【埼玉県】の登山コースガイド
埼玉県
検索結果43件中
21-40件
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大持山・小持山から武甲山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 18.3km
大持山・小持山から武甲山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 18.3km
飯能駅からバスに乗り名郷バス停で下車。沢沿いに歩き登山口のある石灰プラント跡地に着きます。工場跡の右手から登り、白岩の廃屋群を過ぎて沢を2本渡ります。ジグザグの植林帯を通り、鳥首峠に飛び出します。峠の西へは浦山、南へは有間山へ至る道です。 北へ向かい急峻な1059m峰を越えると牧歌的なウノタワ(鵜ノ田池)の草地で、ブナやアセビのプロムナードが続きます。横倉山を越えて妻坂峠からの山道を合わせると、一投足で大持山です。ここから小持山への山稜は変化に富み、岩混りの急登や急下降があるので慎重に。小持山からの展望はすばらしく、傷ついていない武甲山が眼前に迫ります。小持山直下で左に高ワラビ尾根を分け、吊尾根の急な下りを経て最底鞍部のシラジクボです。「右持山寺跡、左長者屋敷ノ頭」と書かれた十字路をさらに北に直登すれば武甲山まではもうわずか。山頂から展望を満喫した後は生川側に下り、横瀬駅まで歩きます。飯能駅からバスに乗り名郷バス停で下車。沢沿いに歩き登山口のある石灰プラント跡地に着きます。工場跡の右手から登り、白岩の廃屋群を過ぎて沢を2本渡ります。ジグザグの植林帯を通り、鳥首峠に飛び出します。峠の西へは浦山、南へは有間山へ至る道です。 北へ向かい急峻な1059m峰を越えると牧歌的なウノタワ(鵜ノ田池)の草地で、ブナやアセビのプロムナードが続きます。横倉山を越えて妻坂峠からの山道を合わせると、一投足で大持山です。ここから小持山への山稜は変化に富み、岩混りの急登や急下降があるので慎重に。小持山からの展望はすばらしく、傷ついていない武甲山が眼前に迫ります。小持山直下で左に高ワラビ尾根を分け、吊尾根の急な下りを経て最底鞍部のシラジクボです。「右持山寺跡、左長者屋敷ノ頭」と書かれた十字路をさらに北に直登すれば武甲山まではもうわずか。山頂から展望を満喫した後は生川側に下り、横瀬駅まで歩きます。 -
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。 -
大霧山から皇鈴山・登谷山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 20.5km
大霧山から皇鈴山・登谷山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 20.5km
小川町駅から白石車庫行きバスに乗り経塚バス停で下車。バス停前の民家右脇の狭い山道を登り、一度車道へ出て再び山道に入るとすぐに旧定峰峠に出ます。標識に従って大きな起伏をあえぎながら越えると右手が牧場となっており、ほどなくすると大展望の大霧山山頂に着きます。とくに蓑山のある西方の展望が抜群です。 山頂からは30分ほどの下りで粥新田峠に出ます。その先は延々と舗装された林道歩きが続きますが、途中の秩父高原牧場でひと息すると良いでしょう。5月下旬にはポピーが咲き乱れます。牧場から先も林道を歩き、やがて二本木峠に出ます。5月頃には一面ヤマツツジに彩られます。山稜をさらに北に向かい、皇鈴山山頂の展望台から登谷山へとやさしい峰々をたどります。車道と並行しますが、時折展望に恵まれるので山道を選びましょう。 釜伏峠に到着したら釜山神社へ参拝し、奥宮となる釜伏山山頂を往復してから寄居駅に下ります。小川町駅から白石車庫行きバスに乗り経塚バス停で下車。バス停前の民家右脇の狭い山道を登り、一度車道へ出て再び山道に入るとすぐに旧定峰峠に出ます。標識に従って大きな起伏をあえぎながら越えると右手が牧場となっており、ほどなくすると大展望の大霧山山頂に着きます。とくに蓑山のある西方の展望が抜群です。 山頂からは30分ほどの下りで粥新田峠に出ます。その先は延々と舗装された林道歩きが続きますが、途中の秩父高原牧場でひと息すると良いでしょう。5月下旬にはポピーが咲き乱れます。牧場から先も林道を歩き、やがて二本木峠に出ます。5月頃には一面ヤマツツジに彩られます。山稜をさらに北に向かい、皇鈴山山頂の展望台から登谷山へとやさしい峰々をたどります。車道と並行しますが、時折展望に恵まれるので山道を選びましょう。 釜伏峠に到着したら釜山神社へ参拝し、奥宮となる釜伏山山頂を往復してから寄居駅に下ります。 -
笠山から堂平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 9.6km
笠山から堂平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 9.6km
小川町駅からバスに乗り皆谷バス停で下車。白石方面に進み、標識に従って萩平を目指します。やがて民家のある萩平集落に着くと、一度下って橋を渡りT字路から先で笠山への登山道に入ります。ここは外秩父七峰縦走ハイキングのコースにもなっているので、その標識に従って進んで行きます。林道をいくつか横切り傾斜がきつくなった頃、急に緩かになり堂平山方面への分岐に出ます。このすぐ先が「笠山山頂」の山名標示板のある西峰ですが、標高が高く、笠山神社のある東峰は10分ほどで往復できますので、余裕があれば寄ってみましょう。分岐に戻り左折して急な傾斜を下り林道を横切ると笠山峠に出ます。そして、笠山峠から再び林道に出た所が篭山のタルで緩い傾斜を登り切ると草原となり、その上は天体観測ドーム(星と緑の創造センター)のある堂平山山頂です。広々として展望も良く、ベンチや登山者も利用できるトイレもあるのでゆっくりしたい場所です。帰路は剣ヶ峰を経て東屋のある白石峠を白石方面へ下っていくと車道歩きとなり、白石車庫バス停に出ます。小川町駅からバスに乗り皆谷バス停で下車。白石方面に進み、標識に従って萩平を目指します。やがて民家のある萩平集落に着くと、一度下って橋を渡りT字路から先で笠山への登山道に入ります。ここは外秩父七峰縦走ハイキングのコースにもなっているので、その標識に従って進んで行きます。林道をいくつか横切り傾斜がきつくなった頃、急に緩かになり堂平山方面への分岐に出ます。このすぐ先が「笠山山頂」の山名標示板のある西峰ですが、標高が高く、笠山神社のある東峰は10分ほどで往復できますので、余裕があれば寄ってみましょう。分岐に戻り左折して急な傾斜を下り林道を横切ると笠山峠に出ます。そして、笠山峠から再び林道に出た所が篭山のタルで緩い傾斜を登り切ると草原となり、その上は天体観測ドーム(星と緑の創造センター)のある堂平山山頂です。広々として展望も良く、ベンチや登山者も利用できるトイレもあるのでゆっくりしたい場所です。帰路は剣ヶ峰を経て東屋のある白石峠を白石方面へ下っていくと車道歩きとなり、白石車庫バス停に出ます。 -
