【関東】の登山コースガイド
関東
検索結果223件中
121-140件
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物語山と阿唱念ノ滝
- 日帰り
- 5時間30分
- 7.8km
物語山と阿唱念ノ滝
- 日帰り
- 5時間30分
- 7.8km
興味をそそる山名と、印象的な山容のメンベ岩、更には財宝伝説となると、登山者の多くが登りたくなることでしょう。サンスポーツランド前バス停より荒廃した林道を登り、沢を渡って登山口より植林地に入ると小尾根を越えます。急斜面に九十九折りの道が続き、足元の散乱した瓦状の石片に滑らないように注意深く登り、鞍部より西峰へと登ると荒船山や浅間山の展望が開けます。西峰からの下りは滑りやすく、左手側の断崖に気を使いながら鞍部に戻ります。物語山本峰へと登りますが、山頂は狭く西峰ほど展望はよくありません。休憩は山頂南側の尾根上の円頂が最適です。来た道を戻り、阿唱念ノ滝へと向かいます。沢沿いの道は石段からはじまり、徐々に踏み跡が薄くなり露岩の沢を歩く場所もあり注意が必要です。石垣や石碑が現れるとすぐ奥に岩壁を滴る阿唱念ノ滝があり、周囲の岩下や岩壁の隙間に無数の石碑や石仏が安置されています。数の多さに思わず一礼をして往路を戻ります。興味をそそる山名と、印象的な山容のメンベ岩、更には財宝伝説となると、登山者の多くが登りたくなることでしょう。サンスポーツランド前バス停より荒廃した林道を登り、沢を渡って登山口より植林地に入ると小尾根を越えます。急斜面に九十九折りの道が続き、足元の散乱した瓦状の石片に滑らないように注意深く登り、鞍部より西峰へと登ると荒船山や浅間山の展望が開けます。西峰からの下りは滑りやすく、左手側の断崖に気を使いながら鞍部に戻ります。物語山本峰へと登りますが、山頂は狭く西峰ほど展望はよくありません。休憩は山頂南側の尾根上の円頂が最適です。来た道を戻り、阿唱念ノ滝へと向かいます。沢沿いの道は石段からはじまり、徐々に踏み跡が薄くなり露岩の沢を歩く場所もあり注意が必要です。石垣や石碑が現れるとすぐ奥に岩壁を滴る阿唱念ノ滝があり、周囲の岩下や岩壁の隙間に無数の石碑や石仏が安置されています。数の多さに思わず一礼をして往路を戻ります。 -
じいとばあと御堂山、雨宮山
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.9km
じいとばあと御堂山、雨宮山
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.9km
御堂山入口から林道をたどり、ミノ滝右岸をロープで注意深く越え鞍部に達したら左折します。タンス岩の西面を巻くと奇岩のじいとばあが目の前にそびえ、荒船山の展望が広がります。引き返して鞍部から尾根に達し、東南尾根の踏み跡に入ると荒船山を背景としたじいとばあの展望となり、荒船を見送る老夫婦を彷彿させます。主ルートに戻り高石峠分岐からロープの続く急斜面を登ると御堂山山頂です。引き返し高石峠へ向かいますが、下宿分岐から下宿へ下る際はナノ沢の岩床が滑り易く要注意です。高石峠を経由した雨宮山山頂には元禄時代の石祠があります。山頂より南へ少々下れば伐採地より大展望が望めます。高石峠に戻って根小屋バス停までは作業道が入乱れ峠道が不明瞭ですが、沢沿いを下れば堰堤付近で峠道を見つけることができるでしょう。御堂山入口から林道をたどり、ミノ滝右岸をロープで注意深く越え鞍部に達したら左折します。タンス岩の西面を巻くと奇岩のじいとばあが目の前にそびえ、荒船山の展望が広がります。引き返して鞍部から尾根に達し、東南尾根の踏み跡に入ると荒船山を背景としたじいとばあの展望となり、荒船を見送る老夫婦を彷彿させます。主ルートに戻り高石峠分岐からロープの続く急斜面を登ると御堂山山頂です。引き返し高石峠へ向かいますが、下宿分岐から下宿へ下る際はナノ沢の岩床が滑り易く要注意です。高石峠を経由した雨宮山山頂には元禄時代の石祠があります。山頂より南へ少々下れば伐採地より大展望が望めます。高石峠に戻って根小屋バス停までは作業道が入乱れ峠道が不明瞭ですが、沢沿いを下れば堰堤付近で峠道を見つけることができるでしょう。 -
