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検索結果851件中  141-160件
  • 白骨温泉から十石山へ

    白骨温泉から十石山へ

    白骨温泉の温泉街の外れに上高地乗鞍スーパー林道のC区間(白骨温泉安房峠間)の入口がありますが、現在は法面の崩壊などで不通となっています。無料化となったため料金所は取り壊されており、林道を少し上がると無線局のアンテナがあり、その近くに十石山への登山口があります。 杉、檜の植林地の脇を抜けて白骨温泉の旅館街を見ながら、ナラ、ブナ、シラカバに囲まれた広葉樹林の中を歩くと、平坦地に出ます。平坦地はカラマツ林で丁字の分岐があり、左に折れれば「至十石山」の道標があります。曲がらないで直進するとササヤブの平坦地を抜けてスーパー林道へ交差します。 道標に従ってカラマツ林を登っていくと、ほどなくシラカバ林に変わり、少し急登の尾根道を上がっていきます。ササ刈りは定期的にしてあり、歩きやすい道です。尾根道が平坦になったあたりでササの刈り込みが広くしてあるちょっとした休憩場所があります。尾根の平坦部あたりからは、ツガやシラビソの亜高山帯の樹種が増えてきます。シラビソの丸太の年輪は緻密で、それ程巨木でなくても200年以上の樹齢を誇るものもあります。 徐々に傾斜がきつくなってくると、矮小化して低い樹高のシラビソ、ツガ類が見られるようになります。針葉樹が低くなり、やがて森林限界が近づくとナナカマドなどの灌木も見られるようになります。森林限界あたりからは北アルプスの山並みを眺望できます。登山道を囲むササ原は、ハイマツの絨毯が混じるようになります。 ササよりハイマツの割合が多くなっていき、十石峠避難小屋の看板のある小屋に到着。小屋の入口には天水を貯めるタンクが設置してあり、必要な場合は沸かすなどして飲用に利用できます。ロフトもあり、広い小屋です。 小屋裏に出るとハイマツの中に登山道が続き、十石山の三角点まで行くことができます。三角点が近づくにつれハイマツは背丈を越えてヤブ漕ぎ状態となります。頂上は緩い丘陵部分にあり、三角点がなければピークが分かりにくいです。三角点を越えてさらに登山道は尾根に続いていますが、途中が崩壊しているため通行不可となっています。ハイマツのヤブを抜けて崩壊地側を覗くと、剣ヶ峰から烏帽子岳、四ッ岳までの乗鞍の峰々が望めます。 帰路は、往路をそのまま戻りますが、ハイマツ、ササ原、雪渓などでは登山道を見失わないように注意して下山しましょう。
    白骨温泉の温泉街の外れに上高地乗鞍スーパー林道のC区間(白骨温泉安房峠間)の入口がありますが、現在は法面の崩壊などで不通となっています。無料化となったため料金所は取り壊されており、林道を少し上がると無線局のアンテナがあり、その近くに十石山への登山口があります。 杉、檜の植林地の脇を抜けて白骨温泉の旅館街を見ながら、ナラ、ブナ、シラカバに囲まれた広葉樹林の中を歩くと、平坦地に出ます。平坦地はカラマツ林で丁字の分岐があり、左に折れれば「至十石山」の道標があります。曲がらないで直進するとササヤブの平坦地を抜けてスーパー林道へ交差します。 道標に従ってカラマツ林を登っていくと、ほどなくシラカバ林に変わり、少し急登の尾根道を上がっていきます。ササ刈りは定期的にしてあり、歩きやすい道です。尾根道が平坦になったあたりでササの刈り込みが広くしてあるちょっとした休憩場所があります。尾根の平坦部あたりからは、ツガやシラビソの亜高山帯の樹種が増えてきます。シラビソの丸太の年輪は緻密で、それ程巨木でなくても200年以上の樹齢を誇るものもあります。 徐々に傾斜がきつくなってくると、矮小化して低い樹高のシラビソ、ツガ類が見られるようになります。針葉樹が低くなり、やがて森林限界が近づくとナナカマドなどの灌木も見られるようになります。森林限界あたりからは北アルプスの山並みを眺望できます。登山道を囲むササ原は、ハイマツの絨毯が混じるようになります。 ササよりハイマツの割合が多くなっていき、十石峠避難小屋の看板のある小屋に到着。小屋の入口には天水を貯めるタンクが設置してあり、必要な場合は沸かすなどして飲用に利用できます。ロフトもあり、広い小屋です。 小屋裏に出るとハイマツの中に登山道が続き、十石山の三角点まで行くことができます。三角点が近づくにつれハイマツは背丈を越えてヤブ漕ぎ状態となります。頂上は緩い丘陵部分にあり、三角点がなければピークが分かりにくいです。三角点を越えてさらに登山道は尾根に続いていますが、途中が崩壊しているため通行不可となっています。ハイマツのヤブを抜けて崩壊地側を覗くと、剣ヶ峰から烏帽子岳、四ッ岳までの乗鞍の峰々が望めます。 帰路は、往路をそのまま戻りますが、ハイマツ、ササ原、雪渓などでは登山道を見失わないように注意して下山しましょう。
  • アイミックスキャンプ場から剣ヶ峰へ

