【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
561-580件
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西伊豆歩道燈明ヶ崎コース
- 日帰り
- 1時間45分
- 3.5km
西伊豆歩道燈明ヶ崎コース
- 日帰り
- 1時間45分
- 3.5km
田子バス停下車。田子港に向かい、左折して防潮堤に沿って進むと水産加工場があります。その先、トンネルを抜けると道は二股に分かれ、右折して進むと再びトンネルです。飯作造船所を迂回して瀬浜海水浴場を目指します。 遊歩道に入り、長い丸太の階段を登ると、その昔、燈明が焚かれたお堂の跡に今は休憩所があり、ここからは、堂ヶ島の島々、南アルプスを望む180度の絶景が楽しめます。 遊歩道は起伏を繰り返しながら10分程で鞍部に着きます。ここは直進して休憩所を目指します。休憩所からは急な階段を登ると、木々の間からは白い凝灰岩の断壁が屏風のように続き、波で開けられた洞窟は絶景の一言です。 浮島までは急な下り階段が続きます。注意しながら進みましょう。浸食された海蝕洞窟の岩場が見えたら浮島海岸です。民宿が点在する浮島を堂ヶ島方向に進みます。日帰り温泉「しおさいの湯」を過ぎたら直進して防災避難路を上がり、町道に取り付いて、国道136号との交差点を右に進むとほどなく田子入口バス停です。田子バス停下車。田子港に向かい、左折して防潮堤に沿って進むと水産加工場があります。その先、トンネルを抜けると道は二股に分かれ、右折して進むと再びトンネルです。飯作造船所を迂回して瀬浜海水浴場を目指します。 遊歩道に入り、長い丸太の階段を登ると、その昔、燈明が焚かれたお堂の跡に今は休憩所があり、ここからは、堂ヶ島の島々、南アルプスを望む180度の絶景が楽しめます。 遊歩道は起伏を繰り返しながら10分程で鞍部に着きます。ここは直進して休憩所を目指します。休憩所からは急な階段を登ると、木々の間からは白い凝灰岩の断壁が屏風のように続き、波で開けられた洞窟は絶景の一言です。 浮島までは急な下り階段が続きます。注意しながら進みましょう。浸食された海蝕洞窟の岩場が見えたら浮島海岸です。民宿が点在する浮島を堂ヶ島方向に進みます。日帰り温泉「しおさいの湯」を過ぎたら直進して防災避難路を上がり、町道に取り付いて、国道136号との交差点を右に進むとほどなく田子入口バス停です。 -
雲見浜から高通山へ
- 日帰り
- 3時間10分
- 7km
雲見浜から高通山へ
- 日帰り
- 3時間10分
- 7km
雲見浜バス停下車。高通山へは国道をバスの終点雲見入谷に向かって進みます。バス停の先、入谷橋を渡って舗装された緩い登り勾配の道を40分ほどで雲見オートキャンプ場入口に到着、ここが高通山の登山口です。常緑樹の茂るこの道は昔の茅刈りに使った作業道で、ゴロタ石が多く急登が続きます。約40分ほどで大きな岩塊(猿岩)、さらにこの先10分ほどで山頂手前の北の展望台に到着します。海岸線と富士山の絶景ポイントです。 ここからは5分程度で高通山山頂です。ヤマザクラやヤマツツジに覆われた静かな山頂からは南伊豆の山並みが広がり、天気が良ければ伊豆諸島も望めます。下りは東に向かい、丸太階段を下り、途中視界が開けると長者ヶ原や暗沢山を望みながらクリーンピア松崎(焼却場)に出ます。ここから雲見入谷バス停を目指します。雲見浜バス停下車。高通山へは国道をバスの終点雲見入谷に向かって進みます。バス停の先、入谷橋を渡って舗装された緩い登り勾配の道を40分ほどで雲見オートキャンプ場入口に到着、ここが高通山の登山口です。常緑樹の茂るこの道は昔の茅刈りに使った作業道で、ゴロタ石が多く急登が続きます。約40分ほどで大きな岩塊(猿岩)、さらにこの先10分ほどで山頂手前の北の展望台に到着します。海岸線と富士山の絶景ポイントです。 ここからは5分程度で高通山山頂です。ヤマザクラやヤマツツジに覆われた静かな山頂からは南伊豆の山並みが広がり、天気が良ければ伊豆諸島も望めます。下りは東に向かい、丸太階段を下り、途中視界が開けると長者ヶ原や暗沢山を望みながらクリーンピア松崎(焼却場)に出ます。ここから雲見入谷バス停を目指します。 -
タライ岬遊歩道
- 日帰り
- 2時間5分
- 7km
タライ岬遊歩道
- 日帰り
- 2時間5分
- 7km
国民休暇村バス停より無料駐車場を抜け、弓ヶ浜から左へ向かう車道をしばらく進むと小島が点在する逢ヶ浜に到着します。さらに先へ進むと階段状の遊歩道が見え、ここよりタライ岬を目指します。坂道を登りきると健脚・らくらく各コースの分岐点となります。途中で合流するのでどちらを選んでもOKです。 トベラ、ウバメガシ、ヒメユズリハなどの樹林を抜けるとタライ(盥)岬の看板が現れ、その背後に紺碧の大海原が広がっています。看板左の遊歩道を下ると美しい半月型の洞窟が見えてきます。その右にある遠国島には古代祭祀跡が現存しているそうです。 船着き場跡らしき海岸を過ぎ木道を登っていくと丁字路となっているので右折し、田牛を目指します。ツバキの植栽地を過ぎしばらく進むと舗装車道となり素掘りのトンネルを抜けると田牛海岸へ出ます。田牛バス停からの路線バスは極めて少ないので吉佐美バス停まで歩きましょう。途中、竜宮窟、サンドスキー場、大浜海岸、大賀茂川ハマボウのマングローブ木道など見所が満載です。国民休暇村バス停より無料駐車場を抜け、弓ヶ浜から左へ向かう車道をしばらく進むと小島が点在する逢ヶ浜に到着します。さらに先へ進むと階段状の遊歩道が見え、ここよりタライ岬を目指します。坂道を登りきると健脚・らくらく各コースの分岐点となります。途中で合流するのでどちらを選んでもOKです。 トベラ、ウバメガシ、ヒメユズリハなどの樹林を抜けるとタライ(盥)岬の看板が現れ、その背後に紺碧の大海原が広がっています。看板左の遊歩道を下ると美しい半月型の洞窟が見えてきます。その右にある遠国島には古代祭祀跡が現存しているそうです。 船着き場跡らしき海岸を過ぎ木道を登っていくと丁字路となっているので右折し、田牛を目指します。ツバキの植栽地を過ぎしばらく進むと舗装車道となり素掘りのトンネルを抜けると田牛海岸へ出ます。田牛バス停からの路線バスは極めて少ないので吉佐美バス停まで歩きましょう。途中、竜宮窟、サンドスキー場、大浜海岸、大賀茂川ハマボウのマングローブ木道など見所が満載です。 -
天城縦走登山口から天城峠へ(天城縦走路)
- 日帰り
- 7時間50分
- 15.6km
天城縦走登山口から天城峠へ(天城縦走路)
- 日帰り
- 7時間50分
- 15.6km
天城縦走路には宿泊のできる山小屋は無く、国立公園内のためテント泊も禁止です。縦走には概ね8時間かかるため、時間的に余裕のある計画を立てましょう。 天城縦走登山口バス停までは、伊東駅から天城高原ゴルフ場行のバスかタクシーを利用します。登山口〜万三郎岳下分岐点までのコースガイドは、天城シャクナゲコース(コースガイド)を参照して下さい。 万三郎岳下分岐の三差路を左の戸塚峠・八丁池方面への道をとり、ブナ林を15分ほど下ると鞍部の片瀬峠に出ます。登り返したピークが小岳です。平坦な山頂はブナの純林、また、山頂から西に広がる緩傾斜地にはブナやヒメシャラなどの美しい森が見られます。 ほどなく道は岩や石の転がる下り坂となり、岩場に付けられた補助ロープからは急な下りがしばらく続きます。歩経路沿いに付けられた黄色の標識テープとロープをたどって下りましょう。急坂が終わるとまもなく戸塚峠に到着。ここから八丁池までは、起伏も少なく歩きやすい道が4kmほど続きます。 ブナやヒメシャラにカエデなどが混じる原生的な森の中に、杉・檜の人工林が所々に現れます。戸塚峠から1.4km程進むと、縦走路のほぼ中間点にあたる白田峠です。その後も相変わらず樹林帯を進み、歩道が凹状に変わるとまもなく八丁池です。 湖畔を西に向かい下り御幸歩道入口を過ぎ、ひと登りでトイレのある見晴台入口に着きます。見晴台からはブナ林に囲まれた八丁池、天気に恵まれれば富士山や南アルプスの遠望が楽しめます。見晴台入口から40mほど下ると「上り御幸歩道入口」の道標があります。林道を道なりに下れば八丁池口へと続きますが、縦走路は右手の上り御幸歩道を下ります。アセビのトンネルからヒメシャラの混じるブナ林を下り、コマドリ歩道入口を過ぎると、程なく大見分岐点です。 大見分岐点を過ぎると山腹を巻くような平坦な道になり、藤ヶ沢からひと登りして下ると再び平坦な道に変わります。向峠の先で一度稜線に登り、天城最大級のヒメシャラの大木を右手に見ると下りになり、平坦な道に変わればほどなく天城峠に到着します。道はここから伊豆山稜線歩道となり西へ延びています。 峠からは右へ旧天城トンネルへ下り、トイレ脇の急坂を下れば新天城トンネル前の天城峠バス停に出ます。天城縦走路には宿泊のできる山小屋は無く、国立公園内のためテント泊も禁止です。