【中部】の登山コースガイド
中部
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21-40件
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大峠から雁ヶ腹摺山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.2km
大峠から雁ヶ腹摺山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 6.2km
雁ヶ腹摺山は、大菩薩嶺から滝子山まで連なる主稜線上には無く、東側に外れた位置にあります。しかし標高は主稜線並みに高く、その山頂から望む富士山は印象深いもので、旧五百円札のデザインに使われたこともありました。秀麗富嶽12景の一座に選定されています。 アプローチは、真木小金沢林道の大峠からが一般的です。バスは峠から遥か手前の山麓が終点なので、大月駅からタクシーで向かうと良いでしょう。下山後の車道歩きを避けるなら、帰りも予約しておきます。マイカーで行く場合は、細くてカーブの多い峠道が長く続くので、走行に注意してください。 大峠には、雁ヶ腹摺山と黒岳の登山口があります。雁ヶ腹摺山方面は東側になります。道路脇の階段を登ると、道は南へ向きを変え、すぐ水場を通り過ぎます。登り始めて10分ほど進んだ頃に、凹状地形を横切りますが、この辺りは斜面が崩れ易くなっています。迂回路がある場合は従ってください。吹切尾根に登り着くと、道は北へ向きを変え、次第に傾斜を強めていきます。やがて正面が開けて辺りが草原に変わったら、その最上部が頂上です。雁ヶ腹摺山の山頂部は、大部分が樹木に覆われていますが、南側だけは開けていて、その先に富士山が望めます。 登頂に満足したら、往路を戻りますが、体力に余裕があるなら姥子山まで足を延ばすのも良いでしょう。ただし、姥子山山頂の標高は大峠よりも低いので、帰りは雁ヶ腹摺山をもう一度登り返さなければならないことに留意してください。しかし、山頂の周囲に岩壁を巡らす姥子山からの展望は、雁ヶ腹摺山よりも開けて、富士山を始め、丹沢から奥多摩方面にまで広がります。この景色を見れば、雁ヶ腹摺山と共に登頂した苦労も報われることでしょう。姥子山も、秀麗富嶽12景の一座です。 姥子山へ向かうなら、山頂直下の草原の中で分岐する道を、左へ進みます。標高を下げるに従い、周囲の樹林は針葉樹から広葉樹へと移り変わっていきます。秋には黄葉がとても美しい所です。1箇所、苔生す巨岩帯を通過する部分は、道を間違え易いので、注意してください。周囲が平坦になり、林床が笹原に変わったら、白樺平と呼ばれるところで、道が分岐します。姥子山方面へ進み、林道を横切ってから二つ目の峰が姥子山東峰です。展望を存分に楽しんだら、往路を戻ります。雁ヶ腹摺山は、大菩薩嶺から滝子山まで連なる主稜線上には無く、東側に外れた位置にあります。しかし標高は主稜線並みに高く、その山頂から望む富士山は印象深いもので、旧五百円札のデザインに使われたこともありました。秀麗富嶽12景の一座に選定されています。 アプローチは、真木小金沢林道の大峠からが一般的です。バスは峠から遥か手前の山麓が終点なので、大月駅からタクシーで向かうと良いでしょう。下山後の車道歩きを避けるなら、帰りも予約しておきます。マイカーで行く場合は、細くてカーブの多い峠道が長く続くので、走行に注意してください。 大峠には、雁ヶ腹摺山と黒岳の登山口があります。雁ヶ腹摺山方面は東側になります。道路脇の階段を登ると、道は南へ向きを変え、すぐ水場を通り過ぎます。登り始めて10分ほど進んだ頃に、凹状地形を横切りますが、この辺りは斜面が崩れ易くなっています。迂回路がある場合は従ってください。吹切尾根に登り着くと、道は北へ向きを変え、次第に傾斜を強めていきます。やがて正面が開けて辺りが草原に変わったら、その最上部が頂上です。雁ヶ腹摺山の山頂部は、大部分が樹木に覆われていますが、南側だけは開けていて、その先に富士山が望めます。 登頂に満足したら、往路を戻りますが、体力に余裕があるなら姥子山まで足を延ばすのも良いでしょう。ただし、姥子山山頂の標高は大峠よりも低いので、帰りは雁ヶ腹摺山をもう一度登り返さなければならないことに留意してください。しかし、山頂の周囲に岩壁を巡らす姥子山からの展望は、雁ヶ腹摺山よりも開けて、富士山を始め、丹沢から奥多摩方面にまで広がります。この景色を見れば、雁ヶ腹摺山と共に登頂した苦労も報われることでしょう。姥子山も、秀麗富嶽12景の一座です。 姥子山へ向かうなら、山頂直下の草原の中で分岐する道を、左へ進みます。標高を下げるに従い、周囲の樹林は針葉樹から広葉樹へと移り変わっていきます。秋には黄葉がとても美しい所です。1箇所、苔生す巨岩帯を通過する部分は、道を間違え易いので、注意してください。周囲が平坦になり、林床が笹原に変わったら、白樺平と呼ばれるところで、道が分岐します。姥子山方面へ進み、林道を横切ってから二つ目の峰が姥子山東峰です。展望を存分に楽しんだら、往路を戻ります。 -
笹子峠から笹子雁ヶ腹摺山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8km
笹子峠から笹子雁ヶ腹摺山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8km
笹子峠から大鹿峠の間は直線距離で4kmほどですが、休むまもなく登り下りを繰り返し、加えてクサリが設置された急斜面もあり、小粒ながらピリリと辛いコースです。また、山以外にも笹子峠や景徳院など歴史に思いをはせる見所があります。 甲斐大和駅からタクシーで笹子峠へ向かいます。タクシーは駅前に常駐していないので、予約をしておくと良いでしょう。笹子峠へ向かう途中、清水橋から笹子峠まで車道と並行して昔の甲州街道を通る歩道「甲州街道峠道」もあります。時間に余裕があれば、こちらを歩くのも興味深いところです。 笹子峠で笹子隧道を見て、70mほど戻ると甲州街道峠道が車道と交差しているので、ここから峠へ登ります。途中、笹子峠天神社があり、ここで道が二分します。右は最低鞍部を経由しますが、鞍部からの登り始めが急傾斜の悪路です。左の道はそれを迂回できます。 峠から15分ほど歩くと、尾根道と巻き道が分かれますが、送電線鉄塔の手前で合流します。通過時間にそれほど差はないので、どちらを通るかはお好みで。笹子雁ヶ腹摺山の山頂は落葉樹に覆われていますが、合間から富士山を望むことはできます。 大鹿峠へ向けて縦走を始めると、いきなり急斜面の下りで100mほど高度を落とします。その後、小さな峰を3つ越え、4つ目が笹子雁ヶ腹摺山と同じ高さの米沢山です。手前の急斜面にはクサリが設置されていますが、登りでは支点が確認できないので、グイグイ引っ張ることは避け、自分の手足で支点をとらえて確実に登りましょう。米沢山から先も、登下降を繰り返しながらさらに高度を上げていき、お坊山に到着します。山頂からは甲府盆地を眺めることができます。 お坊山からほぼ平坦な道を東へ数分進むと、大鹿峠へのびる尾根が北へ派生します。尾根上の道は不明瞭なので、いったん南東側の鞍部に降り、北へ分岐する道へ入ります。この道もいつしか尾根上をたどるようになり、大鹿峠に降り立ちます。 大鹿峠から北へ向かう道は、左に尾根道、右に巻き道の2本ありますが、尾根道へ入ります。ステップが設置された急坂を数分登ると、景徳院方面の道が左へ分岐します。田野集落まで降りたら、民家の庭先を抜けて舗装路を右へ進み、景徳院の脇から県道に出ます。景徳院入口バス停は道路を横断した先の駐車場にありますが、甲斐大和駅まで歩いても30分位で着きます。笹子峠から大鹿峠の間は直線距離で4kmほどですが、休むまもなく登り下りを繰り返し、加えてクサリが設置された急斜面もあり、小粒ながらピリリと辛いコースです。また、山以外にも笹子峠や景徳院など歴史に思いをはせる見所があります。 甲斐大和駅からタクシーで笹子峠へ向かいます。タクシーは駅前に常駐していないので、予約をしておくと良いでしょう。笹子峠へ向かう途中、清水橋から笹子峠まで車道と並行して昔の甲州街道を通る歩道「甲州街道峠道」もあります。時間に余裕があれば、こちらを歩くのも興味深いところです。 笹子峠で笹子隧道を見て、70mほど戻ると甲州街道峠道が車道と交差しているので、ここから峠へ登ります。途中、笹子峠天神社があり、ここで道が二分します。右は最低鞍部を経由しますが、鞍部からの登り始めが急傾斜の悪路です。左の道はそれを迂回できます。 峠から15分ほど歩くと、尾根道と巻き道が分かれますが、送電線鉄塔の手前で合流します。通過時間にそれほど差はないので、どちらを通るかはお好みで。笹子雁ヶ腹摺山の山頂は落葉樹に覆われていますが、合間から富士山を望むことはできます。 大鹿峠へ向けて縦走を始めると、いきなり急斜面の下りで100mほど高度を落とします。その後、小さな峰を3つ越え、4つ目が笹子雁ヶ腹摺山と同じ高さの米沢山です。手前の急斜面にはクサリが設置されていますが、登りでは支点が確認できないので、グイグイ引っ張ることは避け、自分の手足で支点をとらえて確実に登りましょう。米沢山から先も、登下降を繰り返しながらさらに高度を上げていき、お坊山に到着します。山頂からは甲府盆地を眺めることができます。 お坊山からほぼ平坦な道を東へ数分進むと、大鹿峠へのびる尾根が北へ派生します。尾根上の道は不明瞭なので、いったん南東側の鞍部に降り、北へ分岐する道へ入ります。この道もいつしか尾根上をたどるようになり、大鹿峠に降り立ちます。 大鹿峠から北へ向かう道は、左に尾根道、右に巻き道の2本ありますが、尾根道へ入ります。ステップが設置された急坂を数分登ると、景徳院方面の道が左へ分岐します。田野集落まで降りたら、民家の庭先を抜けて舗装路を右へ進み、景徳院の脇から県道に出ます。景徳院入口バス停は道路を横断した先の駐車場にありますが、甲斐大和駅まで歩いても30分位で着きます。 -
湯原から小倉山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.6km
湯原から小倉山へ
- 日帰り
- 1時間55分
- 4.6km
