日本全国の登山コースガイド
検索条件を入力
検索結果1117件中
921-940件
-
北比良峠から武奈ヶ岳周遊
- 日帰り
- 4時間35分
北比良峠から武奈ヶ岳周遊
- 日帰り
- 4時間35分
北比良峠から武奈ヶ岳を登った後、ワサビ峠、中峠、金糞峠を経て八雲ヶ原に至る周回コースである。武奈の頂上や西南稜からの遠眺、途中のブナ林や深谷の雰囲気が味わえるだろう。 北比良峠から八雲ヶ原へは西に下るか、北に進み比良ロッジ跡を回り込んで下る。ただロッジ跡への連絡道は途中大きく陥没しており通行注意。連絡道東斜面には天巧磨崖仏があり、余裕があれば見ておくとよい。往復15分である。この付近一帯、かつてはロープウェイの山上駅やスキー場だったが、今は年毎に変貌しつつあるのを目の当たりにできる。八雲ヶ原ではゆっくり湿原を散策したい。季節の湿地植物や池の生物が観察できよう。このあとゲレンデ跡を通り、武奈ヶ岳の登りに入る。武奈ヶ岳へはイブルキノコバを経て頂上に行く。ここ数年の大雨で道が荒れ、崩落箇所も数箇所あるので気をつける。 頂上からは西南稜をワサビ峠まで下りる。下りの坂からは京都北山方面、比良南部の展望がきくが、岩場があり、ザレ場もあるので気を付けて下りよう。ワサビ峠の下りは急だが、そこから中峠、そして金糞峠は落ち着いた雰囲気の味わえる道だ。金糞峠からは奥ノ深谷源流の渓流美を楽しみながら八雲ヶ原に戻るが、稜線沿いを北比良峠に歩くのもよい。北比良峠から武奈ヶ岳を登った後、ワサビ峠、中峠、金糞峠を経て八雲ヶ原に至る周回コースである。武奈の頂上や西南稜からの遠眺、途中のブナ林や深谷の雰囲気が味わえるだろう。 北比良峠から八雲ヶ原へは西に下るか、北に進み比良ロッジ跡を回り込んで下る。ただロッジ跡への連絡道は途中大きく陥没しており通行注意。連絡道東斜面には天巧磨崖仏があり、余裕があれば見ておくとよい。往復15分である。この付近一帯、かつてはロープウェイの山上駅やスキー場だったが、今は年毎に変貌しつつあるのを目の当たりにできる。八雲ヶ原ではゆっくり湿原を散策したい。季節の湿地植物や池の生物が観察できよう。このあとゲレンデ跡を通り、武奈ヶ岳の登りに入る。武奈ヶ岳へはイブルキノコバを経て頂上に行く。ここ数年の大雨で道が荒れ、崩落箇所も数箇所あるので気をつける。 頂上からは西南稜をワサビ峠まで下りる。下りの坂からは京都北山方面、比良南部の展望がきくが、岩場があり、ザレ場もあるので気を付けて下りよう。ワサビ峠の下りは急だが、そこから中峠、そして金糞峠は落ち着いた雰囲気の味わえる道だ。金糞峠からは奥ノ深谷源流の渓流美を楽しみながら八雲ヶ原に戻るが、稜線沿いを北比良峠に歩くのもよい。 -
シャクナゲ尾根と深谷源流周遊
- 日帰り
- 3時間55分
シャクナゲ尾根と深谷源流周遊
- 日帰り
- 3時間55分
北比良峠から南のシャクナゲ尾根を歩き、南比良峠より奥の深谷へおりて、八雲ヶ原まで戻るというコースである。途中の金糞峠より深谷へおりてもおもしろい。 まず、北比良峠の南にある小高いピーク、前山を越える。このあと、ゆるいアップダウンを繰り返しながら木立の間を抜けて行くと約40分で金糞峠に着く。この道はシャクナゲが多く、シャクナゲ尾根といわれている。5月の連休のころは見応えがある。 金糞峠で一服し、さらに尾根筋を南に進む。堂満分岐までには琵琶湖側に切り立った崖があり、注意が必要だ。分岐点を過ぎ、堂満の西尾根を越えて、なお行くと南比良峠に着く。 ここから、大橋への道はあまり踏まれていない。途中、谷をまたぐところで迷いやすい箇所があるので注意する。迷ったら、右岸に道を探すとよい。大橋からの奥ノ深谷は季節を問わず、趣のある道であるが、近年は荒れ気味で、道が不明瞭な部分もある。渓流のせせらぎを聞きながら、ゆっくり八雲ヶ原に向かいたい。北比良峠から南のシャクナゲ尾根を歩き、南比良峠より奥の深谷へおりて、八雲ヶ原まで戻るというコースである。途中の金糞峠より深谷へおりてもおもしろい。 まず、北比良峠の南にある小高いピーク、前山を越える。このあと、ゆるいアップダウンを繰り返しながら木立の間を抜けて行くと約40分で金糞峠に着く。この道はシャクナゲが多く、シャクナゲ尾根といわれている。5月の連休のころは見応えがある。 金糞峠で一服し、さらに尾根筋を南に進む。堂満分岐までには琵琶湖側に切り立った崖があり、注意が必要だ。分岐点を過ぎ、堂満の西尾根を越えて、なお行くと南比良峠に着く。 ここから、大橋への道はあまり踏まれていない。途中、谷をまたぐところで迷いやすい箇所があるので注意する。迷ったら、右岸に道を探すとよい。大橋からの奥ノ深谷は季節を問わず、趣のある道であるが、近年は荒れ気味で、道が不明瞭な部分もある。渓流のせせらぎを聞きながら、ゆっくり八雲ヶ原に向かいたい。 -
イン谷から堂満岳
- 日帰り
- 6時間55分
イン谷から堂満岳
- 日帰り
- 6時間55分
比良の暮雪で有名な堂満岳に堂満東稜道を登り、正面谷を下りるコースである。堂満岳は北壁の岩場でも有名である。登り口はイン谷口。まずは正面谷に架かる橋を渡り、いったん南へ向かう。200mほど下ったところに桜のコバという分岐があり、道標がある。そこで西方向の山道に入る。次に、小さな木の橋を渡り、別荘の脇をすり抜けて行くと、いったん舗装道に出る。ここを西に詰めたところから登山道に入る。 始めはアカマツの山を登る。ついで谷筋となり植林地になる。谷筋を詰め、そこから右にまっすぐ斜面を登る。道が平らになってくるとノタノホリである。静かなこの池にはイモリが棲み、6月にはモリアオガエルが卵塊をぶらさげる。 ノタノホリを過ぎ分岐を右にとり、尾根をまたぐと植林の北斜面となる。道はいったん水平となり、谷筋に入る。道ははじめ不明瞭だが傾斜を増し、やがて山腹を大きく斜めに切りながら登るようになる。 標高700mを過ぎる頃、前方が明るくなり始め、稜線に出る。ここから広葉樹の心地よい稜線を詰め、最後の急登を凌げば堂満岳頂上である。琵琶湖の景色を十分堪能したら金糞峠に下る。あとは正面谷を注意して下りよう。比良の暮雪で有名な堂満岳に堂満東稜道を登り、正面谷を下りるコースである。堂満岳は北壁の岩場でも有名である。登り口はイン谷口。まずは正面谷に架かる橋を渡り、いったん南へ向かう。200mほど下ったところに桜のコバという分岐があり、道標がある。そこで西方向の山道に入る。次に、小さな木の橋を渡り、別荘の脇をすり抜けて行くと、いったん舗装道に出る。ここを西に詰めたところから登山道に入る。 始めはアカマツの山を登る。ついで谷筋となり植林地になる。谷筋を詰め、そこから右にまっすぐ斜面を登る。道が平らになってくるとノタノホリである。静かなこの池にはイモリが棲み、6月にはモリアオガエルが卵塊をぶらさげる。 ノタノホリを過ぎ分岐を右にとり、尾根をまたぐと植林の北斜面となる。道はいったん水平となり、谷筋に入る。道ははじめ不明瞭だが傾斜を増し、やがて山腹を大きく斜めに切りながら登るようになる。 標高700mを過ぎる頃、前方が明るくなり始め、稜線に出る。ここから広葉樹の心地よい稜線を詰め、最後の急登を凌げば堂満岳頂上である。琵琶湖の景色を十分堪能したら金糞峠に下る。あとは正面谷を注意して下りよう。 -