仙元山から大平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 13.2km
仙元山から大平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 13.2km
小川町駅から駅通りを南に進んで交差点を左に曲がり、すぐ先の信号を右に折れると県道飯能寄居線に入ります。槻川の橋を渡り、大きな交差点を越して一軒目の家の南側を左に入ります。JR八高線の踏切を渡り「見晴らしの丘公園」の標識を右に折れ、次の左カーブ地点から直進する細い道が仙元山登山道です。 民家の間を抜け天満宮下の鳥居から山道になります。はじめは沢沿いですが、林道の手前から山腹を登る道に入ります。各所にある道標を確かめながら緩やかに登って行くと、右手に百庚申に分かれる道標があり、ひと登りすると百庚申の広場に着きます。八十数基の庚申塔がずらりと並び、かつての庚申信仰の名残を留めています。仙元山の山名の由来に関わる、浅間神社跡の石積みが西端に残されています。百庚申から東へ進むと登山道に合わさり、右折するとすぐに仙元山の山頂に着きます。山頂からは北西が開けて小川町の街並みが眺められ、好天ならば榛名山が遠望できます。頂上から南に下り、登り返して右折すると青山(割谷)城跡の城山に着きます。戦国時代の城跡で小川町史跡に指定されています。 本郭の縁を反時計回りにめぐり、階段を下ると緩やかにアップダウンする尾根道になります。ほとんど樹林に覆われた道で見晴らしはありませんが、大日山からは樹間に堂平山と笠山が眺められます。東に方向を変えて下ると北から林道が通じる鞍部に出ます。 再び登りになり、右に直角に曲がる地点は物見山砦があったとされる場所です。少し進むと物見山の山頂ですが、平坦なので気をつけないと通り過ぎてしまいます。急坂を下って登ると石碑や石灯籠が立つ、もう一つの仙元山に着きます。大きな仙元大日神の碑は富士講の人々が大正6年に建てたもので、仙元山の呼び名の由来と考えられます。仙元山からしばらく下るとT字路に出ます。右は新道、左は旧道で、小倉峠で合流します。十字路の峠を直進すると小倉城跡に入ります。右左折を繰り返して進むと、広場の真ん中に石碑が2基立つ本郭跡に着きます。城跡を探訪して北東へ尾根通しに進み、県道に出ます。左折して谷川橋を渡って右に折れ、県道を進むと大きな案内板が立つ大平山登山口です。整備された遊歩道を登れば、まもなく雷電神社が祀られた大平山頂上に着きます。 大平山から南西に少し下ると、紅葉で知られた嵐山渓谷の園地に入ります。そして碑を見てさらに進むと県道に出ます。千手堂の道しるべから県道を進み、嵐山史跡の博物館を経て約25分で武蔵嵐山駅です。小川町駅から駅通りを南に進んで交差点を左に曲がり、すぐ先の信号を右に折れると県道飯能寄居線に入ります。槻川の橋を渡り、大きな交差点を越して一軒目の家の南側を左に入ります。JR八高線の踏切を渡り「見晴らしの丘公園」の標識を右に折れ、次の左カーブ地点から直進する細い道が仙元山登山道です。 民家の間を抜け天満宮下の鳥居から山道になります。はじめは沢沿いですが、林道の手前から山腹を登る道に入ります。各所にある道標を確かめながら緩やかに登って行くと、右手に百庚申に分かれる道標があり、ひと登りすると百庚申の広場に着きます。八十数基の庚申塔がずらりと並び、かつての庚申信仰の名残を留めています。仙元山の山名の由来に関わる、浅間神社跡の石積みが西端に残されています。百庚申から東へ進むと登山道に合わさり、右折するとすぐに仙元山の山頂に着きます。山頂からは北西が開けて小川町の街並みが眺められ、好天ならば榛名山が遠望できます。頂上から南に下り、登り返して右折すると青山(割谷)城跡の城山に着きます。戦国時代の城跡で小川町史跡に指定されています。 本郭の縁を反時計回りにめぐり、階段を下ると緩やかにアップダウンする尾根道になります。ほとんど樹林に覆われた道で見晴らしはありませんが、大日山からは樹間に堂平山と笠山が眺められます。東に方向を変えて下ると北から林道が通じる鞍部に出ます。 再び登りになり、右に直角に曲がる地点は物見山砦があったとされる場所です。少し進むと物見山の山頂ですが、平坦なので気をつけないと通り過ぎてしまいます。急坂を下って登ると石碑や石灯籠が立つ、もう一つの仙元山に着きます。大きな仙元大日神の碑は富士講の人々が大正6年に建てたもので、仙元山の呼び名の由来と考えられます。仙元山からしばらく下るとT字路に出ます。右は新道、左は旧道で、小倉峠で合流します。十字路の峠を直進すると小倉城跡に入ります。右左折を繰り返して進むと、広場の真ん中に石碑が2基立つ本郭跡に着きます。城跡を探訪して北東へ尾根通しに進み、県道に出ます。左折して谷川橋を渡って右に折れ、県道を進むと大きな案内板が立つ大平山登山口です。整備された遊歩道を登れば、まもなく雷電神社が祀られた大平山頂上に着きます。 大平山から南西に少し下ると、紅葉で知られた嵐山渓谷の園地に入ります。そして碑を見てさらに進むと県道に出ます。千手堂の道しるべから県道を進み、嵐山史跡の博物館を経て約25分で武蔵嵐山駅です。 -
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。 -
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。 -
破風山・皆野アルプス
- 日帰り
- 4時間25分
- 7.4km
破風山・皆野アルプス
- 日帰り
- 4時間25分
- 7.4km
