【関東】の登山コースガイド
関東
検索結果223件中
141-160件
-
白谷沢から棒ノ折山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.2km
白谷沢から棒ノ折山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.2km
ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。 -
名郷から蕨山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 10.9km
名郷から蕨山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 10.9km
3つの峰から構成された山の総称を蕨山、橋小屋ノ頭からタタラノ頭までの山稜を総称として有間山と呼んでいます。 飯能駅北口より名郷または湯の沢行きのバスに乗り、名郷バス停で下車します。飯能方面に少し戻り、入間川の清流にかかる蕨入橋を渡り、林道終点で右手のワラビ入の架け橋を進めば蕨山への登山口となります。 登山口から急登の連続です。標高700m付近から露岩となり、西、東側は切れ落ちているので慎重に登りましょう。二度目の岩場を過ぎると、まもなく平坦地にパッと飛び出し、まるで森林公園の一角に躍り出たかのようです。 登り切った地点が蕨山1033mの第2峰で、左側へ片道5分ほど進むと蕨山第3峰の展望台です。かつては360度の展望が楽しめたのですが、樹木が伸びて展望は期待できません。 蕨山第2峰付近に戻り、西側に向かい、ベンチのある左手小さな突起が蕨山の最高点である標高1044mの蕨山第1峰です。 しばらくは平坦で雑木林に包まれた明るい道を、森林浴を味わいながらのんびり歩行します。すぐに、橋小屋ノ頭への標高差160mの急坂が待ち受けています。橋小屋ノ頭は有間山の一角で、時間と体力に余裕があれば有間山稜の最高峰タタラノ頭へ片道30分、ぜひとも往復してみたいものです。コナラ、ミズナラなどの自然林に守られ眺望は全くありませんが、登山者とほとんど行き会わない静寂に満ちた山稜漫歩となるでしょう。 橋小屋ノ頭からは北へ向かい、ヤシンタイノ頭と滝ノ入頭といった2つの大きなコブを乗り越えます。西側は蕎麦粒山や天目山(三ツドッケ)のある都県境尾根の展望が楽しめます。 ザレ状の急降下を注意してゆっくり歩いて行くと鳥首峠へ着きます。鳥首峠は山伏峠、妻坂峠とともに秩父へ抜ける三大峠のひとつとなっていますが、秩父側となるかつての浦山集落は日本の三大秘境にも数えられていました。 峠でひと休みしてから山道を下り、白岩の廃集落と石炭プラント跡を過ぎると長い車道歩きとなって、ようやく名郷バス停に着きます。3つの峰から構成された山の総称を蕨山、橋小屋ノ頭からタタラノ頭までの山稜を総称として有間山と呼んでいます。 飯能駅北口より名郷または湯の沢行きのバスに乗り、名郷バス停で下車します。飯能方面に少し戻り、入間川の清流にかかる蕨入橋を渡り、林道終点で右手のワラビ入の架け橋を進めば蕨山への登山口となります。 登山口から急登の連続です。標高700m付近から露岩となり、西、東側は切れ落ちているので慎重に登りましょう。二度目の岩場を過ぎると、まもなく平坦地にパッと飛び出し、まるで森林公園の一角に躍り出たかのようです。 登り切った地点が蕨山1033mの第2峰で、左側へ片道5分ほど進むと蕨山第3峰の展望台です。かつては360度の展望が楽しめたのですが、樹木が伸びて展望は期待できません。 蕨山第2峰付近に戻り、西側に向かい、ベンチのある左手小さな突起が蕨山の最高点である標高1044mの蕨山第1峰です。 しばらくは平坦で雑木林に包まれた明るい道を、森林浴を味わいながらのんびり歩行します。すぐに、橋小屋ノ頭への標高差160mの急坂が待ち受けています。橋小屋ノ頭は有間山の一角で、時間と体力に余裕があれば有間山稜の最高峰タタラノ頭へ片道30分、ぜひとも往復してみたいものです。コナラ、ミズナラなどの自然林に守られ眺望は全くありませんが、登山者とほとんど行き会わない静寂に満ちた山稜漫歩となるでしょう。 橋小屋ノ頭からは北へ向かい、ヤシンタイノ頭と滝ノ入頭といった2つの大きなコブを乗り越えます。西側は蕎麦粒山や天目山(三ツドッケ)のある都県境尾根の展望が楽しめます。 ザレ状の急降下を注意してゆっくり歩いて行くと鳥首峠へ着きます。鳥首峠は山伏峠、妻坂峠とともに秩父へ抜ける三大峠のひとつとなっていますが、秩父側となるかつての浦山集落は日本の三大秘境にも数えられていました。 峠でひと休みしてから山道を下り、白岩の廃集落と石炭プラント跡を過ぎると長い車道歩きとなって、ようやく名郷バス停に着きます。 -
武川岳から二子山へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 10.2km
武川岳から二子山へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 10.2km
飯能駅北口からバスに乗り名郷バス停下車。鳥首峠方面に向かって5分ほど歩くと西山荘笑美亭があり、ここを右に折れて登り始めます。舗装道路を20分程でコンクリートの階段が見えてきます。「天狗岩・武川岳」標識のあるところが武川岳への登山口です。 しっかりした山道に変わり、一度林道を横切り植林帯の暗い道を抜けると、あたり一面石灰岩の奇岩、露岩の景勝地となります。再び現われた急坂の岩場が奇勝天狗岩の登りです。男坂、女坂に分かれますが、いずれも確実に安全とはいえないルートなので、細心の注意を払いながら登って下さい。 天狗岩を過ぎると苦しい急坂は終わり、緩やかな自然林に包まれた道となって前武川岳に出ます。ベンチもありひと息入れたら武川岳本峰へはあとひとふんばりです。 武川岳は広く平らな山頂で、休憩に最適です。武川岳から北へ二子山への縦走路に向かい、自然林の明るく美しい山稜を過ぎると、蔦岩山からザレ状の滑りやすい小さな登り下りの連続となります。慎重に歩きましょう。右側に林道が急接近してきて縦走路と併走し、やがて細くなった山稜の一部分崩壊と、生川からの林道が山稜を切り通し、500mの区間のみ山稜をのがれて林道を歩きます。 再び縦走路に這いあがると本コース一番の大展望が得られる焼山です。焼山からすぐの下降も急坂の状況は良くないので、ロープをしっかり握って慎重に下りましょう。 まもなく縦走路最後の登りとなる二子山が高く大きく待ち構えています。そろそろ疲労が蓄積してきますが、二子山からの下降が控えているのでスタミナを残して登ります。手前が3等三角点のある二子山雄岳で、山頂手前の岩からの眺望を楽しんだ後、10分の登降で次峰が雌岳となります。雌岳からの下山は兵ノ沢コースを選びますが、下り始めてすぐに急坂が待ちうけていて、250mにわたって太く丈夫なロープが張られています。一人ずつゆっくり通過しましょう。 爽やかな水音が聞こえてくると兵ノ沢の水流と出合い、流れが太くなればようやく芦ヶ久保駅です。飯能駅北口からバスに乗り名郷バス停下車。鳥首峠方面に向かって5分ほど歩くと西山荘笑美亭があり、ここを右に折れて登り始めます。舗装道路を20分程でコンクリートの階段が見えてきます。「天狗岩・武川岳」標識のあるところが武川岳への登山口です。 しっかりした山道に変わり、一度林道を横切り植林帯の暗い道を抜けると、あたり一面石灰岩の奇岩、露岩の景勝地となります。再び現われた急坂の岩場が奇勝天狗岩の登りです。男坂、女坂に分かれますが、いずれも確実に安全とはいえないルートなので、細心の注意を払いながら登って下さい。 天狗岩を過ぎると苦しい急坂は終わり、緩やかな自然林に包まれた道となって前武川岳に出ます。ベンチもありひと息入れたら武川岳本峰へはあとひとふんばりです。 武川岳は広く平らな山頂で、休憩に最適です。武川岳から北へ二子山への縦走路に向かい、自然林の明るく美しい山稜を過ぎると、蔦岩山からザレ状の滑りやすい小さな登り下りの連続となります。慎重に歩きましょう。右側に林道が急接近してきて縦走路と併走し、やがて細くなった山稜の一部分崩壊と、生川からの林道が山稜を切り通し、500mの区間のみ山稜をのがれて林道を歩きます。 再び縦走路に這いあがると本コース一番の大展望が得られる焼山です。焼山からすぐの下降も急坂の状況は良くないので、ロープをしっかり握って慎重に下りましょう。 まもなく縦走路最後の登りとなる二子山が高く大きく待ち構えています。そろそろ疲労が蓄積してきますが、二子山からの下降が控えているのでスタミナを残して登ります。手前が3等三角点のある二子山雄岳で、山頂手前の岩からの眺望を楽しんだ後、10分の登降で次峰が雌岳となります。雌岳からの下山は兵ノ沢コースを選びますが、下り始めてすぐに急坂が待ちうけていて、250mにわたって太く丈夫なロープが張られています。一人ずつゆっくり通過しましょう。 爽やかな水音が聞こえてくると兵ノ沢の水流と出合い、流れが太くなればようやく芦ヶ久保駅です。 -
