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検索結果343件中  321-340件
  • 横根山から井戸湿原

    横根山から井戸湿原

    前日光牧場の駐車場から出発します。登山口の道標に「象の鼻、井戸湿原」と書かれていますが、横根山にも行くコースです。斜面をトラバースしながらアップダウンを繰り返し、一度車道に出て、また山道に入りますが、わかりにくいので道標をよく確認しましょう。明るい林を登り、ヤマツツジの群生の間の長く続く木の階段を上ると、横根山です。周囲を木々に囲まれ展望はありませんが、あずまやがあります。 横根山から木の階段を下り、中継局の白塔の横を通ります。しばらく下ると広場になり、あずま屋やベンチがあり、井戸湿原の展望があります。井戸湿原の分岐から左に曲がり、五段ノ滝方面に井戸湿原を時計回りに半周し、木道を渡り分岐に戻ります。分岐を左に曲がり、仏像のような自然石の仏岩へ。今度は展望がよい象の鼻展望台を目指します。この後は、牧場の中の広い道を前日光牧場に戻るとよいでしょう。
    前日光牧場の駐車場から出発します。登山口の道標に「象の鼻、井戸湿原」と書かれていますが、横根山にも行くコースです。斜面をトラバースしながらアップダウンを繰り返し、一度車道に出て、また山道に入りますが、わかりにくいので道標をよく確認しましょう。明るい林を登り、ヤマツツジの群生の間の長く続く木の階段を上ると、横根山です。周囲を木々に囲まれ展望はありませんが、あずまやがあります。 横根山から木の階段を下り、中継局の白塔の横を通ります。しばらく下ると広場になり、あずま屋やベンチがあり、井戸湿原の展望があります。井戸湿原の分岐から左に曲がり、五段ノ滝方面に井戸湿原を時計回りに半周し、木道を渡り分岐に戻ります。分岐を左に曲がり、仏像のような自然石の仏岩へ。今度は展望がよい象の鼻展望台を目指します。この後は、牧場の中の広い道を前日光牧場に戻るとよいでしょう。
  • 鳴神山、大滝登山口から周遊

    鳴神山、大滝登山口から周遊

    鳴神山は山頂からの展望もよく、登山コースも多く、花の名山でもあり、多くの登山者に愛されている山です。春の鳴神山は花登山になります。4月中旬にはナルカミスミレが咲き、その後アカヤシオが咲き始め、5月に入るとカッコソウも咲きます。しかし近年シカによる食害の影響が大きく、ヤマブキソウなどの花が数年前に比べると、大きく減っているのが気がかりです。花の時期が終っても、秋の紅葉も美しい山です。 鳴神山は南北に長い尾根があり、南は吾妻山を通り、桐生市街まで続きます。鳴神山の山頂には眺めがよい桐生嶽と木々に囲まれた仁田嶽のふたつがあります。 細い舗装路の林道から、大滝登山口にある鳥居をくぐります。暗いスギ林の中を通り、沢沿いに少し荒れた林道部分もある山道を登っていきます。水場を過ぎて、大岩を乗り越え、岩がガラガラとして足場が悪い急斜面を、赤テープなどで登山道を確認しながら登ります。急な斜面を詰めていくと、また暗いスギ林になり、柵に囲まれて保護されているカッコソウの移植地が現れます。春になるとサクラソウ科の植物らしいピンク色の美しい花が見られるでしょう。さらに少し登り、鞍部に出ます。ここは広場のようになっており、鳴神神社と、最近作られた避難小屋があります。歴史を感じさせる狛犬の間を通り急坂を登り、分岐を右に行きさらに岩場を登ると、たくさんの石の祠がある鳴神山桐生嶽の山頂です。展望はすばらしく、遠く関東平野の向こうに富士山が見えることもあります。北側には足尾山地の山並みが見えます。 桐生嶽から岩場を分岐に戻り、尾根上を木に覆われて展望がなく小さな祠がある仁田嶽に向かいます。この先には南側の展望が開く展望地もあります。尾根を北に進み、急坂の尾根を下ります。左右は岩場で、切れ落ちる急斜面にはアカヤシオが多く、春にはピンク色のトンネルになります。斜面を降り、少し行ったところが椚田峠と呼ばれる十字路です。 椚田峠から、右に曲がり暗いスギ林を少し下ったところにも、カッコソウの保護地があり、春にはピンクの花が咲いています。ここからはスギやヒノキの植林地を単調に下ります。登山道は単調ですが、ヤマブキソウやフタバアオイ、ヒイラギソウなどの植物が生えて、目を楽しませてくれます。 しばらく下ると、沢には流れが出てきます。数回流れを渡りながら下っていくと、小さな道標があるコツナギ橋登山口に出ますので、細い舗装路を下っていくと大滝登山口に到着します。
    鳴神山は山頂からの展望もよく、登山コースも多く、花の名山でもあり、多くの登山者に愛されている山です。春の鳴神山は花登山になります。4月中旬にはナルカミスミレが咲き、その後アカヤシオが咲き始め、5月に入るとカッコソウも咲きます。しかし近年シカによる食害の影響が大きく、ヤマブキソウなどの花が数年前に比べると、大きく減っているのが気がかりです。花の時期が終っても、秋の紅葉も美しい山です。 鳴神山は南北に長い尾根があり、南は吾妻山を通り、桐生市街まで続きます。鳴神山の山頂には眺めがよい桐生嶽と木々に囲まれた仁田嶽のふたつがあります。 細い舗装路の林道から、大滝登山口にある鳥居をくぐります。暗いスギ林の中を通り、沢沿いに少し荒れた林道部分もある山道を登っていきます。水場を過ぎて、大岩を乗り越え、岩がガラガラとして足場が悪い急斜面を、赤テープなどで登山道を確認しながら登ります。急な斜面を詰めていくと、また暗いスギ林になり、柵に囲まれて保護されているカッコソウの移植地が現れます。春になるとサクラソウ科の植物らしいピンク色の美しい花が見られるでしょう。さらに少し登り、鞍部に出ます。ここは広場のようになっており、鳴神神社と、最近作られた避難小屋があります。歴史を感じさせる狛犬の間を通り急坂を登り、分岐を右に行きさらに岩場を登ると、たくさんの石の祠がある鳴神山桐生嶽の山頂です。展望はすばらしく、遠く関東平野の向こうに富士山が見えることもあります。北側には足尾山地の山並みが見えます。 桐生嶽から岩場を分岐に戻り、尾根上を木に覆われて展望がなく小さな祠がある仁田嶽に向かいます。この先には南側の展望が開く展望地もあります。尾根を北に進み、急坂の尾根を下ります。左右は岩場で、切れ落ちる急斜面にはアカヤシオが多く、春にはピンク色のトンネルになります。斜面を降り、少し行ったところが椚田峠と呼ばれる十字路です。 椚田峠から、右に曲がり暗いスギ林を少し下ったところにも、カッコソウの保護地があり、春にはピンクの花が咲いています。ここからはスギやヒノキの植林地を単調に下ります。登山道は単調ですが、ヤマブキソウやフタバアオイ、ヒイラギソウなどの植物が生えて、目を楽しませてくれます。 しばらく下ると、沢には流れが出てきます。数回流れを渡りながら下っていくと、小さな道標があるコツナギ橋登山口に出ますので、細い舗装路を下っていくと大滝登山口に到着します。
  • 両崖山から天狗山へ

