【福島県】の登山コースガイド

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岩場やクサリ場などがあって、中級以上の技術と経験が必要
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  • 三国岳・飯豊山・大日岳・北股岳・朳差岳をつなぐ

    三国岳・飯豊山・大日岳・北股岳・朳差岳をつなぐ

    ほぼ南北に伸びる飯豊連峰の主稜線は、東北地方屈指の縦走路です。この主稜線上のピークを繋ぐ“飯豊全山縦走”に挑戦する登山者が最近増えているようですが、ここでは歴史ある南端の登山口川入から北端の登山口大石ダムまで、3泊4日で辿るコースを紹介します。重装備を担いで4日間歩き通す体力と、岩場や残雪に対する歩行技術、読図力などが必要になってくる経験者向けの行程です。 1日目。川入地区の御沢野営場から出発。杉の大木が並ぶ御沢小屋跡からは、名前通りの長坂を辛抱強く登っていきます。地蔵山分岐手前にある地蔵水場は、急坂を登ってきた登山者へのありがたいご褒美。池塘がある湿地帯を通ると、連峰一の岩稜帯剣ヶ峰が待ち構えていますが、慎重に登っていけば難しくはないでしょう。岩場を越え5分ほどで三国小屋に到着します。飯豊本山や大日岳の展望が見られ、これからの登山に胸躍らされます。 三国小屋から七森の間にも岩稜帯があり注意が必要です。この先の御秘所も含め、岩稜帯では取り付く前に必ずストックを収納することが原則です。種蒔山を通り、お花畑を眺めながら下っていくと、切合小屋に到着します。1泊目は出発時間や体調に合わせて三国小屋か切合小屋を選びましょう。 2日目。切合小屋を出発し、残雪とその消え際から生えてくる高山植物を楽しみながら窪地状斜面を登り詰めると、草履塚のピークに出ます。綺麗なおべべを着せてもらった姥権現まで下り、両側が切れ落ちた高度感ある御秘所を越え、急登の御前坂を登り詰めると本山小屋が現れてきます。ここから飯豊山は20分弱で到着です。 山頂からは吾妻連峰、蔵王連峰、朝日連峰など、360度の展望を堪能できます。周辺では固有種のイイデリンドウがたくさん咲いており、マルバコゴメグサやタカネツメクサ、イワウメなども見られます。 飯豊山から駒形山に下りる途中で左に曲がらず、そのまま下に続いている構造土を登山道と間違えて迷い込んでいる登山者が多いので注意してください。 草月平はニッコウキスゲやタカネマツムシソウなどを楽しめるお花畑です。池塘の点在する草原を通り抜けると御西小屋に到着。ここは最高峰大日岳に向かう分岐点であり、日没や日の出のときに小屋から眺める牛首山を伴った大日岳の姿は圧倒的に荘厳です。 小屋の軒先に荷物を置かせてもらい、サブザックで大日岳をピストンします。チングルマの咲く道を下り、右下に文平ノ池を見ます。その後はぐいぐいと高度を上げて山頂に至ります。大日岳は主稜から少し離れた最高峰であり、飯豊連峰を鳥瞰しているような素晴らしい眺めです。 御西小屋に戻り荷物を整理して梅花皮小屋へと向かいます。1時間ほどで天狗ノ庭に辿り着きます。ここは登山者の踏圧と幕営により、表土が剥ぎ取られて裸地化し、池塘の点在する広大な湿原が失われた場所です。この荒廃を回復するため登山道を頂稜に移して踏圧を回避し、2007年からボランティアによる植生回復作業が幾度となく実施されています。 天狗ノ庭から烏帽子岳の間は、東側の急な斜面に夏まで雪庇の名残の雪渓が次々と現れます。登山道が残雪で遮断されてルートが分からなくなることもあります。残雪を巻く際、ストックだけで通過する登山者をよく見かけますが、この区間は石転ビ沢と同様に重大な滑落事故が多いのです。筆者は必ずピッケルを持参し、ルート工作や滑落に備えています。 ここより梅花皮岳にかけては、雪庇崩壊で削られた斜面にハクサンコザクラやミヤマダイモンジソウなどのお花畑が広がっています。何が見られるかはその時期のお楽しみです。 梅花皮岳の先は東面が崩れているので足元に注意をします。この区間ではクロユリやハクセンナズナなどの珍しい花に遭えるかもしれません。20分ほど下ると鞍部に建つ梅花皮小屋に到着します。水場も優れ、水洗トイレの評判も良い快適な小屋です。2泊目は状況によって御西小屋か梅花皮小屋泊かを選択します。 3日目。梅花皮小屋を出発し急坂を登り終えると、連峰北部の最高峰北股岳山頂です。振り返ると南には今まで辿ってきた稜線が続いており、北に見える杁差岳もだいぶ近くになってきました。 北股岳からは快適な稜線歩き。ギルダ原には乾性のお花畑が広がります。門内小屋を過ぎ、梶川尾根と合流する場所が扇ノ地紙です。地名は、扇を開いたような雪形が残ることに由来します。この先の地神山と読み方は同じですが、漢字が違う所が面白いですね。 北峰の次は頼母木山。ここから小国町の民宿奥川入の先まで伸びる長大な西俣尾根には、かつて登山道がありました。今でも残雪期にはよく登られています。イイデリンドウはこの辺りが北限となっています。頼母木山から下りていくと頼母木小屋に到着します。ここは管理棟のすぐ脇に水場があり、楽に水をいつでも利用できることがとてもありがたいです。 小屋からなだらかな山稜を辿っていき、大石山分岐へ。この一帯は6月初旬には一面のハクサンイチゲの花畑になります。ここから朳差岳をピストンして足ノ松尾根を降りる人が多いですが、全山縦走の場合はやはり大石ダムまで下ることが満足感を高めてくれるようです。 登り返して独立峰のように起立している鉾立峰で一休み。急坂を下って更に登り返し、左手に藤島玄のレリーフを見つけたら程なく朳差小屋に到着です。朳差小屋は水場まで10分ほど下りていかなければならず少し不便。しかし、頼母木小屋同様、小屋から日本海に沈む夕日を直接見られることは大きな魅力で、静かな雰囲気を味わいたい人に人気がある場所でもあります。3泊目は頼母木小屋か朳差小屋を選択します。 4日目。朳差岳では歩いてきた飯豊稜線の最後の展望を楽しみましょう。ここから権内尾根を下山します。池塘帯の美しい長者平を通り終えると、あとはあまり足場の良くない急坂を慎重に下っていくことになります。東に大境山、北に光兎山、西に日本海の海岸線と、今までとはがらりと違った展望が得られます。東俣川まで下り、吊橋を二つ超えると林道終点に辿り着きます。あとは1時間程で東俣彫刻公園のゲートにゴールします。
    ほぼ南北に伸びる飯豊連峰の主稜線は、東北地方屈指の縦走路です。この主稜線上のピークを繋ぐ“飯豊全山縦走”に挑戦する登山者が最近増えているようですが、ここでは歴史ある南端の登山口川入から北端の登山口大石ダムまで、3泊4日で辿るコースを紹介します。重装備を担いで4日間歩き通す体力と、岩場や残雪に対する歩行技術、読図力などが必要になってくる経験者向けの行程です。 1日目。川入地区の御沢野営場から出発。杉の大木が並ぶ御沢小屋跡からは、名前通りの長坂を辛抱強く登っていきます。地蔵山分岐手前にある地蔵水場は、急坂を登ってきた登山者へのありがたいご褒美。池塘がある湿地帯を通ると、連峰一の岩稜帯剣ヶ峰が待ち構えていますが、慎重に登っていけば難しくはないでしょう。岩場を越え5分ほどで三国小屋に到着します。飯豊本山や大日岳の展望が見られ、これからの登山に胸躍らされます。 三国小屋から七森の間にも岩稜帯があり注意が必要です。この先の御秘所も含め、岩稜帯では取り付く前に必ずストックを収納することが原則です。種蒔山を通り、お花畑を眺めながら下っていくと、切合小屋に到着します。1泊目は出発時間や体調に合わせて三国小屋か切合小屋を選びましょう。 2日目。切合小屋を出発し、残雪とその消え際から生えてくる高山植物を楽しみながら窪地状斜面を登り詰めると、草履塚のピークに出ます。綺麗なおべべを着せてもらった姥権現まで下り、両側が切れ落ちた高度感ある御秘所を越え、急登の御前坂を登り詰めると本山小屋が現れてきます。ここから飯豊山は20分弱で到着です。 山頂からは吾妻連峰、蔵王連峰、朝日連峰など、360度の展望を堪能できます。周辺では固有種のイイデリンドウがたくさん咲いており、マルバコゴメグサやタカネツメクサ、イワウメなども見られます。 飯豊山から駒形山に下りる途中で左に曲がらず、そのまま下に続いている構造土を登山道と間違えて迷い込んでいる登山者が多いので注意してください。 草月平はニッコウキスゲやタカネマツムシソウなどを楽しめるお花畑です。池塘の点在する草原を通り抜けると御西小屋に到着。ここは最高峰大日岳に向かう分岐点であり、日没や日の出のときに小屋から眺める牛首山を伴った大日岳の姿は圧倒的に荘厳です。 小屋の軒先に荷物を置かせてもらい、サブザックで大日岳をピストンします。チングルマの咲く道を下り、右下に文平ノ池を見ます。その後はぐいぐいと高度を上げて山頂に至ります。大日岳は主稜から少し離れた最高峰であり、飯豊連峰を鳥瞰しているような素晴らしい眺めです。 御西小屋に戻り荷物を整理して梅花皮小屋へと向かいます。1時間ほどで天狗ノ庭に辿り着きます。ここは登山者の踏圧と幕営により、表土が剥ぎ取られて裸地化し、池塘の点在する広大な湿原が失われた場所です。この荒廃を回復するため登山道を頂稜に移して踏圧を回避し、2007年からボランティアによる植生回復作業が幾度となく実施されています。 天狗ノ庭から烏帽子岳の間は、東側の急な斜面に夏まで雪庇の名残の雪渓が次々と現れます。登山道が残雪で遮断されてルートが分からなくなることもあります。残雪を巻く際、ストックだけで通過する登山者をよく見かけますが、この区間は石転ビ沢と同様に重大な滑落事故が多いのです。筆者は必ずピッケルを持参し、ルート工作や滑落に備えています。 ここより梅花皮岳にかけては、雪庇崩壊で削られた斜面にハクサンコザクラやミヤマダイモンジソウなどのお花畑が広がっています。何が見られるかはその時期のお楽しみです。 梅花皮岳の先は東面が崩れているので足元に注意をします。この区間ではクロユリやハクセンナズナなどの珍しい花に遭えるかもしれません。20分ほど下ると鞍部に建つ梅花皮小屋に到着します。水場も優れ、水洗トイレの評判も良い快適な小屋です。2泊目は状況によって御西小屋か梅花皮小屋泊かを選択します。 3日目。梅花皮小屋を出発し急坂を登り終えると、連峰北部の最高峰北股岳山頂です。振り返ると南には今まで辿ってきた稜線が続いており、北に見える杁差岳もだいぶ近くになってきました。 北股岳からは快適な稜線歩き。ギルダ原には乾性のお花畑が広がります。門内小屋を過ぎ、梶川尾根と合流する場所が扇ノ地紙です。地名は、扇を開いたような雪形が残ることに由来します。この先の地神山と読み方は同じですが、漢字が違う所が面白いですね。 北峰の次は頼母木山。ここから小国町の民宿奥川入の先まで伸びる長大な西俣尾根には、かつて登山道がありました。今でも残雪期にはよく登られています。イイデリンドウはこの辺りが北限となっています。頼母木山から下りていくと頼母木小屋に到着します。ここは管理棟のすぐ脇に水場があり、楽に水をいつでも利用できることがとてもありがたいです。 小屋からなだらかな山稜を辿っていき、大石山分岐へ。この一帯は6月初旬には一面のハクサンイチゲの花畑になります。ここから朳差岳をピストンして足ノ松尾根を降りる人が多いですが、全山縦走の場合はやはり大石ダムまで下ることが満足感を高めてくれるようです。 登り返して独立峰のように起立している鉾立峰で一休み。急坂を下って更に登り返し、左手に藤島玄のレリーフを見つけたら程なく朳差小屋に到着です。朳差小屋は水場まで10分ほど下りていかなければならず少し不便。しかし、頼母木小屋同様、小屋から日本海に沈む夕日を直接見られることは大きな魅力で、静かな雰囲気を味わいたい人に人気がある場所でもあります。3泊目は頼母木小屋か朳差小屋を選択します。 4日目。朳差岳では歩いてきた飯豊稜線の最後の展望を楽しみましょう。ここから権内尾根を下山します。池塘帯の美しい長者平を通り終えると、あとはあまり足場の良くない急坂を慎重に下っていくことになります。東に大境山、北に光兎山、西に日本海の海岸線と、今までとはがらりと違った展望が得られます。東俣川まで下り、吊橋を二つ超えると林道終点に辿り着きます。あとは1時間程で東俣彫刻公園のゲートにゴールします。
  • 雄国沼せせらぎ探勝路