縦走には概ね8時間かかるため、時間的に余裕のある計画を立てましょう。 天城縦走登山口バス停までは、伊東駅から天城高原ゴルフ場行のバスかタクシーを利用します。登山口〜万三郎岳下分岐点までのコースガイドは、天城シャクナゲコース(コースガイド)を参照して下さい。 万三郎岳下分岐の三差路を左の戸塚峠・八丁池方面への道をとり、ブナ林を15分ほど下ると鞍部の片瀬峠に出ます。登り返したピークが小岳です。平坦な山頂はブナの純林、また、山頂から西に広がる緩傾斜地にはブナやヒメシャラなどの美しい森が見られます。 ほどなく道は岩や石の転がる下り坂となり、岩場に付けられた補助ロープからは急な下りがしばらく続きます。歩経路沿いに付けられた黄色の標識テープとロープをたどって下りましょう。急坂が終わるとまもなく戸塚峠に到着。ここから八丁池までは、起伏も少なく歩きやすい道が4kmほど続きます。 ブナやヒメシャラにカエデなどが混じる原生的な森の中に、杉・檜の人工林が所々に現れます。戸塚峠から1.4km程進むと、縦走路のほぼ中間点にあたる白田峠です。その後も相変わらず樹林帯を進み、歩道が凹状に変わるとまもなく八丁池です。 湖畔を西に向かい下り御幸歩道入口を過ぎ、ひと登りでトイレのある見晴台入口に着きます。見晴台からはブナ林に囲まれた八丁池、天気に恵まれれば富士山や南アルプスの遠望が楽しめます。見晴台入口から40mほど下ると「上り御幸歩道入口」の道標があります。林道を道なりに下れば八丁池口へと続きますが、縦走路は右手の上り御幸歩道を下ります。アセビのトンネルからヒメシャラの混じるブナ林を下り、コマドリ歩道入口を過ぎると、程なく大見分岐点です。 大見分岐点を過ぎると山腹を巻くような平坦な道になり、藤ヶ沢からひと登りして下ると再び平坦な道に変わります。向峠の先で一度稜線に登り、天城最大級のヒメシャラの大木を右手に見ると下りになり、平坦な道に変わればほどなく天城峠に到着します。道はここから伊豆山稜線歩道となり西へ延びています。 峠からは右へ旧天城トンネルへ下り、トイレ脇の急坂を下れば新天城トンネル前の天城峠バス停に出ます。 -
天城峠から仁科峠へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 13km
天城峠から仁科峠へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 13km
伊豆山稜線歩道は天城峠から修善寺公園もみじ林まで続く全長約43kmの道です。天城分水嶺トレイル(天城縦走登山口~だるま山高原レストハウス)の中では、この天城峠から仁科峠の間が、最も秘境の趣が残る場所です。 天城峠バス停から新天城トンネル左脇を入り、急坂を登ると旧天城トンネルに出ます。旧トンネル脇から登山道に入り、ジグザグの道を登りきるとブナの巨木がある天城峠です。伊豆山稜線歩道は峠の丁字路を右へ道をとります。稜線の北面を巻くほぼ平坦な道ですが、道幅が狭く危険な箇所があるので注意して歩きましょう。ブナやヒメシャラなどの自然林、檜などの人工林が混じる樹林帯を進むと1時間15分ほどで休憩舎のある二本杉峠(旧天城峠)に着きます。幕末、開国をめぐり吉田松陰やハリスなどが越えた峠です。 道はここから稜線の南面に変わり、滑沢峠を越えると再び稜線の北面に変わります。100mほど行くと崩落跡に歩道が付けられています。道幅が狭いので慎重に通り抜けましょう。ほどなく三蓋山への急登の階段が始まり、登りきるとこのコースを代表するブナ林が現れます。緩やかな登り坂を進むと山名標のある三蓋山に到着します。 三蓋山から尾根道を下り、平坦な道をしばらく進めばつげ峠です。道はここから稜線の南面に変わり、時折、左手の樹間から西伊豆方面の山が望めます。また、道すがらブナの巨木に何本も出会えます。相変わらず平坦な道が続き、50分ほどで猫越峠に着きます。峠を右に折れ、アセビ林などの中を緩やかに登って行くと猫越岳山頂に到着します。山頂から少し下った所を左手に30mほど入ると猫越岳山頂の池があります。モリアオガエルの産卵地で、初夏には枝先に産み付けられた卵塊が観察できます。 コースに戻り、急な階段を下ってひと山越え、登り返したピークが後藤山です。後藤山を越えると視界が開け、天城放牧場や稜線のササ原に続く分水嶺トレイルが見えます。道が平坦に変わるとまもなく放牧場の管理道路に出ます。道路を横断し、ササ原の中を登った所がナベ石と言われる巨石がある展望所です。分水嶺トレイルの中でも屈指の眺望を誇る場所です。眼下に仁科峠が見え、そこからササ原の道を5分ほど下れば仁科峠に到着します。伊豆山稜線歩道は天城峠から修善寺公園もみじ林まで続く全長約43kmの道です。天城分水嶺トレイル(天城縦走登山口~だるま山高原レストハウス)の中では、この天城峠から仁科峠の間が、最も秘境の趣が残る場所です。 天城峠バス停から新天城トンネル左脇を入り、急坂を登ると旧天城トンネルに出ます。旧トンネル脇から登山道に入り、ジグザグの道を登りきるとブナの巨木がある天城峠です。伊豆山稜線歩道は峠の丁字路を右へ道をとります。稜線の北面を巻くほぼ平坦な道ですが、道幅が狭く危険な箇所があるので注意して歩きましょう。ブナやヒメシャラなどの自然林、檜などの人工林が混じる樹林帯を進むと1時間15分ほどで休憩舎のある二本杉峠(旧天城峠)に着きます。幕末、開国をめぐり吉田松陰やハリスなどが越えた峠です。 道はここから稜線の南面に変わり、滑沢峠を越えると再び稜線の北面に変わります。100mほど行くと崩落跡に歩道が付けられています。道幅が狭いので慎重に通り抜けましょう。ほどなく三蓋山への急登の階段が始まり、登りきるとこのコースを代表するブナ林が現れます。緩やかな登り坂を進むと山名標のある三蓋山に到着します。 三蓋山から尾根道を下り、平坦な道をしばらく進めばつげ峠です。道はここから稜線の南面に変わり、時折、左手の樹間から西伊豆方面の山が望めます。また、道すがらブナの巨木に何本も出会えます。相変わらず平坦な道が続き、50分ほどで猫越峠に着きます。峠を右に折れ、アセビ林などの中を緩やかに登って行くと猫越岳山頂に到着します。山頂から少し下った所を左手に30mほど入ると猫越岳山頂の池があります。モリアオガエルの産卵地で、初夏には枝先に産み付けられた卵塊が観察できます。 コースに戻り、急な階段を下ってひと山越え、登り返したピークが後藤山です。後藤山を越えると視界が開け、天城放牧場や稜線のササ原に続く分水嶺トレイルが見えます。道が平坦に変わるとまもなく放牧場の管理道路に出ます。道路を横断し、ササ原の中を登った所がナベ石と言われる巨石がある展望所です。分水嶺トレイルの中でも屈指の眺望を誇る場所です。眼下に仁科峠が見え、そこからササ原の道を5分ほど下れば仁科峠に到着します。 -
仁科峠からだるま山高原へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 17.7km
仁科峠からだるま山高原へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 17.7km
全行程18.7kmと長く時間がかかるため、湯ヶ島温泉か宇久須に前泊し、スタートの仁科峠まで宿の車で送ってもらうかタクシーの利用となります。 開拓記念碑がある駐車スペースから県道を横断して牧柵の尾根道をたどり、ササ原を下ると風早峠です。尾根に沿って登り返すと休憩舎のある宇久須峠に着きます。小さな石仏を左に見て、丸太の階段を上がると広大なササ原に出ます。小さなピークを越えた先からは樹林帯に入り、右に折れると丸太階段の下りになります。十字路を過ぎ、長い階段を急登し、アセビ林を抜けると魂の山です。山頂からの下りは丸太の階段が続き、県道が近づいて来たら土肥峠の分岐です。右上のカルバートを潜ると左手に湯ヶ島温泉へ下る林道達原線が見えます。 土肥峠からは登り下りを繰り返してベンチのある南無妙峠に到着します。供養碑から緩やかな樹林帯を進むと古い石柱が残る吉奈峠、この先、急登の丸太階段を登りきると棚場山です。緩やかな林間を下り、旧国道と西伊豆スカイラインが交差する高架橋下が船原峠です。達磨山方面へは前方の橋脚擁壁の左側に沿った階段を上がります。灌木林を抜けて一旦車道に出ます。再び灌木林に入り、再び車道を50分ほど歩けば土肥駐車場に到着です。駐車場の端からササ原の歩道を登り、再び道路に出た所に伽藍山の標柱があります。しばらく道路沿いに進み、小土肥駐車場先の左手に道標がある歩道に入ります。風倒木の多いところを過ぎると下り坂、左側がガレたやせ尾根を進むと古稀山です。階段を下りると眼下に戸田港が望める駐車場に着きます。駐車場の端からササ原の緩やかな階段を20分ほど登ると達磨山山頂に到着です。 山頂を後にし、富士山に向かって長い丸太階段を下ります。いったん道路に出て再びササ原を登り、アセビやイヌツゲの林の小達磨山を下ると戸田峠です。