【関東】の登山コースガイド
関東
検索結果223件中
101-120件
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鳴虫山
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.4km
鳴虫山
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.4km
東武日光駅から東照宮方面に向かい、御幸町交差点を左に折れれば登山口です。すぐに天王山神社を右手に見て、暗い森の急坂が始まります。4月下旬から5月中旬はツツジが見ごろとなって楽しめますが、木の根が張り出して歩きづらい道のりが続きます。約50分で日光市街地を見下ろす神ノ主山に到着します。なおも続く木の根道を1時間15分で鳴虫山ですが、山頂の木々は背丈が高くなって春~夏は眺望が効きません。立派な木製階段を下ると、その先は足場の悪い急な登山道の下山が続きます。約20分で小ピークの合峰に着きますが、この辺りがかつての修業の地だったと云われています。独標を過ぎるとさらに傾斜が厳しくなり、足元の悪い下りが続きますが、林道と合流すればしだいになだらかになります。日光宇都宮道路の下のトンネルを抜けるとやしおの湯分岐に着きます。その先を左手に下りれば約70体の地蔵が並ぶ化地蔵があり、その横に荒々しくも美しい急流・憾満ヶ淵(含満淵)が流れています。隠れた名所を楽しんだら総合会館までは約15分です。東武日光駅から東照宮方面に向かい、御幸町交差点を左に折れれば登山口です。すぐに天王山神社を右手に見て、暗い森の急坂が始まります。4月下旬から5月中旬はツツジが見ごろとなって楽しめますが、木の根が張り出して歩きづらい道のりが続きます。約50分で日光市街地を見下ろす神ノ主山に到着します。なおも続く木の根道を1時間15分で鳴虫山ですが、山頂の木々は背丈が高くなって春~夏は眺望が効きません。立派な木製階段を下ると、その先は足場の悪い急な登山道の下山が続きます。約20分で小ピークの合峰に着きますが、この辺りがかつての修業の地だったと云われています。独標を過ぎるとさらに傾斜が厳しくなり、足元の悪い下りが続きますが、林道と合流すればしだいになだらかになります。日光宇都宮道路の下のトンネルを抜けるとやしおの湯分岐に着きます。その先を左手に下りれば約70体の地蔵が並ぶ化地蔵があり、その横に荒々しくも美しい急流・憾満ヶ淵(含満淵)が流れています。隠れた名所を楽しんだら総合会館までは約15分です。 -
古峯神社から中禅寺湖
- 日帰り
- 8時間55分
- 16.2km
古峯神社から中禅寺湖
- 日帰り
- 8時間55分
- 16.2km
このコースは禅頂行者の道と呼ばれ、奈良から平安時代にかけての僧で、日光開山の祖・勝道上人が修験道として行き来した道のりです。全長17kmを通り抜けるコースですが、マイカーの場合は鹿沼駅付近のコインパーキングに停めてバスで古峯神社に向かい、日光駅から鹿沼駅まで電車で移動すれば日帰りも可能です。この場合には行動時間が非常に長くなるので、鹿沼駅の始発バスに乗車したいところです。終点の古峯神社でバスを下車したらしばらく古峰ヶ原峠方面に車道を歩きます。15分ほど行けば右手にゲートがあり、これが古峰原林道の入口です。林道は幅広で歩きやすいですが、広場状になっている林道終点から先は少しずつ道が細くなっていきます。途中で沢沿いの道となり、左岸へと渡渉しますので、渡渉点を見失わないように目印をよく探して歩きましょう。渡渉した沢は水場としても使えますが、ニホンジカが多く生息していることから、水が不足している場合にとどめましょう。 カラマツ植林地を過ぎてひと登りすれば鞍部のハガタテ平です。ここから地蔵岳はわずかな距離ですが、かなりの急登なので十分に休憩をとりながら進みましょう。 石仏が祀られている地蔵岳から三ツ目までは25分ほどのなだらかな稜線歩きです。三ツ目の三叉路を右に向かっていったん稜線を下り、露岩の道のりをひと登りすれば夕日岳です。山頂から北側は男体山・大真名子山・女峰山が聳え、男体山の左手前にはこれから向かう茶ノ木平が遥か遠くに感じられます。展望を十分に楽しんだら来た道を三ツ目へ戻り、薬師岳へと進みましょう。この区間は小さなピークを何度も越えて歩きます。1381mの小ピークにある石祠と不動明王を過ぎると薬師岳まではわずかです。 薬師岳山頂から細尾峠へは、来た道を少し戻ってから分岐を右に進むので、山頂から大木戸山方面に迷い込まないようにしましょう。ザレ場の滑りやすい道を下れば細尾峠の林道と合流します。道路を横断すると向かい側に茶ノ木平方面への登山道が延びています。すぐに送電線と雨量観測所を過ぎ、2つめの送電線をくぐると傾斜を増していき、不動明王が載せられた篭石を通過すれば茶ノ木平・明智平分岐はすぐそこです。途中、茶ノ木平へショートカットできる昔の道がササに覆われていますが迷いやすいので、ここは西へ進んで狸山方面の登山道と合流してから右へ折れて茶ノ木平を目指しましょう。茶ノ木平の右手にある芝生の広場は、かつて中禅寺温泉からここまでを結んでいたロープウェイの山頂駅舎があった場所です。ここから男体山と中禅寺湖畔を眺めることが出来ます。 景色を堪能した後はつづら折れの階段や登山道を45分ほど下れば中禅寺温泉に到着です。このコースは禅頂行者の道と呼ばれ、奈良から平安時代にかけての僧で、日光開山の祖・勝道上人が修験道として行き来した道のりです。全長17kmを通り抜けるコースですが、マイカーの場合は鹿沼駅付近のコインパーキングに停めてバスで古峯神社に向かい、日光駅から鹿沼駅まで電車で移動すれば日帰りも可能です。この場合には行動時間が非常に長くなるので、鹿沼駅の始発バスに乗車したいところです。終点の古峯神社でバスを下車したらしばらく古峰ヶ原峠方面に車道を歩きます。15分ほど行けば右手にゲートがあり、これが古峰原林道の入口です。林道は幅広で歩きやすいですが、広場状になっている林道終点から先は少しずつ道が細くなっていきます。途中で沢沿いの道となり、左岸へと渡渉しますので、渡渉点を見失わないように目印をよく探して歩きましょう。渡渉した沢は水場としても使えますが、ニホンジカが多く生息していることから、水が不足している場合にとどめましょう。 カラマツ植林地を過ぎてひと登りすれば鞍部のハガタテ平です。ここから地蔵岳はわずかな距離ですが、かなりの急登なので十分に休憩をとりながら進みましょう。 石仏が祀られている地蔵岳から三ツ目までは25分ほどのなだらかな稜線歩きです。三ツ目の三叉路を右に向かっていったん稜線を下り、露岩の道のりをひと登りすれば夕日岳です。山頂から北側は男体山・大真名子山・女峰山が聳え、男体山の左手前にはこれから向かう茶ノ木平が遥か遠くに感じられます。展望を十分に楽しんだら来た道を三ツ目へ戻り、薬師岳へと進みましょう。この区間は小さなピークを何度も越えて歩きます。1381mの小ピークにある石祠と不動明王を過ぎると薬師岳まではわずかです。 薬師岳山頂から細尾峠へは、来た道を少し戻ってから分岐を右に進むので、山頂から大木戸山方面に迷い込まないようにしましょう。ザレ場の滑りやすい道を下れば細尾峠の林道と合流します。道路を横断すると向かい側に茶ノ木平方面への登山道が延びています。すぐに送電線と雨量観測所を過ぎ、2つめの送電線をくぐると傾斜を増していき、不動明王が載せられた篭石を通過すれば茶ノ木平・明智平分岐はすぐそこです。途中、茶ノ木平へショートカットできる昔の道がササに覆われていますが迷いやすいので、ここは西へ進んで狸山方面の登山道と合流してから右へ折れて茶ノ木平を目指しましょう。茶ノ木平の右手にある芝生の広場は、かつて中禅寺温泉からここまでを結んでいたロープウェイの山頂駅舎があった場所です。ここから男体山と中禅寺湖畔を眺めることが出来ます。 景色を堪能した後はつづら折れの階段や登山道を45分ほど下れば中禅寺温泉に到着です。 -
茶ノ木平から半月山へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 12.6km
茶ノ木平から半月山へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 12.6km