    アイミックスキャンプ場から剣ヶ峰へ

    高山市の公共バス「たかね号」で高根町阿多野郷集落まで行くと、アイミックスキャンプ場までは徒歩20分ほど。キャンプ場の中を通る林道は、谷をいくつかまたいで登山口に向かいます。アイミックスキャンプ場を過ぎてまもなく横切るのは東谷。東谷にかかる橋には林道ゲートがあります。東谷付近はカラマツ林が出迎えてくれます。のんびりと林道を歩いていくと、やがて真谷にかかる橋を渡ります。あたりはカラマツ林から杉、檜の植林が多くなっていき、林道脇の谷は徐々に深くなり木々の間からは御嶽山も見えるようになります。 再び谷が近くなり黒谷に掛かる堰堤で水量の少ない場所で渡渉し、右岸に渡ってしばらく進むと林道終点の登山口があります。つづら折れの登山道に入ると全体的にササが濃く道が分かりにくい所もありますが、古い登山道なので踏み跡は比較的しっかりしています。斜面をトラバースするように進んでいき、やがて中洞権現尾根に出ると傾斜が緩くなり、周りの針葉樹もシラビソやツガ類にかわってきます。 阿多野郷側の黒谷と黍生集落側の黍生谷に挟まれた中洞権現尾根は草付きが少なくなり、高度が上がるにつれ、シラビソ、コメツガ類が増え、亜高山帯の針葉樹林となります。ほどなく針葉樹林は矮小化した低木に変わり、森林限界を迎える頃、千町尾根のハイマツ帯の緑の絨毯が目に入ります。やがて道はハイマツの間を縫うように続き、岩に描かれたペンキの丸印を探しながら分岐を目指すと、ハイマツも途切れて徐々に踏み跡がはっきりしなくなってきます。そのまま傾斜の高い方へ進むとケルンや石仏、「乗鞍岳まで2km」と表示された道標があり、中洞権現に到着です。 千町尾根からは乗鞍岳の屏風岳、大日岳が間近に望め、剣ヶ峰はそのすぐ向こうです。剣ヶ峰側に歩いていくと、尾根の右側は深い谷、左側は深いハイマツ帯です。ハイマツの中を多少ヤブ漕ぎぎみに歩くと、ほどなくガレ場のゴーロを横切ります。このゴーロは谷状になって五色ヶ原方面の沢上谷最上流部につながっています。 このあたりから、大柄なコバイケイソウの群落をはじめ、豊富な高山植物を楽しみながら登ることができます。剣ヶ峰が近くなるとハイマツがまばらになり、砂礫地に群生するコマクサを見ることができます。剣ヶ峰直下はガレた岩場の通過になるので、浮き石や落石に十分注意して登りましょう。剣ヶ峰からは360度のパノラマを楽しむことができます。下山は往路と同じ道を戻ります。
    高山市の公共バス「たかね号」で高根町阿多野郷集落まで行くと、アイミックスキャンプ場までは徒歩20分ほど。キャンプ場の中を通る林道は、谷をいくつかまたいで登山口に向かいます。アイミックスキャンプ場を過ぎてまもなく横切るのは東谷。東谷にかかる橋には林道ゲートがあります。東谷付近はカラマツ林が出迎えてくれます。のんびりと林道を歩いていくと、やがて真谷にかかる橋を渡ります。あたりはカラマツ林から杉、檜の植林が多くなっていき、林道脇の谷は徐々に深くなり木々の間からは御嶽山も見えるようになります。 再び谷が近くなり黒谷に掛かる堰堤で水量の少ない場所で渡渉し、右岸に渡ってしばらく進むと林道終点の登山口があります。つづら折れの登山道に入ると全体的にササが濃く道が分かりにくい所もありますが、古い登山道なので踏み跡は比較的しっかりしています。斜面をトラバースするように進んでいき、やがて中洞権現尾根に出ると傾斜が緩くなり、周りの針葉樹もシラビソやツガ類にかわってきます。 阿多野郷側の黒谷と黍生集落側の黍生谷に挟まれた中洞権現尾根は草付きが少なくなり、高度が上がるにつれ、シラビソ、コメツガ類が増え、亜高山帯の針葉樹林となります。ほどなく針葉樹林は矮小化した低木に変わり、森林限界を迎える頃、千町尾根のハイマツ帯の緑の絨毯が目に入ります。やがて道はハイマツの間を縫うように続き、岩に描かれたペンキの丸印を探しながら分岐を目指すと、ハイマツも途切れて徐々に踏み跡がはっきりしなくなってきます。そのまま傾斜の高い方へ進むとケルンや石仏、「乗鞍岳まで2km」と表示された道標があり、中洞権現に到着です。 千町尾根からは乗鞍岳の屏風岳、大日岳が間近に望め、剣ヶ峰はそのすぐ向こうです。剣ヶ峰側に歩いていくと、尾根の右側は深い谷、左側は深いハイマツ帯です。ハイマツの中を多少ヤブ漕ぎぎみに歩くと、ほどなくガレ場のゴーロを横切ります。このゴーロは谷状になって五色ヶ原方面の沢上谷最上流部につながっています。 このあたりから、大柄なコバイケイソウの群落をはじめ、豊富な高山植物を楽しみながら登ることができます。剣ヶ峰が近くなるとハイマツがまばらになり、砂礫地に群生するコマクサを見ることができます。剣ヶ峰直下はガレた岩場の通過になるので、浮き石や落石に十分注意して登りましょう。剣ヶ峰からは360度のパノラマを楽しむことができます。下山は往路と同じ道を戻ります。
  • 新登山口から鉢盛山へ

