【群馬県】の登山コースガイド
群馬県
検索結果71件中
41-60件
-
三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。 -
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。 -
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。 -
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。 -
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。 -
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。 -
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。 -
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。 -
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。 -
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。 -
天神尾根から谷川岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.5km
天神尾根から谷川岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.5km
ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用するこのコースは、数ある谷川岳に登るコースの中で、最も登りやすく、登山者も多いコースです。下山に西黒尾根を選ぶこともできますが、西黒尾根は日本有数の急坂で、初心者は歩かない方がよいでしょう。残雪がある6月上旬から、紅葉の10月下旬までが登山シーズンです。 谷川岳ヨッホは、上から見下ろす木々の眺めが四季に応じて楽しめます。ロープウェイ天神平駅舎から出ると、初夏まで残雪があり、夏は花の多い天神平です。天神峠への登山リフトは展望がよいですが、リフト乗り場の横を通り抜けて、そのまま山頂に向かいましょう。斜面を巻きながら登り、木道などで整備された登山道をしばらく歩いていくと、天神峠からの登山道に合流します。美しいブナの森で、正面には谷川岳が美しくそびえています。 少し登って、熊穴沢避難小屋を過ぎると、尾根に入り、だんだん勾配が急になります。振り返ると、天神平のロープウェイの駅舎も見え、その奥には赤城山や武尊山などの展望が開けています。岩場にはクサリも設置されている箇所もあります。谷川岳山頂部を構成する岩石は蛇紋岩と呼ばれる岩。珍しい植物が多いことで知られていますが、濡れるとヌルヌルして滑りやすいので厄介です。登山道脇にはオオイワカガミやナエバキスミレなどの花も咲きます。やがて休憩によい、天狗の留まり場と呼ばれる岩場に出ます。木はどんどん低くなり、正面にはチシマザサに覆われた谷川岳の山頂が見えます。 山頂まではチシマザサを見ながらの急坂が続きます。7月上旬までは雪の急斜面を直登することになりますが、雪がとけると、木の階段を延々と登ります。この急坂を登りきると、谷川岳肩ノ小屋に到着します。有料ですがトイレもあり、飲料なども購入もできます。さらに笹原を少し登ると、双耳峰である谷川岳の手前の山頂のトマノ耳です。奥のピークのオキノ耳を目指し、一度下りまた登り返します。この鞍部は高山植物が多いので、植生保護のため、登山道から外れないようにしましょう。山頂からの展望はすばらしく、越後三山、苗場山、旭岳、遠く浅間山も見えます。 下山はロープウェイの時間を気にしながら、往路を下ります。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用するこのコースは、数ある谷川岳に登るコースの中で、最も登りやすく、登山者も多いコースです。下山に西黒尾根を選ぶこともできますが、西黒尾根は日本有数の急坂で、初心者は歩かない方がよいでしょう。残雪がある6月上旬から、紅葉の10月下旬までが登山シーズンです。 谷川岳ヨッホは、上から見下ろす木々の眺めが四季に応じて楽しめます。ロープウェイ天神平駅舎から出ると、初夏まで残雪があり、夏は花の多い天神平です。天神峠への登山リフトは展望がよいですが、リフト乗り場の横を通り抜けて、そのまま山頂に向かいましょう。斜面を巻きながら登り、木道などで整備された登山道をしばらく歩いていくと、天神峠からの登山道に合流します。美しいブナの森で、正面には谷川岳が美しくそびえています。 少し登って、熊穴沢避難小屋を過ぎると、尾根に入り、だんだん勾配が急になります。振り返ると、天神平のロープウェイの駅舎も見え、その奥には赤城山や武尊山などの展望が開けています。岩場にはクサリも設置されている箇所もあります。谷川岳山頂部を構成する岩石は蛇紋岩と呼ばれる岩。珍しい植物が多いことで知られていますが、濡れるとヌルヌルして滑りやすいので厄介です。登山道脇にはオオイワカガミやナエバキスミレなどの花も咲きます。やがて休憩によい、天狗の留まり場と呼ばれる岩場に出ます。木はどんどん低くなり、正面にはチシマザサに覆われた谷川岳の山頂が見えます。 山頂まではチシマザサを見ながらの急坂が続きます。7月上旬までは雪の急斜面を直登することになりますが、雪がとけると、木の階段を延々と登ります。この急坂を登りきると、谷川岳肩ノ小屋に到着します。有料ですがトイレもあり、飲料なども購入もできます。さらに笹原を少し登ると、双耳峰である谷川岳の手前の山頂のトマノ耳です。奥のピークのオキノ耳を目指し、一度下りまた登り返します。この鞍部は高山植物が多いので、植生保護のため、登山道から外れないようにしましょう。山頂からの展望はすばらしく、越後三山、苗場山、旭岳、遠く浅間山も見えます。 下山はロープウェイの時間を気にしながら、往路を下ります。 -
谷川岳から平標山へ
- 2泊3日
- 12時間15分
- 20.3km
谷川岳から平標山へ
- 2泊3日
- 12時間15分
- 20.3km
