【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
801-820件
-
日向大谷から両神山へ(表参道)
- 日帰り
- 6時間0分
- 9.4km
日向大谷から両神山へ(表参道)
- 日帰り
- 6時間0分
- 9.4km
三峰口駅から小鹿野町営バスに乗り、終点日向大谷口で下車します。ここまでタクシーを利用することもできます。日向大谷には民宿両神山荘と4箇所の駐車場、登山口には公衆トイレもあります。社務所のある両神神社里宮へは、道標に従い車道を離れて右手へ登るとすぐです。神社の狛犬はいずれも山犬で、オオカミ信仰であったことがわかります。 車道終点、民宿の下から山畑を横切るように山道がつけられています。案内板や登山届ボックスもある所です。この道は表参道ともいわれ、歩き出すとすぐに鳥居と、その横にお堂があります。小さな石碑が次々に現れます。地名と祀った人の名前が刻まれており、信仰の山であったことがうかがえます。旧七滝沢コースとの分岐を左へ下り、木橋で沢を渡ります。会所と呼ばれる所です。尾根を回り込んで再び沢に下り、薄川沿いの道になります。4回ほど流れを左右に渡るため、雨天やその後の増水時は気をつけましょう。沢を離れてジグザグの登りになります。周囲は広葉樹林で新緑や紅葉の季節は格別です。石像がある八海山の標柱を過ぎ、さらに急登をひとがんばりで白藤の滝入口の道標があります。滝までは往復30分ほど(やや不明瞭な難路です)。さらに登ると弘法乃井戸という水場に出ます。ひと登りでログハウス風の清滝小屋です。現在避難小屋として開放されていますが、トイレは使用できます。水は水道から得られますが、冬場は凍結防止のため止められます。 両神山頂へは小屋の裏手からすぐに急登が始まります。鈴ヶ坂で旧七滝沢コースを合わすと、ほどなく産泰尾根に出ます。これから登る両神山頂が木の間越しに見える所です。この先、クサリ場を注意して登りましょう。ホウノキや杉の巨木が現れてきます。北面のため冬期は凍結箇所が多い所です。両神神社本社の鳥居横にはオオカミの石像があります。少し先にもう一軒神社がありますが、これは麓にある御岳神社の奥社です。この先から山頂直下まではほぼ尾根上を辿る山道です。山頂直前の露岩のクサリ場に気をつけて登れば両神山山頂の剣ヶ峰です。 山頂は360度の大展望で、晴れていれば南に奥秩父の主脈が大きく横たわり、北には浅間山、さらに遠く西に北アルプスも望むことが出来ます。しかし山頂は岩場で狭いため、長い休憩はほかの場所でとることをすすめます。下山は日向大谷口へ戻ります。三峰口駅から小鹿野町営バスに乗り、終点日向大谷口で下車します。ここまでタクシーを利用することもできます。日向大谷には民宿両神山荘と4箇所の駐車場、登山口には公衆トイレもあります。社務所のある両神神社里宮へは、道標に従い車道を離れて右手へ登るとすぐです。神社の狛犬はいずれも山犬で、オオカミ信仰であったことがわかります。 車道終点、民宿の下から山畑を横切るように山道がつけられています。案内板や登山届ボックスもある所です。この道は表参道ともいわれ、歩き出すとすぐに鳥居と、その横にお堂があります。小さな石碑が次々に現れます。地名と祀った人の名前が刻まれており、信仰の山であったことがうかがえます。旧七滝沢コースとの分岐を左へ下り、木橋で沢を渡ります。会所と呼ばれる所です。尾根を回り込んで再び沢に下り、薄川沿いの道になります。4回ほど流れを左右に渡るため、雨天やその後の増水時は気をつけましょう。沢を離れてジグザグの登りになります。周囲は広葉樹林で新緑や紅葉の季節は格別です。石像がある八海山の標柱を過ぎ、さらに急登をひとがんばりで白藤の滝入口の道標があります。滝までは往復30分ほど(やや不明瞭な難路です)。さらに登ると弘法乃井戸という水場に出ます。ひと登りでログハウス風の清滝小屋です。現在避難小屋として開放されていますが、トイレは使用できます。水は水道から得られますが、冬場は凍結防止のため止められます。 両神山頂へは小屋の裏手からすぐに急登が始まります。鈴ヶ坂で旧七滝沢コースを合わすと、ほどなく産泰尾根に出ます。これから登る両神山頂が木の間越しに見える所です。この先、クサリ場を注意して登りましょう。ホウノキや杉の巨木が現れてきます。北面のため冬期は凍結箇所が多い所です。両神神社本社の鳥居横にはオオカミの石像があります。少し先にもう一軒神社がありますが、これは麓にある御岳神社の奥社です。この先から山頂直下まではほぼ尾根上を辿る山道です。山頂直前の露岩のクサリ場に気をつけて登れば両神山山頂の剣ヶ峰です。 山頂は360度の大展望で、晴れていれば南に奥秩父の主脈が大きく横たわり、北には浅間山、さらに遠く西に北アルプスも望むことが出来ます。しかし山頂は岩場で狭いため、長い休憩はほかの場所でとることをすすめます。下山は日向大谷口へ戻ります。 -
八丁尾根から両神山へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 5.5km
八丁尾根から両神山へ
- 日帰り
- 6時間45分
- 5.5km
本コースはクサリ場が多いため距離の割には時間がかかります。春秋の休日には行列もでき待ち時間も多くなります。アクセスが良くないため、マイカーかタクシー利用が便利です。国道299号の志賀坂トンネル入口直前を左折し林道金山・志賀坂線に入ります。6km余りで八丁トンネル登山口の駐車場に着きます。道標に従って登山道に入るとすぐに急登となり5分ほどで最初のクサリ場です。さらに見通しのきかない樹林帯を登ると山腹のトラバース地点に4箇所のクサリ場が続きます。その先、坂本からの山道を合わせると10分ほどで八丁峠に着きます。峠の東はベンチもある展望台になっていますが眺めは樹林に遮られています。 八丁峠から両神山までが八丁尾根と呼ばれるコースで、岩場、クサリ場が連続します。峠からいったん南面を巻くように下り始め、再び登って鉄柱跡に出て尾根歩きとなります。峠から10分ほどでクサリ場が始まり、行蔵坊の岩の上に立つと南西に金山方面がよく見えます。この先は露岩とクサリ場がさらに多くなります。気持ちを引き締め、注意して越えましょう。西岳は尾根上で一番といえる絶景の展望地です。 西岳と東岳の間がこのコースの核心部とも言え、クサリ場が17~18箇所あります。西岳から先はキレットと呼ばれる最低コルまで連続するクサリ場を下り、そこから岩混じりの登りで龍頭神社奥社の祠のあるピークに出ます。尾ノ内沢の急下降のコースヘ入らないように注意しましょう。再びクサリ場の続く尾根を進みます。次のピークが東岳です。東岳山頂にはテーブルとベンチがあり、歩いてきた険しい尾根を振り返るのに良い所です。岩場が少なくなり、樹林が多くなると最後のクサリ場です。灌木の中を慎重に越えると山頂のすぐ手前です。足元に注意して両神山山頂、剣ヶ峰の岩場に到着です。 下りは八丁トンネル登山口まで同じ道を戻りますが、登り以上に慎重に。また、誤って尾ノ内沢方面に下ってしまう事故も起きていますので注意してください。本コースはクサリ場が多いため距離の割には時間がかかります。春秋の休日には行列もでき待ち時間も多くなります。アクセスが良くないため、マイカーかタクシー利用が便利です。国道299号の志賀坂トンネル入口直前を左折し林道金山・志賀坂線に入ります。6km余りで八丁トンネル登山口の駐車場に着きます。道標に従って登山道に入るとすぐに急登となり5分ほどで最初のクサリ場です。さらに見通しのきかない樹林帯を登ると山腹のトラバース地点に4箇所のクサリ場が続きます。その先、坂本からの山道を合わせると10分ほどで八丁峠に着きます。峠の東はベンチもある展望台になっていますが眺めは樹林に遮られています。 八丁峠から両神山までが八丁尾根と呼ばれるコースで、岩場、クサリ場が連続します。峠からいったん南面を巻くように下り始め、再び登って鉄柱跡に出て尾根歩きとなります。峠から10分ほどでクサリ場が始まり、行蔵坊の岩の上に立つと南西に金山方面がよく見えます。この先は露岩とクサリ場がさらに多くなります。気持ちを引き締め、注意して越えましょう。西岳は尾根上で一番といえる絶景の展望地です。 西岳と東岳の間がこのコースの核心部とも言え、クサリ場が17~18箇所あります。西岳から先はキレットと呼ばれる最低コルまで連続するクサリ場を下り、そこから岩混じりの登りで龍頭神社奥社の祠のあるピークに出ます。尾ノ内沢の急下降のコースヘ入らないように注意しましょう。再びクサリ場の続く尾根を進みます。次のピークが東岳です。東岳山頂にはテーブルとベンチがあり、歩いてきた険しい尾根を振り返るのに良い所です。岩場が少なくなり、樹林が多くなると最後のクサリ場です。灌木の中を慎重に越えると山頂のすぐ手前です。足元に注意して両神山山頂、剣ヶ峰の岩場に到着です。 下りは八丁トンネル登山口まで同じ道を戻りますが、登り以上に慎重に。また、誤って尾ノ内沢方面に下ってしまう事故も起きていますので注意してください。 -