芦ヶ久保から丸山へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.2km
芦ヶ久保から丸山へ
- 日帰り
- 5時間10分
- 11.2km
丸山は、付近一帯の高篠山と呼ばれる山稜の主峰であり、またの名を大丸とも呼ばれています。山頂からは空気の澄んだ晴天の日には北アルプスの槍ヶ岳が望見できた記録も残されています。 芦ヶ久保駅を下車して国道299号を右折、赤谷集落から左手に国道と分かれる車道に入ります。ここが大野峠経由丸山への登山口です。 登り始めてすぐ、豊かな森林の中の静寂な道となります。大野峠道は古くより越生町との交易があったため、馬頭尊もたたずむ歩きやすい道です。大野峠には立派な東屋があり、急な階段状の道を登ると10分で眺望の良い草原の広場に出ます。そして大野峠から約1kmにわたりキイチゴの群落が続きます。 丸山の頂上は豪快な展望塔が建ち、埼玉県指定名勝となった展望が楽しめます。山頂周辺で昼食休憩をとりたいところですが、あとひと頑張りで県民の森。森林学習展示館のある中央広場まで行けば水道、トイレ、休憩舎があり絶好の休憩ポイントです。 県民の森から秩父四番札所金昌寺へのルート(四番通り)は、建物が邪魔をしてわかりづらく、道標をよく確認しながら進みます。車道に出た所から金昌寺への道は2本ありますが、左手は「多少危し」の説明板があり、現在は通行止めとなっているので右手の道に入ります。 しばらくは水平な尾根道となり、やがて緩やかな下降路が続きます。クヌギ、コナラ、ミズナラ等の広葉樹で彩られた心地良い道です。西へ北へと分かれる分岐が沢山ありますが、分岐には必ず道標が設置されているので、ひたすら金昌寺へと向かいます。 車道から山道に取りついて約2時間、急な下りがない反面、金昌寺への道は実に長く感じられます。やがてパッと開けて赤い大きな屋根が見えてくると、石仏の谷に導かれて秩父四番札所金昌寺にたどり着きます。丸山は、付近一帯の高篠山と呼ばれる山稜の主峰であり、またの名を大丸とも呼ばれています。山頂からは空気の澄んだ晴天の日には北アルプスの槍ヶ岳が望見できた記録も残されています。 芦ヶ久保駅を下車して国道299号を右折、赤谷集落から左手に国道と分かれる車道に入ります。ここが大野峠経由丸山への登山口です。 登り始めてすぐ、豊かな森林の中の静寂な道となります。大野峠道は古くより越生町との交易があったため、馬頭尊もたたずむ歩きやすい道です。大野峠には立派な東屋があり、急な階段状の道を登ると10分で眺望の良い草原の広場に出ます。そして大野峠から約1kmにわたりキイチゴの群落が続きます。 丸山の頂上は豪快な展望塔が建ち、埼玉県指定名勝となった展望が楽しめます。山頂周辺で昼食休憩をとりたいところですが、あとひと頑張りで県民の森。森林学習展示館のある中央広場まで行けば水道、トイレ、休憩舎があり絶好の休憩ポイントです。 県民の森から秩父四番札所金昌寺へのルート(四番通り)は、建物が邪魔をしてわかりづらく、道標をよく確認しながら進みます。車道に出た所から金昌寺への道は2本ありますが、左手は「多少危し」の説明板があり、現在は通行止めとなっているので右手の道に入ります。 しばらくは水平な尾根道となり、やがて緩やかな下降路が続きます。クヌギ、コナラ、ミズナラ等の広葉樹で彩られた心地良い道です。西へ北へと分かれる分岐が沢山ありますが、分岐には必ず道標が設置されているので、ひたすら金昌寺へと向かいます。 車道から山道に取りついて約2時間、急な下りがない反面、金昌寺への道は実に長く感じられます。やがてパッと開けて赤い大きな屋根が見えてくると、石仏の谷に導かれて秩父四番札所金昌寺にたどり着きます。 -
横瀬から武甲山へ
- 日帰り
- 6時間40分
- 14.4km
横瀬から武甲山へ
- 日帰り
- 6時間40分
- 14.4km
横瀬駅から線路沿いに、武甲山を仰ぎながら歩きます。線路下をくぐり、ダンプの行き交う石灰岩採掘工場前に出ます。生川沿いに進むと左手に別荘地があり、奥の森の中、一丁目石標のある表参道、一の鳥居に着きます。ここが武甲山の出発点です。 生川源流沿いに遡って歩いて行くと、やがて十五丁目の登山口に着きます。少し行くと不動滝で、水の補給ができます。植林の中を登り大杉の広場に出ます。ここから徐々にきつい登りとなり足元に石灰岩が現れ、時々涸れる水場を過ぎると最後の五十一丁目の石標が出てきます。左に行くと武甲山肩の十字路、右手に武甲山御嶽神社の社殿です。社殿裏をひと登りで大展望の武甲山山頂です。下りは肩の十字路まで戻り、橋立口へと下ります。カラマツ林を下り、すぐに長者屋敷ノ頭に着きます。静かな尾根道からジグザグの急降を経て橋立川に降り立ちます。橋立鍾乳洞を経て1時間ほどで浦山口駅に到着です。横瀬駅から線路沿いに、武甲山を仰ぎながら歩きます。線路下をくぐり、ダンプの行き交う石灰岩採掘工場前に出ます。生川沿いに進むと左手に別荘地があり、奥の森の中、一丁目石標のある表参道、一の鳥居に着きます。ここが武甲山の出発点です。 生川源流沿いに遡って歩いて行くと、やがて十五丁目の登山口に着きます。少し行くと不動滝で、水の補給ができます。植林の中を登り大杉の広場に出ます。ここから徐々にきつい登りとなり足元に石灰岩が現れ、時々涸れる水場を過ぎると最後の五十一丁目の石標が出てきます。左に行くと武甲山肩の十字路、右手に武甲山御嶽神社の社殿です。社殿裏をひと登りで大展望の武甲山山頂です。下りは肩の十字路まで戻り、橋立口へと下ります。カラマツ林を下り、すぐに長者屋敷ノ頭に着きます。静かな尾根道からジグザグの急降を経て橋立川に降り立ちます。橋立鍾乳洞を経て1時間ほどで浦山口駅に到着です。 -
大持山・小持山から武甲山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 18.3km
大持山・小持山から武甲山へ
- 日帰り
- 8時間45分
- 18.3km
飯能駅からバスに乗り名郷バス停で下車。沢沿いに歩き登山口のある石灰プラント跡地に着きます。工場跡の右手から登り、白岩の廃屋群を過ぎて沢を2本渡ります。ジグザグの植林帯を通り、鳥首峠に飛び出します。峠の西へは浦山、南へは有間山へ至る道です。 北へ向かい急峻な1059m峰を越えると牧歌的なウノタワ(鵜ノ田池)の草地で、ブナやアセビのプロムナードが続きます。横倉山を越えて妻坂峠からの山道を合わせると、一投足で大持山です。ここから小持山への山稜は変化に富み、岩混りの急登や急下降があるので慎重に。小持山からの展望はすばらしく、傷ついていない武甲山が眼前に迫ります。小持山直下で左に高ワラビ尾根を分け、吊尾根の急な下りを経て最底鞍部のシラジクボです。「右持山寺跡、左長者屋敷ノ頭」と書かれた十字路をさらに北に直登すれば武甲山まではもうわずか。山頂から展望を満喫した後は生川側に下り、横瀬駅まで歩きます。飯能駅からバスに乗り名郷バス停で下車。沢沿いに歩き登山口のある石灰プラント跡地に着きます。工場跡の右手から登り、白岩の廃屋群を過ぎて沢を2本渡ります。ジグザグの植林帯を通り、鳥首峠に飛び出します。峠の西へは浦山、南へは有間山へ至る道です。 北へ向かい急峻な1059m峰を越えると牧歌的なウノタワ(鵜ノ田池)の草地で、ブナやアセビのプロムナードが続きます。横倉山を越えて妻坂峠からの山道を合わせると、一投足で大持山です。ここから小持山への山稜は変化に富み、岩混りの急登や急下降があるので慎重に。小持山からの展望はすばらしく、傷ついていない武甲山が眼前に迫ります。小持山直下で左に高ワラビ尾根を分け、吊尾根の急な下りを経て最底鞍部のシラジクボです。「右持山寺跡、左長者屋敷ノ頭」と書かれた十字路をさらに北に直登すれば武甲山まではもうわずか。山頂から展望を満喫した後は生川側に下り、横瀬駅まで歩きます。 -
