【初心者向け】の登山コースガイド
初心者向け
検索結果343件中
141-160件
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三ッ岩岳
- 日帰り
- 2時間45分
- 2.3km
三ッ岩岳
- 日帰り
- 2時間45分
- 2.3km
大仁田ダムを見上げる竜王の里宮が三ッ岩岳登山口です。沢沿いを登り直ぐに右折し、竜王大権現へと急斜面の九十九折りを登ります。大権現を過ぎて稜線沿いになると岩稜と共にアカヤシオの樹勢が増し、岩場を過ぎ南西からのルートと合わさればアカヤシオの林中の三ッ岩岳山頂に到着です。山頂からは妙義・鹿岳・立岩等、西上州の山々の展望が開けます。「三ッ岩」の名のごとく山頂は本峰・中岩・北岩の3つの岩峰で構成され、中岩の首のない御嶽大神の神像が望めます。下りは南西尾根をロープで下り、植林と雑木林の境のいくつかのピークを越えると南西鞍部、ここから左に折れて斜面を下ると作業道を交えて沢沿いの道になり三ッ岩岳登山口に戻ります。大仁田ダムを見上げる竜王の里宮が三ッ岩岳登山口です。沢沿いを登り直ぐに右折し、竜王大権現へと急斜面の九十九折りを登ります。大権現を過ぎて稜線沿いになると岩稜と共にアカヤシオの樹勢が増し、岩場を過ぎ南西からのルートと合わさればアカヤシオの林中の三ッ岩岳山頂に到着です。山頂からは妙義・鹿岳・立岩等、西上州の山々の展望が開けます。「三ッ岩」の名のごとく山頂は本峰・中岩・北岩の3つの岩峰で構成され、中岩の首のない御嶽大神の神像が望めます。下りは南西尾根をロープで下り、植林と雑木林の境のいくつかのピークを越えると南西鞍部、ここから左に折れて斜面を下ると作業道を交えて沢沿いの道になり三ッ岩岳登山口に戻ります。 -
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から稲含山
- 日帰り
- 2時間5分
- 2.9km
神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。神の池園地から一ノ鳥居をくぐり茂垣峠(鳥居峠)へ進み、木段が整備された登山道を進みます。簡単な鎖場や秋畑分岐を過ぎ、稜線下のトラバース道を登りきれば稲含神社に到着、左手に進めば大展望の稲含山山頂となります。荒船山・浅間山・妙義山・赤久縄山・鹿岳等が一望で西上州入門の山といえるでしょう。初級者は往路を引き返しますが、秋畑分岐から急斜面の荒れた木段道を下れば秋畑稲含神社に着きます。神社から先も荒れ気味の細い道を下りますが、二ノ鳥居・神の水を過ぎ、山腹道を下れば一ノ鳥居をくぐり神の池園地に戻ります。道は細いですが、大ケヤキ(夫婦ケヤキ)への寄り道も楽しめるでしょう。 -
神成山(神農原駅から南蛇井駅へ)
- 日帰り
- 2時間30分
- 5.1km
神成山(神農原駅から南蛇井駅へ)
- 日帰り
- 2時間30分
- 5.1km
神成山は地元の方の度重なる整備により、訪れる度に新発見があります。春から初夏にかけては多数の花木や山野草も楽しめます。神農原駅より北へ進み宮崎城趾の西中学校の北側がハイキングコース入口で、石碑や石仏の並ぶ登山道を進むと神成城趾となり、左へP1(物見台)に進むと展望が開けます。引き返して急登を登ると石祠や石碑がある龍王山(P2)に到着で、四ッ又山や鹿岳、牛伏山や筑波山が望めます。更に西進すると旧宇芸神社跡のP4ですが、ミニ自然博物館として展示物があります。南側から聞こえる上信電車の音を聞きながら石祠のあるP5、石碑のあるP6へと快適な尾根歩きですが、徐々に南側が断崖になり、石祠のある吾妻山に到着です。展望を楽しんだ後は新堀へと下りますが、登山口の新堀神社内には算額が掛けてあり、昔は和算が盛んだったのでしょう。坂を下り南蛇井駅へと向かいます。神成山は地元の方の度重なる整備により、訪れる度に新発見があります。春から初夏にかけては多数の花木や山野草も楽しめます。神農原駅より北へ進み宮崎城趾の西中学校の北側がハイキングコース入口で、石碑や石仏の並ぶ登山道を進むと神成城趾となり、左へP1(物見台)に進むと展望が開けます。引き返して急登を登ると石祠や石碑がある龍王山(P2)に到着で、四ッ又山や鹿岳、牛伏山や筑波山が望めます。更に西進すると旧宇芸神社跡のP4ですが、ミニ自然博物館として展示物があります。南側から聞こえる上信電車の音を聞きながら石祠のあるP5、石碑のあるP6へと快適な尾根歩きですが、徐々に南側が断崖になり、石祠のある吾妻山に到着です。展望を楽しんだ後は新堀へと下りますが、登山口の新堀神社内には算額が掛けてあり、昔は和算が盛んだったのでしょう。坂を下り南蛇井駅へと向かいます。 -
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅から秋間石尊山、戸谷山
- 日帰り
- 3時間55分
- 9.6km
安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。安中榛名駅前は妙義山を背景とした欧風の住宅街が広がり、石尊山と赤穂義士石像への道標があります。自家用車利用の際は駅北側の市営無料第2駐車場のみ利用可能です。まずは赤穂義士の石像へと車道を進み、長岩集落から山道に入ります。駐車場を経て斜面を登ると御殿山直下の岩屋に石像が並び、作者の執念を感じます。引き返して長岩集落から車道を西に進むと石尊山登山口、参道の雰囲気のある登山道を登り切れば石祠が安置される石尊山山頂に到着です。引き返して上長岩集落から南に下る車道で駅へと戻れますが、余力があれば、石尊山西尾根から風戸峠を経て戸谷山へ向かえば、林間から榛名山を望む尾根歩きとなります。戸谷山からは林道や関東ふれあいの道を経由して車道で駅へと下ります。3月初旬には梅の香が漂う山行が楽しめ、山行中に望める妙義山の雄姿も印象的です。 -
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
天覧山・多峯主山から巾着田へ
- 日帰り
- 3時間40分
- 7.9km
高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。高麗駅の改札を出て大通りを南に進み、突き当りを右折して山道に入ります。尾根通しに進んで丁字路を左折し、岩場を登ると明るく開けた多峯主山山頂に着きます。西には三角錐の武甲山が見え、南には奥多摩の山々が眺められます。好天なら奥多摩の山並みの向こうに富士山も望めます。東にはこれから行く天覧山がすぐ近くに見えます。山頂には経文を書いた一万二千個もの石を埋めた経塚があり、石経供養塔が立てられています。 山頂のすぐ南に黒田直邦の墓があります。黒田直邦は江戸時代の飯能の領主で、後に沼田3万石の大名になりましたが、後継ぎの直純が遺言により直邦の遺骸をこの地に葬りました。墓地は二段に分かれ、上段の大石を据えた所が本墓で、下段に大きな墓碑と彰徳碑や灯籠が立てられ、厳かな雰囲気が漂っています。 石段を下ると、昔は雨乞い祈願をしたという雨乞池があります。天覧山へは歩きやすい下り道で、途中に常盤御前伝説に因む「よし竹」や「見返り坂」があります。 平らな場所まで下って湿地帯を通り、左折して木段を上がると天覧山の頂上です。昔は愛宕山と呼ばれていましたが、徳川5代将軍綱吉の病気平癒を祈願して十六羅漢を寄進したことから羅漢山の名がつき、その後、1883(明治16)年に明治天皇が登られたのを記念して天覧山と改称されました。頂上の見晴らしは素晴らしく、奥多摩・富士山や丹沢までひと目で見渡せます。東南には飯能市街が眼下に広がり、好天なら東京スカイツリーを見ることもできます。 展望を楽しんだら高麗峠に向かいます。東屋まで戻り道標に従って雑木林の道を下りながら進むと車道に出ます。左折して西武線の高架をくぐり、交差点を跨いで奥武蔵自然歩道に入ります。なだらかな丘陵を進むと高麗峠です。道標に注意して進むと下りになり、集落が現れます。民家の間を進み、高麗川に架かるドレミファ橋を渡れば巾着田に着きます。 巾着田は高麗川の蛇行により造られた直径約500mの園地で、春は桜と菜の花、秋は曼珠沙華とコスモスの共演が見事です。特に秋の「曼珠沙華まつり」の期間中は、多くの観光客が訪れます。 巾着田から北に向かい、車道に出て左折し鹿台橋を渡ります。橋の西詰を左折して旧道に入ると「水天の碑」があります。県道の角にある日高市指定史跡「台の高札場跡」を過ぎれば高麗駅はもうすぐです。 -
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生から大高取山・桂木山へ
- 日帰り
- 2時間10分
- 5.6km