    雄国沼せせらぎ探勝路

    雄国沼登山道入口バス停から50mほど先が雄国沼雄子沢登山口です。雄子沢川の流れる音を聞きながら、なだらかに歩きます。はじめはカラマツ、杉、ミズナラが周囲に見られますが、次第にブナ林に変わっていきます。 1時間ほどで分岐となり、右は雄国山へ行く道です。左に進んで小沢(水場)を渡ると無人小屋の雄国沼休憩舎に着きます。ここから右へ進み、林道を行き分岐を左へ進むと登山道になり、しばらく行くとT字路に出ます。左へ行くとすぐに雄国沼湿原に着きます。湿原は右回り一方通行の木道歩きとなっています。6月中旬~7月上旬のシーズンにはニッコウキスゲの大群落が見事です。 湿原歩きを楽しんだら雄国休憩舎に戻り、小沢を通って分岐を左の雄国山方面に向かいます。雄国山の展望ヤグラからは雄国沼が眼下に広がり、会津盆地、飯豊山まで360度の大展望が得られます。 ここからは、なだらかな下りが続き、出てきた分岐を左へ。しばらく下ってラビスパ西口に出ます。温泉施設とバス停があります。
    雄国沼登山道入口バス停から50mほど先が雄国沼雄子沢登山口です。雄子沢川の流れる音を聞きながら、なだらかに歩きます。はじめはカラマツ、杉、ミズナラが周囲に見られますが、次第にブナ林に変わっていきます。 1時間ほどで分岐となり、右は雄国山へ行く道です。左に進んで小沢(水場)を渡ると無人小屋の雄国沼休憩舎に着きます。ここから右へ進み、林道を行き分岐を左へ進むと登山道になり、しばらく行くとT字路に出ます。左へ行くとすぐに雄国沼湿原に着きます。湿原は右回り一方通行の木道歩きとなっています。6月中旬~7月上旬のシーズンにはニッコウキスゲの大群落が見事です。 湿原歩きを楽しんだら雄国休憩舎に戻り、小沢を通って分岐を左の雄国山方面に向かいます。雄国山の展望ヤグラからは雄国沼が眼下に広がり、会津盆地、飯豊山まで360度の大展望が得られます。 ここからは、なだらかな下りが続き、出てきた分岐を左へ。しばらく下ってラビスパ西口に出ます。温泉施設とバス停があります。
  • 猫魔ヶ岳やまびこ探勝路

    猫魔ヶ岳やまびこ探勝路

    本コースは登山道歩きで、雄国沼までは距離も長くなるので、探勝路とはいえ中級のコースです。 八方台登山口の駐車場の奥から入り、なだらかなブナ林を行きます。途中左に猫魔八方台の道標があります。ここは旧コースで現在は使われていません。ヤブになり道はないので入らないように。直進して登り猫魔ヶ岳の頂上へ。ここからの展望は360度のパノラマで、会津盆地が眼下に広がります。 20m行った1等三角点の場所から下り、登り返した分岐を右へ。すぐに大きな猫石があり、雄国沼とその先に飯豊連峰、南方向には猪苗代湖が見えます。 ここから緩やかに下り、途中3箇所小沢を横切って視界が開けると雄国沼に着きます。沼を見ながら行くと雄国沼休憩舎があります。帰路は登りとなるので、雄国沼で十分休憩してからもと来た道を戻りましょう。
    本コースは登山道歩きで、雄国沼までは距離も長くなるので、探勝路とはいえ中級のコースです。 八方台登山口の駐車場の奥から入り、なだらかなブナ林を行きます。途中左に猫魔八方台の道標があります。ここは旧コースで現在は使われていません。ヤブになり道はないので入らないように。直進して登り猫魔ヶ岳の頂上へ。ここからの展望は360度のパノラマで、会津盆地が眼下に広がります。 20m行った1等三角点の場所から下り、登り返した分岐を右へ。すぐに大きな猫石があり、雄国沼とその先に飯豊連峰、南方向には猪苗代湖が見えます。 ここから緩やかに下り、途中3箇所小沢を横切って視界が開けると雄国沼に着きます。沼を見ながら行くと雄国沼休憩舎があります。帰路は登りとなるので、雄国沼で十分休憩してからもと来た道を戻りましょう。
  • 猪苗代登山口から磐梯山へ

    猪苗代登山口から磐梯山へ

    猪苗代スキー場にある猪苗代登山口からスタートします。マイカーの場合駐車場は、センターハウスばんだいの駐車場と、もう1つ下に猪苗代スキー場駐車場が利用できます。 コースはまずスキー場の作業道を登っていき、リフト施設手前の所から左の登山道に入ります。しばらく行くと急登となり、リフト終点手前から右にトラバースすると松の木があり、ここは中央ゲレンデの上部になります。左へ登って一合目、天の庭に着きます。川桁山や猪苗湖が見えます。 ところどころ磐梯山と猪苗代湖が望める灌木帯を進み、赤埴山分岐となります。赤埴山へは右を登って行きます。ガレ場に出ると見晴しが良くなり、磐梯山と猪苗代湖が望めます。 着いた赤埴山山頂(二合目)は展望が良く、櫛ヶ峰や安達太良山が望めます。下ってトラバースコースと合流すると平坦な道になり、コースから左下へ20mほどの所に鏡ヶ池が見下ろせます。磐梯山東壁が湖面に映っています。コースに戻り、赤埴林道分岐を過ぎるとダケカンバ帯で、湿原と池がある沼ノ平からは磐梯山の東壁が真近に見え、火山の荒々しさを感じます。 右から渋谷登山道が合流し、ひと登りすると川上温泉からのコースが右から合流する分岐に着きます。この分岐から40mほど先に三合目の天狗岩(石碑)があります。 ここからは一転して火山の荒々しい道となります。ガレ道を登り黄金清水を通って弘法清水(四合目)へ。どちらも実に冷たい水が出ています。ここに2軒の小屋があり、売店がありますが宿泊はできません。小屋前の広場は休憩ポイントです。トイレは携帯トイレが利用でき、携帯トイレブースは弘法清水小屋にあります。 弘法清水の分岐では右から八方台のコースが合流します。ここから山頂までは急登となり、滑りやすいので注意してください。磐梯山山頂は広い岩畳の台地で、大展望です。飯豊連峰はもちろん燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、越後の山並みも見えます。 景色を堪能した後、往路を戻りましょう。赤埴山へは登り返さずトラバース道を行きます。さらに一合目天の庭から頑張って猪苗代登山口に戻り着きます。
    猪苗代スキー場にある猪苗代登山口からスタートします。マイカーの場合駐車場は、センターハウスばんだいの駐車場と、もう1つ下に猪苗代スキー場駐車場が利用できます。 コースはまずスキー場の作業道を登っていき、リフト施設手前の所から左の登山道に入ります。しばらく行くと急登となり、リフト終点手前から右にトラバースすると松の木があり、ここは中央ゲレンデの上部になります。左へ登って一合目、天の庭に着きます。川桁山や猪苗湖が見えます。 ところどころ磐梯山と猪苗代湖が望める灌木帯を進み、赤埴山分岐となります。赤埴山へは右を登って行きます。ガレ場に出ると見晴しが良くなり、磐梯山と猪苗代湖が望めます。 着いた赤埴山山頂(二合目)は展望が良く、櫛ヶ峰や安達太良山が望めます。下ってトラバースコースと合流すると平坦な道になり、コースから左下へ20mほどの所に鏡ヶ池が見下ろせます。磐梯山東壁が湖面に映っています。コースに戻り、赤埴林道分岐を過ぎるとダケカンバ帯で、湿原と池がある沼ノ平からは磐梯山の東壁が真近に見え、火山の荒々しさを感じます。 右から渋谷登山道が合流し、ひと登りすると川上温泉からのコースが右から合流する分岐に着きます。この分岐から40mほど先に三合目の天狗岩(石碑)があります。 ここからは一転して火山の荒々しい道となります。ガレ道を登り黄金清水を通って弘法清水(四合目)へ。どちらも実に冷たい水が出ています。ここに2軒の小屋があり、売店がありますが宿泊はできません。小屋前の広場は休憩ポイントです。トイレは携帯トイレが利用でき、携帯トイレブースは弘法清水小屋にあります。 弘法清水の分岐では右から八方台のコースが合流します。ここから山頂までは急登となり、滑りやすいので注意してください。磐梯山山頂は広い岩畳の台地で、大展望です。飯豊連峰はもちろん燧ヶ岳や会津駒ヶ岳、越後の山並みも見えます。 景色を堪能した後、往路を戻りましょう。赤埴山へは登り返さずトラバース道を行きます。さらに一合目天の庭から頑張って猪苗代登山口に戻り着きます。
  • 翁島登山口から裏磐梯スキー場へ

