【日帰り】の登山コースガイド

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検索結果851件中  321-340件
  • 酸ヶ湯温泉から大岳周遊

    酸ヶ湯温泉から大岳周遊

    酸ヶ湯温泉の上部駐車場にインフォメーションセンターがあり、国道103号をはさんだ北側にある小さな鳥居が登山口です。 登山口から山道を登っていきます。600mほどで道の両側に立ち枯れのササや木々がある広場になります。硫化水素ガスが発生している恐れがあるので、風のない日は気をつけましょう。八甲田山は今も火山活動が続いている山なのです。登山道は一本道なので迷うことなく細いブナ、ダケカンバの中を進んでいきます。右手に南八甲田の山々がちらちらと見えてきます。 アオモリトドマツが両側に出てきて硫黄の臭いがしてくると地獄湯の沢です。沢を渡りガレ場を登り、何度か沢を渡り返すと平坦になります。木道が敷かれている仙人岱湿原の西端です。湿原の中央には八甲田清水が湧きだしています(夏場は涸れることもあります)。湿原南の小高い場所に仙人岱避難小屋が建っています。清水から北へ伸びる木道を進むと、小岳分岐です。分岐からさらに進むと湿原の北端で、初夏から夏にかけて雪消えを待って高山植物が咲き乱れます。 道なりに進んでアオモリトドマツ林を抜けると、森林限界になります。蛇篭で補強された火山礫の道を登りきると小さな沼、鏡沼があります。八甲田火山の噴火口に水がたまったもので、クロサンショウウオ、モリアオガエルなどが生息しています。さらにひと登りで360度の展望がある大岳山頂です。東は噴火口越しに小岳、高田大岳、雛岳が、西に岩木山、南に南八甲田の山並み、北には井戸岳、赤倉岳などの展望が得られます。展望を楽しんだら、北の井戸岳へ向かって火山灰の道を下ります。20分ほどで井戸岳との鞍部です。大岳避難小屋があり、ベンチもあるので休憩にちょうど良いでしょう。 西へのびる道を下り、アオモリトドマツ林を抜けると宮様分岐です。ここからは湿原に敷かれた木道をスリップに注意しながら進んでいきます。上毛無岱展望所で景色を楽しんでひと休みしたら、先に進みましょう。急な階段を足元に注意しながら下ります。眼下に広がる池塘群などが素晴らしいのひと言です。秋には錦の屏風といわれる風景に変わり、多くの登山者であふれます。 下毛無岱展望所で再び休んで、木道を進んで樹林帯に入り、下っていきます。城ヶ倉分岐を見送り、視界がパッと開けると湯坂で酸ヶ湯温泉が足元にあります。急な岩場や階段の道を下ると酸ヶ湯温泉に出ます。
    酸ヶ湯温泉の上部駐車場にインフォメーションセンターがあり、国道103号をはさんだ北側にある小さな鳥居が登山口です。 登山口から山道を登っていきます。600mほどで道の両側に立ち枯れのササや木々がある広場になります。硫化水素ガスが発生している恐れがあるので、風のない日は気をつけましょう。八甲田山は今も火山活動が続いている山なのです。登山道は一本道なので迷うことなく細いブナ、ダケカンバの中を進んでいきます。右手に南八甲田の山々がちらちらと見えてきます。 アオモリトドマツが両側に出てきて硫黄の臭いがしてくると地獄湯の沢です。沢を渡りガレ場を登り、何度か沢を渡り返すと平坦になります。木道が敷かれている仙人岱湿原の西端です。湿原の中央には八甲田清水が湧きだしています(夏場は涸れることもあります)。湿原南の小高い場所に仙人岱避難小屋が建っています。清水から北へ伸びる木道を進むと、小岳分岐です。分岐からさらに進むと湿原の北端で、初夏から夏にかけて雪消えを待って高山植物が咲き乱れます。 道なりに進んでアオモリトドマツ林を抜けると、森林限界になります。蛇篭で補強された火山礫の道を登りきると小さな沼、鏡沼があります。八甲田火山の噴火口に水がたまったもので、クロサンショウウオ、モリアオガエルなどが生息しています。さらにひと登りで360度の展望がある大岳山頂です。東は噴火口越しに小岳、高田大岳、雛岳が、西に岩木山、南に南八甲田の山並み、北には井戸岳、赤倉岳などの展望が得られます。展望を楽しんだら、北の井戸岳へ向かって火山灰の道を下ります。20分ほどで井戸岳との鞍部です。大岳避難小屋があり、ベンチもあるので休憩にちょうど良いでしょう。 西へのびる道を下り、アオモリトドマツ林を抜けると宮様分岐です。ここからは湿原に敷かれた木道をスリップに注意しながら進んでいきます。上毛無岱展望所で景色を楽しんでひと休みしたら、先に進みましょう。急な階段を足元に注意しながら下ります。眼下に広がる池塘群などが素晴らしいのひと言です。秋には錦の屏風といわれる風景に変わり、多くの登山者であふれます。 下毛無岱展望所で再び休んで、木道を進んで樹林帯に入り、下っていきます。城ヶ倉分岐を見送り、視界がパッと開けると湯坂で酸ヶ湯温泉が足元にあります。急な岩場や階段の道を下ると酸ヶ湯温泉に出ます。
  • 八甲田ロープウェーから大岳へ

    八甲田ロープウェーから大岳へ

    八甲田ロープウェー山麓駅から乗車してわずか10分で、標高1305mの山頂公園駅です。駅舎を出ると右端に展望台があるので寄ってみましょう。津軽富士と呼ばれる岩木山などの展望が眼前に広がっています。 駅舎からはまっすぐな道と、左手無線塔のある方向へと向かう2本の道がのびています。2本の道は8の字形になっていて、どちらを行っても少し先で交差します。交差点に案内板がありそれを見て進むと三山(赤倉岳、井戸岳、大岳)展望所で、これから登る山が池塘に映り込んでいます。展望所を後に歩を進めると赤倉岳とロープウェーに戻る道とが分岐します。赤倉岳へとコースを取り進むと宮様コース分岐があります(宮様コースは荒れています)。標識に従って赤倉岳へと進みます。 アオモリトドマツの樹林帯を二度抜けると森林限界で、後方を振り返ると青森市内や陸奥湾などの展望が良いです。山道は少し荒れていて、急登が続きます。やがて赤倉岳断崖に出ます。ひと息ついてから緩く断崖に沿った道を登ると小祠が建っています。後ろの断崖を見ると土が何層にも見える五色岩です。もう少し先の小高いピークに赤倉岳標柱があります。 井戸岳へは尾根を進み、噴火口縁に出ると山頂標柱が立っています。井戸岳からは大岳が目前に迫って見えます。対岸の岩場が山頂ですが、植物保護のため立入禁止です。 噴火口縁に沿って半周し、下ると大岳避難小屋です。ここからは荒れた山道になり、急登をゆっくり登っていきます。頑張って登ると、柵で囲まれた大岳の山頂に着きます。 展望はすばらしく、噴火口の向こうには雛岳、高田大岳、小岳の三山が並んでいます。展望を楽しんだ後、荒れた道に気をつけながら、大岳避難小屋へと下り、往路へと戻っていきます。
    八甲田ロープウェー山麓駅から乗車してわずか10分で、標高1305mの山頂公園駅です。駅舎を出ると右端に展望台があるので寄ってみましょう。津軽富士と呼ばれる岩木山などの展望が眼前に広がっています。 駅舎からはまっすぐな道と、左手無線塔のある方向へと向かう2本の道がのびています。2本の道は8の字形になっていて、どちらを行っても少し先で交差します。交差点に案内板がありそれを見て進むと三山(赤倉岳、井戸岳、大岳)展望所で、これから登る山が池塘に映り込んでいます。展望所を後に歩を進めると赤倉岳とロープウェーに戻る道とが分岐します。赤倉岳へとコースを取り進むと宮様コース分岐があります(宮様コースは荒れています)。標識に従って赤倉岳へと進みます。 アオモリトドマツの樹林帯を二度抜けると森林限界で、後方を振り返ると青森市内や陸奥湾などの展望が良いです。山道は少し荒れていて、急登が続きます。やがて赤倉岳断崖に出ます。ひと息ついてから緩く断崖に沿った道を登ると小祠が建っています。後ろの断崖を見ると土が何層にも見える五色岩です。もう少し先の小高いピークに赤倉岳標柱があります。 井戸岳へは尾根を進み、噴火口縁に出ると山頂標柱が立っています。井戸岳からは大岳が目前に迫って見えます。対岸の岩場が山頂ですが、植物保護のため立入禁止です。 噴火口縁に沿って半周し、下ると大岳避難小屋です。ここからは荒れた山道になり、急登をゆっくり登っていきます。頑張って登ると、柵で囲まれた大岳の山頂に着きます。 展望はすばらしく、噴火口の向こうには雛岳、高田大岳、小岳の三山が並んでいます。展望を楽しんだ後、荒れた道に気をつけながら、大岳避難小屋へと下り、往路へと戻っていきます。
  • 谷地温泉から大岳へ