神津牧場から物見岩、物見山、八風山
- 日帰り
- 4時間45分
- 11.6km
神津牧場から物見岩、物見山、八風山
- 日帰り
- 4時間45分
- 11.6km
神津牧場の駐車場から登山道に入り、笹の濃い細い道を登り車道を横切ると稜線に出ます。神津牧場下降点から左折してすぐに物見岩があり、岩の上からは八ケ岳や荒船山が望むことができます。引き返して北上し無線中継所展望台からも展望を望んだ後、車道に出て再び牧場西端の鉄条網に沿って登っていくと、広い山頂の物見山に到着です。その先も展望が続く稜線歩きで、再び車道を横切ると樹林中の道となり香坂峠に着きます。香坂峠からは広く歩きやすい道が続きます。矢川峠を過ぎ単調な山腹道が続きますが、鎖のトラバースもあります。旧T字路よりひと上りで三角点のある八風山に到着、軽井沢市街や浅間山、遠くは日光白根まで望めます。八風山から笹の斜面を下り八風山登山口から樹相の美しい大平林道を経て上発地バス停へ向かいます。神津牧場の駐車場から登山道に入り、笹の濃い細い道を登り車道を横切ると稜線に出ます。神津牧場下降点から左折してすぐに物見岩があり、岩の上からは八ケ岳や荒船山が望むことができます。引き返して北上し無線中継所展望台からも展望を望んだ後、車道に出て再び牧場西端の鉄条網に沿って登っていくと、広い山頂の物見山に到着です。その先も展望が続く稜線歩きで、再び車道を横切ると樹林中の道となり香坂峠に着きます。香坂峠からは広く歩きやすい道が続きます。矢川峠を過ぎ単調な山腹道が続きますが、鎖のトラバースもあります。旧T字路よりひと上りで三角点のある八風山に到着、軽井沢市街や浅間山、遠くは日光白根まで望めます。八風山から笹の斜面を下り八風山登山口から樹相の美しい大平林道を経て上発地バス停へ向かいます。 -
三ッ岩岳
- 日帰り
- 2時間45分
- 2.3km
三ッ岩岳
- 日帰り
- 2時間45分
- 2.3km
大仁田ダムを見上げる竜王の里宮が三ッ岩岳登山口です。沢沿いを登り直ぐに右折し、竜王大権現へと急斜面の九十九折りを登ります。大権現を過ぎて稜線沿いになると岩稜と共にアカヤシオの樹勢が増し、岩場を過ぎ南西からのルートと合わさればアカヤシオの林中の三ッ岩岳山頂に到着です。山頂からは妙義・鹿岳・立岩等、西上州の山々の展望が開けます。「三ッ岩」の名のごとく山頂は本峰・中岩・北岩の3つの岩峰で構成され、中岩の首のない御嶽大神の神像が望めます。下りは南西尾根をロープで下り、植林と雑木林の境のいくつかのピークを越えると南西鞍部、ここから左に折れて斜面を下ると作業道を交えて沢沿いの道になり三ッ岩岳登山口に戻ります。大仁田ダムを見上げる竜王の里宮が三ッ岩岳登山口です。沢沿いを登り直ぐに右折し、竜王大権現へと急斜面の九十九折りを登ります。大権現を過ぎて稜線沿いになると岩稜と共にアカヤシオの樹勢が増し、岩場を過ぎ南西からのルートと合わさればアカヤシオの林中の三ッ岩岳山頂に到着です。山頂からは妙義・鹿岳・立岩等、西上州の山々の展望が開けます。「三ッ岩」の名のごとく山頂は本峰・中岩・北岩の3つの岩峰で構成され、中岩の首のない御嶽大神の神像が望めます。下りは南西尾根をロープで下り、植林と雑木林の境のいくつかのピークを越えると南西鞍部、ここから左に折れて斜面を下ると作業道を交えて沢沿いの道になり三ッ岩岳登山口に戻ります。 -
底瀬から黒滝山、五老峰、九十九谷
- 日帰り
- 3時間10分
- 3.8km
底瀬から黒滝山、五老峰、九十九谷
- 日帰り
- 3時間10分
- 3.8km