    翁島登山口から裏磐梯スキー場へ

    出発地となる翁島登山口(一合目)は押立温泉から先の所にあります。マイカーの場合は広場に駐車できます。 登山口から登ってすぐに車道を横切り、さらに登って行くとまた車道に出るので、ここは車道を右へ。100mほどで右側の登山道に入ります。樹林の中を登って行き、二合目の大石(祠はありません)に着きます。すぐ左にはスキー場のリフトがあり、ゲレンデになっています。 さらに登ると左手からロープウェイ山頂駅からの道が合流します。道標はありません。さらに進んで左側へトラバースする箇所はロープがあり岩が滑りやすいので慎重に。その上の展望の良い所が三合目ですが目印はありません。 周囲は次第に灌木となり展望も良くなりますが、急登が続きます。岩場の四合目となり、振り返ると猪苗代湖が眼下に広がり、高度感があります。ここから天狗岩は50mほど先で、さらに山頂までは25分ほどかかります。山頂手前はミネウスユキソウなどたくさんの高山植物の群落が次々と展開します。登山者で賑わっている所になると山頂です。 磐梯山山頂は展望が良く、360度のパノラマです。ここから下って弘法清水の分岐に出ます。右へ行くと水場があり2軒の売店があります。分岐を左に進み、またすぐの分岐(お花畑)を左へ下って行きます。急ではありませんが、ロープが何箇所もあり、左下が急斜面なので滑落注意です。 道は火口壁側になり、コースのすぐ右に展望の良い所があり、桧原湖や吾妻連峰が見えます。展望箇所にロープが張ってありますが、その先は絶壁なので出ないように。急な下りとなり、右前に小沼が見えるとなだらかになり裏磐梯スキー場分岐です。直進は八方台登山口へ、右が裏磐梯スキー場です。 ここを右へ下っていくと、平坦になり、しばらく行くと右に赤茶けた銅沼があります。銅沼からは荒々しい噴火壁が見え、噴火のすさまじさが見てとれます。火口原方面の分岐となり、直進してスキー場ゲレンデを下っていきます。リフトの下を通ってロープのゲートがある裏磐梯スキー場登山口に着きます。 車道を右に行くとスキー場の駐車場ですが、直進して県道に出ます。ここに裏磐梯登山口の看板があります。県道を右へ10分弱で裏磐梯高原駅バス停に着きます。
    出発地となる翁島登山口(一合目)は押立温泉から先の所にあります。マイカーの場合は広場に駐車できます。 登山口から登ってすぐに車道を横切り、さらに登って行くとまた車道に出るので、ここは車道を右へ。100mほどで右側の登山道に入ります。樹林の中を登って行き、二合目の大石(祠はありません)に着きます。すぐ左にはスキー場のリフトがあり、ゲレンデになっています。 さらに登ると左手からロープウェイ山頂駅からの道が合流します。道標はありません。さらに進んで左側へトラバースする箇所はロープがあり岩が滑りやすいので慎重に。その上の展望の良い所が三合目ですが目印はありません。 周囲は次第に灌木となり展望も良くなりますが、急登が続きます。岩場の四合目となり、振り返ると猪苗代湖が眼下に広がり、高度感があります。ここから天狗岩は50mほど先で、さらに山頂までは25分ほどかかります。山頂手前はミネウスユキソウなどたくさんの高山植物の群落が次々と展開します。登山者で賑わっている所になると山頂です。 磐梯山山頂は展望が良く、360度のパノラマです。ここから下って弘法清水の分岐に出ます。右へ行くと水場があり2軒の売店があります。分岐を左に進み、またすぐの分岐(お花畑)を左へ下って行きます。急ではありませんが、ロープが何箇所もあり、左下が急斜面なので滑落注意です。 道は火口壁側になり、コースのすぐ右に展望の良い所があり、桧原湖や吾妻連峰が見えます。展望箇所にロープが張ってありますが、その先は絶壁なので出ないように。急な下りとなり、右前に小沼が見えるとなだらかになり裏磐梯スキー場分岐です。直進は八方台登山口へ、右が裏磐梯スキー場です。 ここを右へ下っていくと、平坦になり、しばらく行くと右に赤茶けた銅沼があります。銅沼からは荒々しい噴火壁が見え、噴火のすさまじさが見てとれます。火口原方面の分岐となり、直進してスキー場ゲレンデを下っていきます。リフトの下を通ってロープのゲートがある裏磐梯スキー場登山口に着きます。 車道を右に行くとスキー場の駐車場ですが、直進して県道に出ます。ここに裏磐梯登山口の看板があります。県道を右へ10分弱で裏磐梯高原駅バス停に着きます。
  • 八方台登山口から磐梯山へ

    八方台登山口から磐梯山へ

    磐梯山ゴールドライン八方台からの登山道は、標高差が少なく最短距離で登れるため、登山者が最も多いコースです。駐車場から車道を横切った所に八方台登山口があり、ここからブナ林の中の広い登山道を歩きはじめます。 視界の広がる所に出ると磐梯山山頂方面が望めます。このあたりは火山性ガス発生が発生しているのですみやかに通過しましょう。下った所にある壊れた建物は中ノ湯跡です。この付近も硫黄の匂いが漂っています。木道のある小さな湿原を過ぎるとすぐに分岐となり、裏磐梯スキー場登山口コースと合流します。ここを右の弘法清水へ向かいます。左手の樹間には小沼が見えます。 ここからダケカンバ林の急登となります。上部では3~4箇所ロープの柵があります。下は絶壁です。展望の良い所があり、吾妻山、桧原湖が望めます。ここから樹間右手に入り、なだらかなトラバースの道にロープが4~5箇所設置されています。右下は急斜面なので滑落に注意です。 やがて分岐に出て、左のお花畑経由のコースをとります。お花畑は広い平坦地に広がっており、高山植物が早い時期から多く見られ、山頂、天狗岩、櫛ヶ峰が真近に見えます。また、眼下には桧原湖、吾妻連峰の展望も開けます。この付近は火口上部でもあり、北側は絶壁で崩れやすいのでコースから出ないように気をつけてください。 天狗岩(三合目)からの分岐を合わせれば、弘法清水(四合目)はすぐ。弘法清水には2軒の売店・休憩所がありますが、宿泊はできません。ここから急登を頑張れば、ようやく磐梯山山頂です。山頂からは360度の大展望が楽しめ、吾妻山、安達太良山、飯豊山、遠くは燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、南会津や越後方面の山まで望めます 下りは弘法清水まで戻り、分岐を左手の八方台に下山します。
    磐梯山ゴールドライン八方台からの登山道は、標高差が少なく最短距離で登れるため、登山者が最も多いコースです。駐車場から車道を横切った所に八方台登山口があり、ここからブナ林の中の広い登山道を歩きはじめます。 視界の広がる所に出ると磐梯山山頂方面が望めます。このあたりは火山性ガス発生が発生しているのですみやかに通過しましょう。下った所にある壊れた建物は中ノ湯跡です。この付近も硫黄の匂いが漂っています。木道のある小さな湿原を過ぎるとすぐに分岐となり、裏磐梯スキー場登山口コースと合流します。ここを右の弘法清水へ向かいます。左手の樹間には小沼が見えます。 ここからダケカンバ林の急登となります。上部では3~4箇所ロープの柵があります。下は絶壁です。展望の良い所があり、吾妻山、桧原湖が望めます。ここから樹間右手に入り、なだらかなトラバースの道にロープが4~5箇所設置されています。右下は急斜面なので滑落に注意です。 やがて分岐に出て、左のお花畑経由のコースをとります。お花畑は広い平坦地に広がっており、高山植物が早い時期から多く見られ、山頂、天狗岩、櫛ヶ峰が真近に見えます。また、眼下には桧原湖、吾妻連峰の展望も開けます。この付近は火口上部でもあり、北側は絶壁で崩れやすいのでコースから出ないように気をつけてください。 天狗岩(三合目)からの分岐を合わせれば、弘法清水(四合目)はすぐ。弘法清水には2軒の売店・休憩所がありますが、宿泊はできません。ここから急登を頑張れば、ようやく磐梯山山頂です。山頂からは360度の大展望が楽しめ、吾妻山、安達太良山、飯豊山、遠くは燧ヶ岳、会津駒ヶ岳、南会津や越後方面の山まで望めます 下りは弘法清水まで戻り、分岐を左手の八方台に下山します。
  • 浄土平から西吾妻山縦走

    浄土平から西吾妻山縦走

    本コースは、吾妻連峰を東から西に向けて縦走する歩きごたえのあるコースです。1泊2日で設定していますが、後半の歩行距離が長いので、2泊3日のプランにするとより余裕をもって山歩きを楽しめるでしょう。 磐梯吾妻スカイラインの浄土平から天文台の右側を通り、浄土平湿原の木道分岐の次の分岐で右に入り酸ヶ平へ。 一切経山山頂は広く平坦で、360度の展望です。北側からは神秘的な色あいの五色沼が見えます。沼を見ながら下りますが、ザレた道は滑りやすいのでゆっくり進みましょう。 樹間を出て、沼を間近に見ながら五色沼分岐を左へ登ると家形山に着きます。一切経山、五色沼が美しく望めます。ここから樹林帯となります。五色温泉・霧ノ平への道標分岐を左に行くと分岐(三叉路)があり、直進して東大巓方向に向かいます。 下っていき、なだらかになった所の分岐は堀田林道からの登山道、そしてすぐ先の分岐は姥湯からの登山道です。展望が良い兵子へは往復10分程です。 ニセ烏帽子山、烏帽子山と進んで行きます。烏帽子山は岩場で、昭元山、東大巓、中吾妻山、谷地平、猪苗代湖も見えます。大倉新道谷地平分岐から展望の良い木道になります。東大巓の山頂(三角点)は道標から左へ20mほどですが展望はありません。下った分岐で、右の弥兵衛平・滑川温泉に向かいます。 1日目は弥兵衛平小屋(明月荘)に泊まります。水場は滑川温泉コースへ下って10分ほどの木道のところにある金明水を利用します。 2日目は主稜分岐に戻り人形石方面に向かいます。藤十郎付近から、これまで歩いてきた東大巓と、その右奥に東吾妻山が見えます。。 いろは沼と呼ばれる池塘群を通り登って行くと、岩の台地となっている人形石に着きます。展望が良く、これまで歩いてきた東吾妻方面とこれから向かう西吾妻山も望めます。ここの分岐を右に行くと天元台高原スキー場のリフトがあるので、エスケープルートに利用できます。 西吾妻山方面に向かい、高原植物の群落がある大凹の湿地帯になります。途中に水場があるので、西吾妻小屋に泊まる場合はここで補給すると良いでしょう。ここから岩づたいの登りになります。木道になると湿原が広がり池塘群もあります。こちらもいろは沼です。岩の重なっている梵天岩はペンキ目印を右へ巻いて行きます。岩原の天狗岩に出て、道標を左へ西吾妻山に向かいます。 吾妻山の最高峰西吾妻山山頂は樹林に囲まれて展望はありません。山頂から下った分岐を右へ向かうと、左手100mほどのところ西吾妻小屋があります。若女平コースは分岐を左に入り、樹林になります。若女平からはダケカンバ林に変わり、緩やかになります。小和清水の水場はコースから右へ20mほどの所です。ブナ林の道を下り、さらに急な下りとなるので、滑らないよう注意して下さい。ようやく下りきると、藤右ェ門沢の橋を渡って、西吾妻スカイバレーに出ます。若女平登山口道標があります。ここから徒歩10分程で白布温泉に到着です。
    本コースは、吾妻連峰を東から西に向けて縦走する歩きごたえのあるコースです。1泊2日で設定していますが、後半の歩行距離が長いので、2泊3日のプランにするとより余裕をもって山歩きを楽しめるでしょう。 磐梯吾妻スカイラインの浄土平から天文台の右側を通り、浄土平湿原の木道分岐の次の分岐で右に入り酸ヶ平へ。 一切経山山頂は広く平坦で、360度の展望です。北側からは神秘的な色あいの五色沼が見えます。沼を見ながら下りますが、ザレた道は滑りやすいのでゆっくり進みましょう。 樹間を出て、沼を間近に見ながら五色沼分岐を左へ登ると家形山に着きます。一切経山、五色沼が美しく望めます。ここから樹林帯となります。五色温泉・霧ノ平への道標分岐を左に行くと分岐(三叉路)があり、直進して東大巓方向に向かいます。 下っていき、なだらかになった所の分岐は堀田林道からの登山道、そしてすぐ先の分岐は姥湯からの登山道です。展望が良い兵子へは往復10分程です。 ニセ烏帽子山、烏帽子山と進んで行きます。烏帽子山は岩場で、昭元山、東大巓、中吾妻山、谷地平、猪苗代湖も見えます。大倉新道谷地平分岐から展望の良い木道になります。東大巓の山頂(三角点)は道標から左へ20mほどですが展望はありません。下った分岐で、右の弥兵衛平・滑川温泉に向かいます。 1日目は弥兵衛平小屋(明月荘)に泊まります。水場は滑川温泉コースへ下って10分ほどの木道のところにある金明水を利用します。 2日目は主稜分岐に戻り人形石方面に向かいます。藤十郎付近から、これまで歩いてきた東大巓と、その右奥に東吾妻山が見えます。。 いろは沼と呼ばれる池塘群を通り登って行くと、岩の台地となっている人形石に着きます。展望が良く、これまで歩いてきた東吾妻方面とこれから向かう西吾妻山も望めます。ここの分岐を右に行くと天元台高原スキー場のリフトがあるので、エスケープルートに利用できます。 西吾妻山方面に向かい、高原植物の群落がある大凹の湿地帯になります。途中に水場があるので、西吾妻小屋に泊まる場合はここで補給すると良いでしょう。ここから岩づたいの登りになります。木道になると湿原が広がり池塘群もあります。こちらもいろは沼です。岩の重なっている梵天岩はペンキ目印を右へ巻いて行きます。岩原の天狗岩に出て、道標を左へ西吾妻山に向かいます。 吾妻山の最高峰西吾妻山山頂は樹林に囲まれて展望はありません。山頂から下った分岐を右へ向かうと、左手100mほどのところ西吾妻小屋があります。若女平コースは分岐を左に入り、樹林になります。若女平からはダケカンバ林に変わり、緩やかになります。小和清水の水場はコースから右へ20mほどの所です。ブナ林の道を下り、さらに急な下りとなるので、滑らないよう注意して下さい。ようやく下りきると、藤右ェ門沢の橋を渡って、西吾妻スカイバレーに出ます。若女平登山口道標があります。ここから徒歩10分程で白布温泉に到着です。
  • 浄土平から東吾妻山周遊