    谷地温泉から大岳へ

    谷地温泉は、谷地温泉バス停から300mほど西に入った所にあるひなびた温泉宿です。温泉前にある展望台に登ると谷地湿原が広がっています。 標柱に従って登り出します。2016〜2017年にようやくササの刈払いが行なわれ、登りやすくなりました。道は一本道なので迷う心配はありません。標識が所々にあるのでそれにしたがって進みます。以前は泥道を右左に避けて歩かれた踏み跡が沢山あり、温泉近くで道迷いが多く発生していましたが、今後は解消されるでしょう。 ブナ林の中を登っていくと木々が太くなってきます。974mピークは知らない間に通過してしまうかもしれません。上部からの流水で泥道も少しは解消されましたが、山頂近くまで直登が続きます。以前は道の段差で泣かされたものです。 展望のよい岩場、天狗の踊場(1386m)で一休みしましょう。森林限界を超えると後方の展望が素晴らしいです。前方右に石積された祠が間近になってきます。石積(東峰)で一息ついたら西に110mほど進むと高田大岳山頂です。大岳をはじめとする山並みが見事です。ここから急降下していきます。道は最初はザレ、洗掘と荒れている中をゆっくりと下ります。鞍部には田代(箒場岱)への分岐標柱が建って、ここだけに木道が少し敷かれています。湿原にのびる道を直進していくと洗掘された道が待っています。頑張って登り続けると小岳山頂に着きます。 大岳、井戸岳、赤倉岳が座しています。展望を楽しんでハイマツからアオモリトドマツ帯に入り、抜けると仙人岱湿原の北端にある小岳分岐に出ます。大岳へは右(北)へ向かいますが疲労が激しければここから左に向かい酸ヶ湯温泉に下りましょう。 大岳に登ったら帰路はもと来た道をいったん戻り、小岳への分岐を右に折れて仙人岱避難小屋への分岐に出ます。そのまままっすぐに進んで荒れた地獄湯の沢を下っていき、樹林帯に入ります。両側が立ち枯れた場所を通過し、小さな鳥居をくぐると大駐車場を左に見ながら200mほどで酸ヶ湯温泉に着きます。
    谷地温泉は、谷地温泉バス停から300mほど西に入った所にあるひなびた温泉宿です。温泉前にある展望台に登ると谷地湿原が広がっています。 標柱に従って登り出します。2016〜2017年にようやくササの刈払いが行なわれ、登りやすくなりました。道は一本道なので迷う心配はありません。標識が所々にあるのでそれにしたがって進みます。以前は泥道を右左に避けて歩かれた踏み跡が沢山あり、温泉近くで道迷いが多く発生していましたが、今後は解消されるでしょう。 ブナ林の中を登っていくと木々が太くなってきます。974mピークは知らない間に通過してしまうかもしれません。上部からの流水で泥道も少しは解消されましたが、山頂近くまで直登が続きます。以前は道の段差で泣かされたものです。 展望のよい岩場、天狗の踊場(1386m)で一休みしましょう。森林限界を超えると後方の展望が素晴らしいです。前方右に石積された祠が間近になってきます。石積(東峰)で一息ついたら西に110mほど進むと高田大岳山頂です。大岳をはじめとする山並みが見事です。ここから急降下していきます。道は最初はザレ、洗掘と荒れている中をゆっくりと下ります。鞍部には田代(箒場岱)への分岐標柱が建って、ここだけに木道が少し敷かれています。湿原にのびる道を直進していくと洗掘された道が待っています。頑張って登り続けると小岳山頂に着きます。 大岳、井戸岳、赤倉岳が座しています。展望を楽しんでハイマツからアオモリトドマツ帯に入り、抜けると仙人岱湿原の北端にある小岳分岐に出ます。大岳へは右(北)へ向かいますが疲労が激しければここから左に向かい酸ヶ湯温泉に下りましょう。 大岳に登ったら帰路はもと来た道をいったん戻り、小岳への分岐を右に折れて仙人岱避難小屋への分岐に出ます。そのまままっすぐに進んで荒れた地獄湯の沢を下っていき、樹林帯に入ります。両側が立ち枯れた場所を通過し、小さな鳥居をくぐると大駐車場を左に見ながら200mほどで酸ヶ湯温泉に着きます。
  • 猿倉温泉から櫛ヶ峰へ

    猿倉温泉から櫛ヶ峰へ

    猿倉温泉バス停から猿倉温泉までおよそ300m余りの車道歩きになります。車道の両端は小さな湿原で、季節の花が咲き乱れます。 温泉の奥に休憩所とトイレがあります。休憩所の前にある登山口の看板を過ぎて、登山道を進むと、すぐに猿倉岳への分岐があります。通称山道コースと呼ばれ、道がV字状に雨水で削られ、ヤブがうるさく整備されていないため旧道をたどります。旧道は昔、観光用道路として作られたものですが、一度も車が走ることなく今日に至っています。もともと車が走るように作られた道なので急な登りはなく、沢、尾根を大きく回り込むように作られています。休憩所を後に、15分も歩くと猿倉神社です。 このあたりまでは道幅も広いですが、この先は樹林の中を歩くようになります。見返場で樹林が少し切れ、高田大岳、黒森の展望が得られますが、気づかないうちに通過しまた樹林の中となります。再度左手の樹林が切れると矢櫃湿原です。入口から湿原を見渡せますが、湿原は立入禁止なので中に入れません。さらに先へ進むと木製の矢櫃橋があり、道は南へ向けて緩やかな登りとなります。展望は全くありません。やがて左手に水がとうとうと流れ出る松次郎清水に出ます。南八甲田山中で一番の美味しい水なので、ぜひ汲んでおきましょう。水場から少しで乗鞍岳入口の分岐です。 入口には小さな湿原があり、高山植物が咲き疲れを癒してくれます。道は西へと進み、樹林が切れて展望が開けてきます。夏は強い日差しを遮るものが全くないため、熱中症には要注意。標柱に地獄峠の表示が現れると駒ヶ峯入口の広場はすぐです。ここにも小さな沢があるので水を得ることができます。櫛ヶ峯入口まではゆるく下り、櫛ヶ峯入口の標柱がある所からは、標識に従い西へ進みます。このあたりの左手の湿地は田型萢と言われ、湿地にある池塘を田圃の形に見たてたため、田型萢と言われるようになりました。 標識に従って西へ折れるとすぐに、湿原の中に木道が続きます。黄瀬萢といわれる広大な湿原でワタスゲの群落などは見事です。櫛ヶ峯の三角峰が徐々に大きくなり、田堰沢を渡ると、身丈ほどの樹林で遠望はありません。小沢を何回か渡り、視界が開けて森林限界になります。草つきの尾根を左手にずっと回ってから急登が始まります。最後のふんばりで登りきると、櫛ヶ峯の山頂です。裸地化した中に、三角点があります。北八甲田の山々や岩木山、十和田湖の輝きが手に取るような近さに見えます。遠くには岩手山や八幡平・秋田駒ヶ岳、早池峰山などが望めます。猿倉温泉から延々歩いて登った櫛ヶ峯の山頂からの展望は、充実感に満ちています。 展望を十分楽しんだら、足元が見えない道をひたすら下ります。
    猿倉温泉バス停から猿倉温泉までおよそ300m余りの車道歩きになります。車道の両端は小さな湿原で、季節の花が咲き乱れます。 温泉の奥に休憩所とトイレがあります。休憩所の前にある登山口の看板を過ぎて、登山道を進むと、すぐに猿倉岳への分岐があります。通称山道コースと呼ばれ、道がV字状に雨水で削られ、ヤブがうるさく整備されていないため旧道をたどります。旧道は昔、観光用道路として作られたものですが、一度も車が走ることなく今日に至っています。もともと車が走るように作られた道なので急な登りはなく、沢、尾根を大きく回り込むように作られています。休憩所を後に、15分も歩くと猿倉神社です。 このあたりまでは道幅も広いですが、この先は樹林の中を歩くようになります。見返場で樹林が少し切れ、高田大岳、黒森の展望が得られますが、気づかないうちに通過しまた樹林の中となります。再度左手の樹林が切れると矢櫃湿原です。入口から湿原を見渡せますが、湿原は立入禁止なので中に入れません。さらに先へ進むと木製の矢櫃橋があり、道は南へ向けて緩やかな登りとなります。展望は全くありません。やがて左手に水がとうとうと流れ出る松次郎清水に出ます。南八甲田山中で一番の美味しい水なので、ぜひ汲んでおきましょう。水場から少しで乗鞍岳入口の分岐です。 入口には小さな湿原があり、高山植物が咲き疲れを癒してくれます。道は西へと進み、樹林が切れて展望が開けてきます。夏は強い日差しを遮るものが全くないため、熱中症には要注意。標柱に地獄峠の表示が現れると駒ヶ峯入口の広場はすぐです。ここにも小さな沢があるので水を得ることができます。櫛ヶ峯入口まではゆるく下り、櫛ヶ峯入口の標柱がある所からは、標識に従い西へ進みます。このあたりの左手の湿地は田型萢と言われ、湿地にある池塘を田圃の形に見たてたため、田型萢と言われるようになりました。 標識に従って西へ折れるとすぐに、湿原の中に木道が続きます。黄瀬萢といわれる広大な湿原でワタスゲの群落などは見事です。櫛ヶ峯の三角峰が徐々に大きくなり、田堰沢を渡ると、身丈ほどの樹林で遠望はありません。小沢を何回か渡り、視界が開けて森林限界になります。草つきの尾根を左手にずっと回ってから急登が始まります。最後のふんばりで登りきると、櫛ヶ峯の山頂です。裸地化した中に、三角点があります。北八甲田の山々や岩木山、十和田湖の輝きが手に取るような近さに見えます。遠くには岩手山や八幡平・秋田駒ヶ岳、早池峰山などが望めます。猿倉温泉から延々歩いて登った櫛ヶ峯の山頂からの展望は、充実感に満ちています。 展望を十分楽しんだら、足元が見えない道をひたすら下ります。
  • 白地山