中禅寺温泉から茶ノ木平方面への登山道に入り込めば、静けさに包まれた登山が始まります。つづら折れの木製階段が続きますが、1時間10分ほどで茶ノ木平です。ここはかつてロープウェイ山頂駅があった場所で、芝地からは出発地の中禅寺温泉を見下ろすことができます。展望台までは自然散策路として整備された区間なので、のんびり歩くことができます。展望台からは男体山や中禅寺湖、白根山が望めます。車道を横断して、狸山へと向かいましょう。途中、アンテナ塔を過ぎて下れば車道沿いの中禅寺湖展望台です。駐車場の奥から半月山への登山道に入ると、南側には禅頂行者道や足尾の山々を望むことができます。半月山はコメツガに囲まれて展望がありませんが、すぐ先の半月山展望台からは、八丁出島が美しい中禅寺湖と男体山、奥には戦場ヶ原とその前後に竜頭滝・湯滝を見ることが出来ます。ここから阿世潟峠を経由して阿世潟へと下り、美しい湖畔の遊歩道を辿って中禅寺温泉に戻りましょう。中禅寺温泉から茶ノ木平方面への登山道に入り込めば、静けさに包まれた登山が始まります。つづら折れの木製階段が続きますが、1時間10分ほどで茶ノ木平です。ここはかつてロープウェイ山頂駅があった場所で、芝地からは出発地の中禅寺温泉を見下ろすことができます。展望台までは自然散策路として整備された区間なので、のんびり歩くことができます。展望台からは男体山や中禅寺湖、白根山が望めます。車道を横断して、狸山へと向かいましょう。途中、アンテナ塔を過ぎて下れば車道沿いの中禅寺湖展望台です。駐車場の奥から半月山への登山道に入ると、南側には禅頂行者道や足尾の山々を望むことができます。半月山はコメツガに囲まれて展望がありませんが、すぐ先の半月山展望台からは、八丁出島が美しい中禅寺湖と男体山、奥には戦場ヶ原とその前後に竜頭滝・湯滝を見ることが出来ます。ここから阿世潟峠を経由して阿世潟へと下り、美しい湖畔の遊歩道を辿って中禅寺温泉に戻りましょう。 -
高山
- 日帰り
- 3時間20分
- 7km
高山
- 日帰り
- 3時間20分
- 7km
本冊子では高山から中禅寺湖畔をめぐるコースを紹介しますが、戦場ヶ原方面から帰る事もできますので、自分なりにアレンジしてみましょう。滝上バス停で下車して竜頭の橋上から竜頭滝を見学したら、高山方面に向かって歩き出します。すぐにシカ柵があり、ドアをくぐればゆるやかな上りが始まります。高山までは適度な上りが続き歩きやすい道のりですが、倒木で道がふさがれている場合には、乗り越えた先で登山道を見失わないように注意しましょう。山頂が近づくと樹林越しに戦場ヶ原や中禅寺湖が見えます。1時間10分で高山山頂に着きますが展望はありません。シロヤシオやアカヤシオが見事なつづら折れを下ると熊窪分岐に着きます。ここから熊窪までは沢沿いに進みます。熊窪から赤岩を経由して竜頭滝までは、小さな登降を繰り返す道のりですが、トチやミズナラの巨木が点在して美しい湖畔を楽しむことができます。本冊子では高山から中禅寺湖畔をめぐるコースを紹介しますが、戦場ヶ原方面から帰る事もできますので、自分なりにアレンジしてみましょう。滝上バス停で下車して竜頭の橋上から竜頭滝を見学したら、高山方面に向かって歩き出します。すぐにシカ柵があり、ドアをくぐればゆるやかな上りが始まります。高山までは適度な上りが続き歩きやすい道のりですが、倒木で道がふさがれている場合には、乗り越えた先で登山道を見失わないように注意しましょう。山頂が近づくと樹林越しに戦場ヶ原や中禅寺湖が見えます。1時間10分で高山山頂に着きますが展望はありません。シロヤシオやアカヤシオが見事なつづら折れを下ると熊窪分岐に着きます。ここから熊窪までは沢沿いに進みます。熊窪から赤岩を経由して竜頭滝までは、小さな登降を繰り返す道のりですが、トチやミズナラの巨木が点在して美しい湖畔を楽しむことができます。 -
社山から黒檜岳へ
- 日帰り
- 8時間30分
- 15.1km
社山から黒檜岳へ
- 日帰り
- 8時間30分
- 15.1km
このコースは全長15kmのロングコースで、道が不明瞭な区間も多く上級者向けなので、遅い時間帯や初心者だけでの入山は控えるようにしましょう。 中禅寺温泉から大鳥居で左折して、湖畔の道を阿世潟へと向かいます。この湖畔の道は何度訪れても美しく、特に阿世潟手前の白い砂浜から見る湖越しの男体山はひと目見ておきたい景色です。阿世潟から25分の上りで阿世潟峠に着いたら、社山への稜線はいきなり斜度を増して急登となります。 1550mピークの雨量計のある岩峰に着けば、社山への稜線がはっきりと見てとれます。この辺りからは中禅寺湖や男体山、太郎山などを見ながら歩く稜線なので、つらい急登も苦にはなりません。社山山頂からは南西側に足尾や皇海山などを望めます。 わずかな森区間を抜けるとすぐ先に稜線が見えますが、コースは右手のコメツガ林に入り込んで下るので、間違えないように注意しましょう。細いコメツガ林を目印のプレートを頼りに下りると、視界が開けて黒檜岳までの複雑な稜線が現れます。まずは快適な広い稜線をなだらかに登り、ササの濃い斜面を上ります。登り切ったら直角に左に折れて少し下れば、広々とした鞍部に出ます。シラカバ疎林のピンクリボンを目印に行きますが、濃霧時にはこのリボンを見失いやすいので要注意です。ここからひと登りすると1792mピークで、これから歩く稜線を望むことが出来ます。1816mピークへの稜線は南側の巻き道がいくつもありますが、心配であれば忠実に稜線を辿りましょう。1816mピークを過ぎるとなだらかな下りになり、ササの広場へと到着します。この先もササヤブが続きますが、大平山への稜線が派生する頃には苔むしたコメツガの深い森が始まります。黒檜岳への分岐標識が森の中でひっそりと立っているので、左へ折れて黒檜岳山頂を目指しましょう。これまでの苦労を考えれば山頂に立った満足感に満たされることでしょう。 先ほどの分岐に戻って千手ヶ浜への下山を始めます。1802mピークまでは歩きやすい道のりですが、その先は急激な下り坂です。途中、ゴヨウマツの巨木を過ぎれば尾根取付まではわずかで、さらに下れば水場があります。水場付近は足元が悪いので通行には注意しましょう。やがて傾斜が緩やかになれば黒檜岳登山口、その先の千手ヶ浜まではあと少しです。このコースは全長15kmのロングコースで、道が不明瞭な区間も多く上級者向けなので、遅い時間帯や初心者だけでの入山は控えるようにしましょう。 中禅寺温泉から大鳥居で左折して、湖畔の道を阿世潟へと向かいます。この湖畔の道は何度訪れても美しく、特に阿世潟手前の白い砂浜から見る湖越しの男体山はひと目見ておきたい景色です。阿世潟から25分の上りで阿世潟峠に着いたら、社山への稜線はいきなり斜度を増して急登となります。 1550mピークの雨量計のある岩峰に着けば、社山への稜線がはっきりと見てとれます。この辺りからは中禅寺湖や男体山、太郎山などを見ながら歩く稜線なので、つらい急登も苦にはなりません。社山山頂からは南西側に足尾や皇海山などを望めます。 わずかな森区間を抜けるとすぐ先に稜線が見えますが、コースは右手のコメツガ林に入り込んで下るので、間違えないように注意しましょう。細いコメツガ林を目印のプレートを頼りに下りると、視界が開けて黒檜岳までの複雑な稜線が現れます。まずは快適な広い稜線をなだらかに登り、ササの濃い斜面を上ります。登り切ったら直角に左に折れて少し下れば、広々とした鞍部に出ます。シラカバ疎林のピンクリボンを目印に行きますが、濃霧時にはこのリボンを見失いやすいので要注意です。ここからひと登りすると1792mピークで、これから歩く稜線を望むことが出来ます。1816mピークへの稜線は南側の巻き道がいくつもありますが、心配であれば忠実に稜線を辿りましょう。1816mピークを過ぎるとなだらかな下りになり、ササの広場へと到着します。この先もササヤブが続きますが、大平山への稜線が派生する頃には苔むしたコメツガの深い森が始まります。黒檜岳への分岐標識が森の中でひっそりと立っているので、左へ折れて黒檜岳山頂を目指しましょう。これまでの苦労を考えれば山頂に立った満足感に満たされることでしょう。 先ほどの分岐に戻って千手ヶ浜への下山を始めます。1802mピークまでは歩きやすい道のりですが、その先は急激な下り坂です。途中、ゴヨウマツの巨木を過ぎれば尾根取付まではわずかで、さらに下れば水場があります。水場付近は足元が悪いので通行には注意しましょう。やがて傾斜が緩やかになれば黒檜岳登山口、その先の千手ヶ浜まではあと少しです。 -
太郎山
- 日帰り
- 8時間25分
- 15.3km
太郎山
- 日帰り
- 8時間25分
- 15.3km