大津ワンゲル道から釈迦岳
- 日帰り
- 4時間10分
大津ワンゲル道から釈迦岳
- 日帰り
- 4時間10分
大津ワンゲル道は思いのほか厳しく感じる道である。頂上までが長く、上に行くほど険しさが増すからであろうか。 まずはイン谷口から北へ100mほど進む。舗装路の広がった右手に大津ワンゲル道入口の道標と登山ポストがある。橋を渡り、登り始めると、最初は侵食された狭い道が続くが、鞍部を過ぎて尾根を巻くころから明るい里山のような雰囲気に変わる。ゆるい坂をしばらく行くと、やがて道は傾斜を増し、標高680m付近で雄松山荘道(道標無し)と出会う。これより上、尾根は狭くなり、北側は切り立った崖になっている箇所も出てくる。一箇所、数mの岩登りをするところもある。ロープが張ってあるが、気をつけて登りたい。 岩場の上部はいよいよ道狭く、北側は切り立ち、木の根が浮き出ていたり段差が大きかったりで歩きにくくなる。そうこうするうちにイチョウガレのザレ場である。登りよりは下りが危険な箇所である。ここを過ぎて少し歩くと南から登ってくる道との合流点に着く。ブナの木が生え、なにかほっとした感じになる。ここから頂上までは10分ほどである。帰りは来た道を戻るか南へ下る道からイン谷口への道、あるいは北比良峠へ行くかのいずれかとなる。大津ワンゲル道は思いのほか厳しく感じる道である。頂上までが長く、上に行くほど険しさが増すからであろうか。 まずはイン谷口から北へ100mほど進む。舗装路の広がった右手に大津ワンゲル道入口の道標と登山ポストがある。橋を渡り、登り始めると、最初は侵食された狭い道が続くが、鞍部を過ぎて尾根を巻くころから明るい里山のような雰囲気に変わる。ゆるい坂をしばらく行くと、やがて道は傾斜を増し、標高680m付近で雄松山荘道(道標無し)と出会う。これより上、尾根は狭くなり、北側は切り立った崖になっている箇所も出てくる。一箇所、数mの岩登りをするところもある。ロープが張ってあるが、気をつけて登りたい。 岩場の上部はいよいよ道狭く、北側は切り立ち、木の根が浮き出ていたり段差が大きかったりで歩きにくくなる。そうこうするうちにイチョウガレのザレ場である。登りよりは下りが危険な箇所である。ここを過ぎて少し歩くと南から登ってくる道との合流点に着く。ブナの木が生え、なにかほっとした感じになる。ここから頂上までは10分ほどである。帰りは来た道を戻るか南へ下る道からイン谷口への道、あるいは北比良峠へ行くかのいずれかとなる。 -
北小松から釈迦岳
- 日帰り
- 4時間0分
北小松から釈迦岳
- 日帰り
- 4時間0分
北比良の最高峰に北小松から登るコースである。途中、比良げんき村、楊梅滝があるので立ち寄ってみるとよい。 JR北小松駅の北側に楊梅滝へ通じる舗装道がある。坂がきつく、カーブの多い道だが、この道を40分ほど歩くと楊梅滝入口に着く。車ならここに5台分程度の駐車場がある。 入口の横の橋を渡ると登山道である。途中、滝見台で樹間から滝を眺め、花崗岩のごろごろする道を登り、ひと汗かく頃涼峠に着く。手前に崩落箇所あり注意。涼峠で道は分岐する。右手はオトシに通じているがここは左の道を進む。始めは平坦だが、徐々にきつくなる。ヤケ山の頂上近くは段差も大きく、滑りやすくなっているので注意する。 ヤケ山からは、平坦部を経て、いったん鞍部に下りる。ここからヤケオ山までは急な登りである。かつては、この登りは坂のきつさ以上に雨後のぬかるみがひどい時があった。今は側道が造られて、そのようなこともなくなったが、以前は登山者泣かせの道であった。 この急坂を登るとヤケオ山である。ヤケオ山の頂上はなだらかで、タンヤマノ頭付近から釈迦の手前までは灌木地帯である。展望がきいて気持ちのよい山歩きが楽しめる。ところどころ崩壊地の際を通るので転落しないよう注意が必要だ。北比良の最高峰に北小松から登るコースである。途中、比良げんき村、楊梅滝があるので立ち寄ってみるとよい。 JR北小松駅の北側に楊梅滝へ通じる舗装道がある。坂がきつく、カーブの多い道だが、この道を40分ほど歩くと楊梅滝入口に着く。車ならここに5台分程度の駐車場がある。 入口の横の橋を渡ると登山道である。途中、滝見台で樹間から滝を眺め、花崗岩のごろごろする道を登り、ひと汗かく頃涼峠に着く。手前に崩落箇所あり注意。涼峠で道は分岐する。右手はオトシに通じているがここは左の道を進む。始めは平坦だが、徐々にきつくなる。ヤケ山の頂上近くは段差も大きく、滑りやすくなっているので注意する。 ヤケ山からは、平坦部を経て、いったん鞍部に下りる。ここからヤケオ山までは急な登りである。かつては、この登りは坂のきつさ以上に雨後のぬかるみがひどい時があった。今は側道が造られて、そのようなこともなくなったが、以前は登山者泣かせの道であった。 この急坂を登るとヤケオ山である。ヤケオ山の頂上はなだらかで、タンヤマノ頭付近から釈迦の手前までは灌木地帯である。展望がきいて気持ちのよい山歩きが楽しめる。ところどころ崩壊地の際を通るので転落しないよう注意が必要だ。 -
寒風峠からリトル比良
- 日帰り
- 7時間15分
寒風峠からリトル比良
- 日帰り
- 7時間15分
