースしてまもなく烏落に着きます。標高723mの広いコルで、尺岳、福智山の縦走路が通り、東はホッテ谷新道です。ここから南へ、正面に見える山頂に向かってまっすぐに登ります。山小屋荒宿荘を経て20分で山頂に着きます。内ヶ磯側からの登山口は福智山ダム(2004年竣工)建設によって大きく変化しました。直方駅から内ヶ磯までは車かタクシーを利用します。内ヶ磯貯水池の縁を進むと新しいダムが立ちはだかります。ダム下から階段を上がり、ダム堤に出ます。車を利用する場合、ダム湖の周回道は右回りの一方通行で、駐車場は数台分なのでダム下の駐車場を利用します。 湖畔を進み、最奥の三軒屋橋から頓野林道に入ります。林道が山側に曲がる地点では谷沿いの道を選び、セゼリ谷の音を聞きながら林を行きます。大塔の別れで道はふたつに分かれ、右は薙野を経て上野越に行きます。左を取ると豪快な大塔滝まで25分です。滝からは右の急な斜面を登ります。道は谷に沿って上り、やがて林が開け、細くなった流れを渡って右岸の尾根の中腹に上がります。道はそのままトラバースしてまもなく烏落に着きます。標高723mの広いコルで、尺岳、福智山の縦走路が通り、東はホッテ谷新道です。ここから南へ、正面に見える山頂に向かってまっすぐに登ります。山小屋荒宿荘を経て20分で山頂に着きます。 -
菅生の滝から尺岳
- 日帰り
- 1時間50分
菅生の滝から尺岳
- 日帰り
- 1時間50分
菅生の滝は北九州市内で最大の滝と言われ、夏の納涼地としてだけでなく、四季を通じて訪れる人が多い場所です。菅生寺、妙法寺や滝に迫る須川神社といった場所が滝を中心に幽玄な境地を醸し出しており、訪れる者に深い静寂と自然の美しさを感じさせます。 道原でバスを降り、鱒渕ダムへの道と分かれて、菅生の滝付近まで約40分ほど歩きます。道原貯水池や菅生寺を過ぎ、菅生橋を渡って川沿いに進んでいくと、さらに橋を渡って菅生の滝に到着します。 登山道は橋の手前から左に入り、川沿いに進んでいきます。杉林の急な斜面を登り、やがて林道に出ます。林道の記念碑を通り過ぎ、橋を渡ると登山口の標識が見えます。すぐに流れを渡り、車止めの杭が立つ場所を通り過ぎます。自然林に覆われたゆるやかな谷を進み、2度ほど渡渉を行いながら、左岸に直線的に付けられた道を進みます。縦走路に近づくと、杉林をゆるやかに登り、尺岳の肩と呼ばれるコルに到着します。右に行けば田代方面、西に下れば四方越から竜王峡に下る道が続いています。左に登ると、すぐに尺岳平に到達し、広い草地には東屋が建ち、格好の休憩地となります。北側の踏み跡をたどりながら尺岳の山頂に到着します。菅生の滝は北九州市内で最大の滝と言われ、夏の納涼地としてだけでなく、四季を通じて訪れる人が多い場所です。菅生寺、妙法寺や滝に迫る須川神社といった場所が滝を中心に幽玄な境地を醸し出しており、訪れる者に深い静寂と自然の美しさを感じさせます。 道原でバスを降り、鱒渕ダムへの道と分かれて、菅生の滝付近まで約40分ほど歩きます。道原貯水池や菅生寺を過ぎ、菅生橋を渡って川沿いに進んでいくと、さらに橋を渡って菅生の滝に到着します。 登山道は橋の手前から左に入り、川沿いに進んでいきます。杉林の急な斜面を登り、やがて林道に出ます。林道の記念碑を通り過ぎ、橋を渡ると登山口の標識が見えます。すぐに流れを渡り、車止めの杭が立つ場所を通り過ぎます。自然林に覆われたゆるやかな谷を進み、2度ほど渡渉を行いながら、左岸に直線的に付けられた道を進みます。縦走路に近づくと、杉林をゆるやかに登り、尺岳の肩と呼ばれるコルに到着します。右に行けば田代方面、西に下れば四方越から竜王峡に下る道が続いています。左に登ると、すぐに尺岳平に到達し、広い草地には東屋が建ち、格好の休憩地となります。北側の踏み跡をたどりながら尺岳の山頂に到着します。 -
竜王峡から尺岳
- 日帰り
- 1時間30分
竜王峡から尺岳
- 日帰り
- 1時間30分
竜王峡は福智山や尺岳へと続くいくつかの登山コースが集まる主要な登山拠点です。このエリアにはキャンプ場が整備されており、駐車場やトイレといった施設も完備されているので、登山者にとって便利な拠点となっています。 福智山へは、竜王峡広場から鳥居をくぐり、谷沿いを登って山瀬越に出ます。そこから縦走路を進んで山頂を目指します。 尺岳に向かうには、駐車場の脇から橋を渡り、キャンプ場を抜けて竜ヶ丘公園へ出ます。そこから尾根に取り付くと、赤松尾根を伝って急な尾根を登り、縦走路に出ることができます。 また、四方越方面を経由して行く場合、安入寺公民館から広い道路を通り、安入寺の集落を上がっていくと、整備された川沿いの道に入ります。約15分ほど登ると、広い道が尽き、左に踏み跡が続いています。ジグザグに登り、狭いコルに出ると、畑からの道が合流します。ここにはベンチと「四方越」という表示があり、ヤセ尾根を急登していくことになります。その後、尾根の北斜面をトラバースして水場に到達します。この水場は広い谷の源流にあり、山頂直下の場所に位置しており、尺岳が産み出す水のような自然の恵みが感じられます。道は一度縦走路に出て、左に行けば尺岳平を経て尺岳山頂に到着します。竜王峡は福智山や尺岳へと続くいくつかの登山コースが集まる主要な登山拠点です。このエリアにはキャンプ場が整備されており、駐車場やトイレといった施設も完備されているので、登山者にとって便利な拠点となっています。 福智山へは、竜王峡広場から鳥居をくぐり、谷沿いを登って山瀬越に出ます。そこから縦走路を進んで山頂を目指します。 尺岳に向かうには、駐車場の脇から橋を渡り、キャンプ場を抜けて竜ヶ丘公園へ出ます。そこから尾根に取り付くと、赤松尾根を伝って急な尾根を登り、縦走路に出ることができます。 また、四方越方面を経由して行く場合、安入寺公民館から広い道路を通り、安入寺の集落を上がっていくと、整備された川沿いの道に入ります。約15分ほど登ると、広い道が尽き、左に踏み跡が続いています。ジグザグに登り、狭いコルに出ると、畑からの道が合流します。ここにはベンチと「四方越」という表示があり、ヤセ尾根を急登していくことになります。その後、尾根の北斜面をトラバースして水場に到達します。この水場は広い谷の源流にあり、山頂直下の場所に位置しており、尺岳が産み出す水のような自然の恵みが感じられます。道は一度縦走路に出て、左に行けば尺岳平を経て尺岳山頂に到着します。 -
牛斬山・福智山・尺岳縦走
- 日帰り
- 5時間20分
牛斬山・福智山・尺岳縦走
- 日帰り
- 5時間20分