    白地山

    鉛山峠登山口の看板から登り始めます。階段の道を登るとすぐに鉛山峠で道は二分し、左の木道が敷かれた道を進んでいきます。木道は敷かれてから年月が経ち、苔が生えて滑るので要注意です。本コースは十和田湖外輪山を延々とたどるため、羊の腸のごとく長く長く歩いていきます。山頂と登山口の標高差で200m弱です。 木道が切れると東屋のある白雲亭展望台に着きます。次にミソナゲ峠を見て、さらに進んでいきます。少し登りになったなと思う箇所もありますが、すぐに下降して、再び登りになります。 やがて997mピークで、前方からの大川岱コースの道と左手(西)からの道、山頂へ向かうコースとの合流点です。眼下に十和田湖があり、いつもとは違った眺めの湖があります。展望がいいのでひと休みしてから、山頂へ向かいます。 997mピークからは湿地帯になり、高山植物が咲き乱れてきます。木道が敷かれているので、足元が埋まることはありません。ただ木道のスリップには注意していきましょう。碇ヶ関コースとの合流点が湿原三叉路です。山頂へは直進し、木道が途切れてから、ひと登りで白地山山頂に着きます。ベンチがあるのでひと休みしましょう。目の高さに樹林やササがあるので、展望が良いとはいえませんが、北に南八甲田、南には奥羽の山並みが見えます。帰りは登ってきた道を延々と下ります。 ※本コースは登り下りの標高差の少ないコースだけに入山者も多めですが、荒天時は無理な入山は避けましょう。また、碇ヶ関コースは湿原三叉路からの下部、ササが茂って歩行困難です。一方大川岱からのコースは、沢の中を歩いたりしますが、アプローチや帰路が万全であれば、一周するのも良いでしょう。
    鉛山峠登山口の看板から登り始めます。階段の道を登るとすぐに鉛山峠で道は二分し、左の木道が敷かれた道を進んでいきます。木道は敷かれてから年月が経ち、苔が生えて滑るので要注意です。本コースは十和田湖外輪山を延々とたどるため、羊の腸のごとく長く長く歩いていきます。山頂と登山口の標高差で200m弱です。 木道が切れると東屋のある白雲亭展望台に着きます。次にミソナゲ峠を見て、さらに進んでいきます。少し登りになったなと思う箇所もありますが、すぐに下降して、再び登りになります。 やがて997mピークで、前方からの大川岱コースの道と左手(西)からの道、山頂へ向かうコースとの合流点です。眼下に十和田湖があり、いつもとは違った眺めの湖があります。展望がいいのでひと休みしてから、山頂へ向かいます。 997mピークからは湿地帯になり、高山植物が咲き乱れてきます。木道が敷かれているので、足元が埋まることはありません。ただ木道のスリップには注意していきましょう。碇ヶ関コースとの合流点が湿原三叉路です。山頂へは直進し、木道が途切れてから、ひと登りで白地山山頂に着きます。ベンチがあるのでひと休みしましょう。目の高さに樹林やササがあるので、展望が良いとはいえませんが、北に南八甲田、南には奥羽の山並みが見えます。帰りは登ってきた道を延々と下ります。 ※本コースは登り下りの標高差の少ないコースだけに入山者も多めですが、荒天時は無理な入山は避けましょう。また、碇ヶ関コースは湿原三叉路からの下部、ササが茂って歩行困難です。一方大川岱からのコースは、沢の中を歩いたりしますが、アプローチや帰路が万全であれば、一周するのも良いでしょう。
  • 戸来岳

    戸来岳

    平子沢登山口から登り出します。日本アルプスを世に紹介したウォルター・ウエストンもこの地に来ていて、登山口のキャンプ場には「ウォルター・ウエストン謝恩碑」があります。 登り出すとすぐに道は二分しますが、左の道を進んでいきます。伐採道の道でもあり、幅が広く歩きやすいです。土砂崩れで道幅が狭くなる中を進んでいくと林道にポンと出ます。長漕地区から「大石神ピラミッド」経由でここまで出ることも可能です。 林道を左手に20mほど進むと、青森県自然環境保全地区の看板が立っています。道標に従って林道から山道へ入ります。すぐに左手からの作業道と一緒になります。 少しの区間ですが、幅の広い道をたどります。太いブナが出てくると山道になり細くなってきます。朽ちかけ苔むした階段が出てくると急坂になります。ここは濡れていると滑りやすいので、ゆっくり登りましょう。大駒ヶ岳への急登の途中に、「日本一のダケカンバ」の木が立っています。 登るに従って傾斜も緩くなり、オンコ(イチイ)の木が目の高さより少し高く見られるようになると大駒ヶ岳山頂です。西側に三角形の三ッ岳が見えます。ひと休みした後、三ッ岳まで足をのばしましょう。 ミネザクラやコメツツジの多い急斜面を下って鞍部から急登すると、戸来岳の最高峰三ッ岳山頂です。十和田湖、八甲田の山並みが遠望できます。休憩して大駒ヶ岳へ戻る途中、右手に十和利山への道が分岐しますが、今はササの道になっています。 大駒ヶ岳へ戻り、大休息してから、ゆっくり下ることにしましょう。 ※日本アルプスを世に紹介したウェストンは、1903(明治36)年に戸来村(現新郷村)を訪れ、青森飢饉で困窮する村民に救いの手(米・みそ・毛布)を差し延べたと言われています。
    平子沢登山口から登り出します。日本アルプスを世に紹介したウォルター・ウエストンもこの地に来ていて、登山口のキャンプ場には「ウォルター・ウエストン謝恩碑」があります。 登り出すとすぐに道は二分しますが、左の道を進んでいきます。伐採道の道でもあり、幅が広く歩きやすいです。土砂崩れで道幅が狭くなる中を進んでいくと林道にポンと出ます。長漕地区から「大石神ピラミッド」経由でここまで出ることも可能です。 林道を左手に20mほど進むと、青森県自然環境保全地区の看板が立っています。道標に従って林道から山道へ入ります。すぐに左手からの作業道と一緒になります。 少しの区間ですが、幅の広い道をたどります。太いブナが出てくると山道になり細くなってきます。朽ちかけ苔むした階段が出てくると急坂になります。ここは濡れていると滑りやすいので、ゆっくり登りましょう。大駒ヶ岳への急登の途中に、「日本一のダケカンバ」の木が立っています。 登るに従って傾斜も緩くなり、オンコ(イチイ)の木が目の高さより少し高く見られるようになると大駒ヶ岳山頂です。西側に三角形の三ッ岳が見えます。ひと休みした後、三ッ岳まで足をのばしましょう。 ミネザクラやコメツツジの多い急斜面を下って鞍部から急登すると、戸来岳の最高峰三ッ岳山頂です。十和田湖、八甲田の山並みが遠望できます。休憩して大駒ヶ岳へ戻る途中、右手に十和利山への道が分岐しますが、今はササの道になっています。 大駒ヶ岳へ戻り、大休息してから、ゆっくり下ることにしましょう。 ※日本アルプスを世に紹介したウェストンは、1903(明治36)年に戸来村(現新郷村)を訪れ、青森飢饉で困窮する村民に救いの手(米・みそ・毛布)を差し延べたと言われています。
  • 十和利山