北小松から涼峠を経てオトシへ入る。オトシは盆地状になった湿地帯で、小川が流れ、湿地があり、岩や灌木も多い。平坦でどこか庭園を歩いている気分になる。 寒風峠からはいよいよリトル比良の稜線だ。どの部分もそれほど大きな木はなく、花崗岩の巨岩が行く手を遮ったりする。何度かのアップダウンを繰り返して稜線を行くと約1時間40分で林道鵜川村井線に出会う。 ここから30分の登りで岩阿沙利山、先端への立ち入りは禁止されている。そこを下りてコルを過ぎれば、巨岩が現れ、さらに進んで鳥越峰出合となる。鳥越峰の頂上は右手の分岐を少し入ったすぐ左手にあるが、ブッシュの中で展望もない。 岳山へは分岐を左に進む。オウム岩は少し道からそれて突き出ているが、ここからは眺めが良い。ここを下って鞍部を過ぎれば道は右に屈曲し、岩に囲まれて祠のある岳山に至る。ここからは花崗岩のザレ場や白坂とよばれる露岩地帯を横に見ながら約1時間で音羽の大炊神社に着く。 なお、鳥越峰出合を右に行けば、見張山、打下城跡を観て近江高島駅に下りられるが、見張山までの尾根は倒木が多く迷いやすいので注意。また、見張山から天頑山方面へ下りることもできる。送電線下から高島方面の眺めが良いが、尾根が急で注意が必要だ。北小松から涼峠を経てオトシへ入る。オトシは盆地状になった湿地帯で、小川が流れ、湿地があり、岩や灌木も多い。平坦でどこか庭園を歩いている気分になる。 寒風峠からはいよいよリトル比良の稜線だ。どの部分もそれほど大きな木はなく、花崗岩の巨岩が行く手を遮ったりする。何度かのアップダウンを繰り返して稜線を行くと約1時間40分で林道鵜川村井線に出会う。 ここから30分の登りで岩阿沙利山、先端への立ち入りは禁止されている。そこを下りてコルを過ぎれば、巨岩が現れ、さらに進んで鳥越峰出合となる。鳥越峰の頂上は右手の分岐を少し入ったすぐ左手にあるが、ブッシュの中で展望もない。 岳山へは分岐を左に進む。オウム岩は少し道からそれて突き出ているが、ここからは眺めが良い。ここを下って鞍部を過ぎれば道は右に屈曲し、岩に囲まれて祠のある岳山に至る。ここからは花崗岩のザレ場や白坂とよばれる露岩地帯を横に見ながら約1時間で音羽の大炊神社に着く。 なお、鳥越峰出合を右に行けば、見張山、打下城跡を観て近江高島駅に下りられるが、見張山までの尾根は倒木が多く迷いやすいので注意。また、見張山から天頑山方面へ下りることもできる。送電線下から高島方面の眺めが良いが、尾根が急で注意が必要だ。 -
八淵の滝から広谷を経て北比良峠
- 日帰り
- 2時間40分
八淵の滝から広谷を経て北比良峠
- 日帰り
- 2時間40分
ガリバー村から入る非常に風光明媚なコースである。しかし、ここ数年の崩落は相当に激しく完全に上級者向けコースとなった。 大摺鉢までは元々遊歩道だったが、崩落箇所も増え注意を要する。途中で、谷筋へ下りる分岐を見送り、崩落地の迂回路を通り、渡渉して大摺鉢に着く。大摺鉢は広い滝壺と岩場、それに大岩のごろごろしているのが特徴だ。大岩のひとつに篆書体で「八徳」と読める字が彫ってある。1916年堀田知事により彫り込まれたものという。なお、この滝の下部には唐戸滝がある。 上部はさらに小摺鉢から難所の貴船滝へと続くが、近年の滑落事故多発により、立入禁止の看板が設置されている。上部へ行くには大摺鉢から広谷へ行くルートをとる。この支流のルートも小滝が連続し、道荒れもあるので注意してほしい。渡渉点でヘアピン状に方向を変え、七遍返し分岐を過ぎ、ずっと登っていくと広谷へ行けるので、そこから八雲ヶ原を経由して北比良峠へ行くとよい。 なお、上級者で、七遍返し分岐から連絡路を辿ってオガサカ分岐へ行かれる場合は迷いやすく、七遍返し付近もクサリ場が多いので十分に注意のこと。ガリバー村から入る非常に風光明媚なコースである。しかし、ここ数年の崩落は相当に激しく完全に上級者向けコースとなった。 大摺鉢までは元々遊歩道だったが、崩落箇所も増え注意を要する。途中で、谷筋へ下りる分岐を見送り、崩落地の迂回路を通り、渡渉して大摺鉢に着く。大摺鉢は広い滝壺と岩場、それに大岩のごろごろしているのが特徴だ。大岩のひとつに篆書体で「八徳」と読める字が彫ってある。1916年堀田知事により彫り込まれたものという。なお、この滝の下部には唐戸滝がある。 上部はさらに小摺鉢から難所の貴船滝へと続くが、近年の滑落事故多発により、立入禁止の看板が設置されている。上部へ行くには大摺鉢から広谷へ行くルートをとる。この支流のルートも小滝が連続し、道荒れもあるので注意してほしい。渡渉点でヘアピン状に方向を変え、七遍返し分岐を過ぎ、ずっと登っていくと広谷へ行けるので、そこから八雲ヶ原を経由して北比良峠へ行くとよい。 なお、上級者で、七遍返し分岐から連絡路を辿ってオガサカ分岐へ行かれる場合は迷いやすく、七遍返し付近もクサリ場が多いので十分に注意のこと。 -
黒谷から八淵の滝を経て北比良峠
- 日帰り
- 4時間40分
黒谷から八淵の滝を経て北比良峠
- 日帰り
- 4時間40分
黒谷から八淵の滝を経てまぼろしの滝展望台(今は滝は見えない)を通るコースを紹介する。黒谷でバスを降りたら、集落を通過しそのまま舗装された林道を進んで行く。べばやし橋という橋を越えると浄水場があるが、ここから地道で川の右岸をずっと進む。1kmほど進むと小水力発電所の取水施設がある。ここを通り過ぎて300mほど行くと、橋と堰堤が現れその先で林道は終わる。 橋で左岸に渡ったところから登山道である。崩落して道が荒れているが慎重に進み、渡渉すると、ガリバー村上部の登山道から谷筋へ下りてきた道と出合う。この先の障子滝方面は岩盤崩落で通れないので、ガリバー村上部の登山道に合流しよう。そして、そこから大摺鉢で渡歩し、七遍返し分岐で左前に進み谷に出る。七遍返し付近はクサリ場も多く慎重に進む。 オガサカ道へ入らずに、そのまま谷沿いに進むと、小さな谷間の平坦部に出る。さらに進むと左手斜面に登山道がある。急坂を登っていくとシャクナゲやアスナロが増えてくる。そのアスナロの木に「まぼろしの滝→」の看板があるが、木が成長して今は滝は見えない。ここから約5分でひょっこりとゲレンデ跡に出る。黒谷から八淵の滝を経てまぼろしの滝展望台(今は滝は見えない)を通るコースを紹介する。黒谷でバスを降りたら、集落を通過しそのまま舗装された林道を進んで行く。べばやし橋という橋を越えると浄水場があるが、ここから地道で川の右岸をずっと進む。1kmほど進むと小水力発電所の取水施設がある。ここを通り過ぎて300mほど行くと、橋と堰堤が現れその先で林道は終わる。 橋で左岸に渡ったところから登山道である。崩落して道が荒れているが慎重に進み、渡渉すると、ガリバー村上部の登山道から谷筋へ下りてきた道と出合う。この先の障子滝方面は岩盤崩落で通れないので、ガリバー村上部の登山道に合流しよう。そして、そこから大摺鉢で渡歩し、七遍返し分岐で左前に進み谷に出る。七遍返し付近はクサリ場も多く慎重に進む。 オガサカ道へ入らずに、そのまま谷沿いに進むと、小さな谷間の平坦部に出る。さらに進むと左手斜面に登山道がある。急坂を登っていくとシャクナゲやアスナロが増えてくる。そのアスナロの木に「まぼろしの滝→」の看板があるが、木が成長して今は滝は見えない。ここから約5分でひょっこりとゲレンデ跡に出る。 -