牛斬山(うしきりやま)は、JR日田彦山線の採銅所駅からアクセスできる登山コースが特徴です。駅前には牛斬山や香春岳の案内標識が立っているのが珍しいポイントです。駅から南の踏切を渡り、集落を上がると登山口に到着します。そこから杉林の中を谷沿いに進み、約1時間でコルに到達します。コルからは左にひと登りして牛斬山の山頂に着きます。 牛斬山の山頂からは、香春岳一ノ岳が輪切りのように見える広い草地の景色が広がり、素晴らしい眺望を楽しむことができます。牛斬山は主稜線から外れた位置にあり、縦走路は西側を通って牛斬峠や五徳越峠につながり、香春岳へ向かうことができます。 コルに戻り、北に進むと稜線上に広く切り開かれた防火帯が現れます。最初の625.0mのピークを登ることで、この縦走の洗礼を受けることになります。しばらくは眺望を楽しみながら稜線を進むと、焼立山の急登が待ち受けています。草地がまっすぐに延びる防火帯の風景は圧倒的で、登山者の姿が小さく見えるほどです。 焼立山からは、右に折れると赤牟田の辻に到達します。ここが縦走の半ば地点で、行く手に福智山が見えてきます。別名「念仏坂」と呼ばれる標高差140mの下りがあり、ジグザグに慎重に下る必要があります。下りきった後は、防火帯が終わり、自然林の中を進みます。ススキが多くなると福智山が近づき、835mのピーク直下で右から頂吉コースが合流します。 正面に福智山の美しい山容を見ながら、ススキの道を進んでいくと、左から八丁辻、右から鈴ヶ岩屋の道と合流し、福智山の山頂に到着します。牛斬山(うしきりやま)は、JR日田彦山線の採銅所駅からアクセスできる登山コースが特徴です。駅前には牛斬山や香春岳の案内標識が立っているのが珍しいポイントです。駅から南の踏切を渡り、集落を上がると登山口に到着します。そこから杉林の中を谷沿いに進み、約1時間でコルに到達します。コルからは左にひと登りして牛斬山の山頂に着きます。 牛斬山の山頂からは、香春岳一ノ岳が輪切りのように見える広い草地の景色が広がり、素晴らしい眺望を楽しむことができます。牛斬山は主稜線から外れた位置にあり、縦走路は西側を通って牛斬峠や五徳越峠につながり、香春岳へ向かうことができます。 コルに戻り、北に進むと稜線上に広く切り開かれた防火帯が現れます。最初の625.0mのピークを登ることで、この縦走の洗礼を受けることになります。しばらくは眺望を楽しみながら稜線を進むと、焼立山の急登が待ち受けています。草地がまっすぐに延びる防火帯の風景は圧倒的で、登山者の姿が小さく見えるほどです。 焼立山からは、右に折れると赤牟田の辻に到達します。ここが縦走の半ば地点で、行く手に福智山が見えてきます。別名「念仏坂」と呼ばれる標高差140mの下りがあり、ジグザグに慎重に下る必要があります。下りきった後は、防火帯が終わり、自然林の中を進みます。ススキが多くなると福智山が近づき、835mのピーク直下で右から頂吉コースが合流します。 正面に福智山の美しい山容を見ながら、ススキの道を進んでいくと、左から八丁辻、右から鈴ヶ岩屋の道と合流し、福智山の山頂に到着します。 -
杣の里渓流公園から御前岳
- 日帰り
- 3時間15分
杣の里渓流公園から御前岳
- 日帰り
- 3時間15分
JR羽犬塚駅前から柴庵行きのバスに乗車し、日向神ダムを通って宮ノ尾橋で下車します。御側川に沿って1時間20分ほど歩くと、大杣公園に着きます。ここから峰越林道を進み、杣の里渓流公園まで向かいます。 御前岳の登山口は、杣の里の入口付近で、大杣公園から30分ほどかかります。谷の横に杣の里の駐車場があり、その先に登山口があります。登山道は谷に沿って登り、数回にわたって右岸、左岸と流れを渡りますが、途中にはいくつもの滝やナメの景観も楽しめます。谷が広くなってくると、やがて林道に出ます。これを西に100mほど行くと、尾根を伝う登山路に取り付きます。急坂を15分ほど登ると、ブナやツガの自然林となり、岩やクサリ場もありますが、クマザサの中にシャクナゲやアセビが混じってきます。山頂は間近です。三方を急な斜面で囲まれた山頂からは、北側の一部を除いて眺望を楽しむことができます。JR羽犬塚駅前から柴庵行きのバスに乗車し、日向神ダムを通って宮ノ尾橋で下車します。御側川に沿って1時間20分ほど歩くと、大杣公園に着きます。ここから峰越林道を進み、杣の里渓流公園まで向かいます。 御前岳の登山口は、杣の里の入口付近で、大杣公園から30分ほどかかります。谷の横に杣の里の駐車場があり、その先に登山口があります。登山道は谷に沿って登り、数回にわたって右岸、左岸と流れを渡りますが、途中にはいくつもの滝やナメの景観も楽しめます。谷が広くなってくると、やがて林道に出ます。これを西に100mほど行くと、尾根を伝う登山路に取り付きます。急坂を15分ほど登ると、ブナやツガの自然林となり、岩やクサリ場もありますが、クマザサの中にシャクナゲやアセビが混じってきます。山頂は間近です。三方を急な斜面で囲まれた山頂からは、北側の一部を除いて眺望を楽しむことができます。 -
湧水コース登山口から御前岳
- 日帰り
- 1時間40分
湧水コース登山口から御前岳
- 日帰り
- 1時間40分
御前岳の北側の奥日田スーパー林道からは、湧水コースがあります。麓の出野から登ってきた道が合流する場所が登山口で、休憩舎と数台分の駐車スペースもあります。 高瀬川の支流に沿って登り、谷が広がり流れが穏やかになったところに、登山道から少し入った場所に御前岳の湧水源があります。登山道に戻り、一方の流れに沿って進み、シオジ原生林の中を通って尾根に上がります。急な登りをひと息つくと縦走路に出て、右に進めば山頂に到達します。御前岳の北側の奥日田スーパー林道からは、湧水コースがあります。麓の出野から登ってきた道が合流する場所が登山口で、休憩舎と数台分の駐車スペースもあります。 高瀬川の支流に沿って登り、谷が広がり流れが穏やかになったところに、登山道から少し入った場所に御前岳の湧水源があります。登山道に戻り、一方の流れに沿って進み、シオジ原生林の中を通って尾根に上がります。急な登りをひと息つくと縦走路に出て、右に進めば山頂に到達します。 -
御前岳・釈迦岳縦走
- 日帰り
- 1時間10分
御前岳・釈迦岳縦走
- 日帰り
- 1時間10分