小倉山は塩山の北方にあります。山頂の展望台からは、富士山から南アルプスの山々が望めます。また山麓にはザゼンソウの群生地があり、開花時期の2月下旬〜3月下旬には多くの人が訪れます。 塩山駅から玉宮行きバスに乗車します。登山口に近いバス停は湯原ですが、自由乗降区間なので運転手に告げればざぜん草公園入口で降車できます。駐車場を過ぎて竹森川を渡り谷間へ入ると、すぐザゼンソウの群生地が広がります。谷の奥から尾根へ上がり、右へ10分ほどで小倉山山頂に着きます。展望を楽しんだら、上条峠まで尾根を縦走しましょう。尾根に沿ってひと山越え、平沢集落分岐を過ぎてまもなく東屋に着きます。すぐ下に林道の上条峠があります。 平沢集落分岐へ戻り、下山します。分岐直下の鞍部は道が不明瞭です。左右の谷へは降りず前へ進むと、左に道の続きがあります。麓の分岐で「ざぜん草」方面は、小川に沿う道を歩き、ざぜん草公園に戻ります。「平沢集落」方面は、すぐ舗装路に出て、左に行けば玉宮バス停に着きます。小倉山は塩山の北方にあります。山頂の展望台からは、富士山から南アルプスの山々が望めます。また山麓にはザゼンソウの群生地があり、開花時期の2月下旬〜3月下旬には多くの人が訪れます。 塩山駅から玉宮行きバスに乗車します。登山口に近いバス停は湯原ですが、自由乗降区間なので運転手に告げればざぜん草公園入口で降車できます。駐車場を過ぎて竹森川を渡り谷間へ入ると、すぐザゼンソウの群生地が広がります。谷の奥から尾根へ上がり、右へ10分ほどで小倉山山頂に着きます。展望を楽しんだら、上条峠まで尾根を縦走しましょう。尾根に沿ってひと山越え、平沢集落分岐を過ぎてまもなく東屋に着きます。すぐ下に林道の上条峠があります。 平沢集落分岐へ戻り、下山します。分岐直下の鞍部は道が不明瞭です。左右の谷へは降りず前へ進むと、左に道の続きがあります。麓の分岐で「ざぜん草」方面は、小川に沿う道を歩き、ざぜん草公園に戻ります。「平沢集落」方面は、すぐ舗装路に出て、左に行けば玉宮バス停に着きます。 -
大滝不動尊から甲州高尾山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
大滝不動尊から甲州高尾山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
甲州高尾山は、甲府盆地の東、ブドウ畑が広がる丘を見下ろす位置にあります。勝沼ぶどう郷駅周辺の桜やブドウの収穫期に合わせると、山とともに楽しめるでしょう。 山の中腹にある大滝不動尊まで、勝沼ぶどう郷駅からタクシーで向かいます。車道のすぐそばに仁王門があり、ここから約200段の石段が始まります。石段を登りきると本堂があり、その右脇から山内を巡る道へ入ります。弁財天、文殊堂などを巡るうちに林道へ出ます。 林道はT字路になっており、右は展望台、正面は甲州高尾山への近道です。棚横手に登るなら、左の富士見台方面へ進みます。T字路から10分ほど林道を歩くと右側斜面に崩壊地が見られ、その50m程先から山道へ入ります。薄暗い植林帯を登り、尾根に上がります。ここが棚横手と富士見台の鞍部です。 北へ進み棚横手を往復しましょう。棚横手の山頂は南東側に視界が開け、富士山、道志、大月周辺の山々を望むことができます。先ほどの鞍部へ戻り、そのまま尾根を直進して登りつめたあたりが富士見台です。ここからしばらくは、見晴しの良い尾根歩きが楽しめるところですが、これは山火事で木が焼失した結果です。 尾根の向きが南西から西へ変わると、大滝不動尊からの近道が右から合わさります。再び緩い起伏が続くうち、正面に小ピークが迫ってきます。顕著に盛り上がっていますが、甲州高尾山の標柱は、ここよりやや標高の低い1つ先のコブに立っています。三角点はさらにその先に設置されています。 三角点を過ぎて、すぐ林道を横切ります。その後、急な下りが続き、急坂が一段落した後も波打つように起伏して高度を落とします。目の前に送電線鉄塔が現れたら柏尾山に到着です。鉄塔を右から左へ巻くように南へ向きを変え、再び急な下りで一気に麓を目指します。ブドウ畑を過ぎ、獣避けの柵を抜けた先に五所大神社があります。 国道へ降りてから西へ進み、大善寺の前を通り過ぎてから国道の右脇を登っていく道に入ります。あとは、勝沼フットパスと名付けられたルートに沿えば、甲府盆地を見下ろす丘に広がるブドウ畑の中を通り、勝沼ぶどう郷駅に戻ります。 別ルートとして大日影トンネル遊歩道を通るのも興味深いです。甲州高尾山は、甲府盆地の東、ブドウ畑が広がる丘を見下ろす位置にあります。勝沼ぶどう郷駅周辺の桜やブドウの収穫期に合わせると、山とともに楽しめるでしょう。 山の中腹にある大滝不動尊まで、勝沼ぶどう郷駅からタクシーで向かいます。車道のすぐそばに仁王門があり、ここから約200段の石段が始まります。石段を登りきると本堂があり、その右脇から山内を巡る道へ入ります。弁財天、文殊堂などを巡るうちに林道へ出ます。 林道はT字路になっており、右は展望台、正面は甲州高尾山への近道です。棚横手に登るなら、左の富士見台方面へ進みます。T字路から10分ほど林道を歩くと右側斜面に崩壊地が見られ、その50m程先から山道へ入ります。薄暗い植林帯を登り、尾根に上がります。ここが棚横手と富士見台の鞍部です。 北へ進み棚横手を往復しましょう。棚横手の山頂は南東側に視界が開け、富士山、道志、大月周辺の山々を望むことができます。先ほどの鞍部へ戻り、そのまま尾根を直進して登りつめたあたりが富士見台です。ここからしばらくは、見晴しの良い尾根歩きが楽しめるところですが、これは山火事で木が焼失した結果です。 尾根の向きが南西から西へ変わると、大滝不動尊からの近道が右から合わさります。再び緩い起伏が続くうち、正面に小ピークが迫ってきます。顕著に盛り上がっていますが、甲州高尾山の標柱は、ここよりやや標高の低い1つ先のコブに立っています。三角点はさらにその先に設置されています。 三角点を過ぎて、すぐ林道を横切ります。その後、急な下りが続き、急坂が一段落した後も波打つように起伏して高度を落とします。目の前に送電線鉄塔が現れたら柏尾山に到着です。鉄塔を右から左へ巻くように南へ向きを変え、再び急な下りで一気に麓を目指します。ブドウ畑を過ぎ、獣避けの柵を抜けた先に五所大神社があります。 国道へ降りてから西へ進み、大善寺の前を通り過ぎてから国道の右脇を登っていく道に入ります。あとは、勝沼フットパスと名付けられたルートに沿えば、甲府盆地を見下ろす丘に広がるブドウ畑の中を通り、勝沼ぶどう郷駅に戻ります。 別ルートとして大日影トンネル遊歩道を通るのも興味深いです。 -
釈迦堂から蜂城山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 7km
釈迦堂から蜂城山へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 7km
蜂城山は、桃の産地である笛吹市一宮町にあります。麓一帯にモモ畑が広がり、開花の時期(4月上旬)、一面桃色に染まる光景は見事です。また、秋には空気も澄み、木々の葉が落ちれば、雪をまとい始めた南アルプスの山並みをすっきりと見ることができます。 蜂城山の登山口へ行くには、勝沼ぶどう郷駅からタクシーか、甲州市民バスで釈迦堂入口まで乗車してから徒歩、などの交通手段があります。また、中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアには高速バス停留所があるので、ここから案内しましょう。 釈迦堂パーキングエリアを出て、釈迦堂遺跡博物館の前から高速道路の側道を西へ向かいます。県道に突き当たったら左へ曲り、250mあまり先で右にカーブする手前で左折します。この角には「桃李成蹊」と書かれた大きく目立つ石碑があり、目印になります。その後、道なりに進めば登山口に着きます。 登山口周辺は扇状地の高台で、一帯を展望することができます。山道へ入ると細かく左右に曲がりながら高度を上げていきます。途中で1つ鳥居をくぐり、2つ目の鳥居が見えたら蜂城山山頂です。山頂には神社があり木に囲まれています。鳥居の建つ方向だけ視界があり、奥秩父の山並みを眺めることができます。 続いて神領山へ登りましょう。神社の裏から下り、いったん尾根に乗りますが、すぐ右へそれて鞍部に降り立ちます。西へ山宮神社、東へ茶臼山に至る道は、いずれも廃道状態です。正面の斜面を登り、大久保山分岐から左へ1分も行けば神領山の山頂です。ルート中の最高点ですが、アカマツなどの木が茂り展望は得られません。 次は大久保山を目指します。先ほどの大久保山分岐まで戻り、西へのびる尾根上をたどります。正面に薄暗い檜林が見えてきたら右へ尾根をはずし、北西方向の尾根へ乗り換えます。やや急な斜面を下り、鞍部から5分ほど登り返すと大久保山手前の平らな峰に着きます。山宮神社方面の分岐があります。続いて数十m下ってから盛り上がった所に大久保山の三角点があります。このすぐ下に那賀都神社があります。ここにはかつて幹回り5m近いアカマツの巨木があったのですが、今は切り株が残るのみとなりました。 山頂から窪んだ道を下るうちに、大文字焼きの現場に着きます。獣避けの柵がありますが、ここからは甲府盆地と南アルプスの展望が圧巻です。ぜひ寄ってみましょう。大文字焼きからさらに数分下ると舗装路に出ます。最初のT字路を右へ曲り、道なりに進むと県道に出ます。右へ行けば釈迦堂パーキングエリアに戻れます。蜂城山は、桃の産地である笛吹市一宮町にあります。麓一帯にモモ畑が広がり、開花の時期(4月上旬)、一面桃色に染まる光景は見事です。また、秋には空気も澄み、木々の葉が落ちれば、雪をまとい始めた南アルプスの山並みをすっきりと見ることができます。 蜂城山の登山口へ行くには、勝沼ぶどう郷駅からタクシーか、甲州市民バスで釈迦堂入口まで乗車してから徒歩、などの交通手段があります。また、中央自動車道の釈迦堂パーキングエリアには高速バス停留所があるので、ここから案内しましょう。 釈迦堂パーキングエリアを出て、釈迦堂遺跡博物館の前から高速道路の側道を西へ向かいます。県道に突き当たったら左へ曲り、250mあまり先で右にカーブする手前で左折します。この角には「桃李成蹊」と書かれた大きく目立つ石碑があり、目印になります。その後、道なりに進めば登山口に着きます。 登山口周辺は扇状地の高台で、一帯を展望することができます。山道へ入ると細かく左右に曲がりながら高度を上げていきます。途中で1つ鳥居をくぐり、2つ目の鳥居が見えたら蜂城山山頂です。山頂には神社があり木に囲まれています。鳥居の建つ方向だけ視界があり、奥秩父の山並みを眺めることができます。 続いて神領山へ登りましょう。神社の裏から下り、いったん尾根に乗りますが、すぐ右へそれて鞍部に降り立ちます。西へ山宮神社、東へ茶臼山に至る道は、いずれも廃道状態です。正面の斜面を登り、大久保山分岐から左へ1分も行けば神領山の山頂です。ルート中の最高点ですが、アカマツなどの木が茂り展望は得られません。 次は大久保山を目指します。先ほどの大久保山分岐まで戻り、西へのびる尾根上をたどります。正面に薄暗い檜林が見えてきたら右へ尾根をはずし、北西方向の尾根へ乗り換えます。やや急な斜面を下り、鞍部から5分ほど登り返すと大久保山手前の平らな峰に着きます。山宮神社方面の分岐があります。続いて数十m下ってから盛り上がった所に大久保山の三角点があります。このすぐ下に那賀都神社があります。ここにはかつて幹回り5m近いアカマツの巨木があったのですが、今は切り株が残るのみとなりました。 山頂から窪んだ道を下るうちに、大文字焼きの現場に着きます。獣避けの柵がありますが、ここからは甲府盆地と南アルプスの展望が圧巻です。ぜひ寄ってみましょう。大文字焼きからさらに数分下ると舗装路に出ます。最初のT字路を右へ曲り、道なりに進むと県道に出ます。右へ行けば釈迦堂パーキングエリアに戻れます。 -