畑および朽木スキー場から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 2時間50分
畑および朽木スキー場から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 2時間50分
蛇谷ヶ峰に登るコースをふたつ紹介する。まずは畑から須川峠(ボボフダ峠)に登るコース。畑でバスを降りたら、前の橋は渡らずに北方向に集落を抜ける。道はそのまま棚田のあぜ道となり、途中で右に曲がり林道鵜川村井線に出る。林道には獣除けの金網が張ってあるが、開閉できる扉が付けられているので、そこを開けて林道に出る。 林道に出たら左に600mほど歩き、「ボボフダ峠」の小さな案内板に従って須川峠への登山道に入る。植林地で迷いやすいがテープを頼りに進んで行く。谷筋では数箇所崩落地もある。谷の奥の標高450m付近が最も迷いやすいが、右にトラバースすれば問題ない。あとはつづら折れを繰り返して尾根を登り、峠に着く。峠からは稜線沿いの道、滝谷ノ頭から少し細い尾根が続いて面白いが、左に折れて急坂を登れば頂上である。 朽木スキー場からは2通りある。まず登山者用駐車場からゲレンデの西端を登っていくと、その奥に道標の立つ入り口が見える。ここを入るのがひとつ目のコース。この道は標高650m付近の尾根までがつづら折れで、少し体力がいるが歩行には問題ない。尾根に出た後はゆるい坂を経て、最後がんばれば頂上に着く。ふたつ目はリフト終点から入るが、急坂ですすめられない。蛇谷ヶ峰に登るコースをふたつ紹介する。まずは畑から須川峠(ボボフダ峠)に登るコース。畑でバスを降りたら、前の橋は渡らずに北方向に集落を抜ける。道はそのまま棚田のあぜ道となり、途中で右に曲がり林道鵜川村井線に出る。林道には獣除けの金網が張ってあるが、開閉できる扉が付けられているので、そこを開けて林道に出る。 林道に出たら左に600mほど歩き、「ボボフダ峠」の小さな案内板に従って須川峠への登山道に入る。植林地で迷いやすいがテープを頼りに進んで行く。谷筋では数箇所崩落地もある。谷の奥の標高450m付近が最も迷いやすいが、右にトラバースすれば問題ない。あとはつづら折れを繰り返して尾根を登り、峠に着く。峠からは稜線沿いの道、滝谷ノ頭から少し細い尾根が続いて面白いが、左に折れて急坂を登れば頂上である。 朽木スキー場からは2通りある。まず登山者用駐車場からゲレンデの西端を登っていくと、その奥に道標の立つ入り口が見える。ここを入るのがひとつ目のコース。この道は標高650m付近の尾根までがつづら折れで、少し体力がいるが歩行には問題ない。尾根に出た後はゆるい坂を経て、最後がんばれば頂上に着く。ふたつ目はリフト終点から入るが、急坂ですすめられない。 -
畑および朽木スキー場から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 1時間40分
畑および朽木スキー場から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 1時間40分
蛇谷ヶ峰に登るコースをふたつ紹介する。まずは畑から須川峠(ボボフダ峠)に登るコース。畑でバスを降りたら、前の橋は渡らずに北方向に集落を抜ける。道はそのまま棚田のあぜ道となり、途中で右に曲がり林道鵜川村井線に出る。林道には獣除けの金網が張ってあるが、開閉できる扉が付けられているので、そこを開けて林道に出る。 林道に出たら左に600mほど歩き、「ボボフダ峠」の小さな案内板に従って須川峠への登山道に入る。植林地で迷いやすいがテープを頼りに進んで行く。谷筋では数箇所崩落地もある。谷の奥の標高450m付近が最も迷いやすいが、右にトラバースすれば問題ない。あとはつづら折れを繰り返して尾根を登り、峠に着く。峠からは稜線沿いの道、滝谷ノ頭から少し細い尾根が続いて面白いが、左に折れて急坂を登れば頂上である。 朽木スキー場からは2通りある。まず登山者用駐車場からゲレンデの西端を登っていくと、その奥に道標の立つ入り口が見える。ここを入るのがひとつ目のコース。この道は標高650m付近の尾根までがつづら折れで、少し体力がいるが歩行には問題ない。尾根に出た後はゆるい坂を経て、最後がんばれば頂上に着く。ふたつ目はリフト終点から入るが、急坂ですすめられない。蛇谷ヶ峰に登るコースをふたつ紹介する。まずは畑から須川峠(ボボフダ峠)に登るコース。畑でバスを降りたら、前の橋は渡らずに北方向に集落を抜ける。道はそのまま棚田のあぜ道となり、途中で右に曲がり林道鵜川村井線に出る。林道には獣除けの金網が張ってあるが、開閉できる扉が付けられているので、そこを開けて林道に出る。 林道に出たら左に600mほど歩き、「ボボフダ峠」の小さな案内板に従って須川峠への登山道に入る。植林地で迷いやすいがテープを頼りに進んで行く。谷筋では数箇所崩落地もある。谷の奥の標高450m付近が最も迷いやすいが、右にトラバースすれば問題ない。あとはつづら折れを繰り返して尾根を登り、峠に着く。峠からは稜線沿いの道、滝谷ノ頭から少し細い尾根が続いて面白いが、左に折れて急坂を登れば頂上である。 朽木スキー場からは2通りある。まず登山者用駐車場からゲレンデの西端を登っていくと、その奥に道標の立つ入り口が見える。ここを入るのがひとつ目のコース。この道は標高650m付近の尾根までがつづら折れで、少し体力がいるが歩行には問題ない。尾根に出た後はゆるい坂を経て、最後がんばれば頂上に着く。ふたつ目はリフト終点から入るが、急坂ですすめられない。 -
グリーンパーク想い出の森から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 2時間45分
グリーンパーク想い出の森から蛇谷ヶ峰
- 日帰り
- 2時間45分