御前岳から釈迦岳の縦走路は2.1kmあります。山頂から東側にゆるく下ると、すぐに左から湧水コースの道が合流します。その先で眺望が開け、山頂からは見えなかった釈迦岳への尾根筋が見通せます。急な下りを終えると、スズタケで切り分けられた道は平坦になり、ブナの木が頭上を覆うような林を進みます。小さな起伏を2箇所ほど越えると、このあたりは春先にドウダンツツジの花で彩られます。 下ると、釈迦岳の三角錐の山頂が目の前に現れます。その迫力にどう登るのかと思わせるものの、クサリが張られた岩場を登り、右に巻いて行けます。南側はスッポリと切れ落ちており、高度感が素晴らしいです。御側の渓谷を隔てて三国山、国見山がそびえ、さらに先には八方ヶ岳も姿を見せます。 山頂は狭いですが、三体の仏像が祀られており、花が手向けられていることも多いです。1等三角点が埋め込まれ、そばには詳細なデータが記された表示板もあります。この山頂は、東側120mの普賢岳に雨量レーダーが設置されており、1等三角点の地点替えで釈迦岳(本釈迦)は福岡県の最高峰となっています。 釈迦岳山頂から東に進み、普賢岳の分岐を南に下ると、尾根をたどって登山口(矢部越)に下りることができます。そこから御前岳の登山口へは、杣の里渓流公園に向かって35分で下り着きます。また、峠を東に下れば奥日田スーパー林道に出て、スノーピーク奥日田まで約5kmとなります。御前岳から釈迦岳の縦走路は2.1kmあります。山頂から東側にゆるく下ると、すぐに左から湧水コースの道が合流します。その先で眺望が開け、山頂からは見えなかった釈迦岳への尾根筋が見通せます。急な下りを終えると、スズタケで切り分けられた道は平坦になり、ブナの木が頭上を覆うような林を進みます。小さな起伏を2箇所ほど越えると、このあたりは春先にドウダンツツジの花で彩られます。 下ると、釈迦岳の三角錐の山頂が目の前に現れます。その迫力にどう登るのかと思わせるものの、クサリが張られた岩場を登り、右に巻いて行けます。南側はスッポリと切れ落ちており、高度感が素晴らしいです。御側の渓谷を隔てて三国山、国見山がそびえ、さらに先には八方ヶ岳も姿を見せます。 山頂は狭いですが、三体の仏像が祀られており、花が手向けられていることも多いです。1等三角点が埋め込まれ、そばには詳細なデータが記された表示板もあります。この山頂は、東側120mの普賢岳に雨量レーダーが設置されており、1等三角点の地点替えで釈迦岳(本釈迦)は福岡県の最高峰となっています。 釈迦岳山頂から東に進み、普賢岳の分岐を南に下ると、尾根をたどって登山口(矢部越)に下りることができます。そこから御前岳の登山口へは、杣の里渓流公園に向かって35分で下り着きます。また、峠を東に下れば奥日田スーパー林道に出て、スノーピーク奥日田まで約5kmとなります。 -
竜口尾根縦走(又剣山・笙ノ峰へ)
- 日帰り
- 5時間45分
- 8.3km
竜口尾根縦走(又剣山・笙ノ峰へ)
- 日帰り
- 5時間45分
- 8.3km
大台ヶ原の大蛇嵓対岸に望む鋸歯状の尾根が竜口尾根で、南端の大きな山が又剣山です。林道橡谷西ノ谷線がサンギリ線とつながり、上北山村が又剣山へのコースを開いたことで近年人気を呼んでいる山の一つです。 河合から林道サンギリ線に入り、サンギリトンネルを抜けて左折、林道橡谷西ノ谷線を東屋が建つ先の新登山口まで行きます。山道を登って稜線に乗り、ホオノキ、ブナ、リョウブが美しい尾根を行けば又剣山に到着です。大峰・大台の展望が開け、大蛇嵓の大岩壁がそびえます。 これより先は、竜口尾根の踏み跡をたどってほぼ尾根筋に忠実にアップダウンを繰り返しながら北上します。狭く小さな丸塚山を過ぎ、春にはミツバツツジやシロヤシオが咲く1206mのコブを過ぎると、樹林内に巨岩が点在する五兵衛平に着きます。ヤセ尾根から解放されしばらくは林内の稜線漫歩です。緩やかな斜面を登ると1320m峰に出ます。ここから東に100mほど行った岩頭に立つと大蛇嵓の大岩壁と中ノ滝、西ノ滝の長瀑が白く光ります。 眼前の絶景に堪能したら分岐に戻り、シャクナゲが茂るヤセ尾根のアップダウンを経て次の広い尾根へ出ると、西へ延びる笙ノ峰の尾根筋が近づき、程なく樹林内に西へ向かう浅い谷筋(クラガリ又谷)が現われます。ここで竜口尾根を離れて左折し、笙ノ峰の尾根に乗ります。1322m峰を過ぎ、鞍部から登り返せば1340m峰に到着。ここで右の尾根に取り、ヒメシャラの二次林の中を登れば3等三角点の標石が埋まる笙ノ峰の頂です。残念ながら展望は得られません。 山頂を出発し尾根筋を15分程も下れば、西大台からの登山道と合流し、緩やかな道をたどると林道へと出ます(林道終点)。林道を進むとイチクボで、木和田への山道が左上に分かれます。林道をさらに下っていくと道標があり、右の杉林の中にショートカットの道が付けられています。これを取り、樹林の中を下りきると旧小処温泉に下り立ちます。大台ヶ原の大蛇嵓対岸に望む鋸歯状の尾根が竜口尾根で、南端の大きな山が又剣山です。林道橡谷西ノ谷線がサンギリ線とつながり、上北山村が又剣山へのコースを開いたことで近年人気を呼んでいる山の一つです。 河合から林道サンギリ線に入り、サンギリトンネルを抜けて左折、林道橡谷西ノ谷線を東屋が建つ先の新登山口まで行きます。山道を登って稜線に乗り、ホオノキ、ブナ、リョウブが美しい尾根を行けば又剣山に到着です。大峰・大台の展望が開け、大蛇嵓の大岩壁がそびえます。 これより先は、竜口尾根の踏み跡をたどってほぼ尾根筋に忠実にアップダウンを繰り返しながら北上します。狭く小さな丸塚山を過ぎ、春にはミツバツツジやシロヤシオが咲く1206mのコブを過ぎると、樹林内に巨岩が点在する五兵衛平に着きます。ヤセ尾根から解放されしばらくは林内の稜線漫歩です。緩やかな斜面を登ると1320m峰に出ます。ここから東に100mほど行った岩頭に立つと大蛇嵓の大岩壁と中ノ滝、西ノ滝の長瀑が白く光ります。 眼前の絶景に堪能したら分岐に戻り、シャクナゲが茂るヤセ尾根のアップダウンを経て次の広い尾根へ出ると、西へ延びる笙ノ峰の尾根筋が近づき、程なく樹林内に西へ向かう浅い谷筋(クラガリ又谷)が現われます。ここで竜口尾根を離れて左折し、笙ノ峰の尾根に乗ります。1322m峰を過ぎ、鞍部から登り返せば1340m峰に到着。ここで右の尾根に取り、ヒメシャラの二次林の中を登れば3等三角点の標石が埋まる笙ノ峰の頂です。残念ながら展望は得られません。 山頂を出発し尾根筋を15分程も下れば、西大台からの登山道と合流し、緩やかな道をたどると林道へと出ます(林道終点)。林道を進むとイチクボで、木和田への山道が左上に分かれます。林道をさらに下っていくと道標があり、右の杉林の中にショートカットの道が付けられています。これを取り、樹林の中を下りきると旧小処温泉に下り立ちます。 -
宮ノ谷出合から池木屋山へ
- 日帰り
