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検索結果223件中  161-180件
  • 片品ほたか牧場から武尊山

    片品ほたか牧場から武尊山

    武尊山の登山ルートはどのルートも長く、歩行時間も長く、体力的にきついコースが多いですが、片品ほたか牧場からの往復コースは危険個所が少なく比較的歩きやすいコースです。それでも実働8~9時間以上になる日帰り登山としてはきつい山です。 6月下旬の牧場にはレンゲツツジとベニバナイチヤクソウが咲き、8月にはヤナギランがスキー場の斜面をピンク色に染めます。山中には営業小屋はなく、基本的に日帰り登山になります。公共交通機関は不便なので、マイカーか沼田からのタクシー利用になります。 片品ほたか牧場から歩き始めます。シラカバの木々が生える草原をゆるやかに登りはじめ、しばらく行った三合平で牧場は終わり、ブナの森に入り、広くたおやかな尾根を登ります。 広い登山道もだんだんと細くなり、ぬかるみが続きます。ミズバショウを小さくしたようなヒメカイウなどの植物を見て、映画の撮影地の案内板、花咲湿原への分岐を通り、関東有数のブナの巨木の美林を抜けていきます。武尊避難小屋はシンプルな避難小屋で水場もトイレもありません。高山平で田代湿原への分岐を分け、小さなアップダウンを繰り返しながら登ります。やがて展望も開けはじめ、小湿原のあるセビオス岳に到着。夏にはキンコウカの花が咲いています。 鞍部に一度下ると、左に剣ヶ峰、正面に中ノ岳も見えはじめ、少しずつ勾配が急になり、クサリが設置されている切り立った岩場も現れます。さらに登っていくと、登山道は中ノ岳のピークを通らず南側を巻いていき、中ノ岳直下で前武尊からの登山道と合流します。夏には枯れることもある水場の笹清水、高山植物が多い小さな池の三ツ池の南側を通ります。武尊山も見えはじめ、展望がよく、なだらかで気持ちのよい、草原のトラバース道はアップダウンをしばらく繰り返します。ここがこのコースのハイライト。日本武尊像の下を通り、剣ヶ峰山への分岐を分けると、武尊山山頂はすぐです。 山頂の展望は南側が特によく、手前には前武尊、剣ヶ峰山、その奥には赤城山と榛名山、さらに西方には浅間山、谷川岳、北には至仏山などの山々の展望が広がっています。 下山は往路を戻るのが一般的です。タクシー利用の場合にはオグナほたかスキー場などに下ることもできます。
    武尊山の登山ルートはどのルートも長く、歩行時間も長く、体力的にきついコースが多いですが、片品ほたか牧場からの往復コースは危険個所が少なく比較的歩きやすいコースです。それでも実働8~9時間以上になる日帰り登山としてはきつい山です。 6月下旬の牧場にはレンゲツツジとベニバナイチヤクソウが咲き、8月にはヤナギランがスキー場の斜面をピンク色に染めます。山中には営業小屋はなく、基本的に日帰り登山になります。公共交通機関は不便なので、マイカーか沼田からのタクシー利用になります。 片品ほたか牧場から歩き始めます。シラカバの木々が生える草原をゆるやかに登りはじめ、しばらく行った三合平で牧場は終わり、ブナの森に入り、広くたおやかな尾根を登ります。 広い登山道もだんだんと細くなり、ぬかるみが続きます。ミズバショウを小さくしたようなヒメカイウなどの植物を見て、映画の撮影地の案内板、花咲湿原への分岐を通り、関東有数のブナの巨木の美林を抜けていきます。武尊避難小屋はシンプルな避難小屋で水場もトイレもありません。高山平で田代湿原への分岐を分け、小さなアップダウンを繰り返しながら登ります。やがて展望も開けはじめ、小湿原のあるセビオス岳に到着。夏にはキンコウカの花が咲いています。 鞍部に一度下ると、左に剣ヶ峰、正面に中ノ岳も見えはじめ、少しずつ勾配が急になり、クサリが設置されている切り立った岩場も現れます。さらに登っていくと、登山道は中ノ岳のピークを通らず南側を巻いていき、中ノ岳直下で前武尊からの登山道と合流します。夏には枯れることもある水場の笹清水、高山植物が多い小さな池の三ツ池の南側を通ります。武尊山も見えはじめ、展望がよく、なだらかで気持ちのよい、草原のトラバース道はアップダウンをしばらく繰り返します。ここがこのコースのハイライト。日本武尊像の下を通り、剣ヶ峰山への分岐を分けると、武尊山山頂はすぐです。 山頂の展望は南側が特によく、手前には前武尊、剣ヶ峰山、その奥には赤城山と榛名山、さらに西方には浅間山、谷川岳、北には至仏山などの山々の展望が広がっています。 下山は往路を戻るのが一般的です。タクシー利用の場合にはオグナほたかスキー場などに下ることもできます。
  • 武尊神社から武尊山

    武尊神社から武尊山

    武尊山で唯一、日帰りマイカー登山で周遊登山が可能なコースで、いくつものピークを越えて行く変化の多い周遊縦走コースになります。しかし、岩場の急坂もあり標高差も大きく、歩行時間も長く、段差の大きい下りなどがある、きついコースでもあります。初心者はコースタイムよりもはるかに時間がかかることも。周遊する場合は、きつい岩場がある手小屋沢避難小屋方面に登り、帰りに剣ヶ峰に下るコースを回ったほうがよいでしょう。 武尊神社の駐車場から未舗装の林道になり、しばらく行った駐車場に登山届ポストがあります。すぐに道は細くなり、しばらく行くと剣ヶ峰への分岐にでます。分岐を左に行くと、小沢を3回ほど渡りながら緩やかに登ります。ブナの巨木の森に入ると、だんだん勾配がきつくなり、木の根をよじ登り、不動明王の大岩を抜けると、針葉樹の森になり、さらに勾配はきつくなっていきます。尾根に上がったところが手小屋沢分岐で、手小屋沢避難小屋は尾根を少し登った分岐から少し下った場所にあり、鉄製のカマボコ型です。水場はありますが、トイレはありません。 コメツガなどの針葉樹林が生える尾根をさらにたどりながら長く続く急坂を登っていくと、登山道に木の根が露出するようになります。突然、大岩が行く手を阻むようにそびえ、しばらくはハシゴ、クサリ場が連続し、このコース最大の難所になります。大岩の上まで行けば、しばらく岩登りは終わり、振り返るとすばらしい谷川連峰の展望があります。稜線をたどっていくと、山頂が見え、ハイマツのトンネルをくぐってさらに登れば、武尊山の山頂に到着します。山頂からの南側は笹原で展望がよく開け、赤城山、谷川岳、浅間山など、すばらしい展望が広がります。 武尊山頂を越え、ほんの少し下ったところに分岐があります。短距離の崩れやすい、ザレた急坂です。周囲は背が低いチシマザサやシャクナゲの林で、正面に美しい剣ヶ峰山を見る、眺めのよいコースです。鞍部からしばらく登ると、武尊神社と剣ヶ峰山の分岐があります。分岐から剣ヶ峰山へは100m程度ですが、急坂を往復することになり、かなりきついコースです。剣ヶ峰山をピストンしたら、また分岐に戻り、一気に下りはじめます。ここからは木の根が張り出した、段差が大きい下りが長く続くつらいところです。やっと勾配が緩やかになったころ、武尊沢を徒渉します。さらにアップダウンを繰り返し、小沢をいくつも越えながら下っていくと、手小屋沢への分岐に出るので、しばらく往路と同じ道をたどり、武尊神社の駐車場に戻ります。
    武尊山で唯一、日帰りマイカー登山で周遊登山が可能なコースで、いくつものピークを越えて行く変化の多い周遊縦走コースになります。しかし、岩場の急坂もあり標高差も大きく、歩行時間も長く、段差の大きい下りなどがある、きついコースでもあります。初心者はコースタイムよりもはるかに時間がかかることも。周遊する場合は、きつい岩場がある手小屋沢避難小屋方面に登り、帰りに剣ヶ峰に下るコースを回ったほうがよいでしょう。 武尊神社の駐車場から未舗装の林道になり、しばらく行った駐車場に登山届ポストがあります。すぐに道は細くなり、しばらく行くと剣ヶ峰への分岐にでます。分岐を左に行くと、小沢を3回ほど渡りながら緩やかに登ります。ブナの巨木の森に入ると、だんだん勾配がきつくなり、木の根をよじ登り、不動明王の大岩を抜けると、針葉樹の森になり、さらに勾配はきつくなっていきます。尾根に上がったところが手小屋沢分岐で、手小屋沢避難小屋は尾根を少し登った分岐から少し下った場所にあり、鉄製のカマボコ型です。水場はありますが、トイレはありません。 コメツガなどの針葉樹林が生える尾根をさらにたどりながら長く続く急坂を登っていくと、登山道に木の根が露出するようになります。突然、大岩が行く手を阻むようにそびえ、しばらくはハシゴ、クサリ場が連続し、このコース最大の難所になります。大岩の上まで行けば、しばらく岩登りは終わり、振り返るとすばらしい谷川連峰の展望があります。稜線をたどっていくと、山頂が見え、ハイマツのトンネルをくぐってさらに登れば、武尊山の山頂に到着します。山頂からの南側は笹原で展望がよく開け、赤城山、谷川岳、浅間山など、すばらしい展望が広がります。 武尊山頂を越え、ほんの少し下ったところに分岐があります。短距離の崩れやすい、ザレた急坂です。周囲は背が低いチシマザサやシャクナゲの林で、正面に美しい剣ヶ峰山を見る、眺めのよいコースです。鞍部からしばらく登ると、武尊神社と剣ヶ峰山の分岐があります。分岐から剣ヶ峰山へは100m程度ですが、急坂を往復することになり、かなりきついコースです。剣ヶ峰山をピストンしたら、また分岐に戻り、一気に下りはじめます。ここからは木の根が張り出した、段差が大きい下りが長く続くつらいところです。やっと勾配が緩やかになったころ、武尊沢を徒渉します。さらにアップダウンを繰り返し、小沢をいくつも越えながら下っていくと、手小屋沢への分岐に出るので、しばらく往路と同じ道をたどり、武尊神社の駐車場に戻ります。
  • 玉原高原から鹿俣山へ