くつき温泉てんくうやバンガローのあるグリーンパーク想い出の森、次はここから蛇谷ヶ峰に登るコースである。ここから東南方面へバンガローの並ぶ道を500mほど進むと舗装路から地道に変わり木立の間に銀色のタンク様の施設が見えてくる。ここを過ぎた左手に小尾根に上がる登山口がある。目立たないが道標があるので注意して見つけよう。小尾根を進み釜ノ谷の渡渉点を過ぎると、道は傾斜を増し、地図上の557m地点へ着く。途中、今までの木道に変わって、新しくジグザグ道がつくられ、尾根側に安全に上り下りができるようになった。557m地点は旧朽木いきものふれあいの里跡からの道との合流点でもあり、道標があって広く休憩に適している。 この出合から急登を頑張れば、カツラの谷分岐(カツラ谷へ行く場合は柏集落へ下山する)を経て、さわらび草原道との出合広場に着く。ベンチもあり、休憩に適する。さわらび草原道は朽木スキー場に通じている。ここから蛇谷ヶ峰の頂上はすぐである。前にも書いたが頂上からは安曇川方面をはじめ、北琵琶湖から湖北の山々、そして北陸方面まで一望でき、素晴らしい。くつき温泉てんくうやバンガローのあるグリーンパーク想い出の森、次はここから蛇谷ヶ峰に登るコースである。ここから東南方面へバンガローの並ぶ道を500mほど進むと舗装路から地道に変わり木立の間に銀色のタンク様の施設が見えてくる。ここを過ぎた左手に小尾根に上がる登山口がある。目立たないが道標があるので注意して見つけよう。小尾根を進み釜ノ谷の渡渉点を過ぎると、道は傾斜を増し、地図上の557m地点へ着く。途中、今までの木道に変わって、新しくジグザグ道がつくられ、尾根側に安全に上り下りができるようになった。557m地点は旧朽木いきものふれあいの里跡からの道との合流点でもあり、道標があって広く休憩に適している。 この出合から急登を頑張れば、カツラの谷分岐(カツラ谷へ行く場合は柏集落へ下山する)を経て、さわらび草原道との出合広場に着く。ベンチもあり、休憩に適する。さわらび草原道は朽木スキー場に通じている。ここから蛇谷ヶ峰の頂上はすぐである。前にも書いたが頂上からは安曇川方面をはじめ、北琵琶湖から湖北の山々、そして北陸方面まで一望でき、素晴らしい。 -
比良縦走1
- 1泊2日
- 16時間15分
比良縦走1
- 1泊2日
- 16時間15分
縦走1は葛川側から入り朽木側にぬけるコース、すなわち南比良、北比良南部から奥比良に至るコースである。 平からアラキ峠へはバス停から花折峠側に寄った林道(旧の国道)を経て登山道に入る。林道の入り口、登山道入り口には道標がある。アラキ峠から権現山はほぼ一直線の急な植林道である。頑張って登ろう。権現山から蓬莱山までは快適なスカイラインコース。ホッケ山と蓬莱山の登りを頑張り、蓬莱山からの下りに気を付ける。 打見山から木戸峠はロープウェイ乗り場北のゲレンデを下る。結構急な下りなので足元に注意しよう。汁谷キャンプ場跡の中央付近に木戸峠への道標があり、ここを右折、峠に出る。このあとは比良岳、烏谷山の登りを頑張り荒川峠に出る。烏谷山の下りが急で滑りやすいので注意する。烏谷山から八雲ヶ原までは、金糞峠手前で右の崖に注意する以外、とくに問題ない。八雲ヶ原で一応、半分というところ。 後半は武奈ヶ岳登山から始まる。武奈ヶ岳までは一般コース、そこから北稜をたどる。林道が並行しているので注意して歩こう。横谷峠でいったん道が畑方面に下るので不安になるが、そのまま進んでまた稜線に戻るので心配無用だ。あと蛇谷ヶ峰の下りで、くつき温泉への分岐を間違わないこと。標高557mの道標が立っている。縦走1は葛川側から入り朽木側にぬけるコース、すなわち南比良、北比良南部から奥比良に至るコースである。 平からアラキ峠へはバス停から花折峠側に寄った林道(旧の国道)を経て登山道に入る。林道の入り口、登山道入り口には道標がある。アラキ峠から権現山はほぼ一直線の急な植林道である。頑張って登ろう。権現山から蓬莱山までは快適なスカイラインコース。ホッケ山と蓬莱山の登りを頑張り、蓬莱山からの下りに気を付ける。 打見山から木戸峠はロープウェイ乗り場北のゲレンデを下る。結構急な下りなので足元に注意しよう。汁谷キャンプ場跡の中央付近に木戸峠への道標があり、ここを右折、峠に出る。このあとは比良岳、烏谷山の登りを頑張り荒川峠に出る。烏谷山の下りが急で滑りやすいので注意する。烏谷山から八雲ヶ原までは、金糞峠手前で右の崖に注意する以外、とくに問題ない。八雲ヶ原で一応、半分というところ。 後半は武奈ヶ岳登山から始まる。武奈ヶ岳までは一般コース、そこから北稜をたどる。林道が並行しているので注意して歩こう。横谷峠でいったん道が畑方面に下るので不安になるが、そのまま進んでまた稜線に戻るので心配無用だ。あと蛇谷ヶ峰の下りで、くつき温泉への分岐を間違わないこと。標高557mの道標が立っている。 -
比良縦走2
- 1泊2日
- 15時間15分
比良縦走2
- 1泊2日
- 15時間15分
琵琶湖側で栗原から高島の音羽に抜けるコース。途中までは、これまで毎年秋に開催されてきた大津市志賀町「チャレンジ比良登山大会」のコースと重なる。 栗原から権現山は頂上直前の登りが急だががんばろう。権現山から蓬莱山までは快適なスカイラインコース。ホッケ山と蓬莱山の登りを頑張り、蓬莱山からの下りに気を付ける。 打見山から木戸峠はロープウェイ乗り場北のゲレンデを下る。結構急な下りなので足元に注意しよう。汁谷キャンプ場跡の中央付近に木戸峠への道標があり、ここを右折、峠に出る。このあとは比良岳、烏谷山の登りを頑張り荒川峠に出る。烏谷山の下りが急で滑りやすいので注意する。烏谷山から八雲ヶ原までは、金糞峠手前で右の崖に注意する以外、とくに問題ない。北比良峠から寒風峠まではそれぞれの下りに気をつけよう。急坂に加えてザレ場や木の根株、ぬかるみがところどころで現れる。 寒風峠から先はさほど問題になる箇所はないと思われるが、滝山、嘉峰ヶ岳付近で右の稜線に入り込まないことと、岳山から音羽への下りに気を付けることである。最後の長い下り道は予想以上に疲れる。ザレ場や礫のごろごろしている部分もあるので、足をくじかないよう注意して歩こう。琵琶湖側で栗原から高島の音羽に抜けるコース。途中までは、これまで毎年秋に開催されてきた大津市志賀町「チャレンジ比良登山大会」のコースと重なる。 栗原から権現山は頂上直前の登りが急だががんばろう。権現山から蓬莱山までは快適なスカイラインコース。ホッケ山と蓬莱山の登りを頑張り、蓬莱山からの下りに気を付ける。 打見山から木戸峠はロープウェイ乗り場北のゲレンデを下る。結構急な下りなので足元に注意しよう。汁谷キャンプ場跡の中央付近に木戸峠への道標があり、ここを右折、峠に出る。このあとは比良岳、烏谷山の登りを頑張り荒川峠に出る。烏谷山の下りが急で滑りやすいので注意する。烏谷山から八雲ヶ原までは、金糞峠手前で右の崖に注意する以外、とくに問題ない。北比良峠から寒風峠まではそれぞれの下りに気をつけよう。急坂に加えてザレ場や木の根株、ぬかるみがところどころで現れる。 寒風峠から先はさほど問題になる箇所はないと思われるが、滝山、嘉峰ヶ岳付近で右の稜線に入り込まないことと、岳山から音羽への下りに気を付けることである。最後の長い下り道は予想以上に疲れる。ザレ場や礫のごろごろしている部分もあるので、足をくじかないよう注意して歩こう。 -