黒滝山登山口より車道を進み、右手に底瀬の集落を眺めながら登ると細い作業道を経て五老峰入口を過ぎ、1675(延宝3)年に厄除け不動の霊場として開山された黒滝山不動寺に立寄ります。岩壁から滝しぶきの舞う不動堂等を散策すると、奥深い異境にいるような錯覚を覚えます。引き返して五老峰へ向かうと、左右切れている狭い岩稜に手すりや鉄階段、鎖が続く「馬の背」に緊張の連続です。尾根を進み小岩峰の見晴台を左から巻き、九十九谷への道を分けると五老峰の最高地点、観音岩に着きます。全方向展望を堪能したら、来た道を戻り九十九谷へと下ります。展望岩稜では右手の岩屏風の景色が楽しめますが、不安を感じる場合は左手岩稜付け根の巻きルート利用します。下底瀬と上底瀬との分岐地点を過ぎれば鷹ノ巣山に着き、ここでも展望が楽しめます。引き返し上底瀬への急斜面の道を下り、九十九谷を渡り九十九谷橋に出ます。黒滝山登山口より車道を進み、右手に底瀬の集落を眺めながら登ると細い作業道を経て五老峰入口を過ぎ、1675(延宝3)年に厄除け不動の霊場として開山された黒滝山不動寺に立寄ります。岩壁から滝しぶきの舞う不動堂等を散策すると、奥深い異境にいるような錯覚を覚えます。引き返して五老峰へ向かうと、左右切れている狭い岩稜に手すりや鉄階段、鎖が続く「馬の背」に緊張の連続です。尾根を進み小岩峰の見晴台を左から巻き、九十九谷への道を分けると五老峰の最高地点、観音岩に着きます。全方向展望を堪能したら、来た道を戻り九十九谷へと下ります。展望岩稜では右手の岩屏風の景色が楽しめますが、不安を感じる場合は左手岩稜付け根の巻きルート利用します。下底瀬と上底瀬との分岐地点を過ぎれば鷹ノ巣山に着き、ここでも展望が楽しめます。引き返し上底瀬への急斜面の道を下り、九十九谷を渡り九十九谷橋に出ます。 -
四ッ又山と鹿岳周回
- 日帰り
- 5時間25分
- 4.8km
四ッ又山と鹿岳周回
- 日帰り
- 5時間25分
- 4.8km
大塩沢集会所の分岐が四ッ又山・鹿岳登山口で、滝坂と呼ばれる美しい滝が連なる渓流の西岸を進みます。山畑手前の分岐を右折して杉林の斜面を鞍部を目指して登れば天狗峠に着きます。天狗の石碑を過ぎれば雑木林の急登が続き、尾根に乗り上げ小ピークを越すと不動像がありP1への分岐はすぐです。石像のある四ッ又山山頂(P1)からは鹿岳や浅間山が望めます。引き返してロープの山腹道を過ぎ、P2~4を経由しますが、各ピークには賢者像や石祠等があり信仰の山であることを強く感じるでしょう。マメガタ峠まではロープ伝いの急斜面の下降が続き、以降も急斜面の上り返しが続きますが、途中の見晴らし台からは鹿岳の展望を望めます。尾根を西進するとアカヤシオの尾根となり、一ノ岳の岩壁に突き当れば右にロープで岩稜を超え、山腹道を過ぎれば鹿岳のコルに着きます。まずは南へ狭い岩尾根を登れば一ノ岳頂上ですが、更に南へ3分ほど下がった岩棚からは大展望が望めます。滑落事故も発生しているため、一歩引いて望みましょう。引き返して傾いた梯子と鎖で岩壁を登り、やせた岩稜を登れば鹿岳の最高点の二ノ岳頂上に着きます。こちらも南へ3分ほど進むと小岩峰がありこちらも展望が素晴らしいです。来た道を引き返し鹿岳のコルからは急斜面を下り、やがて沢沿いを経て鹿岳登山口に着きます。大塩沢集会所の分岐が四ッ又山・鹿岳登山口で、滝坂と呼ばれる美しい滝が連なる渓流の西岸を進みます。山畑手前の分岐を右折して杉林の斜面を鞍部を目指して登れば天狗峠に着きます。天狗の石碑を過ぎれば雑木林の急登が続き、尾根に乗り上げ小ピークを越すと不動像がありP1への分岐はすぐです。石像のある四ッ又山山頂(P1)からは鹿岳や浅間山が望めます。引き返してロープの山腹道を過ぎ、P2~4を経由しますが、各ピークには賢者像や石祠等があり信仰の山であることを強く感じるでしょう。マメガタ峠まではロープ伝いの急斜面の下降が続き、以降も急斜面の上り返しが続きますが、途中の見晴らし台からは鹿岳の展望を望めます。尾根を西進するとアカヤシオの尾根となり、一ノ岳の岩壁に突き当れば右にロープで岩稜を超え、山腹道を過ぎれば鹿岳のコルに着きます。まずは南へ狭い岩尾根を登れば一ノ岳頂上ですが、更に南へ3分ほど下がった岩棚からは大展望が望めます。滑落事故も発生しているため、一歩引いて望みましょう。引き返して傾いた梯子と鎖で岩壁を登り、やせた岩稜を登れば鹿岳の最高点の二ノ岳頂上に着きます。こちらも南へ3分ほど進むと小岩峰がありこちらも展望が素晴らしいです。来た道を引き返し鹿岳のコルからは急斜面を下り、やがて沢沿いを経て鹿岳登山口に着きます。 -