    玉原高原から鹿俣山へ

    鹿俣山は武尊山の西側にあるピークで、山頂から谷川連峰方面の展望がよい山です。山頂近くまでスキー場になっており、草地にはヤマハハコなどの花が咲き、関東有数の巨大ブナの森、花多き湿原、アズマシャクナゲの森など豊かな自然を楽しむことができる魅力的な山です。5月から11月まで登ることができ、春の新緑のころや、秋の紅葉の頃が特に美しいシーズンです。特に危険な場所はありませんが、森林キャンプ場内を歩くときには、分岐が多いのでよく注意して歩く必要があります。公共交通機関は期間限定のものしかなく、マイカー利用か、沼田からタクシー利用になります。 玉原センターハウスの駐車場から出発。しばらく舗装路を歩き、トイレがある小さな小屋の反対側から木道に入ります。時間に余裕がない場合は銅金沢ルートを歩いてもいいですが、玉原湿原を通り、長沢三角点経由で行くといいでしょう。玉原湿原は、春のミズバショウから花が始まり、6月下旬はコバイケイソウやヒオウギアヤメが湿原を彩り、夏にはハクサンタイゲキが咲きます。草紅葉の季節もきれいです。 ここのブナの巨木の森は関東でも有数の面積があり、ミズメの巨木などもあります。ブナ地蔵は、ブナの巨木の根が地上に出て、また地中に入ったもので、これが数体のお地蔵様の石像のように見えることから。さらに緩やかにどこまでも続くようなブナ林の斜面を登っていきます。やがて、スキー場のゲレンデを横に見るようになり、さらにゲレンデを歩くようになります。またブナの林に戻り、ジグザグに登っていきます。一度少し下り、しばらく歩くと、山頂直下の分岐に出ます。分岐から5分ほど行くと鹿俣山山頂です。山頂は小さな広場で木々に囲まれていますが、西側の谷川岳方面の展望がよく、ブナとミズナラの森を見下ろせるよい山頂です。 下りは、まず分岐まで少し戻り、左に下り始めます。この急坂には、アズマシャクナゲがたくさん生えており、6月ころは花も楽しめます。左には武尊山の山頂も見え、気持ちのよい下りです。一度スキー場のゲレンデに出ますが、またすぐ左の林に入るので、道標をよく確認しましょう。ブナの森に入りしばらく下ると、玉原高原森林キャンプ場に入ります。キャンプ場からたんばらスキーパークの間は、分岐がたくさんありますが、どの分岐にもきちんと道標が整備されているので、道標を確認しながら歩きましょう。スキー場のゲレンデの夏山リフトが動いているときはトンネルでくぐって、沢を小橋で渡ってまた林に入り、緩やかに下って、さらに渓流沿いに歩くと、往路に通った玉原センターハウスから伸びる舗装路に出るので、朝と同じ道をセンターハウスの駐車場に戻ります。
    鹿俣山は武尊山の西側にあるピークで、山頂から谷川連峰方面の展望がよい山です。山頂近くまでスキー場になっており、草地にはヤマハハコなどの花が咲き、関東有数の巨大ブナの森、花多き湿原、アズマシャクナゲの森など豊かな自然を楽しむことができる魅力的な山です。5月から11月まで登ることができ、春の新緑のころや、秋の紅葉の頃が特に美しいシーズンです。特に危険な場所はありませんが、森林キャンプ場内を歩くときには、分岐が多いのでよく注意して歩く必要があります。公共交通機関は期間限定のものしかなく、マイカー利用か、沼田からタクシー利用になります。 玉原センターハウスの駐車場から出発。しばらく舗装路を歩き、トイレがある小さな小屋の反対側から木道に入ります。時間に余裕がない場合は銅金沢ルートを歩いてもいいですが、玉原湿原を通り、長沢三角点経由で行くといいでしょう。玉原湿原は、春のミズバショウから花が始まり、6月下旬はコバイケイソウやヒオウギアヤメが湿原を彩り、夏にはハクサンタイゲキが咲きます。草紅葉の季節もきれいです。 ここのブナの巨木の森は関東でも有数の面積があり、ミズメの巨木などもあります。ブナ地蔵は、ブナの巨木の根が地上に出て、また地中に入ったもので、これが数体のお地蔵様の石像のように見えることから。さらに緩やかにどこまでも続くようなブナ林の斜面を登っていきます。やがて、スキー場のゲレンデを横に見るようになり、さらにゲレンデを歩くようになります。またブナの林に戻り、ジグザグに登っていきます。一度少し下り、しばらく歩くと、山頂直下の分岐に出ます。分岐から5分ほど行くと鹿俣山山頂です。山頂は小さな広場で木々に囲まれていますが、西側の谷川岳方面の展望がよく、ブナとミズナラの森を見下ろせるよい山頂です。 下りは、まず分岐まで少し戻り、左に下り始めます。この急坂には、アズマシャクナゲがたくさん生えており、6月ころは花も楽しめます。左には武尊山の山頂も見え、気持ちのよい下りです。一度スキー場のゲレンデに出ますが、またすぐ左の林に入るので、道標をよく確認しましょう。ブナの森に入りしばらく下ると、玉原高原森林キャンプ場に入ります。キャンプ場からたんばらスキーパークの間は、分岐がたくさんありますが、どの分岐にもきちんと道標が整備されているので、道標を確認しながら歩きましょう。スキー場のゲレンデの夏山リフトが動いているときはトンネルでくぐって、沢を小橋で渡ってまた林に入り、緩やかに下って、さらに渓流沿いに歩くと、往路に通った玉原センターハウスから伸びる舗装路に出るので、朝と同じ道をセンターハウスの駐車場に戻ります。
  • 北鎌倉駅から大平山へ

    北鎌倉駅から大平山へ

    JR横須賀線北鎌倉駅が最寄り駅になります。改札口を出たら駅前の道を建長寺方面へ向かいます。古都鎌倉を象徴するように落ち着いた雰囲気の商店、民家が並んでいます。またアジサイの季節になるとアジサイ寺の別名を持つ明月院を訪れる人で混雑するため、県道21号沿いを歩きましょう。横須賀線の踏切を渡ってそのまま直進すれば建長寺入口です。ここが鎌倉アルプスの始点になります。 拝観料を納めたら歴史と伝統、気品が感じられる総門をくぐって広い境内を進みます。仏殿、法堂の脇を抜けて荘厳な造りの本院の前に建ちます。半僧坊、天園ハイキングコースの看板は唐門と本院の前辺りにあります。東屋があるので少し休憩していきましょう。 道標に従って小さな流れに沿って進みます。天園ハイキングコースの看板が目印です。民家が並ぶ通りを抜けると参道のような道に入ります。鳥居をくぐり、石の階段を登ったところが半僧坊大権現です。いくつもの天狗像が祀られた場所です。ここに富士見台といわれる展望台があります。名称通り、富士山が展望できます。祈祷受付所の横から階段を登れば建長寺境内が眺められる勝上献展望台です。 ここから建長寺境内を離れて山道に入ります。ひと休みしていきましょう。大きくカーブを描くようにして進みます。苔むした岩が登山道にありますが、これには乗らずに進みましょう。うっそうとした樹林帯に入ります。昼でもうす暗いイメージですが、晴天だと明暗のコントラストがきれいな場所です。小さな岩を越えて進むと送電線が見えてきます。覚園寺に下る道を分けて直進。ふたつ目の送電線が見えてきたら、その先で天園まで1㎞の道標に出合います。階段状にステップが刻まれた大岩を越えて、しばらく進むとダラダラとした登りになります。先行する人たちとの距離を取って進みます。正面が明るくなると大平山の山頂です。小さな山頂は混雑することが多いので、横浜方面の眺めを楽しんだら、一段下の広場まで下りましょう。ここが休憩ポイント。ランチを広げるのに丁度よい場所です。 ゴルフ場のフェンス沿いに進みます。途中にトイレがあります。天園の広場を過ぎて進みます。その広場の一段下に茶店があります。さらに緑濃い道を道なりに進むと瑞泉寺への道標が現れます。それに従いましょう。道が分岐する地点で右へ。階段を下れば下山口です。ここから舗装された道を10分ほど歩けば鎌倉宮。大塔宮バス停からバスで、あるいは歩いてJR鎌倉駅へ向かいます。
    JR横須賀線北鎌倉駅が最寄り駅になります。改札口を出たら駅前の道を建長寺方面へ向かいます。古都鎌倉を象徴するように落ち着いた雰囲気の商店、民家が並んでいます。またアジサイの季節になるとアジサイ寺の別名を持つ明月院を訪れる人で混雑するため、県道21号沿いを歩きましょう。横須賀線の踏切を渡ってそのまま直進すれば建長寺入口です。ここが鎌倉アルプスの始点になります。 拝観料を納めたら歴史と伝統、気品が感じられる総門をくぐって広い境内を進みます。仏殿、法堂の脇を抜けて荘厳な造りの本院の前に建ちます。半僧坊、天園ハイキングコースの看板は唐門と本院の前辺りにあります。東屋があるので少し休憩していきましょう。 道標に従って小さな流れに沿って進みます。天園ハイキングコースの看板が目印です。民家が並ぶ通りを抜けると参道のような道に入ります。鳥居をくぐり、石の階段を登ったところが半僧坊大権現です。いくつもの天狗像が祀られた場所です。ここに富士見台といわれる展望台があります。名称通り、富士山が展望できます。祈祷受付所の横から階段を登れば建長寺境内が眺められる勝上献展望台です。 ここから建長寺境内を離れて山道に入ります。ひと休みしていきましょう。大きくカーブを描くようにして進みます。苔むした岩が登山道にありますが、これには乗らずに進みましょう。うっそうとした樹林帯に入ります。昼でもうす暗いイメージですが、晴天だと明暗のコントラストがきれいな場所です。小さな岩を越えて進むと送電線が見えてきます。覚園寺に下る道を分けて直進。ふたつ目の送電線が見えてきたら、その先で天園まで1㎞の道標に出合います。階段状にステップが刻まれた大岩を越えて、しばらく進むとダラダラとした登りになります。先行する人たちとの距離を取って進みます。正面が明るくなると大平山の山頂です。小さな山頂は混雑することが多いので、横浜方面の眺めを楽しんだら、一段下の広場まで下りましょう。ここが休憩ポイント。ランチを広げるのに丁度よい場所です。 ゴルフ場のフェンス沿いに進みます。途中にトイレがあります。天園の広場を過ぎて進みます。その広場の一段下に茶店があります。さらに緑濃い道を道なりに進むと瑞泉寺への道標が現れます。それに従いましょう。道が分岐する地点で右へ。階段を下れば下山口です。ここから舗装された道を10分ほど歩けば鎌倉宮。大塔宮バス停からバスで、あるいは歩いてJR鎌倉駅へ向かいます。
  • 北鎌倉駅から源氏山を経て極楽寺駅へ

