【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
161-180件
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八鬼山越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.1km
八鬼山越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.1km
JR大曽根浦駅から尾鷲節歌碑の立つ三叉路に向かいます。三叉路を左折し、八鬼山古道入口へ。古道に入ると、しばらく緩やかな登りが続きます。やがて町石地蔵を祀る駕籠立場に到着します。町石地蔵は、矢ノ浜から八鬼山間の50町の古道沿い、1町毎に旅人の無事を願って、祀られたもので、現在、35体ほどの地蔵が残されています。やがて八鬼山越え最大の難関、七曲がりに突入。つづら折れの石畳道で高度を上げ、蓮華石・烏帽子石を過ぎると九木峠はすぐです。 峠を右にとって火の神様を祀る荒神堂へ。ひと登りで江戸道と明治道の分かれ辻の八鬼山山頂に到着します。傍らには町石地蔵が集められています。左の江戸道を進み、すぐの分岐を左折、熊野灘を望むさくらの森広場に立ち寄ります。ひと休みしたのち、十五郎茶屋跡から石畳道を一気に下って名柄一里塚跡へ。平坦道を進むと、目の前に三木里海岸が開けてきます。八十川橋手前の車道を右折すると、JR三木里駅まで、あと少しです。JR大曽根浦駅から尾鷲節歌碑の立つ三叉路に向かいます。三叉路を左折し、八鬼山古道入口へ。古道に入ると、しばらく緩やかな登りが続きます。やがて町石地蔵を祀る駕籠立場に到着します。町石地蔵は、矢ノ浜から八鬼山間の50町の古道沿い、1町毎に旅人の無事を願って、祀られたもので、現在、35体ほどの地蔵が残されています。やがて八鬼山越え最大の難関、七曲がりに突入。つづら折れの石畳道で高度を上げ、蓮華石・烏帽子石を過ぎると九木峠はすぐです。 峠を右にとって火の神様を祀る荒神堂へ。ひと登りで江戸道と明治道の分かれ辻の八鬼山山頂に到着します。傍らには町石地蔵が集められています。左の江戸道を進み、すぐの分岐を左折、熊野灘を望むさくらの森広場に立ち寄ります。ひと休みしたのち、十五郎茶屋跡から石畳道を一気に下って名柄一里塚跡へ。平坦道を進むと、目の前に三木里海岸が開けてきます。八十川橋手前の車道を右折すると、JR三木里駅まで、あと少しです。 -
三木峠・羽後峠越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6km
三木峠・羽後峠越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6km
JR三木里駅を出て、八十川沿いの道を海岸方面に進み、国道に架かる八十川橋を渡ります。左手に三木里海水浴場、賀田湾を眺めながら国道を進みます。しばらくしてヨコネ道と呼ばれる国道と平行する三木峠の古道に入ります。こののち樹林のすき間越しに賀田湾を望みながら、三木峠と羽後峠の二つの峠を越えることになります。 三木峠の左へすぐのところが展望峰で、熊野灘に突き出た三木崎を望むことができます。三木峠を越え、一旦、国道に降り立ちます。再び、右手の路地に入り、農道と平行する古道を緩やかに登っていきます。やがて農道を横切ったのち、羽後峠を越えると、この付近では最長となる自然石を積み上げた猪垣が延々と続いています。猪垣は田畑への猪・鹿の侵入を妨げるために作られた施設で、そこに暮らしてきた人々の生活背景が浮かぶようです。いっきに賀田港まで下って、JR賀田駅へと向かいます。JR三木里駅を出て、八十川沿いの道を海岸方面に進み、国道に架かる八十川橋を渡ります。左手に三木里海水浴場、賀田湾を眺めながら国道を進みます。しばらくしてヨコネ道と呼ばれる国道と平行する三木峠の古道に入ります。こののち樹林のすき間越しに賀田湾を望みながら、三木峠と羽後峠の二つの峠を越えることになります。 三木峠の左へすぐのところが展望峰で、熊野灘に突き出た三木崎を望むことができます。三木峠を越え、一旦、国道に降り立ちます。再び、右手の路地に入り、農道と平行する古道を緩やかに登っていきます。やがて農道を横切ったのち、羽後峠を越えると、この付近では最長となる自然石を積み上げた猪垣が延々と続いています。猪垣は田畑への猪・鹿の侵入を妨げるために作られた施設で、そこに暮らしてきた人々の生活背景が浮かぶようです。いっきに賀田港まで下って、JR賀田駅へと向かいます。 -
曽根次郎坂・太郎坂
- 日帰り
- 2時間45分
- 5.7km
曽根次郎坂・太郎坂
- 日帰り
- 2時間45分
- 5.7km
JR賀田駅を出て、賀田湾を左手に眺めながら国道を進むと、左前に飛鳥神社の森が見えてきます。神社に立ち寄ったのち、国道と平行する路地を進みます。ほどなく甫母峠登山口に到着。古道は室町時代、この地を治めた曽根弾正に尊敬の念を込めて、曽根次郎坂・太郎坂とも呼ばれています。階段を登ると、眼下に賀田湾、曽根の街並みが開けてきます。苔むした石畳が続き、江戸城の築城にも使われたという石切場跡を通過。巡礼供養碑、一里塚跡を過ぎると、左前方に「クジラ岩」と呼ばれる大きな岩が現れます。 やがて、かつての志摩国と紀伊国の境界、甫母峠に到着します。木の根が絡む石畳の道を進み、楯見ヶ丘へ。樹林のすき間から楯ヶ崎を望むことができます。楯見ヶ丘をあとに急坂の石畳を延々と下っていくと、国道に降り立ちます。ここで国道を左にとって、太郎坂広場へ。足元に二木島湾、その先に楯ヶ崎の大パノラマが広がっています。古道に戻って、JR二木島駅へと向かいます。JR賀田駅を出て、賀田湾を左手に眺めながら国道を進むと、左前に飛鳥神社の森が見えてきます。神社に立ち寄ったのち、国道と平行する路地を進みます。ほどなく甫母峠登山口に到着。古道は室町時代、この地を治めた曽根弾正に尊敬の念を込めて、曽根次郎坂・太郎坂とも呼ばれています。階段を登ると、眼下に賀田湾、曽根の街並みが開けてきます。苔むした石畳が続き、江戸城の築城にも使われたという石切場跡を通過。巡礼供養碑、一里塚跡を過ぎると、左前方に「クジラ岩」と呼ばれる大きな岩が現れます。 やがて、かつての志摩国と紀伊国の境界、甫母峠に到着します。木の根が絡む石畳の道を進み、楯見ヶ丘へ。樹林のすき間から楯ヶ崎を望むことができます。楯見ヶ丘をあとに急坂の石畳を延々と下っていくと、国道に降り立ちます。ここで国道を左にとって、太郎坂広場へ。足元に二木島湾、その先に楯ヶ崎の大パノラマが広がっています。古道に戻って、JR二木島駅へと向かいます。 -
二木島峠・逢神坂峠越え
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
二木島峠・逢神坂峠越え
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
JR二木島駅をスタート。二木島集落は、古くから捕鯨の里として知られています。左手の路地に入って、クジラ供養碑、キリシタン灯籠を経て国道と合流。しばらく国道を歩くと二木島峠越えの古道入口に到着します。こののち二木島峠と逢神坂峠の二つの峠を越えることになります。まずはひとつ目の二木島峠を越えます。緩やかに庄五郎善吉地蔵まで下ったのち、逢神坂峠へ。伊勢と熊野の神が出会う峠というのが名の由来と伝えられています。美しく敷き詰められた石畳道を快適に下って、新鹿集落へ。やがて目の前に新鹿海水浴場が開けてきます。 徳司神社を通り過ぎたところで、右手の古道へ。国道と合流、波田須トンネル手前から古道を登り、波田須集落に入ります。波田須には伊勢路に残る石畳として最も古いとされる鎌倉期の石畳が残されています。やがて眼下に新鹿湾、徐福の宮が開けてきます。ここ波田須は紀元前、中国の古人・徐福が不老不死の仙薬を求めて、日本に上陸した地と伝えられているところで、JR波田須駅はすぐです。JR二木島駅をスタート。二木島集落は、古くから捕鯨の里として知られています。左手の路地に入って、クジラ供養碑、キリシタン灯籠を経て国道と合流。しばらく国道を歩くと二木島峠越えの古道入口に到着します。こののち二木島峠と逢神坂峠の二つの峠を越えることになります。まずはひとつ目の二木島峠を越えます。緩やかに庄五郎善吉地蔵まで下ったのち、逢神坂峠へ。伊勢と熊野の神が出会う峠というのが名の由来と伝えられています。美しく敷き詰められた石畳道を快適に下って、新鹿集落へ。やがて目の前に新鹿海水浴場が開けてきます。 徳司神社を通り過ぎたところで、右手の古道へ。国道と合流、波田須トンネル手前から古道を登り、波田須集落に入ります。波田須には伊勢路に残る石畳として最も古いとされる鎌倉期の石畳が残されています。やがて眼下に新鹿湾、徐福の宮が開けてきます。ここ波田須は紀元前、中国の古人・徐福が不老不死の仙薬を求めて、日本に上陸した地と伝えられているところで、JR波田須駅はすぐです。 -
大吹峠・松本峠越え
- 日帰り
- 2時間40分
- 6km
大吹峠・松本峠越え
- 日帰り