白井差新道から両神山へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 10.7km
白井差新道から両神山へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 10.7km
三峰口駅より小鹿野町営バスを利用し、小森で乗り換え、終点の白井差口まで入ります。バス停から林道を1時間ほど歩くと登山口の白井差です。現在は山中宅1軒のみの集落で、マイカーまたはタクシー利用の場合はここまで入れます。ゲート前には簡素なトイレもあります。 林道を終え山道になると谷が狭まり、正面に昇竜ノ滝が見えてきます。勢いよく一条に流れ落ちる見事な滝です。滝の左手を越えて進むと谷沿いの道になります。大又を過ぎると道は何度か流れを渡ります。木橋は慎重に歩きましょう。時折、上部を見ると、道沿いにはカツラ、サワグルミ、シオジなどが見られ、その樹高は驚くばかりです。オオドリ河原から沢を離れ尾根への登りになります。この付近には炭焼き窯の跡が見られ、煙突に使われた土管が周囲に残っています。小森川源流に広がる豊かな広葉樹林の中に、歩きやすい登山道が続きます。水晶坂と呼ばれる急な登りを終えて、やや緩い登りになるあたりがブナ平です。ブナの大木のほかにもミズナラやカエデも見られ、新緑や紅葉の頃は見事な森が広がり休憩に良い所です。 ここから次第に標高を上げ、谷を隔てて両神山特有の岩場を見上げる登りが続きます。秋には岩壁に紅葉と青空が映える景色になります。梵天尾根に達したらそのまま右(北東)へ登り、すぐに日向大谷からの登山道に合します。このあたりは帰路で迷いやすい所なので帰りは注意しましょう。5月頃にヤシオツツジの咲く尾根上を3分ほどでクサリ場となり、そこを越えて岩場を登ると両神山山頂の剣ヶ峰に着きます。山頂は岩場で狭いので、休憩場所やほかの登山者とのすれ違いには十分注意しましょう。展望は北側を除けばほぼすべて見渡すことが出来ます。北に浅間山、南東には雁坂峠から甲武信ヶ岳に連なる大きな奥秩父の主脈を眺めることが出来ます。天候が良ければ奥秩父主脈、八ヶ岳や北アルプスまで見えるでしょう。 下りは往路を戻ります。三峰口駅より小鹿野町営バスを利用し、小森で乗り換え、終点の白井差口まで入ります。バス停から林道を1時間ほど歩くと登山口の白井差です。現在は山中宅1軒のみの集落で、マイカーまたはタクシー利用の場合はここまで入れます。ゲート前には簡素なトイレもあります。 林道を終え山道になると谷が狭まり、正面に昇竜ノ滝が見えてきます。勢いよく一条に流れ落ちる見事な滝です。滝の左手を越えて進むと谷沿いの道になります。大又を過ぎると道は何度か流れを渡ります。木橋は慎重に歩きましょう。時折、上部を見ると、道沿いにはカツラ、サワグルミ、シオジなどが見られ、その樹高は驚くばかりです。オオドリ河原から沢を離れ尾根への登りになります。この付近には炭焼き窯の跡が見られ、煙突に使われた土管が周囲に残っています。小森川源流に広がる豊かな広葉樹林の中に、歩きやすい登山道が続きます。水晶坂と呼ばれる急な登りを終えて、やや緩い登りになるあたりがブナ平です。ブナの大木のほかにもミズナラやカエデも見られ、新緑や紅葉の頃は見事な森が広がり休憩に良い所です。 ここから次第に標高を上げ、谷を隔てて両神山特有の岩場を見上げる登りが続きます。秋には岩壁に紅葉と青空が映える景色になります。梵天尾根に達したらそのまま右(北東)へ登り、すぐに日向大谷からの登山道に合します。このあたりは帰路で迷いやすい所なので帰りは注意しましょう。5月頃にヤシオツツジの咲く尾根上を3分ほどでクサリ場となり、そこを越えて岩場を登ると両神山山頂の剣ヶ峰に着きます。山頂は岩場で狭いので、休憩場所やほかの登山者とのすれ違いには十分注意しましょう。展望は北側を除けばほぼすべて見渡すことが出来ます。北に浅間山、南東には雁坂峠から甲武信ヶ岳に連なる大きな奥秩父の主脈を眺めることが出来ます。天候が良ければ奥秩父主脈、八ヶ岳や北アルプスまで見えるでしょう。 下りは往路を戻ります。 -
作場平から笠取山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 9.4km
作場平から笠取山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 9.4km
山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。山頂直下に多摩川の水源である水干(水神社)を持つ笠取山は、多摩川流域の最奥に位置します。一帯は東京都水道局水源林事務所によって管理され、自然状態も良く、山道も整備され歩きやすいエリアです。JR塩山駅からタクシーで、登山口の作場平に入るのが良いでしょう。駐車場、トイレも完備されています。 緩やかな本谷沿いの道を登って本谷橋を渡り、ひと登りでヤブ沢との一休坂分岐。右へ登って行き、ミズナラの大木のある一休十文字(一休坂)に出ます。「天然林の中の長い歩道」とされる中段林道が交差します。ここからは、ミズナラなどの広葉樹林帯の登りが続きます。春の新緑、秋の紅葉の季節は森林美が見事です。沢沿いの道になり、急な登りを頑張れば笠取小屋前の広場に出ます。南に大菩薩嶺の眺めが良く、休憩ポイントです。 ヤブ沢峠からの道を合わせ、北へカラマツ林の中、笠取山を目指します。防火帯の草原になり、雁峠分岐のすぐ上のピークが多摩川、富士川、荒川の分水嶺です。正面にとがった笠取山のピークが目立ってきます。「笠取山西」と記された分岐から水干への道を進むと、カラマツ林の中の平坦な道を約10分で水干に着きます。多摩川の最初の一滴がスタートする所で、すぐ上の急斜面には水神社の祠があります。水干から登り7~8分で水干尾根分岐点に着きます。 笠取山へはいったん唐松尾山への道に入り、すぐに左に折れて、東側を回り込むように登ります。登り切ると露岩のあるピークに飛び出します。ここから西へ、シャクナゲの多い尾根上の道をたどると笠取山の山頂です。標高点のある山頂と、すぐ西に山梨百名山の標識のある山頂があります。西の山頂からは大菩薩嶺や国師ヶ岳、黒金山、南アルプスの山々が見えます。 山頂から急斜面を降りきると、笠取山西の分岐点です。往路と同じ道を笠取小屋までたどり、やや広い道をヤブ沢峠に向かいます。峠から東への道を下ると次第に沢沿いの道になり、水源林にふさわしい小さな流れを何度か渡ると一休坂分岐に達します。ここからは往路と同じ道を作場平へ下ります。 -
一ノ瀬高原から唐松尾山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13.7km
一ノ瀬高原から唐松尾山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13.7km
JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。JR塩山駅からタクシーに乗車するか、マイカーを利用して三ノ瀬まで向かいます。駐車は、三ノ瀬の民宿「みはらし」を利用できます(有料)。この民宿のやや下(東)が登山口です。広い朝日谷沿いの道を40分ほどで牛王院下です。ここで将監峠への道を分け尾根上をたどります。登るにつれて、東に飛龍山、南には大菩薩嶺とそのすぐ右に富士山、遠く西には南アルプスが見えてきます。傾斜が緩くなると、ほどなく奥秩父主脈の稜線上である牛王院平で、防火帯の草原が刈り払われています。 山ノ神土は、ここから10分足らず、日当たりの良い笹原の分岐点です。道は三方向に分かれ、右は和名倉山へ左は南面を巻く水源巡視路です。ここでは中央の道、カラマツ林を北西に登っていきます。ガレ場を通過し、しばらく歩くと、西御殿岩への分岐(往復40分)です。展望の良い場所なので、時間に余裕があれば往復するとよいでしょう。ここを過ぎるとシャクナゲが多くなります。急な登りで尾根上の針葉樹林帯に出ると、唐松尾山山頂はすぐです。 山の大きさの割に山頂は狭く、樹木にプレートがあるだけです。この山頂から尾根上を北に数分歩くと眺めの良い露岩のピークに出ることができます。狭い頂ですが、そこまで往復しても良いでしょう。北に両神山、西に国師ヶ岳が見えます。よく見ると谷を隔てた北西の尾根上に雁坂小屋を見ることもできるでしょう。 黒槐山方向へは、頂上からほんの少し戻り、南西へ急下降します。針葉樹に覆われた原生林の尾根道は、山深い昔ながらの奥秩父の雰囲気を色濃くとどめています。露岩のあるピークを北寄りに巻く所が迷いやすい場所です。テープの印を良く見て下るようにしましょう。その先は小ピークをいくつか越えると尾根が広くなり、ピークの北側を進む箇所に出ます。向かって左(南西)の高見が黒槐ノ頭。西側へ下ると見通しの良いササ原に出ます。ここから緩やかに下り笠取山への分岐を経て、すぐに水干尾根分岐点に着きます。 南東へ下り、小沢を渡ると水源巡視路に出て、さらに東へとたどるとベンチのある平らな黒えんじゅ分岐点に着きます。ここから豊かな広葉樹林の中を南へ、馬止を経て中島川橋を渡る林道まで歩きやすい登山道が続きます。舗装林道を左(北)に進み20分ほどで三ノ瀬に戻ります。 -
三窪高原から倉掛山へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 11.9km
三窪高原から倉掛山へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 11.9km
起点となる柳沢峠へのアクセスは、JR塩山駅よりタクシーまたはバスを使います。峠には駐車場もあるので、往復の行程ならマイカーでのアクセスも便利です。 駐車場から竹森林道を少し登り、道標に従って山道に入ります。登りきると柳沢ノ頭で、尾根通しに進むとやがて三窪高原中央の分岐点に着きます。レンゲツツジの群落が広く分布しているので、6月中旬の花咲くシーズンには、ここからハンゼノ頭あたりまで多くの人で賑わいます。ハンゼノ頭は富士山をはじめとした周辺の展望が素晴らしい所です。 ハンゼノ頭を越え、電波塔を経て尾根上をたどると、防火帯(森林火災の延焼拡大を防ぐために設けられた帯状の地域)の急な下りとなります。周辺にはソーラーパネルが多く設置されており、フェンスに沿って歩き、林道と合わさると、やがて板橋峠です。標識はなく、バイク進入禁止の案内板のフェンスを通り進みます。倉掛山へは、北へ防火帯沿いの山道を登っていきます。登りきると無線中継施設があり、すぐに広い防火帯と林道が分岐します。さらに防火帯沿いの山道を登り、見晴らしの良い尾根歩きが続きます。倉掛山頂上は、西側に三角点があるだけで少しわかりづらいのですが、山頂周辺では天候が良ければ富士山や笠取山などが見られるなど見晴らしは良いです。 倉掛山山頂から北へ下り、しばらくすると防火帯はいったん終わります。尾根通しでも行くことができますが(道はやや不明瞭)、右へスズタケの中を下るとすぐに林道に出ます。広葉樹やカラマツ林が広がり、新緑や紅葉の季節は気持ちがよいところです。ほどなくして白沢峠に着きます。 白沢峠には、荷台から木が突き出ていて印象的な廃トラックがあり、目印になります。白沢峠からは道標が「円川」、「天科」を示す西へ下ります。やや狭く、荒れ気味の道を下り、ほどなく小沢を渡ると、林道の終点に着きます。谷沿いの林道をたどり白沢橋で国道に出ます。 白沢橋より塩山の方へ10分ほど国道を下ると、JR山梨市駅行のバスが停車する芹沢入口バス停に着きます。この周辺は、JR山梨市駅行、JR塩山駅行のバスともに自由乗降区間です。あらかじめ運行日・時刻表を確認しておくとよいでしょう。起点となる柳沢峠へのアクセスは、JR塩山駅よりタクシーまたはバスを使います。峠には駐車場もあるので、往復の行程ならマイカーでのアクセスも便利です。 駐車場から竹森林道を少し登り、道標に従って山道に入ります。登りきると柳沢ノ頭で、尾根通しに進むとやがて三窪高原中央の分岐点に着きます。レンゲツツジの群落が広く分布しているので、6月中旬の花咲くシーズンには、ここからハンゼノ頭あたりまで多くの人で賑わいます。ハンゼノ頭は富士山をはじめとした周辺の展望が素晴らしい所です。 ハンゼノ頭を越え、電波塔を経て尾根上をたどると、防火帯(森林火災の延焼拡大を防ぐために設けられた帯状の地域)の急な下りとなります。周辺にはソーラーパネルが多く設置されており、フェンスに沿って歩き、林道と合わさると、やがて板橋峠です。標識はなく、バイク進入禁止の案内板のフェンスを通り進みます。倉掛山へは、北へ防火帯沿いの山道を登っていきます。登りきると無線中継施設があり、すぐに広い防火帯と林道が分岐します。さらに防火帯沿いの山道を登り、見晴らしの良い尾根歩きが続きます。倉掛山頂上は、西側に三角点があるだけで少しわかりづらいのですが、山頂周辺では天候が良ければ富士山や笠取山などが見られるなど見晴らしは良いです。 倉掛山山頂から北へ下り、しばらくすると防火帯はいったん終わります。尾根通しでも行くことができますが(道はやや不明瞭)、右へスズタケの中を下るとすぐに林道に出ます。広葉樹やカラマツ林が広がり、新緑や紅葉の季節は気持ちがよいところです。ほどなくして白沢峠に着きます。 白沢峠には、荷台から木が突き出ていて印象的な廃トラックがあり、目印になります。白沢峠からは道標が「円川」、「天科」を示す西へ下ります。やや狭く、荒れ気味の道を下り、ほどなく小沢を渡ると、林道の終点に着きます。谷沿いの林道をたどり白沢橋で国道に出ます。 白沢橋より塩山の方へ10分ほど国道を下ると、JR山梨市駅行のバスが停車する芹沢入口バス停に着きます。この周辺は、JR山梨市駅行、JR塩山駅行のバスともに自由乗降区間です。あらかじめ運行日・時刻表を確認しておくとよいでしょう。 -
桜本コースから四阿屋山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 5km
桜本コースから四阿屋山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 5km
四阿屋山は、麓から2時間足らずで山頂に立つことができ、春から秋にかけて、手軽に登れる山です。セツブンソウ、ハナショウブ、ロウバイ、フクジュソウと季節によりさまざまな花を楽しむことができます。 登山口の小森、薬師堂近くには国民宿舎両神荘、道の駅両神温泉薬師の湯などがあり、一帯が両神国民休養地となっています。四阿屋山は薬師堂からのコースが一般的ですが、ここでは比較的静かに歩ける桜本コース、下山には鳥居山コースを紹介します。 小森バス停より県道を北へ少し歩き、桜本コース入口を左折して歩き出すと、お地蔵様に迎えられ民家の脇を通ります。山道をたどると次第に山里を下に見渡すようになります。疎林広場の横に出て、さらに登りきると駐車場に出ます。マイカーで、薬師堂交差点から公園管理道路をここまで上がってくることもできます。ここにはトイレ、水道もあります。 山居の民家を下に見て舗装道を西へ進むと、車止めの先に休憩舎があります。この上一帯が山居広場となっており、早春にはフクジュソウやロウバイがきれいな所です。右手の道を登ると公園内のため展望台への道など次々と分岐が現れます。両神神社奥社へは男坂とされる急な階段を登ります。杉林に囲まれた神社からやや南側を回り込むと、本格的な登山道になりますので注意が必要です。冬期、初心者だけの場合は神社から引き返しましょう。クサリ場の多い急な道を登りきると四阿屋山頂上です。西の両神山方面の展望はありますが、頂上は非常に狭く、休憩場所には向いていません。 両神神社奥社まで戻り、柏沢・薬師堂方面の道を北へ下ります。15分ほど下ると鳥居山コースの分岐になり直角に右へ入ります。その先は尾根伝いに進みますが、静かな樹林の中で展望はありません。ようやく里近くになった頃、突然派手な中華風の建物が前方に現れます。見晴らしの良い観景亭です。ここから折り返すようにやや下ると車道に出ます。道の下一帯は花しょうぶ園になっています。花期は例年6月中旬から下旬です。 ここから5分ほどで薬師堂に着きます。バス停もありますが、県道を南へ3分程で「道の駅両神温泉薬師の湯」に行くことができます。日帰り入浴施設、農林産物直売所、食堂があるので立ち寄るのもよいでしょう。四阿屋山は、麓から2時間足らずで山頂に立つことができ、春から秋にかけて、手軽に登れる山です。セツブンソウ、ハナショウブ、ロウバイ、フクジュソウと季節によりさまざまな花を楽しむことができます。 