    北鎌倉駅から源氏山を経て極楽寺駅へ

    JR横須賀線の北鎌倉駅で下車したら建長寺方面へ。5分ほど歩くと横須賀線の踏切に出ますが、その手前に郵便ポストがあるのでそこを右へ。閑静な住宅街に延びる道ですぐに浄智寺の境内に入ります。階段状の道になると山の中へ。木の根が露出した箇所もあるので慎重に。階段を下るようになると広場に出ます。ここに建つのが葛原岡神社。広い参道を進みます。清涼飲料水の自動販売機が設置された所が源氏山公園入口。クルマ止のクサリを越えて道なりに進めば源頼朝像の前に出ます。そのわずか先が源氏山。緑に囲まれた小さな広場といった風情の頂です。源氏山公園入口まで戻り銭洗弁財天へ。小銭を洗ってご利益に期待。往路を戻り高徳院、長谷駅の道標に従いますが、途中に大仏トンネルを越える階段があります。ここを登った所にある長谷配水池が絶好の休憩ポイント。ゆっくり休憩したら住宅街を道なりに下って極楽寺駅へ。まだまだ、歩きたいという人は極楽寺駅から江ノ島電鉄に沿って下り相模湾沿いの七里ヶ浜駅まで行ってみるのも楽しいはずです。
    JR横須賀線の北鎌倉駅で下車したら建長寺方面へ。5分ほど歩くと横須賀線の踏切に出ますが、その手前に郵便ポストがあるのでそこを右へ。閑静な住宅街に延びる道ですぐに浄智寺の境内に入ります。階段状の道になると山の中へ。木の根が露出した箇所もあるので慎重に。階段を下るようになると広場に出ます。ここに建つのが葛原岡神社。広い参道を進みます。清涼飲料水の自動販売機が設置された所が源氏山公園入口。クルマ止のクサリを越えて道なりに進めば源頼朝像の前に出ます。そのわずか先が源氏山。緑に囲まれた小さな広場といった風情の頂です。源氏山公園入口まで戻り銭洗弁財天へ。小銭を洗ってご利益に期待。往路を戻り高徳院、長谷駅の道標に従いますが、途中に大仏トンネルを越える階段があります。ここを登った所にある長谷配水池が絶好の休憩ポイント。ゆっくり休憩したら住宅街を道なりに下って極楽寺駅へ。まだまだ、歩きたいという人は極楽寺駅から江ノ島電鉄に沿って下り相模湾沿いの七里ヶ浜駅まで行ってみるのも楽しいはずです。
  • 鎌倉駅から衣張山を経てまんだら堂へ

    鎌倉駅から衣張山を経てまんだら堂へ

    JR横須賀線の鎌倉駅で下車したら鶴岡八幡宮方面へ。八幡宮前で右へ県道204号を道なりに進みます。古都鎌倉の雰囲気を味わいながら歩きましょう。犬懸橋で右に曲がり住宅街を進むと、少しずつ上り勾配が強くなり山道に入っていきます。そのまま道なりに登れば衣張山に到着します。好天なら、小広い山頂から鎌倉の海岸や江ノ島、伊豆半島などが眺められます。 衣張山から樹林帯を南へ下ります。途中に階段を上下する箇所がありますが、疲れるほどではありません。衣張山・名越切通分岐を過ぎるとまんだら堂やぐら群です。ここは鎌倉時代、崖地に造られた横穴式の墳墓か供養の場所と考えられています。歩いていると、その時代にタイムスリップしたような感覚になるはずです。 岩壁の間を抜けて道なりで南ヶ丘団地に下ります。緑ヶ丘入口バス停から鎌倉駅までは10分ほどですが、県道311号を歩いて鎌倉駅まで戻る人も多いようです。
    JR横須賀線の鎌倉駅で下車したら鶴岡八幡宮方面へ。八幡宮前で右へ県道204号を道なりに進みます。古都鎌倉の雰囲気を味わいながら歩きましょう。犬懸橋で右に曲がり住宅街を進むと、少しずつ上り勾配が強くなり山道に入っていきます。そのまま道なりに登れば衣張山に到着します。好天なら、小広い山頂から鎌倉の海岸や江ノ島、伊豆半島などが眺められます。 衣張山から樹林帯を南へ下ります。途中に階段を上下する箇所がありますが、疲れるほどではありません。衣張山・名越切通分岐を過ぎるとまんだら堂やぐら群です。ここは鎌倉時代、崖地に造られた横穴式の墳墓か供養の場所と考えられています。歩いていると、その時代にタイムスリップしたような感覚になるはずです。 岩壁の間を抜けて道なりで南ヶ丘団地に下ります。緑ヶ丘入口バス停から鎌倉駅までは10分ほどですが、県道311号を歩いて鎌倉駅まで戻る人も多いようです。
  • 風早橋バス停から仙元山を経て二子山へ

    風早橋バス停から仙元山を経て二子山へ

    JR逗子駅が起点になります。駅前から京浜急行バス、長井行きに乘り約15分の風早橋バス停で下車。また、逗子駅からバス通りを歩くのもよいかもしれません。30分ほどで風早橋バス停です。バス停で降りると正面にトンネルが見えます。そのトンネル手前を右へ。森戸海岸の道標に従います。次の信号の手前に葉山教会に登る舗装道があります。そこに入って勾配の強い道を進めばすぐに葉山教会です。仙元山への入口はこの教会の正面左側にあります。道標はありませんが、登山道に入るとハイキング図が描かれた看板があります。上空が開けた道が続き、すぐに相模湾の展望がよい仙元山に到着します。トイレが併設された山頂です。 ひと休みしたら、カンノン塚の道標に従って登山道を登ります。階段状の道です。振り向くと相模湾の大海原と江の島が見えています。クヌギの大木から張り出した根を踏まないように歩きます。小さなピークから細い道になり、軽くアップダウンを繰り返します。立派なクサリが張られた長い階段を登ります。小さな小屋のような建物の脇を抜けて進みます。平日なら麓の中学校の始業のベルの音が大きく聞こえてくるエリアです。 その先辺りで左に下る道を選択。「大山ハイキングコース12-2」という看板が目印です。竹林のような細い道ですがすぐに住宅街に入ります。小さな橋を渡ったら右へ。正面に見えるなだらかな阿部倉山を目指します。住宅街を抜ける道の右側にある小さな庚申塚の脇が登山口です。細い登山道を登ればすぐに樹木に囲まれた阿部倉山山頂に到着します。すぐ近くにさくらテラスという相模湾の展望に優れた場所があるので立ち寄ってみましょう。 阿部倉山からわずかに進むと右に登山道が延びています。これが二子山へ向かう道です。細く狭い道で、小さな分岐がいくつかありますが、全部無視してあくまでも道なりに進みます。展望のない樹林帯ですが、落ち着いて歩きましょう。道が登るようになると下二子山に到着します。ひと休みしたら、さらに進みます。わずかな時間で上二子山。ここで一気に視界が広がります。横浜方面が展望できる櫓があります。道標の少ない歩きはここで終了。道なりに進むと、東逗子駅の道標に出合います。これに従って下山しましょう。
    JR逗子駅が起点になります。駅前から京浜急行バス、長井行きに乘り約15分の風早橋バス停で下車。また、逗子駅からバス通りを歩くのもよいかもしれません。30分ほどで風早橋バス停です。バス停で降りると正面にトンネルが見えます。そのトンネル手前を右へ。森戸海岸の道標に従います。次の信号の手前に葉山教会に登る舗装道があります。そこに入って勾配の強い道を進めばすぐに葉山教会です。仙元山への入口はこの教会の正面左側にあります。道標はありませんが、登山道に入るとハイキング図が描かれた看板があります。上空が開けた道が続き、すぐに相模湾の展望がよい仙元山に到着します。トイレが併設された山頂です。 ひと休みしたら、カンノン塚の道標に従って登山道を登ります。階段状の道です。振り向くと相模湾の大海原と江の島が見えています。クヌギの大木から張り出した根を踏まないように歩きます。小さなピークから細い道になり、軽くアップダウンを繰り返します。立派なクサリが張られた長い階段を登ります。小さな小屋のような建物の脇を抜けて進みます。平日なら麓の中学校の始業のベルの音が大きく聞こえてくるエリアです。 その先辺りで左に下る道を選択。「大山ハイキングコース12-2」という看板が目印です。竹林のような細い道ですがすぐに住宅街に入ります。小さな橋を渡ったら右へ。正面に見えるなだらかな阿部倉山を目指します。住宅街を抜ける道の右側にある小さな庚申塚の脇が登山口です。細い登山道を登ればすぐに樹木に囲まれた阿部倉山山頂に到着します。すぐ近くにさくらテラスという相模湾の展望に優れた場所があるので立ち寄ってみましょう。 阿部倉山からわずかに進むと右に登山道が延びています。これが二子山へ向かう道です。細く狭い道で、小さな分岐がいくつかありますが、全部無視してあくまでも道なりに進みます。展望のない樹林帯ですが、落ち着いて歩きましょう。道が登るようになると下二子山に到着します。ひと休みしたら、さらに進みます。わずかな時間で上二子山。ここで一気に視界が広がります。横浜方面が展望できる櫓があります。道標の少ない歩きはここで終了。道なりに進むと、東逗子駅の道標に出合います。これに従って下山しましょう。
  • 神武寺駅から鷹取山を経て追浜駅へ

    神武寺駅から鷹取山を経て追浜駅へ

    京浜急行逗子線の神武寺駅を出たら、駅前の通りを左へ。すぐに登山口に到着。ここを右へ。突き当りに老人ホームがあるので、その建物を回り込むようにして山道に入ります。切通しのような道で、沢沿いから階段を上るようになると神武寺山門に到着。ここは天台宗の古刹で山岳信仰の霊場のひとつです。「女人禁制」の文字が残りますが、現代ではそうした制限などもちろんありません。 少し境内を散策してから山頂に向かいます。危険な箇所はありませんが、所々で大きな岩の上を歩くことになるので慎重に進みます。50分ほどで鷹取山の山頂下広場に到着します。切り立った岩が屹立し、多くの人がロッククライミングの練習をしています。広場を進み山頂展望台へ。東京湾や横浜・八景島シーパラダイスが眺められます。下山は岩の間を抜けて住宅街に入り、京浜急行の追浜駅へ。※クライミング届けは鷹取山安全登山協議会へ。
    京浜急行逗子線の神武寺駅を出たら、駅前の通りを左へ。すぐに登山口に到着。ここを右へ。突き当りに老人ホームがあるので、その建物を回り込むようにして山道に入ります。切通しのような道で、沢沿いから階段を上るようになると神武寺山門に到着。ここは天台宗の古刹で山岳信仰の霊場のひとつです。「女人禁制」の文字が残りますが、現代ではそうした制限などもちろんありません。 少し境内を散策してから山頂に向かいます。危険な箇所はありませんが、所々で大きな岩の上を歩くことになるので慎重に進みます。50分ほどで鷹取山の山頂下広場に到着します。切り立った岩が屹立し、多くの人がロッククライミングの練習をしています。広場を進み山頂展望台へ。東京湾や横浜・八景島シーパラダイスが眺められます。下山は岩の間を抜けて住宅街に入り、京浜急行の追浜駅へ。※クライミング届けは鷹取山安全登山協議会へ。
  • 衣笠駅から大楠山へ

