【日帰り】の登山コースガイド
日帰り
検索結果851件中
401-420件
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三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝、碧岩、大岩
- 日帰り
- 5時間15分
- 5.5km
三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。三段の滝・碧岩登山口から三段の滝までは美しい沢沿いを進みます。三段の滝からは右壁を登りますが、滑りやすい露岩や急斜面で注意が必要です。滝上で渡渉を繰り返し碧岩入口を左折、居合沢からミドリ岩沢に入りますがやや道が不明瞭です。二又ではルートが左右の斜面を登るように二分しますが、両者とも登り口は不明瞭なので踏み跡やテープをよく確認しましょう。左への急斜面を進み碧岩分岐に着くと、碧岩基部から2段の左右の切れ落ちたロープの岩壁となり、登降共にかなり緊張します。岩壁を登るとすぐに碧岩に到着です。山頂からは兜岩山や立岩、毛無岩等の展望が望めます。引き返して大岩分岐から大岩へと進みますが、木立を抜けると左右がすっぱり切れ落ちた細い岩稜帯で、爽快な岩登りとなり大岩山頂に到着です。碧岩の槍のような姿の展望が印象的です。帰りは往路を戻ります。 -
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
蓼沼から大屋山
- 日帰り
- 2時間25分
- 3.5km
山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。山仲集落の上手橋を渡ると旧登山口があり廃モノラック(運搬用軌道)が蓼沼集落まで続いています。旧道は荒れているので車道を進みましょう。「桃源郷」と称された2軒の蓼沼集落も今は無住です。上の民家の入口が大屋山登山口で、玄関前を通り右手から家の背後にある荒廃した山畑跡の左上を目指して登り、沢を渡ると植林地となります。小尾根の先に水場を見て更に樹林の斜面を左手進めば明神宮の祀られる主稜線にでます。幽玄な雰囲気だった蓼沼も西側が伐採され神々しさが失われたのは残念です。北へ尾根を辿れば植林から雑木林になり、ヤセ尾根越えると大屋山山頂に到着です。北西の展望岩へ行けば、立岩や碧岩・大岩、毛無岩方面の大展望を望めます。展望を楽しんだ後は来た道を戻ります。 -
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
シラケ山から烏帽子岳
- 日帰り
- 4時間30分
- 5.1km
天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。天狗岩登山口から渓流沿いを進み、休憩小屋の二俣で右折します。5月にはニリンソウが咲く斜面を登り、鞍部からルンゼ状の岩の間を登ると天狗岩です。その先の鉄橋を渡れば展望台で、西上州の山や浅間山、谷川連峰が一望です。シラケ山へは山腹道が小尾根を超える辺りで烏帽子岳分岐を右に登ります。南面の御座山や両神山、奥秩父の山々も望めます。シラケ山からは7つの小岩峰が連なる岩稜帯で、まさに西上州の醍醐味。アカヤシオの林を抜け次々と岩峰を越えていきます。P7の岩根のトラバースを越え横道と合流し、マルはピーク越えと巻き道のどちらかを進みます。烏帽子のコルからはロープで急登を登り、左からピークを回り込めば烏帽子岳に到着です。山頂からはたどってきた岩峰群と共に西上州の山々の展望が楽しめます。帰りの郡界尾根は登り基調の横道で岩稜帯やシラケ山を巻きます。縦走の場合は烏帽子のコルから滑りやすいロープの急斜面を下り三ッ岩岳登山口、大仁田集落へと下ります。 -
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
栗木平から赤久縄山周回
- 日帰り
- 4時間45分
- 7.4km
赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。赤久縄山栗木平登山口から美しい渓流沿いの道を登り、早滝分岐を左折して鎖場を越えると早滝が見えてきます。滝壷付近では夏は涼風、冬は氷瀑が楽しめます。早滝分岐に戻り白鳥岩沢沿いから植林地を交えて登ります。鉄塔のある尾根への巡視路との分岐は右手に進みます。尾根道となれば下に鉄塔を見て北に登りきり、主稜線直前を左へと巻き道を進むと展望の良い鉄塔下になります。目前の赤久縄山と、運が良ければ富士山を望めます。林道を経て東コースを進み、北コースを交えると広い草地の三角点のある赤久縄山山頂に到着です。山頂からは御荷鉾三山や富士山が望めます。西コース入口から南西へ廃作業道を下り、持倉分岐からの急斜面のトラバースは整備されたトレランルートです。安取峠からは消えかかる峠道を沢沿いに栗木平を目指しますが、自信のない人は赤久縄林道を下るのをお勧めします。 -
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
住居附から笠丸山
- 日帰り
- 2時間40分
- 3.3km