マキノ高原から赤坂山
- 日帰り
- 2時間40分
マキノ高原から赤坂山
- 日帰り
- 2時間40分
マキノ高原へはJRマキノ駅からコミュニティバスに乗るか、車で行く。冬はスキー場になるが、その他の季節は広大なオートキャンプ場になっている。駐車場から温泉横を通り、ゲレンデの舗装道を登って行くと、正面に坂が見えるが、そこへは入らず、もう一つ奥の坂から入る。坂には階段が付けられている。この階段の坂道は結構続き、このコースで実は一番きつい。この坂を登りきってしばらく行ったところに小さな広場があり、ここで一服、態勢を立て直す。 ここからはゆるやかな坂となり、そのまま武奈の木平まで行ける。左にカーブし、わずかの急坂を登ったところが武奈の木平で、看板と休憩舎がある。ここからは赤坂山手前の鉄塔や明王ノ禿が樹間から見え、休憩によい。 そして石畳のある水平道から砂防ダムを経て稜線へと進み、尾根を巻くつづら折れの道を鉄塔に向かって登る。石畳はこの道が若狭とマキノを結んで物資の輸送に使われた昔日の賑わいを彷彿とさせる。途中、鉄塔への脇道を入ると、湖西方面、赤坂山の展望が良い。ここから頂上までは草原道で、粟柄越を頂上方向に進み、石仏を右に見て頂上はすぐである。頂上からの展望は抜群である。なお明王ノ禿を経て三国山へは1時間、さらにマキノ林道から白谷まで2時間半程度であるが、下りてからの長い林道歩きは疲れた足には少しつらい。マキノ高原へはJRマキノ駅からコミュニティバスに乗るか、車で行く。冬はスキー場になるが、その他の季節は広大なオートキャンプ場になっている。駐車場から温泉横を通り、ゲレンデの舗装道を登って行くと、正面に坂が見えるが、そこへは入らず、もう一つ奥の坂から入る。坂には階段が付けられている。この階段の坂道は結構続き、このコースで実は一番きつい。この坂を登りきってしばらく行ったところに小さな広場があり、ここで一服、態勢を立て直す。 ここからはゆるやかな坂となり、そのまま武奈の木平まで行ける。左にカーブし、わずかの急坂を登ったところが武奈の木平で、看板と休憩舎がある。ここからは赤坂山手前の鉄塔や明王ノ禿が樹間から見え、休憩によい。 そして石畳のある水平道から砂防ダムを経て稜線へと進み、尾根を巻くつづら折れの道を鉄塔に向かって登る。石畳はこの道が若狭とマキノを結んで物資の輸送に使われた昔日の賑わいを彷彿とさせる。途中、鉄塔への脇道を入ると、湖西方面、赤坂山の展望が良い。ここから頂上までは草原道で、粟柄越を頂上方向に進み、石仏を右に見て頂上はすぐである。頂上からの展望は抜群である。なお明王ノ禿を経て三国山へは1時間、さらにマキノ林道から白谷まで2時間半程度であるが、下りてからの長い林道歩きは疲れた足には少しつらい。 -
国境高原スノーパークから乗鞍岳
- 日帰り
- 2時間0分
国境高原スノーパークから乗鞍岳
- 日帰り
- 2時間0分
高島トレイルの出発点ともなっている国境高原スノーパークから登るコースを紹介する。頂上は灌木の中だが、頂上から在原側の稜線上には、関西電力の電波塔等が並ぶ。ここへは作業道も通じ、一帯は草原状で福井側の展望も良い。なお、作業道は関係者以外通行禁止である。 国境高原スノーパークへは高島市コミュニティバスか車で行く。車の場合、冬は駐車場が開くが、夏場は鎖が張られて、その前はバス回転場となるため、駐車スペースは無い。 スキー場入口にある高島トレイル案内板から西に約50m入ると、右手に大谷ゲレンデに通じる広い道がついている。ここからゲレンデに入り、大谷第一コースの最上部まで登る。この最上部にあるリフト終点前広場の北端に全く目立たない登山道入口がある。ここから小尾根にとりついて10分程歩くと、右手に鉄塔の見える出合に出る。 ここから標高789m付近の稜線までは実に気持ちのよい広葉樹林である。上部は見事なブナ林も形成する。急坂もあるが、この広葉樹林は必見だ。鞍部を経て、坂を登り、しばらく進みY字路で左の薄い踏み跡の方へ登っていく。この先灌木で歩きづらく、ほぼ水平で、どこが頂上か分かりにくいが、しばらく進むと、建物の横に標識が立つ。拍子抜けの頂上だが、これより南に、草原状の伸びやかな稜線があり奥琵琶湖の眺望が良い。高島トレイルの出発点ともなっている国境高原スノーパークから登るコースを紹介する。頂上は灌木の中だが、頂上から在原側の稜線上には、関西電力の電波塔等が並ぶ。ここへは作業道も通じ、一帯は草原状で福井側の展望も良い。なお、作業道は関係者以外通行禁止である。 国境高原スノーパークへは高島市コミュニティバスか車で行く。車の場合、冬は駐車場が開くが、夏場は鎖が張られて、その前はバス回転場となるため、駐車スペースは無い。 スキー場入口にある高島トレイル案内板から西に約50m入ると、右手に大谷ゲレンデに通じる広い道がついている。ここからゲレンデに入り、大谷第一コースの最上部まで登る。この最上部にあるリフト終点前広場の北端に全く目立たない登山道入口がある。ここから小尾根にとりついて10分程歩くと、右手に鉄塔の見える出合に出る。 ここから標高789m付近の稜線までは実に気持ちのよい広葉樹林である。上部は見事なブナ林も形成する。急坂もあるが、この広葉樹林は必見だ。鞍部を経て、坂を登り、しばらく進みY字路で左の薄い踏み跡の方へ登っていく。この先灌木で歩きづらく、ほぼ水平で、どこが頂上か分かりにくいが、しばらく進むと、建物の横に標識が立つ。拍子抜けの頂上だが、これより南に、草原状の伸びやかな稜線があり奥琵琶湖の眺望が良い。 -
瓜生山から比叡山へ
- 6時間25分
瓜生山から比叡山へ
- 6時間25分