バス停を横断して修善寺方面に進み、トンネル右手の鎖ゲートのある道路に入ります。7~8分で金冠山との分岐点、右折して日本一幅の広い遊歩道(防火帯)を東に進みます。この付近はマメザクラの群生地で、4月中・下旬は山肌がパッチワークのように彩られます。金冠山分岐から25分ほどでだるま山高原レストハウスに到着です。全行程18.7kmと長く時間がかかるため、湯ヶ島温泉か宇久須に前泊し、スタートの仁科峠まで宿の車で送ってもらうかタクシーの利用となります。 開拓記念碑がある駐車スペースから県道を横断して牧柵の尾根道をたどり、ササ原を下ると風早峠です。尾根に沿って登り返すと休憩舎のある宇久須峠に着きます。小さな石仏を左に見て、丸太の階段を上がると広大なササ原に出ます。小さなピークを越えた先からは樹林帯に入り、右に折れると丸太階段の下りになります。十字路を過ぎ、長い階段を急登し、アセビ林を抜けると魂の山です。山頂からの下りは丸太の階段が続き、県道が近づいて来たら土肥峠の分岐です。右上のカルバートを潜ると左手に湯ヶ島温泉へ下る林道達原線が見えます。 土肥峠からは登り下りを繰り返してベンチのある南無妙峠に到着します。供養碑から緩やかな樹林帯を進むと古い石柱が残る吉奈峠、この先、急登の丸太階段を登りきると棚場山です。緩やかな林間を下り、旧国道と西伊豆スカイラインが交差する高架橋下が船原峠です。達磨山方面へは前方の橋脚擁壁の左側に沿った階段を上がります。灌木林を抜けて一旦車道に出ます。再び灌木林に入り、再び車道を50分ほど歩けば土肥駐車場に到着です。駐車場の端からササ原の歩道を登り、再び道路に出た所に伽藍山の標柱があります。しばらく道路沿いに進み、小土肥駐車場先の左手に道標がある歩道に入ります。風倒木の多いところを過ぎると下り坂、左側がガレたやせ尾根を進むと古稀山です。階段を下りると眼下に戸田港が望める駐車場に着きます。駐車場の端からササ原の緩やかな階段を20分ほど登ると達磨山山頂に到着です。 山頂を後にし、富士山に向かって長い丸太階段を下ります。いったん道路に出て再びササ原を登り、アセビやイヌツゲの林の小達磨山を下ると戸田峠です。バス停を横断して修善寺方面に進み、トンネル右手の鎖ゲートのある道路に入ります。7~8分で金冠山との分岐点、右折して日本一幅の広い遊歩道(防火帯)を東に進みます。この付近はマメザクラの群生地で、4月中・下旬は山肌がパッチワークのように彩られます。金冠山分岐から25分ほどでだるま山高原レストハウスに到着です。 -
八丁池口から下り八丁池歩道へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 8.9km
八丁池口から下り八丁池歩道へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 8.9km
本コースの起終点は八丁池口バス停です。帰りのバス時間を確認後スタートします。舗装された林道の杉・檜の林の中を緩やかに登っていくと途中から未舗装となり約20分程で野鳥の森、コルリ歩道入口です。ここから森の雰囲気が一変し、ブナとヒメシャラの自然林です。野鳥の森は年間を通して64種の野鳥が飛び交いさえずります。野鳥の森に作られた探索路は2.5kmあり、それぞれ野鳥の名前が付けられています。コルリ歩道を5〜6分登ると再び広い林道に出ます。すぐ右手がオオルリ歩道入口です。美しいブナ林の中の少しきつい登りですが、野鳥の声が賑やかな道です。 登り切ると展望所のある青スズ台に到着です。河津、下田方面の山並み、海に浮かぶ伊豆諸島を望みながらひと休みしたら青スズ台歩道に入り、万三郎岳が見え隠れする自然林の中の尾根をぐんぐん下ると再び広い林道にぶつかります。上り御幸歩道入口を左に見送って進めばトイレのある見晴台入口です。左に入ってすぐの鉄のやぐらに上がれば360度の絶景が待っています。八丁池上には富士山が頭を出し、新緑、紅葉の時期は素晴らしい眺めです。 入口に戻り八丁池に向かいます。10分程で湖畔に到着します。昭和天皇の行幸記念碑、龍がまとわりついた水神さんなどを探索後下り八丁池歩道に向かいましょう。左に斜面を少し登ると、後はブナ林の緩やかな下り一方になります。ここからは歩道沿いのロープと、木枝に結んだテープをしっかり見ながら歩きましょう。天城山でも有数のブナの巨木が見られる森です。岩尾林道分岐の道標を確認したらここから本谷歩道に入ります。左にカーブするように進みます。右に薄暗い人工林、左にブナ・ヒメシャラの自然林を見ながら歩くと20分程で下り八丁池歩道分岐に合流します。左に行くと下り御幸歩道を八丁池方面、右は水生地方面に出ますが、ここでは真っすぐに本谷歩道を大見分岐点方面に向かいます。登山道は整備されており安心して歩けます。右側には天城分水嶺の山並みの眺望も楽しめます。最後に小さな沢を渡ると水生地歩道と合流し、そのまま少し登ると上り御幸歩道の大見分岐点です。この一帯は天城の中でも有数の紅葉を楽しめる場所の一つでもあります。 大見分岐点からは左手の八丁池方面に向かいます。10分程で右手にコマドリ歩道入口の道標があります。 真っすぐ行くと八丁池方面ですが、ここは右に入りウグイス歩道に向かいます。いったん広い林道に出ますが、すぐにウグイス歩道入口の道標があります。ここまでくるとあと一息、ウグイス歩道の最後の急な木の階段を下りきると八丁池口バス停に到着です。本コースの起終点は八丁池口バス停です。帰りのバス時間を確認後スタートします。舗装された林道の杉・檜の林の中を緩やかに登っていくと途中から未舗装となり約20分程で野鳥の森、コルリ歩道入口です。ここから森の雰囲気が一変し、ブナとヒメシャラの自然林です。野鳥の森は年間を通して64種の野鳥が飛び交いさえずります。野鳥の森に作られた探索路は2.5kmあり、それぞれ野鳥の名前が付けられています。コルリ歩道を5〜6分登ると再び広い林道に出ます。すぐ右手がオオルリ歩道入口です。美しいブナ林の中の少しきつい登りですが、野鳥の声が賑やかな道です。 登り切ると展望所のある青スズ台に到着です。河津、下田方面の山並み、海に浮かぶ伊豆諸島を望みながらひと休みしたら青スズ台歩道に入り、万三郎岳が見え隠れする自然林の中の尾根をぐんぐん下ると再び広い林道にぶつかります。上り御幸歩道入口を左に見送って進めばトイレのある見晴台入口です。左に入ってすぐの鉄のやぐらに上がれば360度の絶景が待っています。八丁池上には富士山が頭を出し、新緑、紅葉の時期は素晴らしい眺めです。 入口に戻り八丁池に向かいます。10分程で湖畔に到着します。昭和天皇の行幸記念碑、龍がまとわりついた水神さんなどを探索後下り八丁池歩道に向かいましょう。左に斜面を少し登ると、後はブナ林の緩やかな下り一方になります。ここからは歩道沿いのロープと、木枝に結んだテープをしっかり見ながら歩きましょう。天城山でも有数のブナの巨木が見られる森です。岩尾林道分岐の道標を確認したらここから本谷歩道に入ります。左にカーブするように進みます。右に薄暗い人工林、左にブナ・ヒメシャラの自然林を見ながら歩くと20分程で下り八丁池歩道分岐に合流します。左に行くと下り御幸歩道を八丁池方面、右は水生地方面に出ますが、ここでは真っすぐに本谷歩道を大見分岐点方面に向かいます。登山道は整備されており安心して歩けます。右側には天城分水嶺の山並みの眺望も楽しめます。最後に小さな沢を渡ると水生地歩道と合流し、そのまま少し登ると上り御幸歩道の大見分岐点です。この一帯は天城の中でも有数の紅葉を楽しめる場所の一つでもあります。 大見分岐点からは左手の八丁池方面に向かいます。10分程で右手にコマドリ歩道入口の道標があります。 真っすぐ行くと八丁池方面ですが、ここは右に入りウグイス歩道に向かいます。いったん広い林道に出ますが、すぐにウグイス歩道入口の道標があります。ここまでくるとあと一息、ウグイス歩道の最後の急な木の階段を下りきると八丁池口バス停に到着です。 -
水生地下から八丁池へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 10.2km
水生地下から八丁池へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 10.2km