    新登山口から鉢盛山へ

    鉢盛山林道ゲートから10km車で上がったところに新登山口があります。登山道入口から登り始めると、カラマツ林の尾根を小さなつづら折りを交えながらの急登です。時折、登山道がカラマツ林から開けたササ原に回り込むと、松本盆地の雲海が見られることもあります。急登の尾根道を登りきり、村界尾根に出たところで、ハト峰への分岐があり、左に折れて鉢盛山に向かいます。分岐から後ろを振り返ると、松本盆地の向こうに美ヶ原や八ヶ岳を遠望できます。カラマツ林はシラビソ林に変わり、平坦な尾根道は部分的にぬかるむような場所もあります。 白っぽい樹肌のシラビソ林に焦げ茶の樹肌のツガが混じり始めるあたりは槍見尾根と呼ばれ、少し傾斜がつき始め、道はつづら折りの箇所も出てきます。傾斜が再び緩くなったところで、小さな湿原があり、権現ノ庭の道標が立ててあります。木道は朽ちて通りにくくはなっていますが、乾燥が進み始めたささやかな箱庭のような小湿原です。植物を踏み荒らさないように丁寧に歩きましょう。 権現ノ庭を過ぎると、権現坂と呼ばれる短い坂道を抜けて、避難小屋の鉢盛山荘に到着します。プレハブ仕立ての避難小屋の脇を通り、ほど近いところに鉢盛山の頂上があります。頂上には山名を記した名盤があり、三角点のそばには石の祠が鎮座しています。針葉樹に遮られて頂上からの眺望はあまりよくありませんが、頂上から50~60m西側の台地にマイクロウェーブの反射板があり、そこからの眺めは最高です。大パノラマの眺望は、槍ヶ岳、穂高連峰へと続き、西穂高の尾根は焼岳につながり、乗鞍岳の長大な裾野に連続しています。さらに、乗鞍岳の南側の裾野が野麦峠を経て、御嶽山へとパノラマは続いています。 大パノラマを楽しんだ後、鉢盛山の頂上から下る時は、向かって右側の分岐道に迷い込まないように注意しましょう。右への分岐道は林道から派生する電力会社の巡視路で、避難小屋の裏を通って林道の奥へ降りる道で通行はできません。
    鉢盛山林道ゲートから10km車で上がったところに新登山口があります。登山道入口から登り始めると、カラマツ林の尾根を小さなつづら折りを交えながらの急登です。時折、登山道がカラマツ林から開けたササ原に回り込むと、松本盆地の雲海が見られることもあります。急登の尾根道を登りきり、村界尾根に出たところで、ハト峰への分岐があり、左に折れて鉢盛山に向かいます。分岐から後ろを振り返ると、松本盆地の向こうに美ヶ原や八ヶ岳を遠望できます。カラマツ林はシラビソ林に変わり、平坦な尾根道は部分的にぬかるむような場所もあります。 白っぽい樹肌のシラビソ林に焦げ茶の樹肌のツガが混じり始めるあたりは槍見尾根と呼ばれ、少し傾斜がつき始め、道はつづら折りの箇所も出てきます。傾斜が再び緩くなったところで、小さな湿原があり、権現ノ庭の道標が立ててあります。木道は朽ちて通りにくくはなっていますが、乾燥が進み始めたささやかな箱庭のような小湿原です。植物を踏み荒らさないように丁寧に歩きましょう。 権現ノ庭を過ぎると、権現坂と呼ばれる短い坂道を抜けて、避難小屋の鉢盛山荘に到着します。プレハブ仕立ての避難小屋の脇を通り、ほど近いところに鉢盛山の頂上があります。頂上には山名を記した名盤があり、三角点のそばには石の祠が鎮座しています。針葉樹に遮られて頂上からの眺望はあまりよくありませんが、頂上から50~60m西側の台地にマイクロウェーブの反射板があり、そこからの眺めは最高です。大パノラマの眺望は、槍ヶ岳、穂高連峰へと続き、西穂高の尾根は焼岳につながり、乗鞍岳の長大な裾野に連続しています。さらに、乗鞍岳の南側の裾野が野麦峠を経て、御嶽山へとパノラマは続いています。 大パノラマを楽しんだ後、鉢盛山の頂上から下る時は、向かって右側の分岐道に迷い込まないように注意しましょう。右への分岐道は林道から派生する電力会社の巡視路で、避難小屋の裏を通って林道の奥へ降りる道で通行はできません。
  • 高野山町石道

    高野山町石道

    高野山町石道は、慈尊院から高野山上の壇上伽藍までの百八十町の道筋に、一町ごとの卒塔婆が立ち並ぶ道で、歩き応えは十分。百八十町は真言密教が説く胎蔵界の百八十尊を表すとされています。体力に自信のない場合は、古峠、笠木峠、または矢立峠を区切りとして、2回、3回に分けて歩くのも良いでしょう。 九度山駅前の五ツ辻を直進し、紀の川畔の慈尊院へと向かいます。慈尊院は弘法大師空海が、高野山開創に際し伽藍を草創したのが始まりとされています。慈尊院から丹生官省符神社に向かう参道の石段途中に最初の町石、百八十町石が立てられています。 丹生官省符神社に参拝した後、町石に導かれながら果樹園の間を快適に登っていきます。しばらく歩くと展望台に到着、紀ノ川、和泉山脈をはじめ、北側270度の眺望が開けています。雨引山山腹を緩やかに絡み、六本杉峠へ。まっすぐは笠松峠、左横は天野の里に下ります。ここでは左手前を二ツ鳥居方面に向かいます。 町石道としての風情あふれる道が続き、小都知の峯登山口、古峠を経て、八丁坂が合流する二ツ鳥居へ。休憩舎でひと休みした後、緩やかな下り坂となります。応其上人築造の応其池、のどかな田園風景が広がる地蔵堂からゴルフ場との境界線を経て、笠木峠に向かいます。 笠木峠の分岐を左にとると笠木集落を経て上古沢駅に下れますが、ここでは右の町石道を進みます。矢立峠に下って、車道を横断、五十町坂の登りへ。袈裟掛岩、押上石など、弘法大師空海の息吹を感じとりながら緩やかに高度を上げていきます。 再び車道を横断、四十町石を過ぎて巨大な杉並木の水平道を進みます。晩秋には落ち葉、冬には思わぬ新雪に出会えることもあります。一気に急坂を登って、高野山大門へ。大門の向こうに六町石が小さく見えています。大門をくぐり、高野山内から奥之院へと続く車道を直進、宿坊や商店の間を進むと、一町石とその先、左手の壇上伽藍へと導かれます。中門、金堂と進み、その奥に根本大塔が聳えています。 その後、右に蛇腹道を抜け、金剛峯寺前から千手院橋バス停へと向かいます。
    高野山町石道は、慈尊院から高野山上の壇上伽藍までの百八十町の道筋に、一町ごとの卒塔婆が立ち並ぶ道で、歩き応えは十分。百八十町は真言密教が説く胎蔵界の百八十尊を表すとされています。体力に自信のない場合は、古峠、笠木峠、または矢立峠を区切りとして、2回、3回に分けて歩くのも良いでしょう。 九度山駅前の五ツ辻を直進し、紀の川畔の慈尊院へと向かいます。慈尊院は弘法大師空海が、高野山開創に際し伽藍を草創したのが始まりとされています。慈尊院から丹生官省符神社に向かう参道の石段途中に最初の町石、百八十町石が立てられています。 丹生官省符神社に参拝した後、町石に導かれながら果樹園の間を快適に登っていきます。しばらく歩くと展望台に到着、紀ノ川、和泉山脈をはじめ、北側270度の眺望が開けています。雨引山山腹を緩やかに絡み、六本杉峠へ。まっすぐは笠松峠、左横は天野の里に下ります。ここでは左手前を二ツ鳥居方面に向かいます。 町石道としての風情あふれる道が続き、小都知の峯登山口、古峠を経て、八丁坂が合流する二ツ鳥居へ。休憩舎でひと休みした後、緩やかな下り坂となります。応其上人築造の応其池、のどかな田園風景が広がる地蔵堂からゴルフ場との境界線を経て、笠木峠に向かいます。 笠木峠の分岐を左にとると笠木集落を経て上古沢駅に下れますが、ここでは右の町石道を進みます。矢立峠に下って、車道を横断、五十町坂の登りへ。袈裟掛岩、押上石など、弘法大師空海の息吹を感じとりながら緩やかに高度を上げていきます。 再び車道を横断、四十町石を過ぎて巨大な杉並木の水平道を進みます。晩秋には落ち葉、冬には思わぬ新雪に出会えることもあります。一気に急坂を登って、高野山大門へ。大門の向こうに六町石が小さく見えています。大門をくぐり、高野山内から奥之院へと続く車道を直進、宿坊や商店の間を進むと、一町石とその先、左手の壇上伽藍へと導かれます。中門、金堂と進み、その奥に根本大塔が聳えています。 その後、右に蛇腹道を抜け、金剛峯寺前から千手院橋バス停へと向かいます。
  • 京・大坂道