- 7時間50分
- 11.9km
宮ノ谷出合から池木屋山へ
- 日帰り
- 7時間50分
- 11.9km
宮ノ谷は池木屋山の北面に源を持つ渓谷で、両岸に急崖が迫り、樹林の深いV字峡には滝、深渕、急流が次々と展開し訪れる人を魅了します。 宮ノ谷出合へは前日に入っておき、早朝出発。宮ノ谷林道を歩き、途中から山道に変わります(車の場合は林道終点に駐車スペースあり)。杉、檜の植林の中を行くと、犬飛びの分岐です。左に折れると両岸接した絶壁となり犬飛嵓の頭に出ます。まれにみる奇勝で、ここで宮ノ谷は幅約3mに狭まり廊下をなしています。元の分岐に戻り、谷沿いの道を進むが、桟道は数箇所欠壊しており増水時には要注意。斜瀑のそばを谷に下ると鷲岩が見られます。ヘビ滝を足元に見て、千丈嵓や六曲岩を対岸に仰ぎ、岩壁に架かる鉄橋をいくつか渡ると、岳魂碑の立つ風折谷出合に着きます。 池木屋山へは出合から右岸を絡んで15分ほど登ると高滝の直前に達し(整備された散策道はここで終わり、ここからは登山の領域となります)、岩を飛んで左岸に移ります。高滝は落差50mといわれ一条に落下する様は見事です。ここから猫滝までは絶壁に沿って付けられた急峻な道となり、過去に転落事故も起きているので慎重な行動が必要です。猫滝15mを絡み終えると道は谷筋に下り右岸に転じ、ドッサリ滝15mが見られる地点から左岸に渡り返します。その先斜面の急な登りを終えると、奥ノ出合に着きます。登路は出合から左俣に入り、すぐ上で枝分かれする右の谷沿いに10分程たどり、谷を渡って左手の山裾に取り付き、胸つく急斜面を登ります。 瀬音が遠ざかると美しい落葉樹に混じって自生の檜やコウヤマキが目に付き、シャクナゲやアケボノツツジも多く、春から初夏には新緑に紅を染める花々が楽しめます。奥ノ出合から標高差580mの登りは辛いですが、一歩一歩高度を稼ぐとやがてヒメザサの茂る草原が明るく開けます。振り返れば三峰山地が東西に連なり、北東には迷岳が顔を覗かせています。右に登って2等三角点の標石が埋まる池木屋山の山頂に到着です。さすが台高の雄峰、周囲はブナの自然林がしっとりと落ち着いた感じを見せています。 下山は明神平方面へ40分ほど行った霧降山から北東に派生する尾根をたどり宮ノ谷出合へと下ります。ブナ林の中を少し下ると池木屋山の名の起こりとなった小屋池の湿地があります。東西約10m南北に約25mで季節によっては水が涸れることもあります。霧降山からは「宮ノ谷→」の道標に従い、主稜を離れて北東に派生する尾根に入ります。見通しのきく独漂1222mを過ぎ、ヒメシャラの純林の中を下って、少し登り返すとコブシ平に出ます。その先、右手側が檜の植林帯に変わり、シカ除けのフェンスのある756.1mの南肩鞍部から右に折れてジグザグに下ると宮ノ谷沿いの林道に出て宮ノ谷出合に向かいます。宮ノ谷は池木屋山の北面に源を持つ渓谷で、両岸に急崖が迫り、樹林の深いV字峡には滝、深渕、急流が次々と展開し訪れる人を魅了します。 宮ノ谷出合へは前日に入っておき、早朝出発。宮ノ谷林道を歩き、途中から山道に変わります(車の場合は林道終点に駐車スペースあり)。杉、檜の植林の中を行くと、犬飛びの分岐です。左に折れると両岸接した絶壁となり犬飛嵓の頭に出ます。まれにみる奇勝で、ここで宮ノ谷は幅約3mに狭まり廊下をなしています。元の分岐に戻り、谷沿いの道を進むが、桟道は数箇所欠壊しており増水時には要注意。斜瀑のそばを谷に下ると鷲岩が見られます。ヘビ滝を足元に見て、千丈嵓や六曲岩を対岸に仰ぎ、岩壁に架かる鉄橋をいくつか渡ると、岳魂碑の立つ風折谷出合に着きます。 池木屋山へは出合から右岸を絡んで15分ほど登ると高滝の直前に達し(整備された散策道はここで終わり、ここからは登山の領域となります)、岩を飛んで左岸に移ります。高滝は落差50mといわれ一条に落下する様は見事です。ここから猫滝までは絶壁に沿って付けられた急峻な道となり、過去に転落事故も起きているので慎重な行動が必要です。猫滝15mを絡み終えると道は谷筋に下り右岸に転じ、ドッサリ滝15mが見られる地点から左岸に渡り返します。その先斜面の急な登りを終えると、奥ノ出合に着きます。登路は出合から左俣に入り、すぐ上で枝分かれする右の谷沿いに10分程たどり、谷を渡って左手の山裾に取り付き、胸つく急斜面を登ります。 瀬音が遠ざかると美しい落葉樹に混じって自生の檜やコウヤマキが目に付き、シャクナゲやアケボノツツジも多く、春から初夏には新緑に紅を染める花々が楽しめます。奥ノ出合から標高差580mの登りは辛いですが、一歩一歩高度を稼ぐとやがてヒメザサの茂る草原が明るく開けます。振り返れば三峰山地が東西に連なり、北東には迷岳が顔を覗かせています。右に登って2等三角点の標石が埋まる池木屋山の山頂に到着です。さすが台高の雄峰、周囲はブナの自然林がしっとりと落ち着いた感じを見せています。 下山は明神平方面へ40分ほど行った霧降山から北東に派生する尾根をたどり宮ノ谷出合へと下ります。ブナ林の中を少し下ると池木屋山の名の起こりとなった小屋池の湿地があります。東西約10m南北に約25mで季節によっては水が涸れることもあります。霧降山からは「宮ノ谷→」の道標に従い、主稜を離れて北東に派生する尾根に入ります。見通しのきく独漂1222mを過ぎ、ヒメシャラの純林の中を下って、少し登り返すとコブシ平に出ます。その先、右手側が檜の植林帯に変わり、シカ除けのフェンスのある756.1mの南肩鞍部から右に折れてジグザグに下ると宮ノ谷沿いの林道に出て宮ノ谷出合に向かいます。 -
大又から薊岳・明神平へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 14.3km
大又から薊岳・明神平へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 14.3km