三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。 -
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。 -
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。 -
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。 -
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。 -
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。 -
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。 -
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。 -
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。 -
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。 -
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。 -
日和田山から物見山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 8.5km
日和田山から物見山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 8.5km
朝鮮様式の魔除け「将軍標」をシンボルとする高麗駅で下車して線路を渡ると台の交差点。そこから「台の高札場跡」を右折して道なりに進むと鹿台橋に出ます。橋を渡った高麗本郷の交差点が、曼珠沙華で有名な巾着田の入口です。時間があれば、あわせて高麗神社や聖天院などの高麗王若光ゆかりの地を訪ねてみるのも良いでしょう。 交差点を左折して進むと日和田山登山道となり、金刀比羅神社の石造りの大鳥居に迎えられます。すぐに道は二分し、男坂と女坂に分かれます。女坂は緩やかな道ですが、男坂は急な岩場があるので、雨天の際には控えましょう。岩場の上部には金刀比羅神社があり、巾着田が一望できる良い展望台となっています。まさに巾着のように流れる高麗川の遠望を楽しんだ後、ひと登りすれば宝篋印塔の建立された日和田山山頂です。日高市の市街地が一望できる山頂で休憩したら、次の高指山に向かいます。 高指山の山名標柱に立ち寄った後、程なくして明るく開けた雰囲気の良い山上集落、駒高集落に着きます。そして路傍の道標に従って山道に入ると、やがて1等三角点のある物見山です。ベンチなどもありますが、周辺の木々が伸びて眺望はまったくありません。山頂から続く尾根をさらに下ると、すぐにヤセオネ峠の分岐へ出ます。ここからは宿谷の滝へ向かうこともできますが、さらに植林の中の整備された道を進みます。 やがて林道の切通しを越えて緩やかに登っていくと小さなお堂が見えてきます。このお堂の石仏は「権現堂の岩舟地蔵」で、一般的には北向地蔵として知られています。また、この地蔵尊から鎌北湖方面に下っていくと、かつてこの旧権現堂村を開発した織部氏の名が、路傍の「開祖織部手植松」の碑に残されています。