日本全国の登山コースガイド
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検索結果1117件中
161-180件
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高野三山
- 日帰り
- 3時間20分
- 8km
高野三山
- 日帰り
- 3時間20分
- 8km
奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。奥の院前バス停下車。中の橋参道から奥の院参道を経て、御廟橋へ。水向地蔵脇に高野三山巡りの石碑があり、ここから高野三山巡りをスタートします。石碑の指し示す方向に従って、谷沿いの道を奥の院峠へ。左右の道が女人道で、左にとって高野三山の一山目の摩尼山山頂を目指します。如意宝珠が祀られる摩尼山を後に、緩やかな起伏が続く女人道をたどります。黒河峠を直進、急斜面を登り切ると高野三山最高峰の楊柳山に到着します。 なおも女人道を進み、北西尾根を一気に下って子継峠へ。右の道は豊臣秀吉が馬で駆け下ったとされる黒河道で、ここでは左の広谷沿いの道を下ります。一本松分岐で車道を横断、三山目の転軸山を目指します。やがて弥勒菩薩が祀られる転軸山に到着。南から西尾根を急下降、シャクナゲ園を経て中之橋霊園へ。霊園内の管理棟前を通り抜け、奥の院参道から中の橋を経て奥の院前バス停に戻ります。 -
三谷坂道
- 日帰り
- 4時間15分
- 10.5km
三谷坂道
- 日帰り
- 4時間15分
- 10.5km
妙寺駅から三谷橋を渡って、丹生酒殿神社へ。神社西隣から三谷坂の古道に入ります。三谷坂は丹生都比売神社の神主や勅使が利用した道で、勅使坂とも呼ばれています。柿畑の間、緩やかに高度を上げ、笠石を通過、頬切地蔵に立ち寄った後、鬱蒼とした植林帯の道を登っていきます。笠松峠でいったん車道に出た後、再びすぐ右手の古道に入ります。樹林帯を抜けると長閑な天野の田園風景が広がり、パワースポットの丹生都比売神社へと迎えられます。 神社に参拝後、左の車道を進み待賢門院の墓を経て、八丁坂を登ります。登り切ったところが、二ツ鳥居の建つ眺望スポットで、高野山町石道と合流。右は高野山大門方面ですが、ここでは左の六本杉峠方面に向かいます。 古峠を右にとり、一気に樹林帯を下って上古沢集落へ。不動谷川を渡ると、上古沢駅はすぐです。妙寺駅から三谷橋を渡って、丹生酒殿神社へ。神社西隣から三谷坂の古道に入ります。三谷坂は丹生都比売神社の神主や勅使が利用した道で、勅使坂とも呼ばれています。柿畑の間、緩やかに高度を上げ、笠石を通過、頬切地蔵に立ち寄った後、鬱蒼とした植林帯の道を登っていきます。笠松峠でいったん車道に出た後、再びすぐ右手の古道に入ります。樹林帯を抜けると長閑な天野の田園風景が広がり、パワースポットの丹生都比売神社へと迎えられます。 神社に参拝後、左の車道を進み待賢門院の墓を経て、八丁坂を登ります。登り切ったところが、二ツ鳥居の建つ眺望スポットで、高野山町石道と合流。右は高野山大門方面ですが、ここでは左の六本杉峠方面に向かいます。 古峠を右にとり、一気に樹林帯を下って上古沢集落へ。不動谷川を渡ると、上古沢駅はすぐです。 -
有田・龍神道
- 日帰り
- 5時間5分
- 13.5km
有田・龍神道
- 日帰り
- 5時間5分
- 13.5km
花園バス停から、はなぞの温泉花圃の里の横手より近畿自然歩道の花園トレッキングコースに入ります。緩やかに杉・檜の植林帯尾根を登っていきます。ほどなく林道と合流、右にとってしばらく林道を進むと、辻の茶屋分岐に到着します。左は高野山方面ですが、ここでは右の運動健康促進広場へ。広場でひと休みした後、辻の茶屋分岐への舗装路を左に見送り、斜め右の古道へ。すぐに1953年まで高野山詣での休憩所として賑わった旧辻の茶屋跡があり、古道を北に進むと高野山大門に向かう舗装路が合流します。 奥高野の山々を樹林のすき間から眺めながら、快適に歩を進めます。春の新緑、秋には紅葉が見事です。湯川辻を直進、花園への車道を右に見送ると、すぐに国道と合流します。駐車場横の山道に入り、お助け地蔵に登ります。参道を北にとって龍神口女人堂跡を過ぎれば高野山大門、大門バス停に到着です。花園バス停から、はなぞの温泉花圃の里の横手より近畿自然歩道の花園トレッキングコースに入ります。緩やかに杉・檜の植林帯尾根を登っていきます。ほどなく林道と合流、右にとってしばらく林道を進むと、辻の茶屋分岐に到着します。左は高野山方面ですが、ここでは右の運動健康促進広場へ。広場でひと休みした後、辻の茶屋分岐への舗装路を左に見送り、斜め右の古道へ。すぐに1953年まで高野山詣での休憩所として賑わった旧辻の茶屋跡があり、古道を北に進むと高野山大門に向かう舗装路が合流します。 奥高野の山々を樹林のすき間から眺めながら、快適に歩を進めます。春の新緑、秋には紅葉が見事です。湯川辻を直進、花園への車道を右に見送ると、すぐに国道と合流します。駐車場横の山道に入り、お助け地蔵に登ります。参道を北にとって龍神口女人堂跡を過ぎれば高野山大門、大門バス停に到着です。 -
高野山発見の道
- 日帰り
- 7時間50分
- 19.2km
高野山発見の道
- 日帰り
- 7時間50分
- 19.2km
星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。星のくにバス停から国道を北にとって、すぐの三差路を右上へ。天辻峠に出て、一気に登って大日山に登ります。大日山を後に、稜線道を西に下り、送電鉄塔下へ。行者山、唐笠山を眺めた後、急坂を下って、舗装林道の出屋敷峠を横切ります。白石山、松村山、セト山と緩やかな起伏が続き、紀和峠へ。周辺は、春にはミツバツツジの花回廊となります。紀和峠を急登して、高塚、スナダラリ峠、城本山、牛のタワ、鐘割峠へと、しばらく小さなアップダウンが続きます。 やがて大峰主稜線の眺望が左手に開け、舗装道と合流、すぐに高野山と野迫川村との車道分岐の天狗木峠に到着します。斜め左の登山道を陣ヶ峰へ。祠の前を左にとると陣ヶ峰山頂に着きます。樹林のすき間越しに高野の峰々を望むことができます。祠前に戻り、西尾根の踏み跡の薄い道を一気に下って、車道に下ります。桜峠を経て奥の院前バス停に向かいます。 -