    浄土平から東吾妻山周遊

    浄土平から西に姥ヶ原へ向かいます。階段の登りから振り返ると吾妻小富士と浄土平が見下ろせます。姥ヶ原入口を直進し、十字路の東吾妻登山道・姥ヶ原登山口を左に入ります。木道はすぐに終わり、オオシラビソ樹林の中を登っていきます。樹林を抜けると視界が良くなり、ハイマツ帯が広がります。振り返ると一切経山と鎌沼が望めます。荒れている修復中の道を登れば山頂はすぐです。 東吾妻山山頂からの展望は素晴らしく、吾妻連峰主稜の山並みと、谷地平湿原、磐梯山、猪苗代湖、裏磐梯の湖まで見えます。山頂から下るとすぐに樹林帯となり、展望台への分岐に着きます。展望台からも申し分ない展望です。 分岐に戻って進むと、湿原と池塘が広がり、高山植物が多く咲いています。樹林に入りしばらくすると下りとなりますが、滑りやすいので注意です。ようやくなだらかになり木道になると、景場平の湿原になります。ベンチがあり休憩に良いスポットです。振り返ると、東吾妻山が大きく見えます。 さらに樹林を下っていくと磐梯吾妻スカイラインに着き、鳥子平登山口です。車道を横切って鳥子平湿原に進みます。こじんまりしていますが池塘があり、高山植物が多く咲き乱れます。樹林に入り平坦な道が続きますが、ところどころぬかるんでいるところがあります。吾妻小富士が見えるようになるとキャンプ場のある兎平です。 分岐を右へいき、吾妻小舎の前を通ります。仙水沼への分岐を過ぎスカイラインの車道を横切ると、浄土平湿原の木道です。前方に一切経山が望めます。直進して駐車場横を通り、浄土平のビジターセンターに着きます。
    浄土平から西に姥ヶ原へ向かいます。階段の登りから振り返ると吾妻小富士と浄土平が見下ろせます。姥ヶ原入口を直進し、十字路の東吾妻登山道・姥ヶ原登山口を左に入ります。木道はすぐに終わり、オオシラビソ樹林の中を登っていきます。樹林を抜けると視界が良くなり、ハイマツ帯が広がります。振り返ると一切経山と鎌沼が望めます。荒れている修復中の道を登れば山頂はすぐです。 東吾妻山山頂からの展望は素晴らしく、吾妻連峰主稜の山並みと、谷地平湿原、磐梯山、猪苗代湖、裏磐梯の湖まで見えます。山頂から下るとすぐに樹林帯となり、展望台への分岐に着きます。展望台からも申し分ない展望です。 分岐に戻って進むと、湿原と池塘が広がり、高山植物が多く咲いています。樹林に入りしばらくすると下りとなりますが、滑りやすいので注意です。ようやくなだらかになり木道になると、景場平の湿原になります。ベンチがあり休憩に良いスポットです。振り返ると、東吾妻山が大きく見えます。 さらに樹林を下っていくと磐梯吾妻スカイラインに着き、鳥子平登山口です。車道を横切って鳥子平湿原に進みます。こじんまりしていますが池塘があり、高山植物が多く咲き乱れます。樹林に入り平坦な道が続きますが、ところどころぬかるんでいるところがあります。吾妻小富士が見えるようになるとキャンプ場のある兎平です。 分岐を右へいき、吾妻小舎の前を通ります。仙水沼への分岐を過ぎスカイラインの車道を横切ると、浄土平湿原の木道です。前方に一切経山が望めます。直進して駐車場横を通り、浄土平のビジターセンターに着きます。
  • 高湯温泉から一切経山へ

    高湯温泉から一切経山へ

    高湯バス停から吾妻スカイラインを浄土平方面に行き、湯泉神社で右の道路に入り、古い道標の所から樹林の中を緩やかに登って行きます。一度スカイラインを横切って急登が続き、またスカイラインに出て、車道を斜め右に横断します。緩やかになると、左から不動沢登山口からの道が合流します。 さらに登って行くと賽河原で、ここからは平坦な道が続きます。途中「山鳥山」、「湯ノ平」、「井戸溝」などのプレートを見て、慶応吾妻山荘の分岐へ。さらに登り、大根森と呼ばれるガレ場に出ると展望が開けます。五色沼分岐を過ぎて樹林を登って行き、火山肌のガレて滑りやすい急登を過ぎて一切経山山頂に着きます。ガレた広い山頂はとても良い展望で、特に五色沼は「吾妻の瞳」と呼ばれ格別な眺めです。 帰路は、ガレた道を滑らないよう足元に注意して下ります。
    高湯バス停から吾妻スカイラインを浄土平方面に行き、湯泉神社で右の道路に入り、古い道標の所から樹林の中を緩やかに登って行きます。一度スカイラインを横切って急登が続き、またスカイラインに出て、車道を斜め右に横断します。緩やかになると、左から不動沢登山口からの道が合流します。 さらに登って行くと賽河原で、ここからは平坦な道が続きます。途中「山鳥山」、「湯ノ平」、「井戸溝」などのプレートを見て、慶応吾妻山荘の分岐へ。さらに登り、大根森と呼ばれるガレ場に出ると展望が開けます。五色沼分岐を過ぎて樹林を登って行き、火山肌のガレて滑りやすい急登を過ぎて一切経山山頂に着きます。ガレた広い山頂はとても良い展望で、特に五色沼は「吾妻の瞳」と呼ばれ格別な眺めです。 帰路は、ガレた道を滑らないよう足元に注意して下ります。
  • 滑川温泉から弥兵衛平湿原へ

    滑川温泉から弥兵衛平湿原へ

    起点となる滑川温泉の旅館横を通り吊橋を渡ると道標があり、ここからジグザグに登っていきます。大滝展望台の所で、左方向に登って行きます。滝が連続する大滝沢が俯瞰できる所は崩壊ガレ場でロープがあり、左上に巻いていきます。サビたレールのある滑川鉱山跡を過ぎ、沢を2本渡ります。最初の沢は手前を左へ上流に進み渡ります。姥湯分岐となります。 入道沢、潜滝沢、久蔵沢を渡り、左手へ平坦なトラバースの道となります。コース崩壊地のロープ設置箇所から階段状の急な登りになります。木道が出てくるとしばらくして金明水の水場に到着。しっかり水を補給しておきましょう。また階段状の道を登り木道になると、弥平衛平小屋(明月荘)に着きます。この日はここで泊まることにして、明星湖まで往復しましょう。このあたりは広大な高層湿原で、池溏が多く高山植物や秋の草モミジも見事です。 2日目、小屋から木道を主稜に向かいます。主稜の分岐を左へ進むと道標があります。ここから右へ20mの所に東大巓の三角点がありますが展望はありません。縦走路の木道からは展望が良く、東吾妻山、一切経山、烏帽子山などが望めます。谷地平への分岐を過ぎると樹林帯に入ります。 登りついた昭元山の展望は一部のみ。下って登り返すと烏帽子山。昭元山、中吾妻山が大きく見え、谷地平と猪苗代湖も見えます。ニセ烏帽子山を経て兵子の分岐道標に着きます。兵子は岩峰で展望が非常に良く、往復10分ほどなのでぜひ寄ってみましょう。 兵子分岐、堀田林道分岐、登りになって分岐(三叉路)へ。家形山山頂からは五色沼、一切経山が間近に見えます。 帰路は分岐(三叉路)まで戻らず、手前の分岐道標「五色温泉」とある方向へ。10分ほどで分岐があり、ここから急な下りとなります。やがて緩やかな樹林を下り、ガレ場の霧ノ平に出ます。高倉山が前方に見え、振り返るとコースの尾根の奥に家形山が見えます。 霧ノ平から左の樹林に下ります。一ツ清水の水場を過ぎ、緩やかなブナ林の道から車道に出ます。駐車場から車道を歩き、滑川雨量観測所の建物から先、左の小道へ入ると滑川温泉の旅館に着きます。
    起点となる滑川温泉の旅館横を通り吊橋を渡ると道標があり、ここからジグザグに登っていきます。大滝展望台の所で、左方向に登って行きます。滝が連続する大滝沢が俯瞰できる所は崩壊ガレ場でロープがあり、左上に巻いていきます。サビたレールのある滑川鉱山跡を過ぎ、沢を2本渡ります。最初の沢は手前を左へ上流に進み渡ります。姥湯分岐となります。 入道沢、潜滝沢、久蔵沢を渡り、左手へ平坦なトラバースの道となります。コース崩壊地のロープ設置箇所から階段状の急な登りになります。木道が出てくるとしばらくして金明水の水場に到着。しっかり水を補給しておきましょう。また階段状の道を登り木道になると、弥平衛平小屋(明月荘)に着きます。この日はここで泊まることにして、明星湖まで往復しましょう。このあたりは広大な高層湿原で、池溏が多く高山植物や秋の草モミジも見事です。 2日目、小屋から木道を主稜に向かいます。主稜の分岐を左へ進むと道標があります。ここから右へ20mの所に東大巓の三角点がありますが展望はありません。縦走路の木道からは展望が良く、東吾妻山、一切経山、烏帽子山などが望めます。谷地平への分岐を過ぎると樹林帯に入ります。 登りついた昭元山の展望は一部のみ。下って登り返すと烏帽子山。昭元山、中吾妻山が大きく見え、谷地平と猪苗代湖も見えます。ニセ烏帽子山を経て兵子の分岐道標に着きます。兵子は岩峰で展望が非常に良く、往復10分ほどなのでぜひ寄ってみましょう。 兵子分岐、堀田林道分岐、登りになって分岐(三叉路)へ。家形山山頂からは五色沼、一切経山が間近に見えます。 帰路は分岐(三叉路)まで戻らず、手前の分岐道標「五色温泉」とある方向へ。10分ほどで分岐があり、ここから急な下りとなります。やがて緩やかな樹林を下り、ガレ場の霧ノ平に出ます。高倉山が前方に見え、振り返るとコースの尾根の奥に家形山が見えます。 霧ノ平から左の樹林に下ります。一ツ清水の水場を過ぎ、緩やかなブナ林の道から車道に出ます。駐車場から車道を歩き、滑川雨量観測所の建物から先、左の小道へ入ると滑川温泉の旅館に着きます。
  • 白布湯元から西吾妻山へ