谷川岳と平標山を結ぶコースは、本州の脊梁山脈をなす谷川連峰の主脈をまっすぐ東西に踏み越える、上信越国境の山を代表する縦走路です。登山者は少なく、自然を強く感じることができます。その分、山慣れした登山者向きです。 コース途中にいくつか避難小屋があり、1泊2日の日程で歩くことが一般的ですが、寝袋とマット、食料などで荷物が重くなります。この場合水場がある大障子避難小屋を利用することが多く、週末には混雑することが多いようです。縦走路の起点になる谷川岳と、平標山に営業小屋があるのでこのふたつの山小屋を利用し、軽い装備で歩ける日程を紹介します。それでも縦走日のコースタイムが10時間を超え、トータルの登高差も大きく、エスケープルートもきつい、全体としてハードなコースです。そのぶん完歩の喜びは大きいでしょう。7月上旬から10月下旬までが適期です。 1日目は谷川岳肩ノ小屋まで。天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)参照。 2日目はできるだけ早く谷川岳肩ノ小屋を出発し、小屋から西に向かう尾根を下ります。中ゴー尾根への分岐を過ぎると足場の悪い岩場が連続します。岩尾根を直登し、ザレたコースを巻くこの部分は、霧が出るとコースがわかりにくいので注意してください。初心者はここで時間がかかることもあります。オジカ沢ノ頭から少し下ったオジカ沢ノ頭避難小屋からアップダウンを繰り返すと大障子避難小屋です。水場は小屋横から下ります。 アップダウンを繰り返しながら大障子ノ頭の岩場を越え、万太郎山にとりつくと、勾配は急にきつくなります。吾策新道への分岐を過ぎると、万太郎山です。吾策新道はエスケープルートとして使うと、足場が悪く長くきついことを覚悟しておく必要があります。 万太郎山からしばらく尾根を歩きますが、やがて大きく下ります。毛渡乗越が最低鞍部。ここから川古温泉に下る道は、渡渉があり悪天時は歩けません。毛渡乗越からエビス大黒ノ頭を越え、仙ノ倉山へいたる長い登りは、かなりこたえます。展望のすばらしい仙ノ倉山山頂からまた大きく下り、鞍部からは平標山へは木道と木の階段の登りが続き、登山道脇には6月初旬ハクサンイチゲなどの高山植物が咲き乱れます。振り返ると谷川岳から歩いてきた山々、正面には苗場山などが見えます。山頂から南の広い尾根を下ると、平標山ノ家に到着します。 3日目は、尾根から外れ、樹林の中を下り林道を下り、平標登山口バス停に出ます。元橋から平標山へ(コースガイド)参照。谷川岳と平標山を結ぶコースは、本州の脊梁山脈をなす谷川連峰の主脈をまっすぐ東西に踏み越える、上信越国境の山を代表する縦走路です。登山者は少なく、自然を強く感じることができます。その分、山慣れした登山者向きです。 コース途中にいくつか避難小屋があり、1泊2日の日程で歩くことが一般的ですが、寝袋とマット、食料などで荷物が重くなります。この場合水場がある大障子避難小屋を利用することが多く、週末には混雑することが多いようです。縦走路の起点になる谷川岳と、平標山に営業小屋があるのでこのふたつの山小屋を利用し、軽い装備で歩ける日程を紹介します。それでも縦走日のコースタイムが10時間を超え、トータルの登高差も大きく、エスケープルートもきつい、全体としてハードなコースです。そのぶん完歩の喜びは大きいでしょう。7月上旬から10月下旬までが適期です。 1日目は谷川岳肩ノ小屋まで。天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)参照。 2日目はできるだけ早く谷川岳肩ノ小屋を出発し、小屋から西に向かう尾根を下ります。中ゴー尾根への分岐を過ぎると足場の悪い岩場が連続します。岩尾根を直登し、ザレたコースを巻くこの部分は、霧が出るとコースがわかりにくいので注意してください。初心者はここで時間がかかることもあります。オジカ沢ノ頭から少し下ったオジカ沢ノ頭避難小屋からアップダウンを繰り返すと大障子避難小屋です。水場は小屋横から下ります。 アップダウンを繰り返しながら大障子ノ頭の岩場を越え、万太郎山にとりつくと、勾配は急にきつくなります。吾策新道への分岐を過ぎると、万太郎山です。吾策新道はエスケープルートとして使うと、足場が悪く長くきついことを覚悟しておく必要があります。 万太郎山からしばらく尾根を歩きますが、やがて大きく下ります。毛渡乗越が最低鞍部。ここから川古温泉に下る道は、渡渉があり悪天時は歩けません。毛渡乗越からエビス大黒ノ頭を越え、仙ノ倉山へいたる長い登りは、かなりこたえます。展望のすばらしい仙ノ倉山山頂からまた大きく下り、鞍部からは平標山へは木道と木の階段の登りが続き、登山道脇には6月初旬ハクサンイチゲなどの高山植物が咲き乱れます。振り返ると谷川岳から歩いてきた山々、正面には苗場山などが見えます。山頂から南の広い尾根を下ると、平標山ノ家に到着します。 3日目は、尾根から外れ、樹林の中を下り林道を下り、平標登山口バス停に出ます。元橋から平標山へ(コースガイド)参照。 -
谷川岳から蓬峠を経て朝日岳へ(馬蹄型縦走)
- 1泊2日
- 14時間40分
- 22.7km
谷川岳から蓬峠を経て朝日岳へ(馬蹄型縦走)
- 1泊2日
- 14時間40分
- 22.7km
谷川連峰の稜線は、谷川岳から大きく北側に迂回し、湯檜曽川の源流部となっています。多くのピークを乗り越える馬蹄型縦走はハードな登山です。歩行時間は長くなりますが、寝具や食事がある蓬ヒュッテに1泊するため荷物が軽くなるコースを紹介します。 1日目の谷川岳山頂までは天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)を参照。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用し天神平へ上がり、天神尾根を登ります。谷川岳オキノ耳からは、濡れると滑りやすい岩場が続き、右を見下すと一ノ倉沢まで落ちていく落差の大きい断崖を見下すことができます。少し登り返して広い笹原になると、一ノ倉岳の山頂に到着。山頂からは今から歩く馬蹄型縦走の縦走路がぐるりと見渡せます。一度下ってまた登ると茂倉岳に到着します。茂倉岳からは花の多い尾根道を下りますが、一部ロープが張ってある岩場もあります。笹平は初夏に高山植物の花も多い場所です。急坂を登り返し、武能岳の山頂に到着。ずっと稜線上のチシマザサの海を抜けていきます。右から上がってくる新道が合流してすぐに、蓬峠に建つ蓬ヒュッテに到着。水場は土樽方面に10分下ります。この縦走露は夏は暑く、大量の水が必要です。 2日目。緩やかなアップダウンを繰り返しながら登ると七ッ小屋山に登頂。正面には秀峰大源太山、清水峠、湯檜曽川の渓谷の奥には、これから歩く長い稜線と朝日岳、笠ヶ岳などが見えます。さらに尾根を進み、急坂を下ると清水峠です。三角形の大きな建物はJRの監視小屋で入ることはできません。その先の小屋が白崩避難小屋です。 ジャンクションピークまでは長い登りです。途中、崩壊地もあるので、足場に注意しながら登ります。樹木がだんだん低くなると、朝日岳から伸びる尾根上のジャングションピークです。ここからは笹原と湿原をたおやかに続き、宝川温泉からの道と合流すると、谷川岳の展望がよい朝日岳山頂はすぐです。