高野山から十津川へ
- 2泊3日
- 16時間20分
- 41.5km
高野山から十津川へ
- 2泊3日
- 16時間20分
- 41.5km
【1日目】 千手院橋バス停から金剛三昧院入口碑の建つ参道を南下、次の三差路を右にとって、大滝口女人堂跡のろくろ峠に登ります。しばらく林道を歩き薄峠を左折して、大滝への古道を下ります。御殿川にかかる橋を渡ってから馬殺し坂を経て大滝集落へ。緩やかな登りが続き、左から高野龍神スカイラインが合流、しばらく車道を歩きます。水ヶ峰の古道を一気に登って水ヶ峰旅籠跡へ。山腹を絡むと、タイノ原林道が合流します。何度か林道と古道が交差し、やがて平辻を経て大股集落に下ります。 【2日目】 大股橋を渡り、つづら折れの急坂を登っていきます。やや登りが緩やかになった頃、萱小屋跡に到着します。なおも緩やかな登りが続き、檜峠へ。夏虫山への道を右に分け、山腹を絡むと六字名号碑の立つ四ツ辻に出ます。直進は伯母子岳、右は護摩壇山ですが、ここでは左の伯母子峠へ。 峠から右へ20分ほどで、伯母子岳山頂に到着します。山頂からは護摩壇山をはじめとする奥高野の山々、大峰山脈の眺望が開けています。峠に戻って、五百瀬方面へ。自然林の山腹道を緩やかに下っていくと、旅籠跡の石垣跡が残る上西旅籠跡に到着。尾根道に入って、水ヶ元茶屋跡からのつづら折れの石畳道を経て、待平屋敷跡へ。やがて急坂道となり、伯母子岳登山口の車道に降り立ちます。三田谷橋を渡り、五百瀬トンネルを抜けてしばらく歩けば三浦口バス停です。 【3日目】 三浦口バス停の先に進んで右に折れ、吊橋の船渡橋を渡ると、三浦峠への登りにかかります。しばらくして防風林の巨木がそびえる吉村家跡へ。つづら折れの急坂が続き、湧き水の三十丁の水場に到着。のどの渇きを潤したのち、山ひだをトラバース、展望の良い三浦峠へ向かいます。 峠を南に下って西中方面へ。途中、地蔵菩薩が祀られる古矢倉跡、出店跡を経て、樹林帯の中を緩やかに下っていきます。矢倉観音堂まで下れば、西中バス停まであとわずかとなります。バス停から十津川温泉まではひたすら舗装道が続くため、時間を見ながらバスを利用しても良いでしょう。【1日目】 千手院橋バス停から金剛三昧院入口碑の建つ参道を南下、次の三差路を右にとって、大滝口女人堂跡のろくろ峠に登ります。しばらく林道を歩き薄峠を左折して、大滝への古道を下ります。御殿川にかかる橋を渡ってから馬殺し坂を経て大滝集落へ。緩やかな登りが続き、左から高野龍神スカイラインが合流、しばらく車道を歩きます。水ヶ峰の古道を一気に登って水ヶ峰旅籠跡へ。山腹を絡むと、タイノ原林道が合流します。何度か林道と古道が交差し、やがて平辻を経て大股集落に下ります。 【2日目】 大股橋を渡り、つづら折れの急坂を登っていきます。やや登りが緩やかになった頃、萱小屋跡に到着します。なおも緩やかな登りが続き、檜峠へ。夏虫山への道を右に分け、山腹を絡むと六字名号碑の立つ四ツ辻に出ます。直進は伯母子岳、右は護摩壇山ですが、ここでは左の伯母子峠へ。 峠から右へ20分ほどで、伯母子岳山頂に到着します。山頂からは護摩壇山をはじめとする奥高野の山々、大峰山脈の眺望が開けています。峠に戻って、五百瀬方面へ。自然林の山腹道を緩やかに下っていくと、旅籠跡の石垣跡が残る上西旅籠跡に到着。尾根道に入って、水ヶ元茶屋跡からのつづら折れの石畳道を経て、待平屋敷跡へ。やがて急坂道となり、伯母子岳登山口の車道に降り立ちます。三田谷橋を渡り、五百瀬トンネルを抜けてしばらく歩けば三浦口バス停です。 【3日目】 三浦口バス停の先に進んで右に折れ、吊橋の船渡橋を渡ると、三浦峠への登りにかかります。しばらくして防風林の巨木がそびえる吉村家跡へ。つづら折れの急坂が続き、湧き水の三十丁の水場に到着。のどの渇きを潤したのち、山ひだをトラバース、展望の良い三浦峠へ向かいます。 峠を南に下って西中方面へ。途中、地蔵菩薩が祀られる古矢倉跡、出店跡を経て、樹林帯の中を緩やかに下っていきます。矢倉観音堂まで下れば、西中バス停まであとわずかとなります。バス停から十津川温泉まではひたすら舗装道が続くため、時間を見ながらバスを利用しても良いでしょう。 -
果無越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 9.3km
果無越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 9.3km
ホテル昴バス停からトンネルを抜けると二津野ダム湖畔に着きます。吊橋を渡って左折、果無越えの古道入口へ。しばらくつづら折れの石畳道が続きます。一気に登って、天空の郷、果無集落へ。世界遺産の石碑前の車道を横切り、果無峠を目指します。すぐに、西国三十三所観音の第三十番の観音石仏に迎えられます。観音石仏に導かれながら高度を上げ、やがて湧き水のある観音堂へ、しばらくして右手から大峰山脈の眺望が開けてきます。 第十八番石像に挨拶を交わし、植林の道を一気に登って果無峠へ。峠には宝筐印塔の台座と、第十七番の石仏が祀られています。峠を後に八木尾に向けて下山開始。しばらく緩やかな下りが続いたのち、二十丁石を過ぎると、急勾配の道となり、樹々のすき間越しに熊野川の眺望が開けてきます。七色分岐を直進、民家の庭先を抜け石段を下ると、八木尾バス停に降り立ちます。ホテル昴バス停からトンネルを抜けると二津野ダム湖畔に着きます。吊橋を渡って左折、果無越えの古道入口へ。しばらくつづら折れの石畳道が続きます。一気に登って、天空の郷、果無集落へ。世界遺産の石碑前の車道を横切り、果無峠を目指します。すぐに、西国三十三所観音の第三十番の観音石仏に迎えられます。観音石仏に導かれながら高度を上げ、やがて湧き水のある観音堂へ、しばらくして右手から大峰山脈の眺望が開けてきます。 第十八番石像に挨拶を交わし、植林の道を一気に登って果無峠へ。峠には宝筐印塔の台座と、第十七番の石仏が祀られています。峠を後に八木尾に向けて下山開始。しばらく緩やかな下りが続いたのち、二十丁石を過ぎると、急勾配の道となり、樹々のすき間越しに熊野川の眺望が開けてきます。七色分岐を直進、民家の庭先を抜け石段を下ると、八木尾バス停に降り立ちます。 -