水生地下バス停の横が国道414号天城新道と旧道の分岐になっており、国道を挟んだ反対側に水生地下駐車場があります。旧天城トンネルへ通じる旧道へ入り水生地を経て下り御幸歩道経由で八丁池を目指します。水生地までは国道414号の旧道、踊子歩道を歩きます。車道なので車の往来には注意しましょう。 水生地より左へ折れて林道へ入ります。この林道は一般車両通行禁止です。車止めがありますが、歩行者はくぐり抜けられます。 水生地歩道入口を過ぎるとまもなく下り御幸歩道起終点です。林道と離れ下り御幸歩道へ入ります。過去の台風で荒れた杉林を過ぎると林道を横切ります。東屋があり、休憩をとることもできます。ここから数分登ると十字路(下り八丁池歩道分岐)があります。左側は下り八丁池歩道、右側は本谷歩道ですが直進の下り御幸歩道を進みます。ブナの大木が目につくようになります。ブナ、ヒメシャラの混生している明るい林を通過します。しばらく進みアセビの林を過ぎるとまもなく上り御幸歩道にぶつかります。左へ曲がると八丁池はすぐそこです。 帰りは上り御幸歩道、水生地歩道を経由し水生地下駐車場へ向かいます。八丁池を出発して15分ほど歩くとトイレがあります。ここには脇道がありほんの1~2分で見晴台へ行くことができます。見通しがきくときは北の方角には八丁池越しの富士山、南アルプス、南方向には御蔵島、新島など伊豆諸島の一部が望めます。 ここから八丁池口バス停に通じる林道を40mほど進み、上り御幸歩道入口からコマドリ歩道入口方面へと下り、やがて大見分岐点に到着です。右折し本谷歩道、水生地歩道方面へ下ります。この付近は紅葉時期の見所ポイントのひとつです。普段は水のない沢がありますが、ここが直進の本谷歩道と左折水生地歩道の分岐です。沢を渡らず水生地歩道方面へ左折します。ほどなく沢を渡り檜林を進むと下の沢から水の流れる音がし始めます。本谷川の水源のひとつで狩野川の源流地域です。水量が多く音も大きくなるとまもなく水生地歩道入口です。 再び林道へ出て往路と同じ道を引き返します。水生地には昭和の中頃まで天然氷を製造した水槽と氷を貯蔵した氷室(復元)があります。時間に余裕があれば立ち寄りをお勧めします。ここから水生地下バス停まで徒歩約20分です。水生地下バス停の横が国道414号天城新道と旧道の分岐になっており、国道を挟んだ反対側に水生地下駐車場があります。旧天城トンネルへ通じる旧道へ入り水生地を経て下り御幸歩道経由で八丁池を目指します。水生地までは国道414号の旧道、踊子歩道を歩きます。車道なので車の往来には注意しましょう。 水生地より左へ折れて林道へ入ります。この林道は一般車両通行禁止です。車止めがありますが、歩行者はくぐり抜けられます。 水生地歩道入口を過ぎるとまもなく下り御幸歩道起終点です。林道と離れ下り御幸歩道へ入ります。過去の台風で荒れた杉林を過ぎると林道を横切ります。東屋があり、休憩をとることもできます。ここから数分登ると十字路(下り八丁池歩道分岐)があります。左側は下り八丁池歩道、右側は本谷歩道ですが直進の下り御幸歩道を進みます。ブナの大木が目につくようになります。ブナ、ヒメシャラの混生している明るい林を通過します。しばらく進みアセビの林を過ぎるとまもなく上り御幸歩道にぶつかります。左へ曲がると八丁池はすぐそこです。 帰りは上り御幸歩道、水生地歩道を経由し水生地下駐車場へ向かいます。八丁池を出発して15分ほど歩くとトイレがあります。ここには脇道がありほんの1~2分で見晴台へ行くことができます。見通しがきくときは北の方角には八丁池越しの富士山、南アルプス、南方向には御蔵島、新島など伊豆諸島の一部が望めます。 ここから八丁池口バス停に通じる林道を40mほど進み、上り御幸歩道入口からコマドリ歩道入口方面へと下り、やがて大見分岐点に到着です。右折し本谷歩道、水生地歩道方面へ下ります。この付近は紅葉時期の見所ポイントのひとつです。普段は水のない沢がありますが、ここが直進の本谷歩道と左折水生地歩道の分岐です。沢を渡らず水生地歩道方面へ左折します。ほどなく沢を渡り檜林を進むと下の沢から水の流れる音がし始めます。本谷川の水源のひとつで狩野川の源流地域です。水量が多く音も大きくなるとまもなく水生地歩道入口です。 再び林道へ出て往路と同じ道を引き返します。水生地には昭和の中頃まで天然氷を製造した水槽と氷を貯蔵した氷室(復元)があります。時間に余裕があれば立ち寄りをお勧めします。ここから水生地下バス停まで徒歩約20分です。 -
筏場から皮子平へ
- 日帰り
- 6時間15分
- 17.6km
筏場から皮子平へ
- 日帰り
- 6時間15分
- 17.6km
筏場新田バス停跡より県道59号を国士峠方面に歩き始めます。まもなくワサビ沢が見えてきます。大見川の最上流部で国内有数のワサビ栽培地です。県道と別れ筏場林道に入りワサビ栽培風景など見ながら登っていくと、鍵のかかったゲートがあります。傍らには江戸時代に植えられたと言われる杉の大木「御礼杉」とその説明看板があります。ゲートをくぐりさらに林道を進みます。 軽石林道支線に入り、辺りに露出している岩石を見ると灰色の軽石と黒っぽい黒曜石が多く見られます。これは、皮子平火山の溶岩流地帯に差し掛かったためです。この辺りは伊豆半島固有種のアマギツツジが多く見られます。 さらに軽石林道へと進みます。自然林、植林地を交互に進むと高度もだんだん上がってきます。 南西から北西方向が開け、数少ない富士山のビューポイントに差しかかるとまもなく筏場林道との合流点です。右に折れそのまま軽石林道を進むと、戸塚歩道入口の看板があります。林道と分かれ杉、檜の人工林が続く戸塚歩道へと入ります。溶岩は次第に苔に覆われるようになり、その上にフジシダが目立ち始めます。また、アマギシャクナゲの古木を所々に見ることができます。天城山縦走路のシャクナゲ群生地ほどの規模はありませんが、5月中旬には美しい花で楽しませてくれます。 モミの大木を傍らに見ながら歩くと「精英樹保護林」の看板が目に付きます。この辺り一帯には精英樹を含め杉、檜の人工林が続きます。これらを過ぎてサワグルミの大木が目立ち始めるとまもなく東皮子平三叉路です。直進すると戸塚峠、天城山縦走路方面へ続きますが一旦右折し西皮子平へ向かいます。すぐに皮子平一と言われる幹周4m強の「大ブナ」が現れます。ここから100m程進むと樹齢数百年のブナ林の中にヒメシャラが混在する「皮子平ブナ、ヒメシャラ保護林」があります。この辺りの溶岩風景が最も皮子平らしい景色を醸し出しています。天城山の秘境にふさわしい場所です。 15分程進むと西皮子平です。火口跡の直径1km程の平地で潅木の混ざった草原となっていますがシカ避けの金網柵を設置してあるので中には入れません。再び東皮子平三叉路へ戻り火口壁をジグザグに登るとまもなく戸塚峠です。ここから先の戸塚峠~八丁池間は天城縦走登山口から天城峠へ(天城縦走路)(コースガイド)を参照して下さい。 八丁池からは天城山縦走路を上り御幸歩道入口まで進み、八丁池口バス停まで途中コルリ歩道でショートカットし林道を下ります。筏場新田バス停跡より県道59号を国士峠方面に歩き始めます。まもなくワサビ沢が見えてきます。大見川の最上流部で国内有数のワサビ栽培地です。県道と別れ筏場林道に入りワサビ栽培風景など見ながら登っていくと、鍵のかかったゲートがあります。傍らには江戸時代に植えられたと言われる杉の大木「御礼杉」とその説明看板があります。ゲートをくぐりさらに林道を進みます。 軽石林道支線に入り、辺りに露出している岩石を見ると灰色の軽石と黒っぽい黒曜石が多く見られます。これは、皮子平火山の溶岩流地帯に差し掛かったためです。この辺りは伊豆半島固有種のアマギツツジが多く見られます。 さらに軽石林道へと進みます。自然林、植林地を交互に進むと高度もだんだん上がってきます。 南西から北西方向が開け、数少ない富士山のビューポイントに差しかかるとまもなく筏場林道との合流点です。右に折れそのまま軽石林道を進むと、戸塚歩道入口の看板があります。林道と分かれ杉、檜の人工林が続く戸塚歩道へと入ります。溶岩は次第に苔に覆われるようになり、その上にフジシダが目立ち始めます。また、アマギシャクナゲの古木を所々に見ることができます。天城山縦走路のシャクナゲ群生地ほどの規模はありませんが、5月中旬には美しい花で楽しませてくれます。 モミの大木を傍らに見ながら歩くと「精英樹保護林」の看板が目に付きます。この辺り一帯には精英樹を含め杉、檜の人工林が続きます。これらを過ぎてサワグルミの大木が目立ち始めるとまもなく東皮子平三叉路です。直進すると戸塚峠、天城山縦走路方面へ続きますが一旦右折し西皮子平へ向かいます。すぐに皮子平一と言われる幹周4m強の「大ブナ」が現れます。ここから100m程進むと樹齢数百年のブナ林の中にヒメシャラが混在する「皮子平ブナ、ヒメシャラ保護林」があります。この辺りの溶岩風景が最も皮子平らしい景色を醸し出しています。天城山の秘境にふさわしい場所です。 15分程進むと西皮子平です。火口跡の直径1km程の平地で潅木の混ざった草原となっていますがシカ避けの金網柵を設置してあるので中には入れません。再び東皮子平三叉路へ戻り火口壁をジグザグに登るとまもなく戸塚峠です。ここから先の戸塚峠~八丁池間は天城縦走登山口から天城峠へ(天城縦走路)(コースガイド)を参照して下さい。 八丁池からは天城山縦走路を上り御幸歩道入口まで進み、八丁池口バス停まで途中コルリ歩道でショートカットし林道を下ります。 -
八丁池口から三筋山へ
- 日帰り
- 4時間55分
- 15km
