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検索結果1117件中
581-600件
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五色温泉からアンヌプリ、ヒラフ・鏡沼・見返坂
- 日帰り
- 4時間20分
- 7.7km
五色温泉からアンヌプリ、ヒラフ・鏡沼・見返坂
- 日帰り
- 4時間20分
- 7.7km
夏期(7~10月)、JRニセコ駅から五色温泉まで路線バスが運行され、終点「五色温泉郷」で下車。向かいにはニセコ野営場もあります。この先、水・トイレはありません。キャンプ場横が登山口です。 広かった道が20分ほどで狭まり斜度もでて、右手から見返坂コースと合流します。傾斜が増すと、登山道もジグザグに切られ、尾根に出ると、左手に白い地肌のイワオヌプリの山容が印象的です。 標高1065m展望台のすぐ先に「山頂へ1000m」という標識があり、本格的な登りとなります。足場もガレていますが、慎重に高度を稼ぎ、左手前に構造物が見えてくると、山頂はもうすぐです。ニセコアンヌプリ頂上部は比較的広く、小さな避難小屋がありますが、無人、かつ水・トイレはありません。 下りは、鏡沼・ヒラフスキー場へは東へ、展望の良い草付きを下ります。クマ笹・灌木から樹林帯に入り、ジャコ川の谷頭を通過すると、間もなく花園第3リフト(12/18支柱:)に出ます。付近は広いガレ場(冬のゲレンデ)のため登山道を見失いやすいので要注意です。ゲレンデを横断すると、鏡沼分岐に到着。左は鏡沼、右はヒラフスキー場への道になります。 鏡沼へは、再び花園第3リフト(6/18支柱)に出て、北へ。スキー場管理道路を横断すると、ほどなく鏡沼に到着します。鏡沼からは、少し戻って道道58号へ。あるいは先に進んでニセコ東急ゴルフコースに向かいます。 ヒラフスキー場へは更に1つゲレンデを横断し、作業道を少し北へ歩いて、冬のホリデーコース、ホリデー第1リフト終点・望羊荘を経て、キング第1リフト沿いに下りひらふスキー場バス停へ。 山頂からアンヌプリスキー場・ヒラフスキー場ゴンドラ利用は南西へ下ります。ニセコビレッジスキー場のリフト終点南方で両ゴンドラコースの分岐となります。アンヌプリスキー場へはジャンボ第4リフト沿いに、ヒラフスキー場へはキング第4リフトを下ります。 見返坂登山口へは、五色温泉コースを下り、855m標高点の下で、左へ。作業道から見返坂を経て、登山口へ。バス停へは更に30分弱必要です。夏期(7~10月)、JRニセコ駅から五色温泉まで路線バスが運行され、終点「五色温泉郷」で下車。向かいにはニセコ野営場もあります。この先、水・トイレはありません。キャンプ場横が登山口です。 広かった道が20分ほどで狭まり斜度もでて、右手から見返坂コースと合流します。傾斜が増すと、登山道もジグザグに切られ、尾根に出ると、左手に白い地肌のイワオヌプリの山容が印象的です。 標高1065m展望台のすぐ先に「山頂へ1000m」という標識があり、本格的な登りとなります。足場もガレていますが、慎重に高度を稼ぎ、左手前に構造物が見えてくると、山頂はもうすぐです。ニセコアンヌプリ頂上部は比較的広く、小さな避難小屋がありますが、無人、かつ水・トイレはありません。 下りは、鏡沼・ヒラフスキー場へは東へ、展望の良い草付きを下ります。クマ笹・灌木から樹林帯に入り、ジャコ川の谷頭を通過すると、間もなく花園第3リフト(12/18支柱:)に出ます。付近は広いガレ場(冬のゲレンデ)のため登山道を見失いやすいので要注意です。ゲレンデを横断すると、鏡沼分岐に到着。左は鏡沼、右はヒラフスキー場への道になります。 鏡沼へは、再び花園第3リフト(6/18支柱)に出て、北へ。スキー場管理道路を横断すると、ほどなく鏡沼に到着します。鏡沼からは、少し戻って道道58号へ。あるいは先に進んでニセコ東急ゴルフコースに向かいます。 ヒラフスキー場へは更に1つゲレンデを横断し、作業道を少し北へ歩いて、冬のホリデーコース、ホリデー第1リフト終点・望羊荘を経て、キング第1リフト沿いに下りひらふスキー場バス停へ。 山頂からアンヌプリスキー場・ヒラフスキー場ゴンドラ利用は南西へ下ります。ニセコビレッジスキー場のリフト終点南方で両ゴンドラコースの分岐となります。アンヌプリスキー場へはジャンボ第4リフト沿いに、ヒラフスキー場へはキング第4リフトを下ります。 見返坂登山口へは、五色温泉コースを下り、855m標高点の下で、左へ。作業道から見返坂を経て、登山口へ。バス停へは更に30分弱必要です。 -
五色温泉からイワオ・ニト・チセヌプリへ
- 日帰り
- 5時間30分
- 9.7km
五色温泉からイワオ・ニト・チセヌプリへ
- 日帰り
- 5時間30分
- 9.7km
イワオヌプリは夏の晴天時は暑く、悪天時は冷え、道も不明瞭になります。五色温泉郷の散策路から入山。急登の階段を越え、岩場から火山灰地の平坦地に変わります。ハイマツの間にお花畑が続いています。 お花畑の先でニトヌプリ・大沼方面と分れて右へ。少しで急な裸地に出て、ジグザグに30分弱で傾斜が緩くなると、ほどなく山頂標識に到着します。真の山頂は、溶岩の岩場を東に約10分ですが、道も不明瞭で足場も悪いので無理な登頂は避けましょう。火口は危険なので絶対立ち入らないように。 山頂標識から北へ周遊できます。すぐ右手に爆裂火口、続いて左前方に大沼が見えます。慎重に踏跡をトレースすると来た道に合流し、間もなく五色温泉・大沼分岐に出ます。 分岐を右へ。すぐにニトヌプリ・大沼分岐です。左(西)へ分れてガレ場を越え、少し直進すると眼前にニトヌプリの前衛1000m峰が現れます。標高差100mをジグザグに進みましょう。傾斜が緩くなると1000m峰のなだらかなピークです。 1000m峰から正面に女性の胸を思わせる2つのピークがニトヌプリ(北峰・南峰)です。道は僅かに下り、再び急登に変わると1ピッチで山頂の北峰へ。北峰から西へ、ハイマツからササ原、ダケカンバ帯を下ると、パノラマライン登山口(標高832m)に到着します。 チセヌプリへはパノラマラインを渡り、左手南西方へ。ダケカンバ帯の岩場、ハイマツ・草地を経て平坦なチセヌプリ山頂に出ます。北側にある三角沼は、山頂から見えません。 チセヌプリの平坦山頂から西方へ急斜面を下り、30分でチセヌプリ分岐へ出ます。左手はチセヌプリスキー場経由湯本温泉方面ですが、草刈りがなされずほぼ廃道状況です。右手へ10分程でビーナスの丘へ。左のシャクナゲ岳方面と別れて右手へ進むと約30分で長沼につきます。沼岸を歩くこともできます。長沼を過ぎると間もなく神仙沼分岐で左折。15分程で神仙沼レストハウスです。イワオヌプリは夏の晴天時は暑く、悪天時は冷え、道も不明瞭になります。五色温泉郷の散策路から入山。急登の階段を越え、岩場から火山灰地の平坦地に変わります。ハイマツの間にお花畑が続いています。 お花畑の先でニトヌプリ・大沼方面と分れて右へ。少しで急な裸地に出て、ジグザグに30分弱で傾斜が緩くなると、ほどなく山頂標識に到着します。真の山頂は、溶岩の岩場を東に約10分ですが、道も不明瞭で足場も悪いので無理な登頂は避けましょう。火口は危険なので絶対立ち入らないように。 山頂標識から北へ周遊できます。すぐ右手に爆裂火口、続いて左前方に大沼が見えます。慎重に踏跡をトレースすると来た道に合流し、間もなく五色温泉・大沼分岐に出ます。 分岐を右へ。すぐにニトヌプリ・大沼分岐です。左(西)へ分れてガレ場を越え、少し直進すると眼前にニトヌプリの前衛1000m峰が現れます。標高差100mをジグザグに進みましょう。傾斜が緩くなると1000m峰のなだらかなピークです。 1000m峰から正面に女性の胸を思わせる2つのピークがニトヌプリ(北峰・南峰)です。道は僅かに下り、再び急登に変わると1ピッチで山頂の北峰へ。北峰から西へ、ハイマツからササ原、ダケカンバ帯を下ると、パノラマライン登山口(標高832m)に到着します。 チセヌプリへはパノラマラインを渡り、左手南西方へ。ダケカンバ帯の岩場、ハイマツ・草地を経て平坦なチセヌプリ山頂に出ます。北側にある三角沼は、山頂から見えません。 チセヌプリの平坦山頂から西方へ急斜面を下り、30分でチセヌプリ分岐へ出ます。左手はチセヌプリスキー場経由湯本温泉方面ですが、草刈りがなされずほぼ廃道状況です。右手へ10分程でビーナスの丘へ。左のシャクナゲ岳方面と別れて右手へ進むと約30分で長沼につきます。沼岸を歩くこともできます。長沼を過ぎると間もなく神仙沼分岐で左折。15分程で神仙沼レストハウスです。 -
ニセコ沼めぐり
- 日帰り
- 5時間35分
- 13.2km
ニセコ沼めぐり
- 日帰り
- 5時間35分
- 13.2km
五色温泉郷からお花畑へ登り、右にイワオヌプリ、左にニトヌプリとコースは分れます。ここを直進します。 右イワオヌプリ、左小イワオヌプリのコルから下ると硫黄川上流に出ます。硫黄鉱山跡は裸地となり、登山道も不明瞭なので慎重に。視界不良時・残雪期は要注意です。 川を渡ると登りとなりますが、ほどなく大沼へ。大沼はダケカンバに囲まれ、イワオヌプリを映し出す静かで美しい沼です。 大沼から35分ほどで、大谷地が見えてきます。標高約730mの高層湿原です。ネマガリダケの竹床に、日本ではここでしか見られないというフサスギナを認めることができます。 大谷地を抜けるとニセコパノラマライン(道道66号)に出ます。道路から大谷地の全景を見渡せます。駐車場からは特にすばらしい景色が広がります。 舗装道路を横断し、南西へ向かうと25分ほどで神仙沼へ。神仙沼は標高770m。数あるニセコの沼の中で最も美しいといわれます。池塘が点在し、木道を進みます。 湿原を抜け、レストハウス方面と分れ、左手のササ原を進むと、まもなく小川を渡ります。砂利道に変わり、右手に続く作業道を通過すると、すぐ築堤のある長沼に着きます。人造湖ながら原生林に囲まれ、チセヌプリとのコントラストが美しい静かな沼です。 長沼を過ぎると上り坂に変わり、20分ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳のコル、ビーナスの丘に出ます。ここから右へ進むと30分ほどで静かで美しいシャクナゲ沼に到着します。引き返してビーナスの丘、長沼を経て神仙沼レストハウスへ。