伯母子岳
- 日帰り
- 4時間45分
- 12.6km
伯母子岳
- 日帰り
- 4時間45分
- 12.6km
本コースはアプローチが良くないため、車利用がおすすめです。高野龍神スカイラインから分岐した奥千丈林道の東方面にある伯母子岳遊歩道入口からスタートです。 遊歩道に入ると、緩やかな起伏のブナ、ミズナラの原生林の道となります。口千丈山を越えると、正面前方に牛首の峰の眺望が開けてきます。牛首の峰の北山腹を絡み、深タワの分岐へ。左は伯母子峠に向かう遊歩道ですが、ここでは主稜線を急登、伯母子岳山頂を目指します。春にはドウダンツツジ、ヤマツツジの花が咲く道で、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。伯母子岳山頂からの眺望は360度、西に牛首の峰から口千丈山、護摩壇山へと連なる山稜、南には鉾尖岳、崖又山、北には夏虫山、東には赤谷峰、その向こうに大峰連山が薄く霞んでいます。 帰路は山頂から東の伯母子峠へ。峠から左の伯母子岳の北山腹を絡み、深タワに出て口千丈山を経て伯母子岳遊歩道入口に戻ります。本コースはアプローチが良くないため、車利用がおすすめです。高野龍神スカイラインから分岐した奥千丈林道の東方面にある伯母子岳遊歩道入口からスタートです。 遊歩道に入ると、緩やかな起伏のブナ、ミズナラの原生林の道となります。口千丈山を越えると、正面前方に牛首の峰の眺望が開けてきます。牛首の峰の北山腹を絡み、深タワの分岐へ。左は伯母子峠に向かう遊歩道ですが、ここでは主稜線を急登、伯母子岳山頂を目指します。春にはドウダンツツジ、ヤマツツジの花が咲く道で、秋には紅葉が目を楽しませてくれます。伯母子岳山頂からの眺望は360度、西に牛首の峰から口千丈山、護摩壇山へと連なる山稜、南には鉾尖岳、崖又山、北には夏虫山、東には赤谷峰、その向こうに大峰連山が薄く霞んでいます。 帰路は山頂から東の伯母子峠へ。峠から左の伯母子岳の北山腹を絡み、深タワに出て口千丈山を経て伯母子岳遊歩道入口に戻ります。 -
護摩壇山・龍神岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 11.6km
護摩壇山・龍神岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 11.6km
護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。護摩壇山バス停より、ごまさんスカイタワーの左横から遊歩道をスタートします。緩やかに高度を上げ、護摩壇山山頂へ。護摩壇山は源平屋島の戦いに敗れ、この地に逃れてきた平清盛の孫、平維盛が護摩を焚いて平家の行く末を占った山と伝えられています。展望が得られないため、東隣の龍神岳、耳取山まで足をのばします。龍神岳山頂からは、西に護摩壇山、南に鉾尖岳・崖又山の大パノラマが広がっています。さらに東に進み、林道を横断、耳取山へ。こちらは樹林に囲まれ、展望は期待できません。 護摩壇山山頂に戻り、南尾根を下ってブナ原生林の散策を楽しみます。高野龍神スカイラインを横断、ワイルドライフの森遊歩道へ。シロヤシオ・ヤマツツジの森を満喫。車道に下ってから六里ヶ峯分岐へ。ここを左にとって、護摩壇山森林公園ワイルドライフへ。広い芝地でひと休憩のち、再び遊歩道へ。五百原谷源流のモミ、ツガ、トチノキの森を抜け、護摩壇山バス停に戻ります。 -
果無山脈縦走
- 1泊2日
- 11時間10分
- 22.7km
果無山脈縦走
- 1泊2日
- 11時間10分
- 22.7km
【1日目】 ヤマセミ温泉バス停から右手にヤマセミ温泉館を見送り、小森の集落へ。最奥の民家脇から果無越えの古道に入ります。果無越えは大塔宮こと護良親王が切目から十津川に向けて逃走した経路と伝えられています。一気に高度を上げ、主稜線の道を左へ。しばらくして和田の森に到着します。左手に林道が並行する縦走路が続きます。展望の良い伐採地を通過、まずはツツジ・松が茂る安堵山へ。護良親王が逃走に際し、ここまで登れば誰も追撃して来ないだろうと安堵したという故事が、その名の由来と伝えられています。 安堵山を後に、なおも縦走路を東へ。林道と出合った後、すぐに右手からスーパー林道龍神本宮線が合流します。左上の展望台からは、重畳と波打つ大塔山脈の眺望が開けており、これより詩情漂うブナ原生林の縦走路に入ります。 黒尾山を越えると、樹林のすき間から冷水山へと連なる山稜が開けてきます。主稜線を登り返し、冷水山山頂へ。春、シロヤシオの花が群生する山頂で、北側に展望が開けています。 山頂を後に、主稜線を東へ。ブナ・ヒメシャラ原生林の道をカヤノダン・公門の崩と進みます。北に進路を変えると、大峰の山稜が開けてきます。しばらく緩やかな起伏の縦走路を進みます。ブナの平と呼ばれるブナの原生林を左手に見送ると、ブナの平の峰に到着します。南側足元に八木尾谷の樹海が広がり、その向こうに、熊野川が薄く霞んでいます。今夜はこの付近で、テントを設営します。 【2日目】 ブナの平の峰を後に主稜線を東へ、春の新緑、秋の紅葉のプロムナードを楽しみます。