- 2時間40分
- 6km
JR波田須駅を下車。駅のすぐ左脇には海岸線が広がっています。路地を抜け、少し荒れ気味の古道を登ると、国道と合流、しばらく国道を歩くと大吹峠の古道入口に到着します。ひと休みしたのち、整然と敷き詰められた石畳を登っていきます。やがて大吹峠に到着します。右手は西国三十三所の観音石像を祀る観音道への連絡道で、ここでは大泊方面へ。竹林の道を下った国道に降り立つと、大泊湾、魔見ヶ島、鬼ヶ城の眺望が開けてきます。 宮川に架かる橋を渡り、松本峠越えの古道入口へ。野面石積みの石畳道を登っていくと、大きな地蔵が立つ松本峠に登り着きます。昔、鉄砲の名手が地蔵を妖怪と間違えて撃ってしまったという故事が伝えられており、当時の鉄砲傷も残されています。峠の左手には鬼ヶ城跡から鬼ヶ城センターに下る遊歩道が通じていますが、ここでは、峠を直進して熊野市駅方面へと下ります。やがて、前方に七里御浜の眺望が開けています。木本神社に立ち寄ったのち、JR熊野市駅へと向かいます。JR波田須駅を下車。駅のすぐ左脇には海岸線が広がっています。路地を抜け、少し荒れ気味の古道を登ると、国道と合流、しばらく国道を歩くと大吹峠の古道入口に到着します。ひと休みしたのち、整然と敷き詰められた石畳を登っていきます。やがて大吹峠に到着します。右手は西国三十三所の観音石像を祀る観音道への連絡道で、ここでは大泊方面へ。竹林の道を下った国道に降り立つと、大泊湾、魔見ヶ島、鬼ヶ城の眺望が開けてきます。 宮川に架かる橋を渡り、松本峠越えの古道入口へ。野面石積みの石畳道を登っていくと、大きな地蔵が立つ松本峠に登り着きます。昔、鉄砲の名手が地蔵を妖怪と間違えて撃ってしまったという故事が伝えられており、当時の鉄砲傷も残されています。峠の左手には鬼ヶ城跡から鬼ヶ城センターに下る遊歩道が通じていますが、ここでは、峠を直進して熊野市駅方面へと下ります。やがて、前方に七里御浜の眺望が開けています。木本神社に立ち寄ったのち、JR熊野市駅へと向かいます。 -
天狗倉山・オチョボ岩
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.1km
天狗倉山・オチョボ岩
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.1km
JR尾鷲駅下車。尾鷲神社に立ち寄ったのち、大島元橋北詰へ。北浦町のコクボ谷沿いの路地をしばらく進むと岩屋堂参道入口に到着します。参道に入って、八畳岩に立ち寄ったのち、観音石像を祀る岩屋堂へ。大岩の下に西国三十三ヶ所の観音石像が整然と並べられています。岩屋堂を後に、支尾根の道に取り付くと、右下に尾鷲湾の眺望が開けてきます。覗岩を経て、急斜面を一気に登っていきます。やがて天狗倉山の東尾根の尾鷲トレイル道に突き当たります。まずは、尾鷲トレイル道を左にとって天狗倉山山頂へ。天狗岩に登ると、尾鷲湾をはじめ、大台ヶ原方面の大パノラマが開けています。 天狗倉山をあとに、尾鷲トレイル道を東にとってオチョボ岩へ。尾鷲湾を眼下に熊野灘の絶景が広がっています。尾鷲トレイル道を水地越峠を経て猪ノ鼻口方面に下っていきます。猪ノ鼻口を左にとって、JR相賀駅へと向かいます。JR尾鷲駅下車。尾鷲神社に立ち寄ったのち、大島元橋北詰へ。北浦町のコクボ谷沿いの路地をしばらく進むと岩屋堂参道入口に到着します。参道に入って、八畳岩に立ち寄ったのち、観音石像を祀る岩屋堂へ。大岩の下に西国三十三ヶ所の観音石像が整然と並べられています。岩屋堂を後に、支尾根の道に取り付くと、右下に尾鷲湾の眺望が開けてきます。覗岩を経て、急斜面を一気に登っていきます。やがて天狗倉山の東尾根の尾鷲トレイル道に突き当たります。まずは、尾鷲トレイル道を左にとって天狗倉山山頂へ。天狗岩に登ると、尾鷲湾をはじめ、大台ヶ原方面の大パノラマが開けています。 天狗倉山をあとに、尾鷲トレイル道を東にとってオチョボ岩へ。尾鷲湾を眼下に熊野灘の絶景が広がっています。尾鷲トレイル道を水地越峠を経て猪ノ鼻口方面に下っていきます。猪ノ鼻口を左にとって、JR相賀駅へと向かいます。 -
海路山
- 日帰り
- 4時間20分
- 9.8km
海路山
- 日帰り
- 4時間20分
- 9.8km
JR尾鷲駅をスタートし、まずは土井竹林へ。素掘りのトンネルを抜けた先に、林業家「土井家」が、薩摩から移植したという孟宗竹の見事な竹林が広がっています。土井竹林入口に戻り、尾鷲トレイル道の支尾根に取り付きます。テープを目印に、植林帯の道を登って行きます。急斜面を一気に登ると、やがて眼下に尾鷲湾が開けてきます。なおもヤセ尾根の疎林帯を登ると、尾鷲トレイル道に突き当たります。右は便石山方面、ここでは尾鷲トレイル道を左にとって、次の分岐を右折し海路山山頂へ。海路山山頂をあとに、先ほどの分岐まで戻ったのち、尾鷲トレイル道を直進し、海路山展望台へと向かいます。左に山腹を絡むと、小さく切り開かれた海路山展望台に到着します。尾鷲湾に浮かぶ佐波留島、尾鷲市街を取り囲む天狗倉山、八鬼山の山々、そして熊野灘までの大パノラマが開けています。 帰路は、尾鷲トレイル道を北にとって、何枚田分岐を右へ、尾鷲駅へと戻ります。JR尾鷲駅をスタートし、まずは土井竹林へ。素掘りのトンネルを抜けた先に、林業家「土井家」が、薩摩から移植したという孟宗竹の見事な竹林が広がっています。土井竹林入口に戻り、尾鷲トレイル道の支尾根に取り付きます。テープを目印に、植林帯の道を登って行きます。急斜面を一気に登ると、やがて眼下に尾鷲湾が開けてきます。なおもヤセ尾根の疎林帯を登ると、尾鷲トレイル道に突き当たります。右は便石山方面、ここでは尾鷲トレイル道を左にとって、次の分岐を右折し海路山山頂へ。海路山山頂をあとに、先ほどの分岐まで戻ったのち、尾鷲トレイル道を直進し、海路山展望台へと向かいます。左に山腹を絡むと、小さく切り開かれた海路山展望台に到着します。尾鷲湾に浮かぶ佐波留島、尾鷲市街を取り囲む天狗倉山、八鬼山の山々、そして熊野灘までの大パノラマが開けています。 帰路は、尾鷲トレイル道を北にとって、何枚田分岐を右へ、尾鷲駅へと戻ります。 -
大山寺から大山山頂(弥山)へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 7.6km
大山寺から大山山頂(弥山)へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 7.6km
大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺郵便局を過ぎ100mほど先を右に折れ、少し行くと大山寺橋に到着。これを渡り、南光河原駐車場の入り口を過ぎ、車道脇の歩道を100mほど行けば夏山登山口です。石段を登り、下山野営場方面からの登山道と合流して左に進みます。幅の広い石段を進むと、右手に阿弥陀如来を安置した重要文化財の阿弥陀堂があります。ここまで登る道の両側には、往時の寺院跡の古い石垣が栄枯の名残を見せています。三合目あたりから道は傾斜を増し苦しいところですが、このあたりは特にブナの原生林が美しい。五合目の少し上で元谷から上がってくる道(行者登山道)が合流し、さらに登ると視界が開け、わずかで六合目避難小屋に到着。 六~八合目では弓ヶ浜半島や日本海の眺望を満喫することができ、また、北壁の美しさも、その厳しさもこのあたりが一番に味わえるところです。丸木柱の草鳴社ケルンは七合目と八合目の中間地点で、往時の遭難を物語っています。ここを過ぎしばらくすると、道は木道となり、その上を歩いていきます。特別天然記念物の大山キャラボクの純林が一面に広がり、頂上も真近に見え、足取りも軽くなります。頂上(弥山)は標高1709mで、条件が良ければ南は遠く四国の山々、北は日本海の隠岐島も望むことができます。 帰りは小屋の下方で往路の木道を右に分け直進します。ダイセンキャラボクの中を少し下れば、石室に至ります。ここからわずかに登り返すと八合目と九合目の間の往路に戻ります。登山道は崩れやすいところもあるので、落石等起こさないよう気をつけて下りましょう。 五合目の少し上で行者登山道に入ります。丸太で整備されていますが、急なところが多いので滑りやすいときは特に注意します。やがて傾斜がなくなり、平たんな道を少し進むと石がごろごろする元谷の河原に出ます。右前方に見える元谷避難小屋は、積雪期の北壁登攀のベースとしてにぎわう場所です。小屋を右に見て河原を進むと、左にコンクリート製の大堰堤、右に堰堤と樹林帯、さらにその奥には荒々しい北壁を見ることができます。 河原を渡り切ると治山用の道路が付いていますが、そちらには進まず、道標に従い左手の登山道に下っていきます。左に河原を見て、樹林の中を進みます。河原から離れて少し進むと、下宝珠越への道を右に分け、なお進むと、大神山神社奥宮の裏手に至ります。ここから大山寺バス停までは20分ほどです。大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺郵便局を過ぎ100mほど先を右に折れ、少し行くと大山寺橋に到着。