八丁池口から三筋山へ
- 日帰り
- 4時間55分
- 15km
季節運行路線バス停の八丁池口を起点とし、三筋山へ下る尾根をたどる本コースは、近年、風力発電機の建設によりさらに良好な展望が得られるようになりました。にわかにクローズアップされている細野高原ススキ原など、より魅力的なコースに変貌しています。 八丁池口バス停を出発後10分ほどで八丁池方面へ向かう林道と本コースとの分岐点に出ます。東(右)へ向かう林道を進み、大きな地図看板設置地点より階段状の遊歩道となります。この付近はマメザクラやカエデ類などが点在し、さらに進むとアセビ群落の中に固有種アマギツツジを見ることができます。南側が開けた場所からは、これから向かう三筋山方面の風力発電機群が見え隠れしています。急坂となりこれを一気に登ると大ブナが立ち並ぶピークに到着します。ベンチが設置されているので、ゆっくり休憩できます。ここからしばらく美しいブナ林の下りが続いたあと、さらに下るとシカ防護柵設置付近で見事なヒメシャラの純林が現れます。 上佐ヶ野林道分岐にさしかかると風力発電機が至近距離に唐突と現れます。その異様とも思われる姿に驚きます。ここからしばらくは21基設置された風力発電機の管理道を歩くことになります。管理道には歩道区域として約1m幅の赤色ラインが引かれています。許可車両以外の進入はありませんがなるべくこのライン上を歩きましょう。ただし、展望所(現時点では展望が良いとは言えません)、小ピーク、三筋山山頂は、これまでの遊歩道を歩くようになっていますので、管理道から外れる指示標識をしっかり確認してください。管理道上からは右手に鉢ノ山や遠く南伊豆・西伊豆方面の山々が見え隠れします。また小ピーク付近からは、箒木山から万二郎岳、馬の背、万三郎岳と天城の主峰が手に取るようです。三筋山展望台からは、伊豆諸島が望め、ほぼ360度のパノラマとなります。 三筋山からの下山ルートは、細野高原経由伊豆稲取駅方面と、大池高原経由河津駅方面の2つがあります。 今回は前者のルートをメインとして紹介します。三筋山山頂からまず広大なススキ原の中を細野高原第一駐車場へ下ります。貴重植物が群生する湿原が4箇所あるので興味のある方は巡ってみるのも良いでしょう。駐車場からはひたすら国道135号へ向かって下り、稲取小学校前バス停を目指します。なお、細野高原はタクシーを呼ぶことができるので、非常時のエスケープルートとしても利用できます。 後者は風力発電機作業道を進み、途中大池方面へ向かう従来の遊歩道へ入ります。大池上部から林道となるのでひたすら下り、国道135号オレンヂヶ丘バス停を目指します。季節運行路線バス停の八丁池口を起点とし、三筋山へ下る尾根をたどる本コースは、近年、風力発電機の建設によりさらに良好な展望が得られるようになりました。にわかにクローズアップされている細野高原ススキ原など、より魅力的なコースに変貌しています。 八丁池口バス停を出発後10分ほどで八丁池方面へ向かう林道と本コースとの分岐点に出ます。東(右)へ向かう林道を進み、大きな地図看板設置地点より階段状の遊歩道となります。この付近はマメザクラやカエデ類などが点在し、さらに進むとアセビ群落の中に固有種アマギツツジを見ることができます。南側が開けた場所からは、これから向かう三筋山方面の風力発電機群が見え隠れしています。急坂となりこれを一気に登ると大ブナが立ち並ぶピークに到着します。ベンチが設置されているので、ゆっくり休憩できます。ここからしばらく美しいブナ林の下りが続いたあと、さらに下るとシカ防護柵設置付近で見事なヒメシャラの純林が現れます。 上佐ヶ野林道分岐にさしかかると風力発電機が至近距離に唐突と現れます。その異様とも思われる姿に驚きます。ここからしばらくは21基設置された風力発電機の管理道を歩くことになります。管理道には歩道区域として約1m幅の赤色ラインが引かれています。許可車両以外の進入はありませんがなるべくこのライン上を歩きましょう。ただし、展望所(現時点では展望が良いとは言えません)、小ピーク、三筋山山頂は、これまでの遊歩道を歩くようになっていますので、管理道から外れる指示標識をしっかり確認してください。管理道上からは右手に鉢ノ山や遠く南伊豆・西伊豆方面の山々が見え隠れします。また小ピーク付近からは、箒木山から万二郎岳、馬の背、万三郎岳と天城の主峰が手に取るようです。三筋山展望台からは、伊豆諸島が望め、ほぼ360度のパノラマとなります。 三筋山からの下山ルートは、細野高原経由伊豆稲取駅方面と、大池高原経由河津駅方面の2つがあります。 今回は前者のルートをメインとして紹介します。三筋山山頂からまず広大なススキ原の中を細野高原第一駐車場へ下ります。貴重植物が群生する湿原が4箇所あるので興味のある方は巡ってみるのも良いでしょう。駐車場からはひたすら国道135号へ向かって下り、稲取小学校前バス停を目指します。なお、細野高原はタクシーを呼ぶことができるので、非常時のエスケープルートとしても利用できます。 後者は風力発電機作業道を進み、途中大池方面へ向かう従来の遊歩道へ入ります。大池上部から林道となるのでひたすら下り、国道135号オレンヂヶ丘バス停を目指します。 -
踊子歩道
- 日帰り
- 7時間5分
- 20km
踊子歩道
- 日帰り
- 7時間5分
- 20km
踊子歩道は交通アクセスが良く軽装で気軽に歩けるため、四季を通じてたいへん多くのハイカーが訪れています。コース全体に道標は完備されていますが、見落としやすい箇所がいくつかあり注意が必要です。 浄蓮の滝バス停付近の踊子歩道起点を示す道標から旧下田街道へ。この付近からしばらく文学碑が点在しており文人たちの聖地であったことがうかがえます。天皇陛下「お手植え杉」を過ぎてしばらく進むと道の駅天城越えに到着します。 道の駅駐車場の端から庭園を通り抜け、下田街道等の説明看板を見ながら進むと天城遊々の森(旧大川端キャンプ場)に出ます。ここを通過してさらに上流へ向かい国道414号天城大橋と交差し、急な階段を上がると旧道へ出ます。 旧道を進むと川端康成レリーフと「伊豆の踊子」冒頭の名文が刻まれた文学碑があります。このあたりからブナ・ケヤキ・カエデ類などの原生的な自然林が水生地まで続き、さらに進むと国の重要文化財に指定されている旧天城トンネルに到着します。トンネルを越え、寒天橋、二階滝と旧道を下ると、国道と交差する地点へ出ます。この付近で道標を見落とさないよう注意しましょう。平滑の滝に寄った後、わさび沢を通過し林道へ出て、その後さらに下るとモミの巨木と石仏が見られ、近くには宗太郎園地の休憩舎があります。 中世の時代にタイムスリップしたかのような美しい宗太郎杉並木を過ぎ、しばらく進むと猿田淵遊歩道看板が見えますのでこの木製階段を下ると、河津七滝巡りが始まります。猿田淵・河津七滝は登り尾南火山からの溶岩流に河川の浸食が加わり変化に富んだ景観を見せてくれます。七滝見学後、河津七滝ループ橋の橋脚を過ぎた地点(旅館青木の坂、横)の旧道へ誘導する看板がわかりづらいので注意です。以後、旧下田街道ルートでもあるので石碑・石仏などが随所に見られます。民家沿いでは道標を確認しながら進みます。 吊橋、源頼朝ゆかりの小鍋神社、旧下田街道小鍋峠越分岐を過ぎ、湯ヶ野温泉へ向かいます。石畳の歩道「湯坂」へ入ると「踊子ゆかりの宿・福田家」が河津川対岸に見えてきます。そのまま湯坂を登ると湯ヶ野バス停に到着。湯ヶ野無料駐車場はバス停付近の信号を渡たり30mほど坂を登った左側にあります。踊子歩道は交通アクセスが良く軽装で気軽に歩けるため、四季を通じてたいへん多くのハイカーが訪れています。コース全体に道標は完備されていますが、見落としやすい箇所がいくつかあり注意が必要です。 浄蓮の滝バス停付近の踊子歩道起点を示す道標から旧下田街道へ。この付近からしばらく文学碑が点在しており文人たちの聖地であったことがうかがえます。天皇陛下「お手植え杉」を過ぎてしばらく進むと道の駅天城越えに到着します。 道の駅駐車場の端から庭園を通り抜け、下田街道等の説明看板を見ながら進むと天城遊々の森(旧大川端キャンプ場)に出ます。ここを通過してさらに上流へ向かい国道414号天城大橋と交差し、急な階段を上がると旧道へ出ます。 旧道を進むと川端康成レリーフと「伊豆の踊子」冒頭の名文が刻まれた文学碑があります。このあたりからブナ・ケヤキ・カエデ類などの原生的な自然林が水生地まで続き、さらに進むと国の重要文化財に指定されている旧天城トンネルに到着します。トンネルを越え、寒天橋、二階滝と旧道を下ると、国道と交差する地点へ出ます。この付近で道標を見落とさないよう注意しましょう。平滑の滝に寄った後、わさび沢を通過し林道へ出て、その後さらに下るとモミの巨木と石仏が見られ、近くには宗太郎園地の休憩舎があります。 中世の時代にタイムスリップしたかのような美しい宗太郎杉並木を過ぎ、しばらく進むと猿田淵遊歩道看板が見えますのでこの木製階段を下ると、河津七滝巡りが始まります。猿田淵・河津七滝は登り尾南火山からの溶岩流に河川の浸食が加わり変化に富んだ景観を見せてくれます。七滝見学後、河津七滝ループ橋の橋脚を過ぎた地点(旅館青木の坂、横)の旧道へ誘導する看板がわかりづらいので注意です。以後、旧下田街道ルートでもあるので石碑・石仏などが随所に見られます。民家沿いでは道標を確認しながら進みます。 吊橋、源頼朝ゆかりの小鍋神社、旧下田街道小鍋峠越分岐を過ぎ、湯ヶ野温泉へ向かいます。石畳の歩道「湯坂」へ入ると「踊子ゆかりの宿・福田家」が河津川対岸に見えてきます。そのまま湯坂を登ると湯ヶ野バス停に到着。湯ヶ野無料駐車場はバス停付近の信号を渡たり30mほど坂を登った左側にあります。 -