新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。新高畑橋から林道を経て沢沿いの道をたどり、2分する沢は左手へとたどります。急斜面を登ると作業道と接する地蔵峠に着き、作業道を少々西進すると笠丸山の西峰の岩峰が望めます。地蔵峠からアップダウンの尾根を進むと岩稜や木の根の急斜面が続き、ロープをひと登りすれば稜線のコルにでます。 右折して岩稜を進むと西峰に着き、両神山や上武国境の山々、御座山等ほぼ全方向の展望を楽しめます。引き返して東峰に向かいますが、稜線の左右は切れ落ちているので注意が必要です。標高は西峰のほうが高いのですが、東峰には木立に囲まれた祠と山頂の表示があります。東峰からは急斜面の下りが続き、木の根やロープを頼って慎重に進みます。樹相が植林になれば右手寄りに下り、登山口の石灯籠が昔からの参拝路の雰囲気を漂わせる住居附集落に着きます。春の住居附集落は様々な花に包まれます。 -
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
諏訪山(楢原コースから浜平コースへ)
- 日帰り
- 8時間15分
- 13.4km
学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。学園入口バス停から橋ノ沢林道を登り、三笠山普寛堂が諏訪山楢原登山口です。まずは急登が続き、大江大権現堂からは尾根から外れトラバース道が続きます。登山道脇には御嶽信仰の祭祀物が次々と現れます。湯ノ沢の頭からは浜平ルートと合流し、よく踏まれた道になります。小屋跡を過ぎるとハシゴやロープの連続で、時々開ける展望を楽しみながら三笠山の岸壁の根元を右手へと回り込みます。最後の岩稜を登ると大展望の三笠山に着き、両神山、帳付山、御座山、西上州の山々が望めます。諏訪山へはロープの岩場を下り、木の根のはびこる斜面を登ると三角点のある諏訪山に到着です。樹林の小平地の山頂は休憩に最適です。湯ノ沢の頭まで往路を戻り、浜平ルートを下りますが、急斜面の九十九折りや荒れた沢沿いの道、滑りやすい沢床や桟橋が続き、雨天の際は注意が必要です。鉱泉設備を右手に見て森林軌道の跡を下ると諏訪山浜平登山口に到着です。 -
野栗沢から赤岩岳、大ナゲシ
- 日帰り
- 6時間55分
- 7.4km
野栗沢から赤岩岳、大ナゲシ
- 日帰り
- 6時間55分
- 7.4km
赤岩橋から作業道を経て沢沿いの山道に入り、深い谷間の薄い旧峠道をテープを頼りに進みます。鉄の橋を渡ると直ぐに二俣となり、正面の尾根を左の涸れ沢から回り込むように乗り上げます。尾根を登り岩壁下を右手に進むと再び沢沿いの道になります。炭焼き窯跡を過ぎて振り返ると「V字」の谷の輪郭が印象的です。雨量計跡の標識を過ぎ急登を登りきれば石祠のある赤岩峠に到着です。赤岩岳の付け根を北側から回り込むように登り、鞍部から右へ急な岩稜と木の根の急登を越えると展望の良い赤岩岳山頂に着きます。赤岩峠に戻り大ナゲシへ向かいますが、県境尾根から北に外れると中央のロープの直立岩場と左手側の鎖場の2ルートがありますが、鎖の方が難易度は低いです。樹林を抜けて再び鎖場を登れば大展望の大ナゲシ山頂に到着です。帰りは往路を引き返しますが、時間と体力に余裕があれば、県境尾根を宗四郎山から山吹峠を経て林道で下山する周回も可能です。赤岩橋から作業道を経て沢沿いの山道に入り、深い谷間の薄い旧峠道をテープを頼りに進みます。鉄の橋を渡ると直ぐに二俣となり、正面の尾根を左の涸れ沢から回り込むように乗り上げます。尾根を登り岩壁下を右手に進むと再び沢沿いの道になります。炭焼き窯跡を過ぎて振り返ると「V字」の谷の輪郭が印象的です。雨量計跡の標識を過ぎ急登を登りきれば石祠のある赤岩峠に到着です。赤岩岳の付け根を北側から回り込むように登り、鞍部から右へ急な岩稜と木の根の急登を越えると展望の良い赤岩岳山頂に着きます。赤岩峠に戻り大ナゲシへ向かいますが、県境尾根から北に外れると中央のロープの直立岩場と左手側の鎖場の2ルートがありますが、鎖の方が難易度は低いです。樹林を抜けて再び鎖場を登れば大展望の大ナゲシ山頂に到着です。帰りは往路を引き返しますが、時間と体力に余裕があれば、県境尾根を宗四郎山から山吹峠を経て林道で下山する周回も可能です。 -
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
大山、天丸山、帳付山
- 日帰り
- 8時間20分
- 10.4km
天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。天丸橋から荒れ気味の天丸沢沿いをたどり、ナメ滝を巻きアルミの梯子の先で左手の尾根に取付きます。つづら折りの急斜面を越え岩場を登りきれば、展望の良い大山に到着です。引き返して南進し天丸橋下降点に乗り上げ右折、樹林の中の倉門山を通過して天丸山分岐から天丸山へ向かいます。天丸山は大きな岩峰で基部からロープが設置されていますが傾斜がきつく、登りよりも下りの難易度が高いので細心の注意が必要です。引き返して帳付山へ向かい、馬道のコルから尾根を西に進むと樹林が濃くなります。展望の良い岩稜帯を進んでいきますが、南面側へ固定ロープの下りが難易度が高いです。木の根がはびこる急登を経て帳付山に到着です。山頂からは北面の展望が開けます。下山は来た道を戻ります。馬道のコルからの峠道は昔の主要交易路でした。明瞭な馬道を下り展望の良い社壇乗越から車道歩きで天丸橋へ戻ります。 -