    白布湯元から西吾妻山へ

    米沢駅から白布温泉、天元台ロープウェイ湯元駅前までバスがあります。ロープウェイ、リフトを乗り継いで終点北望台へ。リフト降り場からすぐに分岐があり、左の人形石方面に進みます。登りが続き樹林を出ると岩の広がる台地の人形石に着きます。ひときわ大きい岩のあたりからはとくに展望が良く、東大巓、一切経山、中吾妻山が望めます。西吾妻山が大きく見えます。 人形石から西吾妻山方面に向かいます。木道の中大巓分岐でリフト降り場からの道が合流します。左へ下って行くと湿原、池塘があり高山植物が数多く咲いている大凹に着きます。水場を過ぎると急な岩の登りになるので滑らないよう注意して下さい。緩やかになると木道となり湿原、池塘が続きます。 梵天岩手前で登りになり、ペンキ印に従って右へトラバースして行きます。まっすぐいくと展望の良い箇所があり、池塘群と東大巓、一切経山、中吾妻山、西吾妻山が見えます。岩づたいに道標のある所に出るとコースと合流します。樹林を抜け、岩原に出ます。ここが天狗岩で前方奥に吾妻神社が見えます。 道標分岐から左へ行き西吾妻山に到着です。山頂は樹林の中で展望はありません。西に下って行くと湿原になり木道分岐を右へ。すぐ左にカマボコ型の赤い屋根、西吾妻小屋があります。若女平コース分岐を直進し、少し登ると吾妻神社のある天狗岩に出ます。 中大巓分岐に戻り、左のかもしか展望台経由で北望台に戻ります。下山は、リフトを使わずにリフトの建物右からスキー場を下って行きます。はじめは急な下りですが次第に緩やかになります。第一リフト(しらかばリフト)の下を右側に出るとスキー場作業道で、ここで途中からゲレンデを通ってアルブ天元台(天元台ロッヂ)に出ても良いです。 アルブ天元台の手前を左へ行くと木にプレート道標があり、ここから新高湯温泉に下って行きます。ここから車道となり、天元台ロープウェイ湯元駅に出ます。
    米沢駅から白布温泉、天元台ロープウェイ湯元駅前までバスがあります。ロープウェイ、リフトを乗り継いで終点北望台へ。リフト降り場からすぐに分岐があり、左の人形石方面に進みます。登りが続き樹林を出ると岩の広がる台地の人形石に着きます。ひときわ大きい岩のあたりからはとくに展望が良く、東大巓、一切経山、中吾妻山が望めます。西吾妻山が大きく見えます。 人形石から西吾妻山方面に向かいます。木道の中大巓分岐でリフト降り場からの道が合流します。左へ下って行くと湿原、池塘があり高山植物が数多く咲いている大凹に着きます。水場を過ぎると急な岩の登りになるので滑らないよう注意して下さい。緩やかになると木道となり湿原、池塘が続きます。 梵天岩手前で登りになり、ペンキ印に従って右へトラバースして行きます。まっすぐいくと展望の良い箇所があり、池塘群と東大巓、一切経山、中吾妻山、西吾妻山が見えます。岩づたいに道標のある所に出るとコースと合流します。樹林を抜け、岩原に出ます。ここが天狗岩で前方奥に吾妻神社が見えます。 道標分岐から左へ行き西吾妻山に到着です。山頂は樹林の中で展望はありません。西に下って行くと湿原になり木道分岐を右へ。すぐ左にカマボコ型の赤い屋根、西吾妻小屋があります。若女平コース分岐を直進し、少し登ると吾妻神社のある天狗岩に出ます。 中大巓分岐に戻り、左のかもしか展望台経由で北望台に戻ります。下山は、リフトを使わずにリフトの建物右からスキー場を下って行きます。はじめは急な下りですが次第に緩やかになります。第一リフト(しらかばリフト)の下を右側に出るとスキー場作業道で、ここで途中からゲレンデを通ってアルブ天元台(天元台ロッヂ)に出ても良いです。 アルブ天元台の手前を左へ行くと木にプレート道標があり、ここから新高湯温泉に下って行きます。ここから車道となり、天元台ロープウェイ湯元駅に出ます。
  • グランデコリゾートから西吾妻山へ

    グランデコリゾートから西吾妻山へ

    グランデコリゾートとグランデコホテルまではホテル運行の裏磐梯周遊便・JR猪苗代便バスがあります。郡山駅からは福島交通の予約制バスが運行しています。マイカーの場合は、スキー場の駐車場を利用します。 山麓駅から裏磐梯ロープウェイに乗って山頂駅で降りて、コースを右にとります。すぐに西吾妻山登山道の道標があり、ここからスキー場のゲレンデを登っていきますが、かなりの登りです。このあたりはヨツバヒヨドリの群生地で、8月になるとアサギマダラが数多く飛んでいます。 ゲレンデ上部の涸沢を右にいき、樹林帯の登山道を登っていきます。明るくなるとオオシラビソも矮性となり西大巓はもう少し。着いた西大巓の山頂は展望が良く、南西に磐梯山、裏磐梯方面、東には西吾妻山が大きく見えます。 西大巓から下って、鞍部の右下に水場への分岐があります。この一帯は残雪の多い湿地帯で、多くの高山植物の群落が見られます。登りから平坦になると木道となります。分岐を右へ登り着くと西吾妻山山頂です。山頂はオオシラビソの樹林に囲まれ、残念ながら展望はありません。 山頂を後にして、もと来た道を下っていきます。天狗岩コース回りでも良いでしょう。 裏磐梯ロープウェイ山頂駅の前を通りデコ平湿原へと下って行きます。デコ平湿原は木道で周遊でき、ミズバショウ、ワタスゲ、コバイケイソウなどの高山植物が咲き競います。先の分岐で左へ行けばデコ平口の登山口に着きます。ここから林道でグランデコリゾートの裏磐梯ロープウェイ山麓駅に戻ります。
    グランデコリゾートとグランデコホテルまではホテル運行の裏磐梯周遊便・JR猪苗代便バスがあります。郡山駅からは福島交通の予約制バスが運行しています。マイカーの場合は、スキー場の駐車場を利用します。 山麓駅から裏磐梯ロープウェイに乗って山頂駅で降りて、コースを右にとります。すぐに西吾妻山登山道の道標があり、ここからスキー場のゲレンデを登っていきますが、かなりの登りです。このあたりはヨツバヒヨドリの群生地で、8月になるとアサギマダラが数多く飛んでいます。 ゲレンデ上部の涸沢を右にいき、樹林帯の登山道を登っていきます。明るくなるとオオシラビソも矮性となり西大巓はもう少し。着いた西大巓の山頂は展望が良く、南西に磐梯山、裏磐梯方面、東には西吾妻山が大きく見えます。 西大巓から下って、鞍部の右下に水場への分岐があります。この一帯は残雪の多い湿地帯で、多くの高山植物の群落が見られます。登りから平坦になると木道となります。分岐を右へ登り着くと西吾妻山山頂です。山頂はオオシラビソの樹林に囲まれ、残念ながら展望はありません。 山頂を後にして、もと来た道を下っていきます。天狗岩コース回りでも良いでしょう。 裏磐梯ロープウェイ山頂駅の前を通りデコ平湿原へと下って行きます。デコ平湿原は木道で周遊でき、ミズバショウ、ワタスゲ、コバイケイソウなどの高山植物が咲き競います。先の分岐で左へ行けばデコ平口の登山口に着きます。ここから林道でグランデコリゾートの裏磐梯ロープウェイ山麓駅に戻ります。
  • あだたら高原スキー場から安達太良山へ

    あだたら高原スキー場から安達太良山へ

    奥岳登山口からあだたら高原スキー場のゴンドラリフトに乗って10分で山頂駅に到着。ここから5分ほどの薬師岳展望台は小広場となっており、主稜が良く見え、特に紅葉時は圧巻です。五葉松平からのコースをあわせ、山頂方面へ木道でなだらかな樹林を進みます。木道が終わると表登山口・仙女平分岐があります。 視界が良くなると山頂の乳首が見えてきます。峰の辻への分岐を過ぎるとすぐに安達太良山頂の道標があり、登山客で賑わっています。山頂へはここから5分ほど。安達太良山山頂は乳首ともいわれ、和尚山、鉄山、箕輪山、吾妻山、磐梯山などが望めます。 主稜分岐に戻って平坦な道を進み、牛ノ背と呼ばれる主稜を過ぎます。左に船明神山分岐を見送るとすぐにまた分岐となり、ここを右の峰の辻に進みます。途中のガレ地にはロープの所があり、ルート注意です。 ほどなく着いた峰の辻は、山頂コースと勢至平、くろがね小屋コースの分岐になっています。急なガレを下り鉄山の岩峰が間近に見え、くろがね小屋(建替え工事中)です。温泉があり、通年営業している雰囲気のある山小屋です(2024年10月現在建替え工事中、使用不可)。ここから勢至平へと向かいます。車道の幅のコースを進んでいくと金明水があります。 勢至平分岐を過ぎて林道から登山道を右に入り、林道に3回ほど出合います。道標に出たらコースは林道歩きとなり、烏川橋を渡れば左にあだたら渓谷自然遊歩道(2024年10月現在、橋の流失のため全面通行止)のコースを分け、林道を下ります。スキー場に出ると、登山届記入所があります。ここから50mほどで奥岳登山口に到着です。
    奥岳登山口からあだたら高原スキー場のゴンドラリフトに乗って10分で山頂駅に到着。ここから5分ほどの薬師岳展望台は小広場となっており、主稜が良く見え、特に紅葉時は圧巻です。五葉松平からのコースをあわせ、山頂方面へ木道でなだらかな樹林を進みます。木道が終わると表登山口・仙女平分岐があります。 視界が良くなると山頂の乳首が見えてきます。峰の辻への分岐を過ぎるとすぐに安達太良山頂の道標があり、登山客で賑わっています。山頂へはここから5分ほど。安達太良山山頂は乳首ともいわれ、和尚山、鉄山、箕輪山、吾妻山、磐梯山などが望めます。 主稜分岐に戻って平坦な道を進み、牛ノ背と呼ばれる主稜を過ぎます。左に船明神山分岐を見送るとすぐにまた分岐となり、ここを右の峰の辻に進みます。途中のガレ地にはロープの所があり、ルート注意です。 ほどなく着いた峰の辻は、山頂コースと勢至平、くろがね小屋コースの分岐になっています。急なガレを下り鉄山の岩峰が間近に見え、くろがね小屋(建替え工事中)です。温泉があり、通年営業している雰囲気のある山小屋です(2024年10月現在建替え工事中、使用不可)。ここから勢至平へと向かいます。車道の幅のコースを進んでいくと金明水があります。 勢至平分岐を過ぎて林道から登山道を右に入り、林道に3回ほど出合います。道標に出たらコースは林道歩きとなり、烏川橋を渡れば左にあだたら渓谷自然遊歩道(2024年10月現在、橋の流失のため全面通行止)のコースを分け、林道を下ります。スキー場に出ると、登山届記入所があります。ここから50mほどで奥岳登山口に到着です。
  • 野地温泉から安達太良山へ