立沢から達沢山へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.3km
立沢から達沢山へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 8.3km
達沢山は、山梨百名山の一座です。山の南斜面は檜の植林帯で、以前は木の背が低く、富士山、南アルプスなどの山々を眺めることができましたが、現在は木が育ち、ほとんど展望はありません。 富士山駅から甲府駅行きのバスに乗車して(逆方向も可)、立沢バス停で下車します。道路を横断して、逆方向のバス停の裏から下の林道へ降り、林道伝いに山へ向かいます。達沢橋を渡った先の砕石場周辺は道がわかりにくいですが、案内図に従ってください。標高1100mあたりで林道は終わり、以後山道が続きます。檜の植林帯を登り、尾根に出たら左へ約10分で達沢山山頂に着きます。下山は立沢バス停まで往路を戻ります。 山頂からの展望が失われつつある現在、この山の魅力は周辺の山々、カヤノキビラノ頭、神領山、旭山などとつないで歩くことにあるように思いますが、いずれのルートも地図を読み自力で進路を見出す技術が要求されます。達沢山は、山梨百名山の一座です。山の南斜面は檜の植林帯で、以前は木の背が低く、富士山、南アルプスなどの山々を眺めることができましたが、現在は木が育ち、ほとんど展望はありません。 富士山駅から甲府駅行きのバスに乗車して(逆方向も可)、立沢バス停で下車します。道路を横断して、逆方向のバス停の裏から下の林道へ降り、林道伝いに山へ向かいます。達沢橋を渡った先の砕石場周辺は道がわかりにくいですが、案内図に従ってください。標高1100mあたりで林道は終わり、以後山道が続きます。檜の植林帯を登り、尾根に出たら左へ約10分で達沢山山頂に着きます。下山は立沢バス停まで往路を戻ります。 山頂からの展望が失われつつある現在、この山の魅力は周辺の山々、カヤノキビラノ頭、神領山、旭山などとつないで歩くことにあるように思いますが、いずれのルートも地図を読み自力で進路を見出す技術が要求されます。 -
清八山から笹子峠へ
- 日帰り
- 7時間35分
- 18.1km
清八山から笹子峠へ
- 日帰り
- 7時間35分
- 18.1km
ここで紹介するコースは、清八山から笹子峠まで連なる尾根を縦走するものです。清八山は見晴しの良い山で、近くの本社ヶ丸とともに多くの登山者を迎えています。一方、その先笹子峠までの縦走路で人に会うことは稀です。歩く行程が長く、いくつもの登下降を繰り返します。さらに、踏み跡が不明瞭な箇所や、ヤブの繁茂している所もあり、判断力が要求され、山の経験を積んだ健脚者向けです。それだけに、歩き通した後は充実感に満たされるでしょう。 三ツ峠登山口へは河口湖駅からバスの便もありますが、出発時刻を早くしたい場合はタクシーで向かいましょう。三ツ峠登山口から、清八林道を経由して1時間ほどで清八山山頂に着きます。 清八山で存分に展望を楽しんでから縦走に移ります。この先、これだけの展望が得られる所はありません。登ってきた道を数分戻り、八丁峠や天下茶屋方面へ通じる道へ入ります。八丁山の手前にまた分岐があり、ここを女坂峠方面へ進むと、いよいよ笹子峠へ向けて縦走開始です。 踏み跡はほぼ尾根上に認められますが、獣道には注意してください。1531m標高点を過ぎた先の約1470mと1445mのピークには、送電線巡視路の分岐があります。1445mピークを過ぎると下り傾斜を強め、女坂峠の直前で逃げ場のない急斜面になります。木の根などを手掛かりとして慎重に通過してください。ロープの装備があれば心強いです。女坂峠から登り返したピークは大沢山で、笹子方面から道が通じています。縦走の短縮路、エスケープルートとして使えます。 次のピーク、ボッコノ頭には藤野木方面を示す道標がありますが、麓近くまで踏み跡はありません。また、摺針峠にも峠越えの道標がありますが、いずれも沢に降りてから林道まで道が不明瞭なので不用意に下らないように。 カヤノキビラノ頭では、達沢山方面の踏み跡が分かれます。笹子峠方面は、その後も細かい登り下りを続けますが、やがて下り一方になり笹子峠に降り立ちます。峠から西へ下り、車道を横断して甲州街道峠道へ入ります。10分ほどで林道に出たら、左へ100m位進むと右に歩道の続きがあります。歩道は清水橋で終わり、以後車道を歩き甲斐大和駅へ向かいます。 また、笹子峠から東に進めば笹子駅に着きます。こちらにも甲州街道峠道はありますが、矢立の杉遊歩道を除き整備されていません。ここで紹介するコースは、清八山から笹子峠まで連なる尾根を縦走するものです。清八山は見晴しの良い山で、近くの本社ヶ丸とともに多くの登山者を迎えています。一方、その先笹子峠までの縦走路で人に会うことは稀です。歩く行程が長く、いくつもの登下降を繰り返します。さらに、踏み跡が不明瞭な箇所や、ヤブの繁茂している所もあり、判断力が要求され、山の経験を積んだ健脚者向けです。それだけに、歩き通した後は充実感に満たされるでしょう。 三ツ峠登山口へは河口湖駅からバスの便もありますが、出発時刻を早くしたい場合はタクシーで向かいましょう。三ツ峠登山口から、清八林道を経由して1時間ほどで清八山山頂に着きます。 清八山で存分に展望を楽しんでから縦走に移ります。この先、これだけの展望が得られる所はありません。登ってきた道を数分戻り、八丁峠や天下茶屋方面へ通じる道へ入ります。八丁山の手前にまた分岐があり、ここを女坂峠方面へ進むと、いよいよ笹子峠へ向けて縦走開始です。 踏み跡はほぼ尾根上に認められますが、獣道には注意してください。1531m標高点を過ぎた先の約1470mと1445mのピークには、送電線巡視路の分岐があります。1445mピークを過ぎると下り傾斜を強め、女坂峠の直前で逃げ場のない急斜面になります。木の根などを手掛かりとして慎重に通過してください。ロープの装備があれば心強いです。女坂峠から登り返したピークは大沢山で、笹子方面から道が通じています。縦走の短縮路、エスケープルートとして使えます。 次のピーク、ボッコノ頭には藤野木方面を示す道標がありますが、麓近くまで踏み跡はありません。また、摺針峠にも峠越えの道標がありますが、いずれも沢に降りてから林道まで道が不明瞭なので不用意に下らないように。 カヤノキビラノ頭では、達沢山方面の踏み跡が分かれます。笹子峠方面は、その後も細かい登り下りを続けますが、やがて下り一方になり笹子峠に降り立ちます。峠から西へ下り、車道を横断して甲州街道峠道へ入ります。10分ほどで林道に出たら、左へ100m位進むと右に歩道の続きがあります。歩道は清水橋で終わり、以後車道を歩き甲斐大和駅へ向かいます。 また、笹子峠から東に進めば笹子駅に着きます。こちらにも甲州街道峠道はありますが、矢立の杉遊歩道を除き整備されていません。 -
高峰高原から第二外輪山の前掛山往復
- 日帰り
- 7時間55分
- 11.4km
高峰高原から第二外輪山の前掛山往復
- 日帰り
- 7時間55分
- 11.4km
JR佐久平駅またはJR小諸駅から高峰高原まで、1日2便の路線バスがあり、公共交通機関を利用して気軽に2000m級の稜線歩きが楽しめます。春から秋にかけては、アズマシャクナゲやヒメシャジン、コキンレイカ、イワインチンなど色彩豊かな高山植物の花々が登りの苦労を癒してくれます。黒斑山往復コースなど積雪期もスノーシューで訪れる人が多く、高峰高原周辺は四季を通じて人気のエリアです。 高峰高原ビジターセンターで最新の登山情報を確認し、黒斑コース登山口から歩きだします。すぐに表コースと中コースの分岐がありますが、景色が楽しめる右の表コースを進みます。車坂山から急坂をいったん下っていよいよ本格的な登りです。足場の悪いガレ場やシラビソの深い森の中を縫うようにして道は続きます。途中、右手眼下に佐久平が広がり、天気に恵まれれば北アルプスの山並みが一望できます。急坂を登り詰めて赤い鉄製の避難小屋が現れれば、槍ヶ鞘はすぐそこです。槍ヶ鞘に立てば、いよいよ浅間山が姿を現します。いったん急坂を下って中コース分岐がある鞍部を過ぎ、崩壊が激しいガレ場の急坂を登ります。トーミの頭まではひとがんばりです。トーミの頭からは、晴れていれば足下に湯ノ平が広がり、正面には前掛山と釜山の眺めが圧巻です。湯ノ平へ降りるにはすぐ先の草すべり分岐から草すべりと呼ばれている急斜面の九十九折れを下っていきます。途中の小さな岩場の通過では足を滑らせないよう要注意です。また落石にも気を配りましょう。湯の平へ降りるとやがて浅間山荘からの登山道との分岐に出ます。水場とトイレのある火山館へは右折して250mです。前掛山へは左折です。緩やかな森の小道をしばらく登っていくと賽ノ河原分岐点に出ます。右の前掛山登山道を進みます。いつしか風景は森の小道から荒涼とした火山荒原へと変わっていきます。斜度もきつくなり、軽石や浮石の多いザレた道は不安定なので、一歩一歩確実に進みます。高度を上げるにつれて、四阿山や草津白根山との間に嬬恋のキャベツ畑の風景が広がっていきます。標高2430m付近には2棟の噴石を避ける避難壕があります。この付近で登山道は大きく南へ方向を変えて、いよいよ第2外輪山の稜線上を前掛山頂目指して登っていきます。晴れていれば標高2524mの山頂からの360度の大展望は、きっと筆舌に尽くし難い素晴らしさでしょう。下山は往路を戻りますが、Jバンド経由で第一外輪山を縦走するのも楽しいです。またトーミの頭から先で、中コースへ下ると、表コースよりも少し楽に下山できます。JR佐久平駅またはJR小諸駅から高峰高原まで、1日2便の路線バスがあり、公共交通機関を利用して気軽に2000m級の稜線歩きが楽しめます。春から秋にかけては、アズマシャクナゲやヒメシャジン、コキンレイカ、イワインチンなど色彩豊かな高山植物の花々が登りの苦労を癒してくれます。黒斑山往復コースなど積雪期もスノーシューで訪れる人が多く、高峰高原周辺は四季を通じて人気のエリアです。 高峰高原ビジターセンターで最新の登山情報を確認し、黒斑コース登山口から歩きだします。すぐに表コースと中コースの分岐がありますが、景色が楽しめる右の表コースを進みます。車坂山から急坂をいったん下っていよいよ本格的な登りです。足場の悪いガレ場やシラビソの深い森の中を縫うようにして道は続きます。途中、右手眼下に佐久平が広がり、天気に恵まれれば北アルプスの山並みが一望できます。急坂を登り詰めて赤い鉄製の避難小屋が現れれば、槍ヶ鞘はすぐそこです。槍ヶ鞘に立てば、いよいよ浅間山が姿を現します。いったん急坂を下って中コース分岐がある鞍部を過ぎ、崩壊が激しいガレ場の急坂を登ります。トーミの頭まではひとがんばりです。トーミの頭からは、晴れていれば足下に湯ノ平が広がり、正面には前掛山と釜山の眺めが圧巻です。湯ノ平へ降りるにはすぐ先の草すべり分岐から草すべりと呼ばれている急斜面の九十九折れを下っていきます。途中の小さな岩場の通過では足を滑らせないよう要注意です。また落石にも気を配りましょう。湯の平へ降りるとやがて浅間山荘からの登山道との分岐に出ます。水場とトイレのある火山館へは右折して250mです。前掛山へは左折です。緩やかな森の小道をしばらく登っていくと賽ノ河原分岐点に出ます。右の前掛山登山道を進みます。いつしか風景は森の小道から荒涼とした火山荒原へと変わっていきます。斜度もきつくなり、軽石や浮石の多いザレた道は不安定なので、一歩一歩確実に進みます。高度を上げるにつれて、四阿山や草津白根山との間に嬬恋のキャベツ畑の風景が広がっていきます。標高2430m付近には2棟の噴石を避ける避難壕があります。この付近で登山道は大きく南へ方向を変えて、いよいよ第2外輪山の稜線上を前掛山頂目指して登っていきます。晴れていれば標高2524mの山頂からの360度の大展望は、きっと筆舌に尽くし難い素晴らしさでしょう。下山は往路を戻りますが、Jバンド経由で第一外輪山を縦走するのも楽しいです。またトーミの頭から先で、中コースへ下ると、表コースよりも少し楽に下山できます。 -