台高山脈北部の柔和な山が多い中で異彩を放つ薊岳は、シャクナゲやツツジが彩りを添える好展望の山で、台高山脈の素晴らしい眺望と、遠く金剛・葛城山系まで見渡すことができます。明神平へと縦走を続ける尾根筋にはブナ林が広がり、秋の紅葉のころもお勧めです。 大又バス停前の笹野神社の横から小道を上がり、一旦林道に出て、道が右にカーブするところから左の林道を取って杉林の中を進み「大鏡池」の標識で右に折れ、林道を離れ植林の中の細道を登行していくと古池辻に着きます。 古池辻からは山腹を絡んで尾根上に出て、さらに植林の斜面を登り終えると本尾根上に出ます。西に外れてわずかで大鏡池のほとりに到着です。樹林に囲まれた小さな池で、八大竜王に雨ごいをしたという小祠が祀られています。池をあとに東へと尾根を進むと、ブナが主体の樹林に変わり、行く手に薊岳の雄岳や雌岳が顔を覗かせます。木屋ノ尾頭に達するころ、木ノ実矢塚も眺められ、細い岩稜の登りをこなすと雌岳の山頂です。そこからシャクナゲと灌木が密生する中、東へわずかで薊岳(雄岳)の山頂を踏みます。雄岳は標高1406m、頂上は岩峰になっていて、眺望はすこぶる良く、台高山脈北部のほとんどと大峰山系の山々、遠く金剛・葛城山系と音羽山塊までも見渡せるビューポイントです。ここから台高主稜の三ツ塚にかけては自然林が美しく、ブナやカエデの木漏れ日の中の尾根道で、夏にはバイケイソウが沿道を飾ります。1334m峰を越え、石灰岩が散見される地点を過ぎれば二重山稜となります。このあたりは本コース中で最も山の深い味わいが実感できるエリアです。 樹林帯を登り終え1321mの独標を過ぎ、前山を越えると明神平から水無山、国見山が姿を現します。明神平はササの敷き詰められた明るい草原で、天理大小屋とあしび山荘、すこし離れて東屋が建っています。東に下れば水場もあります。 明神平から大又へは明神谷を下ります。道は急だがよく踏まれています。小さな谷を何本か過ぎると、明神滝がかかっています。その先道は大又川に沿って下り鉄橋を渡ると、ほどなく林道終点(登山口)に出ます。あとは二階滝を足元に見て、やがて猫渕橋を渡ると荒神谷が右手より入り七滝八壺と呼ばれる連瀑があります。ここを過ぎると大又バス停はもうすぐです。台高山脈北部の柔和な山が多い中で異彩を放つ薊岳は、シャクナゲやツツジが彩りを添える好展望の山で、台高山脈の素晴らしい眺望と、遠く金剛・葛城山系まで見渡すことができます。明神平へと縦走を続ける尾根筋にはブナ林が広がり、秋の紅葉のころもお勧めです。 大又バス停前の笹野神社の横から小道を上がり、一旦林道に出て、道が右にカーブするところから左の林道を取って杉林の中を進み「大鏡池」の標識で右に折れ、林道を離れ植林の中の細道を登行していくと古池辻に着きます。 古池辻からは山腹を絡んで尾根上に出て、さらに植林の斜面を登り終えると本尾根上に出ます。西に外れてわずかで大鏡池のほとりに到着です。樹林に囲まれた小さな池で、八大竜王に雨ごいをしたという小祠が祀られています。池をあとに東へと尾根を進むと、ブナが主体の樹林に変わり、行く手に薊岳の雄岳や雌岳が顔を覗かせます。木屋ノ尾頭に達するころ、木ノ実矢塚も眺められ、細い岩稜の登りをこなすと雌岳の山頂です。そこからシャクナゲと灌木が密生する中、東へわずかで薊岳(雄岳)の山頂を踏みます。雄岳は標高1406m、頂上は岩峰になっていて、眺望はすこぶる良く、台高山脈北部のほとんどと大峰山系の山々、遠く金剛・葛城山系と音羽山塊までも見渡せるビューポイントです。ここから台高主稜の三ツ塚にかけては自然林が美しく、ブナやカエデの木漏れ日の中の尾根道で、夏にはバイケイソウが沿道を飾ります。1334m峰を越え、石灰岩が散見される地点を過ぎれば二重山稜となります。このあたりは本コース中で最も山の深い味わいが実感できるエリアです。 樹林帯を登り終え1321mの独標を過ぎ、前山を越えると明神平から水無山、国見山が姿を現します。明神平はササの敷き詰められた明るい草原で、天理大小屋とあしび山荘、すこし離れて東屋が建っています。東に下れば水場もあります。 明神平から大又へは明神谷を下ります。道は急だがよく踏まれています。小さな谷を何本か過ぎると、明神滝がかかっています。その先道は大又川に沿って下り鉄橋を渡ると、ほどなく林道終点(登山口)に出ます。あとは二階滝を足元に見て、やがて猫渕橋を渡ると荒神谷が右手より入り七滝八壺と呼ばれる連瀑があります。ここを過ぎると大又バス停はもうすぐです。 -
杉谷から高見山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 6.9km
杉谷から高見山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 6.9km
登山コースはよく整備され、冬の霧氷シーズンには臨時バスも運行され、ちょっとしたラッシュを見せます。春から初夏にかけてはアセビ、ツツジ、コアジサイなどの花が楽しめ、紅葉は10月中旬から11月上旬でブナ、ヒメシャラの黄葉が見事です。 高見登山口でバスを下車、道標を見て石段を登り山裾に取り付きます。杉、檜林に入り、撞木松を過ぎしばらく登ると尾根上の平坦なところに出て古市跡に着きます。旧伊勢南街道の古市跡で、昔は紀州、大和、伊勢からの商人が集まり、米や塩、魚などの市が立ったといわれるところです。沓掛場を過ぎ、その先雲母曲という坂道を登っていくと広い道に出て程なく小峠に着きます。小峠には林道が横切っていて、道脇にある石地蔵が旅人の安全を守っています。ここで旧街道と分かれて高見山への急登となります。 鳥居をくぐり木立を頼りに登ること20分で尾根に達し、杉谷平野分岐で左から平野道が合流します。再び急坂で、左側に続いていた植林も徐々になくなり自然林に変わると、高度も上がり、神武天皇が大和に入る際に立ち止まって大和を眺めたと伝えられる国見岩や、藤原鎌足が三度唱えると揺れだしたという揺岩を道脇に見送ります。ブナとスズタケの茂る尾根伝いの緩やかな登りを行くと、右に少しそれた所に笛吹岩があり、岩頭からは明神平へと延びる山稜が眺められます。 笛吹岩からわずかで高見山の頂に立ちます。眺めは雄大で北に宇陀、曽爾の山々、南に大峰、台高の諸峰がずらりと並び、東では三峰の山容が展開します。高角神社の小祠の背後には2等三角点の標石と、曽爾側の展望を示した指示盤があります。山頂直下には避難小屋を兼ねた展望台があり、悪天時には有り難い存在です。 高見山から杉谷平野分岐までは、尾根伝いの道を引き返し、平野への道標に従います。植林帯の山腹を下って行くとトタン葺きの植林小屋跡を見て枝谷を渡ります。逆コースを取った場合の最後の水場です。清流沿いの道は初夏にはコアジサイの淡青紫色の小花が楽しめます。 しばらく進むと樹齢700年と伝わる高見杉が大きく枝葉を広げており、避難小屋が開放されています。その先で左からの枝谷を渡り、大谷の流れを外れて山腹を絡む平たん路を行くと尾根に出ます。 植林の中に続く整備された道を下って行くと、平野川に架かる舟ノ浦橋に出て、左に行けば下平野バス停に着きます。登山コースはよく整備され、冬の霧氷シーズンには臨時バスも運行され、ちょっとしたラッシュを見せます。