    十和利山

    以前は多くの登山者で賑わった山ですが、今日ではその数は少なくなっているようです。 迷ヶ平駐車場から国道454号を渡った所が登山口です。道は直進します。東西分岐の標柱はクマにかじられ分からなくなっていますが、道は一本道なので分岐点はすぐ分かります。ここでは左の道をとります。平坦な道を進んでいくと、開けた場所に出ます。かつてキャンプ場だった所で、ここから登りになります。 すぐに左手の木々が伐採されている中を横目に登っていきます。登るに従って傾斜が増してきますが、登りやすい道です。山頂直下で左手(北)の三ッ岳からの道と合流しますが、ササの道になって歩くのが大変困難です。すぐに山頂分岐で右手に折れれば裸地化した十和利山山頂です。十和田湖の展望がすこぶる良い山頂で、ずっと景色を眺めていたい所です。 休んでから下山にかかります。山頂分岐を右手に折れると急坂の下りです。両側のササや木々につかまりながら下っていきます。滑りやすい黒土なので、十分に注意してください。とくに雨天や降雪直後は注意が必要です。降雪時は軽アイゼンがあると良いでしょう。 道が平坦になると前方に風力発電の風車などが見えてきます。再び下りにかかると、まもなく東西分岐に出ます。ここを左折して進むと登山口に戻ります。 ※この地区はタケノコ(ネマガリタケ・学名・チシマザサ)がよく生えます(5月末から6月中旬頃)。タケノコはクマが好んで食べるため、この時期クマによる死亡事故が何件も発生しています。時期をずらすなど、入山する際は十分注意してください。
    以前は多くの登山者で賑わった山ですが、今日ではその数は少なくなっているようです。 迷ヶ平駐車場から国道454号を渡った所が登山口です。道は直進します。東西分岐の標柱はクマにかじられ分からなくなっていますが、道は一本道なので分岐点はすぐ分かります。ここでは左の道をとります。平坦な道を進んでいくと、開けた場所に出ます。かつてキャンプ場だった所で、ここから登りになります。 すぐに左手の木々が伐採されている中を横目に登っていきます。登るに従って傾斜が増してきますが、登りやすい道です。山頂直下で左手(北)の三ッ岳からの道と合流しますが、ササの道になって歩くのが大変困難です。すぐに山頂分岐で右手に折れれば裸地化した十和利山山頂です。十和田湖の展望がすこぶる良い山頂で、ずっと景色を眺めていたい所です。 休んでから下山にかかります。山頂分岐を右手に折れると急坂の下りです。両側のササや木々につかまりながら下っていきます。滑りやすい黒土なので、十分に注意してください。とくに雨天や降雪直後は注意が必要です。降雪時は軽アイゼンがあると良いでしょう。 道が平坦になると前方に風力発電の風車などが見えてきます。再び下りにかかると、まもなく東西分岐に出ます。ここを左折して進むと登山口に戻ります。 ※この地区はタケノコ(ネマガリタケ・学名・チシマザサ)がよく生えます(5月末から6月中旬頃)。タケノコはクマが好んで食べるため、この時期クマによる死亡事故が何件も発生しています。時期をずらすなど、入山する際は十分注意してください。
  • 嶽温泉コース

    嶽温泉コース

    嶽温泉広場の山手にあった「山のホテル」跡の左手に鳥居が建っていて、ここが登山口になります。 登り始めるとすぐに稲荷神社が右に建っているので、安全登山を願って手を合わせていきましょう。登山道はまっすぐにのびていて、湯ノ沢分岐などを過ぎて、ひたすら登りつつけていきます。 1時間も登ると左手に巨木の森への分岐が出てきますが、ササが茂っています。ここでひと休みしてから再び登ります。 ブナ林の中をひたすら登り続け、右手に急角度に道が曲がるあたりから、傾斜も急になってきます。ブナの木の根が階段上になり、やがて左側から津軽岩木スカイラインを走る車の音が聞こえてくると、スカイライン八合目のリフト乗り場の角に着きます。九合目へは、リフト乗り場の発電機室の方に回り込んで進みます。 さらに小灌木の中を登っていきます。パッと視界が開けると、鳥ノ海噴火口に着きます。ここから左手に回って岩場を登り、鳳鳴ヒュッテに出ます。ここからは岩場の急坂になります。鼻こぐりと言われる急斜面、大きな岩を手足を総動員してゆっくり登っていきます。以前この急斜面ではスリップと落石による死亡事故が起きているので慎重に進みましょう。 二の御坂を登ると少しの平坦地になり、ひと休みしてさらに三の御坂を登ると岩木山神社奥宮のある岩木山の山頂に到着です。大きな岩の間に三角点があり、安全の鐘があります。 展望はすばらしく、八甲田、白神山地、八幡平、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山までもが一望できます。 下りはスカイライン八合目まで下りますが、三の御坂、二の御坂はスリップに注意して下さい。 スカイライン八合目からはバスを利用して嶽温泉に戻りますが、事前に最終バスの時刻を確認しておきましょう。
    嶽温泉広場の山手にあった「山のホテル」跡の左手に鳥居が建っていて、ここが登山口になります。 登り始めるとすぐに稲荷神社が右に建っているので、安全登山を願って手を合わせていきましょう。登山道はまっすぐにのびていて、湯ノ沢分岐などを過ぎて、ひたすら登りつつけていきます。 1時間も登ると左手に巨木の森への分岐が出てきますが、ササが茂っています。ここでひと休みしてから再び登ります。 ブナ林の中をひたすら登り続け、右手に急角度に道が曲がるあたりから、傾斜も急になってきます。ブナの木の根が階段上になり、やがて左側から津軽岩木スカイラインを走る車の音が聞こえてくると、スカイライン八合目のリフト乗り場の角に着きます。九合目へは、リフト乗り場の発電機室の方に回り込んで進みます。 さらに小灌木の中を登っていきます。パッと視界が開けると、鳥ノ海噴火口に着きます。ここから左手に回って岩場を登り、鳳鳴ヒュッテに出ます。ここからは岩場の急坂になります。鼻こぐりと言われる急斜面、大きな岩を手足を総動員してゆっくり登っていきます。以前この急斜面ではスリップと落石による死亡事故が起きているので慎重に進みましょう。 二の御坂を登ると少しの平坦地になり、ひと休みしてさらに三の御坂を登ると岩木山神社奥宮のある岩木山の山頂に到着です。大きな岩の間に三角点があり、安全の鐘があります。 展望はすばらしく、八甲田、白神山地、八幡平、岩手山、秋田駒ヶ岳、鳥海山までもが一望できます。 下りはスカイライン八合目まで下りますが、三の御坂、二の御坂はスリップに注意して下さい。 スカイライン八合目からはバスを利用して嶽温泉に戻りますが、事前に最終バスの時刻を確認しておきましょう。
  • 百沢コース