登山口の小森、薬師堂近くには国民宿舎両神荘、道の駅両神温泉薬師の湯などがあり、一帯が両神国民休養地となっています。四阿屋山は薬師堂からのコースが一般的ですが、ここでは比較的静かに歩ける桜本コース、下山には鳥居山コースを紹介します。 小森バス停より県道を北へ少し歩き、桜本コース入口を左折して歩き出すと、お地蔵様に迎えられ民家の脇を通ります。山道をたどると次第に山里を下に見渡すようになります。疎林広場の横に出て、さらに登りきると駐車場に出ます。マイカーで、薬師堂交差点から公園管理道路をここまで上がってくることもできます。ここにはトイレ、水道もあります。 山居の民家を下に見て舗装道を西へ進むと、車止めの先に休憩舎があります。この上一帯が山居広場となっており、早春にはフクジュソウやロウバイがきれいな所です。右手の道を登ると公園内のため展望台への道など次々と分岐が現れます。両神神社奥社へは男坂とされる急な階段を登ります。杉林に囲まれた神社からやや南側を回り込むと、本格的な登山道になりますので注意が必要です。冬期、初心者だけの場合は神社から引き返しましょう。クサリ場の多い急な道を登りきると四阿屋山頂上です。西の両神山方面の展望はありますが、頂上は非常に狭く、休憩場所には向いていません。 両神神社奥社まで戻り、柏沢・薬師堂方面の道を北へ下ります。15分ほど下ると鳥居山コースの分岐になり直角に右へ入ります。その先は尾根伝いに進みますが、静かな樹林の中で展望はありません。ようやく里近くになった頃、突然派手な中華風の建物が前方に現れます。見晴らしの良い観景亭です。ここから折り返すようにやや下ると車道に出ます。道の下一帯は花しょうぶ園になっています。花期は例年6月中旬から下旬です。 ここから5分ほどで薬師堂に着きます。バス停もありますが、県道を南へ3分程で「道の駅両神温泉薬師の湯」に行くことができます。日帰り入浴施設、農林産物直売所、食堂があるので立ち寄るのもよいでしょう。 -
古池から秩父御岳山へ
- 日帰り
- 5時間30分
- 9.8km
古池から秩父御岳山へ
- 日帰り
- 5時間30分
- 9.8km
秩父御岳山は、麓の落合を故郷に持ち木曽の御嶽山を開いた普寛上人によって開山されました。 三峰口駅から町営バスに乗り、古池バス停で下車します。バスが来た道をわずかに戻り、「猪狩山御岳山登山口」という標識に従って登り始めます。猪狩神社を過ぎると急な登りです。補助ロープのついている箇所があります。道幅が狭く歩きにくい箇所もあるので慎重に登ります。やがて祠のあるピークに着きます。ここから約30分で猪狩山(鞍掛山)山頂です。樹林の中で眺望はほとんどありません。 ここからタツミチまで稜線歩きとなり、途中林道を横切り道標に従って進みます。強石方面との分岐を経てほどなく秩父御岳山の山頂です。 狭いですが立派な石の祠があり、二子山、両神山、和名倉山など周囲の眺めが良い山頂です。 下山は来た道を少し戻り、分岐より杉ノ峠・強石方面へ下ります。下り始めると、次第に雑木林が多くなり尾根の幅も狭くなります。露岩が多く、緊張するクサリ場も数箇所あります。左右は切れ落ちており、慎重に歩くようにしましょう。所々、樹林の間から西に秩父湖や滝沢ダムの奥秩父もみじ湖が眺められます。 途中、林道を横切りますが登山道は明瞭です。杉・檜の植林帯になると尾根西側には作業道が並行しますが、登山道をそのまま利用します。眺めの良い送電線鉄柱下を過ぎるとほどなく杉ノ峠です。杉の大木の下には小さな祠があります。 峠から右は落合へ、左は強石へ下る道です。強石への道は、はじめは山腹の緩い下りが続きます。谷沿いの急な下りの後、林道に接する地点で右に折れると民家の上で歩きやすい車道に出ます。 そのまま車道をたどれば強石バス停に着きますが、わかるようであれば、近道となる山道を利用してもよいでしょう。強石から三峰口駅までは国道を歩いても着きますが、万年橋を渡り、荒川の右岸をたどる道が歩きやすいでしょう。また、杉ノ峠から落合へ下り、落合バス停から三峰口方面に10分ほど歩くと、「道の駅大滝温泉」があります。日帰り入浴施設もあるので、時間に余裕があれば落合に下るのもよいでしょう。山頂から普寛トンネルの前を通り、王滝沢沿いに落合へ下ることもできます。秩父御岳山は、麓の落合を故郷に持ち木曽の御嶽山を開いた普寛上人によって開山されました。 三峰口駅から町営バスに乗り、古池バス停で下車します。バスが来た道をわずかに戻り、「猪狩山御岳山登山口」という標識に従って登り始めます。猪狩神社を過ぎると急な登りです。補助ロープのついている箇所があります。道幅が狭く歩きにくい箇所もあるので慎重に登ります。やがて祠のあるピークに着きます。ここから約30分で猪狩山(鞍掛山)山頂です。樹林の中で眺望はほとんどありません。 ここからタツミチまで稜線歩きとなり、途中林道を横切り道標に従って進みます。強石方面との分岐を経てほどなく秩父御岳山の山頂です。 狭いですが立派な石の祠があり、二子山、両神山、和名倉山など周囲の眺めが良い山頂です。 下山は来た道を少し戻り、分岐より杉ノ峠・強石方面へ下ります。下り始めると、次第に雑木林が多くなり尾根の幅も狭くなります。露岩が多く、緊張するクサリ場も数箇所あります。左右は切れ落ちており、慎重に歩くようにしましょう。所々、樹林の間から西に秩父湖や滝沢ダムの奥秩父もみじ湖が眺められます。 途中、林道を横切りますが登山道は明瞭です。杉・檜の植林帯になると尾根西側には作業道が並行しますが、登山道をそのまま利用します。眺めの良い送電線鉄柱下を過ぎるとほどなく杉ノ峠です。杉の大木の下には小さな祠があります。 峠から右は落合へ、左は強石へ下る道です。強石への道は、はじめは山腹の緩い下りが続きます。谷沿いの急な下りの後、林道に接する地点で右に折れると民家の上で歩きやすい車道に出ます。 そのまま車道をたどれば強石バス停に着きますが、わかるようであれば、近道となる山道を利用してもよいでしょう。強石から三峰口駅までは国道を歩いても着きますが、万年橋を渡り、荒川の右岸をたどる道が歩きやすいでしょう。また、杉ノ峠から落合へ下り、落合バス停から三峰口方面に10分ほど歩くと、「道の駅大滝温泉」があります。日帰り入浴施設もあるので、時間に余裕があれば落合に下るのもよいでしょう。山頂から普寛トンネルの前を通り、王滝沢沿いに落合へ下ることもできます。 -
坂本から二子山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 6.5km
坂本から二子山へ
- 日帰り
- 5時間15分
- 6.5km
二子山は、その名の通り双耳峰で、石灰岩の岩峰はロッククライミングのゲレンデとしても有名です。 西武秩父駅から西武観光バスに乗車。小鹿野町役場で乗り換え、坂本バス停で下車します。バスの本数が少ないので、帰りも含めて事前に確認しておきましょう。バス停から少し戻って脇道に入り、仁平川沿いに進み、20分ほどで国道に出ます。登山道入口で右に折れると、案内表示やバイオトイレが設置されています。車道を少し歩くと左側に二子山への登山口の道標があります。 登り始めは杉の暗い植林帯で、沢沿いになると明るくなります。やや道が不明瞭なので、沢から離れないように登ります。つづら折りの急な登りとなり、ローソク岩への道標を過ぎるとすぐに股峠に出ます。このあたりは、4月下旬から5月上旬頃に咲くニリンソウの群生地となっています。 東岳へは右へ踏み跡をたどり、北面からクサリ場のある岩場を登り稜線伝いに進むと東岳山頂です。やや難しく一般登山者向きではないので注意してください。 股峠には西岳への案内図があり、一般コースと正面の岩稜を登る上級コースが書かれていますが、ここでは、一般コースを行きます。西岳の北側の裾を巻くように進み、両手を使っての急な登りで一気に稜線まで登ります。高度感があり、スリップしないよう注意してください。上級コースと稜線上で合流すると西岳山頂はすぐです。360度の展望で、両神山、群馬県境の山々、御荷鉾山方面まで望むことができます。稜線の先には、石灰岩採掘のため山頂が削られ白く痛々しい叶山が見えます。 両側が切れて高度感のある稜線を慎重に進みます。登攀中のクライマーもいるので落石にも十分注意を。稜線を外れて左へ下ると、金属製の足場がつけられたクサリ場となります。植林帯を抜けるとローソク岩分岐です。志賀坂峠、ローソク岩の道標が現われ、志賀坂方面に進むと坂本への分岐となります。