京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。京都市内から望み、最も目立つ山が比叡山である。変化に富んだ比叡山のロングルートを紹介しよう。まず、比叡山南西支稜上の瓜生山から縦走し、音羽川源流を経て無動寺の寺院をお参りする。そして、大比叡山頂に立ち、平安時代からの参拝道、雲母坂を下るコースだ。 北白川仕伏町バス停より、京都一周トレイルの標識に導かれてバプテスト病院の横を抜ける。大山祇神社や清沢口石切り場跡を見て沢沿いの道を登ると、臨済禅の発展に尽くした白隠禅師の恩人である白幽子仙人が巌居した跡地だ。かつて北白川城本丸があったとされる瓜生山頂には、勝軍地蔵が安置された石室が残されている。 北白川城出丸(本丸の物見の砦)があった白鳥山山頂は、雑木林に囲まれてかつての面影はない。曼殊院の背後にあるてん子山へは、登山道から往復15分の寄り道になる。三角点はあるが、ここも林に囲まれて展望はない。 弁財天二ノ鳥居で京都一周トレイルと分かれ、花崗岩が明るい雰囲気をつくる音羽川沿いの林道を行く。稲荷神社を見て、比叡山ドライブウェイ下のトンネル歩道をくぐると東海自然歩道に合流する。鳥居がある桜茶屋跡を過ぎると、「七曲り」と呼ばれる水平な道が続く。いくつかの寺院がある無動寺に着いたら、明王堂境内を訪れてみよう。目の前に広がる琵琶湖の展望に驚くばかりだ。 坂本ケーブルの延暦寺駅から、「西尊院堂すぐこの上」の石標がある急な山道を登って、無動寺バス停へ。車道をそのまま登ると東塔へ行ってしまうので注意しよう。 無動寺バス停前の三叉路の信号を渡り、ガーデンミュージアム方面へ30m行くと古い墓地へ登る山道がある(道標はない)。墓地を突っ切ると、檜林の山道はやがて尾根に合流して西に向かう。「智證大師御」を過ぎると、無線中継所やテレビアンテナ、給水プールなどの施設がある山頂台地に着く。檜に囲まれた小さな丘の上に三角点のある最高地点、大比叡山頂がある。残念ながら、ここからの展望はまったくない。 山頂から西に下るとすぐに車道に合流し、ガーデンミュージアムの前にある、広い比叡山頂駐車場に出る。比叡山のもうひとつの山頂である四明岳山頂は、ガーデンミュージアムの敷地内にある。ガーデンミュージアム北側の車道を南西へ進み、スキー場跡地から雲母坂への登山道に入る。このあたりも登山者向けの道標が少なく、道がいくつかあるのでわかりにくい。 平安時代から比叡山と都を結ぶ主要路である雲母坂は、ここで見られる花崗岩に含まれる雲母がきらきらと光るので、その名がつけられた。後醍醐天皇に仕えた武将、千種忠顕の碑からどんどん下っていくと浄刹結界址の石碑を見て、水飲対陣跡碑に着く。この石碑は、1336(延元元)年に足利尊氏の攻撃から比叡山へ逃れた後醍醐天皇を擁護するための戦いがここであったことを示すものだ。修学院離宮の敷地の柵が出てくるあたりから、登山道は雨の侵食で深くえぐられて歩きにくくなる。雲母坂登山口から修学院駅まで、音羽川沿いに住宅街を下ろう。 -
愛宕山
- 4時間50分
愛宕山
- 4時間50分
愛宕山北面の首無地蔵のあるサカサマ峠より裏参道を登り、表参道を下るコースを紹介する。清滝バス停から出発し、清滝川に沿って車道を北へ向かう。自家用車の人は有料駐車場がある。清滝川沿いの東海自然歩道と別れ堂承川沿いの林道を行く。月輪寺への分岐を過ぎ、梨ノ木谷を登って行くとだんだん傾斜が増して、林道から登山道へと変わる。尾根まで登ると首無地蔵があるサカサマ峠だ。京都市街地の展望が開けている。 峠から愛宕山頂がある愛宕神社まで、昔から北山に住む人々が参拝に使った裏参道を登る。ゆるやかで自然林がきれいな、気持ちの良い道が続く。889.8mの三角点に立ちたい人は、途中で寄り道をすることになる。愛宕山頂近くの林道に合流し、竜ヶ岳方面へ向かうと10分ほどで鉄塔が立つ展望の開けた三角点へ行くことができる。 境内に着いたら長い石段を登って火伏せの神様が祀られる愛宕神社をお参りしよう。下山は歩きやすい表参道を行く。境内から総門をくぐり、大きな杉並木の道を下ると水尾分かれだ。このT字路を左に曲がり、大杉神社を過ぎると五合目の東屋がある。「あたごしんこ」の茶屋跡、急な石段の壺割坂、火燧権現跡、お助け水などを見ながら下るうちに登山口の鳥居に着く。最後は清滝バス停まで10分ほど車道を登ろう。愛宕山北面の首無地蔵のあるサカサマ峠より裏参道を登り、表参道を下るコースを紹介する。清滝バス停から出発し、清滝川に沿って車道を北へ向かう。自家用車の人は有料駐車場がある。清滝川沿いの東海自然歩道と別れ堂承川沿いの林道を行く。月輪寺への分岐を過ぎ、梨ノ木谷を登って行くとだんだん傾斜が増して、林道から登山道へと変わる。尾根まで登ると首無地蔵があるサカサマ峠だ。京都市街地の展望が開けている。 峠から愛宕山頂がある愛宕神社まで、昔から北山に住む人々が参拝に使った裏参道を登る。ゆるやかで自然林がきれいな、気持ちの良い道が続く。889.8mの三角点に立ちたい人は、途中で寄り道をすることになる。愛宕山頂近くの林道に合流し、竜ヶ岳方面へ向かうと10分ほどで鉄塔が立つ展望の開けた三角点へ行くことができる。 境内に着いたら長い石段を登って火伏せの神様が祀られる愛宕神社をお参りしよう。下山は歩きやすい表参道を行く。境内から総門をくぐり、大きな杉並木の道を下ると水尾分かれだ。このT字路を左に曲がり、大杉神社を過ぎると五合目の東屋がある。「あたごしんこ」の茶屋跡、急な石段の壺割坂、火燧権現跡、お助け水などを見ながら下るうちに登山口の鳥居に着く。最後は清滝バス停まで10分ほど車道を登ろう。 -
峰山・朝日峯
- 5時間20分
峰山・朝日峯
- 5時間20分
栂ノ尾より峰山と朝日峯を縦走するコースを紹介する。栂ノ尾バス停より出発する。マイカーの人は、バス停横に駐車場がある。登山口は高山寺境内の中だ。まず高山寺拝観料を払い、境内中央の石段を登り詰めたところにある明恵上人御廟をめざす。御廟背後の山側に向かって右手に上がる登山道から入山する。杉林に覆われた沢沿いの道は、やがて右手の尾根を越える。時計を逆回りするように、峰山の頂上に近い北斜面を巻くように登る。樹木に覆われた山頂からの展望はない。 ここから朝日峯まで、なだらかな縦走路が続く。杉や桧の植林地の中にある高さ4mほどの大岩を見て、602mピークを過ぎると道は林道に変わる。愛宕山、竜ヶ岳、朝日峯などを見渡せるビューポイントがある。朝日峯への分岐から山頂までは、15分ぐらいだ。山頂からは、比良山地南部から比叡山や大文字山、京都市街方面まで、北東から南への大展望が開けている。 分岐に戻り林道を行くと松尾峠はすぐだ。峠にある東屋の中には、花崗岩の大きな地蔵様が祀られている。峠から尾根に沿って南に林道は延びているが、登山道は尾根の左斜面をへつるように行く。急な尾根を下りきると谷山6号橋の前に出る。谷山川沿いの林道を下って清滝川に架かる橋を渡り、槙ノ尾バス停をめざそう。