御座山(栗生から長者の森へ)
- 日帰り
- 6時間5分
- 11.6km
御座山(栗生から長者の森へ)
- 日帰り
- 6時間5分
- 11.6km
御座山は各登山口から単純往復で登る登山者がほとんどですが、小海駅や登山口を起点に路線バス利用による縦走も可能です。また登山道は山口コースを除き、登山道も明瞭で良く整備されています。 栗生バス停から林道で栗生コース登山口へ向かいます。登山口から荒れた沢を高巻きして新しい代替路を登り不動の滝へ着きます。不動の滝右手側の斜面の九十九折りの登りを経て、岩壁下を右に回って鎖場を登ると中段の岩棚から展望が開け金峰山方面が望めます。斜度が緩くなり御岳神社の祠のあるピークを超え、ロープで下ると山口コースと合流します。山頂はすぐ目の前、岩壁沿いをひと登りで避難小屋、細長い岩稜を注意深く進めば素晴らしい展望の御座山に着きます。山頂からは八ケ岳、北・南アルプス、妙義山をはじめ西上州の山々の大展望が楽しめます。 長者の森へは避難小屋から針葉樹林の尾根を下ります。急斜面を下り、うだの沢のトーミには下新井への道標がありますが、ルートは消失しています。前衛峰付近の登山道脇にはシャクナゲの数が多くなり花の時期の楽しみのひとつです。見晴台で展望を眺めながら一休み、その先から急斜面の下りとなり小尾根を乗越すと傾斜が緩やかとなり快適な尾根歩きとなります。合流点で白岩コースを左手に分け鉄塔下を通過、長い最後の下りをこなせば長者の森コース登山口に到着です。三寸木バス停まではもうひと歩きです。御座山は各登山口から単純往復で登る登山者がほとんどですが、小海駅や登山口を起点に路線バス利用による縦走も可能です。また登山道は山口コースを除き、登山道も明瞭で良く整備されています。 栗生バス停から林道で栗生コース登山口へ向かいます。登山口から荒れた沢を高巻きして新しい代替路を登り不動の滝へ着きます。不動の滝右手側の斜面の九十九折りの登りを経て、岩壁下を右に回って鎖場を登ると中段の岩棚から展望が開け金峰山方面が望めます。斜度が緩くなり御岳神社の祠のあるピークを超え、ロープで下ると山口コースと合流します。山頂はすぐ目の前、岩壁沿いをひと登りで避難小屋、細長い岩稜を注意深く進めば素晴らしい展望の御座山に着きます。山頂からは八ケ岳、北・南アルプス、妙義山をはじめ西上州の山々の大展望が楽しめます。 長者の森へは避難小屋から針葉樹林の尾根を下ります。急斜面を下り、うだの沢のトーミには下新井への道標がありますが、ルートは消失しています。前衛峰付近の登山道脇にはシャクナゲの数が多くなり花の時期の楽しみのひとつです。見晴台で展望を眺めながら一休み、その先から急斜面の下りとなり小尾根を乗越すと傾斜が緩やかとなり快適な尾根歩きとなります。合流点で白岩コースを左手に分け鉄塔下を通過、長い最後の下りをこなせば長者の森コース登山口に到着です。三寸木バス停まではもうひと歩きです。 -
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。 -
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から鍬柄岳、大桁山を経て虻田へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。千平駅から車道を進み、鍬柄岳登山口から杉林を経て阿夫利神社の裏手の急登を登ります。作業道に達したら右上へと進み岩峰の付け根を目指します。左に大桁山へのルートを分けるといよいよ岩棚の鎖場の連続です。鎖場としては足場も広く難易度は高くありませんが、高度感があるため慎重に進みます。細長い稜線に出て東端から西端へと岩稜帯を進むと山頂からの大展望が広がります。下りも鎖に沿って注意深く進み大桁山への短絡ルートを岩峰下を進みます。尾根道になり作業道が横切りますが、擁壁のハシゴを登ると傾斜が増し杉林になります。やがて右手から川後石峠からの広い登山道と合流、幾つかの屈曲を経て主尾根に達すると大桁山山頂は直ぐです。稜線を西進し虻田バス停へと下りますが、作業道の分岐でのルートミスには注意が必要です。早春ならフクジュソウの里に立寄るのもお勧めですが、6~9月には大桁山付近はヤマビルの活動が非常に活発なので注意しましょう。 -
神成山(神農原駅から南蛇井駅へ)
- 日帰り
- 2時間30分
- 5.1km
神成山(神農原駅から南蛇井駅へ)
- 日帰り
- 2時間30分
- 5.1km
神成山は地元の方の度重なる整備により、訪れる度に新発見があります。春から初夏にかけては多数の花木や山野草も楽しめます。神農原駅より北へ進み宮崎城趾の西中学校の北側がハイキングコース入口で、石碑や石仏の並ぶ登山道を進むと神成城趾となり、左へP1(物見台)に進むと展望が開けます。引き返して急登を登ると石祠や石碑がある龍王山(P2)に到着で、四ッ又山や鹿岳、牛伏山や筑波山が望めます。更に西進すると旧宇芸神社跡のP4ですが、ミニ自然博物館として展示物があります。南側から聞こえる上信電車の音を聞きながら石祠のあるP5、石碑のあるP6へと快適な尾根歩きですが、徐々に南側が断崖になり、石祠のある吾妻山に到着です。展望を楽しんだ後は新堀へと下りますが、登山口の新堀神社内には算額が掛けてあり、昔は和算が盛んだったのでしょう。坂を下り南蛇井駅へと向かいます。神成山は地元の方の度重なる整備により、訪れる度に新発見があります。