    両崖山から天狗山へ

    東武伊勢崎線足利市駅からもJR足利駅からも歩くことができ、足利市駅からは歩く距離は長くなります。駅からのハイキングではありますが、岩場があったり、展望のよい場所があったり、コンパクトながらバラエティに富んだハイキングが楽しめます。関東平野の北端に位置する低山のため、関東平野の展望もよく、市街地に近いのになんとなく深山の雰囲気がある不思議な山です。 トウゴクミツバツツジやヤマツツジが咲く春、紅葉の秋から展望のよい冬がおすすめのシーズン。足利市には足利学校などの観光地があり、足利名物の和菓子古印最中がおいしくお土産に最適です。都心からは、東武鉄道の特急を利用すると便利です。 JR足利駅北口から広場を抜け中央通りを左へ向かいます。しばらく街中を歩くと、交差点の右奥に赤い欄干や鳥居がたくさんある織姫神社が見えてきます。きつい石段を上がり、織姫神社の拝殿へ。この先は織姫公園となり、いくつも分岐がありますが、数多くの道標があるので、「関東ふれあいの道」の「両崖山」の道標を確認しながら歩くとよいでしょう。岩場を越えて、アップダウンを繰り返しながら、トウゴクミツバツツジの多い尾根道を進むと、だんだん両崖山が近づいてきます。広い尾根上にある見晴らしテラスに出ると、急に視界が開け、足利の町や関東平野が広く見渡せます。ここからしばらく登り、東屋を見て、石段を登ると両崖山の山頂です。両崖山には神社がありタブノキの自生地もあります。展望はありません。 両崖山から天狗山に向かいます。尾根を歩くと、左側に紫山への分岐がありますので、ベンチがある小さなピークの紫山を往復してもよいでしょう。さらに鞍部まで下り、急峻な岩場をひと登りで天狗山の山頂です。山頂はベンチが置かれ、天狗の面が飾られ、木々の間からの関東平野などの眺めがよく、気持ちのよい山頂です。 山頂から先ほど登ってきたのとは反対側の尾根道を下ります。途中、富士見岩と呼ばれている展望地に立ち寄っていくのもよいでしょう。尾根はアップダウンがあり、ゴジラ岩と呼ばれている岩もあります。須永山、観音山と小さなピークを越え、子安観音を経て、常念寺に出てきます。ここから中央通りを行くと、織姫神社を横に見て、JR足利駅に到着します。
    東武伊勢崎線足利市駅からもJR足利駅からも歩くことができ、足利市駅からは歩く距離は長くなります。駅からのハイキングではありますが、岩場があったり、展望のよい場所があったり、コンパクトながらバラエティに富んだハイキングが楽しめます。関東平野の北端に位置する低山のため、関東平野の展望もよく、市街地に近いのになんとなく深山の雰囲気がある不思議な山です。 トウゴクミツバツツジやヤマツツジが咲く春、紅葉の秋から展望のよい冬がおすすめのシーズン。足利市には足利学校などの観光地があり、足利名物の和菓子古印最中がおいしくお土産に最適です。都心からは、東武鉄道の特急を利用すると便利です。 JR足利駅北口から広場を抜け中央通りを左へ向かいます。しばらく街中を歩くと、交差点の右奥に赤い欄干や鳥居がたくさんある織姫神社が見えてきます。きつい石段を上がり、織姫神社の拝殿へ。この先は織姫公園となり、いくつも分岐がありますが、数多くの道標があるので、「関東ふれあいの道」の「両崖山」の道標を確認しながら歩くとよいでしょう。岩場を越えて、アップダウンを繰り返しながら、トウゴクミツバツツジの多い尾根道を進むと、だんだん両崖山が近づいてきます。広い尾根上にある見晴らしテラスに出ると、急に視界が開け、足利の町や関東平野が広く見渡せます。ここからしばらく登り、東屋を見て、石段を登ると両崖山の山頂です。両崖山には神社がありタブノキの自生地もあります。展望はありません。 両崖山から天狗山に向かいます。尾根を歩くと、左側に紫山への分岐がありますので、ベンチがある小さなピークの紫山を往復してもよいでしょう。さらに鞍部まで下り、急峻な岩場をひと登りで天狗山の山頂です。山頂はベンチが置かれ、天狗の面が飾られ、木々の間からの関東平野などの眺めがよく、気持ちのよい山頂です。 山頂から先ほど登ってきたのとは反対側の尾根道を下ります。途中、富士見岩と呼ばれている展望地に立ち寄っていくのもよいでしょう。尾根はアップダウンがあり、ゴジラ岩と呼ばれている岩もあります。須永山、観音山と小さなピークを越え、子安観音を経て、常念寺に出てきます。ここから中央通りを行くと、織姫神社を横に見て、JR足利駅に到着します。
  • 太平山から晃石山へ

    太平山から晃石山へ

    栃木市街から西に5Kmほど離れた場所に位置する太平山は、関東平野の北側に位置します。里山らしい自然はもちろん、すばらしい展望、神社などの歴史があり、途中の茶屋にはおいしいものもあり、色々な楽しみが可能な低山です。ほぼ一年中歩くことができますが、花咲く春や紅葉の秋、展望がよい冬がおすすめです。夏でも風のある稜線は少し涼しいです。 太平山の南にはJR両毛線の大平下と東武日光線の新大平下のふたつの駅があり、少し離れていますが、どちらも起点になります。 駅がある平野部の田んぼから歩き始めて、山麓部のブドウ畑を抜け、客人神社の脇の石段を登り始めます。暗い森を抜けると車道に出て駐車場があり、関東平野の展望が広がります。 車道をしばらく登ると、謙信平の茶屋街に出ます。越後の戦国武将、上杉謙信がここからの眺めに感動したという伝説が残っています。たくさんの茶屋が立ち並んでいます。椅子もたくさんあるので、ちょっと休憩してもよいでしょう。「だんご、焼き鳥、玉子焼」が太平山の三大名物です。暑い夏でもここはたいてい涼しい風が吹いています。 石段を登っていくと、昔から多くの人に祀られ続けられている、太平山神社に到着します。拝殿に向かって右側にある、「奥宮(太平山入口)」の矢印に導かれて山道を登ります。左に奥宮に行く分岐がありますが、奥宮の先ですぐに元のコースに合流します。このまま少し登ると、富士浅間神社がある太平山の山頂です。山頂は神社前の広場になっており、ベンチもありますが、樹林に囲まれて展望はありません。 少し急なすべりやすい坂を下っていくと、左手に車道を見ながら歩きます。車道を渡って、無線中継所の脇を通り、ぐみの木峠に下ります。さらに少し登ると、関東平野の展望がすばらしい展望所に出ます。駒形石を見て、もう一息で晃石山です。山頂は木々に囲まれていますが、北側の日光方面の展望があります。 山頂から急坂を下り晃石神社へ。山腹から谷を下っていくと、左手にパラグライダーのモノレールがあります。舗装された林道に出るので、ここを左へいくと、左にため池があります。車道を渡り左に少し行くと未舗装の林道があるので、その道に入ります。やがて車道に出て、しばらく歩くとJR大平下駅です。東武日光線新大平下駅まではさらに10分ほど歩きます。
    栃木市街から西に5Kmほど離れた場所に位置する太平山は、関東平野の北側に位置します。里山らしい自然はもちろん、すばらしい展望、神社などの歴史があり、途中の茶屋にはおいしいものもあり、色々な楽しみが可能な低山です。ほぼ一年中歩くことができますが、花咲く春や紅葉の秋、展望がよい冬がおすすめです。夏でも風のある稜線は少し涼しいです。 太平山の南にはJR両毛線の大平下と東武日光線の新大平下のふたつの駅があり、少し離れていますが、どちらも起点になります。 駅がある平野部の田んぼから歩き始めて、山麓部のブドウ畑を抜け、客人神社の脇の石段を登り始めます。暗い森を抜けると車道に出て駐車場があり、関東平野の展望が広がります。 車道をしばらく登ると、謙信平の茶屋街に出ます。越後の戦国武将、上杉謙信がここからの眺めに感動したという伝説が残っています。たくさんの茶屋が立ち並んでいます。椅子もたくさんあるので、ちょっと休憩してもよいでしょう。「だんご、焼き鳥、玉子焼」が太平山の三大名物です。暑い夏でもここはたいてい涼しい風が吹いています。 石段を登っていくと、昔から多くの人に祀られ続けられている、太平山神社に到着します。拝殿に向かって右側にある、「奥宮(太平山入口)」の矢印に導かれて山道を登ります。左に奥宮に行く分岐がありますが、奥宮の先ですぐに元のコースに合流します。このまま少し登ると、富士浅間神社がある太平山の山頂です。山頂は神社前の広場になっており、ベンチもありますが、樹林に囲まれて展望はありません。 少し急なすべりやすい坂を下っていくと、左手に車道を見ながら歩きます。車道を渡って、無線中継所の脇を通り、ぐみの木峠に下ります。さらに少し登ると、関東平野の展望がすばらしい展望所に出ます。駒形石を見て、もう一息で晃石山です。山頂は木々に囲まれていますが、北側の日光方面の展望があります。 山頂から急坂を下り晃石神社へ。山腹から谷を下っていくと、左手にパラグライダーのモノレールがあります。舗装された林道に出るので、ここを左へいくと、左にため池があります。車道を渡り左に少し行くと未舗装の林道があるので、その道に入ります。やがて車道に出て、しばらく歩くとJR大平下駅です。東武日光線新大平下駅まではさらに10分ほど歩きます。
  • 温見峠から能郷白山へ

    温見峠から能郷白山へ

    白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。
    白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。
  • 小原から赤兎山へ