以前はビーナスの丘からチセヌプリ西縁のチセヌプリスキー場を経て湯本温泉へ下ることが出来ましたが、刈り払いされず、ほぼ廃道状況で、残雪期のみ通行可能です。五色温泉から神仙沼まで約3時間。シャクナゲ沼を加えると約5時間コース。逆縦走も可能なので、バス便などで考えるとよいでしょう。10月の紅葉と6月の新緑がおすすめですが、秋は神仙沼が混雑します。五色温泉郷からお花畑へ登り、右にイワオヌプリ、左にニトヌプリとコースは分れます。ここを直進します。 右イワオヌプリ、左小イワオヌプリのコルから下ると硫黄川上流に出ます。硫黄鉱山跡は裸地となり、登山道も不明瞭なので慎重に。視界不良時・残雪期は要注意です。 川を渡ると登りとなりますが、ほどなく大沼へ。大沼はダケカンバに囲まれ、イワオヌプリを映し出す静かで美しい沼です。 大沼から35分ほどで、大谷地が見えてきます。標高約730mの高層湿原です。ネマガリダケの竹床に、日本ではここでしか見られないというフサスギナを認めることができます。 大谷地を抜けるとニセコパノラマライン(道道66号)に出ます。道路から大谷地の全景を見渡せます。駐車場からは特にすばらしい景色が広がります。 舗装道路を横断し、南西へ向かうと25分ほどで神仙沼へ。神仙沼は標高770m。数あるニセコの沼の中で最も美しいといわれます。池塘が点在し、木道を進みます。 湿原を抜け、レストハウス方面と分れ、左手のササ原を進むと、まもなく小川を渡ります。砂利道に変わり、右手に続く作業道を通過すると、すぐ築堤のある長沼に着きます。人造湖ながら原生林に囲まれ、チセヌプリとのコントラストが美しい静かな沼です。 長沼を過ぎると上り坂に変わり、20分ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳のコル、ビーナスの丘に出ます。ここから右へ進むと30分ほどで静かで美しいシャクナゲ沼に到着します。引き返してビーナスの丘、長沼を経て神仙沼レストハウスへ。以前はビーナスの丘からチセヌプリ西縁のチセヌプリスキー場を経て湯本温泉へ下ることが出来ましたが、刈り払いされず、ほぼ廃道状況で、残雪期のみ通行可能です。五色温泉から神仙沼まで約3時間。シャクナゲ沼を加えると約5時間コース。逆縦走も可能なので、バス便などで考えるとよいでしょう。10月の紅葉と6月の新緑がおすすめですが、秋は神仙沼が混雑します。 -
新見峠から目国内岳・岩内岳・いわないオートキャンプ場へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 10.6km
新見峠から目国内岳・岩内岳・いわないオートキャンプ場へ
- 日帰り
- 6時間10分
- 10.6km
JR蘭越駅より新見峠登山口までタクシーかレンタカーで入ります。登山口には駐車場とトイレ1基がありますが、水はありません。 新見峠登山口から前目国内岳南東尾根に取り付きます。標高差250mの緩急斜面はクマザサに埋め尽くされていますが、標高880mの三合目付近から眺望がよくなると四合目を経てまもなく前目国内岳へ。 目国内岳へは西へ900mコルまで下り、本峰東出尾根を登り返します。岩ノ門(六合目、)から明瞭な尾根筋となり、右手北面は切れ落ちています。ハイマツ帯を経て岩場をジグザグに登り、岩塊の山頂部へ。分岐は左へ。ちょっとしたロッククライミング気分で目国内岳山頂です。 分岐から右手北西方向に一気にパンケメクンナイ湿原まで下ります。パンケ沼と高山植物の咲く別世界が広がります。 湿原を抜けると、しばらく登りですが、ほどなくササ原の平坦地に出て、雷電・目国内分岐へ。分岐から岩内岳へは1ピッチで頂上へ。 岩内岳からは、北西尾根を下ります。九、八、七合目を岩レキ、ハイマツからダケカンバの疎林へと一気に抜けると、標高650m六合目で旧リフトに出ます。 この先はスキー場の管理道路や、コースを下りますが、休止後成長した灌木林が一部覆っています。再び旧リフト手前に出て二合目を経て、左手にあるオートキャンプ場登山口へ。右のスキー場登山口は草刈りがなされないため、利用は避けましょう。 5・6月の残雪期のルートファインディングと湿原の増水、7・8月のマムシに要注意です。JR蘭越駅より新見峠登山口までタクシーかレンタカーで入ります。登山口には駐車場とトイレ1基がありますが、水はありません。 新見峠登山口から前目国内岳南東尾根に取り付きます。標高差250mの緩急斜面はクマザサに埋め尽くされていますが、標高880mの三合目付近から眺望がよくなると四合目を経てまもなく前目国内岳へ。 目国内岳へは西へ900mコルまで下り、本峰東出尾根を登り返します。岩ノ門(六合目、)から明瞭な尾根筋となり、右手北面は切れ落ちています。ハイマツ帯を経て岩場をジグザグに登り、岩塊の山頂部へ。分岐は左へ。ちょっとしたロッククライミング気分で目国内岳山頂です。 分岐から右手北西方向に一気にパンケメクンナイ湿原まで下ります。パンケ沼と高山植物の咲く別世界が広がります。 湿原を抜けると、しばらく登りですが、ほどなくササ原の平坦地に出て、雷電・目国内分岐へ。分岐から岩内岳へは1ピッチで頂上へ。 岩内岳からは、北西尾根を下ります。九、八、七合目を岩レキ、ハイマツからダケカンバの疎林へと一気に抜けると、標高650m六合目で旧リフトに出ます。 この先はスキー場の管理道路や、コースを下りますが、休止後成長した灌木林が一部覆っています。再び旧リフト手前に出て二合目を経て、左手にあるオートキャンプ場登山口へ。右のスキー場登山口は草刈りがなされないため、利用は避けましょう。 5・6月の残雪期のルートファインディングと湿原の増水、7・8月のマムシに要注意です。 -
朝日温泉から雷電山・岩内岳へ
- 日帰り
- 7時間45分
- 14.4km
朝日温泉から雷電山・岩内岳へ
- 日帰り
- 7時間45分
- 14.4km
岩内からニセコバスで国道229号を日本海沿いに西へ約20分。雷電温泉郷で下車します。三浦屋旅館跡の裏山手(標高150m)で車は通行止めになります。朝日温泉(休業中)までの3km弱、標高差150mのアプローチが必要です。 登山口へは、朝日温泉右手を通り、丸太橋から入ります。登山口には水・トイレはなく、対岸に小さな露天風呂だけがあります。 登山口から雷電峠まで、広葉樹林帯の急中斜面、標高差約300mを一気に登ります。雷電峠手前200m、標高550mの標柱から左手南東方向に進路を変えると、緩やかな尾根に出ます。その後傾斜が急になり、岩場を越えると天狗岩です。もう一登りして視界が開けると、中山へ。標識は左手ハイマツに埋もれています。 その先を一度下ると、あとは緩やかな登り下りが続き、時折右手下にコックリ湖が美しい姿を見せます。873m標高点を過ぎたあたりから次第に傾斜がきつくなり、再び標高差300mの登りとなります。正面に見えていた急峻な1154m峰を手前で右にトラバースすると、眼前に前雷電山が現れます。登山道は前雷電山頂を通過しませんが、東方100mの位置に標識があります。ここで一呼吸入れれば雷電山へは1ピッチです。雷電山山頂は一等三角点ながら、眺望はありません。 雷電山頂から先はお花畑もあり、南面の見晴らしが抜群です。ササ原を過ぎると五ッ沼に到着します。ミニチュアですが、美しい池沼群です。緩やかな尾根を進むと幌別分岐に出ます。幌別岳へ向かう歩道は、数m先で不明瞭となり廃道です。分岐から右手南東方向に下るとすぐお花畑に出ます。その先約500mで水場入口です。右手下へ30秒で水場に着きます。湧水ですが、表流水は煮沸すること。水場からは1ピッチで目国内岳分岐となります。この先岩内岳へは、新見峠から目国内岳・岩内岳・いわないオートキャンプ場へ(コースガイド)参照のこと。雷電峠から五ッ沼・幌別岳はルート確認とヒグマに要注意です。ゴールはオートキャンプ場登山口です。岩内からニセコバスで国道229号を日本海沿いに西へ約20分。雷電温泉郷で下車します。三浦屋旅館跡の裏山手(標高150m)で車は通行止めになります。朝日温泉(休業中)までの3km弱、標高差150mのアプローチが必要です。 登山口へは、朝日温泉右手を通り、丸太橋から入ります。登山口には水・トイレはなく、対岸に小さな露天風呂だけがあります。 登山口から雷電峠まで、広葉樹林帯の急中斜面、標高差約300mを一気に登ります。雷電峠手前200m、標高550mの標柱から左手南東方向に進路を変えると、緩やかな尾根に出ます。その後傾斜が急になり、岩場を越えると天狗岩です。もう一登りして視界が開けると、中山へ。標識は左手ハイマツに埋もれています。 その先を一度下ると、あとは緩やかな登り下りが続き、時折右手下にコックリ湖が美しい姿を見せます。873m標高点を過ぎたあたりから次第に傾斜がきつくなり、再び標高差300mの登りとなります。正面に見えていた急峻な1154m峰を手前で右にトラバースすると、眼前に前雷電山が現れます。登山道は前雷電山頂を通過しませんが、東方100mの位置に標識があります。ここで一呼吸入れれば雷電山へは1ピッチです。雷電山山頂は一等三角点ながら、眺望はありません。 雷電山頂から先はお花畑もあり、南面の見晴らしが抜群です。ササ原を過ぎると五ッ沼に到着します。ミニチュアですが、美しい池沼群です。緩やかな尾根を進むと幌別分岐に出ます。幌別岳へ向かう歩道は、数m先で不明瞭となり廃道です。分岐から右手南東方向に下るとすぐお花畑に出ます。その先約500mで水場入口です。右手下へ30秒で水場に着きます。湧水ですが、表流水は煮沸すること。水場からは1ピッチで目国内岳分岐となります。この先岩内岳へは、新見峠から目国内岳・岩内岳・いわないオートキャンプ場へ(コースガイド)参照のこと。雷電峠から五ッ沼・幌別岳はルート確認とヒグマに要注意です。ゴールはオートキャンプ場登山口です。 -
倶知安(比羅夫)コースから真狩コースへ
- 日帰り
- 8時間40分
- 14.4km
倶知安(比羅夫)コースから真狩コースへ
- 日帰り
- 8時間40分
- 14.4km