鹿除けのネットを2箇所通過するので開け放しにしないよう出入口の通過には注意しましょう。下山途中、鉄塔下付近から二子山が良く見えます。 国道に出て坂本方面へ10分ほど下り、登山道入口に出て往路と同じ沢沿いの道を坂本バス停に下ります。二子山は、その名の通り双耳峰で、石灰岩の岩峰はロッククライミングのゲレンデとしても有名です。 西武秩父駅から西武観光バスに乗車。小鹿野町役場で乗り換え、坂本バス停で下車します。バスの本数が少ないので、帰りも含めて事前に確認しておきましょう。バス停から少し戻って脇道に入り、仁平川沿いに進み、20分ほどで国道に出ます。登山道入口で右に折れると、案内表示やバイオトイレが設置されています。車道を少し歩くと左側に二子山への登山口の道標があります。 登り始めは杉の暗い植林帯で、沢沿いになると明るくなります。やや道が不明瞭なので、沢から離れないように登ります。つづら折りの急な登りとなり、ローソク岩への道標を過ぎるとすぐに股峠に出ます。このあたりは、4月下旬から5月上旬頃に咲くニリンソウの群生地となっています。 東岳へは右へ踏み跡をたどり、北面からクサリ場のある岩場を登り稜線伝いに進むと東岳山頂です。やや難しく一般登山者向きではないので注意してください。 股峠には西岳への案内図があり、一般コースと正面の岩稜を登る上級コースが書かれていますが、ここでは、一般コースを行きます。西岳の北側の裾を巻くように進み、両手を使っての急な登りで一気に稜線まで登ります。高度感があり、スリップしないよう注意してください。上級コースと稜線上で合流すると西岳山頂はすぐです。360度の展望で、両神山、群馬県境の山々、御荷鉾山方面まで望むことができます。稜線の先には、石灰岩採掘のため山頂が削られ白く痛々しい叶山が見えます。 両側が切れて高度感のある稜線を慎重に進みます。登攀中のクライマーもいるので落石にも十分注意を。稜線を外れて左へ下ると、金属製の足場がつけられたクサリ場となります。植林帯を抜けるとローソク岩分岐です。志賀坂峠、ローソク岩の道標が現われ、志賀坂方面に進むと坂本への分岐となります。鹿除けのネットを2箇所通過するので開け放しにしないよう出入口の通過には注意しましょう。下山途中、鉄塔下付近から二子山が良く見えます。 国道に出て坂本方面へ10分ほど下り、登山道入口に出て往路と同じ沢沿いの道を坂本バス停に下ります。 -
平瀬から三方崩山へ
- 日帰り
- 8時間10分
- 11.1km
平瀬から三方崩山へ
- 日帰り
- 8時間10分
- 11.1km
三方崩山は麓の平瀬の人たちに親しまれてきた山で道が整備されています。平瀬から「しらみずの湯」と「道の駅飛騨白山」を通り、道路の向かいの林道(道標あり)へ入って行きます。マイカーなら道の駅の駐車場から出発か、車高があれば林道終点まで行けます。 登山口はコンクリートの階段で、トチノキやサワグルミの多い道を高度差200mほど登りきると、ブナばかりの林となります。しばらく行くとブナの大木が次々と現れ、緩やかな歩きやすい道から少し急な登りの連続する道に変わり、1624m地点で初めて山頂が望めます。この付近から林が切れて四方の見晴らしが楽しめ、6月ならイワカガミ、ツマトリソウ、アカモノなどが咲いています。やがて標高2000m前後で両側が切れ込んだヤセ尾根とガレ場の繰り返しの、歩行に注意のいる場所の通過となり、乗り切って三方崩山山頂に着きます。下山は足元に注意して往路を戻ります。三方崩山は麓の平瀬の人たちに親しまれてきた山で道が整備されています。平瀬から「しらみずの湯」と「道の駅飛騨白山」を通り、道路の向かいの林道(道標あり)へ入って行きます。マイカーなら道の駅の駐車場から出発か、車高があれば林道終点まで行けます。 登山口はコンクリートの階段で、トチノキやサワグルミの多い道を高度差200mほど登りきると、ブナばかりの林となります。しばらく行くとブナの大木が次々と現れ、緩やかな歩きやすい道から少し急な登りの連続する道に変わり、1624m地点で初めて山頂が望めます。この付近から林が切れて四方の見晴らしが楽しめ、6月ならイワカガミ、ツマトリソウ、アカモノなどが咲いています。やがて標高2000m前後で両側が切れ込んだヤセ尾根とガレ場の繰り返しの、歩行に注意のいる場所の通過となり、乗り切って三方崩山山頂に着きます。下山は足元に注意して往路を戻ります。 -
上小池から鳩ヶ湯新道・三ノ峰へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10.1km
上小池から鳩ヶ湯新道・三ノ峰へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10.1km
福井県側から唯一の登山道であり、春から秋まで、三ノ峰への日帰り登山によく利用されています。大野市街からのタクシーまたはマイカーの利用となります。登り口の上小池駐車場には、トイレがあります。 駐車場から林の中を下り、小池公園からの車道に出た所に刈込池自然研究路の登り口があります。ここから10分ほど車道を歩き、案内板のある登り口から階段を登ります。左の沢が近づいてきたら、すぐ上がベンチのある山越邸跡です。杉の植林地を抜け、ブナなどの広葉樹林のなか、傾斜が増すに従い刈込池のある幅ヶ平や願教寺山などが望まれ、六本檜に着きます。数本の檜が立ち並び、赤兎山・杉峠方面からの道が合流します。 ブナ林を抜けるとササ原の道となり、行く手に剣ヶ岩が立ちはだかります。岩の左を通り、ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く急斜面を登ります。標高1900mあたりの小平地にはベンチと道標があり、眼前の三ノ峰から別山、白山主峰部まで見渡せます。 ガレ場もある急登を終えると、左に折れてトラバース道となり、三ノ峰避難小屋に着きます。東の方に残雪があれば水が得られます。三ノ峰山頂までは10分たらず、秀麗な別山の左に御前峰、大汝峰、七倉山と続く主峰部が一望できます。帰りは、往路を戻ります。時間と体力が許すなら、刈込池自然研究路巡りがおすすめです。福井県側から唯一の登山道であり、春から秋まで、三ノ峰への日帰り登山によく利用されています。大野市街からのタクシーまたはマイカーの利用となります。登り口の上小池駐車場には、トイレがあります。 駐車場から林の中を下り、小池公園からの車道に出た所に刈込池自然研究路の登り口があります。ここから10分ほど車道を歩き、案内板のある登り口から階段を登ります。左の沢が近づいてきたら、すぐ上がベンチのある山越邸跡です。杉の植林地を抜け、ブナなどの広葉樹林のなか、傾斜が増すに従い刈込池のある幅ヶ平や願教寺山などが望まれ、六本檜に着きます。数本の檜が立ち並び、赤兎山・杉峠方面からの道が合流します。 ブナ林を抜けるとササ原の道となり、行く手に剣ヶ岩が立ちはだかります。岩の左を通り、ニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く急斜面を登ります。標高1900mあたりの小平地にはベンチと道標があり、眼前の三ノ峰から別山、白山主峰部まで見渡せます。 ガレ場もある急登を終えると、左に折れてトラバース道となり、三ノ峰避難小屋に着きます。東の方に残雪があれば水が得られます。三ノ峰山頂までは10分たらず、秀麗な別山の左に御前峰、大汝峰、七倉山と続く主峰部が一望できます。帰りは、往路を戻ります。時間と体力が許すなら、刈込池自然研究路巡りがおすすめです。 -
勝原から荒島岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 14.1km
勝原から荒島岳へ
- 日帰り
- 7時間10分
- 14.1km