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。 -
大霧山から皇鈴山・登谷山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 20.5km
大霧山から皇鈴山・登谷山へ
- 日帰り
- 7時間0分
- 20.5km
小川町駅から白石車庫行きバスに乗り経塚バス停で下車。バス停前の民家右脇の狭い山道を登り、一度車道へ出て再び山道に入るとすぐに旧定峰峠に出ます。標識に従って大きな起伏をあえぎながら越えると右手が牧場となっており、ほどなくすると大展望の大霧山山頂に着きます。とくに蓑山のある西方の展望が抜群です。 山頂からは30分ほどの下りで粥新田峠に出ます。その先は延々と舗装された林道歩きが続きますが、途中の秩父高原牧場でひと息すると良いでしょう。5月下旬にはポピーが咲き乱れます。牧場から先も林道を歩き、やがて二本木峠に出ます。5月頃には一面ヤマツツジに彩られます。山稜をさらに北に向かい、皇鈴山山頂の展望台から登谷山へとやさしい峰々をたどります。車道と並行しますが、時折展望に恵まれるので山道を選びましょう。 釜伏峠に到着したら釜山神社へ参拝し、奥宮となる釜伏山山頂を往復してから寄居駅に下ります。小川町駅から白石車庫行きバスに乗り経塚バス停で下車。バス停前の民家右脇の狭い山道を登り、一度車道へ出て再び山道に入るとすぐに旧定峰峠に出ます。標識に従って大きな起伏をあえぎながら越えると右手が牧場となっており、ほどなくすると大展望の大霧山山頂に着きます。とくに蓑山のある西方の展望が抜群です。 山頂からは30分ほどの下りで粥新田峠に出ます。その先は延々と舗装された林道歩きが続きますが、途中の秩父高原牧場でひと息すると良いでしょう。5月下旬にはポピーが咲き乱れます。牧場から先も林道を歩き、やがて二本木峠に出ます。5月頃には一面ヤマツツジに彩られます。山稜をさらに北に向かい、皇鈴山山頂の展望台から登谷山へとやさしい峰々をたどります。車道と並行しますが、時折展望に恵まれるので山道を選びましょう。 釜伏峠に到着したら釜山神社へ参拝し、奥宮となる釜伏山山頂を往復してから寄居駅に下ります。 -
笠山から堂平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 9.6km
笠山から堂平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 9.6km
小川町駅からバスに乗り皆谷バス停で下車。白石方面に進み、標識に従って萩平を目指します。やがて民家のある萩平集落に着くと、一度下って橋を渡りT字路から先で笠山への登山道に入ります。ここは外秩父七峰縦走ハイキングのコースにもなっているので、その標識に従って進んで行きます。林道をいくつか横切り傾斜がきつくなった頃、急に緩かになり堂平山方面への分岐に出ます。このすぐ先が「笠山山頂」の山名標示板のある西峰ですが、標高が高く、笠山神社のある東峰は10分ほどで往復できますので、余裕があれば寄ってみましょう。分岐に戻り左折して急な傾斜を下り林道を横切ると笠山峠に出ます。そして、笠山峠から再び林道に出た所が篭山のタルで緩い傾斜を登り切ると草原となり、その上は天体観測ドーム(星と緑の創造センター)のある堂平山山頂です。広々として展望も良く、ベンチや登山者も利用できるトイレもあるのでゆっくりしたい場所です。帰路は剣ヶ峰を経て東屋のある白石峠を白石方面へ下っていくと車道歩きとなり、白石車庫バス停に出ます。小川町駅からバスに乗り皆谷バス停で下車。白石方面に進み、標識に従って萩平を目指します。やがて民家のある萩平集落に着くと、一度下って橋を渡りT字路から先で笠山への登山道に入ります。ここは外秩父七峰縦走ハイキングのコースにもなっているので、その標識に従って進んで行きます。林道をいくつか横切り傾斜がきつくなった頃、急に緩かになり堂平山方面への分岐に出ます。このすぐ先が「笠山山頂」の山名標示板のある西峰ですが、標高が高く、笠山神社のある東峰は10分ほどで往復できますので、余裕があれば寄ってみましょう。分岐に戻り左折して急な傾斜を下り林道を横切ると笠山峠に出ます。そして、笠山峠から再び林道に出た所が篭山のタルで緩い傾斜を登り切ると草原となり、その上は天体観測ドーム(星と緑の創造センター)のある堂平山山頂です。広々として展望も良く、ベンチや登山者も利用できるトイレもあるのでゆっくりしたい場所です。帰路は剣ヶ峰を経て東屋のある白石峠を白石方面へ下っていくと車道歩きとなり、白石車庫バス停に出ます。 -
仙元山から大平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 13.2km
仙元山から大平山へ
- 日帰り
- 4時間5分
- 13.2km
小川町駅から駅通りを南に進んで交差点を左に曲がり、すぐ先の信号を右に折れると県道飯能寄居線に入ります。槻川の橋を渡り、大きな交差点を越して一軒目の家の南側を左に入ります。JR八高線の踏切を渡り「見晴らしの丘公園」の標識を右に折れ、次の左カーブ地点から直進する細い道が仙元山登山道です。 民家の間を抜け天満宮下の鳥居から山道になります。はじめは沢沿いですが、林道の手前から山腹を登る道に入ります。各所にある道標を確かめながら緩やかに登って行くと、右手に百庚申に分かれる道標があり、ひと登りすると百庚申の広場に着きます。八十数基の庚申塔がずらりと並び、かつての庚申信仰の名残を留めています。仙元山の山名の由来に関わる、浅間神社跡の石積みが西端に残されています。百庚申から東へ進むと登山道に合わさり、右折するとすぐに仙元山の山頂に着きます。山頂からは北西が開けて小川町の街並みが眺められ、好天ならば榛名山が遠望できます。頂上から南に下り、登り返して右折すると青山(割谷)城跡の城山に着きます。戦国時代の城跡で小川町史跡に指定されています。 本郭の縁を反時計回りにめぐり、階段を下ると緩やかにアップダウンする尾根道になります。ほとんど樹林に覆われた道で見晴らしはありませんが、大日山からは樹間に堂平山と笠山が眺められます。東に方向を変えて下ると北から林道が通じる鞍部に出ます。 再び登りになり、右に直角に曲がる地点は物見山砦があったとされる場所です。少し進むと物見山の山頂ですが、平坦なので気をつけないと通り過ぎてしまいます。急坂を下って登ると石碑や石灯籠が立つ、もう一つの仙元山に着きます。大きな仙元大日神の碑は富士講の人々が大正6年に建てたもので、仙元山の呼び名の由来と考えられます。仙元山からしばらく下るとT字路に出ます。右は新道、左は旧道で、小倉峠で合流します。十字路の峠を直進すると小倉城跡に入ります。右左折を繰り返して進むと、広場の真ん中に石碑が2基立つ本郭跡に着きます。城跡を探訪して北東へ尾根通しに進み、県道に出ます。左折して谷川橋を渡って右に折れ、県道を進むと大きな案内板が立つ大平山登山口です。整備された遊歩道を登れば、まもなく雷電神社が祀られた大平山頂上に着きます。 大平山から南西に少し下ると、紅葉で知られた嵐山渓谷の園地に入ります。そして碑を見てさらに進むと県道に出ます。千手堂の道しるべから県道を進み、嵐山史跡の博物館を経て約25分で武蔵嵐山駅です。小川町駅から駅通りを南に進んで交差点を左に曲がり、すぐ先の信号を右に折れると県道飯能寄居線に入ります。槻川の橋を渡り、大きな交差点を越して一軒目の家の南側を左に入ります。JR八高線の踏切を渡り「見晴らしの丘公園」の標識を右に折れ、次の左カーブ地点から直進する細い道が仙元山登山道です。 民家の間を抜け天満宮下の鳥居から山道になります。はじめは沢沿いですが、林道の手前から山腹を登る道に入ります。各所にある道標を確かめながら緩やかに登って行くと、右手に百庚申に分かれる道標があり、ひと登りすると百庚申の広場に着きます。八十数基の庚申塔がずらりと並び、かつての庚申信仰の名残を留めています。仙元山の山名の由来に関わる、浅間神社跡の石積みが西端に残されています。百庚申から東へ進むと登山道に合わさり、右折するとすぐに仙元山の山頂に着きます。山頂からは北西が開けて小川町の街並みが眺められ、好天ならば榛名山が遠望できます。頂上から南に下り、登り返して右折すると青山(割谷)城跡の城山に着きます。戦国時代の城跡で小川町史跡に指定されています。 