    衣笠駅から大楠山へ

    スタート地点はJR横須賀線の衣笠駅。駅前のバス通りを右へ。衣笠十字路の信号を右折して衣笠山へ。さらに進んで衣笠城址の下にある大善寺の駐車場から大楠山へのハイキングコースに入ります。山裾を縫うようにして進むと大畑橋に到着します。ひと息入れたら迂回ルートに入ります。しばらく歩くと大楠山への指導標が現れるので、それに従いましょう。山道を下るようになると樹林帯が開け、送電線の鉄塔下に出ます。この先で車道と出合い、阿部倉コース登山口まで車道を歩きます。樹林帯を抜けると畑と民家が点在するエリアに入ります。坂本芦名線の横断歩道を渡り、横浜横須賀道路のガードをくぐったら右へ。再び横浜横須賀道路をくぐって突き当りを左折すれば阿部倉コース登山口。ここから40分ほどで大楠山に到着します。山頂には東京湾から房総半島が眺められる展望塔と売店、トイレがありますが、2024年8月現在どれも利用できません。大楠平のトイレを利用しましょう。山頂からは前田橋バス停に下ります。
    スタート地点はJR横須賀線の衣笠駅。駅前のバス通りを右へ。衣笠十字路の信号を右折して衣笠山へ。さらに進んで衣笠城址の下にある大善寺の駐車場から大楠山へのハイキングコースに入ります。山裾を縫うようにして進むと大畑橋に到着します。ひと息入れたら迂回ルートに入ります。しばらく歩くと大楠山への指導標が現れるので、それに従いましょう。山道を下るようになると樹林帯が開け、送電線の鉄塔下に出ます。この先で車道と出合い、阿部倉コース登山口まで車道を歩きます。樹林帯を抜けると畑と民家が点在するエリアに入ります。坂本芦名線の横断歩道を渡り、横浜横須賀道路のガードをくぐったら右へ。再び横浜横須賀道路をくぐって突き当りを左折すれば阿部倉コース登山口。ここから40分ほどで大楠山に到着します。山頂には東京湾から房総半島が眺められる展望塔と売店、トイレがありますが、2024年8月現在どれも利用できません。大楠平のトイレを利用しましょう。山頂からは前田橋バス停に下ります。
  • 津久井浜駅から三浦富士を経て武山へ

    津久井浜駅から三浦富士を経て武山へ

    起点となるのは京急電鉄久里浜線の津久井浜駅です。改札口を抜けるとほのかに潮の香りが漂っています。深呼吸してスタートしましょう。左のガードをくぐり抜けると住宅地に入ります。周囲に畑が広がるのどかな場所です。下田橋を直進してすぐに右へ。左の畑越しに小高い峰が連続して見えてきます。右から三浦富士、砲台山、武山です。緑が濃いことが分かります。次の曲がり角で左へ。小さいですが、三浦富士への道標が立てられています。 左に鳥居が見えてきます。その前を進むと横須賀警察犬訓練所の前に出ます。ここは一般家庭犬の訓練もする施設で、60数年の歴史を誇る老舗の訓練所です。この先から山道になるので、立ち休みして出発しましょう。木々の間を抜けると大きく左に曲がります。手すりの付いた階段が現れます。ここをゆっくり登れば富士山(三浦富士)の山頂です。頂は岩山で狭く、小さな祠が祀られています。三浦海岸が眼下に広がり気持ちのよい山頂です。 三浦富士から武山方面へ狭い道を下ります。すぐに階段を下るようになり、三浦海岸が眺められるテラス状の見晴台に着きます。テーブルが設置されているので、ここでランチを楽しむのもおすすめです。さらに進むと道の真ん中に大きな岩が現れます。ここで右へわずかに進めば砲台山です。山頂は第二次世界大戦時に砲台があった場所。命を懸けた人たちが偲ばれる場所です。 砲台山から先ほどの大岩まで戻り右へ、武山に向かいましょう。樹林帯に伸びる細い道を進みます。途中にベンチが置かれています。土流失防止のための階段を登るようになると右に鉄塔が見えてきます。そこが武山山頂です。山頂にはアゼリアハウス(ツツジの家)と名付けられた休憩舎兼展望台があります。展望台からは東京湾や横浜方面が展望できます。目の前に見えているのは広大な敷地の中に建つNTTの研究施設です。 この休憩所の前が武山不動尊です。正式には龍塚山持経寺武山不動院といい、地元の人たちに愛されるお不動様です。ここから竹川のバス停までは車道を下ることになります。武山不動尊へ車で訪れる人が利用する道でもあるので、注意しながら下りましょう。少し下り勾配が強い箇所もあります。武山山頂まで1300mの道標が立つ地点で大きく右に曲がるとすぐに竹川バス停です。
    起点となるのは京急電鉄久里浜線の津久井浜駅です。改札口を抜けるとほのかに潮の香りが漂っています。深呼吸してスタートしましょう。左のガードをくぐり抜けると住宅地に入ります。周囲に畑が広がるのどかな場所です。下田橋を直進してすぐに右へ。左の畑越しに小高い峰が連続して見えてきます。右から三浦富士、砲台山、武山です。緑が濃いことが分かります。次の曲がり角で左へ。小さいですが、三浦富士への道標が立てられています。 左に鳥居が見えてきます。その前を進むと横須賀警察犬訓練所の前に出ます。ここは一般家庭犬の訓練もする施設で、60数年の歴史を誇る老舗の訓練所です。この先から山道になるので、立ち休みして出発しましょう。木々の間を抜けると大きく左に曲がります。手すりの付いた階段が現れます。ここをゆっくり登れば富士山(三浦富士)の山頂です。頂は岩山で狭く、小さな祠が祀られています。三浦海岸が眼下に広がり気持ちのよい山頂です。 三浦富士から武山方面へ狭い道を下ります。すぐに階段を下るようになり、三浦海岸が眺められるテラス状の見晴台に着きます。テーブルが設置されているので、ここでランチを楽しむのもおすすめです。さらに進むと道の真ん中に大きな岩が現れます。ここで右へわずかに進めば砲台山です。山頂は第二次世界大戦時に砲台があった場所。命を懸けた人たちが偲ばれる場所です。 砲台山から先ほどの大岩まで戻り右へ、武山に向かいましょう。樹林帯に伸びる細い道を進みます。途中にベンチが置かれています。土流失防止のための階段を登るようになると右に鉄塔が見えてきます。そこが武山山頂です。山頂にはアゼリアハウス(ツツジの家)と名付けられた休憩舎兼展望台があります。展望台からは東京湾や横浜方面が展望できます。目の前に見えているのは広大な敷地の中に建つNTTの研究施設です。 この休憩所の前が武山不動尊です。正式には龍塚山持経寺武山不動院といい、地元の人たちに愛されるお不動様です。ここから竹川のバス停までは車道を下ることになります。武山不動尊へ車で訪れる人が利用する道でもあるので、注意しながら下りましょう。少し下り勾配が強い箇所もあります。武山山頂まで1300mの道標が立つ地点で大きく右に曲がるとすぐに竹川バス停です。
  • 大磯駅から大磯浅間山、高麗山へ

    大磯駅から大磯浅間山、高麗山へ

    大磯駅で下車したら線路沿いの道を右へ。すぐに左に大磯小学校が見えてくるので、手前を右に曲がりJR東海道本線の線路をくぐります。住宅街に入ると日蓮宗の古刹、妙大寺があります。境内には大磯に海水浴場を造ることを提言した松本順の墓があります。 妙大寺の先で右に入り、住宅街をジグザグに上ります。相模湾が後方に広がってくると、坂の頂上に到着。ここで高田公園への道標に従います。階段を上りきれば高田公園です。相模湾や伊豆半島の展望に優れた場所です。この公園の一角に、米軍占領下の時代に、その状況を風刺した随筆「ブラリひょうたん」の作者、高田保の墓があります。 高田保の墓の脇から簡易舗装の細い道を上ります。数軒の民家を過ぎると道は平坦になり、スギ林を歩くようになります。林を抜ける相模湾からの風が心地よく感じられるはずです。 やがて林道が合流します。ここで左へ。すぐに山道になります。別荘のような建物を見ながら進みます。少し上り勾配のある道ですが、疲れるほどではありません。湘南平の道標に従って、少し長い階段を上ると東小磯配水池があります。ここで右方向に進みます。軽い上りと滑りやすい下りが続きますが、時間はかかりません。木々の間から相模湾が確認できます。その後、丸太の階段をクリアすれば平坦な道になります。 しばらく進むとジグザグの登りになります。すぐに湘南平と浅間山の分岐点に到着します。ここを左に5分ほど歩いた所が湘南平です。正面にテレビ塔、その後方には千畳敷といわれる広い公園が広がっています。この公園の端に見える展望台に行ってみましょう。最上階からの展望は圧巻で、相模湾から伊豆、丹沢の山塊が広がっています。展望台の下には本格的な料理が楽しめるレストランがあります。 湘南平から10分で一等三角点のある大磯浅間山です。残念ながら展望はありません。ここから軽いアップダウンを繰り返して高麗山に向かいます。20分ほどで高麗山です。かつて高来神社の上宮があった場所です。ここから少し下った地点に男坂と女坂の分岐があります。女坂を選択して高来神社に下りましょう。参道を抜ければ国道1号に合流。ここから松の大木が見事な旧東海道を歩き、大磯駅手前で線路をくぐれば20分ほど大磯駅に戻ることができます。
    大磯駅で下車したら線路沿いの道を右へ。すぐに左に大磯小学校が見えてくるので、手前を右に曲がりJR東海道本線の線路をくぐります。住宅街に入ると日蓮宗の古刹、妙大寺があります。境内には大磯に海水浴場を造ることを提言した松本順の墓があります。 妙大寺の先で右に入り、住宅街をジグザグに上ります。相模湾が後方に広がってくると、坂の頂上に到着。ここで高田公園への道標に従います。階段を上りきれば高田公園です。相模湾や伊豆半島の展望に優れた場所です。この公園の一角に、米軍占領下の時代に、その状況を風刺した随筆「ブラリひょうたん」の作者、高田保の墓があります。 高田保の墓の脇から簡易舗装の細い道を上ります。数軒の民家を過ぎると道は平坦になり、スギ林を歩くようになります。林を抜ける相模湾からの風が心地よく感じられるはずです。 やがて林道が合流します。ここで左へ。すぐに山道になります。別荘のような建物を見ながら進みます。少し上り勾配のある道ですが、疲れるほどではありません。湘南平の道標に従って、少し長い階段を上ると東小磯配水池があります。ここで右方向に進みます。軽い上りと滑りやすい下りが続きますが、時間はかかりません。木々の間から相模湾が確認できます。その後、丸太の階段をクリアすれば平坦な道になります。 しばらく進むとジグザグの登りになります。すぐに湘南平と浅間山の分岐点に到着します。ここを左に5分ほど歩いた所が湘南平です。正面にテレビ塔、その後方には千畳敷といわれる広い公園が広がっています。この公園の端に見える展望台に行ってみましょう。最上階からの展望は圧巻で、相模湾から伊豆、丹沢の山塊が広がっています。展望台の下には本格的な料理が楽しめるレストランがあります。 湘南平から10分で一等三角点のある大磯浅間山です。残念ながら展望はありません。ここから軽いアップダウンを繰り返して高麗山に向かいます。20分ほどで高麗山です。かつて高来神社の上宮があった場所です。ここから少し下った地点に男坂と女坂の分岐があります。女坂を選択して高来神社に下りましょう。参道を抜ければ国道1号に合流。ここから松の大木が見事な旧東海道を歩き、大磯駅手前で線路をくぐれば20分ほど大磯駅に戻ることができます。
  • 浜金谷駅から鋸山山頂を目指す