山の中腹は広くブナ林に覆われ、様々な花の咲く春から初夏と紅葉の秋が登山適期ですが、高山植物のお花畑に蝶が舞う夏の山頂も魅力があります。マイカー利用が一般的ですが、ここでは鉄道やバス利用の登山を紹介します。 勝原駅から国道158号に出て左方向に進んで、山側への車道を入るとすぐカドハラスキー場跡の駐車場に着きます。舗装道路を登り右にカーブすると石ころの多い道となり、元リフト終点を過ぎると登山道らしくなってブナ林へと入ります。登りが続きますが、ブナ林の中は日差しをさえぎり、白山の見える休憩場所などを通り、連続する階段の登りが終わるとシャクナゲ平の分岐の広場です。 左へ下って行くとすぐ佐開コースとの分岐となり、やがて鞍部から再び急な登りとなり、もちがかべと呼ばれる岩場など、人が多い時は道を譲り合うのに苦労しながら進みます。経ヶ岳、白山と別山、振り返ると小荒島岳の向こうに大野盆地などを眺めながら、やがて緩やかな道となり山頂が近づいてきます。荒島岳の山頂には祠と方位盤、1等三角点があり、白山などのほかに能郷白山や大日ヶ岳、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山など360度の展望が楽しめます。夏ならクガイソウ、ハクサンフウロ、シモツケソウなどのお花畑にアサギマダラなどの蝶が舞っています。 下山はシャクナゲ平まで引き返し、直進すると細いながらきれいなブナ林を通って約20分で分岐の道標があり、1~2分で小荒島岳の山頂に行けます。どっしりとそびえる荒島岳や白山など北方の眺めのよいところで、ゆっくりしたくなります。 登りの勝原からの道に比べると、このコースは緩やかで歩きやすい道です。ブナ林を下って行くと、標高1000m付近から杉の植林地となります。再びブナ林からミズナラやカエデ類の高木林を谷沿いに下ると杉林が現れ、林道を横切りながら進むと登山口の道標に出て車道歩きとなります。まもなくトイレと水場のある広い駐車場に着きます。舗装道路を下り、中出集落から下唯野駅か中休のバス停へ向かいます。 なお、佐開コースは最短コースながら登山口までの林道は悪路のため、普通車は避けた方が無難です。下山コースはクサリやロープのある急坂の連続で健脚向きです。山の中腹は広くブナ林に覆われ、様々な花の咲く春から初夏と紅葉の秋が登山適期ですが、高山植物のお花畑に蝶が舞う夏の山頂も魅力があります。マイカー利用が一般的ですが、ここでは鉄道やバス利用の登山を紹介します。 勝原駅から国道158号に出て左方向に進んで、山側への車道を入るとすぐカドハラスキー場跡の駐車場に着きます。舗装道路を登り右にカーブすると石ころの多い道となり、元リフト終点を過ぎると登山道らしくなってブナ林へと入ります。登りが続きますが、ブナ林の中は日差しをさえぎり、白山の見える休憩場所などを通り、連続する階段の登りが終わるとシャクナゲ平の分岐の広場です。 左へ下って行くとすぐ佐開コースとの分岐となり、やがて鞍部から再び急な登りとなり、もちがかべと呼ばれる岩場など、人が多い時は道を譲り合うのに苦労しながら進みます。経ヶ岳、白山と別山、振り返ると小荒島岳の向こうに大野盆地などを眺めながら、やがて緩やかな道となり山頂が近づいてきます。荒島岳の山頂には祠と方位盤、1等三角点があり、白山などのほかに能郷白山や大日ヶ岳、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山など360度の展望が楽しめます。夏ならクガイソウ、ハクサンフウロ、シモツケソウなどのお花畑にアサギマダラなどの蝶が舞っています。 下山はシャクナゲ平まで引き返し、直進すると細いながらきれいなブナ林を通って約20分で分岐の道標があり、1~2分で小荒島岳の山頂に行けます。どっしりとそびえる荒島岳や白山など北方の眺めのよいところで、ゆっくりしたくなります。 登りの勝原からの道に比べると、このコースは緩やかで歩きやすい道です。ブナ林を下って行くと、標高1000m付近から杉の植林地となります。再びブナ林からミズナラやカエデ類の高木林を谷沿いに下ると杉林が現れ、林道を横切りながら進むと登山口の道標に出て車道歩きとなります。まもなくトイレと水場のある広い駐車場に着きます。舗装道路を下り、中出集落から下唯野駅か中休のバス停へ向かいます。 なお、佐開コースは最短コースながら登山口までの林道は悪路のため、普通車は避けた方が無難です。下山コースはクサリやロープのある急坂の連続で健脚向きです。 -
温見峠から能郷白山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 4.5km
温見峠から能郷白山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 4.5km
白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。白山を開山した泰澄大師が718(養老2)年に開いたと伝わる信仰の山で地元では権現山とも言い、根尾能郷の白山神社奥宮(白山権現奥の院)が山頂近くに祀られています。後述の能郷コースからが本来の道ですが、国道157号温見峠からの道ができて、マイカー利用で距離の短いこのコースを登る人が多くなりました。1等三角点があり展望が優れている上に、山頂付近はお花畑となるので人気がありますが、国道157号は冬期閉鎖され一車線部分も多く工事閉鎖もあるので注意が必要です。 温見峠には駐車場やトイレはありません。岐阜県側の路肩に駐車するか、できなければ福井県側へ300mあまり下ったところなどにあるスペースに止めることになります。出発すると細いブナが立ち並ぶ広い道を登って行きます。標高1200m付近からは急な道となり、表土がなくなり岩や木の根が現れ、段差があって歩きにくい登りが1492m地点まで続きます。ロープが設置されている場所もありますが、落石に注意してゆっくり登りましょう。やがて木は低くなりササや草地の中の道を登り、緩やかになると1492m地点に着き、山頂部が見えます。振り返ると姥ヶ岳の稜線の奥に荒島岳や銀杏峰・部子山、見晴らしがよければ白山や大日ヶ岳、さらには北アルプスの槍・穂高連峰や乗鞍岳、御嶽山なども望めるでしょう。ここでひと休みすると、あとは山頂まで緩やかな登り下りと平坦な道なので問題なく行けますが、5~6月の残雪がありガスがかかるときは注意が必要です。 三角点のある能郷白山山頂は、以前はササや低木が茂り見晴らしはよくありませんでしたが、刈り払われて明るくなっています。さらに5分ほど歩いた先の白山神社奥宮(白山権現奥の院)のあるピークまで行くと、より展望が優れているので、見晴らしのきく時は特におすすめです。途中で能郷コースとの分岐を通り、コバイケイソウやイブキトラノオ、シモツケソウ、アキノキリンソウ、エゾリンドウなどと季節ごとに変化するお花畑の中の道です。帰路は来た道を引き返しますが、急な下りは足元に十分注意して落石や転倒のないように歩きたいです。 ※能郷谷からの道は歴史があり、以前より道の両側が広く切り開かれ分かりやすくなりましたが草木が茂ると要注意です。また前山までは急坂が続く箇所があります。登山口の能郷谷には仮設の橋が設置されました。車道歩きが長くマイカー利用が一般的です。 -
ひるがの高原から大日ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 14.7km
ひるがの高原から大日ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 14.7km
白山山系を源とする四大河川のうち、唯一、太平洋に流れ下る長良川と日本海に注ぐ庄川および九頭竜川の分水嶺をなすのが大日ヶ岳。そのうち、長良川と庄川の分水嶺をたどるのが、ここで紹介するひるがの高原コースです。起点となるひるがの高原には、そのことを示す分水嶺公園やミズバショウの咲く湿原植物園、スキー場などがあり、四季を通じて多くの人が訪れています。バス利用の場合は、国道のひばりヶ丘バス停で下車しますが、車は簡易水道施設のある通称「水道山」登山口まで入ることができます。 駐車場の先に標識があり、シラカバの混ざる雑木林の中を緩く登ります。送電線の鉄塔を過ぎ、杉林を抜けるとブナやミズナラの林となります。胸突八丁と呼ばれる坂は、段差のある階段状ではありますが、名前ほどの急坂でもありません。これを登れば傾斜は緩くなり、郡上市・高山市の境界尾根に出ます。西に進み、1356m三角点を見て一ぷく平に着きます。立派なブナに囲まれた広場で、休憩するのに最適です。 断続的に続くブナ林から、やがてダケカンバや低木がまばらに生えるササ原の道となり、小さなアップダウンを経て、標高1630mの展望台に着きます。間近に迫る山頂や白山が一望でき、初夏にはマイヅルソウやゴゼンタチバナ、アカモノなどの花も見られます。ここからは、ひと登りで大日ヶ岳山頂に到着です。 山頂には、大日如来の石仏や石碑、方位盤などが所狭しと置かれ、白山をはじめ荒島岳や能郷白山、北アルプスなどの大展望が楽しめます。とくに印象的なのは、白山主峰の御前峰と肩を並べるように堂々と稜線を広げる別山の山容でしょう。大日ヶ岳もまた、白山と同様、泰澄大師が開山したと伝承され、美濃馬場を拠点とする修験の霊山だったことを実感します。