春から初夏にかけてはアセビ、ツツジ、コアジサイなどの花が楽しめ、紅葉は10月中旬から11月上旬でブナ、ヒメシャラの黄葉が見事です。 高見登山口でバスを下車、道標を見て石段を登り山裾に取り付きます。杉、檜林に入り、撞木松を過ぎしばらく登ると尾根上の平坦なところに出て古市跡に着きます。旧伊勢南街道の古市跡で、昔は紀州、大和、伊勢からの商人が集まり、米や塩、魚などの市が立ったといわれるところです。沓掛場を過ぎ、その先雲母曲という坂道を登っていくと広い道に出て程なく小峠に着きます。小峠には林道が横切っていて、道脇にある石地蔵が旅人の安全を守っています。ここで旧街道と分かれて高見山への急登となります。 鳥居をくぐり木立を頼りに登ること20分で尾根に達し、杉谷平野分岐で左から平野道が合流します。再び急坂で、左側に続いていた植林も徐々になくなり自然林に変わると、高度も上がり、神武天皇が大和に入る際に立ち止まって大和を眺めたと伝えられる国見岩や、藤原鎌足が三度唱えると揺れだしたという揺岩を道脇に見送ります。ブナとスズタケの茂る尾根伝いの緩やかな登りを行くと、右に少しそれた所に笛吹岩があり、岩頭からは明神平へと延びる山稜が眺められます。 笛吹岩からわずかで高見山の頂に立ちます。眺めは雄大で北に宇陀、曽爾の山々、南に大峰、台高の諸峰がずらりと並び、東では三峰の山容が展開します。高角神社の小祠の背後には2等三角点の標石と、曽爾側の展望を示した指示盤があります。山頂直下には避難小屋を兼ねた展望台があり、悪天時には有り難い存在です。 高見山から杉谷平野分岐までは、尾根伝いの道を引き返し、平野への道標に従います。植林帯の山腹を下って行くとトタン葺きの植林小屋跡を見て枝谷を渡ります。逆コースを取った場合の最後の水場です。清流沿いの道は初夏にはコアジサイの淡青紫色の小花が楽しめます。 しばらく進むと樹齢700年と伝わる高見杉が大きく枝葉を広げており、避難小屋が開放されています。その先で左からの枝谷を渡り、大谷の流れを外れて山腹を絡む平たん路を行くと尾根に出ます。 植林の中に続く整備された道を下って行くと、平野川に架かる舟ノ浦橋に出て、左に行けば下平野バス停に着きます。 -
柏木から白鬚岳・柏原辻へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 14.2km
柏木から白鬚岳・柏原辻へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 14.2km
小白髭から続く急峻な尾根は岩稜が混じり、登り応えのある山で、春にはシャクナゲやツツジの類が沿道を彩ります。 上多古口バス停のすぐ先、柏木付近で吉野川に架かる橋を渡り、右折して林道を行けば、最初に出合う沢が東谷です。車はこの東谷出合付近に駐車できます。東谷の右岸に沿う林道を進み、終点で谷を渡り細い山道を登ります。カツラの巨木の脇を過ぎ、正面に滝を見て山腹を登っていきます。植林の中に続く道を汗して登ると稜線に出て、神ノ谷分岐に着きます。稜線を右に取って小白髭への坂道を登り、雑木林の尾根は鞍部から露岩が混じる急坂となり、大岩を左に巻いて尾根に出るとすぐ先が小白鬚で、明るい展望が開けます。 小白鬚から白髭岳へは4つの隆起を越えます。上下が激しい岩稜、ヤセ尾根を伝い、3つ目のピークに出ると大台ヶ原と大峰の山々の展望が開けます。4つ目のピークに立てば、アルペン的な風貌の白鬚岳が眼前に迫ります。ひと息ついて、一旦下って登り返すと白鬚岳の山頂に到着です。2等三角点の標石と並んで、今西錦司氏の1500回登頂記念碑があります。 ここから南に柏原辻を経てショウジ山へと縦走を開始します。左に中奥へのコースを見送り、ブナ、ヒメシャラの美しい尾根筋を下って、登り返したピークが1222m峰で一際目立つ檜の巨樹があります。花期ならシャクナゲやアケボノツツジが沿道を彩り目を楽しませてくれます。次の1168m峰から標高差にして80mほども下った鞍部が柏原辻で、岩稜となっています。明るい尾根筋を辻から20分程の登りで、切原に着きます。明るく開けた頂で、足を伸ばして憩うには良いところです。 尾根は三角点から緩やかにカーブしながら西に向きを変えます。周囲は自然林から杉、檜の植林帯へと変わり、眺望のない尾根筋を西へとたどり984mのショウジ山に着きます。ショウジ山へは林業用のモノレールが登ってきており、下山はこのモノレールに沿って下り、神ノ谷林道へと降り立ちます。あとは林道を歩いて東谷出合まで向かいます。途中、谷の対岸に西ノ宮が鎮座しているのが見えます。東谷出合からは、往路と同じ道を柏木まで戻ります。小白髭から続く急峻な尾根は岩稜が混じり、登り応えのある山で、春にはシャクナゲやツツジの類が沿道を彩ります。 上多古口バス停のすぐ先、柏木付近で吉野川に架かる橋を渡り、右折して林道を行けば、最初に出合う沢が東谷です。車はこの東谷出合付近に駐車できます。東谷の右岸に沿う林道を進み、終点で谷を渡り細い山道を登ります。カツラの巨木の脇を過ぎ、正面に滝を見て山腹を登っていきます。植林の中に続く道を汗して登ると稜線に出て、神ノ谷分岐に着きます。稜線を右に取って小白髭への坂道を登り、雑木林の尾根は鞍部から露岩が混じる急坂となり、大岩を左に巻いて尾根に出るとすぐ先が小白鬚で、明るい展望が開けます。 小白鬚から白髭岳へは4つの隆起を越えます。上下が激しい岩稜、ヤセ尾根を伝い、3つ目のピークに出ると大台ヶ原と大峰の山々の展望が開けます。4つ目のピークに立てば、アルペン的な風貌の白鬚岳が眼前に迫ります。ひと息ついて、一旦下って登り返すと白鬚岳の山頂に到着です。2等三角点の標石と並んで、今西錦司氏の1500回登頂記念碑があります。 ここから南に柏原辻を経てショウジ山へと縦走を開始します。左に中奥へのコースを見送り、ブナ、ヒメシャラの美しい尾根筋を下って、登り返したピークが1222m峰で一際目立つ檜の巨樹があります。花期ならシャクナゲやアケボノツツジが沿道を彩り目を楽しませてくれます。次の1168m峰から標高差にして80mほども下った鞍部が柏原辻で、岩稜となっています。明るい尾根筋を辻から20分程の登りで、切原に着きます。明るく開けた頂で、足を伸ばして憩うには良いところです。 尾根は三角点から緩やかにカーブしながら西に向きを変えます。周囲は自然林から杉、檜の植林帯へと変わり、眺望のない尾根筋を西へとたどり984mのショウジ山に着きます。ショウジ山へは林業用のモノレールが登ってきており、下山はこのモノレールに沿って下り、神ノ谷林道へと降り立ちます。あとは林道を歩いて東谷出合まで向かいます。途中、谷の対岸に西ノ宮が鎮座しているのが見えます。東谷出合からは、往路と同じ道を柏木まで戻ります。 -