石地力山山頂からは、果無山脈主稜線をはじめ、大峰山系の眺望が開けています。果無峠は熊野古道の小辺路が通る峠で、第17番の観音石仏が祀られています。右は熊野本宮大社方面ですが、ここでは左の十津川温泉方面に下ります。第18番観音石仏の先で大峰山脈の展望が開けています。 なおも下ると石仏三体を祀る観音堂に迎えられます。観音石仏に導かれながら、天空の郷、果無集落に下ります。急勾配の石畳を下って、二津野ダム湖畔へ。左にとって柳本の吊橋を渡り、トンネルを抜けるとホテル昴バス停はすぐです。【1日目】 ヤマセミ温泉バス停から右手にヤマセミ温泉館を見送り、小森の集落へ。最奥の民家脇から果無越えの古道に入ります。果無越えは大塔宮こと護良親王が切目から十津川に向けて逃走した経路と伝えられています。一気に高度を上げ、主稜線の道を左へ。しばらくして和田の森に到着します。左手に林道が並行する縦走路が続きます。展望の良い伐採地を通過、まずはツツジ・松が茂る安堵山へ。護良親王が逃走に際し、ここまで登れば誰も追撃して来ないだろうと安堵したという故事が、その名の由来と伝えられています。 安堵山を後に、なおも縦走路を東へ。林道と出合った後、すぐに右手からスーパー林道龍神本宮線が合流します。左上の展望台からは、重畳と波打つ大塔山脈の眺望が開けており、これより詩情漂うブナ原生林の縦走路に入ります。 黒尾山を越えると、樹林のすき間から冷水山へと連なる山稜が開けてきます。主稜線を登り返し、冷水山山頂へ。春、シロヤシオの花が群生する山頂で、北側に展望が開けています。 山頂を後に、主稜線を東へ。ブナ・ヒメシャラ原生林の道をカヤノダン・公門の崩と進みます。北に進路を変えると、大峰の山稜が開けてきます。しばらく緩やかな起伏の縦走路を進みます。ブナの平と呼ばれるブナの原生林を左手に見送ると、ブナの平の峰に到着します。南側足元に八木尾谷の樹海が広がり、その向こうに、熊野川が薄く霞んでいます。今夜はこの付近で、テントを設営します。 【2日目】 ブナの平の峰を後に主稜線を東へ、春の新緑、秋の紅葉のプロムナードを楽しみます。石地力山山頂からは、果無山脈主稜線をはじめ、大峰山系の眺望が開けています。果無峠は熊野古道の小辺路が通る峠で、第17番の観音石仏が祀られています。右は熊野本宮大社方面ですが、ここでは左の十津川温泉方面に下ります。第18番観音石仏の先で大峰山脈の展望が開けています。 なおも下ると石仏三体を祀る観音堂に迎えられます。観音石仏に導かれながら、天空の郷、果無集落に下ります。急勾配の石畳を下って、二津野ダム湖畔へ。左にとって柳本の吊橋を渡り、トンネルを抜けるとホテル昴バス停はすぐです。 -
滝尻から熊野本宮大社へ
- 1泊2日
- 14時間45分
- 35.6km
滝尻から熊野本宮大社へ
- 1泊2日
- 14時間45分
- 35.6km
【1日目】 滝尻バス停を下車し、滝尻橋を渡った左手の滝尻王子から中辺路をスタートします。滝尻王子は格式の高い五体王子のひとつで、王子社の左から杉林に入ります。いきなりの急登となり、胎内くぐり、乳岩、不寝王子と、一気に高度を上げていきます。剣山を越えると、ようやく傾斜が緩み、なだらかな起伏を経て、クスの大木に囲まれた高原熊野神社に迎えられます。高原熊野神社の社殿は、熊野古道沿いでは最も古い様式とされています。 すぐ先に休憩所のある高原霧の里の展望台で、冷え込んだ早朝には、幻想的な朝霧の世界へと誘ってくれます。ひと休みした後、旧旅籠通りを抜け、近露まで民家ひとつない山道に足を踏み込むことになります。高原池、大門王子、十丈王子と続き、悪四郎山山腹を大きくトラバースして三体月の口伝が残る上多和茶屋跡へ。 逢坂峠を経て、いったん牛馬童子口バス停に下った後、箸折峠へ。峠には花山法皇の熊野参詣姿を模したとされる牛馬童子像がひっそりと佇んでいます。右に並ぶのは役行者像です。峠を下っていくと、熊野詣での宿駅として栄えた近露の里風景が開けてきます。日置川畔に近露王子があります。 【2日目】 近露の里を後に、旧国道と並行、交差しながら、緩やかに高度を上げて行きます。やがて巨杉が一方向に立ち並ぶ野中の一方杉に到着。真下の旧国道脇には、日本名水百選のひとつ「野中の清水」があります。 一方杉に戻り小広峠、草鞋峠を越えて、仲人茶屋跡へ。蛇形地蔵に至る熊野古道が地滑りの危険性があるため、ここでは岩上峠を越える迂回ルートをとります。蛇形地蔵を後に湯川一族発祥の地の湯川王子へ。杉木立の急勾配の道を登ると、広々とした休憩ポイント、関所跡の三越峠に到着します。 音無川源流から船玉神社、猪鼻王子を経て、たっくん坂を登ると、五体王子のひとつ発心門王子に到着。この先、熊野本宮大社へと向かう道は、今、もっとも歩かれている熊野古道ハイライトコースです。緑陰のきれいな古道を進み、水呑王子、伏拝王子へ。谷の間に熊野本宮大社の大斎原の森を望むことができます。茶畑の横を緩やかに下ると、熊野本宮大社へと迎えられます。参道を下ると本宮大社前バス停はすぐです。【1日目】 滝尻バス停を下車し、滝尻橋を渡った左手の滝尻王子から中辺路をスタートします。滝尻王子は格式の高い五体王子のひとつで、王子社の左から杉林に入ります。いきなりの急登となり、胎内くぐり、乳岩、不寝王子と、一気に高度を上げていきます。剣山を越えると、ようやく傾斜が緩み、なだらかな起伏を経て、クスの大木に囲まれた高原熊野神社に迎えられます。高原熊野神社の社殿は、熊野古道沿いでは最も古い様式とされています。 すぐ先に休憩所のある高原霧の里の展望台で、冷え込んだ早朝には、幻想的な朝霧の世界へと誘ってくれます。ひと休みした後、旧旅籠通りを抜け、近露まで民家ひとつない山道に足を踏み込むことになります。高原池、大門王子、十丈王子と続き、悪四郎山山腹を大きくトラバースして三体月の口伝が残る上多和茶屋跡へ。 逢坂峠を経て、いったん牛馬童子口バス停に下った後、箸折峠へ。