浅間山荘からJバンド、黒斑山へ
- 日帰り
- 7時間15分
- 12.3km
浅間山荘からJバンド、黒斑山へ
- 日帰り
- 7時間15分
- 12.3km
登山口の天狗温泉浅間山荘は、チェリーパークラインの浅間橋(バス停浅間登山口)からさらに林道を4㎞進んだ先です。登山口の浅間神社の大きな鳥居の先に、トイレと登山ポストがあります。案内標識にしたがって蛇堀川を右に左にと林道を進むと、やがて登山道らしい山道になります。一ノ鳥居から二ノ鳥居まで不動の滝コースと山側コースの道に分かれるので、登りと下りでコースを変えると良いでしょう。不動の滝コースは火山性の白濁した流れの蛇堀川に沿って、森の中の小道を進みます。やがて不動の滝に出れば二ノ鳥居はすぐです。 ここから長坂と呼ばれる九十九折れの急坂が続きます。浅間山開闢祖・中開霊神の石碑を過ぎると、明るい笹原のカモシカ平と呼ばれている草原に出ますが、ここは名前の通りカモシカによく出逢えます。牙山とトーミの頭の急崖が両側に迫るカラマツ林と笹原の小道がガレ場に変わると、あたりに硫黄のにおいが漂ってきます。蛇堀川源頭のこの付近には硫化水素を含む火山ガスが発生しているので、登山道以外立ち入り禁止の看板があります。ここを通過すれば、バイオトイレ(有料協力金200円)と水場のある火山館はすぐそこです。外にはテーブルやベンチもあり、また小屋内でも休憩できます。 いよいよ反時計回りで湯ノ平高原を過ぎJバンドを登って第一外輪山の黒斑山への縦走コースが始まります。火山館の裏を回り込むように登って行くとすぐに湯ノ平分岐です。帰りは黒斑山から草すべりを下ってくるとここに出ます。オオシラビソやカラマツ、シャクナゲ、クロマメノキなどの森の小道を進んでいくと、少しずつ樹々が小さくなっていくのがわかります。賽ノ河原分岐点では前掛山登山道と分かれ左を進みます。やがてカラマツの枝はハイマツのように大地を這い、大きな火山弾がゴロゴロと転がる地肌剥き出しの荒涼とした風景になります。まさに賽ノ河原です。Jバンドは登るに従い傾斜もきつくなってきますが、ハクサンシャクナゲの花が咲き乱れます。鋸岳稜線直下は滑落と頭上からの落石に要注意です。 Jバンドを登り切るといよいよ黒斑山へと続く第一外輪山の稜線です。上り下りの激しい岩場やザレ場が、仙人岳、白ゾレを経て蛇骨岳まで続きます。蛇骨岳からは断崖上の針葉樹林帯を縫うように進んでいき、やがて標高2404mの黒斑山山頂に飛び出します。草滑り分岐は山頂を通り過ぎトーミの頭手前です。ここから一気に転がり落ちてしまいそうな急斜面が湯ノ平高原まで続いていますが、道は九十九折れで下っていきます。自分が落石を起こすのはもちろんですが、上からの落石にも十分に要注意です。湯ノ平分岐からは朝登ってきた道を下って出発地の浅間山荘へ戻ります。登山口の天狗温泉浅間山荘は、チェリーパークラインの浅間橋(バス停浅間登山口)からさらに林道を4㎞進んだ先です。登山口の浅間神社の大きな鳥居の先に、トイレと登山ポストがあります。案内標識にしたがって蛇堀川を右に左にと林道を進むと、やがて登山道らしい山道になります。一ノ鳥居から二ノ鳥居まで不動の滝コースと山側コースの道に分かれるので、登りと下りでコースを変えると良いでしょう。不動の滝コースは火山性の白濁した流れの蛇堀川に沿って、森の中の小道を進みます。やがて不動の滝に出れば二ノ鳥居はすぐです。 ここから長坂と呼ばれる九十九折れの急坂が続きます。浅間山開闢祖・中開霊神の石碑を過ぎると、明るい笹原のカモシカ平と呼ばれている草原に出ますが、ここは名前の通りカモシカによく出逢えます。牙山とトーミの頭の急崖が両側に迫るカラマツ林と笹原の小道がガレ場に変わると、あたりに硫黄のにおいが漂ってきます。蛇堀川源頭のこの付近には硫化水素を含む火山ガスが発生しているので、登山道以外立ち入り禁止の看板があります。ここを通過すれば、バイオトイレ(有料協力金200円)と水場のある火山館はすぐそこです。外にはテーブルやベンチもあり、また小屋内でも休憩できます。 いよいよ反時計回りで湯ノ平高原を過ぎJバンドを登って第一外輪山の黒斑山への縦走コースが始まります。火山館の裏を回り込むように登って行くとすぐに湯ノ平分岐です。帰りは黒斑山から草すべりを下ってくるとここに出ます。オオシラビソやカラマツ、シャクナゲ、クロマメノキなどの森の小道を進んでいくと、少しずつ樹々が小さくなっていくのがわかります。賽ノ河原分岐点では前掛山登山道と分かれ左を進みます。やがてカラマツの枝はハイマツのように大地を這い、大きな火山弾がゴロゴロと転がる地肌剥き出しの荒涼とした風景になります。まさに賽ノ河原です。Jバンドは登るに従い傾斜もきつくなってきますが、ハクサンシャクナゲの花が咲き乱れます。鋸岳稜線直下は滑落と頭上からの落石に要注意です。 Jバンドを登り切るといよいよ黒斑山へと続く第一外輪山の稜線です。上り下りの激しい岩場やザレ場が、仙人岳、白ゾレを経て蛇骨岳まで続きます。蛇骨岳からは断崖上の針葉樹林帯を縫うように進んでいき、やがて標高2404mの黒斑山山頂に飛び出します。草滑り分岐は山頂を通り過ぎトーミの頭手前です。ここから一気に転がり落ちてしまいそうな急斜面が湯ノ平高原まで続いていますが、道は九十九折れで下っていきます。自分が落石を起こすのはもちろんですが、上からの落石にも十分に要注意です。湯ノ平分岐からは朝登ってきた道を下って出発地の浅間山荘へ戻ります。 -
峰の茶屋から小浅間山へ
- 日帰り
- 1時間25分
- 3.9km
峰の茶屋から小浅間山へ
- 日帰り
- 1時間25分
- 3.9km
峰の茶屋でバスを下車、白い建物の東大火山観測所の左脇にある登山ポストで登山届を提出して、カラマツやアカマツ、ダケカンバ主体の雑木林の小道を歩きだします。土壌が火山礫や軽石なので、坂が急になるととても滑りやすくなり注意が必要です。やがて小浅間山の南側の裾野を巻くように道は続き、右に緩やかにカーブするように進むと約30分ほどで浅間山と小浅間山の鞍部(馬返し)です。小浅間山への案内標識があり、しっかりした踏み跡が小浅間山へ向かって続いています。浅間山本峰は現在火山規制によって登山禁止になっていて、登山道には立ち入り禁止の看板とロープが張ってあります。小浅間山頂までの火山礫や軽石の急坂は、気を抜くとスリップしやすいので注意が必要です。20分ほどで広々とした小浅間山頂(東峰)です。ここから眺める浅間山は絶景です。山頂部には小ピーク(西峰)をまわるコースなどがありますが、踏み跡が不明瞭なので、視界不良時は踏み込まない方が良いでしょう。下山は同じ道を峰の茶屋まで戻ります。峰の茶屋でバスを下車、白い建物の東大火山観測所の左脇にある登山ポストで登山届を提出して、カラマツやアカマツ、ダケカンバ主体の雑木林の小道を歩きだします。土壌が火山礫や軽石なので、坂が急になるととても滑りやすくなり注意が必要です。やがて小浅間山の南側の裾野を巻くように道は続き、右に緩やかにカーブするように進むと約30分ほどで浅間山と小浅間山の鞍部(馬返し)です。小浅間山への案内標識があり、しっかりした踏み跡が小浅間山へ向かって続いています。浅間山本峰は現在火山規制によって登山禁止になっていて、登山道には立ち入り禁止の看板とロープが張ってあります。小浅間山頂までの火山礫や軽石の急坂は、気を抜くとスリップしやすいので注意が必要です。20分ほどで広々とした小浅間山頂(東峰)です。ここから眺める浅間山は絶景です。山頂部には小ピーク(西峰)をまわるコースなどがありますが、踏み跡が不明瞭なので、視界不良時は踏み込まない方が良いでしょう。下山は同じ道を峰の茶屋まで戻ります。 -
追分から石尊山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
追分から石尊山へ
- 日帰り
- 5時間0分
- 11.1km
1000m林道にある登山口には駐車スペースがないので、マイカーの場合は追分宿にある無料駐車場が便利です。登山口から赤松林を切り開いた一本道を歩きます。馬飼の土手を過ぎ、2度林道を横断し、しばらく進むと3度目の林道で少し林道を歩いてから左に登山道入口があります。すぐに赤滝分岐の小さな広場に出ます。血の滝とも呼ばれる赤滝には修行窟があり不動明王二体が安置されています。石尊山への道は赤滝の上流の小さな橋を渡って森の中の小道を進むと、4度目の林道横断です。座禅窟へはこの林道を左へ約20分です。石尊山は林道を横断して森の奥へと続く道をさらに進み、やがて赤い小さな沢が現れるとすぐに三差路です。右はこの赤い沢の源泉で、さらに不明瞭な道が石尊平まで続いていますが現在通行止めです。左は、反時計回りで回り込むようなルートで石尊山へと続きます。おはぐろ池を過ぎて森の中の小道をしばらく登り上げると石尊平、さらに尾根状の急登をもうひと頑張りで石尊山山頂です。山頂から浅間山が絶景です。下山は往路を登山口まで戻ります。1000m林道にある登山口には駐車スペースがないので、マイカーの場合は追分宿にある無料駐車場が便利です。登山口から赤松林を切り開いた一本道を歩きます。馬飼の土手を過ぎ、2度林道を横断し、しばらく進むと3度目の林道で少し林道を歩いてから左に登山道入口があります。すぐに赤滝分岐の小さな広場に出ます。血の滝とも呼ばれる赤滝には修行窟があり不動明王二体が安置されています。石尊山への道は赤滝の上流の小さな橋を渡って森の中の小道を進むと、4度目の林道横断です。座禅窟へはこの林道を左へ約20分です。石尊山は林道を横断して森の奥へと続く道をさらに進み、やがて赤い小さな沢が現れるとすぐに三差路です。右はこの赤い沢の源泉で、さらに不明瞭な道が石尊平まで続いていますが現在通行止めです。左は、反時計回りで回り込むようなルートで石尊山へと続きます。おはぐろ池を過ぎて森の中の小道をしばらく登り上げると石尊平、さらに尾根状の急登をもうひと頑張りで石尊山山頂です。山頂から浅間山が絶景です。下山は往路を登山口まで戻ります。 -
車坂峠から高峰温泉、篭ノ登山へ
- 1泊2日
- 4時間55分
- 9km
車坂峠から高峰温泉、篭ノ登山へ
- 1泊2日
- 4時間55分
- 9km