天城シャクナゲコース
- 日帰り
- 5時間15分
- 8km
天城シャクナゲコース
- 日帰り
- 5時間15分
- 8km
自家用車の場合は天城高原ハイカー専用駐車場(無料・普通車88台・バス5台駐車可能)を利用、バスは伊東駅から天城高原ゴルフ場行を利用します。帰りの時間を必ず確認しておきましょう。 ハイカー専用駐車場から天城縦走登山口の案内板を見て杉・檜の林に入り20分ほど歩くと四辻(万二郎岳登山口)の三差路、「万二郎岳55分」の道標があります。シャクナゲコースは、ここから万二郎岳~万三郎岳~万三郎岳下分岐~涸沢分岐~四辻(万二郎岳登山口)と周遊コースなので、どちら周りでもかまいません。ここでは四辻から万二郎岳へと向かいます。 コース全体で道標が整備されていますが、ガレ場や急な登り、急な長い下りがあるので足元には十分注意が必要です。ブナやヒメシャラが目立つ自然林の中を行くと5月頃にはトウゴクミツバツツジ、6月下旬から7月上旬にはアマギツツジが見られます。 少し急になったジグザグの岩の多い道を登ると万二郎岳山頂に到着です。山頂は樹木に覆われ見晴らしは悪いですが、万三郎岳へ向かう岩場の多い急斜面を下ると、ひときわ展望の良い岩場に出ます。東伊豆から南伊豆に延びた海岸線、正面にはこれから向かう馬の背、その肩に万三郎岳を望み、晴天時は北側に富士山も望めます。 ぐんと下がって登り返すと馬の背です。長いアセビのトンネルを抜けると荒れた急な下りが始まります。岩場にかかるハシゴもあるので十分注意して下りましょう。下りきると石楠立です。この付近からアマギシャクナゲの群落が始まります。シャクナゲの花を愛でながら登り切ると万三郎岳山頂に着きます。案内看板の前には1等三角点があります。 山頂から小岳に向かって5分程歩いた先に万三郎岳下分岐があります。左は小岳(天城縦走路)方面ですが、ここは右にとり涸沢分岐点方面に向かいます。500段余りの木の長い階段を下ります。十分注意しましょう。この付近にもアマギシャクナゲが見られます。長い下りの階段を過ぎたあたりから、ヒメシャラとブナの林に変わり道が緩やかになり涸沢分岐点に着きます。このまま万三郎岳の裾を巻くように斜面の緩やかな登り下りを繰り返します。左側が切れ落ちた斜面で道幅も狭く岩場も多く滑りやすいので要注意の場所です。このあたりでもアマギシャクナゲが見られます。 道なりに進んで101石柱、そして四辻(万二郎岳登山口)に戻ってきます。ここから左に進み天城縦走登山口に戻ります。自家用車の場合は天城高原ハイカー専用駐車場(無料・普通車88台・バス5台駐車可能)を利用、バスは伊東駅から天城高原ゴルフ場行を利用します。帰りの時間を必ず確認しておきましょう。 ハイカー専用駐車場から天城縦走登山口の案内板を見て杉・檜の林に入り20分ほど歩くと四辻(万二郎岳登山口)の三差路、「万二郎岳55分」の道標があります。シャクナゲコースは、ここから万二郎岳~万三郎岳~万三郎岳下分岐~涸沢分岐~四辻(万二郎岳登山口)と周遊コースなので、どちら周りでもかまいません。ここでは四辻から万二郎岳へと向かいます。 コース全体で道標が整備されていますが、ガレ場や急な登り、急な長い下りがあるので足元には十分注意が必要です。ブナやヒメシャラが目立つ自然林の中を行くと5月頃にはトウゴクミツバツツジ、6月下旬から7月上旬にはアマギツツジが見られます。 少し急になったジグザグの岩の多い道を登ると万二郎岳山頂に到着です。山頂は樹木に覆われ見晴らしは悪いですが、万三郎岳へ向かう岩場の多い急斜面を下ると、ひときわ展望の良い岩場に出ます。東伊豆から南伊豆に延びた海岸線、正面にはこれから向かう馬の背、その肩に万三郎岳を望み、晴天時は北側に富士山も望めます。 ぐんと下がって登り返すと馬の背です。長いアセビのトンネルを抜けると荒れた急な下りが始まります。岩場にかかるハシゴもあるので十分注意して下りましょう。下りきると石楠立です。この付近からアマギシャクナゲの群落が始まります。シャクナゲの花を愛でながら登り切ると万三郎岳山頂に着きます。案内看板の前には1等三角点があります。 山頂から小岳に向かって5分程歩いた先に万三郎岳下分岐があります。左は小岳(天城縦走路)方面ですが、ここは右にとり涸沢分岐点方面に向かいます。500段余りの木の長い階段を下ります。十分注意しましょう。この付近にもアマギシャクナゲが見られます。長い下りの階段を過ぎたあたりから、ヒメシャラとブナの林に変わり道が緩やかになり涸沢分岐点に着きます。このまま万三郎岳の裾を巻くように斜面の緩やかな登り下りを繰り返します。左側が切れ落ちた斜面で道幅も狭く岩場も多く滑りやすいので要注意の場所です。このあたりでもアマギシャクナゲが見られます。 道なりに進んで101石柱、そして四辻(万二郎岳登山口)に戻ってきます。ここから左に進み天城縦走登山口に戻ります。 -
蓮華温泉から風吹大池
- 日帰り
- 4時間0分
- 5.7km
蓮華温泉から風吹大池
- 日帰り
- 4時間0分
- 5.7km
この道は、蓮華温泉から風吹大池まで日帰りで行けるコースで、利用者も比較的多いです。ただし、距離は短いものの急登があり、また尾根筋に登った後は長靴が必要になるような湿った道が続くため、決して楽なコースとは言えません。 蓮華温泉から車道を平岩方面に30分ほど戻り、風吹大池入口の標識があるところから登り始めます。登山口の右手には、ひときわ目立つブナの大木が立っています。道は急登から始まり、ジグザグの坂を上ると、汗をかきながらひと息つきたくなる頃、ゆるやかな笹目尾根に入ります。稜線を右に進み、樹林帯の中でゆるやかな登降を繰り返すと、視界が開けた尾根道に出ます。そこでひと休みした後、目の前の急坂を登ると、道は湿地状になり、小さな草地を横切ると広い草原に出ます。ここではミズバショウやコバイケイソウが咲き、これを抜けると再び樹林帯をゆるやかに登ります。しばらくすると、右から天狗原から来る道と合流します。 なお、蓮華温泉からは、白馬大池と風吹大池を結んだ周遊コースも組むことができます。朝、蓮華温泉を出発し、白馬大池から天狗原を経て風吹大池に至るコースは、一日行程としてちょうど良い距離です。風吹大池を訪れる人の大半は、各コースを使ってのピストン山行を選んでいますが、ゆとりがある方には周遊コースをおすすめします。この道は、蓮華温泉から風吹大池まで日帰りで行けるコースで、利用者も比較的多いです。ただし、距離は短いものの急登があり、また尾根筋に登った後は長靴が必要になるような湿った道が続くため、決して楽なコースとは言えません。 蓮華温泉から車道を平岩方面に30分ほど戻り、風吹大池入口の標識があるところから登り始めます。登山口の右手には、ひときわ目立つブナの大木が立っています。道は急登から始まり、ジグザグの坂を上ると、汗をかきながらひと息つきたくなる頃、ゆるやかな笹目尾根に入ります。稜線を右に進み、樹林帯の中でゆるやかな登降を繰り返すと、視界が開けた尾根道に出ます。そこでひと休みした後、目の前の急坂を登ると、道は湿地状になり、小さな草地を横切ると広い草原に出ます。ここではミズバショウやコバイケイソウが咲き、これを抜けると再び樹林帯をゆるやかに登ります。しばらくすると、右から天狗原から来る道と合流します。 なお、蓮華温泉からは、白馬大池と風吹大池を結んだ周遊コースも組むことができます。朝、蓮華温泉を出発し、白馬大池から天狗原を経て風吹大池に至るコースは、一日行程としてちょうど良い距離です。風吹大池を訪れる人の大半は、各コースを使ってのピストン山行を選んでいますが、ゆとりがある方には周遊コースをおすすめします。 -
風吹大池から北小谷
- 日帰り
- 4時間30分
風吹大池から北小谷
- 日帰り
- 4時間30分