    京・大坂道

    学文路駅を出て国道を200m程東進、四ツ辻に女人堂までの距離を示す「三里石」が建っています。ここから京・大坂道をスタートします。南下して線路を渡ると、「石堂丸物語」の舞台として知られる玉屋旅館跡、続いて西光寺(学文路苅萱堂)に到着します。集落に沿って進み、「九拾町」碑の立つ三差路を左にとって、第三の地蔵へ。広域農道を横切った後、大師の硯水を過ぎると、河根峠の第四の地蔵に着きます。急坂を下って、河根の街道を南進、千石橋を渡って作水坂へ。すぐに第五の地蔵、続いて第六の地蔵に迎えられます。 やがて日本最後の仇討ちの地、黒岩を通過、神谷辻に到着します。右手から長坂街道が合わさり、神谷の街道を南進、やや下り気味の道を進むと、鮮やかな朱色の極楽橋に着きます。すぐ先が極楽橋駅。極楽橋を渡ると、不動坂です。高野山ケーブルのガードをくぐった先で、いろは坂が右上に分岐します。花折坂で新・旧不動坂が再び合わさると、女人堂バス停はすぐです。
    学文路駅を出て国道を200m程東進、四ツ辻に女人堂までの距離を示す「三里石」が建っています。ここから京・大坂道をスタートします。南下して線路を渡ると、「石堂丸物語」の舞台として知られる玉屋旅館跡、続いて西光寺(学文路苅萱堂)に到着します。集落に沿って進み、「九拾町」碑の立つ三差路を左にとって、第三の地蔵へ。広域農道を横切った後、大師の硯水を過ぎると、河根峠の第四の地蔵に着きます。急坂を下って、河根の街道を南進、千石橋を渡って作水坂へ。すぐに第五の地蔵、続いて第六の地蔵に迎えられます。 やがて日本最後の仇討ちの地、黒岩を通過、神谷辻に到着します。右手から長坂街道が合わさり、神谷の街道を南進、やや下り気味の道を進むと、鮮やかな朱色の極楽橋に着きます。すぐ先が極楽橋駅。極楽橋を渡ると、不動坂です。高野山ケーブルのガードをくぐった先で、いろは坂が右上に分岐します。花折坂で新・旧不動坂が再び合わさると、女人堂バス停はすぐです。
  • 長坂街道

    長坂街道

    高野下駅下車。不動谷川を渡り、椎出郵便局前の三差路を左へ、谷沿いの道を緩やかに登っていきます。舗装道が平坦になった頃、「至高野山」の里程標、続いて廃堂となって久しい苅萱堂跡に到着します。苅萱堂跡の左脇から、かつて賑わった長坂街道の古道に入ります。山腹の道を長坂地蔵、弘法大師堂へ、里程標に導かれながら進みます。やがて高野山に最も近い宿場街として賑わった神谷の集落へ。 神谷辻で京・大阪道が左から合流、旅籠跡が残る街道を南進、緩やかに下ると極楽橋に到着します。極楽橋を渡ると、いよいよ不動坂の登りにかかります。高野山ケーブルのガードをくぐると、大正末期頃まで利用されていた「いろは坂」の旧不動坂と、新不動坂の分岐に着きます。新・旧不動坂は、清不動堂前で一度交差した後再び分かれ、花折坂で合流すると女人堂バス停はすぐです。
    高野下駅下車。不動谷川を渡り、椎出郵便局前の三差路を左へ、谷沿いの道を緩やかに登っていきます。舗装道が平坦になった頃、「至高野山」の里程標、続いて廃堂となって久しい苅萱堂跡に到着します。苅萱堂跡の左脇から、かつて賑わった長坂街道の古道に入ります。山腹の道を長坂地蔵、弘法大師堂へ、里程標に導かれながら進みます。やがて高野山に最も近い宿場街として賑わった神谷の集落へ。 神谷辻で京・大阪道が左から合流、旅籠跡が残る街道を南進、緩やかに下ると極楽橋に到着します。極楽橋を渡ると、いよいよ不動坂の登りにかかります。高野山ケーブルのガードをくぐると、大正末期頃まで利用されていた「いろは坂」の旧不動坂と、新不動坂の分岐に着きます。新・旧不動坂は、清不動堂前で一度交差した後再び分かれ、花折坂で合流すると女人堂バス停はすぐです。
  • 黒河道