    百沢コース

    岩木山神社前バス停から歩き、岩木山神社大鳥居で一礼し登り始めます。石畳の参道を拝殿前の楼門を左に折れ、杉林を進むと桜林公園に出ます。さらに進むとスキー場に出て、そのまま進んで登山口に着きます。ここから樹林帯に入っていきます。 小沢を渡ると急な登りになる。ここが七曲です。徐々に高度を上げていくとカラスの休場、更に展望のない道を登っていくと鼻コクリに着く。再び登っていくと大きな石があります。姥石です。展望のない樹林帯はまだ続き、道が右手にカーブすると焼止まりヒュッテが建っています。ここから山道は大沢に入り、沢底を右に左へと渡りながら登っていきますが、沢が荒れているので注意が必要です。また、この付近は7月下旬まで雪渓が残ります。 とくに6月中頃は、雪渓の中央部を歩いているとボッと穴に落ちることが多々あるため、なるべく雪渓の端の方を歩くなど十分注意が必要です。また雪渓歩きに慣れていない人は、軽アイゼンの使用をおすすめします。雪消えを待ってミチノクコザクラのピンク色の花が登山者を迎えてくれます。 坊主ころがしの急登を終え、沢音が聞こえてくると錫杖清水です。冷水でのどを潤して登ると直径20mほどの池がある種蒔苗代です。ここから第一の御坂の急坂を登ると登山リフト方面の道が合流する鳳鳴ヒュッテ前に着きます。 二の御坂、三の御坂と岩場の急坂を登り終えると岩木山神社奥宮のある岩木山山頂に到着です。奥宮に参拝してひと息つきましょう。 下山は計画や体力に合わせて、登った山道を戻るのも良いですし、登山リフトで八合目駐車場へ下りて、バスを利用して嶽温泉へ向かうのも良いでしょう。下山後は、嶽温泉でひと風呂浴びて帰るのがおすすめです。
    岩木山神社前バス停から歩き、岩木山神社大鳥居で一礼し登り始めます。石畳の参道を拝殿前の楼門を左に折れ、杉林を進むと桜林公園に出ます。さらに進むとスキー場に出て、そのまま進んで登山口に着きます。ここから樹林帯に入っていきます。 小沢を渡ると急な登りになる。ここが七曲です。徐々に高度を上げていくとカラスの休場、更に展望のない道を登っていくと鼻コクリに着く。再び登っていくと大きな石があります。姥石です。展望のない樹林帯はまだ続き、道が右手にカーブすると焼止まりヒュッテが建っています。ここから山道は大沢に入り、沢底を右に左へと渡りながら登っていきますが、沢が荒れているので注意が必要です。また、この付近は7月下旬まで雪渓が残ります。 とくに6月中頃は、雪渓の中央部を歩いているとボッと穴に落ちることが多々あるため、なるべく雪渓の端の方を歩くなど十分注意が必要です。また雪渓歩きに慣れていない人は、軽アイゼンの使用をおすすめします。雪消えを待ってミチノクコザクラのピンク色の花が登山者を迎えてくれます。 坊主ころがしの急登を終え、沢音が聞こえてくると錫杖清水です。冷水でのどを潤して登ると直径20mほどの池がある種蒔苗代です。ここから第一の御坂の急坂を登ると登山リフト方面の道が合流する鳳鳴ヒュッテ前に着きます。 二の御坂、三の御坂と岩場の急坂を登り終えると岩木山神社奥宮のある岩木山山頂に到着です。奥宮に参拝してひと息つきましょう。 下山は計画や体力に合わせて、登った山道を戻るのも良いですし、登山リフトで八合目駐車場へ下りて、バスを利用して嶽温泉へ向かうのも良いでしょう。下山後は、嶽温泉でひと風呂浴びて帰るのがおすすめです。
  • 弥生新コース

    弥生新コース

    弥生コースは集落の人たちによって整備されていたコースですが、2016年そのうちの下部、弥生いこいの広場からの伐採道が整備され、歩きやすくなりました。 弥生いこいの広場の食堂を背にして左の道を少し歩くと登山口になります。ミズナラの林に続く広い道は明るく歩きやすいです。 旧道コースと三合目で合流し、ブナなどの樹林で展望はない中を登っていきます。右手に大きな岩が座っているところが姥石です。石神信仰の名残でしょうか、同じ地名があちこちにあります。 ここから少しずつ道が掘れてきて、ひと登りすると大石です。目の高さに小灌木やササがあり、登るに従ってこれらの間から下界がチラチラと見えてきます。パッと視界が開けると八合目の標柱が建っている小さな湿地に出ます。 ここから左手の小灌木の急坂になり、灌木に足を取られながら登っていきます。右に大きな岩が見えると急坂につけられたねじれた道になります。ササをつかんでゆっくり登っていきます。左手は急斜面のため、転落しないよう注意が必要です。登山道自体も急傾斜のためとくに滑りやすくなっています。この付近は本コースで一番緊張する場所です。慎重に歩を進めましょう。 大きな岩を回り込むと九合目になります。標柱が行く方向を指してくれて、山頂にいる人の声も聞えるのですが、細い灌木帯の超急坂になり、岩と岩の間に足が上がらないような場所です。 ようやく大きな岩がゴロゴロする岩木山山頂です。岩木山神社奥宮に手を合わせてからひと休みしましょう。 このコースは意外に体力を消耗するので、下りはスカイライン八合目からバスを使うのが良いでしょう。
    弥生コースは集落の人たちによって整備されていたコースですが、2016年そのうちの下部、弥生いこいの広場からの伐採道が整備され、歩きやすくなりました。 弥生いこいの広場の食堂を背にして左の道を少し歩くと登山口になります。ミズナラの林に続く広い道は明るく歩きやすいです。 旧道コースと三合目で合流し、ブナなどの樹林で展望はない中を登っていきます。右手に大きな岩が座っているところが姥石です。石神信仰の名残でしょうか、同じ地名があちこちにあります。 ここから少しずつ道が掘れてきて、ひと登りすると大石です。目の高さに小灌木やササがあり、登るに従ってこれらの間から下界がチラチラと見えてきます。パッと視界が開けると八合目の標柱が建っている小さな湿地に出ます。 ここから左手の小灌木の急坂になり、灌木に足を取られながら登っていきます。右に大きな岩が見えると急坂につけられたねじれた道になります。ササをつかんでゆっくり登っていきます。左手は急斜面のため、転落しないよう注意が必要です。登山道自体も急傾斜のためとくに滑りやすくなっています。この付近は本コースで一番緊張する場所です。慎重に歩を進めましょう。 大きな岩を回り込むと九合目になります。標柱が行く方向を指してくれて、山頂にいる人の声も聞えるのですが、細い灌木帯の超急坂になり、岩と岩の間に足が上がらないような場所です。 ようやく大きな岩がゴロゴロする岩木山山頂です。岩木山神社奥宮に手を合わせてからひと休みしましょう。 このコースは意外に体力を消耗するので、下りはスカイライン八合目からバスを使うのが良いでしょう。
  • 蟶山コース

    蟶山コース

    白神岳登山口駅から少し南へ行き線路を渡ると国道101号で、向かい側に登山口標柱が立っています。舗装道の日野林道を2.4kmほどで広い駐車場のある登山口に着きます。緊急時に泊まれる立派な休憩所があり、さらに500mほど進むと旧登山口。登山計画書をポストに入れ、ここから山道を進みます。 ブナ、ヒバ、ミズナラなど混交林の少し暗い中を緩く登って行き、大きな看板が立つ二股分岐に着きます。右の二股コースは健脚者向けコースで、道が荒れており増水時は通行できません。左の蟶山コースへと歩を進めます。このあたりはヒバ林でうす暗い感じの道です。 道が濡れてくると、最後の水場の標識があります。ひと休みし、水平歩きをすると急坂になります。ここからは急坂になり、ブナにロープが張られています。水場から蟶山分岐までは急坂です。急坂を終えて、尾根に乗るとT字路の蟶山分岐。左の道を約170mで蟶山ですが、ブナ林で囲まれて展望はありません。 右にのびるブナ林の道を登り下りしながら少しづつ高度を稼いでいきます。やがて977m標高点の手前で一度急になり、森林限界を越すと胸付八丁の急坂になります。一歩ごとに高度を上げていきます。右手前方に山頂のトイレが見えてきて、道が平坦になると大峰分岐です。左は大峰岳を経て十二湖、青池へと続く縦走路です。 大峰分岐を右の道へと歩を進めます。山頂までは700mほどの距離です。主尾根を登り下りしながら進んでいくうちに、特に標識はないため、最高地点の1235mを通過してしまいます。夏にはイブキトラノオ、ニッコウキスゲ、チシマフウロなどが足元に咲き、お花畑となります。途中に白山大権現が祀られた石祠があります。 右手のトイレを見ればすぐ山頂避難小屋で、目の前の一段高い所が1等三角点のある白神岳山頂です。欲しいままに360度の展望を楽しみ、ひと休みして下山します。帰路は往路を戻りますが、大峰分岐から十二湖方面に進まないように注意しましょう。
    白神岳登山口駅から少し南へ行き線路を渡ると国道101号で、向かい側に登山口標柱が立っています。舗装道の日野林道を2.4kmほどで広い駐車場のある登山口に着きます。緊急時に泊まれる立派な休憩所があり、さらに500mほど進むと旧登山口。登山計画書をポストに入れ、ここから山道を進みます。 ブナ、ヒバ、ミズナラなど混交林の少し暗い中を緩く登って行き、大きな看板が立つ二股分岐に着きます。右の二股コースは健脚者向けコースで、道が荒れており増水時は通行できません。左の蟶山コースへと歩を進めます。このあたりはヒバ林でうす暗い感じの道です。 道が濡れてくると、最後の水場の標識があります。ひと休みし、水平歩きをすると急坂になります。ここからは急坂になり、ブナにロープが張られています。水場から蟶山分岐までは急坂です。急坂を終えて、尾根に乗るとT字路の蟶山分岐。左の道を約170mで蟶山ですが、ブナ林で囲まれて展望はありません。 右にのびるブナ林の道を登り下りしながら少しづつ高度を稼いでいきます。やがて977m標高点の手前で一度急になり、森林限界を越すと胸付八丁の急坂になります。一歩ごとに高度を上げていきます。右手前方に山頂のトイレが見えてきて、道が平坦になると大峰分岐です。左は大峰岳を経て十二湖、青池へと続く縦走路です。 大峰分岐を右の道へと歩を進めます。山頂までは700mほどの距離です。主尾根を登り下りしながら進んでいくうちに、特に標識はないため、最高地点の1235mを通過してしまいます。夏にはイブキトラノオ、ニッコウキスゲ、チシマフウロなどが足元に咲き、お花畑となります。途中に白山大権現が祀られた石祠があります。 右手のトイレを見ればすぐ山頂避難小屋で、目の前の一段高い所が1等三角点のある白神岳山頂です。欲しいままに360度の展望を楽しみ、ひと休みして下山します。帰路は往路を戻りますが、大峰分岐から十二湖方面に進まないように注意しましょう。
  • 荒沢登山口から田代岳へ