北向地蔵からエビガ坂方面に足をのばすこともできますが、ここはユガテ集落に続く山道を歩きます。やがて古い道標のある辻に出て、この分岐を土山集落へと向かえば明るく開けた民家の脇に出ます。 土山集落の愛宕地蔵から下っていき、中野集落から来た道を合わせて進んでいくと小さな「将軍標」が現れます。毛呂山町と日高市の境界です。さらに下ると道路脇に五常の滝があり、五條に流れ落ちる美しい滝の傍らには滝不動尊も祀られているのですが、現在は私有地となっており見学する場合は受付で拝観料を支払う必要があります。そして清流沿いに歩いて行けば、程なく国道299号とぶつかり武蔵横手駅に着きます。朝鮮様式の魔除け「将軍標」をシンボルとする高麗駅で下車して線路を渡ると台の交差点。そこから「台の高札場跡」を右折して道なりに進むと鹿台橋に出ます。橋を渡った高麗本郷の交差点が、曼珠沙華で有名な巾着田の入口です。時間があれば、あわせて高麗神社や聖天院などの高麗王若光ゆかりの地を訪ねてみるのも良いでしょう。 交差点を左折して進むと日和田山登山道となり、金刀比羅神社の石造りの大鳥居に迎えられます。すぐに道は二分し、男坂と女坂に分かれます。女坂は緩やかな道ですが、男坂は急な岩場があるので、雨天の際には控えましょう。岩場の上部には金刀比羅神社があり、巾着田が一望できる良い展望台となっています。まさに巾着のように流れる高麗川の遠望を楽しんだ後、ひと登りすれば宝篋印塔の建立された日和田山山頂です。日高市の市街地が一望できる山頂で休憩したら、次の高指山に向かいます。 高指山の山名標柱に立ち寄った後、程なくして明るく開けた雰囲気の良い山上集落、駒高集落に着きます。そして路傍の道標に従って山道に入ると、やがて1等三角点のある物見山です。ベンチなどもありますが、周辺の木々が伸びて眺望はまったくありません。山頂から続く尾根をさらに下ると、すぐにヤセオネ峠の分岐へ出ます。ここからは宿谷の滝へ向かうこともできますが、さらに植林の中の整備された道を進みます。 やがて林道の切通しを越えて緩やかに登っていくと小さなお堂が見えてきます。このお堂の石仏は「権現堂の岩舟地蔵」で、一般的には北向地蔵として知られています。また、この地蔵尊から鎌北湖方面に下っていくと、かつてこの旧権現堂村を開発した織部氏の名が、路傍の「開祖織部手植松」の碑に残されています。北向地蔵からエビガ坂方面に足をのばすこともできますが、ここはユガテ集落に続く山道を歩きます。やがて古い道標のある辻に出て、この分岐を土山集落へと向かえば明るく開けた民家の脇に出ます。 土山集落の愛宕地蔵から下っていき、中野集落から来た道を合わせて進んでいくと小さな「将軍標」が現れます。毛呂山町と日高市の境界です。さらに下ると道路脇に五常の滝があり、五條に流れ落ちる美しい滝の傍らには滝不動尊も祀られているのですが、現在は私有地となっており見学する場合は受付で拝観料を支払う必要があります。そして清流沿いに歩いて行けば、程なく国道299号とぶつかり武蔵横手駅に着きます。 -
吾野から顔振峠・越上山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 10.6km
吾野から顔振峠・越上山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 10.6km
吾野駅横の階段を下り車道へ出ます。右へ10分ほどで旧宿場の吾野宿を抜け吾野橋を渡り左に向かいます。すぐに国道299号吾野トンネル付近の交差点を横切り借宿神社で高山不動方面への道と分かれ、右の梅沢沿いの緩い車道を登って行きます。車道が急にカーブするあたりで右の登山道に入ります。登山道と作業道が並行していてどちらも歩けます。西川材の杉や檜の植林帯が続きます。木立の中を一気に登り車道を横切れば風影集落の民家が点在する斜面に出ます。このあたりは、その昔、源義経が奥州落ちの折、顔を振り振り眺望したという伝説が残り、格別素晴らしい展望です。 