本郭の縁を反時計回りにめぐり、階段を下ると緩やかにアップダウンする尾根道になります。ほとんど樹林に覆われた道で見晴らしはありませんが、大日山からは樹間に堂平山と笠山が眺められます。東に方向を変えて下ると北から林道が通じる鞍部に出ます。 再び登りになり、右に直角に曲がる地点は物見山砦があったとされる場所です。少し進むと物見山の山頂ですが、平坦なので気をつけないと通り過ぎてしまいます。急坂を下って登ると石碑や石灯籠が立つ、もう一つの仙元山に着きます。大きな仙元大日神の碑は富士講の人々が大正6年に建てたもので、仙元山の呼び名の由来と考えられます。仙元山からしばらく下るとT字路に出ます。右は新道、左は旧道で、小倉峠で合流します。十字路の峠を直進すると小倉城跡に入ります。右左折を繰り返して進むと、広場の真ん中に石碑が2基立つ本郭跡に着きます。城跡を探訪して北東へ尾根通しに進み、県道に出ます。左折して谷川橋を渡って右に折れ、県道を進むと大きな案内板が立つ大平山登山口です。整備された遊歩道を登れば、まもなく雷電神社が祀られた大平山頂上に着きます。 大平山から南西に少し下ると、紅葉で知られた嵐山渓谷の園地に入ります。そして碑を見てさらに進むと県道に出ます。千手堂の道しるべから県道を進み、嵐山史跡の博物館を経て約25分で武蔵嵐山駅です。 -
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。 -
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。 -
破風山・皆野アルプス
- 日帰り
- 4時間25分
- 7.4km
破風山・皆野アルプス
- 日帰り
- 4時間25分
- 7.4km
破風山は新編武蔵風土記稿に「其形勢、さながら家作りの破風に似たるべく名づく」と紹介され、屋根の形をした山容がその名前の由来です。 皆野駅から県道43号を進み、郷平橋を渡ったらすぐに左折。県道37号を跨いだら砂利道を100mほど進み、右に折れて250m進んだ所が大渕登山口となります。 山道に入ると急坂となり、いくつもの細かい登り下りが連続します。前原岩稜はやせ尾根となり、クサリのかかる滑りやすい岩場がでてきます。いくつかクサリ場を越え、やがて猿岩の奇岩を見ます。 猿岩を過ぎると東屋を経て緩やかな登山道となり、破風山山頂に着きます。山頂の南側は高山に登ったかの様な雄大な景色が望めます。ザレ道を滑らないよう注意して下ったところが札立峠です。北側へ下れば秩父観音霊場結願寺の水潜寺です。峠から皆野アルプスの核心部である岩稜コースに向かうと、そそり立った奇岩ノッキンボウが現れます。疣取り信仰があった岩峰です。 ヤセ尾根の山稜を武蔵展望台、大前山、天狗山と山岳信仰とゆかりのある峰々を越えていきます。鉄クサリ、ロープなどがありますが、慎重に通過しなければなりません。とくに大前山の下降は10mほどの斜度のきつい岩場があり、下降には十分注意してください。 天狗山までの8峰中、7つの峰を踏破すると下りは一転して緩やかな下りとなり、大前集落の民家の間を抜けて1時間弱で秩父華厳の滝登山口にたどり着きます。 県道から左へ150m歩けば、秩父華厳前バス停です。時間があればここから10分ほどの関東百名瀑にも名を連ねている秩父華厳の滝を見物して行きたいものです。その姿形は北武蔵一番の美瀑です。また、滝見学後に欲張って20分程下流に向かうと秩父札所34番の水潜寺です。「長命水」と呼ばれる銘水が洞窟の中から流れ出ています。さらに20分ほど下流には満願の湯があり日帰り入浴ができます。破風山は新編武蔵風土記稿に「其形勢、さながら家作りの破風に似たるべく名づく」と紹介され、屋根の形をした山容がその名前の由来です。 皆野駅から県道43号を進み、郷平橋を渡ったらすぐに左折。県道37号を跨いだら砂利道を100mほど進み、右に折れて250m進んだ所が大渕登山口となります。 山道に入ると急坂となり、いくつもの細かい登り下りが連続します。前原岩稜はやせ尾根となり、クサリのかかる滑りやすい岩場がでてきます。いくつかクサリ場を越え、やがて猿岩の奇岩を見ます。 猿岩を過ぎると東屋を経て緩やかな登山道となり、破風山山頂に着きます。山頂の南側は高山に登ったかの様な雄大な景色が望めます。ザレ道を滑らないよう注意して下ったところが札立峠です。北側へ下れば秩父観音霊場結願寺の水潜寺です。峠から皆野アルプスの核心部である岩稜コースに向かうと、そそり立った奇岩ノッキンボウが現れます。疣取り信仰があった岩峰です。 ヤセ尾根の山稜を武蔵展望台、大前山、天狗山と山岳信仰とゆかりのある峰々を越えていきます。鉄クサリ、ロープなどがありますが、慎重に通過しなければなりません。とくに大前山の下降は10mほどの斜度のきつい岩場があり、下降には十分注意してください。 天狗山までの8峰中、7つの峰を踏破すると下りは一転して緩やかな下りとなり、大前集落の民家の間を抜けて1時間弱で秩父華厳の滝登山口にたどり着きます。 県道から左へ150m歩けば、秩父華厳前バス停です。時間があればここから10分ほどの関東百名瀑にも名を連ねている秩父華厳の滝を見物して行きたいものです。その姿形は北武蔵一番の美瀑です。また、滝見学後に欲張って20分程下流に向かうと秩父札所34番の水潜寺です。「長命水」と呼ばれる銘水が洞窟の中から流れ出ています。さらに20分ほど下流には満願の湯があり日帰り入浴ができます。 -
万年橋から城峯山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
万年橋から城峯山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
城峯山には平将門にちなむ伝説が色濃く残されていて、平将門の弟・将平城館跡のほか将門隠れ岩などの伝承地があります。またコース途中の石間谷や日野沢谷の集落は、漆木神楽や門平獅子舞、また門平の虫送りといった民俗芸能や行事が今も継承されている希少な地域といえるでしょう。このふたつの地域は1884(明治17)年、時の明治政府を震撼とさせた秩父事件の際に、秩父困民党が蜂起した重要な根拠地でもありました。 万年橋バス停の傍らにある城峯神社社標から、石間川沿いの車道を西北へと歩いて行きます。城峯沢が合流する大鳥居表参道口までは5.3kmほどで、県道363号の終点となる分岐は左には行かず、右の林道太田部峠線へと入ります。大鳥居から林道終点となる場所まで行くと男衾橋があり、ここが城峯山への男衾登山口となります。ここまでは皆野町からタクシーを利用することも可能です。 男衾橋を渡ると道は一度左にカーブしますが、半納へと続く旧道の分岐を右に曲がり、左手にある民家の脇から城峯山への山道へと入ります。 山道はすぐに植林帯となり、左から来た半納へと続く道と合流します。路傍の丁目石や距離標石は大鳥居を起点としていて、城峯神社の杉並木入口が32丁目となります。戦戸平沢の橋を渡って戦戸平尾根を登ると城峯神社の杉並木へと至りますが、1丁は約10.9mなので数えながら歩いてみるのもよいでしょう。例年5月3日の山開きは、春日四柱を祀る城峯神社の例大祭でもあり、参道の杉並木には千本旗が立ち並び、漆木神楽が奉納されるなどして一日中賑わいます。 神社左上を登ったところにある中堂を右へと尾根伝いに進みます。春には山道の北側にニリンソウの群落が見られます。城峯山山頂の電波中継塔は展望台を兼ねており、秩父盆地や関東平野をとりまく山々の大展望を楽しむことができます。眺望を楽しんだ後は、車道の通る石間峠へと下ります。ここからは「関東ふれあいの道」となり、ラクダのこぶのように並ぶのが中城峯山と鐘掛城跡です。鐘掛城跡からは道が二分し、東へ向かって悪路の急坂を下ると奈良尾峠から奈良尾集落を経由して秩父華厳の滝へと至ります。また、南へ下ると巻き道と合流して鉄塔を経た後に林道へと降り立ちます。ここからは門平集落への道標に従って林道を2本横切ると車道となり、しばらくして県道に出ます。県道を左に曲がれば皆野町営バスの西門平バス停も間近です。城峯山には平将門にちなむ伝説が色濃く残されていて、平将門の弟・将平城館跡のほか将門隠れ岩などの伝承地があります。またコース途中の石間谷や日野沢谷の集落は、漆木神楽や門平獅子舞、また門平の虫送りといった民俗芸能や行事が今も継承されている希少な地域といえるでしょう。このふたつの地域は1884(明治17)年、時の明治政府を震撼とさせた秩父事件の際に、秩父困民党が蜂起した重要な根拠地でもありました。 