JR佐久平駅またはしなの鉄道小諸駅からの路線バスは今宵の宿である雲上の温泉・ランプの宿、高峰温泉までそのまま運んでくれますが、車坂峠から軽く高峯山へ登った後チェックインする計画なら高峰高原ホテル前で下車します。高峯山登山口は高峰高原ホテルの玄関前を通り過ぎ建物の北側の奥の鳥居から始まりますが、その前にビジターセンターで花の情報などをチェックしておくのもよいでしょう。鳥居をくぐりカラマツ林の中のゆるい上りを20分ほど歩けば明るい尾根道になり、花の百名山でもある高峯山が、色とりどりの高山植物の花で登山者をやさしく出迎えてくれます。高峯山へは粒ヶ平の分岐で左の道を片道約20分の往復コースです。山頂には高峯神社が祭られていて、小諸や佐久平が眼下に広がり遠く北アルプスも眺められる好展望台です。下山は粒ヶ平分岐まで戻ってそのまま真っ直ぐの道を選べば高峰温泉まで25分ほどです。2日目のコースは、高峰温泉の宿のすぐ前が登山口です。笹原に覆われたカラマツの林を気持ち良く登って行くと、うぐいす展望台という開けた高台にあるガレ場に出ます。道はいったん下っていよいよ水ノ塔山頂まで、小さな岩稜を交えての尾根歩きです。ルートには黄色いペンキの目印がありそれほど危険なところはないですが、スリップによる転倒など注意が必要です。1時間ほどで高峰高原や浅間山の絶景が広がる山頂です。山頂から篭ノ登山への登山道は、はじめはシャクナゲやコメツガが鬱蒼と茂る樹林帯の中をたどります。やがて左側が切れ落ちた稜線に出ますが、そこが赤ゾレです。覗けば高度感がありますが、北側が針葉樹林におおわれているので危険箇所もなく安心してシャクナゲやイワカガミなどの花を楽しみながら歩けます。赤ゾレが終わると樹林帯の中の登りになります。七千尺コースの古い看板が見つけられるかもしれません。水ノ塔山から約45分ほどで篭ノ登山山頂です。北アルプスや富士山、浅間山、草津白根山、四阿山など360度の展望は素晴らしいの一語です。わずかに標高が低い西篭ノ登山へは片道30分のピストンコースです。天気の良い日にはこちらにも足を延ばすハイカーも多いです。兎平への登山道は、広い山頂の南側のガレ場を下っていきます。針葉樹の森の中を約35分ほどで池の平湿原の登山口でもある兎平です。ここからたくさんの高山植物の花が咲き誇る池の平湿原を散策してくるのもいいでしょう。鏡池までなら約1時間で往復できます。 兎平から高峰温泉までは高低差の小さいほぼ平坦な湯の丸高峰林道を歩いて約1時間です。JR佐久平駅またはしなの鉄道小諸駅からの路線バスは今宵の宿である雲上の温泉・ランプの宿、高峰温泉までそのまま運んでくれますが、車坂峠から軽く高峯山へ登った後チェックインする計画なら高峰高原ホテル前で下車します。高峯山登山口は高峰高原ホテルの玄関前を通り過ぎ建物の北側の奥の鳥居から始まりますが、その前にビジターセンターで花の情報などをチェックしておくのもよいでしょう。鳥居をくぐりカラマツ林の中のゆるい上りを20分ほど歩けば明るい尾根道になり、花の百名山でもある高峯山が、色とりどりの高山植物の花で登山者をやさしく出迎えてくれます。高峯山へは粒ヶ平の分岐で左の道を片道約20分の往復コースです。山頂には高峯神社が祭られていて、小諸や佐久平が眼下に広がり遠く北アルプスも眺められる好展望台です。下山は粒ヶ平分岐まで戻ってそのまま真っ直ぐの道を選べば高峰温泉まで25分ほどです。2日目のコースは、高峰温泉の宿のすぐ前が登山口です。笹原に覆われたカラマツの林を気持ち良く登って行くと、うぐいす展望台という開けた高台にあるガレ場に出ます。道はいったん下っていよいよ水ノ塔山頂まで、小さな岩稜を交えての尾根歩きです。ルートには黄色いペンキの目印がありそれほど危険なところはないですが、スリップによる転倒など注意が必要です。1時間ほどで高峰高原や浅間山の絶景が広がる山頂です。山頂から篭ノ登山への登山道は、はじめはシャクナゲやコメツガが鬱蒼と茂る樹林帯の中をたどります。やがて左側が切れ落ちた稜線に出ますが、そこが赤ゾレです。覗けば高度感がありますが、北側が針葉樹林におおわれているので危険箇所もなく安心してシャクナゲやイワカガミなどの花を楽しみながら歩けます。赤ゾレが終わると樹林帯の中の登りになります。七千尺コースの古い看板が見つけられるかもしれません。水ノ塔山から約45分ほどで篭ノ登山山頂です。北アルプスや富士山、浅間山、草津白根山、四阿山など360度の展望は素晴らしいの一語です。わずかに標高が低い西篭ノ登山へは片道30分のピストンコースです。天気の良い日にはこちらにも足を延ばすハイカーも多いです。兎平への登山道は、広い山頂の南側のガレ場を下っていきます。針葉樹の森の中を約35分ほどで池の平湿原の登山口でもある兎平です。ここからたくさんの高山植物の花が咲き誇る池の平湿原を散策してくるのもいいでしょう。鏡池までなら約1時間で往復できます。 兎平から高峰温泉までは高低差の小さいほぼ平坦な湯の丸高峰林道を歩いて約1時間です。 -
地蔵峠から池の平湿原周遊
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
地蔵峠から池の平湿原周遊
- 日帰り
- 3時間50分
- 7.3km
高山植物の宝庫、池の平湿原はたくさんの種類の花が咲き誇る三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。3000m級の稜線で咲くコマクサやミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲなど貴重な動植物もみることができます。池の平湿原の玄関口である兎平駐車場まで車でアクセスすれば気軽に訪れることができますが、ここでは地蔵峠からの周遊コースで登山の楽しみも堪能できるコースを紹介します。佐久平駅と小諸駅から地蔵峠まではタクシーかジャンボタクシーとなります。地蔵峠の登山口には自然学習センターがあり、館内に池の平湿原の花の開花状況や登山道の情報等が得られるので、ぜひ出発前にトイレ休憩がてら寄ることをお勧めします。三方見晴歩道入口は、自然学習センター前の湯の丸高峰林道を進むとすぐ右脇に「三方ヶ峰・池の平」の古い案内標識の入口がありますが、歩道には入らずこのまま林道を歩きます。10分ほど進むと左手に「池の平」の古い案内標識がありますが、兎平から池の平歩道で下山してくるとここに出ます。さらに10分ほど林道を登って行くと右手に「三方ヶ峰」の古い案内板のある三方見晴歩道入口があり、ここからいよいよ登山道に入ります。斜度が急になり尾根上を歩くようになるといつのまにかカラマツからコメツガなどの原生林に変わります。途中様々な高山植物の花々が道端に咲いていて、急坂の苦労を癒してくれます。最後の急登をもうひと頑張りすれば標高2095mの見晴岳です。振り返れば湯ノ丸山や烏帽子岳、さらに北アルプスなど絶景が広がります。コマクサの時期なら真っ直ぐ三方ヶ峰経由で鏡池など湿原内を歩くコースが良いでしょう。忠治の隠岩広場から放開口方面の東歩道を歩けば湿原の生き物たちをより観察することができます。また、見晴岳から左に折れて見晴歩道方面に進めば、標高2110mの雲上の丘広場に出ます。ここからの360度のパノラマも素晴らしく、ゆっくりと池の平湿原の眺めを楽しみながらのランチ休憩もいいでしょう。さて、下山道の池の平歩道は、駐車場やトイレなどがある兎平からです。登山道入り口には地蔵峠歩道という古い案内標識があるだけなので、わからない場合は兎平の指導員詰所で確認しましょう。生命力を感じるカラマツの天然樹林や明るい笹原の道を抜けると、今度は神秘的な雰囲気いっぱいのコメツガ原生林を歩きます。しばらく下るといったん車道に出ますが、「地蔵峠」という案内標識から、また落葉松の植林帯の中の登山道に入ります。下りきると見覚えのある分岐に出ます。ゴールの地蔵峠はすぐそこです。高山植物の宝庫、池の平湿原はたくさんの種類の花が咲き誇る三方ヶ峰火山の火口原に広がる高層湿原です。3000m級の稜線で咲くコマクサやミヤマモンキチョウ、ベニヒカゲなど貴重な動植物もみることができます。池の平湿原の玄関口である兎平駐車場まで車でアクセスすれば気軽に訪れることができますが、ここでは地蔵峠からの周遊コースで登山の楽しみも堪能できるコースを紹介します。佐久平駅と小諸駅から地蔵峠まではタクシーかジャンボタクシーとなります。地蔵峠の登山口には自然学習センターがあり、館内に池の平湿原の花の開花状況や登山道の情報等が得られるので、ぜひ出発前にトイレ休憩がてら寄ることをお勧めします。三方見晴歩道入口は、自然学習センター前の湯の丸高峰林道を進むとすぐ右脇に「三方ヶ峰・池の平」の古い案内標識の入口がありますが、歩道には入らずこのまま林道を歩きます。10分ほど進むと左手に「池の平」の古い案内標識がありますが、兎平から池の平歩道で下山してくるとここに出ます。さらに10分ほど林道を登って行くと右手に「三方ヶ峰」の古い案内板のある三方見晴歩道入口があり、ここからいよいよ登山道に入ります。斜度が急になり尾根上を歩くようになるといつのまにかカラマツからコメツガなどの原生林に変わります。途中様々な高山植物の花々が道端に咲いていて、急坂の苦労を癒してくれます。最後の急登をもうひと頑張りすれば標高2095mの見晴岳です。振り返れば湯ノ丸山や烏帽子岳、さらに北アルプスなど絶景が広がります。コマクサの時期なら真っ直ぐ三方ヶ峰経由で鏡池など湿原内を歩くコースが良いでしょう。忠治の隠岩広場から放開口方面の東歩道を歩けば湿原の生き物たちをより観察することができます。また、見晴岳から左に折れて見晴歩道方面に進めば、標高2110mの雲上の丘広場に出ます。ここからの360度のパノラマも素晴らしく、ゆっくりと池の平湿原の眺めを楽しみながらのランチ休憩もいいでしょう。さて、下山道の池の平歩道は、駐車場やトイレなどがある兎平からです。登山道入り口には地蔵峠歩道という古い案内標識があるだけなので、わからない場合は兎平の指導員詰所で確認しましょう。生命力を感じるカラマツの天然樹林や明るい笹原の道を抜けると、今度は神秘的な雰囲気いっぱいのコメツガ原生林を歩きます。しばらく下るといったん車道に出ますが、「地蔵峠」という案内標識から、また落葉松の植林帯の中の登山道に入ります。下りきると見覚えのある分岐に出ます。ゴールの地蔵峠はすぐそこです。 -
地蔵峠から湯ノ丸山を経て鹿沢温泉へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 9.7km
地蔵峠から湯ノ丸山を経て鹿沢温泉へ
- 日帰り
- 6時間25分
- 9.7km