春から初夏にかけては多数の花木や山野草も楽しめます。神農原駅より北へ進み宮崎城趾の西中学校の北側がハイキングコース入口で、石碑や石仏の並ぶ登山道を進むと神成城趾となり、左へP1(物見台)に進むと展望が開けます。引き返して急登を登ると石祠や石碑がある龍王山(P2)に到着で、四ッ又山や鹿岳、牛伏山や筑波山が望めます。更に西進すると旧宇芸神社跡のP4ですが、ミニ自然博物館として展示物があります。南側から聞こえる上信電車の音を聞きながら石祠のあるP5、石碑のあるP6へと快適な尾根歩きですが、徐々に南側が断崖になり、石祠のある吾妻山に到着です。展望を楽しんだ後は新堀へと下りますが、登山口の新堀神社内には算額が掛けてあり、昔は和算が盛んだったのでしょう。坂を下り南蛇井駅へと向かいます。 -
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。 -
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。 -
日和田山から物見山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 8.5km
日和田山から物見山へ
- 日帰り
- 3時間45分
- 8.5km
朝鮮様式の魔除け「将軍標」をシンボルとする高麗駅で下車して線路を渡ると台の交差点。そこから「台の高札場跡」を右折して道なりに進むと鹿台橋に出ます。橋を渡った高麗本郷の交差点が、曼珠沙華で有名な巾着田の入口です。時間があれば、あわせて高麗神社や聖天院などの高麗王若光ゆかりの地を訪ねてみるのも良いでしょう。 交差点を左折して進むと日和田山登山道となり、金刀比羅神社の石造りの大鳥居に迎えられます。すぐに道は二分し、男坂と女坂に分かれます。女坂は緩やかな道ですが、男坂は急な岩場があるので、雨天の際には控えましょう。岩場の上部には金刀比羅神社があり、巾着田が一望できる良い展望台となっています。まさに巾着のように流れる高麗川の遠望を楽しんだ後、ひと登りすれば宝篋印塔の建立された日和田山山頂です。日高市の市街地が一望できる山頂で休憩したら、次の高指山に向かいます。 高指山の山名標柱に立ち寄った後、程なくして明るく開けた雰囲気の良い山上集落、駒高集落に着きます。そして路傍の道標に従って山道に入ると、やがて1等三角点のある物見山です。ベンチなどもありますが、周辺の木々が伸びて眺望はまったくありません。山頂から続く尾根をさらに下ると、すぐにヤセオネ峠の分岐へ出ます。ここからは宿谷の滝へ向かうこともできますが、さらに植林の中の整備された道を進みます。 やがて林道の切通しを越えて緩やかに登っていくと小さなお堂が見えてきます。このお堂の石仏は「権現堂の岩舟地蔵」で、一般的には北向地蔵として知られています。また、この地蔵尊から鎌北湖方面に下っていくと、かつてこの旧権現堂村を開発した織部氏の名が、路傍の「開祖織部手植松」の碑に残されています。北向地蔵からエビガ坂方面に足をのばすこともできますが、ここはユガテ集落に続く山道を歩きます。やがて古い道標のある辻に出て、この分岐を土山集落へと向かえば明るく開けた民家の脇に出ます。 土山集落の愛宕地蔵から下っていき、中野集落から来た道を合わせて進んでいくと小さな「将軍標」が現れます。毛呂山町と日高市の境界です。さらに下ると道路脇に五常の滝があり、五條に流れ落ちる美しい滝の傍らには滝不動尊も祀られているのですが、現在は私有地となっており見学する場合は受付で拝観料を支払う必要があります。そして清流沿いに歩いて行けば、程なく国道299号とぶつかり武蔵横手駅に着きます。朝鮮様式の魔除け「将軍標」をシンボルとする高麗駅で下車して線路を渡ると台の交差点。そこから「台の高札場跡」を右折して道なりに進むと鹿台橋に出ます。橋を渡った高麗本郷の交差点が、曼珠沙華で有名な巾着田の入口です。時間があれば、あわせて高麗神社や聖天院などの高麗王若光ゆかりの地を訪ねてみるのも良いでしょう。 交差点を左折して進むと日和田山登山道となり、金刀比羅神社の石造りの大鳥居に迎えられます。すぐに道は二分し、男坂と女坂に分かれます。女坂は緩やかな道ですが、男坂は急な岩場があるので、雨天の際には控えましょう。岩場の上部には金刀比羅神社があり、巾着田が一望できる良い展望台となっています。まさに巾着のように流れる高麗川の遠望を楽しんだ後、ひと登りすれば宝篋印塔の建立された日和田山山頂です。日高市の市街地が一望できる山頂で休憩したら、次の高指山に向かいます。 高指山の山名標柱に立ち寄った後、程なくして明るく開けた雰囲気の良い山上集落、駒高集落に着きます。そして路傍の道標に従って山道に入ると、やがて1等三角点のある物見山です。ベンチなどもありますが、周辺の木々が伸びて眺望はまったくありません。山頂から続く尾根をさらに下ると、すぐにヤセオネ峠の分岐へ出ます。ここからは宿谷の滝へ向かうこともできますが、さらに植林の中の整備された道を進みます。 やがて林道の切通しを越えて緩やかに登っていくと小さなお堂が見えてきます。このお堂の石仏は「権現堂の岩舟地蔵」で、一般的には北向地蔵として知られています。また、この地蔵尊から鎌北湖方面に下っていくと、かつてこの旧権現堂村を開発した織部氏の名が、路傍の「開祖織部手植松」の碑に残されています。北向地蔵からエビガ坂方面に足をのばすこともできますが、ここはユガテ集落に続く山道を歩きます。やがて古い道標のある辻に出て、この分岐を土山集落へと向かえば明るく開けた民家の脇に出ます。 土山集落の愛宕地蔵から下っていき、中野集落から来た道を合わせて進んでいくと小さな「将軍標」が現れます。毛呂山町と日高市の境界です。さらに下ると道路脇に五常の滝があり、五條に流れ落ちる美しい滝の傍らには滝不動尊も祀られているのですが、現在は私有地となっており見学する場合は受付で拝観料を支払う必要があります。そして清流沿いに歩いて行けば、程なく国道299号とぶつかり武蔵横手駅に着きます。 -