峠には花山法皇の熊野参詣姿を模したとされる牛馬童子像がひっそりと佇んでいます。右に並ぶのは役行者像です。峠を下っていくと、熊野詣での宿駅として栄えた近露の里風景が開けてきます。日置川畔に近露王子があります。 【2日目】 近露の里を後に、旧国道と並行、交差しながら、緩やかに高度を上げて行きます。やがて巨杉が一方向に立ち並ぶ野中の一方杉に到着。真下の旧国道脇には、日本名水百選のひとつ「野中の清水」があります。 一方杉に戻り小広峠、草鞋峠を越えて、仲人茶屋跡へ。蛇形地蔵に至る熊野古道が地滑りの危険性があるため、ここでは岩上峠を越える迂回ルートをとります。蛇形地蔵を後に湯川一族発祥の地の湯川王子へ。杉木立の急勾配の道を登ると、広々とした休憩ポイント、関所跡の三越峠に到着します。 音無川源流から船玉神社、猪鼻王子を経て、たっくん坂を登ると、五体王子のひとつ発心門王子に到着。この先、熊野本宮大社へと向かう道は、今、もっとも歩かれている熊野古道ハイライトコースです。緑陰のきれいな古道を進み、水呑王子、伏拝王子へ。谷の間に熊野本宮大社の大斎原の森を望むことができます。茶畑の横を緩やかに下ると、熊野本宮大社へと迎えられます。参道を下ると本宮大社前バス停はすぐです。 -
大日越え
- 日帰り
- 1時間20分
- 3.1km
大日越え
- 日帰り
- 1時間20分
- 3.1km
本宮大社前バス停から、まずは石段が続く参道を登って熊野本宮大社に参拝します。その後、国道を挟んで反対側の熊野本宮大社のあった旧社地・大斎原へと向かいます。大鳥居をくぐり大斎原へ。大斎原は明治22年の大水害で熊野本宮大社が流出するまで旧社地のあった所で、藤原定家が大斎原に着いた時の印象を明月記の中で「感涙禁じ難し」と記しています。 大斎原の裏手から音無川を渡り、国道を左折、大日越えの登り口へ。急坂の石段を登っていくと、うっそうとした森にひっそりと建つ月見ヶ丘神社に到着します。やや緩やかな登りとなり、左甚五郎伝説ゆかりの鼻欠地蔵へ。つづら折りの急坂を一気に下って、熊野御幸の湯垢離場、湯の峰温泉街に降り立ちます。湯ノ谷川のほとりに湧く湯の峰温泉には、日に七度色が変わるという「つぼ湯」をはじめ、湯の峰薬師の東光寺などがあります。温泉で体の疲れを癒したのち帰路に着きます。本宮大社前バス停から、まずは石段が続く参道を登って熊野本宮大社に参拝します。その後、国道を挟んで反対側の熊野本宮大社のあった旧社地・大斎原へと向かいます。大鳥居をくぐり大斎原へ。大斎原は明治22年の大水害で熊野本宮大社が流出するまで旧社地のあった所で、藤原定家が大斎原に着いた時の印象を明月記の中で「感涙禁じ難し」と記しています。 大斎原の裏手から音無川を渡り、国道を左折、大日越えの登り口へ。急坂の石段を登っていくと、うっそうとした森にひっそりと建つ月見ヶ丘神社に到着します。やや緩やかな登りとなり、左甚五郎伝説ゆかりの鼻欠地蔵へ。つづら折りの急坂を一気に下って、熊野御幸の湯垢離場、湯の峰温泉街に降り立ちます。湯ノ谷川のほとりに湧く湯の峰温泉には、日に七度色が変わるという「つぼ湯」をはじめ、湯の峰薬師の東光寺などがあります。温泉で体の疲れを癒したのち帰路に着きます。 -
赤木越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6.8km
赤木越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6.8km
湯の峰温泉バス停から北へすぐ、一遍上人磨崖名号碑の左隣から赤木越えのスタートです。湯煙の中に下っていく様を地獄に見立てたとされる地獄坂と呼ばれる石畳道を緩やかに登っていきます。「ユノミ子、か平」の道標石を経て、柿原茶屋跡へ。左に弘法大師像を見送り、なおも緩やかな登りが続きます。 しばらくして、なべわり地蔵が祀られる442m峰へ。疎林帯の平坦な尾根道を進むと、けんじょう茶屋跡はすぐです。三越峠に向かうかつての赤木越えは通行不可のため、ここではしばらく山腹を進んだのち、一気に下って音無川畔へ。中辺路と合流し、右の熊野本宮大社方面へと向かいます。すぐのところに船玉神社があります。しばらく林道を進み、猪鼻王子へ。再び林道と合流、たっくん坂を登ると、発心門王子に到着します。すぐ前が発心門王子バス停です。時間が許せば、このまま熊野本宮大社まで歩くのも良いでしょう。湯の峰温泉バス停から北へすぐ、一遍上人磨崖名号碑の左隣から赤木越えのスタートです。湯煙の中に下っていく様を地獄に見立てたとされる地獄坂と呼ばれる石畳道を緩やかに登っていきます。「ユノミ子、か平」の道標石を経て、柿原茶屋跡へ。左に弘法大師像を見送り、なおも緩やかな登りが続きます。 しばらくして、なべわり地蔵が祀られる442m峰へ。疎林帯の平坦な尾根道を進むと、けんじょう茶屋跡はすぐです。三越峠に向かうかつての赤木越えは通行不可のため、ここではしばらく山腹を進んだのち、一気に下って音無川畔へ。中辺路と合流し、右の熊野本宮大社方面へと向かいます。すぐのところに船玉神社があります。しばらく林道を進み、猪鼻王子へ。再び林道と合流、たっくん坂を登ると、発心門王子に到着します。すぐ前が発心門王子バス停です。時間が許せば、このまま熊野本宮大社まで歩くのも良いでしょう。 -
大雲取・小雲取越え
- 1泊2日
- 12時間45分
- 31.6km
大雲取・小雲取越え
- 1泊2日
- 12時間45分
- 31.6km