山頂には、ホソバヒナウスユキソウなどの花が多いです。 ここからは長い下りとなります。滑りやすい岩場を下り、大烏帽子岳など、大小いくつものの小ピークを巻きながら下ると笠ヶ岳避難小屋です。少し登って笠ヶ岳の山頂。一度大きく下り白毛門に向かって登り返します。 白毛門の山頂からは、とにかくただ大きく下ることになります。始めは目もくらむような岩場の急坂ですが、松ノ木沢ノ頭からは樹林帯の長い下りとなります。木の根が階段状になって歩きにくい箇所があります。だんだん沢音が近くなり、ハナゲノ沢を橋で渡り、少し歩くと登山口の土合橋駐車場に到着します。ここから土合駅まではあと少しです。谷川連峰の稜線は、谷川岳から大きく北側に迂回し、湯檜曽川の源流部となっています。多くのピークを乗り越える馬蹄型縦走はハードな登山です。歩行時間は長くなりますが、寝具や食事がある蓬ヒュッテに1泊するため荷物が軽くなるコースを紹介します。 1日目の谷川岳山頂までは天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)を参照。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用し天神平へ上がり、天神尾根を登ります。谷川岳オキノ耳からは、濡れると滑りやすい岩場が続き、右を見下すと一ノ倉沢まで落ちていく落差の大きい断崖を見下すことができます。少し登り返して広い笹原になると、一ノ倉岳の山頂に到着。山頂からは今から歩く馬蹄型縦走の縦走路がぐるりと見渡せます。一度下ってまた登ると茂倉岳に到着します。茂倉岳からは花の多い尾根道を下りますが、一部ロープが張ってある岩場もあります。笹平は初夏に高山植物の花も多い場所です。急坂を登り返し、武能岳の山頂に到着。ずっと稜線上のチシマザサの海を抜けていきます。右から上がってくる新道が合流してすぐに、蓬峠に建つ蓬ヒュッテに到着。水場は土樽方面に10分下ります。この縦走露は夏は暑く、大量の水が必要です。 2日目。緩やかなアップダウンを繰り返しながら登ると七ッ小屋山に登頂。正面には秀峰大源太山、清水峠、湯檜曽川の渓谷の奥には、これから歩く長い稜線と朝日岳、笠ヶ岳などが見えます。さらに尾根を進み、急坂を下ると清水峠です。三角形の大きな建物はJRの監視小屋で入ることはできません。その先の小屋が白崩避難小屋です。 ジャンクションピークまでは長い登りです。途中、崩壊地もあるので、足場に注意しながら登ります。樹木がだんだん低くなると、朝日岳から伸びる尾根上のジャングションピークです。ここからは笹原と湿原をたおやかに続き、宝川温泉からの道と合流すると、谷川岳の展望がよい朝日岳山頂はすぐです。山頂には、ホソバヒナウスユキソウなどの花が多いです。 ここからは長い下りとなります。滑りやすい岩場を下り、大烏帽子岳など、大小いくつものの小ピークを巻きながら下ると笠ヶ岳避難小屋です。少し登って笠ヶ岳の山頂。一度大きく下り白毛門に向かって登り返します。 白毛門の山頂からは、とにかくただ大きく下ることになります。始めは目もくらむような岩場の急坂ですが、松ノ木沢ノ頭からは樹林帯の長い下りとなります。木の根が階段状になって歩きにくい箇所があります。だんだん沢音が近くなり、ハナゲノ沢を橋で渡り、少し歩くと登山口の土合橋駐車場に到着します。ここから土合駅まではあと少しです。 -
大峰山と吾妻耶山
- 日帰り
- 4時間0分
- 9.1km
大峰山と吾妻耶山
- 日帰り
- 4時間0分
- 9.1km
谷川エリアに数ある山の中でもトップレベルの名低山。幻想的な沼や美しい森、山や森、沼の景観が楽しめるすばらしいコースです。登山ルートも数多くあり、ハードなものから気軽なコースまで、さまざまな登り方ができます。春4月下旬のスミレの花のころから登山シーズンが始まり、カエデやカラマツが色づく10月中旬の紅葉シーズンまで、山歩きが楽しめます。暖かい時期はヤマビルが出ます。マイカーの利用が中心です。公共交通を利用する場合は、行きにJR上越新幹線上毛高原駅からタクシーを利用し、帰りJRは上越線の上牧駅まで歩くこともできます。 大峰沼登山口の駐車場からスタート。最初はコンクリート舗装された緩い勾配の登りです。途中、左に古沼に行く道があるので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。特に初夏にはモリアオガエルの汚れたような白い卵塊が見られます。分岐に戻り、しばらく歩くと、大峰沼に到着します。ベンチやテーブルもあり休憩するにはもってこいの場所で、使われていないキャンプ場の建物が残っています。以前は沼を一周できたのですが、近年山崩れがあって大峰沼の北東側は通行禁止になっています。 大峰沼から森に入ってゆくと、すぐに上牧駅に下る分岐があり、その先にもすぐ吾妻耶山と大峰山の分岐があるので、ここは左の大峰山に向かい、林の中のジグザグ道を登ります。尾根が近づいてくると分岐があり、どちらをいっても尾根に出るので、右側に進むとすぐに尾根に出ます。尾根の道は広く、北にたどるとコンクリート製の展望台に出ますが、高く伸びた木々にさえぎられ展望はありません。大峰山の地味な山頂は展望台のすぐ先です。 大峰山から少し下り、アップダウンを繰り返して最後に下ると、赤谷越峠と呼ばれる場所に出て、今度は少しずつ急な登りになっていきます。急坂を登り、仏岩の分岐を右に行き、また出てきた分岐を左に少し登ると吾妻耶山の山頂です。木々に囲まれていますが、北側の少し開けた場所からは、谷川連峰の眺めや、苗場山、深い谷川、水上の町などが眺められます。 下山は同じ道を少し戻り、最初の分岐を今度は左に行くと、スキー場のゲレンデが見えます。さらにシダが美しい林を抜けて下ると、スキー場のゲレンデに出ます。ゲレンデを抜けた林にも登山道はありますが、そのままゲレンデを下ってもいいでしょう。やがてゲレンデの上部を歩くようになり、スキー場施設の横を通り、林道のような広い道で深い林に入り、石造りの鳥居を過ぎます。ここまでしっかり道標を見ながら歩きましょう。大峰山への分岐、上牧駅への分岐を過ぎると大峰沼に戻るので、後は駐車場まで戻ります。谷川エリアに数ある山の中でもトップレベルの名低山。幻想的な沼や美しい森、山や森、沼の景観が楽しめるすばらしいコースです。登山ルートも数多くあり、ハードなものから気軽なコースまで、さまざまな登り方ができます。春4月下旬のスミレの花のころから登山シーズンが始まり、カエデやカラマツが色づく10月中旬の紅葉シーズンまで、山歩きが楽しめます。暖かい時期はヤマビルが出ます。マイカーの利用が中心です。公共交通を利用する場合は、行きにJR上越新幹線上毛高原駅からタクシーを利用し、帰りJRは上越線の上牧駅まで歩くこともできます。 