帰りは、往路を下ります。 なお、桧峠からのコースは、修験者の修行のための道であったとされ、行場であった鎌ヶ峰一帯の雰囲気や展望などが魅力です。ウイングヒルズスキー場のゴンドラリフトが利用できれば、終点から山頂まで2時間10分ほどです。また、ダイナランドスキー場からの道は、スキー場の駐車場登り口から標識に従ってゲレンデの中を登ります。αライナー(リフト)終点から、さらに尾根沿いの管理用道路を登って登山道に入り、高鷲スノーパークのゴンドラ山頂駅への分岐や前大日を越えて山頂に達します。登り口から2時間30分ほどです。白山山系を源とする四大河川のうち、唯一、太平洋に流れ下る長良川と日本海に注ぐ庄川および九頭竜川の分水嶺をなすのが大日ヶ岳。そのうち、長良川と庄川の分水嶺をたどるのが、ここで紹介するひるがの高原コースです。起点となるひるがの高原には、そのことを示す分水嶺公園やミズバショウの咲く湿原植物園、スキー場などがあり、四季を通じて多くの人が訪れています。バス利用の場合は、国道のひばりヶ丘バス停で下車しますが、車は簡易水道施設のある通称「水道山」登山口まで入ることができます。 駐車場の先に標識があり、シラカバの混ざる雑木林の中を緩く登ります。送電線の鉄塔を過ぎ、杉林を抜けるとブナやミズナラの林となります。胸突八丁と呼ばれる坂は、段差のある階段状ではありますが、名前ほどの急坂でもありません。これを登れば傾斜は緩くなり、郡上市・高山市の境界尾根に出ます。西に進み、1356m三角点を見て一ぷく平に着きます。立派なブナに囲まれた広場で、休憩するのに最適です。 断続的に続くブナ林から、やがてダケカンバや低木がまばらに生えるササ原の道となり、小さなアップダウンを経て、標高1630mの展望台に着きます。間近に迫る山頂や白山が一望でき、初夏にはマイヅルソウやゴゼンタチバナ、アカモノなどの花も見られます。ここからは、ひと登りで大日ヶ岳山頂に到着です。 山頂には、大日如来の石仏や石碑、方位盤などが所狭しと置かれ、白山をはじめ荒島岳や能郷白山、北アルプスなどの大展望が楽しめます。とくに印象的なのは、白山主峰の御前峰と肩を並べるように堂々と稜線を広げる別山の山容でしょう。大日ヶ岳もまた、白山と同様、泰澄大師が開山したと伝承され、美濃馬場を拠点とする修験の霊山だったことを実感します。帰りは、往路を下ります。 なお、桧峠からのコースは、修験者の修行のための道であったとされ、行場であった鎌ヶ峰一帯の雰囲気や展望などが魅力です。ウイングヒルズスキー場のゴンドラリフトが利用できれば、終点から山頂まで2時間10分ほどです。また、ダイナランドスキー場からの道は、スキー場の駐車場登り口から標識に従ってゲレンデの中を登ります。αライナー(リフト)終点から、さらに尾根沿いの管理用道路を登って登山道に入り、高鷲スノーパークのゴンドラ山頂駅への分岐や前大日を越えて山頂に達します。登り口から2時間30分ほどです。 -
小原から赤兎山へ
- 日帰り
- 3時間15分
- 5.6km
小原から赤兎山へ
- 日帰り
- 3時間15分
- 5.6km
起点の小原登山口(林道終点)へは、マイカーの利用が現実的です。小原集落の先にゲートがあり、通行は6月上旬から11月中旬の午前7時から午後5時までとなっています。また、自然保護協力金が必要です(一人400円)。ゲートから車で30分ほどの登山口駐車場(80~100台)には、水と簡易トイレもあります。 登山口からの山道は、平安時代に開かれたとされる越前禅定道で、沢沿いの緩い登りで福井・石川県境の小原峠に着きます。十字路を直進した所には石仏があり、白山が望めます。峠からブナ林の急な尾根を登ります。大舟山・経ヶ岳への分岐からは傾斜も緩くなり、赤兎山に達します。眺めは一級ながら、大半の登山者の行き先は赤兎平。ニッコウキスゲやイワイチョウ(6月下旬~7月上旬)などが咲く赤池湿原や避難小屋の先からの白山展望がこの山の最たる魅力でしょう。帰りは往路を下ります。 なお、鳩ヶ湯温泉や三ツ谷・杉峠からの道は、距離が長く、整備が不十分な年や区間もあるなど健脚・経験者向きです。起点の小原登山口(林道終点)へは、マイカーの利用が現実的です。小原集落の先にゲートがあり、通行は6月上旬から11月中旬の午前7時から午後5時までとなっています。また、自然保護協力金が必要です(一人400円)。ゲートから車で30分ほどの登山口駐車場(80~100台)には、水と簡易トイレもあります。 登山口からの山道は、平安時代に開かれたとされる越前禅定道で、沢沿いの緩い登りで福井・石川県境の小原峠に着きます。十字路を直進した所には石仏があり、白山が望めます。峠からブナ林の急な尾根を登ります。大舟山・経ヶ岳への分岐からは傾斜も緩くなり、赤兎山に達します。眺めは一級ながら、大半の登山者の行き先は赤兎平。ニッコウキスゲやイワイチョウ(6月下旬~7月上旬)などが咲く赤池湿原や避難小屋の先からの白山展望がこの山の最たる魅力でしょう。帰りは往路を下ります。 なお、鳩ヶ湯温泉や三ツ谷・杉峠からの道は、距離が長く、整備が不十分な年や区間もあるなど健脚・経験者向きです。 -
小原から大長山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 6.9km
小原から大長山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 6.9km
大長山は、赤兎山に比べて距離が長く、道の状態からも難易度はやや高いです。両山を一度に登る場合は、相応の体力や小原林道のゲート閉門時間にも配慮が必要です。 小原登山口から小原峠までは小原から赤兎山へ(コースガイド)を参照して下さい。峠の十字路を左(北)に進みます。 ブナ林の中、刈安山を越え、さらにアップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。右手には白山が見え隠れし、ゴゼンタチバナやイワカガミなどの花も見られる気分爽快な道ですが、山頂近くの急な岩場(ロープあり)は、とくに下山時に要注意です。大長山山頂からの眺めは、赤兎山に勝るとも劣らずで、白山が大きく見え、遠く御嶽山なども望まれます。一帯はニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く草原になっており、7月上旬あたりが見頃です。帰りは往路を下ります。 なお、石川県側の三ッ谷からの作業道及び登山道は荒廃気味です。大長山は、赤兎山に比べて距離が長く、道の状態からも難易度はやや高いです。両山を一度に登る場合は、相応の体力や小原林道のゲート閉門時間にも配慮が必要です。 小原登山口から小原峠までは小原から赤兎山へ(コースガイド)を参照して下さい。峠の十字路を左(北)に進みます。 ブナ林の中、刈安山を越え、さらにアップダウンを繰り返しながら高度を上げていきます。右手には白山が見え隠れし、ゴゼンタチバナやイワカガミなどの花も見られる気分爽快な道ですが、山頂近くの急な岩場(ロープあり)は、とくに下山時に要注意です。大長山山頂からの眺めは、赤兎山に勝るとも劣らずで、白山が大きく見え、遠く御嶽山なども望まれます。一帯はニッコウキスゲやコバイケイソウなどが咲く草原になっており、7月上旬あたりが見頃です。帰りは往路を下ります。 なお、石川県側の三ッ谷からの作業道及び登山道は荒廃気味です。 -
六呂師高原から経ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10km
六呂師高原から経ヶ岳へ
- 日帰り
- 6時間55分
- 10km