【1日目】 大雲取・小雲取越えは、流れる雲に手が届くほど高いところを行くという意味が語源とされています。 大門坂駐車場前バス停下車。県道を北にとってすぐ、大門坂に入り、大雲取越えをスタートします。樹齢800年と言われる夫婦杉に迎えられ、老杉の間の石畳道を登っていきます。土産物店が建ち並ぶ参道を熊野那智大社へ。隣の青岸渡寺の鐘楼横から再び石畳道に入り、那智高原に向かいます。 しばらくして視界の開けた那智高原に到着。那智高原を縦断、舟見峠の登りにかかります。杉木立の間、尾根沿いの石畳道が続き、舟見茶屋跡へ。傍らの休憩舎からは妙法山、那智高原、遠く熊野灘の眺望が開けています。舟見峠を後に八丁坂を下って行くと色川辻に出ます。林道を横切った後、再び林道と合流、地蔵茶屋跡へ。広々とした地蔵茶屋跡には、地蔵堂と隣に休憩舎が建てられています。 ひと休みした後、石倉峠、続いて越前峠に登ります。越前峠を後に胴切坂と呼ばれる、まさに横腹が痛くなるような急坂の石畳道を延々と下っていきます。苔むした石畳がより一層荘厳さを漂わせています。やがて旅籠が軒を並べたという、楠の久保・中根の旅籠跡へ。中根には熊野の神々が腰をかけて談笑したと伝えられる円座石があります。民家の庭先を通り抜け小口へと下ります。 【2日目】 小口集落の中ほどにある民家から小口トンネルの上部を通る峠を越えて、小和瀬の集落へ。かつての渡し場のあった小和瀬橋を渡り、小雲取越えをスタートします。 堂ノ坂で呼ばれる杉木立の石畳道を緩やかに登っていきます。桜茶屋跡から桜峠を越えると、緩やかな起伏が続きます。杉・檜がうっそうと茂る石堂茶屋跡を経て、賽の河原地蔵へ。なおも緩やかな起伏が続き林道を横切ると、すぐ先が百間ぐらとなります。果無、大塔山系の山々が重畳と波打っています。 万歳道を右に分けたのち、疎林帯の道を緩やかに高度を下げていきます。やがて樹林のすき間越しに熊野川が見え、車道に下ります。国道を北へ100m余り、請川バス停へ。さらに熊野川を右に眺めながら北に進むと、本宮大社前バス停に到着します。【1日目】 大雲取・小雲取越えは、流れる雲に手が届くほど高いところを行くという意味が語源とされています。 大門坂駐車場前バス停下車。県道を北にとってすぐ、大門坂に入り、大雲取越えをスタートします。樹齢800年と言われる夫婦杉に迎えられ、老杉の間の石畳道を登っていきます。土産物店が建ち並ぶ参道を熊野那智大社へ。隣の青岸渡寺の鐘楼横から再び石畳道に入り、那智高原に向かいます。 しばらくして視界の開けた那智高原に到着。那智高原を縦断、舟見峠の登りにかかります。杉木立の間、尾根沿いの石畳道が続き、舟見茶屋跡へ。傍らの休憩舎からは妙法山、那智高原、遠く熊野灘の眺望が開けています。舟見峠を後に八丁坂を下って行くと色川辻に出ます。林道を横切った後、再び林道と合流、地蔵茶屋跡へ。広々とした地蔵茶屋跡には、地蔵堂と隣に休憩舎が建てられています。 ひと休みした後、石倉峠、続いて越前峠に登ります。越前峠を後に胴切坂と呼ばれる、まさに横腹が痛くなるような急坂の石畳道を延々と下っていきます。苔むした石畳がより一層荘厳さを漂わせています。やがて旅籠が軒を並べたという、楠の久保・中根の旅籠跡へ。中根には熊野の神々が腰をかけて談笑したと伝えられる円座石があります。民家の庭先を通り抜け小口へと下ります。 【2日目】 小口集落の中ほどにある民家から小口トンネルの上部を通る峠を越えて、小和瀬の集落へ。かつての渡し場のあった小和瀬橋を渡り、小雲取越えをスタートします。 堂ノ坂で呼ばれる杉木立の石畳道を緩やかに登っていきます。桜茶屋跡から桜峠を越えると、緩やかな起伏が続きます。杉・檜がうっそうと茂る石堂茶屋跡を経て、賽の河原地蔵へ。なおも緩やかな起伏が続き林道を横切ると、すぐ先が百間ぐらとなります。果無、大塔山系の山々が重畳と波打っています。 万歳道を右に分けたのち、疎林帯の道を緩やかに高度を下げていきます。やがて樹林のすき間越しに熊野川が見え、車道に下ります。国道を北へ100m余り、請川バス停へ。さらに熊野川を右に眺めながら北に進むと、本宮大社前バス停に到着します。 -
八郎峠越え
- 日帰り
- 3時間55分
- 12.4km
八郎峠越え
- 日帰り
- 3時間55分
- 12.4km
大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。大辺路には、古道が2ルート存在している箇所があります。清水峠、休平峠の海岸沿いのルート。そして、八郎峠の山側のルートです。諸説あるものの、海岸沿いのルートが「官道」で、浸水や風雨により、通行できなかったときには、山側の八郎峠ルートが大辺路の機能を果たしたものと考えられています。 紀伊田原駅から国道42号に出て、堂道橋手前を左折、次の三差路を右にとります。正法寺を過ぎてすぐ、斜め右の古道へ。民家が途切れた頃大辺路入口から左上、八郎峠越えの古道に入ります。緩やかに高度を上げると岩稜まじりの道となり、山腹を左にトラバース、八郎峠を右に登って八郎山山頂へ。熊野詣での人々が、この八郎山に登ったかは定かではないものの、熊野灘を望む360度の絶景に心を癒されたのではないでしょうか。 帰路は、八郎峠を右にトラバース、野葉の木の峠を下ります。左に地蔵尊を見て、農道を直進、T字路を右にとって、太地駅へと向かいます。 -
市屋峠・二河峠からゆかし潟へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 14.8km
市屋峠・二河峠からゆかし潟へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 14.8km