湯ノ丸山のレンゲツツジの大群落は、満開の頃は見事な眺めで国天然記念物に指定されています。ハイシーズンにはツツジ平近くまでリフト営業があるのでこれを利用することもできます。地蔵峠から歩く場合は第一ゲレンデ内の急坂を30分ほど登るとゲレンデトップです。リフト降り場から右に牧柵に沿って平らな道が続きますが、この辺り一帯がツツジ平です。東屋を過ぎしばらく進むと鐘分岐で、いよいよここから山頂までひたすら急登が始まります。露岩や灌木帯の中の急で細く削られた道は滑りやすいので注意が必要です。斜度が緩やかになって来れば大きな広場のような湯ノ丸山頂の南峰です。360度の絶景をゆっくり楽しんだら、北峰を目指します。緩やかな鞍部を挟んで10分ほどで北峰です。南峰とは対照的に山頂部は大きな岩が積み重なった岩稜で南峰のような広さはありませんが、ここからの360度の展望もまた格別です。さて、ここから角間峠まで滑りやすい急坂の下りが続きます。約50分ほどで東屋のある角間峠です。ここは群馬県側の鹿沢温泉から長野県側の角間温泉へと抜ける峠道でもあったのですが、過去の災害などによって長野県側の道が崩落してしまい今は廃道になったままです。通行止めのロープが張ってあります。角間山と鍋蓋山にはここから往復します。さて角間峠から、角間山の案内標識にしたがって笹薮に覆われた岳樺やレンゲツツジの疎林の道を登って行きます。やがてコメツガの根が剥き出しのガレ場を登り上げると角間山山頂です。ここからの360度のパノラマも見事で、湯ノ丸山や烏帽子岳の向こうには北アルプスの山並みも眺められます。また四阿山も雄大な裾野を広大な嬬恋村のキャベツ畑に広げています。鍋蓋山へは角間山からさらに樹林におおわれた尾根道をいったん鞍部まで下り、さらにその先の緩やかな上りの道を小一時間ほどです。ほぼ中間地点に東屋があり、その近くに古い遭難碑もあります。北側だけが開けた鍋蓋山山頂はあまり展望がいいわけではないですが、登山道の整備がここまでは行われているようです。角間峠までまた来た道を戻ることになりますが、角間山からさらに鍋蓋山を往復する場合2時間くらいみておく必要があります。角間峠から旧鹿沢温泉への案内標識にしたがって下ります。しばらく進むと分岐があり右に折れればコンコン平へと続きます。ここはそのまま旧鹿沢温泉方面へまっすぐ下ります。やがて新しい植林地のなかの作業道に出て道なりに下って行けば、雪山賛歌の碑がある鹿沢温泉紅葉館前の県道に出ます。湯ノ丸山のレンゲツツジの大群落は、満開の頃は見事な眺めで国天然記念物に指定されています。ハイシーズンにはツツジ平近くまでリフト営業があるのでこれを利用することもできます。地蔵峠から歩く場合は第一ゲレンデ内の急坂を30分ほど登るとゲレンデトップです。リフト降り場から右に牧柵に沿って平らな道が続きますが、この辺り一帯がツツジ平です。東屋を過ぎしばらく進むと鐘分岐で、いよいよここから山頂までひたすら急登が始まります。露岩や灌木帯の中の急で細く削られた道は滑りやすいので注意が必要です。斜度が緩やかになって来れば大きな広場のような湯ノ丸山頂の南峰です。360度の絶景をゆっくり楽しんだら、北峰を目指します。緩やかな鞍部を挟んで10分ほどで北峰です。南峰とは対照的に山頂部は大きな岩が積み重なった岩稜で南峰のような広さはありませんが、ここからの360度の展望もまた格別です。さて、ここから角間峠まで滑りやすい急坂の下りが続きます。約50分ほどで東屋のある角間峠です。ここは群馬県側の鹿沢温泉から長野県側の角間温泉へと抜ける峠道でもあったのですが、過去の災害などによって長野県側の道が崩落してしまい今は廃道になったままです。通行止めのロープが張ってあります。角間山と鍋蓋山にはここから往復します。さて角間峠から、角間山の案内標識にしたがって笹薮に覆われた岳樺やレンゲツツジの疎林の道を登って行きます。やがてコメツガの根が剥き出しのガレ場を登り上げると角間山山頂です。ここからの360度のパノラマも見事で、湯ノ丸山や烏帽子岳の向こうには北アルプスの山並みも眺められます。また四阿山も雄大な裾野を広大な嬬恋村のキャベツ畑に広げています。鍋蓋山へは角間山からさらに樹林におおわれた尾根道をいったん鞍部まで下り、さらにその先の緩やかな上りの道を小一時間ほどです。ほぼ中間地点に東屋があり、その近くに古い遭難碑もあります。北側だけが開けた鍋蓋山山頂はあまり展望がいいわけではないですが、登山道の整備がここまでは行われているようです。角間峠までまた来た道を戻ることになりますが、角間山からさらに鍋蓋山を往復する場合2時間くらいみておく必要があります。角間峠から旧鹿沢温泉への案内標識にしたがって下ります。しばらく進むと分岐があり右に折れればコンコン平へと続きます。ここはそのまま旧鹿沢温泉方面へまっすぐ下ります。やがて新しい植林地のなかの作業道に出て道なりに下って行けば、雪山賛歌の碑がある鹿沢温泉紅葉館前の県道に出ます。 -
地蔵峠から烏帽子岳、湯ノ丸山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
地蔵峠から烏帽子岳、湯ノ丸山へ
- 日帰り
- 4時間45分
- 8.5km
地蔵峠からの湯ノ丸山と烏帽子岳は、山頂からの展望が素晴らしいだけでなく、レンゲツツジ以外にもいろいろな高山植物の花に出逢えたり、リフトを使って気軽にスキー場からアクセスでき冬のバックカントリーも盛んなことから、1年を通して人気のあるエリアです。烏帽子岳登山口は、地蔵峠の長野県側にある湯の丸高原キャンプ場へと続く砂利道の車道歩きから始まります。15分ほど歩いてキャンプ場をそのまま通り過ぎると、左にドウダンツツジの小道を分ける案内標識に出ます。どちらを歩いても少し先の中分岐で道は合わさりますが、時間的には真っ直ぐ歩いた方が早いです。臼窪湿原を左に見ながら平坦な道を歩くと中分岐です。案内標識にしたがって真っ直ぐ烏帽子岳方面に向かいます。湯ノ丸山の山腹を緩やかに巻きながら歩きやすい道が鞍部まで続きます。切り株のベンチが並べられた鞍部は休憩適所です。烏帽子岳と湯ノ丸山の分岐になっていて、烏帽子岳へは左の登山道です。登山道は急斜面を避けるように大きく迂回しているので、思ったよりは緩やかです。ようやく草原上の稜線に登り上げると、先に見えるピークは山頂ではなく小烏帽子です。小烏帽子に立つと指呼の距離で烏帽子岳です。遭難碑を過ぎてもうひと頑張りで岩稜に覆われた烏帽子岳山頂です。稜線上には大きな木が育ちにくい植生などから、気象条件の厳しさが感じられます。湯ノ丸山へは登ってきた道を鞍部まで戻ります。鞍部から急坂の登り返しを約50分ひたすら頑張れば、ピラミダルな山容の烏帽子岳とは対照的に優美な山容の湯ノ丸山山頂です。湯ノ丸山は双耳峰でこちらの大きな広場のような山頂は南峰になります。岩塊に覆われた北峰は片道10分の距離です。南方から見ると北峰の方が標高が高いように見えますが、実は南峰の方がわずかに高いようです。しかしながら、三角点があるのは北峰です。湯ノ丸山は烏帽子岳をさらに凌ぐかと思わせるほどの素晴らしい360度の大パノラマです。8~9月の頃ならイワインチンの可憐な黄色い花に癒されることでしょう。広場のような山頂は、下山時に霧で視界が悪い時、方向を見誤りやすいので注意が必要です。地蔵峠という案内標識とロープにしたがって湯の丸スキー場ゲレンデトップへと続く登山道を下ります。しばらくは滑りやすい急坂が続きますが、やがてなだらかな道になると鐘分岐です。そのまま真っ直ぐ地蔵峠方向に進んで東屋を過ぎると、ゲレンデトップです。ゲレンデの中の踏まれた小道を下るのが一番早いですが、迂回して緩やかな道を歩くコースがゲレンデ左右に一本ずつあり、それを地蔵峠まで下ります。地蔵峠からの湯ノ丸山と烏帽子岳は、山頂からの展望が素晴らしいだけでなく、レンゲツツジ以外にもいろいろな高山植物の花に出逢えたり、リフトを使って気軽にスキー場からアクセスでき冬のバックカントリーも盛んなことから、1年を通して人気のあるエリアです。烏帽子岳登山口は、地蔵峠の長野県側にある湯の丸高原キャンプ場へと続く砂利道の車道歩きから始まります。15分ほど歩いてキャンプ場をそのまま通り過ぎると、左にドウダンツツジの小道を分ける案内標識に出ます。どちらを歩いても少し先の中分岐で道は合わさりますが、時間的には真っ直ぐ歩いた方が早いです。臼窪湿原を左に見ながら平坦な道を歩くと中分岐です。案内標識にしたがって真っ直ぐ烏帽子岳方面に向かいます。湯ノ丸山の山腹を緩やかに巻きながら歩きやすい道が鞍部まで続きます。切り株のベンチが並べられた鞍部は休憩適所です。烏帽子岳と湯ノ丸山の分岐になっていて、烏帽子岳へは左の登山道です。登山道は急斜面を避けるように大きく迂回しているので、思ったよりは緩やかです。ようやく草原上の稜線に登り上げると、先に見えるピークは山頂ではなく小烏帽子です。小烏帽子に立つと指呼の距離で烏帽子岳です。遭難碑を過ぎてもうひと頑張りで岩稜に覆われた烏帽子岳山頂です。稜線上には大きな木が育ちにくい植生などから、気象条件の厳しさが感じられます。湯ノ丸山へは登ってきた道を鞍部まで戻ります。鞍部から急坂の登り返しを約50分ひたすら頑張れば、ピラミダルな山容の烏帽子岳とは対照的に優美な山容の湯ノ丸山山頂です。湯ノ丸山は双耳峰でこちらの大きな広場のような山頂は南峰になります。岩塊に覆われた北峰は片道10分の距離です。南方から見ると北峰の方が標高が高いように見えますが、実は南峰の方がわずかに高いようです。しかしながら、三角点があるのは北峰です。湯ノ丸山は烏帽子岳をさらに凌ぐかと思わせるほどの素晴らしい360度の大パノラマです。8~9月の頃ならイワインチンの可憐な黄色い花に癒されることでしょう。広場のような山頂は、下山時に霧で視界が悪い時、方向を見誤りやすいので注意が必要です。地蔵峠という案内標識とロープにしたがって湯の丸スキー場ゲレンデトップへと続く登山道を下ります。しばらくは滑りやすい急坂が続きますが、やがてなだらかな道になると鐘分岐です。そのまま真っ直ぐ地蔵峠方向に進んで東屋を過ぎると、ゲレンデトップです。ゲレンデの中の踏まれた小道を下るのが一番早いですが、迂回して緩やかな道を歩くコースがゲレンデ左右に一本ずつあり、それを地蔵峠まで下ります。 -
旧軽井沢から鼻曲山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13km
旧軽井沢から鼻曲山へ
- 日帰り
- 6時間20分
- 13km