破風山は新編武蔵風土記稿に「其形勢、さながら家作りの破風に似たるべく名づく」と紹介され、屋根の形をした山容がその名前の由来です。 皆野駅から県道43号を進み、郷平橋を渡ったらすぐに左折。県道37号を跨いだら砂利道を100mほど進み、右に折れて250m進んだ所が大渕登山口となります。 山道に入ると急坂となり、いくつもの細かい登り下りが連続します。前原岩稜はやせ尾根となり、クサリのかかる滑りやすい岩場がでてきます。いくつかクサリ場を越え、やがて猿岩の奇岩を見ます。 猿岩を過ぎると東屋を経て緩やかな登山道となり、破風山山頂に着きます。山頂の南側は高山に登ったかの様な雄大な景色が望めます。ザレ道を滑らないよう注意して下ったところが札立峠です。北側へ下れば秩父観音霊場結願寺の水潜寺です。峠から皆野アルプスの核心部である岩稜コースに向かうと、そそり立った奇岩ノッキンボウが現れます。疣取り信仰があった岩峰です。 ヤセ尾根の山稜を武蔵展望台、大前山、天狗山と山岳信仰とゆかりのある峰々を越えていきます。鉄クサリ、ロープなどがありますが、慎重に通過しなければなりません。とくに大前山の下降は10mほどの斜度のきつい岩場があり、下降には十分注意してください。 天狗山までの8峰中、7つの峰を踏破すると下りは一転して緩やかな下りとなり、大前集落の民家の間を抜けて1時間弱で秩父華厳の滝登山口にたどり着きます。 県道から左へ150m歩けば、秩父華厳前バス停です。時間があればここから10分ほどの関東百名瀑にも名を連ねている秩父華厳の滝を見物して行きたいものです。その姿形は北武蔵一番の美瀑です。また、滝見学後に欲張って20分程下流に向かうと秩父札所34番の水潜寺です。「長命水」と呼ばれる銘水が洞窟の中から流れ出ています。さらに20分ほど下流には満願の湯があり日帰り入浴ができます。破風山は新編武蔵風土記稿に「其形勢、さながら家作りの破風に似たるべく名づく」と紹介され、屋根の形をした山容がその名前の由来です。 皆野駅から県道43号を進み、郷平橋を渡ったらすぐに左折。県道37号を跨いだら砂利道を100mほど進み、右に折れて250m進んだ所が大渕登山口となります。 山道に入ると急坂となり、いくつもの細かい登り下りが連続します。前原岩稜はやせ尾根となり、クサリのかかる滑りやすい岩場がでてきます。いくつかクサリ場を越え、やがて猿岩の奇岩を見ます。 猿岩を過ぎると東屋を経て緩やかな登山道となり、破風山山頂に着きます。山頂の南側は高山に登ったかの様な雄大な景色が望めます。ザレ道を滑らないよう注意して下ったところが札立峠です。北側へ下れば秩父観音霊場結願寺の水潜寺です。峠から皆野アルプスの核心部である岩稜コースに向かうと、そそり立った奇岩ノッキンボウが現れます。疣取り信仰があった岩峰です。 ヤセ尾根の山稜を武蔵展望台、大前山、天狗山と山岳信仰とゆかりのある峰々を越えていきます。鉄クサリ、ロープなどがありますが、慎重に通過しなければなりません。とくに大前山の下降は10mほどの斜度のきつい岩場があり、下降には十分注意してください。 天狗山までの8峰中、7つの峰を踏破すると下りは一転して緩やかな下りとなり、大前集落の民家の間を抜けて1時間弱で秩父華厳の滝登山口にたどり着きます。 県道から左へ150m歩けば、秩父華厳前バス停です。時間があればここから10分ほどの関東百名瀑にも名を連ねている秩父華厳の滝を見物して行きたいものです。その姿形は北武蔵一番の美瀑です。また、滝見学後に欲張って20分程下流に向かうと秩父札所34番の水潜寺です。「長命水」と呼ばれる銘水が洞窟の中から流れ出ています。さらに20分ほど下流には満願の湯があり日帰り入浴ができます。 -
万年橋から城峯山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
万年橋から城峯山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
城峯山には平将門にちなむ伝説が色濃く残されていて、平将門の弟・将平城館跡のほか将門隠れ岩などの伝承地があります。またコース途中の石間谷や日野沢谷の集落は、漆木神楽や門平獅子舞、また門平の虫送りといった民俗芸能や行事が今も継承されている希少な地域といえるでしょう。このふたつの地域は1884(明治17)年、時の明治政府を震撼とさせた秩父事件の際に、秩父困民党が蜂起した重要な根拠地でもありました。 万年橋バス停の傍らにある城峯神社社標から、石間川沿いの車道を西北へと歩いて行きます。城峯沢が合流する大鳥居表参道口までは5.3kmほどで、県道363号の終点となる分岐は左には行かず、右の林道太田部峠線へと入ります。大鳥居から林道終点となる場所まで行くと男衾橋があり、ここが城峯山への男衾登山口となります。ここまでは皆野町からタクシーを利用することも可能です。 男衾橋を渡ると道は一度左にカーブしますが、半納へと続く旧道の分岐を右に曲がり、左手にある民家の脇から城峯山への山道へと入ります。 山道はすぐに植林帯となり、左から来た半納へと続く道と合流します。路傍の丁目石や距離標石は大鳥居を起点としていて、城峯神社の杉並木入口が32丁目となります。戦戸平沢の橋を渡って戦戸平尾根を登ると城峯神社の杉並木へと至りますが、1丁は約10.9mなので数えながら歩いてみるのもよいでしょう。例年5月3日の山開きは、春日四柱を祀る城峯神社の例大祭でもあり、参道の杉並木には千本旗が立ち並び、漆木神楽が奉納されるなどして一日中賑わいます。 神社左上を登ったところにある中堂を右へと尾根伝いに進みます。春には山道の北側にニリンソウの群落が見られます。城峯山山頂の電波中継塔は展望台を兼ねており、秩父盆地や関東平野をとりまく山々の大展望を楽しむことができます。眺望を楽しんだ後は、車道の通る石間峠へと下ります。ここからは「関東ふれあいの道」となり、ラクダのこぶのように並ぶのが中城峯山と鐘掛城跡です。鐘掛城跡からは道が二分し、東へ向かって悪路の急坂を下ると奈良尾峠から奈良尾集落を経由して秩父華厳の滝へと至ります。また、南へ下ると巻き道と合流して鉄塔を経た後に林道へと降り立ちます。ここからは門平集落への道標に従って林道を2本横切ると車道となり、しばらくして県道に出ます。県道を左に曲がれば皆野町営バスの西門平バス停も間近です。城峯山には平将門にちなむ伝説が色濃く残されていて、平将門の弟・将平城館跡のほか将門隠れ岩などの伝承地があります。またコース途中の石間谷や日野沢谷の集落は、漆木神楽や門平獅子舞、また門平の虫送りといった民俗芸能や行事が今も継承されている希少な地域といえるでしょう。このふたつの地域は1884(明治17)年、時の明治政府を震撼とさせた秩父事件の際に、秩父困民党が蜂起した重要な根拠地でもありました。 万年橋バス停の傍らにある城峯神社社標から、石間川沿いの車道を西北へと歩いて行きます。城峯沢が合流する大鳥居表参道口までは5.3kmほどで、県道363号の終点となる分岐は左には行かず、右の林道太田部峠線へと入ります。大鳥居から林道終点となる場所まで行くと男衾橋があり、ここが城峯山への男衾登山口となります。ここまでは皆野町からタクシーを利用することも可能です。 男衾橋を渡ると道は一度左にカーブしますが、半納へと続く旧道の分岐を右に曲がり、左手にある民家の脇から城峯山への山道へと入ります。 山道はすぐに植林帯となり、左から来た半納へと続く道と合流します。路傍の丁目石や距離標石は大鳥居を起点としていて、城峯神社の杉並木入口が32丁目となります。