左から丹沢連峰、大岳山の右奥に富士山、さらに川苔山から大持山、武川岳、そして右端に武甲山の山並みを楽しめます。顔振峠はすぐで、茶屋裏手の旧峠上には馬頭観音や供養塔などが寂しくたたずみ、昔の面影を残しています。右手尾根を少し登れば見晴台(雨乞塚)があります。 峠からは奥武蔵グリーンラインを東に進みます。道標に従い、左へ山腹を巻く参道を歩くと阿寺諏訪神社です。秋には紅葉が社殿に彩りを添えます。 広場左手の崖地脇から左に巻きぎみに行くと越上山分岐で、右手金毘羅様周辺はイワウチワが群生し美事です。越上山へは直前に岩稜があり、注意して歩きます。静寂に包まれた山頂は樹木が伸び、展望がないのが少々残念です。分岐まで戻り、東に派生する尾根の右側をからむ道を進み、車道の切通しに出ます。三差路の車道から尾根を登り、左に一本杉峠分岐、十二曲りの切通し、五六峠、茶之岳山を経由する小さなアップダウンの尾根道を歩き続けます。 ようやくエビガ坂の峠分岐に出てひと安心です。右に道標に従ってユガテに着きます。パッと開けた山上集落は、一年を通じて桃源郷の雰囲気をかもし出していて、いつ訪れても楽しめます。 ユガテからは尾根道をたどり東吾野駅へ向かいます。地元の地域振興で整備された「飛脚道」を行きます。橋本山の先で右折し、国指定重文の福徳寺阿弥陀堂のある里に出ます。そして左に車道を行くとすぐに東吾野駅です。吾野駅横の階段を下り車道へ出ます。右へ10分ほどで旧宿場の吾野宿を抜け吾野橋を渡り左に向かいます。すぐに国道299号吾野トンネル付近の交差点を横切り借宿神社で高山不動方面への道と分かれ、右の梅沢沿いの緩い車道を登って行きます。車道が急にカーブするあたりで右の登山道に入ります。登山道と作業道が並行していてどちらも歩けます。西川材の杉や檜の植林帯が続きます。木立の中を一気に登り車道を横切れば風影集落の民家が点在する斜面に出ます。このあたりは、その昔、源義経が奥州落ちの折、顔を振り振り眺望したという伝説が残り、格別素晴らしい展望です。 左から丹沢連峰、大岳山の右奥に富士山、さらに川苔山から大持山、武川岳、そして右端に武甲山の山並みを楽しめます。顔振峠はすぐで、茶屋裏手の旧峠上には馬頭観音や供養塔などが寂しくたたずみ、昔の面影を残しています。右手尾根を少し登れば見晴台(雨乞塚)があります。 峠からは奥武蔵グリーンラインを東に進みます。道標に従い、左へ山腹を巻く参道を歩くと阿寺諏訪神社です。秋には紅葉が社殿に彩りを添えます。 広場左手の崖地脇から左に巻きぎみに行くと越上山分岐で、右手金毘羅様周辺はイワウチワが群生し美事です。越上山へは直前に岩稜があり、注意して歩きます。静寂に包まれた山頂は樹木が伸び、展望がないのが少々残念です。分岐まで戻り、東に派生する尾根の右側をからむ道を進み、車道の切通しに出ます。三差路の車道から尾根を登り、左に一本杉峠分岐、十二曲りの切通し、五六峠、茶之岳山を経由する小さなアップダウンの尾根道を歩き続けます。 ようやくエビガ坂の峠分岐に出てひと安心です。右に道標に従ってユガテに着きます。パッと開けた山上集落は、一年を通じて桃源郷の雰囲気をかもし出していて、いつ訪れても楽しめます。 ユガテからは尾根道をたどり東吾野駅へ向かいます。地元の地域振興で整備された「飛脚道」を行きます。橋本山の先で右折し、国指定重文の福徳寺阿弥陀堂のある里に出ます。そして左に車道を行くとすぐに東吾野駅です。 -
伊豆ヶ岳から子ノ権現・竹寺へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 11.7km
伊豆ヶ岳から子ノ権現・竹寺へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 11.7km