万年橋バス停の傍らにある城峯神社社標から、石間川沿いの車道を西北へと歩いて行きます。城峯沢が合流する大鳥居表参道口までは5.3kmほどで、県道363号の終点となる分岐は左には行かず、右の林道太田部峠線へと入ります。大鳥居から林道終点となる場所まで行くと男衾橋があり、ここが城峯山への男衾登山口となります。ここまでは皆野町からタクシーを利用することも可能です。 男衾橋を渡ると道は一度左にカーブしますが、半納へと続く旧道の分岐を右に曲がり、左手にある民家の脇から城峯山への山道へと入ります。 山道はすぐに植林帯となり、左から来た半納へと続く道と合流します。路傍の丁目石や距離標石は大鳥居を起点としていて、城峯神社の杉並木入口が32丁目となります。戦戸平沢の橋を渡って戦戸平尾根を登ると城峯神社の杉並木へと至りますが、1丁は約10.9mなので数えながら歩いてみるのもよいでしょう。例年5月3日の山開きは、春日四柱を祀る城峯神社の例大祭でもあり、参道の杉並木には千本旗が立ち並び、漆木神楽が奉納されるなどして一日中賑わいます。 神社左上を登ったところにある中堂を右へと尾根伝いに進みます。春には山道の北側にニリンソウの群落が見られます。城峯山山頂の電波中継塔は展望台を兼ねており、秩父盆地や関東平野をとりまく山々の大展望を楽しむことができます。眺望を楽しんだ後は、車道の通る石間峠へと下ります。ここからは「関東ふれあいの道」となり、ラクダのこぶのように並ぶのが中城峯山と鐘掛城跡です。鐘掛城跡からは道が二分し、東へ向かって悪路の急坂を下ると奈良尾峠から奈良尾集落を経由して秩父華厳の滝へと至ります。また、南へ下ると巻き道と合流して鉄塔を経た後に林道へと降り立ちます。ここからは門平集落への道標に従って林道を2本横切ると車道となり、しばらくして県道に出ます。県道を左に曲がれば皆野町営バスの西門平バス停も間近です。 -
天神尾根から谷川岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.5km
天神尾根から谷川岳へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 6.5km
ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用するこのコースは、数ある谷川岳に登るコースの中で、最も登りやすく、登山者も多いコースです。下山に西黒尾根を選ぶこともできますが、西黒尾根は日本有数の急坂で、初心者は歩かない方がよいでしょう。残雪がある6月上旬から、紅葉の10月下旬までが登山シーズンです。 谷川岳ヨッホは、上から見下ろす木々の眺めが四季に応じて楽しめます。ロープウェイ天神平駅舎から出ると、初夏まで残雪があり、夏は花の多い天神平です。天神峠への登山リフトは展望がよいですが、リフト乗り場の横を通り抜けて、そのまま山頂に向かいましょう。斜面を巻きながら登り、木道などで整備された登山道をしばらく歩いていくと、天神峠からの登山道に合流します。美しいブナの森で、正面には谷川岳が美しくそびえています。 少し登って、熊穴沢避難小屋を過ぎると、尾根に入り、だんだん勾配が急になります。振り返ると、天神平のロープウェイの駅舎も見え、その奥には赤城山や武尊山などの展望が開けています。岩場にはクサリも設置されている箇所もあります。谷川岳山頂部を構成する岩石は蛇紋岩と呼ばれる岩。珍しい植物が多いことで知られていますが、濡れるとヌルヌルして滑りやすいので厄介です。登山道脇にはオオイワカガミやナエバキスミレなどの花も咲きます。やがて休憩によい、天狗の留まり場と呼ばれる岩場に出ます。木はどんどん低くなり、正面にはチシマザサに覆われた谷川岳の山頂が見えます。 山頂まではチシマザサを見ながらの急坂が続きます。7月上旬までは雪の急斜面を直登することになりますが、雪がとけると、木の階段を延々と登ります。この急坂を登りきると、谷川岳肩ノ小屋に到着します。有料ですがトイレもあり、飲料なども購入もできます。さらに笹原を少し登ると、双耳峰である谷川岳の手前の山頂のトマノ耳です。奥のピークのオキノ耳を目指し、一度下りまた登り返します。この鞍部は高山植物が多いので、植生保護のため、登山道から外れないようにしましょう。山頂からの展望はすばらしく、越後三山、苗場山、旭岳、遠く浅間山も見えます。 下山はロープウェイの時間を気にしながら、往路を下ります。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用するこのコースは、数ある谷川岳に登るコースの中で、最も登りやすく、登山者も多いコースです。下山に西黒尾根を選ぶこともできますが、西黒尾根は日本有数の急坂で、初心者は歩かない方がよいでしょう。残雪がある6月上旬から、紅葉の10月下旬までが登山シーズンです。 谷川岳ヨッホは、上から見下ろす木々の眺めが四季に応じて楽しめます。ロープウェイ天神平駅舎から出ると、初夏まで残雪があり、夏は花の多い天神平です。天神峠への登山リフトは展望がよいですが、リフト乗り場の横を通り抜けて、そのまま山頂に向かいましょう。斜面を巻きながら登り、木道などで整備された登山道をしばらく歩いていくと、天神峠からの登山道に合流します。美しいブナの森で、正面には谷川岳が美しくそびえています。 少し登って、熊穴沢避難小屋を過ぎると、尾根に入り、だんだん勾配が急になります。振り返ると、天神平のロープウェイの駅舎も見え、その奥には赤城山や武尊山などの展望が開けています。岩場にはクサリも設置されている箇所もあります。谷川岳山頂部を構成する岩石は蛇紋岩と呼ばれる岩。珍しい植物が多いことで知られていますが、濡れるとヌルヌルして滑りやすいので厄介です。登山道脇にはオオイワカガミやナエバキスミレなどの花も咲きます。やがて休憩によい、天狗の留まり場と呼ばれる岩場に出ます。木はどんどん低くなり、正面にはチシマザサに覆われた谷川岳の山頂が見えます。 山頂まではチシマザサを見ながらの急坂が続きます。7月上旬までは雪の急斜面を直登することになりますが、雪がとけると、木の階段を延々と登ります。この急坂を登りきると、谷川岳肩ノ小屋に到着します。有料ですがトイレもあり、飲料なども購入もできます。さらに笹原を少し登ると、双耳峰である谷川岳の手前の山頂のトマノ耳です。奥のピークのオキノ耳を目指し、一度下りまた登り返します。この鞍部は高山植物が多いので、植生保護のため、登山道から外れないようにしましょう。山頂からの展望はすばらしく、越後三山、苗場山、旭岳、遠く浅間山も見えます。 下山はロープウェイの時間を気にしながら、往路を下ります。 -
谷川岳から平標山へ
- 2泊3日
- 12時間15分
- 20.3km
谷川岳から平標山へ
- 2泊3日
- 12時間15分
- 20.3km
谷川岳と平標山を結ぶコースは、本州の脊梁山脈をなす谷川連峰の主脈をまっすぐ東西に踏み越える、上信越国境の山を代表する縦走路です。登山者は少なく、自然を強く感じることができます。その分、山慣れした登山者向きです。 コース途中にいくつか避難小屋があり、1泊2日の日程で歩くことが一般的ですが、寝袋とマット、食料などで荷物が重くなります。この場合水場がある大障子避難小屋を利用することが多く、週末には混雑することが多いようです。縦走路の起点になる谷川岳と、平標山に営業小屋があるのでこのふたつの山小屋を利用し、軽い装備で歩ける日程を紹介します。それでも縦走日のコースタイムが10時間を超え、トータルの登高差も大きく、エスケープルートもきつい、全体としてハードなコースです。そのぶん完歩の喜びは大きいでしょう。7月上旬から10月下旬までが適期です。 1日目は谷川岳肩ノ小屋まで。天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)参照。 2日目はできるだけ早く谷川岳肩ノ小屋を出発し、小屋から西に向かう尾根を下ります。中ゴー尾根への分岐を過ぎると足場の悪い岩場が連続します。岩尾根を直登し、ザレたコースを巻くこの部分は、霧が出るとコースがわかりにくいので注意してください。初心者はここで時間がかかることもあります。オジカ沢ノ頭から少し下ったオジカ沢ノ頭避難小屋からアップダウンを繰り返すと大障子避難小屋です。水場は小屋横から下ります。 アップダウンを繰り返しながら大障子ノ頭の岩場を越え、万太郎山にとりつくと、勾配は急にきつくなります。