起点の奥越高原青少年自然の家へはマイカーまたはタクシーの利用となります。駐車する際は、事前に了解を得ておきましょう。休所日(原則月曜日)は施設手前で進入禁止になるので要注意です。 自然の家からキャンプ場の方向に林道を行き、「三角山・経ヶ岳登り口」の標識から登ります。尾根に出れば傾斜も緩くなり、広域林道登山口に出ます。右へ100mほど行った銚子ヶ口展望広場には約10台分の駐車スペースがあり、ここから登るのも一案です。 ブナ林を抜けると保月山に着きます。ここから杓子岳にかけては、やせ尾根で岩峰もあり、階段が設置されています。杓子岳からはニッコウキスゲなどの花が咲く広い尾根となり、中岳では眼前に経ヶ岳の雄姿が迫ります。急な階段の道を切窓(唐谷コース分岐)へ下り、池ノ大沢と呼ばれる古い火口跡を俯瞰しつつ、笹の中の急坂を登れば経ヶ岳山頂です。白山の展望が見事です。帰りは往路を戻ります。 なお、小原林道払川登山口から法恩寺山の伏拝に至る道が2019年秋に整備されましたが、危険個所もあり、健脚・経験者向きです。起点の奥越高原青少年自然の家へはマイカーまたはタクシーの利用となります。駐車する際は、事前に了解を得ておきましょう。休所日(原則月曜日)は施設手前で進入禁止になるので要注意です。 自然の家からキャンプ場の方向に林道を行き、「三角山・経ヶ岳登り口」の標識から登ります。尾根に出れば傾斜も緩くなり、広域林道登山口に出ます。右へ100mほど行った銚子ヶ口展望広場には約10台分の駐車スペースがあり、ここから登るのも一案です。 ブナ林を抜けると保月山に着きます。ここから杓子岳にかけては、やせ尾根で岩峰もあり、階段が設置されています。杓子岳からはニッコウキスゲなどの花が咲く広い尾根となり、中岳では眼前に経ヶ岳の雄姿が迫ります。急な階段の道を切窓(唐谷コース分岐)へ下り、池ノ大沢と呼ばれる古い火口跡を俯瞰しつつ、笹の中の急坂を登れば経ヶ岳山頂です。白山の展望が見事です。帰りは往路を戻ります。 なお、小原林道払川登山口から法恩寺山の伏拝に至る道が2019年秋に整備されましたが、危険個所もあり、健脚・経験者向きです。 -
中根平登山口から人形山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 11.4km
中根平登山口から人形山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 11.4km
山名の由来は山腹に現れる手をつないだ二つの人形の雪形で、母親の病気回復のお礼に山に登り、白山権現に参った帰りに遭難した幼い姉妹の悲しい伝説があります。南砺市上梨の対岸にある田向から林道を行くと、建物が数棟ある中根平を過ぎてまもなく人形堂の祠がある中根平登山口です。杉植林地が続き、登って行くとブナも混じるようになり、第一休憩所の広場に出ます。すぐにブナ林となり、やがて大きなサラサドウダンのある第二休憩所に着きます。 ダケカンバが混じるようになり、背の低い林を登って行くと開けた場所に出ます。鳥居のある所が宮屋敷跡で、古くは白山権現が祀られていたとされています。この先、展望がきく緩やかな尾根歩きで、三角形の三ヶ辻山から人形山への尾根が近づいてきます。鞍部から高度差100mほど登りきると梯子坂乗越の分岐です。二つの小ピークを越えてすぐ人形山山頂で、南側に広場があり、白山から大門山へ続く山並み、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山ほかの眺めが楽しめます。帰りは往路を戻ります。山名の由来は山腹に現れる手をつないだ二つの人形の雪形で、母親の病気回復のお礼に山に登り、白山権現に参った帰りに遭難した幼い姉妹の悲しい伝説があります。南砺市上梨の対岸にある田向から林道を行くと、建物が数棟ある中根平を過ぎてまもなく人形堂の祠がある中根平登山口です。杉植林地が続き、登って行くとブナも混じるようになり、第一休憩所の広場に出ます。すぐにブナ林となり、やがて大きなサラサドウダンのある第二休憩所に着きます。 ダケカンバが混じるようになり、背の低い林を登って行くと開けた場所に出ます。鳥居のある所が宮屋敷跡で、古くは白山権現が祀られていたとされています。この先、展望がきく緩やかな尾根歩きで、三角形の三ヶ辻山から人形山への尾根が近づいてきます。鞍部から高度差100mほど登りきると梯子坂乗越の分岐です。二つの小ピークを越えてすぐ人形山山頂で、南側に広場があり、白山から大門山へ続く山並み、北アルプス、乗鞍岳、御嶽山ほかの眺めが楽しめます。帰りは往路を戻ります。 -
ブナオ峠から大門山・奈良岳へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 12.6km
ブナオ峠から大門山・奈良岳へ
- 日帰り
- 5時間50分
- 12.6km
ブナオ峠へは五箇山の西赤尾から車で入りますが、舗装されているものの狭くて冬期間閉鎖の道路なので注意が必要です(2024年11月現在通行止)。出発するとすぐにブナ林の登りとなります。日差しの少ない歩きやすい道で、ところどころ小矢部川源流の谷を見ながら行くと、ベンチのある県境尾根の大門山と奈良岳方面への分岐に着きます。そこから約10分で到着する300名山の大門山からは、白山へと続く山々や北アルプスが望めます。いったん分岐まで戻り、尾根道を約20分で赤摩木古山に着きます。山名方位盤がある見晴らしのよい山頂で、ここまでは初級者にもおすすめのコースです。 その先、石川県側はブナなどの高木林、富山県側はササ原や低木林となり、6~7月ならムラサキヤシオやヒメシャガ、クガイソウなどが見られます。登り下りを繰り返し最後の急坂を登り切ると見越山でコース中で最も展望が良いところです。急坂を100mほど下り、緩やかに登って行くと奈良岳の山頂です。大笠山が大きく、その右肩に白山が見えます。下山は往路を戻ります。ブナオ峠へは五箇山の西赤尾から車で入りますが、舗装されているものの狭くて冬期間閉鎖の道路なので注意が必要です(2024年11月現在通行止)。出発するとすぐにブナ林の登りとなります。日差しの少ない歩きやすい道で、ところどころ小矢部川源流の谷を見ながら行くと、ベンチのある県境尾根の大門山と奈良岳方面への分岐に着きます。そこから約10分で到着する300名山の大門山からは、白山へと続く山々や北アルプスが望めます。いったん分岐まで戻り、尾根道を約20分で赤摩木古山に着きます。山名方位盤がある見晴らしのよい山頂で、ここまでは初級者にもおすすめのコースです。 その先、石川県側はブナなどの高木林、富山県側はササ原や低木林となり、6~7月ならムラサキヤシオやヒメシャガ、クガイソウなどが見られます。登り下りを繰り返し最後の急坂を登り切ると見越山でコース中で最も展望が良いところです。急坂を100mほど下り、緩やかに登って行くと奈良岳の山頂です。大笠山が大きく、その右肩に白山が見えます。下山は往路を戻ります。 -
桂湖から大笠山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 11km
桂湖から大笠山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 11km
桂湖は、この地にあった合掌集落の桂が廃村した後にできた境川ダムの人造湖で、湖畔にはオートキャンプ場などがあります。1等三角点のある大笠山の魅力は山頂からの展望で、近くに笈ヶ岳、その右後方に白山の峰々、またアルプスや金沢など平野部も見えます。 登山口からまもなくでオバタキ谷を頑丈な吊橋で渡り、鉄製の階段やクサリ場のある岩壁の急斜面を登ります。いったん緩やかになり、再び林の中の登りの連続となり、標高1200m付近に穴の開いた檜の巨木を見て登って行くと天ノ又(前笈ヶ岳)に着きます。標識のある三角点は右側へ少し入ったところです。この先、笈ヶ岳や大笠山、大門山などを時々見ながらのアップダウンの繰り返しが連続し、旧避難小屋の広場に出ます。水場は北側の谷への踏み跡を行くとありますが、7月上旬頃まで残雪で利用できないことがあります。 ササの多い階段を登るとニッコウキスゲの咲く奈良岳への分岐に出て、避難小屋を通ってベンチのある大笠山に着きます。帰りは足元に注意し、とくに最後のクサリ場と階段は慎重に下りましょう。桂湖は、この地にあった合掌集落の桂が廃村した後にできた境川ダムの人造湖で、湖畔にはオートキャンプ場などがあります。1等三角点のある大笠山の魅力は山頂からの展望で、近くに笈ヶ岳、その右後方に白山の峰々、またアルプスや金沢など平野部も見えます。 登山口からまもなくでオバタキ谷を頑丈な吊橋で渡り、鉄製の階段やクサリ場のある岩壁の急斜面を登ります。いったん緩やかになり、再び林の中の登りの連続となり、標高1200m付近に穴の開いた檜の巨木を見て登って行くと天ノ又(前笈ヶ岳)に着きます。標識のある三角点は右側へ少し入ったところです。この先、笈ヶ岳や大笠山、大門山などを時々見ながらのアップダウンの繰り返しが連続し、旧避難小屋の広場に出ます。水場は北側の谷への踏み跡を行くとありますが、7月上旬頃まで残雪で利用できないことがあります。 ササの多い階段を登るとニッコウキスゲの咲く奈良岳への分岐に出て、避難小屋を通ってベンチのある大笠山に着きます。帰りは足元に注意し、とくに最後のクサリ場と階段は慎重に下りましょう。