越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。越生駅から駅通りの交差点を渡り、法恩寺の前を右折して次の角を左折します。行く手右上に見える白亜の建物は、世界無名戦士之墓です。道の左側にある越生神社は、高取山頂上に奥社(高取城跡)があり、歴史的にも由緒ある神社です。 越生神社の裏手から登山道に入ります。すぐ右に奥社(高取城跡)へ通じる道が分かれますが、上で合わさり合流します。よく歩かれた道を道標を確かめながら登って行くと、T字路に出ます。右に上がるとすぐ西山高取で、北東の展望が開けひと息入れるのに良い場所です。ここは世界無名戦士之墓や五大尊、そして大高取山へ通じる道の分岐点になっています。 登山道に戻り尾根通しの道をアップダウンしながら進みます。そして白岩様を過ぎると、直進と斜め左の分岐に出ます。左方面は幕岩展望台へと続きます。山中で一番見晴らしが良い所なので立ち寄っていくのもよいでしょう。頂上へは直進します。着いた大高取山(神ノ倉山)の山頂付近は東西の立木が伐採されて見晴らしが開け、ベンチもあるので休憩するのに最適です。 十字路まで戻り右折して桂木山へ向かいます。見晴らしはありませんが、気分の良い稜線漫歩が楽しめます。緩やかなアップダウンの後、ふたつ目のピークが桂木山の頂上ですが、注意しないと気づかずに通り過ぎてしまいます。少し先の滑りやすい急坂を、注意しながら下ると桂木観音に着きます。桂木観音は行基菩薩ゆかりの寺と伝えられ、奈良県の葛城山に似ていることから桂木と名づけられたともいわれており、下の桂木寺の本尊は埼玉県最古の木像とされています。シーズンには桜、ツツジやアジサイの花が、素朴なお寺のたたずまいと相まってすばらしい風情を演出します。石段の下の展望台は、トイレもありひと休みするのに良い場所です。東と南が開け、奥武蔵前衛の山々や毛呂山町方面の展望が広がり、好天ならスカイツリーも望めます。 舗装道路を南に向かい、突きあたりの民家の前を左に折れて道なりに進むと桂木峠に出ます。東西の集落を結ぶ道と、南北の尾根通しの道とが十字に交わり、昔からの峠らしい雰囲気があります。 古い峠道を西に下ると、まもなく林道に合わさります。のんびり歩いてT字路に出たら左に進んで越辺川にかかる橋を渡れば、すぐ上大満バス停に着きます。バスは本数が少なくなり、最終バスの時刻が早いので注意して下さい。 -
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居から鐘撞堂山・羅漢山へ
- 日帰り
- 2時間50分
- 7.2km
寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。寄居駅を役場のある北口に出て北へ向かい、「ふるさと歩道・大正池」の標識を右に曲がり、その先の標識を左へと進みます。国道140号バイパスを横断して八坂神社を過ぎると、天沼川沿いの道になります。緩やかな坂を上がると右手が大正池です。休憩所とトイレがあります。この先は少林寺までトイレがないので注意して下さい。 少し歩いて「鐘撞堂山・円良田湖コース」の案内板を過ぎ、やがて道は二手に分かれ、「ふるさと歩道」の標識があり、右に入ります。 沢沿いの道から緩やかな登り坂になり、小さな平地になると竹炭焼き小屋のある馬騎ノ内の集落に入ります。その先は竹林の中を行く道になり、しばらくして「ふるさと歩道」の標識が見えてきます。寄居駅から高根山を経て登ってくる起伏のある道との合流地点です。 右に登って行くと正面の林の間から鐘撞堂山が見えてきて、すぐに円良田湖への分岐に出ます。その先の急な階段を上がると、東屋と展望台のある鐘撞堂山の頂上に着きます。南北に細長い山頂は南側に登谷山・笠山などが、西側には両神山が見え、東側は天候に恵まれると東京スカイツリーを見ることができます。眼下には北条氏の有力支城であった鉢形城跡が荒川の断崖上に確認できます。豊臣秀吉の小田原攻めの際、鉢形城も落城して山頂の陣鐘があわただしく鳴り続けていたことでしょう。 先ほどの分岐まで戻り、次の羅漢山を目指します。その先の坂を下ると道は右に落石注意のある簡易舗装の道になり、やがてワカサギ釣りができる円良田湖畔に出ます。左に進んで分岐する道の門に「羅漢山を経て少林寺に至る登山口」の標識が立っています。擬木の階段を上った左手が羅漢山の頂上です。休憩所がありますが、展望はありません。少林寺への下りには、五百羅漢が点在している道と五百羅漢の階段や荒れて岩盤が露出したりロープが張られた千体荒神の道があり、少林寺境内に入る手前で合流します。 参道を南に進み右手に折れ、梅林の道から細い道を抜けると左手に「西行戻り橋伝説」の立て札があります。その先の「亀の井ホテル 長瀞寄居」への道を過ぎると波久礼駅はもうすぐです。 -
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
長瀞アルプスから宝登山へ
- 日帰り
- 3時間30分
- 8.5km
野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。野上駅改札から正面の道をまっすぐ進むと国道140号に出ます。さらに直進すると根岸地区コミュニティ集会所を過ぎたあたりで右にカーブし、約450m先の左に萬福寺を見ます。寺の手前を左に入ってすぐの所が長瀞アルプスの登山口で、立派な標識が建っています。 登山道に入ると大小の石が足元にゴロゴロし、加えて道の中央が深く浸蝕されているのでとても歩きづらくなっています。それも束の間、高度が上るにつれて今までとはうって変わって歩きやすい道に変わり、暗い植林から明るい落葉樹林帯となって道は自然と尾根上を行くようになります。春の新緑、秋の紅葉の頃はプロムナードと呼ぶにふさわしいコースとなるでしょう。 最初のピークを越えた所で「鳶岩経由本野上」への道を左に分けます。この先から道は山腹を緩やかに巻くようになり、やがて坊山、天狗山を経て野上駅に至る「御嶽山・天狗山」の標識に出ます。 時間に余裕があれば天狗山まで往復してみましょう。天狗山へは山腹から尾根上の道となり、緩い起伏を繰り返した後は下り基調となって、次に急坂を登りきると御嶽大神を祀る御嶽山山頂に出ます。さらに山腹から下りきった所をわずかに上った所が白峯神社の座する天狗山です。(独標342mを天狗山とするのは誤り) 標識の所へ戻り緩い傾斜を進むと程なく「氷池を経て本野上」の標識がある氷池分岐です。桝形をした氷池では厳冬期に凍らせた氷を切り出し、盛夏にカキ氷として長瀞で観光客に販売されます。次に野上峠を通過しますが、交差する氷池からの道はやや荒廃し、標識も朽ち果てています。 小鳥峠のすぐ先で林道と接し、右折して林道を根古屋方面に歩きます。快適な小径歩きの後での林道は長く感じられます。左に「宝登山登山口」を示す標識が出てきて、ここから木段や急登が続くつらい七坂となります。とくに真夏の暑さの下では体調を考えて登りましょう。 たどり着いた宝登山山頂は広く、北西が開けて両神山や秩父山塊の眺めが抜群です。山頂下部は春、ロウバイの名所として有名です。時間があれば御朱印をいただける宝登山神社奥社へも立ち寄ってみて下さい。 下山は標識に従いつづら折れの緩やかな道を下り、1時間ほどで麓の宝登山神社下社に着きます。食堂や土産物屋の並んだ広い参道を進み、大鳥居をくぐればわずかで長瀞駅に着きます。 -
扇沢から爺ヶ岳へ
- 1泊2日
- 8時間45分
- 13.7km
扇沢から爺ヶ岳へ
- 1泊2日
- 8時間45分
- 13.7km
扇沢と種池を結ぶ柏原新道は、穏やかで歩きやすいうえ、大変よく整備されている初心者にも安心なコースです。往路復路、どちらの利用にも適しています。 まずは登山口へ。近年、登山口を見つけられず迷う方がいると聞きますが、登山口は扇沢のバスターミナルから車道(バスで来た道)を15分ほど下った鉄橋のたもとにあります。柏原新道入口には大きな標識がありますので確認して入山して下さい。マイカーの場合、登山口付近にある駐車場を利用しますが、ハイシーズンは満車のことが多いです。山麓の大町市街に駐車して、バスまたはタクシーで扇沢に向かうことも検討しましょう。 標識を確認して登山道に入り、堰堤を過ぎると、「モミジ坂」と呼ばれる急坂に差し掛かります。しばらくは辛抱。樹林の中をつづら折りに登り、八ヶ岳が見えるという「八ツ見ベンチ」を過ぎると、小さなケルンが建つ地点に至って坂は緩やかになり、稜線の種池山荘が視界に入ってきます。 道は爺ヶ岳南尾根の西側山腹に沿って伸びています。おおむね樹林の中を行きますが、ところどころで針ノ木岳、蓮華岳の姿が見えます。途中の「石ベンチ」は休憩に適しています。アザミ沢と呼ばれる涸れ沢を過ぎると、もう一本涸れ沢に出合います。落石が起きやすいので注意して、すばやく通過して下さい。ひとがんばりで「富士見坂」、ついで「鉄砲坂」と呼ばれる短い急坂を越えると、種池山荘の建つ稜線に出る。