大峰沼登山口の駐車場からスタート。最初はコンクリート舗装された緩い勾配の登りです。途中、左に古沼に行く道があるので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。特に初夏にはモリアオガエルの汚れたような白い卵塊が見られます。分岐に戻り、しばらく歩くと、大峰沼に到着します。ベンチやテーブルもあり休憩するにはもってこいの場所で、使われていないキャンプ場の建物が残っています。以前は沼を一周できたのですが、近年山崩れがあって大峰沼の北東側は通行禁止になっています。 大峰沼から森に入ってゆくと、すぐに上牧駅に下る分岐があり、その先にもすぐ吾妻耶山と大峰山の分岐があるので、ここは左の大峰山に向かい、林の中のジグザグ道を登ります。尾根が近づいてくると分岐があり、どちらをいっても尾根に出るので、右側に進むとすぐに尾根に出ます。尾根の道は広く、北にたどるとコンクリート製の展望台に出ますが、高く伸びた木々にさえぎられ展望はありません。大峰山の地味な山頂は展望台のすぐ先です。 大峰山から少し下り、アップダウンを繰り返して最後に下ると、赤谷越峠と呼ばれる場所に出て、今度は少しずつ急な登りになっていきます。急坂を登り、仏岩の分岐を右に行き、また出てきた分岐を左に少し登ると吾妻耶山の山頂です。木々に囲まれていますが、北側の少し開けた場所からは、谷川連峰の眺めや、苗場山、深い谷川、水上の町などが眺められます。 下山は同じ道を少し戻り、最初の分岐を今度は左に行くと、スキー場のゲレンデが見えます。さらにシダが美しい林を抜けて下ると、スキー場のゲレンデに出ます。ゲレンデを抜けた林にも登山道はありますが、そのままゲレンデを下ってもいいでしょう。やがてゲレンデの上部を歩くようになり、スキー場施設の横を通り、林道のような広い道で深い林に入り、石造りの鳥居を過ぎます。ここまでしっかり道標を見ながら歩きましょう。大峰山への分岐、上牧駅への分岐を過ぎると大峰沼に戻るので、後は駐車場まで戻ります。 -
元橋から平標山へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 10.5km
元橋から平標山へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 10.5km
元橋から平標山に登る周遊コースは、上信越国境の山の中では交通の便がよく、登山道もよく整備されていますが、登高差は1000m以上ありきつい山です。首都圏から日帰りすることも、営業小屋である平標山ノ家に宿泊することもできます。登山シーズンは、6月上旬の雪どけのころから、雪が降り始める10月下旬まで。6月中旬はアズマシャクナゲなど花が多く、平標山と仙ノ倉山の鞍部には、たくさんのハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲き乱れる広大な花畑になります。 元橋にある大型の駐車場から林道を歩き始めます。越後湯沢駅から浅貝行きのバスで来た場合は、平標登山口バス停で下車して、少し戻ると登山道入口があります。 道標に従い登山道に入ります。ブナの森の中、木の階段があり、それほど急ではありませんが、長くきつい登りです。美しい草原を登るようになると、突然巨大な送電線の鉄塔が現れ、周りの山々の展望が広がります。また樹林帯に入りますが、登るにつれて木は低くなり、松手山の山頂に着くころには、草原とチシマザサの笹原だけになり、振り返ると、山頂が台地状になっている苗場山をはじめ、緑濃い上信越国境の山並みが目に入ります。正面には、これから登る平標山がまだまだ遠く、高くそびえています。 しばらくは眺めのよい尾根道で、登山道脇に初夏になるとハクサンイチゲが群落になって咲いているでしょう。さらに長い木の階段を登り、一ノ肩と呼ばれる広場を過ぎると勾配は緩やかになり、小ピークをいくつか越えると、平標山の山頂に到着します。山頂からは谷川岳まで続く稜線をはじめ、360度の展望が広がります。初夏ならば少し仙ノ倉方面に下ってみましょう。ハクサンイチゲやハクサンコザクラのお花畑が待っています。 山頂からは、南に向かう広い尾根にある木の階段を下っていきます。初夏にはアズマシャクナゲが咲き、夏にはキンコウカの花で湿原が黄色く染まる花の多い斜面です。しばらく下ると山小屋の屋根が見え、やがて平標山ノ家に到着します。小屋脇で尾根から離れ、林の中にある平元新道を下ります。登山道にはしっかりと木の階段が整備されていて、この階段が延々と続き、ヒザにつらい下りになるでしょう。下るにつれて、周囲は白い幹が印象的なブナの森に入ります。単調な登山道を長く下っていると水場が現れ、その先はすぐに林道に出ます。しばらくは林道を歩きますが、道標に導かれて林道から離れ、渓流沿いにアップダウンの少ない登山道をしばらく歩くと、再び元橋の駐車場に到着します。元橋から平標山に登る周遊コースは、上信越国境の山の中では交通の便がよく、登山道もよく整備されていますが、登高差は1000m以上ありきつい山です。首都圏から日帰りすることも、営業小屋である平標山ノ家に宿泊することもできます。登山シーズンは、6月上旬の雪どけのころから、雪が降り始める10月下旬まで。6月中旬はアズマシャクナゲなど花が多く、平標山と仙ノ倉山の鞍部には、たくさんのハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲き乱れる広大な花畑になります。 元橋にある大型の駐車場から林道を歩き始めます。越後湯沢駅から浅貝行きのバスで来た場合は、平標登山口バス停で下車して、少し戻ると登山道入口があります。 道標に従い登山道に入ります。ブナの森の中、木の階段があり、それほど急ではありませんが、長くきつい登りです。美しい草原を登るようになると、突然巨大な送電線の鉄塔が現れ、周りの山々の展望が広がります。また樹林帯に入りますが、登るにつれて木は低くなり、松手山の山頂に着くころには、草原とチシマザサの笹原だけになり、振り返ると、山頂が台地状になっている苗場山をはじめ、緑濃い上信越国境の山並みが目に入ります。正面には、これから登る平標山がまだまだ遠く、高くそびえています。 しばらくは眺めのよい尾根道で、登山道脇に初夏になるとハクサンイチゲが群落になって咲いているでしょう。さらに長い木の階段を登り、一ノ肩と呼ばれる広場を過ぎると勾配は緩やかになり、小ピークをいくつか越えると、平標山の山頂に到着します。山頂からは谷川岳まで続く稜線をはじめ、360度の展望が広がります。初夏ならば少し仙ノ倉方面に下ってみましょう。ハクサンイチゲやハクサンコザクラのお花畑が待っています。 山頂からは、南に向かう広い尾根にある木の階段を下っていきます。初夏にはアズマシャクナゲが咲き、夏にはキンコウカの花で湿原が黄色く染まる花の多い斜面です。しばらく下ると山小屋の屋根が見え、やがて平標山ノ家に到着します。小屋脇で尾根から離れ、林の中にある平元新道を下ります。登山道にはしっかりと木の階段が整備されていて、この階段が延々と続き、ヒザにつらい下りになるでしょう。下るにつれて、周囲は白い幹が印象的なブナの森に入ります。単調な登山道を長く下っていると水場が現れ、その先はすぐに林道に出ます。しばらくは林道を歩きますが、道標に導かれて林道から離れ、渓流沿いにアップダウンの少ない登山道をしばらく歩くと、再び元橋の駐車場に到着します。 -