これを渡り、南光河原駐車場の入り口を過ぎ、車道脇の歩道を100mほど行けば夏山登山口です。石段を登り、下山野営場方面からの登山道と合流して左に進みます。幅の広い石段を進むと、右手に阿弥陀如来を安置した重要文化財の阿弥陀堂があります。ここまで登る道の両側には、往時の寺院跡の古い石垣が栄枯の名残を見せています。三合目あたりから道は傾斜を増し苦しいところですが、このあたりは特にブナの原生林が美しい。五合目の少し上で元谷から上がってくる道(行者登山道)が合流し、さらに登ると視界が開け、わずかで六合目避難小屋に到着。 六~八合目では弓ヶ浜半島や日本海の眺望を満喫することができ、また、北壁の美しさも、その厳しさもこのあたりが一番に味わえるところです。丸木柱の草鳴社ケルンは七合目と八合目の中間地点で、往時の遭難を物語っています。ここを過ぎしばらくすると、道は木道となり、その上を歩いていきます。特別天然記念物の大山キャラボクの純林が一面に広がり、頂上も真近に見え、足取りも軽くなります。頂上(弥山)は標高1709mで、条件が良ければ南は遠く四国の山々、北は日本海の隠岐島も望むことができます。 帰りは小屋の下方で往路の木道を右に分け直進します。ダイセンキャラボクの中を少し下れば、石室に至ります。ここからわずかに登り返すと八合目と九合目の間の往路に戻ります。登山道は崩れやすいところもあるので、落石等起こさないよう気をつけて下りましょう。 五合目の少し上で行者登山道に入ります。丸太で整備されていますが、急なところが多いので滑りやすいときは特に注意します。やがて傾斜がなくなり、平たんな道を少し進むと石がごろごろする元谷の河原に出ます。右前方に見える元谷避難小屋は、積雪期の北壁登攀のベースとしてにぎわう場所です。小屋を右に見て河原を進むと、左にコンクリート製の大堰堤、右に堰堤と樹林帯、さらにその奥には荒々しい北壁を見ることができます。 河原を渡り切ると治山用の道路が付いていますが、そちらには進まず、道標に従い左手の登山道に下っていきます。左に河原を見て、樹林の中を進みます。河原から離れて少し進むと、下宝珠越への道を右に分け、なお進むと、大神山神社奥宮の裏手に至ります。ここから大山寺バス停までは20分ほどです。 -
大山寺からユートピア、親指ピークへ
- 日帰り
- 7時間5分
- 12.4km
大山寺からユートピア、親指ピークへ
- 日帰り
- 7時間5分
- 12.4km
大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺の山門の手前を左に折れて石の鳥居をくぐり、石畳の道を進むと、大神山神社奥宮に到着。神社を右奥に回り込んだところから行者登山道に入り、杉の古木の下を少し進むと道標があり、左に曲がります。(まっすぐ進めば元谷方面)急な道をしばらく登り、治山工事用の道路を横切り、なお谷間の急坂を上っていけば、下宝珠越の尾根道に到着です。尾根を右に進み、小さなアップダウンを繰り返しながら登っていきます。中宝珠越の道標を過ぎ、この先は、右に峻険な北壁の断崖が眼前にそびえ、左は剣谷の向こうに三鈷峰の荒々しい岩場が迫り、見事な景観です。 砂礫に覆われた中宝珠山の右を巻いて登っていきますが、ここから上宝珠越の間はところどころ登山道が崩落しているので、通過には特に注意が必要です。道標のある上宝珠越を過ぎると、ここから左の斜面をトラバースし、ガレを何箇所か横切り、低木の間を通り過ぎると三鈷峰とユートピア避難小屋の分岐の稜線に出ます。(三鈷峰往復には20分程度かかります。頂上手前に崩落個所があり、通行には十分な注意が必要)分岐を右に進むと、わずかでユートピア避難小屋に到着。 少し先の、岩が積み重なった象ヶ鼻の手前を左に折れ尾根を下っていくと道標(さらにまっすぐ進み右に下ると振子沢)があり、ここから左に折れ、低木が茂る道を下っていきます。登り返して少し行くと大きな岩があり、振子山の頂上です。眼前にはこれから行く親指ピークがそそり立っています。いったん鞍部まで下り、親指ピークに取りつくが、親指ピーク一帯は崩壊が進んでおり、登り下りとも細心の注意が必要です。 この先は稜線を進み、野田ヶ山頂上を過ぎると右に大きく曲がり、樹林の中を下っていくと、大休峠避難小屋です。ここは十字路になっているが、左方向進み、中国自然歩道に入ります。ところどころ石畳の道となっており、濡れているときは滑りやすいので注意。何箇所か道標があり、川床までの距離を教えてくれます。香取分かれ、岩伏分かれを過ぎ、急な下りが終わると、阿弥陀川に架かる川床木地屋橋に出ます。(橋の手前を左に行けば阿弥陀滝)橋を渡り、わずかに行くと大山寺に通じる車道に出ます。ここから大山寺バス停までは、車道、ショートカットの登山道を行き、50分ほどです。大山寺バス停を出発、坂道を大山寺方向に登っていきます。大山寺の山門の手前を左に折れて石の鳥居をくぐり、石畳の道を進むと、大神山神社奥宮に到着。神社を右奥に回り込んだところから行者登山道に入り、杉の古木の下を少し進むと道標があり、左に曲がります。(まっすぐ進めば元谷方面)急な道をしばらく登り、治山工事用の道路を横切り、なお谷間の急坂を上っていけば、下宝珠越の尾根道に到着です。尾根を右に進み、小さなアップダウンを繰り返しながら登っていきます。中宝珠越の道標を過ぎ、この先は、右に峻険な北壁の断崖が眼前にそびえ、左は剣谷の向こうに三鈷峰の荒々しい岩場が迫り、見事な景観です。 砂礫に覆われた中宝珠山の右を巻いて登っていきますが、ここから上宝珠越の間はところどころ登山道が崩落しているので、通過には特に注意が必要です。道標のある上宝珠越を過ぎると、ここから左の斜面をトラバースし、ガレを何箇所か横切り、低木の間を通り過ぎると三鈷峰とユートピア避難小屋の分岐の稜線に出ます。(三鈷峰往復には20分程度かかります。頂上手前に崩落個所があり、通行には十分な注意が必要)分岐を右に進むと、わずかでユートピア避難小屋に到着。 少し先の、岩が積み重なった象ヶ鼻の手前を左に折れ尾根を下っていくと道標(さらにまっすぐ進み右に下ると振子沢)があり、ここから左に折れ、低木が茂る道を下っていきます。登り返して少し行くと大きな岩があり、振子山の頂上です。眼前にはこれから行く親指ピークがそそり立っています。いったん鞍部まで下り、親指ピークに取りつくが、親指ピーク一帯は崩壊が進んでおり、登り下りとも細心の注意が必要です。 この先は稜線を進み、野田ヶ山頂上を過ぎると右に大きく曲がり、樹林の中を下っていくと、大休峠避難小屋です。ここは十字路になっているが、左方向進み、中国自然歩道に入ります。ところどころ石畳の道となっており、濡れているときは滑りやすいので注意。何箇所か道標があり、川床までの距離を教えてくれます。香取分かれ、岩伏分かれを過ぎ、急な下りが終わると、阿弥陀川に架かる川床木地屋橋に出ます。(橋の手前を左に行けば阿弥陀滝)橋を渡り、わずかに行くと大山寺に通じる車道に出ます。ここから大山寺バス停までは、車道、ショートカットの登山道を行き、50分ほどです。 -
三本杉から大休峠を経て船上山へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 18km
三本杉から大休峠を経て船上山へ
- 日帰り
- 9時間40分
- 18km
三本杉上バス停で下車し、県道を歩きます。野井倉橋を渡って左折し、加勢蛇川沿いに舗装された道をさかのぼり、しばらく歩くと一向平キャンプ場に到着。大きな駐車場、トイレ、休憩舎等が整備されています。標識に従い大山滝に向かうが、吊り橋への下りはかなり急なので注意しましょう。吊り橋を渡って山道に入ると、やがて大山山系第一の大山滝に到着です。登山道から左に少し下ると展望デッキがあります。 大山滝を後に緩い傾斜のヒノキ林を進むと、少しで大休口の道標です。(ここを左に行けば地獄谷)道標に従って進み、ジグザグ道を徐々に高度を上げていくと、ヒノキ林からブナ、ミズナラの樹林帯に変わります。やがて山腹を這う緩やかな道となり、名前ばかりの水場を過ぎると、避難小屋のある大休峠です。ここは十字路になっており、左に道をとれば野田ヶ山を経てユートピア避難小屋に、まっすぐ進めば緩い傾斜で川床に向かって下ることになります。矢筈ヶ山へは小屋の入口側の斜面に取りつきます。道は最初急登で苦しいが、30分ほどで稜線に出て、あとは緩い傾斜で矢筈ヶ山頂上です。ここは1等三角点だけあって360度の大パノラマが展開します。 目の前の小矢筈との鞍部に下ります。矢筈ヶ山から見たときはどこを登るのかと思えた小矢筈も、取りついてみればそれほど難しくはないものの、切り立った稜線は足元が大きく切れ落ちており、注意して通過します。前方に甲ヶ山の特異な山容を見て、慎重に小矢筈を下ると、しばらくはあまり起伏のない道が続きます。甲ヶ山へは基部を東側に回り込むように進み、最初の灌木帯を過ぎると、3mほどですが、足場の乏しい岩場のトラバースがあるので慎重に通過、階段状の岩場に取りつきます。 甲ヶ山山頂で大山主峰を満喫した後は、ゴジラの背と呼ばれる岩稜帯を慎重に通過し、尾根筋を下ると勝田ヶ山に至りますが、頂上の標識もなく、わからず通り過ぎてしまいそうです。