倶知安駅前から道南バス・ニセコバスで羊蹄登山口へ。バス停から半月湖横の駐車場まで約2km。登山口にはキャンプスペースと水場・トイレもあります。 緩やかな林間を20~30分で急斜面となり、右へトラバースすると風穴に出ます。ジグザグの登りを経て二合目へ。 この先は、ひたすら高度を稼ぎます。エゾマツやダケカンバの林を抜けると展望も開け、高度も1000mに。傾斜が増しダケカンバの疎林、さらにハイマツのトンネルを通ると七合目に着きます。 八合目からはガレ場なので足元に注意。九合目からは右は避難小屋、左は山頂へ道が分かれます。避難小屋へは1700m等高線沿いに南へ20分です。悪天時は気づかないで通りすぎてしまうこともあるので要注意です。 山頂へは旧小屋か北山を経由して、大火口縁を時計回りに、旧山頂三角点、さらに5分で羊蹄山山頂に至ります 山頂から真狩コースへは時計回りが近いですが、南東の火口縁はやせている上に岩場なので転倒や滑落には要注意です。ルートを示すペイントを確実にトレースすること。逆回りも50分ほどなので、初心者は大火口縁を戻りましょう。北山分岐は左へ。旧小屋跡から約5分で、火口縁と分れ、右下(南)へ。1684mで尾根を下るとすぐ真狩コースに入ります。 九合目に出ると、ここから避難小屋へは、右手(北)へ10分ほどの距離です。 九合目から下ると間もなく左へトラバース。涸れ沢のガレ場が続くので要注意です。八合目からは急斜面をジグザグに下ります。六合目を過ぎると、涸れ沢が迫り、さらに急斜面が続きます。四合目から隣の尾根に渡ると861m標高点で、傾斜も少し緩やかになってきます。 三合目を過ぎて、右手へ進むと二合半に。緩やかな斜面を南コブ分岐を直進しエゾマツ・トドマツ林を進むと、ほどなく真狩登山口・羊蹄自然公園です。公園にはキャンプ場の他、樹木園や森林学習展示館があります。「羊蹄自然公園入口」バス停までは約20分。隣では、冷たくておいしい約8℃の羊蹄山湧水が年中飲むことができます。倶知安駅前から道南バス・ニセコバスで羊蹄登山口へ。バス停から半月湖横の駐車場まで約2km。登山口にはキャンプスペースと水場・トイレもあります。 緩やかな林間を20~30分で急斜面となり、右へトラバースすると風穴に出ます。ジグザグの登りを経て二合目へ。 この先は、ひたすら高度を稼ぎます。エゾマツやダケカンバの林を抜けると展望も開け、高度も1000mに。傾斜が増しダケカンバの疎林、さらにハイマツのトンネルを通ると七合目に着きます。 八合目からはガレ場なので足元に注意。九合目からは右は避難小屋、左は山頂へ道が分かれます。避難小屋へは1700m等高線沿いに南へ20分です。悪天時は気づかないで通りすぎてしまうこともあるので要注意です。 山頂へは旧小屋か北山を経由して、大火口縁を時計回りに、旧山頂三角点、さらに5分で羊蹄山山頂に至ります 山頂から真狩コースへは時計回りが近いですが、南東の火口縁はやせている上に岩場なので転倒や滑落には要注意です。ルートを示すペイントを確実にトレースすること。逆回りも50分ほどなので、初心者は大火口縁を戻りましょう。北山分岐は左へ。旧小屋跡から約5分で、火口縁と分れ、右下(南)へ。1684mで尾根を下るとすぐ真狩コースに入ります。 九合目に出ると、ここから避難小屋へは、右手(北)へ10分ほどの距離です。 九合目から下ると間もなく左へトラバース。涸れ沢のガレ場が続くので要注意です。八合目からは急斜面をジグザグに下ります。六合目を過ぎると、涸れ沢が迫り、さらに急斜面が続きます。四合目から隣の尾根に渡ると861m標高点で、傾斜も少し緩やかになってきます。 三合目を過ぎて、右手へ進むと二合半に。緩やかな斜面を南コブ分岐を直進しエゾマツ・トドマツ林を進むと、ほどなく真狩登山口・羊蹄自然公園です。公園にはキャンプ場の他、樹木園や森林学習展示館があります。「羊蹄自然公園入口」バス停までは約20分。隣では、冷たくておいしい約8℃の羊蹄山湧水が年中飲むことができます。 -
京極コースから喜茂別コースへ+火口壁周遊
- 日帰り
- 7時間30分
- 9km
京極コースから喜茂別コースへ+火口壁周遊
- 日帰り
- 7時間30分
- 9km
倶知安駅前から、道南バスで京極バスターミナルへ。西へ約1km進み尻別川を目名橋で渡ると、京極温泉、ふきだし公園があります。公園を左手へ200mで案内板前へ。左手南へ向きを変え、押出の川沿いに約1kmで登山口です。水・トイレは無いので注意です。 最初は畑の中の道を進みます。トドマツなど植林地を進むと、作業道が交錯しますがそのまま直進しましょう。沢状地を経て二合目から尾根に取り付き本格的な登りとなります。 広い尾根から次第にやせ尾根へ。標高1000mの先で五合目となります。この先は更に急斜面となり、それにともなって歩道もジグザグに進みます。 標高1600mで八合目を通過し、以前は約1750mから右手へ火口壁を目指しましたが、現在は左手から旧山頂横へ直登します。 最後の急なガレ場を登り切ると、火口縁に出ます。左回りに約30mで標高1892.7mの三角点(旧山頂)、更に5分で標高1898mの羊蹄山新山頂に至ります。 下りは東南東に直線的に進みます。山頂直下は踏跡が複数あるので注意して下さい。九合目を過ぎるとハイマツ帯となり、八合目・七合目と続きます。ダケカンバ帯に入りしばらく下ると五合目です。標高1000m付近から左手に沢が迫り、注意深く下ると621m小コルに至ります。あとは直線的な一本道。林道交錯も直進すると喜茂別登山口に着きます。水・トイレはありません。 京極コースは登山口標高が420mと高く、喜茂別コースは直線的で登山者が少なく、強いパーティには魅力的です。足を伸ばして火口壁周遊もオススメです。新山頂から右回りで旧山頂へ、一等三角点と最高点の位置を再確認しましょう。北縁の北山分岐を左に進んだ先に、アースハンモックが見られます。少し登ると旧小屋跡に出て、戦前の山岳測候所が想像されます。大火口を挟んで新山頂・三角点が正面に見えます。真狩分岐を過ぎると登りになり、丘状の峰を越えると次第に岩場のやせ尾根となります。転倒や滑落には十分注意するとともに、ルートファインディングを慎重に。ブロッケン現象や山影が見られることもあります。倶知安駅前から、道南バスで京極バスターミナルへ。西へ約1km進み尻別川を目名橋で渡ると、京極温泉、ふきだし公園があります。公園を左手へ200mで案内板前へ。左手南へ向きを変え、押出の川沿いに約1kmで登山口です。水・トイレは無いので注意です。 最初は畑の中の道を進みます。トドマツなど植林地を進むと、作業道が交錯しますがそのまま直進しましょう。沢状地を経て二合目から尾根に取り付き本格的な登りとなります。 広い尾根から次第にやせ尾根へ。標高1000mの先で五合目となります。この先は更に急斜面となり、それにともなって歩道もジグザグに進みます。 標高1600mで八合目を通過し、以前は約1750mから右手へ火口壁を目指しましたが、現在は左手から旧山頂横へ直登します。 最後の急なガレ場を登り切ると、火口縁に出ます。左回りに約30mで標高1892.7mの三角点(旧山頂)、更に5分で標高1898mの羊蹄山新山頂に至ります。 下りは東南東に直線的に進みます。山頂直下は踏跡が複数あるので注意して下さい。九合目を過ぎるとハイマツ帯となり、八合目・七合目と続きます。ダケカンバ帯に入りしばらく下ると五合目です。標高1000m付近から左手に沢が迫り、注意深く下ると621m小コルに至ります。あとは直線的な一本道。林道交錯も直進すると喜茂別登山口に着きます。水・トイレはありません。 京極コースは登山口標高が420mと高く、喜茂別コースは直線的で登山者が少なく、強いパーティには魅力的です。足を伸ばして火口壁周遊もオススメです。新山頂から右回りで旧山頂へ、一等三角点と最高点の位置を再確認しましょう。北縁の北山分岐を左に進んだ先に、アースハンモックが見られます。少し登ると旧小屋跡に出て、戦前の山岳測候所が想像されます。大火口を挟んで新山頂・三角点が正面に見えます。真狩分岐を過ぎると登りになり、丘状の峰を越えると次第に岩場のやせ尾根となります。転倒や滑落には十分注意するとともに、ルートファインディングを慎重に。ブロッケン現象や山影が見られることもあります。 -
千走コースから茂津多・真駒内コースへ
- 日帰り
- 7時間40分
- 14km
千走コースから茂津多・真駒内コースへ
- 日帰り
- 7時間40分
- 14km
寿都からニセコバス原歌・栄浜行き乗車。賀老通りで下車。ここから賀老高原キャンプ場(旧賀老登山口)まで15km、千走登山口までは20kmなのでタクシーかレンタカー利用が賢明です。千走登山口に水場・トイレはないので、キャンプ場を利用しましょう。 千走登山口から小沢を渡り登山道に入ると、すぐ急な登りとなります。ダケカンバの疎林を進むと小1時間で四合目(休み台:)に着きます。 次第に急斜面となり、ハイマツのつづら折りを上りきると五合目に。斜面は緩くなり、正面に真駒内コースの尾根が広がり、右へトラバース。1ピッチでお花畑入口(六合目:)へ。このお花畑は7月まで雪渓が残るので要注意です。手前の二俣は左へ。お花畑の上部で、左手真駒内ルートと合流します(八合目)。 この先は尾根に出て、岩場を通過。広い溶岩台地には高山植物に囲まれた小沼があり、まもなく旧賀老コースと合流し狩場山山頂へ。道南最高峰にふさわしい眺望です。賀老コースは廃道です。下り茂津多コースは山頂から西へ、前山までは展望の良い尾根道を進みます。前山からは溶岩台地を約2.5km。なだらかな下りが続きます。 小沼、続いて1000m台地を過ぎると急な丸太階段です。視界のきかないダケカンバ林を進むと突然、水場広場へ出ます。あとはブナ原生林の緩急斜面を下り、尾根が広がるとまもなく舗装道路に出た所が茂津多登山口です。ここにはトイレがあります。約2kmで国道229号、茂津多トンネル横に。須築バス停までは南へさらに20分です。 真駒内コースへは、八合目の分岐を直進。残雪期は要注意です。緩急斜面をP6.3、P5.3と通過し、馬場川分岐(五合目)、標高990mに着きます。分岐からはダケカンバから次第にブナ林に変わる尾根道を下ります。P2.3を過ぎた標高500m付近で旧道と分れて左へ。起伏多い尾根道を下りほどなく吊り橋へ。渡ると山小屋(無人)に着きます。水、トイレもあります。寿都からニセコバス原歌・栄浜行き乗車。賀老通りで下車。ここから賀老高原キャンプ場(旧賀老登山口)まで15km、千走登山口までは20kmなのでタクシーかレンタカー利用が賢明です。