旧軽井沢から旧碓氷峠までは碓氷峠遊覧歩道で徒歩約1時間半ほどです。こちらのコースの様子は、軽井沢から旧中山道を経て横川駅へ(コースガイド)を参考にしてください。 さて一ノ字山を経て留夫山、鼻曲山へとたどるコースは、長野と群馬の県境稜線上を歩きます。落葉広葉樹林が主体のコースで、旧軽井沢の喧騒からは想像できない静かなトレッキングが楽しめます。登山道入り口は、熊野神社を通り過ぎて旧中山道への道が始まる思婦石の石碑の北側です。一ノ字山へとゆるやかな上りがしばらく続きます。落ち葉が積もって道がはっきりわからないところでは、古い目印のテープが頼りになります。一ノ字山は古い環境庁の赤い看板が立っている付近です。さらに緩やかな登りが続き、留夫山との鞍部へと下ります。樹林越しにこれから向かう留夫山が前方に垣間見えます。進むほどに急坂になり道は滑りやすくなります。途中に登山者手作りの洒落た案内標識があり、単調な登山道歩きから少し気分が解放されることでしょう。留夫山山頂は樹林におおわれた展望のない場所ですが、三角点が設置されています。留夫山からしばらく下って鞍部にさしかかると左側に林道が現れます。この林道は緊急時エスケープルートに使えます。鞍部を登り返して二つ目の峰が1602mの金山で、笹薮に覆われた急坂を下るとすぐに鼻曲峠です。右の道へ進めば霧積温泉です。鼻曲山へはここから直進です。進むほどにかなりの急な登り坂になりますが、もうひと頑張りで鼻曲山の大天狗山頂です。長日向へ下山する乙女コースの登山道は、もう一つのピークである小天狗にあります。ここから細尾根を数分さらに歩くと小天狗山頂で、浅間山の眺めなど展望はこちらの方が楽しめます。乙女コースは二度上峠や国境平方面への道と分けて小天狗山頂からすぐ左手の急坂の下りです。滑りやすいのでしばらくは注意が必要です。やがて鼻曲峠方面への登山道分岐に出ます。この道は登山道崩壊で廃道になっています。分岐を通り過ぎてさらに樹林帯を下っていくと林道を横断します。ここから道幅が広がりカラマツの森の中をゆるやかに下っていきます。最後に林道の三差路に出ますが、直進します。すぐに林道ゲートがありその先は長日向の別荘地です。別荘地を過ぎると白糸ハイランドウェイです。白糸ハイランドウェイは自動車専用道路なので、ここからは草軽交通の路線バスに乗車して軽井沢方面か草津温泉方面へ移動することになります。旧軽井沢から旧碓氷峠までは碓氷峠遊覧歩道で徒歩約1時間半ほどです。こちらのコースの様子は、軽井沢から旧中山道を経て横川駅へ(コースガイド)を参考にしてください。 さて一ノ字山を経て留夫山、鼻曲山へとたどるコースは、長野と群馬の県境稜線上を歩きます。落葉広葉樹林が主体のコースで、旧軽井沢の喧騒からは想像できない静かなトレッキングが楽しめます。登山道入り口は、熊野神社を通り過ぎて旧中山道への道が始まる思婦石の石碑の北側です。一ノ字山へとゆるやかな上りがしばらく続きます。落ち葉が積もって道がはっきりわからないところでは、古い目印のテープが頼りになります。一ノ字山は古い環境庁の赤い看板が立っている付近です。さらに緩やかな登りが続き、留夫山との鞍部へと下ります。樹林越しにこれから向かう留夫山が前方に垣間見えます。進むほどに急坂になり道は滑りやすくなります。途中に登山者手作りの洒落た案内標識があり、単調な登山道歩きから少し気分が解放されることでしょう。留夫山山頂は樹林におおわれた展望のない場所ですが、三角点が設置されています。留夫山からしばらく下って鞍部にさしかかると左側に林道が現れます。この林道は緊急時エスケープルートに使えます。鞍部を登り返して二つ目の峰が1602mの金山で、笹薮に覆われた急坂を下るとすぐに鼻曲峠です。右の道へ進めば霧積温泉です。鼻曲山へはここから直進です。進むほどにかなりの急な登り坂になりますが、もうひと頑張りで鼻曲山の大天狗山頂です。長日向へ下山する乙女コースの登山道は、もう一つのピークである小天狗にあります。ここから細尾根を数分さらに歩くと小天狗山頂で、浅間山の眺めなど展望はこちらの方が楽しめます。乙女コースは二度上峠や国境平方面への道と分けて小天狗山頂からすぐ左手の急坂の下りです。滑りやすいのでしばらくは注意が必要です。やがて鼻曲峠方面への登山道分岐に出ます。この道は登山道崩壊で廃道になっています。分岐を通り過ぎてさらに樹林帯を下っていくと林道を横断します。ここから道幅が広がりカラマツの森の中をゆるやかに下っていきます。最後に林道の三差路に出ますが、直進します。すぐに林道ゲートがありその先は長日向の別荘地です。別荘地を過ぎると白糸ハイランドウェイです。白糸ハイランドウェイは自動車専用道路なので、ここからは草軽交通の路線バスに乗車して軽井沢方面か草津温泉方面へ移動することになります。 -
公時神社から金時山・乙女峠へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 5.9km
公時神社から金時山・乙女峠へ
- 日帰り
- 3時間35分
- 5.9km
仙石バス停で下車したら、信号を渡り国道138号を御殿場方面へ進みます。金時神社入口を過ぎてしばらく行くと、右にゴルフ練習場が見えてきます。そこの駐車場を横切るようにして歩けば公時神社の駐車場に出ます。その上が神社です。 公時神社には金太郎のモデルになった平安時代の武将、坂田公時が祀られています。境内には金太郎がクマと相撲を取った土俵が造られ、マサカリが祀られています。本殿に登山の無事をお願いして登山道に入りましょう。 樹林帯にのびる道は良く整備されています。坂田公時の碑や金時手毬石などを見ながら歩きます。林道を渡ったところで公時神社奥の院に着きます。このあたりから少し登り勾配が強くなります。正面に大きく割れた大岩が見えてきます。金太郎が夜露をしのいだという金時宿り石です。この大岩の左脇を急登して岩の上に出ます。ここから少し平坦な道を進みジグザグに急登します。わずかな時間で公時神社分岐です。明神ヶ岳からの道が右から合流してきます。この分岐を左へ進みましょう。左に大涌谷が見えてきます。簡単な岩場を登って、ブナ林に入るとすぐに正面が開けます。そこが金時山山頂です。 金時山山頂は広く、岩がゴロゴロと転がり、2軒の茶店とトイレが建っています。山頂標識の左に富士山が見えています。好天なら富士山の右後ろに南アルプスの山並みが俯瞰できるはずです。大涌谷から富士山までの眺めを楽しみながらランチタイムにしましょう。 下山は乙女峠方面へ、西にのびる稜線を下ります。粘土質の道が続き、土がえぐれた箇所もあるので滑らないように注意が必要です。段差の大きいところにはロープが張られたり手すりが設置されていますので、頼りましょう。鞍部からゆるやかに登り返せば長尾山山頂です。 長尾山の山頂は平坦な小さな広場といった風情ですが、展望はありません。ここから乙女峠までは下りが続きます。土で滑りやすいので足元に注意しながら歩きましょう。乙女峠の展望櫓で富士山を眺め、樹林帯を下って乙女峠バス停まで行きます。ここから御殿場駅、または高速バスで新宿駅に戻りましょう。仙石バス停で下車したら、信号を渡り国道138号を御殿場方面へ進みます。金時神社入口を過ぎてしばらく行くと、右にゴルフ練習場が見えてきます。そこの駐車場を横切るようにして歩けば公時神社の駐車場に出ます。その上が神社です。 公時神社には金太郎のモデルになった平安時代の武将、坂田公時が祀られています。境内には金太郎がクマと相撲を取った土俵が造られ、マサカリが祀られています。本殿に登山の無事をお願いして登山道に入りましょう。 樹林帯にのびる道は良く整備されています。坂田公時の碑や金時手毬石などを見ながら歩きます。林道を渡ったところで公時神社奥の院に着きます。このあたりから少し登り勾配が強くなります。正面に大きく割れた大岩が見えてきます。金太郎が夜露をしのいだという金時宿り石です。この大岩の左脇を急登して岩の上に出ます。ここから少し平坦な道を進みジグザグに急登します。わずかな時間で公時神社分岐です。明神ヶ岳からの道が右から合流してきます。この分岐を左へ進みましょう。左に大涌谷が見えてきます。簡単な岩場を登って、ブナ林に入るとすぐに正面が開けます。そこが金時山山頂です。 金時山山頂は広く、岩がゴロゴロと転がり、2軒の茶店とトイレが建っています。山頂標識の左に富士山が見えています。好天なら富士山の右後ろに南アルプスの山並みが俯瞰できるはずです。大涌谷から富士山までの眺めを楽しみながらランチタイムにしましょう。 下山は乙女峠方面へ、西にのびる稜線を下ります。粘土質の道が続き、土がえぐれた箇所もあるので滑らないように注意が必要です。段差の大きいところにはロープが張られたり手すりが設置されていますので、頼りましょう。鞍部からゆるやかに登り返せば長尾山山頂です。 長尾山の山頂は平坦な小さな広場といった風情ですが、展望はありません。ここから乙女峠までは下りが続きます。土で滑りやすいので足元に注意しながら歩きましょう。乙女峠の展望櫓で富士山を眺め、樹林帯を下って乙女峠バス停まで行きます。ここから御殿場駅、または高速バスで新宿駅に戻りましょう。 -
足柄駅から金時山・地蔵堂へ
- 日帰り
- 5時間20分
- 13.4km
足柄駅から金時山・地蔵堂へ
- 日帰り
- 5時間20分
- 13.4km
JR御殿場線足柄駅を出たら踏切を渡ります。そのまま直進して、道路標識の足柄古道に従います。しばらく進むと住宅地を抜け未舗装の林道になります。振り返ると、大きく裾を広げた富士山が見えています。登り勾配になると右に銚子ヶ渕という小さな池が現れます。ちょっと早いですが、休憩に適した場所です。ここを過ぎると樹林帯を進むようになります。虎御前石の道標の立つ地点まで来たらすぐに県道78号の舗装道路に出ます。 県道は左へ、登り勾配が続きます。時折車も通るので注意して歩きましょう。15分ほど進むと、左に山道が分岐します。赤坂古道という名称で足柄古道の一部になります。この道を登って足柄峠まで行くこともできますが、コースは赤坂古道には入らず、県道をそのまま直進します。15分登ると、正面に足柄峠の近道が現れます。道標に従って、林の中を15分登ると足柄峠の駐車スペースの端に出ます。逆にここから下る場合は入口が分かりづらいですが、金時山に向かう林道と駐車スペースの境目あたりの踏み跡を見付けてください。足柄峠には足柄城址があり、広い草原が広がっています。トイレは足柄之関跡方面へ5分下った地点にあります。 金時山は道標に従い南へ向かいます。最初は舗装された道ですが、すぐに未舗装になります。この先の駐車スペースまで車に注意しましょう。正面にゲートが見えると、目前が駐車場になっています。 ゲートをくぐってわずかな登り勾配の登山道を歩きます。次第に勾配が強くなってくると左に看板が見えてきます。ここが猪鼻砦跡です。富士山の展望地として知られる場所でもあります。左の道は夕日の滝に向かう道。下山時にこの道を歩きます。 金時山は直進です。右から登山道が合流して鳥居をくぐると登り勾配が強くなり、すぐに鉄製のハシゴを連続して登るようになります。ハシゴとハシゴの間は岩場が多いので慎重に。上方の樹木がまばらになれば山頂です。 山頂では富士山を眺めながらランチを楽しみましょう。2軒ある茶店も利用できます。 下山は猪鼻砦跡まで戻って右に入り、夕日の滝を目指します。ササが茂る気持ちの良い道です。樹林帯に入ると大きく北に進路を変えていきます。そのまま道なりに進み舗装道路に出るとsotosotodays CAMPGROUNDSキャンプ場。ここに金太郎ゆかりの夕日の滝があります。舗装道路をさらに直進すれば地蔵堂バス停です。JR御殿場線足柄駅を出たら踏切を渡ります。そのまま直進して、道路標識の足柄古道に従います。しばらく進むと住宅地を抜け未舗装の林道になります。振り返ると、大きく裾を広げた富士山が見えています。登り勾配になると右に銚子ヶ渕という小さな池が現れます。ちょっと早いですが、休憩に適した場所です。ここを過ぎると樹林帯を進むようになります。虎御前石の道標の立つ地点まで来たらすぐに県道78号の舗装道路に出ます。 県道は左へ、登り勾配が続きます。時折車も通るので注意して歩きましょう。15分ほど進むと、左に山道が分岐します。赤坂古道という名称で足柄古道の一部になります。この道を登って足柄峠まで行くこともできますが、コースは赤坂古道には入らず、県道をそのまま直進します。15分登ると、正面に足柄峠の近道が現れます。道標に従って、林の中を15分登ると足柄峠の駐車スペースの端に出ます。逆にここから下る場合は入口が分かりづらいですが、金時山に向かう林道と駐車スペースの境目あたりの踏み跡を見付けてください。足柄峠には足柄城址があり、広い草原が広がっています。トイレは足柄之関跡方面へ5分下った地点にあります。 金時山は道標に従い南へ向かいます。最初は舗装された道ですが、すぐに未舗装になります。この先の駐車スペースまで車に注意しましょう。正面にゲートが見えると、目前が駐車場になっています。 ゲートをくぐってわずかな登り勾配の登山道を歩きます。次第に勾配が強くなってくると左に看板が見えてきます。ここが猪鼻砦跡です。富士山の展望地として知られる場所でもあります。左の道は夕日の滝に向かう道。下山時にこの道を歩きます。 金時山は直進です。右から登山道が合流して鳥居をくぐると登り勾配が強くなり、すぐに鉄製のハシゴを連続して登るようになります。ハシゴとハシゴの間は岩場が多いので慎重に。上方の樹木がまばらになれば山頂です。 山頂では富士山を眺めながらランチを楽しみましょう。2軒ある茶店も利用できます。 下山は猪鼻砦跡まで戻って右に入り、夕日の滝を目指します。ササが茂る気持ちの良い道です。樹林帯に入ると大きく北に進路を変えていきます。そのまま道なりに進み舗装道路に出るとsotosotodays CAMPGROUNDSキャンプ場。ここに金太郎ゆかりの夕日の滝があります。舗装道路をさらに直進すれば地蔵堂バス停です。 -