付近はコバイケイソウやチングルマの大群落地です。花期(7月下旬)、稜線一帯は白く彩られます。 種池山荘の前で岩小屋沢岳への道を分け、右に進んで爺ヶ岳に向かいます。道中はどこも好展望。目の前の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳はもちろん、立山連峰や剱岳など、北アルプスの主な山を見渡せる抜群のビューポイントです。 広がるハイマツの間を抜けてゆるやかな坂を登ると、爺ヶ岳南峰に至ります。ここも好展望で、となりの爺ヶ岳中峰もよく見えます。南峰から中峰へも稜線通しに進みます。爺ヶ岳は3つの峰に分かれていますが、山頂に立てるのは南峰と中峰のみです。実質的に爺ヶ岳中峰が山頂と言えます。 帰路は往路を戻ります。爺ヶ岳から冷池山荘、鹿島槍ヶ岳へ向かう道については扇沢から鹿島槍ヶ岳へ(コースガイド)を参照。なお南峰、中峰山頂直下には巻き道があります。山頂を踏まず冷池山荘へ向かう場合は、こちらを歩いてもよいでしょう。扇沢と種池を結ぶ柏原新道は、穏やかで歩きやすいうえ、大変よく整備されている初心者にも安心なコースです。往路復路、どちらの利用にも適しています。 まずは登山口へ。近年、登山口を見つけられず迷う方がいると聞きますが、登山口は扇沢のバスターミナルから車道(バスで来た道)を15分ほど下った鉄橋のたもとにあります。柏原新道入口には大きな標識がありますので確認して入山して下さい。マイカーの場合、登山口付近にある駐車場を利用しますが、ハイシーズンは満車のことが多いです。山麓の大町市街に駐車して、バスまたはタクシーで扇沢に向かうことも検討しましょう。 標識を確認して登山道に入り、堰堤を過ぎると、「モミジ坂」と呼ばれる急坂に差し掛かります。しばらくは辛抱。樹林の中をつづら折りに登り、八ヶ岳が見えるという「八ツ見ベンチ」を過ぎると、小さなケルンが建つ地点に至って坂は緩やかになり、稜線の種池山荘が視界に入ってきます。 道は爺ヶ岳南尾根の西側山腹に沿って伸びています。おおむね樹林の中を行きますが、ところどころで針ノ木岳、蓮華岳の姿が見えます。途中の「石ベンチ」は休憩に適しています。アザミ沢と呼ばれる涸れ沢を過ぎると、もう一本涸れ沢に出合います。落石が起きやすいので注意して、すばやく通過して下さい。ひとがんばりで「富士見坂」、ついで「鉄砲坂」と呼ばれる短い急坂を越えると、種池山荘の建つ稜線に出る。付近はコバイケイソウやチングルマの大群落地です。花期(7月下旬)、稜線一帯は白く彩られます。 種池山荘の前で岩小屋沢岳への道を分け、右に進んで爺ヶ岳に向かいます。道中はどこも好展望。目の前の爺ヶ岳、鹿島槍ヶ岳はもちろん、立山連峰や剱岳など、北アルプスの主な山を見渡せる抜群のビューポイントです。 広がるハイマツの間を抜けてゆるやかな坂を登ると、爺ヶ岳南峰に至ります。ここも好展望で、となりの爺ヶ岳中峰もよく見えます。南峰から中峰へも稜線通しに進みます。爺ヶ岳は3つの峰に分かれていますが、山頂に立てるのは南峰と中峰のみです。実質的に爺ヶ岳中峰が山頂と言えます。 帰路は往路を戻ります。爺ヶ岳から冷池山荘、鹿島槍ヶ岳へ向かう道については扇沢から鹿島槍ヶ岳へ(コースガイド)を参照。なお南峰、中峰山頂直下には巻き道があります。山頂を踏まず冷池山荘へ向かう場合は、こちらを歩いてもよいでしょう。 -
室堂から立山主峰、雄山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 4.91km
室堂から立山主峰、雄山へ
- 日帰り
- 3時間50分
- 4.91km
立山黒部アルペンルートの中心地、室堂ターミナルから出発します。室堂ターミナル広場には『玉殿の湧水』があるので、水分補給し石畳の登山路を一ノ越に向け歩き始めます。室堂平周辺は高山植物の宝庫で、チングルマ・イワイチョウ・ミヤマキンバイ・シナノキンバイ等の華麗な花々が目を楽しませてくれます。更に運が良ければ、特別天然記念物ライチョウに会うことも出来ます。 江戸中期1726年に建てられた日本最古の山小屋で国の重要文化財『立山室堂』の横を通り、更に石畳の登山路を進みます。途中、夏場も残る雪渓を数本わたり、つづら折りの石畳の階段を進んでいくと、祓堂に到着です。祓堂は、かつての立山信仰で下界と神域との境界とされていました。神の聖域を汚さぬため周囲に流れる祓川で身を清め、白袈裟や白足袋などの装束に着替え、その先に進んで行ったそうです。 程なく標高2700mの一ノ越へ至ります。一ノ越には一の越山荘がありバイオトイレを完備しています。 室堂平から続いた石畳の道はここで終わり、一ノ越からは大小の岩石が混在するガレ場の急登になります。浮石や落石などには十分注意が必要です。雄山山頂までは、一ノ越・二ノ越・三ノ越・四ノ越・五ノ越に区切られ、それぞれに小さな祠があります。かつては神様の御神体になぞられており、一ノ越は『足首』二ノ越は『膝』・三ノ越は『腰』・四ノ越は『肩』・五ノ越は『喉』そして山頂は『頭』にあたり、烏瑟に喩えられていました。 三ノ越近くの巨岩には、皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が御製された“立山の空にそびゆる雄々しさにならえとぞ思ふ御代の姿も”の碑文が刻まれています。三ノ越は広く開けた緩斜面で、休憩ポイントに最適です。眺めも良く槍ヶ岳や穂高連峰・水晶岳・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳等、北アルプスや・白山、更に天気が良ければ遠くに富士山も望めます。 一休みし、山頂へ向け四ノ越の急登を進みます。この辺りは標高が高く空気も薄くなります。呼吸を整えながら登り四ノ越の祠を過ぎると山頂は間近です。 鳥居をくぐると五ノ越の祠があります。最後の岩場を登ると、標高3003m雄山山頂に到着。山頂には『雄山神社 峰本社』があり夏山シーズン中は、参拝料を納めると宮司よる御祈祷が受けられます。 山頂西側の斜面には2012年氷河に認定された御前沢雪渓を見ることが出来ます。 下山は来た道を戻ります。一ノ越までは、スリップ・転倒・滑落に注意しながら下りましょう。その先は雪渓を越え石畳の道を下れば出発した室堂ターミナルへ辿り着きます。立山黒部アルペンルートの中心地、室堂ターミナルから出発します。室堂ターミナル広場には『玉殿の湧水』があるので、水分補給し石畳の登山路を一ノ越に向け歩き始めます。室堂平周辺は高山植物の宝庫で、チングルマ・イワイチョウ・ミヤマキンバイ・シナノキンバイ等の華麗な花々が目を楽しませてくれます。更に運が良ければ、特別天然記念物ライチョウに会うことも出来ます。 江戸中期1726年に建てられた日本最古の山小屋で国の重要文化財『立山室堂』の横を通り、更に石畳の登山路を進みます。途中、夏場も残る雪渓を数本わたり、つづら折りの石畳の階段を進んでいくと、祓堂に到着です。祓堂は、かつての立山信仰で下界と神域との境界とされていました。神の聖域を汚さぬため周囲に流れる祓川で身を清め、白袈裟や白足袋などの装束に着替え、その先に進んで行ったそうです。 程なく標高2700mの一ノ越へ至ります。一ノ越には一の越山荘がありバイオトイレを完備しています。 室堂平から続いた石畳の道はここで終わり、一ノ越からは大小の岩石が混在するガレ場の急登になります。浮石や落石などには十分注意が必要です。雄山山頂までは、一ノ越・二ノ越・三ノ越・四ノ越・五ノ越に区切られ、それぞれに小さな祠があります。かつては神様の御神体になぞられており、一ノ越は『足首』二ノ越は『膝』・三ノ越は『腰』・四ノ越は『肩』・五ノ越は『喉』そして山頂は『頭』にあたり、烏瑟に喩えられていました。 三ノ越近くの巨岩には、皇太子裕仁親王(後の昭和天皇)が御製された“立山の空にそびゆる雄々しさにならえとぞ思ふ御代の姿も”の碑文が刻まれています。三ノ越は広く開けた緩斜面で、休憩ポイントに最適です。眺めも良く槍ヶ岳や穂高連峰・水晶岳・笠ヶ岳・黒部五郎岳・薬師岳等、北アルプスや・白山、更に天気が良ければ遠くに富士山も望めます。 一休みし、山頂へ向け四ノ越の急登を進みます。この辺りは標高が高く空気も薄くなります。呼吸を整えながら登り四ノ越の祠を過ぎると山頂は間近です。 鳥居をくぐると五ノ越の祠があります。最後の岩場を登ると、標高3003m雄山山頂に到着。山頂には『雄山神社 峰本社』があり夏山シーズン中は、参拝料を納めると宮司よる御祈祷が受けられます。 山頂西側の斜面には2012年氷河に認定された御前沢雪渓を見ることが出来ます。 下山は来た道を戻ります。一ノ越までは、スリップ・転倒・滑落に注意しながら下りましょう。その先は雪渓を越え石畳の道を下れば出発した室堂ターミナルへ辿り着きます。 -
大正池から明神へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 11.1km