    黒河道

    橋本駅下車。紀の川にかかる橋本橋を渡って南詰めを左折、定福寺へ。定福寺のすぐ南、宮谷大師堂から、どばい坂と呼ばれる黒河道に入ります。黒河道は、豊臣秀吉が高野山内禁令の能狂言を催した際、突然の雷雨、雷鳴に、弘法大師の怒りと思い、急ぎ馬にまたがり駆け下った道と伝えられています。 何度か農道を交えながら、緩やかに高度を上げていきます。やがて背後に、和泉・葛城山脈、紀の川平野を望む五軒畑岩掛観音へ。ひと休みした後、樹林帯の道を明神ヶ田和へと向かいます。鉢伏の井戸を経て、再び農道が合流、五ツ辻の明神ヶ田和へ。 国城山への道を右手に、左から二番目のコンクリート道に入ります。急坂を一気に下って、わらん谷の道を進み、丹生川畔に下ります。市平橋を渡ったのち、市平集落の果樹園の中を抜けると、カツラの大木に囲まれた春日神社へと導かれます。植林帯のつづら折れの道を登っていきます。傾斜が緩くなった頃、美砂子峠に到着。右は大将軍ヶ峰山腹を経て久保田和に向かいますが、ここでは峠を直進、山襞を縫う水平道へ。 やがて久保小学校の校舎が建つ久保田和に到着します。久保小学校は、久保鉱山が全盛の一時期、児童数が百人を越えた時期もあったと言われ、周辺集落がいかに栄えていたかうかがい知れます。現在、久保小学校は「くどやま森の童話館」として利用されています。 久保田和の校舎前には道標石仏が祀られており、「右かうや 左まにさん」の文字が記されています。左の道は、かつて栄えた平集落跡を経て黒河峠に登ることになりますが、ここでは分岐を右に進みます。小学校校庭の桜の老木を見送った後、雪池峠方面へ。 しばらく平坦な古道歩きが続いた後尾根道に入り、徐々に傾斜を強め、雪池峠の登りにかかります。ひと汗かく頃、雪池峠に到着します。雪池山山腹をトラバース、子継峠で女人道と合わさった後、一本杉に下ります。周回道路の右の道が黒河口女人堂跡に向かう黒河道で、ここでは周回道路を左に進みます。三本杉から奥之院御廟の裏手に出て、御廟橋へ。奥之院に参拝し、奥の院前バス停へと向かいます。
    橋本駅下車。紀の川にかかる橋本橋を渡って南詰めを左折、定福寺へ。定福寺のすぐ南、宮谷大師堂から、どばい坂と呼ばれる黒河道に入ります。黒河道は、豊臣秀吉が高野山内禁令の能狂言を催した際、突然の雷雨、雷鳴に、弘法大師の怒りと思い、急ぎ馬にまたがり駆け下った道と伝えられています。 何度か農道を交えながら、緩やかに高度を上げていきます。やがて背後に、和泉・葛城山脈、紀の川平野を望む五軒畑岩掛観音へ。ひと休みした後、樹林帯の道を明神ヶ田和へと向かいます。鉢伏の井戸を経て、再び農道が合流、五ツ辻の明神ヶ田和へ。 国城山への道を右手に、左から二番目のコンクリート道に入ります。急坂を一気に下って、わらん谷の道を進み、丹生川畔に下ります。市平橋を渡ったのち、市平集落の果樹園の中を抜けると、カツラの大木に囲まれた春日神社へと導かれます。植林帯のつづら折れの道を登っていきます。傾斜が緩くなった頃、美砂子峠に到着。右は大将軍ヶ峰山腹を経て久保田和に向かいますが、ここでは峠を直進、山襞を縫う水平道へ。 やがて久保小学校の校舎が建つ久保田和に到着します。久保小学校は、久保鉱山が全盛の一時期、児童数が百人を越えた時期もあったと言われ、周辺集落がいかに栄えていたかうかがい知れます。現在、久保小学校は「くどやま森の童話館」として利用されています。 久保田和の校舎前には道標石仏が祀られており、「右かうや 左まにさん」の文字が記されています。左の道は、かつて栄えた平集落跡を経て黒河峠に登ることになりますが、ここでは分岐を右に進みます。小学校校庭の桜の老木を見送った後、雪池峠方面へ。 しばらく平坦な古道歩きが続いた後尾根道に入り、徐々に傾斜を強め、雪池峠の登りにかかります。ひと汗かく頃、雪池峠に到着します。雪池山山腹をトラバース、子継峠で女人道と合わさった後、一本杉に下ります。周回道路の右の道が黒河口女人堂跡に向かう黒河道で、ここでは周回道路を左に進みます。三本杉から奥之院御廟の裏手に出て、御廟橋へ。奥之院に参拝し、奥の院前バス停へと向かいます。
  • 女人道

    女人道

    女人堂バス停下車。バス停前の不動坂口女人堂は、高野七口の中で、現存する唯一の女人堂です。まずは弁天岳に登ったのち、高野山の表玄関口、高野山大門に下ります。車道を横切り、お助け地蔵参道経由で相の浦口女人堂跡へ。谷を渡ると、背後から弁天岳がせり上がり、伐採地の上水峠に到着します。しばらく緩やかな起伏が続き、ろくろ峠の大滝口女人堂跡に下ります。小辺路ルートの林道を右に進み、薄峠手前の分岐を左下へ。やがて、今なお厳しい修行が続けているという円通律寺参道に出ます。参道を右へ、次の分岐を左に登って、大峰口女人堂跡の弥勒峠へ。緩やかな起伏の尾根道が続いた後、急斜面を下ると、中の橋駐車場に降り立ちます。ここで車道を摩尼トンネル方面に進み、トンネル手前の山道を左に登り、摩尼峠経由で奥の院峠を目指します。奥の院峠を直進、これより高野三山で呼ばれる摩尼山、楊柳山、転軸山を登ることになります(高野三山(コースガイド)参照)。高野山森林公園から鴬谷の集落を抜け黒河口女人堂跡へ。すぐの路地を右に入り、女人堂バス停に帰り着きます。
    女人堂バス停下車。バス停前の不動坂口女人堂は、高野七口の中で、現存する唯一の女人堂です。まずは弁天岳に登ったのち、高野山の表玄関口、高野山大門に下ります。車道を横切り、お助け地蔵参道経由で相の浦口女人堂跡へ。谷を渡ると、背後から弁天岳がせり上がり、伐採地の上水峠に到着します。しばらく緩やかな起伏が続き、ろくろ峠の大滝口女人堂跡に下ります。小辺路ルートの林道を右に進み、薄峠手前の分岐を左下へ。やがて、今なお厳しい修行が続けているという円通律寺参道に出ます。参道を右へ、次の分岐を左に登って、大峰口女人堂跡の弥勒峠へ。緩やかな起伏の尾根道が続いた後、急斜面を下ると、中の橋駐車場に降り立ちます。ここで車道を摩尼トンネル方面に進み、トンネル手前の山道を左に登り、摩尼峠経由で奥の院峠を目指します。奥の院峠を直進、これより高野三山で呼ばれる摩尼山、楊柳山、転軸山を登ることになります(高野三山(コースガイド)参照)。高野山森林公園から鴬谷の集落を抜け黒河口女人堂跡へ。すぐの路地を右に入り、女人堂バス停に帰り着きます。
  • 高野三山