    荒沢登山口から田代岳へ

    荒沢登山口から登り出します。この登山口がすでに一合目です。 ブナ林の中の小沢に沿って登っていきます。サワグルミ・ホオノキなどの水分を好む木々が目立つ中を緩く登ると二合目で、その少し先で道は山道を行く林内コースと分岐します。林内コースは途中、三合目の少し手前でまた合流します。川沿コースは荒れてきているため、林内コースの通行をおすすめします。 三合目からはほぼ平坦地のブナ林の中を進んで行きます。湿原の直前の九合目に出るまで全く展望のない山道です。やがて、大広手分岐(四合目)で左手から大広手コースが合流し、さらに直進すると五合目で右手から上荒沢コースが合流します。五合目からは緩く登って行きます。 各合目を通過しながら登って行くと、パッと視界が開ける九合目湿原の北端に出ます。木道の両側は池塘群で、ミツガシワが生育しています。九合目には右手に「神の田」があり、ここでは一年の稲作の作柄を占う半夏生の行事が行われます。(夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃までの期間を半夏生といいます。) ここから山頂へ向かって急坂を登って行きます。道の両側に咲いている高山植物を愛でながら、ゆっくり登っていきましょう。やがて避難小屋が建っている田代岳山頂です。山頂直下からの眼下に見る池塘群は見事のひと言です。また、北に八甲田連峰、西に岩木山、南に鳥海山などの山々の展望も素晴らしいものです。 展望を楽しんだ後、下りは登ってきた道を戻りますが、二合目から一合目の間は道が細く急な箇所があるので注意して歩きましょう。 ※大広手コースは、初めは小沢に沿って登り出しますが、すぐに伐採通になり緩く登って行きます。四合目で荒沢コースと合流します。道は広く急なところもないので初心者向けのコースです。トイレは荒沢登山口と、大広手登山口の駐車場、糸滝公園前にあります。
    荒沢登山口から登り出します。この登山口がすでに一合目です。 ブナ林の中の小沢に沿って登っていきます。サワグルミ・ホオノキなどの水分を好む木々が目立つ中を緩く登ると二合目で、その少し先で道は山道を行く林内コースと分岐します。林内コースは途中、三合目の少し手前でまた合流します。川沿コースは荒れてきているため、林内コースの通行をおすすめします。 三合目からはほぼ平坦地のブナ林の中を進んで行きます。湿原の直前の九合目に出るまで全く展望のない山道です。やがて、大広手分岐(四合目)で左手から大広手コースが合流し、さらに直進すると五合目で右手から上荒沢コースが合流します。五合目からは緩く登って行きます。 各合目を通過しながら登って行くと、パッと視界が開ける九合目湿原の北端に出ます。木道の両側は池塘群で、ミツガシワが生育しています。九合目には右手に「神の田」があり、ここでは一年の稲作の作柄を占う半夏生の行事が行われます。(夏至から数えて11日目にあたる7月2日頃までの期間を半夏生といいます。) ここから山頂へ向かって急坂を登って行きます。道の両側に咲いている高山植物を愛でながら、ゆっくり登っていきましょう。やがて避難小屋が建っている田代岳山頂です。山頂直下からの眼下に見る池塘群は見事のひと言です。また、北に八甲田連峰、西に岩木山、南に鳥海山などの山々の展望も素晴らしいものです。 展望を楽しんだ後、下りは登ってきた道を戻りますが、二合目から一合目の間は道が細く急な箇所があるので注意して歩きましょう。 ※大広手コースは、初めは小沢に沿って登り出しますが、すぐに伐採通になり緩く登って行きます。四合目で荒沢コースと合流します。道は広く急なところもないので初心者向けのコースです。トイレは荒沢登山口と、大広手登山口の駐車場、糸滝公園前にあります。
  • 恐山~大尽山

    恐山~大尽山

    古くから修験者が活動していた恐山は、近世に入ると地蔵信仰の中心となり、豊作(大漁)の祈願や死者供養あるいは湯治の場として人々の崇敬を集めてきました。また恐山参りは年に3回(春・夏・秋)行われ、春(豊作・大漁の祈願)と秋(豊作・大漁のお礼)は主として現世利益の祈祷で、夏の大祭は死者供養が主となっていました。 恐山への参詣道には4つのルート(川内口、田名部口、大湊口、正津川口)があり、主に江戸時代から昭和(戦前)にかけて利用されていました。4ルートの中で比較的古道が残っていて歩きやすいのは川内口の「八木沢越え」で、お地蔵様を拝みながら恐山菩提寺へと向かいます。これから紹介する大尽山へのコースはその一部です。 湯坂(カルデラ内壁)を下ってすぐの所に広い駐車場(自然歩道入口)があります。ここから湖畔の平坦な自然歩道(春にはミズバショウの大群落、秋にはトリカブトの花が美しい)を小川を辿り、数回渡りながら進むと大尽山登山口に着きます。 登山口からは登りとなり、大尽沢を右下に見ながらカルデラ内壁を登っていきます。この辺りは恐山山地森林生態系保護地域に指定されていて、ヒバの優占が著しい森林やヒバとブナの混交する森林が発達するとともに、標高が高くなるにつれてブナの純林に移行していきます。菅江真澄(江戸後期の国学者・旅行家)も、ヒバの伐採の様子を見学するために大尽山を訪れています。 約1時間でT字路となり、右に少し進むと「一体地蔵」で、川内コース(八木沢越え)の最高地点(標高約600m)です。祠の小さな地蔵さんが迎えてくれます。この道を「六体地蔵」から「四体地蔵」へ、さらに鳥居へと下っていくと八木沢の流れとなり、渡渉してすぐのところに駐車場があります。 大尽山山頂へはT字路を左へ進みます。大尽山山頂からはハート形の宇曽利山湖、釜臥山など蓮華八葉の山々、東に尻屋崎と太平洋、西に津軽半島の山々、南東に陸奥湾、北に北海道など、360度のパノラマを楽しむことができます。復路は、山頂近くの急坂に注意しながらT字路まで戻り、往路を引き返します。 なお恐山菩提寺方面には途中に三途の川・奪衣婆と懸衣翁の石像・太鼓橋・観音像(石像)・丁塚石(壹丁)などがあり、駐車場では大きな六地蔵が迎えてくれます。また自然歩道入口付近には「鬼石」(江戸時代の名所)があり、境内には恐山温泉(4ヵ所の湯桁)もあるので、時間に余裕があれば立ち寄るのがおすすめです。
    古くから修験者が活動していた恐山は、近世に入ると地蔵信仰の中心となり、豊作(大漁)の祈願や死者供養あるいは湯治の場として人々の崇敬を集めてきました。また恐山参りは年に3回(春・夏・秋)行われ、春(豊作・大漁の祈願)と秋(豊作・大漁のお礼)は主として現世利益の祈祷で、夏の大祭は死者供養が主となっていました。 恐山への参詣道には4つのルート(川内口、田名部口、大湊口、正津川口)があり、主に江戸時代から昭和(戦前)にかけて利用されていました。4ルートの中で比較的古道が残っていて歩きやすいのは川内口の「八木沢越え」で、お地蔵様を拝みながら恐山菩提寺へと向かいます。これから紹介する大尽山へのコースはその一部です。 湯坂(カルデラ内壁)を下ってすぐの所に広い駐車場(自然歩道入口)があります。ここから湖畔の平坦な自然歩道(春にはミズバショウの大群落、秋にはトリカブトの花が美しい)を小川を辿り、数回渡りながら進むと大尽山登山口に着きます。 登山口からは登りとなり、大尽沢を右下に見ながらカルデラ内壁を登っていきます。この辺りは恐山山地森林生態系保護地域に指定されていて、ヒバの優占が著しい森林やヒバとブナの混交する森林が発達するとともに、標高が高くなるにつれてブナの純林に移行していきます。菅江真澄(江戸後期の国学者・旅行家)も、ヒバの伐採の様子を見学するために大尽山を訪れています。 約1時間でT字路となり、右に少し進むと「一体地蔵」で、川内コース(八木沢越え)の最高地点(標高約600m)です。祠の小さな地蔵さんが迎えてくれます。この道を「六体地蔵」から「四体地蔵」へ、さらに鳥居へと下っていくと八木沢の流れとなり、渡渉してすぐのところに駐車場があります。 大尽山山頂へはT字路を左へ進みます。大尽山山頂からはハート形の宇曽利山湖、釜臥山など蓮華八葉の山々、東に尻屋崎と太平洋、西に津軽半島の山々、南東に陸奥湾、北に北海道など、360度のパノラマを楽しむことができます。復路は、山頂近くの急坂に注意しながらT字路まで戻り、往路を引き返します。 なお恐山菩提寺方面には途中に三途の川・奪衣婆と懸衣翁の石像・太鼓橋・観音像(石像)・丁塚石(壹丁)などがあり、駐車場では大きな六地蔵が迎えてくれます。また自然歩道入口付近には「鬼石」(江戸時代の名所)があり、境内には恐山温泉(4ヵ所の湯桁)もあるので、時間に余裕があれば立ち寄るのがおすすめです。
  • 釜臥山