    野地温泉から安達太良山へ

    安達太良山登山口は、野地温泉ホテルの横南側にあり、はじめはブナの樹林帯を歩きます。 視野が開け平坦地に出ると旧土湯峠の分岐に出ます。鬼面山と箕輪山が望めます。送電鉄塔点検の道があるので間違わないように注意です。分岐を左に進み登りつめると鬼面山の頂上で、展望が良いところです。ここからガレ場を下りますが、少し道が分かりにくい箇所があるので目印などを確認してください。 なだらかな樹林帯から急な登りに変わり、えぐられた道が終われば右から横向(下)コースが上がってきます。箕輪山山頂はすぐで、展望が良く、鉄山、乳首が見えます。ここから下って笹平分岐で登り返して鉄山避難小屋へ。さらに鉄山に進みます。ここからはガレ場となり見晴しが良くなります。分岐から入った鉄山三角点の先にはロープがあり、その先は絶壁です。分岐に戻り、コースは西側をトラバースします。 鉄山を下って矢筈森へ登っていきます。アップダウンのある馬ノ背は火山特有のザレた道なので滑らないように進みます。左は峰の辻分岐です。次の分岐は船明神山への分岐となります。なだらかな牛ノ背を行くと山頂分岐の広場に着きます。ここから安達太良山山頂の乳首までは5分弱です。 山頂からは、鉄山方面、船明神山、和尚山、磐梯山、飯豊山まで望め、申し分のない展望です。展望を楽しんだあと、山頂分岐に戻り薬師岳、奥岳コースへ進みます。100m弱のところに分岐があり、左手峰の辻方面へ下ります。峰の辻から勢至平へ右方向になだらかに下っていきます。途中からえぐれている道となり、滑りやすいので注意して下さい。 勢至平分岐に出て、右に進みます。車が1台通れるほどの幅の道です。次の分岐を右の登山道に入ります。左の林道も歩けます。林道と合流し、烏川橋を渡ってスキー場になると、奥岳登山口に到着です。
    安達太良山登山口は、野地温泉ホテルの横南側にあり、はじめはブナの樹林帯を歩きます。 視野が開け平坦地に出ると旧土湯峠の分岐に出ます。鬼面山と箕輪山が望めます。送電鉄塔点検の道があるので間違わないように注意です。分岐を左に進み登りつめると鬼面山の頂上で、展望が良いところです。ここからガレ場を下りますが、少し道が分かりにくい箇所があるので目印などを確認してください。 なだらかな樹林帯から急な登りに変わり、えぐられた道が終われば右から横向(下)コースが上がってきます。箕輪山山頂はすぐで、展望が良く、鉄山、乳首が見えます。ここから下って笹平分岐で登り返して鉄山避難小屋へ。さらに鉄山に進みます。ここからはガレ場となり見晴しが良くなります。分岐から入った鉄山三角点の先にはロープがあり、その先は絶壁です。分岐に戻り、コースは西側をトラバースします。 鉄山を下って矢筈森へ登っていきます。アップダウンのある馬ノ背は火山特有のザレた道なので滑らないように進みます。左は峰の辻分岐です。次の分岐は船明神山への分岐となります。なだらかな牛ノ背を行くと山頂分岐の広場に着きます。ここから安達太良山山頂の乳首までは5分弱です。 山頂からは、鉄山方面、船明神山、和尚山、磐梯山、飯豊山まで望め、申し分のない展望です。展望を楽しんだあと、山頂分岐に戻り薬師岳、奥岳コースへ進みます。100m弱のところに分岐があり、左手峰の辻方面へ下ります。峰の辻から勢至平へ右方向になだらかに下っていきます。途中からえぐれている道となり、滑りやすいので注意して下さい。 勢至平分岐に出て、右に進みます。車が1台通れるほどの幅の道です。次の分岐を右の登山道に入ります。左の林道も歩けます。林道と合流し、烏川橋を渡ってスキー場になると、奥岳登山口に到着です。
  • 銚子ヶ滝から安達太良山へ

    銚子ヶ滝から安達太良山へ

    銚子ヶ滝登山道はJR磐梯熱海駅から石筵ふれあい牧場までバスに乗り、牧場から銚子ヶ滝登山口まで車道を3km歩きます。便数が少ないので、登山口までタクシーを利用した方が良いでしょう。銚子ヶ滝登山口から緩やかな登山道を行き、出てきた分岐を右が銚子ヶ滝、まっすぐが船明神山方面です。銚子ヶ滝までは往復20分なので時間に余裕があれば寄ってみましょう。 コースは下りとなり石筵川を渡って左岸に渡ります。水量が多い時は渡れません。急な登りのあと、なだらかな樹林を行きます。灌木帯になると視野が良くなり岩のガレ場の所からは、磐梯山、猪苗代湖、吾妻山の展望が良く望めます。 ようやく和尚山分岐に着きます。和尚山三角点へ行く場合は右へ行きます(往復20分)。分岐から左へ北側に出ると安達太良山本峰が望めます。和尚山からの下りは灌木帯でコースが分かりづらい所もあります。登り返してハイマツ帯になると展望が良くなり山頂広場に着きます。振り返ると和尚山が大きく見えます。 安達太良山山頂の乳首までは5分程です。展望も良く火山らしい荒々しさがあります。展望を楽しんだ後、主稜に戻って牛ノ背と呼ばれる主稜コースを行きます。船明神山への分岐を左へ。前方には船明神山と障子ヶ岩が見えます。右下は殺伐とした風景の広がる沼ノ平です。なだらかに下り登り返すと船明神山です。 大岩のところに祠があり、船大明神が祀られています。ここから俯瞰する沼ノ平火口の眺めは迫力満点です。ここから下りとなって岩伝いを左下に進みます。平坦部になったところで右へと進みます。小さな池の所から障子ヶ岩に登って行きます。左側をトラバースする所もありますが稜線に出ます。右下には沼ノ平が見えます。 樹林になると急な下りとなり、平坦になれば分岐。右手は湯の花採取場経由で胎内岩、鉄山方面です。ここをまっすぐに進み、下っていくと白糸の滝展望台に着きます。展望台は2箇所ありますが上部の方は木に隠れて良く見えません。下部の展望台からは、遠目ですがとても美しい滝が望めます。そしてすぐに沼尻登山口に出ます。ここから林道を4kmほど歩いて沼尻温泉を通って中の沢温泉バス停に着きます。
    銚子ヶ滝登山道はJR磐梯熱海駅から石筵ふれあい牧場までバスに乗り、牧場から銚子ヶ滝登山口まで車道を3km歩きます。便数が少ないので、登山口までタクシーを利用した方が良いでしょう。銚子ヶ滝登山口から緩やかな登山道を行き、出てきた分岐を右が銚子ヶ滝、まっすぐが船明神山方面です。銚子ヶ滝までは往復20分なので時間に余裕があれば寄ってみましょう。 コースは下りとなり石筵川を渡って左岸に渡ります。水量が多い時は渡れません。急な登りのあと、なだらかな樹林を行きます。灌木帯になると視野が良くなり岩のガレ場の所からは、磐梯山、猪苗代湖、吾妻山の展望が良く望めます。 ようやく和尚山分岐に着きます。和尚山三角点へ行く場合は右へ行きます(往復20分)。分岐から左へ北側に出ると安達太良山本峰が望めます。和尚山からの下りは灌木帯でコースが分かりづらい所もあります。登り返してハイマツ帯になると展望が良くなり山頂広場に着きます。振り返ると和尚山が大きく見えます。 安達太良山山頂の乳首までは5分程です。展望も良く火山らしい荒々しさがあります。展望を楽しんだ後、主稜に戻って牛ノ背と呼ばれる主稜コースを行きます。船明神山への分岐を左へ。前方には船明神山と障子ヶ岩が見えます。右下は殺伐とした風景の広がる沼ノ平です。なだらかに下り登り返すと船明神山です。 大岩のところに祠があり、船大明神が祀られています。ここから俯瞰する沼ノ平火口の眺めは迫力満点です。ここから下りとなって岩伝いを左下に進みます。平坦部になったところで右へと進みます。小さな池の所から障子ヶ岩に登って行きます。左側をトラバースする所もありますが稜線に出ます。右下には沼ノ平が見えます。 樹林になると急な下りとなり、平坦になれば分岐。右手は湯の花採取場経由で胎内岩、鉄山方面です。ここをまっすぐに進み、下っていくと白糸の滝展望台に着きます。展望台は2箇所ありますが上部の方は木に隠れて良く見えません。下部の展望台からは、遠目ですがとても美しい滝が望めます。そしてすぐに沼尻登山口に出ます。ここから林道を4kmほど歩いて沼尻温泉を通って中の沢温泉バス停に着きます。
  • 日中ひざわ湖(日中ダム)から飯森山へ