    小原から赤兎山へ

    起点の小原登山口(林道終点)へは、マイカーの利用が現実的です。小原集落の先にゲートがあり、通行は6月上旬から11月中旬の午前7時から午後5時までとなっています。また、自然保護協力金が必要です(一人400円)。ゲートから車で30分ほどの登山口駐車場(80~100台)には、水と簡易トイレもあります。 登山口からの山道は、平安時代に開かれたとされる越前禅定道で、沢沿いの緩い登りで福井・石川県境の小原峠に着きます。十字路を直進した所には石仏があり、白山が望めます。峠からブナ林の急な尾根を登ります。大舟山・経ヶ岳への分岐からは傾斜も緩くなり、赤兎山に達します。眺めは一級ながら、大半の登山者の行き先は赤兎平。ニッコウキスゲやイワイチョウ(6月下旬~7月上旬)などが咲く赤池湿原や避難小屋の先からの白山展望がこの山の最たる魅力でしょう。帰りは往路を下ります。 なお、鳩ヶ湯温泉や三ツ谷・杉峠からの道は、距離が長く、整備が不十分な年や区間もあるなど健脚・経験者向きです。
    起点の小原登山口(林道終点)へは、マイカーの利用が現実的です。小原集落の先にゲートがあり、通行は6月上旬から11月中旬の午前7時から午後5時までとなっています。また、自然保護協力金が必要です(一人400円)。ゲートから車で30分ほどの登山口駐車場(80~100台)には、水と簡易トイレもあります。 登山口からの山道は、平安時代に開かれたとされる越前禅定道で、沢沿いの緩い登りで福井・石川県境の小原峠に着きます。十字路を直進した所には石仏があり、白山が望めます。峠からブナ林の急な尾根を登ります。大舟山・経ヶ岳への分岐からは傾斜も緩くなり、赤兎山に達します。眺めは一級ながら、大半の登山者の行き先は赤兎平。ニッコウキスゲやイワイチョウ(6月下旬~7月上旬)などが咲く赤池湿原や避難小屋の先からの白山展望がこの山の最たる魅力でしょう。帰りは往路を下ります。 なお、鳩ヶ湯温泉や三ツ谷・杉峠からの道は、距離が長く、整備が不十分な年や区間もあるなど健脚・経験者向きです。
  • 小原から大長山へ

    小原から大長山へ

    大長山は、赤兎山に比べて距離が長く、道の状態からも難易度はやや高いです。両山を一度に登る場合は、相応の体力や小原林道のゲート閉門時間にも配慮が必要です。 小原登山口から小原峠までは小原から赤兎山へ(コースガイド)を参照して下さい。峠の十字路を左(北)に進みます。 ブナ林の中、刈安山を越え、さらにアップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。右手には白山が見え隠れし、ゴゼンタチバナやイワカガミなどの花も見られる気分爽快な道ですが、山頂近くの急な岩場(ロープあり)は、とくに下山時に要注意です。大長山山頂からの眺めは、赤兎山に勝るとも劣らずで、白山が大きく見え、遠く御嶽山なども望まれます。一帯はニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く草原になっており、7月上旬あたりが見頃です。帰りは往路を下ります。 なお、石川県側の三ッ谷からの作業道及び登山道は荒廃気味です。
    大長山は、赤兎山に比べて距離が長く、道の状態からも難易度はやや高いです。両山を一度に登る場合は、相応の体力や小原林道のゲート閉門時間にも配慮が必要です。 小原登山口から小原峠までは小原から赤兎山へ(コースガイド)を参照して下さい。峠の十字路を左(北)に進みます。 ブナ林の中、刈安山を越え、さらにアップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。右手には白山が見え隠れし、ゴゼンタチバナやイワカガミなどの花も見られる気分爽快な道ですが、山頂近くの急な岩場(ロープあり)は、とくに下山時に要注意です。大長山山頂からの眺めは、赤兎山に勝るとも劣らずで、白山が大きく見え、遠く御嶽山なども望まれます。一帯はニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く草原になっており、7月上旬あたりが見頃です。帰りは往路を下ります。 なお、石川県側の三ッ谷からの作業道及び登山道は荒廃気味です。
  • 関宮 福定親水公園から氷ノ山

    関宮 福定親水公園から氷ノ山

    氷ノ山登山で最も登られているポピュラーなコースである関宮側の登山道は、学校登山でも利用される安全なコースです。晴天時は歩きやすいですが、山頂一帯では荒天時や霧の際に方向を間違える危険があるため、十分な注意が必要です。 ここでは、福定親水公園から氷ノ山に登り、東尾根を下山するコースをご紹介します。入山口と下山口が同じため、マイカーでの登山にも便利です。尾根に出ると縦走コースとなり、氷ノ山の大きさを実感できます。天候に恵まれれば、1等三角点のある山頂からの展望は素晴らしいものとなるでしょう。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、氷ノ山鉢伏口で下車します。ここが親水公園の登山口です。登山コースは日帰り可能ですが、余裕を持って前夜に登山口近くの福定で民宿に宿泊するのもよいでしょう。スキーや林間学校でも知られる地域のため、民宿の数も多く、山ならではの名物料理を楽しめる宿もあります。 氷ノ山鉢伏口から氷ノ山国際スキー場に続く林道を登ると、親水公園に到着します。ここには駐車場、水場、トイレ、登山届ポストがありますが、2025年度は改修工事のため、水道は使用できません(トイレは冬期閉鎖)。マイカーで登山する場合、2台あれば1台を下山口の東尾根登山口に回送しておくと便利です。また、登山者によっては東尾根から登る方が歩きやすいという意見もあります。 登山口では、氷ノ山を愛した神戸の登山家・多田繁次のケルンに一礼し、登山道に入ります。途中、八木川沿いの道や林の中の自然歩道を進むと、布滝へ行くことができます。布滝は高さ65mの美しい滝で、そこから山腹に付けられた登山道をたどります。不動滝を見ながら進み、地蔵堂を過ぎると道は平坦になり、単独行で知られる加藤文太郎が泊まったお堂があります。この地蔵堂は、古くから氷ノ山越えをする旅人の休憩場所でした。 樹林の美しいトレイルを登ると氷ノ山越に到着します。ここには石地蔵と避難小屋があります。左に折れ、なだらかな尾根道を山頂へ向かいます。この道は明るく開けており、気持ちの良い登山道です。コシキ岩を過ぎると、避難小屋と展望台がある氷ノ山山頂に到着します。なお、2024年に展望台付近にトイレが新設されましたが、冬期は閉鎖されます。 下山は、古生沼、古千本、千本スギなどの原生林を経て神大ヒュッテへ進み、ここから左に折れて東尾根を下ります。春にはドウダンツツジの群落が見られ、美しい景色を楽しめます。東尾根避難小屋で左に折れると、親水公園に続く東尾根登山口の林道に出ます。ここにはトイレや水道が整備されており、登山の締めくくりとして利用できます。
    氷ノ山登山で最も登られているポピュラーなコースである関宮側の登山道は、学校登山でも利用される安全なコースです。晴天時は歩きやすいですが、山頂一帯では荒天時や霧の際に方向を間違える危険があるため、十分な注意が必要です。 ここでは、福定親水公園から氷ノ山に登り、東尾根を下山するコースをご紹介します。入山口と下山口が同じため、マイカーでの登山にも便利です。尾根に出ると縦走コースとなり、氷ノ山の大きさを実感できます。天候に恵まれれば、1等三角点のある山頂からの展望は素晴らしいものとなるでしょう。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、氷ノ山鉢伏口で下車します。ここが親水公園の登山口です。登山コースは日帰り可能ですが、余裕を持って前夜に登山口近くの福定で民宿に宿泊するのもよいでしょう。スキーや林間学校でも知られる地域のため、民宿の数も多く、山ならではの名物料理を楽しめる宿もあります。 氷ノ山鉢伏口から氷ノ山国際スキー場に続く林道を登ると、親水公園に到着します。ここには駐車場、水場、トイレ、登山届ポストがありますが、2025年度は改修工事のため、水道は使用できません(トイレは冬期閉鎖)。マイカーで登山する場合、2台あれば1台を下山口の東尾根登山口に回送しておくと便利です。また、登山者によっては東尾根から登る方が歩きやすいという意見もあります。 登山口では、氷ノ山を愛した神戸の登山家・多田繁次のケルンに一礼し、登山道に入ります。途中、八木川沿いの道や林の中の自然歩道を進むと、布滝へ行くことができます。布滝は高さ65mの美しい滝で、そこから山腹に付けられた登山道をたどります。不動滝を見ながら進み、地蔵堂を過ぎると道は平坦になり、単独行で知られる加藤文太郎が泊まったお堂があります。この地蔵堂は、古くから氷ノ山越えをする旅人の休憩場所でした。 樹林の美しいトレイルを登ると氷ノ山越に到着します。ここには石地蔵と避難小屋があります。左に折れ、なだらかな尾根道を山頂へ向かいます。この道は明るく開けており、気持ちの良い登山道です。コシキ岩を過ぎると、避難小屋と展望台がある氷ノ山山頂に到着します。なお、2024年に展望台付近にトイレが新設されましたが、冬期は閉鎖されます。 下山は、古生沼、古千本、千本スギなどの原生林を経て神大ヒュッテへ進み、ここから左に折れて東尾根を下ります。春にはドウダンツツジの群落が見られ、美しい景色を楽しめます。東尾根避難小屋で左に折れると、親水公園に続く東尾根登山口の林道に出ます。ここにはトイレや水道が整備されており、登山の締めくくりとして利用できます。
  • 関宮 大久保からハチ高原・鉢伏山