光徳温泉バス停から山王峠は木製階段が連続する登山道で、段差の大きな区間もあるのでマイペースで進みましょう。山王峠からはこれから向かう山王帽子山の姿が見えています。ここからは一旦、車道の山王峠へ出て、100mほど南に進むと太郎山登山口があります。入口付近はササヤブが深く、慌ててしまうかもしれませんが、すぐに明瞭な登山道が現れます。林内の急登をあえぎながら登るとやがて北側に南会津の山並みを見ることができます。 登り詰めた山王帽子山山頂に展望はありませんが、適度な休憩スペースがあるので一息入れて先へ進みましょう。行く先の小太郎山・太郎山が見えていますが、まずはササヤブの下り道です。下りきった鞍部から少し登り返すと右手にトラロープが張られたハガタテ薙分岐に着きます。分岐といってもハガタテ薙は崩落・落石の危険性があるため現在通行止です。小太郎山への登りもなかなかの急登ですが、振り返れば白根山が見え、元気をもらうことができます。 小太郎山山頂は日光連山や中禅寺湖、戦場ヶ原などの南側の展望が抜群です。ここから太郎山までは岩稜の尾根なので慎重に通過しましょう。 太郎山山頂は360度の大パノラマで、先ほどの小太郎山からは見えなかった北側の山並みもすっきりと見渡すことができます。 下山は来た道を少し戻り、左手に下りればお花畑の広場に到着します。この場所は太郎山の火口原で、かつては湿原があったと考えられていますが、現在はササ原へと遷移してお花もわずかに咲くだけとなっています。お花畑の真ん中を通過して反対側の端まで来たら、いよいよ新薙と呼ばれる崩落地の下りが始まります。 新薙は日光三険のひとつとされ、不安定で急なガレ場を下るため、複数人で通行する際には特に落石を起こさないように注意しましょう。林内に入ってもしばらくは崩落地に沿って下ることになりますが、少しずつ傾斜がゆるみ、シャクナゲが多くなります。この辺りからは太郎山を振り返ることができ、山肌に先ほど下った薙が見えます。 やがて林道出合に出て、ここから紅葉の美しい林道を進み、林道分岐で右折しておよそ1時間半で三本松に到着です。光徳温泉バス停から山王峠は木製階段が連続する登山道で、段差の大きな区間もあるのでマイペースで進みましょう。山王峠からはこれから向かう山王帽子山の姿が見えています。ここからは一旦、車道の山王峠へ出て、100mほど南に進むと太郎山登山口があります。入口付近はササヤブが深く、慌ててしまうかもしれませんが、すぐに明瞭な登山道が現れます。林内の急登をあえぎながら登るとやがて北側に南会津の山並みを見ることができます。 登り詰めた山王帽子山山頂に展望はありませんが、適度な休憩スペースがあるので一息入れて先へ進みましょう。行く先の小太郎山・太郎山が見えていますが、まずはササヤブの下り道です。下りきった鞍部から少し登り返すと右手にトラロープが張られたハガタテ薙分岐に着きます。分岐といってもハガタテ薙は崩落・落石の危険性があるため現在通行止です。小太郎山への登りもなかなかの急登ですが、振り返れば白根山が見え、元気をもらうことができます。 小太郎山山頂は日光連山や中禅寺湖、戦場ヶ原などの南側の展望が抜群です。ここから太郎山までは岩稜の尾根なので慎重に通過しましょう。 太郎山山頂は360度の大パノラマで、先ほどの小太郎山からは見えなかった北側の山並みもすっきりと見渡すことができます。 下山は来た道を少し戻り、左手に下りればお花畑の広場に到着します。この場所は太郎山の火口原で、かつては湿原があったと考えられていますが、現在はササ原へと遷移してお花もわずかに咲くだけとなっています。お花畑の真ん中を通過して反対側の端まで来たら、いよいよ新薙と呼ばれる崩落地の下りが始まります。 新薙は日光三険のひとつとされ、不安定で急なガレ場を下るため、複数人で通行する際には特に落石を起こさないように注意しましょう。林内に入ってもしばらくは崩落地に沿って下ることになりますが、少しずつ傾斜がゆるみ、シャクナゲが多くなります。この辺りからは太郎山を振り返ることができ、山肌に先ほど下った薙が見えます。 やがて林道出合に出て、ここから紅葉の美しい林道を進み、林道分岐で右折しておよそ1時間半で三本松に到着です。 -
湯元から白根山周遊
- 日帰り
- 9時間15分
- 11.9km
湯元から白根山周遊
- 日帰り
- 9時間15分
- 11.9km
本コースは単なる登頂だけでなく、存在感のある神秘的な湖・弥陀ヶ池、そして外輪山をめぐるという、白根山の魅力が満載されたコースです。その一方で湯元温泉(1480m)から標高差1100mというハードなアプローチや、中ツ曽根のササヤブなど奥日光の登山らしく、熟練者向けのコースになっています。 湯元温泉バス停で降りたら、日光湯元温泉スキー場の奥から林道を使ってゲレンデの最上部を目指します。最上部に着くころには、振り返ると大真名子山や女峰山などがひょっこりと頭を見せています。林道奥から左へ登山道に入り、しばらくは白根沢の堰堤を見て登ります。木の根があらわれた急登は足場が悪いので急がずに行きましょう。ひと汗もふた汗もかいて稜線に飛び出るとそこが外山鞍部です。ここからの道のりはダケカンバの疎林を行く明るい道のりで、夏にはハンゴンソウの群生地が広がります。少しずつ視界がひらけ、奥に白根山の溶岩ドームがぬっと顔を出してくると前白根山まではわずかです。ガレ場の稜線に標柱が立っていたらそこが前白根山山頂で、360度の大展望が望めます。特に白根山と手前の五色沼の組み合わせはこのエリアを代表する一級品の景色です。ここからガレ場を下れば五色沼避難小屋で、いよいよ白根山へのきつい上りが始まります。この辺りは落石が発生しやすいので特に先行者がいる場合は注意して通行しましょう。山頂付近は岩と草原の広場になっていて、お社の奥が白根山山頂です。山頂からの眺めは絶景で、日光連山から上越、北アルプスの山並みが手に取るようです。ここから弥陀ヶ池への下りも不安定なガレ場が続きます。弥陀ヶ池まで下りたら湖畔の広場で一息入れましょう。五色沼の手前に分岐があり、ここを左に登れば五色山ですが、時間に余裕があれば五色沼にも立ち寄ってみましょう。五色山への登りは最初が急ですが、すぐにゆるやかな道のりとなって頂上に至ります。五色山からの眺めも素晴らしく、先ほど立った頂と五色沼を振り返ることができます。ここから国境平までは眺めのいい稜線で、時おり湯元温泉を見下ろすことができます。国境平からはきつい急坂や大きな段差が続くので、膝を痛めないように気を付けましょう。本コースは単なる登頂だけでなく、存在感のある神秘的な湖・弥陀ヶ池、そして外輪山をめぐるという、白根山の魅力が満載されたコースです。その一方で湯元温泉(1480m)から標高差1100mというハードなアプローチや、中ツ曽根のササヤブなど奥日光の登山らしく、熟練者向けのコースになっています。 湯元温泉バス停で降りたら、日光湯元温泉スキー場の奥から林道を使ってゲレンデの最上部を目指します。最上部に着くころには、振り返ると大真名子山や女峰山などがひょっこりと頭を見せています。林道奥から左へ登山道に入り、しばらくは白根沢の堰堤を見て登ります。木の根があらわれた急登は足場が悪いので急がずに行きましょう。ひと汗もふた汗もかいて稜線に飛び出るとそこが外山鞍部です。ここからの道のりはダケカンバの疎林を行く明るい道のりで、夏にはハンゴンソウの群生地が広がります。少しずつ視界がひらけ、奥に白根山の溶岩ドームがぬっと顔を出してくると前白根山まではわずかです。ガレ場の稜線に標柱が立っていたらそこが前白根山山頂で、360度の大展望が望めます。特に白根山と手前の五色沼の組み合わせはこのエリアを代表する一級品の景色です。ここからガレ場を下れば五色沼避難小屋で、いよいよ白根山へのきつい上りが始まります。この辺りは落石が発生しやすいので特に先行者がいる場合は注意して通行しましょう。山頂付近は岩と草原の広場になっていて、お社の奥が白根山山頂です。山頂からの眺めは絶景で、日光連山から上越、北アルプスの山並みが手に取るようです。ここから弥陀ヶ池への下りも不安定なガレ場が続きます。弥陀ヶ池まで下りたら湖畔の広場で一息入れましょう。五色沼の手前に分岐があり、ここを左に登れば五色山ですが、時間に余裕があれば五色沼にも立ち寄ってみましょう。五色山への登りは最初が急ですが、すぐにゆるやかな道のりとなって頂上に至ります。五色山からの眺めも素晴らしく、先ほど立った頂と五色沼を振り返ることができます。ここから国境平までは眺めのいい稜線で、時おり湯元温泉を見下ろすことができます。国境平からはきつい急坂や大きな段差が続くので、膝を痛めないように気を付けましょう。 -
金精峠から白根山へ
- 日帰り
- 8時間20分
- 9.5km
金精峠から白根山へ
- 日帰り
- 8時間20分
- 9.5km