千走登山口に水場・トイレはないので、キャンプ場を利用しましょう。 千走登山口から小沢を渡り登山道に入ると、すぐ急な登りとなります。ダケカンバの疎林を進むと小1時間で四合目(休み台:)に着きます。 次第に急斜面となり、ハイマツのつづら折りを上りきると五合目に。斜面は緩くなり、正面に真駒内コースの尾根が広がり、右へトラバース。1ピッチでお花畑入口(六合目:)へ。このお花畑は7月まで雪渓が残るので要注意です。手前の二俣は左へ。お花畑の上部で、左手真駒内ルートと合流します(八合目)。 この先は尾根に出て、岩場を通過。広い溶岩台地には高山植物に囲まれた小沼があり、まもなく旧賀老コースと合流し狩場山山頂へ。道南最高峰にふさわしい眺望です。賀老コースは廃道です。下り茂津多コースは山頂から西へ、前山までは展望の良い尾根道を進みます。前山からは溶岩台地を約2.5km。なだらかな下りが続きます。 小沼、続いて1000m台地を過ぎると急な丸太階段です。視界のきかないダケカンバ林を進むと突然、水場広場へ出ます。あとはブナ原生林の緩急斜面を下り、尾根が広がるとまもなく舗装道路に出た所が茂津多登山口です。ここにはトイレがあります。約2kmで国道229号、茂津多トンネル横に。須築バス停までは南へさらに20分です。 真駒内コースへは、八合目の分岐を直進。残雪期は要注意です。緩急斜面をP6.3、P5.3と通過し、馬場川分岐(五合目)、標高990mに着きます。分岐からはダケカンバから次第にブナ林に変わる尾根道を下ります。P2.3を過ぎた標高500m付近で旧道と分れて左へ。起伏多い尾根道を下りほどなく吊り橋へ。渡ると山小屋(無人)に着きます。水、トイレもあります。 -
左俣川登山口から遊楽部岳へ
- 日帰り
- 9時間15分
- 17.6km
左俣川登山口から遊楽部岳へ
- 日帰り
- 9時間15分
- 17.6km
北檜山から函館バス「大成学校」行に乗車し、左股で下車。国道229号から道道42号八雲北檜山線を約11km南下し、「遊楽部岳登山口」の看板から右手へ。太櫓川(左俣川)左岸沿いの林道へ入り、500mほどで登山口です。右手に古い看板と2・3台の駐車スペースがあるだけで他は何もないので、タクシーかレンタカーが便利です。。 登山道へは右手(北東方向)へブルドーザーで押した作業道を使います。作業道や林務歩道が交差しますが、直進すると約500mで造林地(国有林内)に入り、あとはわかりやすい一本道です。 造林地のヤセ尾根を過ぎると一合目。造林地を出て、小尾根を越えると二合目。その先は緩急斜面のブナ原生林を進みます。右手に奥尻を見て三合目。676m標高点から緩やかな下りとなり、金ヶ沢支流を右手下に見ながら進みます。コルから徐々に傾斜を増しますが、四合目からは更なる長丁場が続きます。登り切ると標高915mの五合目に着き、展望が開けます。 五合目先600mのコルが旧水場入口ですが、右手臼別川への苅分道はササに覆われ使えません。ここから先は再び登りとなり、南東向きを変えへて急斜面を越すと六合目です。しばらく下りが続いた後、本格的な登りに変わり、七合目からはさらに急登となります。角度はさらに増しロープ場へ。登り切った先50mほどのピークが臼別頭(八合目)です。眺望は山頂より優れ、日本海と太平洋(噴火湾)を眼下におさめることができます。急斜面を下り、左手が「クマの遊び場」と呼ばれるコルへ。ヒグマに注意しながらコルを過ぎると、緩やかな登り下りとなります。九合目を越えると最後の急登です。這うように登ると白水岳分岐ですが、ルートは廃道になってしまいました。分岐から約50mで1277mの遊楽部岳新山頂です。ヒグマに壊されていた山頂標識は2022年に再設置されました。山頂稜線を東へ600mで、一等三角点の旧山頂広場に出ます。北檜山から函館バス「大成学校」行に乗車し、左股で下車。国道229号から道道42号八雲北檜山線を約11km南下し、「遊楽部岳登山口」の看板から右手へ。太櫓川(左俣川)左岸沿いの林道へ入り、500mほどで登山口です。右手に古い看板と2・3台の駐車スペースがあるだけで他は何もないので、タクシーかレンタカーが便利です。。 登山道へは右手(北東方向)へブルドーザーで押した作業道を使います。作業道や林務歩道が交差しますが、直進すると約500mで造林地(国有林内)に入り、あとはわかりやすい一本道です。 造林地のヤセ尾根を過ぎると一合目。造林地を出て、小尾根を越えると二合目。その先は緩急斜面のブナ原生林を進みます。右手に奥尻を見て三合目。676m標高点から緩やかな下りとなり、金ヶ沢支流を右手下に見ながら進みます。コルから徐々に傾斜を増しますが、四合目からは更なる長丁場が続きます。登り切ると標高915mの五合目に着き、展望が開けます。 五合目先600mのコルが旧水場入口ですが、右手臼別川への苅分道はササに覆われ使えません。ここから先は再び登りとなり、南東向きを変えへて急斜面を越すと六合目です。しばらく下りが続いた後、本格的な登りに変わり、七合目からはさらに急登となります。角度はさらに増しロープ場へ。登り切った先50mほどのピークが臼別頭(八合目)です。眺望は山頂より優れ、日本海と太平洋(噴火湾)を眼下におさめることができます。急斜面を下り、左手が「クマの遊び場」と呼ばれるコルへ。ヒグマに注意しながらコルを過ぎると、緩やかな登り下りとなります。九合目を越えると最後の急登です。這うように登ると白水岳分岐ですが、ルートは廃道になってしまいました。分岐から約50mで1277mの遊楽部岳新山頂です。ヒグマに壊されていた山頂標識は2022年に再設置されました。山頂稜線を東へ600mで、一等三角点の旧山頂広場に出ます。 -
六合目から駒ヶ岳・馬ノ背へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4.1km
六合目から駒ヶ岳・馬ノ背へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4.1km
JR赤井川駅または函館バス「年金保養地入口」が最寄りですが、7kmの車道歩行が必要です。車ならば道央自動車道大沼公園ICから国道5号線に出た「保養基地入口」交差点を北へ直進します。道路標示に気をつけて進むと舗装の駒ヶ岳登山道に入り、最後の未舗装1kmで登山口(六合目)に着きます。駐車スペースは広くトイレはありますが、水はありません。 登山口は、標高約490m。火山灰の道はザレており洗堀されることもあるので注意しましょう。30分も歩くと銚子口分岐に着きます。銚子口コースは現在閉鎖されています。 なお登山標識の距離は、頂上を馬ノ背として表示しています。 分岐付近からは次第に傾斜もきつくなりますが、火山礫の間にシラタマノキなどの高山植物も見られるようになります。振り返ると大沼が眼下に広がり、函館山が海上に突き出て見えます。 歩道の傾斜が緩やかになると、間もなく馬ノ背へ。正面には砂原岳、左手にはゴツゴツとした剣ヶ峰が一望でき、右手は墨田盛へと続いています。正面から墨田盛方向には火口と地割れがあるので、歩道以外は立ち入らないこと。岩礫の間にはイワギキョウなどを見ることができます。 下りは往路を戻ります。登山規制以前は、標高650m付近から左手へ銚子口コースを下りることもできましたが、現在は使用禁止です。登山道も廃道化が進んでいます。JR赤井川駅または函館バス「年金保養地入口」が最寄りですが、7kmの車道歩行が必要です。車ならば道央自動車道大沼公園ICから国道5号線に出た「保養基地入口」交差点を北へ直進します。道路標示に気をつけて進むと舗装の駒ヶ岳登山道に入り、最後の未舗装1kmで登山口(六合目)に着きます。駐車スペースは広くトイレはありますが、水はありません。 登山口は、標高約490m。火山灰の道はザレており洗堀されることもあるので注意しましょう。30分も歩くと銚子口分岐に着きます。銚子口コースは現在閉鎖されています。 なお登山標識の距離は、頂上を馬ノ背として表示しています。 分岐付近からは次第に傾斜もきつくなりますが、火山礫の間にシラタマノキなどの高山植物も見られるようになります。振り返ると大沼が眼下に広がり、函館山が海上に突き出て見えます。 歩道の傾斜が緩やかになると、間もなく馬ノ背へ。正面には砂原岳、左手にはゴツゴツとした剣ヶ峰が一望でき、右手は墨田盛へと続いています。正面から墨田盛方向には火口と地割れがあるので、歩道以外は立ち入らないこと。岩礫の間にはイワギキョウなどを見ることができます。 下りは往路を戻ります。登山規制以前は、標高650m付近から左手へ銚子口コースを下りることもできましたが、現在は使用禁止です。登山道も廃道化が進んでいます。 -
南暑寒荘から雨竜沼湿原・暑寒別岳へ
- 日帰り
- 12時間30分
- 25.6km
南暑寒荘から雨竜沼湿原・暑寒別岳へ
- 日帰り
- 12時間30分
- 25.6km