吾野から顔振峠・越上山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 10.6km
吾野から顔振峠・越上山へ
- 日帰り
- 3時間55分
- 10.6km
吾野駅横の階段を下り車道へ出ます。右へ10分ほどで旧宿場の吾野宿を抜け吾野橋を渡り左に向かいます。すぐに国道299号吾野トンネル付近の交差点を横切り借宿神社で高山不動方面への道と分かれ、右の梅沢沿いの緩い車道を登って行きます。車道が急にカーブするあたりで右の登山道に入ります。登山道と作業道が並行していてどちらも歩けます。西川材の杉や檜の植林帯が続きます。木立の中を一気に登り車道を横切れば風影集落の民家が点在する斜面に出ます。このあたりは、その昔、源義経が奥州落ちの折、顔を振り振り眺望したという伝説が残り、格別素晴らしい展望です。 左から丹沢連峰、大岳山の右奥に富士山、さらに川苔山から大持山、武川岳、そして右端に武甲山の山並みを楽しめます。顔振峠はすぐで、茶屋裏手の旧峠上には馬頭観音や供養塔などが寂しくたたずみ、昔の面影を残しています。右手尾根を少し登れば見晴台(雨乞塚)があります。 峠からは奥武蔵グリーンラインを東に進みます。道標に従い、左へ山腹を巻く参道を歩くと阿寺諏訪神社です。秋には紅葉が社殿に彩りを添えます。 広場左手の崖地脇から左に巻きぎみに行くと越上山分岐で、右手金毘羅様周辺はイワウチワが群生し美事です。越上山へは直前に岩稜があり、注意して歩きます。静寂に包まれた山頂は樹木が伸び、展望がないのが少々残念です。分岐まで戻り、東に派生する尾根の右側をからむ道を進み、車道の切通しに出ます。三差路の車道から尾根を登り、左に一本杉峠分岐、十二曲りの切通し、五六峠、茶之岳山を経由する小さなアップダウンの尾根道を歩き続けます。 ようやくエビガ坂の峠分岐に出てひと安心です。右に道標に従ってユガテに着きます。パッと開けた山上集落は、一年を通じて桃源郷の雰囲気をかもし出していて、いつ訪れても楽しめます。 ユガテからは尾根道をたどり東吾野駅へ向かいます。地元の地域振興で整備された「飛脚道」を行きます。橋本山の先で右折し、国指定重文の福徳寺阿弥陀堂のある里に出ます。そして左に車道を行くとすぐに東吾野駅です。吾野駅横の階段を下り車道へ出ます。右へ10分ほどで旧宿場の吾野宿を抜け吾野橋を渡り左に向かいます。すぐに国道299号吾野トンネル付近の交差点を横切り借宿神社で高山不動方面への道と分かれ、右の梅沢沿いの緩い車道を登って行きます。車道が急にカーブするあたりで右の登山道に入ります。登山道と作業道が並行していてどちらも歩けます。西川材の杉や檜の植林帯が続きます。木立の中を一気に登り車道を横切れば風影集落の民家が点在する斜面に出ます。このあたりは、その昔、源義経が奥州落ちの折、顔を振り振り眺望したという伝説が残り、格別素晴らしい展望です。 左から丹沢連峰、大岳山の右奥に富士山、さらに川苔山から大持山、武川岳、そして右端に武甲山の山並みを楽しめます。顔振峠はすぐで、茶屋裏手の旧峠上には馬頭観音や供養塔などが寂しくたたずみ、昔の面影を残しています。右手尾根を少し登れば見晴台(雨乞塚)があります。 峠からは奥武蔵グリーンラインを東に進みます。道標に従い、左へ山腹を巻く参道を歩くと阿寺諏訪神社です。秋には紅葉が社殿に彩りを添えます。 広場左手の崖地脇から左に巻きぎみに行くと越上山分岐で、右手金毘羅様周辺はイワウチワが群生し美事です。越上山へは直前に岩稜があり、注意して歩きます。静寂に包まれた山頂は樹木が伸び、展望がないのが少々残念です。分岐まで戻り、東に派生する尾根の右側をからむ道を進み、車道の切通しに出ます。三差路の車道から尾根を登り、左に一本杉峠分岐、十二曲りの切通し、五六峠、茶之岳山を経由する小さなアップダウンの尾根道を歩き続けます。 ようやくエビガ坂の峠分岐に出てひと安心です。右に道標に従ってユガテに着きます。パッと開けた山上集落は、一年を通じて桃源郷の雰囲気をかもし出していて、いつ訪れても楽しめます。 ユガテからは尾根道をたどり東吾野駅へ向かいます。地元の地域振興で整備された「飛脚道」を行きます。橋本山の先で右折し、国指定重文の福徳寺阿弥陀堂のある里に出ます。そして左に車道を行くとすぐに東吾野駅です。 -
関八州見晴台から黒山三滝へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.8km
関八州見晴台から黒山三滝へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.8km