日光連山から白根山方面を眺めると必ず目に入るのが、ひときわ尖った頂を持つ金精山です。金精トンネル東端にはマイカー駐車場がありますが、路線バスの場合には停留所がないため、現状では湯元温泉か群馬側の菅沼登山口からタクシーで移動する必要があります。駐車場右手から登山道が始まり、崩落跡の急登を登ります。眼前には金精山、振り返れば男体山や湯ノ湖が見える絶景ポイントなので、焦らずに金精峠を目指しましょう。金精峠には金精神社が建ち、その奥に金精山の尖峰が見えます。しばらく尾根道を歩き、金精山の本格的な登りが始まる直前でハシゴとロープが設置された崩落地を通過します。大きな危険個所ではありませんが、先行者の落石等に注意しましょう。金精山付近は登山道に亀裂が入っているため、あまり長居せずに行きましょう。急坂を下り、背丈の低いササの道をゆるやかに登れば国境平です。この先白根山までは湯元から白根山周遊(コースガイド)の逆ルートになります。日光連山から白根山方面を眺めると必ず目に入るのが、ひときわ尖った頂を持つ金精山です。金精トンネル東端にはマイカー駐車場がありますが、路線バスの場合には停留所がないため、現状では湯元温泉か群馬側の菅沼登山口からタクシーで移動する必要があります。駐車場右手から登山道が始まり、崩落跡の急登を登ります。眼前には金精山、振り返れば男体山や湯ノ湖が見える絶景ポイントなので、焦らずに金精峠を目指しましょう。金精峠には金精神社が建ち、その奥に金精山の尖峰が見えます。しばらく尾根道を歩き、金精山の本格的な登りが始まる直前でハシゴとロープが設置された崩落地を通過します。大きな危険個所ではありませんが、先行者の落石等に注意しましょう。金精山付近は登山道に亀裂が入っているため、あまり長居せずに行きましょう。急坂を下り、背丈の低いササの道をゆるやかに登れば国境平です。この先白根山までは湯元から白根山周遊(コースガイド)の逆ルートになります。 -
菅沼から白根山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 8.6km
菅沼から白根山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 8.6km
菅沼登山口からの白根山登山は、ロープウェイの運行時間に左右されずに早朝にスタートできるため、ゆっくりと時間を取って登山できるのが魅力です。菅沼登山口の奥にある駐車場から登山道が始まり、しばらくシラビソの深い森を淡々と登ります。急登区間もありますが、登山道はつづら折れに作られており、マイペースで行けば比較的テンポよく歩けます。座禅山直下の斜面を左から巻くようにして登り詰めると、いっきに視界が開けて弥陀ヶ池に飛び出ます。池ごしに白根山がボリュームのある山容を見せてくれます。座禅山の鞍部で左に折れると、急登の始まりです。この尾根はガレ場が連続しますが、周りの山々や、これまで登って来た道のりを見下ろすことができるので、時々振り返って見てみましょう。急峻な区間を抜けて広場に出ればわずかで白根山です。ここから五色沼避難小屋への下りは落石が起きやすいので通行に注意しましょう。避難小屋からわずかで五色沼。湖畔をめぐって緩やかな道を行けばすぐに弥陀ヶ池です。ここからは往路で使った道で登山口へ戻ります。菅沼登山口からの白根山登山は、ロープウェイの運行時間に左右されずに早朝にスタートできるため、ゆっくりと時間を取って登山できるのが魅力です。菅沼登山口の奥にある駐車場から登山道が始まり、しばらくシラビソの深い森を淡々と登ります。急登区間もありますが、登山道はつづら折れに作られており、マイペースで行けば比較的テンポよく歩けます。座禅山直下の斜面を左から巻くようにして登り詰めると、いっきに視界が開けて弥陀ヶ池に飛び出ます。池ごしに白根山がボリュームのある山容を見せてくれます。座禅山の鞍部で左に折れると、急登の始まりです。この尾根はガレ場が連続しますが、周りの山々や、これまで登って来た道のりを見下ろすことができるので、時々振り返って見てみましょう。急峻な区間を抜けて広場に出ればわずかで白根山です。ここから五色沼避難小屋への下りは落石が起きやすいので通行に注意しましょう。避難小屋からわずかで五色沼。湖畔をめぐって緩やかな道を行けばすぐに弥陀ヶ池です。ここからは往路で使った道で登山口へ戻ります。 -
丸沼高原から白根山周遊
- 日帰り
- 4時間20分
- 6km
丸沼高原から白根山周遊
- 日帰り
- 4時間20分
- 6km
本コースは丸沼高原スキー場のロープウェイで標高2000mから出発できるので、他のコースよりも短時間で登れるのが魅力です。また山頂南西側の岩稜帯では美しいお花畑を楽しむこともできるため、初めての白根山登山におススメしたいコースです。 まずは白根山登山者で賑わうロープウェイ乗り場からロープウェイに乗って標高2000mの山頂駅を目指しましょう。山頂駅を降りるとこれから目指す白根山が目の前にそそり立ちます。二荒山神社の鳥居と鹿フェンスをくぐれば、いよいよ登山スタートです。針葉樹に囲まれた道のりは歩きやすく、大きな不動岩や大日如来の石仏を過ぎると避難小屋との分岐に到着です。この分岐を直進すれば少しずつ道のりは険しくなり、大きな岩がゴロゴロと転がっている地獄ナギに着きます。古くはここから山頂への直登コースがありましたが、落石が多く現在は通行止めとなっています。さらに深い樹林帯を進めばこれまでの山腹を巻く道のりから一転して急登が始まります。 樹林帯のつづら折れの道はしだいに岩がゴロゴロした雰囲気に変わり、森林限界を過ぎればいっきにお花畑が広がります。大きな岩にイワヒゲが這い、シャクナゲやツガザクラ、トウヤクリンドウ、クルマユリなどが咲き、周囲に雄大な山々の景色が広がるさまは別世界です。お花畑を過ぎるとザレ場の登り区間が始まり、登り詰めれば目指す山頂の溶岩ドームが姿を現します。そこからわずかに下り、岩場をぬって歩けばすぐに白根山の頂上です。雄大な展望を満喫しましょう。 この先は弥陀ヶ池方面へ下りますが、ガレ場なのでスリップや落石に注意しましょう。下りきれば弥陀ヶ池との分岐です。時間に余裕があれば弥陀ヶ池にも立ち寄ってみましょう。針葉樹に囲まれた七色平への下りをいけば、避難小屋を経由して山頂駅へと戻ります。 (注意)文中の避難小屋は老朽化により2021年から使用禁止となっています。本コースは丸沼高原スキー場のロープウェイで標高2000mから出発できるので、他のコースよりも短時間で登れるのが魅力です。また山頂南西側の岩稜帯では美しいお花畑を楽しむこともできるため、初めての白根山登山におススメしたいコースです。 まずは白根山登山者で賑わうロープウェイ乗り場からロープウェイに乗って標高2000mの山頂駅を目指しましょう。山頂駅を降りるとこれから目指す白根山が目の前にそそり立ちます。二荒山神社の鳥居と鹿フェンスをくぐれば、いよいよ登山スタートです。針葉樹に囲まれた道のりは歩きやすく、大きな不動岩や大日如来の石仏を過ぎると避難小屋との分岐に到着です。この分岐を直進すれば少しずつ道のりは険しくなり、大きな岩がゴロゴロと転がっている地獄ナギに着きます。古くはここから山頂への直登コースがありましたが、落石が多く現在は通行止めとなっています。さらに深い樹林帯を進めばこれまでの山腹を巻く道のりから一転して急登が始まります。 樹林帯のつづら折れの道はしだいに岩がゴロゴロした雰囲気に変わり、森林限界を過ぎればいっきにお花畑が広がります。大きな岩にイワヒゲが這い、シャクナゲやツガザクラ、トウヤクリンドウ、クルマユリなどが咲き、周囲に雄大な山々の景色が広がるさまは別世界です。お花畑を過ぎるとザレ場の登り区間が始まり、登り詰めれば目指す山頂の溶岩ドームが姿を現します。そこからわずかに下り、岩場をぬって歩けばすぐに白根山の頂上です。雄大な展望を満喫しましょう。 この先は弥陀ヶ池方面へ下りますが、ガレ場なのでスリップや落石に注意しましょう。下りきれば弥陀ヶ池との分岐です。時間に余裕があれば弥陀ヶ池にも立ち寄ってみましょう。針葉樹に囲まれた七色平への下りをいけば、避難小屋を経由して山頂駅へと戻ります。 (注意)文中の避難小屋は老朽化により2021年から使用禁止となっています。 -
金精峠から根名草山・日光澤温泉へ
- 1泊2日
- 5時間55分
- 8.3km
金精峠から根名草山・日光澤温泉へ
- 1泊2日
- 5時間55分
- 8.3km