戦戸平沢の橋を渡って戦戸平尾根を登ると城峯神社の杉並木へと至りますが、1丁は約10.9mなので数えながら歩いてみるのもよいでしょう。例年5月3日の山開きは、春日四柱を祀る城峯神社の例大祭でもあり、参道の杉並木には千本旗が立ち並び、漆木神楽が奉納されるなどして一日中賑わいます。 神社左上を登ったところにある中堂を右へと尾根伝いに進みます。春には山道の北側にニリンソウの群落が見られます。城峯山山頂の電波中継塔は展望台を兼ねており、秩父盆地や関東平野をとりまく山々の大展望を楽しむことができます。眺望を楽しんだ後は、車道の通る石間峠へと下ります。ここからは「関東ふれあいの道」となり、ラクダのこぶのように並ぶのが中城峯山と鐘掛城跡です。鐘掛城跡からは道が二分し、東へ向かって悪路の急坂を下ると奈良尾峠から奈良尾集落を経由して秩父華厳の滝へと至ります。また、南へ下ると巻き道と合流して鉄塔を経た後に林道へと降り立ちます。ここからは門平集落への道標に従って林道を2本横切ると車道となり、しばらくして県道に出ます。県道を左に曲がれば皆野町営バスの西門平バス停も間近です。 -
鴨沢から雲取山へ
- 1泊2日
- 8時間55分
- 22.5km
鴨沢から雲取山へ
- 1泊2日
- 8時間55分
- 22.5km
鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。鴨沢バス停からスタート。すぐ上に廃校となった学校跡地があります。この裏手の道を登りきったカーブより山道に入ります。樹林を抜けると舗装された小袖林道に出ます。右側は丹波山村営登山者駐車場になっていて、ここまでマイカーで来ることも出来ます。すぐ先で左へ所畑と杉奈久保への2本の林道を分けます。直進してまもなく左上へ登山道が始まります。 ここから登山道は尾根の東側を緩やかに登っていきます。かつての耕作地や廃屋を過ぎると、やがて展望の効かない杉の植林帯に入ります。しばらく辿ると水場を通過しますが、うっかりすると通り過ぎてしまうほど目立たない所です。やがて尾根上に出て小広く明るくなった所が堂所と呼ばれる地点です。アセビの木が目立つ所です。ここからは尾根の直下を左右に巻き、再び尾根上に出た所が、マムシ岩と呼ばれる石灰岩の露出した地点です。ここより急な登りが始まります。片倉谷源頭の橋を渡ると登りも一段落し、緩やかに七ッ石山の南斜面を巻いてブナ坂に至ります。カラマツ林の広々した尾根上です。なお七ッ石小屋経由の場合は橋の手前分岐から右(東)へと登っていきます。 ブナ坂から縦走路を左(北西)へ向かい、防火帯の尾根を登り下りすると中央にヘリポートがある広々した五十人平に着きます。そのすぐ先が奥多摩小屋跡です。天候が良ければ富士山、大菩薩の眺めが素晴らしいでしょう。幕営指定地からは除外されています。小雲取山の急登を終えると、右に野陣尾根の富田新道が分岐しています。小雲取山から平坦な尾根上をたどると行く手に雲取山の山頂が見えてきます。避難小屋の赤い屋根が目印です。鞍部に至ると右手に雲取山の東を巻いて雲取山荘に至る道が分岐します。広がる展望を楽しみながらまっすぐ尾根上の急登をたどり、登りきると避難小屋と簡易トイレのある雲取山山頂の一角です。山梨百名山の標柱がありますが、三角点は北へやや進んだ所にあります。東は奥多摩の山々と関東平野、南には富士山、西には奥秩父の山々と南アルプスを望むことができます。 山頂から北へ針葉樹林の中を下ると20分程で雲取山荘に降り立ちます。翌日は再び山頂を経て、往路を鴨沢バス停へ下ります。 -
三峯神社から雲取山へ
- 1泊2日
- 9時間0分
- 21km
三峯神社から雲取山へ
- 1泊2日
- 9時間0分
- 21km
西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)西武秩父駅からバスを利用して三峯神社へ。バス終点の三峰山頂駐車場から階段を上がるとビジターセンター前に出ます。右折してすぐ先から登山道に入ることができます。一方、左折して坂を上がった所には、博物館とその先に三峯神社があります。雲取山方面は食堂・土産物屋前から南へたどり、山道に入ると、鳥居のある登山口です。さらに進んで左手に白い鳥居の妙法ヶ岳分岐を分けます。再び妙法ヶ岳の分岐を分け、窯跡の残る炭焼平に着きます。なおも登った地蔵峠には赤い前掛けが似合うお地蔵様が立っています。霧藻ヶ峰を越えると休憩所があり、和名倉山など北西の展望が素晴らしい休憩ポイントです。 ここを下りきったお清平から、本コース中、最もきつい前白岩ヘの登りが始まります。所々に露岩があり、スリップに気をつけましょう。見返り地蔵を越え、やっとの思いで登りついた前白岩の肩は、展望も良くほっとひと息。さらにひと踏ん張りで前白岩を越え、わずかに下ると現在は使われていない白岩小屋(廃屋)です。すぐ上で展望のない白岩山に出ますが、昔はこのピークと次の芋ノ木ドッケをあわせて白岩山と呼んでいました。この白岩山と、妙法ヶ岳、雲取山の三山を総して「三峰」といわれています。 白岩山から下ると左手に都県境尾根(長沢背稜)への道を分け、芋ノ木ドッケの北西面を巻く道になります。この付近はツガの原生林が素晴らしく、原始からの息吹が漂うような雰囲気です。やがて芋ノ木ドッケ山頂からの道と合流し下りきったところが大ダワです。ここから雲取山荘まで、雲取ヒュッテ(閉鎖中)経由の男坂と東側のやや巻き道である女坂に分かれますが、緩やかな女坂へ。登り切ると雲取山荘です。 雲取山荘から原生林の中を30分ほどの急登で、雲取山山頂です。天気が良ければ南に富士山の絶景が広がります。 下りは南東方向へ広い石尾根を降ります。防火帯の草原を小雲取山、奥多摩小屋跡、ブナ坂と進み、七ッ石小屋下を経て鴨沢バス停への長い道を下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください) -
三条の湯から雲取山へ
- 1泊2日
- 10時間10分
- 25.5km
三条の湯から雲取山へ
- 1泊2日
- 10時間10分
- 25.5km
JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください)JR奥多摩駅から丹波山村役場行きのバスに乗りお祭バス停で下車。そのまま丹波方面へ進むと、すぐに後山林道の分岐になります。入ってしばらくは樹林下の道で展望もありませんが、やがて広葉樹の自然林になると後山川の渓谷を楽しむ眺めになります。新緑、紅葉時期は特に素晴らしい眺めです。 長い林道歩きを終えると、林道終点から登山道に入ります。小さな橋で青岩谷を渡り、よく整備された道を緩やかに登っていきます。「やまなしの森林百選」にも選ばれた見事な広葉樹林が続きます。やがて対岸高みに見える立派な建物が三条の湯です。三条の湯は鹿の湯ともいわれ、その昔、傷ついた鹿がこの鉱泉に浸かっているのを猟師が見つけたことが開湯のきっかけと伝えられます。沸かし湯ですが山小屋で入浴できるのはありがたく、長い林道歩きの疲れも癒されることでしょう。 2日目は、小屋の前より谷沿い急斜面の道を進み、三条沢を渡り水無尾根の登りが始まります。三条の湯を樹間から見下ろす急な登りは、冬場にはアイスバーンとなりアイゼンが欲しくなる箇所です。特に下降時は要注意です。 少し先で青岩鍾乳洞への道を右に分けると傾斜はゆるくなり、所々石炭岩の露岩が混じる広葉樹林の尾根を巻きながら登っていきます。三条の湯から1時間ほどで見晴らしの良い尾根上に出ます。西に飛龍山がよく見えます。この先で尾根を離れ斜面を東に向かうと「迂回路」の表示があり、北へジグザグの登りとなります。土砂崩壊を避けて造られた新しい道です。尾根上に出て南側に下ると露岩の尾根から斜面の道になり、やがてカラマツ林の平坦な道になります。ほどなく三条ダルミに出ます。三条ダルミで左(西)に向かっている道は、奥秩父主脈縦走路を飛龍山方面に行く道で、雲取山へは東の尾根上を登ります。 尾根を山頂へと登り始めると、すぐ左手に雲取山荘への西面の巻き道が分岐します。やがて道は急登となり、息を弾ませながら、ひとがんばりで避難小屋のある雲取山山頂の一角に飛び出します。山梨百名山の標柱がありますが、三角点のある山頂は、少し北へ登った所にあります。 下山は、石尾根からブナ坂を経て、鴨沢バス停に下ります。(下りコースの詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください) -
雲取山から甲武信ヶ岳へ
- 3泊4日
- 26時間35分
- 49.2km
雲取山から甲武信ヶ岳へ
- 3泊4日
- 26時間35分
- 49.2km
1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。1日目は鴨沢から雲取山まで、詳細は鴨沢から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 2日目は雲取山から笠取小屋へ。雲取山山頂から急坂を南西に下りきった三条ダルミで、三条の湯からの道を合わせます。右手尾根上の主脈縦走路を行くと、広々とした草原の狼平に着きます。尾根上を緩やかに登り、所々木製の桟道を踏んで三ッ山を巻くと、北天のタル。ここから飛龍山の東面を巻き小祠のある飛竜権現に着きます。飛龍山山頂へは右手斜面のやや不明瞭な踏み跡を往復します。 飛竜権現から直進するとすぐ左手に好展望の禿岩があるのでぜひ立ち寄りましょう。原生林の中を下り、岩清水を過ぎると大常木山との鞍部の大ダルで、ここから大常木山と竜喰山の南面を巻いて将監峠に着きます。すぐ下に将監小屋があります。山ノ神土で道が3本に分かれます。右は和名倉山、左は南面の巻き道ですが、尾根通しに行く中央の道を登り、展望のない唐松尾山に着きます。やがて水干と笠取山への分岐に出て、尾根に上がり、狭い笠取山山頂を踏んで、急坂を下ります。この先カラマツの植林と展望の開ける気持ちの良い道を歩けば、こぢんまりした笠取小屋に到着です。 3日目は笠取小屋から雁峠分岐まで登り返し、草原の道から林の中を下って雁峠へ。このあたりは、7月にはレンゲツツジが美しい所です。燕山から古礼山を過ぎるまでは、原生林の尾根の概ね北側を巻き気味に歩きます。雁坂小屋への道を分けて鞍部より少し登り返すと日本三大峠の1つ、展望の良い雁坂峠です。さらに雁坂嶺から縞枯れの樹林を過ぎ、再び急坂を登りきると破風山。風化した花崗岩塊とツガの灌木が相まって、日本庭園とも呼べる所です。急坂を下りきると、鞍部に破風山避難小屋が建っています。ここから最後の辛い登りを上りきった分岐から木賊山北面の巻き道を進むと、15分ほどでようやく甲武信小屋です。 4日目の最終日は、小屋から甲武信ヶ岳を往復します。晴れていれば富士山、南アルプスの眺めが素晴らしい山頂です。展望を満喫したら、木賊山を経て戸渡尾根を下ります。次第にツガの原生林帯の下りになります。1869m峰肩の分岐をまっすぐ南の徳ちゃん新道へ。道はシャクナゲのトンネルとなり6月の開花期には素晴らしいところです。急斜面の道を下り、周囲がカラマツ林になると新道入口に降り立ち、広い道を30分で西沢渓谷入口バス停です。 -
日向大谷から両神山へ(表参道)
- 日帰り
- 6時間0分
- 9.4km
日向大谷から両神山へ(表参道)
- 日帰り
- 6時間0分
- 9.4km
三峰口駅から小鹿野町営バスに乗り、終点日向大谷口で下車します。ここまでタクシーを利用することもできます。日向大谷には民宿両神山荘と4箇所の駐車場、登山口には公衆トイレもあります。社務所のある両神神社里宮へは、道標に従い車道を離れて右手へ登るとすぐです。神社の狛犬はいずれも山犬で、オオカミ信仰であったことがわかります。 車道終点、民宿の下から山畑を横切るように山道がつけられています。案内板や登山届ボックスもある所です。この道は表参道ともいわれ、歩き出すとすぐに鳥居と、その横にお堂があります。小さな石碑が次々に現れます。地名と祀った人の名前が刻まれており、信仰の山であったことがうかがえます。旧七滝沢コースとの分岐を左へ下り、木橋で沢を渡ります。会所と呼ばれる所です。尾根を回り込んで再び沢に下り、薄川沿いの道になります。4回ほど流れを左右に渡るため、雨天やその後の増水時は気をつけましょう。沢を離れてジグザグの登りになります。周囲は広葉樹林で新緑や紅葉の季節は格別です。石像がある八海山の標柱を過ぎ、さらに急登をひとがんばりで白藤の滝入口の道標があります。滝までは往復30分ほど(やや不明瞭な難路です)。さらに登ると弘法乃井戸という水場に出ます。ひと登りでログハウス風の清滝小屋です。現在避難小屋として開放されていますが、トイレは使用できます。水は水道から得られますが、冬場は凍結防止のため止められます。 両神山頂へは小屋の裏手からすぐに急登が始まります。鈴ヶ坂で旧七滝沢コースを合わすと、ほどなく産泰尾根に出ます。これから登る両神山頂が木の間越しに見える所です。この先、クサリ場を注意して登りましょう。ホウノキや杉の巨木が現れてきます。北面のため冬期は凍結箇所が多い所です。両神神社本社の鳥居横にはオオカミの石像があります。少し先にもう一軒神社がありますが、これは麓にある御岳神社の奥社です。この先から山頂直下まではほぼ尾根上を辿る山道です。山頂直前の露岩のクサリ場に気をつけて登れば両神山山頂の剣ヶ峰です。 山頂は360度の大展望で、晴れていれば南に奥秩父の主脈が大きく横たわり、北には浅間山、さらに遠く西に北アルプスも望むことが出来ます。しかし山頂は岩場で狭いため、長い休憩はほかの場所でとることをすすめます。