    浜金谷駅から鋸山山頂を目指す

    浜金谷駅を背にしてひとつ目の角を左に折れ道なりに進みます。小さな流れを渡り、その先の突き当りを道標に従って進みます。しばらく進むと天王神社の鳥居が見えてきます。その前を道なりに左へ。JR内房線のガードをくぐった先で変則的な四差路に出ます。左は鋸山新登山道といわれる車力道ですが、真ん中の階段を登ります。この道は関東ふれあいの道の一部でもあります。長い階段ですが、立ち休みを繰り返しながら進みましょう。階段の終点にベンチが置かれています。 ここからは山肌に露出した房州石に刻まれたステップを足掛かりに登ります。その先に現れる木の階段をクリアすると観月台に着きます。眼下に東京湾が眺められる場所です。広場奥の階段からさらに石段を下ります。海抜150mの標識で石段を登ります。日本寺分岐で左へ進み、鋸山山頂に向かいます。車力道分岐を過ぎたら東京湾を望む展望台に立ち寄ってみましょう。コース屈指の眺めなので、山頂まで行かずにここで日本寺分岐まで引き返す人も少なくないようです。展望台からはゆっくり歩いても30分ほどで鋸山の山頂です。 鋸山から日本寺分岐まで戻ります。休日には混雑することもありますが、拝観料を納めて境内に入りましょう。すぐに見どころのひとつに数えられる百沢観音が現れます。案内図を見ながら散策してみましょう。境内の道を大きくジグザグに登ります。地獄のぞきは房州石を切り出した採石場最上部の跡地。小さなテラス状に突き出した場所のことです。展望は素晴らしいのひとこと、眼下には東京湾が広がっています。 東海千五百羅漢道、大仏前参道を経由して大仏に向かいましょう。 山の中腹に鎮座する日本寺の大仏の正式な名前は薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)といい、高さ約31mで鎌倉の大仏の約2.3倍に相当。磨崖仏では日本一の大仏です。近くで見ると、その迫力に圧倒されるはずです。 大仏に手を合わせたらゆっくり歩いて仁王門を抜けます。正面に東京湾の眺めが広がります。道標に従って進み、JR内房線のガード手前で左折。のどかな遊歩道をのんびり歩きましょう。遊歩道の終点で右折して道なりに歩けばJR保田駅はすぐです。
    浜金谷駅を背にしてひとつ目の角を左に折れ道なりに進みます。小さな流れを渡り、その先の突き当りを道標に従って進みます。しばらく進むと天王神社の鳥居が見えてきます。その前を道なりに左へ。JR内房線のガードをくぐった先で変則的な四差路に出ます。左は鋸山新登山道といわれる車力道ですが、真ん中の階段を登ります。この道は関東ふれあいの道の一部でもあります。長い階段ですが、立ち休みを繰り返しながら進みましょう。階段の終点にベンチが置かれています。 ここからは山肌に露出した房州石に刻まれたステップを足掛かりに登ります。その先に現れる木の階段をクリアすると観月台に着きます。眼下に東京湾が眺められる場所です。広場奥の階段からさらに石段を下ります。海抜150mの標識で石段を登ります。日本寺分岐で左へ進み、鋸山山頂に向かいます。車力道分岐を過ぎたら東京湾を望む展望台に立ち寄ってみましょう。コース屈指の眺めなので、山頂まで行かずにここで日本寺分岐まで引き返す人も少なくないようです。展望台からはゆっくり歩いても30分ほどで鋸山の山頂です。 鋸山から日本寺分岐まで戻ります。休日には混雑することもありますが、拝観料を納めて境内に入りましょう。すぐに見どころのひとつに数えられる百沢観音が現れます。案内図を見ながら散策してみましょう。境内の道を大きくジグザグに登ります。地獄のぞきは房州石を切り出した採石場最上部の跡地。小さなテラス状に突き出した場所のことです。展望は素晴らしいのひとこと、眼下には東京湾が広がっています。 東海千五百羅漢道、大仏前参道を経由して大仏に向かいましょう。 山の中腹に鎮座する日本寺の大仏の正式な名前は薬師瑠璃光如来(やくしるりこうにょらい)といい、高さ約31mで鎌倉の大仏の約2.3倍に相当。磨崖仏では日本一の大仏です。近くで見ると、その迫力に圧倒されるはずです。 大仏に手を合わせたらゆっくり歩いて仁王門を抜けます。正面に東京湾の眺めが広がります。道標に従って進み、JR内房線のガード手前で左折。のどかな遊歩道をのんびり歩きましょう。遊歩道の終点で右折して道なりに歩けばJR保田駅はすぐです。
  • 伊予ヶ岳から田園地帯を歩いて富山へ

    伊予ヶ岳から田園地帯を歩いて富山へ

    天神郷バス停がスタート地点になります。平群天神社の背後には特徴のある伊予ヶ岳の岩峰が見えているはずです。平群天神社は菅原道真の一代記「平群天神縁起絵巻」が保存されていることで知られています。 ここの大鳥居をくぐると、御神木のクスノキが立っています。左に進み、伊予ヶ岳の登山道に入ります。雑木林からスギ林に入りますが、登山道は整備されています。富山への分岐点を過ぎたら、ほどなく東屋のある展望台です。眼下には房総の田園地帯が広がり、背後には双耳峰の富山が見えています。ここからはとくに注意が必要なエリアに入ります。南峰、北峰と連続しますが、どちらもロープを頼りに岩場を登ることになります。南峰の山頂先端部はクサリで囲われ、正面に富山が見える絶景ポイントです。さらに北峰もロープを頼りに登ります。ここは三角点のある頂で展望は南峰と遜色ありません。休憩は南峰のベンチを利用しましょう。 南峰から往路を戻り、富山への分岐点で道標に従います。明るい樹林帯を快適に歩いて行くと舗装された道に出ます。振り返ると伊予ヶ岳北峰の尖った山頂部分が見えています。春先なら沿道にスイセンの花を見ることができるはずです。気持ちのよい田園風景を楽しみながら進みます。サクラの季節なら河津桜も見事な道です。好天だと、前方に富士山が見えることがあります。その大きさにびっくりするかもしれません。 田園地帯に延びる舗装道路を快適に進みます。時々地元ナンバーの車が通るので注意しましょう。道が分岐する地点に富山の道標があります。これに従い右の道を登ります。振り返ると伊予ヶ岳が見えています。無料の登山用杖(竹の棒)が道の脇に置かれています。 東屋のある展望台に到着すると目の前に太平洋の大海原が俯瞰できます。木々に囲まれ、展望のない登山道をまっすぐ北へ進めば富山北峰に到着します。展望台があるので登ってみましょう。東京湾越しに富士山や箱根、伊豆方面の山が展望できます。三浦半島の先端も見えているようです。北峰山頂広場から南峰へまっすぐ下ります。南峰からは展望は得られません。七合目から階段を下り、静かな山道を歩きます。車道へ出ると古刹の福満寺があります。福満寺から岩井駅までは徒歩40分の道のりです。
    天神郷バス停がスタート地点になります。平群天神社の背後には特徴のある伊予ヶ岳の岩峰が見えているはずです。平群天神社は菅原道真の一代記「平群天神縁起絵巻」が保存されていることで知られています。 ここの大鳥居をくぐると、御神木のクスノキが立っています。左に進み、伊予ヶ岳の登山道に入ります。雑木林からスギ林に入りますが、登山道は整備されています。富山への分岐点を過ぎたら、ほどなく東屋のある展望台です。眼下には房総の田園地帯が広がり、背後には双耳峰の富山が見えています。ここからはとくに注意が必要なエリアに入ります。南峰、北峰と連続しますが、どちらもロープを頼りに岩場を登ることになります。南峰の山頂先端部はクサリで囲われ、正面に富山が見える絶景ポイントです。さらに北峰もロープを頼りに登ります。ここは三角点のある頂で展望は南峰と遜色ありません。休憩は南峰のベンチを利用しましょう。 南峰から往路を戻り、富山への分岐点で道標に従います。明るい樹林帯を快適に歩いて行くと舗装された道に出ます。振り返ると伊予ヶ岳北峰の尖った山頂部分が見えています。春先なら沿道にスイセンの花を見ることができるはずです。気持ちのよい田園風景を楽しみながら進みます。サクラの季節なら河津桜も見事な道です。好天だと、前方に富士山が見えることがあります。その大きさにびっくりするかもしれません。 田園地帯に延びる舗装道路を快適に進みます。時々地元ナンバーの車が通るので注意しましょう。道が分岐する地点に富山の道標があります。これに従い右の道を登ります。振り返ると伊予ヶ岳が見えています。無料の登山用杖(竹の棒)が道の脇に置かれています。 東屋のある展望台に到着すると目の前に太平洋の大海原が俯瞰できます。木々に囲まれ、展望のない登山道をまっすぐ北へ進めば富山北峰に到着します。展望台があるので登ってみましょう。東京湾越しに富士山や箱根、伊豆方面の山が展望できます。三浦半島の先端も見えているようです。北峰山頂広場から南峰へまっすぐ下ります。南峰からは展望は得られません。七合目から階段を下り、静かな山道を歩きます。車道へ出ると古刹の福満寺があります。福満寺から岩井駅までは徒歩40分の道のりです。
  • 和田浦駅から潮風を感じる烏場山へ