ブナ、ミズナラの大木が鬱蒼と茂る樹林帯を下り、なだらかな台地を進むと、やがてブナ 林の向こうに朱色の屋根の船上神社が見えてきます。神社の裏から正面に回り鳥居をくぐると、よく整備された広い道となり、わずかで行宮碑の立つ船上山頂上、休憩舎です。この先、道は急になるので注意して下ります。右手に屏風岩下部に続く横手道を見送り、赤土の道をなおも下ると車道に出て、車道を横断し、樹林の道に入ります。右方向に進み、広々とした茶園原に出るのがよいでしょう。 振り返って見上げる船上山の岩場は、その名の屏風のように眼前に迫り絶景です。まっすぐ下り、石積みのダムを右手に見て鳥居をくぐれば船上山少年自然の家です。ここからJR赤碕駅までは定期バスが出ています。 屏風岩基部の横手道をたどれば、雄滝、雌滝、鱒返しの滝を巡ることができ、休日にはハイキングコースとしてにぎわう場所です。三本杉上バス停で下車し、県道を歩きます。野井倉橋を渡って左折し、加勢蛇川沿いに舗装された道をさかのぼり、しばらく歩くと一向平キャンプ場に到着。大きな駐車場、トイレ、休憩舎等が整備されています。標識に従い大山滝に向かうが、吊り橋への下りはかなり急なので注意しましょう。吊り橋を渡って山道に入ると、やがて大山山系第一の大山滝に到着です。登山道から左に少し下ると展望デッキがあります。 大山滝を後に緩い傾斜のヒノキ林を進むと、少しで大休口の道標です。(ここを左に行けば地獄谷)道標に従って進み、ジグザグ道を徐々に高度を上げていくと、ヒノキ林からブナ、ミズナラの樹林帯に変わります。やがて山腹を這う緩やかな道となり、名前ばかりの水場を過ぎると、避難小屋のある大休峠です。ここは十字路になっており、左に道をとれば野田ヶ山を経てユートピア避難小屋に、まっすぐ進めば緩い傾斜で川床に向かって下ることになります。矢筈ヶ山へは小屋の入口側の斜面に取りつきます。道は最初急登で苦しいが、30分ほどで稜線に出て、あとは緩い傾斜で矢筈ヶ山頂上です。ここは1等三角点だけあって360度の大パノラマが展開します。 目の前の小矢筈との鞍部に下ります。矢筈ヶ山から見たときはどこを登るのかと思えた小矢筈も、取りついてみればそれほど難しくはないものの、切り立った稜線は足元が大きく切れ落ちており、注意して通過します。前方に甲ヶ山の特異な山容を見て、慎重に小矢筈を下ると、しばらくはあまり起伏のない道が続きます。甲ヶ山へは基部を東側に回り込むように進み、最初の灌木帯を過ぎると、3mほどですが、足場の乏しい岩場のトラバースがあるので慎重に通過、階段状の岩場に取りつきます。 甲ヶ山山頂で大山主峰を満喫した後は、ゴジラの背と呼ばれる岩稜帯を慎重に通過し、尾根筋を下ると勝田ヶ山に至りますが、頂上の標識もなく、わからず通り過ぎてしまいそうです。ブナ、ミズナラの大木が鬱蒼と茂る樹林帯を下り、なだらかな台地を進むと、やがてブナ 林の向こうに朱色の屋根の船上神社が見えてきます。神社の裏から正面に回り鳥居をくぐると、よく整備された広い道となり、わずかで行宮碑の立つ船上山頂上、休憩舎です。この先、道は急になるので注意して下ります。右手に屏風岩下部に続く横手道を見送り、赤土の道をなおも下ると車道に出て、車道を横断し、樹林の道に入ります。右方向に進み、広々とした茶園原に出るのがよいでしょう。 振り返って見上げる船上山の岩場は、その名の屏風のように眼前に迫り絶景です。まっすぐ下り、石積みのダムを右手に見て鳥居をくぐれば船上山少年自然の家です。ここからJR赤碕駅までは定期バスが出ています。 屏風岩基部の横手道をたどれば、雄滝、雌滝、鱒返しの滝を巡ることができ、休日にはハイキングコースとしてにぎわう場所です。 -
木谷登山口から地獄谷を経て一向平へ
- 日帰り
- 7時間20分
- 13km
木谷登山口から地獄谷を経て一向平へ
- 日帰り
- 7時間20分
- 13km
鍵掛峠から鏡ヶ成方向に車道を少し進み、車道が大きく右に曲がる手前の左側の路肩が広くなったところに木谷登山口があります。山道に入り、少し進むとベンチがあり、その先は涸れ沢沿いに緩やかに登っていきます。しばらく進むと沢沿いから右の巻道に入るが、5分ほどで沢沿いに戻り、そのすぐ先が、左から文殊越の道が合流する道標のある分岐です。ここを右に折れ、心地よいブナの原生林を進み、最後、15分ほどの急登で鳥越峠に到着。(峠は十字路になっているが、左方向の大山縦走路への道、右方向の烏ヶ山への道は、ともに崩落が進み危険な状態なので立ち入らないように)地獄谷へは登ってきた道の反対側に進みます。 最初、ロープの設置された急な下りを行くことになるが、滑りやすいので十分注意です。その後は山腹のトラバース道となる。ところどころ倒木で道が隠れているところがあるが、踏み跡はしっかりあるのでよく見て進みます。トラバース道が終わった後は、地獄谷方向へ急な下りとなるが、石や枯れ木が重なった歩きにくい道であり、滑らないように注意しましょう。最後に水の流れる一枚岩を慎重に下り、駒鳥避難小屋に至ります。道は小屋の地獄谷側についており、ここから河原まではわずかな下りだが、かなり荒れています。はしごやロープが設置されているが、要注意です。河原に降り立ったところの少し先にわずかな踏み跡があり、右方向(下流)に向かいます。河原は狭くなったり、広くなったりするが、歩きやすいところを選び、下ります。 沢を渡る場合は、最初から割り切って靴のまま水の中を歩くほうが早くて安全です。右岸に夫婦滝を見、烏谷を過ぎるあたりからは、両岸からの土石の崩落が多くあり、毎年のように地形の変化がみられます。(過去には、土石の崩落により長さが数十メートルもある堰止湖ができ、通過が困難となったこともある)7号堰堤から先は何箇所か残置ロープを使って下るところがあるが、ロープが傷んでいる場合もあるので、慎重に行動しましょう。2段になった堰堤を過ぎると6号堰堤に至り、堰堤手前の左岸に目印のテープがあるので、これに従って河原を離れ登っていけば、10分ほどで大休口です。 ※大休口~三本杉上バス停の様子は三本杉から大休峠を経て船上山へ(コースガイド)を参照して下さい。鍵掛峠から鏡ヶ成方向に車道を少し進み、車道が大きく右に曲がる手前の左側の路肩が広くなったところに木谷登山口があります。山道に入り、少し進むとベンチがあり、その先は涸れ沢沿いに緩やかに登っていきます。しばらく進むと沢沿いから右の巻道に入るが、5分ほどで沢沿いに戻り、そのすぐ先が、左から文殊越の道が合流する道標のある分岐です。ここを右に折れ、心地よいブナの原生林を進み、最後、15分ほどの急登で鳥越峠に到着。(峠は十字路になっているが、左方向の大山縦走路への道、右方向の烏ヶ山への道は、ともに崩落が進み危険な状態なので立ち入らないように)地獄谷へは登ってきた道の反対側に進みます。 最初、ロープの設置された急な下りを行くことになるが、滑りやすいので十分注意です。その後は山腹のトラバース道となる。ところどころ倒木で道が隠れているところがあるが、踏み跡はしっかりあるのでよく見て進みます。トラバース道が終わった後は、地獄谷方向へ急な下りとなるが、石や枯れ木が重なった歩きにくい道であり、滑らないように注意しましょう。最後に水の流れる一枚岩を慎重に下り、駒鳥避難小屋に至ります。道は小屋の地獄谷側についており、ここから河原まではわずかな下りだが、かなり荒れています。はしごやロープが設置されているが、要注意です。河原に降り立ったところの少し先にわずかな踏み跡があり、右方向(下流)に向かいます。河原は狭くなったり、広くなったりするが、歩きやすいところを選び、下ります。 沢を渡る場合は、最初から割り切って靴のまま水の中を歩くほうが早くて安全です。右岸に夫婦滝を見、烏谷を過ぎるあたりからは、両岸からの土石の崩落が多くあり、毎年のように地形の変化がみられます。(過去には、土石の崩落により長さが数十メートルもある堰止湖ができ、通過が困難となったこともある)7号堰堤から先は何箇所か残置ロープを使って下るところがあるが、ロープが傷んでいる場合もあるので、慎重に行動しましょう。2段になった堰堤を過ぎると6号堰堤に至り、堰堤手前の左岸に目印のテープがあるので、これに従って河原を離れ登っていけば、10分ほどで大休口です。 ※大休口~三本杉上バス停の様子は三本杉から大休峠を経て船上山へ(コースガイド)を参照して下さい。 -
鏡ヶ成キャンプ場から烏ヶ山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 4.3km
鏡ヶ成キャンプ場から烏ヶ山へ
- 日帰り
- 2時間45分
- 4.3km