大正池から明神へ
- 日帰り
- 3時間20分
- 11.1km
北アルプスの玄関口である上高地は、河童橋や多くの宿泊施設が並び、雄大な景色が広がる山岳リゾートとして多くの観光客が訪れます。そのなかで、大正池畔から明神まで整備されている上高地自然研究路は、高低差が少なく老若男女を問わず上高地の自然を楽しめるプチトレッキングコースです。 上高地行きのバスで釜トンネルを抜け、大正池バス停で下車します。大正池ホテルの脇から下ると、すぐに大正池の湖畔に出ます。 大正池を手前にして扇のように広がる岳沢の上に明神岳と前穂高、さらに吊尾根を経て奥穂高の山々が連なり、これぞ上高地という定番風景です。しっかり目に焼きつけた後、しばらく木道を進みます。やがて広々とザレた地点まで来ると、今度は枯れ木が幾本も立つ湖水の向こうに堂々とそびえる活火山の焼岳の端麗な姿に見とれてしまいます。しばらく林の中を行くと田代湿原。さらに右手の木道へと進むと田代池ですが、池というよりは美しい流れのようです。 この先で、樹林帯を行くコースと川沿いのコースに分かれますが、田代橋手前で一緒になります。田代橋のたもとには、東屋と近くにトイレがあります。ここから梓川左岸を進めばバスターミナルや河童橋方面に抜けられます。 田代橋を渡って梓川右岸を進みます。まもなく日本アルプスの父とも呼ばれるウォルター・ウェストンのレリーフがあるウェストン広場です。ここでは毎年6月第一日曜日前日ウェストン祭が開かれます。この先、徐々に観光客が増え、賑やかになってくると河童橋はすぐ近く。橋から望む穂高は絶景の一言に尽きます。 橋は渡らずに進み、木道の整備された岳沢湿原に着きます。ニッコウキスゲなどが咲き、六百山が正面に望めます。木道を抜け岳沢方面への分岐を過ぎ、樹間の散策路を進むと、やがて明神です。 橋の手前を左に折れ、嘉門次小屋を過ぎると穂高神社の奥宮がある明神池。ふたつに分かれている池は穂高神社の神域で、拝観料を支払って入ります。穏やかな湖水とせり上がる明神岳が望め、一度は見てみたい景色です。 再び梓川の河畔に戻り、明神橋を渡ります。明神館前で右折して上高地を目指します。ゆるやかなアップダウンの道を歩き、キャンプ施設の整った小梨平を抜けると左手にビジターセンターが現れます。なお、小梨平の梓川畔に出てみると、そこからの岳沢の眺めが圧巻です。 小梨平から観光客でにぎわう河童橋のたもとを抜けて上高地バスターミナルへと向かいます。北アルプスの玄関口である上高地は、河童橋や多くの宿泊施設が並び、雄大な景色が広がる山岳リゾートとして多くの観光客が訪れます。そのなかで、大正池畔から明神まで整備されている上高地自然研究路は、高低差が少なく老若男女を問わず上高地の自然を楽しめるプチトレッキングコースです。 上高地行きのバスで釜トンネルを抜け、大正池バス停で下車します。大正池ホテルの脇から下ると、すぐに大正池の湖畔に出ます。 大正池を手前にして扇のように広がる岳沢の上に明神岳と前穂高、さらに吊尾根を経て奥穂高の山々が連なり、これぞ上高地という定番風景です。しっかり目に焼きつけた後、しばらく木道を進みます。やがて広々とザレた地点まで来ると、今度は枯れ木が幾本も立つ湖水の向こうに堂々とそびえる活火山の焼岳の端麗な姿に見とれてしまいます。しばらく林の中を行くと田代湿原。さらに右手の木道へと進むと田代池ですが、池というよりは美しい流れのようです。 この先で、樹林帯を行くコースと川沿いのコースに分かれますが、田代橋手前で一緒になります。田代橋のたもとには、東屋と近くにトイレがあります。ここから梓川左岸を進めばバスターミナルや河童橋方面に抜けられます。 田代橋を渡って梓川右岸を進みます。まもなく日本アルプスの父とも呼ばれるウォルター・ウェストンのレリーフがあるウェストン広場です。ここでは毎年6月第一日曜日前日ウェストン祭が開かれます。この先、徐々に観光客が増え、賑やかになってくると河童橋はすぐ近く。橋から望む穂高は絶景の一言に尽きます。 橋は渡らずに進み、木道の整備された岳沢湿原に着きます。ニッコウキスゲなどが咲き、六百山が正面に望めます。木道を抜け岳沢方面への分岐を過ぎ、樹間の散策路を進むと、やがて明神です。 橋の手前を左に折れ、嘉門次小屋を過ぎると穂高神社の奥宮がある明神池。ふたつに分かれている池は穂高神社の神域で、拝観料を支払って入ります。穏やかな湖水とせり上がる明神岳が望め、一度は見てみたい景色です。 再び梓川の河畔に戻り、明神橋を渡ります。明神館前で右折して上高地を目指します。ゆるやかなアップダウンの道を歩き、キャンプ施設の整った小梨平を抜けると左手にビジターセンターが現れます。なお、小梨平の梓川畔に出てみると、そこからの岳沢の眺めが圧巻です。 小梨平から観光客でにぎわう河童橋のたもとを抜けて上高地バスターミナルへと向かいます。 -
土小屋から石鎚山頂へ(土小屋コース)
- 日帰り
- 3時間50分
- 8.5km
土小屋から石鎚山頂へ(土小屋コース)
- 日帰り
- 3時間50分
- 8.5km
土小屋は石鎚の登山口としては最高地点で、もっともポピュラーな登山基地です。この土小屋は南に延びる尾根の岩黒山・丸滝山・筒上山、手箱山にも足を延ばすこともでき、宿泊施設・レストラン・トイレなど充実した設備があります。 この土小屋コースは道中に道標が多くあり迷うことはありません。土小屋遥拝殿の下にあるルート説明の掲示板を見てこれから歩くルート確認をしておきましょう。 頂上との標高差500m程度と比較的なだらかな登山道を鶴ノ子ノ頭を含む山頂へ延びる尾根を南に北にかわしながらトラバースして進みます。道中4か所ルンゼ(沢筋)がありますが、これらは5月中旬頃まで雪渓が残り木道が雪の重圧で破壊される事もあるので歩行時には注意と、アイゼンの準備をお忘れなく。この土小屋ルートは南斜面に石鎚五葉松やモミ、ツガの針葉樹が多く、北斜面は秋に紅葉を見せてくれるブナ・カエデなどの落葉広葉樹が広がります。足元にはショウジョウバカマ、ヤマシャクヤク、アケボノツツジ、イシヅチザクラ、シコクフウロ、リンドウと季節ごとに高山植物が咲き誇ります。ベンチ3から直接岩峰の南尖峰へ登り詰めるいわゆる東稜ルートは近年技量不足の登山者が付けたと思われるロープなどの残置のせいかオーバーユースとなり山体崩壊が顕著になってきました。自然保護の見地からこのルートの使用は勧められません。現在は東稜の目印、ロープは毎年春に除去しています。二ノ鎖付近は平成25年に大規模に改装され緊急避難用の石鎚山公衆トイレ休憩所が設置されました。ここが最後のトイレなので利用してから頂上に向かいましょう。 二ノ鎖下の鳥居をくぐった辺りからは傾斜が増し、厳しい登山を強いられます。鎖場は行場でもあり、岩登りの経験が無ければ鎖場を迂回しましょう。ここから上部はすれ違い可能の鉄の階段が迂回路として設置されています。おおよそ25分から30分の登りで石鎚山(弥山)の頂上に到達します。 石鎚山というのは固有のピークを指すのではなく、南尖峰・天狗岳・弥山の主に3つのピークを合わせた岩峰群を指します。登山者の多くは弥山で下山しますが、最高峰の天狗岳に行くには鎖場同様ある程度の岩登りの経験が必要です。山体崩壊を防ぐ植生保護のためにペンキでルートが示されており、この天狗岳への道は行場の場所でもあるので軽はずみに歩きやすいからと言って脇道にそれることは避けましょう。 下山は往路を戻ります。土小屋は石鎚の登山口としては最高地点で、もっともポピュラーな登山基地です。この土小屋は南に延びる尾根の岩黒山・丸滝山・筒上山、手箱山にも足を延ばすこともでき、宿泊施設・レストラン・トイレなど充実した設備があります。 この土小屋コースは道中に道標が多くあり迷うことはありません。土小屋遥拝殿の下にあるルート説明の掲示板を見てこれから歩くルート確認をしておきましょう。 頂上との標高差500m程度と比較的なだらかな登山道を鶴ノ子ノ頭を含む山頂へ延びる尾根を南に北にかわしながらトラバースして進みます。道中4か所ルンゼ(沢筋)がありますが、これらは5月中旬頃まで雪渓が残り木道が雪の重圧で破壊される事もあるので歩行時には注意と、アイゼンの準備をお忘れなく。この土小屋ルートは南斜面に石鎚五葉松やモミ、ツガの針葉樹が多く、北斜面は秋に紅葉を見せてくれるブナ・カエデなどの落葉広葉樹が広がります。足元にはショウジョウバカマ、ヤマシャクヤク、アケボノツツジ、イシヅチザクラ、シコクフウロ、リンドウと季節ごとに高山植物が咲き誇ります。ベンチ3から直接岩峰の南尖峰へ登り詰めるいわゆる東稜ルートは近年技量不足の登山者が付けたと思われるロープなどの残置のせいかオーバーユースとなり山体崩壊が顕著になってきました。自然保護の見地からこのルートの使用は勧められません。現在は東稜の目印、ロープは毎年春に除去しています。二ノ鎖付近は平成25年に大規模に改装され緊急避難用の石鎚山公衆トイレ休憩所が設置されました。ここが最後のトイレなので利用してから頂上に向かいましょう。 二ノ鎖下の鳥居をくぐった辺りからは傾斜が増し、厳しい登山を強いられます。鎖場は行場でもあり、岩登りの経験が無ければ鎖場を迂回しましょう。ここから上部はすれ違い可能の鉄の階段が迂回路として設置されています。おおよそ25分から30分の登りで石鎚山(弥山)の頂上に到達します。 石鎚山というのは固有のピークを指すのではなく、南尖峰・天狗岳・弥山の主に3つのピークを合わせた岩峰群を指します。登山者の多くは弥山で下山しますが、最高峰の天狗岳に行くには鎖場同様ある程度の岩登りの経験が必要です。山体崩壊を防ぐ植生保護のためにペンキでルートが示されており、この天狗岳への道は行場の場所でもあるので軽はずみに歩きやすいからと言って脇道にそれることは避けましょう。 下山は往路を戻ります。 -