ぐんま県境稜線トレイル 三国スキー場跡から白砂山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 8.4km
ぐんま県境稜線トレイル 三国スキー場跡から白砂山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 8.4km
ぐんま県境稜線トレイル新規開通区間は、三坂峠から白砂山まで。何度もアップダウンを繰り返す長いルートで、途中エスケープルートはなく、まだ歩きにくい部分も少しあり、長時間山道を歩く技術と体力とスピードが必要になる、ハードな登山道です。またアプローチや前後泊について、きちんと計画する必要もあります。往復すると10時間以上の超ロングコースで、野反湖に下山した方が早いです。 一日で歩く場合は登山口近くに宿泊して、早朝歩き始めるようにしましょう。マイカー利用の場合、日帰りならば、三国スキー場跡から上ノ倉山までの往復でも十分楽しめます。通しで歩く場合、途中のムジナ平には、群馬県が整備した笹原を切り開いた広場があり、避難小屋があります。ムジナ平の東で少し下った水場は涸れることもあります。 新規開通区間東側の最短アプローチである三国スキー場跡までの公共交通機関はなく、最寄りのバス停から登山口まで歩くと片道1時間20分です。白砂山を越えて西側まで縦走した場合、野反湖に下るのが最短コースです。野反湖まではバスの便がありますが、終バスが早く、また便数が少ないので、行動計画をきっちりする必要があります。 三国スキー場跡地から歩きはじめます。最初は紅葉の美しい湯之谷溪谷の遊歩道です。やがて、沢に出合います。ここに以前あった丸木橋は流され、今は渡渉します。沢を渡ると、かなり急な坂道が続きます。尾根に上がれば少しずつ展望が広がり、ブナの並木道のようです。三坂峠分岐から、いよいよ2018年に開通したばかりの新規開通区間です。登山道はまだあまり踏み固められていないので、ふわふわした感じがします。左右はブナとミズナラの森。何度もアップダウンを繰り返しながら、高度を上げていきます。林の中に一部、苔むした岩や木の根が張り出し、歩きにくい急坂があるので注意して歩きましょう。樹林を抜けて一度笹原に出ますが、再び樹林に入るとセバトノ頭です。少し下ると、水場に降りる分岐があり、さらに歩くと笹原を切り開いた広場があるムジナ平です。ムジナ平からは足場が悪い登山道でジグザクに笹原を登り、大黒ノ頭に至ります。ここからはハイマツも生える亜高山帯の稜線歩きになります。 軽い登りで上ノ倉山に登ると、展望が広がり、目の前に山容が美しい忠次郎山が見えます。展望は広がりますが、まだまだ白砂山は遠くにあります。山頂から一気に下り、また登り返すと忠次郎山です。山頂は樹林に囲まれ展望はありません。何度もアップダウンを繰り返し、細い岩尾根を抜ければ、上ノ間山に到着します。山頂からは、佐武流山、苗場山、浅間山、谷川連峰など、展望は抜群です。また下り、急坂を登って、アップダウンを繰り返し、長い稜線歩きの最後に足場が悪い斜面を登ると、白砂山に到着します。ぐんま県境稜線トレイル新規開通区間は、三坂峠から白砂山まで。何度もアップダウンを繰り返す長いルートで、途中エスケープルートはなく、まだ歩きにくい部分も少しあり、長時間山道を歩く技術と体力とスピードが必要になる、ハードな登山道です。またアプローチや前後泊について、きちんと計画する必要もあります。往復すると10時間以上の超ロングコースで、野反湖に下山した方が早いです。 一日で歩く場合は登山口近くに宿泊して、早朝歩き始めるようにしましょう。マイカー利用の場合、日帰りならば、三国スキー場跡から上ノ倉山までの往復でも十分楽しめます。通しで歩く場合、途中のムジナ平には、群馬県が整備した笹原を切り開いた広場があり、避難小屋があります。ムジナ平の東で少し下った水場は涸れることもあります。 新規開通区間東側の最短アプローチである三国スキー場跡までの公共交通機関はなく、最寄りのバス停から登山口まで歩くと片道1時間20分です。白砂山を越えて西側まで縦走した場合、野反湖に下るのが最短コースです。野反湖まではバスの便がありますが、終バスが早く、また便数が少ないので、行動計画をきっちりする必要があります。 三国スキー場跡地から歩きはじめます。最初は紅葉の美しい湯之谷溪谷の遊歩道です。やがて、沢に出合います。ここに以前あった丸木橋は流され、今は渡渉します。沢を渡ると、かなり急な坂道が続きます。尾根に上がれば少しずつ展望が広がり、ブナの並木道のようです。三坂峠分岐から、いよいよ2018年に開通したばかりの新規開通区間です。登山道はまだあまり踏み固められていないので、ふわふわした感じがします。左右はブナとミズナラの森。何度もアップダウンを繰り返しながら、高度を上げていきます。林の中に一部、苔むした岩や木の根が張り出し、歩きにくい急坂があるので注意して歩きましょう。樹林を抜けて一度笹原に出ますが、再び樹林に入るとセバトノ頭です。少し下ると、水場に降りる分岐があり、さらに歩くと笹原を切り開いた広場があるムジナ平です。ムジナ平からは足場が悪い登山道でジグザクに笹原を登り、大黒ノ頭に至ります。ここからはハイマツも生える亜高山帯の稜線歩きになります。 軽い登りで上ノ倉山に登ると、展望が広がり、目の前に山容が美しい忠次郎山が見えます。展望は広がりますが、まだまだ白砂山は遠くにあります。山頂から一気に下り、また登り返すと忠次郎山です。山頂は樹林に囲まれ展望はありません。何度もアップダウンを繰り返し、細い岩尾根を抜ければ、上ノ間山に到着します。山頂からは、佐武流山、苗場山、浅間山、谷川連峰など、展望は抜群です。また下り、急坂を登って、アップダウンを繰り返し、長い稜線歩きの最後に足場が悪い斜面を登ると、白砂山に到着します。 -
片品ほたか牧場から武尊山
- 日帰り
- 6時間45分
- 12.1km
片品ほたか牧場から武尊山
- 日帰り
- 6時間45分
- 12.1km