西吾野駅を出て、北川の流れに沿う道路を上流へと向かって歩きます。鉄道の高架をくぐり進むと、古い石標のある橋に出ます。石標には「左志くわう道・右たかやま 道」と刻まれていて、ぶな峠を越えて、ときがわ町の慈光寺へ向かう慈光道と、これから登る高山不動尊への道を指しています。かつてはどちらも巡礼道として賑わっていました。 道標に従って橋を渡り、住宅地を抜けると植林の中に山道が続いています。左に萩ノ平茶屋跡を見て、少し歩くと古い石標と石地蔵があり、この地蔵尊から道は緩やかになり、西山ノ神祠の手前の分岐に出ます。この分岐を西に下ると小峠へと至り、不動三滝(不動滝・白滝・大滝)をめぐることもできます。また谷を隔てた高畑集落も、桜の咲く季節には素敵な山上集落の風景となるので、一度は訪れておきたい場所です。 西山ノ神祠からわずかに進むと不動堂への分岐となりますが、下への道を選んで高山不動尊の本坊常楽院に向かいます。常楽院前の三輪神社には清水が湧いていて、推定樹齢800年といわれる大イチョウが見事です。乳房の形をした気根は女性たちの信仰対象となり、子育て銀杏とも呼ばれていました。 大イチョウの脇から不動尊前の広場に向かい、百段あまりの急な石段を登ると、荘厳なたたずまいの不動堂に着きます。平安仏とされる軍荼利明王像(国指定重要文化財)を擁する高山不動尊は古来から続く名刹で、かつては山上に大廈高楼が立ち並んでいたそうです。しかし戦国乱世に巻き込まれ衰退、さらに江戸末期の火災で再び焼失してしまいました。現在の不動堂は1849(嘉永2)年に再建されたもので、密教仏堂の特色を今に伝える建造物として県指定有形文化財となっています。 不動堂脇の休憩所でひと休みした後、さらに登っていくと奥武蔵グリーンラインの車道に出ます。車道を東へ進むと鳥居跡から登山道が続き、落葉樹の中を登って再び車道に出ると、「関八州見晴台入口」と刻まれた石標があり、高山不動尊の奥ノ院はもう目前。関八州見晴台からは、奥多摩の山々や日光連山のほか、棒ノ折山、武甲山、そして両神山へと連なる山並みが広がります。 展望を十分満喫した後には、東に向かって尾根伝いに下ります。花立松ノ峠から林道猿岩線を北に180mほど進んだ所から山道に入り、しばらく下って再び林道に出ます。黒山三滝への道標から右に入り、三滝の方に下っていくと黒山バス停に着きます。時間があれば黒山三滝をめぐってみるのもよいでしょう。西吾野駅を出て、北川の流れに沿う道路を上流へと向かって歩きます。鉄道の高架をくぐり進むと、古い石標のある橋に出ます。石標には「左志くわう道・右たかやま 道」と刻まれていて、ぶな峠を越えて、ときがわ町の慈光寺へ向かう慈光道と、これから登る高山不動尊への道を指しています。かつてはどちらも巡礼道として賑わっていました。 道標に従って橋を渡り、住宅地を抜けると植林の中に山道が続いています。左に萩ノ平茶屋跡を見て、少し歩くと古い石標と石地蔵があり、この地蔵尊から道は緩やかになり、西山ノ神祠の手前の分岐に出ます。この分岐を西に下ると小峠へと至り、不動三滝(不動滝・白滝・大滝)をめぐることもできます。また谷を隔てた高畑集落も、桜の咲く季節には素敵な山上集落の風景となるので、一度は訪れておきたい場所です。 西山ノ神祠からわずかに進むと不動堂への分岐となりますが、下への道を選んで高山不動尊の本坊常楽院に向かいます。常楽院前の三輪神社には清水が湧いていて、推定樹齢800年といわれる大イチョウが見事です。乳房の形をした気根は女性たちの信仰対象となり、子育て銀杏とも呼ばれていました。 大イチョウの脇から不動尊前の広場に向かい、百段あまりの急な石段を登ると、荘厳なたたずまいの不動堂に着きます。平安仏とされる軍荼利明王像(国指定重要文化財)を擁する高山不動尊は古来から続く名刹で、かつては山上に大廈高楼が立ち並んでいたそうです。しかし戦国乱世に巻き込まれ衰退、さらに江戸末期の火災で再び焼失してしまいました。現在の不動堂は1849(嘉永2)年に再建されたもので、密教仏堂の特色を今に伝える建造物として県指定有形文化財となっています。 不動堂脇の休憩所でひと休みした後、さらに登っていくと奥武蔵グリーンラインの車道に出ます。車道を東へ進むと鳥居跡から登山道が続き、落葉樹の中を登って再び車道に出ると、「関八州見晴台入口」と刻まれた石標があり、高山不動尊の奥ノ院はもう目前。関八州見晴台からは、奥多摩の山々や日光連山のほか、棒ノ折山、武甲山、そして両神山へと連なる山並みが広がります。 展望を十分満喫した後には、東に向かって尾根伝いに下ります。花立松ノ峠から林道猿岩線を北に180mほど進んだ所から山道に入り、しばらく下って再び林道に出ます。黒山三滝への道標から右に入り、三滝の方に下っていくと黒山バス停に着きます。時間があれば黒山三滝をめぐってみるのもよいでしょう。 -
伊豆ヶ岳から子ノ権現・竹寺へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 11.7km
伊豆ヶ岳から子ノ権現・竹寺へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 11.7km