正丸駅前の右手の急な階段を下ってガードをくぐり、なだらかな舗装道路を登っていきます。春には大蔵山の集落に咲く花々が目を楽しませてくれます。安産地蔵尊を右手に見たら馬頭観音のある正丸峠分岐に着き、ここから左の山道へ入っていきます。 沢沿いに進み実谷の分岐から右へと登って長岩(亀岩)を目指します。長岩からさらに登り、正丸峠から続く尾根道とぶつかったら右に折れて長岩峠へと出ます。ここからは尾根道と登山道が並走しているので、どちらを進んでもクサリ場のある男坂の手前に出ます(岩場の男坂は中央付近で落石の危険が大きいので要注意)。この分岐を右へ。女坂を進み、崩落して通行止めとなっている箇所があるので左に迂回路をとると、大きな岩の脇から頂上付近の広場に着きます。伊豆ヶ岳の頂上付近からは奥武蔵の山々の展望が楽しめ、4月頃にはミツバツツジが見頃となります。 山伏峠への道を右手に分け南の急斜面を下り、登り返すと東屋のある静かな古御岳です。再び滑りやすい急坂を注意して下り、開けた高畑山に着きますが、雑木林に囲まれ展望はありません。 しばらく進むと送電鉄塔の建つ尾根上に出ます。植林が伐採され、伊豆ヶ岳山稜一番の大展望です。南西方向には3つの峰から構成された蕨山が良く見えます。 高畑山、中ノ沢ノ頭を通り小さな登降を繰り返して、林道に出ると天目指峠です。林道を横切りさらにアップダウンを繰り返すと、小さな祠がある愛宕山に出ます。少し下ると分岐となるので、ここを左へ向かいます。ほどなくすると千年以上の歴史を持ち、足腰の神様として信仰を集める天台宗の子ノ権現天龍寺に着きます。眺望の良い経ヶ峰や阿字山へも立ち寄ってみてください。日が短い季節や時間が遅くなってしまった時は、芳延参道を下り吾野駅へ出ると良いでしょう。 竹寺へは来た道に戻ってまっすぐ進み、穴沢峠の分岐を左に折れます。豆口峠を経て本殿の裏から厄除けで知られた茅の輪をくぐり、竹のすれる音だけの静かな竹寺の境内へ入っていきます。牛頭天王の本殿裏に戻り、植林の山道を歩いて急な八幡坂を下り馬頭尊脇から車道に出れば、小殿バス停はすぐ近くです。正丸駅前の右手の急な階段を下ってガードをくぐり、なだらかな舗装道路を登っていきます。春には大蔵山の集落に咲く花々が目を楽しませてくれます。安産地蔵尊を右手に見たら馬頭観音のある正丸峠分岐に着き、ここから左の山道へ入っていきます。 沢沿いに進み実谷の分岐から右へと登って長岩(亀岩)を目指します。長岩からさらに登り、正丸峠から続く尾根道とぶつかったら右に折れて長岩峠へと出ます。ここからは尾根道と登山道が並走しているので、どちらを進んでもクサリ場のある男坂の手前に出ます(岩場の男坂は中央付近で落石の危険が大きいので要注意)。この分岐を右へ。女坂を進み、崩落して通行止めとなっている箇所があるので左に迂回路をとると、大きな岩の脇から頂上付近の広場に着きます。伊豆ヶ岳の頂上付近からは奥武蔵の山々の展望が楽しめ、4月頃にはミツバツツジが見頃となります。 山伏峠への道を右手に分け南の急斜面を下り、登り返すと東屋のある静かな古御岳です。再び滑りやすい急坂を注意して下り、開けた高畑山に着きますが、雑木林に囲まれ展望はありません。 しばらく進むと送電鉄塔の建つ尾根上に出ます。植林が伐採され、伊豆ヶ岳山稜一番の大展望です。南西方向には3つの峰から構成された蕨山が良く見えます。 高畑山、中ノ沢ノ頭を通り小さな登降を繰り返して、林道に出ると天目指峠です。林道を横切りさらにアップダウンを繰り返すと、小さな祠がある愛宕山に出ます。少し下ると分岐となるので、ここを左へ向かいます。ほどなくすると千年以上の歴史を持ち、足腰の神様として信仰を集める天台宗の子ノ権現天龍寺に着きます。眺望の良い経ヶ峰や阿字山へも立ち寄ってみてください。日が短い季節や時間が遅くなってしまった時は、芳延参道を下り吾野駅へ出ると良いでしょう。 竹寺へは来た道に戻ってまっすぐ進み、穴沢峠の分岐を左に折れます。豆口峠を経て本殿の裏から厄除けで知られた茅の輪をくぐり、竹のすれる音だけの静かな竹寺の境内へ入っていきます。牛頭天王の本殿裏に戻り、植林の山道を歩いて急な八幡坂を下り馬頭尊脇から車道に出れば、小殿バス停はすぐ近くです。