吾策新道への分岐を過ぎると、万太郎山です。吾策新道はエスケープルートとして使うと、足場が悪く長くきついことを覚悟しておく必要があります。 万太郎山からしばらく尾根を歩きますが、やがて大きく下ります。毛渡乗越が最低鞍部。ここから川古温泉に下る道は、渡渉があり悪天時は歩けません。毛渡乗越からエビス大黒ノ頭を越え、仙ノ倉山へいたる長い登りは、かなりこたえます。展望のすばらしい仙ノ倉山山頂からまた大きく下り、鞍部からは平標山へは木道と木の階段の登りが続き、登山道脇には6月初旬ハクサンイチゲなどの高山植物が咲き乱れます。振り返ると谷川岳から歩いてきた山々、正面には苗場山などが見えます。山頂から南の広い尾根を下ると、平標山ノ家に到着します。 3日目は、尾根から外れ、樹林の中を下り林道を下り、平標登山口バス停に出ます。元橋から平標山へ(コースガイド)参照。谷川岳と平標山を結ぶコースは、本州の脊梁山脈をなす谷川連峰の主脈をまっすぐ東西に踏み越える、上信越国境の山を代表する縦走路です。登山者は少なく、自然を強く感じることができます。その分、山慣れした登山者向きです。 コース途中にいくつか避難小屋があり、1泊2日の日程で歩くことが一般的ですが、寝袋とマット、食料などで荷物が重くなります。この場合水場がある大障子避難小屋を利用することが多く、週末には混雑することが多いようです。縦走路の起点になる谷川岳と、平標山に営業小屋があるのでこのふたつの山小屋を利用し、軽い装備で歩ける日程を紹介します。それでも縦走日のコースタイムが10時間を超え、トータルの登高差も大きく、エスケープルートもきつい、全体としてハードなコースです。そのぶん完歩の喜びは大きいでしょう。7月上旬から10月下旬までが適期です。 1日目は谷川岳肩ノ小屋まで。天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)参照。 2日目はできるだけ早く谷川岳肩ノ小屋を出発し、小屋から西に向かう尾根を下ります。中ゴー尾根への分岐を過ぎると足場の悪い岩場が連続します。岩尾根を直登し、ザレたコースを巻くこの部分は、霧が出るとコースがわかりにくいので注意してください。初心者はここで時間がかかることもあります。オジカ沢ノ頭から少し下ったオジカ沢ノ頭避難小屋からアップダウンを繰り返すと大障子避難小屋です。水場は小屋横から下ります。 アップダウンを繰り返しながら大障子ノ頭の岩場を越え、万太郎山にとりつくと、勾配は急にきつくなります。吾策新道への分岐を過ぎると、万太郎山です。吾策新道はエスケープルートとして使うと、足場が悪く長くきついことを覚悟しておく必要があります。 万太郎山からしばらく尾根を歩きますが、やがて大きく下ります。毛渡乗越が最低鞍部。ここから川古温泉に下る道は、渡渉があり悪天時は歩けません。毛渡乗越からエビス大黒ノ頭を越え、仙ノ倉山へいたる長い登りは、かなりこたえます。展望のすばらしい仙ノ倉山山頂からまた大きく下り、鞍部からは平標山へは木道と木の階段の登りが続き、登山道脇には6月初旬ハクサンイチゲなどの高山植物が咲き乱れます。振り返ると谷川岳から歩いてきた山々、正面には苗場山などが見えます。山頂から南の広い尾根を下ると、平標山ノ家に到着します。 3日目は、尾根から外れ、樹林の中を下り林道を下り、平標登山口バス停に出ます。元橋から平標山へ(コースガイド)参照。 -
谷川岳から蓬峠を経て朝日岳へ(馬蹄型縦走)
- 1泊2日
- 14時間40分
- 22.7km
谷川岳から蓬峠を経て朝日岳へ(馬蹄型縦走)
- 1泊2日
- 14時間40分
- 22.7km
谷川連峰の稜線は、谷川岳から大きく北側に迂回し、湯檜曽川の源流部となっています。多くのピークを乗り越える馬蹄型縦走はハードな登山です。歩行時間は長くなりますが、寝具や食事がある蓬ヒュッテに1泊するため荷物が軽くなるコースを紹介します。 1日目の谷川岳山頂までは天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)を参照。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用し天神平へ上がり、天神尾根を登ります。谷川岳オキノ耳からは、濡れると滑りやすい岩場が続き、右を見下すと一ノ倉沢まで落ちていく落差の大きい断崖を見下すことができます。少し登り返して広い笹原になると、一ノ倉岳の山頂に到着。山頂からは今から歩く馬蹄型縦走の縦走路がぐるりと見渡せます。一度下ってまた登ると茂倉岳に到着します。茂倉岳からは花の多い尾根道を下りますが、一部ロープが張ってある岩場もあります。笹平は初夏に高山植物の花も多い場所です。急坂を登り返し、武能岳の山頂に到着。ずっと稜線上のチシマザサの海を抜けていきます。右から上がってくる新道が合流してすぐに、蓬峠に建つ蓬ヒュッテに到着。水場は土樽方面に10分下ります。この縦走露は夏は暑く、大量の水が必要です。 2日目。緩やかなアップダウンを繰り返しながら登ると七ッ小屋山に登頂。正面には秀峰大源太山、清水峠、湯檜曽川の渓谷の奥には、これから歩く長い稜線と朝日岳、笠ヶ岳などが見えます。さらに尾根を進み、急坂を下ると清水峠です。三角形の大きな建物はJRの監視小屋で入ることはできません。その先の小屋が白崩避難小屋です。 ジャンクションピークまでは長い登りです。途中、崩壊地もあるので、足場に注意しながら登ります。樹木がだんだん低くなると、朝日岳から伸びる尾根上のジャングションピークです。ここからは笹原と湿原をたおやかに続き、宝川温泉からの道と合流すると、谷川岳の展望がよい朝日岳山頂はすぐです。山頂には、ホソバヒナウスユキソウなどの花が多いです。 ここからは長い下りとなります。滑りやすい岩場を下り、大烏帽子岳など、大小いくつものの小ピークを巻きながら下ると笠ヶ岳避難小屋です。少し登って笠ヶ岳の山頂。一度大きく下り白毛門に向かって登り返します。 白毛門の山頂からは、とにかくただ大きく下ることになります。始めは目もくらむような岩場の急坂ですが、松ノ木沢ノ頭からは樹林帯の長い下りとなります。木の根が階段状になって歩きにくい箇所があります。だんだん沢音が近くなり、ハナゲノ沢を橋で渡り、少し歩くと登山口の土合橋駐車場に到着します。ここから土合駅まではあと少しです。谷川連峰の稜線は、谷川岳から大きく北側に迂回し、湯檜曽川の源流部となっています。多くのピークを乗り越える馬蹄型縦走はハードな登山です。歩行時間は長くなりますが、寝具や食事がある蓬ヒュッテに1泊するため荷物が軽くなるコースを紹介します。 1日目の谷川岳山頂までは天神尾根から谷川岳へ(コースガイド)を参照。ロープウェイ「谷川岳ヨッホ」を利用し天神平へ上がり、天神尾根を登ります。谷川岳オキノ耳からは、濡れると滑りやすい岩場が続き、右を見下すと一ノ倉沢まで落ちていく落差の大きい断崖を見下すことができます。少し登り返して広い笹原になると、一ノ倉岳の山頂に到着。山頂からは今から歩く馬蹄型縦走の縦走路がぐるりと見渡せます。一度下ってまた登ると茂倉岳に到着します。茂倉岳からは花の多い尾根道を下りますが、一部ロープが張ってある岩場もあります。笹平は初夏に高山植物の花も多い場所です。急坂を登り返し、武能岳の山頂に到着。ずっと稜線上のチシマザサの海を抜けていきます。右から上がってくる新道が合流してすぐに、蓬峠に建つ蓬ヒュッテに到着。水場は土樽方面に10分下ります。この縦走露は夏は暑く、大量の水が必要です。 2日目。緩やかなアップダウンを繰り返しながら登ると七ッ小屋山に登頂。正面には秀峰大源太山、清水峠、湯檜曽川の渓谷の奥には、これから歩く長い稜線と朝日岳、笠ヶ岳などが見えます。さらに尾根を進み、急坂を下ると清水峠です。三角形の大きな建物はJRの監視小屋で入ることはできません。その先の小屋が白崩避難小屋です。 ジャンクションピークまでは長い登りです。途中、崩壊地もあるので、足場に注意しながら登ります。樹木がだんだん低くなると、朝日岳から伸びる尾根上のジャングションピークです。ここからは笹原と湿原をたおやかに続き、宝川温泉からの道と合流すると、谷川岳の展望がよい朝日岳山頂はすぐです。山頂には、ホソバヒナウスユキソウなどの花が多いです。 ここからは長い下りとなります。滑りやすい岩場を下り、大烏帽子岳など、大小いくつものの小ピークを巻きながら下ると笠ヶ岳避難小屋です。少し登って笠ヶ岳の山頂。一度大きく下り白毛門に向かって登り返します。 白毛門の山頂からは、とにかくただ大きく下ることになります。始めは目もくらむような岩場の急坂ですが、松ノ木沢ノ頭からは樹林帯の長い下りとなります。木の根が階段状になって歩きにくい箇所があります。だんだん沢音が近くなり、ハナゲノ沢を橋で渡り、少し歩くと登山口の土合橋駐車場に到着します。ここから土合駅まではあと少しです。 -