    日中ひざわ湖(日中ダム)から飯森山へ

    飯森山は、飯豊連峰と吾妻連峰の中間にあり、飯森山のわずか2km北にある栂峰にはアオモリトドマツが生えているのに飯森山には見られず、植生分布を分ける場所に位置しています。また、かつて飯豊権現を鎮座していたと伝えられることから「めしもりやま」とも呼ばれ、飯豊山との関係も興味深い山です。 飯森山は、登山口からの標高差が約1100mもあり所要時間が往復9時間半ほどかかるため、早朝出発が基本です。前日、麓の熱塩温泉や日中温泉に泊まるのもよいでしょう。 アクセスはマイカーかタクシーが便利で、ダム管理所横の小広場の所に駐車場があります。ここから車道を5分ほどいくと左カーブの所に飯森山登山口があります。鳥居があり飯森山神社、大神が祀られている祠もあります。 登山口から樹林の中を登っていきます。見晴台までは急登です。見晴台の道標がある場所は、現在展望はなく樹林で見えません。ここからプレート道標のある薬師までは少し緩やかになります。 薬師からは地蔵、大倉の頭、鉢伏山へアップダウンを繰り返して登ります。登山道の周りはブナの美林が広がっています。地蔵から大倉の頭間は、東側が急斜面の所を通る箇所が多くあるので、足元に注意して下さい。 大倉の頭を過ぎて下って行き、高倉窪から登りとなってようやく鉢伏山の山頂に着きます。展望は抜群で、飯豊連峰の杁差岳まで見えます。磐梯山は遠く双耳峰を見せています。 ここからも下りになり、下った鞍部は湿地になっていて、少し右上をトラバースする所があります。滑らないよう注意しましょう。 長く感じる登りを終えると、ようやく飯森山山頂です。振り返れば鉢伏山が大きく見えています。緩やかなアップダウンで1等三角点がある山頂です。この先奥に、飯森山神社のある山頂があります。ナナカマドなどの灌木もありますが展望が良い山頂です。飯森山山頂部は緩やかなアップダウンで3つの小ピークがあります。飯森山神社の祠のところにある道標に沢コースとありますが、下山はできませんので絶対に下らないでください。 下りも長いですが、慌てずに同じコースを下りましょう。
    飯森山は、飯豊連峰と吾妻連峰の中間にあり、飯森山のわずか2km北にある栂峰にはアオモリトドマツが生えているのに飯森山には見られず、植生分布を分ける場所に位置しています。また、かつて飯豊権現を鎮座していたと伝えられることから「めしもりやま」とも呼ばれ、飯豊山との関係も興味深い山です。 飯森山は、登山口からの標高差が約1100mもあり所要時間が往復9時間半ほどかかるため、早朝出発が基本です。前日、麓の熱塩温泉や日中温泉に泊まるのもよいでしょう。 アクセスはマイカーかタクシーが便利で、ダム管理所横の小広場の所に駐車場があります。ここから車道を5分ほどいくと左カーブの所に飯森山登山口があります。鳥居があり飯森山神社、大神が祀られている祠もあります。 登山口から樹林の中を登っていきます。見晴台までは急登です。見晴台の道標がある場所は、現在展望はなく樹林で見えません。ここからプレート道標のある薬師までは少し緩やかになります。 薬師からは地蔵、大倉の頭、鉢伏山へアップダウンを繰り返して登ります。登山道の周りはブナの美林が広がっています。地蔵から大倉の頭間は、東側が急斜面の所を通る箇所が多くあるので、足元に注意して下さい。 大倉の頭を過ぎて下って行き、高倉窪から登りとなってようやく鉢伏山の山頂に着きます。展望は抜群で、飯豊連峰の杁差岳まで見えます。磐梯山は遠く双耳峰を見せています。 ここからも下りになり、下った鞍部は湿地になっていて、少し右上をトラバースする所があります。滑らないよう注意しましょう。 長く感じる登りを終えると、ようやく飯森山山頂です。振り返れば鉢伏山が大きく見えています。緩やかなアップダウンで1等三角点がある山頂です。この先奥に、飯森山神社のある山頂があります。ナナカマドなどの灌木もありますが展望が良い山頂です。飯森山山頂部は緩やかなアップダウンで3つの小ピークがあります。飯森山神社の祠のところにある道標に沢コースとありますが、下山はできませんので絶対に下らないでください。 下りも長いですが、慌てずに同じコースを下りましょう。
  • たかつえスキー場から七ヶ岳

    たかつえスキー場から七ヶ岳

    たかつえスキー場から七ヶ岳を目指すコースは大半がゲレンデ歩きで、危険個所もなく登頂できる初心者向きですが、6月はブヨが多いので気になる人はモスキートネットを用意しましょう。また、標高がそれほど高くないので、真夏の登山には熱射病対策をしっかりと整えましょう。また、バス利用の場合は、運行本数が少ないので必ず事前に運行状況や時刻表を確認しましょう。 たかつえスキー場バス停を降りたらホテル前を通過してゲレンデ横の林道を歩き始めます。快適に歩けますが、意外と傾斜もあるのでマイペースで進みましょう。ときおり振り返れば会津駒ヶ岳や燧ヶ岳を望むことができます。上級者コースの斜面は左から回り込み、つづら折れに標高をかせぎます。 丸山の稜線鞍部の辺りで林道から外れて登山道へと入り込みますが、入口は「七ヶ岳登山口」と書かれた小さな標識がひっそりと立っているだけで見落としやすいので注意しましょう。 登山道に入ると、ブナの巨木が美しい稜線歩きが始まります。しばらく稜線を進むと、高倉山との分岐があります。ここで高倉山へ向かう稜線を左にわけて鞍部へとわずかに下ります。鞍部から上り返すころには登山道は露岩の稜線となって足下には高山植物が見られるようになります。そのまま上り詰めていくと左から黒森沢コースが合流し、まもなく七ヶ岳山頂に到着します。 山頂には一等三角点や会津百名山と書かれた山頂標識があり、秋には眼下に広がる見事な紅葉を堪能することができます。 復路は来た道を戻ります。途中にある高倉山はスキー場の最上部で、七ヶ岳山域の最高峰です。頂上は小湿地になっており、バイケイソウやオヤマリンドウなどを見ることができます。分岐から10分ほどで着きますので、時間があれば寄ってみましょう。 スキー場に出たら、登りで苦労したゲレンデを今度は延々と下ります。転倒や捻挫に注意して、休憩をはさみながらゆっくり下りましょう。
    たかつえスキー場から七ヶ岳を目指すコースは大半がゲレンデ歩きで、危険個所もなく登頂できる初心者向きですが、6月はブヨが多いので気になる人はモスキートネットを用意しましょう。また、標高がそれほど高くないので、真夏の登山には熱射病対策をしっかりと整えましょう。また、バス利用の場合は、運行本数が少ないので必ず事前に運行状況や時刻表を確認しましょう。 たかつえスキー場バス停を降りたらホテル前を通過してゲレンデ横の林道を歩き始めます。快適に歩けますが、意外と傾斜もあるのでマイペースで進みましょう。ときおり振り返れば会津駒ヶ岳や燧ヶ岳を望むことができます。上級者コースの斜面は左から回り込み、つづら折れに標高をかせぎます。 丸山の稜線鞍部の辺りで林道から外れて登山道へと入り込みますが、入口は「七ヶ岳登山口」と書かれた小さな標識がひっそりと立っているだけで見落としやすいので注意しましょう。 登山道に入ると、ブナの巨木が美しい稜線歩きが始まります。しばらく稜線を進むと、高倉山との分岐があります。ここで高倉山へ向かう稜線を左にわけて鞍部へとわずかに下ります。鞍部から上り返すころには登山道は露岩の稜線となって足下には高山植物が見られるようになります。そのまま上り詰めていくと左から黒森沢コースが合流し、まもなく七ヶ岳山頂に到着します。 山頂には一等三角点や会津百名山と書かれた山頂標識があり、秋には眼下に広がる見事な紅葉を堪能することができます。 復路は来た道を戻ります。途中にある高倉山はスキー場の最上部で、七ヶ岳山域の最高峰です。頂上は小湿地になっており、バイケイソウやオヤマリンドウなどを見ることができます。分岐から10分ほどで着きますので、時間があれば寄ってみましょう。 スキー場に出たら、登りで苦労したゲレンデを今度は延々と下ります。転倒や捻挫に注意して、休憩をはさみながらゆっくり下りましょう。
  • 黒森沢から七ヶ岳へ

    黒森沢から七ヶ岳へ

    本コースは七ヶ岳の魅力が満載された名コースですが、登山口までのアプローチが長く、マイカーかタクシーで富貴沢林道を奥まで入り込む必要があります。 黒森沢コース登山口は約10台の駐車スペースが設けられており、その目の前が登山口です。林道をしばらく行くと分岐点があり、登山道に入り込みます。ぬかるみの多い区間を進み、山腹の道のりをゆるやかに登っていけばやがて沢との出合です。この場所で右岸側のやや高い場所で沢を高巻くようにして進みます。 沢の中を石づたいに行けば階段状に流れ落ちる護摩滝が姿を現します。思わず滝つぼに行きたくなりますが、本来のコースは左岸側に付けられた高巻きの道です。滝上に出れば、ここから先は美しいナメ沢が連続する本コースの核心部。沢の両サイドにはロープが取り付けられていますので、足を滑らせないように一歩一歩注意して進みましょう。 やがて傾斜もゆるみだし、気持ちにゆとりが出てくればコケに覆われた美しい沢の美しさを味わうことができます。やがて左手の溝状の道のりを指す分岐点があるので、これを登り詰めればたかつえスキー場からの道と合流します。ここから岩稜をひと登りで七ヶ岳山頂です。 山頂からはこれから向かう先の下岳(七番岳)までの稜線が見えていますが、昔話に出てきそうなこんもりとしたなんとも可愛らしい山容です。周りを見渡せば日光連山や那須連峰、南会津の山々を一望することができます。さぁいよいよ稜線歩きの始まりです。展望の良さと適度なアップダウンの道のりなので、気持ち良く歩くことが出来る稜線です。途中、三番岳や下岳(七番岳)で休憩を取りつつ、来た道を振り返ればこの山の独特な山容を味わうことができます。 針生下降点から下岳登山口へは落ち葉を踏みしめながらスリップに注意して下りましょう。下岳登山口から林道を40分ほど歩けば、黒森沢コース登山口に戻ることができます。
    本コースは七ヶ岳の魅力が満載された名コースですが、登山口までのアプローチが長く、マイカーかタクシーで富貴沢林道を奥まで入り込む必要があります。 黒森沢コース登山口は約10台の駐車スペースが設けられており、その目の前が登山口です。林道をしばらく行くと分岐点があり、登山道に入り込みます。ぬかるみの多い区間を進み、山腹の道のりをゆるやかに登っていけばやがて沢との出合です。この場所で右岸側のやや高い場所で沢を高巻くようにして進みます。 沢の中を石づたいに行けば階段状に流れ落ちる護摩滝が姿を現します。思わず滝つぼに行きたくなりますが、本来のコースは左岸側に付けられた高巻きの道です。滝上に出れば、ここから先は美しいナメ沢が連続する本コースの核心部。沢の両サイドにはロープが取り付けられていますので、足を滑らせないように一歩一歩注意して進みましょう。 やがて傾斜もゆるみだし、気持ちにゆとりが出てくればコケに覆われた美しい沢の美しさを味わうことができます。やがて左手の溝状の道のりを指す分岐点があるので、これを登り詰めればたかつえスキー場からの道と合流します。ここから岩稜をひと登りで七ヶ岳山頂です。 山頂からはこれから向かう先の下岳(七番岳)までの稜線が見えていますが、昔話に出てきそうなこんもりとしたなんとも可愛らしい山容です。周りを見渡せば日光連山や那須連峰、南会津の山々を一望することができます。さぁいよいよ稜線歩きの始まりです。展望の良さと適度なアップダウンの道のりなので、気持ち良く歩くことが出来る稜線です。途中、三番岳や下岳(七番岳)で休憩を取りつつ、来た道を振り返ればこの山の独特な山容を味わうことができます。 針生下降点から下岳登山口へは落ち葉を踏みしめながらスリップに注意して下りましょう。下岳登山口から林道を40分ほど歩けば、黒森沢コース登山口に戻ることができます。
  • 尾瀬沼(東岸)から燧ヶ岳へ