栂ノ尾より峰山と朝日峯を縦走するコースを紹介する。栂ノ尾バス停より出発する。マイカーの人は、バス停横に駐車場がある。登山口は高山寺境内の中だ。まず高山寺拝観料を払い、境内中央の石段を登り詰めたところにある明恵上人御廟をめざす。御廟背後の山側に向かって右手に上がる登山道から入山する。杉林に覆われた沢沿いの道は、やがて右手の尾根を越える。時計を逆回りするように、峰山の頂上に近い北斜面を巻くように登る。樹木に覆われた山頂からの展望はない。 ここから朝日峯まで、なだらかな縦走路が続く。杉や桧の植林地の中にある高さ4mほどの大岩を見て、602mピークを過ぎると道は林道に変わる。愛宕山、竜ヶ岳、朝日峯などを見渡せるビューポイントがある。朝日峯への分岐から山頂までは、15分ぐらいだ。山頂からは、比良山地南部から比叡山や大文字山、京都市街方面まで、北東から南への大展望が開けている。 分岐に戻り林道を行くと松尾峠はすぐだ。峠にある東屋の中には、花崗岩の大きな地蔵様が祀られている。峠から尾根に沿って南に林道は延びているが、登山道は尾根の左斜面をへつるように行く。急な尾根を下りきると谷山6号橋の前に出る。谷山川沿いの林道を下って清滝川に架かる橋を渡り、槙ノ尾バス停をめざそう。 -
大文字山
- 2時間30分
大文字山
- 2時間30分
五山の送り火で有名な大文字山は、東山三六峰のひとつ。京都市民に最も親しまれている山である。地下鉄東西線蹴上駅から三条通を山科方面に歩き疎水のトンネルをくぐる。疎水沿いに右へ行くとインクライン(疎水を結ぶ船が蹴上付近の高差を往来できなかったため、船を陸送した鉄道)が今も保存されている。左手の鳥居をくぐって少し進むと橋のたもとに京都一周トレイルの標識がある。ここの標識番号は32番、大文字山山頂手前にある45番まで標識に従えばよい。日向大神宮の駐車場の奥から登山道が始まる。神社の境内を通って登山道に合流することもできるが、枝道がたくさんあるのでわかりにくい。38番の標識がある峠は七福思案処と呼ばれ、道が5つに分岐し進む道を考えてしまう。45番標識で京都一周トレイルから離れ、正面の急坂を登り稜線に出たら北西に進む。すぐに大文字山山頂の広場に出る。山頂から将軍塚や清水山が見える。山頂から20分ほど下ると突然視界が開けて大文字の火床に出る。京都市内の展望が素晴らしい。下山路は火床の「大」の字の中心へ。階段を下りよく踏まれた雑木林の道を行くと千人塚、川を渡って下ったところに湧き水「中尾の水」がある。住宅地に入ると、そこは銀閣寺参道、多くの観光客で賑わっている。五山の送り火で有名な大文字山は、東山三六峰のひとつ。京都市民に最も親しまれている山である。地下鉄東西線蹴上駅から三条通を山科方面に歩き疎水のトンネルをくぐる。疎水沿いに右へ行くとインクライン(疎水を結ぶ船が蹴上付近の高差を往来できなかったため、船を陸送した鉄道)が今も保存されている。左手の鳥居をくぐって少し進むと橋のたもとに京都一周トレイルの標識がある。ここの標識番号は32番、大文字山山頂手前にある45番まで標識に従えばよい。日向大神宮の駐車場の奥から登山道が始まる。神社の境内を通って登山道に合流することもできるが、枝道がたくさんあるのでわかりにくい。38番の標識がある峠は七福思案処と呼ばれ、道が5つに分岐し進む道を考えてしまう。45番標識で京都一周トレイルから離れ、正面の急坂を登り稜線に出たら北西に進む。すぐに大文字山山頂の広場に出る。山頂から将軍塚や清水山が見える。山頂から20分ほど下ると突然視界が開けて大文字の火床に出る。京都市内の展望が素晴らしい。下山路は火床の「大」の字の中心へ。階段を下りよく踏まれた雑木林の道を行くと千人塚、川を渡って下ったところに湧き水「中尾の水」がある。住宅地に入ると、そこは銀閣寺参道、多くの観光客で賑わっている。 -
貴船山
- 5時間10分
貴船山
- 5時間10分
貴船山東斜面に付けられたユリ道(山腹を巻く道)、ニノ瀬ユリはかつてニノ瀬と芹生を繋ぐ峠道であった。貴船神社のある貴船川沿いを交易路として使うのは憚られるということで、平安の頃から盛んにニノ瀬ユリが使われるようになった。叡山電鉄ニノ瀬駅より貴船川沿いに登り、踏み切りを渡ると富士神社がある。ここから夜泣峠とニノ瀬ユリへ行くふたつの道が分かれる。ここでは夜泣峠がある東海自然歩道を行く。沢沿いの急な坂道を過ぎて、雑木林のジグザグ道を登り詰めると祠が祭られている峠に着く。幼少の惟喬親王がここで夜泣きしたという伝説が、峠の名の由来である。峠より稜線を北進する。明るく歩きやすい杉林がしばらく続き、ニノ瀬ユリの広い道と合流する。道が出合うあたりは、東側が開け比叡山や鞍馬の山々がよく見える。樋ノ水峠への分岐より峠を経て、貴船山を往復する。2等三角点の山頂から、展望は良くない。分岐に戻り、貴船山の東斜面に道は進む。地形が複雑、また、いくつかの作業道が枝分かれするので、目印を見失わないように。花背峠方面の展望が開けたところに来ると滝谷峠は近い。峠で右に曲がり、滝谷沿いに急な道を下る。途中小さな滝がいくつか見られる。やがて、林道に出た後、舗装道に合流する。貴船神社奥宮にお参りして貴船バス停に向かう。貴船山東斜面に付けられたユリ道(山腹を巻く道)、ニノ瀬ユリはかつてニノ瀬と芹生を繋ぐ峠道であった。貴船神社のある貴船川沿いを交易路として使うのは憚られるということで、平安の頃から盛んにニノ瀬ユリが使われるようになった。叡山電鉄ニノ瀬駅より貴船川沿いに登り、踏み切りを渡ると富士神社がある。ここから夜泣峠とニノ瀬ユリへ行くふたつの道が分かれる。ここでは夜泣峠がある東海自然歩道を行く。沢沿いの急な坂道を過ぎて、雑木林のジグザグ道を登り詰めると祠が祭られている峠に着く。幼少の惟喬親王がここで夜泣きしたという伝説が、峠の名の由来である。峠より稜線を北進する。明るく歩きやすい杉林がしばらく続き、ニノ瀬ユリの広い道と合流する。道が出合うあたりは、東側が開け比叡山や鞍馬の山々がよく見える。樋ノ水峠への分岐より峠を経て、貴船山を往復する。2等三角点の山頂から、展望は良くない。分岐に戻り、貴船山の東斜面に道は進む。地形が複雑、また、いくつかの作業道が枝分かれするので、目印を見失わないように。花背峠方面の展望が開けたところに来ると滝谷峠は近い。峠で右に曲がり、滝谷沿いに急な道を下る。途中小さな滝がいくつか見られる。やがて、林道に出た後、舗装道に合流する。貴船神社奥宮にお参りして貴船バス停に向かう。