日光連山が多くの登山者で賑わっている日でも、本コースは訪れる人が少ないため、静かな山旅を楽しみたい人におすすめです。ただし入山と下山が異なるため、マイカー利用の場合は日光澤温泉に宿泊して、翌日、湯沢峠を経由して丸沼に下山するプランにするとよいでしょう。いずれにしても歩行距離が長いコースなので、できるだけ早い時間に金精峠登山口を出発したいところです。 金精峠登山口から金精峠までは金精峠から白根山へ(コースガイド)を参照してください。温泉ヶ岳への登りはかなりの急登ですが、標高2200m付近でしだいに緩やかになって大展望が開けます。左手には菅沼や谷川岳、右手には戦場ヶ原や男体山、振り返れば白根山と、ここの景色は飽きることがありませんが、ロングコースなので先を急ぎましょう。シラビソの深い森を行くと温泉ヶ岳への分岐点があり、約15分で温泉ヶ岳に到着します。温泉ヶ岳山頂からは次に目指すシラビソに覆われた根名草山や念仏平避難小屋がよく見えます。分岐に戻って根名草山を目指しましょう。温泉ヶ岳山頂を東側から巻く道からの刈込・切込湖と女峰山の眺めも抜群です。この辺りはなだらかなアップダウンを繰り返す、気持ちよく歩ける区間で、あっという間に念仏平の水場に着きます。森に囲まれた落ち着いた雰囲気の念仏平避難小屋でしっかり休憩を取って先に進みましょう。避難小屋から先はなだらかな下りですが、一部滑りやすい黒土区間もあるので注意して歩きましょう。鞍部からは緩やかな登りが続き、わずかに展望の効く根名草山に到着します。ここから先は大嵐山のガレ場4箇所を通過しますので、落石に注意しながら通行しましょう。この辺りからは時々鬼怒沼が見え隠れします。日光沢・手白沢分岐までは歩きやすい林内の道ですが、展望はあまりありません。分岐からの下りはつづら折れの急坂です。降りきった場所に建つ日光澤温泉に泊まって、疲れを癒しましょう。日光連山が多くの登山者で賑わっている日でも、本コースは訪れる人が少ないため、静かな山旅を楽しみたい人におすすめです。ただし入山と下山が異なるため、マイカー利用の場合は日光澤温泉に宿泊して、翌日、湯沢峠を経由して丸沼に下山するプランにするとよいでしょう。いずれにしても歩行距離が長いコースなので、できるだけ早い時間に金精峠登山口を出発したいところです。 金精峠登山口から金精峠までは金精峠から白根山へ(コースガイド)を参照してください。温泉ヶ岳への登りはかなりの急登ですが、標高2200m付近でしだいに緩やかになって大展望が開けます。左手には菅沼や谷川岳、右手には戦場ヶ原や男体山、振り返れば白根山と、ここの景色は飽きることがありませんが、ロングコースなので先を急ぎましょう。シラビソの深い森を行くと温泉ヶ岳への分岐点があり、約15分で温泉ヶ岳に到着します。温泉ヶ岳山頂からは次に目指すシラビソに覆われた根名草山や念仏平避難小屋がよく見えます。分岐に戻って根名草山を目指しましょう。温泉ヶ岳山頂を東側から巻く道からの刈込・切込湖と女峰山の眺めも抜群です。この辺りはなだらかなアップダウンを繰り返す、気持ちよく歩ける区間で、あっという間に念仏平の水場に着きます。森に囲まれた落ち着いた雰囲気の念仏平避難小屋でしっかり休憩を取って先に進みましょう。避難小屋から先はなだらかな下りですが、一部滑りやすい黒土区間もあるので注意して歩きましょう。鞍部からは緩やかな登りが続き、わずかに展望の効く根名草山に到着します。ここから先は大嵐山のガレ場4箇所を通過しますので、落石に注意しながら通行しましょう。この辺りからは時々鬼怒沼が見え隠れします。日光沢・手白沢分岐までは歩きやすい林内の道ですが、展望はあまりありません。分岐からの下りはつづら折れの急坂です。降りきった場所に建つ日光澤温泉に泊まって、疲れを癒しましょう。 -
鳩待峠から至仏山へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 10.3km
鳩待峠から至仏山へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 10.3km
至仏山は山ノ鼻から山頂にかけて急峻な地形で、ここを下ると貴重な植物を踏み荒らしてしまうため「登り専用」となっています。鳩待峠から山ノ鼻は鳩待峠から尾瀬ヶ原へ(コースガイド)を参照して下さい。至仏山にはトイレがないので山ノ鼻で必ず済ませて出発しましょう。研究見本園の左手の入口を直進すればすぐに登山届のポストがあり、至仏山登山が始まります。石段や木道が交互に現れますが、木道や丸太は登りでも滑りやすいので注意しましょう。急登は高天ヶ原まで続くので、ペースを保って歩くことが大切です。30分ほどで最初のベンチがあるので休憩しましょう。ここから15分先にも左手に小さなベンチがありますが、この先からは尾瀬ヶ原の雄大な景色が見渡せるので飽きずに登れます。 登山道の途中には幅が広く、景色の良い場所がいくつかありますが、これらはかつてのお花畑があった場所です。登山者が踏み込んで休憩したことで土が流失してしまい、岩の広場と化しています。ロープ柵の外側では復元作業を行っているので立ち入らないようにしましょう。 山ノ鼻から1時間30分ほどで大きなベンチが2つ置かれた所に着きます。この辺りには7月上旬ころにユキワリソウが可憐に咲きます。この先は急な木製階段ですが、バテやすい区間なのでペースを保って歩きましょう。崖状の地形を登りきれば、傾斜はゆるみ、ホソバヒナウスユキソウやジョウシュウアズマギクなどが咲くお花畑に着きます。その先には両脇にベンチが置かれた高天ヶ原があります。高天ヶ原から30分ほど歩けば至仏山山頂です。360度の大眺望が広がり週末には大勢の登山者で賑わいます。 ここから小至仏山までは滑りやすい蛇紋岩を歩きます。蛇紋岩は柔らかく、登山靴でこすれて粉状になり、これが濡れると粘土に変わりヌルヌルと滑ります。行く手の尖った小至仏山は、稜線の左右で雰囲気が異なることが分かります。右手(西側)は常に厳しい風が稜線に叩きつけられ、真冬でも雪を吹き飛ばして左手(東側)へと運びます。このため右手は荒々しく、左手は多量の雪がお花畑を作るのです。 鞍部から10分ほどの登りで小至仏山に着きます。この先は長い下り階段がありますが、周辺にオゼソウが群生しているので確認して行きましょう。岩場を越えればベンチのあるお花畑となり、悪沢岳分岐を直進すればオヤマ沢田代が広がります。森の中を下る途中、小湿原を過ぎて1867mピークを右手から巻き、あとはひたすら下れば鳩待峠へ到着です。至仏山は山ノ鼻から山頂にかけて急峻な地形で、ここを下ると貴重な植物を踏み荒らしてしまうため「登り専用」となっています。鳩待峠から山ノ鼻は鳩待峠から尾瀬ヶ原へ(コースガイド)を参照して下さい。至仏山にはトイレがないので山ノ鼻で必ず済ませて出発しましょう。研究見本園の左手の入口を直進すればすぐに登山届のポストがあり、至仏山登山が始まります。石段や木道が交互に現れますが、木道や丸太は登りでも滑りやすいので注意しましょう。急登は高天ヶ原まで続くので、ペースを保って歩くことが大切です。30分ほどで最初のベンチがあるので休憩しましょう。ここから15分先にも左手に小さなベンチがありますが、この先からは尾瀬ヶ原の雄大な景色が見渡せるので飽きずに登れます。 登山道の途中には幅が広く、景色の良い場所がいくつかありますが、これらはかつてのお花畑があった場所です。登山者が踏み込んで休憩したことで土が流失してしまい、岩の広場と化しています。ロープ柵の外側では復元作業を行っているので立ち入らないようにしましょう。 山ノ鼻から1時間30分ほどで大きなベンチが2つ置かれた所に着きます。この辺りには7月上旬ころにユキワリソウが可憐に咲きます。この先は急な木製階段ですが、バテやすい区間なのでペースを保って歩きましょう。崖状の地形を登りきれば、傾斜はゆるみ、ホソバヒナウスユキソウやジョウシュウアズマギクなどが咲くお花畑に着きます。その先には両脇にベンチが置かれた高天ヶ原があります。高天ヶ原から30分ほど歩けば至仏山山頂です。360度の大眺望が広がり週末には大勢の登山者で賑わいます。 ここから小至仏山までは滑りやすい蛇紋岩を歩きます。蛇紋岩は柔らかく、登山靴でこすれて粉状になり、これが濡れると粘土に変わりヌルヌルと滑ります。行く手の尖った小至仏山は、稜線の左右で雰囲気が異なることが分かります。右手(西側)は常に厳しい風が稜線に叩きつけられ、真冬でも雪を吹き飛ばして左手(東側)へと運びます。このため右手は荒々しく、左手は多量の雪がお花畑を作るのです。 鞍部から10分ほどの登りで小至仏山に着きます。この先は長い下り階段がありますが、周辺にオゼソウが群生しているので確認して行きましょう。岩場を越えればベンチのあるお花畑となり、悪沢岳分岐を直進すればオヤマ沢田代が広がります。森の中を下る途中、小湿原を過ぎて1867mピークを右手から巻き、あとはひたすら下れば鳩待峠へ到着です。 -
鳩待峠から笠ヶ岳・湯の小屋へ
- 日帰り
- 7時間55分
- 15.7km
鳩待峠から笠ヶ岳・湯の小屋へ
- 日帰り
- 7時間55分
- 15.7km