    関宮 大久保からハチ高原・鉢伏山

    登山と高原歩きを満喫できるパノラマコースとして人気のあるハチ高原・鉢伏山は、天候に恵まれれば登山経験のない方でも歩くことができるでしょう。学校登山でもよく利用されるコースです。ここでは、学校登山などで歩かれている鉢伏山の周遊コースではなく、ハチ高原の西端から高原をまるごと歩いて鉢伏山に登る、大パノラマコースをご案内します。多少の歩きごたえがある、充実したコースです。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、終点の鉢伏で下車します。マイカー利用の場合は、大久保周辺の駐車場を利用するとよいでしょう。バスを降りたら、左手の民宿街の坂を登ります。福屋別館を過ぎ、集落を抜けるとすぐに分岐があります。ここで左の沢沿いの道へ進み、橋を渡ってさらに沢沿いをたどります。沢が左へ曲がる地点で沢から離れ、右の斜面に続く道に入ります。この道は、地元の植林管理道で、標高1,019mの鞍部まで続いています。 道中は、ササが繁る道から杉林の急登へと変わります。特に降雨後は滑りやすいため、慎重に歩き、スローペースを心がけましょう。この区間が全行程のなかで最もきつい部分です。標高900m付近まで登ると、視界が開けた草原に出ます。ここからは、これから歩くなだらかな稜線を見渡すことができ、新緑の季節や晩秋の頃に訪れるのがおすすめです。 標高1,019mの鞍部に到着すると、左手には氷ノ山、右手には鉢伏山が広がります。ここから高丸山に向かい、なだらかな道を進みます。左手には、青ヶ丸、中ノ丸、仏ノ尾など北但馬の山々を望むことができます。高丸山を越えると、鉢伏山への登りが始まります。傾斜がきつい登りですが、山頂に到着すると、振り返ったときに見える氷ノ山の姿が印象的です。 下山は、南隣のピークを巻くようにして下り、林道を通ってハチ高原へと向かいます。ハチ高原交流促進センターから農道を下ると大久保の集落に出ることができ、鉢伏バス停へと戻ります。
    登山と高原歩きを満喫できるパノラマコースとして人気のあるハチ高原・鉢伏山は、天候に恵まれれば登山経験のない方でも歩くことができるでしょう。学校登山でもよく利用されるコースです。ここでは、学校登山などで歩かれている鉢伏山の周遊コースではなく、ハチ高原の西端から高原をまるごと歩いて鉢伏山に登る、大パノラマコースをご案内します。多少の歩きごたえがある、充実したコースです。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、終点の鉢伏で下車します。マイカー利用の場合は、大久保周辺の駐車場を利用するとよいでしょう。バスを降りたら、左手の民宿街の坂を登ります。福屋別館を過ぎ、集落を抜けるとすぐに分岐があります。ここで左の沢沿いの道へ進み、橋を渡ってさらに沢沿いをたどります。沢が左へ曲がる地点で沢から離れ、右の斜面に続く道に入ります。この道は、地元の植林管理道で、標高1,019mの鞍部まで続いています。 道中は、ササが繁る道から杉林の急登へと変わります。特に降雨後は滑りやすいため、慎重に歩き、スローペースを心がけましょう。この区間が全行程のなかで最もきつい部分です。標高900m付近まで登ると、視界が開けた草原に出ます。ここからは、これから歩くなだらかな稜線を見渡すことができ、新緑の季節や晩秋の頃に訪れるのがおすすめです。 標高1,019mの鞍部に到着すると、左手には氷ノ山、右手には鉢伏山が広がります。ここから高丸山に向かい、なだらかな道を進みます。左手には、青ヶ丸、中ノ丸、仏ノ尾など北但馬の山々を望むことができます。高丸山を越えると、鉢伏山への登りが始まります。傾斜がきつい登りですが、山頂に到着すると、振り返ったときに見える氷ノ山の姿が印象的です。 下山は、南隣のピークを巻くようにして下り、林道を通ってハチ高原へと向かいます。ハチ高原交流促進センターから農道を下ると大久保の集落に出ることができ、鉢伏バス停へと戻ります。
  • 村岡 木の殿堂から瀞川山

    • 1時間50分

    村岡 木の殿堂から瀞川山

    • 1時間50分
    鉢伏山から野間峠を越えると瀞川山があります。瀞川山は地味な山であり、林道がすぐ近くを通っているため、登山の対象として考える人は少ないかもしれません。しかし、この周辺の山を登り尽くすと、気になる存在となるでしょう。山頂からは氷ノ山や妙見山、蘇武岳を望むことができる、眺望の良いポイントです。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、福岡ハチ北口で下車します。登山口となる木の殿堂までは徒歩で約1時間かかりますが、マイカーの場合は、木の殿堂下のグラウンドの駐車場を利用すると便利です。木の殿堂は、世界の木の文化を学べるミュージアムで、工作室では組木教室(要問い合わせ)も開催されています。建物は杉の集成材を使用した世界最大級の建築物で、安藤忠雄氏の設計によるものです。たじま高原植物園とともに、ナチュラリストに人気のスポットとなっています。 木の殿堂周辺には散策コースがいくつか整備されていますが、ここでは道標に従い、十石山を目指します。30分ほど歩くと標高870mの十石山に到着します。登山道の途中にある小さな平地から振り返ると、蘇武岳や但馬妙見山の稜線が大きく広がる景色を楽しめます。十石山から瀞川林道へ出て、林道をそのまま進みます。途中、林道脇にトイレが設置されており、その先で左に入る道があります。この道を登ると、手作りの標柱が建つ川山に到着します。ここからは、鉢伏山、氷ノ山、蘇武岳、妙見山と、但馬の名山が並ぶ見事な展望を楽しめます。 下山は、往路を戻るのが一般的ですが、林道(但馬アルペンロード)を西へ進み、野間峠を経由してハチ北スキー場を下り、ハチ北へ向かうルートを選ぶこともできます。
    鉢伏山から野間峠を越えると瀞川山があります。瀞川山は地味な山であり、林道がすぐ近くを通っているため、登山の対象として考える人は少ないかもしれません。しかし、この周辺の山を登り尽くすと、気になる存在となるでしょう。山頂からは氷ノ山や妙見山、蘇武岳を望むことができる、眺望の良いポイントです。 アクセスは、八鹿駅から全但バスに乗り、福岡ハチ北口で下車します。登山口となる木の殿堂までは徒歩で約1時間かかりますが、マイカーの場合は、木の殿堂下のグラウンドの駐車場を利用すると便利です。木の殿堂は、世界の木の文化を学べるミュージアムで、工作室では組木教室(要問い合わせ)も開催されています。建物は杉の集成材を使用した世界最大級の建築物で、安藤忠雄氏の設計によるものです。たじま高原植物園とともに、ナチュラリストに人気のスポットとなっています。 木の殿堂周辺には散策コースがいくつか整備されていますが、ここでは道標に従い、十石山を目指します。30分ほど歩くと標高870mの十石山に到着します。登山道の途中にある小さな平地から振り返ると、蘇武岳や但馬妙見山の稜線が大きく広がる景色を楽しめます。十石山から瀞川林道へ出て、林道をそのまま進みます。途中、林道脇にトイレが設置されており、その先で左に入る道があります。この道を登ると、手作りの標柱が建つ川山に到着します。ここからは、鉢伏山、氷ノ山、蘇武岳、妙見山と、但馬の名山が並ぶ見事な展望を楽しめます。 下山は、往路を戻るのが一般的ですが、林道(但馬アルペンロード)を西へ進み、野間峠を経由してハチ北スキー場を下り、ハチ北へ向かうルートを選ぶこともできます。
  • 若杉高原おおやスキー場から藤無山