JR滝川駅または雨竜市街からタクシーで南暑寒荘へ。水場、トイレはありますが寝具はありません。キャンプ場が併設されています。管理棟で入山届、整備協力金(500円)を払いスタートです。ペンケペタン川左岸沿いに砂利道を進みます。ほどなく立派な第1吊橋を渡ると本格的な登山道となります。1ピッチで白竜ノ滝分岐へ、左右どちらも後で合流しますが、右へ行くと白竜ノ滝が見られます。第2吊橋を通過すると、剣竜坂と呼ばれる急登です。標高差150mを登り切ると左から沢が近づき、岸辺を進む。右(北)へ折れ再び登りとなりますが、まもなく視界が開け、雨竜沼湿原入口に到着です。木道となり湿原へ入ると、すぐ展望テラスがあります。木道は一方通行で、左へ。沼や高山植物を見ながら進むと、30分ほどで周回路と分れて左へ。階段状の登りを越えると展望台に着きます。振り返ると雨竜沼が一望できます。 展望台から先は、緩やかなササ原が続きます。標高1000m付近からハイマツが見られるようになり、尾根に出ると本格的な登りとなります。傾斜が緩くなると、7月初まで残る雪渓へ出ます。注意深くルートファインディングしながらやせ尾根に進むと、間もなく南暑寒別岳に到着です。 南暑寒別岳山頂からは西へ、標高差200mを一気に下ります。後はササに覆われた道を緩やかに登り下りが続き、最低コルへ。分岐右は沼へ。左へ進むとしだいにヤセ尾根となり、登り下りを繰り返しながら本格的な登りに変わります。 右手東斜面の切れ落ちた先に、目鏡沼が見られるようになり、続いて左手から崩壊が迫ります。補助ロープのある最後の急登、標高差約200mを登ると暑寒別岳山頂に到着です。 南暑寒別岳から本峰間は、ネマガリダケが覆い道も荒れているため2024年は通行止になりました。登山の際は事前に雨竜町役場に確認を。ヒグマにも要注意です。JR滝川駅または雨竜市街からタクシーで南暑寒荘へ。水場、トイレはありますが寝具はありません。キャンプ場が併設されています。管理棟で入山届、整備協力金(500円)を払いスタートです。ペンケペタン川左岸沿いに砂利道を進みます。ほどなく立派な第1吊橋を渡ると本格的な登山道となります。1ピッチで白竜ノ滝分岐へ、左右どちらも後で合流しますが、右へ行くと白竜ノ滝が見られます。第2吊橋を通過すると、剣竜坂と呼ばれる急登です。標高差150mを登り切ると左から沢が近づき、岸辺を進む。右(北)へ折れ再び登りとなりますが、まもなく視界が開け、雨竜沼湿原入口に到着です。木道となり湿原へ入ると、すぐ展望テラスがあります。木道は一方通行で、左へ。沼や高山植物を見ながら進むと、30分ほどで周回路と分れて左へ。階段状の登りを越えると展望台に着きます。振り返ると雨竜沼が一望できます。 展望台から先は、緩やかなササ原が続きます。標高1000m付近からハイマツが見られるようになり、尾根に出ると本格的な登りとなります。傾斜が緩くなると、7月初まで残る雪渓へ出ます。注意深くルートファインディングしながらやせ尾根に進むと、間もなく南暑寒別岳に到着です。 南暑寒別岳山頂からは西へ、標高差200mを一気に下ります。後はササに覆われた道を緩やかに登り下りが続き、最低コルへ。分岐右は沼へ。左へ進むとしだいにヤセ尾根となり、登り下りを繰り返しながら本格的な登りに変わります。 右手東斜面の切れ落ちた先に、目鏡沼が見られるようになり、続いて左手から崩壊が迫ります。補助ロープのある最後の急登、標高差約200mを登ると暑寒別岳山頂に到着です。 南暑寒別岳から本峰間は、ネマガリダケが覆い道も荒れているため2024年は通行止になりました。登山の際は事前に雨竜町役場に確認を。ヒグマにも要注意です。 -
箸別コースから暑寒沢コースへ
- 日帰り
- 8時間45分
- 16.7km
箸別コースから暑寒沢コースへ
- 日帰り
- 8時間45分
- 16.7km
増毛市街からバスはないので、タクシーで登山口へ。約16km、30分弱で箸別避難小屋に着きます。トイレはありますが水はありません。標高480mの登山口から山頂まで、標高100mごとに合目標柱が設定されています。 一合目〜三合目は傾斜が緩く、距離間隔が長いため時間も必要です。四合目付近から傾斜を増しますが、振り返ると時折視界が開けてきます。五合目までダケカンバとネマガリダケが続き、六合目付近でダケカンバが低くなり笹原となり展望も開けます。 七合目で突然お花畑に出て、頂上が眼前に広がります。マシケゲンゲなど固有種も見られます。高山植物帯が続き、九合目を過ぎると間もなく、右手から暑寒沢コースと合流です。山頂台地を南へ20分ほどで暑寒別岳山頂に着きます。 下りは山頂台地を北へ戻り、箸別コースと分れて左手へ。九合目付近は高山植物帯の急な下りが続き、緩くなると扇風岩(八合目)に着きます。 扇風岩から展望の良い尾根を下ると、ほどなく滝見台へ。すぐ先が七合目です。1075.8m三角点を過ぎると、ダケカンバ帯の急な下りとなります。五合目には、わずかな水場もあります。 四合目からはしだいに緩傾斜となり、展望のある佐上台を経て、なだらかなつつじヶ丘の先で尾根が広がります。一合目で西へ向きを変え、ポンショカンベツの谷に落ち込みます。標高差約200mを下ると、暑寒荘です。水場もトイレもあり、キャンプ場も併設されています。 縦走は逆コースも可能ですが、ベース標高差180mとアップダウンのため、登り箸別コースの方が負担は少なく済みます。どちらのコースもヒグマには要注意です。増毛市街からバスはないので、タクシーで登山口へ。約16km、30分弱で箸別避難小屋に着きます。トイレはありますが水はありません。標高480mの登山口から山頂まで、標高100mごとに合目標柱が設定されています。 一合目〜三合目は傾斜が緩く、距離間隔が長いため時間も必要です。四合目付近から傾斜を増しますが、振り返ると時折視界が開けてきます。五合目までダケカンバとネマガリダケが続き、六合目付近でダケカンバが低くなり笹原となり展望も開けます。 七合目で突然お花畑に出て、頂上が眼前に広がります。マシケゲンゲなど固有種も見られます。高山植物帯が続き、九合目を過ぎると間もなく、右手から暑寒沢コースと合流です。山頂台地を南へ20分ほどで暑寒別岳山頂に着きます。 下りは山頂台地を北へ戻り、箸別コースと分れて左手へ。九合目付近は高山植物帯の急な下りが続き、緩くなると扇風岩(八合目)に着きます。 扇風岩から展望の良い尾根を下ると、ほどなく滝見台へ。すぐ先が七合目です。1075.8m三角点を過ぎると、ダケカンバ帯の急な下りとなります。五合目には、わずかな水場もあります。 四合目からはしだいに緩傾斜となり、展望のある佐上台を経て、なだらかなつつじヶ丘の先で尾根が広がります。一合目で西へ向きを変え、ポンショカンベツの谷に落ち込みます。標高差約200mを下ると、暑寒荘です。水場もトイレもあり、キャンプ場も併設されています。 縦走は逆コースも可能ですが、ベース標高差180mとアップダウンのため、登り箸別コースの方が負担は少なく済みます。どちらのコースもヒグマには要注意です。 -
豊平峡から札幌岳・豊滝へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 10.6km
豊平峡から札幌岳・豊滝へ
- 日帰り
- 6時間5分
- 10.6km
札幌駅前からじょうてつバス豊平峡温泉行きに乗車したら終点で下車し、約2㎞進んだ分岐地点で豊平峡ダム方面から左手林道へ。林道が大きく右折、冷水沢川を渡る手前の右手上が冷水登山口です。 冷水沢川沿いの道は、2度ほど徒渉を経て台風高原と呼ばれた倒木地帯を通過すると、標高約670mで林道と交差します。 林道を横切り樹林滞に入ると、次第に冷水沢川沿いの歩道となり、右岸から左岸に渡ると斜度を増しますが、まもなく冷水小屋に到着します。宿泊は予約が必要です。小屋前の冷たい水は煮沸してから飲用しましょう。 小屋からは尾根に取り付き、急斜面を登ります。標高1050mを過ぎ、右へトラバースして広い尾根に出ると傾斜も緩くなり、ハイマツが現れると札幌岳山頂はもうすぐです。山頂からの眺望はよく、札幌市街、石狩湾と背後に暑寒別岳など増毛山地を望みます。 山頂から東へ急な岩場を下ります。時折クマザサに覆われてヤブ漕ぎとなります。傾斜が緩み平坦になる所で、空沼岳への縦走路と分かれて左斜面に落ち込みます。分岐には小さな標識があるだけなので、十分な注意が必要です。 標高差300mを一気に下り、傾斜が緩くなると、尾根から右手・東側に旧道と分かれて沢に向かい、盤の沢川沿いに下ると、まもなく林道終点に出ます。この先は盤の沢川に沿って左岸の林道を下ります。途中で林道が交差するので注意しましょう。542m標高点付近から沢を少し離れて樹林帯となりますが、標高500m付近で盤の沢川を左岸から右岸に渡ると、約30分で豊滝登山口です。登山口は鉄製の林道ゲートで遮断され、近くに登山ポストと数台分の駐車スペースがあります。 豊滝コースは登山者も少なく、途中に指導標も少ないのでルートファインディングは慎重に。ヒグマにも注意が必要です。札幌駅前からじょうてつバス豊平峡温泉行きに乗車したら終点で下車し、約2㎞進んだ分岐地点で豊平峡ダム方面から左手林道へ。林道が大きく右折、冷水沢川を渡る手前の右手上が冷水登山口です。 冷水沢川沿いの道は、2度ほど徒渉を経て台風高原と呼ばれた倒木地帯を通過すると、標高約670mで林道と交差します。 林道を横切り樹林滞に入ると、次第に冷水沢川沿いの歩道となり、右岸から左岸に渡ると斜度を増しますが、まもなく冷水小屋に到着します。宿泊は予約が必要です。小屋前の冷たい水は煮沸してから飲用しましょう。 小屋からは尾根に取り付き、急斜面を登ります。標高1050mを過ぎ、右へトラバースして広い尾根に出ると傾斜も緩くなり、ハイマツが現れると札幌岳山頂はもうすぐです。山頂からの眺望はよく、札幌市街、石狩湾と背後に暑寒別岳など増毛山地を望みます。 山頂から東へ急な岩場を下ります。時折クマザサに覆われてヤブ漕ぎとなります。傾斜が緩み平坦になる所で、空沼岳への縦走路と分かれて左斜面に落ち込みます。分岐には小さな標識があるだけなので、十分な注意が必要です。 標高差300mを一気に下り、傾斜が緩くなると、尾根から右手・東側に旧道と分かれて沢に向かい、盤の沢川沿いに下ると、まもなく林道終点に出ます。この先は盤の沢川に沿って左岸の林道を下ります。途中で林道が交差するので注意しましょう。542m標高点付近から沢を少し離れて樹林帯となりますが、標高500m付近で盤の沢川を左岸から右岸に渡ると、約30分で豊滝登山口です。登山口は鉄製の林道ゲートで遮断され、近くに登山ポストと数台分の駐車スペースがあります。 豊滝コースは登山者も少なく、途中に指導標も少ないのでルートファインディングは慎重に。ヒグマにも注意が必要です。 -
空沼登山口から空沼岳・札幌岳へ
- 日帰り
- 11時間15分
- 22.7km
空沼登山口から空沼岳・札幌岳へ
- 日帰り
- 11時間15分
- 22.7km