見ノ越から剣山頂へ
- 日帰り
- 2時間5分
- 4.1km
見ノ越から剣山頂へ
- 日帰り
- 2時間5分
- 4.1km
四国の山で一番奥深い山と言われている西日本第二の高峰剣山へは、高速道路=徳島道美馬ICもしくは脇町ICからつるぎ町貞光か、美馬市穴吹から国道をたどって登山基地である見ノ越に行くことができます。見ノ越にはJR徳島線の貞光駅・国道沿いの道の駅貞光から季節運行でバス便が運行されていますがバス便は極端に少ないので十分調べて利用して下さい。狭い道ですが自家用車の利用するのも一案でしょう。今回は登山初心者が楽しめるリフトを利用するルートを紹介します。まず見ノ越の二階建ての駐車場の隣にリフトの券売所があるのでそこで乗車券を準備し、一人掛けのリフトにザックを膝に置くようにして乗り込みましょう。15分ほど空中の散歩です。足元に咲く花々も楽しみつつ西島駅へ。ここからは西に延びる剣山系の丸石・三嶺などの眺望に感嘆することでしょう。西島駅は何本かのルートの起点となっており大剱神社に向かうにはその先の赤い鳥居くぐります。緩く登る道を30分進めば剣山の名前の由来の一つとされる大剣岩をご神体とする大剱神社に到着します。この神社の90m下に日本名水百選の剣山御神水の泉が湧いているので訪ねてみるのも良いでしょう。 大剱神社付近からは森林限界付近を歩きながらもう一つの神社である宝蔵石神社を目指します。山頂へはここを経由して剣山頂上ヒュッテ横の階段を上ってみると、ほどなく平家の馬場と呼ばれる頂上台地に出て一等三角点のある剣山山頂は目と鼻の先となります。この辺りからは四国の名だたる山が一望でき、天気が良ければ中国最高峰の伯耆大山も見ることができます。頂上一帯は笹原と登山道の保護のため木道が設置されています。ここへ至るどのルートも比較的短時間に登ることができ、8月には北面の行場に咲き誇るキレンゲショウマにも出会えます。 剣山頂上ヒュッテは四国で二番目に高いところにあるお宿で、宿泊はここに一泊することをお勧めします。ヒュッテでの食事は地元の食材が多く、献立に定評があります。季節毎のイベントもあるので何度でも訪れたくなる場所です。食事後は夕焼けや、夜全天に広がる星空を楽しむのも忘れずに。帰りは刀掛けの松のいわゆる尾根ルートを西島駅に向かいリフトで下るもいいですが、ブナや巨大なヒノキがある天然林を剣神社に下るのもお勧めします。鳥居をくぐり長い階段を下りれば見ノ越駐車場に着きます。 最近、剣山山頂南面にツキノワグマの目撃が多く報告されています。適切な対応を。四国の山で一番奥深い山と言われている西日本第二の高峰剣山へは、高速道路=徳島道美馬ICもしくは脇町ICからつるぎ町貞光か、美馬市穴吹から国道をたどって登山基地である見ノ越に行くことができます。見ノ越にはJR徳島線の貞光駅・国道沿いの道の駅貞光から季節運行でバス便が運行されていますがバス便は極端に少ないので十分調べて利用して下さい。狭い道ですが自家用車の利用するのも一案でしょう。今回は登山初心者が楽しめるリフトを利用するルートを紹介します。まず見ノ越の二階建ての駐車場の隣にリフトの券売所があるのでそこで乗車券を準備し、一人掛けのリフトにザックを膝に置くようにして乗り込みましょう。15分ほど空中の散歩です。足元に咲く花々も楽しみつつ西島駅へ。ここからは西に延びる剣山系の丸石・三嶺などの眺望に感嘆することでしょう。西島駅は何本かのルートの起点となっており大剱神社に向かうにはその先の赤い鳥居くぐります。緩く登る道を30分進めば剣山の名前の由来の一つとされる大剣岩をご神体とする大剱神社に到着します。この神社の90m下に日本名水百選の剣山御神水の泉が湧いているので訪ねてみるのも良いでしょう。 大剱神社付近からは森林限界付近を歩きながらもう一つの神社である宝蔵石神社を目指します。山頂へはここを経由して剣山頂上ヒュッテ横の階段を上ってみると、ほどなく平家の馬場と呼ばれる頂上台地に出て一等三角点のある剣山山頂は目と鼻の先となります。この辺りからは四国の名だたる山が一望でき、天気が良ければ中国最高峰の伯耆大山も見ることができます。頂上一帯は笹原と登山道の保護のため木道が設置されています。ここへ至るどのルートも比較的短時間に登ることができ、8月には北面の行場に咲き誇るキレンゲショウマにも出会えます。 剣山頂上ヒュッテは四国で二番目に高いところにあるお宿で、宿泊はここに一泊することをお勧めします。ヒュッテでの食事は地元の食材が多く、献立に定評があります。季節毎のイベントもあるので何度でも訪れたくなる場所です。食事後は夕焼けや、夜全天に広がる星空を楽しむのも忘れずに。帰りは刀掛けの松のいわゆる尾根ルートを西島駅に向かいリフトで下るもいいですが、ブナや巨大なヒノキがある天然林を剣神社に下るのもお勧めします。鳥居をくぐり長い階段を下りれば見ノ越駐車場に着きます。 最近、剣山山頂南面にツキノワグマの目撃が多く報告されています。適切な対応を。 -
中尾山高原から丸笹山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 8.3km
中尾山高原から丸笹山へ
- 日帰り
- 4時間10分
- 8.3km
穴吹川の上流に位置する中尾山高原は、剣山の北東、丸笹山・赤帽子山から連なる標高1,000mの高原で大森ノ池を中心としたアウトドア施設があります。ここを起点としたミニ縦走も楽しめます。その縦走の始まりはこの施設内から歩き始めますが注意しないといけないのは、グラススキー場の芝の中を通らないことです。幸いゲレンデ沿いに整備された遊歩道がありますので標識に従ってください。ログハウス横から中尾山の頂上には50分ほどで展望はあまりありませんが休憩するには都合のよい中尾山南峰の頂上に登れます。頂上へは北の樹林の中へ5分ほどヤブの中を移動しなければなりません。 赤帽子山へは忠実に目印のテープに従い、広葉樹林帯を抜け笹原を登ると360度展望の利くピークに出ます。三角点と頂上は少し離れていますが、そこは笹の高原を行くさわやかな歩行時間を提供してくれるでしょう。先へ進みアップダウンを繰り返すと鞍部に出ます。そこに標識があり40分ほど下れば国道438号に直接下りることができる道の分岐あります。中尾山と赤帽子山のミニ縦走であればここで下りればよいでしょう。 丸笹方向へはその分岐を西に向かいます。ほどなくして平坦部に出て、丸笹山ピークには源流への分岐から20分ほどで到着します。山頂から直接ゴールのラ・フォーレつるぎ山に下りるのも良いですが一度源流への分岐に戻り貞光川の源流を経由して、そこでノドを潤して下山するのもよいでしょう。このルートは苔の美しさで知られています。源流の水は清らかに涸れることなく苔の覆う谷間を流れ、つるぎ町の貞光川に注がれています。 下山すればそこは夫婦池という所で、宿泊施設でもあるラ・フォーレつるぎ山は冬期以外の期間は日帰りの温泉を利用できます。おしゃれなレストランでは食事を摂ることもでき、薪ストーブの燃えるラウンジは登山以外でも楽しめる癒しの場所となってまいます。ここは西に続くある塔ノ丸の登山の拠点にもなります。積雪期は塔ノ丸、丸笹山、赤帽子山は初心者の雪山経験・トレーニングにもってこいの山になります。丸笹山は徳島県の県民の森に指定されていて、花の百名山にも選ばれ、4月〜6月にはワチガイソウが出迎えてくれます。穴吹川の上流に位置する中尾山高原は、剣山の北東、丸笹山・赤帽子山から連なる標高1,000mの高原で大森ノ池を中心としたアウトドア施設があります。ここを起点としたミニ縦走も楽しめます。その縦走の始まりはこの施設内から歩き始めますが注意しないといけないのは、グラススキー場の芝の中を通らないことです。幸いゲレンデ沿いに整備された遊歩道がありますので標識に従ってください。ログハウス横から中尾山の頂上には50分ほどで展望はあまりありませんが休憩するには都合のよい中尾山南峰の頂上に登れます。