鏡ヶ成キャンプ場への入口からわずかに鏡ヶ成方向に行った道路の向かい側に登山口があります。登山道に入り少し行くと小さな沢があり、これを渡ります。 樹林・ササ原の中を緩やかに登っていきますが、15分ほどすると道は傾斜を増し、さらに登っていくと左右が谷状になり、尾根道となります。 この先は少し視界が開け、振り返れば鏡ヶ成が一望できます。この辺りはササが左右からせり出し道を覆っているが、よく見て行けば問題はありません。 前方にこんもりしたピークが見え、さらに進むと残置ロープのある岩っぽいところに出て、これを越えると前方に大きく崩落した箇所が出現します。左の崩落した箇所に近づかないように少し右を注意しながら進むと、道標のある新小屋峠方面との分岐に到着。 分岐から先も崩落個所があり慎重に進むと、細長い南峰のピークに至ります。一旦烏ヶ山との鞍部に下り、わずかに登り返すと大きな岩のある烏ヶ山頂上です。大山南壁、・東壁の荒々しい山肌が迫ってきます。 素晴らしい景色を楽しんだら、注意しながら分岐まで戻り、新小屋峠方向に進みます。道は最初、急な下りですが、少し行くと傾斜は緩くなり、尾根道を進みます。さらに進むと道は緩やかな登りになり、5分ほどで新小屋峠方向を示す道標に到着。 登山道はここから右に直角に曲がります。(道標の先に続く踏み跡を50mほど進むと三角点がある)道は最初だけ少し急な下りですが、すぐに緩くなり快適です。やがて傾斜がほとんどなくなると前方に車道が見え、新小屋峠に着きます。鏡ヶ成キャンプ場への入口からわずかに鏡ヶ成方向に行った道路の向かい側に登山口があります。登山道に入り少し行くと小さな沢があり、これを渡ります。 樹林・ササ原の中を緩やかに登っていきますが、15分ほどすると道は傾斜を増し、さらに登っていくと左右が谷状になり、尾根道となります。 この先は少し視界が開け、振り返れば鏡ヶ成が一望できます。この辺りはササが左右からせり出し道を覆っているが、よく見て行けば問題はありません。 前方にこんもりしたピークが見え、さらに進むと残置ロープのある岩っぽいところに出て、これを越えると前方に大きく崩落した箇所が出現します。左の崩落した箇所に近づかないように少し右を注意しながら進むと、道標のある新小屋峠方面との分岐に到着。 分岐から先も崩落個所があり慎重に進むと、細長い南峰のピークに至ります。一旦烏ヶ山との鞍部に下り、わずかに登り返すと大きな岩のある烏ヶ山頂上です。大山南壁、・東壁の荒々しい山肌が迫ってきます。 素晴らしい景色を楽しんだら、注意しながら分岐まで戻り、新小屋峠方向に進みます。道は最初、急な下りですが、少し行くと傾斜は緩くなり、尾根道を進みます。さらに進むと道は緩やかな登りになり、5分ほどで新小屋峠方向を示す道標に到着。 登山道はここから右に直角に曲がります。(道標の先に続く踏み跡を50mほど進むと三角点がある)道は最初だけ少し急な下りですが、すぐに緩くなり快適です。やがて傾斜がほとんどなくなると前方に車道が見え、新小屋峠に着きます。 -
犬挾峠から蒜山へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.6km
犬挾峠から蒜山へ
- 日帰り
- 6時間0分
- 10.6km
下蒜山の登山口は犬挾峠と呼ばれ、国道313号のバイパスが完成するまでは、蒜山方面から倉吉、関金に通じる主要道路であったが、今は行き交う車の数もめっきり少なくなりました。 峠から登山道に入るとまもなく胸を突く急登が始まります。道は県境に沿ってほぼまっすぐにつけられていて、滑りやすいが要所要所には固定ロープが張られています。やがて六合目の雲居平に飛び出すと心地よい風が急登にあえいだ体を冷やしてくれます。なだらかな稜線は秋になるとマツムシソウのお花畑となります。一息ついたのもつかの間、下蒜山頂上まではもうひと踏ん張り急登があります。なだらかで細長い頂上に着くと、これから巡ろうとする中蒜山や上蒜山はもとより、遠く日本海や大山が望めます。ここから最低鞍部のフングリ乢近くまでは背丈の低い草原が続いて心地のよいところです。 やがてフングリ乢に下り着きますが、この峠は巨人がまたいで越した際にフングリをこすったという面白い伝説があります。最低鞍部から中蒜山まではササの葉をつかんでの急登が続くが、山頂が近づくと塩釜への道に出合います。ここから約5分で中蒜山山頂です。ここにはコンクリート製の避難小屋があり、雨の日や風の強いときなど、とてもありがたい。中蒜山の山頂から見る上蒜山はどっしりした姿で両肩を張って大きく見えます。 小屋の横を下るとすぐに林はなくなり、カヤトの広い尾根に出ます。すぐ目の前にある上蒜山がぐんぐん高くなるので、下るのがもったいない感じがしてきます。鞍部からはところどころクサリが張られた急な登りが待っています。左手からの尾根が近づいてくると、やっと傾斜も緩くなり、合流した尾根が下山路です。上蒜山山頂(三角点)は5分ほど先にあるが、ササが密生して道がとてもわかりにくい状態のため、今は分岐に「上蒜山頂上」の標柱が設置されています。はるばる犬挾峠からの道を振り返ると感慨も一入です。 分岐から、ブナ林の道を下って、少し登り返したところは槍ヶ峯と呼ばれるところで、眺めが素晴らしく、下蒜山からはあんなに遠かった大山もここまで来るととても大きく見えます。ここからは快適な下りが続き、スギ林を過ぎ、牧場に出ると、駐車場は真近です。下蒜山の登山口は犬挾峠と呼ばれ、国道313号のバイパスが完成するまでは、蒜山方面から倉吉、関金に通じる主要道路であったが、今は行き交う車の数もめっきり少なくなりました。 峠から登山道に入るとまもなく胸を突く急登が始まります。道は県境に沿ってほぼまっすぐにつけられていて、滑りやすいが要所要所には固定ロープが張られています。やがて六合目の雲居平に飛び出すと心地よい風が急登にあえいだ体を冷やしてくれます。なだらかな稜線は秋になるとマツムシソウのお花畑となります。一息ついたのもつかの間、下蒜山頂上まではもうひと踏ん張り急登があります。なだらかで細長い頂上に着くと、これから巡ろうとする中蒜山や上蒜山はもとより、遠く日本海や大山が望めます。ここから最低鞍部のフングリ乢近くまでは背丈の低い草原が続いて心地のよいところです。 やがてフングリ乢に下り着きますが、この峠は巨人がまたいで越した際にフングリをこすったという面白い伝説があります。最低鞍部から中蒜山まではササの葉をつかんでの急登が続くが、山頂が近づくと塩釜への道に出合います。ここから約5分で中蒜山山頂です。ここにはコンクリート製の避難小屋があり、雨の日や風の強いときなど、とてもありがたい。中蒜山の山頂から見る上蒜山はどっしりした姿で両肩を張って大きく見えます。 小屋の横を下るとすぐに林はなくなり、カヤトの広い尾根に出ます。すぐ目の前にある上蒜山がぐんぐん高くなるので、下るのがもったいない感じがしてきます。鞍部からはところどころクサリが張られた急な登りが待っています。左手からの尾根が近づいてくると、やっと傾斜も緩くなり、合流した尾根が下山路です。上蒜山山頂(三角点)は5分ほど先にあるが、ササが密生して道がとてもわかりにくい状態のため、今は分岐に「上蒜山頂上」の標柱が設置されています。はるばる犬挾峠からの道を振り返ると感慨も一入です。 分岐から、ブナ林の道を下って、少し登り返したところは槍ヶ峯と呼ばれるところで、眺めが素晴らしく、下蒜山からはあんなに遠かった大山もここまで来るととても大きく見えます。ここからは快適な下りが続き、スギ林を過ぎ、牧場に出ると、駐車場は真近です。 -
蒜山高原キャンプ場から皆ヶ山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 10.9km
蒜山高原キャンプ場から皆ヶ山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 10.9km
休暇村蒜山高原バス停で降り、牧草地の横にまっすぐ延びた車道を皆ヶ山を目指して進みます。栗色のジャージー牛がゆっくりと草をはんでいたり、ポプラ並木や牛舎を見ると、まるで北海道を歩いているような気分になります。 やがて蒜山高原キャンプ場に着きます。よく整備されたキャンプ場で、蒜山の眺めがすばらしい。皆ヶ山にはここから登り始めます。 キャンプ場を抜け、貯水槽の横を通って灌木の中を行くと、徐々に道は急になります。左手に植林帯が近づくと道標のある尾根に合流し、ここから二俣山までは直線的につくられた急登となるが、北には皆ヶ山やアゼチが眺められ、登りのつらさを忘れさせてくれます。二俣山山頂からは視界が開け、蒜山高原を望むことができます。 ここからいったん北へ下り、ネマガリタケの刈り払われた斜面を登り返します。皆ヶ山山頂はブナの原生林に覆われて細長く、一番奥まったところに三角点と道標があります。頂上からは、北に日本海、東に蒜山高原を望むことができます。下山はもときた道を蒜山高原バス停まで引き返しますが、下りの傾斜がきつく、また、滑りやすいので十分気をつけましょう。休暇村蒜山高原バス停で降り、牧草地の横にまっすぐ延びた車道を皆ヶ山を目指して進みます。栗色のジャージー牛がゆっくりと草をはんでいたり、ポプラ並木や牛舎を見ると、まるで北海道を歩いているような気分になります。 やがて蒜山高原キャンプ場に着きます。よく整備されたキャンプ場で、蒜山の眺めがすばらしい。皆ヶ山にはここから登り始めます。 キャンプ場を抜け、貯水槽の横を通って灌木の中を行くと、徐々に道は急になります。左手に植林帯が近づくと道標のある尾根に合流し、ここから二俣山までは直線的につくられた急登となるが、北には皆ヶ山やアゼチが眺められ、登りのつらさを忘れさせてくれます。二俣山山頂からは視界が開け、蒜山高原を望むことができます。 ここからいったん北へ下り、ネマガリタケの刈り払われた斜面を登り返します。皆ヶ山山頂はブナの原生林に覆われて細長く、一番奥まったところに三角点と道標があります。頂上からは、北に日本海、東に蒜山高原を望むことができます。下山はもときた道を蒜山高原バス停まで引き返しますが、下りの傾斜がきつく、また、滑りやすいので十分気をつけましょう。 -