奥香肌峡から迷岳へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 9.7km
奥香肌峡から迷岳へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 9.7km
迷岳への登路は南北と東から、いくつかのルートがありますが、京阪神からはアプローチが遠く、マイカー利用でも前夜発のプランとなります。本ガイドでは北側、奥香肌峡(唐谷川)からのコースを紹介します。 京阪神からなら、1日目はスメールで宿泊になります。2日目、早朝出発。スメールを出て唐谷川に向かい、唐谷林道終点まで行きます。4WD車であれば途中まで入れます。林道終点から山道に入ると二ノ滝が足元に落ちています。二ノ滝は15m、15m、12m滝と続く連瀑帯で、総称して二ノ滝と呼んでいます。 谷はこの先二俣となり、左の谷を大きく絡み終えると本谷には地形図に記載のある三ノ滝二段50mが美しくかかっています。その先で倒壊した小屋が岩場にあり、唐谷分岐に着きます。本谷を飛び石で左岸に渡り杉林の支尾根に取り付いて急斜面を汗して登り切ると、飯盛山からの尾根上北肩のコルに達します。このあたりから迷岳にかけてはブナ林が美しい尾根で、陽春にはヤマツツジやシロヤシオが沿道を彩り、秋には紅葉・黄葉に染まる気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。迷岳の直下は急勾配の登りとなって、ひと頑張りすれば、2等三角点の標石が埋まる迷岳の頂を踏みます。展望はわずかに北方のみですが、高見山と三峰山方面が木の間越しに眺められます。また、周辺にはシロヤシオが多く、自然いっぱいの景観が楽しめます。 山頂での憩いを満喫したら、下山は来た道を北肩のコルまで戻り、飯盛山へと向かう尾根筋を登って行きます。尾根筋にはシャクナゲが多く、花の季節には周囲が美しく飾られます。尾根を登り切ると930mの飯盛山山頂に着きます。北東の視界が開け奥香肌湖が眼下に眺められます。ここからは岩稜帯となり、急勾配を木の根や岩角をつかんでの下降が続くので、転落には十分気をつけて一歩一歩確実に足場を固めて下ってください。鞍部に降り立ち40mほど登り返したピークが飯盛山北峰で、麓のスメールから見上げる山容は均整の取れたピラミッド形で登行欲をそそります。 飯盛山北峰からの下りも、気の抜けない岩稜帯の急傾斜がしばらく続き、下り切った鞍部が本尾根分岐です。スメールには右に折れて杉、檜の植林帯の急斜をジグザグに下って行くと、唐谷沿いの山道に出合い、左へ取り唐谷橋に出てスメールに着きザックを降ろします。迷岳への登路は南北と東から、いくつかのルートがありますが、京阪神からはアプローチが遠く、マイカー利用でも前夜発のプランとなります。本ガイドでは北側、奥香肌峡(唐谷川)からのコースを紹介します。 京阪神からなら、1日目はスメールで宿泊になります。2日目、早朝出発。スメールを出て唐谷川に向かい、唐谷林道終点まで行きます。4WD車であれば途中まで入れます。林道終点から山道に入ると二ノ滝が足元に落ちています。二ノ滝は15m、15m、12m滝と続く連瀑帯で、総称して二ノ滝と呼んでいます。 谷はこの先二俣となり、左の谷を大きく絡み終えると本谷には地形図に記載のある三ノ滝二段50mが美しくかかっています。その先で倒壊した小屋が岩場にあり、唐谷分岐に着きます。本谷を飛び石で左岸に渡り杉林の支尾根に取り付いて急斜面を汗して登り切ると、飯盛山からの尾根上北肩のコルに達します。このあたりから迷岳にかけてはブナ林が美しい尾根で、陽春にはヤマツツジやシロヤシオが沿道を彩り、秋には紅葉・黄葉に染まる気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。迷岳の直下は急勾配の登りとなって、ひと頑張りすれば、2等三角点の標石が埋まる迷岳の頂を踏みます。展望はわずかに北方のみですが、高見山と三峰山方面が木の間越しに眺められます。また、周辺にはシロヤシオが多く、自然いっぱいの景観が楽しめます。 山頂での憩いを満喫したら、下山は来た道を北肩のコルまで戻り、飯盛山へと向かう尾根筋を登って行きます。尾根筋にはシャクナゲが多く、花の季節には周囲が美しく飾られます。尾根を登り切ると930mの飯盛山山頂に着きます。北東の視界が開け奥香肌湖が眼下に眺められます。ここからは岩稜帯となり、急勾配を木の根や岩角をつかんでの下降が続くので、転落には十分気をつけて一歩一歩確実に足場を固めて下ってください。鞍部に降り立ち40mほど登り返したピークが飯盛山北峰で、麓のスメールから見上げる山容は均整の取れたピラミッド形で登行欲をそそります。 飯盛山北峰からの下りも、気の抜けない岩稜帯の急傾斜がしばらく続き、下り切った鞍部が本尾根分岐です。スメールには右に折れて杉、檜の植林帯の急斜をジグザグに下って行くと、唐谷沿いの山道に出合い、左へ取り唐谷橋に出てスメールに着きザックを降ろします。 -
カラスキ谷から古ヶ丸山・白倉山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 11.3km
カラスキ谷から古ヶ丸山・白倉山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 11.3km