地下鉄真駒内駅から中央バスで空沼登山口行きに乗車、終点で下車します。夏期の土・日・祝以外は空沼二股が終点となり、約2kmが加わります。 空沼登山口バス停から採石場の横を通り、真駒内川に沿って広い道を進みます。林道は2014年の豪雨で一部損壊しましたが、約1.5km先まで四輪駆動車なら入ることができます。しかし、駐車場はありません。 入山ポスト小屋の先で林道と別れ、木道橋を渡って登山道へ。すぐ尾根に取り付き、林の一本道を進みます。1時間ほどで万計沢川の右岸に近づき、しだいに斜度もきつくなります。右岸から左岸へ万計沢川を渡って、ほどなく小さな滝に出ます。小滝の上が万計沼で、空沼小屋・万計山荘があります。 登山道は万計沼の北を回って、再び森の中に入ります。途中、緩急な繰り返しを経てしばらく進むと、ダケカンバに囲まれた真簾沼に到着します。標高約1000mの沼畔は夏でも涼しく、爽快です。沼の南側で、南左手の急登へ。振り返ると空沼が見えてきます。 ゆるやかな下り登りが続いた後、大きくうねった下りとなり、林の中の急登を経て稜線に出ます。右は札幌岳へ。空沼岳へは左へ向かい、まもなくハイマツに囲まれた空沼岳山頂に到着します。頂上からは、眼下に札幌市街と石狩湾。その向こうに増毛山地。西に札幌近郊の山々と羊蹄山が続きます。山頂南東方への道は廃道です。 空沼岳から札幌岳への縦走路は、標高1000m前後のハイマツ帯を行きます。1174m標高点の真簾沼分岐を過ぎると尾根は広がり、クマザサの繁茂で行く手を阻まれたり、歩道が不明瞭な所も多くなります。1197m標高点付近はルート方向が急変するので、特に要注意です。縦走路に左手より山の東出尾根が迫ると間もなく、クマザサを抜け、突然ヒョウタン沼に。ここは縦走路のちょうど中間です。ヒョウタン沼から先もダケカンバやハイマツの混生する尾根道で、時折クマザサで不明瞭となりますが、狭薄山方向の確認でルートファインディングを確実に。豊滝分岐まで来ると、歩道は明瞭となります。ここまで来れば札幌岳は目の前です。札幌岳からは北西へ、冷水小屋を経て、冷水登山口から豊平峡温泉へ(豊平峡から札幌岳・豊滝へ(コースガイド)参照)。地下鉄真駒内駅から中央バスで空沼登山口行きに乗車、終点で下車します。夏期の土・日・祝以外は空沼二股が終点となり、約2kmが加わります。 空沼登山口バス停から採石場の横を通り、真駒内川に沿って広い道を進みます。林道は2014年の豪雨で一部損壊しましたが、約1.5km先まで四輪駆動車なら入ることができます。しかし、駐車場はありません。 入山ポスト小屋の先で林道と別れ、木道橋を渡って登山道へ。すぐ尾根に取り付き、林の一本道を進みます。1時間ほどで万計沢川の右岸に近づき、しだいに斜度もきつくなります。右岸から左岸へ万計沢川を渡って、ほどなく小さな滝に出ます。小滝の上が万計沼で、空沼小屋・万計山荘があります。 登山道は万計沼の北を回って、再び森の中に入ります。途中、緩急な繰り返しを経てしばらく進むと、ダケカンバに囲まれた真簾沼に到着します。標高約1000mの沼畔は夏でも涼しく、爽快です。沼の南側で、南左手の急登へ。振り返ると空沼が見えてきます。 ゆるやかな下り登りが続いた後、大きくうねった下りとなり、林の中の急登を経て稜線に出ます。右は札幌岳へ。空沼岳へは左へ向かい、まもなくハイマツに囲まれた空沼岳山頂に到着します。頂上からは、眼下に札幌市街と石狩湾。その向こうに増毛山地。西に札幌近郊の山々と羊蹄山が続きます。山頂南東方への道は廃道です。 空沼岳から札幌岳への縦走路は、標高1000m前後のハイマツ帯を行きます。1174m標高点の真簾沼分岐を過ぎると尾根は広がり、クマザサの繁茂で行く手を阻まれたり、歩道が不明瞭な所も多くなります。1197m標高点付近はルート方向が急変するので、特に要注意です。縦走路に左手より山の東出尾根が迫ると間もなく、クマザサを抜け、突然ヒョウタン沼に。ここは縦走路のちょうど中間です。ヒョウタン沼から先もダケカンバやハイマツの混生する尾根道で、時折クマザサで不明瞭となりますが、狭薄山方向の確認でルートファインディングを確実に。豊滝分岐まで来ると、歩道は明瞭となります。ここまで来れば札幌岳は目の前です。札幌岳からは北西へ、冷水小屋を経て、冷水登山口から豊平峡温泉へ(豊平峡から札幌岳・豊滝へ(コースガイド)参照)。 -
薄別から無意根山・豊羽元山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 16.9km
薄別から無意根山・豊羽元山へ
- 日帰り
- 7時間30分
- 16.9km
国道230号(定山渓国道)の薄別バス停が登山口です。小川(宝来沢)沿いに林道を2時間弱で宝来小屋(入林届け)に到着します。事前に石狩森林管理署に依頼すると第2ゲートまで入車が可能で、1時間ほど短縮できます。 宝来小屋(ポスト)から林道と分かれて、右手登山道へ。電光坂と呼ばれますが、それほど急でない坂を登ります。樹林帯を進むと、次第に視界が広がるようになり、小1時間で湿地帯となって大蛇ヶ原に。ミズバショウなど湿原植物が見事ですが、足元、そして初夏には蚊やブユの来襲に要注意です。 大蛇ヶ原を過ぎ西寄りに進むと、わずかな登りで無意根尻小屋へ。中には冷たくおいしい水が引かれています。 小屋から南西へ。小沢を渡り、急登をハシゴで登ります。登り切ると右手旧道と分かれ、左手へ廃道のような凹地状を進みます。標識テープや踏跡を慎重に進むと、再びハシゴの続く急登に出ます。これを登り切ると標高1200mの尾根に。手前が切り落ちた山頂が迫ります。ハイマツが出て来ると元山コースと合流です。あとは尾根状のゆるやかな登りを45分ほどで遭難碑のある最高点1464mへ。さらに250mで三角点のある無意根山旧山頂に到着です。 下りは北へ、山頂部の稜線を分岐まで戻り、左手元山コースへ。ヤセ尾根からは右手に赤い屋根の無意根尻小屋を、左手に青い大沼が時折顔を見せます。長尾山へと続く尾根を離れて左手へペーペナイ川方面へ。ダケカンバなどの疎林を下ると、突然東右手より小沢が現れます。 ここからは左緩斜面のトラバースが続きます。ほどなく休憩広場と呼ばれる「千尺高地」手前に着きますが、草木の繁茂で眺望はありません。ここから先、時々急な斜面や小ピークを経て、標高900m付近でごく緩い歩道となり、844m標高点手前でミズバショウの湿地帯へ出ます。ここからはダケカンバやトドマツの樹林帯の広い尾根を進み、多少のアップダウンはあるものの、緩やかな斜面となります。 元山登山口にあった無意根山荘は解体されて久しく、更地の駐車スペースも雑草が繁茂しています。元山コースに水場はありません。国道230号(定山渓国道)の薄別バス停が登山口です。小川(宝来沢)沿いに林道を2時間弱で宝来小屋(入林届け)に到着します。事前に石狩森林管理署に依頼すると第2ゲートまで入車が可能で、1時間ほど短縮できます。 宝来小屋(ポスト)から林道と分かれて、右手登山道へ。電光坂と呼ばれますが、それほど急でない坂を登ります。樹林帯を進むと、次第に視界が広がるようになり、小1時間で湿地帯となって大蛇ヶ原に。ミズバショウなど湿原植物が見事ですが、足元、そして初夏には蚊やブユの来襲に要注意です。 大蛇ヶ原を過ぎ西寄りに進むと、わずかな登りで無意根尻小屋へ。中には冷たくおいしい水が引かれています。 小屋から南西へ。小沢を渡り、急登をハシゴで登ります。登り切ると右手旧道と分かれ、左手へ廃道のような凹地状を進みます。標識テープや踏跡を慎重に進むと、再びハシゴの続く急登に出ます。これを登り切ると標高1200mの尾根に。手前が切り落ちた山頂が迫ります。ハイマツが出て来ると元山コースと合流です。あとは尾根状のゆるやかな登りを45分ほどで遭難碑のある最高点1464mへ。さらに250mで三角点のある無意根山旧山頂に到着です。 下りは北へ、山頂部の稜線を分岐まで戻り、左手元山コースへ。ヤセ尾根からは右手に赤い屋根の無意根尻小屋を、左手に青い大沼が時折顔を見せます。長尾山へと続く尾根を離れて左手へペーペナイ川方面へ。ダケカンバなどの疎林を下ると、突然東右手より小沢が現れます。 ここからは左緩斜面のトラバースが続きます。ほどなく休憩広場と呼ばれる「千尺高地」手前に着きますが、草木の繁茂で眺望はありません。ここから先、時々急な斜面や小ピークを経て、標高900m付近でごく緩い歩道となり、844m標高点手前でミズバショウの湿地帯へ出ます。ここからはダケカンバやトドマツの樹林帯の広い尾根を進み、多少のアップダウンはあるものの、緩やかな斜面となります。 元山登山口にあった無意根山荘は解体されて久しく、更地の駐車スペースも雑草が繁茂しています。元山コースに水場はありません。 -
キロロリゾートから余市岳へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 16.2km
キロロリゾートから余市岳へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 16.2km
小樽から車で国道393号を30km。赤井川村のキロロリゾートへ向かい、終点のキロロリゾート下車。登山道へは、ホテル右手の林道から入ります。入口ゲートに登山届があり、3.9kmは林道歩きとなります。登山口には水・トイレもないので、ホテルで準備を整えます。 真の登山口は、スキー場の朝里第1リフトです。スキー場を離れて小沢の右岸を10分も進むと崖崩れの跡に出ます。この岩礫地の先で徒渉すると、道はしっかりしてきます。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなります。 右手に余市岳を望みつつ、標高差200mを登り切ると広い尾根に出ます。間もなく見晴台でゴンドラの道と、続いて白井川コースと合流します。白井川コースはほとんどササに覆われた廃道で見落としがちです。 あとは標高差250m、最後の登りです。ハイマツ回廊の尾根は地形図に現れないアップダウンもあり、思いの外時間がかかります。傾斜が緩くなって、山頂高原のお花畑に出て、まもなく余市岳山頂に着きます。 夏期キロロゴンドラが運航されていれば、縦走も楽しめます。来た道を戻り、1239m標高点で白井川コースと、見晴台でキロロ余市川コースと別れ、北北東へササに覆われた広い台地を進みます。1500m等高線沿いに北へ向かい、「山頂から3km」の標識を見て西へ向きを変え、ほどなく展望小屋に着くと、ゴンドラ山頂駅は目前です。あとはゴンドラでスタート地点のキロロリゾートまで下れます。 逆ルートも可能で、登りが楽な分だけ時間も短縮できます。ゴンドラの運航日・時刻を事前に確認しましょう。 白井川コースは残雪期のみ利用可能ですが、高度なルートファインディングも要求され、ヒグマの活動も活発なため、経験豊富なリーダーの同行が必要です。小樽から車で国道393号を30km。赤井川村のキロロリゾートへ向かい、終点のキロロリゾート下車。登山道へは、ホテル右手の林道から入ります。入口ゲートに登山届があり、3.9kmは林道歩きとなります。