    和田浦駅から潮風を感じる烏場山へ

    スタート地点はJR内房線和田浦駅です。駅を背にして突き当りを右へ。踏切を渡ると海岸沿いを走る国道128号の一本内側の小道を歩くことになります。道なりに進んで花園踏切を渡って北上すれば登山口の花嫁街道入口です。トイレが併設されているので利用してから出発しましょう。 登山道はふたつに分かれますが、コース自体は周回なのでどちらからアプローチしても構いません。ここでは左へ。花嫁街道コースを選択します。ゆるやかにアップダウンしながら進みます。急勾配の箇所には階段が設けられていることが多く、気持ちよく歩くことができます。第一展望台は小さな広場でベンチが設置されています。ここで最初の休憩をしましょう。体が冷えないうちに第二展望台を目指します。途中、登山道に張り出した木の根につまずかないように注意が必要です。第二展望台は南西が開け、太平洋を望むことができます。 第二展望台の直下は急な階段を下ります。下りきった場所にはベンチがあります。ここで息を整えて出発。Y字路を道標に従って左の道に入ります。山頂へ短絡する道を右に分けて進むと経文石に出合います。次のポイントのじがい水までの間には、多少ゆるやかな下りがあります。ほっとひと息付けますが、その直後には少し急な登りがあるので、焦らずに息の上がらない速度でクリアしましょう。 大きくアップダウンを繰り返しながら進みます。直進する道と分かれて右に行けばすぐに駒返しです。またゆるやかなアップダウンを繰り返せばコース屈指の好展望地、見晴台です。広々とした所でお弁当を広げるには格好な場所です。ここにトイレが併設されています。右手には太平洋が広がっています。その先が第三見晴台。左手に房総の山並みが広がります。この先で階段を登れば烏場山です。狭く展望に優れているわけでもありません。縁結びにご利益のある「おふく像」と記念撮影したら、下山にかかりましょう。ほぼ下り一辺倒です。スピードに注意しながら旧烏場展望台、見晴台、金比羅山を経て黒滝まで下ります。意外に大きな滝で不動尊を祀った祠があります。清涼感にあふれた場所です。 滝の前から対岸に渡るとほどなく、はなその広場です。この広場を横切ってY字路を左に進みます。すぐに往路で分岐した花嫁街道入口です。ここで烏場山の周回コースが終わったことになります。後はそのまま往路で歩いた道を辿ってJR内房線和田浦駅へ。
    スタート地点はJR内房線和田浦駅です。駅を背にして突き当りを右へ。踏切を渡ると海岸沿いを走る国道128号の一本内側の小道を歩くことになります。道なりに進んで花園踏切を渡って北上すれば登山口の花嫁街道入口です。トイレが併設されているので利用してから出発しましょう。 登山道はふたつに分かれますが、コース自体は周回なのでどちらからアプローチしても構いません。ここでは左へ。花嫁街道コースを選択します。ゆるやかにアップダウンしながら進みます。急勾配の箇所には階段が設けられていることが多く、気持ちよく歩くことができます。第一展望台は小さな広場でベンチが設置されています。ここで最初の休憩をしましょう。体が冷えないうちに第二展望台を目指します。途中、登山道に張り出した木の根につまずかないように注意が必要です。第二展望台は南西が開け、太平洋を望むことができます。 第二展望台の直下は急な階段を下ります。下りきった場所にはベンチがあります。ここで息を整えて出発。Y字路を道標に従って左の道に入ります。山頂へ短絡する道を右に分けて進むと経文石に出合います。次のポイントのじがい水までの間には、多少ゆるやかな下りがあります。ほっとひと息付けますが、その直後には少し急な登りがあるので、焦らずに息の上がらない速度でクリアしましょう。 大きくアップダウンを繰り返しながら進みます。直進する道と分かれて右に行けばすぐに駒返しです。またゆるやかなアップダウンを繰り返せばコース屈指の好展望地、見晴台です。広々とした所でお弁当を広げるには格好な場所です。ここにトイレが併設されています。右手には太平洋が広がっています。その先が第三見晴台。左手に房総の山並みが広がります。この先で階段を登れば烏場山です。狭く展望に優れているわけでもありません。縁結びにご利益のある「おふく像」と記念撮影したら、下山にかかりましょう。ほぼ下り一辺倒です。スピードに注意しながら旧烏場展望台、見晴台、金比羅山を経て黒滝まで下ります。意外に大きな滝で不動尊を祀った祠があります。清涼感にあふれた場所です。 滝の前から対岸に渡るとほどなく、はなその広場です。この広場を横切ってY字路を左に進みます。すぐに往路で分岐した花嫁街道入口です。ここで烏場山の周回コースが終わったことになります。後はそのまま往路で歩いた道を辿ってJR内房線和田浦駅へ。
  • 林道駐車場から坊滝・大日山へ

    林道駐車場から坊滝・大日山へ

    太平洋から房総半島を眺めた時に、最も目印になるのが大日山だといわれていました。そのため、昔の漁師たちはその頂を見て自分の位置を把握していたようです。そうした云われのある山に挑戦します。ただし、公共交通機関を利用しての登山は近くのバス停が廃止されたため難しいのが現状です。マイカーを利用したグループ登山がおすすめです。林道沿いにある滝の中で落差33mの坊滝が最も人気があります。 林道増間線入口の駐車場にクルマを停め、トイレを利用したらスタートしましょう。歩き始めるとすぐに日枝神社の前を通ります。この神社は12本の矢を放ってその年の農作物の豊凶を占う御神的神事(おまとしんじ)で知られています。右手に増間ダムを眺めながら静かな林道を登ります。坊滝までの標高差はおよそ110m。焦らずにゆっくり登ることを心がけましょう。緑豊かで静かな登山道が続き、増間ダムに注ぎ込む流れと野鳥の囀りしか聞こえません。 林道が右に大きくカーブすると右下の谷が深くなります。右に坊滝が見えてきます。高さ33mの迫力のある滝です。新緑や紅葉の頃には多くの登山者が訪れます。このコースのメインのひとつでもあるので、坊滝下り口からわずかに下って、滝の流れを近くで楽しみましょう。少し早めのランチタイムでもいいかもしれませんね。 林道に戻り太鼓橋へ。ここから大日遊歩道を歩きます。その先に本ルート最大の難所ポイントが現れます。約200段の階段登りです。なるべくゆっくり進みましょう。この階段が終わると平坦な道に入り山頂への分岐にでます。左に見える少し長い階段をク リアした所が大日山山頂です。山頂には大日如来が祀られています。山頂はさほど広くはありませんが、初めて訪れた人は東京湾越しに見える富士山の展望に驚くはずです。好天なら、お弁当を広げて時間の許す限りのんびりしましょう。展望目当てなら、空気が乾燥した早朝がおすすめです。 下山は山頂への分岐まで戻り左へ。ゆっくり歩いても30分ほどで県道に降り立ちます。ここを右へ。ゆっくり歩いても10分ほどで林道増間線入口に戻ることができます。林道増間線は歩行者専用の道。車は入口の駐車場に停めること。
    太平洋から房総半島を眺めた時に、最も目印になるのが大日山だといわれていました。そのため、昔の漁師たちはその頂を見て自分の位置を把握していたようです。そうした云われのある山に挑戦します。ただし、公共交通機関を利用しての登山は近くのバス停が廃止されたため難しいのが現状です。マイカーを利用したグループ登山がおすすめです。林道沿いにある滝の中で落差33mの坊滝が最も人気があります。 林道増間線入口の駐車場にクルマを停め、トイレを利用したらスタートしましょう。歩き始めるとすぐに日枝神社の前を通ります。この神社は12本の矢を放ってその年の農作物の豊凶を占う御神的神事(おまとしんじ)で知られています。右手に増間ダムを眺めながら静かな林道を登ります。坊滝までの標高差はおよそ110m。焦らずにゆっくり登ることを心がけましょう。緑豊かで静かな登山道が続き、増間ダムに注ぎ込む流れと野鳥の囀りしか聞こえません。 林道が右に大きくカーブすると右下の谷が深くなります。右に坊滝が見えてきます。高さ33mの迫力のある滝です。新緑や紅葉の頃には多くの登山者が訪れます。このコースのメインのひとつでもあるので、坊滝下り口からわずかに下って、滝の流れを近くで楽しみましょう。少し早めのランチタイムでもいいかもしれませんね。 林道に戻り太鼓橋へ。ここから大日遊歩道を歩きます。その先に本ルート最大の難所ポイントが現れます。約200段の階段登りです。なるべくゆっくり進みましょう。この階段が終わると平坦な道に入り山頂への分岐にでます。左に見える少し長い階段をク リアした所が大日山山頂です。山頂には大日如来が祀られています。山頂はさほど広くはありませんが、初めて訪れた人は東京湾越しに見える富士山の展望に驚くはずです。好天なら、お弁当を広げて時間の許す限りのんびりしましょう。展望目当てなら、空気が乾燥した早朝がおすすめです。 下山は山頂への分岐まで戻り左へ。ゆっくり歩いても30分ほどで県道に降り立ちます。ここを右へ。ゆっくり歩いても10分ほどで林道増間線入口に戻ることができます。林道増間線は歩行者専用の道。車は入口の駐車場に停めること。
  • 清澄寺から元清澄山へ縦走する

    清澄寺から元清澄山へ縦走する

    日蓮聖人ゆかりの清澄寺を見学したら、林道を歩いて元々清澄寺があった元清澄山まで縦走。清澄寺までマイカーで行くことは可能ですが、元清澄山までの縦走を考慮するとマイカーは不向きです。公共の交通機関を利用しましょう。縦走路は静かでのんびりと自分のペースで歩くことができるはずです。 登山計画を立てる時に必ず清澄寺までのバス便と金山ダムからのバス便の情報を得ることが大切。どちらも鴨川市コミュニティバスが運行しているので、ホームページ等で必ず確認しましょう。 縦走をスタートする前に清澄寺を見学していきましょう。清澄寺は8世紀後半に不思議法師という僧侶によって開創された。と伝わっています。また、日蓮聖人が若い頃に勉学に励み、立教開宗をした寺としても知られています。およそ1200年の歴史を持つ古刹として連日、信者や観光客、ハイカーなどで混雑しています。 清澄寺バス停から清澄寺参道入口まで戻り、郷台畑に向かう林道を進みます。すぐに左に分岐する道があります。この分岐から10分ほどで大見山の山頂に行くことができるので、足慣らしにピストンするのもいいかもしれません。 林道に戻ったら、元清澄山へ向かいます。春には固有種のキヨスミミツバツツジが目を楽しませてくれるはずです。野鳥も多く生息していて、可愛らしいさえずりの声に癒される人も多いようです。前方が少し開けた箇所にベンチが置かれています。少し休憩していきましょう。 水分を補給したら先に進みます。10分ほどで林道が分岐しますが、道なりに進みます。この林道分岐から40分ほどで元清澄山登山口に到着します。ここで林道歩きが終わり山道に入るので、靴紐やザックベルトの緩みなどを調整することも大切です。 3月に入ると小さな花たちが登山道に現れる道です。登山道は樹木に囲まれているため、森林浴がたっぷり味わえるはずです。登山道が緩やかにカーブすると階段が現れます(三石山分岐)。その階段の道は三石山方面に繋がっているので、入り込まないように十分に注意が必要です。 元清澄山への道はいったん林道に降り立ちますが、すぐに道標に導かれるようにして登山道に戻ることができます。ヤセ尾根道を進み、急階段を登った地点が元清澄山山頂です。ゆっくり休憩したら金山ダムバス停に下山します。
    日蓮聖人ゆかりの清澄寺を見学したら、林道を歩いて元々清澄寺があった元清澄山まで縦走。清澄寺までマイカーで行くことは可能ですが、元清澄山までの縦走を考慮するとマイカーは不向きです。公共の交通機関を利用しましょう。縦走路は静かでのんびりと自分のペースで歩くことができるはずです。 登山計画を立てる時に必ず清澄寺までのバス便と金山ダムからのバス便の情報を得ることが大切。どちらも鴨川市コミュニティバスが運行しているので、ホームページ等で必ず確認しましょう。 縦走をスタートする前に清澄寺を見学していきましょう。清澄寺は8世紀後半に不思議法師という僧侶によって開創された。と伝わっています。また、日蓮聖人が若い頃に勉学に励み、立教開宗をした寺としても知られています。およそ1200年の歴史を持つ古刹として連日、信者や観光客、ハイカーなどで混雑しています。 清澄寺バス停から清澄寺参道入口まで戻り、郷台畑に向かう林道を進みます。すぐに左に分岐する道があります。この分岐から10分ほどで大見山の山頂に行くことができるので、足慣らしにピストンするのもいいかもしれません。 林道に戻ったら、元清澄山へ向かいます。春には固有種のキヨスミミツバツツジが目を楽しませてくれるはずです。野鳥も多く生息していて、可愛らしいさえずりの声に癒される人も多いようです。前方が少し開けた箇所にベンチが置かれています。少し休憩していきましょう。 水分を補給したら先に進みます。10分ほどで林道が分岐しますが、道なりに進みます。この林道分岐から40分ほどで元清澄山登山口に到着します。ここで林道歩きが終わり山道に入るので、靴紐やザックベルトの緩みなどを調整することも大切です。 3月に入ると小さな花たちが登山道に現れる道です。登山道は樹木に囲まれているため、森林浴がたっぷり味わえるはずです。登山道が緩やかにカーブすると階段が現れます(三石山分岐)。その階段の道は三石山方面に繋がっているので、入り込まないように十分に注意が必要です。 元清澄山への道はいったん林道に降り立ちますが、すぐに道標に導かれるようにして登山道に戻ることができます。ヤセ尾根道を進み、急階段を登った地点が元清澄山山頂です。ゆっくり休憩したら金山ダムバス停に下山します。
  • 上総亀山駅から三石山をピストンする