武尊山の登山ルートはどのルートも長く、歩行時間も長く、体力的にきついコースが多いですが、片品ほたか牧場からの往復コースは危険個所が少なく比較的歩きやすいコースです。それでも実働8~9時間以上になる日帰り登山としてはきつい山です。 6月下旬の牧場にはレンゲツツジとベニバナイチヤクソウが咲き、8月にはヤナギランがスキー場の斜面をピンク色に染めます。山中には営業小屋はなく、基本的に日帰り登山になります。公共交通機関は不便なので、マイカーか沼田からのタクシー利用になります。 片品ほたか牧場から歩き始めます。シラカバの木々が生える草原をゆるやかに登りはじめ、しばらく行った三合平で牧場は終わり、ブナの森に入り、広くたおやかな尾根を登ります。 広い登山道もだんだんと細くなり、ぬかるみが続きます。ミズバショウを小さくしたようなヒメカイウなどの植物を見て、映画の撮影地の案内板、花咲湿原への分岐を通り、関東有数のブナの巨木の美林を抜けていきます。武尊避難小屋はシンプルな避難小屋で水場もトイレもありません。高山平で田代湿原への分岐を分け、小さなアップダウンを繰り返しながら登ります。やがて展望も開けはじめ、小湿原のあるセビオス岳に到着。夏にはキンコウカの花が咲いています。 鞍部に一度下ると、左に剣ヶ峰、正面に中ノ岳も見えはじめ、少しずつ勾配が急になり、クサリが設置されている切り立った岩場も現れます。さらに登っていくと、登山道は中ノ岳のピークを通らず南側を巻いていき、中ノ岳直下で前武尊からの登山道と合流します。夏には枯れることもある水場の笹清水、高山植物が多い小さな池の三ツ池の南側を通ります。武尊山も見えはじめ、展望がよく、なだらかで気持ちのよい、草原のトラバース道はアップダウンをしばらく繰り返します。ここがこのコースのハイライト。日本武尊像の下を通り、剣ヶ峰山への分岐を分けると、武尊山山頂はすぐです。 山頂の展望は南側が特によく、手前には前武尊、剣ヶ峰山、その奥には赤城山と榛名山、さらに西方には浅間山、谷川岳、北には至仏山などの山々の展望が広がっています。 下山は往路を戻るのが一般的です。タクシー利用の場合にはオグナほたかスキー場などに下ることもできます。武尊山の登山ルートはどのルートも長く、歩行時間も長く、体力的にきついコースが多いですが、片品ほたか牧場からの往復コースは危険個所が少なく比較的歩きやすいコースです。それでも実働8~9時間以上になる日帰り登山としてはきつい山です。 6月下旬の牧場にはレンゲツツジとベニバナイチヤクソウが咲き、8月にはヤナギランがスキー場の斜面をピンク色に染めます。山中には営業小屋はなく、基本的に日帰り登山になります。公共交通機関は不便なので、マイカーか沼田からのタクシー利用になります。 片品ほたか牧場から歩き始めます。シラカバの木々が生える草原をゆるやかに登りはじめ、しばらく行った三合平で牧場は終わり、ブナの森に入り、広くたおやかな尾根を登ります。 広い登山道もだんだんと細くなり、ぬかるみが続きます。ミズバショウを小さくしたようなヒメカイウなどの植物を見て、映画の撮影地の案内板、花咲湿原への分岐を通り、関東有数のブナの巨木の美林を抜けていきます。武尊避難小屋はシンプルな避難小屋で水場もトイレもありません。高山平で田代湿原への分岐を分け、小さなアップダウンを繰り返しながら登ります。やがて展望も開けはじめ、小湿原のあるセビオス岳に到着。夏にはキンコウカの花が咲いています。 鞍部に一度下ると、左に剣ヶ峰、正面に中ノ岳も見えはじめ、少しずつ勾配が急になり、クサリが設置されている切り立った岩場も現れます。さらに登っていくと、登山道は中ノ岳のピークを通らず南側を巻いていき、中ノ岳直下で前武尊からの登山道と合流します。夏には枯れることもある水場の笹清水、高山植物が多い小さな池の三ツ池の南側を通ります。武尊山も見えはじめ、展望がよく、なだらかで気持ちのよい、草原のトラバース道はアップダウンをしばらく繰り返します。ここがこのコースのハイライト。日本武尊像の下を通り、剣ヶ峰山への分岐を分けると、武尊山山頂はすぐです。 山頂の展望は南側が特によく、手前には前武尊、剣ヶ峰山、その奥には赤城山と榛名山、さらに西方には浅間山、谷川岳、北には至仏山などの山々の展望が広がっています。 下山は往路を戻るのが一般的です。タクシー利用の場合にはオグナほたかスキー場などに下ることもできます。 -
武尊神社から武尊山
- 日帰り
- 7時間30分
- 11.2km
武尊神社から武尊山
- 日帰り
- 7時間30分
- 11.2km
武尊山で唯一、日帰りマイカー登山で周遊登山が可能なコースで、いくつものピークを越えて行く変化の多い周遊縦走コースになります。しかし、岩場の急坂もあり標高差も大きく、歩行時間も長く、段差の大きい下りなどがある、きついコースでもあります。初心者はコースタイムよりもはるかに時間がかかることも。周遊する場合は、きつい岩場がある手小屋沢避難小屋方面に登り、帰りに剣ヶ峰に下るコースを回ったほうがよいでしょう。 武尊神社の駐車場から未舗装の林道になり、しばらく行った駐車場に登山届ポストがあります。すぐに道は細くなり、しばらく行くと剣ヶ峰への分岐にでます。分岐を左に行くと、小沢を3回ほど渡りながら緩やかに登ります。ブナの巨木の森に入ると、だんだん勾配がきつくなり、木の根をよじ登り、不動明王の大岩を抜けると、針葉樹の森になり、さらに勾配はきつくなっていきます。尾根に上がったところが手小屋沢分岐で、手小屋沢避難小屋は尾根を少し登った分岐から少し下った場所にあり、鉄製のカマボコ型です。水場はありますが、トイレはありません。 コメツガなどの針葉樹林が生える尾根をさらにたどりながら長く続く急坂を登っていくと、登山道に木の根が露出するようになります。突然、大岩が行く手を阻むようにそびえ、しばらくはハシゴ、クサリ場が連続し、このコース最大の難所になります。大岩の上まで行けば、しばらく岩登りは終わり、振り返るとすばらしい谷川連峰の展望があります。稜線をたどっていくと、山頂が見え、ハイマツのトンネルをくぐってさらに登れば、武尊山の山頂に到着します。山頂からの南側は笹原で展望がよく開け、赤城山、谷川岳、浅間山など、すばらしい展望が広がります。 武尊山頂を越え、ほんの少し下ったところに分岐があります。短距離の崩れやすい、ザレた急坂です。周囲は背が低いチシマザサやシャクナゲの林で、正面に美しい剣ヶ峰山を見る、眺めのよいコースです。鞍部からしばらく登ると、武尊神社と剣ヶ峰山の分岐があります。分岐から剣ヶ峰山へは100m程度ですが、急坂を往復することになり、かなりきついコースです。剣ヶ峰山をピストンしたら、また分岐に戻り、一気に下りはじめます。ここからは木の根が張り出した、段差が大きい下りが長く続くつらいところです。やっと勾配が緩やかになったころ、武尊沢を徒渉します。さらにアップダウンを繰り返し、小沢をいくつも越えながら下っていくと、手小屋沢への分岐に出るので、しばらく往路と同じ道をたどり、武尊神社の駐車場に戻ります。