    若杉高原おおやスキー場から藤無山

    播但国境にある藤無山は、かつては明瞭な登山道がないヤブ山として登山マニアに人気の山でした。しかし、登山口となる若杉高原おおやスキー場に立ち寄り温泉ができたことで、訪れる登山者が増えています。現在は、マイカー登山向きの山として人気があります。 アクセスは、姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで原へ向かいます。原から宍粟市内公共交通バス(神姫バス)に乗り換え、道谷で下車します。また、原からおおやスキー場までは、上野タクシーを利用すると、約8,500円程度で行くことができます。バスやタクシーの運行状況については、事前に確認しておくと安心です。 道谷の集落を抜け、舗装路を約40分歩くと若杉峠に到着し、そこから大屋へ入るとすぐに若杉高原おおやスキー場があります。スキー場周辺には、若杉高原温泉やロッジふじなしがあり、マイカーの場合はここに駐車可能です。 登山は、レストランを兼ねたロッジふじなしからスタートします。残雪期であればスキーリフトを利用して尾根まで登ることができます。無積雪期には、スキー場の上部まで延びる林道を利用して登るのもよいでしょう。スキー場の上部から右へ進むと、雑木林の中に登山道が続いており、992m峰の尾根に向かいます。最初は緩やかな道ですが、尾根の手前で左に折れるあたりから、杉と檜の植林帯に入り、少し歩きにくくなります。その後、小さな鞍部へと下り、そこから登り返していくと、15分ほどで視界の開けた小さなピークに到着します。ここから、これから登る藤無山の稜線を望むことができます。 小さなピークからは、尾根沿いの快適な山歩きが続きます。西側の展望がよく、三久安山や音水湖の引原川の向こうには、三室山と思われる山が見えます。ピークを3つほど越えると藤無山の山頂に到着します。山頂には2等三角点がありますが、展望はあまり良くありません。ただし、少し北に進んだ岩場に立つと、氷ノ山、鉢伏山、妙見山などの山々を見渡せる絶景が広がります。現在もヤブ山の雰囲気は残っていますが、この静かな景色を楽しむ登山者は多く訪れています。 下山は往路を戻るルートが一般的です。また、若杉から大屋経由の全但バスを利用すると、八鹿駅へ出ることができます。さらに、宍粟市一宮町公文からも登山道が整備されており、こちらから登ることも可能です。
    播但国境にある藤無山は、かつては明瞭な登山道がないヤブ山として登山マニアに人気の山でした。しかし、登山口となる若杉高原おおやスキー場に立ち寄り温泉ができたことで、訪れる登山者が増えています。現在は、マイカー登山向きの山として人気があります。 アクセスは、姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで原へ向かいます。原から宍粟市内公共交通バス(神姫バス)に乗り換え、道谷で下車します。また、原からおおやスキー場までは、上野タクシーを利用すると、約8,500円程度で行くことができます。バスやタクシーの運行状況については、事前に確認しておくと安心です。 道谷の集落を抜け、舗装路を約40分歩くと若杉峠に到着し、そこから大屋へ入るとすぐに若杉高原おおやスキー場があります。スキー場周辺には、若杉高原温泉やロッジふじなしがあり、マイカーの場合はここに駐車可能です。 登山は、レストランを兼ねたロッジふじなしからスタートします。残雪期であればスキーリフトを利用して尾根まで登ることができます。無積雪期には、スキー場の上部まで延びる林道を利用して登るのもよいでしょう。スキー場の上部から右へ進むと、雑木林の中に登山道が続いており、992m峰の尾根に向かいます。最初は緩やかな道ですが、尾根の手前で左に折れるあたりから、杉と檜の植林帯に入り、少し歩きにくくなります。その後、小さな鞍部へと下り、そこから登り返していくと、15分ほどで視界の開けた小さなピークに到着します。ここから、これから登る藤無山の稜線を望むことができます。 小さなピークからは、尾根沿いの快適な山歩きが続きます。西側の展望がよく、三久安山や音水湖の引原川の向こうには、三室山と思われる山が見えます。ピークを3つほど越えると藤無山の山頂に到着します。山頂には2等三角点がありますが、展望はあまり良くありません。ただし、少し北に進んだ岩場に立つと、氷ノ山、鉢伏山、妙見山などの山々を見渡せる絶景が広がります。現在もヤブ山の雰囲気は残っていますが、この静かな景色を楽しむ登山者は多く訪れています。 下山は往路を戻るルートが一般的です。また、若杉から大屋経由の全但バスを利用すると、八鹿駅へ出ることができます。さらに、宍粟市一宮町公文からも登山道が整備されており、こちらから登ることも可能です。
  • 日高 神鍋高原と神鍋山

    日高 神鍋高原と神鍋山

    神鍋山は、約2万2000年前に噴火した火山です。古くは関西のスキー場のメッカとして人気がありました。神鍋地域の観光産業といえば、かつてはスキーが中心でしたが、1980年代からは時代のレジャー志向の変化とともに、オールシーズン対応のレクリエーションエリアとして発展を遂げています。現在でいう「リゾート」として、古くからこの地域が持つ自然や風土を活かし、都会の人々のニーズに応えています。 ここでは、神鍋山ハイキングと周辺の見どころを楽しむプランをご紹介します。小さなお子様連れのご家族、カップル、またはどこかの山に登った後の余力で訪れるのにも適しています。この山域の魅力のひとつをぜひ体験してみてください。マイカーでもバスでもアクセスしやすく、前夜泊をすればさらにゆっくり楽しめます。 アクセスは、江原駅から全但バスを利用し、神鍋温泉「ゆとろぎ前」で下車します。道の駅「神鍋高原」から「ゆとろぎ」の入口を通り過ぎ、スキーゲレンデ第1リフトの左側にある神鍋山の遊歩道を登ると、展望台に到着します。この展望台は火口の縁に位置しており、火口を一周する遊歩道が整備されています。噴火口は直径250メートルのすり鉢状で、底まで草で覆われています。火口へ下りる道もあり、新緑の頃や晩秋の時期には特に美しい景色を楽しめます。 遊歩道は右回りでも左回りでも周ることができ、「神鍋発祥の碑」を見学した後は、来た道を戻るか、ゲレンデの端を下るルートを選ぶことができます。 次に、栗栖野(くるすの)にある風穴を訪れてみましょう。この風穴は神鍋山の火山活動によってできたもので、年間を通じて気温が8度に保たれています。夏でもひんやりとしており、天然のクーラーのような涼しさを体験できます。 さらに余力があれば、稲葉にある神鍋渓谷へ足を延ばすのもおすすめです。マイカーならすぐに行けますが、バスを利用する場合は事前に運行時刻を確認しておくとよいでしょう。神鍋渓谷にはトチの木が多く、一ツ滝、二ツ滝といった滝が点在しており、気軽に楽しめる散策コースとなっています。 神鍋山周辺は、ハイキングや自然散策、温泉など多彩な楽しみ方ができるエリアです。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
    神鍋山は、約2万2000年前に噴火した火山です。古くは関西のスキー場のメッカとして人気がありました。神鍋地域の観光産業といえば、かつてはスキーが中心でしたが、1980年代からは時代のレジャー志向の変化とともに、オールシーズン対応のレクリエーションエリアとして発展を遂げています。現在でいう「リゾート」として、古くからこの地域が持つ自然や風土を活かし、都会の人々のニーズに応えています。 ここでは、神鍋山ハイキングと周辺の見どころを楽しむプランをご紹介します。小さなお子様連れのご家族、カップル、またはどこかの山に登った後の余力で訪れるのにも適しています。この山域の魅力のひとつをぜひ体験してみてください。マイカーでもバスでもアクセスしやすく、前夜泊をすればさらにゆっくり楽しめます。 アクセスは、江原駅から全但バスを利用し、神鍋温泉「ゆとろぎ前」で下車します。道の駅「神鍋高原」から「ゆとろぎ」の入口を通り過ぎ、スキーゲレンデ第1リフトの左側にある神鍋山の遊歩道を登ると、展望台に到着します。この展望台は火口の縁に位置しており、火口を一周する遊歩道が整備されています。噴火口は直径250メートルのすり鉢状で、底まで草で覆われています。火口へ下りる道もあり、新緑の頃や晩秋の時期には特に美しい景色を楽しめます。 遊歩道は右回りでも左回りでも周ることができ、「神鍋発祥の碑」を見学した後は、来た道を戻るか、ゲレンデの端を下るルートを選ぶことができます。 次に、栗栖野(くるすの)にある風穴を訪れてみましょう。この風穴は神鍋山の火山活動によってできたもので、年間を通じて気温が8度に保たれています。夏でもひんやりとしており、天然のクーラーのような涼しさを体験できます。 さらに余力があれば、稲葉にある神鍋渓谷へ足を延ばすのもおすすめです。マイカーならすぐに行けますが、バスを利用する場合は事前に運行時刻を確認しておくとよいでしょう。神鍋渓谷にはトチの木が多く、一ツ滝、二ツ滝といった滝が点在しており、気軽に楽しめる散策コースとなっています。 神鍋山周辺は、ハイキングや自然散策、温泉など多彩な楽しみ方ができるエリアです。ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか。
  • 八鹿 大ナルから妙見山