正丸駅前の右手の急な階段を下ってガードをくぐり、なだらかな舗装道路を登っていきます。春には大蔵山の集落に咲く花々が目を楽しませてくれます。安産地蔵尊を右手に見たら馬頭観音のある正丸峠分岐に着き、ここから左の山道へ入っていきます。 沢沿いに進み実谷の分岐から右へと登って長岩(亀岩)を目指します。長岩からさらに登り、正丸峠から続く尾根道とぶつかったら右に折れて長岩峠へと出ます。ここからは尾根道と登山道が並走しているので、どちらを進んでもクサリ場のある男坂の手前に出ます(岩場の男坂は中央付近で落石の危険が大きいので要注意)。この分岐を右へ。女坂を進み、崩落して通行止めとなっている箇所があるので左に迂回路をとると、大きな岩の脇から頂上付近の広場に着きます。伊豆ヶ岳の頂上付近からは奥武蔵の山々の展望が楽しめ、4月頃にはミツバツツジが見頃となります。 山伏峠への道を右手に分け南の急斜面を下り、登り返すと東屋のある静かな古御岳です。再び滑りやすい急坂を注意して下り、開けた高畑山に着きますが、雑木林に囲まれ展望はありません。 しばらく進むと送電鉄塔の建つ尾根上に出ます。植林が伐採され、伊豆ヶ岳山稜一番の大展望です。南西方向には3つの峰から構成された蕨山が良く見えます。 高畑山、中ノ沢ノ頭を通り小さな登降を繰り返して、林道に出ると天目指峠です。林道を横切りさらにアップダウンを繰り返すと、小さな祠がある愛宕山に出ます。少し下ると分岐となるので、ここを左へ向かいます。ほどなくすると千年以上の歴史を持ち、足腰の神様として信仰を集める天台宗の子ノ権現天龍寺に着きます。眺望の良い経ヶ峰や阿字山へも立ち寄ってみてください。日が短い季節や時間が遅くなってしまった時は、芳延参道を下り吾野駅へ出ると良いでしょう。 竹寺へは来た道に戻ってまっすぐ進み、穴沢峠の分岐を左に折れます。豆口峠を経て本殿の裏から厄除けで知られた茅の輪をくぐり、竹のすれる音だけの静かな竹寺の境内へ入っていきます。牛頭天王の本殿裏に戻り、植林の山道を歩いて急な八幡坂を下り馬頭尊脇から車道に出れば、小殿バス停はすぐ近くです。正丸駅前の右手の急な階段を下ってガードをくぐり、なだらかな舗装道路を登っていきます。春には大蔵山の集落に咲く花々が目を楽しませてくれます。安産地蔵尊を右手に見たら馬頭観音のある正丸峠分岐に着き、ここから左の山道へ入っていきます。 沢沿いに進み実谷の分岐から右へと登って長岩(亀岩)を目指します。長岩からさらに登り、正丸峠から続く尾根道とぶつかったら右に折れて長岩峠へと出ます。ここからは尾根道と登山道が並走しているので、どちらを進んでもクサリ場のある男坂の手前に出ます(岩場の男坂は中央付近で落石の危険が大きいので要注意)。この分岐を右へ。女坂を進み、崩落して通行止めとなっている箇所があるので左に迂回路をとると、大きな岩の脇から頂上付近の広場に着きます。伊豆ヶ岳の頂上付近からは奥武蔵の山々の展望が楽しめ、4月頃にはミツバツツジが見頃となります。 山伏峠への道を右手に分け南の急斜面を下り、登り返すと東屋のある静かな古御岳です。再び滑りやすい急坂を注意して下り、開けた高畑山に着きますが、雑木林に囲まれ展望はありません。 しばらく進むと送電鉄塔の建つ尾根上に出ます。植林が伐採され、伊豆ヶ岳山稜一番の大展望です。南西方向には3つの峰から構成された蕨山が良く見えます。 高畑山、中ノ沢ノ頭を通り小さな登降を繰り返して、林道に出ると天目指峠です。林道を横切りさらにアップダウンを繰り返すと、小さな祠がある愛宕山に出ます。少し下ると分岐となるので、ここを左へ向かいます。ほどなくすると千年以上の歴史を持ち、足腰の神様として信仰を集める天台宗の子ノ権現天龍寺に着きます。眺望の良い経ヶ峰や阿字山へも立ち寄ってみてください。日が短い季節や時間が遅くなってしまった時は、芳延参道を下り吾野駅へ出ると良いでしょう。 竹寺へは来た道に戻ってまっすぐ進み、穴沢峠の分岐を左に折れます。豆口峠を経て本殿の裏から厄除けで知られた茅の輪をくぐり、竹のすれる音だけの静かな竹寺の境内へ入っていきます。牛頭天王の本殿裏に戻り、植林の山道を歩いて急な八幡坂を下り馬頭尊脇から車道に出れば、小殿バス停はすぐ近くです。 -
白谷沢から棒ノ折山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.2km
白谷沢から棒ノ折山へ
- 日帰り
- 4時間20分
- 8.2km
ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。ノーラ名栗・さわらびの湯バス停から名栗湖に向かい、ダムの堰堤を渡り湖畔を10分ほどで白谷橋、橋を渡った先が登山口です。 「関東ふれあいの道」として整備された登山道は高度を上げながらしばらく植林の中を進み、やがて急斜面を横切るように露岩を超えると白谷沢が合わさります。そこは「藤懸ノ滝」の落ち口。沢を渡り返しながら渓谷を抜けて行く本コースの核心部に入ります。春には芽吹きの緑と岩のコントラスト、秋には紅葉も加わり連続して変化する渓谷美に目を奪われます。一方、沢筋を行くため滑りやすいので、雨天の増水時には特に注意が必要です。 両岸の岩壁が切り立った渓谷・ゴルジュを抜けると右奥に三段の連続した滝が落ちています。険しい地形ですがここは左手の階段状の岩場を登ります。そして、徐々に見えてくるのが「天狗ノ滝」です。ふたつ目のゴルジュの先には、この沢最大の「白孔雀ノ滝」が飛沫を上げて落ちています。登山道から滝の全容を見ることはできませんが、振り返れば、抜け出たばかりのゴルジュの全く異なる景観に思わず足が止まります。クサリのある岩場を登りきると、水量も少なくなり沢沿いの道はまもなく終わります。