頂上へは北の樹林の中へ5分ほどヤブの中を移動しなければなりません。 赤帽子山へは忠実に目印のテープに従い、広葉樹林帯を抜け笹原を登ると360度展望の利くピークに出ます。三角点と頂上は少し離れていますが、そこは笹の高原を行くさわやかな歩行時間を提供してくれるでしょう。先へ進みアップダウンを繰り返すと鞍部に出ます。そこに標識があり40分ほど下れば国道438号に直接下りることができる道の分岐あります。中尾山と赤帽子山のミニ縦走であればここで下りればよいでしょう。 丸笹方向へはその分岐を西に向かいます。ほどなくして平坦部に出て、丸笹山ピークには源流への分岐から20分ほどで到着します。山頂から直接ゴールのラ・フォーレつるぎ山に下りるのも良いですが一度源流への分岐に戻り貞光川の源流を経由して、そこでノドを潤して下山するのもよいでしょう。このルートは苔の美しさで知られています。源流の水は清らかに涸れることなく苔の覆う谷間を流れ、つるぎ町の貞光川に注がれています。 下山すればそこは夫婦池という所で、宿泊施設でもあるラ・フォーレつるぎ山は冬期以外の期間は日帰りの温泉を利用できます。おしゃれなレストランでは食事を摂ることもでき、薪ストーブの燃えるラウンジは登山以外でも楽しめる癒しの場所となってまいます。ここは西に続くある塔ノ丸の登山の拠点にもなります。積雪期は塔ノ丸、丸笹山、赤帽子山は初心者の雪山経験・トレーニングにもってこいの山になります。丸笹山は徳島県の県民の森に指定されていて、花の百名山にも選ばれ、4月〜6月にはワチガイソウが出迎えてくれます。 -
五色温泉からアンヌプリ、ヒラフ・鏡沼・見返坂
- 日帰り
- 4時間20分
- 7.7km
五色温泉からアンヌプリ、ヒラフ・鏡沼・見返坂
- 日帰り
- 4時間20分
- 7.7km
夏期(7~10月)、JRニセコ駅から五色温泉まで路線バスが運行され、終点「五色温泉郷」で下車。向かいにはニセコ野営場もあります。この先、水・トイレはありません。キャンプ場横が登山口です。 広かった道が20分ほどで狭まり斜度もでて、右手から見返坂コースと合流します。傾斜が増すと、登山道もジグザグに切られ、尾根に出ると、左手に白い地肌のイワオヌプリの山容が印象的です。 標高1065m展望台のすぐ先に「山頂へ1000m」という標識があり、本格的な登りとなります。足場もガレていますが、慎重に高度を稼ぎ、左手前に構造物が見えてくると、山頂はもうすぐです。ニセコアンヌプリ頂上部は比較的広く、小さな避難小屋がありますが、無人、かつ水・トイレはありません。 下りは、鏡沼・ヒラフスキー場へは東へ、展望の良い草付きを下ります。クマ笹・灌木から樹林帯に入り、ジャコ川の谷頭を通過すると、間もなく花園第3リフト(12/18支柱:)に出ます。付近は広いガレ場(冬のゲレンデ)のため登山道を見失いやすいので要注意です。ゲレンデを横断すると、鏡沼分岐に到着。左は鏡沼、右はヒラフスキー場への道になります。 鏡沼へは、再び花園第3リフト(6/18支柱)に出て、北へ。スキー場管理道路を横断すると、ほどなく鏡沼に到着します。鏡沼からは、少し戻って道道58号へ。あるいは先に進んでニセコ東急ゴルフコースに向かいます。 ヒラフスキー場へは更に1つゲレンデを横断し、作業道を少し北へ歩いて、冬のホリデーコース、ホリデー第1リフト終点・望羊荘を経て、キング第1リフト沿いに下りひらふスキー場バス停へ。 山頂からアンヌプリスキー場・ヒラフスキー場ゴンドラ利用は南西へ下ります。ニセコビレッジスキー場のリフト終点南方で両ゴンドラコースの分岐となります。アンヌプリスキー場へはジャンボ第4リフト沿いに、ヒラフスキー場へはキング第4リフトを下ります。 見返坂登山口へは、五色温泉コースを下り、855m標高点の下で、左へ。作業道から見返坂を経て、登山口へ。バス停へは更に30分弱必要です。夏期(7~10月)、JRニセコ駅から五色温泉まで路線バスが運行され、終点「五色温泉郷」で下車。向かいにはニセコ野営場もあります。この先、水・トイレはありません。キャンプ場横が登山口です。 広かった道が20分ほどで狭まり斜度もでて、右手から見返坂コースと合流します。傾斜が増すと、登山道もジグザグに切られ、尾根に出ると、左手に白い地肌のイワオヌプリの山容が印象的です。 標高1065m展望台のすぐ先に「山頂へ1000m」という標識があり、本格的な登りとなります。足場もガレていますが、慎重に高度を稼ぎ、左手前に構造物が見えてくると、山頂はもうすぐです。ニセコアンヌプリ頂上部は比較的広く、小さな避難小屋がありますが、無人、かつ水・トイレはありません。 下りは、鏡沼・ヒラフスキー場へは東へ、展望の良い草付きを下ります。クマ笹・灌木から樹林帯に入り、ジャコ川の谷頭を通過すると、間もなく花園第3リフト(12/18支柱:)に出ます。付近は広いガレ場(冬のゲレンデ)のため登山道を見失いやすいので要注意です。ゲレンデを横断すると、鏡沼分岐に到着。左は鏡沼、右はヒラフスキー場への道になります。 鏡沼へは、再び花園第3リフト(6/18支柱)に出て、北へ。スキー場管理道路を横断すると、ほどなく鏡沼に到着します。鏡沼からは、少し戻って道道58号へ。あるいは先に進んでニセコ東急ゴルフコースに向かいます。 ヒラフスキー場へは更に1つゲレンデを横断し、作業道を少し北へ歩いて、冬のホリデーコース、ホリデー第1リフト終点・望羊荘を経て、キング第1リフト沿いに下りひらふスキー場バス停へ。 山頂からアンヌプリスキー場・ヒラフスキー場ゴンドラ利用は南西へ下ります。ニセコビレッジスキー場のリフト終点南方で両ゴンドラコースの分岐となります。アンヌプリスキー場へはジャンボ第4リフト沿いに、ヒラフスキー場へはキング第4リフトを下ります。 見返坂登山口へは、五色温泉コースを下り、855m標高点の下で、左へ。作業道から見返坂を経て、登山口へ。バス停へは更に30分弱必要です。 -
ニセコ沼めぐり
- 日帰り
- 5時間35分
- 13.2km
ニセコ沼めぐり
- 日帰り
- 5時間35分
- 13.2km
五色温泉郷からお花畑へ登り、右にイワオヌプリ、左にニトヌプリとコースは分れます。ここを直進します。 右イワオヌプリ、左小イワオヌプリのコルから下ると硫黄川上流に出ます。硫黄鉱山跡は裸地となり、登山道も不明瞭なので慎重に。視界不良時・残雪期は要注意です。 川を渡ると登りとなりますが、ほどなく大沼へ。大沼はダケカンバに囲まれ、イワオヌプリを映し出す静かで美しい沼です。 大沼から35分ほどで、大谷地が見えてきます。標高約730mの高層湿原です。ネマガリダケの竹床に、日本ではここでしか見られないというフサスギナを認めることができます。 大谷地を抜けるとニセコパノラマライン(道道66号)に出ます。道路から大谷地の全景を見渡せます。駐車場からは特にすばらしい景色が広がります。 舗装道路を横断し、南西へ向かうと25分ほどで神仙沼へ。神仙沼は標高770m。数あるニセコの沼の中で最も美しいといわれます。池塘が点在し、木道を進みます。 湿原を抜け、レストハウス方面と分れ、左手のササ原を進むと、まもなく小川を渡ります。砂利道に変わり、右手に続く作業道を通過すると、すぐ築堤のある長沼に着きます。人造湖ながら原生林に囲まれ、チセヌプリとのコントラストが美しい静かな沼です。 長沼を過ぎると上り坂に変わり、20分ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳のコル、ビーナスの丘に出ます。ここから右へ進むと30分ほどで静かで美しいシャクナゲ沼に到着します。引き返してビーナスの丘、長沼を経て神仙沼レストハウスへ。以前はビーナスの丘からチセヌプリ西縁のチセヌプリスキー場を経て湯本温泉へ下ることが出来ましたが、刈り払いされず、ほぼ廃道状況で、残雪期のみ通行可能です。五色温泉から神仙沼まで約3時間。シャクナゲ沼を加えると約5時間コース。逆縦走も可能なので、バス便などで考えるとよいでしょう。10月の紅葉と6月の新緑がおすすめですが、秋は神仙沼が混雑します。五色温泉郷からお花畑へ登り、右にイワオヌプリ、左にニトヌプリとコースは分れます。ここを直進します。 右イワオヌプリ、左小イワオヌプリのコルから下ると硫黄川上流に出ます。硫黄鉱山跡は裸地となり、登山道も不明瞭なので慎重に。視界不良時・残雪期は要注意です。 川を渡ると登りとなりますが、ほどなく大沼へ。大沼はダケカンバに囲まれ、イワオヌプリを映し出す静かで美しい沼です。 大沼から35分ほどで、大谷地が見えてきます。標高約730mの高層湿原です。ネマガリダケの竹床に、日本ではここでしか見られないというフサスギナを認めることができます。 大谷地を抜けるとニセコパノラマライン(道道66号)に出ます。道路から大谷地の全景を見渡せます。駐車場からは特にすばらしい景色が広がります。 舗装道路を横断し、南西へ向かうと25分ほどで神仙沼へ。神仙沼は標高770m。数あるニセコの沼の中で最も美しいといわれます。池塘が点在し、木道を進みます。 湿原を抜け、レストハウス方面と分れ、左手のササ原を進むと、まもなく小川を渡ります。砂利道に変わり、右手に続く作業道を通過すると、すぐ築堤のある長沼に着きます。人造湖ながら原生林に囲まれ、チセヌプリとのコントラストが美しい静かな沼です。 長沼を過ぎると上り坂に変わり、20分ほどでチセヌプリとシャクナゲ岳のコル、ビーナスの丘に出ます。ここから右へ進むと30分ほどで静かで美しいシャクナゲ沼に到着します。引き返してビーナスの丘、長沼を経て神仙沼レストハウスへ。以前はビーナスの丘からチセヌプリ西縁のチセヌプリスキー場を経て湯本温泉へ下ることが出来ましたが、刈り払いされず、ほぼ廃道状況で、残雪期のみ通行可能です。五色温泉から神仙沼まで約3時間。シャクナゲ沼を加えると約5時間コース。逆縦走も可能なので、バス便などで考えるとよいでしょう。10月の紅葉と6月の新緑がおすすめですが、秋は神仙沼が混雑します。 -