    八鹿 大ナルから妙見山

    但馬中央山脈にある蘇武岳の南に位置する妙見山は、近年、花の山として知られるようになりました。中腹には名草神社があり、江戸時代までは妙見社と呼ばれ、西国や中国地方一帯の人々から広く信仰を集めていました。しかし、明治維新後の神仏分離により、妙見尊は山麓へと移され、代わりに日光院が建立されました。現在も、日光院は平安時代から続く信仰を受け継いでいます。 近年はマイカー登山の普及により登山者が増えていますが、妙見山は自然林や季節の花々を楽しめるだけでなく、信仰の山としての歴史を持つ山でもあります。そのため、歩いて登ることで、信仰の山としての雰囲気を感じながら登山するのもよいでしょう。ここでは、マイカー利用の便も考慮しつつ、日光院のある石原から徒歩で妙見山を目指すコースをご紹介します。 八鹿駅から全但バスに乗り、終点の石原で下車します。ここから、大ナル登山口までは約1時間30分の林道歩きとなります。八鹿駅から人数がそろえば、タクシーを利用して登山口まで向かうことも可能で、料金はおよそ8,000円です。日光院には「妙見山資料室宝物館」があり、妙見山で発見された化石などが展示されています。この地域の古い地層からは、植物や貝の化石が出土することもあるそうです。また、地元では「但馬七福弁財天霊場」として信仰され、多くの人が訪れます。 林道を登っていくと、妙見キャンプ場跡への分岐点に到着します。ここが大ナルの登山口で、左へ折れると駐車場があります。マイカーを利用する場合は、この駐車場か、名草神社の駐車場に駐車するとよいでしょう。登山は、妙見キャンプ場跡から「植物歳時記の道」と呼ばれる登山道を進みます。大ナルからは急坂が続きますが、天然杉やブナ、ミズナラなどの美しい樹木が登山者を楽しませてくれます。妙見山から派生する東の尾根を登ると、妙見山の山頂に到着します。山頂からの展望は、北側に蘇武岳や三川山を望むことができます。 下山は、山頂から北へ向かい、「妙見新道」を下ります。このルートはブナの多いなだらかな尾根道となっており、快適な山歩きを楽しむことができます。尾根を下っていくと、妙見峠に到着します。ここでは、左側から村岡作山方面からの旧妙見参道が合流しています。峠からは右へ進み、「スギ自然歩道」と名付けられた旧参道を通って名草神社へと下ります。この道には、一丁ごとに地蔵が並んでおり、古くからの信仰の厚さを感じることができます。 名草神社には、樹齢1,500年といわれる妙見大杉の根株があります。境内は杉の木々に囲まれ、静寂な雰囲気が漂っています。また、境内には国指定重要文化財に指定されている朱塗りの三重塔があり、これは出雲大社に杉を提供した見返りとして贈られたものと伝えられています。この三重塔は、約300年以上前に建てられた貴重な建造物です。 最後に林道へと出て、そのまま石原へ戻ります。妙見山は、信仰の歴史と自然の魅力を兼ね備えた山であり、四季折々の花や木々を楽しみながら歩くのに最適なコースとなっています。
    但馬中央山脈にある蘇武岳の南に位置する妙見山は、近年、花の山として知られるようになりました。中腹には名草神社があり、江戸時代までは妙見社と呼ばれ、西国や中国地方一帯の人々から広く信仰を集めていました。しかし、明治維新後の神仏分離により、妙見尊は山麓へと移され、代わりに日光院が建立されました。現在も、日光院は平安時代から続く信仰を受け継いでいます。 近年はマイカー登山の普及により登山者が増えていますが、妙見山は自然林や季節の花々を楽しめるだけでなく、信仰の山としての歴史を持つ山でもあります。そのため、歩いて登ることで、信仰の山としての雰囲気を感じながら登山するのもよいでしょう。ここでは、マイカー利用の便も考慮しつつ、日光院のある石原から徒歩で妙見山を目指すコースをご紹介します。 八鹿駅から全但バスに乗り、終点の石原で下車します。ここから、大ナル登山口までは約1時間30分の林道歩きとなります。八鹿駅から人数がそろえば、タクシーを利用して登山口まで向かうことも可能で、料金はおよそ8,000円です。日光院には「妙見山資料室宝物館」があり、妙見山で発見された化石などが展示されています。この地域の古い地層からは、植物や貝の化石が出土することもあるそうです。また、地元では「但馬七福弁財天霊場」として信仰され、多くの人が訪れます。 林道を登っていくと、妙見キャンプ場跡への分岐点に到着します。ここが大ナルの登山口で、左へ折れると駐車場があります。マイカーを利用する場合は、この駐車場か、名草神社の駐車場に駐車するとよいでしょう。登山は、妙見キャンプ場跡から「植物歳時記の道」と呼ばれる登山道を進みます。大ナルからは急坂が続きますが、天然杉やブナ、ミズナラなどの美しい樹木が登山者を楽しませてくれます。妙見山から派生する東の尾根を登ると、妙見山の山頂に到着します。山頂からの展望は、北側に蘇武岳や三川山を望むことができます。 下山は、山頂から北へ向かい、「妙見新道」を下ります。このルートはブナの多いなだらかな尾根道となっており、快適な山歩きを楽しむことができます。尾根を下っていくと、妙見峠に到着します。ここでは、左側から村岡作山方面からの旧妙見参道が合流しています。峠からは右へ進み、「スギ自然歩道」と名付けられた旧参道を通って名草神社へと下ります。この道には、一丁ごとに地蔵が並んでおり、古くからの信仰の厚さを感じることができます。 名草神社には、樹齢1,500年といわれる妙見大杉の根株があります。境内は杉の木々に囲まれ、静寂な雰囲気が漂っています。また、境内には国指定重要文化財に指定されている朱塗りの三重塔があり、これは出雲大社に杉を提供した見返りとして贈られたものと伝えられています。この三重塔は、約300年以上前に建てられた貴重な建造物です。 最後に林道へと出て、そのまま石原へ戻ります。妙見山は、信仰の歴史と自然の魅力を兼ね備えた山であり、四季折々の花や木々を楽しみながら歩くのに最適なコースとなっています。
  • 香住 三川権現から三川山

    香住 三川権現から三川山

    三川山は、妙見山から続く但馬中央山脈の北端に位置しています。日本海に近い香美町香住の山であり、シャクナゲの咲く山として人気があります。登山コースとしては、香住側の三川権現から登るルートが一般的で、尾根道には「シャクナゲコース」と「奥ノ院コース」の2つのコースがあり、周回することが可能です。ただし、途中で木が茂っている場所や道幅が狭くなるところがあるため、注意が必要です。マイカー登山の場合は周回コースが便利ですが、バスを利用する場合はアプローチが長くなるため、香住から登り、豊岡市日高町(神鍋)へ下る登山者もいます。 香住駅からは香美町民バス奥佐津線を利用し、三川で下車します。このバスは平日のみ運行で、事前予約が必要です。問い合わせは全但タクシー豊岡営業所へ行うとよいでしょう。バスは佐津駅前を経由します。また、人数がそろう場合は、香住駅からタクシーを利用することも可能で、料金はおよそ7,500円程度です。マイカーの場合は、三川権現社前の駐車場を利用できます。なお、三川権現社では5月3日に大祭が行われます。 登山は、権現社から奥へ進み、砂防堰堤の右手を階段で越えると、2つの登山コースの分岐点に到着します。左が「シャクナゲコース」、右が「奥ノ院コース」となっており、どちらも急な登りが続きますが、特に奥ノ院コースはきつい登りとなっています。ここでは、左のシャクナゲコースを登るルートを紹介します。 登山口の標高は約200mで、100mごとに道標が設置されていますが、それがかえって長く感じるかもしれません。林の中を進んでいくと、4月下旬から5月上旬にかけて、尾根の中間地点あたりで紅色のシャクナゲの花が登山者を迎えてくれます。古木も多く、標高が上がるにつれて大きな花が増えていく一方で、振り返ると三川の集落を見下ろすことができます。 やがてブナ林が広がり、杉林が目立つようになるころには、無線中継所が見えてきます。その先に続く尾根を右へ折れると、三川山の山頂に到着します。山頂には電波塔が建ち並んでおり、やや無機質な印象ですが、標高は888mと語呂の良い数字になっています。山頂の建物のそばには三角点が設置されています。奥ノ院コースは、この建物の裏から続いています。 下山時は、NTT林道を1時間30分ほど下ると、豊岡市日高町の稲葉に出ることができます。ここから全但バスを利用し、江原へと向かうことができます。シャクナゲの美しい季節に訪れると、登山の楽しさがより一層感じられる山です。
    三川山は、妙見山から続く但馬中央山脈の北端に位置しています。日本海に近い香美町香住の山であり、シャクナゲの咲く山として人気があります。登山コースとしては、香住側の三川権現から登るルートが一般的で、尾根道には「シャクナゲコース」と「奥ノ院コース」の2つのコースがあり、周回することが可能です。ただし、途中で木が茂っている場所や道幅が狭くなるところがあるため、注意が必要です。マイカー登山の場合は周回コースが便利ですが、バスを利用する場合はアプローチが長くなるため、香住から登り、豊岡市日高町(神鍋)へ下る登山者もいます。 香住駅からは香美町民バス奥佐津線を利用し、三川で下車します。このバスは平日のみ運行で、事前予約が必要です。問い合わせは全但タクシー豊岡営業所へ行うとよいでしょう。バスは佐津駅前を経由します。また、人数がそろう場合は、香住駅からタクシーを利用することも可能で、料金はおよそ7,500円程度です。マイカーの場合は、三川権現社前の駐車場を利用できます。なお、三川権現社では5月3日に大祭が行われます。 登山は、権現社から奥へ進み、砂防堰堤の右手を階段で越えると、2つの登山コースの分岐点に到着します。左が「シャクナゲコース」、右が「奥ノ院コース」となっており、どちらも急な登りが続きますが、特に奥ノ院コースはきつい登りとなっています。ここでは、左のシャクナゲコースを登るルートを紹介します。 登山口の標高は約200mで、100mごとに道標が設置されていますが、それがかえって長く感じるかもしれません。林の中を進んでいくと、4月下旬から5月上旬にかけて、尾根の中間地点あたりで紅色のシャクナゲの花が登山者を迎えてくれます。古木も多く、標高が上がるにつれて大きな花が増えていく一方で、振り返ると三川の集落を見下ろすことができます。 やがてブナ林が広がり、杉林が目立つようになるころには、無線中継所が見えてきます。その先に続く尾根を右へ折れると、三川山の山頂に到着します。山頂には電波塔が建ち並んでおり、やや無機質な印象ですが、標高は888mと語呂の良い数字になっています。山頂の建物のそばには三角点が設置されています。奥ノ院コースは、この建物の裏から続いています。 下山時は、NTT林道を1時間30分ほど下ると、豊岡市日高町の稲葉に出ることができます。ここから全但バスを利用し、江原へと向かうことができます。シャクナゲの美しい季節に訪れると、登山の楽しさがより一層感じられる山です。
  • 千種 三室高原から三室山