    高野三山

    奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。
    奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。
  • 三谷坂道

    三谷坂道

    妙寺駅から三谷橋を渡って、丹生酒殿神社へ。神社西隣から三谷坂の古道に入ります。三谷坂は丹生都比売神社の神主や勅使が利用した道で、勅使坂とも呼ばれています。柿畑の間、緩やかに高度を上げ、笠石を通過、頬切地蔵に立ち寄った後、鬱蒼とした植林帯の道を登っていきます。笠松峠でいったん車道に出た後、再びすぐ右手の古道に入ります。樹林帯を抜けると長閑な天野の田園風景が広がり、パワースポットの丹生都比売神社へと迎えられます。 神社に参拝後、左の車道を進み待賢門院の墓を経て、八丁坂を登ります。登り切ったところが、二ツ鳥居の建つ眺望スポットで、高野山町石道と合流。右は高野山大門方面ですが、ここでは左の六本杉峠方面に向かいます。 古峠を右にとり、一気に樹林帯を下って上古沢集落へ。不動谷川を渡ると、上古沢駅はすぐです。
    妙寺駅から三谷橋を渡って、丹生酒殿神社へ。神社西隣から三谷坂の古道に入ります。三谷坂は丹生都比売神社の神主や勅使が利用した道で、勅使坂とも呼ばれています。柿畑の間、緩やかに高度を上げ、笠石を通過、頬切地蔵に立ち寄った後、鬱蒼とした植林帯の道を登っていきます。笠松峠でいったん車道に出た後、再びすぐ右手の古道に入ります。樹林帯を抜けると長閑な天野の田園風景が広がり、パワースポットの丹生都比売神社へと迎えられます。 神社に参拝後、左の車道を進み待賢門院の墓を経て、八丁坂を登ります。登り切ったところが、二ツ鳥居の建つ眺望スポットで、高野山町石道と合流。右は高野山大門方面ですが、ここでは左の六本杉峠方面に向かいます。 古峠を右にとり、一気に樹林帯を下って上古沢集落へ。不動谷川を渡ると、上古沢駅はすぐです。
  • 有田・龍神道

    有田・龍神道

    花園バス停から、はなぞの温泉花圃の里の横手より近畿自然歩道の花園トレッキングコースに入ります。緩やかに杉・檜の植林帯尾根を登っていきます。ほどなく林道と合流、右にとってしばらく林道を進むと、辻の茶屋分岐に到着します。左は高野山方面ですが、ここでは右の運動健康促進広場へ。広場でひと休みした後、辻の茶屋分岐への舗装路を左に見送り、斜め右の古道へ。すぐに1953年まで高野山詣での休憩所として賑わった旧辻の茶屋跡があり、古道を北に進むと高野山大門に向かう舗装路が合流します。 奥高野の山々を樹林のすき間から眺めながら、快適に歩を進めます。春の新緑、秋には紅葉が見事です。湯川辻を直進、花園への車道を右に見送ると、すぐに国道と合流します。駐車場横の山道に入り、お助け地蔵に登ります。参道を北にとって龍神口女人堂跡を過ぎれば高野山大門、大門バス停に到着です。
    花園バス停から、はなぞの温泉花圃の里の横手より近畿自然歩道の花園トレッキングコースに入ります。緩やかに杉・檜の植林帯尾根を登っていきます。ほどなく林道と合流、右にとってしばらく林道を進むと、辻の茶屋分岐に到着します。左は高野山方面ですが、ここでは右の運動健康促進広場へ。広場でひと休みした後、辻の茶屋分岐への舗装路を左に見送り、斜め右の古道へ。すぐに1953年まで高野山詣での休憩所として賑わった旧辻の茶屋跡があり、古道を北に進むと高野山大門に向かう舗装路が合流します。 奥高野の山々を樹林のすき間から眺めながら、快適に歩を進めます。春の新緑、秋には紅葉が見事です。湯川辻を直進、花園への車道を右に見送ると、すぐに国道と合流します。駐車場横の山道に入り、お助け地蔵に登ります。参道を北にとって龍神口女人堂跡を過ぎれば高野山大門、大門バス停に到着です。
  • 高野山発見の道

    高野山発見の道

    星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。
    星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。
  • 果無越え