六合目から駒ヶ岳・馬ノ背へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4.1km
六合目から駒ヶ岳・馬ノ背へ
- 日帰り
- 2時間0分
- 4.1km
JR赤井川駅または函館バス「年金保養地入口」が最寄りですが、7kmの車道歩行が必要です。車ならば道央自動車道大沼公園ICから国道5号線に出た「保養基地入口」交差点を北へ直進します。道路標示に気をつけて進むと舗装の駒ヶ岳登山道に入り、最後の未舗装1kmで登山口(六合目)に着きます。駐車スペースは広くトイレはありますが、水はありません。 登山口は、標高約490m。火山灰の道はザレており洗堀されることもあるので注意しましょう。30分も歩くと銚子口分岐に着きます。銚子口コースは現在閉鎖されています。 なお登山標識の距離は、頂上を馬ノ背として表示しています。 分岐付近からは次第に傾斜もきつくなりますが、火山礫の間にシラタマノキなどの高山植物も見られるようになります。振り返ると大沼が眼下に広がり、函館山が海上に突き出て見えます。 歩道の傾斜が緩やかになると、間もなく馬ノ背へ。正面には砂原岳、左手にはゴツゴツとした剣ヶ峰が一望でき、右手は墨田盛へと続いています。正面から墨田盛方向には火口と地割れがあるので、歩道以外は立ち入らないこと。岩礫の間にはイワギキョウなどを見ることができます。 下りは往路を戻ります。登山規制以前は、標高650m付近から左手へ銚子口コースを下りることもできましたが、現在は使用禁止です。登山道も廃道化が進んでいます。JR赤井川駅または函館バス「年金保養地入口」が最寄りですが、7kmの車道歩行が必要です。車ならば道央自動車道大沼公園ICから国道5号線に出た「保養基地入口」交差点を北へ直進します。道路標示に気をつけて進むと舗装の駒ヶ岳登山道に入り、最後の未舗装1kmで登山口(六合目)に着きます。駐車スペースは広くトイレはありますが、水はありません。 登山口は、標高約490m。火山灰の道はザレており洗堀されることもあるので注意しましょう。30分も歩くと銚子口分岐に着きます。銚子口コースは現在閉鎖されています。 なお登山標識の距離は、頂上を馬ノ背として表示しています。 分岐付近からは次第に傾斜もきつくなりますが、火山礫の間にシラタマノキなどの高山植物も見られるようになります。振り返ると大沼が眼下に広がり、函館山が海上に突き出て見えます。 歩道の傾斜が緩やかになると、間もなく馬ノ背へ。正面には砂原岳、左手にはゴツゴツとした剣ヶ峰が一望でき、右手は墨田盛へと続いています。正面から墨田盛方向には火口と地割れがあるので、歩道以外は立ち入らないこと。岩礫の間にはイワギキョウなどを見ることができます。 下りは往路を戻ります。登山規制以前は、標高650m付近から左手へ銚子口コースを下りることもできましたが、現在は使用禁止です。登山道も廃道化が進んでいます。 -
キロロリゾートから余市岳へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 16.2km
キロロリゾートから余市岳へ
- 日帰り
- 5時間35分
- 16.2km
小樽から車で国道393号を30km。赤井川村のキロロリゾートへ向かい、終点のキロロリゾート下車。登山道へは、ホテル右手の林道から入ります。入口ゲートに登山届があり、3.9kmは林道歩きとなります。登山口には水・トイレもないので、ホテルで準備を整えます。 真の登山口は、スキー場の朝里第1リフトです。スキー場を離れて小沢の右岸を10分も進むと崖崩れの跡に出ます。この岩礫地の先で徒渉すると、道はしっかりしてきます。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなります。 右手に余市岳を望みつつ、標高差200mを登り切ると広い尾根に出ます。間もなく見晴台でゴンドラの道と、続いて白井川コースと合流します。白井川コースはほとんどササに覆われた廃道で見落としがちです。 あとは標高差250m、最後の登りです。ハイマツ回廊の尾根は地形図に現れないアップダウンもあり、思いの外時間がかかります。傾斜が緩くなって、山頂高原のお花畑に出て、まもなく余市岳山頂に着きます。 夏期キロロゴンドラが運航されていれば、縦走も楽しめます。来た道を戻り、1239m標高点で白井川コースと、見晴台でキロロ余市川コースと別れ、北北東へササに覆われた広い台地を進みます。1500m等高線沿いに北へ向かい、「山頂から3km」の標識を見て西へ向きを変え、ほどなく展望小屋に着くと、ゴンドラ山頂駅は目前です。あとはゴンドラでスタート地点のキロロリゾートまで下れます。 逆ルートも可能で、登りが楽な分だけ時間も短縮できます。ゴンドラの運航日・時刻を事前に確認しましょう。 白井川コースは残雪期のみ利用可能ですが、高度なルートファインディングも要求され、ヒグマの活動も活発なため、経験豊富なリーダーの同行が必要です。小樽から車で国道393号を30km。赤井川村のキロロリゾートへ向かい、終点のキロロリゾート下車。登山道へは、ホテル右手の林道から入ります。入口ゲートに登山届があり、3.9kmは林道歩きとなります。登山口には水・トイレもないので、ホテルで準備を整えます。 真の登山口は、スキー場の朝里第1リフトです。スキー場を離れて小沢の右岸を10分も進むと崖崩れの跡に出ます。この岩礫地の先で徒渉すると、道はしっかりしてきます。1014m標高点を過ぎると本格的な登りとなります。 右手に余市岳を望みつつ、標高差200mを登り切ると広い尾根に出ます。間もなく見晴台でゴンドラの道と、続いて白井川コースと合流します。白井川コースはほとんどササに覆われた廃道で見落としがちです。 あとは標高差250m、最後の登りです。ハイマツ回廊の尾根は地形図に現れないアップダウンもあり、思いの外時間がかかります。傾斜が緩くなって、山頂高原のお花畑に出て、まもなく余市岳山頂に着きます。 夏期キロロゴンドラが運航されていれば、縦走も楽しめます。来た道を戻り、1239m標高点で白井川コースと、見晴台でキロロ余市川コースと別れ、北北東へササに覆われた広い台地を進みます。1500m等高線沿いに北へ向かい、「山頂から3km」の標識を見て西へ向きを変え、ほどなく展望小屋に着くと、ゴンドラ山頂駅は目前です。あとはゴンドラでスタート地点のキロロリゾートまで下れます。 逆ルートも可能で、登りが楽な分だけ時間も短縮できます。ゴンドラの運航日・時刻を事前に確認しましょう。 白井川コースは残雪期のみ利用可能ですが、高度なルートファインディングも要求され、ヒグマの活動も活発なため、経験豊富なリーダーの同行が必要です。 -
南登山道から飯縄山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
南登山道から飯縄山へ
- 日帰り
- 4時間25分
- 9.3km