風吹大池に至る登山路は、栂池自然園から風吹大池(コースガイド)、蓮華温泉から風吹大池(コースガイド)のほかに、新道の北野経由で北小谷に下るものがありますが、旧道が不通の時に造られたもので、ブナ林などの斜面を切り開いた道で、ところどころ高い幹にスキーツアー用の標識が見られます。1333m地点まで下ると舗装道路となり北小谷へと続いていきます。 旧道は、風吹山荘から東に標識に従って、沢状の道を下っていきます。道はしっかりして、通行者の少ないわりに歩きやすいです。樹林帯をただひたすら下ることになりますが、ブナ林などの自然林で、気持ちのよい道が続きます。途中、ゴムホースで冷たい水を使えるようにした水場もります。 やがて、両側から沢が追って、細い尾根道になります。硫黄の強い臭いに、左側の谷を見れば、沢床が雪渓のように真っ白くなっています。道はブナ林を下りやがて林道に出ます。入口には風吹大池登山口の道標が立っています。 ここからは車の通れる林道となり、来馬経由で北小谷駅まで、徒歩2時間の行程です。風吹大池に至る登山路は、栂池自然園から風吹大池(コースガイド)、蓮華温泉から風吹大池(コースガイド)のほかに、新道の北野経由で北小谷に下るものがありますが、旧道が不通の時に造られたもので、ブナ林などの斜面を切り開いた道で、ところどころ高い幹にスキーツアー用の標識が見られます。1333m地点まで下ると舗装道路となり北小谷へと続いていきます。 旧道は、風吹山荘から東に標識に従って、沢状の道を下っていきます。道はしっかりして、通行者の少ないわりに歩きやすいです。樹林帯をただひたすら下ることになりますが、ブナ林などの自然林で、気持ちのよい道が続きます。途中、ゴムホースで冷たい水を使えるようにした水場もります。 やがて、両側から沢が追って、細い尾根道になります。硫黄の強い臭いに、左側の谷を見れば、沢床が雪渓のように真っ白くなっています。道はブナ林を下りやがて林道に出ます。入口には風吹大池登山口の道標が立っています。 ここからは車の通れる林道となり、来馬経由で北小谷駅まで、徒歩2時間の行程です。 -
雨飾山西尾根
- 日帰り
- 4時間0分
- 4.1km
雨飾山西尾根
- 日帰り
- 4時間0分
- 4.1km
雨飾山西尾根コースは、登山口に入るのに不便なので登山者こそ少ないものの、地元の大網地区の観光協会主催で7月第1日曜日に山開きの行事として大勢の人が登っています。 小谷温泉から林道の湯峠を越して入るか、大糸線平岩駅から大網地区を通り大網登山口から入山します。このあたりは若干の駐車スペ−スはあるものの、正式の駐車場ではありません。標識を見て登山道に入るとすぐ、きれいな水の流れる沢を渡り、平らな道をしばらく歩くことになります。堰堤工事の資材運搬に使われたのか、トロッコの線路の枕木やイヌ釘などが打たれたままところどころに残っています。 しばらく歩くと前沢に出ます。河原の中をペンキの印に導かれ、上流に少し行き対岸に渡ります。ブナ林の中をゆっくりジグザグを繰り返し登って行くと、清水の流れる水場があります。さらにブナ林の中を行きますが、このあたりは、ブナの幹にクマの爪跡などが見えます。 樹間から北アルプスが見えるようになり、ネマガリタケが多くなる頃、水場の標識があります。道から左へ入ったところにある小さな沢がそれです。 道はやがて尾根道に出ますが、灌木帯の根元にカタクリやシラネアオイが咲きます。稜線に出れば山頂まで一直線に急な登りが続きますが、岩場の間を歩くようになれば石仏の待つ山頂は日の前。ハクサンチドリ、ミヤママンネングサ、ミヤマハンショウヅル、ヨツバシオガマ、ミヤマクワガタなどの高山植物が色とりどりに咲いています。雨飾山西尾根コースは、登山口に入るのに不便なので登山者こそ少ないものの、地元の大網地区の観光協会主催で7月第1日曜日に山開きの行事として大勢の人が登っています。 小谷温泉から林道の湯峠を越して入るか、大糸線平岩駅から大網地区を通り大網登山口から入山します。このあたりは若干の駐車スペ−スはあるものの、正式の駐車場ではありません。標識を見て登山道に入るとすぐ、きれいな水の流れる沢を渡り、平らな道をしばらく歩くことになります。堰堤工事の資材運搬に使われたのか、トロッコの線路の枕木やイヌ釘などが打たれたままところどころに残っています。 しばらく歩くと前沢に出ます。河原の中をペンキの印に導かれ、上流に少し行き対岸に渡ります。ブナ林の中をゆっくりジグザグを繰り返し登って行くと、清水の流れる水場があります。さらにブナ林の中を行きますが、このあたりは、ブナの幹にクマの爪跡などが見えます。 樹間から北アルプスが見えるようになり、ネマガリタケが多くなる頃、水場の標識があります。道から左へ入ったところにある小さな沢がそれです。 道はやがて尾根道に出ますが、灌木帯の根元にカタクリやシラネアオイが咲きます。稜線に出れば山頂まで一直線に急な登りが続きますが、岩場の間を歩くようになれば石仏の待つ山頂は日の前。ハクサンチドリ、ミヤママンネングサ、ミヤマハンショウヅル、ヨツバシオガマ、ミヤマクワガタなどの高山植物が色とりどりに咲いています。 -
大渚山
- 日帰り
- 3時間0分
- 1.6km
大渚山
- 日帰り
- 3時間0分
- 1.6km
大渚山は小谷温泉の西方、雨飾山の南方にあります。標高は高くないものの、独立峰として突出していて、東側から見た容姿がとくに印象的な山です。 大渚山へは、小谷温泉から林道を登り、雨飾山入口や鎌池を過ぎ、道の舗装が砂利に変わる地点にある湯峠から入ります。湯峠には、車が数台駐車できる広場があり、そこからすぐに尾根道に取り付きます。ブナ林に囲まれた稜線は、最初は小さな登り下りを繰り返しますが、だんだんと急登になり、少し滑りやすい湿った斜面になっていきます。 途中、ブナの根元に小さな石仏が一体あります。急登もほんの一刻で、右側に山頂からすっぱり切れた断崖の斜面が見え、道が左に折れます。その先、平らなところに丸太のベンチが置かれているので休憩していきましょう。 そこからわずか登ると、灌木の繁る頂上に到着です。頂上にはベンチやテーブルがあり、展望は真正面に雨飾山、はるかに日本海の海岸線を望むことができます。西方の北アルプスは朝日岳、雪倉岳、白馬岳から遠く槍ヶ岳まで一望できます。西方に延びた尾根の先端には展望台が作られていて、眼下の姫川から北アルプスまで広がる展望が、より近く見えます。 山頂でコーヒーなどを入れて、しばし時を忘れてのんびりするのもよいでしょう。ただし、このコースに水場はないので注意してください。大渚山は小谷温泉の西方、雨飾山の南方にあります。標高は高くないものの、独立峰として突出していて、東側から見た容姿がとくに印象的な山です。 大渚山へは、小谷温泉から林道を登り、雨飾山入口や鎌池を過ぎ、道の舗装が砂利に変わる地点にある湯峠から入ります。湯峠には、車が数台駐車できる広場があり、そこからすぐに尾根道に取り付きます。ブナ林に囲まれた稜線は、最初は小さな登り下りを繰り返しますが、だんだんと急登になり、少し滑りやすい湿った斜面になっていきます。 途中、ブナの根元に小さな石仏が一体あります。急登もほんの一刻で、右側に山頂からすっぱり切れた断崖の斜面が見え、道が左に折れます。その先、平らなところに丸太のベンチが置かれているので休憩していきましょう。 そこからわずか登ると、灌木の繁る頂上に到着です。頂上にはベンチやテーブルがあり、展望は真正面に雨飾山、はるかに日本海の海岸線を望むことができます。西方の北アルプスは朝日岳、雪倉岳、白馬岳から遠く槍ヶ岳まで一望できます。西方に延びた尾根の先端には展望台が作られていて、眼下の姫川から北アルプスまで広がる展望が、より近く見えます。 山頂でコーヒーなどを入れて、しばし時を忘れてのんびりするのもよいでしょう。ただし、このコースに水場はないので注意してください。 -
地蔵峠から大峠越え
- 日帰り
- 6時間25分
- 6.4km
地蔵峠から大峠越え
- 日帰り
- 6時間25分
- 6.4km
北小谷駅から、国道を北に少し歩きます。小谷橋の手前を右に折れ、道標に従い深原地区を抜け、峠道の分岐まで林道を登っていきます。峠への道も広く歩きやすい道のりです。ナラやブナの樹林に囲まれて、ユキツバキが群生しており、5月中句が見頃です。また秋には、落ち葉の絨毯の上を行くことになります。貝の平、観音菱を過ぎ、地蔵峠までは1時間ぐらいで着きます。 地蔵峠は尾根状の場所で、杉並木があり、小さな社の中に地蔵が祀られています。峠の下に「乳房の木」と呼ばれるセンノキの巨木があります。道を少し下って沢を渡ると、大峠への登りです。 大峠は、北に日本海、東に雨飾山の眺望が素晴らしいです。姫川小谷林道への下りは、時期によってはヤブがひどいものの、道ははっきりしています。北小谷駅から、国道を北に少し歩きます。小谷橋の手前を右に折れ、道標に従い深原地区を抜け、峠道の分岐まで林道を登っていきます。峠への道も広く歩きやすい道のりです。ナラやブナの樹林に囲まれて、ユキツバキが群生しており、5月中句が見頃です。また秋には、落ち葉の絨毯の上を行くことになります。貝の平、観音菱を過ぎ、地蔵峠までは1時間ぐらいで着きます。 地蔵峠は尾根状の場所で、杉並木があり、小さな社の中に地蔵が祀られています。峠の下に「乳房の木」と呼ばれるセンノキの巨木があります。道を少し下って沢を渡ると、大峠への登りです。 大峠は、北に日本海、東に雨飾山の眺望が素晴らしいです。姫川小谷林道への下りは、時期によってはヤブがひどいものの、道ははっきりしています。 -