登山口には水・トイレもないので、ホテルで準備を整えます。 真の登山口は、スキー場の朝里第1リフトです。スキー場を離れて小沢の右岸を10分も進むと崖崩れの跡に出ます。この岩礫地の先で徒渉すると、道はしっかりしてきます。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなります。 右手に余市岳を望みつつ、標高差200mを登り切ると広い尾根に出ます。間もなく見晴台でゴンドラの道と、続いて白井川コースと合流します。白井川コースはほとんどササに覆われた廃道で見落としがちです。 あとは標高差250m、最後の登りです。ハイマツ回廊の尾根は地形図に現れないアップダウンもあり、思いの外時間がかかります。傾斜が緩くなって、山頂高原のお花畑に出て、まもなく余市岳山頂に着きます。 夏期キロロゴンドラが運航されていれば、縦走も楽しめます。来た道を戻り、1239m標高点で白井川コースと、見晴台でキロロ余市川コースと別れ、北北東へササに覆われた広い台地を進みます。1500m等高線沿いに北へ向かい、「山頂から3km」の標識を見て西へ向きを変え、ほどなく展望小屋に着くと、ゴンドラ山頂駅は目前です。あとはゴンドラでスタート地点のキロロリゾートまで下れます。 逆ルートも可能で、登りが楽な分だけ時間も短縮できます。ゴンドラの運航日・時刻を事前に確認しましょう。 白井川コースは残雪期のみ利用可能ですが、高度なルートファインディングも要求され、ヒグマの活動も活発なため、経験豊富なリーダーの同行が必要です。 -
七合目ヒュッテから樽前山・風不死岳・支笏湖へ
- 日帰り
- 5時間45分
- 8.3km
七合目ヒュッテから樽前山・風不死岳・支笏湖へ
- 日帰り
- 5時間45分
- 8.3km
樽前山は1667年以降20回もの噴火記録がある活火山なので注意が必要です。火山情報を事前に確認して下さい。 中央バスが新千歳空港から支笏湖まで運行しています。ベースとなる支笏湖温泉またはモラップキャンプ場から七合目登山口まで、それぞれ12km・8kmほどあるのでタクシーかレンタカー利用が現実的です。支笏湖畔から七合目まで車で約30分。標高670mの七合目ヒュッテまで入ることができます。ヒュッテは非常時以外使用不可です。駐車場とトイレがあります。 七合目からはガイドロープのある明瞭な歩道を南進します。幅広い歩道は次第に狭まります。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなり、ルートは崩れやすい砂礫地に変わるので足元に注意が必要です。七合目から約50分ほどで外輪山へ出て、東へ回り込んで東山(最高点)へ。途中、振り返ると眼下の勇払原野と支笏湖が見事です。ドーム周辺は入山禁止ですが、外輪山大回りは可能です。東山~西山はガレて道が不明瞭なので要注意です。 東山から北西へ外輪山を約1時間、西山への周遊道と分れて北へ。ヒュッテ分岐や932m峰への分岐をを過ぎると鞍部となります。ルートを慎重に確認して進みましょう。 ここから963m標高点など3つの岩峰を越えて、風不死岳山頂です。眺望は広く、眼下の支笏湖がすばらしい絵画のような風景です。 北尾根コースの下りは一本道ですが、谷頭浸食が進み、八合目までロープ場が続きます。足場には要注意です。七合目過ぎの807m標高点は見晴台です。これから先は樹林帯の一本道ですが、ヒグマには注意して下さい。六・五・四合目と次第に傾斜が緩みます。二合目で旧林道に出ると、湖岸は目前です。北尾根登山口には数台の駐車スペースと登山ポストがあるのみで、トイレ・水場はありません。 なお、ヒュッテから932m峰付近へ歩道があり、短絡路やエスケープルートとして利用できます。樽前山は1667年以降20回もの噴火記録がある活火山なので注意が必要です。火山情報を事前に確認して下さい。 中央バスが新千歳空港から支笏湖まで運行しています。ベースとなる支笏湖温泉またはモラップキャンプ場から七合目登山口まで、それぞれ12km・8kmほどあるのでタクシーかレンタカー利用が現実的です。支笏湖畔から七合目まで車で約30分。標高670mの七合目ヒュッテまで入ることができます。ヒュッテは非常時以外使用不可です。駐車場とトイレがあります。 七合目からはガイドロープのある明瞭な歩道を南進します。幅広い歩道は次第に狭まります。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなり、ルートは崩れやすい砂礫地に変わるので足元に注意が必要です。七合目から約50分ほどで外輪山へ出て、東へ回り込んで東山(最高点)へ。途中、振り返ると眼下の勇払原野と支笏湖が見事です。ドーム周辺は入山禁止ですが、外輪山大回りは可能です。東山~西山はガレて道が不明瞭なので要注意です。 東山から北西へ外輪山を約1時間、西山への周遊道と分れて北へ。ヒュッテ分岐や932m峰への分岐をを過ぎると鞍部となります。ルートを慎重に確認して進みましょう。 ここから963m標高点など3つの岩峰を越えて、風不死岳山頂です。眺望は広く、眼下の支笏湖がすばらしい絵画のような風景です。 北尾根コースの下りは一本道ですが、谷頭浸食が進み、八合目までロープ場が続きます。足場には要注意です。七合目過ぎの807m標高点は見晴台です。これから先は樹林帯の一本道ですが、ヒグマには注意して下さい。六・五・四合目と次第に傾斜が緩みます。二合目で旧林道に出ると、湖岸は目前です。北尾根登山口には数台の駐車スペースと登山ポストがあるのみで、トイレ・水場はありません。 なお、ヒュッテから932m峰付近へ歩道があり、短絡路やエスケープルートとして利用できます。 -
蔵王中央高原から熊野岳へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 13.4km
蔵王中央高原から熊野岳へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 13.4km
蔵王温泉バスターミナルから蔵王中央ロープウェイを利用して温泉駅から蔵王中央高原の鳥兜駅へ。鳥兜駅から1分程の鳥兜山展望台からは、朝日連峰、月山をはじめ天気が良ければ飯豊山や鳥海山の眺望も楽しめます。紅葉峠付近のまだ若いブナのトンネルを歩き片貝沼へ。片貝沼は新緑、紅葉の時期、色付いた三宝荒神山が湖面に映り込み、息を呑むような美しさを魅せてくれます。 ここからは一部ゲレンデをたどる急登に変わります。ハクサンチドリやオヤマリンドウなど季節の花が元気づけてくれますので、ゆっくりと歩を進めましょう。急登を登り切るとザンゲ坂へ合流します。この付近は、中央高原の全容が見渡せるビューポイントです。ザンゲ坂の傾斜が緩くなると、まもなく蔵王ロープウェイの地蔵山頂駅に到着です。 山頂駅前の広場には2mほどの蔵王地蔵尊が鎮座し、「災難除け地蔵」として蔵王の山と人々を守り続けてきました。ここから道が二手に分かれ、地蔵山の山頂を踏む展望の良いコースと、東斜面の花々を楽しむコースがありますが、どちらを通っても大差なくワサ小屋跡に合流します。 ワサ小屋跡からは緩い登りになり、まもなく岩場の直登コースとの分岐になりますが、霧の時には道も迷いやすく、高山植物を踏み荒らしてしまう恐れもあるので、道がしっかりしている熊野岳避難小屋に続くルートを通りましょう。稜線に上がると、時期によりますが道脇には可憐なコマクサが咲き、眼下にはたどってきた山並みと、山形市内を一望できます。花や展望を楽しみながら熊野岳山頂に到着です。平坦で広い山頂には蔵王山神社があり、主祭神の須佐之男命が祀られています。 帰路はワサ小屋跡まで往路をたどり、分岐を左手の祓川コースへと進みます。このコースは蔵王温泉街からの元々の登拝道ですが、人通りも少なく蔵王本来の静かな山行が楽しめるコースです。 御田神様の分岐を左手に進み、アオモリトドマツの展望のない林を抜けるとイロハ沼に到着です。ここには大小数十個の池塘が点在し、ワタスゲ、サワラン、トキソウ、キンコウカなどの可愛らしい花々を鑑賞できます。またここから眺める熊野岳も、美しい稜線がのびた鋭鋒の様相でまた違った趣を楽しめます。ここからは見事な松が点在するその名の通りの「観松平」の散策路を歩き、風地良い風が吹くユートピアゲレンデを下れば、終点の蔵王ロープウェイ樹氷高原駅です。下山後は、開湯1900年の歴史を持ち「美人の湯」として親しまれてきた蔵王温泉で汗を流して帰るのも良いでしょう。蔵王温泉バスターミナルから蔵王中央ロープウェイを利用して温泉駅から蔵王中央高原の鳥兜駅へ。鳥兜駅から1分程の鳥兜山展望台からは、朝日連峰、月山をはじめ天気が良ければ飯豊山や鳥海山の眺望も楽しめます。紅葉峠付近のまだ若いブナのトンネルを歩き片貝沼へ。片貝沼は新緑、紅葉の時期、色付いた三宝荒神山が湖面に映り込み、息を呑むような美しさを魅せてくれます。 ここからは一部ゲレンデをたどる急登に変わります。ハクサンチドリやオヤマリンドウなど季節の花が元気づけてくれますので、ゆっくりと歩を進めましょう。急登を登り切るとザンゲ坂へ合流します。この付近は、中央高原の全容が見渡せるビューポイントです。ザンゲ坂の傾斜が緩くなると、まもなく蔵王ロープウェイの地蔵山頂駅に到着です。 山頂駅前の広場には2mほどの蔵王地蔵尊が鎮座し、「災難除け地蔵」として蔵王の山と人々を守り続けてきました。ここから道が二手に分かれ、地蔵山の山頂を踏む展望の良いコースと、東斜面の花々を楽しむコースがありますが、どちらを通っても大差なくワサ小屋跡に合流します。 ワサ小屋跡からは緩い登りになり、まもなく岩場の直登コースとの分岐になりますが、霧の時には道も迷いやすく、高山植物を踏み荒らしてしまう恐れもあるので、道がしっかりしている熊野岳避難小屋に続くルートを通りましょう。稜線に上がると、時期によりますが道脇には可憐なコマクサが咲き、眼下にはたどってきた山並みと、山形市内を一望できます。花や展望を楽しみながら熊野岳山頂に到着です。平坦で広い山頂には蔵王山神社があり、主祭神の須佐之男命が祀られています。 帰路はワサ小屋跡まで往路をたどり、分岐を左手の祓川コースへと進みます。このコースは蔵王温泉街からの元々の登拝道ですが、人通りも少なく蔵王本来の静かな山行が楽しめるコースです。 御田神様の分岐を左手に進み、アオモリトドマツの展望のない林を抜けるとイロハ沼に到着です。ここには大小数十個の池塘が点在し、ワタスゲ、サワラン、トキソウ、キンコウカなどの可愛らしい花々を鑑賞できます。またここから眺める熊野岳も、美しい稜線がのびた鋭鋒の様相でまた違った趣を楽しめます。ここからは見事な松が点在するその名の通りの「観松平」の散策路を歩き、風地良い風が吹くユートピアゲレンデを下れば、終点の蔵王ロープウェイ樹氷高原駅です。下山後は、開湯1900年の歴史を持ち「美人の湯」として親しまれてきた蔵王温泉で汗を流して帰るのも良いでしょう。 -