「からすき谷公園」の看板が古ヶ丸山への登山口です。登山口から20分ほどで尾根に出て、植林帯の中の急坂を登り切れば三角点標石のある柁山に着きます。山頂は樹林に囲まれていて眺望はありません。 尾根上は自然林が多くなり、清治山までは軽い登りで25分ほど。清治山を過ぎるとブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの落葉樹が美しく、シャクナゲの群生が見られ、5月の開花期には花のトンネルになります。 尾根道を行くと目指す古ヶ丸山がきりりとした山容で望まれ、坂を上がると奥芋口に着きます。道標があり、北にレンガ滝経由のコースが分岐しますが、こちらは不明瞭な箇所もあり要注意です。 ひと息入れたらブナの巨木が点在する尾根を進み、岩が露出した急坂をひと頑張りすれば古ヶ丸山の山頂に達します。3等三角点の標石が埋まる頂からは、北側から西にかけての展望が開け、峰続きの白倉山と池木屋山を中心とする台高山脈の諸峰が居並び、遠くには高見山が鋭鋒となって霞んでいます。 白倉山へは北に向かって尾根を下るが、踏み跡程度の道で、一つのピークを越えます。ヒメシャラの純林を抜けると始まる大熊おとしの岩場は本コースでの最大の難所で、ロープを頼りに慎重によじ登っていきます。う回路もあるので無理をしないように。岩場を登り切ると、振り返り見る古ヶ丸山が実に美しい山容を見せてくれます。 その先、緩やかな尾根をたどるとわずかで1236mの白倉山の山頂に着きます。周囲の樹林が成長して好展望とは言い難いものの、秋であれば紅葉が美しく枝越しに台高山脈の連なりが眺められます。静けさもまた格別の山を堪能したら、下山は往路を引き返し、犁谷公園まで戻ります。「からすき谷公園」の看板が古ヶ丸山への登山口です。登山口から20分ほどで尾根に出て、植林帯の中の急坂を登り切れば三角点標石のある柁山に着きます。山頂は樹林に囲まれていて眺望はありません。 尾根上は自然林が多くなり、清治山までは軽い登りで25分ほど。清治山を過ぎるとブナ、ミズナラ、ヒメシャラなどの落葉樹が美しく、シャクナゲの群生が見られ、5月の開花期には花のトンネルになります。 尾根道を行くと目指す古ヶ丸山がきりりとした山容で望まれ、坂を上がると奥芋口に着きます。道標があり、北にレンガ滝経由のコースが分岐しますが、こちらは不明瞭な箇所もあり要注意です。 ひと息入れたらブナの巨木が点在する尾根を進み、岩が露出した急坂をひと頑張りすれば古ヶ丸山の山頂に達します。3等三角点の標石が埋まる頂からは、北側から西にかけての展望が開け、峰続きの白倉山と池木屋山を中心とする台高山脈の諸峰が居並び、遠くには高見山が鋭鋒となって霞んでいます。 白倉山へは北に向かって尾根を下るが、踏み跡程度の道で、一つのピークを越えます。ヒメシャラの純林を抜けると始まる大熊おとしの岩場は本コースでの最大の難所で、ロープを頼りに慎重によじ登っていきます。う回路もあるので無理をしないように。岩場を登り切ると、振り返り見る古ヶ丸山が実に美しい山容を見せてくれます。 その先、緩やかな尾根をたどるとわずかで1236mの白倉山の山頂に着きます。周囲の樹林が成長して好展望とは言い難いものの、秋であれば紅葉が美しく枝越しに台高山脈の連なりが眺められます。静けさもまた格別の山を堪能したら、下山は往路を引き返し、犁谷公園まで戻ります。 -
不動滝から三峰山へ
- 日帰り
- 4時間0分
- 8km
不動滝から三峰山へ
- 日帰り
- 4時間0分
- 8km
三峰山地の主峰、三峰山(三畝山)は北面に高原台地を持つ顕著なピークで、この山の魅力は冬の霧氷です。室生火山群の展望と、雪煙をあげる台高北部の山々を仰げば雪山気分が満喫できます。また、ツツジが尾根道を彩る春から初夏にかけてと、八丁平のススキが銀波に揺れる秋も素晴らしい景色が楽しめます。山慣れた人には、北に続く岳ノ洞や、高見山、修験業山への縦走コースが変化に富み面白いです。登路は三重県、奈良県側から数本ありますが、霧氷シーズン以外は交通の便が悪く、車利用でないと日帰りはできません。 みつえ青少年旅行村でタクシーを下車。車道を戻り、大タイ谷分岐で右折して不動滝への道標に従います。橋を渡り10分も行くと道は左岸に移り、不動谷コースを選び林道を直進。橋の手前で林道を離れ、右岸の山道を参篭所へと向かいます。鳥居をくぐり不動滝前に立ちます。落差は12mで美しい形をしています。 ひと息ついたら滝前の橋を渡って山道に入ります。杉植林の中にジグザグの急登が続き、ひと汗かく頃杣道が分岐します。右に取りさらに登り続けると30分ほどで五本杉に出て、立派な避難小屋が建ち、登り尾のコースが合流します。 その後、登山道を緩やかに登り稜線に出ると三畝峠です。峠からは東へ進みます。八丁平への道を分け、緩やかな尾根を登って、1等三角点の標石が埋まる三峰山の山頂に立ちます。展望は北東方向の眺めが開け、古光山から倶留尊山へと続く山群や尼ヶ岳、大洞山など個性的な山々が望めます。 のんびりと憩うなら、南に少し下った八丁平が良いでしょう。八丁平は広々としたヒメザサの草原で、南方は明るい展望が開け、飯高の山村を眼下に迷岳、古ヶ丸山を正面に、台高の池木屋山、国見山などの秀峰が一望されます。 下山は八丁平から五本杉へと戻り、左の登り尾コースを下ります。変化のない杉・檜の植林帯を下って行くと40分程で林道に出ます。休憩小屋が建っていてそこから右へ曲がる尾根道を下って行くと、大タイ林道に出て、あとは往路をみつえ青少年旅行村に戻ります。三峰山地の主峰、三峰山(三畝山)は北面に高原台地を持つ顕著なピークで、この山の魅力は冬の霧氷です。室生火山群の展望と、雪煙をあげる台高北部の山々を仰げば雪山気分が満喫できます。また、ツツジが尾根道を彩る春から初夏にかけてと、八丁平のススキが銀波に揺れる秋も素晴らしい景色が楽しめます。山慣れた人には、北に続く岳ノ洞や、高見山、修験業山への縦走コースが変化に富み面白いです。登路は三重県、奈良県側から数本ありますが、霧氷シーズン以外は交通の便が悪く、車利用でないと日帰りはできません。 みつえ青少年旅行村でタクシーを下車。車道を戻り、大タイ谷分岐で右折して不動滝への道標に従います。橋を渡り10分も行くと道は左岸に移り、不動谷コースを選び林道を直進。橋の手前で林道を離れ、右岸の山道を参篭所へと向かいます。鳥居をくぐり不動滝前に立ちます。落差は12mで美しい形をしています。 ひと息ついたら滝前の橋を渡って山道に入ります。杉植林の中にジグザグの急登が続き、ひと汗かく頃杣道が分岐します。右に取りさらに登り続けると30分ほどで五本杉に出て、立派な避難小屋が建ち、登り尾のコースが合流します。 その後、登山道を緩やかに登り稜線に出ると三畝峠です。峠からは東へ進みます。八丁平への道を分け、緩やかな尾根を登って、1等三角点の標石が埋まる三峰山の山頂に立ちます。展望は北東方向の眺めが開け、古光山から倶留尊山へと続く山群や尼ヶ岳、大洞山など個性的な山々が望めます。 のんびりと憩うなら、南に少し下った八丁平が良いでしょう。八丁平は広々としたヒメザサの草原で、南方は明るい展望が開け、飯高の山村を眼下に迷岳、古ヶ丸山を正面に、台高の池木屋山、国見山などの秀峰が一望されます。 下山は八丁平から五本杉へと戻り、左の登り尾コースを下ります。変化のない杉・檜の植林帯を下って行くと40分程で林道に出ます。休憩小屋が建っていてそこから右へ曲がる尾根道を下って行くと、大タイ林道に出て、あとは往路をみつえ青少年旅行村に戻ります。