南登山道は、戸隠バードライン沿いにある飯綱登山口バス停から始まります。車の場合は、トイレもある一の鳥居苑地の駐車場を利用すると良いでしょう。別荘地を抜ける舗装された真っ直ぐな道を進むと、まず木製の鳥居があります。その後、左側にある石の鳥居から登山道となります。カラマツ林の中に緩やかに続く道を進み、林道を横切ると3つ目の鳥居をくぐります。周囲がミズナラなどの雑木林に変わると、第一不動明王の石仏が道の脇に置かれています。この先登山道沿いには、第十三虚空蔵菩薩まで十三体の石仏が次々に出てきます。標高を上げると尾根が狭まり、第九勢至菩薩を過ぎる辺りから傾斜がきつくなり始めます。第十一阿閦如来が置かれている駒つなぎの場は広場になっているので、休憩には最適です。 道はここから尾根を離れ、斜面を右にトラバースしていきます。その後は、急斜面の九十九折りとなり、2mほどの鎖が設置された岩を越えると富士見の水場です。九十九折りが終わると尾根に戻ります。すぐに天狗の硯岩と呼ばれる平らな岩があり、ここからは長野市街を見渡すことができます。第十三虚空蔵菩薩を過ぎると、周囲は背の低い笹原となり展望が開け、やがて西登山道と合流します。分岐を過ぎ最後の急登を登り切ると、飯縄大明神のあるピークに出ます。東側の一段下がった場所にある白い建物が神社の社です。このピークからの展望も素晴らしく、北アルプス方面、戸隠連峰が一望できます。ここから広い尾根を緩やかに下って、登り返したところが飯縄山山頂です。白い大きな標柱と方位盤が設置されています。 下山は、西登山道と南登山道の分岐まで戻ります。南登山道同様に西登山道の上部は笹原で、見通しの良い尾根道を下ります。正面に戸隠連峰を見ながら歩けるのが魅力です。標高を下げると樹林帯に入り、展望がなくなります。少々斜度があり、石がゴロゴロとしている場所を過ぎると次第に傾斜が緩くなり、萱ノ宮の祠と鳥居があります。ここから先は緩やかな尾根道となり、道幅も広がり、とても歩きやすくなります。林道を横切り、カラマツ林の中を更に高度を下げていくと、右に直角に曲がる林道への近道があります。そのまま直進しても林道にでますが、チビッコ忍者村方面へ行く場合は、この道を使うと良いでしょう。舗装された林道を右に進むと、チビッコ忍者村があり、その先に神告温泉があります。更に道を進めば戸隠神社中社に到着します。南登山道は、戸隠バードライン沿いにある飯綱登山口バス停から始まります。車の場合は、トイレもある一の鳥居苑地の駐車場を利用すると良いでしょう。別荘地を抜ける舗装された真っ直ぐな道を進むと、まず木製の鳥居があります。その後、左側にある石の鳥居から登山道となります。カラマツ林の中に緩やかに続く道を進み、林道を横切ると3つ目の鳥居をくぐります。周囲がミズナラなどの雑木林に変わると、第一不動明王の石仏が道の脇に置かれています。この先登山道沿いには、第十三虚空蔵菩薩まで十三体の石仏が次々に出てきます。標高を上げると尾根が狭まり、第九勢至菩薩を過ぎる辺りから傾斜がきつくなり始めます。第十一阿閦如来が置かれている駒つなぎの場は広場になっているので、休憩には最適です。 道はここから尾根を離れ、斜面を右にトラバースしていきます。その後は、急斜面の九十九折りとなり、2mほどの鎖が設置された岩を越えると富士見の水場です。九十九折りが終わると尾根に戻ります。すぐに天狗の硯岩と呼ばれる平らな岩があり、ここからは長野市街を見渡すことができます。第十三虚空蔵菩薩を過ぎると、周囲は背の低い笹原となり展望が開け、やがて西登山道と合流します。分岐を過ぎ最後の急登を登り切ると、飯縄大明神のあるピークに出ます。東側の一段下がった場所にある白い建物が神社の社です。このピークからの展望も素晴らしく、北アルプス方面、戸隠連峰が一望できます。ここから広い尾根を緩やかに下って、登り返したところが飯縄山山頂です。白い大きな標柱と方位盤が設置されています。 下山は、西登山道と南登山道の分岐まで戻ります。南登山道同様に西登山道の上部は笹原で、見通しの良い尾根道を下ります。正面に戸隠連峰を見ながら歩けるのが魅力です。標高を下げると樹林帯に入り、展望がなくなります。少々斜度があり、石がゴロゴロとしている場所を過ぎると次第に傾斜が緩くなり、萱ノ宮の祠と鳥居があります。ここから先は緩やかな尾根道となり、道幅も広がり、とても歩きやすくなります。林道を横切り、カラマツ林の中を更に高度を下げていくと、右に直角に曲がる林道への近道があります。そのまま直進しても林道にでますが、チビッコ忍者村方面へ行く場合は、この道を使うと良いでしょう。舗装された林道を右に進むと、チビッコ忍者村があり、その先に神告温泉があります。更に道を進めば戸隠神社中社に到着します。 -
斑尾山
- 日帰り
- 4時間0分
- 6.6km
斑尾山
- 日帰り
- 4時間0分
- 6.6km
大池からの登山口は、日帰り温泉施設「まだらおの湯」の脇からスタートします。遊具やマレットゴルフのコースがある脇を通り抜け、林道を歩きます。標柱のあるT字路を右へ進みます。別荘地を抜けると、次第に道幅が狭くなり、カラマツ林の中を緩やかに登っていきます。斑尾高原方面からの林道を横切って、木の階段がある登山道へ入ります。引き続き緩い傾斜の道を登っていくと、今度は舗装された林道に出ますので、これを左へ進みます。300mほど歩くと、斑尾山まで1,5kmの道標のある登山道入口があります。 ここで林道を外れて右へ進み登山道へ入ると、急坂になります。右側は、スギ林、左側はミズナラなどの雑木林です。一旦平らになった辺りからダケカンバが多くなり、傾斜も落ち着いてきます。ブナが増えてくると、山頂へと続く主稜線に出ます。最後はブナに囲まれた稜線を緩やかに登っていくと、斑尾山山頂です。石祠には十三体の薬師仏が祀られています。残念ながら山頂は展望がないので、天気の良い日は、西側のピークの大明神岳まで足を伸ばしてみましょう。ここからは野尻湖をはじめ、妙高山、黒姫山、飯縄山が良く見えます。 大明神岳を往復して再び斑尾山山頂へ戻ったら、左へ進みます。斑尾山の山頂は、長野、新潟の県境を歩くロングトレイル、「信越トレイル」の西側の起点になっていることもあって、万坂峠への下山ルートは信越トレイルのルートと同様になります。山頂から少し下って登り返すと、案内看板が置かれている北山頂です。ここは斑尾高原スキー場側とタングラムスキーサーカス側への分岐点で、万坂峠へは左の道を下ります。尾根上のブナ林が開けた場所からの展望も素晴らしいです。稜線上の小ピークから少し下ると、タングラムスキーサーカスの第2リフト終点に出ます。ここで道はさらにふたつに分かれます。左はタングラムスキーサーカスへ、右が県境に沿った万坂峠への道です。右へ進むと一度ブナ林に入りますが、すぐに斑尾高原スキー場のコースに出ます。コース内に付けられた九十九折りの道を下っていくと、次第に傾斜が緩くなっていきます。スキー場の案内看板がある場所で、コースが二股に分かれますが、万坂峠への道は右側のコースです。そのまま迂回コースを進み県道に出ると、そこが万坂峠です。スキー場のコースは敬遠されがちですが、ブナ林とダケカンバやシラカンバの林に挟まれたコースは、気持ち良く歩くことができます。時間があれば、続けて沼の原湿原を回るのもお勧めです。大池からの登山口は、日帰り温泉施設「まだらおの湯」の脇からスタートします。遊具やマレットゴルフのコースがある脇を通り抜け、林道を歩きます。標柱のあるT字路を右へ進みます。別荘地を抜けると、次第に道幅が狭くなり、カラマツ林の中を緩やかに登っていきます。斑尾高原方面からの林道を横切って、木の階段がある登山道へ入ります。引き続き緩い傾斜の道を登っていくと、今度は舗装された林道に出ますので、これを左へ進みます。300mほど歩くと、斑尾山まで1,5kmの道標のある登山道入口があります。 ここで林道を外れて右へ進み登山道へ入ると、急坂になります。右側は、スギ林、左側はミズナラなどの雑木林です。一旦平らになった辺りからダケカンバが多くなり、傾斜も落ち着いてきます。ブナが増えてくると、山頂へと続く主稜線に出ます。最後はブナに囲まれた稜線を緩やかに登っていくと、斑尾山山頂です。石祠には十三体の薬師仏が祀られています。残念ながら山頂は展望がないので、天気の良い日は、西側のピークの大明神岳まで足を伸ばしてみましょう。ここからは野尻湖をはじめ、妙高山、黒姫山、飯縄山が良く見えます。 大明神岳を往復して再び斑尾山山頂へ戻ったら、左へ進みます。斑尾山の山頂は、長野、新潟の県境を歩くロングトレイル、「信越トレイル」の西側の起点になっていることもあって、万坂峠への下山ルートは信越トレイルのルートと同様になります。山頂から少し下って登り返すと、案内看板が置かれている北山頂です。ここは斑尾高原スキー場側とタングラムスキーサーカス側への分岐点で、万坂峠へは左の道を下ります。尾根上のブナ林が開けた場所からの展望も素晴らしいです。稜線上の小ピークから少し下ると、タングラムスキーサーカスの第2リフト終点に出ます。ここで道はさらにふたつに分かれます。左はタングラムスキーサーカスへ、右が県境に沿った万坂峠への道です。右へ進むと一度ブナ林に入りますが、すぐに斑尾高原スキー場のコースに出ます。コース内に付けられた九十九折りの道を下っていくと、次第に傾斜が緩くなっていきます。スキー場の案内看板がある場所で、コースが二股に分かれますが、万坂峠への道は右側のコースです。そのまま迂回コースを進み県道に出ると、そこが万坂峠です。スキー場のコースは敬遠されがちですが、ブナ林とダケカンバやシラカンバの林に挟まれたコースは、気持ち良く歩くことができます。時間があれば、続けて沼の原湿原を回るのもお勧めです。