下山は日向大谷口へ戻ります。三峰口駅から小鹿野町営バスに乗り、終点日向大谷口で下車します。ここまでタクシーを利用することもできます。日向大谷には民宿両神山荘と4箇所の駐車場、登山口には公衆トイレもあります。社務所のある両神神社里宮へは、道標に従い車道を離れて右手へ登るとすぐです。神社の狛犬はいずれも山犬で、オオカミ信仰であったことがわかります。 車道終点、民宿の下から山畑を横切るように山道がつけられています。案内板や登山届ボックスもある所です。この道は表参道ともいわれ、歩き出すとすぐに鳥居と、その横にお堂があります。小さな石碑が次々に現れます。地名と祀った人の名前が刻まれており、信仰の山であったことがうかがえます。旧七滝沢コースとの分岐を左へ下り、木橋で沢を渡ります。会所と呼ばれる所です。尾根を回り込んで再び沢に下り、薄川沿いの道になります。4回ほど流れを左右に渡るため、雨天やその後の増水時は気をつけましょう。沢を離れてジグザグの登りになります。周囲は広葉樹林で新緑や紅葉の季節は格別です。石像がある八海山の標柱を過ぎ、さらに急登をひとがんばりで白藤の滝入口の道標があります。滝までは往復30分ほど(やや不明瞭な難路です)。さらに登ると弘法乃井戸という水場に出ます。ひと登りでログハウス風の清滝小屋です。現在避難小屋として開放されていますが、トイレは使用できます。水は水道から得られますが、冬場は凍結防止のため止められます。 両神山頂へは小屋の裏手からすぐに急登が始まります。鈴ヶ坂で旧七滝沢コースを合わすと、ほどなく産泰尾根に出ます。これから登る両神山頂が木の間越しに見える所です。この先、クサリ場を注意して登りましょう。ホウノキや杉の巨木が現れてきます。北面のため冬期は凍結箇所が多い所です。両神神社本社の鳥居横にはオオカミの石像があります。少し先にもう一軒神社がありますが、これは麓にある御岳神社の奥社です。この先から山頂直下まではほぼ尾根上を辿る山道です。山頂直前の露岩のクサリ場に気をつけて登れば両神山山頂の剣ヶ峰です。 山頂は360度の大展望で、晴れていれば南に奥秩父の主脈が大きく横たわり、北には浅間山、さらに遠く西に北アルプスも望むことが出来ます。しかし山頂は岩場で狭いため、長い休憩はほかの場所でとることをすすめます。下山は日向大谷口へ戻ります。 -
八丁尾根から両神山へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 5.5km
八丁尾根から両神山へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 5.5km
本コースはクサリ場が多いため距離の割には時間がかかります。春秋の休日には行列もでき待ち時間も多くなります。アクセスが良くないため、マイカーかタクシー利用が便利です。国道299号の志賀坂トンネル入口直前を左折し林道金山・志賀坂線に入ります。6km余りで八丁トンネル登山口の駐車場に着きます。道標に従って登山道に入るとすぐに急登となり5分ほどで最初のクサリ場です。さらに見通しのきかない樹林帯を登ると山腹のトラバース地点に4箇所のクサリ場が続きます。その先、坂本からの山道を合わせると10分ほどで八丁峠に着きます。峠の東はベンチもある展望台になっていますが眺めは樹林に遮られています。 八丁峠から両神山までが八丁尾根と呼ばれるコースで、岩場、クサリ場が連続します。峠からいったん南面を巻くように下り始め、再び登って鉄柱跡に出て尾根歩きとなります。峠から10分ほどでクサリ場が始まり、行蔵坊の岩の上に立つと南西に金山方面がよく見えます。この先は露岩とクサリ場がさらに多くなります。気持ちを引き締め、注意して越えましょう。西岳は尾根上で一番といえる絶景の展望地です。 西岳と東岳の間がこのコースの核心部とも言え、クサリ場が17~18箇所あります。西岳から先はキレットと呼ばれる最低コルまで連続するクサリ場を下り、そこから岩混じりの登りで龍頭神社奥社の祠のあるピークに出ます。尾ノ内沢の急下降のコースヘ入らないように注意しましょう。再びクサリ場の続く尾根を進みます。次のピークが東岳です。東岳山頂にはテーブルとベンチがあり、歩いてきた険しい尾根を振り返るのに良い所です。岩場が少なくなり、樹林が多くなると最後のクサリ場です。灌木の中を慎重に越えると山頂のすぐ手前です。足元に注意して両神山山頂、剣ヶ峰の岩場に到着です。 下りは八丁トンネル登山口まで同じ道を戻りますが、登り以上に慎重に。また、誤って尾ノ内沢方面に下ってしまう事故も起きていますので注意してください。本コースはクサリ場が多いため距離の割には時間がかかります。春秋の休日には行列もでき待ち時間も多くなります。アクセスが良くないため、マイカーかタクシー利用が便利です。国道299号の志賀坂トンネル入口直前を左折し林道金山・志賀坂線に入ります。6km余りで八丁トンネル登山口の駐車場に着きます。道標に従って登山道に入るとすぐに急登となり5分ほどで最初のクサリ場です。さらに見通しのきかない樹林帯を登ると山腹のトラバース地点に4箇所のクサリ場が続きます。その先、坂本からの山道を合わせると10分ほどで八丁峠に着きます。峠の東はベンチもある展望台になっていますが眺めは樹林に遮られています。 八丁峠から両神山までが八丁尾根と呼ばれるコースで、岩場、クサリ場が連続します。峠からいったん南面を巻くように下り始め、再び登って鉄柱跡に出て尾根歩きとなります。峠から10分ほどでクサリ場が始まり、行蔵坊の岩の上に立つと南西に金山方面がよく見えます。この先は露岩とクサリ場がさらに多くなります。気持ちを引き締め、注意して越えましょう。西岳は尾根上で一番といえる絶景の展望地です。 西岳と東岳の間がこのコースの核心部とも言え、クサリ場が17~18箇所あります。西岳から先はキレットと呼ばれる最低コルまで連続するクサリ場を下り、そこから岩混じりの登りで龍頭神社奥社の祠のあるピークに出ます。尾ノ内沢の急下降のコースヘ入らないように注意しましょう。再びクサリ場の続く尾根を進みます。次のピークが東岳です。東岳山頂にはテーブルとベンチがあり、歩いてきた険しい尾根を振り返るのに良い所です。岩場が少なくなり、樹林が多くなると最後のクサリ場です。灌木の中を慎重に越えると山頂のすぐ手前です。足元に注意して両神山山頂、剣ヶ峰の岩場に到着です。 下りは八丁トンネル登山口まで同じ道を戻りますが、登り以上に慎重に。また、誤って尾ノ内沢方面に下ってしまう事故も起きていますので注意してください。 -
白井差新道から両神山へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 10.7km