宮城野橋から明神ヶ岳・金時山へ
- 日帰り
- 7時間50分
- 14.1km
宮城野橋から明神ヶ岳・金時山へ
- 日帰り
- 7時間50分
- 14.1km
7時間以上歩くため上級向けと設定していますが、危険箇所は少なく体力があれば歩くことのできるコースです。 宮城野橋から明星、明神ヶ岳の道標に従って車道を進みます。車道の分岐点には道標があるので見落とさないように注意しましょう。老人ホーム前の分岐で左に曲がり舗装道路を登ります。住宅が途切れてしばらく歩くと左に登山口が現れます。 展望のない退屈な道が続きます。基本的には送電線の鉄塔を縫うようにジグザグに進みます。展望のない登りから大涌谷方面の展望と日当たりに恵まれたところに出ます。毎年8月に箱根大文字焼きが行われる場所。開放的な休憩ポイントです。 さらに樹林帯を登ります。わずかな時間で明星ヶ岳と明神ヶ岳の分岐に出ます。右へ5分ほど歩けば明星ヶ岳です。展望のない山頂で小さな祠が建っています。山頂の確認をしたら分岐まで戻ります。 分岐から展望に恵まれない尾根道を明神ヶ岳に向けて進みます。和留沢から登ってくる道を右に分け、アップダウンを繰り返します。宮城野の別荘地帯から登ってくる道と合流すると正面に明神ヶ岳が見えてきます。少し急な道を登って明神ヶ岳山頂に立ちます。これから向かう金時山を眺めながら休憩しましょう。 明神ヶ岳山頂を過ぎると金時山への縦走路に入ります。左に大きなガレ場や右に無線中継所を見ながら軽く下ります。展望に恵まれた尾根道ですが、やせて細いため、すれ違いには注意が必要です。「矢倉沢峠へ70分」と書かれた道標の近くに宮城野方面へ下る分岐点がありますが、ここは作業用の道。立入禁止です。 火打石岳の説明看板のところで山頂を巻くようにして進みます。ハコネザサの茂る道を軽くアップダウンして行きます。展望はあまり良くありません。道が大きく左に曲がると、まもなく矢倉沢峠です。うぐいす茶屋が建ち休憩用のベンチが整備されています。 矢倉沢峠から30分ほど勾配の強い道を登ると、公時神社からの道と合流します。公時神社分岐からひと登りで金時山山頂です。 大きな山頂標識の後方に広がる富士山の眺めを堪能しましょう。山頂からは公時神社に下る設定をしましたが、乙女峠方面へ下るなら公時神社から金時山・乙女峠へ(コースガイド)、地蔵堂へ下るなら足柄駅から金時山・地蔵堂へ(コースガイド)を参照してください。 山頂から往路を公時神社分岐まで戻り、右へ下ります。大きな岩を下ったところが金時宿り石。その後はゆるい下り道です。公時神社を過ぎれば国道138号沿いの金時神社入口バス停です。左折して仙石バス停に行きます。7時間以上歩くため上級向けと設定していますが、危険箇所は少なく体力があれば歩くことのできるコースです。 宮城野橋から明星、明神ヶ岳の道標に従って車道を進みます。車道の分岐点には道標があるので見落とさないように注意しましょう。老人ホーム前の分岐で左に曲がり舗装道路を登ります。住宅が途切れてしばらく歩くと左に登山口が現れます。 展望のない退屈な道が続きます。基本的には送電線の鉄塔を縫うようにジグザグに進みます。展望のない登りから大涌谷方面の展望と日当たりに恵まれたところに出ます。毎年8月に箱根大文字焼きが行われる場所。開放的な休憩ポイントです。 さらに樹林帯を登ります。わずかな時間で明星ヶ岳と明神ヶ岳の分岐に出ます。右へ5分ほど歩けば明星ヶ岳です。展望のない山頂で小さな祠が建っています。山頂の確認をしたら分岐まで戻ります。 分岐から展望に恵まれない尾根道を明神ヶ岳に向けて進みます。和留沢から登ってくる道を右に分け、アップダウンを繰り返します。宮城野の別荘地帯から登ってくる道と合流すると正面に明神ヶ岳が見えてきます。少し急な道を登って明神ヶ岳山頂に立ちます。これから向かう金時山を眺めながら休憩しましょう。 明神ヶ岳山頂を過ぎると金時山への縦走路に入ります。左に大きなガレ場や右に無線中継所を見ながら軽く下ります。展望に恵まれた尾根道ですが、やせて細いため、すれ違いには注意が必要です。「矢倉沢峠へ70分」と書かれた道標の近くに宮城野方面へ下る分岐点がありますが、ここは作業用の道。立入禁止です。 火打石岳の説明看板のところで山頂を巻くようにして進みます。ハコネザサの茂る道を軽くアップダウンして行きます。展望はあまり良くありません。道が大きく左に曲がると、まもなく矢倉沢峠です。うぐいす茶屋が建ち休憩用のベンチが整備されています。 矢倉沢峠から30分ほど勾配の強い道を登ると、公時神社からの道と合流します。公時神社分岐からひと登りで金時山山頂です。 大きな山頂標識の後方に広がる富士山の眺めを堪能しましょう。山頂からは公時神社に下る設定をしましたが、乙女峠方面へ下るなら公時神社から金時山・乙女峠へ(コースガイド)、地蔵堂へ下るなら足柄駅から金時山・地蔵堂へ(コースガイド)を参照してください。 山頂から往路を公時神社分岐まで戻り、右へ下ります。大きな岩を下ったところが金時宿り石。その後はゆるい下り道です。公時神社を過ぎれば国道138号沿いの金時神社入口バス停です。左折して仙石バス停に行きます。 -
乙女峠から丸岳・芦ノ湖展望公園へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 7.9km
乙女峠から丸岳・芦ノ湖展望公園へ
- 日帰り
- 3時間25分
- 7.9km
乙女口バス停から道標に従って乙女峠に登ります。樹林帯にのびるジグザグの道を40分頑張れば乙女峠です。展望櫓があるので好天なら富士山の眺めを堪能しましょう。峠を右に登る道は金時山への尾根道。丸岳は尾根を左へ向かいます。 ハコネザサが茂る道を進みます。20分ほどで小さなピークを越え、ツクバネウツギやアブラチャン、マメザクラなどの低木の間を軽くアップダウンして進みます。 正面にパラボラアンテナが見えたら、そこが丸岳山頂エリア。大きく下って丸太の階段を登れば山頂です。富士山が見えるのはこのパラボラアンテナ付近。山頂からは芦ノ湖や大涌谷が見えています。ベンチが設置された山頂は明るく開放的。乙女峠方面の稜線を眺めてみましょう。最も高く見えるのが金時山です。 丸岳からは左下に芦ノ湖を眺めながら進むようになります。左下に見えるゴルフ場がまるで箱庭のように見えています。登山道の両側にはササが茂り時折視界が遮られますが、上空は大きく広がっています。いったん下って、水平に歩くようになると右に富士見台という展望櫓があります。名前の通り、富士山の好展望が得られるところです。 富士山の展望を満喫して先に進みましょう。樹林帯からシノダケに覆われた中を歩くようになると、すぐに長尾峠に到着します。シノダケに囲まれ、狭く展望はありません。ここから仙石原方面に下る道がありますが直進します。 道は次第に下るようになり、箱根スカイラインの駐車場脇に出ます。このあたりから箱根スカイラインに沿ってアップダウンするようになります。丸太の階段を登ると富士山の展望が素晴らしい富士見公園に出ます。草原状のところなので気に入った場所に座って眺めを楽しみましょう。富士見公園から小さくアップダウンして湖尻水門の道標が立つ分岐へ行きます。ここを右へ行けば芦ノ湖展望公園です。東に芦ノ湖、北西に富士山が見えています。 下山は湖尻水門の道標が立つ分岐から芦ノ湖に下ります。展望のない樹林帯を抜ければ湖尻水門。箱根湯本、小田原、御殿場方面のバスが発着する桃源台バス停までは15分です。乙女口バス停から道標に従って乙女峠に登ります。樹林帯にのびるジグザグの道を40分頑張れば乙女峠です。展望櫓があるので好天なら富士山の眺めを堪能しましょう。峠を右に登る道は金時山への尾根道。丸岳は尾根を左へ向かいます。 ハコネザサが茂る道を進みます。20分ほどで小さなピークを越え、ツクバネウツギやアブラチャン、マメザクラなどの低木の間を軽くアップダウンして進みます。 正面にパラボラアンテナが見えたら、そこが丸岳山頂エリア。大きく下って丸太の階段を登れば山頂です。富士山が見えるのはこのパラボラアンテナ付近。山頂からは芦ノ湖や大涌谷が見えています。ベンチが設置された山頂は明るく開放的。乙女峠方面の稜線を眺めてみましょう。最も高く見えるのが金時山です。 丸岳からは左下に芦ノ湖を眺めながら進むようになります。左下に見えるゴルフ場がまるで箱庭のように見えています。登山道の両側にはササが茂り時折視界が遮られますが、上空は大きく広がっています。いったん下って、水平に歩くようになると右に富士見台という展望櫓があります。名前の通り、富士山の好展望が得られるところです。 富士山の展望を満喫して先に進みましょう。樹林帯からシノダケに覆われた中を歩くようになると、すぐに長尾峠に到着します。シノダケに囲まれ、狭く展望はありません。ここから仙石原方面に下る道がありますが直進します。 道は次第に下るようになり、箱根スカイラインの駐車場脇に出ます。このあたりから箱根スカイラインに沿ってアップダウンするようになります。丸太の階段を登ると富士山の展望が素晴らしい富士見公園に出ます。草原状のところなので気に入った場所に座って眺めを楽しみましょう。富士見公園から小さくアップダウンして湖尻水門の道標が立つ分岐へ行きます。ここを右へ行けば芦ノ湖展望公園です。東に芦ノ湖、北西に富士山が見えています。 下山は湖尻水門の道標が立つ分岐から芦ノ湖に下ります。展望のない樹林帯を抜ければ湖尻水門。箱根湯本、小田原、御殿場方面のバスが発着する桃源台バス停までは15分です。