林道に出てベンチでひと休みです。 林道跨いで急坂を登り切ると道は一変し、なだらかに山腹を巻いて滝ノ平尾根上の十字路にある岩茸石へ出ます。正面の南東に下る道は、湯基入の名栗温泉を経て名栗川橋バス停へと至る道です。 そそり立つ大岩・岩茸石を背に木段混じりの急坂を登りきると、都県境界の道をあわせて権次入峠の小平地に立ちます。 この先は幅広の尾根道となります。多くの登山者が訪れる人気の山の宿命でしょうか、土が削られてしまい滑りやすくなっている箇所もあります。山頂へ最後のひと登りです。奥多摩側のルートと道を合わせ、棒ノ折山の広い山頂に着きます。ベンチや東屋、展望図板があり、多くの登山者で賑わいます。とくに北方の大持山や武甲山、伊豆ヶ岳などの山々、冬季には榛名山、赤城山、日光連山が望めますが、年々展望が悪くなっています。 下山は岩茸石まで戻り、大岩を左から回り込んで滝ノ平尾根を下ります。途中で林道を3回横切りますが、標識もあり迷うことはありません。地上に露出した木の根が多く滑りやすいため注意して下りましょう。里に降り、民家の脇を抜けて左に坂道を登るとノーラ名栗・さわらびの湯バス停に出ます。バスの待ち時間にさわらびの湯で汗を流すのも良いでしょう。 -
名郷から蕨山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 10.9km
名郷から蕨山へ
- 日帰り
- 5時間40分
- 10.9km
3つの峰から構成された山の総称を蕨山、橋小屋ノ頭からタタラノ頭までの山稜を総称として有間山と呼んでいます。 飯能駅北口より名郷または湯の沢行きのバスに乗り、名郷バス停で下車します。飯能方面に少し戻り、入間川の清流にかかる蕨入橋を渡り、林道終点で右手のワラビ入の架け橋を進めば蕨山への登山口となります。 登山口から急登の連続です。標高700m付近から露岩となり、西、東側は切れ落ちているので慎重に登りましょう。二度目の岩場を過ぎると、まもなく平坦地にパッと飛び出し、まるで森林公園の一角に躍り出たかのようです。 登り切った地点が蕨山1033mの第2峰で、左側へ片道5分ほど進むと蕨山第3峰の展望台です。かつては360度の展望が楽しめたのですが、樹木が伸びて展望は期待できません。 蕨山第2峰付近に戻り、西側に向かい、ベンチのある左手小さな突起が蕨山の最高点である標高1044mの蕨山第1峰です。 しばらくは平坦で雑木林に包まれた明るい道を、森林浴を味わいながらのんびり歩行します。すぐに、橋小屋ノ頭への標高差160mの急坂が待ち受けています。橋小屋ノ頭は有間山の一角で、時間と体力に余裕があれば有間山稜の最高峰タタラノ頭へ片道30分、ぜひとも往復してみたいものです。コナラ、ミズナラなどの自然林に守られ眺望は全くありませんが、登山者とほとんど行き会わない静寂に満ちた山稜漫歩となるでしょう。 橋小屋ノ頭からは北へ向かい、ヤシンタイノ頭と滝ノ入頭といった2つの大きなコブを乗り越えます。西側は蕎麦粒山や天目山(三ツドッケ)のある都県境尾根の展望が楽しめます。 ザレ状の急降下を注意してゆっくり歩いて行くと鳥首峠へ着きます。鳥首峠は山伏峠、妻坂峠とともに秩父へ抜ける三大峠のひとつとなっていますが、秩父側となるかつての浦山集落は日本の三大秘境にも数えられていました。 峠でひと休みしてから山道を下り、白岩の廃集落と石炭プラント跡を過ぎると長い車道歩きとなって、ようやく名郷バス停に着きます。3つの峰から構成された山の総称を蕨山、橋小屋ノ頭からタタラノ頭までの山稜を総称として有間山と呼んでいます。 飯能駅北口より名郷または湯の沢行きのバスに乗り、名郷バス停で下車します。飯能方面に少し戻り、入間川の清流にかかる蕨入橋を渡り、林道終点で右手のワラビ入の架け橋を進めば蕨山への登山口となります。 登山口から急登の連続です。標高700m付近から露岩となり、西、東側は切れ落ちているので慎重に登りましょう。二度目の岩場を過ぎると、まもなく平坦地にパッと飛び出し、まるで森林公園の一角に躍り出たかのようです。 登り切った地点が蕨山1033mの第2峰で、左側へ片道5分ほど進むと蕨山第3峰の展望台です。かつては360度の展望が楽しめたのですが、樹木が伸びて展望は期待できません。 蕨山第2峰付近に戻り、西側に向かい、ベンチのある左手小さな突起が蕨山の最高点である標高1044mの蕨山第1峰です。 しばらくは平坦で雑木林に包まれた明るい道を、森林浴を味わいながらのんびり歩行します。すぐに、橋小屋ノ頭への標高差160mの急坂が待ち受けています。橋小屋ノ頭は有間山の一角で、時間と体力に余裕があれば有間山稜の最高峰タタラノ頭へ片道30分、ぜひとも往復してみたいものです。コナラ、ミズナラなどの自然林に守られ眺望は全くありませんが、登山者とほとんど行き会わない静寂に満ちた山稜漫歩となるでしょう。 橋小屋ノ頭からは北へ向かい、ヤシンタイノ頭と滝ノ入頭といった2つの大きなコブを乗り越えます。西側は蕎麦粒山や天目山(三ツドッケ)のある都県境尾根の展望が楽しめます。 ザレ状の急降下を注意してゆっくり歩いて行くと鳥首峠へ着きます。鳥首峠は山伏峠、妻坂峠とともに秩父へ抜ける三大峠のひとつとなっていますが、秩父側となるかつての浦山集落は日本の三大秘境にも数えられていました。 峠でひと休みしてから山道を下り、白岩の廃集落と石炭プラント跡を過ぎると長い車道歩きとなって、ようやく名郷バス停に着きます。