白井差新道から両神山へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 10.7km
三峰口駅より小鹿野町営バスを利用し、小森で乗り換え、終点の白井差口まで入ります。バス停から林道を1時間ほど歩くと登山口の白井差です。現在は山中宅1軒のみの集落で、マイカーまたはタクシー利用の場合はここまで入れます。ゲート前には簡素なトイレもあります。 林道を終え山道になると谷が狭まり、正面に昇竜ノ滝が見えてきます。勢いよく一条に流れ落ちる見事な滝です。滝の左手を越えて進むと谷沿いの道になります。大又を過ぎると道は何度か流れを渡ります。木橋は慎重に歩きましょう。時折、上部を見ると、道沿いにはカツラ、サワグルミ、シオジなどが見られ、その樹高は驚くばかりです。オオドリ河原から沢を離れ尾根への登りになります。この付近には炭焼き窯の跡が見られ、煙突に使われた土管が周囲に残っています。小森川源流に広がる豊かな広葉樹林の中に、歩きやすい登山道が続きます。水晶坂と呼ばれる急な登りを終えて、やや緩い登りになるあたりがブナ平です。ブナの大木のほかにもミズナラやカエデも見られ、新緑や紅葉の頃は見事な森が広がり休憩に良い所です。 ここから次第に標高を上げ、谷を隔てて両神山特有の岩場を見上げる登りが続きます。秋には岩壁に紅葉と青空が映える景色になります。梵天尾根に達したらそのまま右(北東)へ登り、すぐに日向大谷からの登山道に合します。このあたりは帰路で迷いやすい所なので帰りは注意しましょう。5月頃にヤシオツツジの咲く尾根上を3分ほどでクサリ場となり、そこを越えて岩場を登ると両神山山頂の剣ヶ峰に着きます。山頂は岩場で狭いので、休憩場所やほかの登山者とのすれ違いには十分注意しましょう。展望は北側を除けばほぼすべて見渡すことが出来ます。北に浅間山、南東には雁坂峠から甲武信ヶ岳に連なる大きな奥秩父の主脈を眺めることが出来ます。天候が良ければ奥秩父主脈、八ヶ岳や北アルプスまで見えるでしょう。 下りは往路を戻ります。三峰口駅より小鹿野町営バスを利用し、小森で乗り換え、終点の白井差口まで入ります。バス停から林道を1時間ほど歩くと登山口の白井差です。現在は山中宅1軒のみの集落で、マイカーまたはタクシー利用の場合はここまで入れます。ゲート前には簡素なトイレもあります。 林道を終え山道になると谷が狭まり、正面に昇竜ノ滝が見えてきます。勢いよく一条に流れ落ちる見事な滝です。滝の左手を越えて進むと谷沿いの道になります。大又を過ぎると道は何度か流れを渡ります。木橋は慎重に歩きましょう。時折、上部を見ると、道沿いにはカツラ、サワグルミ、シオジなどが見られ、その樹高は驚くばかりです。オオドリ河原から沢を離れ尾根への登りになります。この付近には炭焼き窯の跡が見られ、煙突に使われた土管が周囲に残っています。小森川源流に広がる豊かな広葉樹林の中に、歩きやすい登山道が続きます。水晶坂と呼ばれる急な登りを終えて、やや緩い登りになるあたりがブナ平です。ブナの大木のほかにもミズナラやカエデも見られ、新緑や紅葉の頃は見事な森が広がり休憩に良い所です。 ここから次第に標高を上げ、谷を隔てて両神山特有の岩場を見上げる登りが続きます。秋には岩壁に紅葉と青空が映える景色になります。梵天尾根に達したらそのまま右(北東)へ登り、すぐに日向大谷からの登山道に合します。このあたりは帰路で迷いやすい所なので帰りは注意しましょう。5月頃にヤシオツツジの咲く尾根上を3分ほどでクサリ場となり、そこを越えて岩場を登ると両神山山頂の剣ヶ峰に着きます。山頂は岩場で狭いので、休憩場所やほかの登山者とのすれ違いには十分注意しましょう。展望は北側を除けばほぼすべて見渡すことが出来ます。北に浅間山、南東には雁坂峠から甲武信ヶ岳に連なる大きな奥秩父の主脈を眺めることが出来ます。天候が良ければ奥秩父主脈、八ヶ岳や北アルプスまで見えるでしょう。 下りは往路を戻ります。 -
作場平から笠取山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 9.4km
作場平から笠取山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 9.4km
山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。 -
一ノ瀬高原から唐松尾山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13.7km
一ノ瀬高原から唐松尾山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13.7km
JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。 -
三条の湯から飛龍山へ
- 1泊2日
- 11時間0分
- 23.7km
三条の湯から飛龍山へ
- 1泊2日
- 11時間0分
- 23.7km
お祭バス停から登山起点となる三条の湯までは、三条の湯から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 山のいで湯に一泊したら、翌日は早朝の出発としましょう。道標に従い小屋の裏手からジグザグの急登が始まります。登りが緩やかになり南へ進むと中ノ尾根を越えます。このあたりから北天のタルまで、山腹の緩い登りが続き、流れのある沢を2つ渡ります。丈の低いササに覆われた道になると南側の展望が次第に開け、北天のタルです。ここからの縦走路は、すべて主脈南面を巻き、飛龍山、笠取山方面への道を進みます。立派な桟道があり、約20分で山頂への近道(急なジグザグの登りで、踏み跡程度)が分岐します。さらに約20分で石の祠がある飛竜権現に着きます。道標があり、踏み跡に従い北へ登ります。足元がやや不明瞭な箇所があるので注意。山頂までの道はシャクナゲが多く、例年6月上旬に見頃となります。すぐに尾根上の道になり、次第に北から東向きに進みます。尾根を外れないように登ると、途中1箇所山頂と見誤る平地がありますが、さらに進んで三角点と山梨百名山の標識がある飛龍山山頂に着きます。南面のみ少し開けています。下山は、飛竜権現まで来た道を戻ります。飛竜権現から笠取山方面に3~4分ほど進むと左手に、禿岩という展望の良い岩場があり往復するのもよいでしょう。 権現から丹波へは南へ下ります。標識のない前飛龍のピークを越えるとすぐに、露岩の分岐に着きます。右は岩岳尾根の道であまり整備されていません。本コースは左のミサカ尾根をとります。最初は急下降ですが、次第になだらかな歩きやすい尾根道になります。熊倉山を過ぎると樹林の様子も変わり、小広いサオラ峠に着きます。