このコースは1日かけて歩く長大なコースで、湯の小屋温泉からの最終バスが16時台と早いため、場合によっては片品村で前泊するか、下山した湯の小屋温泉で宿泊する必要があります。 至仏山同様に登山道にトイレがないので鳩待峠で済ませて出発しましょう。しばらくは至仏山登山道をたどり、オヤマ沢田代を過ぎて悪沢岳分岐を左に進みます。すぐに悪沢岳の山頂標識がありますが、ここを過ぎると目指す笠ヶ岳への稜線がのびやかに見えます。ぬかるみのひどい針葉樹の道を進むと1時間ほどで小笠の標識に着きます。小笠は山頂への登山道がないため踏み込まないようにしましょう。ピラミッドのような笠ヶ岳が近づくと、森林限界となり草原が広がります。いったん山腹の南側を巻いて歩きます。分岐点から山頂へは登り25分、下り15分の道のりで、短いが急な岩場です。足元にはキンロバイやミヤマムラサキといった希少な高山植物が咲きほこります。 笠ヶ岳山頂からは360度の大展望が広がり、普段は見ることの少ない至仏山西面の荒々しい姿がそびえます。燧ヶ岳と隣り合って見える風景からは尾瀬の最西端にいることを感じさせます。 山頂からの急な下りを分岐へ戻り、湯の小屋方面へ進むとすぐに片藤沼に着きます。片品村とみなかみ町藤原との境界にある事からこの名前が付けられていますが、ぬかるみに注意してほとりまで行くと、澄み切った水面にイトトンボたちが飛ぶ楽園のような世界が広がっています。森に囲まれた1962mピークを越えれば急な下りの始まりです。ぬかるみも多いので注意して下りましょう。途中、2本の小沢がありますが、どうしても水が無い時には汲んでおきましょう。 小沢から25分ほどで咲倉沢頭避難小屋に着きます。避難小屋は風雨をしのぐには十分ですが、老朽して入口ドアが壊れており、水場やトイレがないので宿泊目的には使わない方がいいでしょう。ここからはクロベの森の急坂を一気に下りますが、地面に張り出した根に転倒しないよう気を付けましょう。森が明るくなる頃には古い林道と合流し、すぐに林道から外れて尾根上の登山道を歩きます。ここはブナの巨木が多く気持ちよく歩くことができます。いきなりゲートの閉じた車道へ出ますが、十字路なので地図や道標と照らし合わせて間違えないように進みましょう。最後の1018mピークへ登る分岐点は入口に道標があるので見落とさないように気を付けましょう。下り途中で車道を横断して少し行けば湯の小屋に到着です。このコースは1日かけて歩く長大なコースで、湯の小屋温泉からの最終バスが16時台と早いため、場合によっては片品村で前泊するか、下山した湯の小屋温泉で宿泊する必要があります。 至仏山同様に登山道にトイレがないので鳩待峠で済ませて出発しましょう。しばらくは至仏山登山道をたどり、オヤマ沢田代を過ぎて悪沢岳分岐を左に進みます。すぐに悪沢岳の山頂標識がありますが、ここを過ぎると目指す笠ヶ岳への稜線がのびやかに見えます。ぬかるみのひどい針葉樹の道を進むと1時間ほどで小笠の標識に着きます。小笠は山頂への登山道がないため踏み込まないようにしましょう。ピラミッドのような笠ヶ岳が近づくと、森林限界となり草原が広がります。いったん山腹の南側を巻いて歩きます。分岐点から山頂へは登り25分、下り15分の道のりで、短いが急な岩場です。足元にはキンロバイやミヤマムラサキといった希少な高山植物が咲きほこります。 笠ヶ岳山頂からは360度の大展望が広がり、普段は見ることの少ない至仏山西面の荒々しい姿がそびえます。燧ヶ岳と隣り合って見える風景からは尾瀬の最西端にいることを感じさせます。 山頂からの急な下りを分岐へ戻り、湯の小屋方面へ進むとすぐに片藤沼に着きます。片品村とみなかみ町藤原との境界にある事からこの名前が付けられていますが、ぬかるみに注意してほとりまで行くと、澄み切った水面にイトトンボたちが飛ぶ楽園のような世界が広がっています。森に囲まれた1962mピークを越えれば急な下りの始まりです。ぬかるみも多いので注意して下りましょう。途中、2本の小沢がありますが、どうしても水が無い時には汲んでおきましょう。 小沢から25分ほどで咲倉沢頭避難小屋に着きます。避難小屋は風雨をしのぐには十分ですが、老朽して入口ドアが壊れており、水場やトイレがないので宿泊目的には使わない方がいいでしょう。ここからはクロベの森の急坂を一気に下りますが、地面に張り出した根に転倒しないよう気を付けましょう。森が明るくなる頃には古い林道と合流し、すぐに林道から外れて尾根上の登山道を歩きます。ここはブナの巨木が多く気持ちよく歩くことができます。いきなりゲートの閉じた車道へ出ますが、十字路なので地図や道標と照らし合わせて間違えないように進みましょう。最後の1018mピークへ登る分岐点は入口に道標があるので見落とさないように気を付けましょう。下り途中で車道を横断して少し行けば湯の小屋に到着です。 -
猿倉から木賊温泉へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 13.8km
猿倉から木賊温泉へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 13.8km
本コースは入下山口が異なるため、マイカー利用の場合には1台を回送する必要があります。公共交通機関利用の場合でも麓の温泉宿に泊まっての利用が適しています。標高1430mにある猿倉登山口には駐車場があり、6月上旬から10月下旬まで会津高原尾瀬口駅とを結ぶシャトルタクシーも運行していて便利です。登山口からすぐ沢を渡り、大きな岩のある谷間を歩けば水場に到着します。コース唯一の水場なので、汲み忘れてしまった方はここで補給しましょう。 つづら折れに登って尾根へと取りつくと、道のりは森の中の急登に変わりますが、段差にはステップが置かれており歩きやすいです。そこから再び登ると1時間40分で小田代です。前方には田代山の台地がそびえて見えますが、ペースを保って急登を30分上れば田代山湿原の東端に着きます。これまで歩いた急登と、頂上一帯に広がる平坦な風景とのギャップの大きさに驚かされる瞬間です。すぐに左から避難小屋方面の木道が合流しますが、田代山湿原の木道は幅が狭く単線区間も多いため、反時計回りの一方通行というルールがあります。この分岐は直進しましょう。すぐに田代山の山名標識がありますが、ここは田代山湿原の最も低いところで、本当の山頂は左に15分歩いた田代山避難小屋が建つ辺りです。避難小屋の横には新しくなったトイレもあり休憩スペースも用意されています。木賊登山口方面は先ほどの山名標識に戻る必要がありますが、一方通行なので避難小屋を背に右側の木道をたどります。この辺りは湿原に入り込んだネズコやハイマツが日本庭園のように配されていて、周りの景色やチングルマの大群落が満喫できます。 山名標識に戻ったら北側へ延びる木道をたどって木賊方面へ向かいます。すぐにロボット雨量計小屋があり、登山道はゆるやかに下ります。1888mピークを右におれて傾斜を落としてゆくと、周りはコメツガの巨木の森へと変わり、深い山を歩いている雰囲気が強まります。標高1600m辺りから傾斜が増して谷へと吸い込まれるような急坂を下るようになりますが、張り出した木の根が落ち葉に隠れてつまづきやすいので要注意。特に標高1250mから谷へと下る区間では、急坂のつづら折れで、落石を発生させる危険もあるので慎重に歩きましょう。しだいに傾斜がゆるみ、草地が現れれば木賊登山口に到着です。ここから川衣ゲートまでは50分程度の林道歩きで、その先は舗装道路となり1時間ほどで木賊温泉に到着します。本コースは入下山口が異なるため、マイカー利用の場合には1台を回送する必要があります。公共交通機関利用の場合でも麓の温泉宿に泊まっての利用が適しています。標高1430mにある猿倉登山口には駐車場があり、6月上旬から10月下旬まで会津高原尾瀬口駅とを結ぶシャトルタクシーも運行していて便利です。登山口からすぐ沢を渡り、大きな岩のある谷間を歩けば水場に到着します。コース唯一の水場なので、汲み忘れてしまった方はここで補給しましょう。 つづら折れに登って尾根へと取りつくと、道のりは森の中の急登に変わりますが、段差にはステップが置かれており歩きやすいです。そこから再び登ると1時間40分で小田代です。前方には田代山の台地がそびえて見えますが、ペースを保って急登を30分上れば田代山湿原の東端に着きます。これまで歩いた急登と、頂上一帯に広がる平坦な風景とのギャップの大きさに驚かされる瞬間です。すぐに左から避難小屋方面の木道が合流しますが、田代山湿原の木道は幅が狭く単線区間も多いため、反時計回りの一方通行というルールがあります。この分岐は直進しましょう。すぐに田代山の山名標識がありますが、ここは田代山湿原の最も低いところで、本当の山頂は左に15分歩いた田代山避難小屋が建つ辺りです。避難小屋の横には新しくなったトイレもあり休憩スペースも用意されています。木賊登山口方面は先ほどの山名標識に戻る必要がありますが、一方通行なので避難小屋を背に右側の木道をたどります。この辺りは湿原に入り込んだネズコやハイマツが日本庭園のように配されていて、周りの景色やチングルマの大群落が満喫できます。 山名標識に戻ったら北側へ延びる木道をたどって木賊方面へ向かいます。すぐにロボット雨量計小屋があり、登山道はゆるやかに下ります。1888mピークを右におれて傾斜を落としてゆくと、周りはコメツガの巨木の森へと変わり、深い山を歩いている雰囲気が強まります。標高1600m辺りから傾斜が増して谷へと吸い込まれるような急坂を下るようになりますが、張り出した木の根が落ち葉に隠れてつまづきやすいので要注意。特に標高1250mから谷へと下る区間では、急坂のつづら折れで、落石を発生させる危険もあるので慎重に歩きましょう。しだいに傾斜がゆるみ、草地が現れれば木賊登山口に到着です。ここから川衣ゲートまでは50分程度の林道歩きで、その先は舗装道路となり1時間ほどで木賊温泉に到着します。 -