毛無山山の家から三平山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 13.6km
毛無山山の家から三平山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 13.6km
毛無山山の家近くの駐車場に車を置き、舗装道路を進みます。スギ林の中を少し進むと右に白馬山への道を分け、土の道となり緩く登ります。スギに混じりブナ、ミズナラ、クリの木などが出てくる中、急な道を登ります。なおも高度を上げるとスギが少なくなり、ササ原にブナが立ち、鳥のさえずりが心地よい。各合目の道標が残りの道のりを教えてくれます。大岩の下に八合目の標柱があり、この上から道が広く、傾斜も緩くなります。九合目には休憩舎があり、ここから最後の急登で毛無山頂上に到着です。 登ってきた道と反対側の道に入ります。岡山県と鳥取県の境界柱が道に沿っています。緩い道で鳥取県側(俣野)の登山道との分岐になり、右に道をとり少し行くと急な下りとなります。登り返すと平坦な道となり、再度の下り登りで白馬山頂上です。毛無山と白馬山の間は随所にカタクリが群生し、例年であれば4月下旬に可憐な花を見せてくれます。 白馬山頂上から緩く下り、そのあとは、右に土用ダムを見ながら、小さなアップダウンを繰り返し、やがて金ヶ谷山への急登です。途中、右に金ヶ谷コースを分けます。急登を登り切れば、2等三角点のある金ヶ谷山頂上に到着。頂上から先はいったん急な下りとなり、そのあとはあまりアップダウンのない道を進み、ブナとササの中、緩く登ると展望塔のある朝鍋鷲ヶ山頂上です。塔に登れば目の前に三平山、その向こうには大山の南壁を見ることができます。 三平山方向にわずかに進むと、林道川上2号からの登山道が右から合流、そのまままっすぐ緩やかな尾根道をしばらく進むと急な下りとなり、やがて最低鞍部の穴ヶ乢に至ります。穴ヶ乢からは、これでもかというくらいの急登を最後のひと踏ん張りで登ると、道は草原の中を進むようになり、長い距離を歩いてきたご褒美のように、三平山頂上の向こうに、大山の南壁、烏ヶ山の雄大な景色を見ることができます。 三平山の登山口へは登ってきた道の反対方向へ進みます。この先、南北に連なる土塁(明治時代に陸軍軍馬育成場として放牧馬が外に出ないようにするため建設されたもの)を歩くことになります。幅は広くはないが、歩くのに困難はありません。しばらく行くと道は右に折れ、一面の草原の斜面、針葉樹の林と、よく整備された山腹を巻くような道を行きます。松林の中のつづら折れの道となれば、わずかで登山口の車道に出て、右に少し行けばトイレがあります。左に少し行けば、数台分の駐車スペースもあります。毛無山山の家近くの駐車場に車を置き、舗装道路を進みます。スギ林の中を少し進むと右に白馬山への道を分け、土の道となり緩く登ります。スギに混じりブナ、ミズナラ、クリの木などが出てくる中、急な道を登ります。なおも高度を上げるとスギが少なくなり、ササ原にブナが立ち、鳥のさえずりが心地よい。各合目の道標が残りの道のりを教えてくれます。大岩の下に八合目の標柱があり、この上から道が広く、傾斜も緩くなります。九合目には休憩舎があり、ここから最後の急登で毛無山頂上に到着です。 登ってきた道と反対側の道に入ります。岡山県と鳥取県の境界柱が道に沿っています。緩い道で鳥取県側(俣野)の登山道との分岐になり、右に道をとり少し行くと急な下りとなります。登り返すと平坦な道となり、再度の下り登りで白馬山頂上です。毛無山と白馬山の間は随所にカタクリが群生し、例年であれば4月下旬に可憐な花を見せてくれます。 白馬山頂上から緩く下り、そのあとは、右に土用ダムを見ながら、小さなアップダウンを繰り返し、やがて金ヶ谷山への急登です。途中、右に金ヶ谷コースを分けます。急登を登り切れば、2等三角点のある金ヶ谷山頂上に到着。頂上から先はいったん急な下りとなり、そのあとはあまりアップダウンのない道を進み、ブナとササの中、緩く登ると展望塔のある朝鍋鷲ヶ山頂上です。塔に登れば目の前に三平山、その向こうには大山の南壁を見ることができます。 三平山方向にわずかに進むと、林道川上2号からの登山道が右から合流、そのまままっすぐ緩やかな尾根道をしばらく進むと急な下りとなり、やがて最低鞍部の穴ヶ乢に至ります。穴ヶ乢からは、これでもかというくらいの急登を最後のひと踏ん張りで登ると、道は草原の中を進むようになり、長い距離を歩いてきたご褒美のように、三平山頂上の向こうに、大山の南壁、烏ヶ山の雄大な景色を見ることができます。 三平山の登山口へは登ってきた道の反対方向へ進みます。この先、南北に連なる土塁(明治時代に陸軍軍馬育成場として放牧馬が外に出ないようにするため建設されたもの)を歩くことになります。幅は広くはないが、歩くのに困難はありません。しばらく行くと道は右に折れ、一面の草原の斜面、針葉樹の林と、よく整備された山腹を巻くような道を行きます。松林の中のつづら折れの道となれば、わずかで登山口の車道に出て、右に少し行けばトイレがあります。左に少し行けば、数台分の駐車スペースもあります。 -
日野町役場から宝仏山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.8km
日野町役場から宝仏山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.8km
JR伯備線根雨駅前を右に折れて街中を進みます。車を利用の場合は、駅向かいの日野町役場駐車場に停めることができます。街はかつての宿場町で、静かなたたずまいが残っています。旧山陰合同銀行の一つ先の道を左に折れ、歴史資料館への路地に入っていきます。 その右脇から細い流れに沿って植林地の急斜面を登るとほどなく林道を横切ります。法面の階段からは再び植林が続くが、やがてアカマツの混じる明るい里山となり歩きやすくなります。雑木の下草がササ原に変わるとやがて小平と呼ばれるカヤトの原に出ます。 ここから道は左に折れ植林に沿っていったん下り、ジグザグに切られた道をゆっくりと登り返します。落ち葉のころであれば登ってきた根雨の街や日野川が小さく見下ろせます。打ち捨てられた植林に沿って左に回り込むとカヤトの窪みのような大平に到着。 登山道はこの先からだんだんと角度を増し、植林帯を抜け自然林に変わるとあとは稜線めがけて突き上げていきます。特に稜線の手前はズルズルと滑りそうで、雨のときなど下りは注意しましょう。稜線に出ると大山が大きな姿を見せます。ここから右に進み、三角点を過ぎ、さらに大きな岩の間を進むと宝仏山山頂です。たどり着いた山頂には太くてかわいいブナの巨木が一本立っています。 下山は往路を日野町役場まで戻ります。JR伯備線根雨駅前を右に折れて街中を進みます。車を利用の場合は、駅向かいの日野町役場駐車場に停めることができます。街はかつての宿場町で、静かなたたずまいが残っています。旧山陰合同銀行の一つ先の道を左に折れ、歴史資料館への路地に入っていきます。 その右脇から細い流れに沿って植林地の急斜面を登るとほどなく林道を横切ります。法面の階段からは再び植林が続くが、やがてアカマツの混じる明るい里山となり歩きやすくなります。雑木の下草がササ原に変わるとやがて小平と呼ばれるカヤトの原に出ます。 ここから道は左に折れ植林に沿っていったん下り、ジグザグに切られた道をゆっくりと登り返します。落ち葉のころであれば登ってきた根雨の街や日野川が小さく見下ろせます。打ち捨てられた植林に沿って左に回り込むとカヤトの窪みのような大平に到着。 登山道はこの先からだんだんと角度を増し、植林帯を抜け自然林に変わるとあとは稜線めがけて突き上げていきます。特に稜線の手前はズルズルと滑りそうで、雨のときなど下りは注意しましょう。稜線に出ると大山が大きな姿を見せます。ここから右に進み、三角点を過ぎ、さらに大きな岩の間を進むと宝仏山山頂です。たどり着いた山頂には太くてかわいいブナの巨木が一本立っています。 下山は往路を日野町役場まで戻ります。 -
月見が丘駐車場から道後山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.7km
月見が丘駐車場から道後山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.7km