    果無越え

    ホテル昴バス停からトンネルを抜けると二津野ダム湖畔に着きます。吊橋を渡って左折、果無越えの古道入口へ。しばらくつづら折れの石畳道が続きます。一気に登って、天空の郷、果無集落へ。世界遺産の石碑前の車道を横切り、果無峠を目指します。すぐに、西国三十三所観音の第三十番の観音石仏に迎えられます。観音石仏に導かれながら高度を上げ、やがて湧き水のある観音堂へ、しばらくして右手から大峰山脈の眺望が開けてきます。 第十八番石像に挨拶を交わし、植林の道を一気に登って果無峠へ。峠には宝筐印塔の台座と、第十七番の石仏が祀られています。峠を後に八木尾に向けて下山開始。しばらく緩やかな下りが続いたのち、二十丁石を過ぎると、急勾配の道となり、樹々のすき間越しに熊野川の眺望が開けてきます。七色分岐を直進、民家の庭先を抜け石段を下ると、八木尾バス停に降り立ちます。
    ホテル昴バス停からトンネルを抜けると二津野ダム湖畔に着きます。吊橋を渡って左折、果無越えの古道入口へ。しばらくつづら折れの石畳道が続きます。一気に登って、天空の郷、果無集落へ。世界遺産の石碑前の車道を横切り、果無峠を目指します。すぐに、西国三十三所観音の第三十番の観音石仏に迎えられます。観音石仏に導かれながら高度を上げ、やがて湧き水のある観音堂へ、しばらくして右手から大峰山脈の眺望が開けてきます。 第十八番石像に挨拶を交わし、植林の道を一気に登って果無峠へ。峠には宝筐印塔の台座と、第十七番の石仏が祀られています。峠を後に八木尾に向けて下山開始。しばらく緩やかな下りが続いたのち、二十丁石を過ぎると、急勾配の道となり、樹々のすき間越しに熊野川の眺望が開けてきます。七色分岐を直進、民家の庭先を抜け石段を下ると、八木尾バス停に降り立ちます。
  • 伯母子岳

    伯母子岳

    本コースはアプローチが良くないため、車利用がおすすめです。高野龍神スカイラインから分岐した奥千丈林道の東方面にある伯母子岳遊歩道入口からスタートです。 遊歩道に入ると、緩やかな起伏のブナ、ミズナラの原生林の道となります。口千丈山を越えると、正面前方に牛首の峰の眺望が開けてきます。牛首の峰の北山腹を絡み、深タワの分岐へ。左は伯母子峠に向かう遊歩道ですが、ここでは主稜線を急登、伯母子岳山頂を目指します。春にはドウダンツツジ、ヤマツツジの花が咲く道で、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。伯母子岳山頂からの眺望は360度、西に牛首の峰から口千丈山、護摩壇山へと連なる山稜、南には鉾尖岳、崖又山、北には夏虫山、東には赤谷峰、その向こうに大峰連山が薄く霞んでいます。 帰路は山頂から東の伯母子峠へ。峠から左の伯母子岳の北山腹を絡み、深タワに出て口千丈山を経て伯母子岳遊歩道入口に戻ります。
    本コースはアプローチが良くないため、車利用がおすすめです。高野龍神スカイラインから分岐した奥千丈林道の東方面にある伯母子岳遊歩道入口からスタートです。 遊歩道に入ると、緩やかな起伏のブナ、ミズナラの原生林の道となります。口千丈山を越えると、正面前方に牛首の峰の眺望が開けてきます。牛首の峰の北山腹を絡み、深タワの分岐へ。左は伯母子峠に向かう遊歩道ですが、ここでは主稜線を急登、伯母子岳山頂を目指します。春にはドウダンツツジ、ヤマツツジの花が咲く道で、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。伯母子岳山頂からの眺望は360度、西に牛首の峰から口千丈山、護摩壇山へと連なる山稜、南には鉾尖岳、崖又山、北には夏虫山、東には赤谷峰、その向こうに大峰連山が薄く霞んでいます。 帰路は山頂から東の伯母子峠へ。峠から左の伯母子岳の北山腹を絡み、深タワに出て口千丈山を経て伯母子岳遊歩道入口に戻ります。
  • 護摩壇山・龍神岳

    護摩壇山・龍神岳

    護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。
    護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。
  • 大日越え

    大日越え

    本宮大社前バス停から、まずは石段が続く参道を登って熊野本宮大社に参拝します。その後、国道を挟んで反対側の熊野本宮大社のあった旧社地・大斎原へと向かいます。大鳥居をくぐり大斎原へ。大斎原は明治22年の大水害で熊野本宮大社が流出するまで旧社地のあった所で、藤原定家が大斎原に着いた時の印象を明月記の中で「感涙禁じ難し」と記しています。 大斎原の裏手から音無川を渡り、国道を左折、大日越えの登り口へ。急坂の石段を登っていくと、うっそうとした森にひっそりと建つ月見ヶ丘神社に到着します。やや緩やかな登りとなり、左甚五郎伝説ゆかりの鼻欠地蔵へ。つづら折りの急坂を一気に下って、熊野御幸の湯垢離場、湯の峰温泉街に降り立ちます。湯ノ谷川のほとりに湧く湯の峰温泉には、日に七度色が変わるという「つぼ湯」をはじめ、湯の峰薬師の東光寺などがあります。温泉で体の疲れを癒したのち帰路に着きます。
    本宮大社前バス停から、まずは石段が続く参道を登って熊野本宮大社に参拝します。その後、国道を挟んで反対側の熊野本宮大社のあった旧社地・大斎原へと向かいます。大鳥居をくぐり大斎原へ。大斎原は明治22年の大水害で熊野本宮大社が流出するまで旧社地のあった所で、藤原定家が大斎原に着いた時の印象を明月記の中で「感涙禁じ難し」と記しています。 大斎原の裏手から音無川を渡り、国道を左折、大日越えの登り口へ。急坂の石段を登っていくと、うっそうとした森にひっそりと建つ月見ヶ丘神社に到着します。やや緩やかな登りとなり、左甚五郎伝説ゆかりの鼻欠地蔵へ。つづら折りの急坂を一気に下って、熊野御幸の湯垢離場、湯の峰温泉街に降り立ちます。湯ノ谷川のほとりに湧く湯の峰温泉には、日に七度色が変わるという「つぼ湯」をはじめ、湯の峰薬師の東光寺などがあります。温泉で体の疲れを癒したのち帰路に着きます。
  • 赤木越え