竃門神社から宝満山(正面登山道)
- 日帰り
- 2時間0分
竃門神社から宝満山(正面登山道)
- 日帰り
- 2時間0分
西鉄太宰府駅から登山口の竃門神社まで、コミュニティバス「まほろば号」で約10分、終点の内山で下車します。徒歩で行く場合は、太宰府天満宮境内を通り、本殿裏から30分ほどで到着します。 竃門神社境内を抜けると、汐井川沿いに式部稲荷があり、ここが1合目となります。鳥居をくぐり、宝満山登山道の急な登りを抜けると車道に出ます。300mほど進むと車道と別れ、池の西側を通り、やがて山道に入ります。車道を横切り、堀切状の道を進むと左手に高圧線鉄塔が現れ、車道(内山林道)の終点の広場に到着します。自然石の石段を登り、一の鳥居(2合目)に到達します。 しばらくゆるやかな尾根道を進みますが、急なジグザグ道(羊腸の径と呼ばれています)を越えると、3合目の休堂跡に到着し、ここには水場があります。ここからは急な石段が連続するため、ゆっくりと登ることが大切です。両側に覆う杉の大木に目を向けて呼吸を整え、高まる心拍数を抑えるのが登りのコツです。 5合目には殺生禁断の石碑が建っており、6合目は吉田屋敷跡です。その後に続く「百段ガンギ」は規則的な石段で、まさに胸突き八丁です。この石段を登り切ると広場があり、湧水(阿伽の井)があります。 少し傾斜がゆるくなった石段を登ると、芭蕉句碑があり、主稜上の中宮跡に出ます。点在する礎石は往時の伽藍をしのばせるもので、竃門山の大きな石碑があり、目を凝らすと宝満山頂が望めます。 すぐに8合目で女道と分かれます。女道は山腹を巻いてキャンプ場に続きます。正面登山道はまっすぐに登り、巨大な岩の下を通ります。 ここから山頂にかけて、傾斜はあまりきつくありませんが、岩の露頭を巧みに利用し、巨岩の間を縫って進む道は、宝満山が修験の道場であった雰囲気を感じさせます。袖すり岩、馬蹄石を通ると、まもなく山頂に到着します。山頂には上宮の祠が建ち、360度の眺望が開けます。福岡市街から博多湾が見渡せ、古処山、英彦山、そして九重や阿蘇の連山も望むことができます。間近に脊振山や九千部山の大きな山容が印象的です。西鉄太宰府駅から登山口の竃門神社まで、コミュニティバス「まほろば号」で約10分、終点の内山で下車します。徒歩で行く場合は、太宰府天満宮境内を通り、本殿裏から30分ほどで到着します。 竃門神社境内を抜けると、汐井川沿いに式部稲荷があり、ここが1合目となります。鳥居をくぐり、宝満山登山道の急な登りを抜けると車道に出ます。300mほど進むと車道と別れ、池の西側を通り、やがて山道に入ります。車道を横切り、堀切状の道を進むと左手に高圧線鉄塔が現れ、車道(内山林道)の終点の広場に到着します。自然石の石段を登り、一の鳥居(2合目)に到達します。 しばらくゆるやかな尾根道を進みますが、急なジグザグ道(羊腸の径と呼ばれています)を越えると、3合目の休堂跡に到着し、ここには水場があります。ここからは急な石段が連続するため、ゆっくりと登ることが大切です。両側に覆う杉の大木に目を向けて呼吸を整え、高まる心拍数を抑えるのが登りのコツです。 5合目には殺生禁断の石碑が建っており、6合目は吉田屋敷跡です。その後に続く「百段ガンギ」は規則的な石段で、まさに胸突き八丁です。この石段を登り切ると広場があり、湧水(阿伽の井)があります。 少し傾斜がゆるくなった石段を登ると、芭蕉句碑があり、主稜上の中宮跡に出ます。点在する礎石は往時の伽藍をしのばせるもので、竃門山の大きな石碑があり、目を凝らすと宝満山頂が望めます。 すぐに8合目で女道と分かれます。女道は山腹を巻いてキャンプ場に続きます。正面登山道はまっすぐに登り、巨大な岩の下を通ります。 ここから山頂にかけて、傾斜はあまりきつくありませんが、岩の露頭を巧みに利用し、巨岩の間を縫って進む道は、宝満山が修験の道場であった雰囲気を感じさせます。袖すり岩、馬蹄石を通ると、まもなく山頂に到着します。山頂には上宮の祠が建ち、360度の眺望が開けます。福岡市街から博多湾が見渡せ、古処山、英彦山、そして九重や阿蘇の連山も望むことができます。間近に脊振山や九千部山の大きな山容が印象的です。 -
本道寺から宝満山(シラハケ道)
- 日帰り
- 2時間5分
本道寺から宝満山(シラハケ道)
- 日帰り
- 2時間5分
西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。正面の道の終点に2台分の駐車スペースがあり、ここが登山口となります。 小さな流れに沿って進み、標識に従い私道を横切ります。右の尾根に上がればシラハケ道があり、杉林の中を抜けていきます。50分ほどで谷の中の百日断食記念碑に出ます。 宝満山は左の尾根をたどります。剣の窟の上部か谷(猫谷川支流)を横切りながら登っていくと、水場の下に出てキャンプ場に着きます。ログハウス調のキャンプセンター(楞伽院山荘)は水場も近く、バイオトイレを備えた避難小屋です。 広場を通り抜け、坂道を登ると縦走路に出ます。ここから稚児落しの岩場になります。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。正面の道の終点に2台分の駐車スペースがあり、ここが登山口となります。 小さな流れに沿って進み、標識に従い私道を横切ります。右の尾根に上がればシラハケ道があり、杉林の中を抜けていきます。50分ほどで谷の中の百日断食記念碑に出ます。 宝満山は左の尾根をたどります。剣の窟の上部か谷(猫谷川支流)を横切りながら登っていくと、水場の下に出てキャンプ場に着きます。ログハウス調のキャンプセンター(楞伽院山荘)は水場も近く、バイオトイレを備えた避難小屋です。 広場を通り抜け、坂道を登ると縦走路に出ます。ここから稚児落しの岩場になります。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。 -
本道寺から宝満山(猫谷川新道)
- 日帰り
- 2時間45分
本道寺から宝満山(猫谷川新道)
- 日帰り
- 2時間45分
西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。堤谷入口で林道を左折し、徒歩10分で林道脇に猫谷川新道の表示が現れます。 猫谷川入口からスタートして、ゆるやかに進み、やがて渓流に沿って登ります。2合目で大谷尾根への道が分かれると、小さな滝が現れ始め、やがて花乱の滝、養老の滝と本格的な滝となります。登山道は流れに沿って登り、徐々に傾斜を増し、岩場ではハシゴやクサリで乗り越えます。 滝下には平地があり、休憩もできますが、5合目の上部は先年の豪雨で土石流に埋まり、変貌しています。ルートがわかりにくいところもあり、また落石にも注意が必要です。左岸に渡って登ると、剣の窟を経てシラハケ尾根からの道に合流します。 左に進み、すぐ先で標識に従って分岐を右に登ると尾根を越えて金の水、そのまま右の尾根を登り自然林の中を進むと普池の窟に着きます。10人が入れる洞窟で、仏像が安置されています。これから左へ尾根を巻いてコルに出ると縦走路に出ます。右に行けば10分で仏頂山となります。宝満山はコルから左に縦走路を進み、10分で稚児落しの岩場に着きます。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。西鉄二日市駅、JR二日市駅からバスに乗り換え、柚須原行きのバスで本道寺入口で下車します。「宝満山登山道」の標識に従い、宝満山を見上げながら登ります。林道の分岐を見送り、車道が左折する地点が堤谷入口です。堤谷入口で林道を左折し、徒歩10分で林道脇に猫谷川新道の表示が現れます。 猫谷川入口からスタートして、ゆるやかに進み、やがて渓流に沿って登ります。2合目で大谷尾根への道が分かれると、小さな滝が現れ始め、やがて花乱の滝、養老の滝と本格的な滝となります。登山道は流れに沿って登り、徐々に傾斜を増し、岩場ではハシゴやクサリで乗り越えます。 滝下には平地があり、休憩もできますが、5合目の上部は先年の豪雨で土石流に埋まり、変貌しています。ルートがわかりにくいところもあり、また落石にも注意が必要です。左岸に渡って登ると、剣の窟を経てシラハケ尾根からの道に合流します。 左に進み、すぐ先で標識に従って分岐を右に登ると尾根を越えて金の水、そのまま右の尾根を登り自然林の中を進むと普池の窟に着きます。10人が入れる洞窟で、仏像が安置されています。これから左へ尾根を巻いてコルに出ると縦走路に出ます。右に行けば10分で仏頂山となります。宝満山はコルから左に縦走路を進み、10分で稚児落しの岩場に着きます。左手からクサリ場を登るか、岩の基部を右に巻いて突端から登ることもできます。上がれば山頂で、上宮の社があります。