太地駅前の国道を西に向かい、山裾の路地に入ります。那智勝浦新宮道路のガードをくぐり、市屋峠入口まで進みます。市屋峠を越えると与根河池畔に到着、谷沿いの遊歩道を北へ。大きな切り通しを過ぎて左手の山道に取り付くと、眺望の良い二河峠に登ります。 二河川畔に下って橋を渡り、車道を北にとると、ゆかし潟畔に到着します。かつてゆかし潟は、ひさご池と呼ばれていた池で、佐藤春夫が詠んだ短歌によって、湖名が変更されています。国道に出る手前で左の路地に入り、山裾を進んで国道と合流します。湯川トンネル手前を左にとって、駿田峠への登りにかかります。 加寿地蔵を祀る駿田峠を越えると古道の道幅が広くなり、緩やかに高度を下げていきます。国道を横切り、紀伊天満駅の西側から那智川に出て、桜並木を北上します。中辺路と合流、荷坂峠を越えて、市野々を過ぎると、大門坂駐車場前バス停はすぐです。太地駅前の国道を西に向かい、山裾の路地に入ります。那智勝浦新宮道路のガードをくぐり、市屋峠入口まで進みます。市屋峠を越えると与根河池畔に到着、谷沿いの遊歩道を北へ。大きな切り通しを過ぎて左手の山道に取り付くと、眺望の良い二河峠に登ります。 二河川畔に下って橋を渡り、車道を北にとると、ゆかし潟畔に到着します。かつてゆかし潟は、ひさご池と呼ばれていた池で、佐藤春夫が詠んだ短歌によって、湖名が変更されています。国道に出る手前で左の路地に入り、山裾を進んで国道と合流します。湯川トンネル手前を左にとって、駿田峠への登りにかかります。 加寿地蔵を祀る駿田峠を越えると古道の道幅が広くなり、緩やかに高度を下げていきます。国道を横切り、紀伊天満駅の西側から那智川に出て、桜並木を北上します。中辺路と合流、荷坂峠を越えて、市野々を過ぎると、大門坂駐車場前バス停はすぐです。 -
馬越峠越え
- 日帰り
- 2時間45分
- 6.8km
馬越峠越え
- 日帰り
- 2時間45分
- 6.8km
JR相賀駅をスタート。銚子橋を渡り、道の駅「海山」を経て馬越峠越えの古道入口へ。石畳道をしばらく進むと夜泣き地蔵に迎えられます。夜泣き地蔵は、巡礼者の安全を祈願して祀られたものと伝えられています。石畳道では、水の流れによる浸食や崩壊から道を守るための「荒い越し」と呼ばれる排水路を見ることが出来ます。美しく敷き詰められた石畳道を登っていくと、やがて馬越峠に到着します。 馬越峠には江戸時代の歌人、可涼園桃乙の句碑がひっそりと佇んでいます。ここ馬越峠は尾鷲トレイル道と呼ばれる縦走路上に位置し、右は便石山、左は天狗倉山へと通じています。ここでは峠を南に越えて尾鷲市方面へ。しばらくして春には桜、初夏にはツツジの花が楽しめる馬越公園に到着します。右手の谷には不動尊を祀る馬越不動滝が美しい水を落としています。ひと休みした後、舗装道を南に下って、北川橋北詰へ。尾鷲神社に立ち寄ったのち、北川橋を渡り、JR尾鷲駅に向かいます。JR相賀駅をスタート。銚子橋を渡り、道の駅「海山」を経て馬越峠越えの古道入口へ。石畳道をしばらく進むと夜泣き地蔵に迎えられます。夜泣き地蔵は、巡礼者の安全を祈願して祀られたものと伝えられています。石畳道では、水の流れによる浸食や崩壊から道を守るための「荒い越し」と呼ばれる排水路を見ることが出来ます。美しく敷き詰められた石畳道を登っていくと、やがて馬越峠に到着します。 馬越峠には江戸時代の歌人、可涼園桃乙の句碑がひっそりと佇んでいます。ここ馬越峠は尾鷲トレイル道と呼ばれる縦走路上に位置し、右は便石山、左は天狗倉山へと通じています。ここでは峠を南に越えて尾鷲市方面へ。しばらくして春には桜、初夏にはツツジの花が楽しめる馬越公園に到着します。右手の谷には不動尊を祀る馬越不動滝が美しい水を落としています。ひと休みした後、舗装道を南に下って、北川橋北詰へ。尾鷲神社に立ち寄ったのち、北川橋を渡り、JR尾鷲駅に向かいます。 -
八鬼山越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.1km
八鬼山越え
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.1km
JR大曽根浦駅から尾鷲節歌碑の立つ三叉路に向かいます。三叉路を左折し、八鬼山古道入口へ。古道に入ると、しばらく緩やかな登りが続きます。やがて町石地蔵を祀る駕籠立場に到着します。町石地蔵は、矢ノ浜から八鬼山間の50町の古道沿い、1町毎に旅人の無事を願って、祀られたもので、現在、35体ほどの地蔵が残されています。やがて八鬼山越え最大の難関、七曲がりに突入。つづら折れの石畳道で高度を上げ、蓮華石・烏帽子石を過ぎると九木峠はすぐです。 峠を右にとって火の神様を祀る荒神堂へ。ひと登りで江戸道と明治道の分かれ辻の八鬼山山頂に到着します。傍らには町石地蔵が集められています。左の江戸道を進み、すぐの分岐を左折、熊野灘を望むさくらの森広場に立ち寄ります。ひと休みしたのち、十五郎茶屋跡から石畳道を一気に下って名柄一里塚跡へ。平坦道を進むと、目の前に三木里海岸が開けてきます。八十川橋手前の車道を右折すると、JR三木里駅まで、あと少しです。JR大曽根浦駅から尾鷲節歌碑の立つ三叉路に向かいます。三叉路を左折し、八鬼山古道入口へ。古道に入ると、しばらく緩やかな登りが続きます。やがて町石地蔵を祀る駕籠立場に到着します。町石地蔵は、矢ノ浜から八鬼山間の50町の古道沿い、1町毎に旅人の無事を願って、祀られたもので、現在、35体ほどの地蔵が残されています。やがて八鬼山越え最大の難関、七曲がりに突入。つづら折れの石畳道で高度を上げ、蓮華石・烏帽子石を過ぎると九木峠はすぐです。 峠を右にとって火の神様を祀る荒神堂へ。ひと登りで江戸道と明治道の分かれ辻の八鬼山山頂に到着します。傍らには町石地蔵が集められています。左の江戸道を進み、すぐの分岐を左折、熊野灘を望むさくらの森広場に立ち寄ります。ひと休みしたのち、十五郎茶屋跡から石畳道を一気に下って名柄一里塚跡へ。平坦道を進むと、目の前に三木里海岸が開けてきます。八十川橋手前の車道を右折すると、JR三木里駅まで、あと少しです。 -
三木峠・羽後峠越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6km
三木峠・羽後峠越え
- 日帰り
- 3時間10分
- 6km