    釜臥山

    水源池公園北駐車場から歩きはじめます。芦崎の砂嘴など陸奥湾の風景を振り返り、山頂近くの巨石群を見上げながら登っていくと「望海雪楼(休憩所)」に着きます。すぐ先にある七面山から少し登ると水源池コース、さらに進むと観音堂コースと合流します。この辺りから灌木帯となり、木の根や浮石が多く歩きにくくなります。灌木帯を抜けると巨石群(薬師天・大黒天)で、観音堂からの「山掛け」コースと合流します。 薬師天は、「山掛け」コース(観音堂~仁王岩~不動岩~薬師天~大黒天~山頂~胎内潜り~不動岩~観音堂)の通過点で、この先道は二つに分かれます。釜臥山山頂からは360度のパノラマ(宇曽利山湖・太平洋・津軽半島・北海道)を楽しむことができます。釜臥山展望台からは、田名部平野の夜景(世界夜景遺産「光のアゲハチョウ」)を眺めることができます。復路は、「水源池コース」の樹林帯を北駐車場へ下っていくこともできます。
    水源池公園北駐車場から歩きはじめます。芦崎の砂嘴など陸奥湾の風景を振り返り、山頂近くの巨石群を見上げながら登っていくと「望海雪楼(休憩所)」に着きます。すぐ先にある七面山から少し登ると水源池コース、さらに進むと観音堂コースと合流します。この辺りから灌木帯となり、木の根や浮石が多く歩きにくくなります。灌木帯を抜けると巨石群(薬師天・大黒天)で、観音堂からの「山掛け」コースと合流します。 薬師天は、「山掛け」コース(観音堂~仁王岩~不動岩~薬師天~大黒天~山頂~胎内潜り~不動岩~観音堂)の通過点で、この先道は二つに分かれます。釜臥山山頂からは360度のパノラマ(宇曽利山湖・太平洋・津軽半島・北海道)を楽しむことができます。釜臥山展望台からは、田名部平野の夜景(世界夜景遺産「光のアゲハチョウ」)を眺めることができます。復路は、「水源池コース」の樹林帯を北駐車場へ下っていくこともできます。
  • 縫道石山

    縫道石山

    登山口駐車場には、案内板と熊除け鈴の貸出箱が設置されており、そこから歩きはじめます。ブナやヒバの樹林の中を進んでいくと約10分でじじ岩・ばば岩分岐に着きます。「ばば岩」からは緑に包まれた縫道石山が大きく見えます。 分岐から下り坂となり、鞍部には標識「野平分岐」があります。ここから登りとなり、道は岩壁の基部を右に回り込み山頂北東部の尾根へと続いています。鎖場、大岩、ハシゴ、ロープのある足場の悪い斜面を登りきると、平らで大きな岩が並んでいる縫道石山山頂です。 山頂からの展望は雄大で、津軽海峡の向こうに北海道の山々(北海道駒ケ岳、函館山)、陸奥湾の南方には八甲田連峰や岩木山が横たわっています。また山頂の大岩には、オオウラヒダイワタケがびっしりと張り付き、小さな割れ目には僅かながらミヤマキンバイが生育しています。山頂からは往路を引き返します。
    登山口駐車場には、案内板と熊除け鈴の貸出箱が設置されており、そこから歩きはじめます。ブナやヒバの樹林の中を進んでいくと約10分でじじ岩・ばば岩分岐に着きます。「ばば岩」からは緑に包まれた縫道石山が大きく見えます。 分岐から下り坂となり、鞍部には標識「野平分岐」があります。ここから登りとなり、道は岩壁の基部を右に回り込み山頂北東部の尾根へと続いています。鎖場、大岩、ハシゴ、ロープのある足場の悪い斜面を登りきると、平らで大きな岩が並んでいる縫道石山山頂です。 山頂からの展望は雄大で、津軽海峡の向こうに北海道の山々(北海道駒ケ岳、函館山)、陸奥湾の南方には八甲田連峰や岩木山が横たわっています。また山頂の大岩には、オオウラヒダイワタケがびっしりと張り付き、小さな割れ目には僅かながらミヤマキンバイが生育しています。山頂からは往路を引き返します。
  • 五色沼自然探勝路

    五色沼自然探勝路

    五色沼入口バス停で下車し、裏磐梯ビジターセンターで道標、案内板を確認してからスタートしましょう。まっすぐ進むと車道沿いとなり駐車場に出ます。売店前を少し登った展望広場からは神秘的な毘沙門沼と特徴的な磐梯山が見えます。毘沙門沼は1888(明治21)年の噴火で形成された五色沼最大の沼で、探勝路の3分の1を占め、ほかの沼に比べて酸性度が低いのが特徴です。 毘沙門沼の畔を進み、美しい風景の中を歩くと、次々に沼が現れてきます。水中に含まれる酸化鉄のため強い赤色の赤沼、1つの沼で水質と生物相が異なっている深泥沼、魚類が生息している竜沼。青白色が美しい弁天沼は大きな沼で西吾妻山の展望が良いところです。さらに青く澄んだるり沼、透明度が高く青色が一段と美しい青沼と進み、柳沼に来ると道標があり車道に出ます。車道を横切れば裏磐梯高原駅バス停です。
    五色沼入口バス停で下車し、裏磐梯ビジターセンターで道標、案内板を確認してからスタートしましょう。まっすぐ進むと車道沿いとなり駐車場に出ます。売店前を少し登った展望広場からは神秘的な毘沙門沼と特徴的な磐梯山が見えます。毘沙門沼は1888(明治21)年の噴火で形成された五色沼最大の沼で、探勝路の3分の1を占め、ほかの沼に比べて酸性度が低いのが特徴です。 毘沙門沼の畔を進み、美しい風景の中を歩くと、次々に沼が現れてきます。水中に含まれる酸化鉄のため強い赤色の赤沼、1つの沼で水質と生物相が異なっている深泥沼、魚類が生息している竜沼。青白色が美しい弁天沼は大きな沼で西吾妻山の展望が良いところです。さらに青く澄んだるり沼、透明度が高く青色が一段と美しい青沼と進み、柳沼に来ると道標があり車道に出ます。車道を横切れば裏磐梯高原駅バス停です。
  • 桧原湖畔探勝路

    桧原湖畔探勝路

    長峯舟付バス停から70m程の道標がある探勝路入口から入ります。すぐに出てくる分岐を左に進み、やがて松原キャンプ場になります。小さな舟付場がある付近から磐梯山が望めます。さらに行くと裏磐梯唯一の吊橋に出ます。橋を渡り行くと東屋があります。ここから湖畔に出れば噴火によって流れ落ちた火山泥流のこんもりとした大小の島、流れ山が見られます。 探勝路案内の古い道標を過ぎてオートキャンプ場、レイクランドヒバラを通り、入江の舟付場があり車道に出ます。橋の先で中瀬沼探勝路道標があり右へ入ります。左にレンゲ沼への分岐を過ぎて東屋のある中瀬沼展望台に着くと磐梯山が目の前に現れます。樹間に中瀬沼が見えて新緑、紅葉が美しい所です。緩やかに下り、道標の箇所で左のレンゲ沼コースに進みます。姫沼を過ぎると、レンゲ沼です。レンゲ沼はバリアフリーの周遊コースになっています。また、裏磐梯サイトステーションがあり、自然情報の入手・休憩に使えます。 帰りに利用する裏磐梯サイトステーションバス停は休暇村ホールの入口にあります。
    長峯舟付バス停から70m程の道標がある探勝路入口から入ります。すぐに出てくる分岐を左に進み、やがて松原キャンプ場になります。小さな舟付場がある付近から磐梯山が望めます。さらに行くと裏磐梯唯一の吊橋に出ます。橋を渡り行くと東屋があります。ここから湖畔に出れば噴火によって流れ落ちた火山泥流のこんもりとした大小の島、流れ山が見られます。 探勝路案内の古い道標を過ぎてオートキャンプ場、レイクランドヒバラを通り、入江の舟付場があり車道に出ます。橋の先で中瀬沼探勝路道標があり右へ入ります。左にレンゲ沼への分岐を過ぎて東屋のある中瀬沼展望台に着くと磐梯山が目の前に現れます。樹間に中瀬沼が見えて新緑、紅葉が美しい所です。緩やかに下り、道標の箇所で左のレンゲ沼コースに進みます。姫沼を過ぎると、レンゲ沼です。レンゲ沼はバリアフリーの周遊コースになっています。また、裏磐梯サイトステーションがあり、自然情報の入手・休憩に使えます。 帰りに利用する裏磐梯サイトステーションバス停は休暇村ホールの入口にあります。
  • 雄国沼せせらぎ探勝路