    上総亀山駅から三石山をピストンする

    亀山湖、三石山へはJR久留里線の終点、上総亀山駅からスタートします。マイカーの場合は上総亀山駅周辺の一般駐車場を利用してピストンしましょう。 1970年に千葉県最大の亀山ダムが完成すると、それまで交通の便が悪かった上総亀山周辺が整備され都心に近い観光地として脚光を集めるようになりました。それに伴い現在では圧倒的にマイカーで訪れる人が多くなりましたが、逆に木更津駅と上総亀山駅を結ぶ全長32㎞のJR久留里線の終着駅としての人気もあるようです。さらに一部廃止やバス転換などの協議が続いていたためか、それを惜しむ人たちの姿も多く見られるようです。 終着駅の上総亀山駅を出ると、目の前に亀山湖が広がっています。ここに架かる藤林大橋を渡ります。三石山方面への道標があるのですぐに分かるはずです。橋の上からは満々と水を湛える亀山湖で、釣りを楽しむ人の姿が確認できるかもしれません。ここは主にブラックバスやへら鮒、ニジマス、ワカサギなどが釣れるようです。湖面にはたくさんのボートが浮かび、太公望たちが腕を競い合っています。 藤林大橋を渡って道なりに舗装道を進みます。草川原橋を渡ります。その後にも大小の橋が現れますが、三石山観音寺の入口は亀山大橋の手前になります。道標に従って右に曲がりましょう。道は変わらず舗装道路ですが、歩道部分が確保されていないため、通過するクルマには注意しましょう。 しばらく進むとトンネルがあります。その入口から眺める春や秋の亀山湖方面の眺めは印象に残るはずです。 そのまま道なりに進むと巨岩が覆いかぶさるようにして建つ三石山山頂で、三石山観音寺の境内になります。境内は常に清掃されているので、ゴミなどを落とさないように。シイやタブなどの樹木やミツバツツジ、イワタバコが鑑賞できます。時間の許す限り展望を楽しみましょう。 下山は往路を戻る設定です。ここから元清澄山から清澄寺に向かうこともできますが、道が荒れているため推奨しません。さらに猪ノ川渓谷に向かうこともできますが、帰りのバスや電車の時刻は必ず調べてからスタートしましょう。
    亀山湖、三石山へはJR久留里線の終点、上総亀山駅からスタートします。マイカーの場合は上総亀山駅周辺の一般駐車場を利用してピストンしましょう。 1970年に千葉県最大の亀山ダムが完成すると、それまで交通の便が悪かった上総亀山周辺が整備され都心に近い観光地として脚光を集めるようになりました。それに伴い現在では圧倒的にマイカーで訪れる人が多くなりましたが、逆に木更津駅と上総亀山駅を結ぶ全長32㎞のJR久留里線の終着駅としての人気もあるようです。さらに一部廃止やバス転換などの協議が続いていたためか、それを惜しむ人たちの姿も多く見られるようです。 終着駅の上総亀山駅を出ると、目の前に亀山湖が広がっています。ここに架かる藤林大橋を渡ります。三石山方面への道標があるのですぐに分かるはずです。橋の上からは満々と水を湛える亀山湖で、釣りを楽しむ人の姿が確認できるかもしれません。ここは主にブラックバスやへら鮒、ニジマス、ワカサギなどが釣れるようです。湖面にはたくさんのボートが浮かび、太公望たちが腕を競い合っています。 藤林大橋を渡って道なりに舗装道を進みます。草川原橋を渡ります。その後にも大小の橋が現れますが、三石山観音寺の入口は亀山大橋の手前になります。道標に従って右に曲がりましょう。道は変わらず舗装道路ですが、歩道部分が確保されていないため、通過するクルマには注意しましょう。 しばらく進むとトンネルがあります。その入口から眺める春や秋の亀山湖方面の眺めは印象に残るはずです。 そのまま道なりに進むと巨岩が覆いかぶさるようにして建つ三石山山頂で、三石山観音寺の境内になります。境内は常に清掃されているので、ゴミなどを落とさないように。シイやタブなどの樹木やミツバツツジ、イワタバコが鑑賞できます。時間の許す限り展望を楽しみましょう。 下山は往路を戻る設定です。ここから元清澄山から清澄寺に向かうこともできますが、道が荒れているため推奨しません。さらに猪ノ川渓谷に向かうこともできますが、帰りのバスや電車の時刻は必ず調べてからスタートしましょう。
  • 筑波山神社から筑波山最高峰の女体山へ

    筑波山神社から筑波山最高峰の女体山へ

    登山口の筑波山神社入口バス停まではつくばエクスプレスのつくば駅からシャトルバスを利用します。 筑波山神社に参拝して神社右手の道を進み千寺川を渡って登山道に入ります。この登山道は白雲橋コースと呼ばれていて女体山への表参道で登山道入口には石鳥居があります。つつじヶ丘分岐までは擬木の階段、木の根、岩のゴロゴロした道が続きます。25丁目を過ぎ大杉の間を通り抜け小さな岩場を登れば弁慶茶屋跡です。ここからは、筑波山ロープウェイ乗場のあるつつじヶ丘に登山道が分岐しています。これからの登りはこのコースのハイライト、弁慶の七戻り岩が登場します。頭上の岩がいまにも落ちそうで恐れおののいた弁慶が通り抜けるのを逡巡したという伝説の岩をくぐり抜けて進んでいきます。母の胎内くぐり、出船入船、北斗岩、大仏岩と巨岩奇石の連続で目を楽しませてくれます。屛風岩のある小さな台地をトラバースして、女体山直下の岩場に取り付きます。多客時には渋滞が発生する岩場ですがホールドが十分にありクサリも付いているので焦らずに登って行きましょう。岩場を登り切り左手に回り込むと女体山御本殿のある女体山山頂です。神社東側の天浮橋を渡ると山頂部の露岩帯、山頂からの眺めは霞ヶ浦や眼下の宝篋山、空気の澄んだ時期には富士や丹沢等と恵まれたものがあります。展望を満喫したら御幸ヶ原に向かいます。途中で左手に筑波山ロープウェイ女体山駅への道を分け、ガマ石やセキレイ石、セキレイ茶屋等を見て御幸ヶ原に到着です。カタクリの群落が途中にあり開花期にはブナ林の下生えに薄紫色の花を付けます。御幸ヶ原は筑波山ケーブルカーの山頂駅、複数の茶店、公衆トイレがありいつも賑やかです。男体山山頂へは約20分の道のりです。道中にはツツジが多く見られ、山頂ではホシザキユキノシタが自生しています。御幸ヶ原に戻りケーブルカー駅と男体山登山道の間から下りていきます。登山道は擬木や丸太の階段が連続し岩も露出して大変滑りやすいので十分足元に注意して歩きましょう。しばらく下ると男女川源流の湧水でベンチも置かれています。湧水は飲用も可能です。杉の巨木間を抜け急坂をしばらく行くと中の茶屋があった広場に出ます。休憩舎もあるのでひと休みするには最適で、すぐ横ではケーブルカーがすれ違うのを見る事ができます。岩の多い道が続きますが桜塚を過ぎた辺りから擬木の階段と岩ゴロ道から解放されていくらか歩きやすくなります。最後にコンクリートの階段を下りれば筑波山神社の境内に到着です。
    登山口の筑波山神社入口バス停まではつくばエクスプレスのつくば駅からシャトルバスを利用します。 筑波山神社に参拝して神社右手の道を進み千寺川を渡って登山道に入ります。この登山道は白雲橋コースと呼ばれていて女体山への表参道で登山道入口には石鳥居があります。つつじヶ丘分岐までは擬木の階段、木の根、岩のゴロゴロした道が続きます。25丁目を過ぎ大杉の間を通り抜け小さな岩場を登れば弁慶茶屋跡です。ここからは、筑波山ロープウェイ乗場のあるつつじヶ丘に登山道が分岐しています。これからの登りはこのコースのハイライト、弁慶の七戻り岩が登場します。頭上の岩がいまにも落ちそうで恐れおののいた弁慶が通り抜けるのを逡巡したという伝説の岩をくぐり抜けて進んでいきます。母の胎内くぐり、出船入船、北斗岩、大仏岩と巨岩奇石の連続で目を楽しませてくれます。屛風岩のある小さな台地をトラバースして、女体山直下の岩場に取り付きます。多客時には渋滞が発生する岩場ですがホールドが十分にありクサリも付いているので焦らずに登って行きましょう。岩場を登り切り左手に回り込むと女体山御本殿のある女体山山頂です。神社東側の天浮橋を渡ると山頂部の露岩帯、山頂からの眺めは霞ヶ浦や眼下の宝篋山、空気の澄んだ時期には富士や丹沢等と恵まれたものがあります。展望を満喫したら御幸ヶ原に向かいます。途中で左手に筑波山ロープウェイ女体山駅への道を分け、ガマ石やセキレイ石、セキレイ茶屋等を見て御幸ヶ原に到着です。カタクリの群落が途中にあり開花期にはブナ林の下生えに薄紫色の花を付けます。御幸ヶ原は筑波山ケーブルカーの山頂駅、複数の茶店、公衆トイレがありいつも賑やかです。男体山山頂へは約20分の道のりです。道中にはツツジが多く見られ、山頂ではホシザキユキノシタが自生しています。御幸ヶ原に戻りケーブルカー駅と男体山登山道の間から下りていきます。登山道は擬木や丸太の階段が連続し岩も露出して大変滑りやすいので十分足元に注意して歩きましょう。しばらく下ると男女川源流の湧水でベンチも置かれています。湧水は飲用も可能です。杉の巨木間を抜け急坂をしばらく行くと中の茶屋があった広場に出ます。休憩舎もあるのでひと休みするには最適で、すぐ横ではケーブルカーがすれ違うのを見る事ができます。岩の多い道が続きますが桜塚を過ぎた辺りから擬木の階段と岩ゴロ道から解放されていくらか歩きやすくなります。最後にコンクリートの階段を下りれば筑波山神社の境内に到着です。
  • 迎場コース~おたつ石コースから筑波山へ