JR三木里駅を出て、八十川沿いの道を海岸方面に進み、国道に架かる八十川橋を渡ります。左手に三木里海水浴場、賀田湾を眺めながら国道を進みます。しばらくしてヨコネ道と呼ばれる国道と平行する三木峠の古道に入ります。こののち樹林のすき間越しに賀田湾を望みながら、三木峠と羽後峠の二つの峠を越えることになります。 三木峠の左へすぐのところが展望峰で、熊野灘に突き出た三木崎を望むことができます。三木峠を越え、一旦、国道に降り立ちます。再び、右手の路地に入り、農道と平行する古道を緩やかに登っていきます。やがて農道を横切ったのち、羽後峠を越えると、この付近では最長となる自然石を積み上げた猪垣が延々と続いています。猪垣は田畑への猪・鹿の侵入を妨げるために作られた施設で、そこに暮らしてきた人々の生活背景が浮かぶようです。いっきに賀田港まで下って、JR賀田駅へと向かいます。JR三木里駅を出て、八十川沿いの道を海岸方面に進み、国道に架かる八十川橋を渡ります。左手に三木里海水浴場、賀田湾を眺めながら国道を進みます。しばらくしてヨコネ道と呼ばれる国道と平行する三木峠の古道に入ります。こののち樹林のすき間越しに賀田湾を望みながら、三木峠と羽後峠の二つの峠を越えることになります。 三木峠の左へすぐのところが展望峰で、熊野灘に突き出た三木崎を望むことができます。三木峠を越え、一旦、国道に降り立ちます。再び、右手の路地に入り、農道と平行する古道を緩やかに登っていきます。やがて農道を横切ったのち、羽後峠を越えると、この付近では最長となる自然石を積み上げた猪垣が延々と続いています。猪垣は田畑への猪・鹿の侵入を妨げるために作られた施設で、そこに暮らしてきた人々の生活背景が浮かぶようです。いっきに賀田港まで下って、JR賀田駅へと向かいます。 -
曽根次郎坂・太郎坂
- 日帰り
- 2時間45分
- 5.7km
曽根次郎坂・太郎坂
- 日帰り
- 2時間45分
- 5.7km
JR賀田駅を出て、賀田湾を左手に眺めながら国道を進むと、左前に飛鳥神社の森が見えてきます。神社に立ち寄ったのち、国道と平行する路地を進みます。ほどなく甫母峠登山口に到着。古道は室町時代、この地を治めた曽根弾正に尊敬の念を込めて、曽根次郎坂・太郎坂とも呼ばれています。階段を登ると、眼下に賀田湾、曽根の街並みが開けてきます。苔むした石畳が続き、江戸城の築城にも使われたという石切場跡を通過。巡礼供養碑、一里塚跡を過ぎると、左前方に「クジラ岩」と呼ばれる大きな岩が現れます。 やがて、かつての志摩国と紀伊国の境界、甫母峠に到着します。木の根が絡む石畳の道を進み、楯見ヶ丘へ。樹林のすき間から楯ヶ崎を望むことができます。楯見ヶ丘をあとに急坂の石畳を延々と下っていくと、国道に降り立ちます。ここで国道を左にとって、太郎坂広場へ。足元に二木島湾、その先に楯ヶ崎の大パノラマが広がっています。古道に戻って、JR二木島駅へと向かいます。JR賀田駅を出て、賀田湾を左手に眺めながら国道を進むと、左前に飛鳥神社の森が見えてきます。神社に立ち寄ったのち、国道と平行する路地を進みます。ほどなく甫母峠登山口に到着。古道は室町時代、この地を治めた曽根弾正に尊敬の念を込めて、曽根次郎坂・太郎坂とも呼ばれています。階段を登ると、眼下に賀田湾、曽根の街並みが開けてきます。苔むした石畳が続き、江戸城の築城にも使われたという石切場跡を通過。巡礼供養碑、一里塚跡を過ぎると、左前方に「クジラ岩」と呼ばれる大きな岩が現れます。 やがて、かつての志摩国と紀伊国の境界、甫母峠に到着します。木の根が絡む石畳の道を進み、楯見ヶ丘へ。樹林のすき間から楯ヶ崎を望むことができます。楯見ヶ丘をあとに急坂の石畳を延々と下っていくと、国道に降り立ちます。ここで国道を左にとって、太郎坂広場へ。足元に二木島湾、その先に楯ヶ崎の大パノラマが広がっています。古道に戻って、JR二木島駅へと向かいます。 -
二木島峠・逢神坂峠越え
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
二木島峠・逢神坂峠越え
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
JR二木島駅をスタート。二木島集落は、古くから捕鯨の里として知られています。左手の路地に入って、クジラ供養碑、キリシタン灯籠を経て国道と合流。しばらく国道を歩くと二木島峠越えの古道入口に到着します。こののち二木島峠と逢神坂峠の二つの峠を越えることになります。まずはひとつ目の二木島峠を越えます。緩やかに庄五郎善吉地蔵まで下ったのち、逢神坂峠へ。伊勢と熊野の神が出会う峠というのが名の由来と伝えられています。美しく敷き詰められた石畳道を快適に下って、新鹿集落へ。やがて目の前に新鹿海水浴場が開けてきます。 徳司神社を通り過ぎたところで、右手の古道へ。国道と合流、波田須トンネル手前から古道を登り、波田須集落に入ります。波田須には伊勢路に残る石畳として最も古いとされる鎌倉期の石畳が残されています。やがて眼下に新鹿湾、徐福の宮が開けてきます。ここ波田須は紀元前、中国の古人・徐福が不老不死の仙薬を求めて、日本に上陸した地と伝えられているところで、JR波田須駅はすぐです。JR二木島駅をスタート。二木島集落は、古くから捕鯨の里として知られています。左手の路地に入って、クジラ供養碑、キリシタン灯籠を経て国道と合流。しばらく国道を歩くと二木島峠越えの古道入口に到着します。こののち二木島峠と逢神坂峠の二つの峠を越えることになります。まずはひとつ目の二木島峠を越えます。緩やかに庄五郎善吉地蔵まで下ったのち、逢神坂峠へ。伊勢と熊野の神が出会う峠というのが名の由来と伝えられています。美しく敷き詰められた石畳道を快適に下って、新鹿集落へ。やがて目の前に新鹿海水浴場が開けてきます。 徳司神社を通り過ぎたところで、右手の古道へ。国道と合流、波田須トンネル手前から古道を登り、波田須集落に入ります。波田須には伊勢路に残る石畳として最も古いとされる鎌倉期の石畳が残されています。やがて眼下に新鹿湾、徐福の宮が開けてきます。ここ波田須は紀元前、中国の古人・徐福が不老不死の仙薬を求めて、日本に上陸した地と伝えられているところで、JR波田須駅はすぐです。