中国山地の真っただ中にひときわ大きく開けた草原の山で、そのなだらかな山容から家族連れやゆっくり花を楽しみたい方におすすめの山です。 無雪期の登山口は月見が丘駐車場で、キャンプ場やトイレも整備されています。正面に三角形の岩樋山を見て出発です。歩き始めは広くなだらかな道ですが、やがて露岩や石段の登山道に変わり山腹をジグザグに登ると展望の良い東屋にたどり着きます。東屋のすぐ先で道は二股となり右は道後山への近道ですが、左の岩樋山コースに進むと古い石塁が現れます。この石塁は岩樋山を越え道後山頂近くまで続く長大なもので、鳥取県と広島県境で牛の越境を防ぐために明治の頃に築かれたものと言われています。 石塁に沿ってカラマツやイチイの林を登ると急に視界が開け、ほどなく岩樋山山頂に出ます。道後山より僅かに高い山頂には季節の花々が咲き乱れ、まさに天空の楽園です。 目指す道後山へはいったん広い草原まで下ります。先ほど分かれた近道と合流し、しばらくは石塁に沿って登ります。この辺りはなだらかな地形を利用して放牧がおこなわれ両国牧場と言われていましたが、今は低木に覆われています。右に大池方面への分岐がありますがそのまま直進し道後山に向かいます。所々に石を積み上げたケルンがあり、霧の濃い日や残雪期にはありがたい目印となります。このあたり道は小さく数本に枝分かれますがやがて一つになります。 手前の山で県境を離れて広島県側に入って少し登り返すと道後山です。ササ原の山頂には一等三角点が置かれ、大山をはじめグルリと丸く広がる展望は最高です。北に目をやると中腹に東屋の建つ多里大山を望むことができます。持丸方面への登山道を辿り1時間程度で往復できますが、季節によっては登山道が笹で覆われてわかりにくいので注意が必要です。山頂には可愛い地蔵様が置かれ、堂々とした道後山を望むことが出来ます。 帰り道は高層湿原のある大池を経由するのがおすすめ。岩樋山の山腹を巻く近道を通って月見が丘駐車場まで戻ります。中国山地の真っただ中にひときわ大きく開けた草原の山で、そのなだらかな山容から家族連れやゆっくり花を楽しみたい方におすすめの山です。 無雪期の登山口は月見が丘駐車場で、キャンプ場やトイレも整備されています。正面に三角形の岩樋山を見て出発です。歩き始めは広くなだらかな道ですが、やがて露岩や石段の登山道に変わり山腹をジグザグに登ると展望の良い東屋にたどり着きます。東屋のすぐ先で道は二股となり右は道後山への近道ですが、左の岩樋山コースに進むと古い石塁が現れます。この石塁は岩樋山を越え道後山頂近くまで続く長大なもので、鳥取県と広島県境で牛の越境を防ぐために明治の頃に築かれたものと言われています。 石塁に沿ってカラマツやイチイの林を登ると急に視界が開け、ほどなく岩樋山山頂に出ます。道後山より僅かに高い山頂には季節の花々が咲き乱れ、まさに天空の楽園です。 目指す道後山へはいったん広い草原まで下ります。先ほど分かれた近道と合流し、しばらくは石塁に沿って登ります。この辺りはなだらかな地形を利用して放牧がおこなわれ両国牧場と言われていましたが、今は低木に覆われています。右に大池方面への分岐がありますがそのまま直進し道後山に向かいます。所々に石を積み上げたケルンがあり、霧の濃い日や残雪期にはありがたい目印となります。このあたり道は小さく数本に枝分かれますがやがて一つになります。 手前の山で県境を離れて広島県側に入って少し登り返すと道後山です。ササ原の山頂には一等三角点が置かれ、大山をはじめグルリと丸く広がる展望は最高です。北に目をやると中腹に東屋の建つ多里大山を望むことができます。持丸方面への登山道を辿り1時間程度で往復できますが、季節によっては登山道が笹で覆われてわかりにくいので注意が必要です。山頂には可愛い地蔵様が置かれ、堂々とした道後山を望むことが出来ます。 帰り道は高層湿原のある大池を経由するのがおすすめ。岩樋山の山腹を巻く近道を通って月見が丘駐車場まで戻ります。 -
広島県民の森公園センターから比婆山へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 10.7km
広島県民の森公園センターから比婆山へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 10.7km
比婆山系は広島県民の森公園センターを基地に、牛曳山から毛無山に連なる北稜と、烏帽子山から盟主比婆山を経て池ノ段、立烏帽子山が連なる西・南稜から成るが、1日で全山踏破は少し厳しいので、ここでは西・南稜をめぐるコースを紹介します。(なお、公園センターに1泊して2日間で全山をめぐるのもおすすめ) センター前の六の原橋を渡った先から右に広い遊歩道をしばらく辿り、辺りが平原状になってくると、まもなく広い草原の出雲峠に到着。烏帽子山へは、左の鬱蒼とした檜の林へ入って行きます。やがて谷の向こう側の尾根に取りつくようになり、右折して尾根上に上がります。ブナの林の中を少しずつ高度を上げていき、低木帯に変わると、まもなく広々とした草地の烏帽子山に到着。展望が良く、行く手にはこんもりとした比婆山が望めます。 南に向かって鞍部まで下ったら、ブナの純林の中を比婆山山頂まで緩く登り返し、少し下り気味になるとまもなくイチイの老大木と巨岩で囲まれた陵墓に至ります。ここが比婆山御陵です。展望はないがブナの原生林が見事です。 そのまま原生林や門栂の間をのんびり辿っていくと、やがて道は急下降するようになり、越原越に降り立ちます。振り返ると見事なブナの純林に目を奪われます。ここから左に下る道は公園センターへの近道なので体調がすぐれない時は避難路として役立つため覚えておきましょう。峠から再び登り返していくと尾根上を辿るようになり、やがて視界が開け、短いがジグザグの急登を頑張れば大草原の池ノ段が迎えてくれます。360°大展望の何とも気持ちの良い台地で、しばし時の流れを忘れさせてくれます。わずかの距離なので可憐な花の咲く南稜にも立ち寄りましょう。 存分に満喫したら山系最高峰の立烏帽子山に向かいます。展望の良い稜線を一旦下って登り返せば狭い頂上に立つが、展望はさほど良くありません。ここから足場の少し悪い急坂をジグザグに下ってトイレのある立烏帽子駐車場に下ります。 下山は車の鎖止めがしてある道に向かいます。小さなアップダウンのある尾根道から、西陽の映える気持ちの良い笹と林の尾根を辿り、やがて大きく左に折れると山腹をぐるっと巻くようにつけられた道を行き、まもなく管理道分岐から左に展望園地へと向かいます。正面に北稜の山並みが見られるので次回はこちらにも登ってみたくなることでしょう。ここから急坂を混じえながら下って行くと管理道に合流し、やがて広島県民の森公園センターの裏手に到着です。比婆山系は広島県民の森公園センターを基地に、牛曳山から毛無山に連なる北稜と、烏帽子山から盟主比婆山を経て池ノ段、立烏帽子山が連なる西・南稜から成るが、1日で全山踏破は少し厳しいので、ここでは西・南稜をめぐるコースを紹介します。(なお、公園センターに1泊して2日間で全山をめぐるのもおすすめ) センター前の六の原橋を渡った先から右に広い遊歩道をしばらく辿り、辺りが平原状になってくると、まもなく広い草原の出雲峠に到着。烏帽子山へは、左の鬱蒼とした檜の林へ入って行きます。やがて谷の向こう側の尾根に取りつくようになり、右折して尾根上に上がります。ブナの林の中を少しずつ高度を上げていき、低木帯に変わると、まもなく広々とした草地の烏帽子山に到着。展望が良く、行く手にはこんもりとした比婆山が望めます。 南に向かって鞍部まで下ったら、ブナの純林の中を比婆山山頂まで緩く登り返し、少し下り気味になるとまもなくイチイの老大木と巨岩で囲まれた陵墓に至ります。ここが比婆山御陵です。展望はないがブナの原生林が見事です。 そのまま原生林や門栂の間をのんびり辿っていくと、やがて道は急下降するようになり、越原越に降り立ちます。振り返ると見事なブナの純林に目を奪われます。ここから左に下る道は公園センターへの近道なので体調がすぐれない時は避難路として役立つため覚えておきましょう。峠から再び登り返していくと尾根上を辿るようになり、やがて視界が開け、短いがジグザグの急登を頑張れば大草原の池ノ段が迎えてくれます。360°大展望の何とも気持ちの良い台地で、しばし時の流れを忘れさせてくれます。わずかの距離なので可憐な花の咲く南稜にも立ち寄りましょう。 存分に満喫したら山系最高峰の立烏帽子山に向かいます。展望の良い稜線を一旦下って登り返せば狭い頂上に立つが、展望はさほど良くありません。ここから足場の少し悪い急坂をジグザグに下ってトイレのある立烏帽子駐車場に下ります。 下山は車の鎖止めがしてある道に向かいます。小さなアップダウンのある尾根道から、西陽の映える気持ちの良い笹と林の尾根を辿り、やがて大きく左に折れると山腹をぐるっと巻くようにつけられた道を行き、まもなく管理道分岐から左に展望園地へと向かいます。正面に北稜の山並みが見られるので次回はこちらにも登ってみたくなることでしょう。ここから急坂を混じえながら下って行くと管理道に合流し、やがて広島県民の森公園センターの裏手に到着です。 -
北の原から三瓶山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 10.1km
北の原から三瓶山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 10.1km