峩々温泉から熊野岳へ
- 日帰り
- 6時間40分
- 13.5km
峩々温泉から熊野岳へ
- 日帰り
- 6時間40分
- 13.5km
峩々温泉からスタート。濁川沿いに建つとても雰囲気のある一軒の温泉宿で、明治8年に開祖され昭和に入ってからは農閑期を迎えた農民たちが心身を癒しました。「峩々」とは、切り立ってゴツゴツとした様子を表すそうです。 登山口は峩々温泉入口に建つコース案内板の右側にあります。目立たないので注意しましょう。つづら折りの静かな雑木林の急な登山道を進み、いったん緩やかになり小さな沢を渡ると、また登りが続きます。しばらく進むと猫鼻の分岐になります。コースを左にとり、緩やかな登山道を進むと、ブナとミズナラの見事な巨木が林立するエリアが続き、その大きさに圧倒されます。 登山道は徐々に狭く所々でヤブ道になってくるので、ピンクリボン目印などを頼りに進みます。途中展望のきく所から、これから登る熊野岳も見えてきます。このコースにはダケカンバの見事な林があり、その大きさと広さは筆舌にしがたく、ここでしか見られない景色です。北蔵王縦走コースとの合流では右に進むとすぐに名号峰の山頂に着きます。展望を楽しみながらひと息入れましょう。 アップダウンの登山道を進むと、追分の分岐です。右は蔵王ダムへ、左は道が荒廃して通行不可になっているかもしか温泉跡へのコースです。ここを直進して行くと、アオモリトドマツやハイマツが広がる中に砂塵と岩の広場が現れ、まさに自然が作り上げた庭園のような自然園に到着します。ここからは大きな岩石にハイマツが生い茂る、迷いやすい道になります。マーキングを頼りに慎重に歩を進めましょう。とくにガスがかかっているときには要注意です。ひと登りすると登山道は砂塵の道となり、山頂までの道標も立っています。夏場だとこのあたりから可憐なコマクサが登山道の両脇に群落し、その美しさに疲れも吹き飛びます。展望もすばらしく、振り返ると北蔵王の山並みが見渡せ、天気が良ければ気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。 熊野岳の避難小屋分岐から左の刈田岳方面に5分程下ると、エメラルドグリーンの御釜を見ることができます。熊野岳山頂手前には避難小屋と、須佐之男命を祀る蔵王山神社があります。熊野岳山頂からは山形市内や朝日連峰、月山まで望め、天気が良い時は沢山の登山者や観光客で賑わいます。 帰路は往路をそのまま戻ります。峩々温泉からスタート。濁川沿いに建つとても雰囲気のある一軒の温泉宿で、明治8年に開祖され昭和に入ってからは農閑期を迎えた農民たちが心身を癒しました。「峩々」とは、切り立ってゴツゴツとした様子を表すそうです。 登山口は峩々温泉入口に建つコース案内板の右側にあります。目立たないので注意しましょう。つづら折りの静かな雑木林の急な登山道を進み、いったん緩やかになり小さな沢を渡ると、また登りが続きます。しばらく進むと猫鼻の分岐になります。コースを左にとり、緩やかな登山道を進むと、ブナとミズナラの見事な巨木が林立するエリアが続き、その大きさに圧倒されます。 登山道は徐々に狭く所々でヤブ道になってくるので、ピンクリボン目印などを頼りに進みます。途中展望のきく所から、これから登る熊野岳も見えてきます。このコースにはダケカンバの見事な林があり、その大きさと広さは筆舌にしがたく、ここでしか見られない景色です。北蔵王縦走コースとの合流では右に進むとすぐに名号峰の山頂に着きます。展望を楽しみながらひと息入れましょう。 アップダウンの登山道を進むと、追分の分岐です。右は蔵王ダムへ、左は道が荒廃して通行不可になっているかもしか温泉跡へのコースです。ここを直進して行くと、アオモリトドマツやハイマツが広がる中に砂塵と岩の広場が現れ、まさに自然が作り上げた庭園のような自然園に到着します。ここからは大きな岩石にハイマツが生い茂る、迷いやすい道になります。マーキングを頼りに慎重に歩を進めましょう。とくにガスがかかっているときには要注意です。ひと登りすると登山道は砂塵の道となり、山頂までの道標も立っています。夏場だとこのあたりから可憐なコマクサが登山道の両脇に群落し、その美しさに疲れも吹き飛びます。展望もすばらしく、振り返ると北蔵王の山並みが見渡せ、天気が良ければ気持ちの良い尾根歩きが楽しめます。 熊野岳の避難小屋分岐から左の刈田岳方面に5分程下ると、エメラルドグリーンの御釜を見ることができます。熊野岳山頂手前には避難小屋と、須佐之男命を祀る蔵王山神社があります。熊野岳山頂からは山形市内や朝日連峰、月山まで望め、天気が良い時は沢山の登山者や観光客で賑わいます。 帰路は往路をそのまま戻ります。 -
中丸山コースから熊野岳へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 8.3km
中丸山コースから熊野岳へ
- 日帰り
- 5時間25分
- 8.3km
蔵王ライザワールドのゲレンデを少し登ると、ペンションTOOコットンの裏側に「お清水の森」のおいしい湧水があるので補給して行きましょう。 仙人沢方面に少し進むと、リフト降り場と案内標識があります。このあたりは道が入り組み、分かりづらい所があるので注意しましょう。つづら折りを下りきったところに立派な仙人橋があります。高さがあり揺れるので、一人一人慎重に渡りましょう。対岸に着くと急登になります。足を踏み外さないよう慎重に歩を進めましょう。仙人沢沿いにしばらく進むと、不動滝が見えるビューポイントに着きます。険しくも勇壮な滝を眺められます。美しいブナ林になり、鳥のさえずりを聞きながら気持ちよい道を歩きます。ブナ林から背の低いハイマツなどの灌木帯に入り、ようやく中丸山の肩に取りつくと、視界が一気に広がり、目前に中丸山の山頂が見えてきます。 木道になり快適な尾根歩きとなります。対岸にはエコーラインや刈田岳も見渡せ、振り返るとライザワールドスキー場が眼下に見えます。景色を眺めながら歩いていると程なく中丸山の山頂です。山頂からはこれから向かう熊野岳がどっしりと構えて見えます。熊野岳方面はアオモリトドマツの林が見事で、蔵王らしい景色です。 中丸山山頂から木道を下ると、アオモリトドマツの林の中に入り視界は閉ざされます。アオモリトドマツの林を抜け、再度視界が開けて尾根歩きになります。右手に仙人沢が見えてきて沢の音が近くなれば、高山植物を楽しめる緩やかな登り道になります。8月初旬頃はザオウアザミとタカネニガナが道一面に咲き、疲れた体を励ましてくれます。しばらく進むと再度木道が現れ熊野岳の赤い岩肌が近づいてきます。この木道周辺は6月中旬頃までは残雪で木道が隠れ、道に迷いやすい場所でもあります。 木道を過ぎ、灌木帯の登りになり森林限界の岩と砂礫の道へと変わってきます。眼下には蔵王温泉スキー場のユートピアゲレンデと青い屋根のトドマツヒュッテが見え、足元には愛らしいコマクサが道の両脇に咲いて、思わず足を止めて見入ってしまう光景です。展望のきく石の並べられた登山道を登って行くと、斎藤茂吉の歌碑が見えてきて程なく熊野岳の山頂です。休日であれば、多くの登山者で賑わいます。山頂からは朝日連峰、月山、吾妻連峰の景色を楽しめますが、刈田岳方面に少し移動して、南蔵王の峰々を眺めるのも良いものです。 帰りは往路を戻りますが、仙人橋上部の下りはとくに注意して下りましょう。蔵王ライザワールドのゲレンデを少し登ると、ペンションTOOコットンの裏側に「お清水の森」のおいしい湧水があるので補給して行きましょう。 仙人沢方面に少し進むと、リフト降り場と案内標識があります。このあたりは道が入り組み、分かりづらい所があるので注意しましょう。つづら折りを下りきったところに立派な仙人橋があります。高さがあり揺れるので、一人一人慎重に渡りましょう。対岸に着くと急登になります。足を踏み外さないよう慎重に歩を進めましょう。仙人沢沿いにしばらく進むと、不動滝が見えるビューポイントに着きます。険しくも勇壮な滝を眺められます。美しいブナ林になり、鳥のさえずりを聞きながら気持ちよい道を歩きます。ブナ林から背の低いハイマツなどの灌木帯に入り、ようやく中丸山の肩に取りつくと、視界が一気に広がり、目前に中丸山の山頂が見えてきます。 木道になり快適な尾根歩きとなります。対岸にはエコーラインや刈田岳も見渡せ、振り返るとライザワールドスキー場が眼下に見えます。景色を眺めながら歩いていると程なく中丸山の山頂です。山頂からはこれから向かう熊野岳がどっしりと構えて見えます。熊野岳方面はアオモリトドマツの林が見事で、蔵王らしい景色です。 中丸山山頂から木道を下ると、アオモリトドマツの林の中に入り視界は閉ざされます。アオモリトドマツの林を抜け、再度視界が開けて尾根歩きになります。右手に仙人沢が見えてきて沢の音が近くなれば、高山植物を楽しめる緩やかな登り道になります。8月初旬頃はザオウアザミとタカネニガナが道一面に咲き、疲れた体を励ましてくれます。しばらく進むと再度木道が現れ熊野岳の赤い岩肌が近づいてきます。この木道周辺は6月中旬頃までは残雪で木道が隠れ、道に迷いやすい場所でもあります。 木道を過ぎ、灌木帯の登りになり森林限界の岩と砂礫の道へと変わってきます。眼下には蔵王温泉スキー場のユートピアゲレンデと青い屋根のトドマツヒュッテが見え、足元には愛らしいコマクサが道の両脇に咲いて、思わず足を止めて見入ってしまう光景です。展望のきく石の並べられた登山道を登って行くと、斎藤茂吉の歌碑が見えてきて程なく熊野岳の山頂です。休日であれば、多くの登山者で賑わいます。山頂からは朝日連峰、月山、吾妻連峰の景色を楽しめますが、刈田岳方面に少し移動して、南蔵王の峰々を眺めるのも良いものです。 帰りは往路を戻りますが、仙人橋上部の下りはとくに注意して下りましょう。