大峰山と吾妻耶山
- 日帰り
- 4時間0分
- 9.1km
大峰山と吾妻耶山
- 日帰り
- 4時間0分
- 9.1km
谷川エリアに数ある山の中でもトップレベルの名低山。幻想的な沼や美しい森、山や森、沼の景観が楽しめるすばらしいコースです。登山ルートも数多くあり、ハードなものから気軽なコースまで、さまざまな登り方ができます。春4月下旬のスミレの花のころから登山シーズンが始まり、カエデやカラマツが色づく10月中旬の紅葉シーズンまで、山歩きが楽しめます。暖かい時期はヤマビルが出ます。マイカーの利用が中心です。公共交通を利用する場合は、行きにJR上越新幹線上毛高原駅からタクシーを利用し、帰りJRは上越線の上牧駅まで歩くこともできます。 大峰沼登山口の駐車場からスタート。最初はコンクリート舗装された緩い勾配の登りです。途中、左に古沼に行く道があるので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。特に初夏にはモリアオガエルの汚れたような白い卵塊が見られます。分岐に戻り、しばらく歩くと、大峰沼に到着します。ベンチやテーブルもあり休憩するにはもってこいの場所で、使われていないキャンプ場の建物が残っています。以前は沼を一周できたのですが、近年山崩れがあって大峰沼の北東側は通行禁止になっています。 大峰沼から森に入ってゆくと、すぐに上牧駅に下る分岐があり、その先にもすぐ吾妻耶山と大峰山の分岐があるので、ここは左の大峰山に向かい、林の中のジグザグ道を登ります。尾根が近づいてくると分岐があり、どちらをいっても尾根に出るので、右側に進むとすぐに尾根に出ます。尾根の道は広く、北にたどるとコンクリート製の展望台に出ますが、高く伸びた木々にさえぎられ展望はありません。大峰山の地味な山頂は展望台のすぐ先です。 大峰山から少し下り、アップダウンを繰り返して最後に下ると、赤谷越峠と呼ばれる場所に出て、今度は少しずつ急な登りになっていきます。急坂を登り、仏岩の分岐を右に行き、また出てきた分岐を左に少し登ると吾妻耶山の山頂です。木々に囲まれていますが、北側の少し開けた場所からは、谷川連峰の眺めや、苗場山、深い谷川、水上の町などが眺められます。 下山は同じ道を少し戻り、最初の分岐を今度は左に行くと、スキー場のゲレンデが見えます。さらにシダが美しい林を抜けて下ると、スキー場のゲレンデに出ます。ゲレンデを抜けた林にも登山道はありますが、そのままゲレンデを下ってもいいでしょう。やがてゲレンデの上部を歩くようになり、スキー場施設の横を通り、林道のような広い道で深い林に入り、石造りの鳥居を過ぎます。ここまでしっかり道標を見ながら歩きましょう。大峰山への分岐、上牧駅への分岐を過ぎると大峰沼に戻るので、後は駐車場まで戻ります。谷川エリアに数ある山の中でもトップレベルの名低山。幻想的な沼や美しい森、山や森、沼の景観が楽しめるすばらしいコースです。登山ルートも数多くあり、ハードなものから気軽なコースまで、さまざまな登り方ができます。春4月下旬のスミレの花のころから登山シーズンが始まり、カエデやカラマツが色づく10月中旬の紅葉シーズンまで、山歩きが楽しめます。暖かい時期はヤマビルが出ます。マイカーの利用が中心です。公共交通を利用する場合は、行きにJR上越新幹線上毛高原駅からタクシーを利用し、帰りJRは上越線の上牧駅まで歩くこともできます。 大峰沼登山口の駐車場からスタート。最初はコンクリート舗装された緩い勾配の登りです。途中、左に古沼に行く道があるので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。特に初夏にはモリアオガエルの汚れたような白い卵塊が見られます。分岐に戻り、しばらく歩くと、大峰沼に到着します。ベンチやテーブルもあり休憩するにはもってこいの場所で、使われていないキャンプ場の建物が残っています。以前は沼を一周できたのですが、近年山崩れがあって大峰沼の北東側は通行禁止になっています。 大峰沼から森に入ってゆくと、すぐに上牧駅に下る分岐があり、その先にもすぐ吾妻耶山と大峰山の分岐があるので、ここは左の大峰山に向かい、林の中のジグザグ道を登ります。尾根が近づいてくると分岐があり、どちらをいっても尾根に出るので、右側に進むとすぐに尾根に出ます。尾根の道は広く、北にたどるとコンクリート製の展望台に出ますが、高く伸びた木々にさえぎられ展望はありません。大峰山の地味な山頂は展望台のすぐ先です。 大峰山から少し下り、アップダウンを繰り返して最後に下ると、赤谷越峠と呼ばれる場所に出て、今度は少しずつ急な登りになっていきます。急坂を登り、仏岩の分岐を右に行き、また出てきた分岐を左に少し登ると吾妻耶山の山頂です。木々に囲まれていますが、北側の少し開けた場所からは、谷川連峰の眺めや、苗場山、深い谷川、水上の町などが眺められます。 下山は同じ道を少し戻り、最初の分岐を今度は左に行くと、スキー場のゲレンデが見えます。さらにシダが美しい林を抜けて下ると、スキー場のゲレンデに出ます。ゲレンデを抜けた林にも登山道はありますが、そのままゲレンデを下ってもいいでしょう。やがてゲレンデの上部を歩くようになり、スキー場施設の横を通り、林道のような広い道で深い林に入り、石造りの鳥居を過ぎます。ここまでしっかり道標を見ながら歩きましょう。大峰山への分岐、上牧駅への分岐を過ぎると大峰沼に戻るので、後は駐車場まで戻ります。 -
元橋から平標山へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 10.5km
元橋から平標山へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 10.5km
元橋から平標山に登る周遊コースは、上信越国境の山の中では交通の便がよく、登山道もよく整備されていますが、登高差は1000m以上ありきつい山です。首都圏から日帰りすることも、営業小屋である平標山ノ家に宿泊することもできます。登山シーズンは、6月上旬の雪どけのころから、雪が降り始める10月下旬まで。6月中旬はアズマシャクナゲなど花が多く、平標山と仙ノ倉山の鞍部には、たくさんのハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲き乱れる広大な花畑になります。 元橋にある大型の駐車場から林道を歩き始めます。越後湯沢駅から浅貝行きのバスで来た場合は、平標登山口バス停で下車して、少し戻ると登山道入口があります。 道標に従い登山道に入ります。ブナの森の中、木の階段があり、それほど急ではありませんが、長くきつい登りです。美しい草原を登るようになると、突然巨大な送電線の鉄塔が現れ、周りの山々の展望が広がります。また樹林帯に入りますが、登るにつれて木は低くなり、松手山の山頂に着くころには、草原とチシマザサの笹原だけになり、振り返ると、山頂が台地状になっている苗場山をはじめ、緑濃い上信越国境の山並みが目に入ります。正面には、これから登る平標山がまだまだ遠く、高くそびえています。 しばらくは眺めのよい尾根道で、登山道脇に初夏になるとハクサンイチゲが群落になって咲いているでしょう。さらに長い木の階段を登り、一ノ肩と呼ばれる広場を過ぎると勾配は緩やかになり、小ピークをいくつか越えると、平標山の山頂に到着します。山頂からは谷川岳まで続く稜線をはじめ、360度の展望が広がります。初夏ならば少し仙ノ倉方面に下ってみましょう。ハクサンイチゲやハクサンコザクラのお花畑が待っています。 山頂からは、南に向かう広い尾根にある木の階段を下っていきます。初夏にはアズマシャクナゲが咲き、夏にはキンコウカの花で湿原が黄色く染まる花の多い斜面です。しばらく下ると山小屋の屋根が見え、やがて平標山ノ家に到着します。小屋脇で尾根から離れ、林の中にある平元新道を下ります。登山道にはしっかりと木の階段が整備されていて、この階段が延々と続き、ヒザにつらい下りになるでしょう。下るにつれて、周囲は白い幹が印象的なブナの森に入ります。