    雄国沼せせらぎ探勝路

    雄国沼登山道入口バス停から50mほど先が雄国沼雄子沢登山口です。雄子沢川の流れる音を聞きながら、なだらかに歩きます。はじめはカラマツ、杉、ミズナラが周囲に見られますが、次第にブナ林に変わっていきます。 1時間ほどで分岐となり、右は雄国山へ行く道です。左に進んで小沢(水場)を渡ると無人小屋の雄国沼休憩舎に着きます。ここから右へ進み、林道を行き分岐を左へ進むと登山道になり、しばらく行くとT字路に出ます。左へ行くとすぐに雄国沼湿原に着きます。湿原は右回り一方通行の木道歩きとなっています。6月中旬~7月上旬のシーズンにはニッコウキスゲの大群落が見事です。 湿原歩きを楽しんだら雄国休憩舎に戻り、小沢を通って分岐を左の雄国山方面に向かいます。雄国山の展望ヤグラからは雄国沼が眼下に広がり、会津盆地、飯豊山まで360度の大展望が得られます。 ここからは、なだらかな下りが続き、出てきた分岐を左へ。しばらく下ってラビスパ西口に出ます。温泉施設とバス停があります。
    雄国沼登山道入口バス停から50mほど先が雄国沼雄子沢登山口です。雄子沢川の流れる音を聞きながら、なだらかに歩きます。はじめはカラマツ、杉、ミズナラが周囲に見られますが、次第にブナ林に変わっていきます。 1時間ほどで分岐となり、右は雄国山へ行く道です。左に進んで小沢(水場)を渡ると無人小屋の雄国沼休憩舎に着きます。ここから右へ進み、林道を行き分岐を左へ進むと登山道になり、しばらく行くとT字路に出ます。左へ行くとすぐに雄国沼湿原に着きます。湿原は右回り一方通行の木道歩きとなっています。6月中旬~7月上旬のシーズンにはニッコウキスゲの大群落が見事です。 湿原歩きを楽しんだら雄国休憩舎に戻り、小沢を通って分岐を左の雄国山方面に向かいます。雄国山の展望ヤグラからは雄国沼が眼下に広がり、会津盆地、飯豊山まで360度の大展望が得られます。 ここからは、なだらかな下りが続き、出てきた分岐を左へ。しばらく下ってラビスパ西口に出ます。温泉施設とバス停があります。
  • 猫魔ヶ岳やまびこ探勝路

    猫魔ヶ岳やまびこ探勝路

    本コースは登山道歩きで、雄国沼までは距離も長くなるので、探勝路とはいえ中級のコースです。 八方台登山口の駐車場の奥から入り、なだらかなブナ林を行きます。途中左に猫魔八方台の道標があります。ここは旧コースで現在は使われていません。ヤブになり道はないので入らないように。直進して登り猫魔ヶ岳の頂上へ。ここからの展望は360度のパノラマで、会津盆地が眼下に広がります。 20m行った1等三角点の場所から下り、登り返した分岐を右へ。すぐに大きな猫石があり、雄国沼とその先に飯豊連峰、南方向には猪苗代湖が見えます。 ここから緩やかに下り、途中3箇所小沢を横切って視界が開けると雄国沼に着きます。沼を見ながら行くと雄国沼休憩舎があります。帰路は登りとなるので、雄国沼で十分休憩してからもと来た道を戻りましょう。
    本コースは登山道歩きで、雄国沼までは距離も長くなるので、探勝路とはいえ中級のコースです。 八方台登山口の駐車場の奥から入り、なだらかなブナ林を行きます。途中左に猫魔八方台の道標があります。ここは旧コースで現在は使われていません。ヤブになり道はないので入らないように。直進して登り猫魔ヶ岳の頂上へ。ここからの展望は360度のパノラマで、会津盆地が眼下に広がります。 20m行った1等三角点の場所から下り、登り返した分岐を右へ。すぐに大きな猫石があり、雄国沼とその先に飯豊連峰、南方向には猪苗代湖が見えます。 ここから緩やかに下り、途中3箇所小沢を横切って視界が開けると雄国沼に着きます。沼を見ながら行くと雄国沼休憩舎があります。帰路は登りとなるので、雄国沼で十分休憩してからもと来た道を戻りましょう。
  • 男沼・仁田沼・女沼めぐり

    男沼・仁田沼・女沼めぐり

    男沼、女沼は平安時代の大同年間の山崩れによってできたといわれる沼で新緑、紅葉が特に美しく、また仁田沼のミズバショウの群落は圧巻です。 仁田沼駐車場は土湯温泉から車で10分ほど。ミズバショウのシーズンはすぐに満車になります。満車の場合は、つつじ山公園の駐車場の利用もできます。 駐車場から仁田沼、男沼への道を行きます。すぐに分岐となり左の男沼方面へ進みます。緩やかに登って行くと、テーブルとベンチがある男沼分岐に着きます。男沼一周は右回りで沼を見ながら一周します。分岐から70m程先右側に湧水があります。 分岐に戻り、仁田沼方面に向かうと、50m程先左側にわかりにくいですが木に赤スプレーで「山へ」とあります。道標はないですが、浄土平・仙水沼コースの登山口です。現在は先の分岐まで入山禁止です。ここを直進して、登り下りを経て湿原と樹林の中にあるミズバショウの群落が見事な仁田沼に着きます。ゆっくりと一周します。 仁田沼駐車場への分岐があり、コースを思いの滝展望台へ。展望台からは樹林越しに滝が見えます。分岐から川まで5分程下れば滝が間近に見えます。 思いの滝はふた筋の滝が折り重なってひと筋の滝になり、新緑、紅葉のころは圧巻です。思いの滝展望台に戻り、さらに進むと道が2つに分かれますが、どちらを進んでもまた合流し、静かなたたずまいの女沼に出ます。 車道を歩いてつつじ山公園の駐車場に着きます。つつじ山公園はヤマツツジ群生地で5月上旬が見ごろです。さらに車道歩きで、仁田沼駐車場に戻ります。
    男沼、女沼は平安時代の大同年間の山崩れによってできたといわれる沼で新緑、紅葉が特に美しく、また仁田沼のミズバショウの群落は圧巻です。 仁田沼駐車場は土湯温泉から車で10分ほど。ミズバショウのシーズンはすぐに満車になります。満車の場合は、つつじ山公園の駐車場の利用もできます。 駐車場から仁田沼、男沼への道を行きます。すぐに分岐となり左の男沼方面へ進みます。緩やかに登って行くと、テーブルとベンチがある男沼分岐に着きます。男沼一周は右回りで沼を見ながら一周します。分岐から70m程先右側に湧水があります。 分岐に戻り、仁田沼方面に向かうと、50m程先左側にわかりにくいですが木に赤スプレーで「山へ」とあります。道標はないですが、浄土平・仙水沼コースの登山口です。現在は先の分岐まで入山禁止です。ここを直進して、登り下りを経て湿原と樹林の中にあるミズバショウの群落が見事な仁田沼に着きます。ゆっくりと一周します。 仁田沼駐車場への分岐があり、コースを思いの滝展望台へ。展望台からは樹林越しに滝が見えます。分岐から川まで5分程下れば滝が間近に見えます。 思いの滝はふた筋の滝が折り重なってひと筋の滝になり、新緑、紅葉のころは圧巻です。思いの滝展望台に戻り、さらに進むと道が2つに分かれますが、どちらを進んでもまた合流し、静かなたたずまいの女沼に出ます。 車道を歩いてつつじ山公園の駐車場に着きます。つつじ山公園はヤマツツジ群生地で5月上旬が見ごろです。さらに車道歩きで、仁田沼駐車場に戻ります。