猿倉から帝釈山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 8.7km
猿倉から帝釈山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 8.7km
猿倉登山口から田代山までは猿倉から木賊温泉へ(コースガイド)を参照して下さい。 田代山避難小屋で休憩したら帝釈山の鞍部に向けて下ります。オサバグサの咲く6月中旬頃はこの辺りから白く可憐な花を楽しむことができます。すぐに下りの傾斜もゆるみ、小さな登降を繰り返しながら稜線を歩きます。6月であれば最低鞍部では残雪もありますが、誘導のテープが付けられており、稜線を忠実にたどれば迷う心配はありません。また雪解けが終わった後にはあちこちでぬかるみが多くなりますが、地元の方々やボランティアによってステップが置かれているので慌てずに進みましょう。 道のりが帝釈山への登りにさしかかる頃になるとオサバグサを多く見かけるようになります。この植物は背丈が15cm前後の白い釣り鐘のような花を咲かせる植物で、葉の形がシダ植物のようで機織りに使われる筬に似ていることからこの名前が付けられています。開花期が終わっても小さなシダ植物のような葉があればオサバグサの可能性があります。 帝釈山を目前にするころ、道のりは大きな岩を乗り越えて歩くようになります。ハシゴが取り付けられており安全に通行できますが、慌てずに行きましょう。やがて周りの景色が見えてくると山頂標識の立つ帝釈山に到着します。 帝釈山は福島県と栃木県の県境にそびえる山脈の盟主で、展望の山としても知られています。尾瀬方面には燧ヶ岳と至仏山を並んで望めるほかにも、隣の会津駒ヶ岳ののびやかな稜線や日光連山の特徴的な山並みなど、地図を片手に飽きない時間が過ごせます。 帝釈山の眺めを満喫したら下山にかかります。馬坂峠登山口まで下ることもでき、こちらの道はオサバグサの大群生地として有名なコースですが、交通の便がとても悪いので注意が必要です。 復路は同じ道を帰ることになりますが、復路は帝釈山を過ぎてすぐの岩場の下りに注意して通行しましょう。午後になればこの辺り一帯の稜線は人影もまばらになり、一気に深山の雰囲気が深まります。日の短い秋であれば帰りには日がかげる時間帯にさしかかりますが、田代山避難小屋から猿倉登山口の下りは慌てず安全に下山しましょう。猿倉登山口から田代山までは猿倉から木賊温泉へ(コースガイド)を参照して下さい。 田代山避難小屋で休憩したら帝釈山の鞍部に向けて下ります。オサバグサの咲く6月中旬頃はこの辺りから白く可憐な花を楽しむことができます。すぐに下りの傾斜もゆるみ、小さな登降を繰り返しながら稜線を歩きます。6月であれば最低鞍部では残雪もありますが、誘導のテープが付けられており、稜線を忠実にたどれば迷う心配はありません。また雪解けが終わった後にはあちこちでぬかるみが多くなりますが、地元の方々やボランティアによってステップが置かれているので慌てずに進みましょう。 道のりが帝釈山への登りにさしかかる頃になるとオサバグサを多く見かけるようになります。この植物は背丈が15cm前後の白い釣り鐘のような花を咲かせる植物で、葉の形がシダ植物のようで機織りに使われる筬に似ていることからこの名前が付けられています。開花期が終わっても小さなシダ植物のような葉があればオサバグサの可能性があります。 帝釈山を目前にするころ、道のりは大きな岩を乗り越えて歩くようになります。ハシゴが取り付けられており安全に通行できますが、慌てずに行きましょう。やがて周りの景色が見えてくると山頂標識の立つ帝釈山に到着します。 帝釈山は福島県と栃木県の県境にそびえる山脈の盟主で、展望の山としても知られています。尾瀬方面には燧ヶ岳と至仏山を並んで望めるほかにも、隣の会津駒ヶ岳ののびやかな稜線や日光連山の特徴的な山並みなど、地図を片手に飽きない時間が過ごせます。 帝釈山の眺めを満喫したら下山にかかります。馬坂峠登山口まで下ることもでき、こちらの道はオサバグサの大群生地として有名なコースですが、交通の便がとても悪いので注意が必要です。 復路は同じ道を帰ることになりますが、復路は帝釈山を過ぎてすぐの岩場の下りに注意して通行しましょう。午後になればこの辺り一帯の稜線は人影もまばらになり、一気に深山の雰囲気が深まります。日の短い秋であれば帰りには日がかげる時間帯にさしかかりますが、田代山避難小屋から猿倉登山口の下りは慌てず安全に下山しましょう。 -
大清水から尾瀬沼を経て、鬼怒沼へ
- 2泊3日
- 16時間50分
- 32.6km
大清水から尾瀬沼を経て、鬼怒沼へ
- 2泊3日
- 16時間50分
- 32.6km
1日目は大清水から尾瀬沼ヒュッテへの約3時間の道のりです。一ノ瀬までの林道は6月中旬から10月中旬にかけて低公害車運行もあり、出発が遅れた場合には利用すると便利です。一ノ瀬には休憩所とトイレがあります。ここから登山道が始まり、木道や石階段を繰り返して標高をあげると岩清水に着きます。すぐに十二曲りのつづら折れとなり、12回目のカーブの後は尾根上に出ます。しばらく針葉樹に包まれた木道を行けば三平峠に着きます。三平峠から滑りやすい木道を15分下れば三平下です。ここからは尾瀬沼東岸から燧ヶ岳を望む道のりです。尾瀬沼ヒュッテに到着後、時間があれば大江湿原を散策してみましょう。 2日目はロングコースなので早朝出発しましょう。小淵沢田代へは尾瀬沼キャンプ場を抜けるコースと、小淵沢田代分岐からのコースがありますが、後者がなだらかなので、時間が許せばこちらをお勧めします。小淵沢田代は池溏のある小さな湿原で、日光連山や富士山も見える穴場です。湿原を抜けるとすぐにぬかるみの多い登山道が始まります。途中、小淵沢(ニゴリ沢)方面の分岐がありますが、直進するとササの刈り払われた送電線巡視路を横切ります。濃霧時は巡視路に迷い込まないよう注意しましょう。登山道は細いですが明瞭で通行の心配はありません。なだらかな稜線を進めば赤安清水の標識に到着です。 赤安山は登山道から少し外れたところにあるため、無理をして登ろうとせずに先へ進みましょう。黒岩山南側を大きく巻いて歩けば黒岩山分岐に着きます。ここから黒岩山は登り35分、下り20分と若干ヤブの濃い道ですが、3県境の高峰だけあって雄大な眺めを楽しむことができます。黒岩山分岐から鬼怒沼方面は道をふさぐような倒木が多く、またいだ先の道を見落としやすいので見定めて歩きましょう。小ピークの登降を繰り返すと小さな沢と広場に出ますが、これが小松湿原の水場です。 大きく崩壊した斜面を左に見て行けば鬼怒沼山分岐に着きます。ここから鬼怒沼山は登り20分、下り15分の急坂ですがあまり眺めはありません。分岐に戻ってなだらかに下れば鬼怒沼湿原です。鬼怒沼湿原は鬼怒川の源流部にあたり、南北約700m、東西約400mの広さに250個もの池溏が点在しています。日光連山の山並みを楽しんだら日光澤温泉への急坂をいっきに下ります。オロオソロシの滝展望台を過ぎれば日光澤温泉はもうすぐです。 3日目は奥鬼怒歩道をのんびりと行けば1時間45分ほどで女夫淵に到着です。1日目は大清水から尾瀬沼ヒュッテへの約3時間の道のりです。一ノ瀬までの林道は6月中旬から10月中旬にかけて低公害車運行もあり、出発が遅れた場合には利用すると便利です。一ノ瀬には休憩所とトイレがあります。ここから登山道が始まり、木道や石階段を繰り返して標高をあげると岩清水に着きます。すぐに十二曲りのつづら折れとなり、12回目のカーブの後は尾根上に出ます。しばらく針葉樹に包まれた木道を行けば三平峠に着きます。三平峠から滑りやすい木道を15分下れば三平下です。ここからは尾瀬沼東岸から燧ヶ岳を望む道のりです。尾瀬沼ヒュッテに到着後、時間があれば大江湿原を散策してみましょう。 2日目はロングコースなので早朝出発しましょう。小淵沢田代へは尾瀬沼キャンプ場を抜けるコースと、小淵沢田代分岐からのコースがありますが、後者がなだらかなので、時間が許せばこちらをお勧めします。小淵沢田代は池溏のある小さな湿原で、日光連山や富士山も見える穴場です。湿原を抜けるとすぐにぬかるみの多い登山道が始まります。途中、小淵沢(ニゴリ沢)方面の分岐がありますが、直進するとササの刈り払われた送電線巡視路を横切ります。濃霧時は巡視路に迷い込まないよう注意しましょう。登山道は細いですが明瞭で通行の心配はありません。なだらかな稜線を進めば赤安清水の標識に到着です。 赤安山は登山道から少し外れたところにあるため、無理をして登ろうとせずに先へ進みましょう。黒岩山南側を大きく巻いて歩けば黒岩山分岐に着きます。ここから黒岩山は登り35分、下り20分と若干ヤブの濃い道ですが、3県境の高峰だけあって雄大な眺めを楽しむことができます。黒岩山分岐から鬼怒沼方面は道をふさぐような倒木が多く、またいだ先の道を見落としやすいので見定めて歩きましょう。小ピークの登降を繰り返すと小さな沢と広場に出ますが、これが小松湿原の水場です。 大きく崩壊した斜面を左に見て行けば鬼怒沼山分岐に着きます。ここから鬼怒沼山は登り20分、下り15分の急坂ですがあまり眺めはありません。分岐に戻ってなだらかに下れば鬼怒沼湿原です。鬼怒沼湿原は鬼怒川の源流部にあたり、南北約700m、東西約400mの広さに250個もの池溏が点在しています。日光連山の山並みを楽しんだら日光澤温泉への急坂をいっきに下ります。オロオソロシの滝展望台を過ぎれば日光澤温泉はもうすぐです。 3日目は奥鬼怒歩道をのんびりと行けば1時間45分ほどで女夫淵に到着です。 -