単調な登山道を長く下っていると水場が現れ、その先はすぐに林道に出ます。しばらくは林道を歩きますが、道標に導かれて林道から離れ、渓流沿いにアップダウンの少ない登山道をしばらく歩くと、再び元橋の駐車場に到着します。元橋から平標山に登る周遊コースは、上信越国境の山の中では交通の便がよく、登山道もよく整備されていますが、登高差は1000m以上ありきつい山です。首都圏から日帰りすることも、営業小屋である平標山ノ家に宿泊することもできます。登山シーズンは、6月上旬の雪どけのころから、雪が降り始める10月下旬まで。6月中旬はアズマシャクナゲなど花が多く、平標山と仙ノ倉山の鞍部には、たくさんのハクサンイチゲやハクサンコザクラが咲き乱れる広大な花畑になります。 元橋にある大型の駐車場から林道を歩き始めます。越後湯沢駅から浅貝行きのバスで来た場合は、平標登山口バス停で下車して、少し戻ると登山道入口があります。 道標に従い登山道に入ります。ブナの森の中、木の階段があり、それほど急ではありませんが、長くきつい登りです。美しい草原を登るようになると、突然巨大な送電線の鉄塔が現れ、周りの山々の展望が広がります。また樹林帯に入りますが、登るにつれて木は低くなり、松手山の山頂に着くころには、草原とチシマザサの笹原だけになり、振り返ると、山頂が台地状になっている苗場山をはじめ、緑濃い上信越国境の山並みが目に入ります。正面には、これから登る平標山がまだまだ遠く、高くそびえています。 しばらくは眺めのよい尾根道で、登山道脇に初夏になるとハクサンイチゲが群落になって咲いているでしょう。さらに長い木の階段を登り、一ノ肩と呼ばれる広場を過ぎると勾配は緩やかになり、小ピークをいくつか越えると、平標山の山頂に到着します。山頂からは谷川岳まで続く稜線をはじめ、360度の展望が広がります。初夏ならば少し仙ノ倉方面に下ってみましょう。ハクサンイチゲやハクサンコザクラのお花畑が待っています。 山頂からは、南に向かう広い尾根にある木の階段を下っていきます。初夏にはアズマシャクナゲが咲き、夏にはキンコウカの花で湿原が黄色く染まる花の多い斜面です。しばらく下ると山小屋の屋根が見え、やがて平標山ノ家に到着します。小屋脇で尾根から離れ、林の中にある平元新道を下ります。登山道にはしっかりと木の階段が整備されていて、この階段が延々と続き、ヒザにつらい下りになるでしょう。下るにつれて、周囲は白い幹が印象的なブナの森に入ります。単調な登山道を長く下っていると水場が現れ、その先はすぐに林道に出ます。しばらくは林道を歩きますが、道標に導かれて林道から離れ、渓流沿いにアップダウンの少ない登山道をしばらく歩くと、再び元橋の駐車場に到着します。 -
ぐんま県境稜線トレイル 三国スキー場跡から白砂山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 8.4km
ぐんま県境稜線トレイル 三国スキー場跡から白砂山へ
- 日帰り
- 8時間50分
- 8.4km
ぐんま県境稜線トレイル新規開通区間は、三坂峠から白砂山まで。何度もアップダウンを繰り返す長いルートで、途中エスケープルートはなく、まだ歩きにくい部分も少しあり、長時間山道を歩く技術と体力とスピードが必要になる、ハードな登山道です。またアプローチや前後泊について、きちんと計画する必要もあります。往復すると10時間以上の超ロングコースで、野反湖に下山した方が早いです。 一日で歩く場合は登山口近くに宿泊して、早朝歩き始めるようにしましょう。マイカー利用の場合、日帰りならば、三国スキー場跡から上ノ倉山までの往復でも十分楽しめます。通しで歩く場合、途中のムジナ平には、群馬県が整備した笹原を切り開いた広場があり、避難小屋があります。ムジナ平の東で少し下った水場は涸れることもあります。 新規開通区間東側の最短アプローチである三国スキー場跡までの公共交通機関はなく、最寄りのバス停から登山口まで歩くと片道1時間20分です。白砂山を越えて西側まで縦走した場合、野反湖に下るのが最短コースです。野反湖まではバスの便がありますが、終バスが早く、また便数が少ないので、行動計画をきっちりする必要があります。 三国スキー場跡地から歩きはじめます。最初は紅葉の美しい湯之谷溪谷の遊歩道です。やがて、沢に出合います。ここに以前あった丸木橋は流され、今は渡渉します。沢を渡ると、かなり急な坂道が続きます。尾根に上がれば少しずつ展望が広がり、ブナの並木道のようです。三坂峠分岐から、いよいよ2018年に開通したばかりの新規開通区間です。登山道はまだあまり踏み固められていないので、ふわふわした感じがします。左右はブナとミズナラの森。何度もアップダウンを繰り返しながら、高度を上げていきます。林の中に一部、苔むした岩や木の根が張り出し、歩きにくい急坂があるので注意して歩きましょう。樹林を抜けて一度笹原に出ますが、再び樹林に入るとセバトノ頭です。少し下ると、水場に降りる分岐があり、さらに歩くと笹原を切り開いた広場があるムジナ平です。ムジナ平からは足場が悪い登山道でジグザクに笹原を登り、大黒ノ頭に至ります。ここからはハイマツも生える亜高山帯の稜線歩きになります。 軽い登りで上ノ倉山に登ると、展望が広がり、目の前に山容が美しい忠次郎山が見えます。展望は広がりますが、まだまだ白砂山は遠くにあります。山頂から一気に下り、また登り返すと忠次郎山です。山頂は樹林に囲まれ展望はありません。何度もアップダウンを繰り返し、細い岩尾根を抜ければ、上ノ間山に到着します。山頂からは、佐武流山、苗場山、浅間山、谷川連峰など、展望は抜群です。また下り、急坂を登って、アップダウンを繰り返し、長い稜線歩きの最後に足場が悪い斜面を登ると、白砂山に到着します。ぐんま県境稜線トレイル新規開通区間は、三坂峠から白砂山まで。何度もアップダウンを繰り返す長いルートで、途中エスケープルートはなく、まだ歩きにくい部分も少しあり、長時間山道を歩く技術と体力とスピードが必要になる、ハードな登山道です。またアプローチや前後泊について、きちんと計画する必要もあります。往復すると10時間以上の超ロングコースで、野反湖に下山した方が早いです。 一日で歩く場合は登山口近くに宿泊して、早朝歩き始めるようにしましょう。マイカー利用の場合、日帰りならば、三国スキー場跡から上ノ倉山までの往復でも十分楽しめます。通しで歩く場合、途中のムジナ平には、群馬県が整備した笹原を切り開いた広場があり、避難小屋があります。ムジナ平の東で少し下った水場は涸れることもあります。 新規開通区間東側の最短アプローチである三国スキー場跡までの公共交通機関はなく、最寄りのバス停から登山口まで歩くと片道1時間20分です。白砂山を越えて西側まで縦走した場合、野反湖に下るのが最短コースです。野反湖まではバスの便がありますが、終バスが早く、また便数が少ないので、行動計画をきっちりする必要があります。 三国スキー場跡地から歩きはじめます。最初は紅葉の美しい湯之谷溪谷の遊歩道です。やがて、沢に出合います。ここに以前あった丸木橋は流され、今は渡渉します。沢を渡ると、かなり急な坂道が続きます。尾根に上がれば少しずつ展望が広がり、ブナの並木道のようです。三坂峠分岐から、いよいよ2018年に開通したばかりの新規開通区間です。登山道はまだあまり踏み固められていないので、ふわふわした感じがします。左右はブナとミズナラの森。何度もアップダウンを繰り返しながら、高度を上げていきます。林の中に一部、苔むした岩や木の根が張り出し、歩きにくい急坂があるので注意して歩きましょう。樹林を抜けて一度笹原に出ますが、再び樹林に入るとセバトノ頭です。少し下ると、水場に降りる分岐があり、さらに歩くと笹原を切り開いた広場があるムジナ平です。ムジナ平からは足場が悪い登山道でジグザクに笹原を登り、大黒ノ頭に至ります。ここからはハイマツも生える亜高山帯の稜線歩きになります。 軽い登りで上ノ倉山に登ると、展望が広がり、目の前に山容が美しい忠次郎山が見えます。展望は広がりますが、まだまだ白砂山は遠くにあります。山頂から一気に下り、また登り返すと忠次郎山です。山頂は樹林に囲まれ展望はありません。何度もアップダウンを繰り返し、細い岩尾根を抜ければ、上ノ間山に到着します。山頂からは、佐武流山、苗場山、浅間山、谷川連峰など、展望は抜群です。また下り、急坂を登って、アップダウンを繰り返し、長い稜線歩きの最後に足場が悪い斜面を登ると、白砂山に到着します。