    千種 三室高原から三室山

    千種川をさかのぼると、最後にちくさ高原と三室高原に流れが分かれます。少し細くなった流れは河内川と名を変えて三室高原へと続いています。その先に目を向けると、尖った山容の三室山が目に入ります。ここでは、ポピュラーなコースである三室高原から三室山を往復するコースを案内します。 姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで千種を経て東河内で下車します。河内川に沿って集落を見ながらゆるやかな登りを続け、舗装路をたどります。前方に尖った三室山の山容が見えてくるころ、三室フィッシングセンター渓流荘跡に到着します(ここは古くから宿泊や食事で利用されていましたが、2023年から営業されていません)。積雪期には、ここから先が除雪されていないため、マイカーを預ける登山者も多く見られました。渓流荘跡を過ぎて15分ほど進むと、三室の滝(鍋ノ滝)があります。小さな滝ですが、3本に分かれた流れがユニークです。右に折れると三室高原市民の森があり、現在は桜やブナなどが植樹され、市民の森として整備されています。マイカーは、ここに駐車することができます。千種からここまでタクシーで約3,000円程度です。 キャンプ場跡を通って登って行くと登山口に到着します。ここは標高820mなので、山頂までの標高差は500m以上あり、かなり急登であることがわかります。分岐で「みずむし新道」を見送って右に進み、植林帯を登ります。標高900mあたりには「あと1.5km」と書かれた道標と岩場があります。鎖場を抜けると尾根に出ます。ブナ、ミズナラ、カエデの自然林の中を尾根をたどっていくと、2等三角点のある三室山の山頂に到着します。氷ノ山や千種川沿いの山々の眺めが楽しめます。下山は往路を下ります。 新緑やドウダンツツジが咲く5月上旬や、紅葉の10月上旬から下旬もおすすめの時期です。また、積雪が3mにもなるため、3月上旬からの残雪期も魅力的です。
    千種川をさかのぼると、最後にちくさ高原と三室高原に流れが分かれます。少し細くなった流れは河内川と名を変えて三室高原へと続いています。その先に目を向けると、尖った山容の三室山が目に入ります。ここでは、ポピュラーなコースである三室高原から三室山を往復するコースを案内します。 姫路駅から神姫バスを利用し、山崎で乗り継いで千種を経て東河内で下車します。河内川に沿って集落を見ながらゆるやかな登りを続け、舗装路をたどります。前方に尖った三室山の山容が見えてくるころ、三室フィッシングセンター渓流荘跡に到着します(ここは古くから宿泊や食事で利用されていましたが、2023年から営業されていません)。積雪期には、ここから先が除雪されていないため、マイカーを預ける登山者も多く見られました。渓流荘跡を過ぎて15分ほど進むと、三室の滝(鍋ノ滝)があります。小さな滝ですが、3本に分かれた流れがユニークです。右に折れると三室高原市民の森があり、現在は桜やブナなどが植樹され、市民の森として整備されています。マイカーは、ここに駐車することができます。千種からここまでタクシーで約3,000円程度です。 キャンプ場跡を通って登って行くと登山口に到着します。ここは標高820mなので、山頂までの標高差は500m以上あり、かなり急登であることがわかります。分岐で「みずむし新道」を見送って右に進み、植林帯を登ります。標高900mあたりには「あと1.5km」と書かれた道標と岩場があります。鎖場を抜けると尾根に出ます。ブナ、ミズナラ、カエデの自然林の中を尾根をたどっていくと、2等三角点のある三室山の山頂に到着します。氷ノ山や千種川沿いの山々の眺めが楽しめます。下山は往路を下ります。 新緑やドウダンツツジが咲く5月上旬や、紅葉の10月上旬から下旬もおすすめの時期です。また、積雪が3mにもなるため、3月上旬からの残雪期も魅力的です。
  • 西粟倉 あわくら温泉から駒の尾山

    西粟倉 あわくら温泉から駒の尾山

    駒の尾山は、後山から続く兵庫県と岡山県の県境尾根の西端にある山です。標高1281mで、澄みきった日には360度のパノラマが広がり、小豆島近海に浮かぶ船も望むことができます。地元では、中腹の駐車場にマイカーを置いてピークハントを楽しむ人が多いです。山麓に智頭急行ができたおかげで、神戸方面からの登山者にも便利になりました。ここでは、山麓の野鳥苑跡から往復するコースを案内します。 あわくら温泉駅からタクシーで約15分登ると、野鳥苑跡の駐車場に到着します。車道を奥まで登ると山道となり、丸木の階段などがある林の中を登ります。約1時間ほどでダルガ峰林道に出ます。登山口があり、ここから整備された道をゆっくり登ると、約1時間ほどで駒の尾山が見えてきます。ササが目立ち始めると、いよいよ山頂に到達し、三角点のある駒の尾山に着きます。 県境尾根を東に縦走し、鍋ヶ谷山、船木山を経て美作(東粟倉)の後山バス停に下ることもできますが、便が少ないので注意が必要です。
    駒の尾山は、後山から続く兵庫県と岡山県の県境尾根の西端にある山です。標高1281mで、澄みきった日には360度のパノラマが広がり、小豆島近海に浮かぶ船も望むことができます。地元では、中腹の駐車場にマイカーを置いてピークハントを楽しむ人が多いです。山麓に智頭急行ができたおかげで、神戸方面からの登山者にも便利になりました。ここでは、山麓の野鳥苑跡から往復するコースを案内します。 あわくら温泉駅からタクシーで約15分登ると、野鳥苑跡の駐車場に到着します。車道を奥まで登ると山道となり、丸木の階段などがある林の中を登ります。約1時間ほどでダルガ峰林道に出ます。登山口があり、ここから整備された道をゆっくり登ると、約1時間ほどで駒の尾山が見えてきます。ササが目立ち始めると、いよいよ山頂に到達し、三角点のある駒の尾山に着きます。 県境尾根を東に縦走し、鍋ヶ谷山、船木山を経て美作(東粟倉)の後山バス停に下ることもできますが、便が少ないので注意が必要です。
  • 千種 室から日名倉山

    千種 室から日名倉山

    姫路駅から千種川を遡って最初に出会う1000m峰が日名倉山です。山頂には1等三角点があり、展望も良く、登山者に人気の山です。 姫路から神姫バスを山崎で乗り継ぎ、エーガイヤちくさで下車します。マイカー登山の場合は、エーガイヤちくさに駐車できます。細田橋を渡り、日名倉神社から林道を奥まで進み、山道を登ります。谷の源流あたりで右の尾根を越え、平坦地に出ます。雑木林を抜けると案内板があり、そこで右に進みます。日名倉山に向かって尾根道を行くと、二ノ丸と三ノ丸(日名倉山)が見えてきます。一ノ丸、二ノ丸を越えると、1等三角点の日名倉山山頂(三ノ丸)に到着します。千種川沿いの山々や但馬の山々の展望が素晴らしいです。下山は往路をたどります。
    姫路駅から千種川を遡って最初に出会う1000m峰が日名倉山です。山頂には1等三角点があり、展望も良く、登山者に人気の山です。 姫路から神姫バスを山崎で乗り継ぎ、エーガイヤちくさで下車します。マイカー登山の場合は、エーガイヤちくさに駐車できます。細田橋を渡り、日名倉神社から林道を奥まで進み、山道を登ります。谷の源流あたりで右の尾根を越え、平坦地に出ます。雑木林を抜けると案内板があり、そこで右に進みます。日名倉山に向かって尾根道を行くと、二ノ丸と三ノ丸(日名倉山)が見えてきます。一ノ丸、二ノ丸を越えると、1等三角点の日名倉山山頂(三ノ丸)に到着します。千種川沿いの山々や但馬の山々の展望が素晴らしいです。下山は往路をたどります。
  • 加美 三谷登山口から千ヶ峰