中之嶽神社から金洞山縦走
- 日帰り
- 5時間40分
- 3.8km
中之嶽神社から金洞山縦走
- 日帰り
- 5時間40分
- 3.8km
中之嶽神社の石段を登り、轟岩下の右手石段の登山道を登ると見晴台で、石門広場が一望できます。石門分岐より中間道を経由してホッキリへ向かいます。尾根を西進し鎖8mの外傾バンドを登り、湿潤した滑りやすい岩壁トラバース、女坂分岐を過ぎると目前に鷹戻しの絶壁が迫ります。絶壁下を回り込み最初の鎖を越えるといよいよ鷹戻しです。ほぼ直立の梯子を越え数段の鎖、小岩稜を跨ぎ鎖トラバースと難所が続きます。鷹戻しの頭は大休止に最適で星穴と星穴岳の展望が印象的です。次の難所25mルンゼ内二段の鎖の下降は鎖が振られやすく慎重に下ります。第四石門への避難路を分け、岩稜を進むと全方向展望の東岳に着きます。この先中ノ岳まではヤセ岩稜やこぶ岩を鎖で越えますが、両脇は絶壁で高度感抜群です。中ノ岳からの下りは2段の急な鎖や鎖のない急斜面が続き、主稜のコルで気持ちが和らぎますが、最後まで緊張感をもって中之嶽神社へと戻ります。中之嶽神社の石段を登り、轟岩下の右手石段の登山道を登ると見晴台で、石門広場が一望できます。石門分岐より中間道を経由してホッキリへ向かいます。尾根を西進し鎖8mの外傾バンドを登り、湿潤した滑りやすい岩壁トラバース、女坂分岐を過ぎると目前に鷹戻しの絶壁が迫ります。絶壁下を回り込み最初の鎖を越えるといよいよ鷹戻しです。ほぼ直立の梯子を越え数段の鎖、小岩稜を跨ぎ鎖トラバースと難所が続きます。鷹戻しの頭は大休止に最適で星穴と星穴岳の展望が印象的です。次の難所25mルンゼ内二段の鎖の下降は鎖が振られやすく慎重に下ります。第四石門への避難路を分け、岩稜を進むと全方向展望の東岳に着きます。この先中ノ岳まではヤセ岩稜やこぶ岩を鎖で越えますが、両脇は絶壁で高度感抜群です。中ノ岳からの下りは2段の急な鎖や鎖のない急斜面が続き、主稜のコルで気持ちが和らぎますが、最後まで緊張感をもって中之嶽神社へと戻ります。 -
国民宿舎跡から相馬岳、茨尾根、女坂コースへ
- 日帰り
- 6時間5分
- 6.4km
国民宿舎跡から相馬岳、茨尾根、女坂コースへ
- 日帰り
- 6時間5分
- 6.4km
国民宿舎跡から伐採地の作業道をたどり尾根に取り付きます。岩屋脇の鎖を上り尾根を進めば見晴に到着で、丁須岩、ハサミ岩等の奇岩と裏妙義の岩峰群の展望が圧巻です。岩稜を巻き鎖で登れば奇景の「窓穴」からの展望を楽しみ、連続する鎖場や鉄杭のトラバース等、妙義らしいスリルも味わえます。鎖場を登り左へと進むと主稜線に出ます。国民宿舎跡分岐を左に進めば金洞山が一望の相馬岳に到着です。引き返して茨尾根への下りはスラブや木の根が露出しザレた場所ではスリップに要注意です。茨尾根は登降の連続で、茨尾根のピーク(気付かずに通り過ぎに注意!)では全方向展望が楽しめます。 ホッキリを過ぎて鎖8mの外傾バンドを登り、岩壁トラバースを過ぎると女坂分岐です。まず支尾根を下り岩峰手前を左下へ下降、「女坂」とは思えぬ急斜面をロープで下ります。沢沿いの道は外傾斜で狭い場所もあるので滑落に注意しながら下り星穴沢橋に出たら国民宿舎跡に戻ります。国民宿舎跡から伐採地の作業道をたどり尾根に取り付きます。岩屋脇の鎖を上り尾根を進めば見晴に到着で、丁須岩、ハサミ岩等の奇岩と裏妙義の岩峰群の展望が圧巻です。岩稜を巻き鎖で登れば奇景の「窓穴」からの展望を楽しみ、連続する鎖場や鉄杭のトラバース等、妙義らしいスリルも味わえます。鎖場を登り左へと進むと主稜線に出ます。国民宿舎跡分岐を左に進めば金洞山が一望の相馬岳に到着です。引き返して茨尾根への下りはスラブや木の根が露出しザレた場所ではスリップに要注意です。茨尾根は登降の連続で、茨尾根のピーク(気付かずに通り過ぎに注意!)では全方向展望が楽しめます。 ホッキリを過ぎて鎖8mの外傾バンドを登り、岩壁トラバースを過ぎると女坂分岐です。まず支尾根を下り岩峰手前を左下へ下降、「女坂」とは思えぬ急斜面をロープで下ります。沢沿いの道は外傾斜で狭い場所もあるので滑落に注意しながら下り星穴沢橋に出たら国民宿舎跡に戻ります。 -
横川駅より御岳コース、丁須の頭、鍵沢コース
- 日帰り
- 7時間15分
- 8.2km
横川駅より御岳コース、丁須の頭、鍵沢コース
- 日帰り
- 7時間15分
- 8.2km
横川駅からあさお吊橋、御岳登山口を過ぎ麻苧の滝自然公園を経て、小さい滝の側壁の鎖場が手がかり少なく緊張します。鎖のトラバースや急登を登りきると、ザンゲ岩より鉄道文化むらを望めます。尾根道の上下を繰り返し産泰山を過ぎたら、ルンゼ内の急登や岩壁下の鎖場等を越えます。東稜との合流地点の石祠のピークを過ぎると御岳です。御岳から先は展望の良い岩稜帯や、3段の鎖やリッジ上の鎖を注意深く越えます。籠沢のコルを経て岩壁下を北巻きに回り込み鎖を登れば丁須の頭の基部です。丁須の頭は登攀技術と装備が必須で、中初級者は挑戦せずに中間峰で展望を楽しみましょう。鍵沢のコルからは、鎖でU字溝状や滑り台状な岩場のトラバースを慎重に下降、落葉が堆積した場所も滑らぬよう注意深く下ります。第2不動滝を過ぎ、植林帯になり山の神の石祠の曲りを過ぎるとやがて残置ロープと梯子の滑りやすい急斜面を経て、鍵沢登山口に着きます。横川駅からあさお吊橋、御岳登山口を過ぎ麻苧の滝自然公園を経て、小さい滝の側壁の鎖場が手がかり少なく緊張します。鎖のトラバースや急登を登りきると、ザンゲ岩より鉄道文化むらを望めます。尾根道の上下を繰り返し産泰山を過ぎたら、ルンゼ内の急登や岩壁下の鎖場等を越えます。東稜との合流地点の石祠のピークを過ぎると御岳です。御岳から先は展望の良い岩稜帯や、3段の鎖やリッジ上の鎖を注意深く越えます。籠沢のコルを経て岩壁下を北巻きに回り込み鎖を登れば丁須の頭の基部です。丁須の頭は登攀技術と装備が必須で、中初級者は挑戦せずに中間峰で展望を楽しみましょう。鍵沢のコルからは、鎖でU字溝状や滑り台状な岩場のトラバースを慎重に下降、落葉が堆積した場所も滑らぬよう注意深く下ります。第2不動滝を過ぎ、植林帯になり山の神の石祠の曲りを過ぎるとやがて残置ロープと梯子の滑りやすい急斜面を経て、鍵沢登山口に着きます。 -
国民宿舎跡から女道を経て谷急山
- 日帰り
- 7時間35分
- 9.7km
国民宿舎跡から女道を経て谷急山
- 日帰り
- 7時間35分
- 9.7km
国民宿舎跡から林道を歩き、女道入口より急登で尾根に登り、沢に接すると徒渉を繰り返します。谷急沢分岐からは急斜面を登り、木立の尾根道を進み女道分岐を経て、谷急山へ向かいます。まずは急登でP1、尾根道も徐々に岩交じりとなりP2の肩からは妙義全体の展望が望めます。砲弾型のP2までは岩場の狭い道や足場の少ない鎖場が続き、いったん下ると左手にV字キレットを見送り、再び登ればP3に着きます。この先は岩稜帯を上下して高度を上げると谷急山に到着です。山頂からは浅間山をバックに上越国境の山々、妙義全体の展望が素晴らしいです。山頂から岩稜が続く北西尾根にも踏み跡がありますが、帰路は女道分岐へ戻り、大遠見峠を経て三方境へと進みます。国民宿舎跡へは巡視路を下りますが、並木沢コースへ進む場合、踏み跡が薄い場所が多く、沢上の外傾斜の道からの滑落に注意に必要です。国民宿舎跡から林道を歩き、女道入口より急登で尾根に登り、沢に接すると徒渉を繰り返します。谷急沢分岐からは急斜面を登り、木立の尾根道を進み女道分岐を経て、谷急山へ向かいます。まずは急登でP1、尾根道も徐々に岩交じりとなりP2の肩からは妙義全体の展望が望めます。砲弾型のP2までは岩場の狭い道や足場の少ない鎖場が続き、いったん下ると左手にV字キレットを見送り、再び登ればP3に着きます。この先は岩稜帯を上下して高度を上げると谷急山に到着です。山頂からは浅間山をバックに上越国境の山々、妙義全体の展望が素晴らしいです。山頂から岩稜が続く北西尾根にも踏み跡がありますが、帰路は女道分岐へ戻り、大遠見峠を経て三方境へと進みます。国民宿舎跡へは巡視路を下りますが、並木沢コースへ進む場合、踏み跡が薄い場所が多く、沢上の外傾斜の道からの滑落に注意に必要です。