峠からは南へ直接丹波へ下る道もありますが、本コースでは歩きやすい丹波天平への道を進みましょう。 広い尾根上の緩い登り下りが続きます。鹿の昼寝場所のような草原を左に見て、やや進むと丹波天平の分岐点です。ここから南へ下ります。途中1箇所、ザレた急斜面の下りがあるので慎重に。暗い杉林の中を忠実に下り、集落に近づきフェンスのゲートを通過すると学校の敷地内に出ます。左へ下って青梅街道に出ます。右へ5分ほどで丹波山村役場バス停に着きます。左へ5分で「のめこい湯」へ行くこともできます。お祭バス停から登山起点となる三条の湯までは、三条の湯から雲取山へ(コースガイド)を参照してください。 山のいで湯に一泊したら、翌日は早朝の出発としましょう。道標に従い小屋の裏手からジグザグの急登が始まります。登りが緩やかになり南へ進むと中ノ尾根を越えます。このあたりから北天のタルまで、山腹の緩い登りが続き、流れのある沢を2つ渡ります。丈の低いササに覆われた道になると南側の展望が次第に開け、北天のタルです。ここからの縦走路は、すべて主脈南面を巻き、飛龍山、笠取山方面への道を進みます。立派な桟道があり、約20分で山頂への近道(急なジグザグの登りで、踏み跡程度)が分岐します。さらに約20分で石の祠がある飛竜権現に着きます。道標があり、踏み跡に従い北へ登ります。足元がやや不明瞭な箇所があるので注意。山頂までの道はシャクナゲが多く、例年6月上旬に見頃となります。すぐに尾根上の道になり、次第に北から東向きに進みます。尾根を外れないように登ると、途中1箇所山頂と見誤る平地がありますが、さらに進んで三角点と山梨百名山の標識がある飛龍山山頂に着きます。南面のみ少し開けています。下山は、飛竜権現まで来た道を戻ります。飛竜権現から笠取山方面に3~4分ほど進むと左手に、禿岩という展望の良い岩場があり往復するのもよいでしょう。 権現から丹波へは南へ下ります。標識のない前飛龍のピークを越えるとすぐに、露岩の分岐に着きます。右は岩岳尾根の道であまり整備されていません。本コースは左のミサカ尾根をとります。最初は急下降ですが、次第になだらかな歩きやすい尾根道になります。熊倉山を過ぎると樹林の様子も変わり、小広いサオラ峠に着きます。峠からは南へ直接丹波へ下る道もありますが、本コースでは歩きやすい丹波天平への道を進みましょう。 広い尾根上の緩い登り下りが続きます。鹿の昼寝場所のような草原を左に見て、やや進むと丹波天平の分岐点です。ここから南へ下ります。途中1箇所、ザレた急斜面の下りがあるので慎重に。暗い杉林の中を忠実に下り、集落に近づきフェンスのゲートを通過すると学校の敷地内に出ます。左へ下って青梅街道に出ます。右へ5分ほどで丹波山村役場バス停に着きます。左へ5分で「のめこい湯」へ行くこともできます。 -
三ノ瀬から和名倉山(白石山)へ
- 1泊2日
- 10時間35分
- 23.2km
三ノ瀬から和名倉山(白石山)へ
- 1泊2日
- 10時間35分
- 23.2km
三ノ瀬から朝日谷沿いの道に入ります。この幅広の道は将監小屋まで続いています。広葉樹林の中を牛王院下、ムジナの巣の水場を登っていく歩きやすい道です。 2日目、将監小屋の出発は朝早くしましょう。急な草原を将監峠に上がり、牛王院平、山ノ神土を通り和名倉山へのコースに入ります。リンノ峰は西側の巻き道をたどり、露岩の西仙波を越えてササ原の中を東仙波へと登ります。山頂からは北へ樹林の中を下りますが、見通しの悪いときは北方へ尾根上を目指すように進めばよいでしょう。稜線上に降り立つと荒れた草地にカンバが点在し、牧場の一角の様な雰囲気となります。和名倉山は、昭和20年代から30年代にかけて伐採と山火事による荒廃がありましたが、今では回復して二次林の生育も進み、再びシカやイノシシなど野生動物たちの世界が拡がりつつあります。 東に雲取山の眺めが良い尾根道を行きます。赤い露岩の目立つ吹上からはやや西側を巻き気味にたどり、草地とダケカンバの八百平に着きます。ここから西側の樹林帯の中を巻き気味に下り、やや登ると川又分岐です。ここから二瀬分岐まで踏み跡は薄いですが、赤テープなどに気をつければ迷うことはないでしょう。やや登った樹林の小平地からは東へ水場への踏み跡が分かれています。 さらに登り、道標がなければ分かりづらい二瀬分岐に到着です。ここで直角に折れ、東へトラバース気味にたどって千代蔵休ン場とよばれるカラマツの幼樹が目立つ眺めの良い草原を横断し、疎林の傾斜地を登ると小さな平地に出ます。ここが山頂への分岐点。北へ赤テープを頼りに原生林の中を進めばほどなく和名倉山山頂です。小さな空き地状で何もなく、どこも見えない黒木の中の静かな山頂です。下りは往路を戻り、牛王院平から下りましょう。 ちなみに、和名倉山に登るコースとして秩父湖から二瀬尾根をたどるルートもありますが、山道は踏み跡程度で道標も少なく、地図読みの知識と経験が求められる上級コースです。三ノ瀬から朝日谷沿いの道に入ります。この幅広の道は将監小屋まで続いています。広葉樹林の中を牛王院下、ムジナの巣の水場を登っていく歩きやすい道です。 2日目、将監小屋の出発は朝早くしましょう。急な草原を将監峠に上がり、牛王院平、山ノ神土を通り和名倉山へのコースに入ります。リンノ峰は西側の巻き道をたどり、露岩の西仙波を越えてササ原の中を東仙波へと登ります。山頂からは北へ樹林の中を下りますが、見通しの悪いときは北方へ尾根上を目指すように進めばよいでしょう。稜線上に降り立つと荒れた草地にカンバが点在し、牧場の一角の様な雰囲気となります。和名倉山は、昭和20年代から30年代にかけて伐採と山火事による荒廃がありましたが、今では回復して二次林の生育も進み、再びシカやイノシシなど野生動物たちの世界が拡がりつつあります。 東に雲取山の眺めが良い尾根道を行きます。赤い露岩の目立つ吹上からはやや西側を巻き気味にたどり、草地とダケカンバの八百平に着きます。ここから西側の樹林帯の中を巻き気味に下り、やや登ると川又分岐です。ここから二瀬分岐まで踏み跡は薄いですが、赤テープなどに気をつければ迷うことはないでしょう。やや登った樹林の小平地からは東へ水場への踏み跡が分かれています。 さらに登り、道標がなければ分かりづらい二瀬分岐に到着です。ここで直角に折れ、東へトラバース気味にたどって千代蔵休ン場とよばれるカラマツの幼樹が目立つ眺めの良い草原を横断し、疎林の傾斜地を登ると小さな平地に出ます。ここが山頂への分岐点。北へ赤テープを頼りに原生林の中を進めばほどなく和名倉山山頂です。小さな空き地状で何もなく、どこも見えない黒木の中の静かな山頂です。下りは往路を戻り、牛王院平から下りましょう。 ちなみに、和名倉山に登るコースとして秩父湖から二瀬尾根をたどるルートもありますが、山道は踏み跡程度で道標も少なく、地図読みの知識と経験が求められる上級コースです。