    赤木越え

    湯の峰温泉バス停から北へすぐ、一遍上人磨崖名号碑の左隣から赤木越えのスタートです。湯煙の中に下っていく様を地獄に見立てたとされる地獄坂と呼ばれる石畳道を緩やかに登っていきます。「ユノミ子、か平」の道標石を経て、柿原茶屋跡へ。左に弘法大師像を見送り、なおも緩やかな登りが続きます。 しばらくして、なべわり地蔵が祀られる442m峰へ。疎林帯の平坦な尾根道を進むと、けんじょう茶屋跡はすぐです。三越峠に向かうかつての赤木越えは通行不可のため、ここではしばらく山腹を進んだのち、一気に下って音無川畔へ。中辺路と合流し、右の熊野本宮大社方面へと向かいます。すぐのところに船玉神社があります。しばらく林道を進み、猪鼻王子へ。再び林道と合流、たっくん坂を登ると、発心門王子に到着します。すぐ前が発心門王子バス停です。時間が許せば、このまま熊野本宮大社まで歩くのも良いでしょう。
    湯の峰温泉バス停から北へすぐ、一遍上人磨崖名号碑の左隣から赤木越えのスタートです。湯煙の中に下っていく様を地獄に見立てたとされる地獄坂と呼ばれる石畳道を緩やかに登っていきます。「ユノミ子、か平」の道標石を経て、柿原茶屋跡へ。左に弘法大師像を見送り、なおも緩やかな登りが続きます。 しばらくして、なべわり地蔵が祀られる442m峰へ。疎林帯の平坦な尾根道を進むと、けんじょう茶屋跡はすぐです。三越峠に向かうかつての赤木越えは通行不可のため、ここではしばらく山腹を進んだのち、一気に下って音無川畔へ。中辺路と合流し、右の熊野本宮大社方面へと向かいます。すぐのところに船玉神社があります。しばらく林道を進み、猪鼻王子へ。再び林道と合流、たっくん坂を登ると、発心門王子に到着します。すぐ前が発心門王子バス停です。時間が許せば、このまま熊野本宮大社まで歩くのも良いでしょう。
  • 八郎峠越え

    八郎峠越え

    大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。
    大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。
  • 市屋峠・二河峠からゆかし潟へ

    市屋峠・二河峠からゆかし潟へ

    太地駅前の国道を西に向かい、山裾の路地に入ります。那智勝浦新宮道路のガードをくぐり、市屋峠入口まで進みます。市屋峠を越えると与根河池畔に到着、谷沿いの遊歩道を北へ。大きな切り通しを過ぎて左手の山道に取り付くと、眺望の良い二河峠に登ります。 二河川畔に下って橋を渡り、車道を北にとると、ゆかし潟畔に到着します。かつてゆかし潟は、ひさご池と呼ばれていた池で、佐藤春夫が詠んだ短歌によって、湖名が変更されています。国道に出る手前で左の路地に入り、山裾を進んで国道と合流します。湯川トンネル手前を左にとって、駿田峠への登りにかかります。 加寿地蔵を祀る駿田峠を越えると古道の道幅が広くなり、緩やかに高度を下げていきます。国道を横切り、紀伊天満駅の西側から那智川に出て、桜並木を北上します。中辺路と合流、荷坂峠を越えて、市野々を過ぎると、大門坂駐車場前バス停はすぐです。
    太地駅前の国道を西に向かい、山裾の路地に入ります。那智勝浦新宮道路のガードをくぐり、市屋峠入口まで進みます。市屋峠を越えると与根河池畔に到着、谷沿いの遊歩道を北へ。大きな切り通しを過ぎて左手の山道に取り付くと、眺望の良い二河峠に登ります。 二河川畔に下って橋を渡り、車道を北にとると、ゆかし潟畔に到着します。かつてゆかし潟は、ひさご池と呼ばれていた池で、佐藤春夫が詠んだ短歌によって、湖名が変更されています。国道に出る手前で左の路地に入り、山裾を進んで国道と合流します。湯川トンネル手前を左にとって、駿田峠への登りにかかります。 加寿地蔵を祀る駿田峠を越えると古道の道幅が広くなり、緩やかに高度を下げていきます。国道を横切り、紀伊天満駅の西側から那智川に出て、桜並木を北上します。中辺路と合流、荷坂峠を越えて、市野々を過ぎると、大門坂駐車場前バス停はすぐです。
  • 馬越峠越え

    馬越峠越え

    JR相賀駅をスタート。銚子橋を渡り、道の駅「海山」を経て馬越峠越えの古道入口へ。石畳道をしばらく進むと夜泣き地蔵に迎えられます。夜泣き地蔵は、巡礼者の安全を祈願して祀られたものと伝えられています。石畳道では、水の流れによる浸食や崩壊から道を守るための「荒い越し」と呼ばれる排水路を見ることが出来ます。美しく敷き詰められた石畳道を登っていくと、やがて馬越峠に到着します。 馬越峠には江戸時代の歌人、可涼園桃乙の句碑がひっそりと佇んでいます。ここ馬越峠は尾鷲トレイル道と呼ばれる縦走路上に位置し、右は便石山、左は天狗倉山へと通じています。ここでは峠を南に越えて尾鷲市方面へ。しばらくして春には桜、初夏にはツツジの花が楽しめる馬越公園に到着します。右手の谷には不動尊を祀る馬越不動滝が美しい水を落としています。ひと休みした後、舗装道を南に下って、北川橋北詰へ。尾鷲神社に立ち寄ったのち、北川橋を渡り、JR尾鷲駅に向かいます。
    JR相賀駅をスタート。銚子橋を渡り、道の駅「海山」を経て馬越峠越えの古道入口へ。石畳道をしばらく進むと夜泣き地蔵に迎えられます。夜泣き地蔵は、巡礼者の安全を祈願して祀られたものと伝えられています。石畳道では、水の流れによる浸食や崩壊から道を守るための「荒い越し」と呼ばれる排水路を見ることが出来ます。美しく敷き詰められた石畳道を登っていくと、やがて馬越峠に到着します。 馬越峠には江戸時代の歌人、可涼園桃乙の句碑がひっそりと佇んでいます。ここ馬越峠は尾鷲トレイル道と呼ばれる縦走路上に位置し、右は便石山、左は天狗倉山へと通じています。ここでは峠を南に越えて尾鷲市方面へ。しばらくして春には桜、初夏にはツツジの花が楽しめる馬越公園に到着します。右手の谷には不動尊を祀る馬越不動滝が美しい水を落としています。ひと休みした後、舗装道を南に下って、北川橋北詰へ。尾鷲神社に立ち寄ったのち、北川橋を渡り、JR尾鷲駅に向かいます。