    尾瀬沼(東岸)から燧ヶ岳へ

    尾瀬沼山峠バス停から長蔵小屋までは沼山峠から尾瀬沼(東岸へ)(コースガイド)を参照して下さい。燧ヶ岳にはトイレがないので、尾瀬沼東岸でトイレを済ませましょう。大江湿原に戻り、最初の分岐を左へ15分ほど進めば長英新道分岐です。ぬかるみの多い針葉樹の道のりを進みますが、降雨時や濃霧時には道を外しやすい場所もあるので、赤布や赤ペンキを見失わないように注意しましょう。尾根に出ればぬかるみは少なくなりますが、傾斜がきつくなってきます。4合目から尾瀬沼が見えるようになりますが、この辺りが最もきつい登り区間なので、景色を楽しみながら歩きましょう。 途中、広場に着きますが、天気が良ければ谷間に俎嵓がそびえているのが分かります。ササに囲まれたの急な階段を登り切ればミノブチ岳で、ここからの眺めは尾瀬沼と点在する小湿原が手に取るようにわかります。 ミノブチ岳からは俎嵓が目前に見えます。ナデッ窪分岐を直進すれば、最後は大きな岩を乗り越えるようにして石祠の置かれた俎嵓に着きます。祠の横には「明治22年」と彫られたものもあり、約130年前の開山時のものであることがわかります。 俎嵓から東側の眺めは絶景で、遠くは飯豊山から磐梯山、日光連山などの山々が取り囲みます。ここでも十分な眺望が得られますが、最高峰の柴安嵓に向けていったん鞍部へと下りましょう。鞍部への下山路は間違えやすいので、確認しながら行きましょう。鞍部から柴安嵓は急登ですがわずかです。こちらの山頂からは尾瀬ヶ原と至仏山をはじめとした西側の雄大な景色を望むことができます。 双耳峰の雄大な景色を堪能したら俎嵓に戻り、御池方面へ下山を始めましょう。大きな岩がゴロゴロした急な下りを進めば木製階段となり、大きなガレ場をトラバースします。やがて大きな沢沿いを下りますが、ここは7月上旬頃まで大きな雪渓が残るので、季節や時間帯によってはアイゼンがあると安心でしょう。沢の下降から登山道への取り付き場所を間違う登山者が多いので、周りの赤テープや誘導表示を見落とさないように注意しましょう。 さらに下れば連続する木製階段が現れて熊沢田代に着きます。段差の大きい階段を慎重に下っていけば、2つの池溏とベンチがあるので休憩しましょう。ここから広沢田代へは再びゴロゴロした岩の道のりを下りますが、落石を起こさないように注意して進みましょう。広沢田代は尾瀬でもワタスゲの大群落で知られており、7月中旬には見ごろを迎えます。ここから御池までは約45分ですが、ぬかるみも多いので注意して下りましょう。
    尾瀬沼山峠バス停から長蔵小屋までは沼山峠から尾瀬沼(東岸へ)(コースガイド)を参照して下さい。燧ヶ岳にはトイレがないので、尾瀬沼東岸でトイレを済ませましょう。大江湿原に戻り、最初の分岐を左へ15分ほど進めば長英新道分岐です。ぬかるみの多い針葉樹の道のりを進みますが、降雨時や濃霧時には道を外しやすい場所もあるので、赤布や赤ペンキを見失わないように注意しましょう。尾根に出ればぬかるみは少なくなりますが、傾斜がきつくなってきます。4合目から尾瀬沼が見えるようになりますが、この辺りが最もきつい登り区間なので、景色を楽しみながら歩きましょう。 途中、広場に着きますが、天気が良ければ谷間に俎嵓がそびえているのが分かります。ササに囲まれたの急な階段を登り切ればミノブチ岳で、ここからの眺めは尾瀬沼と点在する小湿原が手に取るようにわかります。 ミノブチ岳からは俎嵓が目前に見えます。ナデッ窪分岐を直進すれば、最後は大きな岩を乗り越えるようにして石祠の置かれた俎嵓に着きます。祠の横には「明治22年」と彫られたものもあり、約130年前の開山時のものであることがわかります。 俎嵓から東側の眺めは絶景で、遠くは飯豊山から磐梯山、日光連山などの山々が取り囲みます。ここでも十分な眺望が得られますが、最高峰の柴安嵓に向けていったん鞍部へと下りましょう。鞍部への下山路は間違えやすいので、確認しながら行きましょう。鞍部から柴安嵓は急登ですがわずかです。こちらの山頂からは尾瀬ヶ原と至仏山をはじめとした西側の雄大な景色を望むことができます。 双耳峰の雄大な景色を堪能したら俎嵓に戻り、御池方面へ下山を始めましょう。大きな岩がゴロゴロした急な下りを進めば木製階段となり、大きなガレ場をトラバースします。やがて大きな沢沿いを下りますが、ここは7月上旬頃まで大きな雪渓が残るので、季節や時間帯によってはアイゼンがあると安心でしょう。沢の下降から登山道への取り付き場所を間違う登山者が多いので、周りの赤テープや誘導表示を見落とさないように注意しましょう。 さらに下れば連続する木製階段が現れて熊沢田代に着きます。段差の大きい階段を慎重に下っていけば、2つの池溏とベンチがあるので休憩しましょう。ここから広沢田代へは再びゴロゴロした岩の道のりを下りますが、落石を起こさないように注意して進みましょう。広沢田代は尾瀬でもワタスゲの大群落で知られており、7月中旬には見ごろを迎えます。ここから御池までは約45分ですが、ぬかるみも多いので注意して下りましょう。
  • ナデッ窪から燧ヶ岳へ

    ナデッ窪から燧ヶ岳へ

    尾瀬沼山峠バス停から沼尻までは尾瀬沼めぐり(コースガイド)を参照して下さい。 見晴新道利用時には遅くとも8時には燧ヶ岳登山をスタートしましょう。特に降雨時の下りはコースタイム以上の時間が必要です。 燧ヶ岳にはトイレがないので、尾瀬沼東岸でトイレを済ませて出発しましょう。沼尻から見上げる燧ヶ岳は右側にミノブチ岳がせり上がり、その左の谷間に俎嵓がそびえています。その手前にある急峻な谷がこれから上るナデッ窪と呼ばれるコースです。この地名は「雪崩窪」が由来しており、その名のとおり厳冬期には何度も雪崩が起きています。6月までは急峻な登山道に残雪が残るため、利用には7月中旬以降が適しています。 なだらかに傾斜した湿原から森へ入ると、大きな黒い岩がゴロゴロした地形を行きます。岩や倒木を乗り越えて歩くので、ペースを保って歩きましょう。 出発から1時間ほどで背後に尾瀬沼が見え始めます。なおも急登が続きます。周りの草丈が低くなり、足元に小さな花々を見るようになれば、御池岳直下の平らな地形へ着きます。ここからナデッ窪分岐へは約10分です。分岐から俎嵓までは30分で、再び大きな岩を乗り越える体力的に厳しい登りです。到着した俎嵓からは尾瀬沼だけでなく、全周にわたって山々の大展望が広がります。 ここから最高峰の柴安嵓へは鞍部へと下りますが、道を間違えやすいので赤ペンキの誘導に従いましょう。鞍部から山頂までは約15分の上りです。最高峰の柴安嵓には立派な山頂標識が立ち、大きな広場となっています。広場西側からは尾瀬ヶ原が眼下に広がり、至仏山ごしに志賀高原や北アルプス、右手には日本海や佐渡島、上州武尊ごしに八ヶ岳といつまでも飽きない眺望が広がります。 見晴新道は急な岩場の下りから始まります。危険箇所ではありませんが3点支持で慎重に行きましょう。右手にロープが張られたガレ場が旧温泉小屋道分岐です。再び岩場を下れば沢山のピンクリボンが張られた場所に着きますが、ここから2016年に再開された見晴新道が始まります。作られたばかりの登山道は非常にぬかるみが多く、周りのササや木をつかんで下る難路です。道は明瞭で迷う心配はありませんが、足を滑らせケガをしないよう注意しましょう。 ぬかるみが終わると登山道は小沢と合流するようになり、ここまで来れば見晴新道分岐はわずかです。分岐と合流後は見晴まで木道を下りますが、スリップ注意で山小屋へ向かいましょう。 見晴から鳩待峠までは鳩待峠から尾瀬ヶ原へ(コースガイド)を参照して下さい。
    尾瀬沼山峠バス停から沼尻までは尾瀬沼めぐり(コースガイド)を参照して下さい。 見晴新道利用時には遅くとも8時には燧ヶ岳登山をスタートしましょう。特に降雨時の下りはコースタイム以上の時間が必要です。 燧ヶ岳にはトイレがないので、尾瀬沼東岸でトイレを済ませて出発しましょう。沼尻から見上げる燧ヶ岳は右側にミノブチ岳がせり上がり、その左の谷間に俎嵓がそびえています。その手前にある急峻な谷がこれから上るナデッ窪と呼ばれるコースです。この地名は「雪崩窪」が由来しており、その名のとおり厳冬期には何度も雪崩が起きています。6月までは急峻な登山道に残雪が残るため、利用には7月中旬以降が適しています。 なだらかに傾斜した湿原から森へ入ると、大きな黒い岩がゴロゴロした地形を行きます。岩や倒木を乗り越えて歩くので、ペースを保って歩きましょう。 出発から1時間ほどで背後に尾瀬沼が見え始めます。なおも急登が続きます。周りの草丈が低くなり、足元に小さな花々を見るようになれば、御池岳直下の平らな地形へ着きます。ここからナデッ窪分岐へは約10分です。分岐から俎嵓までは30分で、再び大きな岩を乗り越える体力的に厳しい登りです。到着した俎嵓からは尾瀬沼だけでなく、全周にわたって山々の大展望が広がります。 ここから最高峰の柴安嵓へは鞍部へと下りますが、道を間違えやすいので赤ペンキの誘導に従いましょう。鞍部から山頂までは約15分の上りです。最高峰の柴安嵓には立派な山頂標識が立ち、大きな広場となっています。広場西側からは尾瀬ヶ原が眼下に広がり、至仏山ごしに志賀高原や北アルプス、右手には日本海や佐渡島、上州武尊ごしに八ヶ岳といつまでも飽きない眺望が広がります。 見晴新道は急な岩場の下りから始まります。危険箇所ではありませんが3点支持で慎重に行きましょう。右手にロープが張られたガレ場が旧温泉小屋道分岐です。再び岩場を下れば沢山のピンクリボンが張られた場所に着きますが、ここから2016年に再開された見晴新道が始まります。作られたばかりの登山道は非常にぬかるみが多く、周りのササや木をつかんで下る難路です。道は明瞭で迷う心配はありませんが、足を滑らせケガをしないよう注意しましょう。 ぬかるみが終わると登山道は小沢と合流するようになり、ここまで来れば見晴新道分岐はわずかです。分岐と合流後は見晴まで木道を下りますが、スリップ注意で山小屋へ向かいましょう。 見晴から鳩待峠までは鳩待峠から尾瀬ヶ原へ(コースガイド)を参照して下さい。