三瓶自然館サヒメル駐車場から南(山側)にわずかに登ると三瓶山登山道姫逃池登山口の大きな道標があります。ここを右(西方向)へ進み、しばらく行くと西の原(中国自然歩道)の標識があり、山道に入っていきます。最初、少し登りがあるが、その後はほぼ平坦な道にです。40~50分進んだところで西の原への分岐を左(東方向)に進み、沢の中の道を扇沢方向へ進みます。扇沢は十字路になっており、右(南方向)へ進み、886mの小ピークを過ぎ、さらに登ると子三瓶山に到着です。(子三瓶山の頂上は縦走路からはずれ西に少し行ったところにある)東方向には噴火口跡の大きな窪地を見ることができ、ここからはこの窪地のふちを巡るコースを行くことになります。 子三瓶山からの下りは急で、少しガレたところもあるので注意しましょう。風越で室の内へ下る道を分け、登り返すと孫三瓶山です。孫三瓶山から東方向に下り、樹林の中を進み、少し登ると大平山に到着です。大平山の頂上は平らで広く、テーブル・ベンチもあります。ここまで歩いてきた子三瓶山、孫三瓶山、これから行く女三瓶山、男三瓶山のすべてが見渡せる場所です。 大平山から少し下り、室の内への分岐を過ぎ、ジグザグの道を登り返すと女三瓶山に到着。展望台から室の内を望むことができます。(電波塔のある女三瓶山の頂上は縦走路からはずれわずかに登ったところにある) 女三瓶山から鞍部に下り、兜山の小ピークを越えるが、登り下りとも岩っぽいところがあります。ユートピアの標識を過ぎ、やせ尾根を進むと男三瓶山頂上台地の一画に出ます。三瓶山頂避難小屋を右に見て進むと、三瓶山域の最高峰、男三瓶山山頂です。頂上は広く、草原上で気持がちいい。空気が澄んでいれば、遠く四国の山々、日本海に浮かぶ隠岐の島も望むことができます。 北の原への下山路(姫逃コース)は頂上標柱の北側の展望台の手前にあります。ここからは最初、樹林の中の急坂を下るが、標高800mあたりからなだらかになり、歩きやすくなります。中国自然歩道を横切り、再度、傾斜がきつくなったところを下ると、三瓶山登山道姫逃池登山口に到着です。三瓶自然館サヒメル駐車場から南(山側)にわずかに登ると三瓶山登山道姫逃池登山口の大きな道標があります。ここを右(西方向)へ進み、しばらく行くと西の原(中国自然歩道)の標識があり、山道に入っていきます。最初、少し登りがあるが、その後はほぼ平坦な道にです。40~50分進んだところで西の原への分岐を左(東方向)に進み、沢の中の道を扇沢方向へ進みます。扇沢は十字路になっており、右(南方向)へ進み、886mの小ピークを過ぎ、さらに登ると子三瓶山に到着です。(子三瓶山の頂上は縦走路からはずれ西に少し行ったところにある)東方向には噴火口跡の大きな窪地を見ることができ、ここからはこの窪地のふちを巡るコースを行くことになります。 子三瓶山からの下りは急で、少しガレたところもあるので注意しましょう。風越で室の内へ下る道を分け、登り返すと孫三瓶山です。孫三瓶山から東方向に下り、樹林の中を進み、少し登ると大平山に到着です。大平山の頂上は平らで広く、テーブル・ベンチもあります。ここまで歩いてきた子三瓶山、孫三瓶山、これから行く女三瓶山、男三瓶山のすべてが見渡せる場所です。 大平山から少し下り、室の内への分岐を過ぎ、ジグザグの道を登り返すと女三瓶山に到着。展望台から室の内を望むことができます。(電波塔のある女三瓶山の頂上は縦走路からはずれわずかに登ったところにある) 女三瓶山から鞍部に下り、兜山の小ピークを越えるが、登り下りとも岩っぽいところがあります。ユートピアの標識を過ぎ、やせ尾根を進むと男三瓶山頂上台地の一画に出ます。三瓶山頂避難小屋を右に見て進むと、三瓶山域の最高峰、男三瓶山山頂です。頂上は広く、草原上で気持がちいい。空気が澄んでいれば、遠く四国の山々、日本海に浮かぶ隠岐の島も望むことができます。 北の原への下山路(姫逃コース)は頂上標柱の北側の展望台の手前にあります。ここからは最初、樹林の中の急坂を下るが、標高800mあたりからなだらかになり、歩きやすくなります。中国自然歩道を横切り、再度、傾斜がきつくなったところを下ると、三瓶山登山道姫逃池登山口に到着です。 -
白谷雲水峡から太鼓岩へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 5.5km
白谷雲水峡から太鼓岩へ
- 日帰り
- 4時間50分
- 5.5km
宮之浦集落からレンタカーもしくは路線バスを利用して約30〜35分の白谷雲水峡バス停で下車します。白谷雲水峡入口でトイレをすませ、渓谷を見下ろす整備された遊歩道を20分ほど歩くと原生林歩道と楠川歩道との歩道分岐に出ます(原生林歩道は渡渉点がいくつかあるため増水時は危険です)。まっすぐ進み原生林歩道にはいっていくと、5分ほどで二代大杉が出てきます。約350歳の二代大杉、切株上に育った杉は迫力があります。原生林歩道には、古い倒木や切株上に新しい杉が芽生えた三本足杉、びびんこ杉、三本槍杉など見所がたくさんあります。三本槍杉を過ぎてしばらく歩くと、推定樹齢2000年の奉行杉が現れます。傷ついた杉の梢が台風の強さを想像させます。奉行杉から沢を2つ渡るとコケが美しい湿地帯になります。道に迷いやすい場所なので注意が必要です。湿地帯を過ぎて二代くぐり杉をくぐると楠川歩道と合流します。右に登ってすぐのくぐり杉をくぐると右手側に白谷山荘が見えてきます。白谷山荘にはトイレがあり、避難小屋として利用可能です。 白谷山荘を出て右手に登って行くとすぐに推定樹齢2000年の七本杉がでてきます。杉の上部が複雑な枝分かれになっているところから名前が付いていますが、DNAの調査から1本の杉だということが分かっています。七本杉をすぎて5分ほど歩くと一番の見どころ、苔むす森に到着します。広がりがある苔むす風景に癒されます。観光客が多い場所なので、早朝以外はお弁当など食べないように配慮が必要です。また体力に自信がない場合は苔むす森で引き返し楠川歩道に降りるのも一つの方法です。苔むす森以降も苔の美しい森が続き30分ほど登ると辻峠に着きます。 左に折れて10分ほど急登を登り突然風景が開けると太鼓岩です。晴れると宮之浦岳をはじめ屋久島の奥岳が一望できます。辻峠と太鼓岩は周回ルートになっているため、下りは太鼓岩から右側に降りて行きます。 辻峠まで降り右手に降りると、白谷雲水峡入口へと続く楠川歩道ですが、左手に降りて行くとトロッコ道に行ってしまうので注意が必要です。辻峠から楠川歩道を降りて行き、白谷山荘を過ぎて原生林歩道との分かれをまっすぐ、楠川歩道へと下っていくと白谷川本流の渡渉点があります。増水時は危険です。渡渉点から30分ほど歩くとさつき吊橋への分岐点が見えてきます。橋を渡って歩道分岐を右に歩いて行くと20分ほどで白谷雲水峡バス停に到着します。宮之浦集落からレンタカーもしくは路線バスを利用して約30〜35分の白谷雲水峡バス停で下車します。白谷雲水峡入口でトイレをすませ、渓谷を見下ろす整備された遊歩道を20分ほど歩くと原生林歩道と楠川歩道との歩道分岐に出ます(原生林歩道は渡渉点がいくつかあるため増水時は危険です)。まっすぐ進み原生林歩道にはいっていくと、5分ほどで二代大杉が出てきます。約350歳の二代大杉、切株上に育った杉は迫力があります。原生林歩道には、古い倒木や切株上に新しい杉が芽生えた三本足杉、びびんこ杉、三本槍杉など見所がたくさんあります。三本槍杉を過ぎてしばらく歩くと、推定樹齢2000年の奉行杉が現れます。傷ついた杉の梢が台風の強さを想像させます。奉行杉から沢を2つ渡るとコケが美しい湿地帯になります。道に迷いやすい場所なので注意が必要です。湿地帯を過ぎて二代くぐり杉をくぐると楠川歩道と合流します。右に登ってすぐのくぐり杉をくぐると右手側に白谷山荘が見えてきます。白谷山荘にはトイレがあり、避難小屋として利用可能です。 白谷山荘を出て右手に登って行くとすぐに推定樹齢2000年の七本杉がでてきます。杉の上部が複雑な枝分かれになっているところから名前が付いていますが、DNAの調査から1本の杉だということが分かっています。七本杉をすぎて5分ほど歩くと一番の見どころ、苔むす森に到着します。広がりがある苔むす風景に癒されます。観光客が多い場所なので、早朝以外はお弁当など食べないように配慮が必要です。また体力に自信がない場合は苔むす森で引き返し楠川歩道に降りるのも一つの方法です。苔むす森以降も苔の美しい森が続き30分ほど登ると辻峠に着きます。 左に折れて10分ほど急登を登り突然風景が開けると太鼓岩です。晴れると宮之浦岳をはじめ屋久島の奥岳が一望できます。辻峠と太鼓岩は周回ルートになっているため、下りは太鼓岩から右側に降りて行きます。 辻峠まで降り右手に降りると、白谷雲水峡入口へと続く楠川歩道ですが、左手に降りて行くとトロッコ道に行ってしまうので注意が必要です。辻峠から楠川歩道を降りて行き、白谷山荘を過ぎて原生林歩道との分かれをまっすぐ、楠川歩道へと下っていくと白谷川本流の渡渉点があります。増水時は危険です。渡渉点から30分ほど歩くとさつき吊橋への分岐点が見えてきます。橋を渡って歩道分岐を右に歩いて行くと20分ほどで白谷雲水峡バス停に到着します。