武尊山で唯一、日帰りマイカー登山で周遊登山が可能なコースで、いくつものピークを越えて行く変化の多い周遊縦走コースになります。しかし、岩場の急坂もあり標高差も大きく、歩行時間も長く、段差の大きい下りなどがある、きついコースでもあります。初心者はコースタイムよりもはるかに時間がかかることも。周遊する場合は、きつい岩場がある手小屋沢避難小屋方面に登り、帰りに剣ヶ峰に下るコースを回ったほうがよいでしょう。 武尊神社の駐車場から未舗装の林道になり、しばらく行った駐車場に登山届ポストがあります。すぐに道は細くなり、しばらく行くと剣ヶ峰への分岐にでます。分岐を左に行くと、小沢を3回ほど渡りながら緩やかに登ります。ブナの巨木の森に入ると、だんだん勾配がきつくなり、木の根をよじ登り、不動明王の大岩を抜けると、針葉樹の森になり、さらに勾配はきつくなっていきます。尾根に上がったところが手小屋沢分岐で、手小屋沢避難小屋は尾根を少し登った分岐から少し下った場所にあり、鉄製のカマボコ型です。水場はありますが、トイレはありません。 コメツガなどの針葉樹林が生える尾根をさらにたどりながら長く続く急坂を登っていくと、登山道に木の根が露出するようになります。突然、大岩が行く手を阻むようにそびえ、しばらくはハシゴ、クサリ場が連続し、このコース最大の難所になります。大岩の上まで行けば、しばらく岩登りは終わり、振り返るとすばらしい谷川連峰の展望があります。稜線をたどっていくと、山頂が見え、ハイマツのトンネルをくぐってさらに登れば、武尊山の山頂に到着します。山頂からの南側は笹原で展望がよく開け、赤城山、谷川岳、浅間山など、すばらしい展望が広がります。 武尊山頂を越え、ほんの少し下ったところに分岐があります。短距離の崩れやすい、ザレた急坂です。周囲は背が低いチシマザサやシャクナゲの林で、正面に美しい剣ヶ峰山を見る、眺めのよいコースです。鞍部からしばらく登ると、武尊神社と剣ヶ峰山の分岐があります。分岐から剣ヶ峰山へは100m程度ですが、急坂を往復することになり、かなりきついコースです。剣ヶ峰山をピストンしたら、また分岐に戻り、一気に下りはじめます。ここからは木の根が張り出した、段差が大きい下りが長く続くつらいところです。やっと勾配が緩やかになったころ、武尊沢を徒渉します。さらにアップダウンを繰り返し、小沢をいくつも越えながら下っていくと、手小屋沢への分岐に出るので、しばらく往路と同じ道をたどり、武尊神社の駐車場に戻ります。 -
玉原高原から鹿俣山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 9.5km
玉原高原から鹿俣山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 9.5km
鹿俣山は武尊山の西側にあるピークで、山頂から谷川連峰方面の展望がよい山です。山頂近くまでスキー場になっており、草地にはヤマハハコなどの花が咲き、関東有数の巨大ブナの森、花多き湿原、アズマシャクナゲの森など豊かな自然を楽しむことができる魅力的な山です。5月から11月まで登ることができ、春の新緑のころや、秋の紅葉の頃が特に美しいシーズンです。特に危険な場所はありませんが、森林キャンプ場内を歩くときには、分岐が多いのでよく注意して歩く必要があります。公共交通機関は期間限定のものしかなく、マイカー利用か、沼田からタクシー利用になります。 玉原センターハウスの駐車場から出発。しばらく舗装路を歩き、トイレがある小さな小屋の反対側から木道に入ります。時間に余裕がない場合は銅金沢ルートを歩いてもいいですが、玉原湿原を通り、長沢三角点経由で行くといいでしょう。玉原湿原は、春のミズバショウから花が始まり、6月下旬はコバイケイソウやヒオウギアヤメが湿原を彩り、夏にはハクサンタイゲキが咲きます。草紅葉の季節もきれいです。 ここのブナの巨木の森は関東でも有数の面積があり、ミズメの巨木などもあります。ブナ地蔵は、ブナの巨木の根が地上に出て、また地中に入ったもので、これが数体のお地蔵様の石像のように見えることから。さらに緩やかにどこまでも続くようなブナ林の斜面を登っていきます。やがて、スキー場のゲレンデを横に見るようになり、さらにゲレンデを歩くようになります。またブナの林に戻り、ジグザグに登っていきます。一度少し下り、しばらく歩くと、山頂直下の分岐に出ます。分岐から5分ほど行くと鹿俣山山頂です。山頂は小さな広場で木々に囲まれていますが、西側の谷川岳方面の展望がよく、ブナとミズナラの森を見下ろせるよい山頂です。 下りは、まず分岐まで少し戻り、左に下り始めます。この急坂には、アズマシャクナゲがたくさん生えており、6月ころは花も楽しめます。左には武尊山の山頂も見え、気持ちのよい下りです。一度スキー場のゲレンデに出ますが、またすぐ左の林に入るので、道標をよく確認しましょう。ブナの森に入りしばらく下ると、玉原高原森林キャンプ場に入ります。キャンプ場からたんばらスキーパークの間は、分岐がたくさんありますが、どの分岐にもきちんと道標が整備されているので、道標を確認しながら歩きましょう。スキー場のゲレンデの夏山リフトが動いているときはトンネルでくぐって、沢を小橋で渡ってまた林に入り、緩やかに下って、さらに渓流沿いに歩くと、往路に通った玉原センターハウスから伸びる舗装路に出るので、朝と同じ道をセンターハウスの駐車場に戻ります。鹿俣山は武尊山の西側にあるピークで、山頂から谷川連峰方面の展望がよい山です。山頂近くまでスキー場になっており、草地にはヤマハハコなどの花が咲き、関東有数の巨大ブナの森、花多き湿原、アズマシャクナゲの森など豊かな自然を楽しむことができる魅力的な山です。5月から11月まで登ることができ、春の新緑のころや、秋の紅葉の頃が特に美しいシーズンです。特に危険な場所はありませんが、森林キャンプ場内を歩くときには、分岐が多いのでよく注意して歩く必要があります。公共交通機関は期間限定のものしかなく、マイカー利用か、沼田からタクシー利用になります。 玉原センターハウスの駐車場から出発。しばらく舗装路を歩き、トイレがある小さな小屋の反対側から木道に入ります。時間に余裕がない場合は銅金沢ルートを歩いてもいいですが、玉原湿原を通り、長沢三角点経由で行くといいでしょう。玉原湿原は、春のミズバショウから花が始まり、6月下旬はコバイケイソウやヒオウギアヤメが湿原を彩り、夏にはハクサンタイゲキが咲きます。草紅葉の季節もきれいです。 ここのブナの巨木の森は関東でも有数の面積があり、ミズメの巨木などもあります。ブナ地蔵は、ブナの巨木の根が地上に出て、また地中に入ったもので、これが数体のお地蔵様の石像のように見えることから。