    迎場コース~おたつ石コースから筑波山へ

    つくば駅からの筑波山シャトルバスを筑波山神社入口バス停で下車します。並びには筑波山観光案内所があり、筑波山のパンフレットや物産品の販売、筑波山地域ジオパークの展示がされているほか、公衆トイレや登山靴の洗い場まで新設されています。 赤い大鳥居の下を通り、筑波山神社に参拝して境内の東端から登山道に入ります。ここまでは、筑波山神社に寄らずに土産物屋の並ぶ道を登って来ることも出来ます。千寺川を渡り「是より女體山」と彫られた石道標を見て三差路を左に曲がれば石鳥居が現れます。ここが登山口で木がうっそうとした道を石や擬木の階段で登って行きます。20分程歩けば、白雲橋コースと迎場コースとの分岐点に到着です。 迎場コースは、緩やかな傾斜の登山道というよりは遊歩道に相当で、つつじヶ丘まで道のほとんどが石の階段やコンクリートの道です。さらに「筑波山万葉古路」として整備されています。途中にはあずまやが二棟とベンチが数多くあるため休むのには都合がよく、神域の森林帯の中を歩くコースなので森林浴にもってこいです。さらに白雲橋コースよりは登山者も比較的少なく静かな山旅が楽しめます。二つ目のあずまやを過ぎればつつじヶ丘は近いです。神社林の森からいきなり賑やかなつつじヶ丘に着きます。 つつじヶ丘には県営の駐車場やトイレ、売店レストハウス等があり、筑波山ロープウェイ乗り場と宿泊施設もあります。ここから筑波山を往復する登山者が多く、小、中学校の遠足の定番コースにもなっています。頭上の筑波山ロープウェイを見ながらおたつ石コースの登山道に入ります。因みにおたつとは「雄の龍」の事です。現代のおたつ、巨大なガマのオブジェのあるガマランドの脇を抜け、コンクリートの道や階段で登って行きますがなかなかの急登です。ひと登りすると傾斜が緩やかになり高原状の「つつじヶ丘高原」に到着です。開けていて見晴らしがよく、晴れていれば関東平野を一望できます。 ここから先も階段が続き樹林帯に入ります。登山道は少し下りになり自然林の中を進みます。やがて階段の登りになり、左側から白雲橋コースが合流したら弁慶茶屋跡に着きます。ここにはかつて江戸時代から続いた弁慶茶屋がありましたが、残念ながら廃業し現在は跡地に「BENKEI HUT」が建ち登山者に親しまれています。ここから女体山、男体山までと復路については筑波山神社から筑波山最高峰の女体山へ(コースガイド)を参照してください。
    つくば駅からの筑波山シャトルバスを筑波山神社入口バス停で下車します。並びには筑波山観光案内所があり、筑波山のパンフレットや物産品の販売、筑波山地域ジオパークの展示がされているほか、公衆トイレや登山靴の洗い場まで新設されています。 赤い大鳥居の下を通り、筑波山神社に参拝して境内の東端から登山道に入ります。ここまでは、筑波山神社に寄らずに土産物屋の並ぶ道を登って来ることも出来ます。千寺川を渡り「是より女體山」と彫られた石道標を見て三差路を左に曲がれば石鳥居が現れます。ここが登山口で木がうっそうとした道を石や擬木の階段で登って行きます。20分程歩けば、白雲橋コースと迎場コースとの分岐点に到着です。 迎場コースは、緩やかな傾斜の登山道というよりは遊歩道に相当で、つつじヶ丘まで道のほとんどが石の階段やコンクリートの道です。さらに「筑波山万葉古路」として整備されています。途中にはあずまやが二棟とベンチが数多くあるため休むのには都合がよく、神域の森林帯の中を歩くコースなので森林浴にもってこいです。さらに白雲橋コースよりは登山者も比較的少なく静かな山旅が楽しめます。二つ目のあずまやを過ぎればつつじヶ丘は近いです。神社林の森からいきなり賑やかなつつじヶ丘に着きます。 つつじヶ丘には県営の駐車場やトイレ、売店レストハウス等があり、筑波山ロープウェイ乗り場と宿泊施設もあります。ここから筑波山を往復する登山者が多く、小、中学校の遠足の定番コースにもなっています。頭上の筑波山ロープウェイを見ながらおたつ石コースの登山道に入ります。因みにおたつとは「雄の龍」の事です。現代のおたつ、巨大なガマのオブジェのあるガマランドの脇を抜け、コンクリートの道や階段で登って行きますがなかなかの急登です。ひと登りすると傾斜が緩やかになり高原状の「つつじヶ丘高原」に到着です。開けていて見晴らしがよく、晴れていれば関東平野を一望できます。 ここから先も階段が続き樹林帯に入ります。登山道は少し下りになり自然林の中を進みます。やがて階段の登りになり、左側から白雲橋コースが合流したら弁慶茶屋跡に着きます。ここにはかつて江戸時代から続いた弁慶茶屋がありましたが、残念ながら廃業し現在は跡地に「BENKEI HUT」が建ち登山者に親しまれています。ここから女体山、男体山までと復路については筑波山神社から筑波山最高峰の女体山へ(コースガイド)を参照してください。
  • 羽鳥道~御幸ヶ原~薬王院コースから筑波山へ

    羽鳥道~御幸ヶ原~薬王院コースから筑波山へ

    出発地点の桃山学園バス停から、前方に筑波山を見ながら自転車道の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を渡ります。少し先の車道を渡ると「筑波登山本道」の石柱が立っています。県道のバイパスの陸橋をくぐり抜けて大きな馬頭尊碑や羽鳥分教場跡を過ぎ、薬師堂を右手に進みます。右側から車道が合流し、少し登ると八坂神社に着きます。この先で赤テープが入口の目印である旧道が車道と分岐するので旧道を進むと、石鳥居をくぐった先で車道と出合います。旧道は倒木があり歩きにくいです。「男の川水分神」の石碑を過ぎ男の川橋を渡ります。この先で車道が左に分岐しますが、右へ分かれしばらく登って行くと筑波ユースホステル跡があり以降は広い登山道です。さらに進むと男体山、女体山の鞍部である御幸ヶ原に到着です。 御幸ヶ原は筑波山ケーブルカー山頂駅や茶店が並び、一気に賑やかになります。御幸ヶ原からは自然研究路を通り「立身石」を見てから男体山山頂に向かいましょう。10分程で立身石に着きます。立身石は13歳の間宮林蔵が立身出世を祈願したと伝えられており、立身石の上部からの眺望は抜群です。立身石の少し先で右側に登る登山道があり、少し登ると御幸ヶ原からの登山道と一緒になります。男体山御本殿のある男体山山頂も眺めの素晴らしい所です。山頂には旧山階宮筑波山観測所もあり、下山は観測所の脇を下りて行きます。あずまやを過ぎると急坂になり、階段や少し谷側に傾斜したコンクリートの登山道となるので注意して歩きます。あずまやが見えてくれば大石重ねはすぐです。大石重ねの脇を通ると右側から御幸ヶ原の自然研究路が合流します。この先では急な階段が続きますがゆっくり下りましょう。 林道を横切り下っていき、次の林道に出て右に行くと薬王院です。「椎尾山薬王院」は1200年の歴史のある名刹で樹齢500年とも言われるスダジイなどが群生しています。 薬王院からは関東ふれあいの道を通り旧酒寄駅跡バス停へ。酒寄南バス停あるいは、つくしこ調整池のほとりを通って紫尾団地バス停を利用することもできるので、時間と相談しましょう。
    出発地点の桃山学園バス停から、前方に筑波山を見ながら自転車道の「つくば霞ヶ浦りんりんロード」を渡ります。少し先の車道を渡ると「筑波登山本道」の石柱が立っています。県道のバイパスの陸橋をくぐり抜けて大きな馬頭尊碑や羽鳥分教場跡を過ぎ、薬師堂を右手に進みます。右側から車道が合流し、少し登ると八坂神社に着きます。この先で赤テープが入口の目印である旧道が車道と分岐するので旧道を進むと、石鳥居をくぐった先で車道と出合います。旧道は倒木があり歩きにくいです。「男の川水分神」の石碑を過ぎ男の川橋を渡ります。この先で車道が左に分岐しますが、右へ分かれしばらく登って行くと筑波ユースホステル跡があり以降は広い登山道です。さらに進むと男体山、女体山の鞍部である御幸ヶ原に到着です。 御幸ヶ原は筑波山ケーブルカー山頂駅や茶店が並び、一気に賑やかになります。御幸ヶ原からは自然研究路を通り「立身石」を見てから男体山山頂に向かいましょう。10分程で立身石に着きます。立身石は13歳の間宮林蔵が立身出世を祈願したと伝えられており、立身石の上部からの眺望は抜群です。立身石の少し先で右側に登る登山道があり、少し登ると御幸ヶ原からの登山道と一緒になります。男体山御本殿のある男体山山頂も眺めの素晴らしい所です。山頂には旧山階宮筑波山観測所もあり、下山は観測所の脇を下りて行きます。あずまやを過ぎると急坂になり、階段や少し谷側に傾斜したコンクリートの登山道となるので注意して歩きます。あずまやが見えてくれば大石重ねはすぐです。大石重ねの脇を通ると右側から御幸ヶ原の自然研究路が合流します。この先では急な階段が続きますがゆっくり下りましょう。 林道を横切り下っていき、次の林道に出て右に行くと薬王院です。「椎尾山薬王院」は1200年の歴史のある名刹で樹齢500年とも言われるスダジイなどが群生しています。 薬王院からは関東ふれあいの道を通り旧酒寄駅跡バス停へ。酒寄南バス停あるいは、つくしこ調整池のほとりを通って紫尾団地バス停を利用することもできるので、時間と相談しましょう。