    加美 三谷登山口から千ヶ峰

    千ヶ峰は、中国山地で最も東に位置する1000m峰で、東播の名峰として人気があります。古くは「仙ヶ峰」とも書かれ、仙人が降りた山といわれ、日本の農村の信仰がここにも根付いています。2009年から2018年には千ヶ峰〜高坂峠〜笠形山の縦走大会「多可町仙人ハイク」が開催されていました。 西脇市駅からウイング神姫バスに乗り、門村で下車します。バスは門村に近づくにつれ、千ヶ峰の山容を楽しむことができます。バス道を少し歩くと「千ヶ峰登山口」の標識があり、そこを左に折れます。三谷の集落を過ぎて三谷川沿いの舗装路を道なりに進むと三谷登山口に到着します。大きな駐車場があるので、マイカー登山の場合はここが起点となります。 登山口を進むと、渓流沿いの道で、播磨山群最大の滝である三谷大滝があります。流れから離れると、丸太階段の急登が始まります。途中、左から岩座神からの道が合流します。ここからは、なだらかな尾根道と最後の急登を登りきると千ヶ峰山頂に到着します。2等三角点のある山頂は広く、高原状になっており、氷ノ山、雪彦山をはじめ、遠くの六甲連山まで見渡せます。 山頂からは、市原峠に向かってなだらかな稜線を下って行きます。岩の展望台と呼ばれる大きな岩を過ぎると市原峠に到着します。峠には10台程度の駐車場があります。江戸時代には、現在の神河町神崎と多可町加美を結ぶ古道が通っていました。峠で右に折れると、林道との出会いに5台程度の駐車場があります。山道を進むと市原登山口に到着し、林道を下るとウイング神姫バスの丹治バス停に出ます。
    千ヶ峰は、中国山地で最も東に位置する1000m峰で、東播の名峰として人気があります。古くは「仙ヶ峰」とも書かれ、仙人が降りた山といわれ、日本の農村の信仰がここにも根付いています。2009年から2018年には千ヶ峰〜高坂峠〜笠形山の縦走大会「多可町仙人ハイク」が開催されていました。 西脇市駅からウイング神姫バスに乗り、門村で下車します。バスは門村に近づくにつれ、千ヶ峰の山容を楽しむことができます。バス道を少し歩くと「千ヶ峰登山口」の標識があり、そこを左に折れます。三谷の集落を過ぎて三谷川沿いの舗装路を道なりに進むと三谷登山口に到着します。大きな駐車場があるので、マイカー登山の場合はここが起点となります。 登山口を進むと、渓流沿いの道で、播磨山群最大の滝である三谷大滝があります。流れから離れると、丸太階段の急登が始まります。途中、左から岩座神からの道が合流します。ここからは、なだらかな尾根道と最後の急登を登りきると千ヶ峰山頂に到着します。2等三角点のある山頂は広く、高原状になっており、氷ノ山、雪彦山をはじめ、遠くの六甲連山まで見渡せます。 山頂からは、市原峠に向かってなだらかな稜線を下って行きます。岩の展望台と呼ばれる大きな岩を過ぎると市原峠に到着します。峠には10台程度の駐車場があります。江戸時代には、現在の神河町神崎と多可町加美を結ぶ古道が通っていました。峠で右に折れると、林道との出会いに5台程度の駐車場があります。山道を進むと市原登山口に到着し、林道を下るとウイング神姫バスの丹治バス停に出ます。
  • 市川 上牛尾から笠形山

    市川 上牛尾から笠形山

    播州平野の北隅にある笠形山は、標高1000mに少し足りませんが、山頂からは播州平野が一望できる1等三角点の山として人気があります。修験の山としても知られ、それにまつわる岩場も山中に点在しています。古くから播磨富士とも呼ばれ、登山者には知られた山で、遠望するとその山容が笠に似ていることからその名がつけられました。登山コースは、市川町上牛尾、多可町八千代、神河町神崎からアクセス可能ですが、ここでは、笠形神社から登る市川町上牛尾からのコースを紹介します。 姫路からの神姫バスは2008年に廃線となり、上牛尾(寺家、瀬加)からはマイカー登山が主流となっています。甘地駅から市川町コミュニティバスが寺家まで新設されましたが、運行日や時刻は要確認です。寺家バス停近くの寺家公民館前には13台(大型車可)駐車できる駐車場があり、大鳥居までに32台(大型車不可)駐車できる駐車場もあります。林道は笠形神社手前まで続いており、途中で遊歩道(参道)に入ると笠形寺があり、天然記念物のコウヤマキがあります。休み堂を経て笠形神社の下のあずま屋に到着し、ここから山道の参道を進むと、すぐに笠形神社の境内に入ります。樹齢数百年の大杉がそびえるこの神社は、約1400年前に天竺の僧、法道仙人が創建したと伝えられています。1959年に姫路城の心柱となった太さ4m、高さ42mの檜の記念碑が本殿の近くにあります。 本殿の裏から登山道が始まり、道標もところどころにあります。途中、仙人滝への分岐がありますが、右を取って丸太の階段を登ると展望の良い笠ノ丸に到着します。 笠ノ丸から笠形山を往復します。鞍部まで下ると、左から神河町根宇野のグリーンエコー笠形からの道が登ってきます。15分ほど登ると、春にはベニドウダン、アケボノツツジ、全国的に珍しいセッピコテンナンショウの分布地が見られます。笠形山の山頂には1等三角点があり、北には千ヶ峰、西には雪彦山、南には六甲連山、淡路島、明石海峡大橋、遠くには四国の山々も見渡せます。 下山は、笠ノ丸まで戻って右に進み、鹿ヶ原、蓬莱岩を経て仙人滝に出るコースを下ります。落差10mの仙人滝を過ぎると荒れた林道となり、なだらかな道になるころに上牛尾に戻ります。上牛尾から福崎方面に向かうと、かさがた温泉があります。
    播州平野の北隅にある笠形山は、標高1000mに少し足りませんが、山頂からは播州平野が一望できる1等三角点の山として人気があります。修験の山としても知られ、それにまつわる岩場も山中に点在しています。古くから播磨富士とも呼ばれ、登山者には知られた山で、遠望するとその山容が笠に似ていることからその名がつけられました。登山コースは、市川町上牛尾、多可町八千代、神河町神崎からアクセス可能ですが、ここでは、笠形神社から登る市川町上牛尾からのコースを紹介します。 姫路からの神姫バスは2008年に廃線となり、上牛尾(寺家、瀬加)からはマイカー登山が主流となっています。甘地駅から市川町コミュニティバスが寺家まで新設されましたが、運行日や時刻は要確認です。寺家バス停近くの寺家公民館前には13台(大型車可)駐車できる駐車場があり、大鳥居までに32台(大型車不可)駐車できる駐車場もあります。林道は笠形神社手前まで続いており、途中で遊歩道(参道)に入ると笠形寺があり、天然記念物のコウヤマキがあります。休み堂を経て笠形神社の下のあずま屋に到着し、ここから山道の参道を進むと、すぐに笠形神社の境内に入ります。樹齢数百年の大杉がそびえるこの神社は、約1400年前に天竺の僧、法道仙人が創建したと伝えられています。1959年に姫路城の心柱となった太さ4m、高さ42mの檜の記念碑が本殿の近くにあります。 本殿の裏から登山道が始まり、道標もところどころにあります。途中、仙人滝への分岐がありますが、右を取って丸太の階段を登ると展望の良い笠ノ丸に到着します。 笠ノ丸から笠形山を往復します。鞍部まで下ると、左から神河町根宇野のグリーンエコー笠形からの道が登ってきます。15分ほど登ると、春にはベニドウダン、アケボノツツジ、全国的に珍しいセッピコテンナンショウの分布地が見られます。笠形山の山頂には1等三角点があり、北には千ヶ峰、西には雪彦山、南には六甲連山、淡路島、明石海峡大橋、遠くには四国の山々も見渡せます。 下山は、笠ノ丸まで戻って右に進み、鹿ヶ原、蓬莱岩を経て仙人滝に出るコースを下ります。落差10mの仙人滝を過ぎると荒れた林道となり、なだらかな道になるころに上牛尾に戻ります。上牛尾から福崎方面に向かうと、かさがた温泉があります。
  • 比叡山

    • 3時間20分

    比叡山

    • 3時間20分
    日之影町槙峰バス停から鹿川への車道を5kmほど行くと、登山口の展望台兼駐車場があります。登山道はふたつありますが、どちらも後で一緒になります。ひとつは支尾根の檜林を登るルートで、もうひとつは車道をさらに少し歩き、石段を登るルートです。後者の場合、千畳敷と呼ばれる場所からの眺望が素晴らしいです。ここからの谷間の急な登りは足場が悪いため、注意が必要です。 1時間ほどで尾根に登り着き、やがて登山道が合流し、吊り屋根から主尾根に移ります。東に進むと、ところどころに岩峰があり、景色も素晴らしいです。道は雑木林の中に付けられており、気分も良くなることでしょう。尾根に登り着いた地点から1時間と少々で三角点に着きます。地図には比叡山と記入されていますが、三角点はその場所よりもさらに東の方にあります。
    日之影町槙峰バス停から鹿川への車道を5kmほど行くと、登山口の展望台兼駐車場があります。登山道はふたつありますが、どちらも後で一緒になります。ひとつは支尾根の檜林を登るルートで、もうひとつは車道をさらに少し歩き、石段を登るルートです。後者の場合、千畳敷と呼ばれる場所からの眺望が素晴らしいです。ここからの谷間の急な登りは足場が悪いため、注意が必要です。 1時間ほどで尾根に登り着き、やがて登山道が合流し、吊り屋根から主尾根に移ります。東に進むと、ところどころに岩峰があり、景色も素晴らしいです。道は雑木林の中に付けられており、気分も良くなることでしょう。尾根に登り着いた地点から1時間と少々で三角点に着きます。地図には比叡山と記入されていますが、三角点はその場所よりもさらに東の方にあります。