さらに緩やかにどこまでも続くようなブナ林の斜面を登っていきます。やがて、スキー場のゲレンデを横に見るようになり、さらにゲレンデを歩くようになります。またブナの林に戻り、ジグザグに登っていきます。一度少し下り、しばらく歩くと、山頂直下の分岐に出ます。分岐から5分ほど行くと鹿俣山山頂です。山頂は小さな広場で木々に囲まれていますが、西側の谷川岳方面の展望がよく、ブナとミズナラの森を見下ろせるよい山頂です。 下りは、まず分岐まで少し戻り、左に下り始めます。この急坂には、アズマシャクナゲがたくさん生えており、6月ころは花も楽しめます。左には武尊山の山頂も見え、気持ちのよい下りです。一度スキー場のゲレンデに出ますが、またすぐ左の林に入るので、道標をよく確認しましょう。ブナの森に入りしばらく下ると、玉原高原森林キャンプ場に入ります。キャンプ場からたんばらスキーパークの間は、分岐がたくさんありますが、どの分岐にもきちんと道標が整備されているので、道標を確認しながら歩きましょう。スキー場のゲレンデの夏山リフトが動いているときはトンネルでくぐって、沢を小橋で渡ってまた林に入り、緩やかに下って、さらに渓流沿いに歩くと、往路に通った玉原センターハウスから伸びる舗装路に出るので、朝と同じ道をセンターハウスの駐車場に戻ります。 -
大沼から黒檜山、駒ヶ岳
- 日帰り
- 4時間15分
- 5.8km
大沼から黒檜山、駒ヶ岳
- 日帰り
- 4時間15分
- 5.8km
巨大火山の赤城山には赤城山というピークはなく、最高峰は黒檜山です。黒檜山の西側には火口湖の大沼があり、ここから比較的短時間で登頂できます。登高差はありますが、ルートはよく整備されています。赤城山でも特に人気が高く、多くの登山者が登ります。マイカー利用の場合は黒檜山登山口や大沼あたりの駐車場を利用できます。 厳冬期以外は一般的な登山です。一部岩場や急坂のアップダウンもありますが危険な場所ではなく、体力さえあれば初心者でも登ることができます。ただし、天候が悪化すると、環境は急に厳しくなるので、気象条件には細心の注意が必要です。山頂より少し行った展望地から、富士山から浅間山、さらに北側の展望が広がります。春には谷川連峰の白銀の峰々を眺められるでしょう。 山麓では春たけなわですが、山頂付近ではまだ春浅い5月上~中旬には駒ヶ岳の岩尾根にアカヤシオが群生し、山肌をピンク色に染めます。その後はトウゴクミツバツツジも開花し、夏には花色の白いクサタチバナが咲き、秋には美しい紅葉が見られます。 赤城公園ビジターセンターから大沼に下り、赤城神社を左に見ながら車道を歩き、湖畔を回ります。湖岸周遊道路と赤城山北面に続く道路との分岐の近くが黒檜山登山口になります。 登山口から山道に入ると、すぐに勾配は急になります。しばらく登ると尾根になり、岩場も出てきます。右下に、青い大沼や赤城神社、地蔵岳の展望が開けます。樹林帯に入ると、あとは延々ときつく単調な登りです。勾配が少し緩むと尾根上の駒ヶ岳分岐に出て、少し楽になります。左にしばらく歩き黒檜山に到着します。 山頂は広場になっており、袈裟丸山の展望があります。さらに10分ほど北に尾根を進み展望地にまで足を延ばしましょう。足尾の山々、上州武尊山、浅間山、谷川岳、日光、尾瀬の山々まで、上信越、関東、南東北の山々のすばらしい展望が広がります。 展望地から山頂、さらに駒ヶ岳分岐へ戻り、そのまま尾根をしばらく行くと、黒檜大神の石碑があります。その先には花見ヶ原森林公園に下る登山道があるので、入らないように。分岐からは木の階段を一気に下ります。やっと勾配が緩むと、広々とした大タルミで、笹原に少し木が生えています。大タルミから駒ヶ岳までは緩やかな登りです。山頂は小さな広場になっています。 駒ヶ岳の山頂からは、最初は緩やかに尾根を下ります。鳥居峠への分岐から尾根を離れ、右へ激しく下ります。急坂の部分には、手すり付きの鉄製の階段があります。さらに林の中の急坂をジグザクに下っていくと、下に舗装道路が見え、やがて駒ヶ岳登山口に到着します。あとは車道を左へ少し戻れば、赤城公園ビジターセンターに到着です。時間があれば、覚満淵に立ち寄ってもいいでしょう。巨大火山の赤城山には赤城山というピークはなく、最高峰は黒檜山です。黒檜山の西側には火口湖の大沼があり、ここから比較的短時間で登頂できます。登高差はありますが、ルートはよく整備されています。赤城山でも特に人気が高く、多くの登山者が登ります。マイカー利用の場合は黒檜山登山口や大沼あたりの駐車場を利用できます。 厳冬期以外は一般的な登山です。一部岩場や急坂のアップダウンもありますが危険な場所ではなく、体力さえあれば初心者でも登ることができます。ただし、天候が悪化すると、環境は急に厳しくなるので、気象条件には細心の注意が必要です。山頂より少し行った展望地から、富士山から浅間山、さらに北側の展望が広がります。春には谷川連峰の白銀の峰々を眺められるでしょう。 山麓では春たけなわですが、山頂付近ではまだ春浅い5月上~中旬には駒ヶ岳の岩尾根にアカヤシオが群生し、山肌をピンク色に染めます。その後はトウゴクミツバツツジも開花し、夏には花色の白いクサタチバナが咲き、秋には美しい紅葉が見られます。 赤城公園ビジターセンターから大沼に下り、赤城神社を左に見ながら車道を歩き、湖畔を回ります。湖岸周遊道路と赤城山北面に続く道路との分岐の近くが黒檜山登山口になります。 登山口から山道に入ると、すぐに勾配は急になります。しばらく登ると尾根になり、岩場も出てきます。右下に、青い大沼や赤城神社、地蔵岳の展望が開けます。樹林帯に入ると、あとは延々ときつく単調な登りです。勾配が少し緩むと尾根上の駒ヶ岳分岐に出て、少し楽になります。左にしばらく歩き黒檜山に到着します。 山頂は広場になっており、袈裟丸山の展望があります。さらに10分ほど北に尾根を進み展望地にまで足を延ばしましょう。足尾の山々、上州武尊山、浅間山、谷川岳、日光、尾瀬の山々まで、上信越、関東、南東北の山々のすばらしい展望が広がります。 展望地から山頂、さらに駒ヶ岳分岐へ戻り、そのまま尾根をしばらく行くと、黒檜大神の石碑があります。その先には花見ヶ原森林公園に下る登山道があるので、入らないように。分岐からは木の階段を一気に下ります。やっと勾配が緩むと、広々とした大タルミで、笹原に少し木が生えています。大タルミから駒ヶ岳までは緩やかな登りです。山頂は小さな広場になっています。 駒ヶ岳の山頂からは、最初は緩やかに尾根を下ります。鳥居峠への分岐から尾根を離れ、右へ激しく下ります。急坂の部分には、手すり付きの鉄製の階段があります。さらに林の中の急坂をジグザクに下っていくと、下に舗装道路が見え、やがて駒ヶ岳登山口に到着します。あとは車道を左へ少し戻れば、赤城公園ビジターセンターに到着です。時間があれば、覚満淵に立ち寄ってもいいでしょう。